JP2017114678A - ステープラ、後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

ステープラ、後処理装置及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】所定量のカット針の収納を可能とし、かつ、カット針の満載を検知可能としたステープラを提供する。【解決手段】ステープラ1Rは、針が収納される針カートリッジ100Rと、針を打ち出して用紙に貫通させる針打出ユニット2Rと、用紙を貫通した針の針足をカットするカット部30Rと、用紙を貫通した針の針足を曲げて用紙を綴じる綴じユニット3Rと、カット部30Rでカットされたカット針を収納するカット針収納部6Rと、カット針収納部6Rに収納されたカット針の満載検知を行うカット針満載検知部94Rと、カット部30Rとカット針収納部6Rとを連通し、カット針収納部6Rにカット針を誘導する排出部33Rを備え、カット針収納部6Rをステープラ1Rに対して着脱可能とした。【選択図】図92

Description

本発明は、複数枚の用紙を針で綴じるステープラ、ステープラが搭載された後処理装置、後処理装置が画像形成装置に接続された画像形成システムに関する。
後処理装置に使用される電動のステープラでは、想定される最大枚数の用紙を綴じることが可能な長さの針足を有した針を収納しておき、綴じ枚数が少ない場合等は、針足をカットして綴じる技術が提案されている。
後処理装置に搭載される従来のステープラでは、カット針収納部は後処理装置側に設けられ、ステープラに設けたカット針の排出路にカット針を一時的に貯めておき、所定のタイミングでステープラをカット針収納部の位置に移動させ、ステープラからカット針収納部へカット針を排出していた(例えば、特許文献1、2参照)。
また、針を収納する針カートリッジにカット針収納部を備える技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
実開昭63−72001号 特開2006−26859号公報 特開2006−168185号公報
従来は、カット針の回収のため、ステープラを後処理装置側に設けられているカット針収納部の位置に移動させる必要があり、針で用紙を綴じる冊子の生産性が低下する。また、ステープラに設けられた排出路に一時的に貯められたカット針の本数が多いと、ステープラがカット針収納部の位置に移動していない状態で、排出路からカット針が後処理装置内に漏れる可能性があった。
針カートリッジにカット針収納部を備える構成では、カット針収納部に収納できるカット針の量が少なく、針カートリッジに収納されている針が無くなる前に、カット針収納部からカット針を回収する必要があった。また、従来、カット針収納部に収納したカット針の量が検知されず、カット針収納部に収納したカット針の量が満載になったことを検知、通知することができなかった。
本発明は、そのような課題を解決するためなされたもので、所定量のカット針の収納を可能とし、かつ、カット針の量が満載になったことを検知可能としたステープラ、ステープラが搭載された後処理装置、後処理装置が画像形成装置に接続された画像形成システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、針で用紙を綴じるステープラであって、針が収納された針カートリッジと、針カートリッジが着脱可能に取り付けられる収納部と、針を打ち出して用紙に貫通させる針打出部と、用紙を貫通した針の針足をカットするカット部と、用紙を貫通した針の針足を曲げて用紙を綴じる綴じ部と、カット部でカットされたカット針を収納するカット針収納部と、カット針収納部に収納されたカット針の量を検知するカット針量検知部と、カット部とカット針収納部とを連通し、カット針収納部にカット針を誘導する排出部を備え、カット針収納部を当該ステープラに対して着脱可能としたステープラである。
また、本発明は、針で用紙を綴じるステープラを備えて、画像の形成された用紙に後処理を施す後処理装置であって、ステープラは、針が収納された針カートリッジと、針カートリッジが着脱可能に取り付けられる収納部と、針を打ち出して用紙に貫通させる針打出部と、用紙を貫通した針の針足をカットするカット部と、用紙を貫通した針の針足を曲げて用紙を綴じる綴じ部と、カット部でカットされたカット針を収納するカット針収納部と、カット部とカット針収納部とを連通し、カット針収納部にカット針を誘導する排出部を備え、カット針収納部をステープラに対して着脱可能とし、カット針収納部に収納されたカット針の量を検知するカット針量検知部を備えた後処理装置である。
更に、本発明は、用紙に画像を形成して出力する画像形成装置と、画像形成装置に接続されて用紙に後処理を施す上述した後処理装置を備えた画像形成システムである。
本発明では、カット針がステープラに設けたカット針収納部に収納される。カット針収納部に収納されたカット針の量が検知され、カット針の量が満載になったことの検知が行われる。カット針の量が満載になったことの検知によるカット針の回収は、カット針収納部をステープラから取り外して行われる。
本発明では、カット針収納部をステープラに備えたことで、後処理装置内でのステープラの位置によらず、カット針をカット針収納部に収納することができる。これにより、カット針の回収のため、ステープラを特定の位置に移動させる動作が不要であり、針で用紙を綴じる冊子の生産性が向上する。
また、カット針収納部は、ステープラに対して着脱可能な構成としたことで、カット針の回収を、カット針収納部をステープラから取り外して行える、これにより、カット針の回収時に、カット針を後処理装置内に落とす等の不具合の発生を抑制できる。
更に、カット針収納部に収納したカット針の量が検知されることで、カット針が満載になったことを検知、通知することができる。
本実施の形態の画像形成システムの概要を示す構成図である。 本実施の形態の後処理装置の一例を示す構成図である。 針で用紙を綴じる動作の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 第1の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 カット針収納部の着脱動作を示す説明図である。 第2の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 第2の実施の形態のステープラの一例を示す背面図である。 第2の実施の形態のステープラの一例を示す上面図である 第3の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 第3の実施の形態のステープラの一例を示す上面図である。 第4の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 第4の実施の形態のステープラの一例を示す背面図である。 第3の実施の形態のステープラの一例を示す上面図である。 第5の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 第6の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 第6の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 第7の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 第7の実施の形態のステープラの一例を示す上面図である。 第8の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 本実施の形態の針カートリッジの一例を示す斜視図である。 本実施の形態のリフィルの一例を示す斜視図である。 本実施の形態のリフィルの一例を示す側断面図である。 本実施の形態のリフィルの動作例を示す動作説明図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す側断面図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す側断面図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す側断面図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す側断面図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す側断面図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す正面断面図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す斜視図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す正面断面図である。 本実施の形態のリフィルの変形例を示す斜視図である。 第9の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 第9の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第9の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第9の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第9の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第9の実施の形態のステープラの変形例を示す側断面図である。 第9の実施の形態のステープラの変形例を示す側断面図である。 第9の実施の形態のステープラの変形例を示す側断面図である。 第10の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 第10の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第10の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第10の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第10の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第10の実施の形態のステープラの変形例を示す側断面図である。 第10の実施の形態のステープラの変形例を示す側断面図である。 第10の実施の形態のステープラの変形例を示す側断面図である。 第11の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 第11の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第11の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。 第12の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 カット針収納部の一例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの変形例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの変形例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す側面図である。 第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図である。 第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す側断面図である。 第13の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 第13の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 第13の実施の形態のステープラの一例を示す要部側断面図である。 第13の実施の形態のステープラの一例を示す要部側断面図である。 第13の実施の形態のステープラの変形例を示す要部側断面図である。 第13の実施の形態のステープラの変形例を示す要部側断面図である。 第14の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 第14の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 第14の実施の形態のステープラの一例を示す要部側断面図である。 第14の実施の形態のステープラの一例を示す要部側断面図である。 第14の実施の形態のステープラの一例を示す要部側断面図である。 第14の実施の形態のステープラの変形例を示す要部側断面図である。 第14の実施の形態のステープラの変形例を示す要部側断面図である。 第14の実施の形態のステープラの変形例を示す要部側断面図である。 カット針収納部の変形例を示す斜視図である。 カット針収納部の他の変形例を示す斜視図である。 カット針収納部の他の変形例を示す側断面図である。 カット針収納部の他の変形例を示す斜視図である。 カット針収納部の他の変形例を示す斜視図である。 カット針収納部の他の変形例を示す斜視図である。 本実施の形態の後処理装置の一例を示す構成図である。 本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。 本実施の形態の後処理装置の他の変形例を示す構成図である。 本実施の形態の後処理装置の他の変形例を示す構成図である。 本実施の形態の後処理装置の他の変形例を示す構成図である。 本実施の形態のカット針収納部の変形例を示す斜視図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの一例を示す背面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの変形例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの変形例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの変形例を示す背面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの他の変形例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの他の変形例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの他の変形例を示す下面図である。 カット針満載検知を行う第1の実施の形態の他の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの一例を示す背面図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの変形例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの変形例を示す側面図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの変形例を示す背面図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う第2の実施の形態の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの一例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの一例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの一例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの一例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のカット針収納部の一例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。 光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。
以下、図面を参照して、本発明のステープラ、ステープラが搭載された後処理装置、後処理装置を備えた画像形成システムの実施の形態について説明する。
<画像形成システム及び後処理装置の構成例>
図1は、本実施の形態の画像形成システムの概要を示す構成図、図2は、本実施の形態の後処理装置の一例を示す構成図である。
本実施の形態の画像形成システム500Aは、画像形成装置501Aと、少なくとも1種類の処理が可能な後処理装置502Aを備える。画像形成装置501Aは、装置内または外部の図示しない給紙部から繰り出した用紙Pに画像を形成して出力する。画像形成装置501Aは、本例では、走査露光による静電潜像の形成、トナーによる静電潜像の現像、トナーの用紙への転写及び定着により用紙Pに画像を形成する。
本実施の形態の後処理装置502Aは、綴じ部503Aに、後述する各実施の形態のステープラ1の何れかを備える。綴じ部503Aは、画像形成装置501Aから出力された用紙Pを積載する積載部504Aを備える。
図2は、後処理装置502Aの綴じ部503Aを上側から見た図である。ステープラ1は、図2に示すように、積載部504Aに積載された用紙Pの一方の角部を綴じる第1の位置Pp1、用紙Pの辺PLに沿った任意の箇所を綴じる第2の位置Pp2、用紙Pの他方の角部を綴じる第3の位置Pp3に、図示しない移動部により移動する。本例では、第1の位置Pp1は、ホームポジション(HP)である基準位置を兼ねる。
<針で用紙を綴じる動作例>
図3は、針で用紙を綴じる動作の一例を示す説明図である。ステープルと称す針10Aは、図3(a)に示すように、針クラウン11Aの両端が一の方向に折り曲げられて、針足12Aが形成される。
針10Aは、針クラウン11Aが押圧されることで、図3(b)に示すように、針足12Aが用紙Pを貫通し、針クラウン11Aが用紙Pに接する。針足12Aが用紙Pを貫通した針10Aは、図3(c)に示すように、針足12Aを折り曲げた際に互いに重なり合う針足12Aの余剰分がカットされる。なお、針足12Aからカットされたカット針13Aを収納する構成については後述する。
針足12Aが所定の長さにカットされた針10Aは、図3(d)に示すように、用紙Pを貫通した針足12Aが折り曲げられて、用紙Pが針10Aで綴じられる。
<第1の実施の形態のステープラの構成例>
図4は、第1の実施の形態のステープラの一例を示す側面図、図5は、第1の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。
第1の実施の形態のステープラ1Aは、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Aと、針打出ユニット2Aとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Aを備える。
針打出ユニット2Aは針打出部の一例で、針10Aが収納された針収納部である針カートリッジ100Aが着脱可能に取り付けられる収納部20Aと、針カートリッジ100Aから針10Aを繰り出す繰り出し部21Aと、針10Aを用紙Pに打ち込む打出部22Aを備える。
針10Aは、本例では、直線状の複数本の針10Aが接着により一体とされた針シート101Aとして提供され、複数の針シート101Aが積載されて針カートリッジ100Aに収納される。打出部22Aは、針シート101Aの搬送方向の最先端の1本の針10Aを打ち出す動作に連動して、2本目もしくは3本目の針10Aを成形する。なお、針カートリッジ100Aは、針シート101Aが着脱可能なリフィルに収納される形態で供給されても良い。
綴じユニット3Aは綴じ部の一例で、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Aと、用紙Pを貫通し、所定の長さにカットされた針10Aの針足12Aを、用紙Pの方向へ折り曲げるクリンチャ部31Aを備える。
ステープラ1Aは、針打出ユニット2Aと綴じユニット3Aとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Aを備える。用紙挟持部4Aは、針打出ユニット2Aの打出部22Aと、綴じユニット3Aのクリンチャ部31Aが設けられたステープラ1Aの一方の側に設けられる。
後処理装置502Aでは、図1に示すように、積載部504Aで傾斜を利用して用紙Pを整列させて積載するため、ステープラ1Aは、用紙挟持部4Aにおいて用紙Pが挿抜される開口側が、上側となる向きに傾斜させて、もしくは、水平に実装される。
ステープラ1Aは、図2に示すように、綴じ位置の切り替え等で後処理装置502A内を移動することにより、向きは一定しない。そこで、用紙挟持部4Aが設けられる側をステープラ1Aの正面側とし、用紙挟持部4Aが設けられる側と反対側を背面側とする。また、綴じユニット3Aが設けられる側をステープラ1Aの上面側とし、針打出ユニット2Aが設けられる側をステープラ1Aの下面側とする。
用紙挟持部4Aは、針10Aによる用紙Pの綴じ位置が、打出部22Aとクリンチャ部31aとの間に位置できるようにするため、ステープラ1Aの正面側と、左右の両側面の3方向が開口した形状である。
ステープラ1Aは、針打出ユニット2Aの繰り出し部21A及び打出部22Aと、綴じユニット3A、綴じユニット3Aのカット部30A及びクリンチャ部31Aを駆動する駆動部5Aを備える。
駆動部5Aは、針打出ユニット2Aに設けられたモータ50Aに駆動されるカム51Aと、カム51Aの動作を各部に伝達するリンク部52Aを備える。
ステープラ1Aは、カム51Aの動作がリンク部52A等を介して綴じユニット3Aに伝達されることで、針打出ユニット2Aと綴じユニット3Aが離接する方向に相対移動する。本例は、軸32Aを支点とした回転動作で、綴じユニット3Aが針打出ユニット2Aに対して離接する方向に移動する。
ステープラ1Aは、カム51Aが一方向に回転する動作で、綴じユニット3Aが針打出ユニット2Aに近づく方向に移動して、所定のタイミングで用紙Pを用紙挟持部4Aで挟持する。また、ステープラ1Aは、カム51Aが更に一方向に回転する動作で、所定のタイミングで綴じユニット3Aが針打出ユニット2Aから離れる方向に移動して、用紙挟持部4Aでの用紙Pの挟持を解除する
また、ステープラ1Aは、カム51Aの動作がリンク部52A等を介して繰り出し部21A及び打出部22Aに伝達され、カム51Aが1方向に回転する動作で、針カートリッジ100Aに収納された針10Aを繰り出し部21Aにより繰り出し、繰り出された針10Aの最先端の1本を、用紙挟持部4Aで挟持された用紙Pに打出部22Aで打ち込んで、針10Aの針足12Aを用紙Pに貫通させる。また、2本目もしくは3本目の針10Aを成形する。
更に、ステープラ1Aは、カム51Aの動作がリンク部52A等を介してカット部30A及びクリンチャ部31Aに伝達され、カム51Aが一方向に回転する動作で、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aをカット部30Aで所定の長さでカットし、所定の長さにカットされた針10Aの針足12Aをクリンチャ部31Aで折り曲げる。
ステープラ1Aは、カット部30Aでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Aを備える。カット針収納部6Aは、用紙挟持部4Aが設けられた側と反対のステープラ1Aの背面側に、ステープラ1Aに対して着脱可能に取り付けられる。
カット針収納部6Aは、2本の回収路60A、60Aを備え、ステープラ1Aに取り付けられると、収納部20Aに着脱される針カートリッジ100Aの着脱経路を塞がないように、2本の回収路60A、60Aが収納部20Aの両側に配置される。
カット針収納部6Aは、針カートリッジ100Aに収納可能な本数の針10Aの針足12Aを最大の長さでカットした場合においても、全てのカット針13Aを収納可能な大きさを有する。
また、カット針収納部6Aは、後処理装置502A内におけるステープラ1Aの位置によらず、カット針収納部6Aの本体部分が、回収路60Aあるいは回収路60Aの一方あるいは両方より下側に位置するように構成される。
ステープラ1Aは、カット部30Aでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Aに誘導する排出路33Aを綴じユニット3Aに備える。排出路33Aは、収納部20Aに着脱される針カートリッジ100Aの着脱経路を塞がないように、本例では、カット部30Aに連通した1本の排出路33Aが2本の排出路33A、33Aに分かれて、収納部20Aの左右両側に配置される。
ステープラ1Aは、一方の排出路33Aの排出口34Aと、カット針収納部6Aの一方の回収路60Aの回収口61Aが連通し、他方の排出路33Aの排出口34Aと、カット針収納部6Aの他方の回収路60Aの回収口61Aが連通する。
これにより、カット部30Aから一方の排出路33Aを通るカット針13Aが、回収口61Aから回収路60Aを通りカット針収納部6Aに収納される。また、カット部30Aから他方の排出路33Aを通るカット針13Aが、回収口61Aから回収路60Aを通りカット針収納部6Aに収納される。
排出路33Aは、後処理装置502A内におけるステープラ1Aの位置によらず、排出路33Aと排出路33Aの少なくとも一方が、カット部30Aより排出口34A、34Aが低くなるように構成される。
排出路33A(33A、33A)は、綴じユニット3Aに設けられることで、軸32Aを支点とした綴じユニット3Aの回転動作で移動する。これに対し、カット針収納部6Aは、針打出ユニット2Aに取り付けられることで、綴じユニット3Aに対して移動しない。
そこで、一方の排出路33Aの排出口34A及び他方の排出路33Aの排出口34Aを、軸32Aの近傍に配置して、軸32Aを支点とした綴じユニット3Aの回転動作での排出口34A、34Aの移動量を少なく抑える。
また、カット針収納部6Aの一方の回収口61Aに、一方の排出路33Aの排出口34Aが入り込む形態とし、かつ、回収口61Aの開口の範囲内で排出口34Aが移動できる構成とする。同様に、カット針収納部6Aの他方の回収口61Aに、他方の排出路33Aの排出口34Aが入り込む形態とし、かつ、回収口61Aの開口の範囲内で排出口34Aが移動できる構成とする。
<第1の実施の形態のステープラの作用効果例>
後処理装置に搭載される従来のステープラでは、カット針収納部は後処理装置側に設けられ、ステープラに設けたカット針の排出路にカット針を一時的に貯めておき、所定のタイミングでステープラをカット針収納部の位置に移動させ、ステープラからカット針収納部へカット針を排出していた。
このように、従来は、カット針の回収のため、ステープラを後処理装置側に設けられているカット針収納部の位置に移動させる必要があり、針で用紙を綴じる冊子の生産性が低下する。また、ステープラに設けられた排出路に一時的に貯められたカット針の本数が多いと、ステープラがカット針収納部の位置に移動していない状態で、排出路からカット針が後処理装置内に漏れる可能性があった。
これに対し、第1の実施の形態のステープラ1Aでは、カット針収納部6Aをステープラ1Aに備えたことで、後処理装置502A内でのステープラ1Aの位置によらず、カット針13Aをカット針収納部6Aに収納することができる。これにより、カット針の回収のため、ステープラ1Aを特定の位置に移動させる動作が不要であり、針で用紙を綴じる冊子の生産性が向上する。
また、カット針収納部6Aは、針カートリッジ100Aに収納可能な本数の針10Aの針足12Aを最大の長さでカットした場合においても、全てのカット針13Aを収納可能な大きさで、十分な容量を持つので、針10Aを補充するタイミングまで、カット針13Aの回収を行う必要がない。これにより、ステープラ1Aからカット針13Aを回収する回数を減らすことができ、カット針13Aの回収のために画像形成システム500Aの動作を停止させる回数を減らすことができるので、針で用紙を綴じる冊子の生産性が向上する。
図6は、カット針収納部の着脱動作を示す説明図である。カット針収納部6Aは、ステープラ1Aに対して着脱可能な構成としたことで、カット針13Aの回収を、カット針収納部6Aをステープラ1Aから取り外して行える、これにより、カット針13Aの回収時に、カット針13Aを後処理装置502A内にこぼれ落とす等の不具合の発生を抑制できる。
カット針収納部6Aの着脱は、本例では、図2に示す第1の位置Pp1にステープラ1Aを移動させ、扉505Aを開くことで行われる。また、カット針13Aの回収は、カット針収納部6Aの回収口61A、61Aから、または、図示しない開閉可能な排出口から行われる。また、カット針収納部6A自体を交換しても良い。
ステープラ1Aでは、カット針収納部6Aを取り付けた状態で、針カートリッジ100Aの着脱が可能である。これにより、図2に示す第1の位置Pp1にステープラ1Aを移動させ、扉505Aを開くことで、カット針収納部6Aを取り外すことなく、針カートリッジ100Aを着脱して、針10Aの補充等を行うことができる。
また、カット針収納部6Aは、ステープラ1Aの背面側に取り付けられるので、カット針収納部6Aの容量を増やしても、針カートリッジ100Aの大きさに制約を及ぼすことが抑制され、カット針収納部6Aを備えていない構成と比較して、針10Aの収納本数を維持あるいは増加させることができる。
なお、図2に示すように、ステープラ1Aを所定の綴じ位置に移動させる動作で、ステープラ1Aが往復移動することにより、カット針収納部6Aに収納されたカット針13Aには、左右方向の力が掛かる。これにより、カット針収納部6A内で、カット針13Aの片寄りを抑制して、カット針13Aを略均等な高さに均して収納できる。
収納されているカット針13Aが片寄ることにより嵩が増えると、カット針13Aが満杯であると誤検知される可能性がある。カット針13Aの満載検知で処理を停止する構成では、カット針収納部6Aにまだ残容量があっても、カット針13Aを収納することができず、カット針収納部6Aを有効に使用できない。これに対し、カット針13Aの片寄りを抑制して、カット針13Aを略均等な高さに均して収納できることで、収納されているカット針13Aの片寄りに起因する誤検知等を抑制することができ、カット針収納部6Aを有効に使用することができる。
後処理装置502Aに搭載されたステープラ1Aは、図1に示すように、用紙挟持部4A側が上向きとなるように傾斜し、かつ、図2に示すように、綴じ位置に合わせて移動する。このため、ステープラ1Aの位置により、排出路33Aと排出路33Aの傾斜、排出路33Aと排出路33Aとの間の高さ、カット針収納部6Aの傾斜、回収路60Aと回収路60Aとの間の高さが変化する。
そこで、ステープラ1Aは、図2に示す第1の位置Pp1、第2の位置Pp2あるいは第3の位置Pp3の何れに移動しても、排出路33Aと排出路33Aの少なくとも一方が、カット部30Aより排出口34A、34Aが低くなるように構成される。また、カット針収納部6Aは、後処理装置502A内におけるステープラ1Aの位置によらず、カット針収納部6Aの本体部分が、回収路60Aあるいは回収路60Aの一方あるいは両方より下側に位置するように構成される。
これにより、ステープラ1Aが綴じ動作で第1の位置Pp1、第2の位置Pp2あるいは第3の位置Pp3の何れに移動しても、カット部30Aでカットされたカット針13Aが、カット部30Aと、排出路33A及び排出路33Aに滞留することを抑制できる。また、排出路33A及び排出路33Aから排出されたカット針13Aが、回収路60A及び回収路60Aに滞留することを抑制できる。よって、カット部30Aでカットされたカット針13Aを、カット針収納部6Aに収納できる。
ステープラ1Aで用紙Pを綴じる動作では、軸32Aを支点とした回転動作で綴じユニット3Aが移動することで、排出路33A及び排出路33Aが移動する。排出路の排出口の移動量が大きくなると、排出口が連結されるカット針収納部の回収口が、排出口の移動範囲に合わせた大きさとする必要があるので、ステープラが大型化する。
これに対し、一方の排出路33Aの排出口34A及び他方の排出路33Aの排出口34Aを、軸32Aの近傍に配置することで、排出口34A及び排出口34Aの移動量を少なく抑えることができ、ステープラ1Aの小型化を図ることができる。
また、カット針収納部6Aの一方の回収口61Aに、一方の排出路33Aの排出口34Aが入り込む形態とし、かつ、回収口61Aの開口の範囲内で排出口34Aが移動できる構成とした。同様に、カット針収納部6Aの他方の回収口61Aに、他方の排出路33Aの排出口34Aが入り込む形態とし、かつ、回収口61Aの開口の範囲内で排出口34Aが移動できる構成とした。これにより、カット針収納部6Aと排出路33Aとの連結部分でのカット針13Aの外部への漏れを抑制することができる。
<第2の実施の形態のステープラの構成例>
図7は、第2の実施の形態のステープラの一例を示す側面図、図8は、第2の実施の形態のステープラの一例を示す背面図、図9は、第2の実施の形態のステープラの一例を示す上面図である。
第2の実施の形態のステープラ1Bは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Bと、針打出ユニット2Bとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Bを備える。
ステープラ1Bは、針打出ユニット2Bと綴じユニット3Bとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Bを備える。ステープラ1Bは、軸32Bを支点とした回転動作で、綴じユニット3Bが針打出ユニット2Bに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Bで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Bは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Bと、カット部30Bでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Bと、カット部30Bでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Bに誘導する排出路33Bを備える。なお、第2の実施の形態のステープラ1Bにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Bは、ステープラ1Bの背面側に、ステープラ1Bに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Bは、ステープラ1Bに取り付けられると、図8に示すように、収納部20Bに着脱される針カートリッジ100Bの着脱経路を塞ぐ形状を有する。
図9に示すように、排出路33Bは、綴じユニット3Bに設けられ、カット部30Bと連通する。排出路33Bは、収納部20Bに着脱される針カートリッジ100Bの着脱経路を塞がないように、カット部30Bに連通した1本の排出路33Bが2本の排出路33B、33Bに分かれて、収納部20Bの左右両側に配置される。
ステープラ1Bは、一方の排出路33Bの排出口34Bと、カット針収納部6Bの一方の回収口61Bが連通し、他方の排出路33Bの排出口34Bと、カット針収納部6Bの他方の回収口61Bが連通する。
これにより、カット部30Bから一方の排出路33Bを通るカット針13Aが、回収口61Bからカット針収納部6Bに収納される。また、カット部30Bから他方の排出路33Bを通るカット針13Aが、回収口61Bからカット針収納部6Bに収納される。
排出路33Bは、後処理装置502A内におけるステープラ1Bの位置によらず、排出路33Bと排出路33Bの少なくとも一方が、カット部30Bより排出口34B、34Bが低くなるように構成される。これにより、カット部30Bでカットされたカット針13Aが、カット部30Bと、排出路33B及び排出路33Bに滞留することが抑制され、カット針収納部6Bに収納されるように構成される。
