JP2013242156A - サンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプルチューブ判定方法 - Google Patents

サンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプルチューブ判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サンプルを精度良く且つ簡便に送液することを可能にするサンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプルチューブ判定方法の提供。
【解決手段】光を照射する光照射部41と、光を検出する光検出部42と、サンプルチューブ22を収容し、側面に光を遮光する遮光部、及び光が通過可能な一対の光透過部を有するチューブホルダ21と、を備える。このサンプル送液装置では、チューブホルダ21が、光照射部41が照射する光を遮光するため、チューブホルダ21が所定位置に設置されていることを把握できる。また、光照射部41から照射された光がチューブホルダ21を通過可能になるまでチューブホルダ21が回転し、回転した角度により、チューブホルダ21に収容されたサンプルチューブ22の形状を判定できる。また、サンプルを送液中に撹拌を行い、且つ熱によるサンプルの変質を最小限に抑えることが可能な機構を有する。
【選択図】図1

Description

本技術は、サンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプルチューブ判定方法に関する。より詳しくは、サンプルチューブの自動認識等をする装置等に関する。
細胞などの微小粒子の特性を光学的、電気的あるいは磁気的に検出し、所定の特性を有する微小粒子のみを分別して回収する微小粒子測定装置(例えばフローサイトメータ)が知られている。
この微小粒子測定装置では、より高精度な測定を可能にするために改良がなされてきている。例えば、特許文献1では、光学系で用いられる光軸補正を自動的に行い、測定を高精度にするという試みがなされている。
特開2010−286292号公報
しかしながら、上述した高精度な測定を可能にするためには、光軸補正の他に、微小粒子を含有するサンプルの取扱いにも配慮する必要がある。例えば、サンプル送液装置(又は微小粒子測定装置の一部として構成されるサンプル送液装置)により微小粒子測定装置にサンプルを送液する際にサンプルの取扱いに配慮する必要がある。より具体的には、サンプルチューブ内のサンプルの残量が少ない状態で、サンプルを微小粒子測定装置に送液することは、微小粒子測定装置における測定精度の低下(サンプル内のコンタミ発生、測定装置の部品汚れ)等をもたらすため、防止する必要がある。しかしながら、サンプル送液装置において、サンプルの残量の確認は、従来はユーザの目視で行われていた。その確認作業は、ユーザに熟練した技術を要し、ユーザにとって非常に煩雑なものであった。
そこで、本技術は、自動でサンプルを精度良く且つ簡便に送液することを可能にするサンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプルチューブ判定方法を提供することを主な目的とする。
上記課題解決のため、本技術は、光を照射する光照射部と、前記光を検出する光検出部と、収容されたサンプルチューブの側面に照射される前記光を遮光する遮光部、及び前記光が通過可能な一対の光透過部を有するチューブホルダと、を備えるサンプル送液装置を提供する。
このサンプル送液装置では、チューブホルダに、収容されたサンプルチューブの側面に照射される前記光を遮光する遮光部が設けられることにより、光照射部が照射する光を遮光するため、チューブホルダが所定位置に設置されていることを把握することが可能になる。
また、このサンプル送液装置では、遮光部に対する光照射により前記チューブホルダを側面の周方向に回転する駆動部を更に備えることが好ましい。
また、このサンプル送液装置では、前記光検出部により検出される前記光の光量により前記サンプルチューブ内のサンプルの残量を判定する制御部を備えていることが好ましい。
また、このサンプル送液装置では、前記光の光路と一対の前記光透過部間の直線とが重なるように、前記駆動部が前記チューブホルダを回転させる角度が、前記チューブホルダが収容可能なサンプルチューブの形状に応じて異なることが好ましい。
また、このサンプル送液装置では、前記光路と前記直線とが重なるように、前記駆動部が前記チューブホルダを回転させる角度が、前記チューブホルダが収容可能なサンプルチューブの容積に応じて異なることが好ましい。
このサンプル送液装置では、光照射部から照射された光が光検出部に通過可能になるまでチューブホルダが回転され、回転した角度により、チューブホルダに収容されたサンプルチューブの形状(種類)を判定することが可能になる。そして、サンプルチューブの形状(種類)に応じて最適化された回転角度及びサンプル残量の基準値を用いてサンプル残量の判断を行うことにより、安定したサンプル送液を行うことができる。
