JP2010049000A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤を用いて記録材に形成した画像上に前記現像剤と異なる他の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、前記現像剤を用いて記録材に画像を形成する画像形成部の消耗を低減できるようにする。
【解決手段】第1色の画像を記録材に形成する第1画像形成部2と、前記第1色とは異なる第2色の画像を記録材に形成する第2画像形成部5と、前記第1画像形成部で第1色の画像が形成された記録材を前記第2画像形成部へ搬送する搬送路1,7と、を有する画像形成装置において、収容部101に収容される記録材Psを、前記第1画像形成部を経由することなく、前記第2画像形成部へ供給する供給路4を有し、前記供給路によって供給された記録材に前記第2画像形成部が画像を形成する時、前記第1画像形成部を停止状態とする制御手段200を有することを特徴とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ、ファクシミリ装置及びこれらの複合機(マルチファンクションプリンタ)などの画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタにおいては、白黒(モノクロ)のみならず、フルカラーの画像形成を行うものも多く商品化されている。また、複写機やプリンタが様々な分野で使用されるのに伴い、画質に対するニーズも益々高まっている。
画像の品位を向上させる要素の1つとして光沢表現の付与が求められている。具体的には、出力物の面内に光沢の低い部分と高い部分を混在させることであったり、出力物の画像全面を一様に高光沢、中光沢、低光沢などに仕上げることである。例えば文字情報を構成する画像は光沢を低くして読みやすくし、写真やイラストなどの階調画像は光沢を高くして見栄えを良くすることや、階調画像の中でも部分的に光沢が高い部分を形成して強調した表現にするといった用途が考えられる。また成果物の用途によって全体が低光沢で落ち着きのある表現としたり、全体が高光沢で写真調の表現とする用途が考えられる。
このようなニーズに対して、特許文献1では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のカラートナーに加えて透明トナーを使用して転写紙に画像を形成する装置が提案されている。
特許文献2では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のカラートナーに加えて特色トナーを使用して用紙に画像を形成する装置が提案されている。
また特許文献3では、同一の記録媒体に2回の画像形成をおこなう装置が提案されている。この装置では、1回目の画像形成で記録媒体にグラフィクス領域を形成して定着した後、2回目の画像形成で記録媒体に文書領域を形成して定着することで1回目に形成したグラフィクス領域が2回定着されて光沢が高く表現されるようにするものである。
特開平9−200551号公報 特開2004−219613号公報 特開平07−129039号公報
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のカラートナーと特色トナーを使用して記録紙などの記録材に画像を形成する画像形成装置において、画像面内のある色やある部分だけに光沢差のある表現をしようとする場合に以下のような課題があった。
具体的にはカラートナーによる画像と特色トナーによる画像を2回に分けて画像形成をおこなう方式における課題である。
カラートナーの画像形成部と特色トナーの画像形成部と1つの画像定着部を備えた画像形成装置では、記録材に対しカラートナーの転写と定着を終えた記録材を再給紙して、改めて特色トナーの転写と定着を行うことになる。ところが、カラートナーによる画像形成中と特色トナーによる画像形成中は何れの場合もカラートナー及び特色トナーの画像形成部を動作させているため、カラートナー及び特色トナーの画像形成部の構成部材が消耗し易いという課題がある。
本発明は、現像剤を用いて記録材に形成した画像上に前記現像剤と異なる他の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、前記現像剤を用いて記録材に画像を形成する画像形成部の消耗を低減できるようにしたものに関する。
また本発明は、現像剤を用いて記録材に形成した画像上に前記現像剤と異なる他の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、前記画像上に前記他の現像剤を用いて画像を形成する画像形成部の消耗を低減できるようにしたものに関する。
また本発明は、現像剤を用いて記録材に形成した画像を光沢化する画像形成装置において、前記画像を光沢化する光沢化部の消耗を低減できるようにしたものに関する。
上記課題を達成するための構成は、第1色の画像を記録材に形成する第1画像形成部と、前記第1色とは異なる第2色の画像を記録材に形成する第2画像形成部と、前記第1画像形成部で第1色の画像が形成された記録材を前記第2画像形成部へ搬送する搬送路と、を有する画像形成装置において、収容部に収容される記録材を、前記第1画像形成部を経由することなく、前記第2画像形成部へ供給する供給路を有し、前記供給路によって供給された記録材に前記第2画像形成部が画像を形成する時、前記第1画像形成部を停止状態とする制御手段を有することを特徴とする。
また上記課題を達成するための構成は、第1色の画像を記録材に形成する第1画像形成部と、前記第1色とは異なる第2色の画像を記録材に形成する第2画像形成部と、前記第1画像形成部で第1色の画像が形成された記録材を前記第2画像形成部へ搬送する搬送路と、を有する画像形成装置において、前記第1画像形成部及び第2画像形成部で画像が形成された記録材を前記画像形成装置外へ排出する第1排出手段と、前記第1の画像形成部で画像が形成された記録材を、第2画像形成部を経由することなく、前記画像形成装置外へ排出する第2排出手段と、前記第1画像形成部が画像を形成した記録材を前記第2排出手段で排出する場合に、前記第1画像形成部が画像を形成している時に前記第2画像形成部を停止状態とする制御手段を有することを特徴とする。
また上記課題を達成するための構成は、画像を記録材に形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成された画像を光沢化する光沢化部と、前記画像形成部で画像が形成された記録材を前記光沢化部へ搬送する搬送路と、を有する画像形成装置において、前記画像形成部で画像が形成されて、その画像が前記光沢化部で光沢化された記録材を、前記画像形成装置外へ排出する第1排出手段と、前記画像形成部で画像が形成された記録材を、前記光沢化部を経由することなく、前記画像形成装置外へ排出する第2排出手段と、前記画像形成部で画像が形成された記録材を前記第2排出手段で排出する場合に、前記画像形成部が画像を形成している時に前記光沢化部を停止状態とする制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、現像剤を用いて記録材に形成した画像上に前記現像剤と異なる他の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、前記現像剤を用いて記録材に画像を形成する画像形成部の消耗を低減することができる。
また本発明によれば、現像剤を用いて記録材に形成した画像上に前記現像剤と異なる他の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、前記画像上に前記他の現像剤を用いて画像を形成する画像形成部の消耗を低減することができる。
また本発明によれば、現像剤を用いて記録材に形成した画像を光沢化する画像形成装置において、前記画像を光沢化する光沢化部の消耗を低減することができる。
本発明を図面に基づいて説明する。
以下、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、これら実施例は本発明における最良の実施の形態の一例ではあるものの、本発明はこれら実施例の構成のみに限定されるものではない。
[実施例1]
(1)画像形成装置例
図1は本実施例1に係る画像形成装置の一例の構成模式図である。図2は本実施例1に係る画像形成装置の制御ブロック図である。この画像形成装置は、中間転写体を用いた複写機能とプリンタ機能を備えたカラー複合機である。
本実施例1に示す画像形成装置は、画像形成装置の筐体を構成する画像形成装置本体(以下、本体と記す)Aを有する。本体Aの内部には、給送カセット100と、搬送部1と、画像形成部(第1画像形成部)2と、定着部3と、第2の画像形成部(第2画像形成部)5と、第2の定着部6が設けられている。また本体Aの内部には、画像形成搬送部(搬送路、第1排出手段)7と、非画像形成搬送部(第2排出手段)8と、振り分け部材9が設けられている。また本体Aには、本体Aの所定位置に、画像読取装置300と、操作部400と、制御手段としての制御装置200などが設けられている。制御装置200はROMやRAMなどのメモリとCPUからなり、メモリには画像形成に必要な各種プログラムが記憶されている。
本実施例1の画像形成装置において、画像形成部2は、搬送部1によって搬送される記録材に所定の現像剤を用いて未定着画像を形成するものである。定着部3は、搬送部1によって画像形成部2から搬送される記録材Pに未定着画像を加熱定着するものである。第2の画像形成部5は、画像形成搬送部7から搬送されてくる記録材Pの画像上に前記現像剤と異なる他の現像剤を用いて未定着画像を形成するものである。第2の定着部6は、画像形成搬送部7によって第2の画像形成部5から搬送される記録材Pに未定着画像を加熱定着するものである。画像形成搬送部7は、画像形成部2で画像が形成された記録材Pを第2の画像形成部5へ搬送するとともに、画像形成部2及び第2の画像形成部5で画像が形成された記録材Pを画像形成装置の外部(前記画像形成装置外)に排出するものである。非画像形成搬送部8は、画像形成部2で画像が形成された記録材Pを、第2の画像形成部5を経由させることなく、画像形成装置の外部(画像形成装置外)に排出するものである。振り分け部材9は、画像形成部2で画像が形成された記録材Pを画像形成搬送部7と非画像形成搬送部8の何れかの搬送部に振り分けるものである。
