JP2005127861A - 分注装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に検体液を撹拌することができ、撹拌された検体液を複数の容器に分注した際の各容器内の検体液の濃度が一定である分注装置を提供すること。
【解決手段】本発明の分注装置1は、検体液Rを複数の容器に分注するものであって、検体液Rを入れる槽10と、槽10を回転させる回転手段と、検体液Rを吸入・吐出するノズル300が装着可能な少なくとも1つの吸入吐出ヘッドと、吸入吐出ヘッドに接続され、ノズル300において検体液Rを吸入・吐出させるポンプと、吸入吐出ヘッドと槽10とを相対的に移動させる移動手段と、前記回転手段、前記ポンプおよび前記移動手段の作動を制御する制御手段とを備え、槽10の回転動作と、ノズル300において検体液Rの吸入・吐出動作とを行うことにより、槽10内の検体液Rを撹拌し、撹拌された検体液Rをノズル300内に吸入し、容器に分注する。
【選択図】図6

Description

本発明は、検体液を複数の容器に分注する分注装置に関する。
細胞が培養液に含まれているような検体液を複数の容器に分注する分注装置が知られている。
このような分注装置としては、例えば、試験管に入った検体液を撹拌し、その後、複数の容器に分注するものがある。
しかしながら、この分注装置において、検体液(例えば、細胞が培養液内に混和している溶液)を撹拌する際、検体液を吸入・吐出する最大吸入吐出量が少なくとも試験管内の検体液の容量に満たない場合には、検体液を充分に撹拌することができなくなる。このため、例えば、検体液が入った槽から複数のウェルが形成されたマイクロプレートに分注する場合には、吸入吐出量が比較的大きな分注装置で微量な検体液の液量を制御する必要があるという問題があった。
また、同様な分注装置で、試験管を転倒させて撹拌を行う際には、試験管にキャップを装着する必要がある。このため、キャップを取り扱う複雑な機構が必要となり、分注装置自体の大きさが大きくなるという問題があった。
また、同様な分注装置で検体液を撹拌する際、例えば、スターラーのように検体液を撹拌する撹拌部材を有する装置で撹拌する場合がある。このとき、前記撹拌部材が検体液に直接触れることとなり、回転した撹拌部材に衝突して、検体液内の細胞等が死滅するおそれが生じるという問題があった。
また、このような分注装置としては、例えば、検体液が入った槽を水平に振動させて検体液を撹拌し、その後、複数の容器に分注するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この分注装置では、検体液内の細胞が均一に分散されず、充分な撹拌が行われにくいという問題があった。また、このように撹拌された検体液を複数の容器に分注した際、各容器内の細胞の個数にバラツキが生じ易いという問題があった。
特開2002−250733号公報
本発明の目的は、効率的に検体液を撹拌することができ、撹拌された検体液を複数の容器に分注した際の各容器内の検体液の濃度が一定である分注装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1) 検体液を複数の容器に分注する分注装置であって、
前記検体液を入れる槽と、
前記槽を回転させる回転手段と、
前記検体液を吸入・吐出するノズルが装着可能な少なくとも1つの吸入吐出ヘッドと、
前記吸入吐出ヘッドに接続され、前記ノズルにおいて前記検体液を吸入・吐出させるポンプと、
前記吸入吐出ヘッドと前記槽とを相対的に移動させる移動手段と、
前記回転手段、前記ポンプおよび前記移動手段の作動を制御する制御手段とを備え、
前記槽の回転動作と、前記ノズルにおける前記検体液の吸入・吐出動作とを行うことにより、前記槽内の検体液を撹拌し、撹拌された前記検体液を前記ノズル内に吸入し、前記容器に分注することを特徴とする分注装置。
(2) 前記検体液を撹拌する際、前記槽の回転と前記検体液の吸入・吐出とは、互いに異なるタイミングで実行されるよう構成されている上記(1)に記載の分注装置。
(3) 前記検体液を撹拌する際、前記槽の回転、該回転の停止、前記検体液の吸入・吐出の順となる動作が少なくとも1回実行されるよう構成されている上記(1)または(2)に記載の分注装置。
(4) 前記回転は、正回転と逆回転とを含んでいる上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の分注装置。
(5) 前記検体液を吸入・吐出する際、前記ノズルの先端は、前記検体液の液面から所定の深さの場所に位置している上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の分注装置。
(6) 前記槽に入った前記検体液の液面を検出する検出手段を備え、
前記検出手段の作動により検出された前記液面の情報に基づき、前記ノズルの先端が前記深さの場所に位置するよう構成されている上記(5)に記載の分注装置。