また、サンプル送液装置では、前記駆動部に取り付けられた第1のマグネットと、該第1のマグネットとは離隔し且つ対向して設けられ、前記チューブホルダの底部に位置し、前記第1のマグネットの磁力作用により回転する第2のマグネットと、を更に備えることが好ましい。
このサンプル送液装置では、第2のマグネットの回転により発せられる駆動部の熱がサンプルに伝達されることなくサンプルチューブ内のサンプルの撹拌を行うことが可能になる。また、このサンプル送液装置は、サンプルを送液中に任意のタイミングで撹拌を行い、且つ熱によるサンプルの変質を最小限に抑えることが可能な機構を有する。
また、このサンプル送液装置が連結されたフローサイトメータを提供することも可能である。
また、本技術では、光照射により、初期状態のチューブホルダの有無を判定し、光が通過するまで前記チューブホルダを回転し、光が通過する前記チューブホルダの回転角度を検出し、前記回転角度に応じて前記チューホルダに収容されたサンプルチューブ種を判定する手順を含むサンプル送液装置におけるサンプルチューブ判定方法も提供する。
本技術において「サンプル」としては、主に微小粒子を含むサンプルが挙げられる。
「微小粒子」には、細胞や微生物、リポソームなどの生体関連微小粒子、あるいはラテックス粒子やゲル粒子、工業用粒子などの合成粒子などが広く含まれるものとする。
生体関連微小粒子には、各種細胞を構成する染色体、リポソーム、ミトコンドリア、オルガネラ(細胞小器官)などが含まれる。細胞には、動物細胞(血球系細胞など)および植物細胞が含まれる。微生物には、大腸菌などの細菌類、タバコモザイクウイルスなどのウイルス類、イースト菌などの菌類などが含まれる。さらに、生体関連微小粒子には、核酸やタンパク質、これらの複合体などの生体関連高分子も包含され得るものとする。また、工業用粒子は、例えば有機もしくは無機高分子材料、金属などであってもよい。有機高分子材料には、ポリスチレン、スチレン・ジビニルベンゼン、ポリメチルメタクリレートなどが含まれる。無機高分子材料には、ガラス、シリカ、磁性体材料などが含まれる。金属には、金コロイド、アルミなどが含まれる。これら微小粒子の形状は、一般には球形であるのが普通であるが、非球形であってもよく、また大きさや質量なども特に限定されない。
本技術において「駆動部」としては、モータ及びギアより構成されるもの等が挙げられる。
本技術により、サンプルを精度良く且つ簡便に送液することができる。
本技術に係るサンプル送液装置1の全体構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液装置1を構成する撹拌ユニット2の構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液装置1を構成するチューブホルダ21の構成を説明する断面模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法を説明するフローチャートである。 本技術に係るサンプル送液方法のうちチューブホルダ検出ステップ及びサンプルチューブ判定ステップを説明するフローチャートである。 本技術に係るサンプル送液装置1を構成するチューブホルダ21が加圧送液部5内まで上昇した状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液装置1を構成する光照射部41によりレーザLが照射された状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液装置1を構成するチューブホルダ21がレーザLを通過させる状態を説明する断面模式図である。 本技術に係るサンプル送液装置1を構成するチューブホルダ21がレーザLを通過させる状態を説明する断面模式図である。
以下、本技術を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。説明は以下の順序で行う。

1.本技術に係るサンプル送液装置1の装置構成
(1−1)撹拌ユニット
(1−2)エアシリンダ
(1−3)液面検出センサとチューブホルダ
(1−4)加圧送液部
(1−5)サンプルライン
(1−6)制御部等
2.本技術に係るサンプル送液方法
(2−1)ホルダ上昇ステップS
(2−2)チューブホルダ検出ステップS
(2−3)サンプルチューブ判定ステップS
(2−4)サンプル撹拌ステップS
(2−5)サンプル送液ステップS
(2−6)液面モニタリングステップS
(2−7)警告ステップS
1.本技術に係るサンプル送液装置1の装置構成
図1は、サンプルローディングモジュールとして構成された本技術に係るサンプル送液装置1の構成を説明する模式図である。
