JP2005114298A - 温度調節装置 - Google Patents

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淳 村上
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Abstract

【課題】 従来の温度調節装置では、温度調節する部材としてたとえばマイクロ化学チップのように、様々なマイクロ化学チップの様々な化学反応部の位置にフレキシブルに対応して自由に温度調節することが特に温度調節装置を実際に使用するユーザー側ではできないという問題があった。
【解決手段】 熱電素子と温度センサーとを有する温度調節手段と、温度センサーで測定した温度により熱電素子に流す電流を制御して温度調節手段の一端の温度を調節する温度制御手段と、熱交換手段と、温度調節手段の他端と熱交換手段とを熱伝導良く接続し熱交換手段に対して温度調節手段を任意の位置に移動し固定する移動固定手段とを有する構造とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は温度調節装置に関し、とくに熱電素子を用いて温度調節を行う温度調節装置に関する。
熱電素子は、熱エネルギーを電気エネルギーに、また電気エネルギーを熱エネルギーに直接変換することができるデバイスである。
一般的な熱電素子の構造は、ほぼ同じ長さで柱状のp型熱電半導体およびn型熱電半導体の両端部で対にして熱電対を作り、その熱電対を複数個平面的に並べて、p型熱電半導体とn型熱電半導体が交互に規則的になるように配置し、その熱電対を電気的に直列に接続する構造を有する。
熱電素子の両端の間に温度差を与えると、ゼーベック効果により電圧を発生する。また、熱電素子に直流電流を流すと、ペルチェ効果により一端で吸熱し、他端で放熱(発熱)する。
熱電素子はこのような可逆の効果を併せ持つデバイスであり、熱エネルギーと電気エネルギーの変換素子として応用されている。
特に、熱電素子に流す電流の量や向き(極性)を制御することで、熱電素子の一端の面の温度を正確に制御することが可能で、温度調節装置として応用することができる。
このような温度調節を必要とする温度調節対象部材として、例えばマイクロ化学チップ等が挙げられる。
マイクロ化学チップは、DNAチップと呼ばれるDNA(ゲノム)解析用のチップ、タンパク質解析用のチップ、通常は実験室で行う様々な化学プロセスを数cmの大きさのチップ上で行うマイクロTAS(Total Analysis System)、ラボオンチップ(lab-on-a-chip)、またはマイクロリアクターなどと呼ばれるチップ、などのことを示している。
上記のようにチップ上またはチップ内部で何らかの化学プロセスを生じるものを全てマイクロ化学チップと呼び、チップ上またはチップ内部で化学プロセスを生じる部分を化学反応部と呼ぶこととする。
化学反応部で生じる化学的変化には例えば混合したり、反応させたり、抽出したり、分離したり、濃縮したり、様々な化学プロセスがある。その各々の化学プロセスに対応して、例えば反応速度を高めたり、あるいは安定化させたり、活性化させたり、反応効率を上げたりするためには化学反応部を最適な温度にする必要がある。
このようなマイクロ化学チップの温度調節を目的としたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、上記従来技術の構造を示した図である。この構造は、マイクロ化学チップ101に化学反応部102を有し、化学反応部102の下部に熱電素子104を接合している。
この従来技術では、熱電素子104によって、化学反応部102を加熱、冷却、あるいは温度調節して、反応を制御することが目的である。
国際公開第WO00/48724号パンフレット
ところがこの従来技術では、熱電素子104をマイクロ化学チップ101に接合固定しているために、異なった場所(化学反応部)を温度調節するためには、別の熱電素子を接合し直す必要があった。
