JP2005121890A - 画像表示装置および光源の温度制御方法 - Google Patents

画像表示装置および光源の温度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光源の高輝度化を図り、発光出力を安定化させるとともに、消費電力を低減することができる光源の温度制御方法および画像表示装置を提供する。
【解決手段】 入力される画像信号に基づいて出射する光量を変化させる固体光源11r、11g、11bと、固体光源11r、11g、11bから出射された光を画像信号に応じて変調する光変調手段と、固体光源11r、11g、11bの温度を制御する温度調節手段14と、温度調節手段14を制御する制御手段15、16、18と、を備えた画像表示装置であって、制御手段15、16、18が画像信号に基づいて温度調節手段14を制御することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像表示装置および光源の温度制御方法に関する。
従来のプロジェクタ(投射型表示装置)では、その光源として、古くはハロゲンランプ、近年は高輝度高効率である高圧水銀ランプ(UHP)が多く用いられてきた。放電型のランプであるUHPを用いた光源は高圧の電源回路を要し、大型で重く、プロジェクタの小型軽量化の妨げになっていた。また、ハロゲンランプよりは寿命が長いものの依然短寿命である他、光源の制御(高速の点灯、消灯、変調)が略不可能で、また立ち上げに数分という長い時間を要していた。
そこで最近、新しい光源としてLEDが注目されている。LEDは超小型・超軽量、長寿命である。また、駆動電流の制御によって、点灯・消灯、出射光量の調整が自由にできる。この点でプロジェクタの光源としても有望であり、既に小型・携帯用の小画面プロジェクタへの応用開発が始まっている。
プロジェクタの光源は一般に高輝度な光源が求められているため、LEDにおいては、高輝度を得るため、大きな電流が流されている。しかしながら、LEDに大きな電流を流して高輝度を得ようとすると、LEDの温度が発熱により上昇し、これによる発光効率の低下、さらには熱によりLED発光部が破壊されてしまう恐れがあった。そのため、LEDを冷却するさまざまな技術が提案されてきた(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開平6−5293号公報 特開2003−5146号公報
上述した特許文献1においては、液体窒素などを用いてLEDを強制的に冷却する構成が開示されている。また、同時に液体窒素の代わりに電子冷却装置などで冷却したエタノールなどを用いる方法も開示されている。
しかしながら、上記構成においては、LEDの温度が制御されていないため、LEDの発光効率も制御されていなかった。そのため、LEDに同じ電流を供給しても発光効率の違いにより出射される光の光量が異なる場合があった。このことは、例えば異なる色光を出射するLEDの組をプロジェクタの光源として用いた場合、異なる色光のバランスを調節することが困難となり、表示される画像の質にばらつきが生じる問題があった。
また、上記構成の冷却装置は消費電力が大きくまた大型であるため、プロジェクタに適用した場合、装置の大きさ、消費電力において問題が生じる恐れがあった。
上述した特許文献2においては、画像信号(光変調信号)に基づいて偏光板などの光学素子を冷却する冷却手段を駆動する冷却制御手段を設けた画像投射装置に関する技術が開示されている。これは例えばファンなどの冷却手段の省電力化、静粛化を目的としていて、投射される画像の質の向上には寄与しないものであった。また、ファンを冷却手段として用いた場合、基本的に被冷却対象(LED)の温度を外気温度よりも下げることができないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、光源の高輝度化を図り、発光出力を安定化させるとともに、消費電力を低減することができる画像表示装置および光源の温度制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の画像表示装置は、入力される画像信号に基づいて出射する光量を変化させる固体光源と、固体光源から出射された光を画像信号に応じて変調する光変調手段と、固体光源の温度を制御する温度調節手段と、温度調節手段を制御する制御手段と、を備えた画像表示装置であって、制御手段が画像信号に基づいて温度調節手段を制御することを特徴とする。
本発明の第2の画像表示装置は、マトリクス状に配置され、入力される画像信号に基づいて出射する色光の光量を変化させる複数の固体光源と、固体光源の温度を制御する温度調節手段と、温度調節手段を制御する制御手段と、を備えた画像表示装置であって、制御手段が画像信号に基づいて温度調節手段を制御することを特徴とする。
本発明の第1の画像表示装置および第2の画像表示装置は画像表示装置の構成が異なるだけで本発明に係る作用については略同一であるので以下にまとめて説明する。
すなわち、本発明の第1の画像表示装置および第2の画像表示装置は、上記固体光源の温度を温度調節手段により制御しているため、固体光源の温度上昇による発光効率の低下、輝度の低下を防止し、さらには固体光源の高輝度化を図ることができる。さらには表示される画像の輝度を向上させることができる。
また、画像信号に基づいて温度調節手段を制御しているため、固体光源の温度変化に遅れることなく固体光源の温度制御を行うことができる。そのため、固体光源の温度変動を最小限に軽減することができ、固体光源の発光効率、発光出力を安定化させることができる。さらには表示される画像の輝度の変動を抑えることができる。また、温度制御手段を必要に応じて駆動するため、必要以上に電力を消費することがなく、消費電力を低減することができる。
