JP2005112095A - 燃料電池搭載車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複雑な燃料配管等が不要でかつ供給所での燃料供給が不要な燃料電池搭載車両を提供する。
【解決手段】 燃料電池搭載自動二輪車1は、燃料を収容する燃料カートリッジ200の着脱が可能であるので燃料タンクを小型化でき、そのため、燃料タンクを複数設けた場合の複雑な燃料配管等が不要となる。また、燃料カートリッジ200は店舗などで販売することができるので、供給所での燃料供給が不要になる。また、燃料カートリッジ200を保持する予備燃料カートリッジホルダー220を備えているので、燃料カートリッジ200を携行することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体の燃料を水で希釈して燃料電池セルスタックに供給し、当該燃料電池セルスタックにおける電気化学反応により発生する電気エネルギーで走行する燃料電池搭載車両に関し、特に複雑な燃料配管等と供給所での燃料供給を不要とする技術を提供するものである。
従来において、水で希釈した液体燃料を燃料電池セルスタックに供給するとともに、この燃料電池セルスタックが発生する電気エネルギーで走行する燃料電池搭載自動二輪車として、特許文献1に記載のものがある。
この燃料電池搭載自動二輪車では、水で希釈された燃料を収容するタンクよりも希釈前の燃料を収容する燃料タンクを大きくすることで体積エネルギー密度を向上させている。
また、燃料タンクが大きいのは、燃料の特性に合わせた管理の可能な供給場所、例えば給油所で燃料供給することを前提とし、燃料電池搭載自動二輪車が一般発売されても、当初はかかる場所を多く設けることができないと考えられているためである。
特開2003−132924号公報
上述したように、燃料タンクを大きくして体積エネルギー密度を向上させることができるが、大きい燃料タンクを配置するスペースがとれない場合がある。市販の二輪車の場合はコンパクト化が必須であるからなおのことである。
そこで、大きい燃料タンクを小さく分割して二輪車の各所に配置されたタンクから燃料供給を行ってもよいが、この場合、タンクの位置によっては、燃料配管が部品を迂回するなどして複雑になる。また、燃料の供給順序の制御なども必要となる。
また、燃料電池搭載自動二輪車のインフラストラクチャーの方向性は模索段階であり、給油所のような供給場所での燃料供給が優れているとは必ずしも言えない。また、インフラストラクチャーが整備されずに、粗悪燃料が供給販売されることも考慮しなければならない。
また、燃料電池搭載自動二輪車にあっては、その利用態様がどのようになるのかが明確には分かっていないので、生産者側では、かかるデータを採取して回収し、マーケティングや性能や機能の向上のために利用したいという要望が強い。
そこで本発明は、上記の従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複雑な燃料配管等が不要でかつ供給所での燃料供給が不要な燃料電池搭載車両を提供することにある。
上記従来の課題を解決するために、本発明では、液体の燃料を水で希釈して燃料電池セルスタックに供給し、当該燃料電池セルスタックにおける電気化学反応により発生する電気エネルギーで走行する燃料電池搭載車両において、前記燃料電池セルスタックに前記燃料が希釈されて供給されるように当該燃料を収容するとともに、前記燃料電池搭載車両に対して着脱可能に配設された燃料カートリッジを含むことを特徴とする燃料電池搭載車両をもって解決手段とする。
本発明によれば、燃料電池セルスタックに燃料が希釈されて供給されるように当該燃料を収容するとともに、燃料電池搭載車両に対して着脱可能に配設された燃料カートリッジを含むので、燃料タンクを小型化でき、そのため、燃料タンクを複数設けた場合の複雑な燃料配管等が不要となる。また、燃料カートリッジは店舗などで販売することができるので、供給所での燃料供給が不要になる。
また本発明では、燃料カートリッジとは別の、1以上の燃料カートリッジを保持する予備燃料カートリッジホルダーを備えたことを特徴とする燃料電池搭載車両をもって解決手段とする。
本発明によれば、燃料カートリッジとは別の、1以上の燃料カートリッジを保持する予備燃料カートリッジホルダーを備えたので、走行時に燃料カートリッジを携行することができる。そして、燃料タンクの燃料が少なくなった際または無くなった際には、予備燃料カートリッジホルダーに保持された燃料カートリッジを燃料電池搭載車両に取り付けて、燃料を補充することができる。そのため、航続距離を長くすることができる。