つまり、温度調節を必要とする化学反応部の位置が異なるごとに熱電素子の接合部分の構造を変える必要があり、様々なマイクロ化学チップの様々な化学反応部の位置にフレキシブルに対応して自由に温度調節することが特に温度調節装置を実際に使用するユーザー側ではできないという問題があった。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は上記の問題を解決して、ユーザー側でも自由に温度調節する位置を変えられ、様々な温度調節対象部材(例えばマイクロ化学チップ)の様々な温度調節部分(例えば化学反応部)の位置にフレキシブルに対応して自由に温度調節することができる温度調節装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の温度調節装置においては、下記に記載する構成を採用する。
すなわち、本発明の温度調節装置は、熱電素子と温度センサーとを有する温度調節手段と、温度センサーで測定した温度により熱電素子に流す電流を制御して温度調節手段の一端の温度を調節する温度制御手段と、熱交換手段と、温度調節手段の他端と熱交換手段とを熱伝導良く接続し熱交換手段に対して温度調節手段を任意の位置に移動し固定する移動固定手段とを有することを特徴とする。
また、移動固定手段が、熱交換手段に対して温度調節手段を少なくとも2つ以上の異なる方向にスライド可能であることが好ましい。
また、移動固定手段が、複数の固定穴を有し、固定穴に温度調節手段を固定してもよい。
または、熱交換手段に移動固定手段を有し、移動固定手段が熱交換手段に直接設けた固定穴であってもよい。
〔作用〕
本発明の温度調節装置では、温度調節手段の位置を移動固定手段によって自由に移動し固定できる構造をもつため、ユーザー側でも自由に温度調節する位置を変えられ、様々な温度調節手段(例えばマイクロ化学チップ)の様々な温度調節部分(例えば化学反応部)の位置にフレキシブルに対応して自由に温度調節することができる。
以上の説明で明らかなように、本発明の温度調節装置は、移動固定手段を設けることによって、ナットおよび固定ネジの簡単な調節を行い、温度調節手段の位置を自由に移動し固定できる構造をもつ。そのため温度調節装置のユーザー側でも自由に温度調節する位置を変えられ、マイクロ化学チップのような様々な温度調節対象部材の様々な温度調節部分
の位置にフレキシブルに対応して、ユーザーが自由に任意の位置の温度調節をすることができる。このため、1つの温度調節装置で様々な温度調節対象部材の温度調節が可能となり、汎用性に優れ、コスト的にも有利となる。
また、熱交換手段に穴部を設け、フィンを熱交換手段の両側に上向きまたは横向きで設ける構造をとることで、温度調節対象部材としてマイクロ化学チップなどを例にとった場合に、観察に透過型の顕微鏡など使用する場合に対応することができ、また熱交換手段の下側のスペースが無い場合にも有効となる効果も持つ。
またスライド板のスリットをアレイ状穴に代える構造をとることで、スライド板の熱伝導経路が多くなり、温度調節手段と熱交換手段の熱伝導が良くなる効果を持つ。
また、熱交換部材にアレイ状穴を直接設けて温度調節手段を接続する構造をとることで、温度調節手段の位置をアレイ状穴の間隔で移動することができ、温度調節装置の構造を薄くすることができる効果を持つ。
以下、本発明の温度調節装置の構成における最適な実施形態について図面を用いて説明する。以下に示す実施の形態では温度調節対象部材としてマイクロ化学チップを使用した。
(第1の実施の形態)
図1〜図7を用いて本発明の第1の実施の形態における温度調節装置の構造について説明する。
図1は本発明の温度調節装置の全体的な構成を示す構造図である。図2は本発明の温度調節装置の平面図である。まず図1および図2によって本発明の温度調節装置の全体的な構成を説明する。
まず、マイクロ化学チップ101は内部または上部に複数の化学反応部102、103を有している。マイクロ化学チップ101は例えばガラス、樹脂、シリコン、セラミックス、半導体、金属などの材料で構成されており、化学反応部102、103は例えば機械加工、化学的エッチング、リソグラフィなどの微細加工法によってマイクロ化学チップ101の内部または上部に作り込まれている。