排出路33Bは、一方の排出路33Bの排出口34B及び他方の排出路33Bの排出口34Bを、軸32Bの近傍に配置する。これにより、軸32B支点とした綴じユニット3Bの回転動作での排出口34B、34Bの移動量が少なく抑えられ、ステープラ1Bの小型化を図ることができる。
また、カット針収納部6Bの一方の回収口61Bに、一方の排出路33Bの排出口34Bが入り込む形態とし、かつ、回収口61Bの開口の範囲内で排出口34Bが移動できる構成とする。同様に、カット針収納部6Bの他方の回収口61Bに、他方の排出路33Bの排出口34Bが入り込む形態とし、かつ、回収口61Bの開口の範囲内で排出口34Bが移動できる構成とする。これにより、カット針収納部6Bと排出路33Bとの連結部分でのカット針13Aの外部への漏れを抑制することができる。
<第2の実施の形態のステープラの作用効果例>
第2の実施の形態のステープラ1Bでは、針カートリッジ100Bの着脱が、カット針収納部6Bをステープラ1Bから取り外した状態で行われる。これにより、針10Aの補充等を行う際に、カット針収納部6Bを着脱する操作が必須となり、カット針13Aの回収を、針10Aが無くなって針10Aの補充のタイミングで確実に行わせることができる。
<第3の実施の形態のステープラの構成例>
図10は、第3の実施の形態のステープラの一例を示す側面図、図11は、第3の実施の形態のステープラの一例を示す上面図である。
第3の実施の形態のステープラ1Cは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Cと、針打出ユニット2Cとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Cを備える。
ステープラ1Cは、針打出ユニット2Cと綴じユニット3Cとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Cを備える。ステープラ1Cは、軸32Cを支点とした回転動作で、綴じユニット3Cが針打出ユニット2Cに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Cで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Cは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Cと、カット部30Cでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Cと、カット部30Cでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Cに誘導する排出路33Cを備える。なお、第3の実施の形態のステープラ1Cにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Cは、ステープラ1Cの上面側に、ステープラ1Cに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Cは、綴じユニット3Cに着脱可能に取り付けられる構成でも良く、針打出ユニット2Cに着脱可能に取り付けられる構成でも良い。また、カット針収納部6Cは、針カートリッジ100Cに取り付けられる構成でも良く、針カートリッジ100Cの着脱で、カット針収納部6Cをステープラ1Cから着脱する構成としても良い。
排出路33Cは、綴じユニット3Cに設けられ、カット部30Cと連通すると共に、排出口34Cとカット針収納部6Cの回収口61Cが連通する。これにより、カット部30Cから排出路33Cを通るカット針13Aが、回収口61Cからカット針収納部6Cに収納される。
<第3の実施の形態のステープラの作用効果例>
ステープラ1Cは、図1に示すように、後処理装置502Aに傾斜した状態で実装されるので、図2に示す第1の位置Pp1にステープラ1Aを移動させ、扉505Aを開くと、ステープラ1Cの上面が扉505Aの開口側に向き、ステープラ1Cの上面に設けたカット針収納部6Cの視認が容易である。これにより、カット針収納部6Cの全体、あるいは、少なくとも上面を透明な構成として、内部を視認できるようにすることで、収納されているカット針13Aの量を容易に確認できる。
<第4の実施の形態のステープラの構成例>
図12は、第4の実施の形態のステープラの一例を示す側面図、図13は、第4の実施の形態のステープラの一例を示す背面図、図14は、第3の実施の形態のステープラの一例を示す上面図である。
第4の実施の形態のステープラ1Dは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Dと、針打出ユニット2Dとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Dを備える。
ステープラ1Dは、針打出ユニット2Dと綴じユニット3Dとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Dを備える。ステープラ1Dは、軸32Dを支点とした回転動作で、綴じユニット3Dが針打出ユニット2Dに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Dで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Dは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Dと、カット部30Dでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Dと、カット部30Dでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Dに誘導する排出路33Dを備える。なお、第4の実施の形態のステープラ1Dにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Dは、ステープラ1Dの下面側に、ステープラ1Dに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Dは、本例では、針打出ユニット2Dに取り付けられる。
排出路33Dは、綴じユニット3Dに設けられ、カット部30Dと連通する。排出路33Dは、収納部20Dに着脱される針カートリッジ100Dの着脱経路を塞がないように、カット部30Dに連通した1本の排出路33Dが2本の排出路33D、33Dに分かれて、収納部20Dの左右両側に配置される。排出路33Dは、2本の排出路33D、33Dが、ステープラ1Dの上面から背面を通り、下面側へと延在する。
ステープラ1Dは、一方の排出路33Dの排出口34Dと、カット針収納部6Dの一方の回収口61Dが連通し、他方の排出路33Dの排出口34Dと、カット針収納部6Dの他方の回収口61Dが連通する。
これにより、カット部30Dから一方の排出路33Dを通るカット針13Aが、回収口61Dからカット針収納部6Dに収納される。また、カット部30Dから他方の排出路33Dを通るカット針13Aが、回収口61Dからカット針収納部6Dに収納される。
<第4の実施の形態のステープラの作用効果例>
ステープラ1Dの下面側は、針カートリッジ100Dの着脱経路から外れ、また、可動部位も設けられていない。これより、ステープラ1Dの下面全体を覆うような形状でカット針収納部6Dを構成することができ、カット針収納部6Dの大容量化が容易である。
<第5の実施の形態のステープラの構成例>
図15は、第5の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。
第5の実施の形態のステープラ1Eは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Eと、針打出ユニット2Eとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Eを備える。
ステープラ1Eは、針打出ユニット2Eと綴じユニット3Eとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Eを備える。ステープラ1Eは、軸32Eを支点とした回転動作で、綴じユニット3Eが針打出ユニット2Eに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Eで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Eは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Eと、カット部30Eでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Eと、カット部30Eでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Eに誘導する排出路33Eを備える。なお、第4の実施の形態のステープラ1Eにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Eは、ステープラ1Eの正面側に、ステープラ1Eに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Eは、本例では、針打出ユニット2Eに取り付けられる。
排出路33Eは、カット部30Eと連通すると共に、ステープラ1Eの側面を通り、排出路33Eの排出口34Eと、カット針収納部6Eの回収口61Eが連通する。これにより、カット部30Eから排出路33Eを通るカット針13Aが、回収口61Eからカット針収納部6Eに収納される。
<第5の実施の形態のステープラの作用効果例>
図1に示す後処理装置502Aの積載部504Aを構成する用紙ガイド506Aの下側は、従来、空間である。そこで、ステープラ1Eの正面にカット針収納部6Eを備えることで、従来使用されていない空間を利用して、ステープラ1Eにカット針収納部6Eを備えることができ、カット針収納部6Eを設けるための装置の大型化を抑制することができる。
<第6の実施の形態のステープラの構成例>
図16及び図17は、第6の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。
第6の実施の形態のステープラ1Fは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Fと、針打出ユニット2Fとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Fを備える。
ステープラ1Fは、針打出ユニット2Fと綴じユニット3Fとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Fを備える。ステープラ1Fは、軸32Fを支点とした回転動作で、綴じユニット3Fが針打出ユニット2Fに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Fで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Fは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Fと、カット部30Fでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Fと、カット部30Fでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Fに誘導する排出路33Fを備える。なお、第6の実施の形態のステープラ1Fにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Fは、ステープラ1Fの背面側に、ステープラ1Fに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Fは、ステープラ1Fに取り付けられると、2本の回収路60F、60Fが収納部20Fの両側に配置される。
排出路33Fは、綴じユニット3Fに設けられ、カット部30Fと連通する。排出路33Fは、収納部20Fに着脱される針カートリッジ100Fの着脱経路を塞がないように、カット部30Fに連通した1本の排出路33Fが2本の排出路33F、33Fに分かれて、収納部20Fの左右両側に配置される。
ステープラ1Fは、一方の排出路33Fの排出口34Fと、カット針収納部6Bの一方の回収口61Fが連通し、他方の排出路33Fの排出口34Fと、カット針収納部6Fの他方の回収口61Fが連通する。
これにより、カット部30Fから一方の排出路33Fを通るカット針13Aが、回収口61Fからカット針収納部6Fに収納される。また、カット部30Fから他方の排出路33Fを通るカット針13Aが、回収口61Fからカット針収納部6Fに収納される。
カット針収納部6Fは、針カートリッジ100Fと嵌合する嵌合部62Fを備える。嵌合部62Fは、一方の回収路60Fと他方の回収路60Fの間に延在し、収納部20Fに着脱される針カートリッジ100Fの着脱経路を塞ぐ位置に設けられる。ステープラ1Fの収納部20Fに針カートリッジ10Fを取り付けた状態で、カット針収納部6Fが取り付けられると、嵌合部62Fが針カートリッジ100Fのハンドル部102Fに設けた被嵌合部103Fに嵌合する。
<第6の実施の形態のステープラの作用効果例>
第6の実施の形態のステープラ1Fは、カット針収納部6Fが取り付けられた状態では、嵌合部62Fが針カートリッジ100Fのハンドル部102Fに設けた被嵌合部103Fに嵌合することで、針カートリッジ100Fの着脱が規制される。よって、図17に示すように、針カートリッジ100Fの着脱が、カット針収納部6Fをステープラ1Fから取り外した状態で行われる。これにより、針10Aの補充等を行う際に、カット針収納部6Fを着脱する操作が必須となり、カット針13Aの回収を、針10Aが無くなって針10Aの補充のタイミングで確実に行わせることができる。
<第7の実施の形態のステープラの構成例>
図18は、第7の実施の形態のステープラの一例を示す側面図、図19は、第7の実施の形態のステープラの一例を示す上面図である。
第7の実施の形態のステープラ1Gは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Gと、針打出ユニット2Gとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Gを備える。
ステープラ1Gは、針打出ユニット2Gと綴じユニット3Gとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Gを備える。ステープラ1Gは、軸32Gを支点とした回転動作で、綴じユニット3Gが針打出ユニット2Gに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Gで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Gは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Gと、カット部30Gでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Gと、カット部30Gでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Gに誘導する排出路33Gを備える。なお、第3の実施の形態のステープラ1Gにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Gは、針カートリッジ100Gに設けられ、収納部20Gに対する針カートリッジ100Gの着脱で、カット針収納部6Gがステープラ1Gから着脱される。カット針収納部6Gは、針カートリッジ100Gを着脱する際に使用されるハンドル部102Gに設けられ、カット針収納部6Gがハンドル部102Gを兼ねる。
排出路33Gは、綴じユニット3Gに設けられ、カット部30Gと連通すると共に、排出口34Gとカット針収納部6Gの回収口61Gが連通する。これにより、カット部30Gから排出路33Gを通るカット針13Aが、回収口61Gからカット針収納部6Gに収納される。
<第7の実施の形態のステープラの作用効果例>
第7の実施の形態のステープラ1Gでは、針10Aの補充等を行う際に、針カートリッジ100Gを着脱する操作で、カット針収納部6Gが共に着脱される。これにより、カット針13Aの回収を、針10Aが無くなって針10Aの補充のタイミングで確実に行わせることができる。また、カット針収納部6Gがハンドル部102Gを兼ねることで、新たにカット針収納部6Gを設ける空間が不要であり、ステープラ1Gの大型化を抑制することができる。また、カット針収納部6Gの全体、あるいは、少なくとも上面を透明な構成として、内部を視認できるようにすることで、収納されているカット針13Aの量を容易に確認できる。
<第8の実施の形態のステープラの構成例>
図20は、第8の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図、図21は、第8の実施の形態のステープラに取り付けられる本実施の形態の針カートリッジの一例を示す斜視図である。また、図22は、本実施の形態の針カートリッジに取り付けられるリフィルの一例を示す斜視図、図23は、本実施の形態のリフィルの一例を示す側断面図である。更に、図24は、本実施の形態のリフィルの動作例を示す動作説明図である。
第8の実施の形態のステープラ1Hは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Hと、針打出ユニット2Hとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Hを備える。
ステープラ1Hは、針打出ユニット2Hと綴じユニット3Hとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Hを備える。ステープラ1Hは、軸32Hを支点とした回転動作で、綴じユニット3Hが針打出ユニット2Hに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Hで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Hは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Hと、カット部30Hでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Haと、カット部30Hでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Haに誘導する排出路33Hを備える。なお、第8の実施の形態のステープラ1Hにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Haは、ステープラ1Hの上面側に、ステープラ1Hに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Haは、本例では、針カートリッジ100Hに取り付けられ、針カートリッジ100Hの着脱で、カット針収納部6Haがステープラ1Hから着脱される。
排出路33Hは、綴じユニット3Hに設けられ、カット部30Hと連通すると共に、カット針収納部6Haの回収口61Haと連通する。これにより、カット部30Hから排出路33Hを通るカット針13Aが、回収口61Haからカット針収納部6Haに収納される。
針カートリッジ100Hは、針シート101Aが収納されるリフィル104Haが着脱可能に構成され、リフィル104Haにカット針収納部6Haを備える。リフィル104Haは、針シート101Aが繰り出し可能に収納される針収納部105Haを備え、針収納部105Haと仕切り106Haで仕切られてカット針収納部6Haが形成される。
針収納部105Haは、針シート101Aを積載方向に沿って押圧する針シート押さえ107Ha及びバネ108Haを備える。カット針収納部6Haは、リフィル104Haの上面に回収口61Haが設けられ、回収口61Haを開閉する蓋部63Haを備える。蓋部63Haは、バネ64Haで回収口61Haを閉じる方向に付勢される。
これにより、図21等に示すように、針カートリッジ100Hがステープラ1Hに取り付けられていない状態では、回収口61Haが蓋部63Haで閉じられる。よって、針カートリッジ100Hをステープラ1Hから取り外した状態では、収納したカット針13Aが不用意に外部に排出されることが抑制される。
これに対し、図20に示すように、針カートリッジ100Hがステープラ1Hに取り付けられると、排出路33Hに押されて蓋部63Haが開き、排出路33Hとカット針収納部6Haが連通する。よって、針カートリッジ100Hをステープラ1Hに取り付ける動作で、蓋部63Haを開くことができ、蓋63Haを開けるためだけに別の操作を行う必要が無い。従って蓋部63Haの開け忘れを抑制できる。
カット針収納部6Haは、リフィル104Haの上面全体を開閉可能とした回収蓋部65Haが設けられる。回収蓋部65Haは、本例では、軸66Haを支点とした回転動作でカット針収納部6Haを開閉する。これにより、針カートリッジ100Hをステープラ1Hから取り外した状態、必要に応じてリフィル104Haを針カートリッジ100Hから取り外した状態で、回収蓋部65Haを開けることで、カット針収納部6Haに収納したカット針13Aを排出することができる。なお、針10Aの補充でリフィル104Hごと交換する構成では、回収蓋部65Haを設けなくてもよい。
<第8の実施の形態のステープラの作用効果例>
第8の実施の形態のステープラ1Hでは、針10Aの補充等を行う際に、針カートリッジ100Hを着脱する操作で、カット針収納部6Haが共に着脱される。これにより、カット針13Aの回収を、針10Aが無くなって針10Aの補充のタイミングで確実に行わせることができる。また、針カートリッジ100Hをステープラ1Hに取り付ける操作で、カット針収納部6Haが共に取り付けられるので、カット針収納部6Haの装着を忘れることを抑制できる。
<本実施の形態のリフィルの変形例>
図25は、本実施の形態のリフィルの変形例を示す側断面図である。リフィル104Hbは、直線状の複数本の針10Aが接着により一体とされた針シートが巻かれた針ロールシート101Bが針収納部105Hbに収納される。リフィル104Hbは、針収納部105Hbの上側に、カット針13Aが収納可能な空間を設けてカット針収納部6Hbが形成される。
カット針収納部6Hbは、リフィル104Hbの上面に回収口61Hbが設けられ、回収口61Hbを開閉する蓋部63Hbを備える。蓋部63Hbは、図示しないバネで回収口61Hbを閉じる方向に付勢される。
カット針収納部6Hbは、リフィル104Hbの上面全体を開閉可能とした回収蓋部65Hbが設けられる。回収蓋部65Hbは、本例では、軸66Hbを支点とした回転動作でカット針収納部6Hbを開閉する。
図26及び図27は、本実施の形態のリフィルの変形例を示す側断面図で、カット針収納部をリフィルの正面側に設けた例である。図26に示すリフィル6Haは、針シート101Aが収納される針収納部105Haの正面側に、カット針13Aが収納可能な空間を設けてカット針収納部6Haが形成される。
リフィル104Haは、カット針収納部6Haの上面に回収口61Haが設けられ、回収口61Haを開閉する蓋部63Haを備える。蓋部63Haは、図示しないバネで回収口61Haを閉じる方向に付勢される。
リフィル104Haは、カット針収納部6Haの上面全体を開閉可能とした回収蓋部65Haが設けられる。回収蓋部65Haは、本例では、軸66Haを支点とした回転動作でカット針収納部6Haを開閉する。
図27に示すリフィル6Hbは、針シートロール101Bが収納される針収納部105Hbの正面側に、カット針13Aが収納可能な空間を設けてカット針収納部6Hbが形成される。
リフィル104Hbは、カット針収納部6Hbの上面に回収口61Hbが設けられ、回収口61Hbを開閉する蓋部63Hbを備える。蓋部63Hbは、図示しないバネで回収口61Hbを閉じる方向に付勢される。
リフィル104Hbは、カット針収納部6Hbの上面全体を開閉可能とした回収蓋部65Hbが設けられる。回収蓋部65Hbは、本例では、軸66Hbを支点とした回転動作でカット針収納部6Hbを開閉する。
図28及び図29は、本実施の形態のリフィルの変形例を示す側断面図で、カット針収納部をリフィルの背面側に設けた例である。図28に示すリフィル6Haは、針シート101Aが収納される針収納部105Haの背面側に、カット針13Aが収納可能な空間を設けてカット針収納部6Haが形成される。
リフィル104Haは、カット針収納部6Haの上面に回収口61Haが設けられ、回収口61Haを開閉する蓋部63Haを備える。蓋部63Haは、図示しないバネで回収口61Haを閉じる方向に付勢される。
リフィル104Haは、カット針収納部6Haの上面全体を開閉可能とした回収蓋部65Haが設けられる。回収蓋部65Haは、本例では、軸66Haを支点とした回転動作でカット針収納部6Haを開閉する。
図29に示すリフィル6Hbは、針シートロール101Bが収納される針収納部105Hbの背面側に、カット針13Aが収納可能な空間を設けてカット針収納部6Hbが形成される。
リフィル104Hbは、カット針収納部6Hbの上面に回収口61Hbが設けられ、回収口61Hbを開閉する蓋部63Hbを備える。蓋部63Hbは、図示しないバネで回収口61Hbを閉じる方向に付勢される。
リフィル104Hbは、カット針収納部6Hbの上面全体を開閉可能とした回収蓋部65Hbが設けられる。回収蓋部65Hbは、本例では、軸66Hbを支点とした回転動作でカット針収納部6Hbを開閉する。
図30は、本実施の形態のリフィルの変形例を示す正面断面図、図31は、本実施の形態のリフィルの変形例を示す斜視図で、カット針収納部をリフィルの下面側に設けた例である。リフィル6Hは、針シート101Aが収納される針収納部105Haまたは針シートロール101Bが収納される針収納部105Hbの下面側に、カット針13Aが収納可能な空間を設けてカット針収納部6Hが形成される。また、針収納部105Haまたは針収納部105Hbの両側方に、カット針収納部6Hに連通した回収路60HL4、60HR4を備える。
リフィル104Hは、一方の回収路60HL4及び他方の回収路60HR4の上面に回収口61Hが設けられ、回収口61Hを開閉する蓋部63Hを備える。蓋部63Hは、バネ64Hで回収口61Hを閉じる方向に付勢される。
リフィル104Hは、一方の回収路60HL4及び他方の回収路60HR4の上面全体を開閉可能とした回収蓋部65Hが設けられる。回収蓋部65Hは、本例では、軸66Hを支点とした回転動作でカット針収納部6Hを開閉する。
図32は、本実施の形態のリフィルの変形例を示す正面断面図、図33は、本実施の形態のリフィルの変形例を示す斜視図で、カット針収納部をリフィルの側面に設けた例である。リフィル6Hは、針シート101Aが収納される針収納部105Haまたは針シートロール101Bが収納される針収納部105Hbの両側面に、カット針13Aが収納可能な空間を設けてカット針収納部6HL5、6HR5が形成される。
リフィル104Hは、一方のカット針収納部6HL5及び他方のカット針収納部6HR5の上面に回収口61Hが設けられ、回収口61Hを開閉する蓋部63Hを備える。蓋部63Hは、バネ64Hで回収口61Hを閉じる方向に付勢される。
リフィル104Hは、一方のカット針収納部6HL5及び他方のカット針収納部6HR5の上面全体を開閉可能とした回収蓋部65Hが設けられる。回収蓋部65Hは、本例では、軸66Hを支点とした回転動作でカット針収納部6HL5、6HR5を開閉する。
<第9の実施の形態のステープラの構成例>
図34は、第9の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図、図35〜図38は、第9の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。
第9の実施の形態のステープラ1Jは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Jと、針打出ユニット2Jとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Jを備える。
ステープラ1Jは、針打出ユニット2Jと綴じユニット3Jとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Jを備える。ステープラ1Jは、軸32Jを支点とした回転動作で、綴じユニット3Jが針打出ユニット2Jに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Jで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Jは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Jと、カット部30Jでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Jaと、カット部30Jでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Jaに誘導する排出路33Jを備える。なお、第9の実施の形態のステープラ1Jにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Jaは、ステープラ1Jに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Jaは、本例では、針カートリッジ100Jに取り付けられ、針カートリッジ100Jの着脱で、カット針収納部6Jaがステープラ1Jから着脱される。
排出路33Jは、綴じユニット3Jに設けられ、カット部30Jと連通すると共に、排出口34Jaがカット針収納部6Jaの回収口61Jaと連通する。これにより、カット部30Jから排出路33Jを通るカット針13Aが、回収口61Jaからカット針収納部6Jaに収納される。
針カートリッジ100Jは、カット針収納部6Jaが上下方向に昇降可能に取り付けられる。カット針収納部6Jaは、バネ67Jaで針カートリッジ100Jに吊下され、収納されるカット針13Aの量の変化による重量の変化で昇降する。
カット針収納部6Jaは、下部に嵌合部68Jを備える。嵌合部68Jaは、針カートリッジ100Jをステープラ1Jの収納部20Jに取り付ける方向に移動させる動作での移動方向の前側に位置する面が、移動方向に対して略垂直な面で構成される。また、嵌合部68Jaは、針カートリッジ100Jをステープラ1Jの収納部20Jから取り外す方向に移動させる動作での移動方向の前側に位置する面が、移動方向に対して傾斜した面で構成される。
ステープラ1Jは、針カートリッジ100Jが収納部20Jに取り付けられると、嵌合部68Jaと対向する位置に被嵌合部109Jaを備える。被嵌合部109Jaは、嵌合部68Jaと合致する形状を有し、カット針収納部6Jaに収納されるカット針の量が増加して、カット針収納部6Jaが下降すると、嵌合部68Jaが嵌合する。
<第9の実施の形態のステープラの作用効果例>
第9の実施の形態のステープラ1Jでは、カット針収納部6Jaにカット針13Aが収納されていない状態では、図35に示すように、カット針収納部6Jaがバネ67Jaで初期位置に上昇している。これにより、嵌合部68Jaが、針カートリッジ100J内に入り込み、収納部20Jに対して針カートリッジ100Jの着脱が自在に行える。
カット針収納部6Jaにカット針13Aが所定量収納された状態では、図36に示すように、カット針13Aの重量でバネ67Jaを伸ばしながらカット針収納部6Jaが嵌合位置まで下降し、嵌合部68Jaが被嵌合部109Jaに嵌合する。
カット針13Aの回収、あるいは、針10Aの補充で針カートリッジ100Jを取り外す動作では、針カートリッジ100Jをステープラ1Jから取り外すため、図37に示すように、針カートリッジ100Jを収納部20Jから抜く方向に移動させる。
針カートリッジ100Jを収納部20Jから抜く方向に移動させると、嵌合部68Jaの斜面の形状と、被嵌合部109Jaの斜面の形状により、嵌合部68Jaが被嵌合部109Jaに乗り上げながらカット針収納部6Jaが上昇し、被嵌合部109Jaから嵌合部68Jaが抜ける。これにより、針カートリッジ100Jをステープラ1Jから取り外すことができる。
針カートリッジ100Jがステープラ1Jから取り外されると、カット針収納部6Jaからカット針13aを排出しなければ、カット針収納部6Jaは、カット針13Aの重量で嵌合位置まで下降する。これにより、カット針収納部6Jaからカット針13aを排出しない状態で、再度針カートリッジ100Jをステープラ1Jに取り付けようとすると、図38に示すように、嵌合部68Jaが被嵌合部109Jaに突き当たる。
針カートリッジ100Jをステープラ1Jに取り付ける方向に針カートリッジ100Jを移動させる動作では、嵌合部68Jaの形状により、カット針収納部6Jaが上昇できない。これにより、カット針収納部6Jaからカット針13Aを排出しなければ、針カートリッジ100Jをステープラ1Jに取り付けることができない。従って、カット針収納部6Jaからのカット針13Aの排出を確実に行わせて、カット針13Aを回収することができる。
<第9の実施の形態のステープラの変形例>
図39〜図41は、第9の実施の形態のステープラの変形例を示す側断面図である。
第9の実施の形態の変形例のステープラ1Jbは、第9の実施の形態のステープラ1Jと同様に、針打出ユニット2Jと綴じユニット3Jを備え、針打出ユニット2Jと綴じユニット3Jとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Jを備える。
ステープラ1Jbは、カット部30Jでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Jbを備える。カット針収納部6Jbは、ステープラ1Jbに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Jbは、針カートリッジ100Jbに取り付けられ、針カートリッジ100Jbの着脱で、カット針収納部6Jbがステープラ1Jbから着脱される。
針カートリッジ100Jbは、カット針満載検知アクチュエータ110Jbと、カット針満載検知アクチュエータ110Jbと連動する係止部111Jbを備える。また、ステープラ1Jbは、係合部111Jbが突き当てられる被係止部112Jbを備える。カット針満載検知アクチュエータ110Jbは、カット針収納部6Jbの内部に突出する方向及び退避する方向に移動する。カット針満載検知アクチュエータ110Jbは、カット針収納部6Jbにカット針13Aが収納されることで、カット針13Aに押されてカット針収納部6Jbの内部から退避する構成でも良いし、図示しない駆動源により、所定のタイミングでカット針収納部6Jbの内部に突出、退避する方向に移動する構成でも良い。
係止部111Jbは、カット針満載検知アクチュエータ110Jbと連動して、本例では、針カートリッジ1Jbの下面から内部に退避する初期位置と、針カートリッジ1Jbの下面から突出する係止位置との間を回転動作で移動する。係止部111Jbの回転動作の軸113Jbは、針カートリッジ100Jbをステープラ1Jbの収納部20Jbから取り外す方向に移動させる動作での移動方向の前側に位置する。
被係止部112Jbは、収納部20Jbの下面から、係止位置に移動した係止部111Jbの移動経路に突出する。
<第9の実施の形態の変形例のステープラの作用効果例>
第9の実施の形態の変形例のステープラ1Jbでは、カット針収納部6Jbにカット針13Aが収納されていない状態では、図39に示すように、カット針満載検知アクチュエータ110Jbがカット針収納部6Jbの内部に突出することで、係止部111Jbが針カートリッジ1Jbの下面から内部に退避する初期位置に移動している。これにより、収納部20Jbに対して針カートリッジ100Jbの着脱が自在に行える。
カット針収納部6Jbにカット針13Aが所定量収納された状態では、図40に示すように、カット針満載検知アクチュエータ110Jbがカット針13Aに押されてカット針収納部6Jbの内部に突出できず、カット針収納部6Jbの内部から退避した状態となる。これにより、係止部111Jbが針カートリッジ1Jbの下面から突出する係止位置に移動する。