なお、本発明の第2の画像表示装置については、異なる色光を出射する固体光源ごとに温度を制御することができるので、異なる色光の発光出力が安定し、表示される画像の色バランスを安定化することができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、固体光源には、固体光源の温度を検出する温度検出手段が配置され、制御手段は温度検出手段の出力に基づいて温度調節手段を制御してもよい。
この構成によれば、固体光源の温度にも基づいて固体光源の温度調節を行っている。そのため、外気温の影響を受けることなく、より正確に固体光源温度を制御することができる。そのため、固体光源の温度変動をより軽減することができ、発光出力をより安定化することができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、温度調節手段がペルチェ素子であってもよい。
この構成によれば、ペルチェ素子に電力を供給することにより、固体光源を冷却することができるとともに、逆向きに電力を供給することで、固体光源を加熱することもできる。そのため、固体光源の温度調節をより行いやすくなり、固体光源の温度変動をより軽減することができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、制御手段が固体光源を外気温以下の温度に制御してもよい。
この構成によれば、固体光源はその温度が低いほど発光効率が高くなるため、固体光源を外気温以下の温度に制御することにより、発光効率を高め、固体光源の高輝度化を図ることができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、固体光源および温度調節手段を熱的に接続する熱輸送手段が備えられていてもよい。
この構成によれば、固体光源および温度調節手段の配置自由度を向上させることができる。例えば、温度調節手段を外気との接触が容易な位置に配置して、固体光源から輸送されてきた熱を外気に放出させやすくすることができる。また、熱輸送手段と温度調節手段との熱的接続部の面積を広くすることで、固体光源の熱を外気に放出させやすくすることができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、熱輸送手段が、熱を輸送する液媒体と、液媒体を循環させるポンプとを備え、温度調節手段との熱的接続部には、液媒体を一時的に貯溜するタンクが配置されていてもよい。
この構成によれば、例えばタンク内に温度の低い液媒体を貯溜することができるため、画像信号の急変による固体光源温度の急上昇にも、貯留した液媒体を供給することで対応することができる。そのため、固体光源の温度変動をより軽減することができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、制御部が画像信号に基づいてポンプを駆動制御してもよい。
この構成によれば、ポンプを画像信号に基づいて必要な時に駆動することができるため、ポンプを必要以上に駆動することを防止することができる。そのため、ポンプに必要以上の電力を供給する必要がなくなり、消費電力の低減を図ることができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、熱輸送手段には、固体光源から受け取った熱を外気に放出する放熱部が配置されていてもよい。
この構成によれば、固体光源から受け取った熱を放熱部により外気に放出しているため、温度調節手段が熱輸送手段から外気に放出させる熱量を低減することができる。そのため、温度調節手段が消費する電力を低減することができる。
本発明の光源の温度制御方法は、入力される画像信号に基づいて出射する光量を変化させる固体光源と、固体光源の温度を制御する温度調節手段と、温度調節手段を制御する制御手段と、を備えた光源の温度調節手段であって、制御手段が画像信号に基づいて前記温度調節手段を制御することを特徴とする。
すなわち、本発明の光源の温度制御方法は、上記固体光源の温度を温度調節手段により制御しているため、固体光源の発光効率の低下、輝度の低下を防止し、高輝度化を図ることができる。また、画像信号に基づいて温度調節手段を制御しているので、固体光源の発光効率、発光出力を安定化させることができる。また、温度制御手段を必要に応じて駆動するため、消費電力を低減することができる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明における第1の実施の形態について図1から図3を参照して説明する。
図1は、本実施の形態におけるプロジェクタの構成を示す概略構成図である。
本実施形態に係るプロジェクタ(画像表示装置)1は、図1に示すように、3板式の液晶プロジェクタであり、それぞれR(赤)、G(緑)、B(青)の色光を出射可能な光源装置(光源)10R、10G、10Bと、各色光の照度分布を均一化するフライアイレンズ30と、照度分布を均一化された各色光を変調する透過型の液晶ライトバルブ(光変調装置)40R、40G、40Bと、変調された色光を合成しカラー画像とするクロスダイクロイックプリズム45と、カラー画像を投射する投射レンズ50と、から概略構成されている。
図2は、本実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。
光源装置10R、10G、10Bは、その構成が同一でR、G、Bの各色光を出射する固体光源(LED11r、11g、11b)が異なるだけなので、光源装置10Rの構成について説明し、光源装置10G、10Bについては説明を省略する。
光源装置10Rは、図2に示すように、色光Rを出射するLED(固体光源)11rと、LED11rを載置する基板12と、LED11rの熱を拡散させるヒートシンク13と、ヒートシンク13に空気を送風するファン(温度調節手段)14と、ファン14の駆動回転数を制御するファン駆動回路(制御手段)15と、ファン駆動回路15に駆動信号を出力する冷却演算回路(制御手段)16と、LED11rを駆動制御するLED駆動回路17と、冷却演算回路16およびLED駆動回路17に制御信号を出力する画像信号処理回路(制御手段)18と、から概略構成されている。
