JP2005119247A - ステープラーのステープル脚切断屑処理装置 - Google Patents

ステープラーのステープル脚切断屑処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水平状態と垂直状態の綴じ用紙を綴じられる何れの向きにも設置することが可能であり、カッタユニットによって切断された切断屑を確実に屑収容部へ誘導させる。
【解決手段】固定カッタ部材11とこの固定カッタ部材11に回動可能に支持された可動カッタ14とから構成されたカッタユニット10をステープル打出位置と該位置から後方側の退避位置との間でスライド可能に支持させ、ステープル打出位置へ進出させてステープル脚を切断させたカッタユニット10を後方の退避位置へ作動させて、この位置で切断屑をカッタユニット10に形成した開口21を経由させてカッタユニット10の下面側へ排出させて、カッタユニット10の下面側に配置したシュータ24を介して切断屑収容部23内へ誘導させる。
【選択図】図11

Description

本発明はステープラーによつて厚さの異なる被綴り材を綴る際に、この被綴り材を貫通したステープル脚を一定の長さに切断するカッタユニットを備えたステープラーに関し、特に前記カッタユニットによって切断されたステープル脚の切断屑を処理する処理装置に関する。
一般的に複数枚の綴じ用紙を綴るステープルでは綴じられる用紙の厚さに応じた脚長さのステープルが用意されており、綴られる綴じ用紙の厚さに対応した脚長さのステープルをステープラーに装填して使用するようにしている。しかしながら、綴じ用紙の厚さが頻繁に変化する場合にはいちいちステープルを装填し直すことが煩わしいため、そのステープラーによって綴じることのできる最大厚さの綴じ用紙に対応した脚長さのステープルを装填されている。このため、このステープラーによって最大厚さより薄い綴じ用紙を綴る場合には、ステープル脚の綴じ用紙の裏面側へ貫通される長さが長くなり、クリンチャ機構によってこのステープル脚が屈曲される際にステープル脚の先端が綴じ用紙を再貫通して表面側へ突出してしまう現象が発生することがある。
複写機等に内蔵されて複写された用紙を束ねて綴じ合わせするようにしたステープラーにおいては、綴じ用紙の裏面側に貫通されたステープル脚の先端部分を切断するようにしたカッタユニットを備えたステープラーが提案されている。ステープル切断機構は固定カッターとこの固定カッターに対して相対的に移動されるようにした可動カッタによって綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端部分を切断して、綴じ用紙からの貫通部分の脚部の長さが一定となるようにしている。このようなカッタユニットを備えたステープラーでは、カッタユニットによって切断された切断屑がステープラーの内部で飛散して駆動ギアやリンク等の作動機構に挟まって作動障害を発生したり、又は制御用の回路基板上へ落下して回路をショートさせて破損させるなどの問題を生じてしまうことがある。
このようなステープル脚の切断屑がステープラー内部に飛散してしまうことによって発生する障害を防止するために、ステープル脚の先端部分を切断するカッタユニットを備えたステープラーでは、カッタユニットによって切断されたステープル脚の切断屑が飛散するのを防止すると共に切断屑を所定の箇所に集積させるようにした切断屑処理装置が設けられている。従来から知られているステープル脚の切断屑処理装置は、カッタユニットの切断屑排出部にシュータを傾斜させて配置し、このシュータの下端開口部に重力によって下端開口部を閉鎖するように作動する閉鎖部材を枢着して形成している。
実公平3−25931号公報
複写機等の内部の用紙の搬送路に配置されて複写された綴じ用紙を綴じ合わせするようにした機器内蔵タイプのステープラーでは、綴じ用紙が水平状態や垂直状態で綴じ合わせを行う場合があり、このためこのような複写機等に内蔵されるようにしたステープラーでは水平又は垂直の何れの方向にも設置できることが望ましい。前述のステープル脚の切断屑処理装置では、カッタユニットの切断屑排出部に装着されるシュータがステープラーの前方に装着されており、また、シュータの下端開口部を重力作用によって閉鎖させるようにしているので、例えばこのステープラーをほぼ垂直状態の綴じ用紙を綴じ合わせするように垂直方向に向けて設置した場合には、切断屑がシュータ内へ排出されず、また下端開口部の開閉も行われないのでこのように多方向に向けての設置ができず、新たにステープラーの設計を行う必要がある。