(7) 前記検体液を吸入・吐出する際、前記ノズルの先端は、前記槽の回転中心から偏心した位置にある上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の分注装置。
(8) 前記吸入吐出ヘッドは、2つの前記ノズルが装着可能である上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の分注装置。
(9) 前記2つのノズルが装着可能な吸入吐出ヘッドは、一方のノズルが前記検体液の撹拌に用いられ、他方のノズルが前記検体液の分注に用いられる上記(8)に記載の分注装置。
(10) 前記検体液は、細胞を含んでいる上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の分注装置。
本発明の分注装置によれば、槽の回転動作とノズルの吸入・吐出動作とを組み合わせることにより、槽内の検体液を効率よく撹拌することができる。また、撹拌された検体液を分注する際、濃度が一定の検体液を各容器へ分注することができる。
以下、本発明の分注装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の分注装置の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す分注装置におけるx軸方向移動手段を示す斜視図、図3は、図1に示す分注装置におけるy軸方向移動手段、z軸方向移動手段および吸入吐出ヘッドを示す斜視図、図4は、図1に示す分注装置における槽周辺の部分断面図、図5は、本発明の分注装置の主要部の第1実施形態を概略的に示すブロック図、図6は、図1に示す分注装置における槽周辺の斜視図、図7および図8は、それぞれ、図1に示す分注装置において検体液の撹拌から分注までを行うタイミングを示すフローチャートである。
なお、以下では、説明の都合上、水平な一方向(装置の左右方向)をx軸方向、x軸方向に対し垂直かつ水平な方向(装置の前後方向)をy軸方向、鉛直方向(上下方向)をz軸方向と言う。また、図1中では、吸入吐出ヘッド、アーム等の細部を省略して図示する。
図1に示す分注装置1は、検体液Rをマイクロプレート100に形成された複数(本実施形態では、96個とする)のウェル(容器)100aに分注するものである。この分注装置1は、装置本体2と、検体液Rを入れる槽10と、槽10を回転させる回転手段9と、検体液Rを吸入・吐出する1つの吸入吐出ヘッド3と、吸入吐出ヘッド3に検体液Rを吸入・吐出させるポンプ7と、吸入吐出ヘッド3を槽10に対して移動させるx軸方向移動手段4、y軸方向移動手段5およびz軸方向移動手段6(以下、これらの移動手段を総称して、「移動手段15」と言うことがある)と、検体液Rの液面R1を検出する検出部(検出手段)8と、制御装置(制御手段)13とを備えている。
まず、各部の構成について説明する前に、検体液Rについて簡単に説明する。
検体液Rは、比重の大きな物質が混和した溶液、例えば、培養液と細胞とで構成された溶液である。この検体液Rは、槽10内で撹拌されて、マイクロプレート100上の96個のウェル100aにそれぞれ分注される。
次に、各部の構成について説明する。
図1に示すように、装置本体2は、作業台21と、作業台21の後ろ側に立設された機器収納部22とを有している。
作業台21上には、回転手段9が有するターンテーブル95と、その近傍に検出部8とが設置されている。
また、作業台21上には、検体液Rが分注されるマイクロプレート100が複数(本実施形態では、2つ)並べて配置(載置)される。
また、作業台21上の後方には、チップラック200が載置可能になっている。チップラック200は、ノズル300を立てた状態で行列状に複数並べて保持し収納するよう、収納部200aを有している。
装置本体2には、吸入吐出ヘッド3を支持するアーム11が設置されている。アーム11は、その長手方向がy軸方向となる姿勢で配置され、その後端部は、機器収納部22の上部222に支持されている。上部222には、x軸方向移動手段4が設けられており、この作動により、アーム11は、装置本体2に対しx軸方向に移動する。
吸入吐出ヘッド3は、アーム11の長手方向、すなわちy軸方向に沿って移動可能に支持されている。吸入吐出ヘッド3は、y軸方向移動手段5の作動により、装置本体2に対しy軸方向に移動する。
吸入吐出ヘッド3は、x軸方向移動手段4およびy軸方向移動手段5の作動の組み合わせにより、作業台21の上方の空間(作業空間)において、xy平面内で移動可能になっている。
図2に示すように、x軸方向移動手段4は、機器収納部22に設置されたガイドレール12の案内によりx軸方向に沿って移動可能に設置されたスライドブロック(移動体)41と、ガイドレール12の両端付近にそれぞれ設置された駆動プーリー(ベルト車)42および従動プーリー(ベルト車)43と、駆動プーリー42を回転駆動するパルスモーター(ステッピングモーター)44と、駆動プーリー42および従動プーリー43に掛け回されたベルト45とを有している。
