JP2012123323A - 画像形成装置及び改質装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】改質装置を備えた画像形成装置であって、1台の改質装置によって前処理及び/または後処理を行うことが可能な画像形成装置、1台の改質装置によって記録材の両面に改質を行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートSを給送する給送手段43と、画像形成手段30と、シートSの被加工面をプラズマにより改質する改質手段72を有する改質装置100とを備え、給送手段43によって給送されたシートSに対して画像形成手段30において画像形成を行い、画像形成がなされたシートSの画像形成面に改質手段72によって後処理を行うことが可能な画像形成装置1であって、シートSを直接改質手段72に給送する第2給送手段71を有し、第2給送手段71によりシートSを改質手段72に給送してシートSの被加工面に前処理を行い、前処理後のシートSを給送手段43にセットして被加工面に画像形成及び後処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において、画像形成が施されること等によって形成されたシート状被加工物の被加工面にプラズマを接触させて同面の改質を行う改質装置に関し、詳しくは改質装置を前処理装置及び/または後処理装置として備えた画像形成装置、被加工物の両面に改質を行うことが可能な改質装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、樹脂フィルム等の被加工物の被加工面にプラズマを接触させて同面の改質を行う技術が種々提案(たとえば、「特許文献1」ないし「特許文献5」参照)されており、本願出願人も特願2008−132446において、インクジェット印刷前の記録用メディアの表面をプラズマにより改質する技術を提案している。また、インク画像定着のためにプラズマを用いる技術も種々提案されている(たとえば、「特許文献6」ないし「特許文献8」参照)。
プラズマを用いるこれらのような技術において、被加工物を移動させながらプラズマを接触させる構成が知られており(たとえば、「特許文献3」ないし「特許文献8」参照)、このような構成ではプラズマの接触の均一性を向上することが可能である。均一性をさらに向上するためには、プラズマを発生させる電極を被加工物の移動方向に複数配置すると共に、電極をローラ状として被加工物の移動方向に沿って回転するように構成することが望ましい。これにより、プラズマを発生させることに起因する電極の表面部位における劣化が電極の周面において分散されると共に、特に電極が被加工物に接触配置されている場合、被加工物に付着している汚れが電極に転移しても電極の周面に汚れが分散されることから、電極によるプラズマの発生性能が経時的に維持されるという利点もある。
上述した被加工物を移動させながらプラズマを接触させる構成の一例を図4に示す。同図において被加工物としてのシートは、電極と搬送ベルトとの間を図の矢印方向に搬送される。電極には高圧電源が接続されており、搬送ベルトはその基体がポリイミド等からなる絶縁体を使用し、搬送ベルトの下方にはガラス板、カウンタ電極、絶縁体が順に配設されている。この構成において高圧電源から電極に高電圧が印加されることによりカウンタ電極との間での放電(大気圧プラズマ放電、誘電体バリア放電)が生じ、沿面放電によるプラズマが形成される。この沿面放電によるプラズマはシートの被加工面に対する接触面積が大きいため、被加工面改質時におけるムラの発生が抑制されて改質の均一性が高い精度で確保される。
また、画像形成装置と後処理装置との間に設けられ、画像形成装置から後処理装置へのシート搬送路の途中において別途シートを挿入するインサータを備え、後処理装置を移動させることなくインサータにおけるシートジャム処理を容易に行う技術が、例えば「特許文献9」に開示されている。さらにプラズマ以外の表面処理装置として、紫外線照射やコロナ放電による酸化処理を行ってトナーの定着性を高める技術が、例えば「特許文献10」に開示されている。
特許第3897863号公報 特開平10−78682号公報 特許第3870605号公報 特開2001−64421号公報 特開2008−12919号公報 特開2007−106105号公報 特開2008−296526号公報 特開2008−297506号公報 特開2008−65062号公報 特許第3665693号公報
複写機等により画像形成がなされた画像形成物に対し、その表面を保護したり艶出しや艶消し等の視覚的効果を与えて付加価値を高めたりするためにニス等のコート材を後処理で塗布する場合がある。この場合には、画像形成物をたとえばニスコータと呼ばれるニス塗布装置に投入してその表面にコート材を塗布することとなるが、画像形成物の画像形成面には撥水性を有する部分が多々存在しており、結果的にニスを弾いてしまい一面均一にコート材を塗布することができなかった。この原因は、画像形成に用いられるトナー粒子に含有されたワックス等の離型剤や複写機の定着装置に用いられるシリコンオイル等の影響によるものと考えられる。