本発明は、上記従来技術における問題点を解消して、水平状態と垂直状態の綴じ用紙を綴じられる何れの向きにも設置することが可能であり、切断屑を確実に屑収容部へ誘導させるようにしたステープル脚の切断屑処理装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るステープラーのステープル脚切断屑処理装置は、綴じ用紙に向けてステープルを打ち出す打込機構部と、該打込機構部に対して近接及び離反するように作動可能に支持されるとともに綴じ用紙を貫通したステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるクリンチャ機構部と、前記クリンチャ機構部内に形成されるとともに綴じ用紙の裏面側に突出されたステープル脚を切断するカッタユニットとを備えたステープラーであって、前記カッタユニットが固定カッタ部材とこの固定カッタ部材に回動可能に支持された可動カッタとから構成され、前記カッタユニットを打込機構部からステープルが打ち出されるステープル打出位置と該位置から後方側の退避位置との間でスライド可能に設け、ステープル打出位置へ進出させてステープル脚を切断させた後に前記カッタユニットを後方の退避位置へ作動させ、この位置で切断屑をカッタユニットに形成した開口を経由させてカッタユニットの下面側へ排出させて、カッタユニットの下面側に配置したシュータを介して屑収容部内へ誘導させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記シュータの一端側を前記カッタユニットをスライド可能に支持している支持基盤の下面側に回動可能に支持させるとともに該シュータの他端側を屑収容部内に配置させ、クリンチャ機構部の回動作動によって前記シュータの傾斜角度が大きくなるようにシュータの回動支持部側を上方へ移動させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、ステープル脚の切断屑はカッタユニットに形成された開口を経てカッタやニットの下面側に形成されているシュータへ排出され、シュータを介して屑収容部内に誘導されて屑収容部内に貯められるので、カッタユニットによって切断されたステープル脚の切断屑が、ステープラーの駆動機構等や部品の隙間に進入して駆動機構等に作動障害等が発生することが防止できる。また、ステープル脚を切断するカッタユニットをステープル打込み位置とこの位置から後方の退避位置との間でスライド移動可能に形成するとともに、カッタユニットと支持基盤に形成した開口を経由させて支持基盤の下面側へ切断屑を排出させるようにしているので、水平方向及び垂直方向に配置された綴じ用紙を綴じ合わせするようにステープラー本体を水平方向又は垂直方向に設置しても切断屑をシュータを介して釘収容部内へ誘導排出させることができ、水平方向及び垂直方向に配置された綴じ用紙を綴じ合わせするように多種の複写機等に内蔵させることが可能となる。
また、請求項2の発明は、前記シュータの一端側を前記カッタユニットをスライド可能に支持している支持基盤の下面側に回動可能に支持させるとともに該シュータの他端側を屑収容部内に配置させ、クリンチャ機構部の回動作動によって前記シュータの傾斜角度を大きくさせるようにシュータを揺動させて切断屑を屑収容部内へ排出させるようにしているので、切断屑を確実に屑収容部内へ排出させることができ、切断屑がシュータ内に止まってステープラー本体内に飛散してしまうことが無い。
水平方向又は垂直方向に配置される綴じ用紙を何れも綴じられる向きに設置することが可能であり、ステープル脚の切断屑を確実に屑収容部へ誘導させるようにするという目的を、ステープル脚を切断するカッタユニットをステープル打出位置とこの位置から後方側の退避位置との間でスライド可能に配置し、カッタユニットをステープル打出位置に配置させてステープル脚の切断を行わせた後に、カッタユニットを後方の退避位置へ移動させてこの位置で、カッタユニットの裏面側へ切断屑を排出させて、シュータによって切断屑を屑収容部へ誘導させるように構成して実現した。
以下、図に示す本発明の実施例を説明する。図1は本発明のステープル脚切断屑処理装置を実施したステープラー1を示す側面図であり、このステープラー1の外郭を形成している機枠2内には電動モータとこの電動モータによって回転駆動される駆動機構が収容されており、更に上記機枠2の下部には前記駆動機構によって駆動されてコ字形に成形されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出す打込機構部3が形成されている。この実施例によるステープラー1の打込機構部3は、互いに連結された多数の真直状のステープル材を順次打込機構3のステープル打出部へ供給し、ステープル打出部へ供給されたステープル材を成形手段によってコ字形のステープルに成形すると共に、前記ステープル打出部に形成されている打出手段によってこの成形されたステープルを打込機構部3の上方に配置された綴じ用紙の下面側から上面側へ上向きに打ち出すように構成している。更に、前記打込機構部3と対向した機枠2の上部には綴じ用紙の上面側へ貫通したステープル脚を綴じ用紙の上面に沿って折り曲げるクリンチャ機構部4が形成されている。
