JP2005123820A - 表面弾性波装置、及びその製造方法 - Google Patents

表面弾性波装置、及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005123820A
JP2005123820A JP2003355610A JP2003355610A JP2005123820A JP 2005123820 A JP2005123820 A JP 2005123820A JP 2003355610 A JP2003355610 A JP 2003355610A JP 2003355610 A JP2003355610 A JP 2003355610A JP 2005123820 A JP2005123820 A JP 2005123820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
acoustic wave
sealing member
electrode
surface acoustic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003355610A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sakamoto
浩幸 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2003355610A priority Critical patent/JP2005123820A/ja
Publication of JP2005123820A publication Critical patent/JP2005123820A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 部品点数が少なく、且つ、生産性が良好で安価な表面弾性波装置、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の表面弾性波装置、及びその製造方法は、櫛歯状電極5の位置に密封された振動空間部7を形成するために、基板4を覆うように絶縁基体1の上面1aに設けられた第1の封止部材9を有し、絶縁基体1には、振動空間部7と連通する貫通孔1bが設けられため、貫通孔1bから振動空間部7を形成するため仮封止部材11の除去が行え、従って、従来の環状部材が不要となって、部品点数が少なって、生産性が良く、安価なものが得られ、また、振動空間部7への不活性ガスの充填は、充填機等によって貫通孔1bから行うことが出来、従って、不活性ガスの雰囲気状態にある装置内での作業が不要となって、生産性が良好で、安価なものが得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は表面弾性波フイルタ等に使用して好適な表面弾性波装置、及びその製造方法に関する。
図32は従来の表面弾性波装置の要部断面図で、従来の表面弾性波装置の構成を図32に基づいて説明すると、絶縁基体51の上面51aには、導電パターンからなる一対の外部取り出し用導体52が設けられている。
表面弾性波素子53は、表面弾性波用の基板54と、この基板54の一面に設けられた複数個の櫛歯状電極55と、この櫛歯状電極55の端部に設けられた入出力用電極56とで構成されている。
そして、この表面弾性波素子53は、櫛歯状電極55を上面51aに対向させ、且つ、基板54と絶縁基板51との間に振動空間部57となる隙間を持たせた状態で、入出力用電極56が導電ペーストからなる接続導電体58によって外部取り出し用導体52に接続される。
また、絶縁基板51の上面51aと基板54との間には、櫛歯状電極55を囲むようにシリコーンゴムからなる環状部材59が設けられると共に、封止用樹脂60が基板54の外周面を覆った状態で絶縁基板51の上面51aに形成され、その結果、窒素やアルゴン等の不活性ガスの雰囲気状態となった振動空間部57が密封されて、従来の表面弾性波装置が構成されている。(例えば、特許文献1参照)
このような従来の表面弾性波装置にあっては、振動空間部57への封止用樹脂60の侵入防止のために環状部材59を必要とし、部品点数が多くなってコスト高になるばかり、生産性が悪くなるものであった。
そして、従来の表面弾性波装置の製造方法は、ここでは図示しないが、先ず、絶縁基板51と、環状部材59を設けた表面弾性波素子53が不活性ガスの雰囲気状態にある装置内に配置され、入出力用電極56と外部取り出し用導体52を接続導電体58によって接続する。
次に、不活性ガスの雰囲気状態にあるこの装置内において、基板54の外周面を覆うように封止用樹脂60がポッティングされ、且つ、加熱して硬化されると、不活性ガスの雰囲気状態となった振動空間部57が密封されて、表面弾性波装置の製造が完了する。
しかし、このような従来の表面弾性波装置の製造方法にあっては、絶縁基板51と表面弾性波素子53の組立、及び封止用樹脂60の形成と硬化の作業が不活性ガスの雰囲気状態にある装置内で行われるため、その作業が面倒で、生産性が悪く、コスト高になるものであった。
特開平5−90882号公報
従来の表面弾性波装置にあっては、振動空間部57への封止用樹脂60の侵入防止のために環状部材59を必要とし、部品点数が多くなってコスト高になるばかり、生産性が悪くなるという問題がある。
従来の表面弾性波装置の製造方法にあっては、絶縁基板51と表面弾性波素子53の組立、及び封止用樹脂60の形成と硬化の作業が不活性ガスの雰囲気状態にある装置内で行われるため、その作業が面倒で、生産性が悪く、コスト高になるという問題がある。
そこで、本発明は部品点数が少なく、且つ、生産性が良好で安価な表面弾性波装置、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の解決手段として、上面に外部取り出し用導体が設けられた絶縁基体と、表面弾性波用の基板、及びこの基板の一面に設けられた櫛歯状電極と入出力用電極を有する表面弾性波素子と、前記入出力用電極と前記外部取り出し用導体とを接続する接続導電体と、前記櫛歯状電極の位置に密封された振動空間部を形成するために、前記基板を覆うように前記絶縁基体の上面に設けられた第1の封止部材とを備え、前記絶縁基体には、前記振動空間部と連通する位置に上下方向に貫通する貫通孔が設けられ、前記貫通孔に第2の封止部材が充填されて、前記振動空間部が封止された構成とした。
