JP2005122574A - 半導体集積回路 - Google Patents

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健一 福井
Mitsuru Hiraki
充 平木
Mitsuhiko Okutsu
光彦 奥津
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Abstract


【課題】 半導体集積回路に搭載された電圧発生回路においてチップ占有面積を増大させることなく電源投入時のオーバーシュートを抑制する。
【解決手段】 内部電圧発生回路(2)は、外部から供給される第1電圧(Vext)から第2電圧(Vref)を発生する電圧発生回路(10)と、第2電圧に応ずる第3電圧(Vint)を発生する出力バッファ(11)とを有し、第3電圧が内部回路の動作電源とされる。第2電圧の出力ノードを所定電位に導通可能にする第1スイッチ(15)と、第1電圧の投入に応答して第1スイッチを所定期間オン状態にする制御回路(17)とを有する。出力バッファの出力端子をクランプせず、その前段の電圧発生回路の出力を所定電圧にクランプする。該クランプを行なう第1スイッチのトランジスタサイズは出力バッファの出力トランジスタサイズに比べて格段に小さくて済み、チップ占有面積を増大させない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、定電圧発生回路における電源投入時のオーバーシュート抑制技術に関し、例えば内部電圧を生成する降圧電圧生成回路を搭載したマイクロコンピュータなどに適用して有効な技術に関する。
定電圧発生回路における電源投入時のオーバーシュートを抑制する技術として、例えば、基準電圧を参照電位として受ける差動増幅回路と、前記差動増幅回路に負帰還接続されて電流出力動作を行なう出力バッファ(出力段回路)とを有する定電圧回路に、電源投入時に所定期間だけ出力バッファの出力端子を回路の接地電圧に導通させてクランプするクランプトランジスタを設け、このクランプトランジスタによって、電源投入時に当該出力端子がオーバーシュートするのを抑制する(特許文献1の図1)。その他に、電源投入時に、前記差動増幅回路の動作速度を上げて動作状態の確定を早め(特許文献1の図2)、また、出力バッファの電流供給トランジスタ回路をカットオフして(特許文献1の図5)、オーバーシュートを抑制する。低電圧発生回路の出力バッファの出力にオーバーシュート防止のクランプトランジスタを設ける技術についてその他に特許文献2に記載が有る。
特開平10−214121号公報
特開平2001−358575号公報(図2)
本発明者は、定電圧発生回路における電源投入時のオーバーシュートの抑制について検討した。前記オーバーシュートは、電源投入時に前段からの入力により各回路の出力が立ち上がるとき、各回路の出力と電源との間の容量性カップリングによって出力の立ち上りが電源の立ち上りの影響を受けて発生する。前記容量性カップリングは例えば出力トランジスタのソース・ドレイン間の寄生容量によるカップリングである。出力バッファは内部回路の動作電源を供給する性質上、大きな電流供給能力を持たなければならない。要するに、サイズの極めて大きな出力トランジスタが採用される。したがって前記クランプトランジスタもそれに応じて大きなサイズのトランジスタで構成しなければならない。前記クランプトランジスタの電流駆動能力は、前記出力バッファの電流駆動能力に匹敵する能力が必要だからである。この点において、出力バッファの出力段に設けたクランプトランジスタのサイズも出力トランジスタ同様に極めて大きくなり、占有面積が巨大になるという問題点が本発明者によって見出された。更に、出力バッファの出力段にオーバーシュート防止のクランプトランジスタを設けることに関しては、電流駆動能力の大きな前記出力バッファと前記クランプトランジスタが同時にオンして引っ張り合うことになるので大きな貫通電流が発生して低電力化に反する。また、低電力化の観点より前段プリバッファなどは動作電流が小さく絞られている場合には、オーバーシュー抑制後の出力電圧の静定に長い時間がかかるということが本発明者によって見出された。
本発明の目的は、半導体集積回路に搭載された電圧発生回路においてチップ占有面積を増大させることなく電源投入時のオーバーシュートを抑制もしくは緩和することにある。
本発明の別の目的は、半導体集積回路に搭載された電圧発生回路において貫通電流が増大することなく電源投入時のオーバーシュートを抑制もしくは緩和することにある。
本発明の更に別の目的は、半導体集積回路に搭載された電圧発生回路において電源投入後の出力電圧の静定に長い時間を要すること無く電源投入時のオーバーシュートを抑制もしくは緩和することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
〔1〕内部電圧発生回路(2)と前記内部電圧発生回路から動作電源の供給を受けて動作される内部回路(3)とを有する半導体集積回路において、前記内部電圧発生回路は、半導体集積回路の外部から供給される第1電圧(Vext)から第2電圧(Vref)を発生する電圧発生回路(10)と、前記第2電圧に応ずる第3電圧(Vint)を発生する出力バッファ(11)とを有し、上記第3電圧が前記内部回路に動作電源として供給される。前記第2電圧の出力ノードを所定電位に導通可能にする第1スイッチ(15)と、前記第1電圧の投入に応答して前記第1スイッチを所定期間オン状態にする制御回路と、を有する。所定電圧は例えば回路の接地電圧である。
上記手段によれば、第1電圧による動作電源の投入時に出力バッファの出力端子を所定電位にクランプせず、その前段の電圧発生回路の出力を所定電圧にクランプするから、当該クランプを行なう第1スイッチのトランジスタサイズは出力バッファの出力トランジスタサイズに比べて格段に小さくて済み、チップ占有面積を増大させない。電源投入時に前段からの入力により各回路の出力が立ち上がるとき、第1スイッチによる出力バッファ入力段のクランプ動作により、出力バッファの出力の立ち上りが抑制されるから、出力バッファの出力と電源との間の容量性カップリングによって電源の立ち上りの影響が出力バッファの出力に印加されてもオーバーシュートに至らない。これによって内部回路の動作電源とされる第3電圧のオーバーシュートが抑制もしくは緩和される。出力バッファの出力端子を所定電位にクランプする大きなトランジスタサイズのスイッチを必要としないから、電源投入時に電圧発生回路において貫通電流を増大させず、また、電源投入後の出力電圧の静定に長い時間がかからない。
