JP2005115132A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定着ベルトまたは定着ロールの表面離型層を傷付けることがなく、長期に亘って安定的に光沢のあるプリント画像を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成手段と、第一の定着手段15と、トナー画像の面質処理を行う第二の定着手段101と、面質処理を実施しない第1のモードと、面質処理を実施する第2のモードとを選択して切り替えるモード選択手段105と、第二の定着手段101に供給されて面質処理が実施される専用記録シート18Pを保持し搬送供給する専用記録シート給紙手段17Uと、専用記録シート18P以外の記録シート18を保持し搬送供給する記録シート給紙手段17Dとを備え、モード選択手段105が第2のモードを選択した際に、専用記録シート18P以外の記録シート18の使用を排除する排他的シート選択手段が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式を適用したカラー複写機やカラープリンター等の画像形成装置に関し、特に、トナー画像を記録シートに定着した後に、高光沢化のための後処理を行う画像形成装置に関する。
特公平4−31389号公報 特公平4−31393号公報 特開昭63−92965号公報 特開平5−216322号公報 特開平5−104868号公報 特開平6−011939号公報 特開平6−019178号公報 米国特許5,234,782号公報 特開2002−91050号公報
従来、電子写真方式を適用したカラー複写機やカラープリンター等のカラー画像形成装置としては、感光体ドラムを1つのみ備え、当該感光体ドラム上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー像を順次形成し、上記感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー像を、記録シート上に多重に転写した後、これらのトナー像を加熱して記録シート上に定着することにより、カラー画像を形成するように構成したものがある。また、上記カラー画像形成装置としては、感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー像を、一旦中間転写体上に多重に一次転写した後、当該中間転写体上に多重に転写された各色のトナー像を、記録シート上に一括して二次転写し、これらのトナー像を加熱して記録シート上に定着することにより、カラー画像を形成するように構成したものもある。さらに、上記カラー画像形成装置としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色に対応した複数の画像形成ユニットを備え、各画像形成ユニットの感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー像を、記録シート上に多重に転写するか、又は一旦中間転写体上に多重に一次転写した後、当該中間転写体上に多重に転写された各色のトナー像を、記録シート上に一括して二次転写した後、これらのトナー像を加熱して記録シート上に定着することによりカラー画像を形成するように構成したものがある。
トナー画像を高光沢化する手段としては、トナーを加熱溶融してベルトに密着させ、冷却した後にベルトから剥離させる画質向上装置あるいは定着装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、記録シートとしては、トナー画像部と白紙部との光沢差を少なくし、違和感のないプリントを得るために、記録シートの基材上に熱可塑性樹脂層を設けたものが提案されている(例えば、特許文献3〜8参照)。さらに、画像の高光沢化を図り、定着手段(第1定着器)/後処理手段(第2定着器)を有するシステムも提案されている(例えば、特許文献9参照)。
しかしながら、上述のようなベルトを用いた冷却剥離方式の画質向上装置あるいは定着装置においては、ベルト表面の維持性に課題が生じる。すなわち、記録シートの熱可塑性樹脂により形成された受像層もしくはトナーが接触している部分においては問題とならないが、普通紙やハガキなどセルロースが表面に出ている用紙がベルトに接触すると、これらの用紙が原因となってベルトの維持性に問題が生じていた。
具体的には、ベルト表面にシリコーンゴム等の弾性離型層を用いた場合には、普通紙等が接触する部分の離型性能が劣化し、また紙粉の固着も発生し、徐々にグロス(光沢度)が低下してしまうという問題が生じていた。また、ベルト表面にPFAやPTFE等の樹脂離型層を用いた場合には、普通紙等が接触する部分に細かな磨耗傷が発生し、やはりグロスが低下してしまうという問題が生じていた。さらに、例えば、上述の特許文献5〜8に開示されているような用紙端部に透明樹脂層が無い記録シートを用いた場合にも、用紙端部において離型劣化もしくは磨耗傷といったグロス低下を引き起こすこととなり、特に、ハガキ等の厚紙では用紙端部のエッジによる傷が顕著に発生する虞が生じていた。
そこで、本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みて、定着ベルトまたは定着ロールの表面離型層を傷付けることがなく、長期に亘って安定的に光沢のあるプリント画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
以下、本明細書中において、面質処理とは、トナー画像定着後の記録シート表面の画像段差を低減し、定着画像の高光沢化を図る処理をいうものとする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置においては、画像情報に基づいて記録シート上に未定着トナー画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段にて形成された前記未定着トナー画像を定着する第一の定着手段と、該第一の定着手段にて前記未定着トナー画像を前記記録シートに定着した後に、該記録シートに定着した定着トナー画像の面質処理を行う第二の定着手段と、該第二の定着手段による前記面質処理を実施しない第1のモードと、該第二の定着手段による前記面質処理を実施する第2のモードとを選択して切り替えるモード選択手段と、該モード選択手段により前記第2のモードが選択された際に、前記第二の定着手段に供給されて前記面質処理が実施される専用記録シートを保持し搬送供給する専用記録シート給紙手段と、前記モード選択手段により前記第1のモードが選択された際に、前記専用記録シート以外の記録シートを保持し搬送供給する記録シート給紙手段とを備え、前記モード選択手段が前記第2のモードを選択した際に、前記専用記録シート以外の記録シートの使用を排除する排他的シート選択手段が設けられていることを特徴とする。