また、第2の解決手段として、前記櫛歯状電極が前記絶縁基板の上面と対向状態で配置され、前記櫛歯状電極と前記絶縁基板の上面との間には、前記振動空間部が形成された構成とした。
また、第3の解決手段として、前記櫛歯状電極が前記絶縁基板の上面と非対向状態で配置され、前記櫛歯状電極と前記第1の封止部材との間には、前記振動空間部が形成された構成とした。
また、第4の解決手段として、前記貫通孔が前記基板と対向する位置に設けられた構成とした。
また、第5の解決手段として、前記貫通孔が前記基板と非対向状態の位置に設けられた構成とした。
また、第6の解決手段として、前記貫通孔が複数個設けられた構成とした。
また、第7の解決手段として、前記第1,第2の封止部材が絶縁性の樹脂材料で形成された構成とした。
また、第8の解決手段として、上面に設けられた外部取り出し用導体、及び上下方向に貫通する貫通孔を有する絶縁基体と、表面弾性波用の基板、及びこの基板の一面に設けられた櫛歯状電極と入出力用電極を有する表面弾性波素子とを備え、前記入出力用電極と前記外部取り出し用導体とを接続導電体によって接続する第1の工程と、前記櫛歯状電極の位置に振動空間部を形成するために、前記基板と前記絶縁基体の上面との間に仮止め封止部材を形成する第2の工程と、前記仮止め封止部材の外周部を囲むように、前記基板と前記絶縁基体の上面との間に第1の封止部材を形成する第3の工程と、前記貫通孔から前記仮止め封止部材を除去し、前記第1の封止部材内において前記櫛歯状電極の位置に前記振動空間部を形成する第4の工程と、前記振動空間部を密封するために、前記振動空間部と連通する前記貫通孔を第2の封止部材で封止する第5の工程を有した製造方法とした。
また、第9の解決手段として、前記櫛歯状電極が前記絶縁基板の上面と対向状態で配置され、前記仮止め封止部材が前記櫛歯状電極の位置する前記基板と前記絶縁基板との間、又は/及び櫛歯状電極の位置から離れた前記基板と前記絶縁基板の上面との間に設けられ、前記仮止め封止部材が除去されることによって、前記振動空間部が前記櫛歯状電極と前記絶縁基板の上面との間に形成された製造方法とした。
また、第10の解決手段として、前記櫛歯状電極が前記絶縁基板の上面と非対向状態で配置され、前記仮止め封止部材が前記櫛歯状電極を覆うように前記基板上に設けられ、前記仮止め封止部材が除去されることによって、前記振動空間部が前記櫛歯状電極と前記第1の封止部材との間に形成された製造方法とした。
また、第11の解決手段として、前記貫通孔が複数個設けられた製造方法とした。
また、第12の解決手段として、前記仮止め封止部材は、加熱によって溶融する溶融材料で形成され、溶融した前記溶融材料が前記貫通孔から前記絶縁基体外に除去されて、前記振動空間部が形成された製造方法とした。
また、第13の解決手段として、前記仮止め封止部材は、溶剤によって溶融する溶融材料で形成され、溶融した前記溶融材料が前記貫通孔から前記絶縁基体外に除去されて、前記振動空間部が形成された製造方法とした。
本発明の表面弾性波装置は、上面に外部取り出し用導体が設けられた絶縁基体と、表面弾性波用の基板、及びこの基板の一面に設けられた櫛歯状電極と入出力用電極を有する表面弾性波素子と、入出力用電極と外部取り出し用導体とを接続する接続導電体と、櫛歯状電極の位置に密封された振動空間部を形成するために、基板を覆うように絶縁基体の上面に設けられた第1の封止部材とを備え、絶縁基体には、振動空間部と連通する位置に上下方向に貫通する貫通孔が設けられ、貫通孔に第2の封止部材が充填されて、振動空間部が封止された構成とした。
このように、絶縁基板には、振動空間部と連通する貫通孔が設けられると、貫通孔から振動空間部を形成するため仮封止部材の除去が行え、従って、従来の環状部材が不要となって、部品点数が少なって、生産性が良く、安価なものが得られる。
また、絶縁基板に貫通孔を設けることによって、振動空間部への不活性ガスの充填は、充填機等によって貫通孔から行うことが出来、従って、不活性ガスの雰囲気状態にある装置内での作業が不要となって、生産性が良好で、安価なものが得られる。
また、櫛歯状電極が絶縁基板の上面と対向状態で配置され、櫛歯状電極と絶縁基板の上面との間には、振動空間部が形成されたため、振動空間部の形成がコンパクトに出来て、小型のものが得られる。
また、櫛歯状電極が絶縁基板の上面と非対向状態で配置され、櫛歯状電極と第1の封止部材との間には、振動空間部が形成されたため、絶縁基板と基板とを間隔を一層小さくできて、顧客からのニーズに容易に対応できる。
また、貫通孔が基板と対向する位置に設けられたため、製造時における仮止め封止部材の排出用となる貫通孔の位置が基板範囲内に形成できて、小型のものが得られる。
また、貫通孔が基板と非対向状態の位置に設けられたため、製造時における仮止め封止部材の排出用となる貫通孔が基板から外れた位置となり、従って、基板が絶縁基板に重ね合わされた状態のものにおいて好適である。
また、貫通孔が複数個設けられたため、貫通孔から製造時における仮止め封止部材の排出が容易となって、生産性の良好なものが得られる。
また、第1,第2の封止部材が絶縁性の樹脂材料で形成されたため、安価で、振動空間部の密封性の良好なものが得られる。
また、上面に設けられた外部取り出し用導体、及び上下方向に貫通する貫通孔を有する絶縁基体と、表面弾性波用の基板、及びこの基板の一面に設けられた櫛歯状電極と入出力用電極を有する表面弾性波素子とを備え、入出力用電極と外部取り出し用導体とを接続導電体によって接続する第1の工程と、櫛歯状電極の位置に振動空間部を形成するために、基板と絶縁基体の上面との間に仮止め封止部材を形成する第2の工程と、仮止め封止部材の外周部を囲むように、基板と絶縁基体の上面との間に第1の封止部材を形成する第3の工程と、貫通孔から仮止め封止部材を除去し、第1の封止部材内において櫛歯状電極の位置に振動空間部を形成する第4の工程と、振動空間部を密封するために、振動空間部と連通する貫通孔を第2の封止部材で封止する第5の工程を有した製造方法とした。
