JP2005123298A - 磁気メモリー装置及びその製造方法 - Google Patents

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淳 久我
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Abstract

【課題】 高速動作及び高密度記録が可能で、高信頼性を有する磁気メモリー装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 2つのバリスティックMR素子14A、14Bから構成され、第1BMR素子14Aは、基板15上に第1ワード線11A、凸状基体16、シード層18、第1自由磁化層19Aが順次積層されてなり、第1自由磁化層19Aの表面上にその表面の一部19A−1と接触する接合絶縁層20と、接合絶縁層20上に固定磁化層21、反強磁性層22が積層され、さらに反強磁性層22上にはビット線12が形成される。第2BMR素子14Bも第1BMR素子14Aと同様の構成とする。第1自由磁化層19A又は第2自由磁化層19Bと接合絶縁層20とが接触する接合部は微小面積をもって形成される。第1自由磁化層19A及び第2自由磁化層19Bをハーフメタル材料より構成してもよい。
【選択図】 図3

Description

本発明は、トンネル接合部面積が微小なバリスティックMR(磁気抵抗効果型)素子を有するメモリーセルを備えた磁気メモリー装置及びその製造方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータや携帯端末機器の補助記憶装置として、情報の保持に電力を必要としない不揮発性メモリーが使用されることが多くなってきている。MRAM(磁気ランダムアクセスメモリ)はフラッシュメモリーに替わる不揮発メモリーとして盛んに検討が進められている。
MRAMは、図1に示すようにワード線101及びビット線1022の交叉する箇所にメモリーセル103が配置され、メモリーセル103にはTMR(磁気トンネル効果型)素子104が用いられている。TMR素子104は、自由磁化層105、接合絶縁層106、固定磁化層108が順次積層されて構成され、ワード線101に書き込み電流を流して自由磁化層の磁化方向を固定磁化層の磁化方向に対して平行あるいは反平行として、“0”または“1”の2値を記憶する。読み出し時には、メモリーセルに垂直に検知電流を流して、磁化方向が平行の場合と反平行の場合とで異なるTMR素子の電気抵抗により生ずる電圧降下の変化を図示されないセンスアンプにより検出し、“0”または“1”の判別を行う。
Garcia, Appl.Phys. Lett., vol. 77, No.9, (2000) pp.1351-1353
しかしながら、接合絶縁層106は3nm程度の極薄の絶縁層からなるので、接合絶縁層106のごく一部にピンホール等の欠陥が形成されるとその部分から検知電流がリークし、TMR素子の抵抗値が大幅に低下するので、記憶されている情報が読みとれなくなってしまう。通常、TMR素子のトンネル接合部の面積の面積は数μm2もあり、その面積に極薄の絶縁層を欠陥なしに形成することは極めて困難である。
また、TMR素子の抵抗変化率は約40%であり、情報の読み出しを正確に行うためにはメモリーセルでの電圧降下を検知するためのサンプリング時間を長くすることにより読み出し時のエラーを低減することができるが、読み出しの高速化を図るためには不十分である。
また、TMR素子を用いたメモリーセルでは、1つのメモリーセルには1つのTMR素子が形成されているため、2値、すなわち1ビットの情報しか保持することができないため高密度記録化を図ることができない。TMR素子を2つ並べて1つのメモリーセルとして多値の情報を保持することもできるが、メモリーセル1つあたりの占める面積が増加してしまい、高密度記録化を図ることができない。また、TMR素子を並べる方向によりワード線あるいはビット線の幅を拡大する必要があり、配線の高密度化の障害となってしまう。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、高速動作及び高密度記録が可能で、高信頼性を有する磁気メモリー装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一観点によれば、第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に設けられた接合絶縁層と、前記接合絶縁層上に設けられた第2の強磁性層とよりなるメモリーセルを備え、前記第1の強磁性層の磁化方向と第2の強磁性層の磁化方向とのなす角に基づいて情報を記憶する磁気メモリー装置であって、前記第1の強磁性層と接合絶縁層とが微少領域をもって接触する接合部を有する磁気メモリー装置が提供される。
