JP2005114991A - 光ファイバフェルール、光フェルールホルダ、及び光コネクタ - Google Patents

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Eiki Miyazaki
栄樹 宮崎
Masahito Shiino
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Abstract

【課題】
光ファイバを収納する光ファイバフェルールと光ケーブルのテンションメンバとを保持するテンションメンバ−保持機構とが別々の部品で形成されていたため、両者間で光ファイバの機械的応力を吸収するために光ファイバを撓ませて置く必要があり、この結果、このための空間を確保する必要があり、光コネクタの形状が大型となる課題があった。
【解決手段】
光ファイバフェルールの後端側に光ケーブルの被覆層を含めて装着・固定する光ケーブル装着部を形成したことを特徴とする。これによって光ファイバを撓ませる必要が無くなり、光コネクタを小型に形成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバの相互を接続するための光ファイバフェルール、これを保持する光フェルールホルダ、これらを用いた光コネクタに関するものである。
通信の多様化、大容量化に伴い、FTTH(Fiber To The Home)に代表される光ファイバを使用した通信が急激に普及しつつある。
これに伴って、光ファイバの現場接続工事が多数実施されることから、無電源、無研磨で組み立てられる光コネクタが要求される。
一般にFTTHに用いられる光ファイバケーブルは、図17に示すように、光ファイバ心線81の両サイドにテンションメンバー82を配置して、これらに共通被覆シース83を施したもので構成される。図17(イ)に示す光ファイバケーブルは2心の光ファイバ心線81を被覆層84で被覆して構成された光ファイバテープ心線85を共通被覆シース83で被覆したもの、図17(ロ)に示す光ファイバケーブルは2心の光ファイバ心線81を直接共通被覆シース83で被覆したもの、図17(ハ)に示す光ファイバケーブルは4心の光ファイバ心線81を被覆層86で被覆して構成された光ファイバテープ心線87を共通被覆シース83で被覆したものである。光ファイバ心線の数は1心あるいはその他の本数のものが適宜使用される。
従来このような光ファイバを接続する光コネクタとして図16や図12〜15に示されるものなどが公知である。(例えば特許文献1、特許文献2)
図16に示された特許文献1に記載された光コネクタ60は、光ファイバフェルール61、ストップリング62、ストップリング62の後端部で構成された内側カシメリング62'、外側カシメリング63、スプリング64、ハウジング65、ブーツ66、つまみ67などで構成されている。
この光コネクタ60を光ケーブル68の端部に取りつけるには、先ず始めに光ケーブル68の端部から光ケーブル68の外側にブーツ66、外側カシメリング63、ストップリング62、スプリング64の各部品をこの順序で挿入して配置して置く。
次に光ケーブル68の端部から共通被覆681を剥ぎ取り、一対のテンションメンバー682の端部と光ファイバ心線683の端部とを露出させる。
次に、光ファイバ心線683内の裸光ファイバ683’を露出させて光ファイバフェルール61の挿通孔61’に挿入し固定する。
次に光ファイバ心線683が取り付けられた光ファイバフェルール61をハウジング65内に配置・固定する。
次に、一対のテンションメンバー682を先端にスプリング64が配置された内側カシメリング62'と外側カシメリング63との間に配置してカシメ固定する。
最後にブーツ66とつまみ67を所定位置に被せて光コネクタを完成させる。
図12〜図15に示される特許文献2に記載された光コネクタは、図12に示すように、光ファイバフェルール71と支持線留め部品72、光ファイバフェルール71と支持線留め部品72とを結合する留め部品73、これらを収納するハウジング74、及びブーツ部品75等で構成されている。また、光ファイバケーブル76は、光ファイバ761と、この光ファイバ761を挟むように設けられた2本の支持線(テンションメンバー)762とから構成されている。
