JP2005119413A - 車両用制動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両が交差点を安全に通過することができないような場合に、車両が交差点を無理に通過することを規制できるようにする。
【解決手段】 交通管理センターから信号機情報を得て、次の交差点の信号機の色を認識する。そして、次の交差点までの距離が車両の停止距離以下であり、かつ、車両が交差点を通過するときにおける信号機の色が「赤」または「黄〜赤」、つまり黄信号から赤信号に移行する前の所定期間中である場合には、車両に制動力を発生させるようにする。
【選択図】 図4
【解決手段】 交通管理センターから信号機情報を得て、次の交差点の信号機の色を認識する。そして、次の交差点までの距離が車両の停止距離以下であり、かつ、車両が交差点を通過するときにおける信号機の色が「赤」または「黄〜赤」、つまり黄信号から赤信号に移行する前の所定期間中である場合には、車両に制動力を発生させるようにする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、車両が交差点を通過しようとするに際し、交差点を安全に通過できるようにブレーキ制御を実行する車両用制動制御装置に関するものである。
従来、信号機の赤灯(以下、赤信号という)と前方車両のブレーキランプの点灯を検出する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、車両に設置された撮像素子によって取り込んだ車両前方の映像データから赤色データを抜き出すことで、赤信号と前方車両のブレーキランプの点灯を検出している。そして、赤信号や前方車両のブレーキランプの点灯が検出されると、自車両の車速データを取り込み、現在の車速から自車両が安全に停止できないと判定した場合に、警告音によってドライバに警告を発するようになっている。
特開2000−175522号公報
交差点で信号機が黄色か赤に変わるにも関わらず、その交差点を通過しようとする車両が多々見受けられる。このような車両は右折しようとする対向車にとって好ましくない。このため、車両側で交差点を無理に通過することを規制するのが好ましい。
これに対し、上記従来技術では、赤信号や前方車両のブレーキランプの点灯が検出された際に、自車両が安全に停止できないと判定した場合に警告音を鳴らすようにしているものの、赤信号になってはいないが車両が交差点を通過するときには赤信号になっているような場合などに警告音を鳴らせるものではない。
本発明は上記点に鑑みて、車両が交差点を安全に通過することができないような場合には、車両が交差点を無理に通過することを規制できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両(1)が次に通過する交差点の信号機の色を識別する信号識別手段(6、106)と、車両から交差点までの距離を検出する距離検出手段(6、105)と、車両の車速を求める車速演算手段(8)と、車速演算手段および距離検出部での検出結果に基づいて、車両が交差点に辿り着く到達時間を求める到達時間検出手段(6、105)と、車両に対して制動力を発生させる制動力発生手段(8、9、10a〜10d)と、信号識別部にて識別される信号機の色から、到達時間検出手段にて検出された到達時間に車両が安全に交差点を通過できるか否かを判定する第1判定手段(6、110、112)を有し、第1判定手段にて否定判定された場合には、制動力発生手段にて、車両に対して制動力を発生させるようになっていることを特徴としている。
このように、車両が交差点を安全に通過することができないような場合には、制動力が発生させられるようにすることで、車両が交差点を無理に通過することを規制することができる。
例えば、請求項2に示されるように、車速演算手段にて求められた車速に基づいて、車両の停止距離を演算する停止距離演算手段(105)を有し、第1判定手段は、停止距離演算手段によって求められた停止距離が距離検出手段によって求められた車両から交差点までの距離以上である場合に、否定判定を行う。
また、請求項3に示されるように、信号識別手段は、信号機の制御を行っている交通管理センター(4)から信号機情報を取得し、信号機の色の変わるタイミングを検出するようになっており、第1判定手段は、信号識別手段によって検出された信号機の色の変わるタイミングに基づき、到達時間に信号機が赤信号もしくは所定時間以内に赤信号に変わる黄信号である場合に、否定判定を行う。
請求項4に記載の発明では、ドライバに対して到達時間に車両が安全に交差点を通過できない可能性があることを報知する警告ランプ(11)を有し、警告ランプは、第1判定手段にて否定判定された場合に点灯されるようになっていることを特徴としている。
このように、警告ランプを点灯させることで、ドライバに対して車両が安全に次の交差点を通過できない可能性があることを報知することができる。
請求項5に記載の発明では、車両の後方に設置されたブレーキランプ(13)を有し、ブレーキランプは、第1判定手段にて否定判定された場合に点灯されるようになっていることを特徴としている。