このように、櫛歯状電極の位置に振動空間部を形成するための仮止め封止部材を設けると、第1の封止部材を形成した際、櫛歯状電極の位置への第1の封止部材の侵入を容易に防ぐことが出来て、生産性の良好なものが得られる。
また、絶縁基板には、振動空間部と連通する貫通孔を設けることによって、貫通孔から仮止め封止部材を除去した後、振動空間部への不活性ガスの充填は、充填機等によって貫通孔から行うことが出来、従って、不活性ガスの雰囲気状態にある装置内での作業が不要となって、生産性が良好で、安価なものが得られる。
また、櫛歯状電極が絶縁基板の上面と対向状態で配置され、仮止め封止部材が櫛歯状電極の位置する基板と絶縁基板との間、又は/及び櫛歯状電極の位置から離れた基板と絶縁基板の上面との間に設けられ、仮止め封止部材が除去されることによって、振動空間部が櫛歯状電極と絶縁基板の上面との間に形成されたため、仮止め封止部材の形成と振動空間部の形成が容易であると共に、第1の封止部材の形成が容易となって、生産性が良好で、安価なものが得られる。
また、櫛歯状電極が絶縁基板の上面と非対向状態で配置され、仮止め封止部材が櫛歯状電極を覆うように基板上に設けられ、仮止め封止部材が除去されることによって、振動空間部が櫛歯状電極と第1の封止部材との間に形成されたため、仮止め封止部材の形成と振動空間部の形成が容易であると共に、第1の封止部材の形成が容易となって、生産性が良好で、安価なものが得られる。
また、貫通孔が複数個設けられたため、貫通孔から仮止め封止部材の排出が容易となって、生産性の良好なものが得られる。
また、仮止め封止部材は、加熱によって溶融する溶融材料で形成され、溶融した溶融材料が貫通孔から絶縁基体外に除去されて、振動空間部が形成されたため、仮止め封止部材の排出が容易となって、生産性の良好なものが得られる。
また、仮止め封止部材は、溶剤によって溶融する溶融材料で形成され、溶融した溶融材料が貫通孔から絶縁基体外に除去されて、振動空間部が形成されたため、仮止め封止部材の排出が容易となって、生産性の良好なものが得られる。
本発明の表面弾性波装置、及びその製造方法に係る図面を説明すると、図1は本発明の表面弾性波装置の第1実施例に係る要部断面図、図2は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第1の工程を示す説明図、図3は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第2の工程を示す説明図、図4は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第3の工程を示す説明図、図5は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第4の工程を示す説明図、図6は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第5の工程を示す説明図である。
また、図7は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第1の工程を示す説明図、図8は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第2の工程を示す説明図、図9は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第3の工程を示す説明図、図10は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第4の工程を示す説明図、図11は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第5の工程を示す説明図である。
また、図12は本発明の表面弾性波装置の第2実施例に係る要部断面図、図13は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第1の工程を示す説明図、図14は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第2の工程を示す説明図、図15は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第3の工程を示す説明図、図16は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第4の工程を示す説明図、図17は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第5の工程を示す説明図である。
また、図18は本発明の表面弾性波装置の第3実施例に係る要部断面図、図19は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第1の工程を示す説明図、図20は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第2の工程を示す説明図、図21は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第3の工程を示す説明図、図22は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第4の工程を示す説明図、図23は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第5の工程を示す説明図である。
また、図24は本発明の表面弾性波装置の第4実施例に係る要部断面図、図25は図24の25−25線における断面図、図26は図25の26−26線における断面図である。