スライドブロック41は、突出形成された固定部411にてベルト45の一部に固定されている。スライドブロック41には、アーム11の後端部が固定されている。
パルスモーター44が駆動プーリー42を回転駆動すると、ベルト45が回転し、ベルト45に牽引されてスライドブロック41がx軸方向に移動する。これに伴って、アーム11もx軸方向に移動する。スライドブロック41およびアーム11は、パルスモーター44の正転/逆転の切り換えにより、装置本体2に対し右方向または左方向に移動する。
ベルト45は、駆動プーリー42および従動プーリー43の外周面に形成された歯と噛み合う歯を有する歯付きベルトで構成されており、駆動プーリー42および従動プーリー43に対し滑りを生じないようになっている。
図3に示すように、y軸方向移動手段5は、図示しないガイドレールの案内によりアーム11の長手方向に沿って移動可能に設置されたスライドブロック(移動体)51と、アーム11の後端付近に設置された駆動プーリー(ベルト車)52と、アーム11の前端付近に設置された従動プーリー(ベルト車)53と、アーム11の後端付近に設置され、駆動プーリー52を回転駆動するパルスモーター(ステッピングモーター)54と、駆動プーリー52および従動プーリー53に掛け回されたベルト55とを有している。
スライドブロック51は、ベルト55の一部に固定されている。スライドブロック51には、後述する吸入吐出ヘッド3のフレーム31が固定されている。
パルスモーター54が駆動プーリー52を回転駆動すると、ベルト55が回転し、ベルト55に牽引されてスライドブロック51がアーム11の長手方向すなわちy軸方向に移動する。これに伴って、吸入吐出ヘッド3も、y軸方向に移動する。スライドブロック51および吸入吐出ヘッド3は、パルスモーター54の正転/逆転の切り換えにより、装置本体2に対し前方または後方に移動する。
ベルト55は、駆動プーリー52および従動プーリー53の外周面に形成された歯と噛み合う歯を有する歯付きベルトで構成されており、駆動プーリー52および従動プーリー53に対し滑りを生じないようになっている。
図3に示すように、z軸方向移動手段6は、フレーム31に対し図示しないガイドレールの案内によりz軸方向に沿って移動可能に設置されたスライドブロック(移動体)61と、フレーム31の上端付近および下端付近にそれぞれ設置された従動プーリー(ベルト車)62および63と、ベルト64とを有している。
スライドブロック61は、固定部材67を介して、ベルト64の一部に固定されている。スライドブロック61には、支持部68を介して、後述する吸入吐出ヘッド3のチップ装着部32が固定されている。
スライドブロック51の内部には、ベルト64を駆動する駆動プーリー(図示せず)が設置されており、ベルト64は、従動プーリー62および63に掛け回されるとともに、その中間の部分においてスライドブロック51内に引き込まれ、この駆動プーリーにも掛け回されている。
スライドブロック51内の駆動プーリーは、アーム11の後端付近に設置されたパルスモーター(ステッピングモーター)65により回転駆動される。すなわち、図3に示すように、アーム11には、アーム11の長手方向に沿って延びるプロペラシャフト66が回転可能に設置されており、パルスモーター65の出力軸は、このプロペラシャフト66に接続されている。プロペラシャフト66は、スライドブロック51およびその内部の駆動プーリーを貫通しており、スライドブロック51は、プロペラシャフト66を挿通した状態でy軸方向に移動する。スライドブロック51内の駆動プーリーは、スライドブロック51のプロペラシャフト66に対する位置によらず、プロペラシャフト66とともに回転するようになっている。
パルスモーター65がプロペラシャフト66を介してスライドブロック51内の駆動プーリーを回転駆動すると、ベルト64が回転し、ベルト64に牽引されて、スライドブロック61がz軸方向すなわち鉛直方向に移動する。これに伴って、チップ装着部32およびノズル300も、z軸方向に移動(昇降)する。チップ装着部32およびノズル300は、パルスモーター65の正転/逆転の切り換えにより、上昇または下降する。
図3に示すように、吸入吐出ヘッド3は、z軸方向に長い部材で構成された骨格をなすフレーム31と、ノズル300を装着可能なチップ装着部32とを有している。
チップ装着部32は、その内部に、流体が通過可能な通気流路が形成されたほぼ管状の部材で構成されている。
ノズル300は、合成樹脂材料で構成された管状の部材(成形品)であり、好ましくは少なくともその先端側(下端側)の部分が先細りになっている。このノズル300は、その基端開口部(上端開口部)302に、チップ装着部32の下端部を挿入して嵌合することにより、チップ装着部32に着脱自在に装着される。また、ノズル300は、半透明または透明である(光透過性を有している)のが好ましい。