このようにすれば、ブレーキ制御が実行されている場合にもブレーキランプを点灯させることができる。このため、他の車両のドライバに対しても、自車両が制動中であることを示すことができる。
請求項6に記載の発明では、ドライバに対して到達時間に車両が安全に交差点を通過できない可能性があることを報知する警告ブザー(12)を有し、警告ブザーは、第1判定手段にて否定判定された場合に鳴らされるようになっていることを特徴としている。
このように、警告ブザーを鳴らすことで、ドライバに対して車両が安全に次の交差点を通過できない可能性があることを報知することができる。
請求項7に記載の発明では、到達時間に車両が安全に交差点を通過できない可能性があることを第1判定手段よりも前に判定する第2判定手段(304)を有し、警告ブザーは、第2判定手段にて到達時間に車両が安全に交差点を通過できない可能性があると判定されると、第1判定手段にて否定判定された場合とは異なる音で鳴らされるようになっていることを特徴としている。
このように、第1判定手段が否定判定する時点よりも前もって警告ブザーを鳴らすようにすることで、ドライバに対してブレーキ制御の必要が生じる可能性があることを前もって知らせることができる。このため、ドライバは交差点に到達する前に、ブレーキペダルを踏み込む等の処置をとることができ、次の交差点を赤信号や黄信号からもう直ぐ赤信号に変わる状態で自車両が交差点を通過してしまうことを回避させることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態を適用した車両用制動制御システムの概略構成を図1に示す。以下、この図に基づいて車両用制動制御システムの構成についての説明を行う。
本発明の一実施形態を適用した車両用制動制御システムの概略構成を図1に示す。以下、この図に基づいて車両用制動制御システムの構成についての説明を行う。
車両用制動制御システムは、車両1に備えられた車両用制動制御装置2と、GPS衛星3と、交通管理センター4とにより構成される。そして、GPS衛星3から送られてくる測位信号(GPS信号)および現在時間に関する信号と交通管理センター4(いわゆるVICS:Vehicle information and communications system におけるセンター)からの信号機情報を車両用制動制御装置2が受信することにより、車両1の制動制御が実行される。
図2は、車両用制動制御装置2の概略構成を示している。図2に示されるように、車両用制動制御装置2は、ナビゲーションシステムに備えられる地図データベース5およびナビゲーションECU6と、ブレーキシステムに備えられる車輪速度センサ7a〜7d、ブレーキECU8およびABSアクチュエータ9、ホイールシリンダ(以下、W/Cという)10a〜10dと、警告ランプ11と、警告ブザー12と、ブレーキランプ13と、ブレーキ制御要求の解除ボタン14と、ブレーキ制御要求を解除するアクセルペダル15とアクセルペダルを踏んだ際の信号をアクセルペダルから受け取り、それをブレーキECU8に送るEFIECU16とを有した構成となっている。
地図データベース5は、道路情報、交差点情報、信号位置情報等の地図データを含む各種データを記憶し、これらのデータをナビゲーションECU6に入力するものである。この地図データベース5としては、一般的にはデータ量に応じてCD−ROM、DVDまたはハードディスクドライブなどが採用されるが、メモリカードなど他の媒体も適用可能である。
ナビゲーションECU6は、通常のコンピュータで構成されており、その内部にはCPU、ROM、RAM、I/Oおよびこれら各要素を接続するバスラインが備えられた構成となっている。また、ナビゲーションECU6には、受信用のアンテナ6aが備えられており、GPS衛星3からの測位信号や現在時刻に関する信号、および、交通管理センター4からの信号機情報を受信できるようになっている。そして、ナビゲーションECU6は、アンテナ6aにて測位信号や信号機情報を受信すると共に、ブレーキECU8にて車輪速度センサ7a〜7dからの信号に基づいて演算された車速に関する信号を受け取ると、RAMに記憶された各種データやROMに記憶されている制御プログラムに従って各種制御処理を実行するようになっている。
例えば、ナビゲーションECU6では、測位信号と地図データベース5に記憶された地図データとに基づいて自車両1の現在位置を検出したり、現在時刻に関する信号に基づいて現在の時間を検出し、例えば、現在位置から求められた次の交差点に到達する時間(到達時間)等を求めたりするようになっている。そして、ナビゲーションECU6は、次の交差点の到達時間と、交通管理センター4から得た信号機情報に基づき、自車両1が交差点に到達したときに赤信号であるか否か等を検出し、その検出結果に応じてブレーキECU8に対して制御信号を出力するようになっている。
車輪速度センサ7a〜7dは、各車輪FL、FR、RL、RRに配設されているもので、各車輪の回転速度、即ち車輪速度に比例するパルス数のパルス信号を検出信号として、ブレーキECU8に向けて出力するようになっている。