(1−1)撹拌ユニット
図1中符号2は、設置されたサンプルチューブ22内のサンプルを撹拌する撹拌ユニット2を示す。撹拌ユニット2は、サンプルチューブ22を収容するチューブホルダ21と、チューブホルダ21を設置する設置台23とを含む。
図2に、撹拌ユニット2のより詳細な構成を示す。図2(a)は、図1のP−P断面図であり、図2(b)は、図2(a)の部分拡大図である。
撹拌ユニット2は、チューブホルダ21及び設置台23の他に、チューブホルダ21を回転させるモータ24を含む。撹拌ユニット2は、モータ24に取り付けられたギア27と、ギア27のZ軸方向に垂直な方向の回転により連動して回転するギア28とを含む。また、撹拌ユニット2は、ギア28に取り付けられ、且つギア28の回転により連動して回転する第1のマグネット25を含む。更に、撹拌ユニット2は、チューブホルダ21の底部側(図2(a)中、Z軸負方向側)であって、圧力遮断壁29に対し第1のマグネット25の反対側に設けられ、第1のマグネット25の回転により、磁力が伝達され回転する第2のマグネット26を含む(図2(a)、(b)参照)。
チューブホルダ21は、サンプルチューブ22を収容する。なお、チューブホルダ21の形状等については、後述する液面検出センサ4の各構成(光照射部41、光検出部42等)の機能において、その構成が特徴を有するため、詳細な構成については以下で液面検出センサ4と共に述べる。
サンプルチューブ22としては、サンプルを収容することが可能であれば特に限定されないが、例えば、エッペンドルフチューブ、コニカルチューブ等とすることが好ましい。また、サンプルチューブ22は、光透過性を有するように透明であることが好ましい。
モータ24としては、例えば、ステッピングモータ等の回転デバイスが挙げられる。モータ24の駆動条件としては、例えば、1000rpm程度まで回転させることができ、ユーザが任意に設定することができる。なお、サンプル送液装置1では、サンプルチューブ22が偏芯回転方式で回転する。ここでいう、偏芯回転方式とは、チューブホルダの21の回転中心部と、チューブホルダ21内のサンプルチューブ22を保持する部分を偏芯させて回転する方式を指す。より具体的には、偏芯回転方式とは、図2(b)に示すように、第1のマグネット25及び第2のマグネット26の中心軸Xに対して、サンプルチューブ22の中心軸Yが離れた状態でサンプルチューブ22が回転する方式を指す。サンプル送液装置1では、上記方式を採用することにより、サンプルの撹拌がより効率よく行われる。
撹拌ユニット2では、モータ24に取り付けられた第1のマグネット25と、第2のマグネット26と、チューブホルダ21とが、サンプルチューブ22の深さ方向(Z方向)に順に配置される。そして、第2のマグネット26は、第1のマグネット25と離隔して設けられている。このように、サンプル送液装置1では、モータ24及び第1のマグネット25が、第2のマグネット26と離隔して配置されているため、モータ24により発せられる熱がサンプル中の細胞等にダメージを与えることを防止できる。
また、サンプル送液装置1では、後述する加圧送液部5の加圧シェル52及び気密保持用Oリング53により加圧容器内部の気密性を保持することが可能である。更に、サンプル送液装置1では、加圧容器内部に撹拌用モータ等の電気デバイスが存在せず、電力供給等に用いる電気的配線を加圧容器外部に引き回す必要がないため、サンプルの気密性を容易に確保することができ、モータ24の配線等の製造性の自由度を向上させることもできる。
更に、サンプルチューブ22周辺を滅菌洗浄する際にも、サンプル送液装置1では、モータ24がサンプルチューブ22等とは離隔して設計されているため、モータ24が破損したり、漏電事故を起こしたりするといった問題を回避することができる。
更に、撹拌ユニット2では、サンプル送液装置1から微小粒子測定装置100への加圧送液操作の際にサンプルを撹拌することが可能である。そのため、サンプル送液装置1では、サンプル中の微小粒子を沈殿させたり、又は凝集させたりせずに、サンプルの濃度及び分散状態を一定に保ったまま、連接された微小粒子測定装置100に連続的に加圧送液することが可能になる。
このように、サンプル送液装置1では、サンプルを精度良く且つ簡便に撹拌することができる。
なお、上述したモータ24は、サンプルの撹拌のみならず、サンプルチューブ22の種類の判定のためにチューブホルダ21を回転させるためにも用いられる。
(1−2)エアシリンダ
図1中符号3は、サンプルチューブ22が加圧送液部5内に設置されるように撹拌ユニット2を上昇(図1中、矢印Aの方向(Z軸正方向))させるエアシリンダを示す。エアシリンダ3は、撹拌ユニット2を加圧して気密を保持する加圧シリンダ31と、エアシリンダ3を昇降させる昇降シリンダ32とを含む。撹拌ユニット2に含まれるチューブホルダ21を加圧送液部5内まで上昇させることで、サンプルチューブ22内のサンプルを微小粒子測定装置100等に送液させることが可能になる。
