JP2009126433A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交差点の右左折後に追従走行制御等を再開させるための入力操作を不要とすることが可能な車両制御装置の提供。
【解決手段】本発明に係る車両制御装置は、車速を自動的に制御する車速自動制御手段と、前記車速自動制御手段による車速自動制御をオンさせるための入力手段とを備え、前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下で、車両が交差点を右左折する場合には、車速自動制御のオン状態を維持することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車速を自動的に制御する車速自動制御手段を備える車両制御装置に関する。
従来から、(1)レーン位置認識手段により自車両が左端のレーンに存在することが認識され、かつ、方向指示器が左折を示す時:(2)レーン位置認識手段により自車両が右端のレーンに存在することが認識され、かつ、方向指示器が右折を示す時:および(3)レーン位置認識手段により自車両の隣接レーンが対向車線であることが認識され、かつ、方向指示器が右折を示す時のうちいずれかの場合に追従走行制御または定速走行制御を解除するクルーズコントロール装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−321377号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、右折又は左折の度に追従走行制御または定速走行制御が解除されてしまい、右折又は左折後にも依然として追従走行制御等を継続させたいユーザにとっては、追従走行制御等を再開させるための入力操作が必要となるので、利便性が損なわれる虞がある。
そこで、本発明は、交差点の右左折後に追従走行制御等を再開させるための入力操作を不要とすることが可能な車両制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る車両制御装置は、車速を自動的に制御する車速自動制御手段と、
前記車速自動制御手段による車速自動制御をオンさせるための入力手段とを備え、
前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下で、車両が交差点を右左折する場合には、車速自動制御のオン状態を維持することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る車両制御装置において、
前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下でブレーキ操作があった場合には、車速自動制御をオフするが、例外的に、車速自動制御がオン状態である状況下で車両が交差点を右左折する過程でブレーキ操作があった場合には、車速自動制御のオン状態を維持することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明に係る車両制御装置において、
前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下で車両が交差点を右左折する過程でブレーキ操作により車速が交差点内又は交差点直前で一時的にゼロになった場合でも、車速自動制御のオン状態を維持することを特徴とする。
第4の発明は、第1〜4のうちのいずれかの発明に係る車両制御装置において、
前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下では、追従走行制御または定速走行制御と、交差点を右左折するのに適した低速となるように車速を自動的に制御する交差点時減速制御とを実行し、該交差点時減速制御ついては、追従走行制御または定速走行制御の実行中に、車両が交差点を右左折する過程で割り込み式に実行することを特徴とする。
第5の発明は、第2〜4のうちのいずれかの発明に係る車両制御装置において、
車両が交差点を右左折する過程は、交差点手前での車両の方向指示器における方向指示の開始から交差点進入後の該方向指示の終了までの区間(以下、「減速支援区間」という)に対応することを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明に係る車両制御装置において、
前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下で車両が前記減速支援区間内に位置する場合でも、運転継続の意思の無い停車が検出された場合には、例外的に、車速自動制御をオフにすることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明に係る車両制御装置において、