本発明によれば、第1の強磁性層と接合絶縁層との接合部が微小領域を形成しているので、微小領域を通過する電子がバリスティック(弾道的)伝導を形成し、磁気トンネル効果と同様の磁気抵抗変化を生ずる。また、接合絶縁層は極薄なため微小なピンホールが形成されやすいが、第1の強磁性層が接触している接合部が微小なため、その領域にピンホールが形成される確率が大幅に低下する。したがって、ピンホールに起因するリーク電流増加などのメモリーセルの不良を大幅に低減することができる。ここで、微小領域とは、接合絶縁層の厚さ方向に垂直な面の面積に対して小さいことをいい、更には1×10-182〜1×10-142であることが好ましい。
前記第1の強磁性層又は第2の強磁性層はハーフメタル材料より構成してもよい。スピン偏極率が高く磁気抵抗変化率を高めることができる。
本発明の他の観点によれば、基体と、前記基体上に設けられた第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に設けられた接合絶縁層と、前記接合絶縁層上に設けられた第2の強磁性層とよりなるメモリーセルを備え、前記第1の強磁性層の磁化方向と第2の強磁性層の磁化方向とのなす角に基づいて情報を記憶する磁気メモリー装置の製造方法であって、前記第1の強磁性層を形成する工程と、前記第1の強磁性層を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜に研削処理を行って前記第1の強磁性層の一部を露出する工程と、前記第1の強磁性層および層間絶縁膜を覆う前記接合絶縁層を形成する工程と、前記接合絶縁層上に第2の強磁性層を形成する工程とを含む磁気メモリー装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、第1の強磁性層を覆う層間絶縁膜に研削処理を行うことにより凸状の第1の強磁性層の一部を露出して、その上に接合絶縁層を形成する。したがって、第1の強磁性層の一部と接合絶縁層が接触する接合部を容易に形成することができる。
前記研削処理がドライエッチング法または化学的機械研磨法により行われてもよい。層間絶縁膜を均一に研削することができるので、基板上に形成されるメモリーセル間で接合部の面積をそろえることができ、その結果メモリーセル間で磁気抵抗変化率などの特性を均一化することができる。
前記第1の強磁性層を形成する工程の前に、前記基体を形成する工程を更に含み、前記基体を形成する工程は導電体層を選択的にエッチングして凸状に形成してもよい。選択的にエッチングすることにより容易に凸状の基体を形成することができ、基体間の形状をそろえることができる。
本発明によれば、第1の強磁性層と接合絶縁層とが微少領域をもって接触する接合部を有するので、微小領域を通過する電子がバリスティック伝導を形成し、磁気抵抗変化率が向上する。したがって、高速動作及び高密度記録が可能で、高信頼性を有する磁気メモリー装置を実現することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る磁気メモリー装置の分解斜視図である。図2を参照するに、磁気メモリー装置10は、一つの水平面内に平行に配置された第1ワード線11A及び第2ワード線11Bと、他の水平面内に平行に、かつ第1ワード線11A及び第2ワード線11Bと垂直に配置されたビット線12と、第1ワード線11A及び第2ワード線11Bとビット線12との交点に設けられたメモリーセル13などから構成され、さらに図示されない書き込み電流を流すための駆動回路や、メモリーセル13を選択する選択回路、メモリーセル13での電圧降下を検出するセンスアンプなどから構成されている。