本実施例1の画像形成装置では、搬送部1として給紙搬送部を、画像形成部2としてカラー画像形成部を、定着部3としてカラー画像定着部を、それぞれ有する。また第2の画像形成部5として特色画像形成部を、第2の定着部6として特色画像定着部を、画像形成搬送部7として特色画像形成搬送部を、非画像形成搬送部8として非特色画像形成搬送部を、振り分け部材9としてフラッパを、それぞれ有する。
本実施例1の画像形成装置において、本体Aを主筐体と副筐体とに分けてもよい。そして主筐体には、給送カセット100と、給紙搬送部1と、カラー画像形成部2と、カラー画像定着部3と、振り分け部材9と、画像読取装置300と、操作部400と、制御装置Cなどを設ける。一方、副筐体には、特色画像形成部5と、特色画像定着部6と、特色画像形成搬送部7と、非特色画像形成搬送部8などを設ける。そしてその主筐体に対して副筐体をユーザーの好みに応じて取り付け、取り外しができるように所謂、オプションユニットとすることも出来る。そうすることで主筐体を、普通紙やコート紙などのシート(以下、記録材と記す)に対して、カラートナー画像の形成を完結させることができるユニットとすることが出来る。
(1−1)カラー画像形成部
図3はカラー画像形成部2の構成を表わす説明図である。
カラー画像形成部2は、給紙搬送部1の有する後述の搬送路11に設けられている。カラー画像形成部2には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のカラートナー(有色トナー)を用いてカラートナー画像を形成する4つの画像形成ステーションY,M,C,Kがほぼ水平方向に並設されている。各画像形成ステーションY,M,C,Kの構成は現像剤としてのトナーの色が異なる点を除いてはほぼ同一の構造となっている。ここで現像剤として用いられるトナーは磁性トナー、非磁性トナーのどちらを選択することも可能であり、トナーのみの一成分現像剤、キャリアを用いた二成分現像剤のどちらを選択することも可能である。必要に応じてワックスなどの離型剤を含有させて使用することも出来る。
トナーに用いる結着樹脂のガラス転移温度(Tg)は、40〜70℃であることが好ましく、45〜65℃の範囲がさらに好ましい。これらは単独、または一般的には出版物ポリマーハンドブック第2版III−p139〜192(JohnWiley&Sons社製)に記載の理論ガラス転移温度(Tg)が、40〜70℃を示すように単量体を適宜混合して用いられる。
各画像形成ステーションY,M,C,Kは、それぞれ、像担持体としてのドラム形状の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)21を有する。感光体ドラム21の外周面(表面)の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ22と、画像露光手段としての露光ユニット23と、現像手段としての現像器24と、クリーニング手段としてのドラムクリーナ25aなどのプロセス手段が配置されている。現像器24は、所定の色のトナーを収納しているトナー収納容器(不図示)と、トナー収納容器内のトナーを担持する現像剤担持体としての現像ローラ(不図示)と、を有する。
また、感光体ドラム21表面と接するようにして中間転写体としての中間転写体ベルト26が配置されている。中間転写体ベルト26は、従動ローラ27aと、二次転写対向ローラ27bと、駆動ローラ27cの各ローラ間に掛け渡されている。そしてその中間転写体ベルト26は駆動ローラ27cの動作(回転)によって矢印方向へ動作(回転)される。また、中間転写体ベルト26を挟んで感光体ドラム21表面と対向するように一次転写ローラ28を配置することによって、感光ドラム21表面と中間転写体ベルト26の外周面(表面)間に一次転写ニップ部T1を形成している。そして中間転写体ベルト26を挟んで二次転写対向ローラ27bと対向するように二次転写ローラ29を配置することによって、中間転写体ベルト26表面と二次転写ローラ9間に二次転写ニップ部T2を形成している。テンションローラを兼ねている従動ローラ27aは中間転写体ベルト26に所要の張力を付与している。中間転写体ベルト26の回転方向において二次転写ニップ部の下流側にはクリーニング手段としてのベルトクリーナ25bが設置されている。
上記感光体ドラム21と帯電ローラ22と現像ローラと一次転写ローラ28と駆動ローラ27cと二次転写ローラ29はギア列(不図示)を介して接続されている。そのギア列の所定の被駆動ギアはカラー画像形成モータ2M(図2)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これにより感光体ドラム21と帯電ローラ22と現像ローラと一次転写ローラ28と中間転写体ベルト26と二次転写ローラ29はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。なお、露光ユニット23は感光体ドラム21がプロセス速度で動作(回転)するのに対応して露光走査速度が設定されている。
(1−2)カラー画像定着部
図4はカラー画像定着部3の構成を表わす説明図である。
カラー画像定着部3は、給紙搬送部1の記録材搬送方向においてカラー画像形成部2の二次転写ニップ部T2の下流側に配置されている。このカラー画像定着部3は、定着回転体としての定着ローラ31と、この定着ローラ31の外周面(表面)と接触して定着ニップ部N1を形成する加圧回転体としての加圧ローラ32からなるローラ対などによって構成されている。定着ローラ31と加圧ローラ32間の定着ニップ部N1の加圧力は総圧約490N(50kgf)に設定されている。定着ローラ31は、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)など金属製の中空芯金31aの外周面上にローラ状に弾性層としてゴム層31bを設け、そのゴム層31bの外周面上にトナー離型層としてフッ素樹脂層31cを設けた積層体として構成されている。そして中空芯金31aの内部には加熱源としてのハロゲンヒータ33が配置されている。加圧ローラ32は、定着ローラ31と同様、中空芯金32aの外周面上にとローラ状に弾性層としてのゴム層32bを設け、そのゴム層32bの外周面上にトナー離型層としてフッ素樹脂層32cを設けた積層体として構成されている。そして中空芯金32aの内部には加熱源としてのハロゲンヒータ34が配置されている。定着ローラ31及び加圧ローラ32において、上記加熱源として、たとえば電磁誘導加熱を利用したIH方式なども使用可能である。
定着ローラ31と加圧ローラ32の表面近傍には、それぞれのローラの温度を検出する温度検出手段としてのサーミスタ35,36が配設されている。定着ローラ31と加圧ローラ32の内部にそれぞれ設けられているハロゲンヒータ33,34への通電のオン/オフはサーミスタ35,36からの出力信号に基づいて制御装置200で制御される。定着ローラ31の定着温度(目標温度)は180℃に、加圧ローラ32の定着温度(目標温度)は150℃にそれぞれ設定され、かかる定着温度を維持すべく制御装置200の制御で温調される。
上記定着ローラ31の中空芯金31aには被駆動ギア(不図示)が設けられている。この被駆動ギアは上述のカラー画像形成モータ2Mの出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これにより定着ローラ31はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。そしてその定着ローラ31の回転力が定着ニップ部N1を通じて加圧ローラ32表面に伝達され、これにより加圧ローラ32は定着ローラ31の回転に追従して動作(回転)する。
本実施例1では、カラー画像定着部3を定着ローラ31と加圧ローラ32によるローラ対で構成したが、定着ローラ31と加圧ローラ32のいずれか一方のローラをエンドレス状のベルトで構成してもよい。
(1−3)給紙搬送部
カラー画像形成部2の下方に配置された給紙搬送部1は、給送カセット100からカラー画像形成部2の二次転写ニップ部T2とカラー画像定着部3の定着ニップ部N1を通じて振り分け部材9に記録材Pを案内する搬送路11を有する。そしてその搬送路11に沿ってピックアップローラ12と、複数の搬送ローラ対13と、レジストローラ14などが配設されている。ピックアップローラ12は、記録材Pを積載して収容する給送カセット100から記録材Pを1枚ずつ分離し搬送ローラ対13に繰り出す。そしてその搬送ローラ対13は記録材Pをレジストローラ14に向けて搬送する。レジストローラ14は、中間転写体ベルト26表面の未定着のカラートナー画像が二次転写ニップ部T2に突入するタイミングと、記録材Pが二次転写ニップ部T2に突入するタイミングとが合致するように、記録材Pの送出タイミングを制御する。
また給紙搬送部1は、カラー画像定着部3から搬送路11に排出される記録材Pの表裏を反転させ搬送ローラ対13まで案内する反転搬送路15を有する。この反転搬送路15に沿って搬送ローラ対17が複数設けられている。給紙搬送部1の記録材搬送方向においてカラー画像定着部3の下流側には反転用振り分け部材16が設けられている。この反転用振り分け部材16は、記録材Pの片面に画像を形成する場合に反転搬送路15に進入し搬送路11を開放して記録材Pを搬送路11に案内するようになっている。またこの反転用振り分け部材16は、記録材Pの両面に画像を形成する場合に搬送路11に進入し反転搬送路15を開放して記録材Pを反転搬送路15に案内するようになっている。
上記ピックアップローラ12と複数の搬送ローラ対13,17とレジストローラ14はギア列(不図示)を介して接続されている。そしてそのギア列の所定の被駆動ギアは搬送モータ1M(図2)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これによりピックアップローラ12と複数の搬送ローラ対13,17とレジストローラ14はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。
記録材の給送手段としては筐体に着脱自在に取り付けられる給紙カセット、手差しトレイが利用可能で、オプション装置として給紙デッキがあり、いずれも収容する用紙の種類を指定出来るようになっている。
(1−4)特色画像形成部
図5は特色画像形成部5の構成を表わす説明図である。
特色画像形成部5は、特色画像形成搬送部7の有する搬送路71に設けられている。特色画像形成部5は、基本的にはカラー画像形成部2と同様の画像形成プロセス機器で構成されている。