マイクロ化学チップ101に外部から薬液などを導入し、化学反応部102、103において、貯蔵、搬送、混合、反応、抽出、分離、濃縮、回収などの各種化学プロセスを行う。このとき、各種化学プロセスにおいて例えば、安定に貯蔵する、迅速に混合する、活性化する、反応速度を高める、反応効率を高める、反応を止めて安定化させる、ための最適な温度条件がある。
そのため例えば、ある実験では化学反応部102をある温度に温度調節し、また別の実験では化学反応部103をある温度に温度調節するような必要がある。
このような場合に本発明の構造によって温度調節装置のユーザーが自由に対応可能となることを以下に説明する。
熱交換手段115には、支柱119が設けてあり、支柱119には可動部材118が支柱119をスライド可能に取り付けられ、自由な位置で固定でき、可動部材118にはバネなどの弾性変形可能な弾性体117が固定されており、可動部材を適切な位置に移動して固定することにより、マイクロ化学チップ101を温度調節手段109の方向(下方)
へ適度に加重することができる。
本発明の説明では、熱伝導可能とは、銅、アルミニウムなどの金属や、窒化アルミ、アルミナ、ボロンナイトライドなどのセラミックスの微粒子(フィラー)などをシリコングリースなどに混ぜて熱伝導性を高めた熱伝導性グリース、あるいは上記微粒子(フィラー)を混ぜた厚さ方向に弾性のあるシリコン樹脂などの熱伝導性シートによる接続によって、あるいは半田や熱伝導性接着剤による接合によって、面と面との熱抵抗を極力小さくすることを意味し、具体的には熱抵抗率1×10-42℃/W以下であることが望ましい。
温度調節手段109は、熱電素子104、熱伝導体105、熱伝導体106、タップ107、ナット108から成っている。熱電素子104は一端(温度調節を行う側)に熱伝導体105を半田や熱伝導性接着剤によって熱伝導可能に接合し、他端(熱交換を行う側)に熱伝導体106を半田や熱伝導性接着剤によって熱伝導可能に接合している。また、熱伝導体106とタップ107とは削り出しなどで一体に作られている。
マイクロ化学チップ101の化学反応部102近傍(直下)の面と温度調節手段109の熱伝導体105とを熱伝導性グリースなどを介して弾性体117の加重により適度な圧力で密着し、熱伝導可能に接続する。ここで、マイクロ化学チップ101は熱交換部材115に対して定まった位置に固定されることになる。
移動固定手段114は、スライド板110に複数のスリット111とスリット112が直交する方向に設けた構造を有し、固定ネジ113で熱交換手段115に熱伝導可能に接続されている。
ここで移動固定手段という用語は、ある場所に固定されているもの(具体的には温度調節手段)を、その場所から移動して場所(位置)を変えて、固定することができる手段という意味で使用している。
ここで、本発明の温度調節装置において最も特徴のある構成について説明する。
温度調節手段109のタップ107は移動固定手段114のスリット111に挿入され、スリット111の裏側(下側)でナット108によって固定可能な構造となっている。このナット108を緩めれば、温度調節手段109はスリット111に沿ってスライド板110上を移動することができ、ナット108を締めれば温度調節手段109は熱伝導可能にスライド板110に接続される。
また、移動固定手段114の固定ネジ113を緩めるか、または移動量が大きいときは、固定ネジ113を外して熱交換手段に複数開けている固定ネジ穴201の場所を変えることによってスライド板110がスリット112に沿って熱交換手段115上を移動することができ、固定ネジ113を締めればスライド板110は熱伝導可能に熱交換手段115に接続される。
熱交換手段115にはタップ107、ナット108を自由に動かせるために段差部116を設けてある。
上記構造によって、温度調節手段109は図2に示すように、熱交換手段115に対して、温度調節手段109aの位置から自由に温度調節手段109bの位置に移動して、固定することが可能となる。
また、図2の温度調節手段109cのように新たな温度調節手段をスライド板110上
に自由に設けることも可能となる。