図3は、第1の実施の形態に係る磁気メモリー装置のメモリーセルの断面図である。図3を参照するに、メモリーセル13は、2つのバリスティックMR素子(以下、「BMR素子」と称する。)14A、14Bから構成されている。一方の第1BMR素子14Aは、基板15上に第1ワード線11A、凸状基体16、シード層18、第1自由磁化層19Aが順次積層されてなり、自由磁化層19Aの表面上にその表面の一部19A−1と接触する接合絶縁層20と、接合絶縁層20上に固定磁化層21、反強磁性層22が積層され、さらに反強磁性層22上にはビット線12が形成されている。他方の第2BMR素子14Bは、第1BMR素子14Aと同様に構成され、第2ワード線11B、凸状基体16、シード層18、第2自由磁化層19Bが順次積層されてなり、第2自由磁化層19Bの表面上にその表面の一部19B−1と接触する、第1BMR素子と共通の接合絶縁層20、固定磁化層21、反強磁性層22、ビット線12が積層して形成されている。基板側から順に、第1自由磁化層19A又は第2自由磁化層19B(以下、区別する必要がない場合は総称して「自由磁化層19A,19B」という。)/接合絶縁層20/固定磁化層21の積層体は、自由磁化層19A,19Bと接合絶縁層20とが微小な面積をもって接触して構成される。さらにメモリーセルは酸化アルミニウム、シリコン酸化膜の層間絶縁膜23〜26が充填される。このような構造により、自由磁化層19A,19B/接合絶縁層20/固定磁化層21の積層体を通過する電子が自由磁化層19A,19Bと固定磁化層21の磁化方向の相対的な角度により透過する電子量が変化する。
前記第1ワード線11A及び第2ワード線11Bは、Al、W、Cu、Pt、Au、Pd及びこれらの合金などの半導体装置に用いられる公知の配線材料により構成される。
前記凸状基体16は、Si、Nb、Mo、W、Au、Cu、Pt、Ti、Ta、及びカーボンナノチューブなどの非磁性導電性材料から構成され、先端部が凸状の形状を有している。この上に形成される自由磁化層19A,19Bと、接合絶縁層20との接触面積を微小化することができる。凸状基体16は例えば、電界放出装置の電子放出に用いられる不純物イオンをドープして導電性を付与したポリシリコンよりなるマイクロティップを用いることができる。
前記シード層18は、例えば厚さが1nm〜50nmのRu膜、Ru系合金膜、V(バナジウム)膜にRu膜またはRu系合金膜を堆積した積層体から構成される。シード層18は自由磁化層19A,19Bの下地層として結晶配向方向を制御することができる。シード層18は設けてもよく設けなくてもよい。
前記自由磁化層19A,19Bは、例えば厚さが1nm〜30nmの軟磁性強磁性材料からなる合金膜、例えばCo、Fe、Ni、これらの元素を含む合金膜あるいは合金膜の積層体から構成される。さらに、自由磁化層19A,19Bはハーフメタル材料から構成されることが好ましい。ハーフメタル材料は、CoFeBなどの強磁性合金と比較して、スピン偏極率(分極率)が高く、磁気抵抗変化率を高めることができる。すなわち、磁気抵抗変化率=2×P2/(1−P2)×Fと表され、分極率Pはハーフメタルの場合はほぼ1となるので、磁気抵抗変化率は理論的に略無限大となる。なお、式中のFは電流のスピン偏極に依存しない量である。
また、ハーフメタル材料からなる自由磁化層19A,19Bから固定磁化層21にバリスティックに偏極電子が流れるため、接合絶縁層20にピンホールが存在した場合であってもその影響を受け難い。強磁性のハーフメタル材料としては、例えば、Fe、CrO2、CrAs、MnAs、ペロブスカイト構造を有する(La、Sr)MnO3などが挙げられる。(La1-xSrx)MnO3と表すとx=0.2〜0.4(原子濃度)であることが好ましい。
前記自由磁化層19A,19Bと接合絶縁層20との接触面積は1×10-182〜1×10-142の範囲であることが好ましい。この範囲に設定することによりバリスティックに偏極電子を流すことができる。また、自由磁化層19A,19Bには例えば基板15面に平行な面内において磁気異方性を有する。例えば、磁化容易軸を固定磁化層21の固定磁化方向と平行にしてもよく垂直にしてもよい。
