JP2005125976A - 垂直離着陸飛翔装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単かつ安全に操縦可能な小型の垂直離着陸飛翔装置を提供する。
【解決手段】 機体前部1Aと機体後部1Cに、それぞれファン2が設けられている。機体中央部1Bには、操縦者Hが着座するための乗員席4が設けられる。乗員席4の座面4bはファン2の回転面よりも低い位置に配置されている。さらに、機体中央部1Bにおいて、乗員席4の座面4bの下には、ファン2を駆動する駆動源3が配置される。このような配置により、飛翔装置1の重心は、機体中央下寄りに位置し、飛行時にはこの重心を機体前後のファン2の推力で上から吊り下げるかたちとなる。したがって、飛行中の機体安定性が増し、安全性が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、救助活動等に利用可能な小型の垂直離着陸飛翔装置に関する。
垂直離着陸飛翔装置の代表例としてヘリコプターが知られている。また、特許文献1では、複数の揚力発生用プロペラユニットを備えた垂直離着陸航空機が提案されている。しかしながら、これらの装置は機体が大きいために機動性に欠けるという欠点がある。また、プロペラ(ロータ)が機体の周囲に大きく張り出しているため、たとえば火災現場や事故現場などに近接して、要救助者を救助したり消火活動を行うことが難しいという問題点もある。したがって、救助活動等への利用を考えた場合には、より小型の機動性に優れた垂直離着陸飛翔装置が望まれる。
小型の垂直離着陸飛翔装置としては、たとえば、ベル社のロケットベルト、トレック・エンターテイメント社のミレニアムジェット、ウィリアムス社のX−JETなどが知られている。しかし、これらの装置は、推力の大きさや方向を操縦者の感覚や体重移動によって制御しなければならず、熟練した飛行技術が要求されるという課題がある。
特開2002−370696号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡単かつ安全に操縦可能な小型の垂直離着陸飛翔装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の垂直離着陸飛翔装置は以下の構成を採用する。
垂直離着陸飛翔装置は、機体に対してほぼ垂直上方に推力を発生する複数の推力発生機と、推力発生機を駆動する駆動源と、乗員席と、を有する。ここで、推力発生機は、機体の前部および後部にそれぞれ配置され、駆動源および乗員席の座面は、機体前部の推力発生機と機体後部の推力発生機の間であって、推力発生機よりも低い位置に配置されていることが好ましい。
このようなレイアウトにより、機体前後の推力発生機の間、かつ、下寄りに重心が位置し、飛行時にはこの重心を機体前後の推力発生機の推力で上から吊り下げるかたちとなる。したがって、飛行中の機体安定性が増し、安全性が向上する。
また、機体の前後に推力発生機を配置することで機体幅を小さくすることができ、乗員席を設けて搭乗者に着座姿勢をとらせることで機体高さも小さくすることができる。よって、飛行中の空気抵抗や、横風などにより作用する空力モーメントを小さく抑えることができ、飛行安定性の向上と燃費向上とを図ることができる。
さらに、機体側方には推力発生機が存在しないので、建物などの接近目標物に対して機体側方から接近することが可能となる。
上記構成において、推力発生機は、それぞれの推力の方向が機体の重心のほぼ鉛直上方にあたる一点において交差するように配置されていることが好ましい。ここで、推力の合力の水平分力がほぼゼロになるように、各推力発生機を配置するとなおよい。
このようなレイアウトによれば、推力の合力の垂直分力が重心のほぼ鉛直上方に作用することになるので、垂直離着陸飛翔装置は、重心位置にあるおもりを推力の交差する点(支点)で吊り下げた単振り子と同じような挙動を示す。したがって、機体がロール方向またはピッチング方向に傾斜した場合には、振り子の原理によって傾きを修正する方向に復元力が発生し、姿勢が補正されることになり、飛行中の機体安定性をさらに向上させることが可能となる。
上記構成において、地上走行可能な車輪と、その車輪を回転させる駆動源と、をさらに有することも好ましい。
これにより地上での機動性が向上する。また、地上走行可能な場所では車輪で移動し、水面上や高度を必要とする場合のみ飛行するようにすれば、燃料消費を低減することができる。
また、飛行中も車輪を回転させることによりジャイロモーメントを発生させることができ、車輪の操舵によって機体の姿勢を調整することが可能になる。
上記構成において、機体の姿勢角度を検出する検出手段と、車輪をロール方向に傾斜可能にする傾動機構と、飛行中の姿勢角度に応じて車輪の傾斜角度を調整する調整手段と、をさらに有することも好ましい。