かかる光コネクタでは、光ファイバケーブル76をブーツ部品75に通し、更に留め部品73を通してから、この光ファイバケーブル76の2本の支持線762を後述する支持線留め部72に取り付けて固定するとともに、光ファイバケーブル76の光ファイバ761を支持線留め部品72を貫通させてから、支持線留め部品72を光ファイバフェルール71に嵌合させ、この光ファイバフェルール71において予め内蔵されている光ファイバ71’と光ファイバ761とを突き合わせて接続する。このように2本の光ファイバ同士が接続された後、留め部品73、被覆手段を構成するブーツ部品75をそれぞれ被せ、更に被覆手段を構成するハウジング74を上から被せるように取り付けることにより光コネクタとして完成する。
支持線留め部品72は、図13に内部構造が示され、図12からもわかるように2個の支持線留め部品72aに分割され得るように構成されている。そして、光ファイバケーブル76の光ファイバ761および支持線762を支持線留め部品72に取り付けたり貫通させる作業は、支持線留め部品72を2個に分割した片方の支持線留め部品72aの状態で行い、この作業の完成後に2個の支持線留め部品72aを突き合わせて組み立て、1個の支持線留め部品72として完成する。なお、分割された2個の支持線留め部品72aは同じ構造を有している。
この分割された片側の支持線留め部品72aは、図12に示すように、一端が留め部品73内に挿入し易いように楕円形に形成され、他端が光ファイバフェルール部品71に突き合わせられるように平坦に形成されている。支持線留め部品72aの楕円形の一端には、図13に示すように、光ファイバ貫通孔723が形成され、この光ファイバ貫通孔723に続いて支持線留め部品72aの内部には2つの光ファイバ収納ガイド部721aがほぼ平行して設けられ、この2つの光ファイバ収納ガイド部721aの間に光ファイバ収納部7211が形成されている。また、この2つの光ファイバ収納ガイド部721aの両方の他端であるガイド部先端7212aは、外側に湾曲して形成され、光ファイバ761が挿入された場合に光ファイバ761に無理な曲がりが生じないようになっている。この湾曲したガイド部先端7212aの近傍には支持線留め部722が2本立設されている。
更に、支持線留め部品72aの楕円形の一端に形成されている光ファイバ貫通孔723の両側には支持線貫通孔724がそれぞれ形成されているが、この2個の支持線貫通孔724には光ファイバケーブル76の2本の支持線762が図14(a)に示すように貫通し、この貫通した2本の支持線762は図14(b)に示すようにそれぞれ2個の支持線留め部722に巻回などして固定されるようになっている。
また、支持線留め部品72aの平坦な他端にも図13(c)からわかるように光ファイバ貫通孔723が同様に形成され、この光ファイバ貫通孔723に続いて支持線留め部品72aの内部には2つの光ファイバ収納ガイド部721bがほぼ平行して設けられ、この2つの光ファイバ収納ガイド部721bの間に光ファイバ収納部7211が形成されている。なお、2つの光ファイバ収納ガイド部721bのガイド部先端7212bは光ファイバ761が貫通し易いように湾曲している。
このように構成される支持線留め部品72aにおいて、外部から接続するための光ファイバケーブル76の光ファイバ761は、具体的にはブーツ部品75、留め部品73を貫通してきた光ファイバケーブル76の光ファイバ761は、支持線留め部品72を貫通し、その支持線762を支持線留め部品72内で支持線留め部722に巻回などして固定するために、まず支持線留め部品722を2個の支持線留め部品72aに分割し、この分割された支持線留め部品72aの楕円形の一端の光ファイバ貫通孔723に光ファイバ761を貫通させ、支持線貫通孔724に支持線762を貫通させるように設定する。
それから、支持線貫通孔724を貫通した支持線762を支持線留め部722に巻回などして固定する。また、光ファイバ貫通孔723を貫通した光ファイバ761は光ファイバ収納ガイド部721aの間の光ファイバ収納部7211に沿って案内されながら平坦な他端に向かって進み、この他端側に形成されている2つの光ファイバ収納ガイド部721bの間の光ファイバ収納部7211および光ファイバ貫通孔723を貫通して支持線留め部品72aの外部に延出する。このように光ファイバ761が支持線留め部品72aを貫通して延出してから、2つの支持線留め部品72aを突き合わせて1個の留め部品72として一体化し、また支持線留め部品72から延出した光ファイバ761は、光ファイバフェルール部品71内に予め内蔵されている光ファイバと光ファイバフェルール部品71内において突き合わせ接続されるようになっている。