本発明の具体的な形態として、前記電圧発生回路は前記第1電圧から基準電圧(Vbgr)を発生する基準電圧発生回路(12)と、前記基準電圧を受けて第2電圧(Vref)を発生するプリバッファ(13)とを有する。
このとき、前記基準電圧の出力ノードを所定電位に導通可能にする第2スイッチ(16)を有し、前記制御回路は更に、前記第1電圧の投入に応答して前記第2スイッチを所定期間オン状態にする。プリバッファの入力段に対しても出力バッファの入力段と同様の措置を講ずることにより、電源投入時における出力バッファの入力段のレベルが更に安定化し、出力バッファの出力段にけるオーバーシュート抑制若しくは緩和の効果を向上させることが可能になる。
更にまた、前記プリバッファに動作電流を流す電流源のバイアス電圧供給経路を所定電位に導通可能にする第3スイッチ(16A)を設け、前記制御回路は前記第1電圧の投入に応答して前記第3スイッチを所定期間オン状態にする。所定電位は前記プリバッファの動作電流を絞る方向の電圧、即ち前記電流源を絞る方向の電圧、例えば回路の接地電圧である。電源投入時における出力バッファの入力段のレベルが更に安定化し、出力バッファの出力段にけるオーバーシュート抑制若しくは緩和の効果を更に向上させることが可能になる。
本発明の別の具体的な形態として、前記制御回路は更に、前記所定期間経過後に前記出力バッファを高出力インピーダンス状態から低出力インピーダンス状態に制御する。電源投入時に前記出力バッファを高出力インピーダンス状態とすることにより、出力バッファの出力段にけるオーバーシュート抑制若しくは緩和の効果を更に向上させることが可能になる。自己消費電力も少なくなる。
〔2〕本発明の別の観点によれば、電源投入時のクランプ位置として、出力バッファの出力端子と電圧発生回路の出力を除外し、電圧発生回路を構成する基準電圧発生回路の出力段、換言すれば基準電圧を受けて第2電圧を出力するプリバッファの入力段としてもよい。これにより、電源投入時、プリバッファの出力段が安定化し、結局出力バッファ出力段においてオーバーシュートを抑制若しくは緩和することができる。
〔3〕上記双方の発明に共通の付加的な技術的手段として、前記内部電圧発生回路を構成するMOSトランジスタは高耐圧MOSトランジスタとされ、前記内部回路を構成するMOSトランジスタは低耐圧MOSトランジスタとされる。換言すれば、前記内部電圧発生回路を構成するMOSトランジスタは第1の膜厚のゲート酸化膜を有し、前記内部回路を構成するMOSトランジスタは前記第1の膜厚よりも薄い第2の膜厚のゲート酸化膜を有する。要するに、内部電圧発生回路は降圧回路とされる。外部と接続される部分は外部のシステムと互換性を持たせるために外部電圧(Vext)にて駆動し、内部は微細化・高集積化・低電力化したデバイスの動作に適した第3電圧(Vint)にて駆動している。ここで、高耐圧MOSトランジスタ、低耐圧MOSトランジスタ共に、デバイスの耐圧は定格電圧に対して数10%しかない。特に、高耐圧MOSトランジスタのゲート酸化膜厚は厚く、最小Lgが大きいので、同じ出力電流を得るためには内部電圧発生回路を構成するMOSトランジスタの寄生容量は大きくなる。電源立上り時のカップリングノイズは外部電圧(Vext)に比例する。内部回路の耐圧は第3電圧(Vint)に比例するので、外部電圧(Vext)と第3電圧(Vint)の比が大きくなる程、オーバシュートの問題は大きくなる。低耐圧MOSトランジスタは酸化膜圧が薄いので、降圧回路のオーバシュートによって、半導体集積回路の破壊や信頼性の低下が起きる問題がある。
前記制御回路は前記第1電圧の投入に応答してパワーオンリセットを指示するパワーオンリセット回路である。このとき、前記所定期間はリセット期間よりも短い期間である。
具体的な形態として前記内部回路は、例えば中央処理装置とメモリを含み、半導体集積回路はマイクロコンピュータ等として実現される。
更に別の具体的な形態として前記内部回路は、例えば選択端子がワード線に接続され、データ端子がビット線に接続された複数個の不揮発性メモリセルと、アドレス信号をデコードしてメモリセルを選択するアドレスデコーダを有し、半導体集積回路はフラッシュメモリに代表される書き換え可能な不揮発性メモリLSIとして実現される。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、半導体集積回路に搭載された電圧発生回路においてチップ占有面積を増大させることなく電源投入時のオーバーシュートを抑制もしくは緩和することができる。
半導体集積回路に搭載された電圧発生回路において貫通電流が増大することなく電源投入時のオーバーシュートを抑制もしくは緩和することができる。
半導体集積回路に搭載された電圧発生回路において電源投入後の出力電圧の静定に長い時間を要すること無く電源投入時のオーバーシュートを抑制もしくは緩和することができる。
図1には内部電圧発生回路を主体に本発明に係る半導体集積回路が例示される。同図に示される半導体集積回路1には、内部電圧発生回路2と前記内部電圧発生回路2から動作電源の供給を受けて動作される内部回路3とが代表的に示される。内部回路3には負荷として抵抗と容量が等価的に示されている。半導体集積回路1は相補型MOS集積回路製造技術などによって例えば単結晶シリコンのような1個の半導体基板に形成される。
前記内部電圧発生回路2は、半導体集積回路の外部から供給される第1電圧としての外部電圧Vextから第2電圧としての参照電圧Vrefを発生する電圧発生回路10と、前記参照電圧Vrefに応ずる第3電圧としての内部電圧Vintを発生する出力バッファとしてのメインバッファ(MBUF)11とを有する。前記内部電圧Vintが前記内部回路3に動作電源として供給される。ここでは、前記電圧発生回路10は、前記外部電圧Vextから基準電圧Vbgrを発生する基準電圧発生回路(BGR)12と、前記基準電圧Vbgrを受けて前記参照電圧Vrefを発生するプリバッファ(PBUF)13とを有する。プリバッファ13は基準電圧発生回路12から出力されるバイアス電圧Vbiasを電流源トランジスタ(図示せず)に受けてその動作電流を形成する。尚、ここでは前記プリバッファ13及びメインバッファ11によってシリーズレギュレータが構成される。