前記クリンチャ機構部4は機枠2に対して回動可能に支持されており、打込機構部3とクリンチャ機構部4との間に綴じ用紙が配置された後、図2に示すようにクリンチャ機構部4が打込機構部3の方向へ回動作動されて打込機構部3とクリンチャ機構部4との間で綴じ用紙を挟持するように作動される。前記クリンチャ機構部4には図3に示すように、綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の上面側に突出されたステープルSの脚と係合してこのステープル脚S1を綴じ用紙の上面に沿って屈曲させる一対の可動クリンチャ5が各々回動軸6によって支持プレート7に対して回動可能に設けられている。上記可動クリンチャ5が図3に示す待機位置から図4に示す作動位置へ回動軸6を中心として回動作動することによって綴じ用紙を貫通して上面側に突出されているステープル脚S1を綴じ用紙の上面に沿って屈曲させる。
更に、前記クリンチャ機構部4には、綴じ用紙を貫通したステープル脚S1の綴じ用紙から突出された部分の長さを一定長さにするようにステープル脚S1の先端部分を切断するカッタユニット10が形成されている。該カッタユニット10は図5に示すように、綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の上面側に突出された一対のステープル脚S1の間に配置される切断縁12が前端部に形成された板状の固定カッタ部材11と、この板状の固定カッタ部材11の上面に密着した状態で回動軸13を中心として回動可能に支持されている一対の可動カッタ14とにより構成されており、一対の各可動カッタ14の先端には前記固定カッタ部材11の切断縁12と対向した切断縁15が形成されており、各々の切断縁12、15の間に配置されたステープル脚S1を、可動カッタ14の切断縁15をステープル脚S1の外側から内側方向へ向けて作動させるように可動カッタ14を前記回動軸13を中心として回動させることによって、固定カッタ部材11の切断縁12との間でステープル脚S1の先端部分を所定の長さ切断するようにしている。
前記カッタユニット10を形成している板状の固定カッタ部材11が前記可動クリンチャ5を支持している支持プレート7の後方側に形成されている支持基盤16の上面にスライド可能に支持されており、カッタユニット10の前記切断縁12、15の部分が前記打込機構3からステープルが打ち出されるステープル打出位置に対応した位置へ進出及びこの位置から後方へ退避できるようにカッタユニット10がスライド移動できるようにされている。図3及び図5に示すように、可動クリンチャ5が待機位置に回動されている時にカッタユニット10が前方へ移動されて固定カッタ部材11と可動カッタ14の切断縁12、15が前記支持プレート7に形成された開口部8から可動クリンチャ5の回動作動領域であるステープル打出部へ進出して配置され、打込機構部3から打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープル脚S1の先端部を前記可動カッタを回転させることによって切断する。そして、ステープル脚S1を切断した後前記カッタユニット10を後方側へスライド移動させて可動クリンチャ5の作動領域から退避させるようにしており、これによって可動クリンチャ5がカッタユニット10と干渉せずに、カッタユニット10によって切断されたステープル脚S1を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させてステープル綴じを行う。
上記ステープラー1には前記カッタユニット10によってステープル脚S1を切断した際に生ずるステープル脚S1の切断屑がステープラー1内に飛散しないようにする切断屑処理装置20が形成されている。切断屑処理装置20は、前端部に切断縁12が形成されている板状の固定カッタ部材11に固定カッタ部材11の上面側から下面側へ貫通して形成された開口21と、この固定カッタ部材11をスライド可能に支持している支持基盤16に該支持基盤16の上面側から下面側へ貫通させて形成された開口22と、機枠2の側面に形成されている切断屑収容部23、及び、一端側が支持基盤16に形成された開口22と連続するように支持基盤16の下面側に配置されるとともに他端側が前記切断屑収容部23内に配置されているシュータ24によって構成されている。
前記固定カッタ部材11に形成された開口21と支持基盤16に形成された開口22とは、カッタユニット10が後方位置へスライド移動されたときに両開口21、22が整合される位置にそれぞれ形成されており、この位置にカッタユニット10が配置されたときに、カッタユニット10によって切断した切断屑を両開口21、22を経て支持基盤16の下面側へ落下排出させるようにしており、支持基盤16の開口22の下面側に連続して配置されているシュータ24を経由して切断屑収容部23へ排出される。カッタユニット10がステープル脚を切断するために前方のステープル打出位置へスライド移動されているときには両開口21、22が互いにずれた位置に配置され、切断屑は固定カッタ部材11の上面又は固定カッタ部材11に形成されている開口21内に収容されるようにしている。