また、複写機等の画像形成装置により画像形成される転写材に対してトナー像を定着させる場合に、加熱されたローラ等の定着部材の表面と転写材上のトナー像とを直接接触させてトナー像を溶融させ転写材に定着させるものが一般的であるが、トナー像の一部が定着部材の表面に付着してしまい用紙に転写される、いわゆるオフセット現象が発生する虞がある。このオフセット現象を防止すべく、定着部材の表面にフッ素樹脂やシリコーン樹脂等の離型層を設けたり、離型剤としてオイル(例えばシリコーンオイル)を定着部材の表面に塗布したりする方法が広く知られている。また、定着部材の表面に塗布するオイルの塗布量を低減したり塗布そのものを省略したりできるように、ワックス等の離型剤を添加したトナー(オイルレストナー)を用いて画像を形成する方法も広く知られている。
しかし、定着部材の表面に塗布されたオイルやトナーに添加されたワックス等の離型剤の影響により、転写材として上質紙や樹脂がコーティングされたコート紙、樹脂材料を基材とした紙等を選択した場合に、トナーと転写材との定着性が悪くトナーが剥がれてしまうという問題点があった。
上述した問題点を解決すべく本発明者等は数々の実験を行った結果、上述したプラズマを用いた表面改質により、空気中の成分や画像形成物自体に含まれる成分等によって形成された種々の親水性官能基等の基が被加工面に形成されて表面エネルギが高くなり、撥水性を有する部分が親水化されてコート材の塗布が可能となることを見出した。また、転写材として上質紙や樹脂がコーティングされたコート紙、樹脂材料を基材とした紙等を選択した場合も同様に、上述したプラズマを用いた表面改質により撥水性を有する部分が親水化されてトナーの定着性が増すことを見出した。
この表面改質は、上述した沿面放電によるプラズマ処理によって好適に達成され、良好な沿面放電が行われないとプラズマが画像形成面に均一に付与されずに放電ムラが発生し、画像形成面に撥水性を有する部分が残存してコート材が均一にと付されず、良好な画像形成物を得ることができないことが判明した。
上述したように、記録材を画像形成前に改質する前処理と画像形成後に改質する後処理とが存在するが、1つの記録材に対して前処理と後処理とを同時に実施したい場合には画像形成装置の前後に前処理を行う改質装置と後処理を行う改質層とをそれぞれ1台ずつ装着する必要が生じ、コストアップしてしまうと共に設置スペースを大きく取る必要が生じてしまう。また、このように画像形成装置の前後に改質装置を接続した場合には、前処理または後処理の何れか一方のみを必要とする記録材の場合にも2つの改質装置を記録材が通過するため、改質装置の消耗が速くなりランニングコストが増加してしまう。
さらに記録材の表面及び裏面の両面に改質処理を実施したい場合には、表面処理用と裏面処理用との2つの改質装置を用意しなければならず、コストアップしてしまう。これを回避すべく、表面の画像形成及び改質後に裏面の画像形成及び改質を行えば改質装置は1台で済むが、画像形成動作及び改質動作を2回行う必要があり作業効率が悪化してしまう。
本発明は上述した問題点を解決し、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において画像形成が施されること等により形成されたシート状の被加工物の被加工面にプラズマを接触させて同面の改質を行う改質装置を備えた画像形成装置であって、1台の改質装置によって前処理及び/または後処理を行うことが可能な画像形成装置、記録材の両面に改質を行うことが可能な改質装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、シートを給送する給送手段と、前記シートに画像形成を行う画像形成手段と、前記シートの被加工面に向けてプラズマを生成し該プラズマにより前記被加工面の改質を行う改質手段を有する改質装置とを備え、前記給送手段によって給送されたシートに対して前記画像形成手段において画像形成を行い、画像形成がなされたシートの画像形成面である被加工面に前記改質手段によって後処理を行うことが可能な画像形成装置であって、前記改質装置はシートを直接前記改質手段に給送する第2給送手段を有し、第2給送手段によりシートを前記改質手段に給送して該シートの被加工面に前処理を行い、前処理後のシートを前記給送手段にセットして前記被加工面に画像形成及び後処理を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、さらに前記改質装置は前記画像形成手段によって画像形成された後に送られてきたシートが前記改質手段を経由することなく搬送可能となる通過経路を有し、画像形成後に後処理が不要のシートは前記通過経路に案内することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、さらに前記画像形成手段はシートの両面に対して画像形成可能であると共に、前記改質装置はシートを前記通過経路から前記改質手段に導く迂回経路を有し、前記改質装置によってシートの両面に前処理を行った後、前処理後のシートを前記給送手段にセットして該シートの両面に画像形成及び後処理を行うことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、シートを給送する給紙装置と、前記給紙装置により給送されたシートの被加工面に向けてプラズマを生成し該プラズマにより前記被加工面の改質を行う改質手段と、改質後のシートが排出される排紙トレイと、前記給紙装置より給送され前記改質手段により改質されたシートを反転させて再度前記改質手段に送る迂回経路とを有し、1工程でシートの片面または両面に改質を行うことを特徴とする。