特色画像形成部5で使用される他の現像剤としての特色トナーは、例えばR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)やT(透明)など着色顔料が異なる、あるいは着色顔料を添加していない点以外はカラートナーの成分と同一である。ここで、特色トナーは磁性トナー、非磁性トナーのどちらを選択することも可能であり、トナーのみの一成分現像剤、キャリアを用いた二成分現像剤のどちらを選択することも可能である。本実施例1では、特色画像形成部5として、透明トナーを他の現像剤として用いた透明画像形成ステーションTを説明する。
透明画像形成ステーションTは、像担持体としてのドラム形状の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)51を有する。感光体ドラム51の外周面(表面)の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ52と、画像露光手段としての露光ユニット53と、現像手段としての現像器54と、クリーニング手段としてのドラムクリーナ55aなどのプロセス手段が配置されている。現像器54は、透明トナーを収納しているトナー収納容器(不図示)と、トナー収納容器内の透明トナーを担持する現像剤担持体としての現像ローラ(不図示)と、を有する。
また、感光体ドラム51表面と接するようにして中間転写体としての中間転写体ベルト56が配置されている。中間転写ベルト56は、従動ローラ57aと、二次転写対向ローラ57bと、駆動ローラ57cの各ローラ間に掛け渡されている。そしてその中間転写体ベルト56は駆動ローラ57cの動作(回転)によって矢印方向へ動作(回転)される。また、中間転写体ベルト56を挟んで感光体ドラム51表面と対向するように一次転写ローラ58を配置することによって、感光体ドラム51表面と中間転写ベルト56の外周面(表面)間に一次転写ニップ部T3を形成している。そして中間転写体ベルト56を挟んで二次転写対向ローラ57bと対向するように二次転写ローラ59を配置することによって、中間転写体ベルト56表面と二次転写ローラ59間に二次転写ニップ部T4を形成している。テンションローラを兼ねている従動ローラ57aは中間転写ベルト56に所要の張力を付与している。中間転写ベルト56の回転方向において二次転写ニップ部の下流側にはクリーニング手段としてのベルトクリーナ55bが設置されている。
上記感光体ドラム51と帯電ローラ52と現像ローラと一次転写ローラ58と駆動ローラ57cと二次転写ローラ29はギア列(不図示)を介して接続されている。そしてそのギア列の所定の被駆動ギアは特色画像形成モータ5M(図2)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これにより感光体ドラム51と帯電ローラ52と現像ローラと一次転写ローラ58と中間転写体ベルト56と二次転写ローラ59はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。なお、露光ユニット53は感光体ドラム51がプロセス速度で動作(回転)するのに対応して露光走査速度が設定されている。
(1−5)特色画像定着部6
図6は特色画像定着部6の構成を表わす説明図である。
特色画像定着部6は、特色画像形成搬送部7の記録材搬送方向において特色画像形成部5の二次転写ニップ部T4の下流側に配置されている。この特色画像定着部6の基本的な構成はカラー画像定着部3と同じである。すなわち、特色画像定着部6は、定着回転体としての定着ローラ61と、この定着ローラ61の外周面(表面)と接触して定着ニップ部N2を形成する加圧回転体としての加圧ローラ62からなるローラ対などによって構成されている。定着ローラ61と加圧ローラ62間の定着ニップ部N2の加圧力は総圧約490N(50kgf)に設定されている。定着ローラ61は、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)など金属製の中空芯金61aの外周面上にローラ状に弾性層としてゴム層61bを設け、そのゴム層61bの外周面上にトナー離型層としてフッ素樹脂層61cを設けた積層体として構成されている。そして中空芯金61aの内部には加熱源としてのハロゲンヒータ63が配置されている。加圧ローラ62は、定着ローラ61と同様、中空芯金62aの外周面上にとローラ状に弾性層としてのゴム層62bを設け、そのゴム層62bの外周面上にトナー離型層としてフッ素樹脂層62cを設けた積層体として構成されている。そして中空芯金62aの内部には加熱源としてのハロゲンヒータ64が配置されている。定着ローラ61及び加圧ローラ62において、上記加熱源として、たとえば電磁誘導加熱を利用したIH方式なども使用可能である。
定着ローラ61と加圧ローラ62の表面近傍には、それぞれのローラの温度を検出する温度検出手段としてのサーミスタ65,66が配設されている。定着ローラ61と加圧ローラ62の内部にそれぞれ設けられているハロゲンヒータ63,64への通電のオン/オフはサーミスタ65,66からの出力信号に基づいて制御装置200で制御される。定着ローラ61の定着温度は180℃に、加圧ローラ62の定着温度は150℃にそれぞれ設定され、かかる定着温度を維持すべく制御装置200の制御で温調される。
上記定着ローラ61の中空芯金61aには被駆動ギア(不図示)が設けられている。この被駆動ギアは上述の特色画像形成モータ5Mの出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これにより定着ローラ61はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。そしてその定着ローラ61の回転力が定着ニップ部N2を通じて加圧ローラ62表面に伝達され、これにより加圧ローラ62は定着ローラ31の動作(回転)に追従して動作(回転)する。
本実施例1では、特色画像定着部6を定着ローラ61と加圧ローラ62によるローラ対で構成したが、定着ローラ61と加圧ローラ62のいずれか一方のローラをエンドレス状のベルトで構成してもよい。
(1−6)特色画像形成搬送部
特色画像形成搬送部7は、給紙搬送部1の搬送路11を通じてカラー画像定着部3から搬送される記録材Pを特色画像形成部5と特色画像定着部6に案内するとともに本体Aに設けられている排出トレイ76に案内する搬送路71を有する。この搬送路71は給紙搬送部1の記録材搬送方向において搬送路11と合流している(図7参照)。そしてその搬送路71には必要に応じてレジストローラ72が設けられる。レジストローラ72は、中間転写体ベルト56表面の他の未定着画像である未定着透明トナー画像が二次転写ニップ部T4に突入するタイミングと、記録材Pが二次転写ニップ部T4に突入するタイミングとが合致するように、記録材Pの送出タイミングを制御する。
また特色画像形成搬送部7は、特色画像定着部6から搬送路71に排出される記録材Pの表裏を反転させレジストローラ72まで案内する反転搬送路73を有する。この反転搬送路73に沿って搬送ローラ対74が複数設けられている。特色画像形成搬送部7の記録材搬送方向において特色画像定着部6の下流側には反転用振り分け部材75が設けられている。この反転用振り分け部材75は、記録材Pの片面に画像を形成する場合に反転搬送路73に進入し搬送路71を開放して記録材Pを搬送路71に案内するようになっている。またこの反転用振り分け部材75は、記録材Pの両面に画像を形成する場合に搬送路71に進入し反転搬送路73を開放して記録材Pを反転搬送路73に案内するようになっている。
上記レジストローラ72と複数の搬送ローラ対74はギア列(不図示)を介して接続されている。そのギア列の所定の被駆動ギアは特色搬送モータ7M(図2)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これによりレジストローラ72と複数の搬送ローラ対74はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。
(1−7)非特色画像形成搬送部
非画像形成搬送部8は、給紙搬送部1の搬送路11を通じてカラー画像定着部3から搬送される記録材Pを本体Aに設けられている第2の排出トレイ83に案内する搬送路81を有する。この搬送路81は、給紙搬送部1の記録材搬送方向において搬送路11と合流し、かつ特色画像形成搬送部7の記録材搬送方向において搬送路71と合流している(図7参照)。そしてその搬送路81に沿って搬送ローラ対82が複数設けられている。
上記複数の搬送ローラ対82はギア列(不図示)を介して接続されている。そのギア列の所定の被駆動ギアは上述の特色搬送モータ7Mの出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これにより複数の搬送ローラ対75はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。
(1−8)フラッパ
図7はフラッパ9の配設位置と振り分け動作を表わす説明図である。
フラッパ9は、給紙搬送部1の搬送路11と特色画像形成搬送部7の搬送路71と非特色画像形成搬送部8の搬送路81が合流する合流部近傍に配設されている。このフラッパ9は、回転軸9aと、この回転軸9aに設けられた振り分け羽根9bと、を有している。そしてそのフラッパ9は、回転軸9aを中心に動作(回転)し振り分け羽根9bが搬送路71内に進入することによって搬送路11から送られてくる記録材を搬送路81に振り分けるようになっている(図6(a)参照)。また回転軸9aを中心に動作(回転)し振り分け羽根9bが搬送路81内に進入することによって搬送路11から送られてくる記録材を搬送路71に振り分けるようになっている(図6(b)参照)。
上記フラッパ9は、回転軸9aに設けられた被駆動ギア(不図示)が振り分けモータ9M(図2)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)と噛み合っている。そしてその振り分けモータ9Mが駆動され出力軸を正回転又は逆回転させることによって振り分け羽根9bを搬送路71内又は搬送路81内に進入させるように動作(回転)される。
(2)画像形成動作
本実施例1の画像形成装置は、カラー画像形成部2にはカラートナーであるY、M、C、Kを採用し、特色画像形成部5には着色顔料を含まない透明トナーを採用した。カラートナーと透明トナーにはどちらも結着樹脂のガラス転移温度Tgが55℃のものを採用した。