吸入吐出ヘッド3のフレーム31には、気体(流体)を吸入・吐出するポンプ7が設置されている。ポンプ7が作動すると、配管チューブ33、チップ装着部32およびノズル300の内部の圧力が変化(増減)することにより、ノズル300の先端開口301に検体液Rを吸入・吐出させることができる。
図4に示すように、回転手段9は、回転動力源としてのパルスモーター(ステッピングモーター)92と、パルスモーター92を装置本体2に固定する固定部91と、パルスモーター92に連結(接続)されているカップリング93と、カップリング93を介してパルスモーター92に連結されているターンテーブル95とを有している。
パルスモーター92が回転駆動すると、カップリング93を介して、パルスモーター92の動力がターンテーブル95に伝わり、ターンテーブル95が回転する。ターンテーブル95は、パルスモーター92の正転/逆転の切り換えにより、正回転(正転)と逆回転(逆転)とが実行される。
これにより、回転による槽10内の検体液Rの撹拌をより効率よく行うことができる。
図4に示すように、検出部8は、槽10を介して対向配置された発光部81および受光部82と、作業台21に立設され、発光部81および受光部82を保持する保持部83とを有している。
発光部81は、レーザー光などの平行光線を照射する装置を備えている。この発光部81は、受光部82に向ってレーザー光を照射するよう構成されている。
受光部82は、到達した光の所定の情報(特性)、すなわち本実施形態では、光の強度を検出することができるよう構成されている。受光部82には、光電変換手段、すなわち到達した光の強さに応じた電気信号を発生する例えばフォトダイオードのような受光素子または光センサ(図示せず)が設けられている。受光部82から発せられた電気信号は、制御装置13へと送出される。
このような検出部8は、制御装置13の作動により光の強度の変化量を計測し、槽10に入った検体液Rの液面R1を検出するよう構成されている。
図4および図6に示すように、槽10は、形状が有底筒状をなしており、その内部空間101の形状がほぼ円柱状に形成されている。この内部空間101の直径(図4中のφDで示す長さ)と高さ(図4中のHで示す長さ)とがほぼ同じである。
槽10に入れる検体液Rの液量としては、特に限定されないが、例えば、前述した高さHのほぼ半分程度となるような液量とするのが好ましい。例えば、本実施形態で、96個のウェル100aのそれぞれに200μLの検体液Rを分注する場合、槽10には、20mL程度の検体液Rが入っており、そのときの検体液Rの液面R1の高さが前記高さHの半分程度となるよう構成されているのが好ましい。
このような構成により、回転手段9の作動により槽10が回転する際、槽10内の検体液Rを効率よく撹拌することができる。また、同様の構成により、槽10の回転中に、槽10内の検体液Rが槽10外へ飛散するのを防止することができる。
なお、槽10の構成材料は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明であるのが好ましい。
また、槽10は、形状が有底筒状であるのに限定されず、例えば、口部が底部に対して縮径しているもの(例えば、三角フラスコ、丸底フラスコ等)でもよいし、口部が底部に対して拡径しているものであってもよい。
また、内部空間101は、形状がほぼ円柱状であるのに限定されず、例えば、多角柱状であってもよいし、底部(側部)が湾曲した形状であってもよい。
図5に示すように、制御装置13は、各部の作動、主に、検出部8、ポンプ7、回転手段9および移動手段15の作動を制御するよう構成されており、CPU(Central Processing Unit)131と、記憶部(記憶手段)132とを有している。
記憶部132は、プログラムやデータ等を記憶(記録)する、CPU131に読み取り可能な記憶媒体(記録媒体)を有している。この記憶媒体は、例えば、RAM(Random Access Memory:揮発性、不揮発性のいずれをも含む)、FD(Floppy Disk(「Floppy」は登録商標))、HD(Hard Disk)、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等のような、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体は、記憶部132に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着するものであり、この記憶媒体には、分注装置1の各部に対応する各種アプリケーションプログラム、分注装置1の制御動作を実行するためのプログラム等の各種プログラムおよび各種データが予め記憶されているとともに、各プログラムで処理されたデータおよび制御装置13に接続された各部からの入力データ等が記憶される。