本発明によれば、改質装置を1台のみ有する画像形成装置であってもシートに対する前処理と画像形成後の後処理とを効率よく行うことができ、コストの低減及び省スペース化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態を適用した画像形成装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる改質手段を説明する概略図である。 本発明の第2及び第3の実施形態を適用した画像形成装置の概略正面図である。 本発明の改質処理に用いられる沿面放電により出力されるプラズマを説明するための概略図である。
図1は、本発明の第1の実施形態を採用した画像形成装置の概略図である。この画像形成装置1は、図示しない画像読取部または外部から受信した画像情報に対応する画像信号に基づき画像形成処理を行う。画像形成装置1は、一般にコピー等に用いられる普通紙の他、コート紙、OHPシート、カード、ハガキ等の厚紙や封筒等の何れをもシート状の記録媒体として画像形成を行い、画像形成後の記録媒体を表面改質が必要な被加工物Sとなり得る出力物とすることが可能である。
画像形成装置1は、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての潜像担持体である円筒状の感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kを平行配設したタンデム方式を採用しており、本体2の記録紙排出部には後述する改質装置100が接続され、本体2と改質装置100とによって構成されている。
感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kは本体2の図示しないフレームに回転自在に支持され、像担持体である転写媒体としての転写ベルト10の移動方向であるA1方向の上流側からこの順で並んでいる。各符号の数字の後に付されたY、M、C、Kは、イエロ、マゼンタ、シアン、黒用の部材であることを示している。各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kはそれぞれ、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成するための作像ステーションである画像形成ユニットに備えられており、各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kは、本体2の内部上方に配設された無端ベルトである中間転写体としての転写ベルト10の外周面側すなわち作像面側に位置している。
転写ベルト10は、各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kに対峙しながら矢印A1方向に移動可能であり、各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kに形成された可視像すなわちトナー像は、矢印A1方向に移動する転写ベルト10に対しそれぞれ重畳転写され、その後に記録媒体である転写紙Sに一括転写される。転写ベルト10に対する重畳転写は、転写ベルト10がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kに形成されたトナー像が転写ベルト10の同じ位置に重ねて転写されるように、転写ベルト10を挟んで各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kに対向する位置に配設された1次転写ローラ62Y、62M、62C、62Kによる電圧印加によってA1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
画像形成装置1は、本体2内に4つの画像形成ユニットと、各感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kの下方に対向して配設され転写ベルト10を備えた中間転写ユニットとしての転写ベルトユニットと、転写ベルト10に対向して配設され転写ベルト10に当接し、転写ベルト10への当接位置において転写ベルト10と同方向に回転する転写部材としての2次転写ローラ3と、画像転写後の転写紙Sを搬送するローラ対23及び無端ベルト24を有する搬送コンベヤ4と、各画像形成ユニットの上方に対向して配設された潜像形成手段である光走査装置21とを有している。転写ベルト10は、駆動ローラ5、従動ローラ14、テンションローラ15、2次転写バックアップローラ16等の複数のローラに巻回されており、図示しない駆動手段によって矢印A1方向に走行駆動される。転写ベルト10の近傍には、転写ベルト10のクリーニングを行うベルトクリーニング装置17が配設されている。
