JP3068482B2 - 定電圧回路 - Google Patents

定電圧回路

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JP3068482B2
JP3068482B2 JP9016782A JP1678297A JP3068482B2 JP 3068482 B2 JP3068482 B2 JP 3068482B2 JP 9016782 A JP9016782 A JP 9016782A JP 1678297 A JP1678297 A JP 1678297A JP 3068482 B2 JP3068482 B2 JP 3068482B2
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    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/24Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only
    • G05F3/242Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only with compensation for device parameters, e.g. channel width modulation, threshold voltage, processing, or external variations, e.g. temperature, loading, supply voltage
    • G05F3/247Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only with compensation for device parameters, e.g. channel width modulation, threshold voltage, processing, or external variations, e.g. temperature, loading, supply voltage producing a voltage or current as a predetermined function of the supply voltage
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定電圧回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の定電圧回路の構成例が図8に示さ
れる。図8に示されるように、本従来例は、抵抗RL
よび容量CL を含む定電圧出力負荷3に対応して、MO
SトランジスタTr1 〜Tr8 および定電流素子I1
より形成される差動増幅回路1と、PMOSトランジス
タTr9 、抵抗R1 、R2 および容量C1 により形成さ
れる出力段回路2とを備えて構成されている。入力端子
i は、当該定電圧回路に対して入力される基準電圧V
REF の入力端子であり、出力端子To は、当該定電圧回
路より出力される定電圧VREG の出力端子である。
【0003】図8に示されるように、当該定電圧回路
は、負帰還増幅回路として構成されており、差動増幅回
路1は、電圧フォロワ回路として、MOSトランジスタ
Tr6のゲート電位が入力端子Ti より入力される基準
電圧値VREF と等しくなるように動作する。この差動増
幅回路1の動作により、出力端子To より出力される電
圧値は、VREF *(R1 +R2 )/R2 となる。この場
合に、電源投入時における出力段回路2に含まれるPM
OSトランジスタTr9 のゲート電位は接地電位となっ
ているため、当該PMOSトランジスタTr9 は導通状
態となり、このPMOSトランジスタTr9 を介して、
出力端子To に対して電流が流出されるような状態とな
る。この出力電流は、差動増幅回路1の動作により抑制
されてはいるが、出力端子To のおける電位が、定常状
態における電圧値以上の値になると、PMOSトランジ
スタTr9 のゲートに対する帰還電圧の遅延により、P
MOSトランジスタTr9 による電流を抑制することが
できなくなり、出力端子Toには、当該電流によるオー
バーシュートが生じてしまうことがある。その際に、出
力端子To におけうこのオーバーシュート分の電荷は、
出力段回路2における抵抗R1 およびR2 を介して接地
点に抜けてゆき、これにより出、力端子To の電位は定
常状態における電圧値に収束する。
【0004】また、図9の特開昭64ー29915号公
報に示される他の従来例の定電圧回路は、負荷容量を形
成する容量C22に対応して、定電流源I21〜I23と、P
NPトランジスタTr21およびTr22と、NPNトラン
ジスタTr23〜Tr31と、容量C21と、電圧比較回路C
OMPと、ダイオードD21と、抵抗R21〜R24とを備え
て構成される。また、図10の特開平1ー314319
号公報に示される従来例の定電圧回路は、負荷容量を形
成する容量C22に対応して、定電流源I21〜I23と、P
NPトランジスタTr21およびTr22と、NPNトラン
ジスタTr23〜Tr32と、容量C21と、ダイオードD21
およびD22と、抵抗R21〜R23とを備えて構成される。
これらの2つの従来例の場合においては、電源投入時に
おいて、出力端子の出力電圧Vo が接地電位であるため
に初期回路電流が微少にしか流れず、これにより、出力