本実施例1の画像形成装置の動作モードには、カラートナーにより記録材にカラー画像の印刷を行う4色画像形成モード(第1の画像形成モード)がある。また第2色の画像として、記録材に印刷したカラー画像上に透明トナーによる重ね印刷を行う5色画像形成モード(第2の画像形成モード)がある。またブラックトナーだけで記録材に印刷を行うモノクロ画像形成モードがある。これらの3つの画像形成モードは、画像形成制御シーケンスとして、制御装置200のメモリに記憶されている。これらの3つの画像形成モードのモード選択画面は操作部400のディスプレイに表示される。そしてユーザーがその3つの画像形成モードのうち所定の画像形成モードを選択すると、操作部400のディスプレイにプリンタドライブのモード選択画面が表示される。図8はモード選択画面の一例を表した図である。図9はプリンタドライブのモード選択画面の一例を表した図である。
なお、本実施例1の画像形成装置は、本体A内にHDDなどの記憶装置(不図示)を備えている。そしてその記憶装置には、ホストコンピュータなどの外部装置(不図示)から転送されたデータファイルや、画像読取装置300で読み込まれたデータを一時的に保存しておくことが出来る。記憶装置に保存されたデータを必要に応じてユーザーが操作部400のディスプレイに表示させ選択することにより、そのデータをプリント出力することが出来る。また外部装置から送信したデータ、画像読取装置300で読み込んだデータ、記憶装置に保存されたデータのいずれかを必要に応じてユーザーが操作部400のディスプレイに表示させ選択することにより、そのデータをプリント出力することが出来る。
以下に、4色画像形成モードと5色画像形成モードの画像形成制御シーケンスを説明する。
図10は4色画像形成モード及び5色画像形成モードを実行する一連の画像形成制御シーケンスの一例のフローチャート図である。
制御装置200は、プリンタドライブのモード選択画面において、「4色カラー」と「5色カラー」と「5色カラー(写真調光沢)」と「特色のみ」と「特色(写真調光沢)」の何れか1つが選択されたときのプリント信号を入力して、S201に進む。
制御装置200は、プリンタドライブのモード選択画面において、「4色カラー」と「5色カラー」の何れか1つが選択されたときのプリント信号を入力して、S101に進む。
S101では、カラー画像形成部2のカラー画像形成モータ2Mを駆動する。これによりカラー画像形成部2の感光体ドラム21と帯電ローラ22と現像ローラと一次転写ローラ28と中間転写体ベルト26と二次転写ローラ29を動作させるとともに、カラー画像定着部3の定着ローラ31と加圧ローラ32を動作させる。また感光体ドラム21の動作に対応して露光ユニット23を動作させる。またハロゲンヒータ33,34に通電して定着ローラ31と加圧ローラ32を所定の定着温度に維持する。
S102では、給紙搬送部1の搬送モータ1Mを駆動する。これにより給紙搬送部1のピックアップローラ12と複数の搬送ローラ対13,17とレジストローラ14を動作させる。
S103では、カラー画像形成部2で記録材Pに4色のカラー画像の印刷を行う。まず1色目のイエローの画像形成ステーションYにおいて、感光体ドラム21表面を帯電ローラ22によって一様に所定の極性・電位に帯電する。そして感光体ドラム21表面の帯電面に露光ユニット23から画像信号に応じてレーザ光が照射され静電潜像(静電像)が形成される。そして感光体ドラム21表面(像担持体上)の潜像が現像器24の現像ローラ表面に担持されているイエロートナー(現像剤)によって現像され、感光体ドラム21表面に熱溶融性のイエロートナー画像(第1色の画像、有色画像)が形成される。同様の画像形成工程がマゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成ステーションM,C,Kにおいても行われる。そして各画像形成ステーションM,C,Kの感光体ドラム21表面に各色のトナー画像(現像像)が形成される。
各画像形成ステーションY,M,C,Kにおいて感光体ドラム21表面に形成された各色のトナー画像は、一次転写ローラ28に帯電バイアス電源(不図示)から印加される一次転写バイアスによって中間転写体ベルト26表面に重ねて転写される。これによって中間転写体ベルト26表面にカラートナー画像が形成される。
一方、給送搬送部1のピックアップローラ12が給送カセット100から記録材Pを搬送ローラ対13に繰り出し、搬送ローラ対13はその記録材Pをレジストローラ14に搬送する。
カラー画像形成部2では、続いて、二次転写対向ローラ29に帯電バイアス電源(不図示)から二次転写バイアスが印加される。これにより中間転写体ベルト26表面のカラートナー画像は給送搬送部1のレジストローラ14によって二次転写ニップ部T2に送り込まれた記録材P上に一括して二次転写され、記録材Pはそのカラートナー画像を担持する。二次転写ニップ部T2を出た記録材Pはカラー画像定着部3の定着ニップ部N1に導入される。
S104では、カラー画像定着部3により未定着のカラートナー画像を記録材Pに加熱定着する。定着ローラ31と加圧ローラ32は定着ニップ部N1で未定着のカラートナー画像t(図4)を担持している記録材Pを挟持搬送する。その搬送過程においてカラートナー画像tは定着ローラ31表面及び加圧ローラ32表面から熱とニップ圧を受ける。これによりカラートナー画像tは溶融し記録材P上に加熱定着される。定着ニップ部N1から送り出される記録材Pの温度、つまり記録材Pが定着ローラ31表面から剥がれ始める「記録材剥離温度」はたとえば約90〜110℃の高温度に維持されている。すなわち、カラー画像定着部3による記録材剥離方式は、記録材Pが定着ニップ部N1を通過し終えた直後、高温度を保持したままでカラー画像定着部3から記録材Pが離間し始める「高温剥離方式」である。
S105では、プリント信号が「4色モード」のプリント信号か、「5色モード」のプリント信号かを判断する。「4色モード」のプリント信号であればS106に進み、「5色モード」のプリント信号であればS110に進む。
S106では、特色画像形成部5の特色画像形成モータ5Mの駆動を行わない。これにより特色画像形成部5の感光体ドラム51と帯電ローラ52と現像ローラと一次転写ローラ58と中間転写体ベルト56と二次転写ローラ59と露光ユニット53は非動作とされる。また特色画像定着部6の定着ローラ61と加圧ローラ62も非動作とされる。つまり第2画像形成部を停止状態とする。またハロゲンヒータ63,64への通電も行わない。このS106では、特色画像形成部5において、少なくとも感光体ドラム51を非動作(停止)とし、その感光体ドラム51を除く他の部材は動作させるようにしてもよい。
S107では、フラッパ9の振り分けモータ9Mを駆動し、フラッパ9の振り分け羽根9bを搬送路71内に進入させて搬送路81を開放するようにフラッパ9を動作させる。これにより給紙搬送部1によってカラー画像定着部3から搬送される記録材Pはフラッパ9の振り分け羽根9bにより搬送路81に振り分けられる。
S108では、特色画像形成搬送部7の特色搬送モータ7Mを駆動し、レジストローラ72と複数の搬送ローラ対75を動作させるとともに、非特色画像形成搬送部8の複数の搬送ローラ対82を動作させる。
S109では、カラートナー画像を形成された記録材Pが非特色画像形成搬送部8の搬送路81より画像形成装置の第2の排出トレイ83上に排出される。
S110では、フラッパ9の振り分けモータ9Mを駆動し、フラッパ9の振り分け羽根9bを搬送路81内に進入させて搬送路71を開放するようにフラッパ9を動作させる。これにより給紙搬送部1によってカラー画像定着部3から搬送される記録材Pはフラッパ9の振り分け羽根9bにより搬送路71に振り分けられる。
S111では、特色画像形成部5の特色搬送モータ7Mを駆動する。これによりレジストローラ72と複数の搬送ローラ対75,82を動作させる。
S112では、特色画像形成部5の特色画像形成モータ5Mを駆動する。これにより特色画像形成部5の感光体ドラム51と帯電ローラ52と現像ローラと一次転写ローラ58と中間転写体ベルト56と二次転写ローラ59を動作させるとともに、特色画像定着部6の定着ローラ61と加圧ローラ62を動作させる。また感光体ドラム51の動作に対応して露光ユニット53を動作させる。またハロゲンヒータ63,64に通電して定着ローラ61と加圧ローラ62を所定の定着温度に維持する。
S113では、特色画像形成部5で記録材Pのカラートナー画像上に透明トナーによる重ね印刷を行う。感光体ドラム51表面を帯電ローラ52によって一様に所定の極性・電位に帯電する。そして感光体ドラム51表面の帯電面に露光ユニット53から画像信号に応じてレーザ光が照射され静電潜像(静電像)が形成される。そしてこの潜像が現像器54の現像ローラに担持されている透明トナー(現像剤)によって現像され、感光体ドラム51表面に熱溶融性の透明トナー画像(透明画像)が形成される。感光体ドラム21表面に形成された各色のトナー画像は、一次転写ローラ58に帯電バイアス電源(不図示)から印加される一次転写バイアスによって中間転写体ベルト56表面に転写される。これによって中間転写体ベルト56表面に透明トナー画像が形成される。
一方、特色画像形成搬送部7のレジストローラ72はフラッパ9によって搬送路71に振り分けられる記録材Pを特色画像形成部5の二次転写ニップ部T4に送り出す。
特色画像形成部5では、続いて、二次転写対向ローラ53に帯電バイアス電源(不図示)から二次転写バイアスが印加される。これにより中間転写体ベルト56表面の透明トナー画像はレジストローラ72によって二次転写ニップ部T4に送り込まれた記録材P上に二次転写され、記録材Pはカラートナー画像上に透明トナー画像を担持する。二次転写ニップ部T4を出た記録材Pは特色画像定着部6の定着ニップ部N2に導入される。
S114では、特色画像定着部6により未定着の透明トナー画像を記録材Pに加熱定着する。定着ローラ61と加圧ローラ62は定着ニップ部N2で未定着の透明トナー画像t2(図6)を担持している記録材Pを挟持搬送する。その搬送過程においてトナー画像t2は定着ローラ31表面及び加圧ローラ32表面から熱とニップ圧を受ける。これによりトナー画像t2は溶融し記録材P上に加熱定着される。
S115では、カラートナー画像上に透明トナー画像を形成された記録材Pが特色画像形成搬送部7の搬送路71より画像形成装置の排出トレイ76上に排出される。
ここで、本実施例1の画像形成装置によるモノクロ画像形成モードに対応する「白黒」(図9参照)の画像形成動作を簡単に説明する。
プリンタドライブのモード選択画面において、「白黒」が選択されたときのプリント信号に応じて、給紙カセット100から給紙搬送部1が記録材Pをカラー画像形成部2の二次転写ニップ部T2に送り出す。カラー画像形成部2でブラックトナーのみで形成された中間転写体ベルト26表面のブラックトナー画像は記録材Pが二次転写ニップ部T2を通過する際に記録材Pに転写される。そして未定着のブラックトナー画像を担持した記録材Pはカラー画像定着部3の定着ニップ部N1に導入され、これによりブラックトナー画像は記録材Pに加熱定着される。そしてその記録材Pは振り分け部材9で非特色画像形成搬送部8の搬送路81より画像形成装置の第2の排出トレイ上に排出される。