また画像形成装置1は本体2内に、感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kと転写ベルト10との間に向けて搬送される転写紙Sを多数枚積載可能な給送手段であるシート給送装置43を有している。シート給送装置43は、転写紙Sを積載する給紙トレイ44、給紙トレイ44上の転写紙Sを給紙する給紙ローラ42、給紙された転写紙Sを1枚ずつに分離する分離ローラ45、搬送ガイド板46及び複数の搬送ローラ対47、シート給送装置43から給紙路48を経て搬送されてきた転写紙Sを、各画像形成ユニットによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで転写ベルト10と2次転写ローラ3とにより形成される2次転写ニップ部22に向けて繰り出すレジストローラ対49、給紙路53を経て転写紙Sをレジストローラ対49へと給紙するための手差しトレイ51及び給紙ローラ50等を有している。
また画像形成装置1は、トナー像を転写された転写紙Sに同トナー像を定着させるためのベルト定着方式の定着ユニットとしての定着装置25と、定着済みの転写紙を本体2の外部に排出する排紙ローラ対6を有している。定着装置25は、ベルトユニット26、ベルトユニット26に圧接された加圧ローラ27等を有している。ベルトユニット26は、無端状の定着ベルトと、定着ベルトを張架しながら無端移動させる定着ローラと、定着ローラと共に定着ベルトを巻き掛け内部に図示しない熱源を有する加熱ローラとを有している。定着装置25は、ベルトユニット26と加圧ローラ27との圧接部である定着部にトナー像を担持した転写紙を挟み込む態様で通すことで、熱と圧力との作用により担持したトナー像を転写紙の表面に定着する。定着装置25は、シリコンオイル等の離型剤を用いないオイルレス定着方式を採用している。
各画像形成ユニットについて、そのうちの一つの感光体ドラム40Yを備えた画像形成ユニットの構成を代表して説明する。なお、他の画像形成ユニットの構成も実質的に同一である。
感光体ドラム40Yを備えた画像形成ユニットは、感光体ドラム40Yの周囲に、図中反時計方向であるその移動方向に沿って、1次転写ローラ62Y、クリーニング装置18Y、除電手段としての除電ランプを備えた図示しない除電装置、帯電手段としての帯電装置19Y、現像手段としての現像装置20Y等を有している。
光走査装置21は、感光体ドラム40Yに帯電装置19Yが対向した帯電領域と現像装置20Yが対向した現像領域との間の領域に、画像情報に応じて変換した光情報に基づいて光変調及び偏向されたレーザ光Lを走査しながら照射し、帯電装置19Yにより帯電された後の感光体ドラム40Yの表面の被走査面をスポット照射によって露光し、現像装置20Yによってイエロトナー像として可視像化される静電潜像を画像情報に応じて書き込む。
現像装置20Yは、感光体ドラム40Yに近接対向して配設された現像ローラと、現像ローラ上の現像剤を一定の高さに規制する図示しないドクターブレードと、現像剤を攪拌すると共に現像ローラに現像剤を供給するための図示しない搬送スクリュと、これらを収容した図示しない現像ケースと、直流成分の現像バイアスを現像ローラに印加する図示しないバイアス印加手段等とを有している。
現像装置20内に収容されている現像剤は磁性キャリアとイエロトナーとを含む二成分現像剤であり、この現像剤には画像形成ユニットの上方に配設されたトナーボトルからイエロトナーが補給及び供給され、搬送スクリュによって供給されたイエロトナーと現像剤とが攪拌搬送されながら攪拌混合され、摩擦帯電されて現像ローラに供給され担持される。
上述した画像形成装置1において、シート給送装置43を除いた各部材によって画像形成手段30が構成されている。以下に画像形成装置1の動作について説明する。
感光体ドラム40Yは、回転に伴って帯電装置19Yにより表面を一様にマイナス帯電された後、光走査装置21からのレーザ光Lの露光走査によりイエロ色に対応した静電潜像を形成される。この静電潜像は現像装置20Yにより現像剤中のイエロ色のトナーにより現像され、現像により得られたイエロ色のトナー像は1次転写ローラ62YによりA1方向に移動する転写ベルト10に1次転写され、転写後に残留した残留トナーはクリーニング装置18Yにより除去される。次いで、除電装置により残留電荷が除去されて帯電装置19Yによる次の除電及び帯電に供される。
他の感光体ドラム40M、40C、40Kにおいても同様に各色のトナー像が形成等され、形成された各色のトナー像は1次転写ローラ62M、62C、62Kにより矢印A1方向に移動する転写ベルト10上の同じ位置に順次1次転写される。転写ベルト10上に重ね合わされたトナー像は、転写ベルト10のA1方向の回転に伴い2次転写ローラ3との対向位置である2次転写ニップ部22まで移動して転写紙Sに密着し、2次転写バイアスやニップ圧の作用によって転写紙Sに2次転写され、転写紙S上にフルカラー画像が形成される。
転写ベルト10と2次転写ローラ3との間に搬送されてきた転写紙Sはシート給送装置43から繰り出されてフィードされ、レジストローラ対49によって転写ベルト10上のトナー像の先端部が2次転写ローラ3に対向するタイミングで送り出される。