また、図27は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第1の工程を示す説明図、図28は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第2の工程を示す説明図、図29は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第3の工程を示す説明図、図30は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第4の工程を示す説明図、図31は本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第5の工程を示す説明図である。
次に、本発明の表面弾性波装置の第1実施例に係る構成を図1に基づいて説明すると、絶縁樹脂やセラミック等からなる絶縁基体1の上面1aには、導電パターンからなる複数個の外部取り出し用導体2が設けられていると共に、この絶縁基板1には、上下方向に貫通する1個、或いは複数個の貫通孔1bが設けられている。
なお、この絶縁基板1は、回路モジュールや電子回路ユニット等を形成するための回路基板を適用しても良い。
表面弾性波素子3は、表面弾性波用の基板4と、この基板4の一面に設けられた複数個の櫛歯状電極5と、この櫛歯状電極5の端部に設けられた入出力用電極6とで構成されている。
そして、この表面弾性波素子3は、櫛歯状電極5を上面1aに対向させ、且つ、基板4と絶縁基板1との間に振動空間部7となる隙間を持たせた状態で、入出力用電極6が導電ペーストや半田付等からなる接続導電体8によって外部取り出し用導体2に接続されている。
この時、貫通孔1bは、基板4の下面と対向した状態となっている。
絶縁性の樹脂材料からなる第1の封止部材9は、基板4の外周面を覆った状態で絶縁基板1の上面1aに形成され、櫛歯状電極5の位置に振動空間部7が形成されると共に、この振動空間部7には、貫通孔1bが連通した状態となっている。
また、絶縁性の樹脂材料からなる第2の封止部材10は、貫通孔1b内に充填されて振動空間部7を塞ぎ、窒素やアルゴン等の不活性ガスの雰囲気状態となった振動空間部7が密封された状態となって、本発明の表面弾性波装置が構成されている。
次に、本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例について、図2〜図6に基づいて説明すると、第1の工程では図2に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、櫛歯状電極5を上面1aに対向させ、且つ、基板4と絶縁基板1との間に振動空間部7となる隙間を持たせた状態で、入出力用電極6と外部取り出し用導体2とを接続導電体8によって接続する。
次に、第2の工程では図3に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、基板4の外周部を含んだ状態で、基板4と絶縁基板1との間、及び貫通孔1b内に仮止め封止部材11を形成し、この仮止め封止部材11によって、基板4を絶縁基板1に仮止めする。
そして、この仮止め封止部材11は、蝋(ロウ)やフラックス等の加熱によって溶融する溶融材料、或いはシリコン等の溶剤によって溶融する溶融材料が使用されており、仮止め封止部材11の形成は、先ず、液状の溶融材料が塗布等によって設けられた後、この溶融材料を硬化することによって行われる。
次に、第3の工程では図4に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、基板4と仮止め封止部材11の外周部を囲むように、基板4と絶縁基体1の上面1aとの間に第1の封止部材9を形成する。
この時、第1の封止部材9は、仮止め封止部材11の存在によって櫛歯状電極5側への侵入が阻止されると共に、この第1の封止部材9の形成は、エポキシ系等からなる絶縁性の樹脂材料がポッティングされて硬化され、或いは、成形加工によって設けられている。
次に、第4の工程では図5に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、仮止め部材11を加熱、或いは溶剤で溶かし、貫通孔1bから仮止め封止部材11を除去し、第1の封止部材9内の少なくとも櫛歯状電極5の位置に振動空間部7を形成する。
この第1実施例では、基板4と絶縁基板1の全対応面と基板4の外周部に跨って振動空間部7が形成されたものとなっている。
次に、第5の工程では図6に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、充填機(図示せず)によって不活性ガスを振動空間部7内に充填すると共に、振動空間部7を密封するために、振動空間部7と連通する貫通孔1bを第2の封止部材10で封止すると、その製造が完了し、図1に示すような表面弾性波装置が得られる。
そして、この第2の封止部材10は、エポキシ系等からなる絶縁性の樹脂材料がポッティング等で貫通孔1bの充填された後、硬化されて形成されている。
なお、この製造方法では、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において作業を行うもので説明したが、第5の工程である振動空間部7内への不活性ガスの充填と第2の封止部材10の形成は、不活性ガスの雰囲気状態にある装置内で行うようにしても良い。
次に、本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例について、図7〜図11に基づいて説明すると、第1の工程では図7に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、前記第1実施例と同様に櫛歯状電極5を上面1aに対向させ、且つ、基板4と絶縁基板1との間に振動空間部7となる隙間を持たせた状態で、入出力用電極6と外部取り出し用導体2とを接続導電体8によって接続する。