前記接合絶縁層20は、例えば厚さが0.5nmから5nmの非磁性絶縁体材料よりなり、例えばAl23膜やAlN膜、SiN膜など公知の非磁性絶縁膜を用いることができる。また、接合絶縁層20はAl膜などの金属膜を熱酸化ある自然酸化、酸素ラジカルなどによる酸化処理、あるいは同様の方法による窒化処理を行って形成された絶縁膜でもよい。
接合絶縁層20の厚さは0.4nm〜2.0nmであることが好ましい。接合抵抗値を低下することができる。本実施の形態の磁気メモリー装置10では、自由磁化層19A,19Bと接合絶縁層との接触面積が従来のTMR素子より微小となっているので、接触部分でピンホールが存在する確率が極めて低く、その結果BMR素子14A,14Bの歩留まりを向上することができる。
前記固定磁化層21は、例えば厚さが1nm〜30nmのCo、Fe、Ni、これらの元素を含む強磁性材料からなる合金膜、さらにその合金膜の積層体から構成される。固定磁化層21は、例えば、Ni80Fe20膜、Co75Fe25膜などである。が固定磁化層21は、その上に形成される反強磁性層22と交換結合し、磁化方向が一方向に固定される。また、固定磁化層21は、上述したハーフメタル材料から構成してもよい。上述したように磁気抵抗変化率を高めることができる。この場合、自由磁化層19A,19Bは軟磁性強磁性材料からなる合金膜、例えばCo、Fe、Ni、これらの元素を含む合金膜あるいは合金膜の積層体から構成される。
前記反強磁性層22は、例えば厚さが5nm〜50nmのRe、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cr、Fe、Ni、Cu、Ag及びAuよりなる群のうち少なくとも1種の元素とMnとを含む反強磁性材料、例えばPtPdMn、FeMn、IrMnなどにより構成される。さらにMnの含有量は45原子%〜60原子%であることが好ましい。反強磁性層22は所定の磁場中で加熱処理を行うことにより反強磁性が出現し、固定磁化層21の磁化方向を一方向に固定することができる。
前記ビット線12は、第1ワード線11A及び第2ワード線11Bと同様の材料から構成される。なお、反強磁性層22とビット線12との間にAu膜あるいはTa膜などよりなる保護膜を設けてもよい。反強磁性層22に固定磁化層21の磁化方向を決定するための磁場中加熱処理をする際に、反強磁性層22の酸化を防止することができる。
次に、本実施の形態に係る磁気メモリー装置10の記録再生動作について説明する。
図4は、メモリーセルに記録する過程を示す図、図5は、第1及び第2自由磁化層のアステロイド曲線を示す図である。図4及び図5を参照するに、第1ワード線11A及び第2ワード線11Bに記録電流IWA及びIWBを流し、第1及び第2自由磁化層にX方向の記録磁界を形成する(この記録磁界をHxとする。)。また、磁化の回転を補助するためにビット線12に記録電流IBを流す。記録電流IBは第1及び第2自由磁化層19A,19Bの位置にY方向の記録磁界を形成する(この記録磁界をHyとする。)。
アステロイド曲線は、第1及び第2自由磁化層の異方性磁界をHkとすると、Hx2/3+Hy2/3=Hk2/3と表され、静的磁化回転の可逆、非可逆の境界を表す。すなわち、自由磁化層に印加された合成された記録磁界H=(HX1、HY1)がHX1 2/3+HY1 2/3>Hk2/3の場合は非可逆的な磁化回転を示し、例えば磁化容易軸がx方向の場合で記録磁界HX1が−x方向である場合は、x方向であった磁化方向が−x方向に切り換わる。ここで、記録磁界HX1は第1ワード線11A及び第2ワード線11Bが干渉し合わない程度の大きさに抑制して設定される。また、記録電流IBにより生ずる記録磁界HY1は合成された記録磁界Hがアステロイド曲線の外側になるように調整される。第1自由磁化層19A及び第2自由磁化層19Bの所望の磁化方向と同じ向きの記録磁界Hxと、アステロイド曲線の外側にするために十分な記録磁界Hyを重畳して印加することにより、第1自由磁化層19A及び第2自由磁化層19Bの磁化方向を容易軸方向のいずれかの向きにして、情報「0」または「1」を記録することができる。
図6は、磁気メモリー装置の要部を示す等価回路図である。図6を参照するに、磁気メモリー装置10は、複数の第1ワード線11A及び第2ワード線11Bが平行に延在し、第1ワード線11A及び第2ワード線11Bに対して垂直に複数のビット線12が平行に延在している。第1ワード線11Aとビット線12とは、第1BMR素子14Aの接合抵抗により接続され、第2ワード線11Bとビット線12とは、第2BMR素子14Bの接合抵抗14Bにより接続されている。さらに、ビット線12には読み出しの際に流れる電流を検知するセンスアンプ29が接続されている。