カット針13Aの回収、あるいは、針10Aの補充で針カートリッジ100Jbを取り外す動作では、針カートリッジ100Jbをステープラ1Jbから取り外すため、針カートリッジ100Jbを収納部20Jbから抜く方向に移動させる。
針カートリッジ100Jbを収納部20Jbから抜く方向に移動させると、係止部111Jbが被係止部112Jbを乗り越える。これにより、針カートリッジ100Jbをステープラ1Jbから取り外すことができる。
カット針13aをカット針収納部6Jbから排出しない状態で、再度針カートリッジ100Jbをステープラ1Jbに取り付けようとすると、図41に示すように、係止部111Jbが被係止部112Jbに突き当たる。
針カートリッジ100Jbをステープラ1Jbに取り付ける方向に針カートリッジ100Jbを移動させる動作では、係止部111Jbの形状により、係止部111Jbが被係止部112Jbを乗り越えられない。これにより、カット針13Aをカット針収納部6Jbから排出しなければ、針カートリッジ100Jbをステープラ1Jbに取り付けることができない。従って、カット針収納部6Jbからのカット針13Aの排出を確実に行わせて、カット針13Aを回収することができる。
<第10の実施の形態のステープラの構成例>
図42は、第10の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図、図43〜図46は、第10の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。
第10の実施の形態のステープラ1Kは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Kと、針打出ユニット2Kとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Kを備える。
ステープラ1Kは、針打出ユニット2Kと綴じユニット3Kとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Kを備える。ステープラ1Kは、軸32Kを支点とした回転動作で、綴じユニット3Kが針打出ユニット2Kに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Kで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Kは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Kと、カット部30Kでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Kaと、カット部30Kでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Kaに誘導する排出路33Kを備える。なお、第10の実施の形態のステープラ1Kにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Kaは、ステープラ1Kに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Kaは、本例では、針打出ユニット2Kに着脱可能に取り付けられる。排出路33Kは、綴じユニット3Kに設けられ、カット部30Kと連通すると共にカット針収納部6Kaと連通する。これにより、カット部30Kから排出路33Kを通るカット針13Aがカット針収納部6Kaに収納される。
カット針収納部6Kaは、係合部68Kaを備える。係合部68Kaは、カット針収納部6Kaに収納されるカット針13Aの量の変化により昇降する。係合部68Kaは、針カートリッジ100Kをステープラ1Kの収納部20Kに取り付ける方向に移動させる動作で針カートリッジ100Kと対向する面が、略垂直な面で構成される。また、嵌合部68Kaは、針カートリッジ100Kをステープラ1Kの収納部20Kから取り外す方向に移動させる動作で針カートリッジ100Kと対向する面が、移動方向に対して傾斜した面で構成される。
ステープラ1Kは、針カートリッジ100Kに設けた係止凸部114Kに係止される係止ピン115Kと、係止ピン115Kを係止凸部114Kの方向に付勢するバネ116Kを備える。
<第10の実施の形態のステープラの作用効果例>
第10の実施の形態のステープラ1Kでは、カット針収納部6Kaにカット針13Aが収納されていない状態では、図43に示すように、係合部68Kaが初期位置に下降している。これにより、係合部68Kaが、収納部20Kに突出せず、収納部20Kに対して針カートリッジ100Kの着脱が自在に行える。
カット針収納部6Kaにカット針13Aが所定量収納された状態では、図44に示すように、係合部68Kaが係合位置まで上昇する。
カット針13Aの回収、あるいは、針10Aの補充で針カートリッジ100Kを取り外す動作では、針カートリッジ100Kをステープラ1Kから取り外すため、図45に示すように、針カートリッジ100Kを収納部20Kから抜く方向に移動させる。
針カートリッジ100Kを収納部20Kから抜く方向に移動させると、係合部68Kaの斜面の形状により、バネ116Kを圧縮して係止ピン115Kを押し上げながら、針カートリッジ100Kが係合部68Kaを乗り越える。これにより、針カートリッジ100Kをステープラ1Kから取り外すことができる。
カット針13Aをカット針収納部6Kaから排出しない状態で、再度針カートリッジ100Kをステープラ1Kに取り付けようとすると、図46に示すように、係合部68Kaに針カートリッジ100Kが突き当たる。
針カートリッジ100Kをステープラ1Kに取り付ける方向に針カートリッジ100Kを移動させる動作では、係合部68Kaの形状により、針カートリッジ100Kが係合部68Kaを乗り越えることができない。これにより、カット針13Aをカット針収納部6Kaから排出しなければ、針カートリッジ100Kをステープラ1Kに取り付けることができない。従って、カット針収納部6Kaからのカット針13Aの排出を確実に行わせて、カット針13Aを回収することができる。
<第10の実施の形態のステープラの変形例>
図47〜図49は、第10の実施の形態のステープラの変形例を示す側断面図である。
第10の実施の形態の変形例のステープラ1Kbは、第10の実施の形態のステープラ1Kと同様に、針打出ユニット2Kと綴じユニット3Kを備え、針打出ユニット2Kと綴じユニット3Kとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Kを備える。
ステープラ1Kbは、カット部30Kでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Kbを備える。カット針収納部6Kbは、針打出ユニット2Kに着脱可能に取り付けられる。
カット針収納部6Kbは、係合部68Kbを備える。係合部68Kbは、カット針収納部6Kbに収納されるカット針13Aの量の変化により昇降する。係合部68Kbは、カット針収納部6Kbをステープラ1Kbに取り付ける方向に移動させる動作で係止ピン117Kbと対向する面が、略垂直な面で構成される。また、嵌合部68Kaは、カット針収納部6Kbをステープラ1Kから取り外す方向に移動させる動作で係止ピン117Kbと対向する面が、移動方向に対して傾斜した面で構成される。
ステープラ1Kbは、針カートリッジ100Kに設けた係止凸部114Kに係止される係止ピン115Kと、係止ピン115Kを係止凸部114Kの方向に付勢するバネ116Kを備える。また、ステープラ1Kbは、係合部68Kbが係止さえる係止ピン117Kbと、係止ピン117Kbを係合部68Kb方向に付勢するバネ118Kbを備える。
<第10の実施の形態の変形例のステープラの作用効果例>
第10の実施の形態の変形例のステープラ1Kbでは、カット針収納部6Kbにカット針13Aが収納されていない状態では、図47に示すように、係合部68Kbが初期位置に下降している。これにより、係合部68Kbが突出せず、カット針収納部6Kbの着脱が自在に行える。
カット針収納部6Kbにカット針13Aが所定量収納された状態では、図48に示すように、係合部68Kbが係合位置まで上昇する。カット針13Aの回収でカット針収納部6Kbを取り外す動作では、カット針収納部6Kbをステープラ1Kbから抜く方向に移動させる。
カット針収納部6Kbをステープラ1Kbから抜く方向に移動させると、係合部68Kbの斜面の形状により、バネ118Kbを圧縮して係止ピン117Kbを押し上げながら、係合部68Kbが係止ピン117Kbを乗り越える。これにより、カット針収納部6Kbをステープラ1Kbから取り外すことができる。
カット針13Aをカット針収納部6Kbから排出しない状態で、再度カット針収納部6Kbをステープラ1Kbに取り付けようとすると、図49に示すように、係合部68Kbが係止ピン117Kbに突き当たる。
カット針収納部6Kbをステープラ1Kbに取り付ける方向に移動させる動作では、係合部68Kbの形状により、係合部68Kbが係止ピン117Kbを乗り越えることができない。これにより、カット針13Aをカット針収納部6Kbから排出しなければ、カット針収納部6Kbをステープラ1Kbに取り付けることができない。従って、カット針収納部6Kbからのカット針13Aの排出を確実に行わせて、カット針13Aを回収することができる。
<第11の実施の形態のステープラの構成例>
図50は、第11の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図、図51〜図52は、第11の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。
第11の実施の形態のステープラ1Lは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Lと、針打出ユニット2Lとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Lを備える。
ステープラ1Lは、針打出ユニット2Lと綴じユニット3Lとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Lを備える。ステープラ1Lは、軸32Lを支点とした回転動作で、綴じユニット3Lが針打出ユニット2Lに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Lで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Lは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Lと、カット部30Lでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Lと、カット部30Lでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Lに誘導する排出路33Lを備える。なお、第11の実施の形態のステープラ1Lにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Lは、ステープラ1Lに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Lは、本例では、針打出ユニット2Lの背面に着脱可能に取り付けられる。針カートリッジ100Lは、カット針収納部6Lの着脱により、ステープラ1Lに着脱可能に構成される。排出路33Lは、綴じユニット3Lに設けられ、カット部30Lと連通すると共にカット針収納部6Lと連通する。これにより、カット部30Lから排出路33Lを通るカット針13Aがカット針収納部6Lに収納される。
カット針収納部6Lは、拡張部69Lを備える。拡張部69Lは、カット針収納部6Lに対して引き出し、収納される方向に移動可能で、カット針収納部6Lの容積を調整可能に設けられる。
<第11の実施の形態のステープラの作用効果例>
第11の実施の形態のステープラ1Lでは、図51に示すように、拡張部69Lをカット針収納部6Lから引き出すことで、カット針収納部6Lの容積を拡大することができる。また、図52に示すように、拡張部69Lをカット針収納部6Lに収納することで、カット針収納部6Lの容積を縮小することができる。これにより、カット針13Aの収納量を、必要に応じて調整することができる。
<第12の実施の形態のステープラの構成例>
図53〜図54は、第12の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図、図55は、カット針収納部の一例を示す斜視図である。
第12の実施の形態のステープラ1Mは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Mと、針打出ユニット2Mとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Mを備える。
ステープラ1Mは、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Mを備える。ステープラ1Mは、軸32Mを支点とした回転動作で、綴じユニット3Mが針打出ユニット2Mに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Mで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Mは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Mと、カット部30Mでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Maと、カット部30Mでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Maに誘導する排出路33M備える。なお、第12の実施の形態のステープラ1Mにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Maは、ステープラ1Mに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Maは、針打出ユニット2Mの背面に着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Maは、軸凸部70Maがステープラ1Mの図示しない受け部に入れられ、軸凸部70Maを軸とした回転動作で、ステープラ1Mに対して着脱する動作が行われる。また、カット針収納部6Maは、軸凸部70Maをステープラ1Mから外すことで、ステープラ1Mから取り外される。カット針収納部6Maは、ステープラ1Mに係止される係止爪部71Maと、係止爪部71Maに設けられ、係止爪部71Maによる係止を解除する操作部72Maを備える。
針カートリッジ100Mは、カット針収納部6Maをステープラ1Mに取り付けた状態で、ステープラ1Mに着脱可能に構成される。排出路33Mは、綴じユニット3Mに設けられ、カット部30Mと連通すると共にカット針収納部6Maと連通する。これにより、カット部30Lから排出路33Lを通るカット針13Aがカット針収納部6Maに収納される。
<第12の実施の形態のステープラの作用効果例>
第12の実施の形態のステープラ1Mでは、カット針収納部6Maを取り付ける場合、軸凸部70Maをステープラ1Mの図示しない受け部に入れ、カット針収納部6Maをステープラ1Mの方向に押すことで、図54に示すように、軸凸部70Maを軸とした回転動作で、係止爪部71Maがステープラ1Mに係止されて、図53に示すように、カット針収納部6Maがステープラ1Mに取り付けられる。これにより、図2に示すように、ステープラ1Mは、後処理装置502A内を移動する際に、振動等が加わっても、カット針収納部6Maが不用意に外れることを防止できる。
カット針収納部6Maを取り外す場合、操作部72Maを操作することで、係止爪部71Maによる係止を解除し、カット針収納部6Maをステープラ1Mから離す方向に動かすことで、図54に示すように、軸凸部70Maを軸とした回転動作で軸凸部70Maがステープラ1Mから外れ、カット針収納部6Maがステープラ1Mから取り外される。
<第12の実施の形態のステープラの変形例>
図56〜図57は、第12の実施の形態のステープラの変形例を示す斜視図である。
第12の実施の形態の変形例のステープラ1Mbは、第12の実施の形態のステープラ1Mと同様に、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mを備え、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Mを備える。
ステープラ1Mbは、カット部30Mでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Mbと、カット部30Mでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Mbに誘導する排出路33M備える。針カートリッジ100Mは、カット針収納部6Mbをステープラ1Mに取り付けた状態で、ステープラ1Mに着脱可能に構成される。
カット針収納部6Mbは、針打出ユニット2Mの背面に着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Mbは、図示しない軸凸部を支点とした回転動作でステープラ1Mに対して着脱する動作が行われる。
カット針収納部6Mbは、ステープラ1Mbに係止される係止爪部71Mbと、係止爪部71Mbによる係止を解除する操作部72Mbを備える。操作部72Mbは、カット針収納部6Mbの一方あるいは両方の側面に設けられ、カット針収納部6Mbの下面に設けられた係止爪部71Mbを動かす。
<第12の実施の形態の変形例のステープラの作用効果例>
第12の実施の形態の変形例のステープラ1Mbでは、カット針収納部6Mbを取り付ける場合、カット針収納部6Mbをステープラ1Mbの方向に押すことで、図57に示すように、カット針収納部6Mbの回転動作で、係止爪部71Maがステープラ1Mに係止されて、図56に示すように、カット針収納部6Mbがステープラ1Mbに取り付けられる。
カット針収納部6Mbを取り外す場合、操作部72Mbを操作することで、係止爪部71Mbを退避させて係止を解除し、カット針収納部6Mbをステープラ1Mbから離す方向に動かすことで、図57に示すように、回転動作でカット針収納部6Mbがステープラ1Mbから取り外される。
<第12の実施の形態のステープラの他の変形例>
図58〜図59は、第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図、図60は、第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す側面図である。
第12の実施の形態の他の変形例のステープラ1Mcは、第12の実施の形態のステープラ1Mと同様に、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mを備え、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Mを備える。
ステープラ1Mcは、カット部30Mでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Mcと、カット部30Mでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Mcに誘導する排出路33M備える。針カートリッジ100Mは、カット針収納部6Mcをステープラ1Mに取り付けた状態で、ステープラ1Mに着脱可能に構成される。
カット針収納部6Mcは、針打出ユニット2Mの背面に着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Mcは、軸凸部70Mcがステープラ1Mcの下部に設けた受け部119Mcに入れられ、軸凸部70Mcを軸とした回転動作で、ステープラ1Mcに対して着脱する動作が行われる。
また、カット針収納部6Mcは、軸凸部70Mcを受け部119Mcから外すことで、ステープラ1Mcから取り外される。カット針収納部6Mcは、ステープラ1Mcに係止される係止爪部71Mcと、係止爪部71Mcに設けられ、係止爪部71Mcによる係止を解除する操作部72Mcを備える。
第12の実施の形態の他の変形例のステープラ1Mcでは、カット針収納部6Mcを取り付ける場合、軸凸部70Mcをステープラ1Mcの受け部119Mcに入れ、カット針収納部6Mcをステープラ1Mcの方向に押すことで、図59、図60に示すように、軸凸部70Mcを軸とした回転動作で、係止爪部71Mcがステープラ1Mcに係止されて、図58に示すように、カット針収納部6Mcがステープラ1Mcに取り付けられる。
カット針収納部6Mcを取り外す場合、操作部72Mcを操作することで、係止爪部71Mcによる係止を解除し、カット針収納部6Mcをステープラ1Mcから離す方向に動かすことで、図59、図60に示すように、軸凸部70Mcを軸とした回転動作で軸凸部70Mcがステープラ1Mcから外れ、カット針収納部6Mcがステープラ1Mcから取り外される。
図61〜図62は、第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図である。第12の実施の形態の他の変形例のステープラ1Mdは、第12の実施の形態のステープラ1Mと同様に、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mを備え、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Mを備える。
ステープラ1Mdは、カット部30Mでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Mdと、カット部30Mでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Mdに誘導する排出路33M備える。針カートリッジ100Mは、カット針収納部6Mdをステープラ1Mに取り付けた状態で、ステープラ1Mに着脱可能に構成される。
カット針収納部6Mdは、針打出ユニット2Mの背面に着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Mdは、ステープラ1Mdの背面側へ引き抜く方向への移動で、ステープラ1Mdに対して着脱する動作が行われる。
カット針収納部6Mdは、ステープラ1Mdに係止される図示しない係止爪部による係止を解除する操作部72Mdを左右両側面に備える。
第12の実施の形態の他の変形例のステープラ1Mdでは、カット針収納部6Mdを取り付ける場合、ステープラ1Mdの背面側の取付部位に、カット針収納部6Mdを背面側から押し込むことで、図61に示すように、カット針収納部6Mdがステープラ1Mdに取り付けられる。
カット針収納部6Mdを取り外す場合、操作部72Mdを操作することで、図示しない係止爪部による係止を解除し、カット針収納部6Mdをステープラ1Mdから離す方向に動かすことで、図62に示すように、カット針収納部6Mdがステープラ1Mdの背面側から取り外される。
図63〜図64は、第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す斜視図、図65は、第12の実施の形態のステープラの他の変形例を示す側断面視図である。第12の実施の形態の他の変形例のステープラ1Meは、第12の実施の形態のステープラ1Mと同様に、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mを備え、針打出ユニット2Mと綴じユニット3Mとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Mを備える。
ステープラ1Meは、カット部30Mでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Meと、カット部30Mでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Mdに誘導する排出路33M備える。針カートリッジ100Mは、カット針収納部6Mdをステープラ1Mに取り付けた状態で、ステープラ1Mに着脱可能に構成される。
カット針収納部6Meは、針打出ユニット2Mの背面に着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Meは、上下方向への移動でステープラ1Meに対して着脱する動作が行われる。
ステープラ1Meは、カット針収納部6Meに係止される係止爪部71Meによる係止を解除する操作部72Meを左右両側面に備える。
第12の実施の形態の他の変形例のステープラ1Meでは、カット針収納部6Meを取り付ける場合、ステープラ1Meの背面側の取付部位に、カット針収納部6Meを上側から下方向へ移動させることで、図63に示すように、カット針収納部6Meがステープラ1Meに取り付けられる。
カット針収納部6Meを取り外す場合、操作部72Meを操作することで、係止爪部71Meによる係止を解除し、カット針収納部6Meをステープラ1Meから離す上方向に動かすことで、図64、図65に示すように、カット針収納部6Meがステープラ1Meから取り外される。
<第13の実施の形態のステープラの構成例>
図66〜図67は、第13の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図、図68〜図69は、第13の実施の形態のステープラの一例を示す要部側断面図である。
第13の実施の形態のステープラ1Nは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Nと、針打出ユニット2Nとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Nを備える。
ステープラ1Nは、針打出ユニット2Nと綴じユニット3Nとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Nを備える。ステープラ1Nは、軸32Nを支点とした回転動作で、綴じユニット3Nが針打出ユニット2Nに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Nで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Nは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Nと、カット部30Nでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Nと、カット部30Nでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Nに誘導する排出路33N備える。なお、第13の実施の形態のステープラ1Nにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Nは、ステープラ1Nに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Nは、針打出ユニット2Nの背面に着脱可能に取り付けられる。針カートリッジ100Nは、カット針収納部6Nをステープラ1Nに取り付けた状態で、ステープラ1Nに着脱可能に構成される。
排出路33Nは、綴じユニット3Nに設けられ、カット部30Nと連通すると共に、排出口34Nがカット針収納部6Nの回収口61Nと連通する。これにより、カット部30Nから排出路33Nを通るカット針13Aが、回収口61Nからカット針収納部6Nに収納される。
ステープラ1Nは、排出路33Nの排出口34Nに蓋部80Nを備える。蓋部80Nは、軸81Nを支点とした回転動作で排出口34Nを開閉し、図示しないバネで排出口34Nを閉じる方向に付勢されている。蓋部80Nは、軸81Nを挟んで反対側に、カット針収納部6Nに押圧される被押圧部82Nを備える。
カット針収納部6Nは、回収口61Nに蓋部83Nを備える。蓋部83Nは、軸84Nを支点とした回転動作で回収口61Nを開閉し、図示しないバネで回収口61Nを閉じる方向に付勢されている。
カット針収納部6Nは、蓋部80Nの被押圧部82Nを押圧する押圧部85Nを備える。押圧部85Nは、カット針収納部6Nがステープラ1Nに取り付けられると、蓋部80Nの被押圧部82Nを押圧する位置に設けられる。
<第13の実施の形態のステープラの作用効果例>
第13の実施の形態のステープラ1Nでは、図66に示すように、カット針収納部6Nがステープラ1Nに取り付けられると、押圧部85Nが蓋部80Nの被押圧部82Nを押圧する。蓋部80Nは、被押圧部82Nが押圧されることで、排出口34Nを開く。蓋部80Nが下方へ開くと、蓋部83Nが蓋部80Nに押圧されることで、図69に示すように、回収口61Nを開く。
これにより、カット針収納部6Nをステープラ1Nに取り付ける動作で排出口34Nの蓋部80Nと回収口61Nの蓋部83Nが開き、排出路33Nとカット針収納部6Nが連通する。
図67に示すように、カット針収納部6Nがステープラ1Nにから取り外されると、押圧部85Nが被押圧部82Nから離れることで、図68に示すように、蓋部80Nが図示しないバネの力で閉じると共に、蓋部80Nで押圧されていた蓋部83Nが、図示しないバネの力で閉じる。
これにより、カット針収納部6Nをステープラ1Nから取り外す動作で排出口34Nの蓋部80Nと回収口61Nの蓋部83Nが閉じ、万一、排出路33Nにカット針が残留していたとしても、ステーブラ1Nの外部にカット針が排出されることを抑制することができる。
<第13の実施の形態ステープラの変形例>
図70〜図71は、第13の実施の形態のステープラの変形例を示す要部側断面図である。
ステープラ1Nは、排出路33Nの排出口34Nに蓋部80Nを備える。蓋部80Nは、軸81Nを支点とした回転動作で排出口34Nを開閉し、図示しないバネで排出口34Nを閉じる方向に付勢されている。蓋部80Nは、軸81Nを挟んで反対側に、カット針収納部6Nに押圧される被押圧部82Nを備える。
カット針収納部6Nは、蓋部80Nの被押圧部82Nを押圧する押圧部85Nを備える。押圧部85Nは、カット針収納部6Nがステープラ1Nに取り付けられると、蓋部80Nの被押圧部82Nを押圧する位置に設けられる。
<第13の実施の形態の変形例のステープラの作用効果例>
第13の実施の形態の変形例のステープラ1Nでは、カット針収納部6Nがステープラ1Nに取り付けられると、押圧部85Nが蓋部80Nの被押圧部82Nを押圧する。蓋部80Nは、被押圧部82Nが押圧されることで、図70に示すように、排出口34Nを開く。これにより、カット針収納部6Nをステープラ1Nに取り付ける動作で排出口34Nの蓋部80Nが開き、排出路33Nとカット針収納部6Nが連通する。
カット針収納部6Nがステープラ1Nにから取り外されると、押圧部85Nが被押圧部82Nから離れることで、図71に示すように、蓋部80Nが図示しないバネの力で閉じる。
これにより、カット針収納部6Nをステープラ1Nから取り外す動作で排出口34Nの蓋部80Nが閉じ、万一、排出路33Nにカット針が残留していたとしても、ステーブラ1Nの外部にカット針が排出されることを抑制することができる。また、カット針収納部6Nの回収口61Nに蓋部を備えていないことで、収納したカット針を回収口61Nから排出することができる。
<第14の実施の形態のステープラの構成例>
図72〜図73は、第14の実施の形態のステープラの一例を示す側面図、図74〜図76は、第14の実施の形態のステープラの一例を示す要部側断面図である。
第14の実施の形態のステープラ1Pは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Pと、針打出ユニット2Pとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Pを備える。
ステープラ1Pは、針打出ユニット2Pと綴じユニット3Pとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Pを備える。ステープラ1Pは、綴じユニット3Pが回転動作で針打出ユニット2Pに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Pで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Pは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Pと、カット部30Pでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Pと、カット部30Pでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Pに誘導する排出路33P備える。なお、第14の実施の形態のステープラ1Pにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Pは、ステープラ1Pに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Pは、針打出ユニット2Pの背面に着脱可能に取り付けられる。針カートリッジ100Pは、カット針収納部6Pをステープラ1Pに取り付けた状態で、ステープラ1Pに着脱可能に構成される。
排出路33Pは、綴じユニット3Pに設けられ、カット部30Pと連通すると共に、排出口34Pがカット針収納部6Pの回収口61Pと連通する。これにより、カット部30Pから排出路33Pを通るカット針13Aが、回収口61Pからカット針収納部6Pに収納される。
ステープラ1Pは、排出路33Pの排出口34Pに蓋部80Pを備える。蓋部80Pは、軸81Pを支点とした回転動作で排出口34Pを開閉する。蓋部80Pは、軸81Pを挟んで他方の側に被押圧部82Pを備える。蓋部80Pは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Pの動作がリンク部53Pを介して被押圧部82Pに伝達され、カム51Pの動作で開閉する。
カット針収納部6Pは、回収口61Pに蓋部83Pを備える。蓋部83Pは、軸84Pを支点とした回転動作で回収口61Pを開閉し、図示しないバネで回収口61Pを閉じる方向に付勢されている。ステープラ1Pは、排出路33Pの排出口34Pの開口端に、カット針収納部6Pの蓋部83Pを開く押圧部34Pを備える。ステープラ1Pにカット針収納部6Pが取り付けられると、カット針収納部6Pの回収口61Pに排出路33Pの排出口34Pが入り込み、押圧部34Pが、カット針収納部6Pの蓋部83Pの軸84Pより下方に突出する。これにより、ステープラ1Pにカット針収納部6Pを取り付ける動作によって、押圧部34Pで蓋部83Pが押圧され、カット針収納部6Pの回収口61Pが開くと共に、蓋部83Pが開状態で保持される。
<第14の実施の形態のステープラの作用効果例>
第14の実施の形態のステープラ1Pでは、図72に示すように、カット針収納部6Pがステープラ1Pに取り付けられると、押圧部34Pが蓋部83Pを押圧する。蓋部83Pが押圧部34Pで押圧されることで、蓋部83Pが下方へ開くと、図74に示すように、回収口61Pが開く。
針で用紙を綴じる動作で、図73に示すように、カム51Pが回転すると、リンク部53Pの動作で蓋部80Pの被押圧部82Pが押圧され、図75に示すように、排出口34Pを開く。
これにより、カット針収納部6Pをステープラ1Pに取り付ける動作で回収口61Pの蓋部83Pが開き、針で用紙を綴じる動作で排出口34Pの蓋部80Pが開いて、排出路33Pとカット針収納部6Pが連通する。
針で用紙を綴じる動作が終了して、図72に示すように、カム51Pが回転すると、リンク部53Pの動作で、図74に示すように、蓋部80Pが排出口34Pを閉じる。カット針収納部6Pがステープラ1Pにから取り外されると、押圧部34Pが蓋部83Pから離れることで、図76に示すように、蓋部83Pが図示しないバネの力で閉じる。
これにより、排出口34Pの蓋部80Pと回収口61Pの蓋部83Pが閉じ、万一、排出路33Pにカット針が残留していたとしても、ステーブラ1Pの外部にカット針が排出されることを抑制することができる。
<第14の実施の形態のステープラの変形例>