次に、第2の工程では図8に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、基板4の外周部の位置で、基板4と絶縁基板1との間に仮止め封止部材11を環状に形成し、この仮止め封止部材11によって、基板4を絶縁基板1に仮止めする。
この時、櫛歯状電極5の位置する基板4と絶縁基板1との間には、空隙部12が形成された状態となっている。
次に、第3の工程では図9に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、基板4と仮止め封止部材11の外周部を囲むように、基板4と絶縁基体1の上面1aとの間に第1の封止部材9を形成する。
この時、第1の封止部材9は、仮止め封止部材11の存在によって櫛歯状電極5側への侵入が阻止される。
次に、第4の工程では図10に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、仮止め部材11を加熱、或いは溶剤で溶かし、貫通孔1bから仮止め封止部材11を除去し、第1の封止部材9内の少なくとも櫛歯状電極5の位置に振動空間部7を形成する。
即ち、この第2実施例では、空隙部12と、仮止め封止部材11が除去されて出来た空間部とで振動空間部7が形成されている。
次に、第5の工程では図11に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、充填機(図示せず)によって不活性ガスを振動空間部7内に充填すると共に、振動空間部7を密封するために、振動空間部7と連通する貫通孔1bを第2の封止部材10で封止すると、その製造が完了する。
そして、このような第2実施例による製造方法で製造された表面弾性波装置は、図1に示す構成と同様のものが得られる。
次に、図12は本発明の表面弾性波装置の第2実施例を示し、この第2実施例は、振動空間部7が櫛歯状電極5の位置する基板4と絶縁基板1との間のみに形成されものであり、その他の構成は、前記第1実施例と同様であるので同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
次に、本発明の表面弾性波装置の第2実施例に係る製造方法(第3実施例)について、図13〜図17に基づいて説明すると、第1の工程では図13に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、前記第1実施例と同様に櫛歯状電極5を上面1aに対向させ、且つ、基板4と絶縁基板1との間に振動空間部7となる隙間を持たせた状態で、入出力用電極6と外部取り出し用導体2とを接続導電体8によって接続する。
次に、第2の工程では図14に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、櫛歯状電極5の位置する基板4と絶縁基板1との間に仮止め封止部材11を形成し、この仮止め封止部材11によって、基板4を絶縁基板1に仮止めする。
次に、第3の工程では図15に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、基板4と仮止め封止部材11の外周部を囲むように、基板4と絶縁基体1の上面1aとの間に第1の封止部材9を形成する。
この時、第1の封止部材9は、仮止め封止部材11の存在によって櫛歯状電極5側への侵入が阻止される。
次に、第4の工程では図16に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、仮止め部材11を加熱、或いは溶剤で溶かし、貫通孔1bから仮止め封止部材11を除去し、第1の封止部材9内の櫛歯状電極5の位置する基板4と絶縁基板1との間に振動空間部7を形成する。
次に、第5の工程では図17に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、充填機(図示せず)によって不活性ガスを振動空間部7内に充填すると共に、振動空間部7を密封するために、振動空間部7と連通する貫通孔1bを第2の封止部材10で封止すると、その製造が完了し、図12に示すような表面弾性波装置が得られる。
次に、図18は本発明の表面弾性波装置の第3実施例を示し、この第3実施例について説明すると、基板4に形成された櫛歯状電極5は、上方に位置して、絶縁基板1の上面1aと非対向状態で配置され、また、基板4に設けられた入出力用電極6は、基板4の上面から下面に引き出されて、基板4と絶縁基板1の上面1aとの間に隙間を持たせた状態で、接続導電体8によって外部取り出し用導体2に接続されている。
更に、第1の封止部材9が基板4の外周面を覆った状態で絶縁基板1の上面1aに形成されると共に、櫛歯状電極5の位置する基板4と第1の封止部材9との間には、振動空間部7が形成されており、その他の構成は、前記第1実施例と同様であるので同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
次に、本発明の表面弾性波装置の第3実施例に係る製造方法(第4実施例)について、図19〜図23に基づいて説明すると、第1の工程では図19に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、櫛歯状電極5を上方にして上面1aと非対向状態で、且つ、基板4と絶縁基板1との間に隙間を持たせた状態で、入出力用電極6と外部取り出し用導体2とを接続導電体8によって接続する。
次に、第2の工程では図20に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、櫛歯状電極5の位置する基板4上、及び基板4と絶縁基板1間の隙間と貫通孔1b内に仮止め封止部材11を形成し、この仮止め封止部材11によって、基板4を絶縁基板1に仮止めする。
次に、第3の工程では図21に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、基板4と仮止め封止部材11の外周部を囲むように、基板4と絶縁基体1の上面1aとの間に第1の封止部材9を形成する。
この時、第1の封止部材9は、仮止め封止部材11の存在によって櫛歯状電極5側への侵入が阻止される。