読み出し動作は、ビット線に対して第1ワード線11A及び第2ワード線11Bに電圧Vを印加して、第1及び第2BMR素子14A,14Bに保持されている情報「0」または「1」に対応する接合抵抗の大きさに応じて流れる電流差をセンスアンプ29により検出する。例えば、図3に示す第1BMR素子14Aの固定磁化層21の磁化に対する自由磁化層19A,19Bの磁化の方向が平行である場合の接合抵抗をR0、反平行の場合をR1とすると、接合抵抗の関係はR0<R1となる。特に自由磁化層19A,19Bがハーフメタルにより構成されているのでR0<R1の差が大きい。したがって、それぞれの場合に流れる電流I0、I1はI0がI1に比較して著しく大きくなる(例えばI0/I1=10程度である。)。なお、I0=V/R0、I1=V/R1である。
図7は、第1及び第2BMR素子の状態に対応してセンスアンプが検出する電流を示す図である。図7を参照するに、第1及び第2BMR素子14A,14Bの自由磁化層19A,19Bと固定磁化層21との磁化方向が互いに平行か反平行であるかにより、センスアンプ29に流れる電流が2×I0、I0+I1、2×I1の3通りとなる。ここで、I0がI1に比較して著しく大きいので、3通りの電流の差は大きく、例えばI1=0とすると、電流は2×I0、I0、0となる。
図8は、メモリーセルが有する情報の状態図である。図8を参照するに、電流値I1=0とすることにより電流I0のみ依存するので、I0を単位として、2、1、0の3値の情報を有することになる。したがって、本実施の形態に係る磁気メモリー装置10は1つのメモリーセル13に3値を保持することができる。
本実施の形態に係る磁気メモリー装置10は、1つのメモリーセル13に2つのBMR素子14A,14Bを形成し、BMR素子14A,14Bのそれぞれにワード線11A,11Bを接続することにより、メモリーセル13が3値を保持することができる。したがって、ワード線のみの細線化により記録密度を従来の1.5倍に向上することができる。
また、本実施の形態に係る磁気メモリー装置10は、BMR素子14A,14Bの磁気抵抗効果率を著しく向上することができるので、センスアンプ29が検知する電流のS/N比が良好となる。
次に、本実施の形態に係る磁気メモリー装置の製造方法を説明する。
図9〜図11は、本実施の形態に係る磁気メモリー装置の製造工程を示す図である。図9(A)の工程では、アルミニウム板31を用いて、一方の面にスタンピングにより所望の間隔で窪み31−1を形成する。アルミニウム板31のアルミニウム材の純度は99.99%以上あることが好ましい。均一な酸化アルミニム膜に細孔を形成することができる。なお。蒸着法、スパッタ法、CVD法などにより基板上にアルミニウム膜を形成したものを用いてもよい。窪みはスタンピングの代わりにレジスト膜をパターニングしてドライエッチングにより形成してもよい。
次いで図9(B)の工程では、陽極酸化法によりアルミニウム板31の一部を酸化アルミニウム膜23に変換すると共に窪み31−1を開始点として細孔23−1を形成する。陽極酸化法は、例えばリン酸浴中でアルミニウム板31の底面をアノード、リン酸浴中のカーボン電極をカソードとして用いて電圧を印加する。電圧を印加すると窪み31−1を開始点としてアルミニム板31の厚さ方向に細孔23−1が伸び、細孔径が拡大する。細孔23−1は断面が楕円径あるいは円形となり、細孔径(直径)は10nm〜500nmに設定する。また、アルミニウム板31は細孔が形成された深さまで酸化アルミニウム膜23に変換される。したがって、図9(B)に示すように、底面側に導電性のアルミニウム板31が残り、その上に酸化アルミニウム膜23が形成される。なお、細孔23−1は図9(A)に示す窪み31−1を開始点にして形成したが、窪み31−1を形成せずに印加電圧を制御することにより、自己形成的に細孔23−1を周期的に形成してもよい。