(1−3)液面検出センサとチューブホルダ
図1中符号4は、光を照射する光照射部41と、光照射部41が照射した光を検出する光検出部42とを含む液面検出センサを示す。
本技術では、サンプルに含まれる水による光の吸収に基づく光の減衰を光検出部42は検出しているため、光照射部41が照射する光としては、長波長(例えば、900〜1500nm)の光が好ましい。また、光としては、特に限定されるものではないが、好ましくはレーザやLED光等が用いられる。以下では、光照射部41が照射する光としてレーザを例に挙げて説明する。
光照射部41は、例えば、レーザ光源と、レーザを集光・照射する集光レンズ、ダイクロイックミラー、バンドパスフィルター等とによって構成される。
光検出部42は、例えば、フォトトランジスター、PMT(photo multiplier tube)や、CCDやCMOS素子等のエリア撮像素子等によって構成される。
光照射部41及び光検出部42は、加圧送液部5に対し対称な位置に設置される。そして、エアシリンダ3により上昇され、加圧送液部5内に収容されたチューブホルダ21は、光照射部41及び光検出部42の間に設置され、光照射部41が照射するレーザの光路上に位置する。
光照射部41及び光検出部42は、サンプルチューブ22の容積に応じて予め設定されている警告すべき量(基準値として設定されている量)に対応して、上下(図1中、Z軸正方向及び同負方向)移動し、レーザの高さ位置を調整することで、サンプルの液面検出が可能になるように構成される。
ここで、図3を参照しながらチューブホルダ21のXY平面における断面形状について説明しつつ、液面検出センサ4の構成及びその機能についてより詳細に説明する。図3(a)〜(d)は、順に、0.5mlサンプルチューブ22、1.5mlサンプルチューブ22、5.0mlサンプルチューブ22、15.0mlサンプルチューブ22を収容するチューブホルダ21の断面模式図を示す。図3(a)〜(d)では、チューブホルダ21が加圧送液部5内に収容された際に、モータ24が初期状態にあるために、チューブホルダ21が回転されていない配置状態を示す。
なお、ここでいう初期状態とは、チューブホルダ21を光照射部41と光検出部42との間に設置した直後におけるモータ24の予め設定された状態を指す。より具体的には、モータ24が回転しておらず、回転原点に位置している状態を指す。
また、図3中、光路とは、光照射部41が照射するレーザの光路のことを指す。
図3(a)〜(d)に示すように、チューブホルダ21は、光照射部41が照射するレーザを遮光する遮光部211と、レーザを通過させる一対の光透過部212とにより構成される。
遮光部211は、チューブホルダ21の側面部分を覆うようにして構成される。遮光部211は、レーザを遮ることが可能であればどのような材質等で形成されていてもよい。遮光部211がレーザを遮り、光検出部42がレーザを検出しないことにより、サンプル送液装置1では、加圧送液部5内にチューブホルダ21が存在していることを自動で判定することができる。
光透過部212は、チューブホルダ21の側面部分に2ヶ所設けられる。一対の光透過部212は、図3(a)〜(d)に示すように、チューブホルダ21の断面形状の中心に対して、点対称な位置に設けられていることが好ましい。
光透過部212は、例えば、チューブホルダ21の側面部分である遮光部211に、穴を開けられ、切欠き部として形成される。また、光透過部212は、光が透過可能なように透明な材質で構成されていてもよい。レーザが遮光部211により遮光されていた場合、チューブホルダ21が回転し、一対の光透過部212が光路上に位置することで、レーザは、チューブホルダ21を通過することができる。
また、図3(a)〜(d)に示す夫々のチューブホルダ21では、設置台23に設置され、モータ24が初期状態である場合において、一対の光透過部212間で形成される直線と光路とが成す角度が異なるように構成される。具体的には、本技術の一例として、0.5mlサンプルチューブ22(図3(a)参照)、1.5mlサンプルチューブ22(図3(b)参照)、5.0mlサンプルチューブ22(図3(c)参照)、15.0mlサンプルチューブ22(図3(d)参照)を収容するチューブホルダ21では、夫々、上記角度が順に30度、60度、90度、120度である。
サンプル送液装置1では、初期状態のモータ24がチューブホルダ21を回転させることにより一対の光透過部212からレーザを通過させることを可能にする。そのため、チューブホルダ21が収容するサンプルチューブ22の容積に応じて、一対の光透過部212をレーザが通過可能になるまでの回転角度が異なる。