外部電圧Vextの投入時に内部電圧Vintがオーバシュートするのを緩和するために、第1スイッチ15、第2スイッチ16及び制御回路としてのパワーオンリセットシーケンサ(PORシーケンサ)17が設けられる。前記第1スイッチ15は、前記内部電圧Vintの出力ノードを所定電位例えば回路の接地電圧VSSに導通可能にする。前記第1スイッチ15は制御信号PB_ENBLの反転信号を入力とし、反転信号がHiレベルの間、a側にクランプされ、所定電位例えば回路の接地電圧VSSに導通可能にされる。また、制御信号PB_ENBLの反転信号がローレベルとなったとき、b側に切り替えられるものである。前記第2スイッチ16は、前記基準電圧Vbgrの出力ノードを所定電位例えば回路の接地電圧VSSに導通可能にする。前記第2スイッチ16は制御信号prstnを入力信号とし、制御信号prstnがハイレベルの間、a側に切り替えられ、所定電位例えば回路の接地電圧VSSに導通可能にされる。また、制御信号prstnがローレベルとなったとき、b側に切り替えられるものである。前記スイッチ15,16は例えばnチャンネル型MOSトランジスタで構成される。前記PORシーケンサ17は、外部電圧Vextの投入に応答して、制御信号PB_ENBLの反転信号にて前記第1スイッチ15を所定期間オン状態にすると共に、制御信号prstnにて前記第2スイッチ16を所定期間オン状態に制御する。前記PORシーケンサ17は更に、制御信号prstnにて前記所定期間だけ基準電圧発生回路12にスタートアップ動作を指示し、制御信号PB_ENBLにて前記所定期間経過後にプリバッファ13の出力動作を可能とし、制御信号MB_ENBLにて前記所定期間経過後にメインバッファ11を高出力インピーダンス状態から低出力インピーダンス状態に切り換えて出力動作可能に制御する。
図2には基準電圧発生回路12の一例が示される。同図に示される回路は、ワイドラー型のバンドギャップ基準電圧発生回路とされる。MP1〜MP6はpチャンネル型MOSトランジスタ、MN1〜MN3はnチャンネル型MOSトランジスタ、R1及びR2は抵抗素子、D1〜D3はダイオードである。
MOSトランジスタMP1〜MP3は夫々電流源とされ、MOSトランジスタMP1、MP3、MP6のゲートがMOSトランジスタMP2のゲート・ドレインに共通接続されることにより、カレントミラー回路を構成し、定常状態ではMOSトランジスタMP1〜MP3及びMP6には夫々等しい電流I1が流れる。MOSトランジスタMN1、MP2、MP3、MN2からなる電流源の回路は、電流値が所望の値I1の他に意図しない0アンペア(電流0)にも安定点があるので起動時に電流0から脱出する回路が必要である。MOSトランジスタMN2とMP3のコモンドレインに直列されたMOSトランジスタMP4,MP5はスタートアップ回路(起動回路)20を構成し、外部電源Vextの投入時に制御信号prstnがハイレベルにされて電流I2が供給され、MOSトランジスタMP2の電流経路に電流が流れ始め易いようにする。前記ダイオードD2の接合面積はダイオードD1,D3の接合面積のn倍とされる。MN1,MN2の電流密度を同じに設定することにより、MOSトランジスタMN1とMN2のソース電圧は等しくされるから、ダイオードD3とD2のアノード・カソード間電圧の差は抵抗R2の両端の電位差として現れる。ダイオードのアノード・カソード間電圧は負の温度特性を持ち、抵抗素子R1,R2の抵抗は正の温度特性を持つ。双方の温度特性をキャンセルするように、ダイオードD2とD1のサイズ比と抵抗素子R1とR2の抵抗比を決定することで、MOSトランジスタMP1のドレインには温度及び電源電圧Vextによる変動のない基準電圧Vbgrが得られる。また、前記MOSトランジスタMN3のゲート・ドレインにはある程度一定化された電流を発生するためのバイアス電圧Vbiasが形成される。
基準電圧発生回路12は前述の通り、外部電圧Vextの投入時に制御信号prstnにてスタートアップ回路20のMOSトランジスタMP5がオン状態にされて起動されるので、MOSトランジスタMN2のドレイン電圧が上昇する。これに追従して基準電圧Vbgrは通常時(電源Vext安定後におけるMOSトランジスタMP5がオフにされる状態)よりも上昇しようとする。但し、外部電圧Vextの投入時は基準電圧Vbgrの出力端子は前記第2スイッチ16により回路の接地電圧VSSに導通されてプルダウンされるので、スタートアップ回路20が動作されていても、基準電圧Vbgrのレベルは高くならないようにされる。制御信号prstnがローレベルにされてスタートアップ回路20がディスエーブルにされた後は、基準電圧Vbgrは通常の規定レベルに戻される。
図3にはプリバッファ13の一例が示される。図3においてMP11〜MP14はpチャンネル型MOSトランジスタ、MN11〜MN13はnチャンネル型MOSトランジスタ、C11は容量素子、R11,R12は抵抗素子である。
プリバッファ13は、カレントミラー負荷としてのMOSトランジスタMP11,MP12、差動入力素子としてのMOSトランジスタMN11,MN12、及び定電流素子としてのとしてのMOSトランジスタMN13により形成される差動増幅回路と、MOSトランジスタMP13、抵抗素子R11,R12及び容量素子C1により形成される出力段回路と、出力段のイネーブルスイッチとしてのMOSトランジスタMP14とによって構成される。MOSトランジスタMN13のゲートには前記バイアス電圧Vbiasが供給される。MOSトランジスタMP14のゲートには前記イネーブル信号PB_ENBLが供給される。一方の差動入力であるMOSトランジスタMN11のゲートには基準電圧Vbgrが供給され、他方の差動入力であるMOSトランジスタMN12のゲートには抵抗素子R11とR12の接続ノードが帰還接続される。
プリバッファ13は、負帰還増幅回路として構成されており、前記差動増幅回路は、電圧フォロワ回路として、MOSトランジスタMN12のゲート電位が基準電圧Vbgrと等しくなるように動作する。この差動増幅回路1の動作により、Vbgr×(R11+R12)/R12となる参照電位Vrefを形成する。
外部電源Vextの投入時は前記所定期間を経過するまで制御信号PB_ENBLによりMOSトランジスタMP14はオン状態にされ、MOSトランジスタMP13をカットオフする。仮にそのようなカットオフ制御を行なわないなら(MOSトランジスタMP14を設けないなら)、電源投入時におけるMOSトランジスタMP13のゲート電位は中間電位となっているため、当該MOSトランジスタMP13は導通状態となり、このMOSトランジスタMP13を介して、参照電位Vrefの出力端子に対して電流が流出されるような状態となる。この出力電流は、差動増幅回路の動作により抑制されてはいるが、電源起動時には、MOSトランジスタMP13のゲートに対する帰還電圧の遅延が大きく、MOSトランジスタMN13による電流の抑制が遅れて、参照電位Vrefがオーバーシュートする虞を生ずる。この点に関し、図3の回路では、外部電源Vextの投入時はMOSトランジスタMP13がカットオフされ、しかも参照電圧Vrefの出力端子は前記第1スイッチ15により回路の接地電圧VSSに導通されてプルダウンされ、その上、基準電圧Vbgrも高くならないように抑えられているので、参照電圧Vrefのレベルは低く抑えられる。