転写紙Sは、全ての色のトナー像を一括転写されて担持すると、搬送コンベヤ4によって搬送されて定着装置25に進入し、加圧ローラ27とベルトユニット26との間の定着部を通過する際に熱と圧力との作用により担持したトナー像を定着され、転写紙S上にフルカラー画像が定着される。
この定着の際、トナー像を構成しているトナー粒子中に含有されているワックスがトナー像表面に染み出し、トナー像表面が離型性を有する撥水性の膜でコーティングされ、トナー像が定着ベルトに付着することを防止あるいは抑制する。定着装置25を通過した定着済みの転写紙Sは、排紙ローラ対6を経て機外に排出される。
このようにして画像形成装置1によって画像形成が行われた転写紙Sは、画像形成装置1の出力物となる。この出力物は、主にトナー像が形成されている領域において表面に撥水性を有している。この出力物に親水性を要する加工を良好に行うためには、加工に先立ってこの出力物表面を被加工面としてその撥水性の部分を親水化する改質(後処理)を行う必要がある。また、転写紙Sに対して良好な定着性を得るためには、画像形成に先立って転写紙Sの画像形成面を改質(前処理)する必要がある。
なお定着装置25が、定着ベルトにシリコンオイル等の撥水性を有する離型剤を塗布するオイル塗布タイプである場合にも、定着ベルトに塗布された離型剤が転写紙に転移することから出力物の表面は撥水性を有することとなり、離型性を含む同表面を被改質面として親水化する改質を行う必要がある。
ここで、画像形成前及び画像形成後の転写紙Sに改質を行う改質装置100について説明する。改質装置100は、本体70の上部に第2給送手段である給紙装置71を有しており、本体70の内部に改質手段72を、本体70の左端に排紙トレイ73を有している。
給紙装置71は、転写紙Sを複数枚載置可能な給紙トレイ74、複数枚の転写紙Sを1枚ずつに分離する分離ローラ対75等を有している。給紙トレイ74上に積載された複数枚の転写紙Sは、分離ローラ対75によって分離給送されて本体70内へと送られる。
図2は改質手段72を示している。改質手段72は、本体70に固定された支持体76、支持体76に回転自在に支持され図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ローラ77、支持体76に回転自在に支持された従動ローラ78、各ローラ77,78に巻回された誘電体ベルト79、支持体76に支持されたカウンタ電極80、支持体76に支持され従動ローラ78を押圧して誘電体ベルト79に張力を与える圧縮ばね81、図示しないハウジングを介して支持体76に固定された高圧接点82、圧縮ばね83を介して図示しない支持部材に回転自在に支持された2個の放電電極ローラ84等を有している。誘電体ベルト79を介してカウンタ電極80と各放電電極ローラ84との対向部において対向電極部85が形成されている。
誘電体ベルト79は被加工物である転写紙Sの幅よりも大きな幅を有しており、例えばポリイミド等の絶縁体によって構成され、表面層は実質的に絶縁性の抵抗値を有している。駆動ローラ77が図示しない駆動手段によって回転駆動されることにより誘電体ベルト79が図2において反時計回り方向に走行駆動される。図示しない駆動手段は回転速度可変であり、これに応じて誘電体ベルト79の走行速度も可変に構成されている。各ローラ77,78は共に接地されており、これにより誘電体ベルト79の静電気帯電を抑制することができる。
アルミニウムの平板により構成されたカウンタ電極80はアースされており、その幅は誘電体ベルト79よりも短くなるように構成されている。またカウンタ電極80の上面には図示しないガラス板が配置されており、これがカウンタ電極80の絶縁層として機能する。ローラ状の放電電極である放電電極ローラ84はそれぞれ同一形状の金属ローラであり、誘電体ベルト79の幅方向に延在しそれぞれの回転中心が誘電体ベルト79の移動面と平行な同一直線上に位置するように配設されている。各放電電極ローラ84は誘電体ベルト79の幅よりも長く形成されており、その外表面である金属部分が露出あるいは誘電体または絶縁体で被覆されている。圧縮ばね83は各ローラ84を所定の圧接力で誘電体ベルト79に接触させるためローラ84の回転軸に当接しており、誘電体ベルト79と各ローラ84との間に不定期の厚さの転写紙Sが搬送されてきても対応可能となるように構成されている。各ローラ84の回転軸は金属で構成されており、図示しない高圧電源と電気的に接続されているため、各ローラ84にはプラズマを形成するための高圧電源からの電圧が各圧縮ばね83を介してそれぞれ供給される。
本体70内には、分離ローラ対75より分離給送された転写紙Sを改質手段72へと搬送する複数の搬送ローラ対86,87,88,89、改質手段72から搬送された転写紙Sを搬送する搬送ローラ対90、転写紙Sを排紙トレイ73へと排出する排紙ローラ対91、及び排紙ローラ対6より排出された転写紙Sを本体70内へと搬入する搬入ローラ対92が配設されている。