運転継続の意思の無い停車は、路肩又はその近傍での停車、路上駐車のための停車、及び、先行車両の停止に起因しない交差点外での停車であって且つ信号機が示す停止信号(赤信号)に起因しない停車、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
本発明によれば、交差点の右左折後に追従走行制御等を再開させるための入力操作を不要とすることが可能な車両制御装置が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による車両制御装置1の一実施例の主要構成を示す図である。車両制御装置1は、電子制御ユニット10(以下、「制御ECU10」と称する)を中心に構成されている。制御ECU10は、マイクロコンピューターで構成され、CPU、ROM、RAM、I/O等を備えている。尚、制御ECU10は、ナビゲーションシステム16のナビゲーションECUやエンジンECUのような他の既存のECUにより具現化されてもよいし、別の新たな専用ECUとして具現化されてもよいし、2つ以上のECUにより協動して実現されてもよい。
制御ECU10には、レーダー12が接続されている。レーダー12は、車両前方の車両、即ち先行車に関する情報を収集する前方監視レーダーであってよい。この場合、レーダー12は、検出波を放射し、その放射された検出波のうち、レーダー12の検出ゾーン内の先行車によって反射した検出波を受けることにより、先行車の自車からの距離や、先行車の自車に対する相対的な方向や速度を算出する。レーダー12が放射する検出波としては、光波(例えば、レーザ波)や電波(例えば、ミリ波)、音波(例えば、超音波)であってよい。レーダー12は、前方監視レーダーに加えて、同様の方式で車両後方の車両、即ち後続車に関する情報を収集する後方監視レーダーを含んでもよい。また、レーダー12は、車両側方の路肩への車両の接近を検出するために用いられてもよい。即ち、レーダー12は、例えば路面との距離により路肩(段差)を検出する測距センサの形態を含んでもよい。
制御ECU10には、カメラ14が接続されている。カメラ14は、例えばCCD(ステレオ)カメラであってよい。カメラ14は、車両前方の風景を撮像するように搭載され、例えば車室内のルームミラー付近に固定される。カメラ14は、画像処理装置を内蔵してよく、画像処理装置は、撮像した先行車の画像データに基づいて、例えば三角測量の原理を用いて、衝突対象物の自車からの距離や、衝突対象物の自車に対する相対的な方向や速度を算出する。また、カメラ14が撮像した画像は、車両が走行する車線を画像認識するために用いられてもよい。また、カメラ14が撮像した画像は、画像処理により車両側方の路肩までの距離を算出するために用いられてもよい。尚、画像処理機能は制御ECU10内に設定されてもよい。
制御ECU10には、ナビゲーションシステム16が接続される。ナビゲーションシステム16は、GPS受信機を備え、GPSアンテナ(図示せず)を介して、衛星からの電波を受信して、車両の位置や速度を測位する。また、ナビゲーションシステム16は、地図データを保有する地図データベースを備え、地図データベースには、所与の地図データが格納されている。地図データには、交差点・高速道路の合流点/分岐点に各々対応する各ノードの座標情報、隣接するノードを接続するリンク情報、各リンクに対応する道路の幅員情報、車線情報(右左折専用車線や右左折可能な車線等の情報を含む)、各リンクに対応する国道・県道・高速道路等の道路種別を表す情報等が含まれている。地図データは定期的に更新されてもよい。ナビゲーションシステム16は、車両位置等の測位結果と、地図データとに基づいて、交差点への車両の接近等を検出する。
制御ECU10には、方向指示器18が接続される。方向指示器18は、いわゆるウインカーランプ(ターニングランプ)であり、右左折を行う意思を周囲に知らせるためのランプである。制御ECU10は、方向指示器18からの情報に基づいて、方向指示器18の点灯状態(方向指示)を把握する。尚、方向指示器18の点灯状態は、例えばステアリングコラム等に設けられる操作レバーの操作信号や、方向指示器18の点灯状態を制御するボデーECUからの情報に基づいて把握されてもよい。
制御ECU10には、車速を検出する車輪速センサ26が接続されている。尚、車輪速センサ26に代えて、ナビゲーションシステム16の測位結果や、トランスミッション44の出力軸の回転数等を用いて車速が検出・推定されてもよい。