端子における出力電圧Vo の立ち上がりに遅延が生じて
しまうという問題の対応策として、それぞれNPNトラ
ンジスタTr28〜Tr31を含む通電手段が設けており、
これにより、出力電圧Vo が、任意設定の電圧値に到達
するまでの時間の短縮化が図られている。しかしなが
ら、これらの定電圧回路においても、トランジスタをM
OSトランジスタにより構成した場合には、前述の図8
の従来例の場合と同様の動作状態となり、電源投入時に
おいて、出力端子において電流のオーバーシュートが生
じることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の定電圧
回路においては、第1の従来例の場合においては、電源
投入時において、出力段回路に含まれるPMOSトラン
ジスタのゲート電位が接地電位となっているために、当
該PMOSトランジスタの電流供給能力が増大する状態
になり、且つ、低消費電力型の定電圧回路の場合には、
差動増幅回路の回路電流が小さいために、出力段回路に
含まれるPMOSトランジスタの電流を抑制する制御作
用が困難となり、当該PMOSトランジスタを通して、
出力負荷に対して流入する電流のオーバーシュートが発
生するという欠点がある。
【0006】また、低消費電型の定電圧回路の場合に
は、出力段回路の抵抗値が大きい値に設定されているた
めに、電源投入時に、出力端子がオーバーシュートした
場合に、当該出力端子が定常動作状態の電圧値に復旧す
るのに時間を要するという欠点がある。
【0007】更に、特許公開公報に示されている2つの
従来例の場合には、何れの場合においても、電源投入時
における出力端子の電位の立ち上がりを回避するために
通電手段が設けられているが、このために、当該定電圧
回路をMOSトランジスタにより構成する場合には、電
源投入時において、出力端子に流入する電流のオーバー
シュートが発生するという欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の定電圧回路は、
所定の基準電圧を入力して、当該基準電圧に等しい電圧
を出力するように動作する差動増幅回路と、前記差動増
幅回路の出力電圧の入力を受けて、前記基準電圧入力に
対応する定電圧を出力する出力段回路と、所定の直流電
源と接地電位との間に直列に接続される直流電源側の容
量と接地電位側の抵抗とにより形成され、電源投入時
に、前記容量と前記抵抗との接続点より特定の制御信号
を出力する充放電回路と、前記充放電回路より出力され
る特定の制御信号により制御されて、前記出力段回路の
定電圧出力端子における電源投入時のオーバーシュート
の発生を抑制するオーバーシュート防止回路と、を少く
とも備えて構成される定電圧回路であって、前記オーバ
ーシュート防止回路が、前記出力段回路の定電圧出力端
子と前記接地電位との間に直列に接続される定電圧出力
端子側の抵抗と接地電位側の第1のNMOSトランジス
タとによりに形成され、当該第1のNMOSトランジス
タのゲートに前記特定の制御信号が入力される第1のオ
ーバーシュート防止回路として構成されることを特徴と
する
【0009】また、本発明の定電圧回路は、所定の基準
電圧を入力して、当該基準電圧に等しい電圧を出力する
ように動作する差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出
力電圧の入力を受けて、前記基準電圧入力に対応する定
電圧を出力する出力段回路と、所定の直流電源と接地電
位との間に直列に接続される直流電源側の容量と接地電
位側の抵抗とにより形成され、電源投入時に、前記容量
と前記抵抗との接続点より特定の制御信号を出力する充
放電回路と、前記充放電回路より出力される特定の制御
信号により制御されて、前記出力段回路の定電圧出力端
子における電源投入時のオーバーシュートの発生を抑制
するオーバーシュート防止回路と、を少くとも備えて構
成される定電圧回路であって、前記オーバーシュート防
止回路が、ソースが前記直流電源に接続され、ドレイン
が前記出力段回路の電源供給端子に接続されて、ゲート
に前記特定の制御信号が入力されるPMOSトランジス
タにより形成される第3のオーバーシュート防止回路と
して構成されることを特徴とする
【0010】また、本発明の定電圧回路は、所定の基準
電圧を入力して、当該基準電圧に等しい電圧を出力する
ように動作する差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出
力電圧の入力を受けて、前記基準電圧入力に対応する定
電圧を出力する出力段回路と、所定の直流電源と接地電
位との間に直列に接続される直流電源側の容量と接地電
位側の抵抗とにより形成され、電源投入時に、前記容量
と前記抵抗との接続点より特定の制御信号を出力する充
放電回路と、前記充放電回路より出力される特定の制御
信号により制御されて、前記出力段回路の定電圧出力端
子における電源投入時のオーバーシュートの発生を抑制
するオーバーシュート防止回路と、を少くとも備えて構
成される定電圧回路であって、前記オーバーシュート防
止回路が、前記出力段回路の定電圧出力端子と前記接地
電位との間に直列に接続される、定電圧出力端子側の抵
抗および接地電位側の第1のNMOSトランジスタによ
り形成される第1のオーバーシュート防止回路と、ドレ
インが前記差動増幅回路を形成する一対の増幅段の低電
位側共通接続点に接続され、ソースが前記接地電位に接
続されて、ゲートに前記特定の制御信号が入力される第