基板12は、例えばCu、Alなどの熱伝導率の高い金属材料から形成され、LED11rとは熱的に接続されるように配置されている。ヒートシンク13は、基板12のLED11rが載置された面と対向する面に配置され、基板12とヒートシンク13との間には、熱伝導グリスなどの熱伝導材(図示せず)が配置されている。ヒートシンク13は、基板12を接触する面と対向する面に複数の放熱フィン13aが形成され、放熱性が向上されている。ファン14は、ヒートシンク13の放熱ファン13aに空気を送風できる位置に配置されている。
画像信号処理回路18は、外部から入力された画像信号に基づき、LED11rから出射する色光Rの光量を制御するLED制御信号を、LED駆動回路17に出力する。また同時に、LED11rの温度を制御する温度制御信号を、冷却演算回路16に出力する。冷却演算回路16は、入力された温度制御信号に基づき、ファン14の駆動回転数を演算し、ファン駆動信号をファン駆動回路15に出力する。ファン駆動回路15は、入力されたファン駆動信号に基づいてファン14を駆動制御する。
LED駆動回路17は、入力されたLED制御信号に基づき、LED11rに供給する電流を制御することによりLED11rから出射される色光Rの光量を制御する。
フライアイレンズ30は、第1のフライアイレンズ31および第2のフライアイレンズ32から構成され、第1のフライアイレンズ31が光源装置10R、10G、10B側に配置され、第2のフライアイレンズ32が液晶ライトバルブ40R、40G、40B側に配置されている。
液晶ライトバルブ40R、40G、40Bには、画素スイッチング用素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、TFTと略記する)を用いたTN(Twisted Nematic)モードのアクティブマトリクス方式の透過型の液晶セルが使用されている。
クロスダイクロイックプリズム45は、図1に示すように、4つの直角プリズムが貼り合わされた構造を有し、その貼り合わせ面46a、46bには誘電体多層膜からなる光反射膜(図示略)が十字状に形成されている。具体的には、貼り合わせ面46aには、液晶ライトバルブ40Rで形成された赤色の画像光を反射し、それぞれ液晶ライトバルブ40G、40Bで形成された緑色及び青色の画像光を透過する光反射膜が設けられ、貼り合わせ面46bには、液晶ライトバルブ40Bで形成された青色の画像光を反射し、それぞれ液晶ライトバルブ40R、40Gで形成された赤色及び緑色の画像光を透過する光反射膜が設けられている。
次に、上記の構成からなるプロジェクタ1における作用について説明する。
光源装置10R、10G、10Bから出射された各色光R、G、Bは、図1に示すように、フライアイレンズ30に入射される。各色光は、第1のフライアイレンズ31および第2のフライアイレンズ32を透過することで各色光の密度分布に関係なく液晶ライトバルブ40R、40G、40B全面に均一な密度で照射される。
液晶ライトバルブ40R、40G、40Bに入射された各色光は、プロジェクタ1に入力される画像信号に基づいて変調されてクロスダイクロイックプリズム45に向けて出射される。変調された各色光は、クロスダイクロイックプリズム45において重ね合わされてカラー画像に変換され、投射レンズ50によってスクリーン55に投射される。
次に、本発明に係る光源装置10R、10G、10Bにおける作用について説明する。
光源装置10R、10G、10Bは、その作用が同一なので、光源装置10Rの作用について説明し、光源装置10G、10Bについては説明を省略する。
光源装置10Rにおいては、図2に示すように、まず、画像信号が画像信号処理回路18に入力される。画像信号処理回路18では、画像信号から表示する画像の明るさに応じてLED11rから出射する色光Rの光量を制御する制御信号が演算され、LED駆動回路17に出力される。LED駆動回路17は、入力されたLED制御信号に基づいてLED11rに供給する電流を制御することにより、LED11rから出射される色光Rの光量を制御する。
LED11rに電流が供給され色光Rが出射されると、同時に熱が発生する。LED11rにおいて発生した熱は基板12により拡散され、基板12からヒートシンク13、放熱フィン13aに伝わり、主に放熱フィン13aにおいて外気に放出される。
また、画像信号処理回路18においては、画像信号から表示する画像の明るさに応じてLED11rの温度を制御する温度制御信号が演算され、冷却演算回路16に出力される。冷却演算回路16は、入力された温度制御信号に基づいて、LED11rのジャンクション温度が40℃から60℃の範囲内となるようなファン14の駆動回転数を演算し、ファン14の駆動回転数を制御するファン駆動信号をファン駆動回路15に出力する。ファン駆動回路15は、入力されたファン駆動信号に基づき、ファン14に供給される駆動電流を制御することによりファン14の駆動回転数を制御する。
ここで、例えば明るい画像の画像信号が画像信号処理回路18に入力されると、画像信号処理回路18は、LED11rから出射される色光Rの光量を増やすLED制御信号をLED駆動回路17に出力するとともに、ファン14の駆動回転数を増やす温度制御信号を冷却演算回路16に出力する。また、逆に暗い画像の画像信号が画像信号処理回路18に入力されると、画像信号処理回路18は、LED11rから出射される色光Rの光量を減らすLED制御信号をLED駆動回路17に出力するとともに、ファン14の駆動回転数を減らす温度制御信号を冷却演算回路16に出力する。