本実施例1の画像形成装置では、カラー画像定着器3の定着ローラ31の定着温度を180℃とし、特色画像定着部6の定着ローラ61の定着温度を160℃とした。そうすることで同じガラス転移温度Tgのトナーを使用していても透明トナー画像の方が光沢度が低くなるようにした。
記録材Pとして王子製紙株式会社製のSA金藤+、157g/m2を用いて出力したところ、カラートナー画像は60゜光沢度で約40となり、透明トナー画像は60゜光沢度で約20となった。
グロスの測定方法は、日本電色工業株式会社製ハンディ型光沢計(PG−1M)を用いた。(JIS Z 8741 鏡面光沢度−測定方法に準拠)
(3)従来の画像形成装置
図24に比較例として従来の画像形成装置の一例の概略模式図を示す。なお、従来例の画像形成装置において、本実施例1の画像形成装置と同じ部材・部分に同一符号を付している。
従来例に示す画像形成装置は、カラー画像形成部2と特色画像形成部5を直列に配置し、各画像形成部2,5で記録材Pに担持させた未定着のトナー画像を1つの画像定着部500で記録材Pに加熱定着するようになっている。
従来例の画像形成装置では、「4色モード」の場合、給送カセット100から給紙搬送部1によって搬送される記録材Pにカラー画像形成部2でカラートナー画像を担持させる。そしてその記録材P上の未定着のカラートナー画像を画像形成部500の定着ニップ部Nで記録材Pに加熱定着する。そしてその記録材Pは給紙搬送部1によって本体Aの排出トレイに排出される。
「5色モード」の場合は、「4色モード」の際に排出トレイに排出された記録材Pを給送カセット100にセットする。そして給送カセット100から給紙搬送部1によって搬送される記録材Pのカラートナー画像上に特色画像形成部5で透明トナー画像を担持させ、その記録材P上の未定着の透明トナー画像を画像形成部500でカラートナー画像上に加熱定着する。出力された画像はカラー画像の部分と透明画像部分とで光沢差の異なる画像となる。
(3−1)本実施例1の画像形成装置と従来例の画像形成装置の動作比較
図25は本実施例1の画像形成装置と従来例の画像形成装置において、「4色モード」と「5色モード」における各部の動作、非動作を表わす説明図である。
従来例の画像形成装置では、「5色モード」の場合、2回に分けて画像形成を行うため、多重定着された1枚の画像を出力するのに給紙動作が2回になる。ここで、特色画像形成部5は、「4色モード」によるカラー画像形成部2の動作中は「特色モード」による画像形成動作を行わない。そのため、特色画像形成部5の帯電ローラ52や現像ローラは動作を停止させておくことが出来る。しかしながら、カラー画像形成部2と特色画像形成部5とで兼用している中間転写体ベルト26は「4色モード」及び「特色モード」に応じた画像形成の為に画像形成動作中は常に動作する。また中間転写体ベルト26と対向している感光体ドラム21,51も画像形成動作中は常に動作させておく必要がある。
これに対して、本実施例1の画像形成装置は、カラートナー画像形成用のカラー画像形成部2及びカラー画像定着部3と透明トナー画像形成用の特色画像形成部5及び特色画像定着部6を分離独立して個別に動作させるようにしている。そのため、「4色モード」によるカラー画像形成部2とカラー画像定着部3の動作中は特色画像形成部5と特色画像定着部6を非動作としておくことが出来る。つまり、特色画像形成部5の感光体ドラム51、帯電ローラ52、現像ローラ、一次転写ローラ58、中間転写体ベルト56、二次転写ローラ59、及び特色画像定着部6の定着ローラ61、加圧ローラ62の動作を停止させておくことが出来る。よって、特色画像形成部5及び特色画像定着部6の構成部材のメカ的摩耗を低減できる。
[実施例2]
画像形成装置の他の例を説明する。
本実施例2では、実施例1の画像形成装置と同じ部材・部分に同一符号を付し再度の説明を省略する。実施例3及び実施例4も同様とする。
(1)画像形成装置例
図11は本実施例2に係る画像形成装置の一例の構成模式図である。図12は本実施例2に係る画像形成装置の制御ブロック図である。
本実施例2に示す画像形成装置は、本体Aを主筐体Axと副筐体Ayとで構成している。主筐体Xの内部には、給送カセット100と、給紙搬送部1と、カラー画像形成部2と、カラー定着部3などを有する。副筐体Ayの内部には、収容部としての第2給送カセット101と、第2の搬送部(供給路)4と、特色画像形成部5と、特色定着部6と、特色画像形成搬送部7と、非特色画像形成搬送部8と、振り分け部材9などを有する。ここで、第2の搬送部4は、第2給送カセット101に収容されている記録材を、画像形成部2を経由させることなく、第2の画像形成部5へ供給するものである。振り分け部材9は、特色画像形成搬送部7の搬送路71と非特色画像形成搬送部8の搬送路81が合流する合流部付近に配設されている。そして主筐体Axには、主筐体Axの所定位置に、画像読取装置300と、操作部400と、制御装置200などを有する。
(1−1)第2の搬送部(第2給送搬送部)
本実施例2の画像形成装置では、第2の搬送部4として第2給送搬送部を有する。第2給送搬送部4は特色画像形成搬送部7の下方に配置されている。この第2給紙搬送部4は、第2給送カセット101から特色画像形成搬送部7の反転搬送路73の一部を利用して他の記録材Ps(以下、記録材Psと略記する)を振り分け部材9とレジストローラ72との間で搬送路71に案内する搬送路41を有する。そしてその搬送路41に沿ってピックアップローラ42と、搬送ローラ対43などが配設されている。ピックアップローラ42は、記録材Psを積載して収容する第2給送カセット101から記録材Psを1枚ずつ分離し搬送ローラ対43に繰り出す。そしてその搬送ローラ対43は記録材Pを反転搬送路73の一部を通じて搬送路71に向けて搬送する。
上記ピックアップローラ42と搬送ローラ対43はギア列(不図示)を介して接続されている。そしてそのギア列の所定の被駆動ギアは第2搬送モータ4M(図12)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これによりピックアップローラ42と搬送ローラ対43はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。
(2)画像形成動作
本実施例2の画像形成装置は、カラー画像形成部2にはカラートナーであるY、M、C、Kを採用し、特色画像形成部5には着色顔料を含まない透明トナーを採用した。カラートナーには結着樹脂のガラス転移温度Tgが55℃のものを採用した。透明トナーには結着樹脂のガラス転移温度Tgが50℃のものを採用した。
本実施例2の画像形成装置の動作モードには、前述の4色画像形成モードと、5色画像形成モードと、モノクロ画像形成モードの他に、透明トナーだけで記録材に印刷を行う特色画像形成モード(第3の画像形成モード)がある。これらの4つの画像形成モードは、画像形成制御シーケンスとして、制御装置200のメモリに記憶されている。これらの4つの画像形成モードのモード選択画面は操作部400のディスプレイに表示される。そしてユーザーがその4つの画像形成モードのうち所定の画像形成モードを選択すると、操作部400のディスプレイにプリンタドライブのモード選択画面が表示される。図13はモード選択画面の一例を表した図である。図14はプリンタドライブのモード選択画面の一例を表した図である。
以下に、4色画像形成モードと5色画像形成モードと特色画像形成モードの画像形成制御シーケンスを説明する。
図15は4色画像形成モード、5色画像形成モード及び特色画像形成モードを実行する一連の画像形成制御シーケンスの一例のフローチャート図である。
制御装置200は、プリンタドライブのモード選択画面において、「4色カラー」と「5色カラー」と「特色のみ」の何れか1つが選択されたときのプリント信号を入力して、S201に進む。
S201では、プリント信号が「特色のみ」のプリント信号であるか否かを判断する。「特色のみ」のプリント信号でない(NO)場合にはS202に進み、「特色のみ」のプリント信号である(YES)場合にはS218に進む。
S202では、第2給送搬送部4の第2の搬送モータ4Mの駆動を行わない。これにより第2の給送搬送部4のピックアップローラ42と搬送ローラ43は非動作とされる。
S203からS217までは、図10のS101からS115までの説明と同じであるため、その説明を援用する。
S218では、給送搬送部1の搬送モータ1Mの駆動を行わない。これにより給送搬送部1のピックアップローラ12と複数の搬送ローラ対13,17とレジストローラ14は非動作とされる。
S219では、カラー画像形成部2のカラー画像形成モータ2Mの駆動を行わない。これによりカラー画像形成部2の感光体ドラム21と帯電ローラ22と現像ローラと一次転写ローラ28と中間転写体ベルト26と二次転写ローラ29は非動作とされる。つまり第1画像形成部を停止状態とする。またカラー画像定着部3の定着ローラ31と加圧ローラ32も非動作とされる。またハロゲンヒータ33,34への通電も行わない。このS219では、カラー画像形成部2において、少なくとも感光体ドラム21を非動作(停止)とし、その感光体ドラム21を除く他の部材は動作させるようにしてもよい。
S220では、第2給送搬送部4の第2搬送モータ4Mを駆動する。これにより第2の給送搬送部4のピックアップローラ42と搬送ローラ43を動作させる。
S221では、特色画像形成部5の特色搬送モータ7Mを駆動する。これによりレジストローラ72と複数の搬送ローラ対75,82を動作させる。
S222では、特色画像形成部5の特色画像形成モータ5Mを駆動する。これにより特色画像形成部5の感光体ドラム51と帯電ローラ52と現像ローラと一次転写ローラ58と中間転写体ベルト56と二次転写ローラ59を動作させるとともに、特色画像定着部6の定着ローラ61と加圧ローラ62を動作させる。また感光体ドラム51の動作に対応して露光ユニット53を動作させる。またハロゲンヒータ63,64に通電して定着ローラ61と加圧ローラ62を所定の定着温度に維持する。
S223では、特色画像形成部5で記録材Pに透明トナーによる印刷を行う。図10のS113と同様、中間転写体ベルト56表面に透明トナー画像が形成され、その透明トナー画像はレジストローラ72によって二次転写ニップ部T4に送り込まれた記録材P上に二次転写され、記録材Pはその透明トナー画像を担持する。二次転写ニップ部T4を出た記録材Pは特色画像定着部6の定着ニップ部N2に導入される。