2のNMOSトランジスタにより形成される第2のオー
バーシュート防止回路と、を備えて構成されることを特
徴とするまた、本発明の定電圧回路は、所定の基準電
圧を入力して、当該基準電圧に等しい電圧を出力するよ
うに動作する差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力
電圧の入力を受けて、前記基準電圧入力に対応する定電
圧を出力する出力段回路と、所定の直流電源と接地電位
との間に直列に接続される直流電源側の容量と接地電位
側の抵抗とにより形成され、電源投入時に、前記容量と
前記抵抗との接続点より特定の制御信号を出力する充放
電回路と、前記充放電回路より出力される特定の制御信
号により制御されて、前記出力段回路の定電圧出力端子
における電源投入時のオーバーシュートの発生を抑制す
るオーバーシュート防止回路と、を少くとも備えて構成
される定電圧回路であって、前記オーバーシュート防止
回路が、前記出力段回路の定電圧出力端子と前記接地電
位との間に直列に接続される、定電圧出力端子側の抵抗
および接地電位側の第1のNMOSトランジスタにより
形成される第1のオーバーシュート防止回路と、ソース
が前記直流電源に接続さ れ、ドレインが前記出力段回路
の電源供給端子に接続されて、ゲートに前記特定の制御
信号が入力されるPMOSトランジスタにより形成され
る第3のオーバーシュート防止回路と、を備えて構成さ
れることを特徴とするまた、本発明の定電圧回路は、
所定の基準電圧を入力して、当該基準電圧に等しい電圧
を出力するように動作する差動増幅回路と、前記差動増
幅回路の出力電圧の入力を受けて、前記基準電圧入力に
対応する定電圧を出力する出力段回路と、所定の直流電
源と接地電位との間に直列に接続される直流電源側の容
量と接地電位側の抵抗とにより形成され、電源投入時
に、前記容量と前記抵抗との接続点より特定の制御信号
を出力する充放電回路と、前記充放電回路より出力され
る特定の制御信号により制御されて、前記出力段回路の
定電圧出力端子における電源投入時のオーバーシュート
の発生を抑制するオーバーシュート防止回路と、を少く
とも備えて構成される定電圧回路であって、前記オーバ
ーシュート防止回路が、ドレインが前記差動増幅回路を
形成する一対の増幅段の低電位側共通接続点に接続さ
れ、ソースが前記接地電位に接続されて、ゲートに前記
特定の制御信号が入力される第2のNMOSトランジス
タと、ソースが前記直流電源に接続され、ドレインが前
記出力段回路の電源供給端子に接続されて、ゲートに前
記特定の制御信号が入力されるPMOSトランジスタに
より形成される第3のオーバーシュート防止回路と、を
備えて構成されることを特徴とするまた、本発明の定
電圧回路は、所定の基準電圧を入力して、当該基準電圧
に等しい電圧を出力するように動作する差動増幅回路
と、前記差動増幅回路の出力電圧の入力を受けて、前記
基準電圧入力に対応する定電圧を出力する出力段回路
と、所定の直流電源と接地電位との間に直列に接続され
る直流電源側の容量と接地電位側の抵抗とにより形成さ
れ、電源投入時に、前記容量と前記抵抗との接続点より
特定の制御信号を出力する充放電回路と、前記充放電回
路より出力される特定の制御信号により制御されて、前
記出力段回路の定電圧出力端子における電源投入時のオ
ーバーシュートの発生を抑制するオーバーシュート防止
回路と、を少くとも備えて構成される定電圧回路であっ
て、前記オーバーシュート防止回路が、前記出力段回路
の定電圧出力端子と前記接地電位との間に直列に接続さ
れる、定電圧出力端子側の抵抗および接地電位側の第1
のNMOSトランジスタにより 形成される第1のオーバ
ーシュート防止回路と、ドレインが前記差動増幅回路を
形成する一対の増幅段の低電位側共通接続点に接続さ
れ、ソースが前記接地電位に接続されて、ゲートに前記
特定の制御信号が入力される第2のNMOSトランジス
タにより形成される第2のオーバーシュート防止回路
と、ソースが前記直流電源に接続され、ドレインが前記
出力段回路の電源供給端子に接続されて、ゲートに前記
特定の制御信号が入力されるPMOSトランジスタによ
り形成される第3のオーバーシュート防止回路と、を備
えて構成されることを特徴とする
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施形態の構成を示
す回路図である。図1に示されるように、本実施形態
は、出力負荷抵抗RL および出力負荷容量CL を含む定
電圧出力負荷3に対応して、MOSトランジスタTr1
〜Tr8 および定電流素子I1により形成される差動増
幅回路1と、PMOSトランジスタTr9 、抵抗R1
2 および位相補償容量C1 により形成される出力段回
路2と、容量C2 および抵抗R3 により形成される充放
電回路4と、抵抗R4 およびNMOSトランジスタTr
10により形成される直列回路とを備えて構成される。
【0013】本実施形態においては、図8の従来例の場
合と同様に、入力端子Ti は、当該定電圧回路に対する
基準電圧VREF の入力端子であり、出力端子To は、当
該定電圧回路より出力される定電圧VREG の出力端子で
ある。この定電圧回路は、負帰還増幅回路として構成さ
れており、差動増幅回路1は、電圧フォロワ回路として
形成され、出力端子To における出力電圧変動に対応し
て、当該差動増幅回路1により、MOSトランジスタT
6 のゲート電位は、入力端子Ti より入力される基準
電圧値VREF と等しくなるように制御されており、この