上記の構成によれば、LED11r、11g、11bのジャンクション温度がファン14により40℃から60℃の範囲となるように制御しているため、LED11r、11g、11bの温度上昇による発光効率の低下、輝度の低下を防止し、さらにはLED11r、11g、11bの高輝度化を図ることができる。
また、画像信号に基づいてファン14の駆動回転数を制御しているため、LED11r、11g、11bの温度変化に遅れることなくファン14の駆動回転数の制御を行うことができる。そのため、LED11r、11g、11bの温度変動を最小限に軽減することができ、LED11r、11g、11bの発光効率、発光出力を安定化させることができる。
また、ファン14の駆動回転数を必要に応じて制御しているため、ファン14における電力の消費を最低限必要な量に抑えることができ、ファン14の駆動にかかる消費電力を低減することができる。また、同時にファン14の騒音を低下させることができる。
図3は、LEDのジャンクション温度と相対光取り出し効率との関係図である。
異なる色光を出射するLED11r、11g、11b毎にファン14の駆動回転数を制御しているので、LED11r、11g、11b毎に温度を制御することができる。LEDの温度(ジャンクション温度)は、図3に示すように、LED毎に発光効率(光取り出し効率)に与える影響が異なるため、LED11r、11g、11bを別々に温度制御することで、LED11r、11g、11bから出射される各色光のバランスが乱れるのを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態のように、各光源装置10R、10G、10Bに、それぞれ1つのLED11r、11g、11bを備えてもよいが、各光源装置10R、10G、10Bに、それぞれLED11r、11g、11bをアレイ状に備えてもよい。
また、光源装置10R、10G、10Bごとにファン14の駆動回転数の制御を行ってもよいが、光源装置10R、10G、10B一括してファン14の駆動回転数の制御を行ってもよい。
また、光源としてR、G、Bの色光を出射するLED11r、11g、11bを用いてもよいが、白色光を出射するLEDを用い、液晶ライトバルブに白色光をR、G、Bの色光に変換するカラーフィルタを配置させた構成でもよい。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明における第2の実施の形態について図4を参照して説明する。
本実施の形態におけるプロジェクタの基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、光源装置が異なっている。よって、本実施の形態においては、図4を用いて光源装置周辺のみを説明し、液晶ライトバルブ等の説明を省略する。
図4は、本実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。
光源装置(光源)60R、60G、60Bは、その構成が同一でR、G、Bの各色光を出射する固体光源(LED11r、11g、11b)が異なるだけなので、光源装置60Rの構成について説明し、光源装置60G、60Bについては説明を省略する。
光源装置60Rには、図4に示すように、基板12およびヒートシンク13の間に電子冷熱素子であるペルチェ素子(温度調節手段)61が、冷却面が基板12側に放熱面がヒートシンク13側になるように配置されている。また、光源装置60Rには、ペルチェ素子61を駆動制御するペルチェ素子駆動回路(制御手段)62と、ペルチェ素子駆動回路62にペルチェ素子制御信号を出力する冷却演算回路(制御手段)16′と、が備えられている。
冷却演算回路16′は、画像信号処理回路18から入力された温度制御信号に基づき、LED11rのジャンクション温度が40℃から60℃の範囲内となるような、ファン14の駆動回転数およびペルチェ素子61の駆動電圧を算出し、ファン駆動信号をファン駆動回路15に、ペルチェ素子駆動信号をペルチェ素子駆動回路62に出力する。
ペルチェ素子駆動回路62は、入力されたペルチェ素子駆動信号に基づき、ペルチェ素子61に供給される電流を制御する。
次に、本発明に係る光源装置60R、60G、60Bにおける作用について説明する。
光源装置60R、60G、60Bは、その作用が同一なので、光源装置60Rの作用について説明し、光源装置60G、60Bについては説明を省略する。
光源装置60Rにおいては、図4に示すように、まず、画像信号が画像信号処理回路18に入力される。画像信号処理回路18では、画像信号から表示する画像の明るさに応じてLED11rの温度を制御する温度制御信号が演算され、冷却演算回路16′に出力される。
冷却演算回路16′は、入力された温度制御信号に基づいて、LED11rのジャンクション温度が40℃から60℃の範囲内となるようなファン14の駆動回転数およびペルチェ素子61の熱輸送量を算出する。そしてファン14の駆動回転数を制御するファン駆動信号をファン駆動回路15に出力し、ペルチェ素子61の熱輸送量を制御するペルチェ素子駆動信号をペルチェ素子駆動回路62に出力する。ペルチェ素子駆動回路62は、入力されたペルチェ素子駆動信号に基づき、ペルチェ素子61に供給される駆動電流を制御することによりペルチェ素子61による基板12からヒートシンク13への熱輸送量を制御する。
また、LED11rの温度が逆に下がりすぎたときには、ペルチェ素子61へ供給される駆動電流を逆向きにすることで、ヒートシンク13から基板12を介してLED11rへ熱を供給し、LED11rの温度を上げることができる。
ここで、例えば明るい画像の画像信号が画像信号処理回路18に入力されると、画像信号処理回路18は、LED11rから出射される色光Rの光量を増やすLED制御信号をLED駆動回路17に出力する。それと同時に、ファン14の駆動回転数を増やし、ペルチェ素子61の熱輸送量を増やす温度制御信号を冷却演算回路16に出力する。