制御ECU10には、ブレーキスイッチ(ブレーキ踏力センサ)22が接続される。ブレーキスイッチ22は、運転者がブレーキペダルを操作した場合にオン信号を出力するスイッチであってよい。制御ECU10は、ブレーキスイッチ22からの情報に基づいて、ブレーキペダルの操作状態を把握する。尚、ブレーキペダルの操作状態は、マスタシリンダ圧センサのような他のセンサからの情報に基づいて把握されてもよい。
制御ECU10には、ユーザ(主に運転者)により操作される操作スイッチ24が接続される。操作スイッチ24は、制御ECU10による後述の車速自動制御をオンさせるために操作されるスイッチである。即ち、ユーザは、操作スイッチ24を操作して、車速自動制御をオンさせる。操作スイッチ24は、押しボタンやレバー等のような如何なる態様の操作スイッチであってもよい。
制御ECU10には、ブレーキ装置40、エンジン42及びトランスミッション44のような、車両の制駆動力を発生する装置が接続される。制御ECU10は、ブレーキ装置40、エンジン42及びトランスミッション44に制御信号を送信して、車両の走行状態を制御する。尚、エンジン42に代えて若しくは加えて、車輪を駆動する電気モータが用いられてもよい。
制御ECU10には、点灯状態(オン/オフ)を電子制御可能なランプ50が接続されている。ランプ50は、制御ECU10により、車速自動制御のオン/オフ状態に連動して点灯/消灯するように制御される。ランプ50は、LEDランプで実現されてもよい。ランプ50は、複数のランプ(点灯色の異なるランプ)から構成されてもよい。ランプ50は、車室内の適切な場所に設けられ、例えばインストルメントパネルに設けられてもよいし、メーター内に設けられてもよい。
図2は、本実施例の制御ECU10により実現される主要処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、車速自動制御がオン状態である間、所定周期毎に実行される。尚、オン状態の車速自動制御は、以下で説明する場合の他、典型的には、イグニションスイッチがオフされた場合にオフされる。
ステップ70では、ブレーキスイッチ22からの情報に基づいて、ブレーキペダルが操作中であるか否かが判定される。ブレーキペダルが操作中である場合には、ステップ78以降の処理に進み、ブレーキペダルが操作中でない場合には、ステップ72に進む。尚、ステップ78以降の処理に進む周期では、後述の制御解除(ステップ84)が実行されない場合でも、ブレーキ操作に応じた目標加速度が決定されてよい(即ち、ブレーキ操作量に応じた通常通りのブレーキ制御が実行されてよい)。
ステップ72では、ナビゲーションシステム16からの情報、及び、方向指示器18の状態に基づいて、車両が所定の交差点制御実施範囲内に位置するか否かが判定される。交差点制御実施範囲は、例えば図3にて破線で示すように、交差点を適切な速度で通過するために速度制御(特に減速制御)が必要となる範囲に対応する。
本ステップ72では、先ず、車両前方の交差点がナビゲーションシステム16からの情報に基づいて検出される。尚、車両前方の交差点は、例えば車両進行方向の前方所定距離内にある交差点であってよい。所定距離は、例えば交差点手前で方向指示器18により方向指示を出すべき距離に対応してよい。次いで、車両前方の交差点が検出された場合、例えば、方向指示器18により方向指示が点灯された場合に、車両が所定の交差点制御実施範囲内に入ったと判定されてもよい。また、この際、ナビゲーションシステム16によるルート案内中である場合には、案内ルートの右左折方向との整合性が考慮されてもよい。例えば、案内ルートにより左折が予定されている交差点が車両前方に検出された状況下で、方向指示器18により左折に対応する方向指示が点灯された場合に、車両が所定の交差点制御実施範囲内に入ったと判定されてもよい。また、この際、車両の走行車線が考慮されてもよい。例えば、車両前方に交差点が検出された状況下で、方向指示器18により方向指示が点灯され、且つ、当該方向指示に対応した方向に曲がれる車線を車両が走行している場合に、車両が所定の交差点制御実施範囲内に入ったと判定されてもよい。尚、この場合、車両の走行車線の特定は、ナビゲーションシステム16からの情報(例えば車線情報と自車位置情報との関係)や、カメラ14の画像情報(例えば走行車線の画像認識結果)に基づいて実現されてもよい。また、車両の交差点制御実施範囲外への移動は、上述の如く出力された方向指示器18により方向指示が解除された場合に検出されてもよい。或いは、上述の如く出力された方向指示器18により方向指示が解除され、且つ、ナビゲーションシステム16からの情報から車両が交差点を方向指示方向に曲がり終えたことが検出された場合に、検出されてもよい。