図77〜図79は、第14の実施の形態のステープラの変形例を示す要部側断面図である。
ステープラ1Pは、排出路33Pの排出口34Pに蓋部80Pを備える。蓋部80Pは、軸81Pを支点とした回転動作で排出口34Pを開閉する。蓋部80Pは、軸81Pを挟んで他方の側に被押圧部82Pを備える。蓋部80Pは、図72、図73で説明したカム51Pの動作がリンク部53Pを介して被押圧部82P伝達され、カム51Pの動作で開閉する。
<第14の実施の形態の変形例のステープラの作用効果例>
第14の実施の形態の変形例のステープラ1Pでは、カット針収納部6Pがステープラ1Pに取り付けられ、針で用紙を綴じる動作で、図73に示すように、カム51Pが回転すると、リンク部53Pの動作で蓋部80Pの被押圧部82Pが押圧され、図78に示すように、排出口34Pを開く。
これにより、針で用紙を綴じる動作で排出口34Pの蓋部80Pが開き、排出路33Pとカット針収納部6Pが連通する。
針で用紙を綴じる動作が終了して、図72に示すように、カム51Pが回転すると、リンク部53Pの動作で、蓋部80Pが排出口34Pを閉じる。これにより、カット針収納部6Pがステープラ1Pから取り外された状態で、図79に示すように、排出口34Pの蓋部80Pが閉じ、万一、排出路33Pにカット針が残留していたとしても、ステーブラ1Pの外部に排出されることを抑制することができる。また、カット針収納部6Pの回収口61Pに蓋部を備えていないことで、収納したカット針を回収口61Pから排出することができる。
ここで、第14の実施の形態のステープラ1Pでは、カット針収納部6Pをステープラ1Pに取り付けた段階では、排出口34Pの蓋部80Pを閉状態とすることができる。これにより、図2に示すホームポジションにステープラ1Pを移動させた状態で、排出口34Pの蓋部80Pを閉状態とすることができる。
これにより、ホームポジションに移動したステープラ1Pからカット針収納部6Pを取り外す段階で、排出口34Pの蓋部80Pが閉じているため、排出路33に残留しているカット針を蓋部80Pで挟むような事象の発生が抑制される。これにより、排出口34Pと蓋部80Pとの間に隙間が生じて、カット針が意図せずしてステープラ1Pの外部に排出されてしまうことを防止できる。
回収口61Pに蓋部83Pを備える構成であっても、蓋部を備えない構成であっても、綴じ動作時以外は排出口34Pの蓋部80Pを閉状態とすることが好ましい。これは、ステープラ1Pにカット針収納部6Pが装着されていない状態で、排出口34Pからカット針が意図せずして排出されてしまうことを防止するためである。
<カット針収納部の変形例>
図80は、カット針収納部の変形例を示す斜視図である。上述した蓋部83Nを備えたカット針収納部6N、蓋部83Pを備えたカット針収納部6Pについては、カット針を排出するための開閉可能な蓋部86を備えてもよい。これにより、蓋部86を開けてカット針の排出が可能である。
図81(a)、図81(b)は、カット針収納部の他の変形例を示す斜視図である。上述した蓋部を備えていないカット針収納部6N、6Pについては、底面に磁石87を備えて、金属製のカット針13Aを吸着して飛散を防ぐ。カット針13Aの排出は、図81(b)に示すように、磁力を解放するスイッチ87aを備えることで、磁石87の磁力を解放して、回収口61N、61Pからカット針13Aを排出することが可能である。
図82(a)、図82(b)は、カット針収納部の他の変形例を示す側断面図である。金属製のカット13Aが帯電して吸着すると、排出が困難になる可能性及び嵩が高くなる可能性がある。
そこで、上述した各カット針収納部6(A〜P)に、帯電ブラシ88を備える。帯電ブラシ88は、アース部88aがステープラ1(A〜P)と接して、ステープラ1(A〜N)を介して接地される。図82(a)では、除電ブラシ88が回収口61側に設けられ、図82(b)では、除電ブラシ88がカット針収納部6の底面側に設けられる。収納されるカット針13Aを除電することで、排出が容易となる。また、嵩の増加を抑制できる。
図83〜図85は、カット針収納部の他の変形例を示す斜視図である。カット針収納部6を左右非対称の形状として、ステープラ1に対する誤取付を抑制する。図83では、回収路60Aと回収路60Aの太さを変える。図84、図85では、ステープラ1(Md、Me)に対する着脱方向に合わせて延在する凹部と凸部の組み合わせからなる嵌合溝部89を備え、嵌合溝部89に向きを合わせなければ着脱ができないようにする。これにより、カット針収納部6を取り付ける向きを間違えることが抑制され、着脱作業が容易に行える。
<本実施の形態の後処理装置の構成例>
図86は、本実施の形態の後処理装置の一例を示す構成図である。図53で説明したステープラ1M等のように、カット針収納部6Mが着脱可能な構成では、図54に示すようなカット針収納部6Mの着脱途中の段階(ハーフセットと称す)で、装置を可動させる誤操作が行われる可能性がある。
そこで、図2に示すように、ステープラ1を移動させる動作で、カット針収納部6が正規の位置に取り付けられるようにする。図86に示す後処理装置502Aでは、第1の位置Pp1から第2の位置Pp2に移動するステープラ1に対し、カット針収納部6を押圧する取付補助部の一例である押圧ガイド90Aを備える。
一例として、第1の位置Pp1をホームポジションとした場合は第1の位置Pp1で、ステープラ1に対してカット針収納部6の着脱が行われる。この場合、第1の位置Pp1は、ステープラ1に対してカット針収納部6を着脱する操作を行う操作ポジションを兼ねている。また、他の例として、第1の位置Pp1と異なる位置をホームポジションとした場合は、第1の位置Pp1を操作ポジションとして、ステープラ1に対してカット針収納部6の着脱が行われる。更に、他の例として、第1の位置Pp1をホームポジションとし、第1の位置Pp1と異なる別の位置を操作ポジションとして、ステープラ1に対してカット針収納部6の着脱を行えるようにしても良い。ホームポジションは、本例では、ステープラ1が次のジョブに備えて待機する位置であり、針カートリッジの着脱、カット針収納部6の着脱が行われる操作ポジションとホームポジションが同じ位置でも良いし、異なる位置でも良い。
ステープラ1で用紙を綴じる動作を開始するより前、例えば、図2に示す扉505を閉じる動作等が行われると、初期動作として、ステープラ1を第2の位置Pp2に移動させる動作が行われる。
これにより、カット針収納部6の取り付けが不十分な場合であっても、ステープラ1が初期動作で第2の位置Pp2に移動すると、カット針収納部6が押圧ガイド90Aでステープラ1方向に押圧され、正規の位置に取り付けられる。よって、カット針収納部6が正規の位置に取り付けられていないという誤操作があった場合でも、綴じ動作を行う前の初期動作でカット針収納部6を正規の位置に取り付けることができる。従って、カット針を確実にカット針収納部6に収納することができる。
図87(a)、図87(b)は、本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。図87(a)、図87(b)に示す後処理装置502Aでは、第1の位置Pp1をホームポジションとした場合、第1の位置Pp1に停止したステープラ1に対し、カット針収納部6を押圧する取付補助部の一例である押圧部91Aを扉505Aに備える。
後処理装置502Aは、図87(a)に示すように、ステープラ1を第1の位置Pp1に停止させた状態で、扉505Aを開けてカット針収納部6の着脱が行われる。カット針収納部6の取り付けが不十分な場合であっても、図87(b)に示すように、扉505Aを閉めることで、カット針収納部6が押圧部91Aでステープラ1方向に押圧され、正規の位置に取り付けられる。よって、カット針収納部6が正規の位置に取り付けられていないという誤操作があった場合でも、扉505Aを閉じる動作でカット針収納部6を正規の位置に取り付けることができる。従って、カット針を確実にカット針収納部6に収納することができる。
図88(a)、図88(b)は、本実施の形態の後処理装置の他の変形例を示す構成図である。図88(a)、図88(b)に示す後処理装置502Aでは、カット針収納部6の取付が不十分、あるいは取り付けられていないと、扉505Aが閉じることを規制する規制部92Aを備える。
規制部92Aは、軸93Aを支点とした回転動作で変位する。第1の位置Pp1をステープラ1のホームポジションとした場合、カット針収納部6が正規な位置に取り付けられていると、図88(a)に示すように、規制部92Aは、カット針収納部6に押圧されることで、扉505Aが開閉する経路から退避する。これにより、扉505Aを閉めることができる。
カット針収納部6の取り付けが不十分、あるいは取り付けられていないと、図88(b)に示すように、規制部92Aは、ステープラ1におけるカット針収納部6の取付位置に入り込み、扉505Aが開閉する経路に突出する。これにより、扉505Aを閉めることができない。
従って、カット針収納部6の取り付けが不十分、あるいは取り付けられていないと、扉505Aを閉めることができず、カット針収納部6が正規の位置に取り付けられていないという誤操作があった場合、後処理装置502Aの誤作動を防止することができる。
図89(a)、図89(b)、図89(c)は、本実施の形態の後処理装置の他の変形例を示す構成図である。図89(a)、図89(b)に示す後処理装置502Aでは、第1の位置Pp1より外側に、ステープラ1の操作ポジションOPを備える。例えば、針の補充、交換、カット針の回収を行う場合は、ステープラ1を第1の位置Pp1から操作ポジションOPに移動させる。図89(b)では、操作ポジションOPとして、第1の位置Pp1より外側の位置で、ステープラ1の向きを、カット針収納部6が扉505A側を向くように回転させる。図89(c)では、操作ポジションOPとして、第1の位置Pp1でステープラ1の向きを、カット針収納部6が扉505A側を向くように回転させる。これにより、図89(a)、図89(b)、図89(c)の何れの場合も、針の補充、交換、カット針収納部6を着脱してのカット針の回収を行う操作が容易に行える。なお、第1の位置Pp1がホームポジションHPを兼ねていてもよい。
図90は、本実施の形態の後処理装置の他の変形例を示す構成図、図91は、本実施の形態のカット針収納部の変形例を示す斜視図である。後処理装置502Aでは、上述したように、ステープラ1は傾斜させて取り付けられているため、ステープラ1の背面側に、ステープラ1の傾斜に応じた空間Eが開いている。
そこで、図91に示すように、カット針収納部6Qでは、拡張部69Qを、軸69Qを支点とした回転動作で開閉可能に備える。ステープラ1の傾斜に合わせて、例えば、拡張部69Qが略垂直となるような向きに開き、ネジ等で構成される位置固定部材69Qで拡張部69Qを固定することで、後処理装置502Aの構成に合わせて、カット針収納部6Qの容積を拡大することができる。
<カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの構成例>
図92〜図93は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの一例を示す側面図、図94は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの一例を示す背面図、図95は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの動作例を示す構成図である。
ステープラ1Raは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Rと、針打出ユニット2Rとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Rを備える。
ステープラ1Raは、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Rを備える。ステープラ1Raは、綴じユニット3Rが回転動作で針打出ユニット2Rに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Rで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Raは、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Rと、カット部30Rでカットされたカット針13Aを収納するカット針収納部6Rと、カット部30Rでカットされたカット針13Aをカット針収納部6Rに誘導する排出路33R備える。なお、ステープラ1Raにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
カット針収納部6Rは、ステープラ1Raに対して着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Rは、針打出ユニット2Rの背面に着脱可能に取り付けられる。針カートリッジ100Rは、カット針収納部6Rをステープラ1Raに取り付けた状態で、ステープラ1Raに着脱可能に構成される。
排出路33Rは、綴じユニット3Rに設けられ、カット部30Rと連通すると共にカット針収納部6Rの回収口61Rと連通する。これにより、カット部30Rから排出路33Rを通るカット針13Aがカット針収納部6Rに収納される。
ステープラ1Ra及び後処理装置502Aは、カット針量検知部94Rを備える。カット針量検知部94Rはカット針満載検知手段の一例で、接触可動部95Ra、95Raと、接触可動部95Ra、95Raを検知するセンサ96R、96Rと、接触可動部95Ra、95Raを付勢するバネ97Ra、97Raを備える。
接触可動部95Raは、カット針収納部6Rの一方の回収路60Rに側方から突出し、カット針13Aの積載方向に沿った上下方向に移動可能に設けられる。接触可動部95Raは、バネ97Raにより下方に向けて押圧される。センサ96Rは、接触可動部95Raの有無を検知することで、カット針13Aの量が満載か否かを検知する。センサ96Rは、本例では、非満載位置に移動した接触可動部95Raを検知する位置に設けられる。
接触可動部95Raは、カット針収納部6Rの他方の回収路60Rに側方から突出し、カット針13Aの積載方向に沿った上下方向に移動可能に設けられる。接触可動部95Raは、バネ97Raにより下方に向けて押圧される。センサ96Rは、接触可動部95Raの有無を検知することで、カット針13Aの量が満載か否かを検知する。センサ96Rは、本例では、非満載位置に移動した接触可動部95Raを検知する位置に設けられる。
接触可動部95Raは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53Rを介して伝達され、カム51Rの動作で昇降する。接触可動部95Raは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53Rを介して伝達され、カム51Rの動作で昇降する。
<カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの作用効果例>
ステープラ1Raでは、針で用紙を綴じる動作でカム51Rが回転すると、リンク部53Rの動作で接触可動部95Raが昇降すると共に、リンク部53Rの動作で接触可動部95Raが昇降する。
カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が少ない場合、接触可動部95Raは、バネ97Raにより下方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動しており、センサ96Rで検知される。また、接触可動部95Raは、バネ97Raにより下方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動しており、センサ96Rで検知される。よって、カット針13Aの量が満載ではないことが検知できる。
カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が満載となると、接触可動部95Raは非満載検知位置まで下降できずに上昇した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。また、接触可動部95Raは非満載検知位置まで下降できずに上昇した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。よって、カット針13Aの量が満載であることが検知できる。ステープラ1Raは、カット針13Aの量が満載であることを検知すると、これを図2等で説明した後処理装置502Aに通知し、後処理装置502A、または、後処理装置502Aから通知を受けた画像形成装置501Aから図示しない操作表示部で使用者等に通知する。また、カット針13Aの量が満載であることを検知した場合や、後述する他の変形例のようにカット針の量が満載よりも少ない所定量であることを検知した場合は、針カートリッジ100Aに収納した針シート101Aの残量が少ない状態であると見なして後処理装置502Aに通知し、後処理装置502Aや画像形成装置501Aから図示しない操作表示部で使用者に予備の針シート101Aの準備や補充を促す通知を行っても良い。
図2等で説明した後処理装置502Aでは、ステープラ1Raの位置によって、図95に示すように、ステープラ1Raが傾斜した状態となる。このような場合、本例では、カット針収納部6Rの一方の回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが低くなる。このため、接触可動部95Raは非満載検知位置まで下降し、センサ96Rで検知される。一方、カット針収納部6Rの他方の回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが高くなる。このため、接触可動部95Raは非満載検知位置まで下降できずに上昇した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。よって、ステープラ1Raが傾斜した場合でも、カット針13Aの量が満載であるか否かを正確に検知できる。すなわち、ステープラ1Raの傾斜に伴い、カット針収納部6Rの向きも変化し、カット針収納部6Rの向きの変化に応じて、カット針13Aの積載高が変化する。接触可動部95Ra、接触可動部95Raは、この変化するカット針13Aの積載高に合わせて、カット針13Aの量を検知する。
また、センサ96R、96Rを後処理装置502Aに備えることで、カット針収納部6Rがステープラ1Raに取り付けられていないと、接触可動部95Ra、95Raが非検知となる。これにより、カット針の満載検知と、カット針収納部6Rの有無の検知、すなわち、カット針収納部6Rの着脱の検知を、同一の検知部で兼用できる。
<カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの変形例>
図96〜図97は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの変形例を示す側面図、図98は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの変形例を示す背面図、図99は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。
変形例のステープラ1Rbは、ステープラ1Raと同様に、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rを備え、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Rを備える。
ステープラ1Rbは、カット針量検知部94Rを備える。カット針量検知部94Rはカット針満載検知手段の一例で、接触可動部95Rb、95Rbと、接触可動部95Rb、95Rbを検知するセンサ96R、96Rと、接触可動部95Rb、95Rbを付勢するバネ97Rb、97Rbを備える。
接触可動部95Rbは、カット針収納部6Rの一方の回収路60Rに回収口61Rから入り込んで上方から突出し、カット針13Aの積載方向に沿った上下方向に移動可能に設けられる。接触可動部95Rbは、バネ97Rbにより下方に向けて押圧される。センサ96Rは、接触可動部95Rbの有無を検知することで、カット針13Aの量が満載か否かを検知する。センサ96Rは、本例では、非満載位置に移動した接触可動部95Rbを検知する位置に設けられる。
接触可動部95Rbは、カット針収納部6Rの他方の回収路60Rに回収口61Rから入り込んで上方から突出し、カット針13Aの積載方向に沿った上下方向に移動可能に設けられる。接触可動部95Rbは、バネ97Rbにより下方に向けて押圧される。センサ96Rは、接触可動部95Rbの有無を検知することで、カット針13Aの量が満載か否かを検知する。センサ96Rは、本例では、非満載位置に移動した接触可動部95Rbを検知する位置に設けられる。
接触可動部95Rbは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53Rを介して伝達され、カム51Rの動作で昇降する。接触可動部95Rbは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53Rを介して伝達され、カム51Rの動作で昇降する。
<カット針満載検知を行う第1の実施の形態の変形例のステープラの作用効果例>
ステープラ1Rbでは、針で用紙を綴じる動作でカム51Rが回転すると、リンク部53Rの動作で接触可動部95Rbが昇降すると共に、リンク部53Rの動作で接触可動部95Rbが昇降する。
カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が少ない場合、接触可動部95Rbは、バネ97Rbにより下方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動しており、センサ96Rで検知される。また、接触可動部95Rbは、バネ97Rbにより下方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動しており、センサ96Rで検知される。よって、カット針13Aの量が満載ではないことが検知できる。
カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が満載となると、接触可動部95Rbは非満載検知位置まで下降できずに上昇した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。また、接触可動部95Rbは非満載検知位置まで下降できずに上昇した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。よって、カット針13Aの量が満載であることが検知できる。
図2等で説明した後処理装置502Aでは、ステープラ1Rbの位置によって、図99に示すように、ステープラ1Rbが傾斜した状態となる。このような場合、本例では、カット針収納部6Rの一方の回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが低くなる。このため、接触可動部95Rbは非満載検知位置まで下降し、センサ96Rで検知される。一方、カット針収納部6Rの他方の回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが高くなる。このため、接触可動部95Rbは非満載検知位置まで下降できずに上昇した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。よって、ステープラ1Rbが傾斜した場合でも、カット針13Aの量が満載であるか否かを正確に検知できる。
<カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの他の変形例>
図100〜図101は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの他の変形例を示す側面図、図102は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態のステープラの他の変形例を示す下面図、図103は、カット針満載検知を行う第1の実施の形態の他の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。
他の変形例のステープラ1Rcは、ステープラ1Raと同様に、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rを備え、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Rを備える。
ステープラ1Rcは、カット針量検知部94Rを備える。カット針量検知部94Rはカット針満載検知手段の一例で、接触可動部95Rc、95Rcと、接触可動部95Rc、95Rcを検知するセンサ96R、96Rと、接触可動部95Rc、95Rcを変位させるリンク98Rc、98Rcと、接触可動部95Rc、95Rcをリンク98Rc、98Rcを介して付勢するバネ97Rc、97Rcを備える。
接触可動部95Rcは、カット針収納部6Rの一方の回収路60Rに側方から突出し、前後方向に移動可能に設けられる。リンク98Rcは、軸99Rcを支点に回転し、接触可動部95Rcを前後方向に移動させる。接触可動部95Rcは、リンク98Rcを介してバネ97Rcにより後方に向けて押圧される。センサ96Rは、接触可動部95Rcの有無を検知することで、カット針13Aの量が満載か否かを検知する。センサ96Rは、本例では、非満載位置に移動した接触可動部95Rcを検知する位置に設けられる。
接触可動部95Rcは、カット針収納部6Rの他方の回収路60Rに側方から突出し、前後方向に移動可能に設けられる。リンク98Rcは、軸99Rcを支点に回転し、接触可動部95Rcを前後方向に移動させる。接触可動部95Rcは、リンク98Rcを介してバネ97Rcにより後方に向けて押圧される。センサ96Rは、接触可動部95Rcの有無を検知することで、カット針13Aの量が満載か否かを検知する。センサ96Rは、本例では、非満載位置に移動した接触可動部95Rcを検知する位置に設けられる。
接触可動部95Rcは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53R及びリンク98Rcを介して伝達され、カム51Rの動作で前後移動する。すなわち、リンク98Rcがカム51R、リンク部53Rによって回動されたとき、接触可動部95Rcは、バネ100Rによって前方に押圧されて移動する。なお、バネ97Rcのバネ力は、バネ100Rのバネ力より大きく設けられており、カム51Rが待機位置へ戻ることで、バネ100Rのバネ力により、接触可動部95Rcが後方に待機する。また、接触可動部95Rcは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53R及びリンク98Rcを介して伝達され、カム51Rの動作で前後移動する。すなわち、リンク98Rcがカム51R、リンク部53Rによって回動されたとき、接触可動部95Rcは、バネ100Rによって前方に押圧されて移動する。なお、バネ97Rcのバネ力は、バネ100Rのバネ力より大きく設けられており、カム51Rが待機位置へ戻ることで、バネ100Rのバネ力により、接触可動部95Rcが後方に待機する。
<カット針満載検知を行う第1の実施の形態の他の変形例のステープラの作用効果例>
ステープラ1Rcでは、針で用紙を綴じる動作でカム51Rが回転すると、リンク部53Rの動作で接触可動部95Rcが前後方向に移動すると共に、リンク部53Rの動作で接触可動部95Rcが前後方向に移動する。
カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が少ない場合、接触可動部95Rcは、バネ97Rcにより後方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動しており、センサ96Rで検知される。また、接触可動部95Rcは、バネ97Rcにより後方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動しており、センサ96Rで検知される。よって、カット針13Aの量が満載ではないことが検知できる。
カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が満載となると、接触可動部95Rcは非満載検知位置まで移動できずに前方に移動した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。また、接触可動部95Rcは非満載検知位置まで移動できずに前方に移動した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。よって、カット針13Aの量が満載であることが検知できる。
図2等で説明した後処理装置502Aでは、ステープラ1Rdの位置によって、図103に示すように、ステープラ1Rcが傾斜した状態となる。このような場合、本例では、カット針収納部6Rの一方の回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが低くなる。このため、接触可動部95Rcは非満載検知位置まで移動し、センサ96Rで検知される。一方、カット針収納部6Rの他方の回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが高くなる。このため、接触可動部95Rcは非満載検知位置まで移動できずに前方に移動した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。よって、ステープラ1Rcが傾斜した場合でも、カット針13Aの量が満載であるか否かを正確に検知できる。
<カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの構成例>
図104〜図105は、カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの一例を示す側面図、図106は、カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの一例を示す背面図、図107〜図111は、カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの動作例を示す構成図である。
ステープラ1Rdは、ステープラ1Raと同様に、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rを備え、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Rを備える。
ステープラ1Rdは、カット針量検知部94Rを備える。カット針量検知部94Rはカット針満載検知手段の一例で、接触可動部95Rd、95Rdと、接触可動部95Rdを検知するセンサ96Rと、接触可動部95Rd、95Rdを変位させるリンク98Rd、98Rdと、接触可動部95Rd、95Rdを付勢するバネ97Rd、97Rdを備える。
接触可動部95Rdは、カット針収納部6Rの一方の回収路60Rに側方から突出し、カット針13Aの積載方向に沿った上下方向に移動可能に設けられる。リンク98Rdは、軸99Rdを支点に回転し、接触可動部95Rdを上下方向に移動させる。接触可動部95Rdは、バネ97Rdにより下方に向けて押圧される。センサ96Rは、接触可動部95Rdの有無を検知することで、カット針13Aの量が満載か否かを検知する。センサ96Rは、本例では、非満載位置に移動した接触可動部95Rdを検知する位置に設けられる。
接触可動部95Rdは、カット針収納部6Rの他方の回収路60Rに側方から突出し、カット針13Aの積載方向に沿った上下方向に移動可能に設けられる。リンク98Rdは、軸99Rdを支点に回転し、接触可動部95Rdを上下方向に移動させる。接触可動部95Rdは、バネ97Rdにより下方に向けて押圧される。
接触可動部95Rdは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53R及びリンク98Rdを介して伝達され、カム51Rの動作で昇降する。接触可動部95Rdは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53R及びリンク98Rdを介して伝達され、カム51Rの動作で昇降する。リンク98Rdとリンク98Rdは、軸98Rで連結されて連動する。
<カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの作用効果例>
ステープラ1Rdでは、カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が少ない場合、接触可動部95Rdは、バネ97Rdにより下方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動しており、センサ96Rで検知される。また、リンク98Rdとリンク98Rdが軸98Rで連結されて連動するので、接触可動部95Rdは、バネ97Rdにより下方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動する。よって、カット針13Aの量が満載ではないことが検知できる。
針で用紙を綴じる動作でカム51Rが回転すると、図107に示すように、リンク部53R、リンク98Rdの動作で接触可動部95Rdが上昇する。また、図108に示すように、リンク部53R、リンク98Rdの動作で接触可動部95Rdが上昇する。
針で用紙を綴じる動作でカム51Rが更に回転すると、カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が満載である場合、図109に示すように、接触可動部95Rdは非満載検知位置まで下降できずに上方に移動した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。また、図110に示すように、接触可動部95Rdは非満載検知位置まで下降できずに上方に移動した位置で停止する。よって、カット針13Aの量が満載であることが検知できる。
図2等で説明した後処理装置502Aでは、ステープラ1Rdの位置によって、図111に示すように、ステープラ1Rdが傾斜した状態となる。このような場合、本例では、カット針収納部6Rの回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが高くなる。このため、接触可動部95Rdは非満載検知位置まで移動できずに上に移動した位置で停止する。
これに対し、カット針収納部6Rの回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが低くなる。但し、リンク98Rdとリンク98Rdが軸98Rで連結されて連動するので、カット針13Aの積載高さによらず、接触可動部95Rdは非満載検知位置まで移動できずに上に移動した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。これにより、ステープラ1Rdの傾斜の向きによらず、1つのセンサでカット針13Aの量が満載であるか否かを正確に検知できる。
<カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの変形例>
図112〜図113は、カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの変形例を示す側面図、図114は、カット針満載検知を行う第2の実施の形態のステープラの変形例を示す背面図、図115〜図119は、カット針満載検知を行う第2の実施の形態の変形例のステープラの動作例を示す構成図である。
ステープラ1Reは、ステープラ1Raと同様に、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rを備え、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Rを備える。