このような構成の制御装置13は、記憶部132に記憶された各種プログラムおよびデータを必要に応じて読み出し、そのプログラムおよびデータに基づいて、分注装置1の各部の作動を制御する。
なお、制御装置13は、分注装置1に内蔵されていてもよいし、分注装置1の外部に設けられていてもよい。
このような分注装置1の基本的な動作は、次のようなものである。なお、吸入吐出ヘッド3(チップ装着部32およびノズル300も同様)は、移動手段15の作動により移動するが、以下では、単に「吸入吐出ヘッド3(チップ装着部32、ノズル300)が移動する」と言う。
まず、吸入吐出ヘッド3がチップ装着部32に装着するノズル300の上方に移動する。なお、このとき、ノズル300は、チップラック200の収納部200aに収納されており、チップ装着部32には、ノズル300が装着されていないこととする。
次に、チップ装着部32を下降させ、チップ装着部32をノズル300に嵌合させる。このように嵌合させることによって、ノズル300がチップ装着部32に装着される。
次に、吸入吐出ヘッド3(ノズル300)が槽10の上方に移動する。
次に、回転手段9の作動による槽10の回転動作と、ノズル300における検体液Rの吸入・吐出動作とが行われて、槽10内の検体液Rが撹拌される。検体液Rの吸入・吐出動作を行うとき、槽10の上方に位置するノズル300の先端開口301が検体液R内に入る(移動する)よう構成されている。すなわち、槽10の回転動作が行われているとき、ノズル300の先端開口301は、検体液R内になく、槽10の上方に位置するよう構成されている。
次に、前述した回転動作および吸入・吐出動作が一旦停止し、前述のように撹拌された検体液Rをノズル300内に吸入する。
次に、検体液Rが入っているノズル300がマイクロプレート100上を移動しつつ、検体液Rを各ウェル100aに分注する。
このように回転動作と吸入・吐出動作とを組み合わせることにより、槽10内の検体液Rを効率よく撹拌することができる。また、撹拌された検体液Rを分注する際、細胞が均一に分散している(濃度が一定の)検体液Rを各ウェル100aへ分注することができる。
さて、制御装置13は、槽10に入った検体液Rを撹拌する際、図7または図8に示すようなフローチャートで、槽10の回転と検体液Rの吸入・吐出とが行われるよう各部を制御する。以下、これら2つのフローチャートのそれぞれに基づいた制御について説明する。
[制御1] 図7に示すフローチャートに基づく制御
まず、制御装置13は、回転手段9のパルスモーター92を作動(駆動)させ、ターンテーブル95を10秒間(例えば、一方向に回転)回転させる。これにより、槽10が回転して、内部空間101の検体液Rが撹拌される(S101)。なお、ターンテーブル95(槽10)の回転時間は、分注装置1に内蔵されたタイマーにより計測される。
次に、この回転を停止する(S102)。
次に、ノズル300の先端開口301を検体液R内に入れ、ポンプ7を作動させる。この作動により、検体液Rは、400μLの吸入と、400μLの吐出とが行われて、撹拌される(S103)。このとき、槽10の回転が停止しているが、検体液Rは、その慣性によって回転し続けており、その間、検体液Rの回転と吸入・吐出とが重複して行われることとなる。
次に、この吸入・吐出が5回行われたか否かを判断する(S104)。
ステップS104において、吸入・吐出が5回に満たないと判断されるときには、ノズル300は、前述と同様に、検体液Rの吸入・吐出を行う(S103)。
また、ステップS104において、吸入・吐出が5回行われたと判断される場合には、この吸入・吐出が停止して、ノズル300が検体液Rを吸入し(S105)、各ウェル100aへ検体液Rを200μmLずつ分注(吐出)する(S106)。
次に、検体液Rの各ウェル100aへの分注が終了したかを判断し、終了していない場合には、終了するまで分注を行う(S107)。
このような制御により、検体液Rをより効率よく撹拌することができるとともに、細胞がより均一に分散している検体液Rを分注することができる。
なお、ステップS101、S102、S103の順となる動作は、前述した制御1のように、1回実行されるのに限定されず、複数回実行されてもよい。
また、ステップS104における検体液Rの吸入・吐出の回数は、5回に限定されず、1〜4回または6回以上であってもよい。
また、槽10の回転動作と検体液Rの吸入・吐出動作との順は、任意に設定することができる。
また、槽10の回転時間、検体液Rの吸入・吐出量(液量)は、任意に設定することができる。これにより、検体液Rを撹拌する撹拌条件を適宜変更することができる。
[制御2] 図8に示すフローチャートに基づく制御
まず、制御装置13は、ステップS101と同様に、ターンテーブル95(槽10)を10秒間回転(正回転)させる(S201)。