飛行中、回転している車輪をロール方向に傾斜させるとジャイロモーメントが発生する。よって、飛行中の姿勢角度に応じて車輪の傾斜角度を調整することによって、風などの影響で機体が傾いたときに自動的に姿勢を補正することができ、飛行中の機体安定性を向上させることが可能になる。
上記構成において、少なくとも乗員の頭上を覆う保護部材と、保護部材の内部に格納されたパラシュートと、をさらに有し、パラシュートは、機体の重心のほぼ鉛直上方に固定されていることも好ましい。
保護部材を設けたことにより、機体が横転した場合などに搭乗者を保護することができる。また、パラシュートを設けたことにより、飛行中に機体が制御不能となった場合でも、機体の落下を防止して搭乗者の安全を確保することができる。また、パラシュートを重心のほぼ鉛直上方に固定しているので、パラシュート降下時の機体姿勢を安定に保つことができる。
さらに、保護部材の内部空間を利用してパラシュートを格納したので、パラシュート設置用の場所を確保する必要がなくなり、レイアウトの合理化を図ることができる。しかも、パラシュート打ち出し用の火薬の噴射ガスが保護部材の下面で遮られ、搭乗者に危険を及ぼすことがないという利点もある。
ここで、保護部材が翼形状断面を呈しているとなおよい。これにより、飛行中、保護部材の上面に揚力が発生するので、飛翔装置の浮力を補助し、動力の低減および燃費向上を図ることができる。
上記構成において、補助推力を発生するジェットノズルをさらに有することも好ましい。
機体が傾斜するなどして推力が不足した場合に、時間応答性の良好なジェットノズルで
補助推力を発生させるようにすれば、常にほぼ一定の飛行高度を保つことができ、操縦の簡易化と安全性の向上を図ることができる。
上記構成において、車輪のスポークがロータ形状を呈していることも好ましい。
スポークがロータ形状を呈しているので、飛行中に車輪を回転させることで回転軸方向に空気力(揚力)が発生する。よって、この空気力を利用して機体の姿勢制御を行うことが可能になる。
本発明によれば、操縦の簡単化と安全性の向上を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置(以下、「飛翔装置」という。)の外観を示している。同図(a)は上視図、(b)は側面図である。なお、本明細書において、前、後、左、右、上、下その他の方向は、特に断りのない限り、飛翔装置の操縦者を基準とした方向を表すものとする。
飛翔装置1は、機体前側から順に、機体前部1A、機体中央部1B、機体後部1Cの3つのブロックから構成され、全体として幅方向に狭く、前後方向に長い外観を呈している。
機体前部1Aと機体後部1Cには、それぞれ4つずつ推力発生機たるファン2が設けられている。ファン2は、機体の中心軸に対して左右均等に配置される。
機体中央部1Bのほぼ真中には、飛翔装置1を操縦する操縦者Hが着座するための乗員席4が設けられる。乗員席4の座面4b、すなわち操縦者Hの荷重が主に作用する部位は、ファン2の推力発生面(回転面)よりも低い位置に配置されている。乗員席4の前方には、操縦に用いる操作パネル6および操縦桿7が配置され、乗員席4の後方には、同乗者用の後部乗員席4aが設けられる。乗員席4,4aの側方、すなわち機体中央部1Bの右側部と左側部は開放されており、搭乗者(操縦者H、同乗者)は機体側方から飛翔装置1に搭乗可能である。
機体中央部1Bの下端には、側方に張り出すステップ8が設けられており、このステップ8は乗降時の踏み段として、搭乗中の足置きとして、あるいは、荷物の載置台として用いられる。ステップ8の前端には、機体前部1Aと機体中央部1Bとを仕切るための脚カバー9が設けられている。
さらに、機体中央部1Bにおいて、乗員席4,4aの座面4bの下には、ファン2を駆動する駆動源3と、駆動源3の燃料を貯蔵する燃料タンク5とが配置される。本実施形態では、フェールセーフの観点から、同一構成の2基の駆動源3(3a,3b)が向い合せに搭載されている。駆動源3は、ステップ8の後方にてステップ8の側端よりも外側に張り出す形状を呈しており、機体中央部1Bと機体後部1Cとを仕切る役割も担っている。なお、2基の駆動源3a,3bの配置としては、向い合せでなく、平行に設けてもよい。
ファン2の駆動方式としては、種々のもの、たとえば高圧ガス、電力、原動機軸出力などを採用可能であり、駆動方式に応じて駆動源3および駆動力をファン2に伝達する伝達
系の構成も異なる。図2は、高圧ガス方式の伝達系の一例を示している。この場合、駆動源3は、側面または背面に設けられた空気吸入口(不図示)から空気を取り込み、コンプレッサで圧縮する。そして、圧縮した高圧ガスを、配管10を通じて伝達し、ファン2の入力軸に吹き付けてファン2を回転させる。図3に示す原動機軸出力方式の場合には、駆動源3から出力されたシャフト11の回転力がギア12を介して伝達され、ファン2を回転させる。また、電力方式の場合には、駆動源3で発電した電力を配線を介してファン2のモータに供給し、ファン2を回転させる。