制御作用を受けて、PMOSトランジスタTr9 は、出
力端子To より出力される電圧値が、任意設定されるV
REF *(R1 +R2 )/R2 の電圧値として保持される
ように制御されて、出力端子To からは所定の定電圧V
REG が出力される。この場合においては、出力端子To
から、抵抗R4 およびNMOSトランジスタTr10を介
して接地点に電流が流れるが、その電流量は、NMOS
トランジスタTr10のゲートに入力される、充放電回路
4からの制御電圧により制御される。
【0014】電源投入時においては、前述の従来例にお
いて説明したように、一般に、出力段回路2に含まれる
PMOSトランジスタTr9 のゲート電位は接地電位と
なっているため、当該PMOSトランジスタTr9 は導
通状態となり、当該PMOSトランジスタTr9 を介し
て、出力端子To には電流が流れ出る状態となる。この
出力電流は、差動増幅回路1の制御動作により、PMO
SトランジスタTr9の電流を抑制しきれる状態となる
まで流れ続けるために、出力端子To において電流のオ
ーバーシュートが発生してしまうという状態となる。本
実施形態においては、このオーバーシュートを防止する
ために、充放電回路4を設けることにより、当該充放電
回路4内の容量C2 によって、NMOSトランジスタT
10のゲート電位を電源電位に押し上げてやり、これに
より当該NMOSトランジスタTr10を導通状態とし
て、出力端子To の電荷を抵抗R4 を介して放電させ、
オーバーシュートした出力端子To の電圧が、定常状態
の電圧値となるまでの時間の短縮化が図られている。こ
の場合に、出力端子To の電圧が定常状態の電圧値に戻
るまでの時間は抵抗R4 の抵抗値によって定まり、その
時間経過後において、充放電回路4より出力される制御
電圧により、NMOSトランジスタTr10が非導通状態
となり、抵抗R4 およびNMOSトランジスタTr10
より形成される直列回路が遮断されるように、充放電回
路4を形成する容量C2 および抵抗R3の時定数が設定
される。また、NMOSトランジスタTr10のゲート電
位は、上記の容量C2 および抵抗R3 の時定数に従って
徐々に下降するために、スイッチングによって、出力端
子To にノイズが乗ることはなく、スムーズに定常状態
の電圧値に移行することができる。
【0015】次に、本発明の参考例について説明する。
図2は、当該参考例の構成を示す回路図である。図2に
示されるように、本参考例は、出力負荷抵抗RL および
出力負荷容量CL を含む定電圧出力負荷3に対応して、
MOSトランジスタTr1 〜Tr8 および定電流素子I
1 により形成される差動増幅回路1と、PMOSトラン
ジスタTr9 、抵抗R1 、R2 および位相補償容量C1
により形成される出力段回路2と、容量C2 および抵抗
3 により形成される充放電回路4と、NMOSトラン
ジスタTr11とを備えて構成される。本参考例の第1の
実施形態との相違点は、本参考例においては、図1の抵
抗R4 およびNMOSトランジスタTr10による直列回
路が排除されており、代わりに、NMOSトランジスタ
Tr11が、MOSトランジスタ6と接地点との間に接続
されて、当該NMOSトランジスタTr11のゲートに、
充放電回路4からの制御電圧が入力されていることであ
る。
【0016】図2において、第1の実施形態の場合と同
様に、入力端子Ti は、当該定電圧回路に対する基準電
圧VREF の入力端子であり、出力端子To は、当該定電
圧回路より出力される定電圧VREG の出力端子である。
当該定電圧回路は、第1の実施形態と同様に負帰還増幅
回路として構成されており、差動増幅回路1は、電圧フ
ォロワ回路として形成され、出力端子To における出力
電圧変動に対応して、当該差動増幅回路1により、MO
SトランジスタTr6 のゲート電位は、入力端子Ti
り入力される基準電圧値VREF と等しくなるように制御
され、これを受けて、PMOSトランジスタTr9 は、
出力端子To より出力される電圧値が、任意設定される
REF *(R1 +R2 )/R2 の電圧値として保持され
るように制御されて、出力端子To からは所定の定電圧
REG が出力される。このように、定電圧出力に対応す
る出力電圧制御作用については、第1の実施形態の場合
と同様である。
【0017】本参考例における電源投入時においては、
前述の第1の実施形態における電源投入時の場合と同様
に、オーバーシュートを防止するために充放電回路4を
設けることにより、当該充放電回路4内の容量C2 によ
って、NMOSトランジスタTr11のゲート電位が電源
電位に押し上げられ、これにより当該NMOSトランジ
スタTr11が導通状態となって差動増幅回路1の回路電
流が増大され、この電流増の影響を受けて、出力段回路
2に含まれるPMOSトランジスタTr9 に対する制御
作用が高速化される。このPMOSトランジスタTr9
に対する制御作用の高速化により、出力端子To におけ
る電圧が定常状態の電圧値に戻るまでの時間が短縮化さ
れる。そして、出力端子To における電圧が定常状態の
電圧値に戻ると同時に、NMOSトランジスタTr11
非導通状態となるように、充放電回路4を形成する容量
2 および抵抗R3 の時定数が設定される。このように
することにより、NMOSトランジスタTr11のゲート
電位は、上記の容量C2 および抵抗R3 の時定数に従っ
て徐々に下降するために、スイッチングによって、出力
端子To にノイズが乗ることはなく、スムーズに定常状
態の電圧値に移行することができる。