具体的には、0.5mlサンプルチューブ22用のチューブホルダ21を用いる場合には、上記回転角度が30度になる(図3(a)参照)。1.5mlサンプルチューブ22用のチューブホルダ21を用いる場合には、上記回転角度が60度になる(図3(b)参照)。5.0mlサンプルチューブ22用のチューブホルダ21を用いる場合には、上記回転角度が90度になる(図3(c)参照)、15.0mlサンプルチューブ22用のチューブホルダ21を用いる場合には、上記回転角度が120度になる(図3(d)参照)。
このように、サンプル送液装置1では、収容するサンプルチューブ22の容積によりチューブホルダ21の上記回転角度が異なるため、回転角度によりサンプルチューブ22の容積を自動で判定することができる。
また、光透過部212を通過するレーザは、サンプル内の液体(主に水)により吸収されることで光量が減衰する。一方、サンプル内の液体が微小粒子測定装置に送液されることにより基準値を下回った場合には、上記レーザの光量は減衰されない。そのため、光検出部42によりレーザの光量が減衰していないことを検出することによって、サンプルの残量が基準値を下回ったことを判定することができる。
サンプル送液のサンプルチューブ22の容量及び形状等に応じてサンプルを送液することができるサンプル残量は異なるため、この基準値については、チューブ種ごとに異なった値を設定する必要がある。これに対し、サンプル送液装置1では、モータ24がチューブホルダ21の回転機能を有し、チューブ種ごとにホルダ形状が異なる。そして、サンプル送液装置1では、光を透過可能にするチューブホルダ21の回転角度に応じてチューブ種を自動的に判定し、チューブ種ごとの最適な基準値を自動的に選択することで、高精度にサンプル残量の検知を行うことができる。
このように、サンプル送液装置1では、収容したサンプルチューブ内のサンプル残量を検知することができる。
(1−4)加圧送液部
図1中符号5は、Z軸正方向に上昇したチューブホルダ21を収容し、サンプルチューブ22内のサンプルを加圧しノズル51から送液させる加圧送液部を示す。
また、加圧送液部5は、内部の気密性を保持しつつ、サンプルチューブ22に覆い被さり、サンプルの送液を可能にする加圧シェル52と、加圧シェル52の内壁に沿って、設置台23のZ軸正方向側への突出部位に接触するように形成され、加圧送液部5内の気密性を確保する気密保持用Oリング53とを含む(図1、2(a)、(b)参照)。加圧送液部5の加圧は、サンプルチューブ22内のサンプルを外部に送液可能であれば、特に限定されない。また、ノズル51は、サンプルを吸引するものであり、更にサンプルを撹拌する際には、撹拌棒として機能し、サンプルの撹拌効率を向上させることができる。
(1−5)サンプルライン
図1中符号6は、上記加圧送液部5で加圧送液されたサンプルチューブ22内のサンプルを通流させるサンプルライン6を示す。サンプルライン6に通流されたサンプルは、連結された微小粒子測定装置(フローサイトメータ)100に送液される。サンプルライン6としては、特に限定されるものではないが、例えば、シリコーンチューブから構成される。
(1−6)制御部等
サンプル送液装置1は、上述の構成に加え、液面検出センサ4による特性判定のためのデータ解析部を備える。また、サンプル送液装置1は、モータ24によるサンプルチューブの回転、撹拌ユニット2の昇降、光照射部41によるレーザLの照射のオン/オフ、及び加圧送液部5内での加圧/減圧等の本技術に係る制御を行うための制御部等も備える。
制御部は、CPU、メモリ(記憶部)及びハードディスク等を備える汎用のコンピュータによって構成でき、ハードディスク内にはOSと次に説明する各ステップを実行するプログラムなどが格納されている。
また、サンプル送液装置1では、データ解析部により送液されたサンプルチューブ22内のサンプルの残量が所定の基準値まで減少した場合、ユーザに警告する出力部を設けることが可能である。出力部としては、ランプ、メッセージ等の表示、又は音声出力等、多様の方法を採用することが可能である。
なお、本技術においては、サンプル送液装置1は、連結された微小粒子分取装置(フローサイトメータ)100にサンプルを送液する装置として説明しているが、サンプル送液装置1は微小粒子分取装置100の一部として構成されていてもよい。
2.本技術に係るサンプル送液方法
(2−1)ホルダ上昇ステップS
以下、図4〜図9を参照しながら本技術に係るサンプル送液方法について説明する。図4及び図5は、制御部により制御されており、サンプルチューブ22に含まれるサンプルを送液するためのサンプル送液方法を説明するフローチャートである。また、図6〜図9は、本技術に係るサンプル送液方法を実行しているサンプル送液装置1の状態を示す模式図である。サンプル送液方法は、「ホルダ上昇ステップS」、「チューブホルダ検出ステップS」、「サンプルチューブ判定ステップS」、「サンプル撹拌ステップS」、「サンプル送液ステップS」、「液面モニタリングステップS」、「警告ステップS」の手順を含む。以下、各手順について説明する。
本ステップでは、エアシリンダ3が撹拌ユニット2を上昇させる(図4参照)。図6に、エアシリンダ3がチューブホルダ21を上昇させた状態を示す。