本ステップ72において、車両が所定の交差点制御実施範囲内に位置しないと判定された場合には、ステップ74に進み、車両が所定の交差点制御実施範囲内に位置すると判定された場合には、ステップ76に進む。
ステップ74では、通常の追従制御(車速自動制御の一例)が実行される。通常の追従制御実行中、制御ECU10は、図4に示すように、レーダー12やカメラ14からの情報に基づいて、先行車に対する距離や相対速度から追従加速度(先行車に適切に追従するために必要な加速度)を算出し(ステップ100)、当該追従加速度を目標加速度に設定し(ステップ102)、当該設定した目標加速度が実現されるように、ブレーキ装置40、エンジン42及びトランスミッション44を介して走行速度を制御する。尚、追従制御の実行態様は、多種多様であり、他の適切な方法が用いられてもよい。
ステップ76では、交差点時追従制御が実行される。交差点時追従制御は、上述の如く、通常の追従制御実行中に、車両が所定の交差点制御実施範囲内に位置する場合に割り込み式に実行され、追従制御の一部とみなすことができる。交差点時追従制御は、例えば図5に示すような態様で実行されてもよい。図5に示す例では、ステップ200では、車両前方に迫る交差点に関して、当該交差点を適切な速度で曲がるための目標加速度が算出される。この目標加速度は、交差点毎に異なりうり、従って、交差点の形状(二叉や三叉路等の形状の他に、曲がり角の角度や曲率半径等も含む)等に応じて可変されてもよい。ステップ202では、通常の追従制御と同様、先行車に対する距離や相対速度から追従加速度(先行車に適切に追従するために必要な加速度)が算出される。ステップ204では、交差点までの距離、現在の車速及び、後続車両が存在する場合に後続車両との距離及び相対速度等(後方監視レーダー12により検出)に基づいて、後続車両からの追突を予防するために必要な最小加速度(制限加速度)が算出される。尚、後方監視レーダー12等により後続車両の走行状態を検出できない構成の場合には、ステップ204(及び次のステップ206)は省略されてもよい。ステップ206では、ステップ200の目標加速度とステップ204の制限加速度が比較され、目標加速度が制限加速度以上の場合には、ステップ208をスキップしてステップ210に進み、目標加速度が制限加速度よりも小さい場合には、制限加速度が目標加速度に設定され(ステップ208)、ステップ210に進む。ステップ210では、ステップ202の追従加速度と目標加速度が比較され、追従加速度が目標加速度以上の場合には、ステップ212をスキップしてステップ214に進み、追従加速度が目標加速度よりも小さい場合には、追従加速度が目標加速度に設定され(ステップ212)、ステップ214に進む。ステップ214では、設定した目標加速度が実現されるように、ブレーキ装置40、エンジン42及びトランスミッション44を介して走行速度を制御する。尚、交差点時追従制御の実行態様は、多種多様であり、他の適切な方法が用いられてもよい。
図2に戻る。ステップ78では、上記ステップ72と同様、車両が所定の交差点制御実施範囲内に位置するか否かが判定される。車両が所定の交差点制御実施範囲内に位置しないと判定された場合には、ステップ84に進み、車両が所定の交差点制御実施範囲内に位置すると判定された場合には、ステップ80に進む。
ステップ80では、車輪速センサ26からの車速情報に基づいて、車速がゼロであるか否かが判定される。車速がゼロであると判定された場合には、ステップ82に進む。他方、車速がゼロでないと判定された場合には、今回周期はそのまま終了して、ステップ70に戻る。従って、この場合、ブレーキ操作が発生したにも拘らず、車速自動制御のオン状態は維持(継続)されることになる。
ステップ82では、レーダー12やカメラ14からの情報や、ナビゲーションシステム16からの情報に基づいて、路上停車であるか否かが判定される。路上停車とは、運転継続の意思の無い停車を意味し、例えば赤信号での停止、渋滞による停止、横断中の歩行者待ちによる停止等のような、運転継続の意思のある停車(一時停止)とは異なる。即ち、路上停車は、例えば(1)路肩又はその近傍での停車、(2)路上駐車のための停車、及び、(3)先行車両の停止に起因しない交差点外での停車であって且つ信号機が示す停止信号(赤信号)に起因しない停車を含んでよい。(1)の路上駐車は、レーダー12やカメラ14からの情報に基づいて検出されてもよい。例えば、車両側方所定距離(例えばタイヤの幅程度の距離)以内に路肩が検出された場合に、(1)の路上駐車が検出されてもよい。また、(2)の路上駐車は、カメラ14からの情報(例えば駐車枠線の画像認識結果)やナビゲーションシステム16からの情報(駐車枠の位置情報)に基づいて検出されてもよい。