ステープラ1Rdは、カット針量検知部94Rを備える。カット針量検知部94Rはカット針満載検知手段の一例で、接触可動部95Re、95Reと、接触可動部95Reを検知するセンサ96Rと、接触可動部95Re、95Reを変位させるリンク98Re、98Reと、接触可動部95Re、95Reをリンク98Re、98Reを介いて付勢するバネ97Re、97Reを備える。
接触可動部95Reは、カット針収納部6Rの一方の回収路60Rに側方から突出し、前後方向に移動可能に設けられる。リンク98Reは、軸99Reを支点に回転し、接触可動部95Reを前後方向に移動させる。接触可動部95Reは、リンク98Reを介してバネ97Reにより後方に向けて押圧される。センサ96Rは、接触可動部95Reの有無を検知することで、カット針13Aの量が満載か否かを検知する。センサ96Rは、本例では、非満載位置に移動した接触可動部95Reを検知する位置に設けられる。
接触可動部95Reは、カット針収納部6Rの他方の回収路60Rに側方から突出し、前後方向に移動可能に設けられる。リンク98Reは、軸99Reを支点に回転し、接触可動部95Reを前後方向に移動させる。接触可動部95Reは、リンク98Reを介してバネ97Reにより後方に向けて押圧される。
接触可動部95Reは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53R及びリンク98Reを介して伝達され、カム51Rの動作で前後移動する。すなわち、リンク98Reがカム51R、リンク部53Rによって回動されたとき、接触可動部95Reは、バネ100Rによって前方に押圧されて移動する。なお、バネ97Reのバネ力は、バネ100Rのバネ力より大きく設けられており、カム51Rが待機位置へ戻ることで、バネ100Rのバネ力により、接触可動部95Reが後方に待機する。また、接触可動部95Reは、用紙の挟持、針の打出し、クリンチを行う駆動部を構成するカム51Rの動作がリンク部53R及びリンク98Reを介して伝達され、カム51Rの動作で前後移動する。すなわち、リンク98Reがカム51R、リンク53部Rによって回動されたとき、接触可動部95Reは、バネ100Rによって前方に押圧されて移動する。なお、バネ97Reのバネ力は、バネ100Rのバネ力より大きく設けられており、カム51Rが待機位置へ戻ることで、バネ100Rのバネ力により、接触可動部95Reが後方に待機する。リンク98Reとリンク98Reは、軸98Rで連結されて連動する。
<カット針満載検知を行う第2の実施の形態の変形例のステープラの作用効果例>
ステープラ1Reでは、カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が少ない場合、接触可動部95Reは、リンク98Reを介してバネ97Reにより後方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動しており、センサ96Rで検知される。また、リンク98Reとリンク98Reが軸98Rで連結されて連動するので、接触可動部95Reは、リンク98Reを介してバネ97Reにより後方に向けて押圧されて非満載検知位置に移動する。よって、カット針13Aの量が満載ではないことが検知できる。
針で用紙を綴じる動作でカム51Rが回転すると、図115に示すように、リンク部53R、リンク98Reの動作で接触可動部95Reが前方に移動する。また、図116に示すように、リンク部53R、リンク98Reの動作で接触可動部95Reが前方に移動する。
針で用紙を綴じる動作でカム51Rが更に回転すると、カット針収納部6Rに収納されているカット針13Aの量が満載である場合、図117に示すように、接触可動部95Reは非満載検知位置まで移動できずに前方に移動した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。また、図118に示すように、接触可動部95Reは非満載検知位置まで移動できずに前方に移動した位置で停止する。よって、カット針13Aの量が満載であることが検知できる。
図2等で説明した後処理装置502Aでは、ステープラ1Reの位置によって、図119に示すように、ステープラ1Reが傾斜した状態となる。このような場合、本例では、カット針収納部6Rの回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが高くなる。このため、接触可動部95Reは非満載検知位置まで移動できずに前方に移動した位置で停止する。
これに対し、カット針収納部6Rの回収路60R側では、カット針13Aの積載高さが低くなる。但し、リンク98Reとリンク98Reが軸98Rで連結されて連動するので、カット針13Aの積載高さによらず、接触可動部95Reは非満載検知位置まで移動できずに前方に移動した位置で停止し、センサ96Rで非検知となる。これにより、ステープラ1Reの傾斜の向きによらず、1つのセンサでカット針13Aの量が満載であるか否かを正確に検知できる。
<カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの構成例>
図120〜図121は、カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの一例を示す構成図である。
カット針13Aの収納により変位する接触可動部95L、95Rがセンサ96L、96Rで検知されるカット針量検知部において、接触可動部95L、95Rを、図120の例では、カット針収納部6Rの回収路60L、60Rのそれぞれ内側から突出、退避する構成としたものである。図121の例では、接触可動部95L、95Rを、カット針収納部6Rの回収路60L、60Rのそれぞれ外側から突出、退避する構成としたものである。
図122〜図127は、カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。
図122の例では、金属を検知するセンサ96Rfを、カット針収納部6Rにおいてカット針が通過する部位の外側に配置する。センサ96Rfの出力からカット針の本数を計数することで、カット針の量が満載であることの検知及び収納可能なカット針の残数の概算値が検知可能である。
図123の例では、カット針収納部6Rを開閉する可動部95Rgと、可動部95Rgを作動させるアクチュエータ96Rgを備える。図123(a)に示すように、可動部95Rgを閉状態として、所定回数の綴じ動作等、可動部95Rg上に一定量のカット針13Aが溜まると判断すると、図123(b)に示すように、アクチュエータ96Rgで可動部95Rgを開く。これにより、アクチュエータ96Rgの作動回数から、カット針の量が満載であることの検知及び収納可能なカット針の残数の概算値が検知可能である。
図124の例では、カット針収納部6Rを弾性体で構成し、カット針13Aの収納に伴うカット針収納部6Rの変形で作動する可動部95Rhと、可動部95Rhの有無を検知するセンサ96Rhを備える。図124(a)に示すように、カット針13Aの積載高さが満載検知位置に到達していない状態では、可動部95Rhがセンサ96Rhで非検知である。図124(b)に示すように、カット針13Aの積載高さが満載検知位置に到達すると、カット針収納部6Rの変形で可動部95Rhが作動し、可動部95Rhがセンサ96Rhで検知される。これにより、カット針の量が満載であることの検知が可能である。
図125の例では、カット針収納部6Rをバネ6Riで昇降可能に支持し、カット針13Aの収納に伴う重量の変化によるカット針収納部6Rの変位で作動する可動部95Riと、可動部95Riの有無を検知するセンサ96Riを備える。図125(a)に示すように、カット針13Aが未収納、あるいは、収納量が少ない場合は、カット針収納部6Rがバネ6Riにより初期位置あるいは初期位置近傍まで押し上げられ、可動部95Riがセンサ96Riで非検知である。図125(b)に示すように、カット針13Aの積載量が所定量に達すると、カット針13Aの重量でカット針収納部6Rが検知位置に下降し、可動部95Riがセンサ96Riで検知される。これにより、カット針の量が満載であることの検知が可能である。
図126の例では、カット針13Aの重さで変位する可動部95Rjと、可動部95Rjの有無を検知するセンサ96Rgを備える。図126(a)に示すように、可動部95Rj上にカット針が積載されていない、あるいは、積載量が少ない場合は、バネ97Rjにより、可動部95Rjは閉状態を保持し、可動部95Rjがセンサ96Rgで検知される。図126(b)に示すように、可動部95Rj上に一定量のカット針13Aが溜まると、カット針13Aの重量でバネ97Rjが伸ばされ可動部95Rjが開き、可動部95Rjがセンサ96Rgで非検知となる。これにより、センサ96Rjでの開閉検知回数から、カット針の量が満載であることの検知及び収納可能なカット針の残数の概算値が検知可能である。
図127の例では、カット針収納部6Rをバネ6Rkで軸6Rkを支点とした回転動作により昇降可能に支持し、カット針13Aの収納に伴うカット針収納部6Rの変位で作動する可動部95Rkと、可動部95Rkの有無を検知するセンサ96Rkを備える。図127(a)に示すように、カット針13Aが未収納、あるいは、収納量が少ない場合は、カット針収納部6Rがバネ6Rkにより初期位置あるいは初期位置近傍まで押し上げられ、可動部95Rkがセンサ96Rkで非検知である。図127(b)に示すように、カット針13Aの積載量が所定量に達すると、カット針13Aの重量でカット針収納部6Rが検知位置に下降し、可動部95Rkがセンサ96Rkで検知される。これにより、カット針の量が満載であることの検知が可能である。
図128〜図129は、カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。図125、図127の例で示すように、カット針収納部6Rを昇降可能とし、カット針13Aの重量で満載検知をする構成では、ステープラ1の移動に伴う振動等でカット針収納部6Rが振動すると、ステープラ1の移動時に移動動作に悪影響を及ぼす場合がある。また、満載、非満載を誤検知する可能性がある。
そこで、ステープラ1が特定の位置にあるとき、満載検知を行うこととする。本例では、カット針収納部6Rの昇降を規制、規制の解除を行うロック部6Rmと、ロック部6Rmを作動させる誘導部6Rmと、誘導部6Rmを作動させるガイド部6Rmを備える。
ステープラ1がホームポジションHPに移動すると、ガイド部6Rmの形状により誘導部6Rmが押し上げられ、図129(a)に示すように、カット針収納部6Rのロック部6Rmでの昇降の規制が解除される。これにより、綴じ動作が伴わないホームポジションHPでは、図125、図127で説明したように、カット針13Aの重量で満載検知が可能である。
ステープラ1が所定の綴じ位置、本例では、第1の位置Pp1に移動すると、ガイド部6Rmの形状により誘導部6Rmが下降し、図129(b)に示すように、カット針収納部6Rの昇降がロック部6Rmで規制される。これにより、綴じ動作に伴いステープラ1が移動する場合、カット針収納部6Rが昇降しない。従って、カット針収納部6Rの不用意な昇降による満載、非満載の誤検知を抑制することができる。なお、ロック部6Rmは、必ずしも設けられていなくともよい。
図130〜図131は、カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。カット針の満載検知は、視認による確認を追加しても良い。図130の例では、カット針13Aの収納に伴い昇降する可動部95Rnと、可動部95Rnの位置によるカット針13の収納量の目安となる目盛6Rnをカット針収納部6Rに備える。これにより、可動部95Rnの位置から、カット針13Aの量が満載であるか否かを視認により確認できる。
図131の例では、カット針収納部6Rを内部が視認可能となるように透明な素材で構成すると共に、カット針13の収納量の目安となる目盛6Rnをカット針収納部6Rに備える。これにより、カット針13Aの量を外部から視認して、カット針13Aの量が満載であるか否かを確認できる。
図132は、カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。図125、図127の例で示すように、カット針収納部6Rを昇降可能とし、カット針13Aの重量で満載検知をする構成では。ステープラ1の移動に伴う振動等でカット針収納部6Rが振動し、満載、非満載を誤検知する可能性がある。
そこで、図132の例では、カット針13Aの収納に伴うカット針収納部6Rの変位で作動する可動部95Rpと、可動部95Riの有無を検知するセンサ96Rpと、カット針収納部6Rを満載検知位置でロックするロック部6Rpを備える。
図132(a)に示すように、カット針13Aが未収納、あるいは、収納量が少ない場合は、カット針収納部6Rのロック部6Rpでのロックが解除され、カット針収納部6Rは昇降可能である。図132(b)に示すように、カット針13Aの積載量が所定量に達すると、カット針13Aの重量でカット針収納部6Rが満載検知位置に下降し、可動部95Rpがセンサ96Rpで検知される。これにより、カット針の量が満載であることの検知が可能である。更に、ロック部6Rpでカット針収納部6Rの昇降がロックされる。
図133は、カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。カット針収納部6Rにおいて、満載検知箇所を3箇所以上設けても良い。図133では、カット針収納部6Rの一方の回収路60Lに第1のセンサ96Rqを備え、カット針収納部6Rの他方の回収路60Rに第2のセンサ96Rqを備え、中央付近に第3のセンサ96Rqを備える。これにより、図133(a)に示す水平な場合、図133(b)に示す傾斜した場合の何れも、カット針13Aの量が満載であることの検知を正確に行うことができる。
図134は、カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。カット針量検知部等のカット針満載検知手段をステープラ1に備えると、ステープラ1の重量が増加する。そこで、カット針量検知部の一部を、後処理装置側に備える。図134(a)、図134(b)では、カット針の収納量に応じて変位する可動部95Rxと、可動部95Rxの有無を検知するセンサ96Rxを、後処理装置502Aに備える。カット針が未収納、あるいは、収納量が少ない場合、図134(a)に示すように、可動部95Rxは作動せず、センサ96Rxで非検知である。カット針が所定量収納されると、図134(b)に示すように、可動部95Rxが作動して、センサ96Rxで検知される。なお、図134(c)に示すように、センサ96Rxを扉505Aに備えても良い。
図135は、カット針満載検知を行う他の実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。ステープラ1において、カット針収納部6に収納されるカット針の量が増加すると、ステープラ1の重量が増加することで、ステープラ1を移動させるモータMに掛かる負荷が増加する。そこで、モータMに掛かる負荷を検知することで、カット針の量の概算値を検知することができる。
<光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの構成例>
次に、光センサでカット針の満載検知を行うステープラの実施の形態について説明する。
<光導波路;プリズムを使用する構成例>
図136、図137は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの一例を示す構成図であり、図136は、カット針収納部が取り付けられた状態、図137は、カット針収納部が取り外された状態を示す。また、図138は、光センサでカット針満載検知を行う実施の形態のカット針収納部の一例を示す構成図である。
以下に示す各実施の形態のステープラでは、カット針量検知部以外の構成は、図92等で説明したステープラ1Raと同等である。ステープラ1Rfは、図3(a)及び図3(b)に示すように、針10Aの供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2Rと、針打出ユニット2Rとの協働で、図3(c)に示す針10Aの針足12Aのカット及び図3(d)に示す針足12Aの折り曲げを行って、用紙Pを針10Aで綴じる綴じユニット3Rを備える。
ステープラ1Rfは、針打出ユニット2Rと綴じユニット3Rとの間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4Rを備える。ステープラ1Rfは、軸32Rを支点とした綴じユニット3Rが回転動作で針打出ユニット2Rに対して離接する方向に移動して、用紙挟持部4Rで用紙Pを挟持及び解放する。
ステープラ1Rfは、図3(d)に示すカット針13Aを収納するカット針収納部6Rfを備える。また、ステープラ1Rfは、図3(c)に示すように、用紙Pを貫通した針10Aの針足12Aを、所定の長さでカットするカット部30Rと、カット部30Rでカットされたカット針をカット針収納部6Rfに誘導する排出路33R備える。なお、ステープラ1Rfにおいて、針10Aの繰り出し部、打出部、クリンチャ部、駆動部については図示しないが、第1の実施の形態のステープラ1Aと同様の構成で良い。
排出路33Rは、ステープラ1Rfに取り付けられる針カートリッジ100Aの着脱経路を塞がないように、本例では、カット部30Rに連通した1本の排出路33Rが2本の排出路33R、33Rに分かれて、針カートリッジ100Aが取り付けられる収納部20Rの左右両側に配置される。
カット針収納部6Rfは、ステープラ1Rfの背面に着脱可能に取り付けられる。カット針収納部6Rfは、2本の回収路60R、60Rを備え、ステープラ1Rfに取り付けられると、2本の回収路60R、60Rが収納部20Rの後方の左右両側に配置される。これにより、針カートリッジ100Aは、カット針収納部6Rfをステープラ1Rfに取り付けた状態で、ステープラ1Rfに着脱可能に構成される。
ステープラ1Rfは、一方の排出路33Rの排出口34Rと、カット針収納部6Rfの一方の回収路60Rの回収口61Rが連通し、他方の排出路33Rの排出口34Rと、カット針収納部6Rfの他方の回収路60Rの回収口61Rが連通する。
これにより、カット部30Rから一方の排出路33Rを通るカット針が、回収口61Rから回収路60Rを通りカット針収納部6Rfに収納される。また、カット部30Rから他方の排出路33Rを通るカット針が、回収口61Rから回収路60Rを通りカット針収納部6Rfに収納される。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211Rと、発光部211Rから出射された光を検知する受光部212Rを備える。また、カット針量検知部210Rは、発光部211Rから出射された光を、所定の光路で受光部212Rに導波する光導波路213Rを備える。
カット針量検知部210Rは、発光部211Rと受光部212Rがステープラ1Rfに設けられる。また、カット針量検知部210Rは、光導波路213Rがカット針収納部6Rfに設けられる。
カット針収納部6Rfは、一方の回収路60Rに窓部600を備え、他方の回収路60Rに窓部600を備える。窓部600と窓部600は、発光部211Rから出射された光が透過する例えば透明な素材で構成される。カット針収納部6Rfは、回収路60Rの前後方向に対向する壁面に一対の窓部600が設けられ、回収路60Rの前後方向に対向する壁面に一対の窓部600が設けられる。
以下の各実施の形態の説明では、発光部211R(1〜n)と受光部212R(1〜n)は、一対の受発光部から構成される光センサの一例であり、発光部と受光部は独立した構成でも良いし、ユニット化された構成でも良い。発光部211Rと受光部212Rは、独立した構成である。
発光部211Rは、レーザ、発光ダイオード等の発光素子で構成され、光の出射方向をステープラ1Rfの後方に向けて、ステープラ1Rfの背面に設けられる。そして、発光部211Rは、ステープラ1Rfにカット針収納部6Rfが取り付けられると、一方の回収路60Rに設けた窓部600と対向する位置に設けられる。
受光部212Rは、フォトダイオード等の受光素子で構成され、光の入射方向をステープラ1Rfの後方に向けて、ステープラ1Rfの背面に設けられる。そして、受光部212Rは、ステープラ1Rfにカット針収納部6Rfが取り付けられると、他方の回収路60Rに設けた窓部600と対向する位置に設けられる。
これにより、一方の回収路60Rに設けた窓部600により、発光部211Rから出射された光が、窓部600を透過して一方の回収路60Rの内部を通る光路が形成される。また、他方の回収路60Rに設けた窓部600により、窓部600を透過して他方の回収路60Rの内部を通る光が、受光部212Rに入射する光路が形成される。
光導波路213Rは、プリズム214Rと、プリズム214Rを覆うカバー215Rを備える。プリズム214Rは、一方の回収路60Rの窓部600と対向する第1の反射面214Rと、他方の回収路60Rの窓部600と対向する第2の反射面214Rと、第1の反射面214Rと第2の反射面214Rとの間で導光する導光部214Rを備える。
これにより、光導波路213Rは、発光部211Rから出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212Rに入射させる光路を形成する。
カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの窓部600及び他方の回収路60Rの窓部600に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211Rから出射した光が、一方の回収路60R、光導波路213R、そして他方の回収路60Rを通り受光部212Rに入射する。
これに対し、カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの窓部600または他方の回収路60Rの窓部600のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211Rから出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212Rに入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rは、窓部600及び窓部600が設けられている位置が、カット針の満載検知位置となる。そして、カット針量検知部210Rは、発光部211Rから出射した光の受光部212Rでの入射の有無を検知することで、カット針の量が満載か否かを検知する。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211Rから出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り受光部212Rに入射する。
すなわち、発光部211Rから出射した光は、窓部600を透過して一方の回収路60Rを通り、プリズム214Rに入射する。プリズム214Rに入射した光は、第1の反射面214Rで反射し、導光部214Rを通り第2の反射面214Rで反射して、プリズム214Rから出射する。プリズム214Rから出射した光は、窓部600を透過して他方の回収路60Rを通り、受光部212Rに入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211Rから出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212Rに入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。また、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であることが検知される。ステープラ1Rfは、カット針の量が満載であることを検知すると、これを図2等で説明した後処理装置502Aに通知し、後処理装置502Aから図示しない操作表示部で使用者等に通知する。
図2等で説明した後処理装置502Aにステープラ1Rfを適用した場合、ステープラ1Rfの位置によってステープラ1Rfが傾斜した状態となる。このような場合、カット針収納部6Rfの一方の回収路60Rと他方の回収路60Rの片方は、カット針の積載高さが低くなり、もう片方は、カット針の積載高さが高くなる。
これにより、一方の回収路60Rと他方の回収路60Rにおいて、カット針の積載高さが高い側では、窓部を通る光路がカット針で遮られ、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であることが検知される。よって、ステープラ1Rfが傾斜した場合でも、カット針の量が満載であるか否かを正確に検知できる。
また、発光部211Rと受光部212Rをステープラ1Rfに備え、光導波路213Rをカット針収納部6Rfに備えることで、カット針収納部6Rfがステープラ1Rfに取り付けられていないと、発光部211Rと受光部212Rとの間で光路が形成されず、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで非検知となる。これにより、カット針の満載検知と、カット針収納部6Rfの有無の検知、すなわち、カット針収納部6Rfの着脱の検知を同一の検知部で兼用できる。
<光導波路;プリズムを使用する変形例>
図139は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの変形例を示す構成図である。ステープラ1Rfは、カット針量検知部210R以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211Rと、発光部211Rから出射された光を検知する受光部212Rを備える。また、カット針量検知部210Rは、発光部211Rから出射された光を、所定の光路で受光部212Rに導波する光導波路213Rを備える。
カット針量検知部210Rは、発光部211Rと受光部212Rがステープラ1Rfに設けられる。また、カット針量検知部210Rは、光導波路213Rがカット針収納部6Rfに設けられる。
カット針収納部6Rfは、一方の回収路60Rに窓部600を備え、他方の回収路60Rに窓部600を備える。発光部211Rは、ステープラ1Rfにカット針収納部6Rfが取り付けられると、一方の回収路60Rに設けた窓部600と対向する位置に設けられる。また、受光部212Rは、ステープラ1Rfにカット針収納部6Rfが取り付けられると、他方の回収路60Rに設けた窓部600と対向する位置に設けられる。
光導波路213Rは、プリズム214Rと、プリズム214Rを覆うカバー215Rを備える。プリズム214Rは、一方の回収路60Rの窓部600と対向する第1の反射面217Rと、第1の反射面217Rで反射された光を導光する第1の導光部218Rを備える。第1の導光部218Rは、一方の回収路60Rに沿って延在する。
また、プリズム214Rは、第2の導光部218Rで導光された光を反射する第2の反射面219Rと、第2の反射面219Rで反射された光を導光する第2の導光部218Rと、第2の導光部218Rで導光された光を反射する第3の反射面219Rを備える。第2の導光部218Rは、一方の回収路60Rと他方の回収路60Rとの間を繋ぐ方向に延在する。
更に、プリズム214Rは、第3の反射面219Rで反射された光を導光する第3の導光部218Rを備える。第3の導光部218Rは、他方の回収路60Rに沿って延在する。また、プリズム214Rは、他方の回収路60Rの窓部600と対向し、第3の導光部218Rで導光された光を反射する第4の反射面217Rを備える。
これにより、光導波路213Rは、発光部211Rから出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212Rに入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211Rから出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り受光部212Rに入射する。
すなわち、発光部211Rから出射した光は、窓部600を透過して一方の回収路60Rを通り、プリズム214Rに入射する。プリズム214Rに入射した光は、第1の反射面217Rで反射し、第1の導光部218Rを通り第2の反射面219Rで反射する。第2の反射面219Rで反射した光は、第2の導光部218Rを通り第3の反射面219Rで反射する。第3の反射面219Rで反射した光は、第3の導光部218Rを通り第4の反射面217Rで反射して、プリズム214Rから出射する。プリズム214Rから出射した光は、窓部600を透過して他方の回収路60Rを通り、受光部212Rに入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211Rから出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212Rに入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。また、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210Rでは、一方の回収路60と他方の回収路60の間に延在する第2の導光部218Rの位置を上げることなく、発光部211Rと対向する第1の反射面217R及び受光部212Rと対向する第2の反射面217Rの位置を上げることができる。これにより、窓部600及び窓部600によるカット針検知位置を上げることで、満載検知の量を増やすことができる。
図140は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rfは、カット針量検知部210R以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211Rと、発光部211Rから出射された光を検知する受光部212Rを備える。また、カット針量検知部210Rは、発光部211Rから出射された光を、所定の光路で受光部212Rに導波する光導波路213Rを備える。
カット針量検知部210Rは、発光部211Rと受光部212Rがステープラ1Rfに設けられる。また、カット針量検知部210Rは、光導波路213Rがカット針収納部6Rfに設けられる。
カット針収納部6Rfは、一方の回収路60Rに窓部600を備え、他方の回収路60Rに窓部600を備える。カット針収納部6Rfは、回収路60Rの左右方向に対向する壁面に一対の窓部600が設けられ、回収路60Rの左右方向に対向する壁面に一対の窓部600が設けられる。
発光部211Rは、光の出射方向をステープラ1Rfの側方内側に向けて、ステープラ1Rfの背面に設けられる。そして、発光部211Rは、ステープラ1Rfにカット針収納部6Rfが取り付けられると、一方の回収路60Rに設けた窓部600と対向する位置に設けられる。
受光部212Rは、図示しない光の入射面をステープラ1Rfの側方内側に向けて、ステープラ1Rfの背面に設けられる。そして、受光部212Rは、ステープラ1Rfにカット針収納部6Rfが取り付けられると、他方の回収路60Rに設けた窓部600と対向する位置に設けられる。
光導波路213Rは、プリズム214Rを備える。プリズム214Rは、一方の回収路60Rの窓部600と対向する入射面220Rと、他方の回収路60Rの窓部600と対向する出射面220Rと、入射面220Rと出射面220Rとの間で導光する導光部220Rを備える。
これにより、光導波路213Rは、発光部211Rから出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212Rに入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211Rから出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り受光部212Rに入射する。
すなわち、発光部211Rから出射した光は、窓部600を透過して一方の回収路60Rを通り、入射面220Rからプリズム214Rに入射する。プリズム214Rに入射した光は、出射面220Rから出射し、窓部600を透過して他方の回収路60Rを通り、受光部212Rに入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211Rから出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212Rに入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。また、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210Rでは、光導波路213Rを直線状に構成できるので、プリズムの他、光ファイバでも構成可能である。
<光導波路;反射鏡を使用する変形例>
図141は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rfは、カット針量検知部210R以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211Rと、発光部211Rから出射された光を検知する受光部212Rを備える。また、カット針量検知部210Rは、発光部211Rから出射された光を、所定の光路で受光部212Rに導波する光導波路213Rを備える。
カット針量検知部210Rは、発光部211Rと受光部212Rがステープラ1Rfに設けられる。また、カット針量検知部210Rは、光導波路213Rがカット針収納部6Rfに設けられる。
カット針収納部6Rfは、一方の回収路60Rに窓部600を備え、他方の回収路60Rに窓部600を備える。発光部211Rは、ステープラ1Rfにカット針収納部6Rfが取り付けられると、一方の回収路60Rに設けた窓部600と対向する位置に設けられる。また、受光部212Rは、ステープラ1Rfにカット針収納部6Rfが取り付けられると、他方の回収路60Rに設けた窓部600と対向する位置に設けられる。
光導波路213Rは、一方の回収路60Rの窓部600と対向する第1の反射面221Rと、第1の反射面221Rで反射された光を反射する第2の反射面222Rを備える。第1の反射面221Rは、一方の回収路60Rに沿った光路を形成し、第2の反射面222Rは、一方の回収路60Rと他方の回収路60Rとの間を繋ぐ光路を形成する。
また、光導波路213Rは、第2の反射面222Rで反射された光を反射する第3の反射面222Rと、他方の回収路60Rの窓部600と対向し、第3の反射面222Rで反射された光を反射する第4の反射面221Rを備える。第3の反射面222Rは、他方の回収路60Rに沿った光路を形成する。第1の反射面221R、第2の反射面222R、第3の反射面222R、及び、第4の反射面221Rは、反射鏡で構成される。更に、光導波路213Rは、各反射面で構成される光路を覆うカバー215Rを備える。
これにより、光導波路213Rは、発光部211Rから出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212Rに入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211Rから出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り受光部212Rに入射する。
すなわち、発光部211Rから出射した光は、窓部600を透過して一方の回収路60Rを通り、第1の反射面221Rで反射し、第2の反射面222Rで反射する。第2の反射面222Rで反射した光は、第3の反射面222Rで反射し、更に第4の反射面221Rで反射する。第4の反射面221Rで反射した光は、窓部600を透過して他方の回収路60Rを通り、受光部212Rに入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211Rから出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212Rに入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。また、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210Rでは、反射鏡等の反射面で光導波路が構成されるので、反射面と反射面との間に、プリズムや光ファイバ等の導光部材を設けることが不要である。