上述した改質装置100を用いて転写紙Sの前処理を行うには、給紙トレイ74上に改質を行う転写紙Sをセットし、画像形成装置1または改質装置100に設けられた図示しない操作パネル上のスタートキーを押下する。これにより分離ローラ対75が駆動して給紙トレイ74上の転写紙Sが1枚分離給送され、各搬送ローラ対86,87,88,89が駆動して転写紙Sが改質手段72へと送られる。改質手段72へと送られた転写紙Sは対向電極部85へと運ばれて放電電極ローラ84の駆動によりプラズマを照射されて改質され、その後各ローラ対90,91により搬送されて排紙トレイ73上に排出される。転写紙Sが複数枚の場合にはこの動作が繰り返し行われ、複数枚の改質された転写紙Sが排紙トレイ73上にスタックされる。
前処理が行われた転写紙Sに対して画像形成動作及び後処理を行う場合には、排紙トレイ73上の転写紙Sを給紙トレイ44あるいは手差しトレイ51上にセットし、画像形成装置1の図示しない操作パネルを操作してシート給送装置43から画像形成手段30への転写紙Sの給送を開始する。このとき、画像形成装置1における画像形成速度と合致するように駆動ローラ77及び各ローラ対89,90,91,92の回転速度が調整される。これにより改質装置100において転写紙Sのジャムが生じることなく、かつ速やかに転写紙Sの改質が行われる。なお、給紙トレイ44に転写紙Sをセットする際には改質された面が下向きとなるように、手差しトレイ51に転写紙Sをセットする際には改質された面が上向きとなるように留意する。
シート給送装置43より給送された転写紙Sは、2次転写ニップ部22においてその改質面に画像を転写され定着装置25において画像を定着された後、排紙ローラ対6によって本体2より排出される。本体2より排出された転写紙Sは搬入ローラ対92によって本体70内に搬入され、搬送ローラ対89を介して改質手段72へと送られる。改質手段72へと送られた転写紙Sは、その画像形成面が対向電極部85を通過する際に放電電極ローラ84からの放電により発生したプラズマによって改質(後処理)され、改質後の転写紙は搬送ローラ対90を経由して排紙ローラ対91によって本体70の外部へと排出され、排紙トレイ73上にスタックされる。
上述の構成により、改質装置100を1台のみ有する画像形成装置1であっても転写紙Sに対する前処理と画像形成後の後処理とを効率よく行うことができ、コストの低減及び省スペース化を図ることができる。
図3は、本発明の第2の実施形態を採用した画像形成装置の概略図である。この画像形成装置35は、第1の実施形態で示した画像形成装置1と比較すると、改質装置100に代えて改質装置99を用いる点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。なお本体2内の構成において、第1の実施形態では機能を必要としないために説明を省略した構成であるが、第2の実施形態では機能が必要である構成について以下に説明する。
定着装置25の転写紙搬送方向下流側には複数のローラ及び無端ベルトによって構成された搬送手段7が配設されており、さらにその下流側には搬送手段7より搬送された転写紙Sを排紙ローラ対6に送る搬送ローラ対55が配設されている。搬送手段7と搬送ローラ対55との間には搬送路64が設けられている。
搬送ローラ対55の下方には搬送ローラ対56が配設されており、搬送手段7と搬送ローラ対56との間には反転搬送路65が設けられている。搬送手段7の転写紙出口部には図示しない制御手段からの指令に基づいて転写紙Sの搬送方向を切り替える切替部材32が設けられており、切替部材32が切り替えられることにより搬送手段7から排出された転写紙Sが搬送路64または反転搬送路65に送られる。
搬送ローラ対56の下方には正逆回転可能な搬送ローラ対57が配設されており、その下方には退避路66が設けられている。搬送ローラ対57は搬送ローラ対56から搬送路67を通って送られてきた転写紙Sを正転により退避路66へと導き、転写紙Sの後端が搬送ローラ対57に挟持されたタイミングで逆転する。搬送ローラ対57の右方には複数の搬送ローラ対58及び搬送路68が設けられており、各搬送路67,68の分岐部には図示しない制御手段からの指令に基づいて転写紙Sの搬送方向を切り替える切替部材33が設けられている。搬送ローラ対57が逆転したタイミングで切替部材33が切り替えられることにより、退避路66内の転写紙Sが搬送路68へと送られる。搬送路68へと送られた転写紙Sは各搬送ローラ対58によって搬送され給紙路48へと合流する。
上述した構成に基づく、画像形成装置35を用いた両面画像形成動作(前処理及び後処理は省略)を説明する。画像形成装置35の図示しない操作パネルを操作して両面画像形成を選択した後、図示しないスタートキーを押下することによりシート給送装置43から画像形成手段30への転写紙Sの給送が開始される。シート給送装置43より給送された転写紙Sは給紙路48へと搬送され、レジストローラ対49が所定のタイミングで駆動することにより2次転写ニップ部22においてその表面に画像を転写された後、定着装置25において画像を定着される。画像定着後の転写紙Sは搬送手段7によって搬送され、切替部材32に案内されて反転搬送路65へと送られて搬送ローラ対56によって搬送される。