また、(3)の路上駐車は、レーダー12やカメラ14からの情報(先行車の情報)、及び、ナビゲーションシステム16からの情報(現在の車両位置の属する道路リンクの道路種別が交差点か否か)に基づいて、検出されてもよい。例えば、先行車が存在しない状況下で交差点の手前から所定距離以上離れた位置(一時停止線よりも十分手前の位置)で車速が0になった場合には、路上停車であると判定してもよい。このとき、カメラ14の画像による一時停止線の画像認識結果が利用されてもよい。また、(3)の路上駐車に関して、信号機の色は、先行車との距離や相対速度等から推定されてもよいし、カメラ14の画像の画像認識結果や、信号機の色の切り替りタイミングに関する情報(例えば路肩のビーコンから取得)に基づいて判断されてもよい。また、いずれの形態の路上停車の判定時にも、車速がゼロになっている継続時間が考慮されてもよい。これは、一般的に運転継続の意思の無い停車の場合には停車時間が長くなるからである。
本ステップ82において、路上停車であると判定された場合には、ステップ84に進む。他方、路上停車でない(即ち運転継続の意思のある停車である)と判定された場合には、今回周期はそのまま終了して、ステップ70に戻る。従って、この場合、ブレーキ操作により車両が停止したにも拘らず、車速自動制御のオン状態は維持(継続)されることになる。
ステップ84では、車速自動制御が解除(オフ)される。即ち、車速自動制御はオン状態からオフに切り替えられる。尚、この際、制御ECU10は、車速自動制御がオフになったことを示すために、ランプ50を消灯させる。このようにして車速自動制御がオフになると、再びユーザが操作スイッチ24を操作しない限り、車速自動制御のオフ状態は維持(継続)されることになる。尚、車速自動制御のオフ状態では、通常通り、運転者によるアクセルペダルやブレーキペダルの操作量に応じて車両の走行状態が制御される。
以上説明した本実施例の車両制御装置1によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
先ず、上述の如く、車速自動制御がオン状態である状況下で、車両が交差点を右左折する場合に、車速自動制御が解除(オフ)されないので、交差点を右左折する毎に車速自動制御がオフになってしまう(即ち交差点を右左折する毎に操作スイッチ24により車速自動制御をオンにさせなければならない)という不都合を無くし、利便性を高めることができる。特に交差点を右左折する場合には、ブレーキ操作を伴うことが多いが、車両が交差点を右左折する過程でブレーキ操作があった場合でも、車速自動制御が解除されないので、ブレーキ操作後にも車速自動制御が継続され、利便性が向上する。尚、本実施例では、上述の如く交差点時追従制御を実行するので、交差点でのブレーキ操作が不要となるが、例えば歩行者の安全等のためにブレーキ操作を行った場合でも、車速自動制御を継続することができる。また、本実施例では、車速自動制御がオン状態である状況下で車両が交差点を右左折する過程でブレーキ操作により車速が交差点内又は交差点直前で一時的にゼロになった場合でも(例えば図6に示すように、歩行者の横断を待機するために交差点内で停車した場合でも)、図2のステップ82で否定判定されるので、車速自動制御が解除されず、従って、当該停車後の発進後に車速自動制御が自動的に開始され、利便性が向上する。他方、例えば図7に示すように、車速がゼロになったときの停車が交差点外での路上停車の場合には、図2のステップ82で肯定判定されるので、ユーザの意思に適合した態様で車速自動制御の解除を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、好ましい実施例として、車速自動制御実施中に、交差点時追従制御を実行しているが、交差点時追従制御を実行しない構成であってもよい。また、上述の実施例では、好ましい実施例として、車速自動制御は、先行車に対して所定の車間距離・車間時間で追従走行する追従制御(通常の追従制御)と、その一部としての交差点時追従制御とにより構成されているが、車速自動制御は、先行車の有無に関係なく所定の車速を維持するように制御する定速制御)と、その一部としての交差点時定速制御とにより構成されてもよい。この場合、交差点時定速制御は、図5と同様の態様で実行されてよい(追従加速度が、定速制御用の目標加速度に代わるだけである)。また、この場合も、交差点時定速制御が省略されてもよい。
また、上述の実施例では、好ましい実施例として、車両が交差点制御実施範囲に位置する間、原則的に(路上停車でない限り)、車速自動制御のオン状態が継続的に維持されるが、車両が交差点制御実施範囲に位置する間だけ、一時的に車速自動制御をオフにし、車両が交差点制御実施範囲から出た場合に、車速自動制御を自動的にオン(復帰)させることとしてもよい。