また、逆に暗い画像の画像信号が画像信号処理回路18に入力されると、画像信号処理回路18は、LED11rから出射される色光Rの光量を減らすLED制御信号をLED駆動回路17に出力する。それと同時に、ファン14の駆動回転数を減らし、ペルチェ素子61の熱輸送量を減らす温度制御信号を冷却演算回路16に出力する。
上記の構成によれば、ペルチェ素子61に電力を供給することにより、基板12を介してLED11r、11g、11bを冷却できるとともに、逆向きに電力を供給することで、LED11r、11g、11bを加熱することもできる。そのため、LED11r、11g、11bの温度を40℃から60℃の間に制御しやすくなり、LED11r、11g、11bの温度変動をより軽減することができる。
また、ペルチェ素子61を用いたことにより、LED11r、11g、11bの温度を外気温よりも低い温度に制御することができ、より発光効率の高い領域で使用することができるとともに、LED11r、11g、11bに供給できる電流を増やすことができ、LED11r、11g、11bをより高輝度化することができる。
また、ペルチェ素子61の駆動電流を必要に応じて制御しているため、ペルチェ素子61における電力の消費を最低限必要な量に抑えることができ、ペルチェ素子61の駆動にかかる消費電力を低減することができる。
ペルチェ素子61およびファン14を同時に用いることにより、ペルチェ素子61およびファン14を別々に用いた時と比較して、それぞれの消費電力を低減することができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明における第2の実施の形態について図5を参照して説明する。
本実施の形態におけるプロジェクタの基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、光源装置が異なっている。よって、本実施の形態においては、図5を用いて光源装置周辺のみを説明し、液晶ライトバルブ等の説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。
光源装置(光源)70R、70G、70Bは、その構成が同一でR、G、Bの各色光を出射する固体光源(LED11r、11g、11b)が異なるだけなので、光源装置70Rの構成について説明し、光源装置70G、70Bについては説明を省略する。
光源装置70Rは、図5に示すように、LED11rを載置し、その内部に冷却液(液媒体)を流過させる液冷ヒートシンク71と、冷却液を一定流量で循環させるマイクロポンプ(ポンプ)72と、冷却液を貯留するリザーブタンク73と、冷却液が循環する循環流路(熱輸送手段)74と、リザーブタンク73と熱的に接続されたペルチェ素子(温度調節手段)75と、ペルチェ素子75と熱的に接続されたペルチェ素子用ヒートシンク76と、ペルチェ素子75を駆動制御するペルチェ素子駆動回路(制御手段)77と、ペルチェ素子駆動回路77に制御信号を出力する冷却演算回路(制御手段)78と、を備えている。
液冷ヒートシンク71とマイクロポンプ72とリザーブタンク73とは循環流路74により冷却液が循環可能に接続されている。リザーブタンク73にはペルチェ素子75の吸熱面が熱的に接続され、ペルチェ素子75の放熱面にはペルチェ素子用ヒートシンク76が熱的に接続されている。
冷却液としては、例えばエタノール水溶液、エチレングリコール、シリコンオイルなど、凍結し難く光源装置を腐食させない液体を用いることができる。
冷却演算回路78は、画像信号処理回路18から入力された温度制御信号に基づき、LED11rのジャンクション温度が40℃から60℃の範囲内となるような、ペルチェ素子75の駆動電圧を算出し、ペルチェ素子駆動信号をペルチェ素子駆動回路77に出力する。
ペルチェ素子駆動回路77は、入力されたペルチェ素子駆動信号に基づき、ペルチェ素子75に供給される電流を制御する。
次に、本発明に係る光源装置70R、70G、70Bにおける作用について説明する。
光源装置70R、70G、70Bは、その作用が同一なので、光源装置70Rの作用について説明し、光源装置70G、70Bについては説明を省略する。
光源装置70Rにおいては、図5に示すように、まず、画像信号が画像信号処理回路18に入力される。画像信号処理回路18では、画像信号から表示する画像の明るさに応じてLED11rの温度を制御する温度制御信号が演算され、冷却演算回路78に出力される。
冷却演算回路78は、入力された温度制御信号に基づいて、LED11rのジャンクション温度が40℃から60℃の範囲内となるようなペルチェ素子75の熱輸送量を算出する。そしてペルチェ素子75の熱輸送量を制御するペルチェ素子駆動信号をペルチェ素子駆動回路77に出力する。ペルチェ素子駆動回路77は、入力されたペルチェ素子駆動信号に基づき、ペルチェ素子75に供給される駆動電流を制御することによりペルチェ素子61による冷却液からペルチェ素子用ヒートシンク76への熱輸送量を制御する。
リザーブタンク73内の冷却液は、ペルチェ素子75により熱を奪われその温度を下げられる。温度の下がった冷却液はマイクロポンプ72により循環流路74内を流れ、液冷ヒートシンク71に流入する。液冷ヒートシンク71に流入した冷却液はLED11rから熱を奪いその温度を下げ、自らの温度は上昇する。温度の上昇した冷却液は、液冷ヒートシンク71から流出し、マイクロポンプ72を経由して再びリザーブタンク73に流入する。
ペルチェ素子75により冷却液から奪われた熱は、ペルチェ素子用ヒートシンク76に放出拡散され、ペルチェ素子用ヒートシンク76から外気に放出される。
ここで、例えば明るい画像の画像信号が画像信号処理回路18に入力されると、画像信号処理回路18は、LED11rから出射される色光Rの光量を増やすLED制御信号をLED駆動回路17に出力する。それと同時に、ペルチェ素子75の熱輸送量を増やす温度制御信号を冷却演算回路78に出力する。ペルチェ素子75の熱輸送量が増えると、冷却液から奪われる熱量が増加し、LED11rからより多くの熱を奪いLED11rの温度上昇を防止することができる。