このように構成した本発明に係る画像形成装置においては、画像形成手段と、第一の定着手段と、第二の定着手段と、モード選択手段と、専用記録シート給紙手段と、記録シート給紙手段とを備え、モード選択手段が第2のモードを選択した際に、専用記録シート以外の記録シートの使用を排除する排他的シート選択手段が設けられているので、少なくとも普通紙等の記録シート以外の記録シート(以下、「普通紙等」ということもある。)は定着手段のみで定着が行なわれ(第1のモード)、また、第2のモードが選択された場合にのみ専用記録シートが第一の定着手段で定着された後に、第二の定着手段に供給されて面質処理(高光沢化処理)が行われる(第2のモード)。すなわち、記録シートの表面の平滑化によりトナー画像段差の低減を図る面質処理を行う第二の定着手段の性能を維持するためには、第二の定着手段への普通紙等の混入を防止する必要があるが、上述の構成により、第2のモードが選択された際に第二の定着手段に普通紙等が供給されるのを上記排他的シート選択手段により確実に防止することができる。これにより目的に応じた効率的な画像形成を実現すると共に、第二の定着手段の性能を維持し、長期に亘って安定的に光沢のあるプリント画像を得ることができる画像形成装置を提供することが可能となる。
ここで、前記第二の定着手段は、加熱ローラを含む複数のローラと、該複数のローラにより回動可能に支持されたベルトと、前記加熱ローラに該ベルトを介して圧接された加圧ローラと、前記加熱ローラよりもシート搬送方向下流側にて前記ベルトを冷却する冷却手段とを備え、前記加圧ローラと前記ベルトとの圧接部にて、トナー画像が前記ベルトに接するように前記専用記録シートを通過させて前記トナー画像を加熱加圧すると共に、該専用記録シートが所定温度以下に冷却された後に、前記ベルトから該専用記録シートを剥離させてもよい。
この場合は、第二の定着手段が、加熱ローラを含む複数のローラと、複数のローラにより回動可能に支持されたベルトと、加熱ローラにベルトを介して圧接された加圧ローラと、加熱ローラよりも記録シートの搬送方向下流側にてベルトを冷却する冷却手段とを備え、加圧ローラとベルトとの圧接部にて、トナー画像がベルトに接するように記録シートを通過させてトナー画像を加熱加圧すると共に、記録シートが所定温度以下に冷却された後に、ベルトから記録シートを剥離させるように構成したので、上述の効果に加え、トナー画像が加熱軟化されて記録シートの受像層に埋め込まれ、平滑化された受像層がベルトに密着された状態で、冷却固化されることにより、記録シート受像層の光沢ムラを低減し、形成された画像の光沢性を一層向上させることができる。
また、前記専用記録シートは、画像形成時に未定着トナー画像が形成されて前記第二の定着手段の前記ベルトに圧接される面に熱可塑性樹脂製の被覆層を有してもよい。
この場合は、第2のモードに使用される専用記録シートのベルトに対向する面に熱可塑性樹脂からなる被覆層を有しているので、トナー画像の記録シート受像層への埋め込みが容易となり、受像層自体の平面性を一層高めることができる。
また、前記排他的シート選択手段は、前記モード選択手段が前記第2のモードを選択した際に、専用記録シート以外の記録シートを保持し搬送供給する前記記録シート給紙手段の使用を強制的に排除する手段であってもよい。
このような記録シート給紙手段の使用を強制的に排除する手段としては、例えば、後処理を行う第2のモードが選択された場合には、予め設定された普通紙トレイからは給紙しないように強制的に制御する手段や、用紙のサイズや用紙の表面光沢を検知するセンサーを設けて、専用光沢紙トレイと普通紙トレイとを装置側に認識させ、強制的に普通紙トレイからは給紙しないように制御する手段が挙げられる。
この場合は、専用記録シート以外の記録シートを保持し搬送供給する記録シートトレイの使用を排除(禁止)することで、供給段階において確実に専用記録シート以外の普通紙等の第二の定着手段への侵入を防止することができる。
さらに、前記排他的シート選択手段としては、上記の記録シート給紙手段の使用を強制的に排除する手段とは別に、あるいは、この手段に加えて設けられる次のような手段がある。すなわち、前記専用記録シートのサイズを、前記記録シート給紙手段にて供給される前記記録シートのサイズとは異なるサイズに設定し、前記専用記録シート給紙手段には前記第2のモードに使用される前記専用記録シート以外の記録シートをセットできないようにする手段である。
この場合は、第2のモードで使用されるべき専用記録シートの供給トレイ内に普通紙等が錯誤により混入されることを確実に防止することができ、誤操作による専用記録シート以外の普通紙等の第二の定着手段への供給も防止することができる。
ここで、前記第2のモードに使用される前記記録シートは、前記第二の定着手段にて面質処理された後、その端部が切断されてもよい。
また、前記ベルトは、その表面に耐熱性樹脂離型層または厚さ300μm以下の耐熱性弾性離型層が設けられており、前記専用記録シートは、画像形成時に未定着トナー画像が形成されて前記第二の定着手段の前記ベルトに圧接される面の全面端縁部まで前記熱可塑性樹脂製の被覆層が形成されていてもよい。
この場合は、ベルト表面に耐熱性樹脂離型層または厚さ300μm以下の耐熱性弾性離型層が設けられているので、ベルトの光沢性を維持しつつ、適切な消費電力を考慮したベルトを提供することができる。また、記録シートのベルトに圧接される面の全面端縁部まで熱可塑性樹脂層が被覆されているので、記録シートの基材がベルトと接触することがなく、ベルト表面への接触によるダメージを回避し、ベルト表面の平滑性能を維持することができる。
以上において、前記専用記録シートの被覆層を形成する前記熱可塑性樹脂は、その100℃における粘度が102poise以上105poise以下であってもよい。
一般に、記録シートの被覆層(受像層)を形成している熱可塑性樹脂の100℃における粘度が106[poise]以上となると、経時的に光沢度が下がってしまい、一方、100℃における粘度が101[poise]以下となると受像層樹脂のオフセットが発生してしまうことが確認できた。そこで、記録シートの受像層を形成している熱可塑性樹脂の100℃における粘度を102poise以上105poise以下とすることにより、画像形成装置の使用環境において好適な記録シートを用いることができ、これにより一層の画像品質の向上に寄与することができる。
また、本発明の画像形成装置においては、専用記録シートを保持し搬送供給する専用記録シート給紙手段と、該専用記録シート上に未定着トナー画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段にて形成された未定着トナー画像を定着する定着手段とを有する画像形成装置において、前記定着手段は、加熱ローラを含む複数のローラと、該複数のローラにより回動可能に支持され、その表面に耐熱性樹脂離型層または厚さ300μm以下の耐熱性弾性離型層が設けられたベルトと、前記加熱ローラに該ベルトを介して圧接された加圧ローラと、前記加熱ローラよりもシート搬送方向下流側にて前記ベルトを冷却する冷却手段とを備え、前記加圧ローラと前記ベルトとの圧接部にて、前記トナー画像が前記ベルトに接するように前記専用記録シートを通過させて前記トナー画像を加熱加圧して定着させると共に、前記冷却手段により前記専用記録シートが所定温度以下に冷却された後に、前記ベルトから前記専用記録シートを剥離させ、前記専用記録シートは、画像形成時に未定着トナー画像が形成されて前記定着手段の前記ベルトに圧接される面の全面端縁部まで熱可塑性樹脂製の被覆層が形成されていることを特徴とする。
一般に、普通紙等と専用光沢紙を光沢処理の有無といった操作モードで使い分ける場合には、前述のような第一の定着手段及び第二の定着手段を設け、目的に応じて使い分けることが効果的であるが、昨今は、写真画像専用の画像形成装置のニーズも高まってきている。そして、このような高光沢処理専用の画像形成装置においては、専用記録シートを用い、第一の定着手段を省略して第二の定着手段のみで、定着及び面質処理を行うことが、部品点数の削減に伴うコスト低減といった観点から好ましい。