次に、図12に示すように、上述した如く一体化された支持線留め部品72の上から留め部品73を被せ、それから、留め部品73の弾性変形可能突起731を光ファイバフェルール部品71の凹部711に嵌合させ、これにより留め部品73と光ファイバフェルール部品71を合体させる。このように留め部品73と光ファイバフェルール部品71とは弾性変形可能突起731と凹部711とが嵌合しているため、後方に引っ張っても取り外れないようになっている。留め部品73と光ファイバフェルール部品71を合体させた後、留め部品73の上にブーツ部品75を被せるとともに、更に光ファイバフェルール部品71上にハウジング部品74を被せ、これにより留め部材付き簡易組立光コネクタが完成する。
特開2002−162537号公報 特開2003−139995号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された光コネクタは、光ファイバフェルールと光ケーブルのテンションメンバを固定するためのストップリングが別部品で構成され、更にこれらの間にスプリングが介在して光ファイバフェルールがテンションメンバに対して移動するため、光ファイバがストップリング内で撓むことのできるスペースが必要であり、コネクタ形状が大型となる課題があった。
また特許文献2に記載された光コネクタは、支持線(テンションメンバ)を固定するための支持線留め部品と光ファイバフェルールとが別部品で構成されているため、支持線留め部品の先端から突出した光ファイバが光ファイバフェルール内の光ファイバと接触させた際に光ファイバを支持線留め部品内撓ませなければならず、この結果その撓ませるためのスペースが必要であり、上記例と同様にコネクタ形状が大型となる課題があった。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、光ファイバが挿通される貫通孔を有する光コネクタ用の光ファイバフェルールにおいて前記貫通孔の一端側に光ケーブルの端部を光ケーブルの被覆層を含めて装着・固定する光ケーブル装着部が形成されたことを特徴とする光ファイバフェルールである。
他の本発明は、一端から他端に向けて前記光ファイバフェルールが挿入され、光ファイバフェルールを内部に収納可能な光フェルールホルダであって、光フェルールホルダの内部には係合部が形成されて挿入された光ファイバフェルールが前記他端から抜け出ないように形成され、前記一端側にバネ性を持った押圧片が取り付けられて、光ファイバフェルールの挿入後端に押圧力を与えて光ファイバフェルールを一端側に押し付けるように形成されたことを特徴とする光フェルールホルダである。
更に他の本発明は、貫通路を備えたコネクタハウジングの一端から前記光ファイバフェルールを挿入し、コネクタハウジングの他端から前記光フェルールホルダを挿入して、コネクタハウジングの内部で一端から挿入された光ファイバフェルールの先端と他端から挿入された光フェルールホルダの光ファイバフェルールとを付き合わせて形成されたことを特徴とする光コネクタである。
更に他の本発明は、前記一対の光ファイバフェルールが互いに光ファイバの端面を付き合わせて配置され、両光ファイバフェルールをフェルール押圧部材で押圧するように形成されたことを特徴とする光コネクタである。
上記光ファイバフェルール、光フェルールホルダ、光コネクタは、いずれも光ファイバが挿通される貫通孔を有する光コネクタ用の光ファイバフェルールに光ケーブル装着部を形成し、光ケーブルの被覆層と光ファイバとが同時に光ファイバフェルールで保持されているため、光ファイバの先端と光ケーブルの被覆層との距離が一定となり、光ファイバを従来のように撓ませる必要がない。この結果、各製品を小型に形成できる優れた効果を有する。
光ケーブル装着部は、光ケーブル内に有するテンションメンバーを含めて装着・固定することを特徴とする。
光ケーブル装着部は、断面コの字型の把持部材で光ファイバフェルールを形成する基材に光ケーブルを狭持させることにより形成されていることを特徴とする。
光ファイバ挿通孔は、表面に溝が形成された基材とその基材を覆う蓋と、基材と蓋とが合体するように狭持させる狭持部材とで形成されていることを特徴とする。
光ファイバ挿通孔は、非分割型に形成されていることを特徴とする。
以下、本発明を図示した実施例に基づき説明する。
図1は本発明の一実施例における光ファイバフェルール1の構成部品を示したもので、10は光ファイバフェルール1の基盤となるフェルールベース、20は蓋、25はケーブル固定アダプタ、30は断面コの字型のスプリングである。
基盤10は図2に示すように、基盤の一方側に中央に沿って断面Uの字型のU溝11が形成され、他端側には光ケーブルの被覆層を含めて光ファイバの端部を配置させることのできるケーブル収納空間15が形成されている。