また、逆に暗い画像の画像信号が画像信号処理回路18に入力されると、画像信号処理回路18は、LED11rから出射される色光Rの光量を減らすLED制御信号をLED駆動回路17に出力する。それと同時に、ペルチェ素子75の熱輸送量を減らす温度制御信号を冷却演算回路78に出力する。ペルチェ素子75の熱輸送量が減ると、冷却液から奪われる熱量が減少し、LED11rから奪う熱量が減りLED11rの温度低下を防止することができる。
上記の構成によれば、LED11r、11g、11bとペルチェ素子75とを冷媒が循環する循環流路74により熱的に接続したので、LED11r、11g、11bとペルチェ素子75との配置自由度を向上させることができる。そのため、光源装置70R、70G、70Bをより小型化するのに好適である。
また、ペルチェ素子75およびペルチェ素子用ヒートシンク76を外気との接触が容易な位置に配置して、LED11r、11g、11bから輸送されてきた熱を外気に放出させやすくすることができる。
ペルチェ素子75と冷却液との熱交換部にリザーブタンク73と配置しているので、熱交換面を広くすることができ、LED11r、11g、11bで発生した熱をより多く外気に放出させやすくすることができる。
また、リザーブタンク73内に温度の低い冷却液を貯留することができるので、画像信号の急変によるLED11r、11g、11b温度の急上昇にも、貯留した冷却液を供給することで対応することができる。そのため、LED11r、11g、11bの温度変動をより軽減することができる。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明における第4の実施の形態について図6を参照して説明する。
本実施の形態におけるプロジェクタの基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、光源装置が異なっている。よって、本実施の形態においては、図6を用いて光源装置周辺のみを説明し、液晶ライトバルブ等の説明を省略する。
図6は、本実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。
光源装置(光源)80R、80G、80Bは、その構成が同一でR、G、Bの各色光を出射する固体光源(LED11r、11g、11b)が異なるだけなので、光源装置80Rの構成について説明し、光源装置80G、80Bについては説明を省略する。
光源装置80Rには、図6に示すように、LED11rのジャンクション温度を計測する温度センサ(温度検出手段)81がLED11rに配置されている。なお、温度センサ81はLED11rに直接接触して配置してもよいが、LED11rの近傍に配置して、そのジャンクション温度からLED11rの温度を推定してもよい。
また、光源装置80Rには、温度センサ81の出力と画像信号処理回路18の温度制御信号とに基づきペルチェ素子駆動回路77にペルチェ素子制御信号を出力する冷却演算回路(制御手段)82が備えられている。
次に、本発明に係る光源装置80R、80G、80Bにおける作用について説明する。
光源装置80R、80G、80Bは、その作用が同一なので、光源装置80Rの作用について説明し、光源装置80G、80Bについては説明を省略する。
光源装置80Rにおいては、図6に示すように、まず、画像信号が画像信号処理回路18に入力される。画像信号処理回路18では、画像信号から表示する画像の明るさに応じてLED11rの温度を制御する温度制御信号が演算され、冷却演算回路82に出力される。
冷却演算回路82は、入力された温度制御信号および温度センサ81の出力に基づいて、LED11rのジャンクション温度が40℃から60℃の範囲内となるようなペルチェ素子75の駆動電圧を算出する。そしてペルチェ素子75の熱輸送量を制御するペルチェ素子駆動信号をペルチェ素子駆動回路77に出力する。
以後の作用は第3の実施の形態と同様であるため、図6を示してその説明を省略する。
上記の構成によれば、温度センサ81により測定したLED11r、11g、11bの温度にも基づいてLED11r、11g、11bの温度制御を行っている。そのため、LED11r、11g、11bの温度が外気温の影響を受けて変動しても、その温度変動を検出してLED11r、11g、11bの温度制御を行うことができる。つまり、外気温の影響を受けることなく、より正確にLED11r、11g、11bの温度を制御することができる。そのため、LED11r、11g、11bの温度変動をより軽減することができ、発光出力をより安定化することができる。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明における第5の実施の形態について図7を参照して説明する。
本実施の形態のプロジェクタの基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、光源装置が異なっている。よって、本実施の形態においては、図7を用いて光源装置周辺のみを説明し、液晶ライトバルブ等の説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。
光源装置(光源)90R、90G、90Bは、その構成が同一でR、G、Bの各色光を出射する固体光源(LED11r、11g、11b)が異なるだけなので、光源装置90Rの構成について説明し、光源装置90G、90Bについては説明を省略する。
光源装置90Rには、図7に示すように、循環流路74のマイクロポンプ72とヒートシンク73との間に冷却液放熱用ヒートシンク(放熱部)91が配置され、ペルチェ素子用ヒートシンク76に外気を送風するファン(温度調節手段)92が配置されている。