ファン2は、駆動源3から供給された駆動力により高速に回転し、機体下方への空気流(図中の矢印)を生み出すことで、機体に対してほぼ垂直上方に推力を発生する。このファン2の推力によって、飛翔装置1は、垂直方向に離陸/着陸することができる。
離陸した後は、図4に示すように、機体を傾斜させてファン2の推力13の分力13aを利用することにより、前後左右に進むための推進力を得る。このとき、機体の傾斜角度は、操縦桿7と連動させて機体前後のファン2の回転数を制御することにより調整可能である。
あるいは、機体を傾斜させるのではなく、図5に示すように、機体前方への推進力を発生する第2のファン14を設けてもよい。この第2のファン14の回転数も操縦桿7と連動して制御される。なお、第2のファン14の駆動力は、ファン2と同じく駆動源3から得ればよい。
上記構成の飛翔装置1にあっては、駆動源3および乗員席4の座面4bが、機体前部1Aのファン2と機体後部1Cのファン2の間であって、ファン2よりも低い位置に配置されている。つまり、飛翔装置1の重心Gは、図4,5に示すように機体中央下寄りに位置し、飛行時にはこの重心Gを機体前後のファン2の推力で上から吊り下げるかたちとなる。したがって、飛行中の機体安定性が増し、安全性が向上する。
また、機体の前後にファン2を配置したことにより機体幅が小さくなり、乗員席4を設けて搭乗者に着座姿勢をとらせたことにより機体高さも小さくなる。よって、飛行中の空気抵抗や、横風などにより作用する空力モーメントを小さく抑えることができ、飛行安定性の向上と燃費向上とを図ることができる。
また、操縦桿7を操作して機体前後のファン2もしくは第2のファン14の回転数を制御することにより飛行制御を行うことができるので、操縦の簡単化を図ることができる。特に、第2のファン14を設けた場合には、前進飛行時に機体を前傾させる必要がないので、安全性をさらに向上することができる。
ところで、冬場など外気温が低い場合に、ファン2の空気流や駆動源3の吸入空気流が搭乗者に直接触れると、凍傷などの事故を引き起こすおそれがある。その点、本実施形態では、機体前後のファン2の間に乗員席4をレイアウトすることで、ファン2の空気流が搭乗者に直接当たらないようにしているので、事故の発生を未然に防止できる。しかも、機体前部1Aとステップ8との間を脚カバー9で仕切り、機体後部1Cとステップ8との間を駆動源3で仕切ることで、不測の事態においても誤って空気流に触れることがないように配慮している。また、駆動源3を乗員席4の下に設け、その空気吸入口を側面(ステップ8の外側)または背面に設けているので、吸入空気流が搭乗者に触れることもない。
また、機体の前後にファン2を配置するレイアウトとしたので、図6に示すように、建物などの接近目標物に対して機体側方から接近することが可能となる。さらに、乗員席4の側方は開放されているので、機体側方の目標物に対して容易にアクセス可能である。図
6は、火災の起きている建物に接近し、消火活動や被災者の救助を行う様子を示している。
なお、本実施形態では、前後に4つずつ計8個のファン2を設けているが、ファン2の数や配置については適宜変更可能である。また、乗員席4の数や機体の形状なども適宜変更可能である。たとえば、図7の変形例では、機体前後にそれぞれ2つずつファン2を設け、その間に駆動源3と1つの乗員席4を配置しており、図8の変形例では、機体前後にそれぞれ1つずつファン2を設け、その間に駆動源3と1つの乗員席4を配置している。かかる変形例においても、ファン2、駆動源3、乗員席4などを上記実施形態と同様にレイアウトすることで、上記実施形態に準じた作用効果を奏することが可能である。
(第2の実施形態)
図9〜図11に、本発明の第2の実施形態を示す。
上記第1の実施形態では、ファン2の推力が鉛直上方を向いていたのに対し、第2の実施形態では、ファン2のそれぞれの推力の方向が機体の重心Gのほぼ鉛直上方にあたる一点において交差するようにファン2が配置されている点で異なる。その他の構成は第1の実施形態のものと同様であるため、以下では相違する部分を中心に説明する。
本実施形態の飛翔装置は、機体前部と機体後部にそれぞれ2つずつ計4個のファン2を有している。それぞれのファン2は、水平方向傾斜角α、垂直方向傾斜角βをつけて、上面がやや機体内側を向くように取り付けられている。よって、各ファン2の推力の方向(推力軸)は、機体上方の一点Pにおいて交差する。このとき、各推力の水平分力は互いにつり合うので、推力の合力は点Pにおいて鉛直上方に作用する力とみなすことができる。