このように、チューブホルダ21が加圧送液部5内に収容されることで、サンプルライン6を介して、サンプルチューブ22内のサンプルを微小粒子測定装置100等に送液することができる。
(2−2)チューブホルダ検出ステップS
チューブホルダ検出ステップSでは、加圧送液部5内まで上昇した撹拌ユニット2にチューブホルダ21が設置されているか否か判定される(図4参照)。ここで、図5を参照しながら本ステップで行われる手順について詳細に説明する。図5は、本技術に係るサンプル送液方法のうちチューブホルダ検出ステップS及び後述するサンプルチューブ判定ステップSをより具体的に説明するフローチャートである。
まず、ステップS21では、モータ24が初期状態に位置合わせされる。より具体的には、図3を参照しながら上述したように、チューブホルダ21が回転していない状態に調整される。すなわち、光路上に遮光部211が位置するように調整される。
次いで、ステップS22では、光照射部41によりレーザLが、光検出部42に向けて光路上に照射される(図5参照)。図7に、光照射部41によりレーザLが照射されている状態を示す。
次いで、ステップS23では、制御部により、光検出部42がレーザLを検出可能であるか否かが判定される(図5参照)。この場合、チューブホルダ21が加圧送液部5内に収容されていないと、レーザLは、チューブホルダ21により遮光されず、光検出部42により検出される。これにより、ステップS24では、制御部は、加圧送液部5内にチューブホルダ21が収容されていないと判定し、ユーザに警告をする。
一方、チューブホルダ21が加圧送液部5内に収容されていると、レーザLは、チューブホルダ21の遮光部211により遮光される。これにより、制御部は、加圧送液部5内にチューブホルダが存在していると判定する(ステップS25)。このように、チューブホルダ検出ステップSでは、チューブホルダ21が加圧送液部5内に収容されているか否かを自動で判定することができる。そのため、サンプル送液装置1では、ユーザ自身によるサンプルチューブの有無の確認が不要であり、精度良く且つ簡便にサンプルを送液することができる。
(2−3)サンプルチューブ判定ステップS
サンプルチューブ判定ステップSでは、チューブホルダ21に収容されたサンプルチューブ22の容積を判定する(図4参照)。ここで、再び図5を参照しながら本ステップで行われる手順について詳細に説明する。
ステップS31では、モータ24がチューブホルダ21を回転させる。そして、ステップS32では、光検出部42によりレーザLが検出可能であるか否かを制御部は判定する。光検出部42によりレーザが検出されるまで、モータ24はチューブホルダ21を回転させる。このとき、ステップS33では、モータ24がチューブホルダ21を回転させた角度により、制御部はチューブホルダ21に収容されたサンプルチューブ22の容積を判定することができる(図5参照)。
ここで、ステップS31、ステップS32、及びステップS33における工程について、図8を参照しながらより詳細に説明する。図8には、チューブホルダ21がレーザLを通過させる状態を説明するチューブホルダ21の断面模式図を示す。図8では、特に、0.5mlサンプルチューブ用のチューブホルダ21をサンプル送液装置1に用いた場合を例に示す。
図8(a)では、チューブホルダ21が回転していない状態(モータ24が初期状態)を示す。光照射部41によりレーザLが照射されると、レーザLは、遮光部211により遮光される。すなわち、図8(a)に示す状態では、光検出部42は、レーザLを検出しない。次に、モータ24は、遮光部211により遮光されたレーザLが、一対の光透過部212から通過可能になるまで、サンプルチューブ22を回転させる(ステップS31。図8中、矢印R参照)。より具体的には、図8に示す例では、(a)に示すように、一対の光透過部212間の直線と前記レーザLの光軸とが30度の角度を成している。そして、図8(b)に示すように、モータ24は、チューブホルダ21を30度回転させる。
これにより、光検出部42は、レーザLを検出する(ステップS32)。従って、チューブホルダ21が30度回転したため、制御部は、チューブホルダ21には0.5mlサンプルチューブ22が収容されていると自動で判定することができる。すなわち、ユーザ自身によるサンプルチューブ22の種類の確認をせずに、サンプル送液装置1では精度良く且つ簡便にサンプルを送液することができる。
また、他の例として、図9では、サンプルチューブ22として5.0mlサンプルチューブ用のチューブホルダ21をサンプル送液装置1で用いた場合を例に示す。
図9に示す例でも、図8に示した例と同様に、まず、光照射部41によりレーザLが照射されると、レーザLは遮光部211により遮光される。そのため、光検出部42は、レーザLを検出しない。このとき、一対の光透過部212間の直線と前記レーザLの光軸とが90度の角度を成している。そして、図9(b)に示すように、モータ24は、チューブホルダ21を90度回転させる。