ブレーキECU8は、制動力制御を実行するものであり、図示しないブレーキペダルの操作量に応じたブレーキ制御を行うものである。ブレーキECU8は、車輪速度センサ7a〜7dからの車輪速度信号を受け取り、車輪速度信号に基づいて車輪速度や車体速度等の演算を行うと共に、演算した車速をナビゲーションECU6に送る役割を果たす。そして、ブレーキECU8は、演算した車輪速度や車速に基づいてABS制御やトラクション制御等の各種ブレーキ制御を行うために、もしくはナビゲーションECU6からの制御信号に基づいてブレーキ制御を行うために、ABSアクチュエータ9に対してブレーキ制御信号を出力するようになっている。なお、ブレーキECU8で行われる車輪速度や車体速度等の演算処理については、一般的なABS制御処理で行われるものであるため、本明細書では示さないが、後述するフローチャートにおいて用いられる車輪速度や車体速度等は、このABS制御処理によって求められたものが適用される。
ABSアクチュエータ9は、ドライバの制動要求に応じて踏み込まれるブレーキペダルの操作量と、ブレーキECU8で実行されるブレーキ制御に基づく制動要求に応じて、各車輪FL、FR、RL、RRそれぞれに装着されたW/C10a〜10dに加えられるブレーキ液圧(W/C圧)を調整するものである。具体的には、ABSアクチュエータ9は、図示しないマスタシリンダ(以下、M/Cという)とW/C10a〜10dとの間を接続するブレーキ配管を備えているとともに、そのブレーキ配管の連通、遮断を制御することでW/C圧を調整する電磁弁やW/C圧を減圧するためにブレーキ液を逃がすリザーバ、リザーバ内に貯留されたブレーキ液をM/CやW/C10a〜10dに戻すポンプおよびこのポンプを駆動するためのモータ等が備えられた構成となっている。そして、ブレーキ制御が実行されないときにはM/CとW/C10a〜10dとが連通状態となり、ドライバによるブレーキペダル操作に応じたW/C圧が発生させられ、ブレーキ制御中には、ブレーキECU8からのブレーキ制御信号に応じて、電磁弁やモータが駆動され、ブレーキ制御に相応するようにW/C圧が調整されるようになっている。
警告ランプ11は、例えばインストルメントパネルに備えられ、ドライバに対して次の交差点を通過するとき、その信号機が赤信号である旨の警告を視覚的に行うためのものである。警告ブザー12は、例えば車室内に備えられた専用のブザーもしくはオーディオに備えられたスピーカによって構成され、ドライバに対して次の交差点を通過するとき、その信号機が赤信号である旨の警告を音声で行うためのものである。
ブレーキランプ13は、車両1の後方に備えられたランプであり、後方車両に対して自車両1が制動中であることを示すためのものである。
解除ボタン14は、ドライバによって操作されるものであり、例えば車両1におけるステアリングやインストルメントパネルに取り付けられる。この解除ボタン14は、ブレーキ制御要求を解除するためのボタンであり、押下されるとその旨の信号がブレーキECU8に伝えられるようになっている。
アクセルペダル15は、解除ボタンと同様にブレーキ制御要求を解除するのが目的であり、ドライバによるアクセルペダル15の踏み直しで、その旨の信号がEFIECU16を通しブレーキECU8に伝えられるようになっている。
次に、上記のように構成された車両用制動制御システムが実行する処理について、図3〜図7に示すフローチャートを参照して説明する。
図3および図4は、車両用制動制御システムが実行するメインフローであり、このフローチャートに示される各種処理は、ナビゲーションECU6によって実行され、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。
まず、ステップ101では、GPS衛星3からの測位信号と地図データベース5に記憶されている地図データに基づき、自車両1の経度および緯度を取得する処理が成される。これにより、自車両1の現在位置が分かり、自車両1が地図データ上のどの道路を走行中であるかが分かる。そして、ステップ102にて、自車両1の進路方向より、これから通過する交差点を確定する処理が成される。例えば、自車両1の進路方向は、前回と今回それぞれの制御周期の際にステップ101で求められた自車両1の経度および緯度とから求められる。これに基づき、自車両1が走行中の道路のうち自車両1の進路方向において現在位置から最も近くにある交差点が求められる。
続くステップ103では、その交差点に信号機が存在するか否かが判定される。この処理も地図データベース5に記憶された地図データに基づいて判定される。そして、交差点に信号が存在しない場合にはそのままブレーキ制御処理を終え、存在する場合にはステップ104に進む。
ステップ104では、その信号機の情報が受信可能であるか否かが判定される。この処理は、交通管理センター4から受け取った信号機情報から、その信号機が面制御を実行しているものなのか否かを検出することにより判定される。
なお、信号機における現在の制御方法としては、点制御、線制御、面制御の3つがある。点制御とは、信号機1台毎に制御装置が取り付けられており、他の信号機と独立して各信号機を制御することをいう。線制御とは、複数台の直線的に配置されている信号機を1台の制御装置で制御することをいう。また、面制御とは、ある特定の地域(例えば交通量が多い地域)の信号機を交通管理センター4で集中的に制御することをいう。したがって、ステップ104にて、その信号機が交通管理センター4で制御されるものであるか否かが判定される。