図4にはプリバッファ13の負荷駆動特性が例示される。プリバッファ13の駆動力はメインバッファ11の駆動力に比べて、遥かに小さくてよい。例えば図4に例示される負荷駆動能力が有ればよい。したがって、プリバッファ13の出力を回路の接地電圧VSSにクランプするためのスイッチ15を構成するMOSトランジスタのサイズは、メインバッファ11の出力をプルダウンMOSトランジスタでクランプしようとする場合に比べて遥かに小さくて済む。前記BGR12の基準電圧Vbgrをクランプするスイッチ16のMOSトランジスタサイズについても同様である。
尚、メインバッファ11は負荷に近い必要があり、半導体集積回路のチップ上で分散配置する場合がある。この場合、メインバッファ11の出力をクランプする場合にはクランプ制御信号を分配する配線領域が必要になる。プリバッファ13それ自体はメインバッファ11よりも配置数が少ないので、メインバッファ11の出力をクランプしなければ、そのような信号分配に関する配線領域増大や駆動時間のばらつきについて考慮することを要しない。
図5にはメインバッファ11の一例が示される。図3においてMP21〜MP26はpチャンネル型MOSトランジスタ、MN21〜MN27はnチャンネル型MOSトランジスタ、C21は容量素子である。
メインバッファ11は、カレントミラー負荷としてのMOSトランジスタMP21,MP22、差動入力素子としてのMOSトランジスタMN21,MN22、及び定電流素子としてのとしてのMOSトランジスタMN23により形成される差動増幅回路と、MOSトランジスタMP23,MN27及び容量素子C1により形成される出力段回路と、出力段のイネーブルスイッチとしてのMOSトランジスタMP24と、電流源を形成するためのMOSトランジスタMP25〜MP26,MN24〜MN26とによって構成される。MOSトランジスタMN23,MN27にはイネーブル信号MB_ENBLがハイレベルにされることを条件にMOSトランジスタMN26に流れる電流が鏡映される。前記イネーブル信号MB_ENBLはMOSトランジスタMP24のゲートにも供給される。一方の差動入力であるMOSトランジスタMN21のゲートには参照電圧Vrefが供給され、他方の差動入力であるMOSトランジスタMN22のゲートには内部電圧Vintが帰還接続される。
メインバッファ11は、負帰還増幅回路として構成されており、前記差動増幅回路は、電圧フォロワ回路として、MOSトランジスタMN22のゲート電位が参照電圧Vrefと等しくなるように動作する。この差動増幅回路1の動作により、参照電位Vrefに等しいレベルの内部電圧Vintが形成される。
電源投入時は前記所定期間を経過するまで制御信号MB_ENBLがローレベルにされることにより、MOSトランジスタMP23及びMN27がカットオフされ、メインバッファ11は高出力インピーダンス状態にされる。仮に、外部電源投入時にメインバッファが低出力インピーダンス状態に制御されているなら、電源投入時におけるMOSトランジスタMP23のゲート電位は中間電位となっているため、当該MOSトランジスタMP23は導通状態となり、このMOSトランジスタMP23を介して、内部電圧Vintの出力端子に対して電流が流出されるような状態となる。外部電源投入時には、差動増幅回路の動作点が異なるため、MOSトランジスタMN23の制御が遅れる。さらに当該出力端子における電位が定常状態における電圧値以上になっても、MOSトランジスタMN23をオフするのが遅れるため、内部電圧Vintがオーバーシュートする虞を生ずる。この点に関し、図5の回路では、外部電源投入時に制御信号MB_ENBLがローレベルに制御されることにより、MOSトランジスタMP23及びMN27がカットオフされ、外部電源投入時のメインバッファ11の内部ノード不定による、内部電圧Vintの浮き上がりは抑止される。この間に、外部電圧Vextが安定化する。バッファ13,11が通常動作可能になるのに先立って、参照電圧Vrefの入力端子は前記第1スイッチ15により例えば接地電圧Vssに導通されてプルダウンされているので、メインバッファ11が低出力インピーダンス状態に遷移されても、内部電圧Vintの目標レベルが低いので、最早オーバーシュートを生ずることなく、内部電圧Vintが立ち上がる。
図6にはメインバッファ11の負荷駆動特性が例示される。これはたとえば半導体集積回路内に複数配置したメインバッファの合計電流を示す。メインバッファ11は内部降圧電圧Vintに繋がるCPU等の内部回路に動作電流を供給するため、図6に例示されるように、プリバッファ13に比べて遥かに大きな電流駆動能力を有する。
図7には制御信号prstnの生成論理が例示される。図8にはそれによる制御信号prstnの波形が例示される。外部電圧Vextが投入されると、ノードND1の電圧は、直列された抵抗素子R31と容量素子C31のCR時定数に従って上昇する。このレベルがインバータIV31の閾値電圧に到達するまで、制御信号prstnはハイレベルにされ、ノードND1のレベルが前記閾値電圧を超えることによって制御信号prstnがローレベルに反転される。ダイオードD31は電源遮断時にノードND1の電位をディスチャージするために設けられている。
図9には内部電圧発生回路2の動作タイミングが例示される。外部電圧Vextが投入されて制御信号prstnがローレベルに反転されるまでの期間Taが前記所定期間とされる。前記制御信号PB_ENBL、MB_ENBLは前記制御信号prstnの立ち下がり変化に同期してハイレベルに遷移される。前記所定期間Taはパワーオンリセット期間Tbよりも短い期間であり、パワーオンリセットが解除されたとき内部電圧Vintは安定化されている。
図9に基づいて内部電圧発生回路2の動作を全体的に説明する。外部電源Vextの投入直後のパワーオンリセット期間Taにおいて、BGR12の内部の電流源の電流は起動回路20の電流注入により、定常値より大きくなるので、基準電圧Vbgrは定常値より大きな値をとろうとするが、制御信号prstnがハイレベルにされるので、基準電圧Vbgrの出力端子は第2スイッチ16で接地電位VSSにクランプされており、基準電圧Vbgrはローレベルを維持する。期間Taの後は、制御信号prstnがローレベルにされるので、起動回路20の電流注入が停止され、BGR12内部の電流源が定常値になるのと同時に、第2スイッチ16がオフにされてクランプ動作が停止され、基準電圧Vbgrが定常値に立ち上げる。基準電圧Vbgrはローレベルから立ち上がるので、基準電圧Vbgrのオーバシュートを避けることができる。