一方、駆動源3および乗員席4の座面は、機体前部のファン2と機体後部のファン2の間であって、ファン2よりも低い位置に配置され、ちょうど前後のファン2のほぼ中間、すなわち点Pのほぼ鉛直下方に機体の重心Gがくるように設定されている。
このようにレイアウトされた飛翔装置は、重心Gにあるおもりを支点Pで吊り下げた単振り子と同じような挙動を示す。つまり、図10に示すように、風などの影響により重心G周りに空力モーメントが作用し、機体がロール方向に傾いた場合には、振り子の原理によって傾きを修正する方向に復元力が発生する。また、図11に示すように、機体がピッチング方向に傾いた場合も同様に復元力が発生する。
したがって、本実施形態の構成によれば、第1の実施形態のものよりもさらに飛行中の機体安定性が向上する。そして、機体安定性が向上すると、姿勢制御用の馬力(コントロールパワー)を低減することができるので、燃費の向上を図ることができ、たとえば同一燃料の条件であれば飛行時間を増大させることが可能となる。
(第3の実施形態)
図12,図13に、本発明の第3の実施形態を示す。
本実施形態の飛翔装置は地上走行可能な車輪を有している。その他の構成は上記実施形態のものと同様であるため、以下では相違する部分を中心に説明する。
飛翔装置の機体前部と後部には、衝撃吸収装置15を介して、地上走行用の車輪16が設けられている。車輪16の駆動源としては、ファン2の駆動源3を共用してもよいし、駆動源3で発電した電力で動作するモータを設けてもよい。機体前部の車輪16は、操縦桿7の操舵と連動して左右に回動可能である。
地上走行時には、ファン2の駆動を止め、車輪16のみ回転させて移動する。進路の変更は操縦桿7を操舵することにより行う。これにより地上での機動性が向上する。また、地上走行可能な場所では車輪16で移動し、水面上や高度を必要とする場合のみ飛行するようにすれば、燃料消費を低減でき、稼働時間を大幅に伸ばすことができる。
一方、飛行時は、ファン2と車輪16の両方を駆動する。このとき、操縦桿7を操舵して車輪16を回動させると、車輪16に対し、回転軸と回動軸の両方に直交する方向にジャイロモーメントが発生する。すなわち、図13(a)に示すように車輪16を右側に回動すると、ヨー方向右向きの力が作用し、同図(c)に示すように車輪16を左側に回動すると、ヨー方向左向きの力が作用する。このように、車輪16を設けたことにより、飛行中においてもヨー方向に姿勢を変えることが可能となる。
(第4の実施形態)
図14〜図17に、本発明の第4の実施形態を示す。
本実施形態の飛翔装置はロール方向の姿勢を調整する手段を有している。その他の構成は上記実施形態のものと同様であるため、以下では相違する部分を中心に説明する。
図14に示すように、飛翔装置の機体前部と後部には、衝撃吸収装置15を介して、地上走行用の車輪16が設けられている。車輪16の駆動源としては、ファン2の駆動源3を共用してもよいし、駆動源3で発電した電力で動作するモータを設けてもよい。機体前部の車輪16は、操縦桿7の操舵と連動して左右に回動可能である。
また、飛翔装置には、機体の姿勢角度を検出するジャイロ(検出手段)18と、車輪16をロール方向に傾斜可能にする傾動機構19と、機体の姿勢を制御する姿勢制御コンピュータ20と、が設けられている。ジャイロ18および傾動機構19は、姿勢制御コンピュータ20に接続されている。ここでは、姿勢制御コンピュータ20が、飛行中の姿勢角度に応じて車輪16の傾斜角度を調整する調整手段として機能する。
図15および図16を参照して、傾動機構19の構成を詳しく説明する。傾動機構19は、左右一対のアクチュエータ21を有して構成される。アクチュエータ21の下端は、連結部22を介して、車輪16と衝撃吸収装置15からなる車輪ユニット23に連結されている。この連結部22は、アクチュエータ21と車輪ユニット23とをロール方向に回動自在に連結する。
アクチュエータ21は、ステップモータ24、出力軸25、伸縮部26などから構成される。機体に設けられた姿勢制御コンピュータ20からステップモータ24に制御信号が入力されると、制御信号に応じた回転数だけステップモータ24が回転する。ステップモータ24の回転により、ネジの切られた出力軸25が回転すると、伸縮部26の位置が上昇/下降する。これにより、アクチュエータ21の長さが伸縮する。
左右のアクチュエータ21は独立に制御可能であって、それぞれの長さを互いに異ならせることができる。この両アクチュエータ21の長さの差異により、車輪ユニット23(車輪16)の傾斜角度が決定される。つまり、図15(a)のように左右のアクチュエータ21の長さが同じ場合には車輪16は垂直になり、同図(b)のように機体右側のアクチュエータ21が左側よりも短くなった場合には車輪16はロール方向右側に傾斜し、同図(c)のように機体左側のアクチュエータ21のほうが短くなった場合には車輪16はロール方向左側に傾斜するのである。