蓋20は図5(イ)に示すように、U溝11に嵌合する凸状体21が形成されている。
ケーブル固定アダプタ25は、図5(ロ)に示すように、コの字型形状を成しており、上方側に2つの上方突起26が形成され、下方に2つの下方突起27が形成されている。
スプリング30は図5(ハ)に示すように、断面コの字型の弾性体により形成され、その壁面には外側から内側方向に圧力を加えて内側に突起31が形成されている。
U溝11の中央には、図1に示すように、そのU溝11に沿って光ファイバを配置させるためのV溝12が形成され、更に前記一方側の先端には光ファイバフェルール1を相互につき合わせる際に、突き合わされるV溝12が互いに軸心が一致するように配置させるための図示しない軸合わせピンを配置させるピン孔23が形成されている。ケーブル収納空間15の両側面に、下方側でケーブル固定アダプタ25の下方突起27が挿入できるアダプタ挿入孔16が形成され、その上方側にケーブル固定アダプタ25の上方突起26が挿入できるアダプタ挿入溝17が形成されている。またケーブル収納空間15の両側面には、後述する光ファイバフェルール保持アダプタ及び光ファイバフェルールホルダと係合するための係合突起18が形成されている。
このように形成された光ファイバフェルール1を光ケーブルの端部に取り付けるには、先ず始めに図4(ロ)に示すように、基盤10に形成されたU溝11に蓋20の凸状体21を嵌めて、両者をスプリング30で弾性的に固定する。これにより、V溝12はその開放側が蓋20で覆われ光ファイバ挿通孔12’が形成される。この形成された光ファイバ挿通孔12'は図示しないくさびが基盤10と蓋20との間に挿し込まれることにより、光ファイバ挿通孔12'の径が拡径されている。
更に、図3に示すように、光ケーブル5の端部の被覆層6が所定長(図示の実施例では10mm)剥ぎ取られて光ファイバ心線7が所定長露出され、更に光ファイバ心線7上のコーティング層8が除去されている。この際、光ファイバ心線7の両サイドに配置されたテンションメンバー9は、被覆層6内に残したままとなっている。
このような状態で、ケーブル収納空間15側から光ケーブル5を挿し込み、光ファイバ挿通孔12’内に光ファイバ心線7を挿入し、その後に、前記クサビを抜取り、光ファイバ心線7を光ファイバ挿通孔12’内に弾性的に配置させる。
次に、光ケーブル5の端部が収納されたケーブル収納空間15の両サイドからケーブル固定アダプタ25を光ケーブル5の被覆層に食い込めませるように挿し込み、光ケーブル5をケーブル収納空間15内に固定・配置させる。これにより、光ケーブル5内に配置されたテンションメンバはケーブル収納空間15内で強固に固定され、光ケーブル5の引張り方向に対して基盤10が密接した位置関係になっているため、光ケーブル5の引張力に対して、基盤10の強度で対向することが可能である。
なお、ケーブル固定アダプタ25はステンレスなどの金属部品が好ましいがエポキシ系樹脂(PPS、PBTなど)であっても良く、さらに上記実施例に置けるケーブル固定アダプタ25はケーブル収納空間15の両サイドから配置される場合を説明したが、ケーブル固定アダプタ25は突起の長いものでケーブル収納空間15の一方側から差し込まるようにしても良い。
図6は上記光ケーブル付きの光ファイバフェルール1の接続端面を相互に接続した光コネクタを示すものである。図示の実施例は、半円形形状の押圧片41が形成された押圧部材40によって、両光コネクタ1の後方から両光コネクタ1の接続端面を押圧し、光接続を行っている。この際、図1及び図2に示す光ファイバフェルール1の接続端に形成されたピン孔23には、図示しない軸合わせピンが相互に挿入され、光ファイバ心線の軸線が一致するように接続されている。押圧部材40はバネ性のステンレス、ベリリウム銅合金などの板バネ材で形成するのが好ましい。
図7は図4に示す光ケーブルが接続された両光ファイバフェルールを保持して光接続するための光ファイバフェルール保持アダプタ45を、図8は図4に示す光ケーブルが接続された両光ファイバフェルールを保持して光接続するための光ファイバフェルールホルダ50を示すもので、図9には光ファイバフェルール保持アダプタ45と光ファイバフェルールホルダ50とが接続された光コネクタが示されている。