外部電源Vextの投入時、プリバッファ13の参照電位Vrefの出力端子が電源端子Vextとの容量性カップリング(MP13のソース・ドレイン間寄生容量によるカップリング)にて参照電位Vrefが浮き上がろうとするが、第1スイッチ15で接地電位にクランプされているから浮き上がらない。基準電圧Vbgrがローレベルの状態で、制御信号PB_ENBLをハイレベルとして、プリバッファ13を活性化し、第1スイッチ15による参照電位Vrefのクランプ(プルダウン)を外す。活性化直後はプリバッファ13の応答が遅いが、基準電圧Vbgrのレベルが低いので、参照電位Vrefのオーバシュートも抑えられ、オーバシュートからの回復時間が短縮できるので、メインバッファ11の起動に大幅な遅延を生じない。
外部電源Vextの投入時に、メインバッファ11における内部電圧Vintの出力端子が外部電源端子Vextとの間の容量性カップリング(MP23のソース・ドレイン間寄生容量によるカップリング)にて浮き上がろうとするが、浮き上がりは内部電圧Vintの定常値よりも低い。メインバッファ11の動作開始時における参照電位Vrefは、定常値の電位よりも低い。メインバッファ11が仮にオーバシュートしても、内部電圧Vintの規定値を超えないので、それによって起動時間が延びることはない。
図10には比較例に係る内部電圧発生回路が例示され、図11にはその動作波形が例示される。クランプスイッチ(CSW)をメインバッファ(MBUF)の出力段に配置し、バンドギャップ基準電圧発生回路(BGR)、プリバッファ(PBUF)及びメインバッファ(MBUF)は外部電源Vextの投入に追従して活性化されるものとする。この場合には、メインバッファ(MBUF)の出力電圧Vintに関してはクランプスイッチ(CSW)を介してクランプされているので、期間Taでは内部電圧Vintそれ自体のオーバーシュートは抑制されている。しかしながら、図11に示されるように、基準電圧Vbgr及び参照電圧Vrefが夫々立ち上り、しかも電源Vextとの容量性カップリングにより規定値を超えてオーバーシュートする。このため、クランプスイッチ(CSW)によるクランプが外されると、基準電圧Vbgr及び参照電圧Vrefが過大になっているので、内部電圧Vintがオーバーシュートする。この回路構成では、内部電圧Vintがオーバシュートから回復する時間は、BGR,PBUF,MBUFの回復時定数のうちの最も長い時間で制約を受ける。特に、低スタンバイ電力を目指す等の理由でPBUFやBGRの電流を削減している場合には、基準電圧Vbgrや参照電圧Vrefがオーバシュートから回復する期間がMBUFの出力である内部電圧Vintより長くなるので、MBUF出力のみでクランプすることは効果が小さくなる。
これに対して、以上説明した図1の内部電圧発生回路2によれば、以下の作用効果を得ることができる。
〔1〕外部電圧Vextによる動作電源の投入時にメインバッファ11の出力端子を接地電位VSSにクランプせず、その前段のプリバッファ13の出力を接地電圧にクランプするから、当該クランプを行なう第1スイッチ15のトランジスタサイズはメインバッファ11の出力トランジスタMP23のサイズに比べて格段に小さくて済み、チップ占有面積を増大させない。
〔2〕外部電源Vextの投入時に前段からの入力により各回路の出力が立ち上がるとき、第1スイッチ15によるメインバッファ11入力段のクランプ動作により、メインバッファ11の出力の立ち上りが抑制されるから、メインバッファ11の出力と電源Vextとの間の容量性カップリングによって電源の立ち上りの影響がメインバッファ11の出力に印加されてもオーバーシュートに至らない。これによって内部回路3の動作電源とされる内部電圧Vintのオーバーシュートが抑制もしくは緩和される。
〔3〕メインバッファ11の出力端子を所定電位VSSにクランプする大きなトランジスタサイズのスイッチを必要としないから、外部電源Vextの投入時に電圧発生回路2において貫通電流を増大させず、また、外部電源Vextの投入後の出力電圧の静定に長い時間がかからない。
〔4〕プリバッファ13の入力段に対しても出力バッファ11の入力段と同様に第2スイッチ16でクランプを行なう措置を講ずることにより、外部電源Vextの投入時におけるメインバッファ11の入力段のレベルが更に安定化し、メインバッファ11の出力段にけるオーバーシュート抑制若しくは緩和の効果を向上させることが可能になる。
〔5〕PORシーケンサ17は更に、前記所定期間Taの経過後に前記メインバッファ11を高出力インピーダンス状態から低出力インピーダンス状態に制御する。外部電源Vextの投入時に前記メインバッファ11を高出力インピーダンス状態とすることにより、メインバッファ11の出力段にけるオーバーシュート抑制若しくは緩和の効果を更に向上させることが可能になり、また、低消費電力にも資することができる。
図12には内部電圧発生回路の別の例が示される。図1との相違点は、制御信号PB_ENBLによるプリバッファ13の活性化制御を止め、また、第1スイッチ15を削除した点が相違される。その他の構成は図1と同様である。
図13には図12の内部電圧発生回路の動作波形が示される。外部電源Vextの投入時、制御信号prstnがハイレベルにされてスタートアップ回路20が動作されるが、基準電圧Vbgrの出力端子は第2スイッチ16で接地電圧VSSに向けてクランプされるので、オーバシュートしない。外部電源Vextの投入直後、外部電源Vextとの容量性カップリングにより、クランプ非対象とされる参照電位Vrefと内部電圧Vintの出力端子は或程度浮き上がる。期間Taを参照電位Vrefが十分静定するのに必要な比較的長い時間とすることにより、当該期間Taの後に制御信号prstnをローレベルにすれば、基準電圧Vbgr、参照電圧Vrefの順に立ち上がる。メインバッファ11の動作開始時の参照電圧Vrefが、定常値よりも低いので、メインバッファ11がオーバシュートしても、レベルが低くて済む。Taのような起動時間を延ばすことで、図1に対する構成簡略化による信頼性低下の問題は起きない。
図14には内部電圧発生回路の更に別の例が示される。図1との相違点は、第2スイッチ16を削除した点である。その他の構成は図1と同様である。これによっても図1で説明した外部電圧Vext投入時にスイッチ15で電圧Vintを接地電圧VSSに向けてクランすることによる効果を得ることができる。