これにより、光検出部42は、レーザLを検出する(ステップS32)。従って、チューブホルダ21が90度回転したため、制御部は、チューブホルダ21には5.0mlサンプルチューブ22が収容されていると自動で判定することができる。すなわち、ユーザ自身によるサンプルチューブ22の種類の確認をせずに、サンプル送液装置1では精度良く且つ簡便にサンプルを送液することができる。
このように、図8及び図9を参照しながら説明した例で示したように、ステップS33では、チューブホルダ21に収容されるサンプルチューブ22の容積を自動で判定することができる(図5参照)。
なお、本技術では、サンプルチューブ22の容積を判定する場合を例に説明しているが、かかる例に限定されず、多様な形状を有するサンプルチューブ22の種類を判定するようにサンプル送液装置1が構成されていてもよい。この場合、遮光部211により遮光されたレーザLが一対の光透過部212を通過可能になるまでチューブホルダ21を回転すべき角度が、サンプルチューブ22の形状ごとに異なっており、形状ごとの上記回転すべき角度が記憶部に予め格納されている。
(2−4)サンプル撹拌ステップS
次に、撹拌ステップSでは、サンプルチューブ22内のサンプルが撹拌される(図4参照)。具体的には、まず、図2(b)に示すように、撹拌ユニット2において、モータ24が駆動することにより、ギア27が回転する。そして、ギア27が回転することにより、ギア28が連動して回転し、その回転に伴い第1のマグネット25が回転する。また、第1のマグネット25が磁力伝播方式により外部から動力を伝えることで、第1のマグネット25に対向して設けられている第2のマグネット26が駆動し回転する。そして、第2のマグネット26の回転により、第2のマグネット26の上方(図2(a)中、Z軸正方向)に位置するチューブホルダ21が回転する。
撹拌ステップSでは、第2のマグネット26及びサンプルチューブ22と離隔して配置されたモータ24が、サンプルチューブ22内のサンプルを撹拌するため、モータ24で発生した熱がサンプルに伝達されることを防止できる(図2(b)、矢印R参照)。
また、撹拌ステップSでサンプルを撹拌するため、サンプル中に浮遊している微小粒子の沈殿や濃度分布の偏在を防止することができる。そして、局所的な微小粒子の濃度上昇を防止することもできるため、微小粒子や細胞等の凝集、相互の固着を防止することもできる。このように、撹拌ステップSでは、サンプルの濃度分布及び分散状態を一定に保ったまま、サンプルを安定に微小粒子測定装置100に連続的に加圧送液することが可能になる。これにより、サンプルを送液された微小粒子測定装置100では、微小粒子や細胞等の情報を高精度に分析すること等ができる。
なお、本技術では、上昇ステップSを経てから撹拌ステップSが実行される例を説明しているが、かかる例に限られず、撹拌ステップSを経てから上昇ステップSが実行されてもよい。
また、撹拌ステップSは、後述するサンプル送液ステップSと同時に実行することも可能である。これにより、濃度分布及び分散状態がより均一に保たれたサンプルを微小粒子測定装置100に加圧送液することができる。
(2−5)サンプル送液ステップS
次に、サンプル送液ステップSでは、サンプルの微小粒子測定装置(フローサイトメータ)100等への送液が開始される(図4参照)。加圧送液部5内でチューブホルダ21が加圧シリンダ31により加圧され、気密性が保持された状態で、サンプルはサンプルライン6から微小粒子測定装置100等へ送液される。
(2−6)液面モニタリングステップS
液面モニタリングステップSでは、送液が開始されたサンプルのサンプルチューブ22内の残量について、制御部がモニタリングをする。上記モニタリングについては、まず、サンプルチューブ22の容積又は形状に応じて設定された基準値により、光照射部41のレーザLの高さが調整される。そして、外部に送液されることで徐々に下がっていくサンプルの液面がレーザLにより検出されるか否かが判定される。
(2−7)警告ステップS
警告ステップSでは、サンプルの液面がレーザLにより検出されると、ユーザに警告がなされる。これにより、ユーザは、サンプルチューブ22内のサンプルの残量が少なくなってきていることを把握することができる。
更に、図4には示していないが、サンプルチューブ22から吸引されるサンプルが、予め設定された最小吸引量まで下がった場合には、制御部はサンプルの吸引(送液)を中止することができる。