次に、この回転を2秒間停止する(S202)。
次に、槽10について、ステップS201のときの回転とは逆の回転を10秒間行う(S203)。
次に、この逆回転を停止する(S204)。
以降、ステップS205〜S209は、ステップS103〜S107と同様である。
このような制御により、検体液Rをより効率よく撹拌することができるとともに、細胞がより均一に分散している検体液Rを分注することができる。
なお、ステップS201、S202、S203、S204、S205の順となる動作は、前述した制御2のように、1回実行されるのに限定されず、複数回実行されてもよい。
このように、分注装置1は、槽10に入った検体液Rを撹拌する際、槽10の回転と検体液Rの吸入・吐出とが互いに異なるタイミングで実行されるよう構成されているのが好ましい。
槽10中の検体液Rの液量に比べ、ノズル300のみよる検体液Rの吸引・吐出量は小さいため、槽10中の検体液Rの全部に撹拌が作用することができないおそれがある。それに対し、槽10の回転による撹拌は、槽10中の検体液Rに回転運動を与えるもので、槽10の底に沈殿している物質(例えば、細胞)にも撹拌が作用する。このため、検体液R中の物質は、検体液R内の広い範囲に拡散(分散)する。
ただし、一定方向の回転では、比重の重い物質は遠心力で槽10の内部空間101の外側の方に集まり易い。そこで、一定間隔での停止、および逆転を繰り返すことで、液体(例えば、培養液)と物質との慣性力の違いによって広い範囲に分散することができる。
更に、この分散した状態で、ノズル300のみよる吸引・吐出量による撹拌を実行することで、ノズル300のみよる吸引・吐出量の影響が及ぶ範囲の検体液Rを十分に撹拌することができ、より均一に分散した検体液Rの分注が可能となる。
このような構成により、本実施形態のように検体液Rに細胞が混和されている場合、槽10が回転している最中に、前記細胞がノズル300に衝突して、死滅するのを防止することができる。
なお、例えば、ステップS103のときでは、槽10自体の回転が停止しており、検体液Rの回転状態は、槽10が回転しているとき程、早く回転していない。従って、検体液Rの回転による撹拌の利点の方が大きい。
制御装置13は、槽10内の検体液Rを吸入・吐出する際、ノズル300の先端開口301(先端)が検体液Rの液面R1から所定の深さの場所に位置するよう、主に移動手段15を制御する(図6参照)。なお、この深さは、特に限定されないが、例えば、検体液Rの深さ(図4中のhで示す長さ)の半分の深さとすることができる。
このような制御により、前述の効果をより確実に得ることができるとともに、細胞がより均一に分散している検体液Rをノズル300内へ吸入することができる。
本実施形態では、分注装置1は、検出部8の作動により検出された液面R1の情報に基づき、ノズル300の先端開口301が前述した深さの場所に位置するよう構成されている。
これにより、液面R1の高さ(検体液Rの深さ)を把握することができ、よって、液面R1の高さに応じて、先端開口301の位置を変えることができる。
また、制御装置13は、槽10内の検体液Rを吸入・吐出する際、ノズル300の先端開口301(先端)が槽10の回転中心から偏心した位置(図4中のrで示す位置)にあるよう、主に移動手段15を制御する。これにより、前述の効果をより確実に得ることができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の分注装置の第2実施形態を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の分注装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、吸入吐出ヘッドの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、吸入吐出ヘッド3’は、ノズル300を装着可能なチップ装着部32と、ノズル300’を装着可能なチップ装着部34とを有している。
このような構成により、それぞれのノズル300、300’を適宜使い分けたり、2つのノズル300、300’に同様の動作を同時に行わせたりすることができる。
チップ装着部34は、チップ装着部32よりも外径が小さく、装着されるノズル300’も同様にノズル300よりも小さい。従って、2つのノズル300、300’は、それぞれ吸入・吐出する検体液Rの液量がそれぞれ異なるようよう構成されている。
本実施形態では、吸入・吐出する検体液Rの液量が多いノズル300が検体液Rの撹拌に用いられる。一方、吸入・吐出する検体液Rの液量が少ないノズル300’が検体液Rの分注に用いられる。
このような構成により、検体液Rを撹拌する際には、より効率よく検体液Rを吸入・吐出することができる。また、検体液Rを分注する際には、分注する微量な分注量を正確に吐出することができる。