次に、第4の工程では図22に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、仮止め部材11を加熱、或いは溶剤で溶かし、貫通孔1bから仮止め封止部材11を除去し、第1の封止部材9内の櫛歯状電極5の位置する基板4と第1の封止部材9との間に振動空間部7を形成する。
次に、第5の工程では図23に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、充填機(図示せず)によって不活性ガスを振動空間部7内に充填すると共に、振動空間部7を密封するために、振動空間部7と連通する貫通孔1bを第2の封止部材10で封止すると、その製造が完了し、図18に示すような表面弾性波装置が得られる。
次に、図24〜図26は本発明の表面弾性波装置の第4実施例を示し、この第4実施例について説明すると、基板4に形成された櫛歯状電極5は、図18の第3実施例と同様に、上方に位置して、絶縁基板1の上面1aと非対向状態で配置され、また、基板4の下面が絶縁基板1に重ね合わされて載置され、基板4に設けられた入出力用電極6は、ワイヤーからなる接続導電体8によって外部取り出し用導体2に接続されている。
更に、第1の封止部材9が基板4の外周面を覆った状態で絶縁基板1の上面1aに形成されると共に、櫛歯状電極5の位置する基板4と第1の封止部材9との間には、振動空間部7が形成されており、更に又、絶縁基板1には、基板4から外れた位置(非対向状態の位置)に1個、或いは複数個の貫通孔1bが設けられており、その他の構成は、前記第1実施例と同様であるので同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
次に、本発明の表面弾性波装置の第4実施例に係る製造方法(第5実施例)について、図27〜図31に基づいて説明すると、第1の工程では図27に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、櫛歯状電極5を上方にして上面1aと非対向状態で、且つ、基板4を絶縁基板1上に載置した状態で、入出力用電極6と外部取り出し用導体2とをワイヤーからなる接続導電体8によって接続する。
次に、第2の工程では図28に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、櫛歯状電極5の位置する基板4上、及び貫通孔1bを含む絶縁基板1上に仮止め封止部材11を形成し、この仮止め封止部材11によって、基板4を絶縁基板1に仮止めする。
次に、第3の工程では図29に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、基板4と仮止め封止部材11の外周部を囲むように、基板4と絶縁基体1の上面1aとの間に第1の封止部材9を形成する。
この時、第1の封止部材9は、仮止め封止部材11の存在によって櫛歯状電極5側への侵入が阻止される。
次に、第4の工程では図30に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、仮止め部材11を加熱、或いは溶剤で溶かし、貫通孔1bから仮止め封止部材11を除去し、第1の封止部材9内の櫛歯状電極5の位置する基板4と第1の封止部材9との間に振動空間部7を形成する。
次に、第5の工程では図31に示すように、外気中(不活性ガスの雰囲気状態にある装置外)において、充填機(図示せず)によって不活性ガスを振動空間部7内に充填すると共に、振動空間部7を密封するために、振動空間部7と連通する貫通孔1bを第2の封止部材10で封止すると、その製造が完了し、図24〜図26に示すような表面弾性波装置が得られる。
なお、このような本発明の表面弾性波装置の製造方法は、回路モジュールや電子回路ユニット等を形成するための回路基板が絶縁基板1として利用され、回路モジュールや電子回路ユニット等を形成する過程において、その製造方法が適用されるようにしても良い。
本発明の表面弾性波装置の第1実施例に係る要部断面図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第1の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第2の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第3の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第4の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第1実施例に係り、第5の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第1の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第2の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第3の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第4の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第2実施例に係り、第5の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の第2実施例に係る要部断面図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第1の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第2の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第3の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第4の