図17は、飛行時の姿勢制御の様子を示している。飛行中、車輪16は一定速度で回転している。横風27などを受けて機体の姿勢が変化すると、ジャイロ18によって機体の姿勢角度が検出され、検出値が姿勢制御コンピュータ20に入力される。姿勢制御コンピュータ20は、検出された姿勢角度に基づいて、車輪16を傾斜させる方向および角度を算出する。この算出結果は回転数制御信号としてステップモータ24に送信される。図示の例では、横風27の影響で機体が左方向にロールしたため、車輪16を左方向に傾斜させて、機体を右方向にロールさせるような復元モーメントを発生させている。
このように、本実施形態の構成によれば、風などの影響で機体が傾いたときに自動的に姿勢が補正されるので、飛行中の機体安定性が向上する。
(第5の実施形態)
図18〜図20に、本発明の第5の実施形態を示す。
本実施形態の飛翔装置はパラシュートを内蔵した保護部材を有している。その他の構成は上記実施形態のものと同様であるため、以下では相違する部分を中心に説明する。
図18に示すように、飛翔装置には、操縦者Hの頭上を覆う保護部材28が設けられている。保護部材28は、乗員席4の左右に設けられた支持部材29によって支持され、機体の重心Gのほぼ鉛直上方に配置される。保護部材28および支持部材29は、機体が横転した場合などに搭乗者を保護する機能を担っている。
保護部材28は、翼形状断面を呈する。そのアスペクト比は、空気抵抗が小さく且つ揚力が最大に得られる値、たとえば6程度、に設定することが好ましい。これにより、飛行中、保護部材28の上面に揚力が発生するので、飛翔装置の浮力を補助し、動力の低減および燃費の向上を図ることができる。
また、図19の透視図に示すように、保護部材28の中央内部には、翼形状の内部空間を利用して、非常用のパラシュート30が格納されている。パラシュート30と保護部材28下面の間には、パラシュート30打ち出し用の火薬31が配備されており、この火薬31には起動プラグ32が繋がっている。起動プラグ32は、姿勢制御コンピュータと操作パネルの手動スイッチとにパラレルに接続される。なお、パラシュート30のラインの下端は、機体の重心Gのほぼ鉛直上方に固定されている。
図20に、パラシュートの打ち出しの様子を示す。姿勢制御コンピュータが落下中と判断した場合、もしくは、操縦者Hが手動スイッチを操作した場合には、起動プラグ32へ信号が流れる。そして、火薬31が点火すると、パラシュート30が機体上方に打ち出される。パラシュート30は機体の落下により生じる風圧によって開き、機体の降下速度を緩慢にする。
したがって、横風や突風の影響などで機体が制御不能になった場合でも、機体の落下を防止して搭乗者の安全を確保することができる。
また、パラシュート30を保護部材28の内部に設けて、打ち出し用の火薬31の噴射ガスが保護部材28の下面で遮られるようにしたので、搭乗者に危険を及ぼすことがない。
さらに、パラシュート30を重心Gのほぼ鉛直上方に固定したので、パラシュート降下時の機体姿勢を安定に保つことができる。
(第6の実施形態)
図21〜図24に、本発明の第6の実施形態を示す。
本実施形態の飛翔装置は補助推力を発生するジェットノズルを有している。その他の構成は上記実施形態のものと同様であるため、以下では相違する部分を中心に説明する。
図21に示すように、飛翔装置の機体前部と機体後部には、それぞれ空気ジェットノズル33が設けられている。空気ジェットノズル33は、機体の重心Gを通る垂線に対して対称な位置に、すなわち、機体の中心軸と機体の重心Gとを通る平面上に配置される。
空気ジェットノズル33は、高圧ガス方式の駆動源3と配管10で接続されている。空気ジェットノズル33は、上方向と下方向とに2つのノズルを有しており、上方向または下方向に高圧ガスを噴射して推力を発生させる。この点、高圧ガスを回転駆動力として用いるファン2とは推力発生原理が異なる。
空気ジェットノズル33と配管10の間には、姿勢制御コンピュータ20に接続されたコントロール弁34が設けられている。コントロール弁34は姿勢制御コンピュータ20からの制御信号にしたがって、空気ジェットノズル33のノズルの切り替え、噴射量の制御などを行う。
図22(a)に示すように、水平姿勢で飛行している場合には、ファン2の推力軸がほぼ鉛直上方を向き、垂直方向推力がほぼ最大となる。これに対し、同図(b)に示すように、機体の姿勢角度を自ら変えたり、外乱風35の影響で機体が傾いたりして傾斜姿勢となった場合には、推力軸も傾斜してしまうため、垂直方向推力(分力)が減り、飛行高度が下がってしまう。図23は、水平姿勢と傾斜姿勢を比べた場合の垂直方向推力の不足分を表している。