ここで、熱交換手段115に対して温度調節手段109を移動して固定することは、熱交換手段115に対して定まった位置のマイクロ化学チップ101(温度調節対象部材)に対しても温度調節手段109を移動して固定することとなり、その結果マイクロ化学チップ101の別の場所の化学反応部103を温度調節することが可能となる。
温度調節手段109の熱伝導体106と移動固定手段114、および移動固定手段114と熱交換手段115は、熱伝導性グリースなどを介して熱伝導可能に接続されている。
温度調節手段109の熱伝導体106側から出入りする熱は熱交換手段115を通って外部の雰囲気気体などに伝わり熱交換することができる。このため、温度調節手段109の熱伝導体105側を一定温度に温度調節することが可能となる。
このようにして、移動固定手段114を設けることにより、上記のようなナット107および固定ネジ113の調節によって、温度調節手段109を熱交換手段115上で自由に移動、新設、または削除することができ、かつ温度調節手段109と熱交換手段115を熱伝導可能に接続することが可能になる。
つまり温度調節手段109と移動固定手段114によって、ナット107および固定ネジ113を緩めたり締めたりするようなユーザーでも可能な非常に簡単な調節で、温度調節手段109を熱交換手段115上の任意の位置に自由に移動、新設または削除することができ、ユーザーが自由に任意の位置の温度調節が可能となる。
このようにして、ユーザーが自由にマイクロ化学チップの任意の場所を温度調節することができる。
以上の説明のような構造によって、ある実験では化学反応部102を50℃に温度調節し、別の実験では化学反応部103を10℃に温度調節する必要がある場合、温度調節装置を作り直す必要がなく、同じ温度調節装置を用いてユーザーが対応可能となる。
図3は本発明の温度調節装置のマイクロ化学チップ101の例示的な斜視図である。マイクロ化学チップ101の内部で、化学プロセスによって病気かどうか血液などのサンプルから調べる場合などの概念的な例を示す。
血液サンプルなどの試料を試料部301から、また溶媒を溶媒部302から搬送路303に流し込み、試料を溶媒に溶かして、抽出部304で目的の化学物質を抽出し、試薬部305から流し込む試薬と反応部306で反応させ、反応後の不必要な物質を廃液部307に分離して、必要な主生成物を検出部308で定量的に検出し、保存部309で主生成物を保存する。
ここで、試料部301、溶媒部302、搬送路303、抽出部304、試薬部305、反応部306、廃液部307、検出部308、保存部309はそれぞれ温度依存性の無い部分以外は適切な温度条件が存在する。
例えば、反応部306は反応効率を上げるために50℃にしたり、検出部308は最も検出しやすい10℃にしたり、廃液部307、保存部309は安定して保存するために4℃の低温にする。
このように、マイクロ化学チップ101には試料部301、溶媒部302、搬送路30
3、抽出部304、試薬部305、反応部306、廃液部307、検出部308、保存部309のように様々な化学プロセスを行い、最適な温度条件にする必要のある化学反応部があり、ある実験では化学反応部102を、または別の実験では化学反応部103を最適な温度に温度調節する必要がある。
図4は本発明の温度調節装置の熱電素子104の構造を示す断面図である。p型熱電半導体401とn型熱電半導体402を、交互に規則的になるように配置し、各々の熱電半導体の両端部分で配線電極403により配線し、複数のp型熱電半導体とn型熱電半導体が、交互に電気的に直列になるように接続する。
そして、直列に接続した両端の熱電半導体には電流を流すためのリード線407をつなげる2つの引き出し電極404がそれぞれ接続されている。また、配線電極403、引き出し電極404と熱伝導板405、406とはそれぞれ接合されており、一端が温接点、他端が冷接点となっている。電流を流す向きでどちらも温接点または冷接点になり得る。
熱電素子は、例えば図4で熱伝導板405側を冷接点となるように電流を流し、冷却する場合、冷接点で吸熱した熱量と熱電素子に流す電流によって生じるジュール熱を温接点となる熱伝導板406側に運ぶ。そのため、熱伝導板406側ではその熱を放熱可能な構造にしないと熱がたまって温度が上昇してしまう。そして、その影響で冷接点側の温度も上昇してしまう。