【0018】次に、本発明の第の実施形態について説
明する。図3は、当該第の実施形態の構成を示す回路
図である。図3に示されるように、本実施形態は、出力
負荷抵抗RL および出力負荷容量CL を含む定電圧出力
負荷3に対応して、MOSトランジスタTr1 〜Tr8
および定電流素子I1 により形成される差動増幅回路1
と、PMOSトランジスタTr9 、抵抗R1 、R2 およ
び位相補償容量C1 により形成される出力段回路2と、
容量C2 および抵抗R3 により形成される充放電回路4
と、PMOSトランジスタTr12とを備えて構成され
る。本実施形態の第1の実施形態との相違点は、本実施
形態においては、図1の抵抗R4 およびNMOSトラン
ジスタTr10による直列回路が排除されており、代わり
に、PMOSトランジスタTr 12 が、電源電圧VCCとP
MOSトランジスタTr9 との間に接続されて、当該P
MOSトランジスタTr12のゲートに、充放電回路4か
らの制御電圧が入力されていることである。
【0019】図3において、本実施形態における出力端
子To の出力電圧に対する電圧制御作用については、前
述の第1の実施形態および参考例の場合と同様である。
本実施形態における電源投入時においては、前述の第1
の実施形態および参考例の場合と同様に、出力端子To
におけるオーバーシュートを防止するために充放電回路
4を設けることにより、当該充放電回路4内の容量C2
によって、PMOSトランジスタTr12のゲート電位が
電源電位に押し上げられる。これにより当該PMOSト
ランジスタTr12に直列接続されるPMOSトランジス
タTr9 の電流量が抑制されて、出力端子To に発生す
るオーバーシュートが抑圧され、当該出力端子To の電
圧が定常状態の電圧値に戻るまでの時間が短縮される。
この場合に、PMOSトランジスタTr12により抑制さ
れる電流量、および充放電回路4を形成する容量C2
よび抵抗R3 の時定数は、出力端子To におけるダンピ
ングファクタが最適化されるように設定される。また、
このようにすることにより、PMOSトランジスタTr
12のゲート電位は、上記の容量C2 および抵抗R3の時
定数に従って徐々に下降するために、スイッチングによ
って、出力端子Toにノイズが乗ることはなく、スムー
ズに定常状態の電圧値に移行することができる。
【0020】次に、本発明の第の実施形態について説
明する。図4は、当該第の実施形態の構成を示す回路
図である。図4に示されるように、本実施形態は、出力
負荷抵抗RL および出力負荷容量CL を含む定電圧出力
負荷3に対応して、MOSトランジスタTr1 〜Tr8
および定電流素子I1 により形成される差動増幅回路1
と、PMOSトランジスタTr9 、抵抗R1 、R2 およ
び位相補償容量C1 により形成される出力段回路2と、
容量C2 および抵抗R3 により形成される充放電回路4
と、抵抗R4 およびNMOSトランジスタTr10により
形成される直列回路と、NMOSトランジスタTr11
を備えて構成される。即ち、本実施形態は、前述の第1
の実施形態と参考例におけるオーバーシュート対策付加
回路が融合されて構成されている。
【0021】図4において、本実施形態における電源投
入時においては、充放電回路4内の容量C2 によって、
NMOSトランジスタTr10のゲート電位が電源電位に
押し上げられるとともに、NMOSトランジスタTr11
のゲート電位も電源電位に押し上げられる。これにより
当該NMOSトランジスタTr10は導通状態となって、
出力端子To の電荷が抵抗R4 を介して放電され、また
同時に、NMOSトランジスタTr11が導通状態となっ
て、差動増幅回路1の回路電流が増大され、この電流増
の影響を受けて、出力段回路2に含まれるPMOSトラ
ンジスタTr9に対する制御作用が高速化される。従っ
て、これらのNMOSトランジスタTr10およびNMO
SトランジスタTr11の連動動作を介して、オーバーシ
ュートした出力端子To の電圧が、定常状態の電圧値と
なるまでの時間が著しく短縮され、前述の第1の実施形
態および参考例の場合に対比して、当該時間短縮効果が
更に改善されるという利点がある。
【0022】次に、本発明の第の実施形態について説
明する。図5は、当該第の実施形態の構成を示す回路
図である。図5に示されるように、本実施形態は、出力
負荷抵抗RL および出力負荷容量CL を含む定電圧出力
負荷3に対応して、MOSトランジスタTr1 〜Tr8
および定電流素子I1 により形成される差動増幅回路1
と、PMOSトランジスタTr9 、抵抗R1 、R2 およ
び位相補償容量C1 により形成される出力段回路2と、
容量C2 および抵抗R3 により形成される充放電回路4
と、抵抗R4 およびNMOSトランジスタTr10により
形成される直列回路と、PMOSトランジスタTr12
を備えて構成される。即ち、本実施形態は、前述の第1
の実施形態と第2の実施形態におけるオーバーシュート
対策付加回路が融合されて構成されている。
【0023】図5において、本実施形態における電源投
入時においては、充放電回路4内の容量C2 によって、
NMOSトランジスタTr10のゲート電位が電源電位に
押し上げられるとともに、PMOSトランジスタTr12
のゲート電位も電源電位に押し上げられる。これにより
当該NMOSトランジスタTr10は導通状態となって、
出力端子To の電荷が抵抗R4 を介して放電され、また
同時に、PMOSトランジスタTr12に直列接続される