S224では、特色画像定着部6により透明トナー画像を記録材Psに加熱定着する。図10のS114と同様、定着ローラ61と加圧ローラ62は定着ニップ部N2で記録材Psを挟持搬送し、その搬送過程において透明トナー画像は定着ローラ31表面及び加圧ローラ32表面から熱とニップ圧を受ける。これにより透明トナー画像は溶融し記録材Ps上に加熱定着される。
S225では、透明トナー画像を形成された記録材Psが特色画像形成搬送部7の搬送路71より画像形成装置の排出トレイ上に排出される。
(3)本実施例2の画像形成装置と従来例の画像形成装置の動作比較
図26は本実施例2の画像形成装置と実施例3の画像形成装置と従来例の画像形成装置において、「4色モード」と「5色モード」と「特色モード」における各部の動作、非動作を表わす説明図である。
従来例の画像形成装置では、「特色モード」の場合、カラー画像形成部2は、特色画像形成部5による感光体ドラム51への画像形成動作中はY、M、C、Kによる感光体ドラム21への画像形成動作を行わない。そのため、カラー画像形成部2の帯電ローラ22や現像ローラは動作を停止させておくことが出来る。しかしながら、カラー画像形成部2と特色画像形成部5で兼用している中間転写体ベルト26は「4色モード」及び「特色モード」に応じた画像形成の為に画像形成動作中は常に動作する。また中間転写体ベルト26と対向している感光体ドラム21,51も画像形成動作中は常に動作させておく必要がある。
これに対して、本実施例2の画像形成装置は、カラー画像形成部2と、カラー画像定着部3と、特色画像形成部5と、特色画像定着部6を、それぞれ、独立して個別に動作できる。そのため、「4色モード」によるカラー画像形成部2とカラー画像定着部3の動作中は特色画像形成部5と特色画像定着部6を非動作としておくことが出来る。つまり、特色画像形成部5の感光体ドラム51、帯電ローラ52、現像ローラ、一次転写ローラ58、中間転写体ベルト56、二次転写ローラ59、及び特色画像定着部6の定着ローラ61、加圧ローラ62の動作を停止させておくことが出来る。また、「4色モード」による画像形成動作中、及び「5色モード」による画像形成動作中は第2給送搬送部4を非動作としておくことが出来る。これにより第2給送搬送部4の搬送ローラ対41などの構成部材のメカ的摩耗を低減できる。また、「4色モード」による特色画像形成部5と特色画像定着部6の動作中はカラー画像形成部2及びカラー画像定着部3を非動作としておくことが出来る。つまり、カラー画像形成部2の感光体ドラム21、帯電ローラ22、現像ローラ、一次転写ローラ28、中間転写体ベルト26、二次転写ローラ29、及びカラー画像定着部2の定着ローラ21、加圧ローラ22の動作を停止させておくことが出来る。よって、特色画像形成部5、特色画像定着部6、カラー画像形成部2及びカラー画像定着部3の構成部材のメカ的摩耗を低減できる。
本実施例2の画像形成装置においては、主筐体Axと副筐体Ayとを一体化して本体Aを構成してもよい。
[実施例3]
画像形成装置の他の例を説明する。
(1)画像形成装置例
図16は本実施例3に係る画像形成装置の一例の構成模式図である。図17は本実施例3の画像形成装置の制御ブロック図である。
本実施例3に示す画像形成装置は、実施例2の画像形成装置の副筐体Ayに光沢処理装置Azを追加した構成となっている。ただし、主筐体Axと副筐体Ayと光沢処理装置Azを一体的に構成してあっても構わない。光沢処理装置Azの内部には、第2の振り分け部10と、光沢付与搬送部(搬送路、第1排出手段)11と、光沢付与部(光沢化部)12と、非光沢付与搬送部(第2排出手段)13と、裁断部材14などが設けられている。ここで、第2の振り分け部10は、画像形成搬送部7から搬送されてくる記録材と他の記録材の何れかの記録材を光沢付与搬送部11と非光沢付与搬送部13の何れかの搬送部に振り分けるものである。光沢付与搬送部11は、画像形成搬送部7から搬送されてくる記録材と他の記録材の何れかの記録材を光沢付与部12に搬送するとともに、その光沢付与部12で画像が光沢化された記録材を画像形成装置の外部(画像形成装置外)に排出するものである。光沢付与部12は、記録材の画像上に定着された他の現像剤の画像に光沢を付与し、他の記録材に定着された画像に光沢を付与(光沢化)するものである。非光沢付与搬送部13は、画像形成搬送部7から搬送される記録材と他の記録材の何れかの記録材を、光沢付与部12を経由することなく、画像形成装置の外部(画像形成装置外)に排出するものである。裁断部材14は光沢付与後の記録材の端部余白部を必要に応じて裁断し除去するものである。
本実施例3の画像形成装置では、第2の振り分け部10として第2フラッパを、光沢付与搬送部11として画像光沢付与搬送部を、それぞれ有する。また光沢付与部12として光沢化処理部を、非光沢付与搬送部13として非画像光沢付与搬送部を、裁断部材14としてカッターを、それぞれ有する。
(1−1)画像光沢付与搬送部
画像光沢付与搬送部11は、特色画像形成搬送部7の搬送路71を通じてカラー画像定着部3から搬送される記録材Pを光沢化処理部12に案内するとともに光沢処理装置Zに設けられている第3の排出トレイ116に案内する搬送路111を有する。この搬送路111には搬送ローラ対112が設けられている。
また画像光沢付与搬送部11は、光沢付与部12から搬送路111に排出される記録材Pの表裏を反転させ搬送ローラ対112まで案内する反転搬送路113を有する。この反転搬送路113に沿って搬送ローラ対114が複数設けられている。画像光沢付与搬送部11の記録材搬送方向において光沢付与部12の下流側には反転用振り分け部材115が設けられている。この反転用振り分け部材115は、記録材Pの片面に画像を形成する場合に反転搬送路113に進入し搬送路111を開放して記録材Pを搬送路111に案内するようになっている。またこの反転用振り分け部材115は、記録材Pの両面に画像を形成する場合に搬送路111に進入し反転搬送路113を開放して記録材Pを反転搬送路113に案内するようになっている。
上記搬送ローラ対112,114はギア列(不図示)を介して接続されている。そのギア列の所定の被駆動ギアは光沢搬送モータ11M(図17)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これにより搬送ローラ対112,114はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。
(1−2)非画像光沢付与搬送部
非画像光沢付与搬送部13は、特色画像形成搬送部7の搬送路71を通じてカラー画像定着部3から搬送される記録材Pを光沢処理装置Zに設けられている第4の排出トレイ133に案内する搬送路131を有する。この搬送路131は、画像光沢付与搬送部11の記録材搬送方向において搬送路111と合流している。そしてその搬送路131に沿って搬送ローラ対132が複数設けられている。
上記複数の搬送ローラ対132はギア列(不図示)を介して接続されている。そのギア列の所定の被駆動ギアは上述の光沢搬送モータ11Mの出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これにより複数の搬送ローラ対132はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。
(1−8)第2フラッパ
図18は第2フラッパ10の配設位置と振り分け動作を表わす説明図である。
第2フラッパ10は、画像光沢付与搬送部11の搬送路111と非画像光沢付与搬送部13の搬送路131が合流する合流部近傍に配設されている。この第2フラッパ10は、前述のフラッパ9と同様、回転軸10aと、この回転軸10aに設けられた振り分け羽根10bと、を有している。そしてその第2フラッパ10は、回転軸10aを中心に動作(回転)し振り分け羽根10bが搬送路111内に進入することにより記録材Pを搬送路131に振り分けるようになっている(図18(a)参照)。また回転軸10aを中心に動作(回転)し振り分け羽根10bが搬送路131内に進入することにより記録材Pを搬送路111に振り分けるようになっている(図6(b)参照)。
上記第2フラッパ10は、回転軸10aに設けられた被駆動ギア(不図示)が第2振り分けモータ10M(図17)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)と噛み合っている。そしてその第2振り分けモータ10Mが駆動され出力軸を正回転又は逆回転させることによって振り分け羽根10bを搬送路111内又は搬送路131内に進入させるように動作(回転)される。
(1−4)光沢化処理部
図19は光沢化処理部12の構成模式図である。
光沢化処理部12は、加熱ローラ121とテンションローラ122を有する。その加熱ローラ121とテンションローラ122には、高光沢表面を有するエンドレス状のベルト(光沢化部材)123が巻き掛けられている。そして加熱ローラ121とベルト123を挟むように加圧ローラ124をベルト123の外周面(表面)に接触させることによって、ベルト123表面と加圧ローラ124の外周面(表面)間に光沢ニップ部Nkを形成している。そしてベルト123の内周面及び外周面と対向するように加熱ローラ121とテンションローラ122間に冷却装置125,126を配置している。
ベルト123は、ベルト123表面の高光沢表面で記録材Pの画像形成面と密着しながら画像形成面を加熱することによって、その高光沢表面をトナー像の表面に倣わせて転移させる機能を有し、光沢度(60°)が60〜100の範囲のものを用いている。但し、ベルト123表面の光沢度は、本実施例3の画像形成装置(カラー複合機)に要求される画像の光沢度に合わせて任意に選択できる。つまりベルト123は、ベルト123表面の高光沢表面を記録材上の画像に接触させながら回転することによって、その記録材上の画像を加熱する。
ベルト123の基材にはポリイミドなどの熱硬化性樹脂や耐熱性樹脂、そして金属などを使用できる。そうした基材上に弾性層として耐熱性を有するシリコンゴム層が形成されている。シリコンゴムの代わりにフッ素ゴムなども利用可能である。さらに、シリコンゴム層上にトナー離型層としてフッ素樹脂層が形成されている。ベルト123の表面の光沢度は60゜光沢度で90〜100のものを採用した。
ベルト123の厚さ寸法は、薄過ぎるとベルト自身の強度やトナー受容層へのトナーの埋め込みのための加圧が不十分となり、厚過ぎるとベルトを加熱するために必要な熱量が多くなりトナーの埋め込みが不十分になるおそれがある。したがって、ここではベルト123の厚さ寸法として100〜300μmの範囲のものを使用している。