また熱伝導板405側を温接点になるようにして加熱する場合、つまりは逆に電流を流した場合は、熱伝導板406側が冷接点となり、熱伝導板406側で必要な熱を与える構造にて温度を保たないと、温度がさがってしまい、その影響で加熱したい熱伝導板405側の温度も下がってしまう。
つまり、熱電素子104の一端を冷却したり、加熱したり、温度調節したりするためには、他方で十分に熱交換できるヒートシンクのようなものが必要不可欠である。そのため、図1において、熱電素子104と熱交換手段105とを移動固定手段114を介して熱伝導可能に接続している。
熱伝導板405、熱伝導板406としては、窒化アルミニウムやアルミナなどの熱伝導率の良いセラミックスを用いる。
熱電半導体の材料としては、p型熱電半導体401にはBiTeSbからなる合金を用い、またn型熱電半導体402にはBiTeSeからなる合金を用いている。しかし、熱電材料としてはこれに制限されるものではなく、他のBiTe系など用途に応じて様々な材料を用いることができる。
熱電素子104は、熱交換手段が過不足する熱を適切に交換できる条件下では熱電素子104に流す電流を制御して逆転したり、または調節することにより、熱電素子の一端の面をマイナス数十℃からプラス百数十℃の範囲内で一定の温度に保つことができる。もちろん、ある程度の速さで温度を変化させることも可能である。
この熱電素子104の一端の面(化学反応部102に近い面)を上記の方法で温度調節することで、一定温度にする場合、プラスマイナス0.1℃程度の精度で温度調節できるため、化学反応部102の温度も十分に精度の高い温度調節が可能となる。
熱電素子104は図4に示した構造の他に、熱電半導体どうしの間を樹脂などで充填し、熱伝導板405、熱伝導板406の片方、または両方を省く構造のものでもよく、その
場合例えば、配線電極403と、接合固定する熱伝導体105、熱伝導体106との間に絶縁層を設ける構造などがある。このように樹脂を充填して、配線部分を覆うことにより、熱電素子に防水性を付与することができる。
また、熱電素子を複数上下に重ね、それらを合わせて熱電素子104として用いることにより、なおいっそう調節する温度範囲が広がり、温度調節の精度もより高くなる。
熱電素子104の大きさは、特に限定されるものではないが、マイクロ化学チップの温度調節部分(化学反応部)を考慮した場合では、数mm四方以下の大きさのものを使うことが好ましい。
図5の(a)は本発明の温度調節装置の温度調節手段109の構造を示した図である。熱電素子104の一端の面には、銅やアルミニウム、窒化アルミなどの熱伝導率が高い材料、またはヒートパイプや熱伝導率が異方性を有する材料などの優れた熱伝導性能を持つものからなる熱伝導体105を半田や熱伝導性接着剤などで熱伝導可能に接合固定する。
熱電素子104の他端の面には、タップ107を削り出しなどで一体成形した銅やアルミニウムなどの熱伝導率が高い材料からなる熱伝導体106を半田や熱伝導性接着剤などで熱伝導可能に接合固定する。
移動固定手段114のスリット111にタップ107を挿入し、熱伝導体106とナット108とで、移動固定手段114のスライド板110を挟み込み、接触面には熱伝導性グリースなどを設けて締め付けて固定することによって、熱伝導体106とスライド板110は熱伝導可能に接続される。
また、ナット108を緩めること、およびナット108を外して別のスリット111に挿入して締め直すことにより温度調節手段109はスライド板110上を移動可能となる。
そして、熱伝導体105には穴を開けてサーミスター、白金測温抵抗体(Pt100Ω)、熱電対などの温度センサーを入れ込み、熱伝導性接着剤で封止して一体化してある。この温度センサーの温度を図6で説明する温度制御手段606にフィードバックして、熱伝導体105の温度を熱電素子104の電流を制御して一定の温度にコントロールする。