このような構成により、吸入・吐出する検体液Rの液量に応じて、2つノズル300、300’を使い分けることができる。
また、図9中において、ノズル300(撹拌用のノズル)が槽10に入った検体液Rを吸入・吐出する(撹拌する)際のノズル300の先端開口301(先端)の高さと、ノズル300’(分注用のノズル)が検体液Rを分注する際のノズル300’の先端開口301(先端)の高さとが異なって作動するように構成されていてもよい。
このような構成としては、特に限定されないが、例えば、チップ装着部32および34のそれぞれに対応して、z軸方向移動手段6が設けられている構成であってもよい。これにより、ノズル300、300’がそれぞれ独立してz軸方向に移動する、すなわち、ノズル300の先端開口301の高さとノズル300’の先端開口301の高さとを独立して、適宜設定することができる。
このように、ノズル300の先端開口301の高さと、ノズル300’の先端開口301の高さとが異なるよう作動することにより、槽10に入った検体液Rに沈殿している物質を撹拌する(分散させる)際、ノズル300の先端開口301の高さがノズル300’の先端開口301の高さより低い位置にある方がよい場合があり、この場合には、より効果的に検体液Rを分散させることができる。
また、同様の作動により、検体液Rを分注する際、ノズル300が分注を阻害する(例えば、ノズル300の先端開口301付近がマイクロプレート100に干渉する)おそれが生じる場合があり、この場合には、分注を阻害しないような位置にノズル300を退避させることができる。
なお、2つのノズル300、300’に同様の動作を同時に行わせた際には、検体液を分注する分注時間がほぼ半分に短縮される。
以上、本発明の分注装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、分注装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、検体液Rは、培養液と細胞とで構成された溶液であるのに限定されず、例えば、RNA、DNA、cDNAのような核酸、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、試薬、薬剤等を含む液体でもよい。
また、検体液Rを吸入・吐出する機構は、1つまたは2つであるのに限定されず、3つ以上であってもよい。
また、移動手段は、吸入吐出ヘッドを槽に対して移動させるよう構成されているのに限定されず、例えば、槽を吸入吐出ヘッドに対して移動させるよう構成されていてもよい。
また、制御装置は、1つの装置(部位)で構成されるのに限定されず、例えば、メイン制御装置およびメカ制御装置の2つの部位で構成されていてもよい。この場合、メイン制御装置は、検体液内の細胞の種類や、分注する検体液の液量の情報に基づいて、メカ制御装置に検体液の撹拌条件、検体液を分注する際の分注量等の情報を送信する。そして、メカ制御装置は、このような情報に基づいて、分注装置の各部の作動を制御する。
また、検体液を撹拌する際、槽の回転動作と検体液の吸入・吐出動作とは、同時に行われる時間がないよう制御されているのに限定されず、例えば、両動作が同時に行われるよう制御されていてもよいし、一部重複して行われるよう制御されていてもよい。
また、x軸方向移動手段、y軸方向移動手段、z軸方向移動手段および回転手段の駆動部は、パルスモーターを有する構成であるのに限定されず、例えば、サーボモーターを有する構成であってもよいし、歯車(ギヤ)を有する構成であってもよい。
以下の条件で、槽に入っている検体液を撹拌して、その検体液を各ウェルに分注した。図10は、図1に示す分注装置において各ウェルとそのウェルに存在する細胞数との関係を示すグラフである。なお、図10中のグラフの横軸は、各ウェルの位置(番号)、縦軸は、各ウェルから抽出した10μLの検体液を計数板に展開して、顕微鏡を用いて計数した計数板上の細胞の数量である。
まず、25mLの検体液が入ったφDが43.5mm、Hが45mmの槽(φDおよびHは、図4中の長さ)と、96個のウェルが形成されたマイクロプレートとを分注装置に設置する。
次に、以下に示す順の動作で検体液を撹拌する。
[1] 回転速度が2回/秒の正回転動作を5秒間
[2] 正回転動作の停止を1秒間
[3] 回転速度が2回/秒の逆回転動作を5秒間
[4] 内容量が500μLのノズルの先端開口が、rが9mm(rは、図4中の長さ)、検体液の液面と槽の底面との中間の高さ(図4中のh/2で示す長さ)に位置するよう移動
[5] 350μLの吸入および350μLの吐出の動作を5回
次に、検体液をノズル内に吸入し、96個のウェルにそれぞれ200μLの検体液を分注する。
図10に示すように、前述した条件で撹拌、分注された検体液は、各ウェルについてほぼ一定の細胞数が計数されている。従って、分注装置は、優れた撹拌動作および分注動作を行うことができることが確かめられた。