加熱ローラ121は、ベルト123を回動させる駆動ローラとして機能させている。したがってベルト123は、加熱ローラ121により回動され矢印方向に周回移動(回転)する。この加熱ローラ121は、熱伝導性の良い金属製の中空芯金121aを有し、その中空芯金121aの外周面上に弾性層としてのゴム層121bを設けてなる中空ローラとして形成されている。芯金121aは、直径44mm、厚さ5mmのアルミニウム製の中空パイプで形成されている。ゴム層121bはJIS−A硬度が50度、厚さ300μmのシリコンゴムで成形されている。そして加熱ローラ121の芯金121a内部には、加熱源としてのハロゲンヒータ127を配設させている。加熱源はハロゲンヒータ127に限られず電磁誘導加熱を使ったいわゆるIH方式のものを使うことも可能である。
上記加熱ローラ121の中空芯金121aには被駆動ギア(不図示)が設けられている。この被駆動ギアは光沢モータ12M(図17)の出力軸に設けられている駆動ギア(不図示)によって回転駆動される。これによりベルト123はほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。
加熱ローラ121表面と対向するベルト123表面の近傍には、ベルト123の温度を検出する温度検出手段としてサーミスタ128が配設されている。サーミスタ128からの温度検出信号は制御装置200に入力される。制御装置200は、サーミスタ128からの出力信号に基づいてベルト123の温度が130℃を維持するようにハロゲンヒータ127への通電を可変制御する。
テンションローラ122はその外径曲率によってベルト123から記録材Pが剥離される分離部に設置されている。すなわち、記録材P自らが有する”腰の強さ(こわさ)”でベルト123から剥がれて離れることができる好適なローラ直径と曲率でもってテンションローラ122の大きさを設定している。
加圧ローラ124は、ベルト123が周回移動することによってベルト123表面から光沢ニップ部Nkを通じて加圧ローラ124表面で回転摩擦力を受ける。そしてその回転摩擦力によりベルト123の回転に追従してほぼプロセス速度130mm/秒で矢印方向に動作(回転)する。この加圧ローラ124は、熱伝導性の良い金属製の中空芯金124aを有し、その中空芯金124aの外周面上に弾性層としてのゴム層124bを設けてなる中空ローラとして形成されている。ゴム層124bは厚さ3mmのシリコンゴムで成形されている。この加圧ローラ124の中空芯金124a内部にも、加熱源としてハロゲンヒータ129を配設させている。加熱源はハロゲンヒータ129に限られず電磁誘導加熱を使ったいわゆるIH方式のものを使うことも可能である。
加圧ローラ124が加熱ローラ121と協働してベルト123を挟み込む総圧は、本実施例3では490N(50kg)に設定している。上述したように加圧ローラ124はベルト123との間で光沢ニップ部Nkを形成する機能を担い、その光沢ニップ部Nkの記録材搬送方向の幅を5mmに設定している。
加圧ローラ124表面と対向するベルト123表面の近傍には、ベルト123の温度を検出する温度検出手段としてサーミスタ130が配設されている。サーミスタ130からの出力信号は制御装置200に入力される。制御装置200は、サーミスタ130からの温度検出信号に基づいてベルト123の温度が90℃を維持するようにハロゲンヒータ129への通電を可変制御する。
冷却装置125,126として、冷却ファン式の冷却装置を用いている。ベルト123裏面側の冷却装置125は、ベルト123裏面の冷却領域に対応させて設置された内側ダクト(不図示)を備え、冷却ファンによって生成された冷却風を内側ダクトより吹き出してベルト123裏面の所定の冷却領域を冷却するようになっている。ベルト123表面側の冷却装置126は、ベルト123表面の冷却領域に対応させて設置された外側ダクト(不図示)を備え、冷却ファンによって生成された冷却風を外側ダクトより吹き出してベルト123表面の所定の冷却領域を冷却するようになっている。これらの冷却装置125,126は、記録材Pがベルト123表面から剥離する位置に到達するまでに、記録材P上のトナー画像のトナーをガラス転移点の温度付近まで冷却できるように、その冷却能力を設定している。
冷却装置125,126は冷却ファンなどからなる上記構造に限定されるものではなく、水などの冷媒を内包したヒートパイプ、ヒートシンクやペルチェ素子を接触させて冷却する構成のものであってもよい。また、冷却装置125,126の設置場所はベルト123の表面側と裏面側の両面側に限定されるものではなく、ベルト123の表面側又は裏面側の片面側だけとし、ベルト123の片面側だけを冷却するようにしてもよい。
これから分かるように、本実施例3の光沢化処理部12では、記録材Pがベルト123から剥がれ始めるトナーの剥離温度はカラー画像定着部3や、特色画像定着部6のトナーの剥離温度よりも十分に低い。カラー画像定着部3や、特色画像定着部6が「高温剥離方式」であるのに対して、記録材P上のトナー画像のトナーが低温になった状態で剥がれ始める「低温剥離方式」となっている。
(1−5)カッター
カッター14は、画像光沢付与搬送部11の記録材搬送方向において光沢化処理部12の下流側に配設してある。
(2)画像形成動作
本実施例3の画像形成装置は、カラー画像形成部2にはカラートナーであるY、M、C、Kを採用し、特色画像形成部5には着色顔料を含まない透明トナーを採用した。カラートナーには結着樹脂のガラス転移温度Tgが55℃のものを採用した。透明トナーには結着樹脂のガラス転移温度Tgが60℃のものを採用した。
本実施例3の画像形成装置の動作モードには、前述の4色画像形成モードと、5色画像形成モードと、モノクロ画像形成モードと、透明トナーによる特色画像形成モードの他に、次の2つの画像形成モードがある。1つは5色画像形成モードによる記録材Pの透明トナー画像に写真調光沢処理を施す5色・写真調画像形成モード(第4の画像形成モード)である。他の1つは特色画像形成モードによる記録材Pの透明トナー画像に写真調光沢処理を施す特色・写真調画像形成モード(第5の画像形成モード)である。これらの6つの画像形成モードは、画像形成制御シーケンスとして、制御装置200のメモリに記憶されている。これらの6つの画像形成モードのモード選択画面は操作部400のディスプレイに表示される。そしてユーザーがその6つの画像形成モードのうち所定の画像形成モードを選択すると、操作部400のディスプレイにプリンタドライブのモード選択画面が表示される。図20はモード選択画面の一例を表した図である。図21はプリンタドライブのモード選択画面の一例を表した図である。
以下に、4色画像形成モードと5色画像形成モードと特色画像形成モードと5色・写真調画像形成モードと特色・写真調画像形成モードの画像形成制御シーケンスを説明する。
図22は4色画像形成モード、5色画像形成モード、特色画像形成モード、5色・写真調画像形成モード及び特色・写真調画像形成モードを実行する一連の画像形成制御シーケンスの一例のフローチャート図である。
制御装置200は、プリンタドライブのモード選択画面において、「4色カラー」と「5色カラー」と「5色カラー(写真調光沢)」と「特色のみ」と「特色(写真調光沢)」の何れか1つが選択されたときのプリント信号を入力して、S301に進む。
S301では、プリント信号が「特色のみ」のプリント信号であるか否かを判断する。「特色のみ」のプリント信号でない(NO)場合にはS302に進み、「特色のみ」のプリント信号である(YES)場合にはS326に進む。
S302からS316までは、図15のS202からS216までの説明と同じであるため、その説明を援用する。
S317では、プリント信号が「5色カラー(写真調光沢)」のプリント信号か否かを判断する。「5色カラー(写真調光沢)」のプリント信号でない(NO)場合にはS318に進み、「5色カラー(写真調光沢)」のプリント信号である(YES)場合にはS321に進む。
S318では、光沢化処理部12の光沢モータ12Mの駆動は行なわない。これにより光沢化処理部12の加熱ローラ121とテンションローラ122とベルト123は非動作とされる。またハロゲンヒータ127,129への通電も停止される。つまり光沢化部を停止状態とする。このS318では、光沢化処理部12において、少なくともベルト123の回転を停止し、そのベルト123を除く他の部材は動作させるようにしてもよい。
S319では、第2フラッパ10の第2振り分けモータ10Mを駆動し、第2フラッパ10の振り分け羽根10bを搬送路111内に進入させて非画像光沢付与搬送部13の搬送路131を開放するように第2フラッパ10を動作させる。これにより特色画像形成搬送部7によって特色画像定着部6から搬送される記録材Pは第2フラッパ10の振り分け羽根10bにより搬送路131に振り分けられる。
S320では、画像光沢付与搬送部11の光沢搬送モータ11Mを駆動し、複数の搬送ローラ対132を動作させる。
S321では、カラートナー画像上に透明トナー画像を形成された記録材Pが非画像光沢付与搬送部13の搬送路131より光沢処理装置Azの第4の排出トレイ133上に排出される。
S322では、第2フラッパ10の第2振り分けモータ10Mを駆動し、第2フラッパ10の振り分け羽根10bを搬送路131内に進入させて画像光沢付与搬送部11の搬送路111を開放するように第2フラッパ10を動作させる。これにより特色画像形成搬送部7によって特色画像定着部6から搬送される記録材Pは第2フラッパ10の振り分け羽根10bにより搬送路111に振り分けられる。
S323では、画像光沢付与搬送部11の光沢搬送モータ11Mを駆動し、複数の搬送ローラ対112を動作させる。
S324では、光沢化処理部12の光沢モータ12Mを駆動する。これにより光沢化処理部12の加熱ローラ121とベルト123と加圧ローラ124を動作させる。またハロゲンヒータ127,128に通電してベルト123と加圧ローラ124を所定の温度に維持する。
S325では、光沢化処理部12によって以下の光沢化処理工程を実行する。
特色画像定着器6で定着処理を終えてたとえば約80℃の高温度を保持した状態で送り出された記録材Pは光沢化処理部12に向かって搬送される。光沢化処理部12に送り込まれた記録材Pは光沢ニップ部Nkにて透明トナー画像面が加熱され、かつ加圧される。このとき、透明トナー画像はトナーのガラス転移温度Tgよりも十分に高い温度、具体的には約110℃まで加熱される。
その後、記録材Pはベルト123表面に密着したまま冷却装置125,126間へと搬送され、冷却装置125,126で所定の設定温度に下がるまで、たとえばトナーのガラス転移温度Tg以下の50℃程度にまで冷却される。冷却処理を施すことによって、冷却後のトナー画像はベルト303の高光沢面に倣って高光沢化される。そして、十分に冷却された記録材Pはベルト123表面から剥離する分離部にて自らの剛性や腰のこわさでもって剥がれ始める。その結果、固化したトナーがベルト123表面に転移することなく、透明トナー画像面に凹凸を生じさせて粗くなるのを防ぐことができる。