そこで、上述のように構成した本発明に係る画像形成装置においては、定着手段が、加熱ローラを含む複数のローラと、この複数のローラにより回動可能に支持され、その表面に耐熱性樹脂離型層または厚さ300μm以下の耐熱性弾性離型層が設けられたベルトと、加熱ローラにこのベルトを介して圧接された加圧ローラと、加熱ローラよりも専用記録シートの搬送方向下流側にてベルトを冷却する冷却手段とを備え、加圧ローラとベルトとの圧接部にて、トナー画像がベルトに接するように専用記録シートを通過させてトナー画像を加熱加圧して定着させると共に、冷却手段により専用記録シートが所定温度以下に冷却された後に、ベルトから専用記録シートを剥離させることにより、定着処理と面質処理とを、ベルト定着手段により一体に行い、前段の定着装置の省略を可能とし、高光沢処理専用に好適な画像形成装置を提供することができる。さらに、これに用いる記録シートは、画像形成時に未定着トナー画像が形成されて定着手段のベルトに圧接される面の全面端縁部まで熱可塑性樹脂製の被覆層が形成されているので、記録シートの基材がベルトと接触することがなく、ベルト表面への記録シートの接触によるダメージを回避し、ベルト表面の平滑性能を維持することができる。これにより、高光沢処理専用の画像形成装置においても、定着ベルトまたは定着ロールの表面離型層を傷付けることなく、長期に亘って安定的に光沢のあるプリント画像を得ることが可能な画像形成装置を提供することができる。
また、本発明の画像形成装置においては、画像情報に基づいて記録シート上に未定着トナー画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段にて形成された前記未定着トナー画像を定着する第一の定着手段と、該第一の定着手段にて前記未定着トナー画像を前記記録シートに定着した後に、該記録シートに定着した定着トナー画像の面質処理を行う第二の定着手段と、該第二の定着手段による前記面質処理を実施しない第1のモードと、該第二の定着手段による前記面質処理を実施する第2のモードとを選択して切り替えるモード選択手段と、該モード選択手段により前記第2のモードが選択された際に、前記第二の定着手段に供給されて前記面質処理が実施される専用記録シートを保持し搬送供給する専用記録シート給紙手段と、前記モード選択手段により前記第1のモードが選択された際に、前記専用記録シート以外の記録シートを保持し搬送供給する記録シート給紙手段とを備え、原稿画像を読み取って画像情報を形成する画像読取手段として、前記面質処理を必要としない画像情報を形成する第1の画像読取手段と、前記面質処理を必要とする画像情報を形成する第2の画像読取手段とを有し、前記モード選択手段が前記第2のモードを選択した際には、前記第1の画像読取手段の使用を排除する排他的画像情報選択手段を設けたことを特徴とする。
このように構成した本発明に係る画像形成装置においては、前述の画像形成手段、第一の定着手段、第二の定着手段、モード選択手段、専用記録シート給紙手段、記録シート給紙手段に加え、さらに、原稿画像を読み取って画像情報を形成する画像読取手段として、面質処理を必要としない画像情報を形成する第1の画像読取手段と、面質処理を必要とする画像情報を形成する第2の画像読取手段とを有し、モード選択手段が第2のモードを選択した際には、第1の画像読取手段の使用を排除する排他的画像情報選択手段を設けたので、画像形成モードに応じて、給紙手段及び画像読取手段を排他的に選択し、目的に応じた効果的な画像形成を実施すると共に、第二の定着手段の性能を維持し、長期に亘って安定的に光沢のあるプリント画像を得ることが可能な画像形成装置を提供することができる。
この発明によれば、定着ベルトまたは定着ロールの表面離型層を傷付けることなく、経時的に安定したプリント画像を得ることが可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。まず、本発明が適用される画像形成装置の概要について、図1を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るカラー画像形成装置を示す構成図である。
このカラー画像形成装置100は、操作モードの選択設定を行うモード選択手段を構成する操作パネル等のユーザーインターフェースや、こうしたユーザーインターフェースの選択設定情報に基づき構成機器の制御を行う制御装置を有し、不図示のパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータに設けられたPCカードスロットや、CDスロットを通じて得られるカラー画像情報や、スキャナー等の原稿読取装置102によって読み取られたカラー原稿のカラー画像情報などが、この画像形成装置100に入力される。そして、上記カラー画像形成装置100では、入力されたカラー画像情報に対し、図示しない画像処理装置により、必要に応じて、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。また、上記の如く画像処理装置にて所定の画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)(各8bit)の4色の色材階調データとしてROS4(Raster Output Scanner)に送られ、このROS4では、原稿色材階調データに応じてレーザー光による画像露光が行われる。
上記カラー画像形成装置100の内部には、色の異なる複数のトナー像を形成可能な画像形成手段Aが配設されている。この画像形成手段Aは、主として、静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム2Y、2M、2C、2Kと、感光体ドラム2の表面を所定の電位に一様に帯電する帯電装置8と、感光体ドラム2の表面に画像露光を施す画像露光手段としてのROS4と、感光体ドラム2上に形成された静電潜像を現像して色の異なる複数のトナー像を形成可能な現像手段としての現像装置7Y、7M、7C、7Kとから構成されている。
ROS4は、図1に示すように、図示しない半導体レーザーを原稿再現色材階調データに応じて変調し、この半導体レーザーからレーザー光LBを階調データに応じて出射する。この半導体レーザーから出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡によって偏向走査され、f・θレンズ及び反射ミラーを介して像担持体としての感光体ドラム2上に走査露光される。そして、ROS4によってレーザー光LBが走査露光される感光体ドラム2は、図示しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム2の表面は、予め一次帯電用の帯電装置8によって、所定の極性(例えば、マイナス極性)及び電位に帯電された後、原稿再現色材階調データに応じてレーザー光LBが走査露光されることによって静電潜像が形成される。感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の現像器7Y、7M、7C、7Kを備えた現像装置7によって、例えば、感光体ドラム2の帯電極性と同極性のマイナス極性に帯電したトナー(帯電色材)によって反転現像され、所定の色のトナー像となる。現像装置7の各現像器7Y、7M、7C、7Kでは、例えば、平均粒径が5.5μmの球形トナーが用いられる。