次いで図9(C)の工程では、細孔23−1の底に形成されたアルミニウム化合物(図示されず。)を酸等で除去した後、蒸着法、スパッタ法、MOCVD法などを用いて凸状基体16を形成する。上述した材料、例えばTiをスパッタ法により堆積させる。スパッタ粒子の飛行方向に対してアルミニウム板31を所定の角度傾けると共に回転させるとよい。細孔23−1の中央を凸状にすることができる。凸状基体16の厚さは50nm〜1000nmであることが好ましい。
図9(C)の工程ではさらに、蒸着法、スパッタ法、MOCVD法などを用いて凸状基体16上にRu膜あるいはV膜よりなるシード層18を形成する。シード層18を形成する際もアルミニウム板31を傾けながら形成してもよく、傾けなくともよい。次いで、シード層18上に自由磁化層19A,19Bを形成する。具体的には、CoFeB材料を使用してスパッタ法により磁場を印加しながら形成する。磁場の方向は図3に示す固定磁化層21の磁化方向と同じ方向に設定することが好ましい。自由磁化層19A,19Bの磁化容易軸を固定磁化21の磁化方向と平行にすることができる。
図9(C)の工程ではさらに、蒸着法、スパッタ法、MOCVD法などを用いて自由磁化層19A,19Bに上に酸化アルミニウム膜32を細孔23−1を充填する程度の厚さで形成する。
次いで図10(A)の工程では、図9(C)の構造体の表面をCMP法(化学的機械研磨法)により自由磁化層19A,19Bの一部が露出するまで研磨する。研磨剤に酸化アルミニウムを自由磁化層19A,19Bの材料に対して選択的に研磨可能なものを用いることが好ましい。自由磁化層19A,19Bが露出した時点で研磨処理を停止することができる。
なお、自由磁化層19A,19Bと酸化アルミニウム膜32との間にシリコン窒化膜などの酸化アルミニウム膜と研磨速度の異なる研磨ストッパー膜を形成してもよい。研磨停止のタイミングを正確に決定することができる。なおこの際残留したシリコン窒化膜はシリコン窒化膜と研磨可能な研磨剤を用いて、研磨速度と研磨時間により研磨量を制御して自由磁化層19A,19Bを露出すればよい。また、ドライエッチング法によりシリコン窒化膜を研削して自由磁化層19A,19Bを露出してもよい。自由磁化層19A,19B表面の汚染を防止することができる。
また、CMP法の代わりにドライエッチング法を用いてもよい。自由磁化層19A,19Bと酸化アルミニウム膜32との間にエッチング速度の異なるエッチングストッパー膜を形成してもよい。
次いで図10(B)の工程では、図10(A)の構造体の表面に蒸着法、スパッタ法、MOCVD法などを用いて厚さが0.5nmから5nmの接合絶縁層20を形成する。接合絶縁層20は、上述したように、Al23膜やAlN膜、SiN膜などを用いることができ、これらの材料を直接堆積させてもよく、Al膜やSi膜を形成後酸化あるいは窒化してもよい。接合絶縁層20の下地への影響の観点からは、自然酸化法やラジカル酸化法を用いることが好ましい。
図10(B)の工程ではさらに、接合絶縁層20上に蒸着法、スパッタ法、MOCVD法などを用いて固定磁化層21及び反強磁性層22を形成する。固定磁化層21と反強磁性層22との界面は交換結合をするので連続して成膜する。ここで、磁場中で加熱処理を行ってもよく、図10(C)に示すビット線12を形成した後に行ってもよい。反強磁性層22の反強磁性を発現するとともに固定磁化層21に交換磁界を及ぼして固定磁化層22の磁化方向を固定することができる。なお、加熱処理を行う場合は反強磁性層22上に図示されないTa膜などの酸化を防止するための保護膜を形成してもよい。
次いで図10(C)の工程では、図10(B)の構造体の接合絶縁層20/固定磁化層21/反強磁性層22をドライエッチング法により研削し、メモリーセルごとに分割する。次いで、酸化アルミニウムなどからなる層間絶縁膜25を形成する。
次いで図11の工程では、図10(C)の構造体の表面に導電膜12を形成しパターニングすることにより、ビット線12を形成する。次いで、図10(C)の構造体のアルミニウム板31をドライエッチング法により研削し、第1及び第2ワード線11A,11Bを形成する。次いで、第1及ワード線11A及び第2ワード線11B間を絶縁材料により充填・研磨し絶縁層24を形成する。さらに基板15に貼り合わせることにより図2及び図3に示す磁気メモリー装置10及びメモリーセル13が形成される。