姿勢制御コンピュータ20は、機体が傾斜姿勢になったこと、あるいは、飛行高度が低下したことを検知すると、推力不足を補填するためにメインの推力発生機であるファン2の回転数を増大する。しかしながら、上述したように、ファン2のようなジェットエンジン方式の推力発生機ではエネルギー変換によるタイムロスが大きく、目標推力到達までの時間応答性が悪い。具体的には、図24に示すように、目標到達まで2秒程度要してしまう。
そこで、本実施形態では、姿勢制御コンピュータ20は、ファン2の回転数を増大させる一方で、コントロール弁34を制御して空気ジェットノズル33から補助推力を発生させる。空気ジェットノズル33の応答性は、図24に示すように、0.03秒と良好なため、垂直方向推力の不足分を迅速に補填することができ、飛行高度の変動を最小限に抑えることができる。そして、姿勢制御コンピュータ20は、ファン2によるメイン推力の上昇に応じて、空気ジェットノズル33の噴射量を少なくしていき、メイン推力が目標推力に達した時点で空気ジェットノズル33をオフにする。
以上述べた方法によれば、機体の姿勢によらず、常にほぼ一定の飛行高度を保つことができ、操縦の簡易化と安全性の向上を図ることができる。
また、前後の空気ジェットノズル33を重心Gを通る垂線に対して対称な位置に配置したので、補助推力によって機体に余計なモーメントが作用することがなく、機体姿勢を安定に保つことができる。
なお、本実施形態では、下方向へのジェット噴射のみ説明したが、たとえば、傾斜姿勢
から水平姿勢に変更したときや、外乱風の影響により機体が上昇した場合などに、上方向のジェット噴射を用いることで、下方向にマイナスの補助推力を発生させることもできる。また、ピッチング方向に傾斜した機体姿勢を迅速に補正するために、上方向と下方向のジェット噴射を組み合わせて用いることもできる。
また、ここでは機体の前後にのみ空気ジェットノズルを設けたが、図7、図9に示すように、機体の左右にも空気ジェットノズルを設けたり、空気ジェットノズルに上方向と下方向だけでなく前/後/左/右のノズルを追加したりすることも好ましい。
(第7の実施形態)
図25〜図28に、本発明の第7の実施形態を示す。
本実施形態では、車輪のスポークがロータ形状を呈している。その他の構成は上記実施形態のものと同様であるため、以下では相違する部分を中心に説明する。
図25(a)は、本実施形態の飛翔装置が具備するロータ車輪36を示す斜視図である。ロータ車輪36は機体前部と機体後部にそれぞれ設けられる。ロータ車輪36の外周部(タイヤ)37とハブ部38の間を接続するスポーク39は、ロータ(プロペラ)形状を呈している。具体的には、スポーク39は、図25(b)のごとく楕円翼断面形状を有し、長軸方向(A−A方向)がロータ車輪36の回転面に対して所定の角度を有するように斜めに取り付けられている。また、ハブ部38には、図25(c)に示すように、回転数ピックアップ40が内蔵されている。
図26は、飛翔装置の側面透視図である。ロータ車輪36は、ファン2の駆動源(高圧ガス方式、原動機軸出力方式など)3から回転駆動力を得る。姿勢制御コンピュータ20は、回転数ピックアップ40および駆動源3に接続されており、駆動源3の出力を適宜制御することでロータ車輪36の回転方向および回転数を制御する。
飛行中にロータ車輪36を回転させると、ロータ車輪36にジャイロモーメントが発生する。よって、操縦桿7でロータ車輪36の向きを変えることで、第3の実施形態と同様、ヨー方向の姿勢を変化させることができる。また、ロータ車輪36のスポーク39がロータ形状となっているため、ロータ車輪36が回転するとその回転軸方向に空気力(揚力)が発生する。このジャイロモーメントと空気力はロータ車輪36の回転数を上げるほど大きくなり、反対に回転数が下がるほど小さくなる。また、ロータ車輪36を逆転させると、逆方向の空気力が発生する。本実施形態では、スポーク39を左右対称な楕円翼としたので、ロータ車輪36の正転時と逆転時とでほぼ同等の大きさの空気力を得ることができる。
このような空気力を用いれば、図27に示すように、外乱風41の影響で機体が左方向にロールした場合には、機体前後のロータ車輪36を正転させることで、元の姿勢に復帰させるような復元ロールモーメントを発生させることができる。逆に、図28に示すように、外乱風42の影響で機体が右方向にロールした場合には、機体前後のロータ車輪36を逆転させることで、元の姿勢に復帰させることができる。また、機体前後のロータ車輪36の回転方向を異ならせることで、機体にヨーモーメントを発生させることも可能である。
なお、本実施形態においても、第4の実施形態のごとくロータ車輪36をロール方向に傾斜可能な機構を設け、ジャイロモーメントと空気力を組み合わせて姿勢制御を行うことも好ましい。
(第8の実施形態)