光ファイバフェルール保持アダプタ45は、図7に示すように、その軸心に沿って貫通路46が形成され、光ファイバフェルール1を挿入する側の貫通路46’が他端側に比較して大径に形成され、光ファイバフェルール1の先端が他端側から突出しないように形成されている。又、光ファイバフェルール保持アダプタ45の側面には、図7(ロ)及び図7(ハ)に示すように、光ファイバフェルールの側面に形成された係合突起18を収納する開口窓47が形成され、光ファイバフェルール1を貫通路46’に挿入した後に挿入方向の反対側に抜けでないように形成されている。また光ファイバフェルール保持アダプタ45の上部には、光ファイバフェルールホルダ50と係合するためのラッチアーム48が形成されている。
光ファイバフェルールホルダ50は、図8特に図8(ハ)に示すように、その軸心に沿って貫通路51が形成され、貫通路51の一端側には光ファイバフェルール1を内部に収納可能なフェルール収納路51’が形成され、他端側には光ファイバフェルール保持アダプタ45を収納可能なアダプタ収納路51''が形成されている。光ファイバフェルールホルダ50の内部には係合部52が形成されて挿入された光ファイバフェルール1が前記他端側に抜け出ないように形成されている。
光ファイバフェルール1の収納側には、光ファイバフェルール1の後方側から光ファイバフェルールホルダ50の内部に光ファイバフェルール1を押し込むバネ性を持った押圧片53が備えられている。この押圧片53は、光ファイバフェルールホルダ50の両側面に形成され係合突起54に押圧片53の側面に形成された係合孔53’が嵌め込まれて、押圧片53が係合孔53’を中心にして回転できるようになっており、押圧片53の先端に形成された光ファイバフェルール押圧部53''がフェルール収納路51’を一部塞いだり開放したりできるようになっている(図示の状態はフェルール収納路51’を一部塞いだ状態を示している)。
また光ファイバフェルールホルダ50の両側面には前記係合突起54のやや下方に係止突起55が形成され、また、押圧片53のやや端部側には係止孔53'''が形成され、この係止突起55に係止孔53'''が嵌め込まれることにより、図示のように光ファイバフェルール押圧部53''が光ファイバフェルール1を押圧している間、押圧片53が回動しないようになっている。
アダプタ収納路51''側の上部には、光ファイバフェルール保持アダプタ45に形成されたラッチアーム48と係合する開放窓56が形成され、光ファイバフェルール保持アダプタ45がアダプタ収納路51''に収納されたときに光ファイバフェルール保持アダプタ45がアダプタ収納路51''から抜け出ないようになっている。
図9には光ファイバフェルール保持アダプタ45と光ファイバフェルールホルダ50とが接続された光コネクタが示されており、この際、図1及び図2に示す光ファイバフェルール1の接続端に形成されたピン孔23には、図示しない軸合わせピンが相互に挿入され、光ファイバ心線の軸線が一致するように接続されている。
図10は、光ファイバフェルール1の他の実施例を示すもので、図1〜図2に図示した実施例に比較して光ファイバフェルール1の接続端側に光ファイバ57が内蔵された別体の光ファイバフェルール58が形成されたものを示している。
この図10に示す光ファイバフェルール1に光ファイバケーブルを接続するには、図3に示すように光ケーブル5から所定長の光ファイバ心線7を剥ぎ出しておき、予め10と蓋20との間に図示しないくさびで光ファイバ心線が通る間隔に広げて置いた所に光ファイバ心線7を挿入し、光ファイバ心線7の先端を前記光ファイバ57の後端に突き当てた後にクサビを抜き取る。これにより光ファイバ心線7と光ファイバ57とが光学的に接続される。光ケーブル5と光ファイバフェルール1との機械的な接続は、図1〜図2の場合と同様にして行われる。
図11は更に他の本発明の光ファイバフェルールを示すものであり、図1、図2の光ファイバフェルール1に比較して接続端部部分に予め非分解型の光ファイバ挿通孔59が形成されている点が異なっている。光ファイバ挿通孔は光ファイバ心線7の外径125μmよりも若干大きな例えば126μmφ程度の大きさに構成される。
本発明の光ファイバフェルールの一実施例を示す構成図。 本発明の上記一実施例を示すもので、イは平面図、ロは左側面図、ハは正面説明図。 本発明の実施例で使用される光ケーブルの端部構造を示す説明図。 本発明の上記実施例に光ファイバケーブルが接続されたもので、イは平面図、ロは側面図、ハは正面図。 イ、ロ、ハはそれぞれ異なる本発明一実施例の構成部品の斜視図。 本発明の一実施例におけるコネクタを示す正面図。 本発明の一実施例における光ファイバフェルール保持アダプタを示すもので、イは平面図、ロは正面図、ハは一部断面正面図。 本発明の一実施例における図光ファイバフェルールホルダを示すもので、イは平面図、ロは正面図、ハは一部断面正面図。 本発明の他の実施例におけるコネクタを示す正面図。 本発明の他の実施例における光ファイバフェルールを示す説明図。 本発明の更に他の実施例における光ファイバフェルールを示す説明図。 従来の一例を示す分解斜視図。 図12の要部構成説明図。 図12の要部構成説明図。 図12の要部構成説明図。 従来のさらに他の例を示す断面図。 一般的な光ケーブルの3例を示す端面図。