感光体ドラム2上に形成された各色のトナー像は、当該感光体ドラム2の下部に配置された中間転写体としての中間転写ベルト9上に、第1の転写手段としての一次転写ロール6Y、6M、6C、6Kによって多重に転写される。この中間転写ベルト9は、感光体ドラム2の周速と同一の移動速度で矢印方向に沿って回動可能に支持されている。
中間転写ベルト9上には、形成する画像の色に応じて、感光体ドラム2上に形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のすべて又はその一部のトナー像が、一次転写ロール6Y、6M、6C、6Kによって順次重ね合わせた状態で転写される。この中間転写ベルト9上に転写されたトナー像は、所定のタイミングで二次転写位置へと搬送される記録媒体としての記録シート18上に、中間転写ベルト9を支持するバックアップロール13と、当該バックアップロール13に圧接する第2の転写手段の一部を構成する二次転写ロール12の圧接力及び静電吸引力によって転写される。
記録シート18は、カラー画像形成装置100内の下部に配置された転写シート収容部材としての複数の給紙カセット17から、所定のサイズのものがフィードロール17aによって給紙される。
ここで、複数の給紙カセット17の内、例えば、上段のカセット17Uは専用光沢紙18Pを供給する専用記録シート給紙手段として設定され、下段のカセット17Dは専用光沢紙以外の普通紙18を供給する記録シート給紙手段として設定されている。
次に、このような給紙手段により給紙された記録シート18/専用記録シート18Pは、複数の搬送ロール19及びレジストロール20によって、所定のタイミングで中間転写ベルト9の二次転写位置まで搬送される。そして、記録シート18/専用記録シート18Pには、上述したように、2次転写手段としてのバックアップロール13と二次転写ロール12とによって、中間転写ベルト9上から所定の色のトナー像が一括して転写されるようになっている。
また、中間転写ベルト9上から所定の色のトナー像が転写された記録シート18/専用記録シート18Pは、中間転写ベルト9から分離された後、搬送ベルトによって第一の定着手段を構成する定着装置15へと搬送され、この定着装置15によって熱及び圧力でトナー像が記録シート18/専用記録シート18P上に定着される。
定着装置15は、図2に示すような小熱容量の定着ロール30と、加圧ベルト31・加圧パッド32から構成される加圧ベルト式定着装置である。定着ロール30は、例えば、アルミニウムからなる肉厚1.5mm、外径25mm、長さ380mmのコア30a表面に、ゴム硬度(JIS−A)が33°のシリコーンゴムからなる弾性層30bを厚さ0.5mm、長さ320mmに被覆し、さらに弾性体層の表面に厚さ30μmのPFAチューブからなる離型層30cを被覆して形成されている。定着ロール30の内部には、加熱源として650Wのハロゲンランプ33が配設されており、定着ロール30の表面温度が所定の温度(170℃)となるように、ハロゲンランプ33により内部から加熱される。
加圧ベルト31は、例えば、厚さ75μm、外径30mm、長さ330mmのポリイミドベルトの表面に、厚さ30μmのPFAチューブからなる離型層が形成されている。加圧ベルト31の内部には、加圧ベルト31を定着ロール30に押圧しニップを形成する固定の加圧パッド32が配置されている。固定パッド32の押圧荷重は、例えば、33kgで、ニップ幅は6.5mmであり、加圧ベルト31及び加圧パッド32側には熱源を持たない。
なお、本実施形態においては、普通紙(記録シート)18と専用光沢紙(専用記録シート)18Pを第一のモード及び第二のモードで使い分けるために、第一の定着手段15及び第二の定着手段101を設けているが、例えば、写真画像のような高光沢処理が要求される高光沢処理専用の画像形成装置においては、専用光沢紙18Pのみを用いて、定着装置15、切替ゲート16等を省略し、後述する第二の定着手段である後処理装置(ベルト式定着装置)101にて、定着処理及び面質処理を実施することも可能である。これにより、専用光沢紙18Pを用いた高光沢処理に好適な専用画像形成装置を提供することができる。
〔後処理装置の構成〕
次に、本発明に係る第二の定着手段である後処理装置101の構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態においては、図1に示すようにフルカラーのトナー画像が転写され定着された専用記録シート18Pは、再度、ベルト加熱溶融式の後処理装置101によって、後処理を受けるように構成されている。そして、後処理装置101の前段には、前述した定着装置15から排出される専用記録シート18Pが導入される導入口24が設けられており、さらに、この導入口24の搬送方向上流側には、記録シート18/専用記録シート18Pの搬送路を切り替える切替ゲート16が設けられている。ここで、カラー画像形成装置100から排出される記録シート18に対して、後処理を施さず、そのまま外部の第1の排出トレイ25上に排出する第1のモードの場合には、切替ゲート16によって搬送路が左方の第1の搬送路21に切り替えられ、排出ロール22によって第1の排出トレイ25上に排出される。また、カラー画像形成装置100から排出される専用記録シート18Pに対して、後処理を施す第2のモードの場合には、切替ゲート16によって搬送路が右方の第2の搬送路56に切り替えられ、複数の搬送ロール57によって、後処理装置101に搬送され、当該後処理装置101により、画像段差を低減し、専用記録シート18Pの表面を平滑にする面質処理(高光沢化処理)が施され、排出ロールによって不図示の第2の排出トレイ上に排出される。
次に、本発明に係る第二の定着手段である後処理装置101の詳細について、図3を参照して説明する。図3は、本発明に係る画像形成装置に適用される後処理装置を示す構成図である。
後処理装置101は、図3に示すように、加熱ロール40を含む複数のロール44、45により定着ベルト47を回動可能に支持するとともに、加熱ロール40に定着ベルト47を介して加圧ロール42を圧接させ、定着ベルト47と加圧ロール42との圧接部を、定着ベルト47側にトナー画像が位置するように記録シート18を通過させて、トナー画像を加熱加圧することにより定着し、定着ベルト47がある程度冷却された状態で、当該定着ベルトから記録シート18を剥離するように構成されている。
加熱ロール40としては、例えば、スチールからなる肉厚4mm、外径50mm、長さ180mmの金属製コア40aの表面に、厚さ30μmのPFAチューブ等からなる離型層40bを被覆形成したものが用いられる。この加熱ロール40の内部には、加熱源として650Wのハロゲンランプ41が配設されており、当該加熱ロール40の表面温度が所定の温度(150℃程度)となるように内部から加熱される。
また、加圧ロール42としては、例えば、スチールからなる肉厚2mm、外径46mm、長さ180mmの金属製コア42aの表面に、ゴム硬度(JIS−A)が40°のシリコーンゴム等からなる弾性体層42bを厚さ2mmに被覆し、更に当該弾性体層42bの表面に厚さ30μmのPFAチューブ等からなる離型層42cを被覆して、所定の外径(例えば、50mm)に形成したものが用いられる。