そして、ステップ104にて肯定判定されればステップ105に進み、否定判定されれば信号機の色の変わるタイミングが分からないものとしてそのまま処理を終える。
ステップ105では、各種演算処理が成される。具体的には、GPS衛星3からの自車両1の現在位置から交差点までの距離、次の交差点の到達時間、さらには自車両1の停止距離が演算される。なお、ナビゲーションECU6のうち、これらの演算を実行する部分が、それぞれ距離検出手段、到達時間検出手段、停止距離演算手段に相当する。
例えば、自車両1の現在位置から交差点までの距離は、地図データベース5に記憶された地図データに基づいて走行中の道路の道なりの距離を導出することによって求められる。
また、次の交差点の到達時間は、現在位置から交差点までの距離を現在の車両速度で割ることによって交差点に至るまでに必要とされる時間を求め、その時間をGPS衛星3から得た現在時間に加算することで求められる。
さらに、自車両1の停止距離は、車両1の空走距離と制動距離との和から求められる。空走距離と制動距離は、次のような数式で表される。
(数1)
空走距離=反応時間(秒)×車速(m/秒)
ただし、反応時間とは、ドライバが危険を感じて急ブレーキが必要と判断した時点より、アクセルペダルから足を動かし(反射時間:0.4〜0.5秒)、ブレーキペダルに足を移動させ(踏み替え時間0.2秒)、それを踏み込んでブレーキが効き始める(踏込み時間0.1〜0.3秒)時点までの時間をいう。個人差があるが、通常人の平均的な反応時間は0.75秒とされている。
空走距離=反応時間(秒)×車速(m/秒)
ただし、反応時間とは、ドライバが危険を感じて急ブレーキが必要と判断した時点より、アクセルペダルから足を動かし(反射時間:0.4〜0.5秒)、ブレーキペダルに足を移動させ(踏み替え時間0.2秒)、それを踏み込んでブレーキが効き始める(踏込み時間0.1〜0.3秒)時点までの時間をいう。個人差があるが、通常人の平均的な反応時間は0.75秒とされている。
(数2)
制動距離=車速(km/h)の2乗÷(254×摩擦係数)
ただし、摩擦係数は各種路面の状態に応じて決まるものであり、例えば、乾いたアスファルトまたはコンクリート路面では0.7、濡れたコンクリート路面では0.5、濡れたアスファルト路面では0.45〜0.6、固くなった雪の路面では0.15、氷の路面では0.07などとなっている。なお、各種路面状態を検出し、自車両1が走行中の路面の摩擦係数を求めることで制動距離を適宜求めることも可能であるが、本実施形態では暫定的に乾いたアスファルトまたはコンクリート路面の摩擦係数から制動距離を求めている。
制動距離=車速(km/h)の2乗÷(254×摩擦係数)
ただし、摩擦係数は各種路面の状態に応じて決まるものであり、例えば、乾いたアスファルトまたはコンクリート路面では0.7、濡れたコンクリート路面では0.5、濡れたアスファルト路面では0.45〜0.6、固くなった雪の路面では0.15、氷の路面では0.07などとなっている。なお、各種路面状態を検出し、自車両1が走行中の路面の摩擦係数を求めることで制動距離を適宜求めることも可能であるが、本実施形態では暫定的に乾いたアスファルトまたはコンクリート路面の摩擦係数から制動距離を求めている。
続いて、ステップ106では、入力処理として、交通管理センター4より、対象となる信号機の情報、例えば信号機の色、点滅サイクルなどが取得される。ナビゲーションECU6のうち、この処理を実行する部分が信号識別手段に相当する。
そして、ステップ107に進み、ステップ106で得た信号機の情報から、自車両1が交差点に到着した際の信号機の色が何色であるかが判定される。
次いで、ステップ108に進み、自車両1が走行中であるか否かが判定される。この処理では、ブレーキECU8にて求められる車輪速度もしくは車体速度がゼロでない場合には、自車両1が走行中であると判定される。そして、自車両1が走行中でない場合には自車両1に対して制動力を発生させる必要が無いものとして、ステップ109に進む。一方、自車両1が走行中である場合には、ステップ110に進み、交差点までの距離が停止距離以下となっているか否かが判定される。そして、このステップで否定判定された場合にも、自車両1に対して制動力を発生させる必要が無いものとして、ステップ109に進む。
ステップ109では、ブレーキ制御中であるか否かが判定される。この処理は、後述するステップ119において、制動力を発生さる必要がある場合にブレーキ制御要求ありを示すフラグがセットされることから、そのフラグがセットされているか否かによって判定される。
そして、ステップ109で肯定判定されればステップ111に進み、もうブレーキ制御要求の必要がないものとして、ブレーキ制御要求ありを示すフラグをリセットするための制御信号が出される。また、ブレーキ制御を終了させるための処理として、すなわちブレーキECU8によるABSアクチュエータ9の駆動を終了させるべく、ブレーキECU8に対してその旨の制御信号が出力され、この後処理を終える。これにより、ブレーキECU8からABSアクチュエータ9への制御信号の出力が止められ、ブレーキ制御が終了する。