また、図5の(b)のように、温度調節手段109として、熱電素子104を複数設けて、熱伝導体105、熱伝導体106の面積を大きくすれば、温度調節を行う面積が大きい場合に対応することができる。この場合、複数の熱電素子104を配線503によって直列に配線すれば、熱電素子104が複数になっても外に出すリード線407は2本で済む。
また、熱電素子104の熱伝導板405に温度センサー501を一体化させて、熱伝導体105の代用として用いてもよい。
図6は本発明の温度調節装置の温度制御手段606の制御システムを説明した図である。
温度センサー501は、リード線502によって温度センサー501の信号を温度に変換する温度変換回路601につながっている。温度変換回路601は、熱電素子104の電流を制御する電流制御回路602につながっている。電流制御回路602は電源回路603およびその先の外部コンセント604につながっている。電流制御回路602は、そのリアルタイムの温度と設定温度とを表示する表示部、設定を変更するスイッチ等が集ま
るコンソール605につながっている。そして1つの温度制御手段606が形成されている。
電流制御回路602では、温度センサー501で測定した温度が設定温度にな
るように、温度センサー501で測定した温度をフィードバック制御、例えば温度調節でよく使われるPID制御などによって熱電素子104に流す電流を制御する。このような制御方法によって精度的には設定温度プラスマイナス0.1℃程度が実現できる。
図7の(a)、(b)、(c)は本発明の温度調節装置の熱交換手段115を説明する断面図である。
図7の(a)の熱交換手段115は、フィン701を有するヒートシンクである。この場合、周囲の雰囲気気体と熱交換を行う。図ではフィン701しか示していないが、フィン701とともに強制的に熱交換するためのファンを取り付けてもよい。
また図7の(b)の熱交換手段115は、マイクロ化学チップの観察に透過型の顕微鏡などを使用する場合に、穴部702を設ける必要がある場合の物である。この場合、フィン701を熱交換手段115の両側に上向きまたは横向きで設けることで同様に熱交換可能となる。またこの構造は熱交換手段115の下側のスペースが無い場合にも有効である。
また図7の(c)の熱交換手段115は、液体漕703を有し、配管704によって恒温装置705につながっており、液体を使って熱交換を行う。
ここで、(a)および(b)はコンパクトで簡単な構造であり、温度調節範囲がそれほど広くない場合に用いる。(c)は温度調節範囲が広く、特にマイナス数十度に冷やしたりする必要がある場合に用いる。
また図示はしないが、別の熱電素子とフィンを組み合わせて熱交換手段115としてもよい。この場合、熱電素子が2段となるため、温度制御の精度が高くなる、温度制御の範囲が広がるという効果がある。
本発明の特徴として、移動固定手段114を設けることにより、ナット108および固定ネジ113の調節をおこなうことによって、温度調節手段109を熱交換手段115上で自由に移動、新設または削除することができ、かつ温度調節手段109と熱交換手段115を熱伝導可能に接続することが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、図8を用いて本発明の第2の実施の形態における温度調節装置の構造について説明する。
図8においては、図1、および図2に示す第1の実施の形態におけるスリット111の代わりにアレイ状穴801を設け、固定穴201の代わりにスリット802を設けている。
ここでアレイ状とは、碁盤目のように平面的に縦方向と横方向に複数個存在するという意味の言葉として用いている。
第1の実施の形態においては、スリット111によって温度調節手段109を図面上で横方向に移動可能にしていたが、第2の実施の形態においてはアレイ状穴801を適当に
選び、スリット802とスリット112を同時に固定ネジ113で固定する。このとき図示はしないが固定ネジ113はナットで熱交換部材115の裏側から固定する。このときスリット802で横方向の移動量を微調整することによって、第1の実施の形態と同じ効果が得られる。
またこの場合、スリット111をアレイ状穴801に代えることで、スライド板110の熱伝導経路が多くなり、温度調節手段109と熱交換手段115の熱伝導が良くなる効果を持つ。