図15には内部電圧発生回路の更に別の例が示される。図12との相違点は、第2スイッチ16と同等の第3スイッチ16Aをバイアス電圧Vbias側に配置したことである。前記第3スイッチ16Aは制御信号prstnを入力信号とし、制御信号prstnがハイレベルの間、a側に切り替えられ、所定電位例えば回路の接地電圧VSSに導通可能にされる。また、制御信号prstnがローレベルとなったとき、b側に切り替えられるものである。外部電圧Vext投入時にバイアス電圧Vbiasを接地電位VSSに向けてクランプすると、実質的に差動アンプ(図3のMP11,MP12,MN11,MN12及びMN13から構成される差動アンプ)が非活性とされるので、参照電位Vrefのオーバーシュートが抑制される。これにより、図12とほぼ同様の効果を得ることができる。
図16には内部電圧発生回路の更に別の例が示される。図14との相違点は、制御信号PB_ENBLによるプリバッファ13の活性化制御を止めた点である。参照電圧Vrefのクランプのみを行う場合である。プリバッファの応答が遅い場合には、これによっても図14とほぼ同様の効果を得ることができる。
図17には内部電圧発生回路の更に別の例が示される。これは図1の構成を一般化したものであり、プリバッファ(PBUF)の直列段数が2以上の段数に一般化されている。MBUFはメインバッファ11と同様のメインバッファ、PBUFはプリバッファ13と同様のプリバッファ、CSWはクランプ用スイッチ、EN_0〜EN_nはバッファのイネーブル信号である。BGRは基準電圧発生回路12と同様にバンドギャップ基準電圧発生回路である。
図18には内部電圧発生回路の更に別の例が示される。同図に示される内部電圧発生回路2は複数種類の内部電圧Vint1,Vint2,Vint3を生成する。チップ内の配線で電圧降下が問題になる場合、メインバッファ(MBUF)をチップ上に分散して複数設けることがあり、また、内部電圧系統が複数系統になる場合などに対処する構成とされる。例えばアナログ系、ロジック回路系、通信系あるいはスタンバイ制御系などの複数系統に対して夫々固有の内部電圧Vint1,Vint2,Vint3を生成する。
2個のプリバッファ13A,13Cが設けられ、夫々が出力する参照電位Vref1,Vref2を接地電位VSS方向にクランプ可能な2個の第1スイッチ15A,15Bが設けられ、5個のメインバッファ11Aa〜11Ac,11B,11Cが配置される。SEL1〜SEL3はスイッチ15A〜15Cの選択信号であり、ハイレベルでクランプを指示する。BGR12は図1と同じ構成を有する。選択信号SEL1〜SEL3及び制御信号prstnはPORシーケンサ17Aが生成する。
図19にはPORシーケンサ17Aの一例が示される。信号発生論理は図7で説明したのと同様にCR時定数を用いた1ショットパルス発生技術を適用したものである。PORシーケンサ17Aによる電圧発生動作を説明する。メインバッファの電源投入時には、スイッチ15A,15Bを接地電位VSS側に倒してプリバッファ13A,13Cの出力を接地電位VSSに向けてクランプし、内部電圧Vint1,Vint2,Vint3のオーバシュートが起きないようにする。外部電圧Vextの投入直後は制御信号prstnがハイレベルにされ、スイッチ16も接地電位VSS側に倒されて基準電圧Vbgrが接地電圧VSSに向けてクランプされる。一定時間経過後、順不同に、信号prstnがローレベルにされ、スイッチ15A,15Bがオフ状態にされてクランプが外される。更に待って、最後にスイッチ16がオフにされてクランプが外される。入力の基準側が最後までクランプ状態なので、起動時におけるVint1〜Vint3のオーバシュート抑制作用に対する信頼性が高い。
図20には基準電圧発生回路12の別の例が示される。同図に示される回路は閾値電圧差を利用して基準電圧Vbgrを生成する。ドレインとソースをショートしたエンハンスメント型NMOSトランジスタEM1,EM2を直列接続し、デプレッション型NMOSトランジスタDM1,DM2のソースフォロアで受ける。ノードN2の電圧V(N2)は、V(N2)=2・(VgsE−VgsD)となる。これを2倍のアンプで受けることで、基準電圧出力VBGR=4・(VgsE−VgsD)となる。EMS,EM2,DM1,DM2の電流密度を同じにして、動作点をサブスレッショルド領域又は、飽和領域にすることで、エンハンスメント型とデプレッション型のVgsの差はVgsE-VgsD≒VthE−VthDつまり、エンハンスメント型とデプレッション型のVth差で近似でき、基準電圧出力VBGR=4・(VthE−VthD)とVth差の制御だけで決まる一定電圧を得ることができる。図においてデプレッション型MOSトランジスタEM1,EM2は実際にはプロセスばらつきに応じてそのサイズをトリミングで選択し、温度特性と出力電圧を調整可能になっている。
図21には基準電圧発生回路12の更に別の例が示される。ダイオードDnと定電流源Inの直列ノードに入力MOSサイズをアンバランスにして、オフセットに温度特性のある利得一倍の電圧フォロアAC1〜ACnが直列に接続され、ている。ダイオードのアノード・カソード間電圧は負の温度特性を持ち、温度特性のあるオフセットをもつ電圧フォロアAC1〜ACnは正の温度特性を持つ。双方の温度特性をキャンセルするように、セレクタSELTで電流源回路の出力を選択する。セレクタSELTの出力はボルテージフォロアアンプAMPを介して基準電圧Vbgrとして出力される。
図22にはpチャンネル型の低耐圧MOSトランジスタのデバイス構造が例示され、図23にはpチャンネル型の高耐圧MOSトランジスタのデバイス構造が例示される。各図において、P−subはp型半導体基板、NISOはnチャンネル型のISO(silicon on insulating substrate)基板、NWELLはn型ウェル領域、SGiはチャンネルストッパ、SRCはp型ソース拡散領域、DRNはp型ドレイン拡散領域、OXはゲート酸化膜、SGはポリシリコンゲート、CHLはチャンネル領域、M0,M1はアルミ配線、である。図22の低耐圧MOSトランジスタはゲート酸化膜OXの厚さは例えば3.2ナノメータ(nm)である。一方、図23の高耐圧MOSトランジスタはゲート酸化膜OXの厚さは例えば7.5ナノメータ(nm)である。前記内部電圧発生回路2等を構成するMOSトランジスタは高耐圧MOSトランジスタとされ、前記内部回路3を構成するMOSトランジスタは低耐圧MOSトランジスタとされる。特に、高耐圧MOSトランジスタのゲート酸化膜は厚い上に耐圧を得るための最小Lgが大きいので、同一のオン抵抗を得るためのLg(ゲート長)やW(ゲート幅)が大きくなり、この点においても内部電圧発回路2を構成するMOSトランジスタの寄生容量は大きくなる。尚、図示はしないが、nチャンネル型MOSトランジスタはウェル領域をp型に、ドレイン領域及びソース領域をn型に変更すればよい。