一方、ステップ110で肯定判定されるとステップ112に進む。このステップでは、交差点通過時の信号機の色が「赤」または「黄〜赤」、つまり黄信号から赤信号に移行する前の所定期間中であるか否かが判定される。赤信号の場合、当然車両1を停止させるべきであり、黄信号であってももう直ぐ赤信号に変わるような場合には、交差点通過時に黄信号であっても、車両1を停止させるのが好ましい。このため、ステップ112で否定判定されるような場合にはブレーキ制御の必要がないものとしてステップ113に進み、肯定判定される場合にはステップ116に進む。なお、ナビゲーションECU6のうち、このステップ112と上述したステップ110の処理を実行する部分が第1判定手段に相当するものである。
ステップ113では、ブレーキ制御中であるか否かが判定される。この処理は、上記したステップ109の処理と同様にブレーキ制御要求ありを示すフラグがセットされているか否かによって判定される。
そして、このステップで肯定判定された場合には、現在ブレーキECU8によってABSアクチュエータ9が駆動されて制動力を発生させている最中である。このため、この場合にはステップ114に進み、ブレーキECU8に対して、ブレーキ制御による要求処理としてブレーキ減圧を行うための制御信号が出力される。これにより、ブレーキECU8からABSアクチュエータ9に対してブレーキ液圧を減少させるための制御信号が出力される。また、このステップで否定判定された場合には、現在ブレーキECU8によってABSアクチュエータ9が駆動されている状態ではない。このため、この場合にはそのままブレーキ制御処理を終える。
一方、ステップ116では、ドライバがアクセルペダルを踏み直したか否かが判定される。すなわち、ドライバが信号の色を察知し、アクセルペダルを一旦離したもののもう一度踏み直した場合には、ドライバが次の交差点を通過してしまうためにアクセルペダルを踏み込んだものと考えられる。このような場合にまでブレーキ制御を行って車両1を停止させるのは、反ってドライバの意思に反した車両挙動を行うことになってしまう。このため、この場合にはステップ117に進み、ブレーキ制御要求ありを示すフラグをリセットする。また、このステップで否定判定されればステップ118に進む。
ステップ118では、ブレーキ制御要求の解除ボタン14が押されたか否かが判定される。解除ボタン14は、ドライバがブレーキ制御要求によって車両1のブレーキ制御を行いたくない場合に押下されるものであり、この解除ボタン14が押下されたような場合にまでブレーキ制御を行って車両1を停止させるのは、反ってドライバの意思に反した車両挙動を行うことになってしまう。このため、この場合にもステップ117に進み、ブレーキ制御要求ありを示すフラグをリセットする。そして、このステップで否定判定された場合にブレーキ制御要求ありを示すフラグをセットし、ステップ120に進む。
ステップ120では、ブレーキ制御中であるか否かが判定される。この処理は、上記したステップ109、113と同様に、ブレーキ制御要求ありを示すフラグがセットされているか否かによって判定される。そして、否定判定された場合にはブレーキ制御要求がないものとして、ブレーキ制御処理を終える。
そして、ステップ120で肯定判定された場合にはステップ121に進み、ドライバがブレーキペダルを踏み込んでいないか否かが判定される。ドライバがブレーキペダルを踏み込んでいないような状態であれば、ブレーキ制御によって制動力を発生させる必要があるものと考えられる。このため、この処理で肯定判定されればステップ122に進み、ブレーキ制御による要求処理としてブレーキ増圧を行うための制御信号が出力される。これにより、ブレーキECU8からABSアクチュエータ9に対してブレーキ液圧を増加させるための制御信号が出力される。そして、ABSアクチュエータ9が駆動され、所望の制動力が発生させられるようにブレーキ液圧が増やされる。したがって、自車両1が赤信号もしくは黄信号から赤信号に変わりそうなタイミングで交差点を通過してしまわないように、車両1を停止させることが可能となる。
また、ステップ121で否定判定されればステップ123に進み、自車両1が徐行運転中、例えば3〜15km/h程度の車速でないか否かが判定される。このような徐行運転中であれば、ブレーキ制御によって制動力を発生させるまでもなく自車両1を交差点で停止させることが可能である。このため、この処理で否定判定された場合にはステップ124に進み、ブレーキ制御による要求処理としてブレーキ減圧を行うための制御信号が出力される。これにより、ブレーキECU8からABSアクチュエータ9に対してブレーキ液圧を減少させるための制御信号が出力される。
そして、この処理で肯定判定されればステップ125に進み、ブレーキ制御による要求処理としてブレーキ増圧を行うための制御信号が出力される。これにより、ブレーキECU8からABSアクチュエータ9に対してブレーキ液圧を保持させるための制御信号が出力される。これにより、W/C10a〜10dに発生させられているブレーキ液圧が保持される。