搬送された転写紙Sは正転する搬送ローラ対57によって退避路66へと送られ、その後端が搬送ローラ対57に挟持されたタイミングで搬送ローラ対57が逆転することにより切替部材33に案内されて搬送路68へと送られる。搬送路68へと送られた転写紙Sは各搬送ローラ対58によって搬送され、給紙路48を介してレジストローラ対49へと送られ、レジストローラ対49が所定のタイミングで駆動することにより2次転写ニップ部22においてその裏面に画像を転写された後、定着装置25において画像を定着される。画像定着後の転写紙Sは搬送手段7によって搬送され、切替部材32に案内されて搬送路64へと送られ、搬送ローラ対55を経て排紙ローラ対6によって機外へと排出される。
次に、改質装置99について説明する。改質装置99は改質装置100と同様の構成を有しており、さらに改質装置100が有していない他の構成を有している。以下、改質装置100と同様の構成には同様の符号を付してその説明を省略し、新たな構成についてのみ説明する。
改質手段72の下方には搬送ローラ対95が配設されており、その左右には2個ずつ搬送ローラ対93,94,96,97が配設されている。各搬送ローラ対93,94,95,96はそれぞれ正逆転可能であると共に、排紙ローラ対91も正逆転可能に構成されている。搬入ローラ対92の転写紙搬送方向下流側には、図示しない制御手段からの指令に基づいて転写紙Sの搬送方向を切り替える切替部材98が設けられている。切替部材98は、転写紙Sの搬送方向を第1の実施形態と同様の直線搬送路37、または改質手段を経由せずに各搬送ローラ対93,94,95,96,97によって搬送される通過経路38の何れかに切り換える。
搬送ローラ対96と搬送ローラ対97との間には分岐部60が設けられており、分岐部60において搬送ローラ対96が逆転しているとき(図3において転写紙Sが矢印A2方向に搬送される場合)には転写紙Sが迂回経路39に導かれる。分岐部60は、搬入ローラ対92から搬入された転写紙Sが切替部材98によって通過経路38に案内された場合には、転写紙Sが搬送ローラ対97から搬送ローラ対96へと搬送される際には障害とならないように構成されている。
さらに搬送ローラ対90と排紙ローラ対91との間にも分岐部61が設けられており、分岐部61において排紙ローラ対91が逆転しているとき(図3において転写紙Sが本体70内に向けて搬送される場合)には転写紙Sが通過経路38に導かれる。分岐部61は、搬送ローラ対90から搬送された転写紙Sが排紙ローラ対91に搬送される際には障害とならないように構成されている。
上述した改質装置99を用いて転写紙Sに対して片面の前処理を行う場合は第1の実施形態と同様に行われ、この片面前処理済みの転写紙Sを用いて画像形成動作及び後処理動作を行う場合にも切替部材98が搬入ローラ対92により搬入された転写紙Sを直線搬送路37に案内することにより同様に行われる。以下に、片面前処理済みの転写紙Sを用いて後処理動作を行うことなく画像形成動作のみを行う場合を説明する。
前処理が行われた転写紙Sを給紙トレイ44あるいは手差しトレイ51上にセットし、画像形成装置35の図示しない操作パネルを操作してシート給送装置43から画像形成手段30への転写紙Sの給送を開始する。このとき、画像形成装置35における画像形成速度と合致するように各ローラ対91,92,93,94,95,96,97の回転速度が調整される。これにより改質装置99における転写紙Sのジャム発生が防止される。給紙トレイ44には改質面が下向きとなるように、手差しトレイ51には改質面が上向きとなるように転写紙Sをセットする。
シート給送装置43より給送された転写紙Sは、2次転写ニップ部22においてその改質面に画像を転写され定着装置25において画像を定着された後、搬送手段7、搬送ローラ対55を介し排紙ローラ対6によって本体2より排出される。排出された転写紙Sは搬入ローラ対92によって本体70内に搬入され、切替部材98によって通過経路38に案内される。通過経路38に案内された転写紙Sは、各搬送ローラ対97,96,95,94,93によって搬送され、正転する排紙ローラ対91によって本体70より排出されて排紙トレイ73上にスタックされる。
上述の構成により、改質装置99が接続された画像形成装置35であっても後処理が不要な転写紙Sに対しては改質手段72を経由することなく本体70の外部に排出することができるので、改質手段72の消耗が速くなりランニングコストが増加してしまうという不具合の発生を防止することができる。
次に、改質装置99を用いて転写紙Sの両面に前処理を行う場合を説明する。給紙トレイ74上に改質を行う転写紙Sをセットし、画像形成装置35または改質装置99に設けられた図示しない操作パネル上の両面スタートキーを押下する。これにより分離ローラ対75が駆動して給紙トレイ74上の転写紙Sが1枚分離給送され、各搬送ローラ対86,87,88,89が駆動して転写紙Sが改質手段72へと送られる。改質手段72へと送られた転写紙Sは上述と同様に表面を改質され、その後各ローラ対90,91により下流へと搬送される。