PMOSトランジスタTr9 の電流量が抑制されて、出
力端子To に発生するオーバーシュートが抑圧される状
態となる。従って、これらのNMOSトランジスタTr
10およびPMOSトランジスタTr12の連動動作を介し
て、オーバーシュートした出力端子To の電圧が、定常
状態の電圧値となるまでの時間が著しく短縮され、前述
の第1およの実施形態の場合に対比して、当該時
間短縮効果が更に改善されるという利点がある。
【0024】次に、本発明の第の実施形態について説
明する。図6は、当該第の実施形態の構成を示す回路
図である。図6に示されるように、本実施形態は、出力
負荷抵抗RL および出力負荷容量CL を含む定電圧出力
負荷3に対応して、MOSトランジスタTr1 〜Tr8
および定電流素子I1 により形成される差動増幅回路1
と、PMOSトランジスタTr9 、抵抗R1 、R2 およ
び位相補償容量C1 により形成される出力段回路2と、
容量C2 および抵抗R3 により形成される充放電回路4
と、NMOSトランジスタTr11と、PMOSトランジ
スタTr12とを備えて構成される。即ち、本実施形態
は、前述の参考例と第2の実施形態におけるオーバーシ
ュート対策付加回路が融合されて構成されている。
【0025】図6において、本実施形態における電源投
入時においては、充放電回路4内の容量C2 によって、
NMOSトランジスタTr11のゲート電位が電源電位に
押し上げられるとともに、PMOSトランジスタTr12
のゲート電位も電源電位に押し上げられる。これによ
り、当該NMOSトランジスタTr11が導通状態となっ
て差動増幅回路1の回路電流が増大され、この電流増の
影響を受けて、出力段回路2に含まれるPMOSトラン
ジスタTr9 に対する制御作用が高速化されるともに、
同時に、PMOSトランジスタTr12に直列接続される
PMOSトランジスタTr9 の電流量が抑制されて、出
力端子To に発生するオーバーシュートが抑圧される状
態となる。従って、これらのNMOSトランジスタTr
11およびPMOSトランジスタTr12の連動動作を介し
て、オーバーシュートした出力端子To の電圧が、定常
状態の電圧値となるまでの時間が著しく短縮され、前述
参考例およの実施形態の場合に対比して、当該
時間短縮効果が更に改善されるという利点がある。
【0026】次に、本発明の第の実施形態について説
明する。図7は、当該第の実施形態の構成を示す回路
図である。図7に示されるように、本実施形態は、出力
負荷抵抗RL および出力負荷容量CL を含む定電圧出力
負荷3に対応して、MOSトランジスタTr1 〜Tr8
および定電流素子I1 により形成される差動増幅回路1
と、PMOSトランジスタTr9 、抵抗R1 、R2 およ
び位相補償容量C1 により形成される出力段回路2と、
容量C2 および抵抗R3 により形成される充放電回路4
と、抵抗R4 およびNMOSトランジスタTr10により
形成される直列回路と、NMOSトランジスタTr
11と、PMOSトランジスタTr12とを備えて構成され
る。即ち、本実施形態は、前述の第1の実施形態、参考
および第2の実施形態におけるオーバーシュート対策
付加回路が融合されて構成されている。
【0027】図7において、本実施形態における電源投
入時においては、充放電回路4内の容量C2 によって、
NMOSトランジスタTr10のゲート電位が電源電位に
押し上げられるとともに、NMOSトランジスタTr11
のゲート電位およびPMOSトランジスタTr12のゲー
ト電位も電源電位に押し上げられる。これにより、当該
NMOSトランジスタTr10は導通状態となって、出力
端子To の電荷が抵抗R4 を介して放電され、同時に、
NMOSトランジスタTr11が導通状態となって、差動
増幅回路1の回路電流が増大され、この電流増の影響を
受けて、出力段回路2に含まれるPMOSトランジスタ
Tr9 に対する制御作用が高速化されるとともに、更
に、PMOSトランジスタTr12に直列接続されるPM
OSトランジスタTr9 の電流量が抑制されて、出力端
子To に発生するオーバーシュートが抑圧される状態と
なる。従って、これらのNMOSトランジスタTr10
NMOSトランジスタTr11およびPMOSトランジス
タTr12の連動動作を介して、オーバーシュートした出
力端子To の電圧が、定常状態の電圧値となるまでの時
間が著しく短縮され、前述の各実施形態の場合に対比し
て、当該時間短縮効果が更に改善されるという利点があ
る。
【0028】なお、前記第、第、第および第
実施形態における出力電圧制御作用については説明が省
略されているが、これらの出力電圧制御作用については
第1の実施形態参考例および第の実施形態の場合と
同様であり、また、スイッチングにより、出力端子To
にノイズが乗ることがなく、当該出力端子To の電圧が
スムーズに定常状態の電圧に移行する動作についても、
これらの第1の実施形態参考例および第の実施形態
の場合と全く同様である。
【0029】なお、図1乃至図7に示される前記第1
実施形態参考例、第、第、第、第、および第
の実施形態の回路図において、MOSトランジスタと
して記載されている半導体素子は、当該MOSトランジ
スタとして、PMOSトランジスタを用いてこれらの定
電圧回路を構成してもよく、或はまた、NMOSトラン
ジスタを用いてこれらの定電圧回路を構成してもよいこ
とを意味しており、図面の輻輳化を避けるために、一括
してMOSトランジスタとして記載されている。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、差動増