加熱ロール40と加圧ロール42とは、例えば、定着ベルト47を介して、図示しない加圧手段により、圧接部(ニップ部)の幅が6.5cm、10kg/cm2の荷重で互いに圧接するように構成されている。
さらに、定着ベルト47は、加熱ロール40と、剥離ロール44と、ウオーク制御ロール45からなる複数のロールにより回動可能に支持されており、図示しない駆動源によって回転駆動される加熱ロール40により、所定の移動速度(50mm/sec)で回転駆動される。この定着ベルト47としては、例えば、厚さ80μm、周長528mm、幅130mmの熱硬化型ポリイミド製の無端状フィルムの上に、厚さ35μmのシリコーンゴム層を被覆したものが用いられる。消費電力の面からは定着ベルト47は薄いものが望ましいが、強度的な観点からはポリイミド基材は75μm以上、画質的な観点からはシリコーンゴム層は30μm以上が必要である。
また、定着ベルト47の内面側には、加熱ロール40と剥離ロール44との間に、当該定着ベルト47を強制的に冷却する冷却用のヒートシンク46が配設されており、この冷却用ヒートシンク46によって記録シート18の冷却及び搬送を行う冷却・搬送部が構成されている。そして、定着ベルト47は、剥離ロール44付近において、図4に示すように、記録シート18の受像層18a及びカラートナーTの溶融温度以下まで、例えば、40℃〜80℃程度まで冷却される。
そして、後処理装置101では、図4に示すように、表面にカラートナー画像Tが転写・定着された専用記録シート18Pが、加熱ロール40と当該加熱ロール40に定着ベルト47を介して圧接する加圧ロール42との圧接部(ニップ部)に、カラートナー画像Tが加熱ロール40側に位置するようにして導入され、加熱ロール40と加圧ロール42との圧接部を通過する間に、図6に示すように、カラートナー画像Tが専用記録シート18P上に加熱溶融されて定着される。その際、専用記録シート18Pの表面に形成されている受像層18a(透明樹脂層)も、加熱されて軟化し、定着ベルト47の表面に密着した状態となり、これにより、定着ベルト47の平滑表面に倣って、受像層18aにおける画像段差が低減され、専用記録シート18Pの表面を平滑化する面質処理(高光沢化処理)が行われる。
加熱ロール40と加圧ロール42との圧接部において、例えば、トナーが実質的に130〜150℃程度の温度に加熱され、溶融されて、カラートナー画像Tが受像層18a(透明樹脂層)上に定着された専用記録シート18Pは、その表面の受像層18a(透明樹脂層)が定着ベルト47の表面に密着したままの状態で、当該定着ベルト47と共に搬送される。その間、定着ベルト47は、冷却用のヒートシンク46によって強制的に冷却され、カラートナー画像T及び受像層18a(透明樹脂層)が冷却して固化した後、剥離ロール44によって専用記録シート18P自身の腰(剛性)によって剥離される。このように構成された後処理装置101により、トナー画像Tが加熱軟化されて専用記録シート18Pの受像層18aに埋め込まれ、平滑化された受像層18aがベルト47に密着された状態で、冷却手段46により冷却固化される。これにより、記録シート受像層18aの光沢ムラを低減し、形成された画像の光沢性を一層向上させることができる。
〔記録シート切断装置の構成〕
次に、本発明に係る記録シート切断装置103の構成について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る記録シート切断装置の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
本実施形態における画像形成装置100では、後処理装置101にて高光沢化処理された後に、記録シート切断装置103にて専用記録シート18Pの端部をカットする構成となっている。そして、この記録シート切断装置103は、さらに、以下のような搬送手段及び切断手段から構成されている。
搬送手段は、後処理装置101から搬送されてきた専用記録シート(専用光沢紙)18Pの搬送方向と直交する方向に、専用光沢紙18Pの通過が可能なように上下に延在して設けられた一対の第一搬送ロール71、この第一搬送ロール71と直交する方向に上下に設けられた一対の第二搬送ロール72、第一搬送ロール71の搬送方向下流側であって、第二搬送ロール72の上流側の領域に、第一搬送ロール71と平行に専用光沢紙18Pをラッチ可能に設けられた一対の中間搬送ロール73及び第二搬送ロール72の搬送方向にスライド可能なスライド板70とで構成されている。また、切断手段は、第一搬送ロール71の搬送方向下流近傍に設けられ、その端部近傍にカッターを有している一対の第一サーキュラーカッター81及び第二搬送ロール72の搬送方向上流側近傍に設けられ、その端部近傍にカッターを有している一対の第二サーキュラーカッター82とで構成されている。ここで、一対の第一サーキュラーカッター81のカッター間の間隔である第一間隔は、最終的に得られる専用光沢紙18Pの一対の対辺の長さを規定し、十分に非画像領域を切り取ることができるような間隔が設定されている。同様に、一対の第二サーキュラーカッター82のカッター間の間隔である第二間隔は、最終的に得られる専用光沢紙18Pの他の一対の対辺の長さを規定し、十分に非画像領域を切り取ることができるような間隔が設定されている。
このように構成された記録シート切断装置103においては、後処理装置101から専用光沢紙18Pが搬送されると、中間搬送ロール73がラッチ状態となり、第一搬送ロール71、第一サーキュラーカッター81、中間搬送ロール73の回転を開始する。すると、専用光沢紙18Pは、第一カッター81により切断されつつ第一搬送ロール71、中間搬送ロール73により図中矢印(1)方向の所定位置まで搬送される。所定位置に達すると、第一搬送ロール71、第一サーキュラーカッター81、中間搬送ロール73の回転を停止し、専用光沢紙18Pの搬送を一旦停止する。ここで、搬送を一旦停止する際には少なくとも中間搬送ロール73のみの回転を停止させれば良いが、第一サーキュラーカッター81の切断性能維持の観点からは第一サーキュラーカッター81の回転も停止させることが望ましい。
そして、第二サーキュラーカッター82と第二搬送ロール72の回転を開始し、中間搬送ロール73のラッチを解除し、スライド板70を図中矢印A方向にスライドさせ、スライド板70の後端突起部分70aにより専用光沢紙18Pの後端を押し、第二カッター82及び第二搬送ロール72に専用光沢紙18Pを送り込む。専用光沢紙18Pは、第二カッター82により切断されつつ第二搬送ロール72により図中矢印(2)方向に搬送され、装置外部の排出トレイへ排出される。
〔第1のモードと第2のモードにおける処理〕
次に、本発明に係る画像形成装置100における第1のモードと第2のモードの画像形成処理について、図9を参照して説明する。図9は本発明に係る操作パネルの概略構成を示す模式図である。
図9に示すように、モード選択手段を構成する操作パネル105は、第1のモードと第2のモードを選択設定する標準モード(第1のモード)スイッチ91A、光沢処理モード(第2のモード)スイッチ91Bと、これらモード選択スイッチに応じて、選択設定可能な給紙カセット選択スイッチ93A、93B、93Cを有している。ここで、給紙カセット選択スイッチ93A、93B、93Cは、それぞれ、例えば、自動93A、普通紙カセット93B、光沢紙カセット93C等に設定されている。さらに、モード選択スイッチ91A,91Bに応じて、スキャナー102の使用可/不可を表示する表示スイッチ95を備えている。