また、上述の実施例において、交差点を右左折する毎に車速自動制御がオフになるモードについても、選択的に設定可能とされてもよい。これは、ユーザが、交差点を右左折する毎に車速自動制御がオフになり、その都度、車速自動制御を継続的にオンにするか否かを自ら判断して操作スイッチ24の操作を行うことを好む場合もありうるからである。
また、上述の実施例では、操作スイッチ24は、車速自動制御をオンにする入力を行うためのスイッチであったが、車速自動制御をオフにする入力を行うためのスイッチを含んでよい。これは、車両が交差点制御実施範囲に位置する間、路上停車したりエンジン停止等をしたりしない限り車速自動制御をオフにできないこととすると、ユーザに不便な場合もありうるからである。
また、上述の実施例では、操作スイッチ24は、ユーザの操作(物理的な接触を必要とする操作)によりユーザの意思を入力するユーザインターフェースであるが、音声やジェスチャー等でユーザの意思を入力するユーザインターフェースが追加的若しくは代替的に用いられてもよい。
また、上述した実施例では、車両の加速度が制御目標値を表わす物理量として採用しているが、車両の速度を制御するために利用可能な物理量であれば他の物理量(例えば目標速度)が目標値として用いられてよい。
本発明による車両制御装置1の一実施例の主要構成を示す図である。 本実施例の制御ECU10により実現される主要処理の一例を示すフローチャートである。 交差点周辺の環境の一例を概略的に示す平面図であり、交差点制御実施範囲の一例を破線にて示す図である。 通常の追従制御の一例をフローチャートである。 交差点時追従制御の一例をフローチャートである。 交差点内で一時停止した車両を模式的に示す図である。 交差点外で路上停車した車両を模式的に示す図である。
符号の説明
1 車両制御装置
10 ECU
12 レーダー
14 カメラ
16 ナビゲーションシステム
18 方向指示器
22 ブレーキスイッチ
24 操作スイッチ
26 車輪速センサ
40 ブレーキ装置
42 エンジン
44 トランスミッション
50 ランプ

Claims (7)

  1. 車速を自動的に制御する車速自動制御手段と、
    前記車速自動制御手段による車速自動制御をオンさせるための入力手段とを備え、
    前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下で、車両が交差点を右左折する場合には、車速自動制御のオン状態を維持することを特徴とする、車両制御装置。
  2. 前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下でブレーキ操作があった場合には、車速自動制御をオフするが、例外的に、車速自動制御がオン状態である状況下で車両が交差点を右左折する過程でブレーキ操作があった場合には、車速自動制御のオン状態を維持する、請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下で車両が交差点を右左折する過程でブレーキ操作により車速が交差点内又は交差点直前で一時的にゼロになった場合でも、車速自動制御のオン状態を維持する、請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下では、追従走行制御または定速走行制御と、交差点を右左折するのに適した低速となるように車速を自動的に制御する交差点時減速制御とを実行し、該交差点時減速制御ついては、追従走行制御または定速走行制御の実行中に、車両が交差点を右左折する過程で割り込み式に実行する、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の車両制御装置。
  5. 車両が交差点を右左折する過程は、交差点手前での車両の方向指示器における方向指示の開始から交差点進入後の該方向指示の終了までの区間(以下、「減速支援区間」という)に対応する、請求項2〜4のうちのいずれか1項に記載の車両制御装置。
  6. 前記車速自動制御手段は、車速自動制御がオン状態である状況下で車両が前記減速支援区間内に位置する場合でも、運転継続の意思の無い停車が検出された場合には、例外的に、車速自動制御をオフにする、請求項5に記載の車両制御装置。
  7. 運転継続の意思の無い停車は、路肩又はその近傍での停車、路上駐車のための停車、及び、先行車両の停止に起因しない交差点外での停車であって且つ信号機が示す停止信号に起因しない停車、のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の車両制御装置。
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