このように、ブレーキ制御処理では、自車両1が次の交差点を通過するときに、その交差点が赤信号もしくは黄信号からもう直ぐ赤信号に変わる状態であれば、ナビゲーションECU6からブレーキECU8にブレーキ制御要求を出し、ABSアクチュエータ9を駆動して制動力を発生させるようにしている。このため、車両1が交差点を安全に通過することができないような場合には、制動力が発生させられ、車両1が交差点を無理に通過することを規制することができる。
次に、車両用制動制御システムが実行するランプ制御処理について説明する。図6は、ランプ制御処理の詳細を示したフローチャートである。このランプ制御処理は、ブレーキECU8によって実行される。
まず。ステップ201では、ブレーキ制御要求があるか否かが判定される。この処理では、図5のステップ119でナビゲーションECU6内のブレーキ制御要求ありを示すフラグがセットされていた場合には、ブレーキ制御要求が出されていたとされる。
そして、この処理で肯定判定されると、ステップ202に進み、ブレーキ制御の判定中であることをドライバに通知すべく、警告ランプ11を点灯させる。そして、ステップ205に進む。
また、この処理で否定判定されると、ステップ203に進み、ブレーキ制御の判定外であることをドライバに通知すべく、警告ランプ11を消灯させる。そして、ステップ204に進み、ブレーキペダルが踏み込まれているか否かが判定される。この処理は、例えばブレーキペダルに備えられた図示しない踏力センサ等からの検出出力に基づいて判定される。そして、ブレーキペダルが踏み込まれていなかった場合にはステップ205に進み、踏み込まれていた場合にはステップ206に進む。
ステップ205では、ブレーキランプ13を点灯させるための制御信号を出力させる処理がなされる。これにより、ブレーキランプ13が点灯し、後続車両のドライバに自車両1が制動中であることを報知することができる。すなわち、ステップ202に示したようにブレーキ制御の判定中である場合やステップ204に示したようにブレーキペダルが踏み込まれている場合には、自車両1に制動力を発生させている状態であるため、このような場合にはブレーキランプ13を点灯させるための処理が行われるようになっている。
一方、ステップ206では、ブレーキランプ13を消灯させるための制御信号を出力させる処理、もしくはブレーキランプ13を点灯させるための制御信号を出力させない処理が成される。これにより、ブレーキランプ13が消灯し、自車両1が制動中でないことが示される。このようにしてランプ制御処理が完了する。
このように、ランプ制御処理では、ブレーキ制御中の場合には警告ランプ11を点灯させることでその旨をドライバに示すようにしている。これにより、ドライバに対して次の交差点を安全に通過できない可能性があることを示すことができる。したがって、ドライバは交差点に到達する前に、ブレーキペダルを踏み込む等の処置をとることができ、次の交差点を赤信号や黄信号からもう直ぐ赤信号に変わる状態で自車両1が交差点を通過してしまうことを回避させることができる。
また、ランプ制御処理では、ドライバによってブレーキペダルが踏み込まれている場合だけでなく、ブレーキ制御が実行されている場合にもブレーキランプ13を点灯させるようにしている。このため、他の車両のドライバに対しても、自車両1が制動中であることを示すことができる。
続いて、車両用制動制御システムが実行する警告ブザー制御処理について説明する。図7は、警告ブザー制御処理の詳細を示したフローチャートである。この警告ブザー制御処理も、ブレーキECU8によって実行される。
まず、ステップ301では、メインフローでの各種演算処理が完了済みであるか否かが判定される。この処理では、ステップ126における演算処理完了フラグがセットされている場合には完了済みであると判定される。そして、この処理で肯定判定されればステップ302に進み、否定判定されれば警告ブザー12による警告の必要性がないものとして、ステップ303に進み、警告ブザー消音要求として、警告ブザー12を消音させるための制御信号を出力させる処理、もしくは警告ブザー12から音声を発生させるための制御信号を出力させない処理が成される。これにより、警告ブザー12が消音状態とされ、自車両1を制動させる必要性がないものとして、警告ブザー制御処理を終える。
続く、ステップ302では、自車両1が走行中であるか否かが判定される。この処理では、ブレーキECU8にて求められる車輪速度もしくは車体速度がゼロでない場合には、自車両1が走行中であると判定される。そして、肯定判定されればステップ304に進み、否定判定されればステップ303に進んで警告ブザー消音要求が出され、警告ブザー制御処理を終える。
ステップ304では、交差点までの距離が車両1の停止距離の2倍以下となっているか否かが判定される。ここでいう車両1の停止距離は上述したステップ105の処理と同様にして求められるが、この処理で交差点までの距離と車両1の停止距離の2倍とを比較するようにしたのは、ドライバに対してランプでの報知よりも先行して警告ブザー12による音声での報知を行うためである。そして、このステップで肯定判定されれば、ドライバに対して警告ブザー12による報知の必要性があるものとしてステップ305に進み、否定判定されればステップ303に進んで警告ブザー消音要求が出され、警告ブザー制御処理が終了する。なお、ブレーキECU8のうち、このステップ304の処理を実行する部分が第2判定手段に相当する。