以上説明したように、本技術に係るサンプル送液装置1では、サンプルチューブの有無、サンプルチューブの種類、及びサンプル残量についてユーザが目視監視を行う必要がなくなる。そして、サンプル送液装置1では、サンプル残量等の確認を自動で行い、サンプルチューブ22内にサンプルが入っていない状態又はサンプルが最小吸引量より少ない状態で微小粒子測定装置100等への送液操作がなされることを防止することができる。これにより、例えば、サンプルチューブ内にサンプルが入っていない状態又はサンプルが最小吸引量より少ない状態で送液がなされた場合に、微小粒子測定装置100におけるチップからスプレー状にサンプルが射出され、装置100内のレンズ汚れ等をもたらすことを防止できる。以上より、サンプル送液装置1では、サンプルを精度良く且つ簡便に送液することができる。
本技術に係るサンプル送液装置は以下のような構成をとることもできる。
(1)光を照射する光照射部と、前記光を検出する光検出部と、収容されたサンプルチューブの側面に照射される前記光を遮光する遮光部、及び前記光が通過可能な一対の光透過部を有するチューブホルダと、を備えるサンプル送液装置。
(2)前記遮光部に対する光照射により前記チューブホルダを側面の周方向に回転する駆動部を更に備える前記(1)記載のサンプル送液装置。
(3)前記光検出部により検出される前記光の光量により前記サンプルチューブ内のサンプルの残量を判定する制御部を備える、前記(1)又は(2)記載のサンプル送液装置。
(4)前記光の光路と一対の前記光透過部間の直線とが重なるように、前記駆動部が前記チューブホルダを回転させる角度が、前記チューブホルダが収容可能なサンプルチューブの形状に応じて異なる前記(1)〜(3)の何れか一つに記載のサンプル送液装置。
(5)前記光路と前記直線とが重なるように、前記駆動部が前記チューブホルダを回転させる角度が、前記チューブホルダが収容可能なサンプルチューブの容積に応じて異なる前記(1)〜(4)の何れか一つに記載のサンプル送液装置。
(6)前記駆動部に取り付けられた第1のマグネットと、該第1のマグネットとは離隔し且つ対向して設けられ、前記チューブホルダの底部に位置し、前記第1のマグネットの磁力作用により回転する第2のマグネットと、を更に備える前記(1)〜(5)の何れか一つに記載のサンプル送液装置。
(7)前記(1)〜(6)の何れか一つに記載のサンプル送液装置が連接されたフローサイトメータ。
(8)光照射により、チューブホルダの有無を判定し、光が通過するまで前記チューブホルダを回転し、光が通過する前記チューブホルダの回転角度を検出し、前記回転角度に応じて前記チューホルダに収容されたサンプルチューブの形状を判定する手順を含む、サンプル送液装置におけるサンプルチューブ判定方法。
1 サンプル送液装置
2 撹拌ユニット
3 エアシリンダ
4 液面検出センサ
5 加圧送液部
6 サンプルライン
21 チューブホルダ
22 サンプルチューブ
23 設置台
24 モータ
25 マグネット
26 マグネット
27、28 ギア
29 圧力遮断壁
31 加圧シリンダ
32 昇降シリンダ
41 光照射部
42 光検出部
51 ノズル
52 加圧シェル
53 気密保持用Oリング
100 微小粒子測定装置
211 遮光部
212 光透過部

Claims (8)

  1. 光を照射する光照射部と、
    前記光を検出する光検出部と、
    収容されたサンプルチューブの側面に照射される前記光を遮光する遮光部及び前記光が通過可能な一対の光透過部を有するチューブホルダと、を備えるサンプル送液装置。
  2. 前記遮光部に対する光照射により前記チューブホルダを側面の周方向に回転する駆動部を更に備える請求項1記載のサンプル送液装置。
  3. 前記光検出部により検出される前記光の光量により前記サンプルチューブ内のサンプルの残量を判定する制御部を備える請求項2記載のサンプル送液装置。
  4. 前記光の光路と、前記一対の光透過部間の直線と、が重なるように前記駆動部が前記チューブホルダを回転させる角度が、前記チューブホルダが収容可能なサンプルチューブの形状に応じて異なる請求項3記載のサンプル送液装置。
  5. 前記光路と、前記直線と、が重なるように前記駆動部が前記チューブホルダを回転させる角度が、前記チューブホルダが収容可能なサンプルチューブの容積に応じて異なる請求項4記載のサンプル送液装置。
  6. 前記駆動部に取り付けられた第1のマグネットと、
    該第1のマグネットとは離隔し且つ対向して設けられ、前記チューブホルダの底部に位置し、前記第1のマグネットの磁力作用により回転する第2のマグネットと、を更に備える請求項5記載のサンプル送液装置。
  7. 請求項6記載のサンプル送液装置が連結されたフローサイトメータ。
  8. 光照射により、チューブホルダの有無を判定し、
    光が通過するまで前記チューブホルダを回転し、
    光が通過する前記チューブホルダの回転角度を検出し、
    前記回転角度に応じて前記チューホルダに収容されたサンプルチューブの形状を判定する手順を含む、サンプル送液装置におけるサンプルチューブ判定方法。
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