操作者が、操作パネル105上で、第1のモードである標準モードスイッチ91Aを選択した場合には、例えば、給紙カセット選択スイッチ93A、93B、93Cは、いずれも選択設定可能であり、スキャナー表示スイッチ95も使用可を示す消灯状態となる。
一方、操作者が、操作パネル105上で、第2のモードである光沢処理モード91Bを選択した場合には、例えば、給紙カセット選択スイッチ93A、93B、93Cの内、自動93A及び光沢紙カセット93Cのみが選択可能となり、普通紙カセット93Bは選択不能となる。この選択設定情報は、装置100内の制御装置に伝達され、普通紙給紙カセット17Dが使用不可となるように制御され、排他的シート選択手段を構成する。さらに、スキャナー表示スイッチ95が使用不可を点灯表示し、制御装置を介してスキャナー102の使用が不能となり、オリジナルの電子データ(PCカード等)からのみ、画像情報の読み取りが可能となり、排他的画像情報選択手段を構成する。
このように、本発明に係る画像形成装置100は、第1の定着手段である定着装置15により未定着トナー画像を記録シート18に定着した後に、第二の定着手段である後処理装置101による面質処理を行わない第1のモードと、後処理装置101による面質処理を行う第2のモードとを選択して切り替えるモード選択手段である操作パネル105を有し、操作パネル105において、第2のモードが選択された場合に、専用記録シート18P以外の記録シート18の使用を排除するので、普通紙18は第一の定着手段15のみで定着を行い(第1のモード)、専用紙18Pは第一の定着手段15で定着後に、第二の定着手段である後処理装置101による面質処理(高光沢化処理)を行う(第2のモード)ことができる。すなわち、第1のモードでは、普通紙やコート紙などを定着手段15のみに通すことで、低・中光沢な画像が得られる。一方、第2のモードが選択された場合には、透明な樹脂受像層18aを設けた専用光沢紙18Pを用い、定着手段15で定着した後に、後処理装置101を通すことで、用紙全面にほぼ均一な高光沢画像が得られるような処理を行う。
記録シート18の表面の平滑化によりトナー画像Tの段差の低減を図る面質処理を行う後処理装置101の性能を維持するためには、後処理装置101への普通紙等の混入を防止する必要があるが、上述の構成により、第2のモードに用いる記録シート18を用紙トレイにより限定することができ、これにより目的に応じた効率的な画像形成を実現すると共に、後処理装置101の性能を維持し、経時的に安定した画像形成装置を提供することができる。
表1に操作モードの違いによる光沢の変化を示す。
Figure 2005115132
ここで、第2のモード用の記録シート18Pとしては、支持体の表裏両面に、バック層と同様の材料からなるコート層を設けたコート紙基材をベースとし、当該コート紙基材の片面(表面)に、ポリエステル等からなる熱可塑性樹脂を主成分としたものを、厚さ5〜20μmの範囲で、例えば10μmの厚さに被覆した透明または白色の樹脂受像層を設けたものを用いることができる。
表1に示すように、第2のモードにおける、高光沢な画像としては、20°グロスで80以上(75°グロスで100以上)が望ましい光沢であり、第1のモードにおける普通紙上の画像は75°グロスで35〜45が望ましい光沢度である。
このように、第2のモードに使用される専用記録シート18Pとして、後処理装置101のベルト47に圧接される面に熱可塑性樹脂からなる被覆層18aを有している専用記録シート18Pを用いることで、トナー画像Tの記録シート受像層18aへの埋め込みが容易となり、受像層18a自体の平面性を一層高めることができ、これにより、用紙全面で均一な光沢感が得られる。
以上のように構成した本発明に係る画像形成装置を用いた際の、具体的な検証評価結果について、実施例として以下に示す。
本実施例においては、専用光沢紙(専用メディア)と普通紙とを混在させて後処理装置101に供給した場合の、通紙枚数と光沢度の関係について検証評価を行った。検証評価の結果を表2に示す。
表2に示すように、後処理装置101に、熱可塑性樹脂層18aを有する専用光沢紙18Pのみを通紙させた場合には、光沢度は安定している。一方、後処理装置101に、専用光沢紙18Pと普通紙18とを混在させて通すと、初期的には高光沢な画像が得られるが、定着ベルト47の光沢の低下により、トナー画像の光沢度も徐々に低下し、数千枚(数kpv)のプリント処理を行った時点では、目標とする光沢度80を下回ってしまうことが分かった。
このため、後処理を行うのは専用光沢紙18Pに限定する必要があり、普通紙18を後処理装置101に通さないようにする必要があるが、一般的な複写機やプリンターでは、複数段ある用紙トレイからユーザーが自由に用紙を選択することが出来、排紙トレイも自由に設定できるようになっている。
そこで、上述の検証結果に基づき、本実施例においてはさらに、複数段ある用紙トレイのうち専用光沢紙トレイ17Uと普通紙トレイ17Dとを装置側に認識させ、操作パネル105により、後処理を行う第2のモードを選択実施する場合には、普通紙トレイ17Dからは給紙しないように制御した。
モード選択手段としては、例えば、前述の操作パネル105等のユーザーインターフェースを用いることができ、この操作パネル105により、後処理あり(第2のモード)が選択された場合には、装置101の制御装置を介して、普通紙トレイは選択できない(使用禁止)ような処理を行った。
また、トレイ限定のための手段としては、画像形成装置101の設計時点で専用光沢紙トレイ/普通紙トレイを決めておいてもよいし、装置管理者のみが設定変更できるようにしてもよい。
本実施例に基づく、処理モード(第1/第2のモード)による所定の供給手段の選択的な排除(排他的な選択)の構成例を表3に示す。
Figure 2005115132
Figure 2005115132
なお、本実施例においては、モード選択手段として操作パネル105を用い、装置100の制御装置を介して、所定の給紙トレイ17Dの使用を排除(禁止)するように制御して、排他的シート選択手段を構成しているが、用紙のサイズや、用紙の表面光沢を検知するセンサーを、画像形成装置101内に設け、装置101自身に普通紙18/専用光沢紙18Pを判別させて、普通紙18の供給を排除してもよい。さらに、フェールセーフ手段として、切替ゲート16に至る搬送経路中に、このようなセンサーを設けることにより、第2のモードが選択されている場合に、何らかの要因により搬送経路中に普通紙18が混入された場合でも、切替ゲート16を第1の搬送路21に切り替えるように制御することにより、普通紙18の強制排出が可能となる。これにより、より確実に普通紙等の後処理装置101への侵入を防止することができる。
本実施例においては、専用光沢紙サイズの違いによる専用トレイへの普通紙等の混入防止効果の検証評価を行った。検証評価の結果を表4に示す。
一般に、複写機やプリンターでは使用する用紙サイズにはある程度の規格があり、例えば富士ゼロックス社製カラー複合機DocuCentre Color 400では、A3,A4,A5,A6,B4,B5,8.5×11”,11×17”,8.5×13”,8.5×14”,8×10”,ハガキというラインナップである。