<光導波路;ステープラの傾きに光路を合わせる変形例>
図142及び図143は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rfは、カット針量検知部210R以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針13Aの有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211Rと、発光部211Rから出射された光を検知する受光部212Rを備える。また、カット針量検知部210Rは、発光部211Rから出射された光を、所定の光路で受光部212Rに導波する光導波路213Rを備える。
カット針量検知部210Rは、発光部211Rと受光部212Rが支持部材223によりステープラ1Rfに設けられる。また、カット針量検知部210Rは、光導波路213Rが支持部材224によりカット針収納部6Rfに設けられる。
支持部材223は、支点223aを中心とした回転で、発光部211Rの出射方向及び受光部212Rの入射方向が調整可能に構成される。また、支持部材223は、ねじ及び支持部材223の回転軌跡に沿った長孔等の固定部材223bで、調整した角度が保持される。
光導波路213Rは、プリズム214Rを備える。プリズム214Rは、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して発光部211Rと対向する第1の反射面217Rと、第1の反射面217Rで反射された光を導光する第1の導光部218Rを備える。第1の導光部218Rは、一方の回収路60Rに沿って延在する。
また、プリズム214Rは、第2の導光部218Rで導光された光を反射する第2の反射面219Rと、第2の反射面219Rで反射された光を導光する第2の導光部218Rと、第2の導光部218Rで導光された光を反射する第3の反射面219Rを備える。第2の導光部218Rは、一方の回収路60Rと他方の回収路60Rとの間を繋ぐ方向に延在する。
更に、プリズム214Rは、第3の反射面219Rで反射された光を導光する第3の導光部218Rを備える。第3の導光部218Rは、他方の回収路60Rに沿って延在する。また、プリズム214Rは、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して受光部212Rと対向し、第3の導光部218Rで導光された光を反射する第4の反射面217Rを備える。
これにより、光導波路213Rは、発光部211Rから出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212Rに入射させる光路を形成する。
支持部材224は、支点224aを中心とした回転で、プリズム214Rの入射方向及び出射方向が調整可能に構成される。また、支持部材224は、ねじ及び支持部材224の回転軌跡に沿った長孔等の第1の固定部材224bで、調整した角度が保持される。更に、支持部材224は、ねじ及び長孔等を備えた第2の固定部材224cで、支点224aの高さ方向の位置が調整、保持される。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。図2等で説明した後処理装置502Aにステープラ1Rfを適用した場合、図143に示すように、カット針収納部6Rfの側が下がる方向にステープラ1Rfが傾斜した状態となる。
このため、カット針収納部6Rfに収納されたカット針13Aの量が増加し、カット針13Aが回収路60R、60Rにまで積層されると、カット針13Aの上面がステープラ1Rfの傾斜に応じて傾斜する。
そこで、発光部211Rの出射方向及び受光部212Rの入射方向を、ステープラ1Rfの傾斜に応じて支持部材223により調整し、カット針13Aの上面の傾斜に合わせる。また、プリズム214Rの入射方向及び出射方向を、ステープラ1Rfの傾斜に応じて支持部材224により調整し、カット針13Aの上面の傾斜に合わせる。
カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針13Aが収納されていない場合、発光部211Rから出射した光が、一方の回収路60R、プリズム214R及び他方の回収路60Rを通り受光部212Rに入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針13Aが収納されている場合、発光部211Rから出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212Rに入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針13Aの量が満載ではないことが検知される。また、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針13Aの量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210Rでは、ステープラ1Rfの傾斜に応じたカット針13Aの上面の傾斜に、発光部211Rの出射方向及び受光部212Rの入射方向と、プリズム214Rの入射方向及び出射方向を合わせることで、満載検知の誤検知を抑制することができる。
<光導波路;満載検知前にカット針の量を検知する変形例>
図144は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rfは、カット針量検知部210R以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する第1の発光部211R61と、第1の発光部211R61から出射された光を検知する第1の受光部212R61を備える。また、カット針量検知部210Rは、光を出射する第2の発光部211R62と、第2の発光部211R62から出射された光を検知する第2の受光部212R62を備える。
更に、カット針量検知部210Rは、第1の発光部211R61から出射された光を、所定の光路で第2の受光部212R61に導波すると共に、第2の発光部211R62から出射された光を、所定の光路で第2の受光部212R62に導波する光導波路213Rを備える。
カット針量検知部210Rは、第1の発光部211R61と第2の発光部211R62、及び、第1の受光部212R61と第2の第2の受光部212R62がステープラ1Rfに設けられる。また、カット針量検知部210Rは、光導波路213Rがカット針収納部6Rfに設けられる。
光導波路213Rは、第1のプリズム214R61及び第2のプリズム214R62と、第1のプリズム214R61及び第2のプリズム214R62を覆うカバー215Rを備える。
第1のプリズム214R61は、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第1の発光部211R61と対向する第1の反射面214RL1と、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第1の受光部212R61と対向する第2の反射面214RR1と、第1の反射面214RL1と第2の反射面214RR1との間で導光する導光部214RC1を備える。
第2のプリズム214R62は、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第2の発光部211R62と対向する第1の反射面214RL2と、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第2の受光部212R62と対向する第2の反射面214RR2と、第1の反射面214RL2と第2の反射面214RR2との間で導光する導光部214RC2を備える。
これにより、光導波路213Rは、第1の発光部211R61から出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して第1の受光部212R61に入射させる光路を、カット針収納部6Rfに収納されたカット針が第1の量になったことを検知する第1の検知位置に形成する。
また、光導波路213Rは、第2の発光部211R62から出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して第2の受光部212R62に入射させる光路を、カット針収納部6Rfに収納されたカット針が第2の量になったことを検知する第2の検知位置に形成する。
ここで、第1の検知位置は満載検知位置である。これに対し、第2の検知位置は、満載よりも少ない所定量での検知位置である。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの第2の検知位置及び他方の回収路60Rの第2の検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第2の発光部211R62から出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り第2の受光部212R62に入射する。なお、カット針の積載高さが第2の位置に到達していない状態では、第1の検知位置である満載検知位置にカット針は到達していない。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの第2の検知位置または他方の回収路60Rの第2の検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、第2の発光部211R62から出射した光の光路がカット針で遮られ、第2の受光部212R62に入射しない。カット針の収納量が更に増加し、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、第1の発光部211R61から出射した光の光路がカット針で遮られ、第1の受光部212R61に入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、第1の発光部211R61から出射した光が第1の受光部212R61で検知され、第2の発光部211R62から出射した光が第2の受光部212R62で検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第2の発光部211R62から出射した光が第2の受光部212R62で非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載に近づいたことが検知される。更に、第1の発光部211R61から出射した光が第1の受光部212R61で非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210Rでは、カット針の満載検知より前に、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載に近づいたことを検知して、これを図2等で説明した後処理装置502Aに通知し、後処理装置502Aから使用者等に通知できるので、カット針収納部6Rfの交換等の作業を、満載検知より前の所望のタイミングで行うことができる。
<光導波路;満載検知とカット針収納部の蓋部の開閉検知を兼用した変形例>
図145は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rfは、カット針量検知部210R以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211Rと、発光部211Rから出射された光を検知する受光部212Rを備える。また、カット針量検知部210Rは、発光部211Rから出射された光を、所定の光路で受光部212Rに導波する光導波路213Rを備える。
カット針量検知部210Rは、発光部211Rと受光部212Rがステープラ1Rfに設けられる。また、カット針量検知部210Rは、光導波路213Rがカット針収納部6Rfに設けられる。
光導波路213Rは、プリズム214Rと、プリズム214Rを覆うカバー215Rを備える。プリズム214Rは、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して発光部211Rと対向する第1の反射面214Rと、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して受光部212Rと対向する第2の反射面214Rと、第1の反射面214Rと第2の反射面214Rとの間で導光する導光部214Rを備える。
これにより、光導波路213Rは、発光部211Rから出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212Rに入射させる光路を形成する。
カット針収納部6Rfは、カット針の排出口216Rと、排出口216Rを開閉可能な蓋部216Rfを備える。排出口216Rは、カット針収納部6Rfの一方の側面に開口を設けて構成される。
蓋部216Rfは、本例では一方の回収路60の延在する方向に沿って移動可能に取り付けられ、排出口216Rを塞ぐ閉塞部216RFと、排出口216Rを開く開口部216RFが、蓋部216Rfの移動方向に沿って設けられる。蓋部216Rfは、図145(a)に示すように、一の方向に移動することで、閉塞部216RFが排出口216Rと対向し、排出口216Rを閉じる。また、蓋部216Rfは、図145(b)に示すように、他の方向に移動することで、開口部216RFが排出口216Rと対向し、排出口21671を開く。
蓋部216Rfは、発光部211Rから受光部212Rへの光路の遮蔽の有無を切り替える窓部216Rf及び遮蔽部216Rfを備える。窓部216Rfと遮蔽部216Rfは、蓋部216Rfの移動方向に沿って設けられる。
蓋部216Rfは、図145(a)に示すように、一の方向に移動することで、窓部216RFが一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向し、一方の回収路60Rを通る光路を開く。なお、図145(a)では、蓋部216Rfの閉塞部216RFが排出口216Rと対向しており、排出口21671が閉じられているが、カット針収納部6Rfを透過して図示しているため、内部の窓部216RFが図示されている。
また、蓋部216Rfは、図145(b)に示すように、他の方向に移動することで、遮蔽部216RFが一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向し、一方の回収路60Rを通る光路を遮蔽する。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211Rから出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り受光部212Rに入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211Rから出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212Rに入射しない。
また、カット針収納部6Rfは、図145(a)に示すように、蓋部216Rfの閉塞部216RFが排出口216Rと対向し、排出口21671を閉じる位置では、窓部216RFが一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向し、一方の回収路60Rを通る光路を開く。よって、カット針が満載検知位置に到達していない場合、発光部211Rから出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り受光部212Rに入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfは、図145(b)に示すように、蓋部216Rfの開口部216RFが排出口216Rと対向し、排出口21671を開く位置では、遮蔽部216RFが一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向し、一方の回収路60Rを通る光路が遮蔽される。よって、カット針が満載検知位置に到達しているか否かによらず、蓋部216Rfが開いた状態では、発光部211Rから出射した光の光路が遮られ、受光部212Rに入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。また、発光部211Rから出射した光が受光部212Rで非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であること、または、蓋部216Rfが開いていることが検知される。
カット針量検知部210Rでは、カット針の満載検知と、蓋部216Rfの開閉の検知を、同一の検知部で兼用でき、蓋部216Rfが開いた状態で、ステープラ1Rfが作動することを防ぐことができる。これにより、カット針が後処理装置502Aの内部に散逸することを防止できる。
<光導波路;受発光部が一体型の変形例>
図146は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rfは、カット針量検知部210R以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。
カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する第1の発光部211R81と、第1の発光部211R81から出射された光を検知する第1の受光部212R81を備える。また、カット針量検知部210Rは、第1の発光部211R81から出射された光を、所定の光路で第1の受光部212R81に導波する第1の光導波路213R81を備える。
更に、カット針量検知部210Rは、光を出射する第2の発光部211R82と、第2の発光部211R82から出射された光を検知する第2の受光部212R82を備える。また、カット針量検知部210Rは、第2の発光部211R82から出射された光を、所定の光路で第2の受光部212R82に導波する第2の光導波路213R82を備える。
カット針量検知部210Rは、第1の発光部211R81と第1の受光部212R81が1つのユニットとして構成され、ステープラ1Rfにおいてカット針収納部6Rfの一方の回収路60Rと対向する位置に設けられる。第1の発光部211R81は、光の出射方向がステープラ1Rfの後方に向けられ、第1の受光部212R81は、光の入射面がステープラ1Rfの後方に向けられる。
また、カット針量検知部210Rは、第2の発光部211R82と第2の受光部212R82が1つのユニットとして構成され、ステープラ1Rfにおいてカット針収納部6Rfの他方の回収路60Rと対向する位置に設けられる。第2の発光部211R82は、光の出射方向がステープラ1Rfの後方に向けられ、第2の受光部212R82は、光の入射面がステープラ1Rfの後方に向けられる。
更に、カット針量検知部210Rは、第1の光導波路213R81がカット針収納部6Rfの一方の回収路60Rに設けられ、第2の光導波路213R82がカット針収納部6Rfの他方の回収路60Rに設けられる。
第1の光導波路213R81は、プリズム214R81を備える。プリズム214R81は、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第1の発光部211R81と対向する第1の反射面214RL1と、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第1の受光部212R81と対向する第2の反射面214RL2と、第1の反射面214RL1と第2の反射面214RL2との間で導光する導光部214RC1を備える。
第2の光導波路213R82は、プリズム214R82を備える。プリズム214R82は、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第2の発光部211R82と対向する第1の反射面214RR1と、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第2の受光部212R82と対向する第2の反射面214RR2と、第1の反射面214RR1と第2の反射面214RR2との間で導光する導光部214RC2を備える。
これにより、第1の光導波路213R81は、第1の発光部211R81から出射した光を、一方の回収路60Rを通して第1の受光部212R81に入射させる光路を形成する。また、第2の光導波路213R82は、第2の発光部211R82から出射した光を、他方の回収路60Rを通して第2の受光部212R82に入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第1の発光部211R81から出射した光が、一方の回収路60Rを通り第1の受光部212R81に入射する。
すなわち、第1の発光部211R81から出射した光は、一方の回収路60Rを通り、プリズム214R81の第1の反射面214RL1及び第2の反射面214RL2で反射し、一方の回収路60Rを通り、第1の受光部212R81に入射する。
また、第2の発光部211R82から出射した光が、他方の回収路60Rを通り第2の受光部212R82に入射する。すなわち、第2の発光部211R82から出射した光は、他方の回収路60Rを通り、プリズム214R82の第1の反射面214RR1及び第2の反射面214RR2で反射し、他方の回収路60Rを通り、第2の受光部212R82に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第1の発光部211R81から出射した光の光路がカット針で遮られ、第1の受光部212R81に入射しない。また、他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第2の発光部211R82から出射した光の光路がカット針で遮られ、第2の受光部212R82に入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、第1の発光部211R81から出射した光が第1の受光部212R81で検知され、第2の発光部211R82から出射した光が第2の受光部212R82で検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第1の発光部211R81から出射した光が第1の受光部212R81で非検知となること、または、第2の発光部211R82から出射した光が第2の受光部212R82で非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210Rでは、カット針収納部6Rfの一方の回収路60と他方の回収路60で独立して満載検知が可能である。
図147は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rfは、カット針量検知部210R以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf及びカット針収納部6Rfは、カット針収納部6Rfに収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210Rを備える。
カット針量検知部210Rはカット針満載検知手段の一例で、光を出射する第1の発光部211R91と、第1の発光部211R91から出射された光を検知する第1の受光部212R91を備える。また、カット針量検知部210Rは、第1の発光部211R91から出射された光を、所定の光路で第1の受光部212R91に導波する第1の光導波路213R91を備える。
更に、カット針量検知部210Rは、光を出射する第2の発光部211R92と、第2の発光部211R92から出射された光を検知する第2の受光部212R92を備える。また、カット針量検知部210Rは、第2の発光部211R92から出射された光を、所定の光路で第2の受光部212R92に導波する第2の光導波路213R92を備える。
カット針量検知部210Rは、第1の発光部211R91と第1の受光部212R91が1つのユニットとして構成され、ステープラ1Rfに設けられる。第1の発光部211R91と第1の受光部212R91は、ステープラ1Rfに取り付けられたカット針収納部6Rfの一方の回収路60Rの内側に設けられる。第1の発光部211R91は、光の出射方向がステープラ1Rfの側方外側に向けられ、第1の受光部212R91は、光の入射面がステープラ1Rfの側方外側に向けられる。
また、カット針量検知部210Rは、第2の発光部211R92と第2の受光部212R92が1つのユニットとして構成され、ステープラ1Rfに設けられる。第2の発光部211R92と第2の受光部212R92は、ステープラ1Rfに取り付けられたカット針収納部6Rfの他方の回収路60Rの内側に設けられる。第2の発光部211R92は、光の出射方向がステープラ1Rfの側方外側に向けられ、第2の受光部212R92は、光の入射面がステープラ1Rfの側方外側に向けられる。
更に、カット針量検知部210Rは、第1の光導波路213R91がカット針収納部6Rfの一方の回収路60Rの外側の側面に設けられ、第2の光導波路213R92がカット針収納部6Rfの他方の回収路60Rの外側の側面に設けられる。
第1の光導波路213R91は、プリズム214R91を備える。プリズム214R91は、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第1の発光部211R91と対向する第1の反射面214RL1と、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第1の受光部212R91と対向する第2の反射面214RL2と、第1の反射面214RL1と第2の反射面214RL2との間で導光する導光部214RC1を備える。
第2の光導波路213R92は、プリズム214R92を備える。プリズム214R92は、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第2の発光部211R92と対向する第1の反射面214RR1と、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第2の受光部212R92と対向する第2の反射面214RR2と、第1の反射面214RR1と第2の反射面214RR2との間で導光する導光部214RC2を備える。
これにより、第1の光導波路213R91は、第1の発光部211R91から出射した光を、一方の回収路60Rを通して第1の受光部212R91に入射させる光路を形成する。また、第2の光導波路213R92は、第2の発光部211R92から出射した光を、他方の回収路60Rを通して第2の受光部212R92に入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210Rの作用効果例について説明する。カット針量検知部210Rは、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第1の発光部211R91から出射した光が、一方の回収路60Rを通り第1の受光部212R91に入射する。また、第2の発光部211R92から出射した光が、他方の回収路60Rを通り第2の受光部212R92に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rfに、一方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第1の発光部211R91から出射した光の光路がカット針で遮られ、第1の受光部212R91に入射しない。また、他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第2の発光部211R92から出射した光の光路がカット針で遮られ、第2の受光部212R92に入射しない。
これにより、カット針量検知部210Rでは、第1の発光部211R91から出射した光が第1の受光部212R91で検知され、第2の発光部211R92から出射した光が第2の受光部212R92で検知されることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第1の発光部211R91から出射した光が第1の受光部212R91で非検知となること、または、第2の発光部211R92から出射した光が第2の受光部212R92で非検知となることで、カット針収納部6Rfに収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210Rでも、カット針収納部6Rfの一方の回収路60Rと他方の回収路60Rで独立して満載検知が可能である。
図148は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf10は、カット針量検知部210R10以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf10及びカット針収納部6Rf10は、カット針収納部6Rf10に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R10を備える。
カット針量検知部210R10はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する第1の発光部211R101と、第1の発光部211R101から出射された光を検知する第1の受光部212R101を備える。また、カット針量検知部210R10は、第1の発光部211R101から出射された光を、所定の光路で第1の受光部212R101に導波する第1の光導波路213R101を備える。
更に、カット針量検知部210R10は、光を出射する第2の発光部211R102と、第2の発光部211R102から出射された光を検知する第2の受光部212R102を備える。また、カット針量検知部210R10は、第2の発光部211R102から出射された光を、所定の光路で第2の受光部212R102に導波する第2の光導波路213R102を備える。
カット針量検知部210R10は、第1の発光部211R101と第1の受光部212R101が1つのユニットとして構成され、ステープラ1Rf10に設けられる。第1の発光部211R101と第1の受光部212R101は、ステープラ1Rf10に取り付けられたカット針収納部6Rf10の一方の回収路60Rの外側に設けられる。第1の発光部211R101は、光の出射方向がステープラ1Rf10の側方内側に向けられ、第1の受光部212R101は、光の入射面がステープラ1Rf10の側方内側に向けられる。
また、カット針量検知部210R10は、第2の発光部211R102と第2の受光部212R102が1つのユニットとして構成され、ステープラ1Rf10に設けられる。第2の発光部211R102と第2の受光部212R102は、ステープラ1Rf10に取り付けられたカット針収納部6Rf10の他方の回収路60Rの外側に設けられる。第2の発光部211R102は、光の出射方向がステープラ1Rf10の側方内側に向けられ、第2の受光部212R102は、光の入射面がステープラ1Rf10の側方内側に向けられる。
更に、カット針量検知部210R10は、第1の光導波路213R101がカット針収納部6Rf10の一方の回収路60Rの内側の側面に設けられ、第2の光導波路213R102がカット針収納部6Rf10の他方の回収路60Rの内側の側面に設けられる。
第1の光導波路213R101は、プリズム214R101を備える。プリズム214R101は、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第1の発光部211R101と対向する第1の反射面214RL1と、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第1の受光部212R101と対向する第2の反射面214RL2と、第1の反射面214RL1と第2の反射面214RL2との間で導光する導光部214RC1を備える。
第2の光導波路213R102は、プリズム214R102を備える。プリズム214R102は、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第2の発光部211R102と対向する第1の反射面214RR1と、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して第2の受光部212R102と対向する第2の反射面214RR2と、第1の反射面214RR1と第2の反射面214RR2との間で導光する導光部214RC2を備える。
これにより、第1の光導波路213R101は、第1の発光部211R101から出射した光を、一方の回収路60Rを通して第1の受光部212R101に入射させる光路を形成する。また、第2の光導波路213R102は、第2の発光部211R102から出射した光を、他方の回収路60Rを通して第2の受光部212R102に入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210R10の作用効果例について説明する。カット針量検知部210R10は、カット針収納部6Rf10に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第1の発光部211R101から出射した光が、一方の回収路60Rを通り第1の受光部212R101に入射する。また、第2の発光部211R102から出射した光が、他方の回収路60Rを通り第2の受光部212R102に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf10に、一方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第1の発光部211R101から出射した光の光路がカット針で遮られ、第1の受光部212R101に入射しない。また、他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第2の発光部211R102から出射した光の光路がカット針で遮られ、第2の受光部212R102に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R10では、第1の発光部211R101から出射した光が第1の受光部212R101で検知され、第2の発光部211R102から出射した光が第2の受光部212R102で検知されることで、カット針収納部6Rf10に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第1の発光部211R101から出射した光が第1の受光部212R101で非検知となること、または、第2の発光部211R102から出射した光が第2の受光部212R102で非検知となることで、カット針収納部6Rf10に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R10でも、カット針収納部6Rf10の一方の回収路60Rと他方の回収路60Rで独立して満載検知が可能である。
図149は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf11は、カット針量検知部210R11以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf11は、図示しないカット部に連通した1本の排出路33Rが後方に延在する。カット針収納部6Rf11は、ステープラ1Rf11に取り付けられると、排出路33Rと連通する1本の回収路60Rが、幅方向の中央に設けられる。ステープラ1Rf11は、排出路33Rの排出口34Rと、カット針収納部6Rf11の回収路60Rの回収口61Rが連通する。
ステープラ1Rf11及びカット針収納部6Rf11は、カット針収納部6Rf11に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R11を備える。
カット針量検知部210R11はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211R11と、発光部211R11から出射された光を検知する受光部212R11を備える。また、カット針量検知部210R11は、発光部211R11から出射された光を、所定の光路で受光部212R11に導波する光導波路213R11を備える。