なお、上述した実施の形態ではアルミニウム板31を陽極酸化法により細孔23−1を形成する例を挙げて説明したが、細孔23−1を他の方法、例えばリソグラフィ法を用いて形成してもよい。微細加工の点からX線、イオンビーム、エレクトロンビームを用いたリソグラフィ法を用いることが好ましい。
図12(A)及び(B)は磁気メモリー装置の他の製造工程を示す図である。図12(A)を参照するに、基板35上に蒸着法、スパッタ法などを用いて第1及び第2ワード線11A,11Bとなる配線層を形成する。次いで、配線層をドライエッチング等により研削して第1及び第2ワード線11A,11Bを形成する。次いで、スパッタ法、CVD法などを用いて第1及び第2ワード線11A,11Bを覆うシリコン酸化膜36を形成する。
次いで図12(B)の工程では、図12(A)の構造体の表面にレジスト膜38を形成し、パターニングして開口部38−1を形成する。次いで、RIE法(反応性イオンエッチング法)等によりレジスト膜38をマスクとして第1及び第2ワード線11A,11Bが露出するまで研削し、第1及び第2BMR素子14A,14Bを形成する細孔36−1を形成する。さらに、上述した図9(C)の工程から図11のビット線を形成する工程までを略同様に行ない、図3に示すメモリーセル13と略同様の構造のメモリーセルが形成される。
本変形例では、先に第1及び第2ワード線11A,11Bを形成するので、基板貼り合わせの工程を省くことができる。
以下に凸状基体16を形成する他の製造方法を説明する。図13及び図14は磁気メモリー装置のその他の製造工程を示す図である。図13(A)の工程では、基板40上のシリコン酸化膜41に第1及び第2ワード線11A,11Bを形成し、半導体層、例えば不純物イオンをドープして導電性を付与したポリシリコン層42を形成する。次いで、第1及び第2ワード線11A,11Bの上方にティップ・マスク43でマスクする。
次いで図13(B)の工程では、ドライエッチングまたはウェットエッチングによりポリシリコン層42をアンダーエッチングする。
次いで図13(C)の工程では、ティップ・マスク43を除去することによって、多数の針状の先端形状を有する凸状基体42aを形成することができる。凸状基体42aの先端形状をティップ・マスク43の寸法やアンダーエッチングの処理時間等により容易に制御することが可能である。なお、上述したポリシリコン層42の代わりにNb、Mo、W、Au、Cu、Pt、Ti、Ta及びこれらの合金などからなる金属膜を用いてもよい。
次いで図14(A)の工程では、上述した図9(C)の工程と略同様に、凸状基体42a上に、シード層18及び自由磁化層19を形成する。次いで、表面を覆う例えばシリコン酸化膜44を形成する。
次いで図14(B)の工程では、図14(A)の構造体の表面のシリコン酸化膜44をCMP法、ドライエッチング法、ウェットエッチング法などを用いて自由磁化層19の先端19−1が露出するまで研磨する。さらに、上述した図10(B)の工程から図11のビット線を形成する工程までを略同様に行ない、図3に示すメモリーセル13と略同様の構造のメモリーセルが形成される。
本製造方法では、凸状基体42aの先端を針状に形成することができるので、凸状基体42a上に形成された自由磁化層19の先端19−1と接合絶縁層20との接触面積を一層微小にすることができ、その結果、バリスティック伝導が顕著になるので、磁気抵抗変化率を向上することができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
従来のMRAMの分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る磁気メモリー装置の分解斜視図である。 第1の実施の形態に係る磁気メモリー装置のメモリーセルの断面図である。 メモリーセルに記録する過程を示す図である。 第1及び第2自由磁化層のアステロイド曲線を示す図である。 第1の実施の形態に係る磁気メモリー装置の要部を示す等価回路図である。 第1及び第2BMR素子の状態に対応してセンスアンプが検出する電流を示す図である。 メモリーセルが有する情報の状態図である。 (A)〜(C)は本実施の形態に係る磁気メモリー装置の製造工程(その1)を示す図である。 (A)〜(C)は本実施の形態に係る磁気メモリー装置の製造工程(その2)を示す図である。 本実施の形態に係る磁気メモリー装置の製造工程(その3)を示す図である。 (A)及び(B)は磁気メモリー装置の他の製造工程を示す図である。 (A)〜(C)は磁気メモリー装置のその他の製造工程(その1)を示す図である。 (A)及び(B)は磁気メモリー装置のその他の製造工程(その2)を示す図である。