ステップ305では、ブレーキ制御要求が出されているか否かが判定される。つまり、ブレーキ制御要求が出されているような場合には、警告ブザー12による報知が必要となる可能性がある。また、ステップ306では、交差点通過時の信号機の色が「赤」であるか否かが判定される。このように交差点通過時に赤信号である場合にも、警告ブザー12による報知が必要となる可能性がある。
このため、ステップ305とステップ306で共に肯定判定されれば、警告ブザー12による報知の必要性が高いものとしてステップ307に進む。そして、ステップ307にて、警告ブザー連続音要求として、警告ブザー12から音声を連続的に発生させるための制御信号を出力させる処理が成される。これにより、警告ブザー12が連続的に音声を発する状態とされ、ドライバに対して、自車両1に制動力を発生させる必要性が高いことが示される。この後、警告ブザー制御処理を終える。
一方、ステップ305またはステップ306で否定判定されれば、警告ブザー12による報知が必要となる可能性があるものの、その必要性は必ずしも高くないものとして、ステップ308に進む。
ステップ308では、交差点通過時の信号の色が「黄〜赤」、つまり黄信号から赤信号に移行する前の所定期間中であるか否かが判定される。このような場合には、交差点通過時に黄信号ではあるが、車両1を停止させるのが好ましい状態である。このため、このステップで肯定判定されればステップ309に進み、警告ブザー断続音要求として、警告ブザー12から音声を断続的に発生させるための制御信号を出力させる処理が成される。これにより、警告ブザー12が断続的に音声を発する状態とされ、ドライバに対して、自車両1に制動力を発生させる必要性があることが示される。この後、警告ブザー制御処理を終える。
このように、警告ブザー制御処理では、ブレーキ制御の必要が生じる可能性がある場合には、それを予め断続音でドライバに報知するようにし、ブレーキ制御要求があり、かつ、自車両1が交差点を安全に通過できない可能性がある場合には、それを連続音でドライバに報知するようにしている。したがって、ドライバは交差点に到達する前に、ブレーキペダルを踏み込む等の処置をとることができ、次の交差点を赤信号や黄信号からもう直ぐ赤信号に変わる状態で自車両1が交差点を通過してしまうことを回避させることができる。
以上説明したように、本実施形態で示した車両用制動制御システムによれば、自車両1が次の交差点を通過するときに、その交差点が赤信号もしくは黄信号からもう直ぐ赤信号に変わる状態であれば、制動力が発生させられ、車両1が交差点を無理に通過することを規制することができる。なお、本実施形態では、それぞれのタイミングにおいて警告ブザー12が断続音や連続音で鳴らされるようにしたが、それぞれのタイミングで異なる音、例えば、異なる周波数、異なる音階などとしても良い。
また、ブレーキ制御中の場合には警告ランプ11を点灯させたり警告ブザー12を鳴らしたりすることでその旨をドライバに示し、ドライバに交差点に到達する前にブレーキペダルを踏み込む等の処置をとらせることができるようにしている。このため、赤信号や黄信号からもう直ぐ赤信号に変わる状態で自車両1が交差点を通過してしまうことを回避させることができる。そして、ブレーキ制御が実行されている場合には、ブレーキランプ13を点灯させるようにしているため、他の車両のドライバに対して自車両1が制動中であることを示すことができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、交通管理センター4からの信号機情報に基づいて信号機の色の変わるタイミングを検知するようにしているが、車両1に前方監視カメラを設け、その前方監視カメラからの映像を画像処理すること、例えば画像内から前方の信号機の色が赤や黄であることを直接検知するようにしても良い。この場合、信号機の色の変わるタイミングが面制御される場合だけでなく、他の制御形態の場合であっても、本発明を適用することが可能となる。
上記実施形態では、交通管理センター4からの信号機情報に基づいて信号機の色の変わるタイミングを検知するようにしているが、車両1に前方監視カメラを設け、その前方監視カメラからの映像を画像処理すること、例えば画像内から前方の信号機の色が赤や黄であることを直接検知するようにしても良い。この場合、信号機の色の変わるタイミングが面制御される場合だけでなく、他の制御形態の場合であっても、本発明を適用することが可能となる。
また、上記実施形態形態では、ドライバがアクセルペダルを新たに踏み込んだ場合や解除ボタン14を押下した場合には、ブレーキ制御が実行されないようにしているが(ステップ116、118参照)、ドライバの意思に関わらずブレーキ制御を実行するようにしても良い。
また、上記実施形態では、車両用制動制御装置の一部として警告ランプや警告ブザーを備えたものを示してあるが、制動制御装置と分離し、これら少なくとも一方のみを備えた警告装置、すなわちドライバに対して視覚的な警告もしくは音声を用いた警告を行う装置とすることも可能である。