カット針量検知部210R11は、発光部211R11と受光部212R11が1つのユニットとして構成され、ステープラ1Rf11に設けられる。発光部211R11と受光部212R11は、ステープラ1Rf11に取り付けられたカット針収納部6Rf11の回収路60Rと対向して設けられる。発光部211R11は、光の出射方向がステープラ1Rf11の後方に向けられ、受光部212R11は、光の入射面がステープラ1Rf11の後方に向けられる。
また、カット針量検知部210R11は、光導波路213R11がカット針収納部6Rf11の回収路60Rに設けられる。光導波路213R11は、プリズム214R11を備える。プリズム214R11は、回収路60Rの図示しない窓部を通して発光部211R11と対向する第1の反射面214Rと、回収路60Rの図示しない窓部を通して受光部212R11と対向する第2の反射面214Rと、第1の反射面214Rと第2の反射面214Rとの間で導光する導光部214Rを備える。
これにより、光導波路213R11は、発光部211R11から出射した光を、回収路60Rを通して受光部212R11に入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210R11の作用効果例について説明する。カット針量検知部210R11は、カット針収納部6Rf11に、回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211R11から出射した光が、回収路60Rを通り受光部212R11に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf11に、回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211R11から出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212R11に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R11では、発光部211R11から出射した光が受光部212R11で検知されることで、カット針収納部6Rf11に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、発光部211R11から出射した光が受光部212R11で非検知となることで、カット針収納部6Rf11に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R11では、ステープラ1Rf11からカット針収納部6Rf11を取り外さなければ、針カートリッジ100Aをステープラ1Rf11から着脱することができない。これにより、針カートリッジ100Aを着脱するタイミングに合わせて、カット針の回収を行わせることができる。
図150は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf12は、カット針量検知部210R12以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
カット針収納部6Rf12は、針打出ユニット2Rの背面全体と同等程度の大きさを有する。カット針収納部6Rf12は、一方の回収口61Rがステープラ1Rf12の一方の排出路33Rの排出口34Rと連通し、他方の回収口61Rがステープラ1Rf12の他方の排出路33Rの排出口34Rと連通する。
ステープラ1Rf12及びカット針収納部6Rf12は、カット針収納部6Rf12に収納された所定量のカット針13Aの有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R12を備える。
カット針量検知部210R12はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211R12と、発光部211R12から出射された光を検知する受光部212R12を備える。また、カット針量検知部210R12は、発光部211R12から出射された光を、所定の光路で受光部212R12に導波する光導波路213R12を備える。
カット針量検知部210R12は、図150(b)に示すように、カット針収納部6Rf12の内部において、ステープラ1Rf12の傾きによるカット針の積載高さの変動が少ないカット針収納部6Rf12の中心付近を満載検知位置とするため、カット針収納部6Rf12の背面の中心付近に光導波路213R12が設けられる。
また、光導波路213R12に対向してステープラ1Rf12の背面に発光部211R12と受光部212R12が設けられる。発光部211R12と受光部212R12は1つのユニットとして構成され、発光部211R12は、光の出射方向がステープラ1Rf12の後方に向けられ、受光部212R12は、光の入射面がステープラ1Rf12の後方に向けられる。
光導波路213R12は、プリズム214R12を備える。プリズム214R12は、カット針収納部6Rf12の図示しない窓部を通して発光部211R12と対向する第1の反射面214Rと、カット針収納部6Rf12の図示しない窓部を通して受光部212R12と対向する第2の反射面214Rと、第1の反射面214Rと第2の反射面214Rとの間で導光する導光部214Rを備える。
これにより、光導波路213R12は、発光部211R12から出射した光を、カット針収納部6Rf12を通して受光部212R12に入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210R12の作用効果例について説明する。カット針量検知部210R12は、カット針収納部6Rf12に満載検知位置に到達する量のカット針13Aが収納されていない場合、発光部211R12から出射した光が、カット針収納部6Rf12を通り受光部212R12に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf12に満載検知位置に到達する量のカット針13Aが収納されている場合、発光部211R12から出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212R12に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R12では、発光部211R12から出射した光が受光部212R12で検知されることで、カット針収納部6Rf12に収納されたカット針13Aの量が満載ではないことが検知される。
また、発光部211R12から出射した光が受光部212R12で非検知となることで、カット針収納部6Rf12に収納されたカット針13Aの量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R12では、ステープラ1Rf12からカット針収納部6Rf12を取り外さなければ、針カートリッジ100Aをステープラ1Rf12から着脱することができない。これにより、針カートリッジ100Aを着脱するタイミングに合わせて、カット針の回収を行わせることができる。また、カット針収納部6Rf12は、針打出ユニット2Rの背面全体と同等程度の大きさを有するので、カット針の収容量を増加させることができる。
<光導波路;光ファイバを使用した変形例>
図151は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf13は、カット針量検知部210R13以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf13及びカット針収納部6Rf13は、カット針収納部6Rf13に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R13を備える。
カット針量検知部210R13はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211R13と、発光部211R13から出射された光を検知する受光部212R13を備える。また、カット針量検知部210R13は、発光部211R13から出射された光を、所定の光路で受光部212R13に導波する光導波路213R13を備える。
カット針量検知部210R13は、発光部211R13と受光部212R13がステープラ1Rf13に設けられる。発光部211R13は、光の出射方向がステープラ1Rf13の後方に向けられ、受光部212R13は、光の入射面がステープラ1Rf13の後方に向けられる。また、カット針量検知部210R13は、光導波路213R13がカット針収納部6Rf13に設けられる。
光導波路213R13は、光ファイバ214R13を備える。光ファイバ214R13は、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して発光部211R13と対向する入射面214RL13と、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して受光部212R13と対向する出射面214RR13を備える。
これにより、光導波路213R13は、発光部211R13から出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212R13に入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210R13の作用効果例について説明する。カット針量検知部210R13は、カット針収納部6Rf13に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211R13から出射した光が、一方の回収路60R、光導波路213R13を構成する光ファイバ214R13及び他方の回収路60Rを通り受光部212R13に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf13に、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211R13から出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212R13に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R13では、発光部211R13から出射した光が受光部212R13で検知されることで、カット針収納部6Rf13に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、発光部211R13から出射した光が受光部212R13で非検知となることで、カット針収納部6Rf13に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R13では、光導波路213R13を可撓性のある光ファイバ214R13で構成することで、光路の配設の自由度が向上する。
図152は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf14は、カット針量検知部210R14以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf14及びカット針収納部6Rf14は、カット針収納部6Rf14に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R14を備える。
カット針量検知部210R14はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211R14と、発光部211R14から出射された光を検知する受光部212R14を備える。また、カット針量検知部210R14は、発光部211R14から出射された光を、所定の光路で受光部212R14に導波する光導波路213R14を備える。
カット針量検知部210R14は、発光部211R14と受光部212R14がステープラ1Rf14に設けられる。また、カット針量検知部210R13は、光導波路213R13がカット針収納部6Rf13に設けられる。
発光部211R14は、光の出射方向をステープラ1Rf14の側方内側に向けて、ステープラ1Rf14の背面に設けられる。また、受光部212R14は、光の入射面をステープラ1Rf14の側方内側に向けて、ステープラ1Rf14の背面に設けられる。
光導波路213R14は、光ファイバ214R14を備える。光ファイバ214R14は、一方の回収路60Rの図示しない窓部を通して発光部211R14と対向する入射面214RL14と、他方の回収路60Rの図示しない窓部を通して受光部212R14と対向する出射面214RR14を備える。
これにより、光導波路213R14は、発光部211R14から出射した光を、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212R14に入射させる光路を形成する。
次に、カット針量検知部210R14の作用効果例について説明する。カット針量検知部210R14は、カット針収納部6Rf14に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211R14から出射した光が、一方の回収路60R、光導波路213R14を構成する光ファイバ214R14及び他方の回収路60Rを通り受光部212R14に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf14に、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211R14から出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212R14に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R14では、発光部211R14から出射した光が受光部212R14で検知されることで、カット針収納部6Rf14に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、発光部211R14から出射した光が受光部212R14で非検知となることで、カット針収納部6Rf14に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R14では、光導波路213R14を可撓性のある光ファイバ214R14で構成することで、光路の配設の自由度が向上する。
<受発光部が分離した変形例>
図153及び図154は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf15は、カット針量検知部210R15以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf15及びカット針収納部6Rf15は、カット針収納部6Rf15に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R15を備える。
カット針量検知部210R15はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211R15と、発光部211R15から出射された光を検知する受光部212R15を備える。
発光部211R15と受光部212R15は、ステープラ1Rf15に設けられた支持部材225Rに取り付けられる。発光部211R15は、光の出射方向をステープラ1Rf15の側方内側に向けて、ステープラ1Rf14の背面に設けられる。また、受光部212R15は、光の入射面をステープラ1Rf15の側方内側に向けて、ステープラ1Rf15の背面に設けられる。支持部材225Rは、受光部212R15と対向して、光が透過する受光窓部225Rが設けられる。
ステープラ1Rf15にカット針収納部6Rf15が取り付けられると、発光部211R15が一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向し、受光部212R15が他方の回収路60Rの図示しない窓部と対向する。そして、発光部211R15から出射される光の光路中に受光部212R15が設けられることで、発光部211R15から出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212R15に入射される光路が形成される。
カット針量検知部210R15は、カット針収納部6Rf15の着脱を、発光部211R15と受光部212R15で検知する着脱検知部材226Rを備える。
着脱検知部材226Rは、軸226Rを支点とした回転動作で、受光窓部225Rを開閉可能に支持部材225Rに取り付けられる。また、着脱検知部材226Rは、ねじりコイルばね等でのバネ226Rにより、受光窓部225Rを遮蔽する方向に付勢される。
支持部材225Rは、バネ226Rにより受光窓部225Rを遮蔽する位置まで回転した着脱検知部材226Rが突き当てられるストッパ225Rを備える。また、着脱検知部材226Rは、ステープラ1Rf15に取り付けられるカット針収納部6Rf15に押圧される押圧爪部225Rを備える。
着脱検知部材226Rは、図154(a)に示すように、ステープラ1Rf15にカット針収納部6Rf15が取り付けられると、カット針収納部6Rf15に押圧爪部225Rが押圧される。これにより、着脱検知部材226Rは、軸226Rを支点とした回転動作で、受光窓部225Rを開く方向に回転する。そして、ステープラ1Rf15に取り付けられたカット針収納部6Rf15により押圧爪部225Rが押圧された状態で保持されることで、受光窓部225Rが開いた状態で保持される。
また、着脱検知部材226Rは、図154(b)に示すように、ステープラ1Rf15からカット針収納部6Rf15が取り外されると、押圧爪部225Rが押圧されない。これにより、着脱検知部材226Rは、バネ226Rにより受光窓部225Rを遮蔽する位置まで回転してストッパ225Rに突き当たり、受光窓部225Rを遮蔽した状態で保持される。
次に、カット針量検知部210R15の作用効果例について説明する。カット針量検知部210R15は、カット針収納部6Rf15に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211R15から出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り受光部212R15に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf15に、一方の回収路60Rの満載検知位置または他方の回収路60Rの満載検知位置のいずれかに到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211R15から出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212R15に入射しない。
また、図154(a)に示すように、ステープラ1Rf15にカット針収納部6Rf15が取り付けられると、着脱検知部材226Rにより受光窓部225Rを開くことで、発光部211R15から出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通り受光部212R15に入射する。
これに対し、図154(b)に示すように、ステープラ1Rf15からカット針収納部6Rf15が取り外されると、着脱検知部材226Rにより受光窓部225Rが遮蔽されることで、発光部211R15から出射した光の光路が遮られ、受光部212R15に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R15では、発光部211R15から出射した光が受光部212R15で検知されることで、カット針収納部6Rf15がステープラ1Rf15に取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf15に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、発光部211R15から出射した光が受光部212R15で非検知となることで、カット針収納部6Rf15に収納されたカット針の量が満載であること、または、カット針収納部6Rf15がステープラ1Rf15に取り付けられていないことが検知される。
カット針量検知部210R15では、カット針の満載検知と、カット針収納部6Rf15の有無の検知、すなわち、カット針収納部6Rf15の着脱の検知を、同一の検知部で兼用できる。
図155は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf16は、カット針量検知部210R16以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf16及びカット針収納部6Rf16は、カット針収納部6Rf16に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R16を備える。
カット針量検知部210R16はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する第1の発光部211R161と、第1の発光部211R161から出射された光を検知する第1の受光部212R161を備える。また、カット針量検知部210R16は、光を出射する第2の発光部211R162と、第2の発光部211R162から出射された光を検知する第2の受光部212R162を備える。
第1の発光部211R161と第2の発光部211R162は、光の出射方向をステープラ1Rf16の後方に向けて、ステープラ1Rf16の背面に設けられる。第1の発光部211R161は、ステープラ1Rf16に取り付けられたカット針収納部6Rf16の一方の回収路60Rに対向して設けられる。また、第2の発光部211R162は、ステープラ1Rf16に取り付けられたカット針収納部6Rf16の他方の回収路60Rに対向して設けられる。
第1の受光部212R161と第2の受光部212R162は、光の入射方向をステープラ1Rf16の前方に向けて、カット針収納部6Rf16の背面に設けられる。第1の受光部212R161は、カット針収納部6Rf16の一方の回収路60Rに設けられ、第2の受光部212R162は、カット針収納部6Rf16の他方の回収路60Rに設けられる。
ステープラ1Rf16にカット針収納部6Rf16が取り付けられると、第1の発光部211R161が一方の回収路60Rの図示しない窓部を透過して第1の受光部212R161と対向する。これにより、第1の発光部211R161から出射した光が、一方の回収路60Rを通して第1の受光部212R161に入射する光路が形成される。
また、ステープラ1Rf16にカット針収納部6Rf16が取り付けられると、第2の発光部211R162が他方の回収路60Rの図示しない窓部を透過して第2の受光部212R162と対向する。これにより、第2の発光部211R162から出射した光が、他方の回収路60Rを通して第2の受光部212R162に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R16の作用効果例について説明する。ステープラ1Rf16にカット針収納部6Rf16が取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf16に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第1の発光部211R161から出射した光が、一方の回収路60Rを通り第1の受光部212R161に入射する。また、第2の発光部211R162から出射した光が、他方の回収路60Rを通り第2の受光部212R162に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf16に、一方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第1の発光部211R161から出射した光の光路がカット針で遮られ、第1の受光部212R161に入射しない。また、カット針収納部6Rf16に、他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第2の発光部211R162から出射した光の光路がカット針で遮られ、第2の受光部212R162に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R16では、第1の発光部211R161から出射した光が第1の受光部212R161で検知されること、及び、第2の発光部211R162から出射した光が第2の受光部212R162で検知されることで、カット針収納部6Rf16がステープラ1Rf16に取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf15に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第1の発光部211R161から出射した光が第1の受光部212R161で非検知となること、または、第2の発光部211R162から出射した光が第2の受光部212R162で非検知となることで、カット針収納部6Rf15に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
更に、第1の発光部211R161から出射した光が第1の受光部212R161で非検知となること、及び、第2の発光部211R162から出射した光が第2の受光部212R162で非検知となることで、カット針収納部6Rf16がステープラ1Rf16に取り付けられていないことが検知される。
カット針量検知部210R16では、カット針収納部6Rf17の一方の回収路60Rと他方の回収路60Rで独立して満載検知が可能である。また、カット針の満載検知と、カット針収納部6Rf16の有無の検知、すなわち、カット針収納部6Rf16の着脱の検知を、同一の検知部で兼用できる。
図156は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf17は、カット針量検知部210R17以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf17及びカット針収納部6Rf17は、カット針収納部6Rf17に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R17を備える。
カット針量検知部210R17はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する第1の発光部211R171と、第1の発光部211R171から出射された光を検知する第1の受光部212R171を備える。また、カット針量検知部210R17は、光を出射する第2の発光部211R172と、第2の発光部211R172から出射された光を検知する第2の受光部212R172を備える。
第1の発光部211R171と第2の発光部211R172は、光の出射方向をステープラ1Rf17の側方内側に向けて、ステープラ1Rf17の背面に設けられる。第1の発光部211R171は、ステープラ1Rf17に取り付けられたカット針収納部6Rf17の一方の回収路60Rの外側の側面に対向して設けられる。また、第2の発光部211R172は、ステープラ1Rf17に取り付けられたカット針収納部6Rf17の他方の回収路60Rの外側の側面に対向して設けられる。
第1の受光部212R171と第2の受光部212R172は、光の入射方向をステープラ1Rf17の側方外側に向けて、ステープラ1Rf17の背面に設けられる。第1の受光部212R161は、ステープラ1Rf17に取り付けられたカット針収納部6Rf17の一方の回収路60Rの内側の側面に対向して設けられる。また、第2の受光部212R162は、ステープラ1Rf17に取り付けられたカット針収納部6Rf17の他方の回収路60Rの内側の側面に対向して設けられる。
ステープラ1Rf17にカット針収納部6Rf17が取り付けられると、第1の発光部211R171が一方の回収路60Rの図示しない窓部を透過して第1の受光部212R171と対向する。これにより、第1の発光部211R171から出射した光が、一方の回収路60Rを通して第1の受光部212R171に入射する光路が形成される。
また、ステープラ1Rf17にカット針収納部6Rf17が取り付けられると、第2の発光部211R172が他方の回収路60Rの図示しない窓部を透過して第2の受光部212R172と対向する。これにより、第2の発光部211R172から出射した光が、他方の回収路60Rを通して第2の受光部212R172に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R17の作用効果例について説明する。カット針量検知部210R17は、カット針収納部6Rf17に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第1の発光部211R171から出射した光が、一方の回収路60Rを通り第1の受光部212R171に入射する。また、第2の発光部211R172から出射した光が、他方の回収路60Rを通り第2の受光部212R172に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf17に、一方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第1の発光部211R171から出射した光の光路がカット針で遮られ、第1の受光部212R171に入射しない。また、カット針収納部6Rf17に、他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第2の発光部211R172から出射した光の光路がカット針で遮られ、第2の受光部212R172に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R17では、第1の発光部211R171から出射した光が第1の受光部212R171で検知されること、及び、第2の発光部211R172から出射した光が第2の受光部212R172で検知されることで、カット針収納部6Rf17に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第1の発光部211R171から出射した光が第1の受光部212R171で非検知となること、または、第2の発光部211R172から出射した光が第2の受光部212R172で非検知となることで、カット針収納部6Rf17に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R17では、カット針収納部6Rf17の一方の回収路60Rと他方の回収路60Rで独立して満載検知が可能である。
図157は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf18は、カット針量検知部210R18以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf18は、図示しないカット部に連通した1本の排出路33Rが後方に延在する。カット針収納部6Rf18は、ステープラ1Rf18に取り付けられると、排出路33Rと連通する1本の回収路60Rが、幅方向の中央に設けられる。ステープラ1Rf18は、排出路33Rの排出口34Rと、カット針収納部6Rf18の回収路60Rの回収口61Rが連通する。
ステープラ1Rf18及びカット針収納部6Rf18は、カット針収納部6Rf18に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R18を備える。
カット針量検知部210R18はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211R18と、発光部211R18から出射された光を検知する受光部212R18を備える。
発光部211R18は、光の出射方向をステープラ1Rf18の後方に向けて、ステープラ1Rf18の背面に設けられる。発光部211R18は、ステープラ1Rf18に取り付けられたカット針収納部6Rf18の回収路60Rに対向して設けられる。
受光部212R18は、光の入射方向をステープラ1Rf18の前方に向けて、カット針収納部6Rf18の背面に設けられる。受光部212R18は、カット針収納部6Rf18の回収路60Rに設けられる。
ステープラ1Rf18にカット針収納部6Rf18が取り付けられると、発光部211R18が回収路60Rの図示しない窓部を透過して受光部212R18と対向する。これにより、発光部211R18から出射した光が、回収路60Rを通して受光部212R18に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R18の作用効果例について説明する。ステープラ1Rf18にカット針収納部6Rf18が取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf18に、回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211R18から出射した光が、回収路60Rを通り受光部212R18に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf18に、回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211R18から出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212R18に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R18では、発光部211R18から出射した光が受光部212R18で検知されることで、カット針収納部6Rf18がステープラ1Rf18に取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf18に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、発光部211R18から出射した光が受光部212R18で非検知となることで、カット針収納部6Rf18に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。更に、発光部211R18から出射した光が受光部212R18で非検知となることで、カット針収納部6Rf18がステープラ1Rf18に取り付けられていないことが検知される。
カット針量検知部210R18では、カット針の満載検知と、カット針収納部6Rf18の有無の検知、すなわち、カット針収納部6Rf18の着脱の検知を、同一の検知部で兼用できる。また、ステープラ1Rf18からカット針収納部6Rf18を取り外さなければ、針カートリッジ100Aをステープラ1Rf18から着脱することができない。これにより、針カートリッジ100Aを着脱するタイミングに合わせて、カット針の回収を行わせることができる。
図158は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf19は、カット針量検知部210R18以外の構成は、図20で説明したステープラ1Hと同じであるため、全体の説明を省略する。
針カートリッジ100Hは、図示しない針シートが収納されるリフィル104Haが着脱可能に構成され、リフィル104Haにカット針収納部6Rf19を備える。カット針収納部6Rf19は、リフィル104Haの上面に、排出口33Hと連通する回収口を開閉する蓋部63Haを備える。
針カートリッジ100Hがステープラ1Rf19に取り付けられていない状態では、回収口が蓋部63Haで閉じられる。よって、針カートリッジ100Hをステープラ1Rf19から取り外した状態では、収納したカット針が不用意に外部に排出されることが抑制される。
これに対し、針カートリッジ100Hがステープラ1Rf19に取り付けられると、排出路33Hに押されて蓋部63Haが開き、排出路33Hとカット針収納部6Rf19が連通する。
ステープラ1Rf19及びカット針収納部6Rf19は、カット針収納部6Rf19に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R19を備える。