図29〜図31に、本発明の第8の実施形態を示す。
本実施形態の飛翔装置は、人の重量を推定する手段を有している。その他の構成は上記実施形態のものと同様であるため、以下では相違する部分を中心に説明する。
図29に示すように、飛翔装置の前部と両側部の3箇所に、撮像装置であるCCDカメラ43と距離測定装置44とが対にして設けられている。CCDカメラ43は赤外線カメラの機能を有していることが好ましい。CCDカメラ43と距離測定装置44は、姿勢制御コンピュータ20に接続されている。
図30に示すように、CCDカメラ43で対象者45を撮像すると、その画像が姿勢制御コンピュータ20に入力される。このとき同時に距離測定装置44によって対象者45までの距離が測定され、その測定値が姿勢制御コンピュータ20に入力される。
姿勢制御コンピュータ20は、図31に示すように、まず画像の輪郭抽出を行い2次元面積を算出する。次に、CCDカメラ43と対象者45の間の距離に基づいて、対象者45の身長を計算しスケールを合わせる。続いて、2次元面積を奥行き方向に押し出して仮想的な3次元モデルを生成し、体積を計算する。奥行き方向の押し出し量は、たとえば「身長:奥行き=180:30」の比率を用いればよい。そして、体積に人の平均密度を乗じて、対象者45の推定重量を算出する。
本実施形態によれば、対象者45の重量を予め推定することができるので、その者を搭乗させて飛行可能か否かを容易に判断することができる。
また、CCDカメラ43および距離測定装置44を機体側方にも設けたので、対象者45に横方向から近づく場合でも、重量推定処理を行うことができる。
(第9の実施形態)
図32〜図34に、本発明の第9の実施形態を示す。
本実施形態の飛翔装置は、搭乗重量の増加に応じて推力を調整する手段を有している。その他の構成は上記実施形態のものと同様であるため、以下では相違する部分を中心に説明する。
図32に示すように、飛翔装置の前部と両側部の3箇所に、撮像装置であるCCDカメラ43と距離測定装置44とが対にして設けられている。CCDカメラ43は赤外線カメラの機能を有していることが好ましい。また、飛翔装置の左右のステップ8には、重量センサー46が設けられている。CCDカメラ43、距離測定装置44、重量センサー46、駆動源3は、姿勢制御コンピュータ20に接続されている。
図33と図34を参照して、推力調整処理の流れを説明する。図33は、火災の発生している建物から要救助者47を救助する様子を示している。図34は、推力調整処理のフローチャートである。
姿勢制御コンピュータ20は、まず、第8の実施形態と同様にして、要救助者47の重量を推定する。そして、ステップS1において、重量推定値D1に基づき、要救助者47を搭乗させた場合に安定飛行を行うに十分な推力を得ることができるか否か判断する。ここで、推力不十分と判断された場合には、要救助者47を搭乗させることができない(ステップS2)。
一方、推力十分と判断された場合、姿勢制御コンピュータ20は重量センサー46から重量データD2を取り込む。そして、姿勢制御コンピュータ20は、重量の増加分に応じた十分な推力が得られるまで推力を1%ずつ増加するフィードバックループ制御を実行する(ステップS3,S4)。図33の黒矢印は増加前の推力、白矢印は増加後の推力を示している。
適切な推力まで増加したらループを抜け、要救助者47が搭乗を完了したか否か判断する(ステップS5)。搭乗終了ならば処理を終了する。また、搭乗途中であればステップS1に戻り、新たな重量データD2を取り込んで、その重量増加分に応じた推力を増加する。
上記ループ処理を繰り返すことによって、要救助者47がステップ8に足を掛けてから乗員席に搭乗するまでの間の搭乗重量の変化に追随して、適宜推力が増加するので、建物の近くでホバリング中のまま要救助者47を安全に搭乗させることができる。
以上、第1〜第9の実施形態を例示して本発明の一具体例を説明したが、本発明の範囲は上記実施形態に限られるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。また、第1〜第9の実施形態の構成を任意に組み合わせることも好ましい。