なお、各図中に示したステップは、各種処理を実行する手段に対応するものである。
1…車両、2…車両用制動制御装置、3…GPS衛星、4…交通管理センター、5…地図データベース、6…ナビゲーションECU、7a〜7d…車輪速度センサ、8…ブレーキECU、9…ABSアクチュエータ、10a〜10d…W/C、11…警告ランプ、12…警告ブザー、13…ブレーキランプ、14…解除スイッチ。
Claims (7)
- 車両(1)が次に通過する交差点の信号機の色を識別する信号識別手段(6、106)と、
前記車両から前記交差点までの距離を検出する距離検出手段(6、105)と、
前記車両の車速を求める車速演算手段(8)と、
前記車速演算手段および前記距離検出部での検出結果に基づいて、前記車両が前記交差点に辿り着く到達時間を求める到達時間検出手段(6、105)と、
前記車両に対して制動力を発生させる制動力発生手段(8、9、10a〜10d)と、
前記信号識別手段にて識別される信号機の色から、前記到達時間検出手段にて検出された到達時間に前記車両が安全に前記交差点を通過できるか否かを判定する第1判定手段(6、110、112)を有し、
前記第1判定手段にて否定判定された場合には、前記制動力発生手段にて、前記車両に対して制動力を発生させるようになっていることを特徴とする車両用制動制御装置。 - 前記車速演算手段にて求められた車速に基づいて、前記車両の停止距離を演算する停止距離演算手段(105)を有し、
前記第1判定手段は、前記停止距離演算手段によって求められた停止距離が前記距離検出手段によって求められた前記車両から前記交差点までの距離以上である場合に、前記否定判定を行うようになっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用制動制御装置。 - 前記信号識別手段は、前記信号機の制御を行っている交通管理センター(4)から信号機情報を取得し、前記信号機の色の変わるタイミングを検出するようになっており、
前記第1判定手段は、前記信号識別手段によって検出された信号機の色の変わるタイミングに基づき、前記到達時間に前記信号機が赤信号もしくは所定時間以内に赤信号に変わる黄信号である場合に、前記否定判定を行うようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用制動制御装置。 - ドライバに対して前記到達時間に前記車両が安全に前記交差点を通過できない可能性があることを報知する警告ランプ(11)を有し、
前記警告ランプは、前記第1判定手段にて否定判定された場合に点灯されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用制動制御装置。 - 前記車両の後方に設置されたブレーキランプ(13)を有し、
前記ブレーキランプは、前記第1判定手段にて否定判定された場合に点灯されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用制動制御装置。 - ドライバに対して前記到達時間に前記車両が安全に前記交差点を通過できない可能性があることを報知する警告ブザー(12)を有し、
前記警告ブザーは、前記第1判定手段にて否定判定された場合に鳴らされるようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用制動制御装置。 - 前記到達時間に前記車両が安全に前記交差点を通過できない可能性があることを前記第1判定手段よりも前に判定する第2判定手段(304)を有し、
前記警告ブザーは、前記第2判定手段にて前記到達時間に前記車両が安全に前記交差点を通過できない可能性があると判定されると、前記第1判定手段にて否定判定された場合とは異なる音で鳴らされるようになっていることを特徴とする請求項6に記載の車両用制動制御装置。
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---|---|---|---|---|
JP2007055595A (ja) * | 2005-08-20 | 2007-03-08 | Bayerische Motoren Werke Ag | オートバイ用のアンチロック制御機能付きインテグラルブレーキシステム |
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US10640116B2 (en) | 2017-03-31 | 2020-05-05 | Subaru Corporation | Traveling control system and method for vehicle |
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-
2003
- 2003-10-15 JP JP2003355355A patent/JP2005119413A/ja not_active Withdrawn
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