前記支持基盤16の下面に配置されているシュータ24は、支持基盤16に形成された開口22の下面側を覆うように支持基盤16の裏面に装着された第1シュータ25と、一端側が前記第1シュータ25の排出口25a部分に回動可能に支持されるとともに他端側がステープラー1の機枠2の側面に形成されている切断屑収容部23内へ配置されている第2シュータ26とによって構成されており、前記クリンチャ機構部4を打込機構部3に対して離反方向に作動させることによって前記第2シュータ26の回動支持部27側を上方向に揺動させて第2シュータ26の傾斜角度を大きくさせることによって切断屑を切断屑収容部23内へ排出させるようにしている。
切断屑収容部23の下部には切断屑収容部23内に貯められた切断屑を切断屑収容部23内から排出させるためのほぼ45度の角度で傾斜された開口28が形成されており、この開口28に通常時には開口28を閉鎖させる蓋部材29が装着されている。前記切断屑収容部23の開口28に連続している内壁面23aが垂直又は水平な壁面によって形成されており、切断屑収容部23内の切断屑を排出する際に切断屑が切断屑収容部23の内壁面や開口28の縁部に止まってしまい蓋部材29と開口の縁の間に切断屑が挟まって蓋部材29が完全に閉じられずに切断屑が漏れてしまうことが防止できる。
更に、図3に示すように、前記固定カッタ部材11と可動カッタ14の各々の切断縁12、15及び固定カッタ部材11に形成されている開口21の上部を覆うようにカバー30が装着されており、固定カッタ部材11と可動カッタ14によって切断された切断屑が周囲へ飛散することを防止しており、垂直方向に配置された用紙の下端部を閉じるようにステープラー1が垂直方向に設置された場合でも、このカバー30によって切断屑を固定カッタ部材11に形成した開口21へ誘導させるようにしている。更に、固定カッタ部材11に形成されている開口21の切断縁12に近接した前方側の縁には傾斜面21aが形成されており、この傾斜面21aによって固定カッタ部材11と可動カッタ14の切断縁12、15により切断された切断屑が開口21内へ誘導されて、支持基盤16に形成した開口22を経由してシュータ24へ誘導されるようにしている。
以下、上記実施例にかかるステープル脚の切断屑処理装置20の作動を説明する。初期状態では図1に示すようにクリンチャ機構部4が打込機構部3に対して上方に作動された状態に配置されており、打込機構部3の上面とクリンチャ機構部4の下面との間に綴じ用紙を挿入できるように間隙が形成されている。また、クリンチャ機構部4の可動クリンチャ5は図3に示すように待機位置に回動作動されており、カッタユニット10は図6、図10及び図11に示すように可動カッタ14の先端に形成されている切断縁15を開脚させた状態で後方の退避位置へスライド作動されている。
前記打込機構部3とクリンチャ機構部4との間に綴じ用紙が配置されると図2に示すようにクリンチャ機構部4が打込機構部3の方向に作動されてクリンチャ機構部4と打込機構部3との間で綴じ用紙を挟持させる。これと同期して図5に示すようにカッタユニット10が前方へスライド移動されて、固定カッタ部材11と可動カッタ14の各々の切断縁12、15が打込機構部3のステープル打出部と対向した位置に配置される。この時点では可動カッタ14の切断縁15は開脚されたままであり、この後、打込機構部3によってコ字形に成形されたステープルSが打込機構部3とクリンチャ機構部4との間で挟持されている綴じ用紙に向けて打ち込まれ、一対のステープル脚S1が綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の上面側に配置されている固定カッタ部材11の先端部に形成されている切断縁12の両側に配置される。
打込機構部3によりステープルSの打込みが完了した時点で、図8に示すように、カッタユニット10の一対の可動カッタ14が回動軸13を中心として回動作動されて、これにより一対の可動カッタ14の先端に形成されている切断縁15が互いに近接する方向に作動されて、可動カッタ14の切断縁15と固定カッタ部材11の切断縁12によってステープル脚S1の先端部が切断される。上記のようにカッタユニット10の切断縁12、15がステープル打出部へ進出されている状態では、図9に示すように、固定カッタ部材11に形成されている開口21と支持基盤16に形成されている開口22とは互いにずれた位置に配置されているので、切断屑は固定カッタ部材11の開口21の前縁に形成されている傾斜面21a等に誘導されて固定カッタ部材11に形成された開口21の内部に誘導されている。