また、光源装置90Rには、ファン92の駆動回転数を制御するファン駆動回路(制御手段)93と、ペルチェ素子駆動回路77およびファン駆動回路93にペルチェ素子制御信号およびファン制御信号を出力する冷却演算回路(制御手段)94と、が備えられている。
次に、本発明に係る光源装置90R、90G、90Bにおける作用について説明する。
光源装置90R、90G、90Bは、その作用が同一なので、光源装置90Rの作用について説明し、光源装置90G、90Bについては説明を省略する。
光源装置90Rにおいては、図7に示すように、まず、画像信号が画像信号処理回路18に入力される。画像信号処理回路18では、画像信号から表示する画像の明るさに応じてLED11rの温度を制御する温度制御信号が演算され、冷却演算回路94に出力される。
冷却演算回路94は、入力された温度制御信号に基づいて、LED11rのジャンクション温度が40℃から60℃の範囲内となるようなペルチェ素子75の熱輸送量およびファン92の駆動回転数を算出する。そしてペルチェ素子75の熱輸送量を制御するペルチェ素子駆動信号をペルチェ素子駆動回路77に出力し、ファン92の駆動回転数を制御するファン駆動信号をファン駆動回路93に出力する。
ペルチェ素子駆動回路77は、入力されたペルチェ素子駆動信号に基づき、ペルチェ素子75に供給される駆動電流を制御することによりリザーブタンク73内の冷却液を冷却、制御する。冷却された冷却液は、LED11rから熱を奪いその温度を上げて冷却液放熱用ヒートシンク91に流入する。冷却液放熱用ヒートシンク91において、冷却液はLED11rから奪った熱の一部を外気に放出する。その後、冷却液は再びリザーブタンク73に流入する。
ファン駆動回路93は、入力されたファン駆動信号に基づき、ファン92に供給される駆動電流を制御することによりファン92の駆動回転数を制御し、ペルチェ素子用ヒートシンク76に送風される風量を制御する。
ペルチェ素子75によりペルチェ素子用ヒートシンク76に移動した熱は、ペルチェ素子用ヒートシンク76に吹き付けられる外気に放出される。
上記の構成によれば、冷却液は、LED11r、11g、11bから受け取った熱を冷却液放熱用ヒートシンク91により外気に放出しているため、ペルチェ素子75画冷却液から外気に放出させる熱量を低減することができる。そのため、ペルチェ素子75が消費する電力を低減することができる。
ファン92を備えているため、ペルチェ素子用ヒートシンク76の小型化を図ることができ、ペルチェ素子76の冷却レベルを向上させることができる。または、ペルチェ素子76の駆動消費電力を削減することができる。
なお、冷却液放熱用ヒートシンク91に送風手段を配置せず放熱のみで冷却液を冷却してもよいが、冷却液放熱用ヒートシンク91にファンを配置して、外気を冷却液放熱用ヒートシンク91に吹き付けて積極的に冷却してもよい。
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明における第6の実施形態について図8を参照して説明する。
本実施の形態におけるプロジェクタの基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、光源装置が異なっている。よって、本実施の形態においては、図8を用いて光源装置周辺のみを説明し、液晶ライトバルブ等の説明を省略する。
図8は、本実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。
光源装置(光源)100R、100G、100Bは、その構成が同一でR、G、Bの各色光を出射する固体光源(LED11r、11g、11b)が異なるだけなので、光源装置100Rの構成について説明し、光源装置100G、100Bについては説明を省略する。
光源装置100Rには、図8に示すように、循環流路74には冷却液の流量を可変制御することができるマイクロポンプ(ポンプ)101が配置されている。
また、光源装置100Rには、マイクロポンプ101の流量を制御するポンプ駆動回路102と、ペルチェ素子駆動回路77、ファン駆動回路93およびポンプ駆動回路102にペルチェ素子制御信号、ファン制御信号およびポンプ制御信号を出力する冷却演算回路103と、が備えられている。
次に、本発明に係る光源装置100R、100G、100Bにおける作用について説明する。
光源装置100R、100G、100Bは、その作用が同一なので、光源装置100Rの作用について説明し、光源装置100G、100Bについては説明を省略する。
光源装置100Rにおいては、図8に示すように、まず、画像信号が画像信号処理回路18に入力される。画像信号処理回路18では、画像信号から表示する画像の明るさに応じてLED11rの温度を制御する温度制御信号が演算され、冷却演算回路103に出力される。
冷却演算回路103は、入力された温度制御信号に基づいて、LED11rのジャンクション温度が40℃から60℃の範囲内となるようなペルチェ素子75の熱輸送量、ファン92の駆動回転数およびマイクロポンプ101の冷却液流量を算出する。そしてペルチェ素子75の熱輸送量を制御するペルチェ素子駆動信号をペルチェ素子駆動回路77に出力し、ファン92の駆動回転数を制御するファン駆動信号をファン駆動回路93に出力し、マイクロポンプ101の冷却液流量を制御するポンプ駆動信号をポンプ駆動回路102に出力する。
ポンプ駆動回路102は、入力されたポンプ駆動信号に基づいてマイクロポンプ101に供給する電流を制御して冷却液流量を制御する。
ペルチェ素子75などの作用は第5の実施の形態と同様であるので、図8を示しその説明を省略する。