カット針量検知部210R19はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211R19と、発光部211R19から出射された光を検知する受光部212R19を備える。
発光部211R19は、光の出射方向をステープラ1Rf19の内側に向けて、ステープラ1Rf19に設けられる。発光部211R19は、ステープラ1Rf19に取り付けられた針カートリッジ100Hのカット針収納部6Rf19の一方の側面と対向して設けられる。
受光部212R19は、光の入射方向をステープラ1Rf19の内側に向けて、ステープラ1Rf19に設けられる。受光部212R19は、ステープラ1Rf19に取り付けられた針カートリッジ100Hのカット針収納部6Rf19の他方の側面と対向して設けられる。
ステープラ1Rf19にカット針収納部6Rf19が取り付けられると、発光部211R19が針カートリッジ100Hのカット針収納部6Rf19の図示しない窓部を透過して受光部212R19と対向する。これにより、発光部211R19から出射した光が、カット針収納部6Rf19を通して受光部212R19に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R19の作用効果例について説明する。ステープラ1Rf19にカット針収納部6Rf19が取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf19に、満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211R19から出射した光が、カット針収納部6Rf19を通り受光部212R19に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf19に、満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211R19から出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212R19に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R19では、発光部211R19から出射した光が受光部212R19で検知されることで、カット針収納部6Rf19に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、発光部211R19から出射した光が受光部212R19で非検知となることで、カット針収納部6Rf19に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R19では、カット針収納部6Rf19と針カートリッジ100Hが一体的にステープラ1Rf19から着脱されるので、針カートリッジ100Hを着脱するタイミングに合わせて、カット針の回収を行わせることができる。
図159は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf20は、カット針量検知部210R20以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf20及びカット針収納部6Rf20は、カット針収納部6Rf20に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R20を備える。
カット針量検知部210R20はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する第1の発光部211R201と、第1の発光部211R201から出射された光を検知する第1の受光部212R201を備える。また、カット針量検知部210R20は、光を出射する第2の発光部211R202と、第2の発光部211R202から出射された光を検知する第2の受光部212R202を備える。
第1の発光部211R201と第1の受光部212R201は1つのユニットとして構成される。第1の発光部211R201は、光の出射方向をステープラ1Rf20の内側に向けて、ステープラ1Rf20の背面に設けられ、また、第1の受光部212R201は、光の入射方向をステープラ1Rf20の外側に向けて、ステープラ1Rf20の背面に設けられる。
第1の発光部211R201は、ステープラ1Rf20に取り付けられたカット針収納部6Rf20の一方の回収路60Rの外側の側面に対向して設けられる。また、第1の受光部212R201は、カット針収納部6Rf20の一方の回収路60Rの内側の側面に対向して設けられる。
第2の発光部211R202と第2の受光部212R202は1つのユニットとして構成される。第2の発光部211R202は、光の出射方向をステープラ1Rf20の内側に向けて、ステープラ1Rf20の背面に設けられ、また、第2の受光部212R202は、光の入射方向をステープラ1Rf20の外側に向けて、ステープラ1Rf20の背面に設けられる。
第2の発光部211R202は、ステープラ1Rf20に取り付けられたカット針収納部6Rf20の他方の回収路60Rの外側の側面に対向して設けられる。また、第2の受光部212R202は、カット針収納部6Rf20の他方の回収路60Rの内側の側面に対向して設けられる。
ステープラ1Rf20にカット針収納部6Rf20が取り付けられると、第1の発光部211R201が一方の回収路60Rの図示しない窓部を透過して第1の受光部212R201と対向する。これにより、第1の発光部211R201から出射した光が、一方の回収路60Rを通して第1の受光部212R201に入射する光路が形成される。
また、ステープラ1Rf20にカット針収納部6Rf20が取り付けられると、第2の発光部211R202が他方の回収路60Rの図示しない窓部を透過して第2の受光部212R202と対向する。これにより、第2の発光部211R202から出射した光が、他方の回収路60Rを通して第2の受光部212R202に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R20の作用効果例について説明する。ステープラ1Rf20にカット針収納部6Rf20が取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf20に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第1の発光部211R201から出射した光が、一方の回収路60Rを通り第1の受光部212R201に入射する。また、第2の発光部211R202から出射した光が、他方の回収路60Rを通り第2の受光部212R202に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf20に、一方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第1の発光部211R201から出射した光の光路がカット針で遮られ、第1の受光部212R201に入射しない。また、カット針収納部6Rf20に、他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第2の発光部211R202から出射した光の光路がカット針で遮られ、第2の受光部212R202に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R20では、第1の発光部211R201から出射した光が第1の受光部212R201で検知されること、及び、第2の発光部211R202から出射した光が第2の受光部212R202で検知されることで、カット針収納部6Rf20に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第1の発光部211R201から出射した光が第1の受光部212R201で非検知となること、または、第2の発光部211R202から出射した光が第2の受光部212R202で非検知となることで、カット針収納部6Rf20に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R20では、カット針収納部6Rf20の一方の回収路60Rと他方の回収路60Rで独立して満載検知が可能である。
図160は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf21は、カット針量検知部210R21以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf21は、図示しないカット部に連通した1本の排出路33Rが後方に延在する。カット針収納部6Rf21は、ステープラ1Rf21に取り付けられると、排出路33Rと連通する1本の回収路60Rが、幅方向の中央に設けられる。ステープラ1Rf21は、排出路33Rの排出口34Rと、カット針収納部6Rf21の回収路60Rの回収口61Rが連通する。
ステープラ1Rf21及びカット針収納部6Rf21は、カット針収納部6Rf21に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R21を備える。
カット針量検知部210R21はカット針満載検知手段の一例で、光を出射する発光部211R21と、発光部211R21から出射された光を検知する受光部212R21を備える。
発光部211R21と受光部212R21は1つのユニットとして構成される。発光部211R21は、光の出射方向をステープラ1Rf21の内側に向けて、ステープラ1Rf21の背面に設けられ、また、受光部212R21は、光の入射方向をステープラ1Rf21の内側に向けて、ステープラ1Rf21の背面に設けられる。
発光部211R21は、ステープラ1Rf21に取り付けられたカット針収納部6Rf21の回収路60Rの一方の側面に対向して設けられる。また、受光部212R21は、カット針収納部6Rf21の回収路60Rの他方の側面に対向して設けられる。
ステープラ1Rf21にカット針収納部6Rf21が取り付けられると、発光部211R21が回収路60Rの図示しない窓部を透過して受光部212R21と対向する。これにより、発光部211R21から出射した光が、回収路60Rを通して受光部212R21に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R21の作用効果例について説明する。ステープラ1Rf21にカット針収納部6Rf21が取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf21に、回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、発光部211R21から出射した光が、回収路60Rを通り受光部212R21に入射する。
これに対し、カット針収納部6Rf21に、回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、発光部211R21から出射した光の光路がカット針で遮られ、受光部212R21に入射しない。
これにより、カット針量検知部210R21では、発光部211R21から出射した光が受光部212R21で検知されることで、カット針収納部6Rf21に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、発光部211R21から出射した光が受光部212R21で非検知となることで、カット針収納部6Rf21に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R21では、ステープラ1Rf21からカット針収納部6Rf21を取り外さなければ、針カートリッジ100Aをステープラ1Rf21から着脱することができない。これにより、針カートリッジ100Aを着脱するタイミングに合わせて、カット針の回収を行わせることができる。
<反射型の光センサを使用した変形例>
図161は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf22は、カット針量検知部210R22以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf22及びカット針収納部6Rf22は、カット針収納部6Rf22に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R22を備える。
カット針量検知部210R22はカット針満載検知手段の一例で、光を入出射する第1の受発光部211R221と、光を入出射する第2の受発光部211R222を備える。第1の受発光部211R221と第2の受発光部211R222は、反射型の光学センサで、図示しない発光素子と、発光素子から出射された光の反射光を受光する図示しない受光素子を備える。
第1の受発光部211R221と第2の受発光部211R222は、光の出射方向及び入射方向をステープラ1Rf22の後方に向けて、ステープラ1Rf22の背面に設けられる。第1の受発光部211R221は、ステープラ1Rf22に取り付けられたカット針収納部6Rf22の一方の回収路60Rに対向して設けられる。また、第2の受発光部211R222は、ステープラ1Rf22に取り付けられたカット針収納部6Rf22の他方の回収路60Rに対向して設けられる。
ステープラ1Rf22にカット針収納部6Rf22が取り付けられると、第1の受発光部211R221が一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向する。これにより、第1の受発光部211R221から出射した光が、一方の回収路60Rに積載された照射対象物であるカット針に反射して第1の受発光部211R221に入射する光路が形成される。
また、ステープラ1Rf22にカット針収納部6Rf22が取り付けられると、第2の受発光部211R222が他方の回収路60Rの図示しない窓部と対向する。これにより、第2の受発光部211R222から出射した光が、他方の回収路60Rに積載された照射対象物であるカット針に反射して第2の受発光部211R222に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R22の作用効果例について説明する。ステープラ1Rf22にカット針収納部6Rf22が取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf22に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第1の受発光部211R221から出射した光がカット針で反射せず、第1の受発光部211R221に入射しない。また、第2の受発光部211R222から出射した光がカット針で反射せず、第2の受発光部211R222に入射しない。
これに対し、カット針収納部6Rf22に、一方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第1の受発光部211R221から出射した光がカット針で反射し、第1の受発光部211R221に入射する。また、カット針収納部6Rf22に、他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第2の受発光部211R222から出射した光がカット針で反射し、第2の受発光部211R222に入射する。
これにより、カット針量検知部210R22では、第1の受発光部211R221から出射した光が第1の受発光部211R221で非検知となること、及び、第2の受発光部211R222から出射した光が第2の受発光部211R222で非検知となることで、カット針収納部6Rf22に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第1の受発光部211R221から出射した光が第1の受発光部211R221で検知されること、または、第2の受発光部211R222から出射した光が第2の受発光部211R222で検知されることで、カット針収納部6Rf22に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R22では、カット針収納部6Rf22の一方の回収路60Rと他方の回収路60Rで独立して満載検知が可能である。
図162は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf23は、カット針量検知部210R23以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf23は、図示しないカット部に連通した1本の排出路33Rが後方に延在する。カット針収納部6Rf23は、ステープラ1Rf23に取り付けられると、排出路33Rと連通する1本の回収路60Rが、幅方向の中央に設けられる。ステープラ1Rf23は、排出路33Rの排出口34Rと、カット針収納部6Rf23の回収路60Rの回収口61Rが連通する。
ステープラ1Rf23及びカット針収納部6Rf23は、カット針収納部6Rf23に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R23を備える。
カット針量検知部210R23はカット針満載検知手段の一例で、光を入出射する受発光部211R23を備える。受発光部211R23は、反射型の光学センサで、図示しない発光素子と、発光素子から出射された光の反射光を受光する図示しない受光素子を備える。
受発光部211R23は、光の出射方向及び入射方向をステープラ1Rf23の後方に向けて、ステープラ1Rf23の背面に設けられる。受発光部211R23は、ステープラ1Rf23に取り付けられたカット針収納部6Rf23の回収路60Rに対向して設けられる。
ステープラ1Rf23にカット針収納部6Rf23が取り付けられると、受発光部211R23が回収路60Rの図示しない窓部と対向する。これにより、受発光部211R23から出射した光が、回収路60Rに積載されたカット針に反射して受発光部211R23に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R23の作用効果例について説明する。ステープラ1Rf23にカット針収納部6Rf23が取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf23に、回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、受発光部211R23から出射した光がカット針で反射せず、受発光部211R23に入射しない。
これに対し、カット針収納部6Rf23に、回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、受発光部211R23から出射した光がカット針で反射し、受発光部211R23に入射する。
これにより、カット針量検知部210R23では、受発光部211R23から出射した光が受発光部211R23で非検知となることで、カット針収納部6Rf23に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、受発光部211R23から出射した光が受発光部211R23で検知されることで、カット針収納部6Rf23に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R23では、ステープラ1Rf23からカット針収納部6Rf23を取り外さなければ、針カートリッジ100Aをステープラ1Rf23から着脱することができない。これにより、針カートリッジ100Aを着脱するタイミングに合わせて、カット針の回収を行わせることができる。
図163は、光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態のステープラの他の変形例を示す構成図である。ステープラ1Rf24は、カット針量検知部210R24以外の構成はステープラ1Rfと同じであるため、全体の説明を省略する。
ステープラ1Rf24及びカット針収納部6Rf24は、カット針収納部6Rf24に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無を利用して検知する光学式のカット針量検知部210R24を備える。
カット針量検知部210R24はカット針満載検知手段の一例で、光を入出射する第1の受発光部211R241と、光を入出射する第2の受発光部211R242を備える。第1の受発光部211R241と第2の受発光部211R242は、反射型の光学センサで、図示しない発光素子と、発光素子から出射された光の反射光を受光する図示しない受光素子を備える。
第1の受発光部211R241と第2の受発光部211R242は、光の出射方向及び入射方向をステープラ1Rf24の外側に向けて、ステープラ1Rf24の背面に設けられる。第1の受発光部211R241は、ステープラ1Rf24に取り付けられたカット針収納部6Rf24の一方の回収路60Rの内側の側面に対向して設けられる。また、第2の受発光部211R242は、ステープラ1Rf24に取り付けられたカット針収納部6Rf24の他方の回収路60Rの内側の側面に対向して設けられる。
ステープラ1Rf24にカット針収納部6Rf24が取り付けられると、第1の受発光部211R241が一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向する。これにより、第1の受発光部211R241から出射した光が、一方の回収路60Rに積載された照射対象物であるカット針に反射して第1の受発光部211R241に入射する光路が形成される。
また、ステープラ1Rf24にカット針収納部6Rf24が取り付けられると、第2の受発光部211R242が他方の回収路60Rの図示しない窓部と対向する。これにより、第2の受発光部211R242から出射した光が、他方の回収路60Rに積載された照射対象物であるカット針に反射して第2の受発光部211R242に入射する光路が形成される。
次に、カット針量検知部210R24の作用効果例について説明する。ステープラ1Rf24にカット針収納部6Rf24が取り付けられ、かつ、カット針収納部6Rf24に、一方の回収路60Rの満載検知位置及び他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されていない場合、第1の受発光部211R241から出射した光がカット針で反射せず、第1の受発光部211R241に入射しない。また、第2の受発光部211R242から出射した光がカット針で反射せず、第2の受発光部211R242に入射しない。
これに対し、カット針収納部6Rf24に、一方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第1の受発光部211R241から出射した光がカット針で反射し、第1の受発光部211R241に入射する。また、カット針収納部6Rf24に、他方の回収路60Rの満載検知位置に到達する量のカット針が収納されている場合、第2の受発光部211R242から出射した光がカット針で反射し、第2の受発光部211R242に入射する。
これにより、カット針量検知部210R24では、第1の受発光部211R241から出射した光が第1の受発光部211R241で非検知となること、及び、第2の受発光部211R242から出射した光が第2の受発光部211R242で非検知となることで、カット針収納部6Rf24に収納されたカット針の量が満載ではないことが検知される。
また、第1の受発光部211R241から出射した光が第1の受発光部211R241で検知されること、または、第2の受発光部211R242から出射した光が第2の受発光部211R242で検知されることで、カット針収納部6Rf24に収納されたカット針の量が満載であることが検知される。
カット針量検知部210R24では、カット針収納部6Rf24の一方の回収路60Rと他方の回収路60Rで独立して満載検知が可能である。
<光センサでカット針の満載検知を行う実施の形態の後処理装置の変形例>
図164は、光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。図136〜図138で説明したステープラ1Rf等のように、カット針の満載検知を行う構成では、後処理装置502Rに光導波路213Rを備える構成としても良い。
例えば、カット針の満載検知を行うステープラ1Rf等を、図2に示すように移動させる構成で、所定の検知位置Pp10にプリズム213R等の光導波路213Rを備える。ステープラ1Rfが検知位置Pp10に移動すると、ステープラ1Rfが光導波路213Rと対向する。
これにより、発光部211Rから出射した光が、カット針収納部6Rfの一方の回収路60R、光導波路213R、そして、及び他方の回収路60Rを通り、受光部212Rに入射する光路が形成される。よって、ステープラ1Rfが検知位置Pp10に移動すると、カット針の満載検知が可能である。
これに対し、ステープラ1Rfが非検知位置Pp11に移動すると、ステープラ1Rfが光導波路213Rから離れる。これにより、満載検知のための光路が形成されず、所定の検知位置以外ではカット針の満載検知が行われない。
図165は、光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。
例えば、図147に示すステープラ1Rfにおいて、第1の光導波路213R91を構成するプリズム214R91と、第2の光導波路213R92を構成するプリズム214R92を、ステープラ1Rfが取り付けられる取付部材507Rに備える。
取付部材507は、後処理装置502Rに設けられ、ステープラ1RfをモータMの駆動で図2に示すように移動させる。
第1の光導波路213R91と第2の光導波路213R92を後処理装置502Rに設けることで、カット針収納部6Rfに光導波路を設ける必要がない。
図166は、光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。
例えば、図156に示すステープラ1Rf17において、第1の発光部211R171と第2の発光部211R172を、ステープラ1Rf17が取り付けられる取付部材507Rに備える。
取付部材507は、後処理装置502Rに設けられ、ステープラ1Rf17をモータMの駆動で図2に示すように移動させる。なお、第1の受光部212R171と第2の受光部212R172を取付部材507Rに備えても良い。
図167は、光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。
例えば、図148に示すステープラ1Rf10において、1つのユニットとして構成される第1の発光部211R101及び第1の受光部212R101と、第2の発光部211R102及び第2の受光部212R102を、ステープラ1Rf10が取り付けられる取付部材507Rに備える。
取付部材507は、後処理装置502Rに設けられ、ステープラ1Rf10をモータMの駆動で図2に示すように移動させる。
第1の発光部211R101及び第1の受光部212R101と、第2の発光部211R102及び第2の受光部212R102を後処理装置502Rに設けることで、ステープラ1Rf10に受発光部を設ける必要がない。
図168は、光センせでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。後処理装置502Rは、カット針量検知部210R25として光を入出射する第1の受発光部211R251と、光を入出射する第2の受発光部211R252を、所定の検知位置Pp10に備える。第1の受発光部211R251と第2の受発光部211R252は、反射型の光学センサで、図示しない発光素子と、発光素子から出射された光の反射光を受光する図示しない受光素子を備える。
ステープラ1Rf25が検知位置Pp10に移動すると、第1の受発光部211R251は、ステープラ1Rf25に取り付けられたカット針収納部6Rf25の一方の回収路60Rに対向する。また、第2の受発光部211R252は、ステープラ1Rf25に取り付けられたカット針収納部6Rf25の他方の回収路60Rに対向する。
第1の受発光部211R251は、一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向することで、第1の受発光部211R251から出射した光が、一方の回収路60Rに積載された照射対象物であるカット針に反射して第1の受発光部211R251に入射する光路が形成される。また、第2の受発光部211R252は、他方の回収路60Rの図示しない窓部と対向することで、第2の受発光部211R252から出射した光が、他方の回収路60Rに積載された照射対象物であるカット針に反射して第2の受発光部211R252に入射する光路が形成される。よって、ステープラ1Rf25が検知位置Pp10に移動すると、カット針の満載検知が可能である。
これに対し、ステープラ1Rf25が非検知位置Pp11に移動すると、ステープラ1Rf25が第1の受発光部211R251と第2の受発光部211R252から離れる。これにより、満載検知のための光路が形成されず、所定の検知位置以外ではカット針の満載検知が行われない。
後処理装置502Rでは、ステープラ1Rf25にカット針量検知部を備える必要がない。なお、検知位置Pp10は、複数個所に設けても良い。この場合、各検知位置Pp10に、第1の受発光部211R251と第2の受発光部211R252を備える。
図169は、光センサでカット針の満載検知を行うステープラを備えた本実施の形態の後処理装置の変形例を示す構成図である。
後処理装置503Rは、カット針量検知部210R26として発光部211R26と受光部212R26を、ステープラ1Rf26が取り付けられる取付部材507Rに備える。
ステープラ1Rf15が取付部材507Rに取り付けられると、発光部211R26がステープラ1Rf15に取り付けられたカット針収納部6Rf26の一方の回収路60Rの図示しない窓部と対向し、受光部212R26が他方の回収路60Rの図示しない窓部と対向する。そして、発光部211R26から出射される光の光路中に受光部212R26が設けられることで、発光部211R26から出射した光が、一方の回収路60R及び他方の回収路60Rを通して受光部212R26に入射される光路が形成される。
取付部材507は、ステープラ1Rf26をモータMの駆動で図2に示すように移動させる。
発光部211R26及び受光部212R26を後処理装置502Rに設けることで、ステープラ1Rf26に受発光部を設ける必要がない。
1・・・ステープラ、10A・・・針、11A・・・針クラウン、12A・・・針足、13A・・・カット針、2A・・・針打出ユニット、20A・・・収納部、21A・・・繰り出し部、22A・・・打出部、3A・・・綴じユニット、30A・・・カット部、31A・・・クリンチャ部、32A・・・軸、33A(33A,33A)・・・排出路、34A,34A・・・排出口、4A・・・用紙挟持部、5A・・・駆動部、50A・・・モータ、51A・・・カム、52A・・・リンク部、6A・・・カット針収納部、60A,60A・・・回収路、61A,61A・・・回収口、100A・・・針カートリッジ、210R〜210R25・・・カット針量検知部、211R(1〜n)・・・発光部、212R(1〜n)・・・受光部、213R(1〜n)・・・光導波路、503A、502R〜502R・・・後処理装置

Claims (15)

  1. 針で用紙を綴じるステープラであって、
    針が収納された針カートリッジと、
    前記針カートリッジが着脱可能に取り付けられる収納部と、
    針を打ち出して用紙に貫通させる針打出部と、
    用紙を貫通した針の針足をカットするカット部と、
    用紙を貫通した針の針足を曲げて用紙を綴じる綴じ部と、
    前記カット部でカットされたカット針を収納するカット針収納部と、
    前記カット針収納部に収納されたカット針の量を検知するカット針量検知部と、
    前記カット部と前記カット針収納部とを連通し、前記カット針収納部にカット針を誘導する排出部を備え、
    前記カット針収納部を当該ステープラに対して着脱可能とした
    ことを特徴とするステープラ。
  2. 前記カット針量検知部は、前記カット針収納部の向きで変位するカット針の積載高に合わせてカット針の量を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステープラ。
  3. 前記カット針量検知部は、前記カット針収納部に収納されたカット針の量が満載であることの検知を行うと共に、前記カット針収納部の着脱検知を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のステープラ。
  4. 前記カット針量検知部は、前記カット針収納部に収納されたカット針の重量によりカット針の量を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステープラ。
  5. 前記カット針量検知部は、前記カット針収納部に収納された所定量のカット針の有無を、光の透過の有無で検知する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のステープラ。
  6. 前記カット針量検知部は、
    光を出射する発光部と、
    前記発光部から出射され、前記カット針収納部を透過する光の有無を検知する受光部とを備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載のステープラ。
  7. 前記カット針量検知部は、前記カット針収納部を透過する光路を形成する光導波路を備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載のステープラ。
  8. 前記カット針量検知部は、
    光を出射する発光部と、
    前記発光部から出射され、照射対象物で反射する光の有無を検知する受光部とを備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載のステープラ。
  9. 前記カット針量検知部は、
    前記カット針収納部に収納されたカット針の積層方向に沿った複数個所で、カット針の有無を検知する
    ことを特徴とする請求項5〜請求項8の何れか1項に記載のステープラ。
  10. 前記カット針量検知部で検知されたカット針の量を、後処理装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のステープラ。
  11. 針で用紙を綴じるステープラを備えて、画像の形成された用紙に後処理を施す後処理装置であって、
    前記ステープラは、
    針が収納された針カートリッジと、
    前記針カートリッジが着脱可能に取り付けられる収納部と、
    針を打ち出して用紙に貫通させる針打出部と、
    用紙を貫通した針の針足をカットするカット部と、
    用紙を貫通した針の針足を曲げて用紙を綴じる綴じ部と、
    前記カット部でカットされたカット針を収納するカット針収納部と、
    前記カット部と前記カット針収納部とを連通し、前記カット針収納部にカット針を誘導する排出部を備え、
    前記カット針収納部を前記ステープラに対して着脱可能とし、
    前記カット針収納部に収納されたカット針の量を検知するカット針量検知部を備えた
    ことを特徴とする後処理装置。
  12. 前記カット針量検知部を前記ステープラに備えた
    ことを特徴とする請求項11に記載の後処理装置。
  13. 前記カット針量検知部は、
    光を出射する発光部と、
    前記発光部から出射され、前記カット針収納部を透過する光の有無を検知する受光部とを備えた
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の後処理装置。
  14. 前記カット針量検知部は、前記カット針収納部を透過する光路を形成する光導波路を備えた
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の後処理装置。
  15. 用紙に画像を形成して出力する画像形成装置と、
    前記画像形成装置に接続されて用紙に後処理を施す請求項11に記載の後処理装置を備えた
    ことを特徴とする画像形成システム。
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