幅回路および出力段回路を含む定電圧回路に適用され
て、容量および抵抗により形成される充放電回路を設け
て、これらの容量および抵抗の時定数を適宜に設定し、
当該充放電回路より出力される制御信号により、出力端
子の電荷を放電させる手法、前記出力段回路の制御作用
を高速化する手法、および前記出力段回路の電流を抑制
する手法を用いることにより、電源の投入時において、
出力端子に生起するオーバーシュートの発生を未然に防
止することができるとともに、当該出力端子の電圧をス
ムーズに定常状態の電圧に移行させることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す回路図で
ある。
【図2】本発明の参考例の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第の実施形態の構成を示す回路図で
ある。
【図4】本発明の第の実施形態の構成を示す回路図で
ある。
【図5】本発明の第の実施形態の構成を示す回路図で
ある。
【図6】本発明の第の実施形態の構成を示す回路図で
ある。
【図7】本発明の第の実施形態の構成を示す回路図で
ある。
【図8】従来例の構成を示す回路図である。
【図9】他の従来例の構成を示す回路図である。
【図10】他の従来例の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 差動増幅回路 2 出力段回路 3 出力負荷回路 4 充放電回路 Tr1 〜Tr8 MOSトランジスタ Tr9 、Tr12 PMOSトランジスタ Tr10、Tr11 NMOSトランジスタ I1 定電流素子 I21〜I23 定電流源 Ti 入力端子 To 出力端子 Tr21、Tr22 PNPトランジスタ Tr23〜Tr32 NPNトランジスタ D21、D22 ダイオード COMP 電圧比較回路 R1 〜R4 、R21〜R24 抵抗 RL 出力負荷抵抗 C1 位相補償容量 C2 、C21、C22 容量 CL 出力負荷容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/56 310 G05F 3/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基準電圧を入力して、当該基準電
    圧に等しい電圧を出力するように動作する差動増幅回路
    と、前記差動増幅回路の出力電圧の入力を受けて、前記
    基準電圧入力に対応する定電圧を出力する出力段回路
    と、所定の直流電源と接地電位との間に直列に接続され
    る直流電源側の容量と接地電位側の抵抗とにより形成さ
    れ、電源投入時に、前記容量と前記抵抗との接続点より
    特定の制御信号を出力する充放電回路と、前記充放電回
    路より出力される特定の制御信号により制御されて、前
    記出力段回路の定電圧出力端子における電源投入時のオ
    ーバーシュートの発生を抑制するオーバーシュート防止
    回路と、を少くとも備えて構成される定電圧回路であっ
    て、前記オーバーシュート防止回路が、前記出力段回路
    の定電圧出力端子と前記接地電位との間に直列に接続さ
    れる定電圧出力端子側の抵抗と接地電位側の第1のNM
    OSトランジスタとによりに形成され、当該第1のNM
    OSトランジスタのゲートに前記特定の制御信号が入力
    される第1のオーバーシュート防止回路として構成され
    ることを特徴とする定電圧回路。
  2. 【請求項2】 所定の基準電圧を入力して、当該基準電
    圧に等しい電圧を出力するように動作する差動増幅回路
    と、前記差動増幅回路の出力電圧の入力を受けて、前記
    基準電圧入力に対応する定電圧を出力する出力段回路
    と、所定の直流電源と接地電位との間に直列に接続され
    る直流電源側の容量と接地電位側の抵抗とにより形成さ
    れ、電源投入時に、前記容量と前記抵抗との接続点より
    特定の制御信号を出力する充放電回路と、前記充放電回
    路より出力される特定の制御信号により制御されて、前
    記出力段回路の定電圧出力端子における電源投入時のオ
    ーバーシュートの発生を抑制するオーバーシュート防止
    回路と、を少くとも備えて構成される定電圧回路であっ
    て、前記オーバーシュート防止回路が、ソースが前記直
    流電源に接続され、ドレインが前記出力段回路の電源供
    給端子に接続されて、ゲートに前記特定の制御信号が入
    力されるPMOSトランジスタにより形成される第3の
    オーバーシュート防止回路として構成されることを特徴
    とする定電圧回路。
  3. 【請求項3】 所定の基準電圧を入力して、当該基準電
    圧に等しい電圧を出力するように動作する差動増幅回路
    と、前記差動増幅回路の出力電圧の入力を受 けて、前記
    基準電圧入力に対応する定電圧を出力する出力段回路
    と、所定の直流電源と接地電位との間に直列に接続され
    る直流電源側の容量と接地電位側の抵抗とにより形成さ
    れ、電源投入時に、前記容量と前記抵抗との接続点より
    特定の制御信号を出力する充放電回路と、前記充放電回
    路より出力される特定の制御信号により制御されて、前
    記出力段回路の定電圧出力端子における電源投入時のオ
    ーバーシュートの発生を抑制するオーバーシュート防止