図24には本発明が適用されたマイクロコンピュータが示される。同図に示されるマイクロコンピュータ41は、特に制限されないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基板(チップ)にCMOS集積回路製造技術によって形成される。
マイクロコンピュータ41は、中央処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)42及びディジタル信号ユニットとしてのDSP(Digital signal Processor)43を有し、それらはCPUバス44、Xバス45及びYバス46に接続される。CPUバス44には、キャッシュアクセスコントローラ48、キャッシュメモリ49、SRAMで構成されるようなユーザメモリ50、及びメモリマネージメントユニット51が接続される。前記Xバス45及びYバス46にはCPU42やDSP43が実行するプログラムもしくは命令並びに必要な演算対象データを格納するXYメモリ52が接続される。
前記キャッシュアクセスコントローラ48、キャッシュメモリ49、ユーザメモリ50、メモリマネージメントユニット51及びXYメモリ52は内部バス55に接続され、ここに、外部バスアクセス制御用のバスステートコントローラ60、PCIバスコントローラ61、周辺バスコントローラ62、ダイレクトメモリアクセスコントローラ63、及びIOポート64が接続される。周辺バスコントローラ62は周辺バス65を介して、シリアルコミュニケーションインタフェースコントローラ(SCI)67、割込みコントローラ68、リアルタイムクロック69、タイマ70、及び内蔵発振回路71をアクセス制御する。PCIバスコントローラ61にPCIバスインタフェース(PBI)61Iを介して接続するPCIバス73には図示を省略するフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、シンクロナスDRAMのような大容量メモリが接続される。前記バスステートコントローラ60に外部バスインタフェース(EBI)60Iを外部バス74が接続される。
マイクロコンピュータ41は前記内部電圧発生回路2を有する。外部電圧Vextは前記外部バスインタフェース60I、PCIバスインタフェース61I、IOポート64、及び内部電圧発生回路2に供給される。その他の回路モジュールは内部電圧Vintを動作電源として動作する。
図25には本発明が適用されたフラッシュメモリが示される。同図に示されるフラッシュメモリ81は、特に制限されないが、単結晶シリコンなどの1個の半導体基板に形成され、メモリアレイ82、サブデコーダ83、メインデコーダ84、センスラッチ列85、データラッチ列86、カラムスイッチ列87、周辺回路88、及びパッド列89から成る。周辺回路88は電源回路91、制御回路90及びインタフェース回路92等を有する。
前記メモリアレイ82は、電気的な消去及び書き込みによって閾値電圧が可逆的に変更可能にされる多数の不揮発性メモリセルMCを有する。本明細書において消去とは不揮発性メモリセルMCの閾値電圧を低くすることであり、書き込みとは不揮発性メモリセルの閾値電圧を高くすることである。不揮発性メモリセルMCは例えばソースとドレインの間のチャネル領域の上に夫々絶縁されたフローティングゲートとコントロールゲートを有すスタックドゲート構造を有する。不揮発性メモリセルMCのコントロールゲートはワード線WLに、ドレインはビット線BLに、ソースはソース線SLに接続される。ワード線選択とカラムスイッチ列87によるビット線選択とは、アドレス信号をデコードするメインデコーダ84及びサブデコーダ83によるデコード信号に基づいて行われる。ビット線BLにはその一端にセンスラッチ列85のセンスラッチが接続され、他方にはデータラッチ列86のデータラッチが接続される。読み出し動作のワード線選択で不揮発性メモリセルから読み出されたデータはデータラッチ列86のデータラッチとセンスラッチ列85のセンスラッチを用いて検出され、カラムスイッチ列7で選択されるバイト又はワードなどのアクセス単位に従ってインタフェース回路92に伝達される。消去動作は、特に制限されないが、ワード線単位で行なわれる。書き込み動作ではインタフェース回路92に入力された書き込みデータがカラムスイッチ列87を介してセンスラッチ列85にラッチされ、センスラッチ列85にラッチされたデータの論理値に応じて書き込み電圧の印加と阻止が制御される。
電源回路91はフラッシュメモリ81の消去及び書き込みに必要な高電圧や読み出しに必要なワード線昇圧電圧などの動作電源をチャージポンプ回路及びシリーズレギュレータ等を利用して生成する。前記シリーズレギュレータとして前記内部電圧発生回路2が適用される。制御回路90は外部から入力されるストローブ信号及びコマンドに従ってフラッシュメモリ81の消去、書き込み、読み出しのタイミング制御並びに動作電源の選択制御等を行なう。パッド列9は外に接続するボンディングパッド及び入力・出力バッファを有する。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明はシリーズレギュレータを用いる場合に限定されず、シャントレギュレータやスイッチングレギュレータ、スイッチドキャパシタレギュレータなどを用いてもよい。シリーズレギュレータの出力トランジスタが、スイッチングレギュレータならばスイッチ制御回路と電力を扱うスイッチ(トランジスタ)とインダクタ、キャパシタ、ダイオード、キャパシタを用いたスイッチング回路に、スイッチとキャパシタレギュレータならば、スイッチ制御回路とスイッチ(トランジスタ)とキャパシタに置き換わるのみで、電源投入時に出力MOSトランジスタをオフする方向に制御回路の内部ノードをスイッチでクランプすること。外部電源投入時には、基準電圧を安全な側(例えばVss)にずらすこと。または、初期値は安全側に固定して回路起動時にスルーレートの制限をかけることにて過渡的な危険側(たとえば動作電圧よりも高い電圧)へのオーバシュートの発生を抑えることができる。また、スイッチによりクランプする個所はオーバシュートの影響が大きく、回復の時定数の長い部分に注力することで、少ない対策個所で対策できる。また、例えば、図18のように複数のメインバッファを持つ場合でも、各々のバッファ(例えば11Aaと11Abの組み合わせや11Aaと11Bの組み合わせ)を積極的に異なる回路にして特性を補うことも可能である。