S326では、光沢化処理部12のベルト123表面から剥離した記録材Pは必要に応じてカッター14により端部余白部が裁断されて除去され画像光沢付与搬送部11の搬送路111より光沢処理装置Azの第3の排出トレイ116上に排出される。
S327からS333までは、図15のS218からS224までの説明と同じであるため、その説明を援用する。
S334では、プリント信号が「特色(写真調光沢)」のプリント信号か否かを判断する。「特色(写真調光沢)」のプリント信号でない(NO)場合にはS335に進み、「特色(写真調光沢)」のプリント信号である(YES)場合にはS338に進む。
S335では、第2フラッパ10の第2振り分けモータ10Mを駆動し、第2フラッパ10の振り分け羽根10bを搬送路111内に進入させて非画像光沢付与搬送部13の搬送路131を開放するように第2フラッパ10を動作させる。これにより特色画像形成搬送部7によって特色画像定着部6から搬送される記録材Psは第2フラッパ10の振り分け羽根10bにより搬送路131に振り分けられる。
S336からS337までは、S318からS320までの説明において「記録材P」が「記録材Ps」となる点を除いてその説明と同じであるため、S318からS320までの説明を援用する。
S338からS342までは、S323からS325までの説明において「記録材P」が「記録材Ps」となる点を除いてその説明と同じであるため、S323からS325までの説明を援用する。
本実施例3の画像形成装置において、上述の光沢化処理工程を終えた記録材P,Psの画像表面の光沢度は約60゜〜約90°であった。
本実施例3の画像形成装置は、実施例2の画像形成装置と同様、カラー画像形成部2と、カラー画像定着部3と、特色画像形成部5と、特色画像定着部6を、それぞれ、個別に動作できる。したがって実施例2の画像形成装置と同じ作用効果を得ることができる。
[実施例4]
画像形成装置の他の例を説明する。
(1)画像形成装置例
図23は本実施例4に係る画像形成装置の一例の構成模式図である。
本実施例4に示す画像形成装置は、本体Aの内部に、給送カセット100と、搬送部1と、画像形成部2と、画像定着部3と、第2の画像形成部5と、第2の画像定着部6と、画像形成搬送部7と、非画像形成搬送部8と、振り分け部材9などを有する。また本体Aの内部に、第2給送カセット101と、第2の搬送部4などを有する。また本体A内部に、第2の振り分け部10と、光沢付与搬送部11と、光沢付与部12と、非光沢付与搬送部13と、裁断部材14などを有する。
本実施例4の画像形成装置では、画像形成部2として実施例1のブラックの画像形成ステーションを有する点を除いて、実施例3の画像形成装置と同じ構成としてある。
本実施例4の画像形成装置においても、実施例3の画像形成装置と同様、ブラックの画像形成ステーションKと、カラー画像定着部3と、特色画像形成部5と、特色画像定着部6を、それぞれ、独立して個別に動作できる。したがって実施例2の画像形成装置と同じ作用効果を得ることができる。
以上説明したように、実施例1〜4の画像形成装置において、図25と図27に示すような動作条件とすることで、例えば給紙搬送部においては部品の耐久寿命を約2倍に延ばすことも可能となる。また各モードにおけるプロセス機器の部品の耐久寿命を延ばすことも可能となる。また各部の構成部材の動作、非動作は各実施例に限定されず、各部材の動作チェック、ホームポジション検知、画像位置調整動作や画像濃度調整動作など通常の画像形成よりも少ない動作であれば動作していても効果は期待できる。またこのときの動作音、消費電力を低減させることも期待できる。
実施例1に係る画像形成装置の一例の構成模式図 実施例1に係る画像形成装置の制御ブロック図 実施例1に係る画像形成装置のカラー画像形成部の構成を表わす説明図 実施例1に係る画像形成装置のカラー画像定着部の構成を表わす説明図 実施例1に係る画像形成装置の特色画像形成部の構成を表わす説明図 実施例1に係る画像形成装置の特色画像定着部の構成を表わす説明図 実施例1に係る画像形成装置のフラッパの配設位置と振り分け動作を表わす説明図 実施例1に係る画像形成装置のモード選択画面の一例を表した図 実施例1に係る画像形成装置のプリンタドライブのモード選択画面の一例を表した図 実施例1に係る画像形成装置の4色画像形成モード及び5色画像形成モードを実行する一連の画像形成制御シーケンスの一例のフローチャート図 実施例2に係る画像形成装置の一例の構成模式図 実施例2に係る画像形成装置の制御ブロック図 実施例2に係る画像形成装置のモード選択画面の一例を表した図 実施例2に係る画像形成装置のプリンタドライブのモード選択画面の一例を表した図 実施例2に係る画像形成装置の4色画像形成モード、5色画像形成モード及び特色画像形成モードを実行する一連の画像形成制御シーケンスの一例のフローチャート図 実施例3に係る画像形成装置の一例の構成模式図 実施例3に係る画像形成装置の制御ブロック図 実施例3に係る画像形成装置の第2フラッパの配設位置と振り分け動作を表わす説明図 実施例3に係る画像形成装置の光沢化処理部の一例の構成模式図 実施例3に係る画像形成装置のモード選択画面の一例を表した図 実施例3に係る画像形成装置のプリンタドライブのモード選択画面の一例を表した図 実施例3に係る画像形成装置の4色画像形成モード、5色画像形成モード、特色画像形成モード、5色・写真調画像形成モード及び特色・写真調画像形成モードを実行する一連の画像形成制御シーケンスの一例のフローチャート図 実施例4に係る画像形成装置の一例の構成模式図 従来の画像形成装置の一例の概略模式図 実施例1の画像形成装置と従来例の画像形成装置において、「4色モード」と「5色モード」における各部の動作、非動作を表わす説明図 実施例2の画像形成装置と実施例3の画像形成装置と従来例の画像形成装置において、「4色モード」と「5色モード」と「特色モード」における各部の動作、非動作を表わす説明図
符号の説明
1:給紙搬送部、2:カラー画像形成部、3:カラー画像定着部、4:第2給送搬送部、5:特色画像形成部、6:特色画像定着部、7:特色画像形成搬送部、8:非特色画像形成搬送部、9:フラッパ、10:第2フラッパ、11:画像光沢付与搬送部、12:光沢化処理部、13:非画像光沢付与搬送部、P:記録材、Ps:他の記録材

Claims (7)

  1. 第1色の画像を記録材に形成する第1画像形成部と、
    前記第1色とは異なる第2色の画像を記録材に形成する第2画像形成部と、
    前記第1画像形成部で第1色の画像が形成された記録材を前記第2画像形成部へ搬送する搬送路と、を有する画像形成装置において、
    収容部に収容される記録材を、前記第1画像形成部を経由することなく、前記第2画像形成部へ供給する供給路を有し、
    前記供給路によって供給された記録材に前記第2画像形成部が画像を形成する時、前記第1画像形成部を停止状態とする制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1画像形成部は、回転しながら静電像が形成される像担持体と、前記像担持体上の静電像をトナーで現像する現像装置を備え、前記供給路によって供給された記録材に前記第2画像形成部が画像を形成する時、前記制御手段は少なくとも前記像担持体の回転を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 第1色の画像を記録材に形成する第1画像形成部と、
    前記第1色とは異なる第2色の画像を記録材に形成する第2画像形成部と、
    前記第1画像形成部で第1色の画像が形成された記録材を前記第2画像形成部へ搬送する搬送路と、を有する画像形成装置において、
    前記第1画像形成部及び第2画像形成部で画像が形成された記録材を前記画像形成装置外へ排出する第1排出手段と、
    前記第1画像形成部で画像が形成された記録材を、第2画像形成部を経由することなく、前記画像形成装置外へ排出する第2排出手段と、
    前記第1画像形成部が画像を形成した記録材を前記第2排出手段で排出する場合に、前記第1画像形成部が画像を形成している時に前記第2画像形成部を停止状態とする制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記第2画像形成部は、回転しながら静電像が形成される像担持体と、前記像担持体上の静電像をトナーで現像する現像装置を備え、
    前記第1画像形成部が画像を形成した記録材を前記第2排出手段で排出する場合に、前記制御手段は前記第1画像形成部が画像を形成している時に少なくとも前記像担持体の回転を停止することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1画像形成部は有色画像を形成し、前記第2画像形成部は透明画像を形成することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 画像を記録材に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で形成された画像を光沢化する光沢化部と、
    前記画像形成部で画像が形成された記録材を前記光沢化部へ搬送する搬送路と、を有する画像形成装置において、
    前記画像形成部で画像が形成されて、その画像が前記光沢化部で光沢化された記録材を、
    前記画像形成装置外へ排出する第1排出手段と、
    前記画像形成部で画像が形成された記録材を、前記光沢化部を経由することなく、前記画像形成装置外へ排出する第2排出手段と、
    前記画像形成部で画像が形成された記録材を前記第2排出手段で排出する場合に、前記画像形成部が画像を形成している時に前記光沢化部を停止状態とする制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記光沢化部は記録材上の画像に接触ながら回転してその画像を加熱する光沢化部材を備え、
    前記画像形成部で画像が形成された記録材を前記第2排出手段で排出する場合、前記制御手段は前記画像形成部が画像を形成している時に前記光沢化部材の回転を停止することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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