第2のモードでの専用光沢紙18Pの最終出力をL版(89×127)とする場合、前述の記録シート切断装置103で用紙端部をカットする構成では、カット代を設ける必要がある。このため、カット前の専用光沢紙サイズは、L版より一回り大きいサイズとなる。この時、カット前の専用光沢紙サイズを官製ハガキ(100×148)や一般ハガキ(102×152)のサイズとすると、専用光沢紙でない官製ハガキや一般ハガキが混入する可能性がある。そこで、専用光沢紙のカット前サイズをハガキと異なるサイズ(小さいサイズ)に設定した(図8参照)。
実験として、オペレータにより用紙セット&使用してもらったが、専用紙以外の用紙混入を防止できるようになった(表4参照)。
このように、専用光沢紙18Pのサイズを、専用光沢紙18P以外の記録シート18のサイズとは異なるサイズに設定し、専用記録シート給紙手段には第2のモードに使用される専用記録シート18P以外の記録シート18がセットできないように構成されているので、第2のモードで使用されるべき専用記録シート18Pの供給トレイ内に普通紙18等が錯誤により混入されることを確実に防止することができ、誤操作による専用記録シート18P以外の普通紙18等の後処理装置101への供給も防止することができる。
Figure 2005115132
本実施例においては、ベルトの材質、厚さと光沢度の関係について検証評価を行った。検証評価の結果を表5〜7に示す。
一般に、前述した特許文献5〜7に開示されているような用紙端部に熱可塑性樹脂がない記録シートでは、薄いシリコーンゴム層を有する定着ベルトでは用紙端部でゴムの裂けが発生し、画像光沢が低下する。また、PFAベルトでは用紙端部のスリ傷が発生し、画像光沢が低下する。従って、受像層18aの熱可塑性樹脂は用紙端部まであることが望ましい。
表5および表6に示すように、表面に樹脂または薄い弾性層を有するベルトを用いた冷却剥離方式の後処理装置101においては、本発明の適用が特に必要であり、かつ、効果的であることが確認できた。
厚い弾性層を有するソフトロール方式の後処理装置(ベルト定着装置)では、ゴムが十分に変形し用紙段差で応力集中しないため、ゴムの裂けといった問題は発生しない。また、厚い弾性層を有するベルトを用いた冷却剥離方式の後処理装置でも問題は生じないない(表7参照)。ただし、厚い弾性層を有するベルトを用いた場合には、ベルト熱容量が増大し消費電力が増大するという問題が生じるため、Siゴム厚は300μmが限界である。
このように、ベルト47の表面に耐熱性樹脂離型層または厚さ300μm以下の耐熱性弾性離型層が設けることにより、適切な消費電力を考慮しつつ、ベルト47の光沢性を維持することができる。また、専用記録シート18Pのベルト47に圧接される面の全面端縁部まで熱可塑性樹脂層18aを被覆することにより、専用記録シート18Pの基材18bがベルト47と接触することがなくなり、接触による後処理装置101のベルト47の表面へのダメージを回避し、ベルト47の表面の平滑性能を維持することができる。
Figure 2005115132
Figure 2005115132
Figure 2005115132
本実施例においては、20kpvの用紙を通した際の光沢度の維持性と樹脂受像層の端部オフセットの関係について検証評価を行った。検証評価の結果を表8に示す。
用紙端部まで熱可塑性樹脂を設ける場合には、ニップ内で樹脂が溶融し、変形しなければならない。そこで、記録シートの受像層における樹脂の粘度を変化させて、20kpvの用紙を通した際の光沢度の維持性を確認した。
表8に示すように、100℃における粘度が106[poise]以上となると、経時的に光沢度が下がってしまうことが確認できた。また、100℃における粘度が101[poise]以下となると受像層樹脂のオフセットが発生してしまう。従って、100℃における粘度が102[poise]以上105[poise]以下であることが望ましい。
従って、記録シート18の受像層18aを形成している熱可塑性樹脂の100℃における粘度を102poise以上105poise以下とすることにより、画像形成装置の使用環境において好適な記録シート18を提供することができ、これにより一層の画像品質の向上を図ることができる。
Figure 2005115132
また、専用光沢紙の端縁部における裁断切り口面と裏面との成す角度は90±20°が望ましい。これは、70°以下では、用紙基材がベルトに直接接触し、ベルト表面を傷付けることとなり、110°以上では、熱可塑性樹脂受像層の端部がオフセットしやすくなるからである。
本実施例においては、第2モード(高光沢モード)における複数の画像読取手段として、スキャナー、PCカードスロット、CDスロットなどを用いて、比較評価を行った。官能評価結果を表9に示す。
Figure 2005115132
表9に示すように、スキャナーによるプリントtoプリントでは画質が落ちるため、高光沢モードによるプリントとして許容する人の割合が少なく、オリジナルの電子データ(PCカード等)からのみ高光沢プリントを行うことが好ましい。すなわち、第2モード(高光沢モード)においては、複数の画像読取手段から、使用する画像読取手段を制限することが好ましく、前述の排他的シート選択手段組み合わせることにより、より効果的にプリント画像の品質向上を図ることができる。
以上、本発明の一実施形態の画像形成装置として、いわゆるタンデム構成の画像形成装置100について、添付図面を参照して説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、図9に示すような、いわゆる4サイクル画像形成構成による画像形成装置110においても適用可能である。
本発明の一実施形態に係るカラー画像形成装置を示す構成図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明に係る画像形成装置に適用される後処理装置を示す構成図である。 本発明に係る後処理装置の圧接部の詳細を模式的に示す図である。 後処理前のカラートナー画像が、記録シート上に定着された様子を模式的に示す図である。 後処理後のカラートナー画像が、記録シート上の受像層(透明樹脂層)と平坦に定着された様子を模式的に示す図である。 本発明に係る記録シート切断装置の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 専用光沢紙の切断前のサイズを普通紙(ハガキ等)と異なるサイズ(小さいサイズ)に設定した場合の各用紙の配置関係を模式的に示す図である。 本発明に係る操作パネルの概略構成を示す模式図である。 本発明の別の実施形態に係る定着装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