搬送される転写紙Sの後端が排紙ローラ対91により挟持されると、排紙ローラ対91が逆転して転写紙Sは先程とは逆方向に向けて搬送される。そしてその先端(表面改質時における後端)が分岐部61に到達すると、転写紙Sは通過経路38に案内されて各搬送ローラ対93,94,95,96によって矢印A2方向に搬送される。そしてその先端が分岐部60に到達すると、転写紙Sは迂回経路39に案内されて搬送ローラ対89によって搬送され、改質手段72へと搬送される。改質手段72へと送られた転写紙Sは上述と同様に裏面を改質され、その後各ローラ対90,91により搬送されて排紙トレイ73上に排出される。転写紙Sが複数枚の場合にはこの動作が繰り返し行われ、複数枚の両面改質された転写紙Sが排紙トレイ73上にスタックされる。
両面前処理済みの転写紙Sを用いて両面画像形成動作及び片面後処理動作を行う場合には、上述した両面画像形成動作後に切替部材98が搬入ローラ対92により搬入された転写紙Sを直線搬送路37に案内することにより第1の実施形態と同様に行われる。また、両面画像形成動作のみを行う場合には、上述した両面画像形成動作後に切替部材98が搬入ローラ対92により搬入された転写紙Sを通過経路38に案内することにより第2の実施形態と同様に行われる。ここでは第3の実施形態として、両面前処理済みの転写紙Sを用いて両面画像形成動作及び両面後処理動作を行う場合を説明する。
上述と同様に両面画像形成動作がなされた転写紙Sは、排紙ローラ対6によって本体2より排出された後に搬入ローラ対92によって本体70内に搬入される。搬入された転写紙Sは切替部材98によって直線搬送路37に案内され、搬送ローラ対89により改質手段72へと送られる。改質手段72へと送られた転写紙Sは上述と同様に表面を改質され、その後各ローラ対90,91により下流へと搬送される。搬送される転写紙Sの後端が排紙ローラ対91により挟持されると、排紙ローラ対91が逆転して転写紙Sは上述と同様に通過経路38に案内され、各搬送ローラ対93,94,95,96によって矢印A2方向に搬送される。そしてその先端が分岐部60に到達すると、転写紙Sは迂回経路39に案内されて搬送ローラ対89によって搬送され、改質手段72へと搬送される。改質手段72へと送られた転写紙Sは上述と同様に裏面を改質され、その後各ローラ対90,91により搬送されて排紙トレイ73上に排出される。
上述の構成により、改質装置99を1台のみ有する画像形成装置35であっても転写紙Sに対する両面前処理と両面画像形成後の両面後処理とを効率よく行うことができ、コストの低減及び省スペース化を図ることができる。この第2の実施形態では本体2と改質装置99とで画像形成装置35を構成したが、両面画像形成機能を有する通常の画像形成装置に改質装置99を接続させる構成としても同様の作用効果を得ることができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1,35 画像形成装置
30 画像形成手段
38 通過経路
39 迂回経路
43 給送手段(シート給送装置)
71 第2給送手段(給紙装置)
72 改質手段
73 排紙トレイ
99,100 改質装置
S シート(転写紙)

Claims (4)

  1. シートを給送する給送手段と、前記シートに画像形成を行う画像形成手段と、前記シートの被加工面に向けてプラズマを生成し該プラズマにより前記被加工面の改質を行う改質手段を有する改質装置とを備え、前記給送手段によって給送されたシートに対して前記画像形成手段において画像形成を行い、画像形成がなされたシートの画像形成面である被加工面に前記改質手段によって後処理を行うことが可能な画像形成装置であって、
    前記改質装置はシートを直接前記改質手段に給送する第2給送手段を有し、第2給送手段によりシートを前記改質手段に給送して該シートの被加工面に前処理を行い、前処理後のシートを前記給送手段にセットして前記被加工面に画像形成及び後処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記改質装置は前記画像形成手段によって画像形成された後に送られてきたシートが前記改質手段を経由することなく搬送可能となる通過経路を有し、画像形成後に後処理が不要のシートは前記通過経路に案内することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記画像形成手段はシートの両面に対して画像形成可能であると共に、前記改質装置はシートを前記通過経路から前記改質手段に導く迂回経路を有し、前記改質装置によってシートの両面に前処理を行った後、前処理後のシートを前記給送手段にセットして該シートの両面に画像形成及び後処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. シートを給送する給紙装置と、前記給紙装置により給送されたシートの被加工面に向けてプラズマを生成し該プラズマにより前記被加工面の改質を行う改質手段と、改質後のシートが排出される排紙トレイと、前記給紙装置より給送され前記改質手段により改質されたシートを反転させて再度前記改質手段に送る迂回経路とを有し、1工程でシートの片面または両面に改質を行うことを特徴とする改質装置。
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