また、図示はしないが、熱交換手段115にアレイ状穴を直接設けて温度調節手段109を接続する構造をとることにより、温度調節手段109の位置をアレイ状穴の間隔で移動することができる。この場合温度調節手段の位置の微調節はできないが、第1の実施の形態におけるスライド板110、段差部116が必要ないため、その分温度調節装置の構造を薄くすることができる効果を持つ。
また、上記実施の形態では移動固定手段を固定ネジなどの固定方法で説明したが、これらは一つの実施の形態でありもちろんこれに限るものではなく、例えば板バネ力、磁力、静電気、真空チャックなどの方法も適用可能である。
以上、本発明の実施の形態をマイクロ化学チップの温度調節を目的に説明したが、温度調節する対象はマイクロ化学チップでなくてもよく、温度調節が必要なもの全てに対応可能である。
また、熱電素子は発電素子としても機能するため、マイクロ化学チップ内などの発熱反応、吸熱反応を利用して温度差を作り出し、同じ構造で熱電素子によって発電し、マイクロ化学チップ内などにおける電力として利用することもできる。
本発明の温度調節装置の全体的な構成を示す構造図である。 本発明の温度調節装置の全体的な構成を示す平面図である。 本発明の温度調節装置を使用して温度調節するマイクロ化学チップの例示的な斜視図である。 本発明の温度調節装置における熱電素子の構造を示す断面図である。 本発明の温度調節装置における温度調節手段の構造を示す断面図である。 本発明の温度調節装置における温度制御手段の制御システムを説明した図である。 本発明の温度調節装置における熱交換手段を説明する断面図である。 本発明の第2の実施の形態における温度調節装置の構造を示す平面図である。 従来の温度調節装置の構造を示す構造図である。
符号の説明
101 マイクロ化学チップ
102、103 化学反応部
104 熱電素子
105、106 熱伝導体
107 タップ
108 ナット
109 温度調節手段
110 スライド板
111、112、802 スリット
113 固定ネジ
114 移動固定手段
115 熱交換手段
116 段差部
117 弾性体
118 可動部材
119 支柱
201 固定ネジ穴
301 試料部
302 溶媒部
303 搬送路
304 抽出部
305 試薬部
306 反応部
307 廃液部
308 検出部
309 保存部
401 p型熱電半導体
402 n型熱電半導体
403 配線電極
404 引き出し電極
405、406 熱伝導板
407、502 リード線
501 温度センサー
503 配線
601 温度変換回路
602 電流制御回路
603 電源回路
604 外部コンセント
605 コンソール
606 温度制御手段
701 フィン
702 穴部
703 液体漕
704 配管
705 恒温装置
801 アレイ状穴

Claims (5)

  1. 熱電素子と温度センサーとを有する温度調節手段と、前記温度センサーで測定した温度により前記熱電素子に流す電流を制御して前記温度調節手段の一端の温度を調節する温度制御手段と、熱交換手段と、前記温度調節手段の他端と前記熱交換手段とを熱伝導良く接続し前記熱交換手段に対して前記温度調節手段を任意の位置に移動し固定する移動固定手段とを有する温度調節装置。
  2. 前記移動固定手段が、前記熱交換手段に対して前記温度調節手段を少なくとも2つ以上の異なる方向にスライドさせることができることを特徴とする請求項1に記載の温度調節装置。
  3. 前記移動固定手段が、複数の固定穴を有し、該固定穴に前記温度調節手段を固定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温度調節装置。
  4. 前記熱交換手段に前記移動固定手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温度調節装置。
  5. 前記移動固定手段が、前記熱交換手段に直接設けた複数の固定穴であることを特徴とする請求項4に記載の温度調節装置。
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