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第3実施例に係り、第5の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の第3実施例に係る要部断面図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第1の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第2の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第3の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第4の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第4実施例に係り、第5の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の第4実施例に係る要部断面図。 図24の25−25線における断面図。 図25の26−26線における断面図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第1の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第2の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第3の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第4の工程を示す説明図。 本発明の表面弾性波装置の製造方法の第5実施例に係り、第5の工程を示す説明図。 従来の表面弾性波装置の要部断面図。
符号の説明
1:絶縁基板
1a:上面
1b:貫通孔
2:外部取り出し用導体
3:表面弾性波素子
4:基板
5:櫛歯状電極
6:入出力用電極
7:振動空間部
8:接続導電体
9:第1の封止部材
10:第2の封止部材
11:仮止め封止部材
12:空隙部

Claims (13)

  1. 上面に外部取り出し用導体が設けられた絶縁基体と、表面弾性波用の基板、及びこの基板の一面に設けられた櫛歯状電極と入出力用電極を有する表面弾性波素子と、前記入出力用電極と前記外部取り出し用導体とを接続する接続導電体と、前記櫛歯状電極の位置に密封された振動空間部を形成するために、前記基板を覆うように前記絶縁基体の上面に設けられた第1の封止部材とを備え、前記絶縁基体には、前記振動空間部と連通する位置に上下方向に貫通する貫通孔が設けられ、前記貫通孔に第2の封止部材が充填されて、前記振動空間部が封止されたことを特徴とする表面弾性波装置。
  2. 前記櫛歯状電極が前記絶縁基板の上面と対向状態で配置され、前記櫛歯状電極と前記絶縁基板の上面との間には、前記振動空間部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の表面弾性波装置。
  3. 前記櫛歯状電極が前記絶縁基板の上面と非対向状態で配置され、前記櫛歯状電極と前記第1の封止部材との間には、前記振動空間部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の表面弾性波装置。
  4. 前記貫通孔が前記基板と対向する位置に設けられたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の表面弾性波装置。
  5. 前記貫通孔が前記基板と非対向状態の位置に設けられたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の表面弾性波装置。
  6. 前記貫通孔が複数個設けられたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の表面弾性波装置。
  7. 前記第1,第2の封止部材が絶縁性の樹脂材料で形成されたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の表面弾性波装置。
  8. 上面に設けられた外部取り出し用導体、及び上下方向に貫通する貫通孔を有する絶縁基体と、表面弾性波用の基板、及びこの基板の一面に設けられた櫛歯状電極と入出力用電極を有する表面弾性波素子とを備え、前記入出力用電極と前記外部取り出し用導体とを接続導電体によって接続する第1の工程と、前記櫛歯状電極の位置に振動空間部を形成するために、前記基板と前記絶縁基体の上面との間に仮止め封止部材を形成する第2の工程と、前記仮止め封止部材の外周部を囲むように、前記基板と前記絶縁基体の上面との間に第1の封止部材を形成する第3の工程と、前記貫通孔から前記仮止め封止部材を除去し、前記第1の封止部材内において前記櫛歯状電極の位置に前記振動空間部を形成する第4の工程と、前記振動空間部を密封するために、前記振動空間部と連通する前記貫通孔を第2の封止部材で封止する第5の工程を有したことを特徴とする表面弾性波装置の製造方法。
  9. 前記櫛歯状電極が前記絶縁基板の上面と対向状態で配置され、前記仮止め封止部材が前記櫛歯状電極の位置する前記基板と前記絶縁基板との間、又は/及び櫛歯状電極の位置から離れた前記基板と前記絶縁基板の上面との間に設けられ、前記仮止め封止部材が除去されることによって、前記振動空間部が前記櫛歯状電極と前記絶縁基板の上面との間に形成されたことを特徴とする請求項8記載の表面弾性波装置の製造方法。
  10. 前記櫛歯状電極が前記絶縁基板の上面と非対向状態で配置され、前記仮止め封止部材が前記櫛歯状電極を覆うように前記基板上に設けられ、
    前記仮止め封止部材が除去されることによって、前記振動空間部が前記櫛歯状電極と前記第1の封止部材との間に形成されたことを特徴とする請求項8記載の表面弾性波装置の製造方法。
  11. 前記貫通孔が複数個設けられたことを特徴とする請求項8から10の何れかに記載の表面弾性波装置の製造方法。