内部電圧発生回路を主体に本発明に係る半導体集積回路を例示する回路図である。 基準電圧発生回路の一例を示す回路図である。 プリバッファの一例を示す回路図である。 プリバッファの負荷駆動特性を例示する説明図である。 メインバッファの一例を示す回路図である。 メインバッファの負荷駆動特性を例示する説明図である。 制御信号prstnの生成論理を例示する回路図である。 図7の論値で生成される制御信号prstnの波形図である。 内部電圧発生回路の動作タイミング図である。 比較例に係る内部電圧発生回路の回路図である。 図11の比較例に係る内部電圧発生回路の動作波形図である。 内部電圧発生回路の別の例を示す回路図である。 図12の内部電圧発生回路の動作波形図である。 内部電圧発生回路の更に別の例を示す回路図である。 内部電圧発生回路の更に別の例を示す回路図である。 内部電圧発生回路の更に別の例を示す回路図である。 内部電圧発生回路の更に別の例を示す回路図である。 内部電圧発生回路の更に別の例を示す回路図である。 PORシーケンサの一例を示す論理回路図である。 基準電圧発生回路の別の例を示す回路図である。 基準電圧発生回路の更に別の例を示す回路図である。 pチャンネル型の低耐圧MOSトランジスタのデバイス構造断面図である。 pチャンネル型の高耐圧MOSトランジスタのデバイス構造断面図である。 本発明が適用されたマイクロコンピュータのブロック図である。 本発明が適用されたフラッシュメモリのブロック図である。
符号の説明
1 半導体集積回路
2 内部電圧発生回路
3 内部回路
Vext 外部電圧
Vref 参照電圧
10 電圧発生回路
Vint 内部電圧
11 メインバッファ
12 基準電圧発生回路
Vbgr 基準電圧
13 プリバッファ
Vbias バイアス電圧
15 第1スイッチ
16 第2スイッチ
16A 第3スイッチ
17 パワーオンリセットシーケンサ
OX ゲート酸化膜
41 マイクロコンピュータ
42 CPU
52 XYメモリ
81 フラッシュメモリ
MC 不揮発性メモリセル
BL ビット線
WL ワード線
83,84 アドレスデコーダ

Claims (12)

  1. 内部電圧発生回路と前記内部電圧発生回路から動作電源の供給を受けて動作される内部回路とを有する半導体集積回路であって、
    前記内部電圧発生回路は、半導体集積回路の外部から供給される第1電圧から第2電圧を発生する電圧発生回路と、前記第2電圧に応ずる第3電圧を発生する出力バッファとを有し、前記第3電圧が前記内部回路に動作電源として供給され、
    前記第2電圧の出力ノードを所定電位に導通可能にする第1スイッチと、前記第1電圧の投入に応答して前記第1スイッチを所定期間オン状態にする制御回路と、を有することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記電圧発生回路は前記第1電圧から基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記基準電圧を受けて第2電圧を発生するプリバッファとを有することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記基準電圧の出力ノードを所定電位に導通可能にする第2スイッチを有し、
    前記制御回路は更に、前記第1電圧の投入に応答して前記第2スイッチを所定期間所定電位に導通可能となるように切り替えた状態にすることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記プリバッファに動作電流を流す電流源のバイアス電圧供給経路を所定電位に導通可能にする第3スイッチを有し、
    前記制御回路は更に、前記第1電圧の投入に応答して前記第3スイッチを所定期間オン状態にすることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  5. 内部電圧発生回路と前記内部電圧発生回路から動作電源の供給を受けて動作される内部回路とを有する半導体集積回路であって、
    前記内部電圧発生回路は、半導体集積回路の外部から供給される第1電圧から第2電圧を発生する第1の電圧発生回路と、前記第2電圧に応ずる第3電圧を発生する出力バッファとを有し、前記第3電圧が前記内部回路に動作電源として供給され、
    前記第1の電圧発生回路は前記第1電圧から基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記基準電圧を受けて第2電圧を発生するプリバッファとを有し、
    前記基準電圧の出力ノードを所定電位に導通させることが可能な第2スイッチと、前記第1電圧の投入に応答して前記第2スイッチを所定期間オン状態にする制御回路と、を有することを特徴とする半導体集積回路。
  6. 前記制御回路は更に、前記所定期間経過後に前記出力バッファを高出力インピーダンス状態から低出力インピーダンス状態に制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の半導体集積回路。
  7. 前記内部電圧発生回路を構成するMOSトランジスタは高耐圧MOSトランジスタとされ、前記内部回路を構成するMOSトランジスタは低耐圧MOSトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の半導体集積回路。
  8. 前記内部電圧発生回路を構成するMOSトランジスタは第1の膜厚のゲート酸化膜を有し、前記内部回路を構成するMOSトランジスタは前記第1の膜厚よりも薄い第2の膜厚のゲート酸化膜を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の半導体集積回路。
  9. 前記制御回路は前記第1電圧の投入に応答してパワーオンリセットを指示するパワーオンリセット回路であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載の半導体集積回路。
  10. 前記所定期間はリセット期間よりも短い期間であることを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路。
  11. 前記内部回路は中央処理装置とメモリを含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項記載の半導体集積回路。
  12. 前記内部回路は、選択端子がワード線に接続され、データ端子がビット線に接続された複数個の不揮発性メモリセルと、アドレス信号をデコードしてメモリセルを選択するアドレスデコーダを有することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項記載の半導体集積回路。
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