カッタユニット10によりステープル脚の先端部分の切断が終了した後に、カッタユニット10はステープル打出部と対向した位置すなわち可動クリンチャ5の作動領域から図6及び図10に示すように後方へ退避作動され、これによって可動クリンチャ5が回動できるようになり、図4に示すように回動クリンチャ5が回動軸6を中心として回動作動されて所定の長さに切断されたステープル脚を綴じ用紙の上面に沿って屈曲させて一連のステープル綴じ作動が完了する。前記可動カッタ14は、カッタユニット10が図6及び図10に示す後方の退避位置へ作動した後で先端に形成されている切断縁15が互いに離反する方向に回動軸13を中心に回動作動される。
カッタユニット10が後方の退避位置へスライド作動すると、図11に示すように、固定カッタ部材11に形成されている開口21と支持基盤16に形成されている開口22とが一致した状態になり、固定カッタ部材11の開口21内に誘導されていた切断屑が支持基盤16の開口22を経て支持基盤16の下面側に装着されている第1シュータ25を経由して第2シュータ26上へ落下される。カッタユニット10が後方の待機位置へ作動されるのと同期してステープル脚S1をクリンチさせたクリンチャ機構部4が打込機構部3から離反される上方へ回動作動される。このクリンチャ機構部4の回動によって第2シュータ26の回動支持部27が上方へ移動されて、第2シュータ26の傾斜角度が大きくなるように揺動し、第2シュータ26に落下した切断屑を切断屑収容部23内へ排出させる。
上記のように、カッタユニット10の固定カッタ部材11と可動カッタ14とによって切断された切断屑は、固定カッタ部材11の切断縁12の後方側に形成されている開口21と、カッタユニット10をスライド可能に支持している支持基盤16に形成した開口22とを経由させて支持基盤16の下面側に形成されているシュータ24上に落下されるようにされており、このシュータ24によって機枠2の側面に形成されている切断屑収容部23内に誘導されて屑収容部23内に貯められるので、カッタユニット10によって切断されたステープル脚の切断屑が、ステープラー1の駆動機構や作動部品の隙間に進入して駆動機構等に作動障害等が発生することが防止できる。
本発明のステープル脚の切断屑処理装置を実施したステープラーの側面図 クリンチャ機構部が作動した状態の図1と同じステープラーの側面図 可動クリンチャが待機位置へ作動した状態のクリンチャ機構部の斜視図 可動クリンチャが作動位置へ回動された状態のクリンチャ機構部の斜視図 ステープル打出部へ配置された状態のカッタユニットを示す斜視図 後方の退避位置へ作動された状態のカッタユニットを示す斜視図 シュータの中心線に沿った縦方向の面で切断したステープラーの断面図 ステープル脚を切断した状態のカッタユニットの平面図 図8におけるA−A線での断面図 後方の退避位置へ作動された状態のカッタユニットを示す平面図 図10におけるB−B線での断面図
符号の説明
1 ステープラー
3 ステープル打込機構部
4 クリンチャ機構部
10 カッタユニット
11 固定カッタ部材
14 可動カッタ
16 支持基盤
20 切断屑処理装置
21 開口
22 開口
23 切断屑収容部
24 シュータ


Claims (2)

  1. 綴じ用紙に向けてステープルを打ち出す打込機構部と、該打込機構部に対して近接及び離反するように作動可能に支持されるとともに綴じ用紙を貫通したステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるクリンチャ機構部と、前記クリンチャ機構部内に形成されるとともに綴じ用紙の裏面側に突出されたステープル脚を切断するカッタユニットとを備えたステープラーであって、前記カッタユニットが固定カッタ部材とこの固定カッタ部材に回動可能に支持された可動カッタとから構成され、前記カッタユニットを打込機構部からステープルが打ち出されるステープル打出位置と該位置から後方側の退避位置との間でスライド可能に設け、ステープル打出位置へ進出させてステープル脚を切断させた後に前記カッタユニットを後方の退避位置へ作動させ、この位置で切断屑をカッタユニットに形成した開口を経由させてカッタユニットの下面側へ排出させて、カッタユニットの下面側に配置したシュータを介して屑収容部内へ誘導させるようにしたことを特徴とするステープラーのステープル脚切断屑処理装置。
  2. 前記シュータの一端側を前記カッタユニットをスライド可能に支持している支持基盤の下面側に回動可能に支持させるとともに該シュータの他端側を屑収容部内に配置させ、クリンチャ機構部の回動作動によって前記シュータの傾斜角度が大きくなるようにシュータの回動支持部側を上方へ移動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のステープラーのステープル脚切断屑処理装置。

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