符号の説明
1 光ファイバフェルール
5 光ケーブル
6 被覆層
7 光ファイバ心線
8 コーティング層
9 テンションメンバー
10 基盤
11 U溝
12 V溝
12’ 光ファイバ挿通孔
15 ケーブル収納空間
16 アダプタ挿入孔
17 アダプタ挿入溝
18 係合突起
20 蓋
21 凸状体
23 ピン孔
25 ケーブル固定アダプタ
26 上方突起
27 下方突起
30 スプリング
31 突起
40 押圧部材
41 押圧片
45 光ファイバフェルール保持アダプタ
46 貫通路
47 開口窓
48 ラッチアーム
50 光ファイバフェルールホルダ
51 貫通路
51' フェルール収納路
51'' アダプタ収納路
52 係合部
53 押圧片
53’ 係合孔
53'' 光ファイバフェルール押圧部
53''' 係止孔
54 係合突起
55 係止突起
56 開放窓
57 光ファイバ
58 光ファイバフェルール
59 光ファイバ挿通孔

Claims (8)

  1. 光ファイバが挿通される貫通孔を有する光コネクタ用の光ファイバフェルールにおいて前記貫通孔の一端側に光ケーブルの端部を光ケーブルの被覆層を含めて装着・固定する光ケーブル装着部が形成されたことを特徴とする光ファイバフェルール。
  2. 光ケーブル装着部は、光ケーブル内に有するテンションメンバーを含めて装着・固定することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバフェルール。
  3. 光ケーブル装着部は、断面コの字型の把持部材で光ファイバフェルールを形成する基材に光ケーブルを狭持させることにより形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光ファイバフェルール。
  4. 光ファイバ挿通孔は、表面に溝が形成された基材とその基材を覆う蓋と、基材と蓋とが合体するように狭持させる狭持部材とで形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1に記載の光ファイバフェルール。
  5. 光ファイバ挿通孔は、非分割型に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1に記載の光ファイバフェルール。
  6. 一端から他端に向けて請求項1乃至請求項5に記載の光ファイバフェルールが挿入され、光ファイバフェルールを内部に収納可能な光フェルールホルダであって、光フェルールホルダの内部には係合部が形成されて挿入された光ファイバフェルールが前記他端から抜け出ないように形成され、前記一端側にバネ性を持った押圧片が取り付けられて、光ファイバフェルールの挿入後端に押圧力を与えて光ファイバフェルールを一端側に押し付けるように形成されたことを特徴とする光フェルールホルダ。
  7. 貫通路を備えたコネクタハウジングの一端から請求項1乃至請求項5に記載の光ファイバフェルールを挿入し、コネクタハウジングの他端から請求項6に記載の光フェルールホルダを挿入して、コネクタハウジングの内部で一端から挿入された光ファイバフェルールの先端と他端から挿入された光フェルールホルダの光ファイバフェルールとを付き合わせて形成されたことを特徴とする光コネクタ。
  8. 請求項1乃至請求項5に記載の一対の光ファイバフェルールが互いに光ファイバの端面を付き合わせて配置され、両光ファイバフェルールをフェルール押圧部材で押圧するように形成されたことを特徴とする光コネクタ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009186574A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Three M Innovative Properties Co 光ファイバコードの保持装置及び保持方法並びに光ファイバ接続装置

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