ここで、例えば明るい画像の画像信号が画像信号処理回路18に入力されると、画像信号処理回路18は、LED11rから出射される色光Rの光量を増やすLED制御信号をLED駆動回路17に出力する。それと同時に、ペルチェ素子75の熱輸送量およびマイクロポンプ101の冷却液流量を増やす温度制御信号を冷却演算回路103に出力する。マイクロポンプ101の冷却液流量が増えると、LED11rから冷却液に移動する単位時間当たりの熱量が増加し、LED11rの温度上昇を防止することができる。
また、逆に暗い画像の画像信号が画像信号処理回路18に入力されると、画像信号処理回路18は、LED11rから出射される色光Rの光量を減らすLED制御信号をLED駆動回路17に出力する。それと同時に、ペルチェ素子75の熱輸送量およびマイクロポンプ101の冷却液流量を減らす温度制御信号を冷却演算回路103に出力する。マイクロポンプ101の冷却液流量が減ると、LED11rから冷却液に移動する単位時間当たりの熱量が減少し、LED11rの温度低下を防止することができる。
上記の構成によれば、マイクロポンプ101を画像信号に基づいて必要な時に駆動することができるため、表示する画像が暗くLED11r、11g、11bから発生する熱が少なくなるときには、冷却液の循環流量を少なくしてマイクロポンプ101の消費電力を低減することができる。そのため、マイクロポンプ101に必要以上の電力を供給する必要がなくなり、消費電力の低減を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明をプロジェクタに適応して説明したが、この発明はプロジェクタに限られることなく、バックライト式の投射装置、LEDをマトリクス状に配置した電光掲示板など、その他各種の画像表示装置に適応できるものである。
本発明に係る第1の実施の形態におけるプロジェクタの構成を示す概略構成図である。 第1の実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。 LEDのジャンクション温度と相対光取り出し効率との関係図である。 第2の実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。 第6の実施の形態に係る光源装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・プロジェクタ(画像表示装置)、 10R、10G、10B、60R、60G、60B、70R、70G、70B、80R、80G、80B、90R、90G、90B、100R、100G、100B・・・光源装置(光源)、 11r、11g、11b・・・LED(固体光源)、 14、92・・・ファン(温度調節手段)、 15、93・・・ファン駆動回路(制御手段)、 16、16′、78、82、93・・・冷却演算回路(制御手段)、 18・・・画像信号処理回路(制御手段)、 40R、40G、40B・・・液晶ライトバルブ(光変調装置)、 61、75・・・ペルチェ素子(温度調節手段)、 62、77・・・ペルチェ素子駆動回路(制御手段)、 72、101・・・マイクロポンプ(ポンプ)、 74・・・循環流路(熱輸送手段)、 81・・・温度センサ(温度検出手段)、 91・・・冷却液放熱用ヒートシンク(放熱部)

Claims (10)

  1. 入力される画像信号に基づいて出射する光量を変化させる固体光源と、該固体光源から出射された光を画像信号に応じて変調する光変調手段と、前記固体光源の温度を制御する温度調節手段と、該温度調節手段を制御する制御手段と、を備えた画像表示装置であって、
    前記制御手段が、前記画像信号に基づいて前記温度調節手段を制御することを特徴とする画像表示装置。
  2. マトリクス状に配置され、入力される画像信号に基づいて出射する色光の光量を変化させる複数の固体光源と、前記固体光源の温度を制御する温度調節手段と、該温度調節手段を制御する制御手段と、を備えた画像表示装置であって、
    前記制御手段が、前記画像信号に基づいて前記温度調節手段を制御することを特徴とする画像表示装置。
  3. 前記固体光源には、該固体光源の温度を検出する温度検出手段が配置され、
    前記制御手段は、前記温度検出手段の出力に基づいて前記温度調節手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記温度調節手段が、ペルチェ素子であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 前記制御手段が、前記固体光源を外気温以下の温度に制御することを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
  6. 前記固体光源および前記温度調節手段を熱的に接続する熱輸送手段が備えられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記熱輸送手段が、熱を輸送する液媒体と、該液媒体を循環させるポンプとを備え、
    前記温度調節手段との熱的接続部には、液媒体を一時的に貯溜するタンクが配置されていることを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  8. 前記制御部が、前記画像信号に基づいて前記ポンプを駆動制御することを特徴とする請求項7記載の画像表示装置。
  9. 前記熱輸送手段には、前記固体光源から受け取った熱を外気に放出する放熱部が配置されていることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の画像表示装置。
  10. 入力される画像信号に基づいて出射する光量を変化させる固体光源と、該固体光源の温度を制御する温度調節手段と、該温度調節手段を制御する制御手段と、を備えた光源の温度調節手段であって、
    前記制御手段が、前記画像信号に基づいて前記温度調節手段を制御することを特徴とする光源の温度制御方法。
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