一方、検体液を撹拌する際、槽の回転動作、ノズルの吸入・吐出動作のいずれかの動作のみで撹拌すると、各ウェルの細胞数にばらつきが生じる傾向となる。
本発明の分注装置の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す分注装置におけるx軸方向移動手段を示す斜視図である。 図1に示す分注装置におけるy軸方向移動手段、z軸方向移動手段および吸入吐出ヘッドを示す斜視図である。 図1に示す分注装置における槽周辺の部分断面図である。 本発明の分注装置の主要部の第1実施形態を概略的に示すブロック図である。 図1に示す分注装置における槽周辺の斜視図である。 図1に示す分注装置において検体液の撹拌から分注までを行うタイミングを示すフローチャートである。 図1に示す分注装置において検体液の撹拌から分注までを行うタイミングを示すフローチャートである。 本発明の分注装置の第2実施形態を示す斜視図である。 図1に示す分注装置において各ウェルとそのウェルに存在する細胞数との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 分注装置
11 アーム
12 ガイドレール
13 制御装置
131 CPU
132 記憶部
15 移動手段
2 装置本体
21 作業台
22 機器収納部
222 上部
3、3’ 吸入吐出ヘッド
31 フレーム
32 チップ装着部
33 配管チューブ
34 チップ装着部
4 x軸方向移動手段
41 スライドブロック
411 固定部
42 駆動プーリー
43 従動プーリー
44 パルスモーター
45 ベルト
5 y軸方向移動手段
51 スライドブロック
52 駆動プーリー
53 従動プーリー
54 パルスモーター
55 ベルト
6 z軸方向移動手段
61 スライドブロック
62、63 従動プーリー
64 ベルト
65 パルスモーター
66 プロペラシャフト
67 固定部材
68 支持部
7 ポンプ
8 検出部
81 発光部
82 受光部
83 保持部
9 回転手段
91 固定部
92 パルスモーター
93 カップリング
95 ターンテーブル
10 槽
101 内部空間
100 マイクロプレート
100a ウェル
200 チップラック
200a 収納部
300、300’ ノズル
301 先端開口
302 基端開口部
R 検体液
R1 液面
S101〜S107 ステップ
S201〜S209 ステップ

Claims (10)

  1. 検体液を複数の容器に分注する分注装置であって、
    前記検体液を入れる槽と、
    前記槽を回転させる回転手段と、
    前記検体液を吸入・吐出するノズルが装着可能な少なくとも1つの吸入吐出ヘッドと、
    前記吸入吐出ヘッドに接続され、前記ノズルにおいて前記検体液を吸入・吐出させるポンプと、
    前記吸入吐出ヘッドと前記槽とを相対的に移動させる移動手段と、
    前記回転手段、前記ポンプおよび前記移動手段の作動を制御する制御手段とを備え、
    前記槽の回転動作と、前記ノズルにおける前記検体液の吸入・吐出動作とを行うことにより、前記槽内の検体液を撹拌し、撹拌された前記検体液を前記ノズル内に吸入し、前記容器に分注することを特徴とする分注装置。
  2. 前記検体液を撹拌する際、前記槽の回転と前記検体液の吸入・吐出とは、互いに異なるタイミングで実行されるよう構成されている請求項1に記載の分注装置。
  3. 前記検体液を撹拌する際、前記槽の回転、該回転の停止、前記検体液の吸入・吐出の順となる動作が少なくとも1回実行されるよう構成されている請求項1または2に記載の分注装置。
  4. 前記回転は、正回転と逆回転とを含んでいる請求項1ないし3のいずれかに記載の分注装置。
  5. 前記検体液を吸入・吐出する際、前記ノズルの先端は、前記検体液の液面から所定の深さの場所に位置している請求項1ないし4のいずれかに記載の分注装置。
  6. 前記槽に入った前記検体液の液面を検出する検出手段を備え、
    前記検出手段の作動により検出された前記液面の情報に基づき、前記ノズルの先端が前記深さの場所に位置するよう構成されている請求項5に記載の分注装置。
  7. 前記検体液を吸入・吐出する際、前記ノズルの先端は、前記槽の回転中心から偏心した位置にある請求項1ないし6のいずれかに記載の分注装置。
  8. 前記吸入吐出ヘッドは、2つの前記ノズルが装着可能である請求項1ないし7のいずれかに記載の分注装置。
  9. 前記2つのノズルが装着可能な吸入吐出ヘッドは、一方のノズルが前記検体液の撹拌に用いられ、他方のノズルが前記検体液の分注に用いられる請求項8に記載の分注装置。
  10. 前記検体液は、細胞を含んでいる請求項1ないし9のいずれかに記載の分注装置。
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