    回路と、を少くとも備えて構成される定電圧回路であっ
    て、前記オーバーシュート防止回路が、前記出力段回路
    の定電圧出力端子と前記接地電位との間に直列に接続さ
    れる、定電圧出力端子側の抵抗および接地電位側の第1
    のNMOSトランジスタにより形成される第1のオーバ
    ーシュート防止回路と、ドレインが前記差動増幅回路を
    形成する一対の増幅段の低電位側共通接続点に接続さ
    れ、ソースが前記接地電位に接続されて、ゲートに前記
    特定の制御信号が入力される第2のNMOSトランジス
    タにより形成される第2のオーバーシュート防止回路
    と、を備えて構成されることを特徴とする定電圧回路。
  4. 【請求項4】 所定の基準電圧を入力して、当該基準電
    圧に等しい電圧を出力するように動作する差動増幅回路
    と、前記差動増幅回路の出力電圧の入力を受けて、前記
    基準電圧入力に対応する定電圧を出力する出力段回路
    と、所定の直流電源と接地電位との間に直列に接続され
    る直流電源側の容量と接地電位側の抵抗とにより形成さ
    れ、電源投入時に、前記容量と前記抵抗との接続点より
    特定の制御信号を出力する充放電回路と、前記充放電回
    路より出力される特定の制御信号により制御されて、前
    記出力段回路の定電圧出力端子における電源投入時のオ
    ーバーシュートの発生を抑制するオーバーシュート防止
    回路と、を少くとも備えて構成される定電圧回路であっ
    て、前記オーバーシュート防止回路が、前記出力段回路
    の定電圧出力端子と前記接地電位との間に直列に接続さ
    れる、定電圧出力端子側の抵抗および接地電位側の第1
    のNMOSトランジスタにより形成される第1のオーバ
    ーシュート防止回路と、ソースが前記直流電源に接続さ
    れ、ドレインが前記出力段回路の電源供給端子に接続さ
    れて、ゲートに前記特定の制御信号が入力されるPMO
    Sトランジスタにより形成される第3のオーバーシュー
    ト防止回路と、を備えて構成されることを特徴とする定
    電圧回路。
  5. 【請求項5】 所定の基準電圧を入力して、当該基準電
    圧に等しい電圧を出力するように動作する差動増幅回路
    と、前記差動増幅回路の出力電圧の入力を受けて、前記
    基準電圧入力に対応する定電圧を出力する出力段回路
    と、所定の直流電源と接地電位との間に直列に接続され
    る直流電源側の容量と接地電位側の抵抗とにより形成さ
    れ、電源投入時に、前記容量と前記抵抗との接続点より
    特定の制御信号を出力する充放電回路と、前記充放電回
    路より出力される特定の制御信号により制御されて、前
    記出力段回路の定電圧出力端子における電源投入時のオ
    ーバーシュートの発生を抑制するオーバーシュート防止
    回路と、を少くとも備えて構成される定電圧回路であっ
    て、前記オーバーシュート防止回路が、ドレインが前記
    差動増幅回路を形成する一対の増幅段の低電位側共通接
    続点に接続され、ソースが前記接地電位に接続されて、
    ゲートに前記特定の制御信号が入力される第2のNMO
    Sトランジスタと、ソースが前記直流電源に接続され、
    ドレインが前記出力段回路の電源供給端子に接続され
    て、ゲートに前記特定の制御信号が入力されるPMOS
    トランジスタにより形成される第3のオーバーシュート
    防止回路と、を備えて構成されることを特徴とする定
    圧回路。
  6. 【請求項6】 所定の基準電圧を入力して、当該基準電
    圧に等しい電圧を出力するように動作する差動増幅回路
    と、前記差動増幅回路の出力電圧の入力を受けて、前記
    基準電圧入力に対応する定電圧を出力する出力段回路
    と、所定の直流電源と接地電位との間に直列に接続され
    る直流電源側の容量と接地電位側の抵抗とにより形成さ
    れ、電源投入時に、前記容量と前記抵抗との接続点より
    特定の制御信号を出力する充放電回路と、前記充放電回
    路より出力される特定の制御信号により制御されて、前
    記出力段回路の定電圧出力端子における電源投入時のオ
    ーバーシュートの発生を抑制するオーバーシュート防止
    回路と、を少くとも備えて構成される定電圧回路であっ
    て、前記オーバーシュート防止回路が、前記出力段回路
    の定電圧出力端子と前記接地電位との間に直列に接続さ
    れる、定電圧出力端子側の抵抗および接地電位側の第1
    のNMOSトランジスタにより形成される第1のオーバ
    ーシュート防止回路と、ドレインが前記差動増幅回路を
    形成する一対の増幅段の低電位側共通接続点に接続さ
    れ、ソースが前記接地電位に接続されて、ゲートに前記
    特定の制御信号が入力される第2のNMOSトランジス
    タにより 形成される第2のオーバーシュート防止回路
    と、ソースが前記直流電源に接続され、ドレインが前記
    出力段回路の電源供給端子に接続されて、ゲートに前記
    特定の制御信号が入力されるPMOSトランジスタによ
    り形成される第3のオーバーシュート防止回路と、を備
    えて構成されることを特徴とする定電圧回路。
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