2:感光体ドラム、6:一次転写ロール、7:現像装置、8:帯電装置、9:中間転写ベルト、12:二次転写ロール、13:バックアップロール、15:定着装置、16:切替ゲート、17U:専用紙給紙カセット、17D:普通紙給紙カセット、17a:フィードロール、18:記録シート、18P:専用光沢紙、18a:受像層、19:搬送ロール、20:レジストロール、21:搬送路、22:排出ロール、24:導入口、25:排出トレイ、30:定着ロール、30a:コア、30b:弾性層、30c:離型層、31:加圧ベルト、32:加圧パッド、33:ハロゲンランプ、40:加熱ロール、40a:金属製コア、40b:離型層、41:ハロゲンランプ、42:加圧ロール、42a:金属製コア、42b:弾性体層、42c:離型層、44:剥離ロール、45:ウオーク制御ロール、46:冷却用ヒートシンク、47:定着ベルト、56:搬送路、57:搬送ロール、70:スライド板、70a:後端突起部分、71:第一搬送ロール、72:第二搬送ロール、73:中間搬送ロール、81:第一サーキュラーカッター、82:第二サーキュラーカッター、91A:標準モード、91B:光沢処理モード、93A:自動、93B:普通紙カセット、光沢紙カセット:93C、95:スキャナー使用可/不可表示灯、100:画像形成装置、100:カラー画像形成装置、101:後処理装置、102:原稿読取装置、103:記録シート切断装置、105:操作パネル、110:画像形成装置、A:画像形成手段、LB:レーザー光、T:カラートナー

Claims (10)

  1. 画像情報に基づいて記録シート上に未定着トナー画像を形成する画像形成手段と、
    該画像形成手段にて形成された前記未定着トナー画像を定着する第一の定着手段と、
    該第一の定着手段にて前記未定着トナー画像を前記記録シートに定着した後に、該記録シートに定着した定着トナー画像の面質処理を行う第二の定着手段と、
    該第二の定着手段による前記面質処理を実施しない第1のモードと、該第二の定着手段による前記面質処理を実施する第2のモードとを選択して切り替えるモード選択手段と、
    該モード選択手段により前記第2のモードが選択された際に、前記第二の定着手段に供給されて前記面質処理が実施される専用記録シートを保持し搬送供給する専用記録シート給紙手段と、
    前記モード選択手段により前記第1のモードが選択された際に、前記専用記録シート以外の記録シートを保持し搬送供給する記録シート給紙手段と
    を備え、
    前記モード選択手段が前記第2のモードを選択した際に、前記専用記録シート以外の記録シートの使用を排除する排他的シート選択手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第二の定着手段は、加熱ローラを含む複数のローラと、該複数のローラにより回動可能に支持されたベルトと、前記加熱ローラに該ベルトを介して圧接された加圧ローラと、前記加熱ローラよりもシート搬送方向下流側にて前記ベルトを冷却する冷却手段とを備え、前記加圧ローラと前記ベルトとの圧接部にて、トナー画像が前記ベルトに接するように前記専用記録シートを通過させて前記トナー画像を加熱加圧すると共に、該専用記録シートが所定温度以下に冷却された後に、前記ベルトから該専用記録シートを剥離させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記専用記録シートは、画像形成時に未定着トナー画像が形成されて前記第二の定着手段の前記ベルトに圧接される面に熱可塑性樹脂製の被覆層を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排他的シート選択手段は、前記モード選択手段が前記第2のモードを選択した際に、専用記録シート以外の記録シートを保持し搬送供給する前記記録シート給紙手段の使用を強制的に排除する手段であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記排他的シート選択手段は、前記専用記録シートのサイズを、前記記録シート給紙手段にて供給される前記記録シートのサイズとは異なるサイズに設定し、前記専用記録シート給紙手段には前記第2のモードに使用される前記専用記録シート以外の記録シートをセットできないようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記専用記録シートは、前記第二の定着手段にて面質処理された後、その端部が切断されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ベルトは、その表面に耐熱性樹脂離型層または厚さ300μm以下の耐熱性弾性離型層が設けられており、前記専用記録シートは、画像形成時に未定着トナー画像が形成されて前記第二の定着手段のベルトに圧接される面の全面端縁部まで前記熱可塑性樹脂製の被覆層が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記専用記録シートの被覆層を形成する前記熱可塑性樹脂は、その100℃における粘度が102poise以上105poise以下であることを特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 専用記録シートを保持し搬送供給する専用記録シート給紙手段と、該専用記録シート上に未定着トナー画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段にて形成された未定着トナー画像を定着する定着手段とを有する画像形成装置において、
    前記定着手段は、加熱ローラを含む複数のローラと、該複数のローラにより回動可能に支持され、その表面に耐熱性樹脂離型層または厚さ300μm以下の耐熱性弾性離型層が設けられたベルトと、前記加熱ローラに該ベルトを介して圧接された加圧ローラと、前記加熱ローラよりもシート搬送方向下流側にて前記ベルトを冷却する冷却手段とを備え、前記加圧ローラと前記ベルトとの圧接部にて、前記トナー画像が前記ベルトに接するように前記専用記録シートを通過させて前記トナー画像を加熱加圧して定着させると共に、前記冷却手段により前記専用記録シートが所定温度以下に冷却された後に、前記ベルトから前記専用記録シートを剥離させ、
    前記専用記録シートは、画像形成時に未定着トナー画像が形成されて前記定着手段の前記ベルトに圧接される面の全面端縁部まで熱可塑性樹脂製の被覆層が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像情報に基づいて記録シート上に未定着トナー画像を形成する画像形成手段と、
    該画像形成手段にて形成された前記未定着トナー画像を定着する第一の定着手段と、
    該第一の定着手段にて前記未定着トナー画像を前記記録シートに定着した後に、該記録シートに定着した定着トナー画像の面質処理を行う第二の定着手段と、
    該第二の定着手段による前記面質処理を実施しない第1のモードと、該第二の定着手段による前記面質処理を実施する第2のモードとを選択して切り替えるモード選択手段と、
    該モード選択手段により前記第2のモードが選択された際に、前記第二の定着手段に供給されて前記面質処理が実施される専用記録シートを保持し搬送供給する専用記録シート給紙手段と、
    前記モード選択手段により前記第1のモードが選択された際に、前記専用記録シート以外の記録シートを保持し搬送供給する記録シート給紙手段と
    を備え、
    原稿画像を読み取って画像情報を形成する画像読取手段として、前記面質処理を必要としない画像情報を形成する第1の画像読取手段と、前記面質処理を必要とする画像情報を形成する第2の画像読取手段とを有し、
    前記モード選択手段が前記第2のモードを選択した際には、前記第1の画像読取手段の使用を排除する排他的画像情報選択手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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