符号の説明
10 磁気メモリー装置
11A 第1ワード線
11B 第2ワード線
12 ビット線
13 メモリーセル
14A 第1バリスティックMR素子、第1BMR素子
14B 第2バリスティックMR素子、第2BMR素子
15 基板
16、42a 凸状基体
18 シード層
19 自由磁化層
19A 第1自由磁化層
19B 第2自由磁化層
20 接合絶縁層
21 固定磁化層
22 反強磁性層
23−1 細孔
29 センスアンプ
31 アルミニウム板
43 ティップ・マスク

Claims (10)

  1. 第1の強磁性層と、
    前記第1の強磁性層上に設けられた接合絶縁層と、
    前記接合絶縁層上に設けられた第2の強磁性層とよりなるメモリーセルを備え、
    前記第1の強磁性層の磁化方向と第2の強磁性層の磁化方向とのなす角に基づいて情報を記憶する磁気メモリー装置であって、
    前記第1の強磁性層と接合絶縁層とが微少領域をもって接触する接合部を有することを特徴とする磁気メモリー装置。
  2. 前記第1の強磁性層は凸状の基体を覆うように形成されてなり、
    前記基体の先端に前記接合部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の磁気メモリー装置。
  3. 前記第1の強磁性層または第2の強磁性層はハーフメタル材料よりなることを特徴とする請求項1または2記載の磁気メモリー装置。
  4. 前記基体と第1の強磁性層との間にシード層を更に有し、
    前記シード層がRu膜、Ru系合金膜、及びV膜とRu膜またはRu系合金膜とを順次積層した積層体の群のうち、いずれか1つよりなることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の磁気メモリー装置。
  5. 前記基体の材料が、Si、Nb、Mo、W、Au、Cu、Pt、Ti、Ta及びカーボンナノチューブの群のうちいずれかよりなることを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれか一項記載の磁気メモリー装置。
  6. 前記第1の強磁性層は自由磁化層であり、前記第2の強磁性層が固定磁化層であることを特徴とする請求項1〜5のうち、いずれか一項記載の磁気メモリー装置。
  7. 前記メモリーセルは1つの固定磁化層に対して2つの前記接合部を介して2つの自由磁化層を有し、
    前記2つの自由磁化層の磁化方向に基づいて3つの値を記憶することを特徴とする請求項1〜6のうち、いずれか一項記載の磁気メモリー装置。
  8. 凸状の基体と、
    前記基体上に設けられた第1の強磁性層と、
    前記第1の強磁性層上に設けられた接合絶縁層と、
    前記接合絶縁層上に設けられた第2の強磁性層とよりなるメモリーセルを備え、
    前記第1の強磁性層の磁化方向と第2の強磁性層の磁化方向とのなす角に基づいて情報を記憶する磁気メモリー装置の製造方法であって、
    前記第1の強磁性層を形成する工程と、
    前記第1の強磁性層を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜に研削処理を行って前記第1の強磁性層の一部を露出する工程と、
    前記第1の強磁性層および層間絶縁膜を覆う前記接合絶縁層を形成する工程と、
    前記接合絶縁層上に第2の強磁性層を形成する工程とを含む磁気メモリー装置の製造方法。
  9. 前記研削処理がドライエッチング法または化学的機械研磨法により行われることを特徴とする請求項8記載の磁気メモリー装置の製造方法。
  10. 前記第1の強磁性層を形成する工程の前に、前記基体を形成する工程を更に含み、
    前記基体を形成する工程は、導電体層を選択的にエッチングして凸状に形成することを特徴とする請求項8または9記載の磁気メモリー装置の製造方法。
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