  12. 前記仮止め封止部材は、加熱によって溶融する溶融材料で形成され、溶融した前記溶融材料が前記貫通孔から前記絶縁基体外に除去されて、前記振動空間部が形成されたことを特徴とする請求項8から11の何れかに記載の表面弾性波装置の製造方法。
  13. 前記仮止め封止部材は、溶剤によって溶融する溶融材料で形成され、溶融した前記溶融材料が前記貫通孔から前記絶縁基体外に除去されて、前記振動空間部が形成されたことを特徴とする請求項8から11の何れかに記載の表面弾性波装置の製造方法。
JP2003355610A 2003-10-15 2003-10-15 表面弾性波装置、及びその製造方法 Withdrawn JP2005123820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003355610A JP2005123820A (ja) 2003-10-15 2003-10-15 表面弾性波装置、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003355610A JP2005123820A (ja) 2003-10-15 2003-10-15 表面弾性波装置、及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005123820A true JP2005123820A (ja) 2005-05-12

Family

ID=34613130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003355610A Withdrawn JP2005123820A (ja) 2003-10-15 2003-10-15 表面弾性波装置、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005123820A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100798599B1 (ko) 2005-09-13 2008-01-28 세이코 엡슨 가부시키가이샤 탄성 표면파 디바이스 및 그 제조방법
KR100957404B1 (ko) * 2007-10-12 2010-05-11 후지쓰 메디아 데바이스 가부시키가이샤 탄성 표면파 디바이스 및 그 제조 방법
JP2019129497A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 京セラ株式会社 弾性波装置、分波器および通信装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100798599B1 (ko) 2005-09-13 2008-01-28 세이코 엡슨 가부시키가이샤 탄성 표면파 디바이스 및 그 제조방법
KR100957404B1 (ko) * 2007-10-12 2010-05-11 후지쓰 메디아 데바이스 가부시키가이샤 탄성 표면파 디바이스 및 그 제조 방법
US7854050B2 (en) 2007-10-12 2010-12-21 Taiyo Yuden Co., Ltd. Method of manufacturing a surface acoustic wave device
JP2019129497A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 京セラ株式会社 弾性波装置、分波器および通信装置
JP7072394B2 (ja) 2018-01-26 2022-05-20 京セラ株式会社 弾性波装置、分波器および通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7804164B2 (en) Subminiature electronic device having hermetic cavity and method of manufacturing the same
CN104124940A (zh) 压电器件
JP5453787B2 (ja) 弾性表面波デバイス
JP5695145B2 (ja) 弾性表面波デバイス
JP2002135080A (ja) 弾性表面波装置及びその製造方法
JP2008028713A (ja) 弾性表面波装置
KR20170069193A (ko) 압전 석영 결정체 공진기 및 이의 제조 방법
KR100826393B1 (ko) 전도성 패턴을 갖는 실링 라인으로 구비된 웨이퍼 레벨디바이스 패키지 및 그 패키징 방법
JP2005123820A (ja) 表面弾性波装置、及びその製造方法
JPWO2014171369A1 (ja) 弾性表面波装置
US20190348964A1 (en) Surface acoustic wave element package and manufacturing method thereof
JPH0818390A (ja) 弾性表面波装置
KR20050029926A (ko) Fbar 소자 및 그 제조 방법
JP4262116B2 (ja) 電子装置の製造方法
JP4549158B2 (ja) 水晶発振器の製造方法
JPH01213018A (ja) 弾性表面波ディバイスの構造
JP2016006946A (ja) 水晶デバイスの製造方法
JP6555960B2 (ja) 電子部品搭載用パッケージおよび電子装置
JP4262117B2 (ja) 電子装置の製造方法
JP4673670B2 (ja) 圧電デバイスの製造方法
CN108933577A (zh) 声波装置及制造声波装置的方法
JP2005348281A (ja) 表面弾性波装置
JP3567467B2 (ja) 圧電発振子の製造方法
JP2010149209A (ja) 電気部品およびその製造方法
JP5921733B2 (ja) 弾性表面波デバイスを製造する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109