第1の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 高圧ガス方式の駆動伝達系を示す図である。 原動機軸出力方式の駆動伝達系を示す図である。 前方へ進む場合の飛行姿勢を示す図である。 前方への推進力を発生する第2のファンを設けた変形例を示す図である。 火災の発生している建物に接近する様子を示す図である。 垂直離着陸飛翔装置の変形例を示す図である。 垂直離着陸飛翔装置の変形例を示す図である。 第2の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 機体がロール方向に傾いた場合の復元力を示す図である。 機体がピッチング方向に傾いた場合の復元力を示す図である。 第3の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 車輪の操舵に応じてヨー方向に発生するジャイロモーメントを示す図である。 第4の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 傾動機構の構成を示す図である。 アクチュエータの構成を示す図である。 車輪を傾斜させることによりロール方向の姿勢制御を行う様子を示す図である。 第5の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 保護部材に格納されているパラシュートを示す図である。 パラシュートの打ち出しの様子を示す図である。 第6の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 水平姿勢と傾斜姿勢での垂直方向推力の違いを示す図である。 水平姿勢と傾斜姿勢を比べた場合の垂直方向推力の不足分を表す図である。 ファンと空気ジェットノズルの時間応答性の違いを示す図である。 第7の実施形態に係るロータ車輪の構成を示す図である。 第7の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 ロータ車輪を正転させることによりロール方向の姿勢制御を行う様子を示す図である。 ロータ車輪を逆転させることによりロール方向の姿勢制御を行う様子を示す図である。 第8の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 対象者を撮像する様子を示す図である。 重量推定処理の流れを示す図である。 第9の実施形態に係る垂直離着陸飛翔装置を示す図である。 火災の発生している建物から要救助者を救助する様子を示す図である。 推力調整処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 垂直離着陸飛翔装置
1A 機体前部
1B 機体中央部
1C 機体後部
2 ファン(推力発生機)
3,3a,3b 駆動源
4,4a 乗員席
4b 座面
5 燃料タンク
6 操作パネル
7 操縦桿
8 ステップ
9 脚カバー
10 配管
11 シャフト
12 ギア
13 推力
13a 分力
14 第2のファン
15 衝撃吸収装置
16 車輪
18 ジャイロ
19 傾動機構
20 姿勢制御コンピュータ
21 アクチュエータ
22 連結部
23 車輪ユニット
24 ステップモータ
25 出力軸
26 伸縮部
27 横風
28 保護部材
29 支持部材
30 パラシュート
31 火薬
32 起動プラグ
33 空気ジェットノズル
34 コントロール弁
35 外乱風
36 ロータ車輪
37 外周部
38 ハブ部
39 スポーク
40 回転数ピックアップ
41 外乱風
42 外乱風
43 CCDカメラ
44 距離測定装置
45 対象者
46 重量センサー
47 要救助者
G 重心
H 操縦者
α 水平方向傾斜角
β 垂直方向傾斜角

Claims (7)

  1. 機体に対してほぼ垂直上方に推力を発生する複数の推力発生機と、
    推力発生機を駆動する駆動源と、
    乗員席と、を有し、
    推力発生機は、機体の前部および後部にそれぞれ配置され、
    駆動源および乗員席の座面は、機体前部の推力発生機と機体後部の推力発生機の間であって、推力発生機よりも低い位置に配置されている
    垂直離着陸飛翔装置。
  2. 推力発生機は、それぞれの推力の方向が機体の重心のほぼ鉛直上方にあたる一点において交差するように配置されている請求項1記載の垂直離着陸飛翔装置。
  3. 地上走行可能な車輪と、その車輪を回転させる駆動源と、をさらに有する請求項1または2記載の垂直離着陸飛翔装置。
  4. 機体の姿勢角度を検出する検出手段と、
    車輪をロール方向に傾斜可能にする傾動機構と、
    飛行中の姿勢角度に応じて車輪の傾斜角度を調整する調整手段と、
    をさらに有する請求項3記載の垂直離着陸飛翔装置。
  5. 少なくとも乗員の頭上を覆う保護部材と、
    保護部材の内部に格納されたパラシュートと、をさらに有し、
    パラシュートは、機体の重心のほぼ鉛直上方に固定されている請求項1〜4のうちいずれか1項記載の垂直離着陸飛翔装置。
  6. 補助推力を発生するジェットノズルをさらに有する請求項1〜5のうちいずれか1項記載の垂直離着陸飛翔装置。
  7. 車輪のスポークがロータ形状を呈している請求項3または4記載の垂直離着陸飛翔装置。
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