また、本発明では、液体の燃料を収容する燃料タンクの燃料を水で希釈して燃料電池セルスタックに供給し、当該燃料電池セルスタックにおける電気化学反応により発生する電気エネルギーで走行する燃料電池搭載車両において、前記燃料を収容する燃料カートリッジであって該燃料カートリッジ内の燃料の量を記憶する記憶媒体を備えた燃料カートリッジを取り付けることが可能かつ取り外し可能であり、前記燃料タンク内の燃料の量を計測する燃料タンク内燃料量計測手段と、前記燃料タンク内の燃料の量が記憶される燃料タンク内燃料量記憶手段と、前記燃料タンクから供給された燃料の量が記憶される供給燃料量記憶手段と、前記記憶媒体に記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、前記燃料タンク内燃料量記憶手段内の前記過去の時点の燃料の量を加算し、前記燃料タンク内燃料量計測手段に計測された現時点の燃料の量を減算し、前記供給燃料量記憶手段内の前記過去の時点から現時点までに供給された燃料の量を減算することにより、前記燃料カートリッジ内の現時点の燃料の量を求めて前記記憶媒体に記憶させ、前記燃料タンク内燃料量計測手段に計測された前記現時点の燃料の量を前記燃料タンク内燃料量記憶手段に記憶させる制御手段とを備えたことを特徴とする燃料電池搭載車両をもって解決手段とする。
本発明によれば、燃料の量を記憶する記憶媒体を備えた燃料カートリッジを取り付けることが可能かつ取り外し可能であり、燃料タンク内の燃料の量を計測する燃料タンク内燃料量計測手段と、燃料タンク内の燃料の量が記憶される燃料タンク内燃料量記憶手段と、燃料タンクから供給された燃料の量が記憶される供給燃料量記憶手段と、記憶媒体に記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、燃料タンク内燃料量記憶手段内の過去の時点の燃料の量を加算し、燃料タンク内燃料量計測手段に計測された現時点の燃料の量を減算し、供給燃料量記憶手段内の過去の時点から現時点までに供給された燃料の量を減算することにより、燃料カートリッジ内の現時点の燃料の量を求めて記憶媒体に記憶させ、燃料タンク内燃料量計測手段に計測された現時点の燃料の量を燃料タンク内燃料量記憶手段に記憶させる制御手段とを備えたので、複雑な燃料配管等が不要でかつ供給所での燃料供給が不要となり、しかも燃料カートリッジの記憶媒体に燃料の量を記憶させることができるので、燃料カートリッジを回収する生産者側にとって利便性が高い。
また、本発明では、液体の燃料を収容する燃料タンクの燃料を水で希釈して燃料電池セルスタックに供給し、当該燃料電池セルスタックにおける電気化学反応により発生する電気エネルギーで走行する燃料電池搭載車両において、前記燃料を収容する燃料カートリッジであって該燃料カートリッジ内の燃料の量を記憶する記憶媒体を備えた燃料カートリッジを取り付けることが可能かつ取り外し可能であり、前記燃料カートリッジから供給される燃料の供給時間の長さと供給量とを予め対応づけたマップが記憶されるマップ記憶手段と、前記燃料カートリッジから供給された燃料の供給時間の長さに対し前記マップにおいて対応づけられた供給量を読み出すとともに前記記憶媒体に記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、前記読み出した供給量を減算することにより、前記燃料カートリッジの現時点の燃料の量を求めて前記記憶媒体に記憶させる制御手段とを備えたことを特徴とする燃料電池搭載車両をもって解決手段とする。
本発明によれば、燃料の量を記憶する記憶媒体を備えた燃料カートリッジを取り付けることが可能かつ取り外し可能であり、燃料カートリッジから供給される燃料の供給時間の長さと供給量とを予め対応づけたマップが記憶されるマップ記憶手段と、燃料カートリッジから供給された燃料の供給時間の長さに対し前記マップにおいて対応づけられた供給量を読み出すとともに記憶媒体に記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、読み出した供給量を減算することにより、燃料カートリッジの現時点の燃料の量を求めて記憶媒体に記憶させる制御手段とを備えたので、複雑な燃料配管等が不要でかつ供給所での燃料供給が不要となり、しかも燃料カートリッジの記憶媒体に燃料の量を記憶させることができるので、燃料カートリッジを回収する生産者側にとって利便性が高い。
本発明によれば、燃料電池セルスタックに燃料が希釈されて供給されるように当該燃料を収容するとともに、燃料電池搭載車両に対して着脱可能に配設された燃料カートリッジを含むので、燃料タンクを小型化でき、そのため、燃料タンクを複数設けた場合の複雑な燃料配管等が不要となる。また、燃料カートリッジは店舗などで販売することができるので、供給所での燃料供給が不要になる。
本発明によれば、また、燃料の量を記憶する記憶媒体を備えた燃料カートリッジを取り付けることが可能かつ取り外し可能であり、燃料タンク内の燃料の量を計測する燃料タンク内燃料量計測手段と、燃料タンク内の燃料の量が記憶される燃料タンク内燃料量記憶手段と、燃料タンクから供給された燃料の量が記憶される供給燃料量記憶手段と、記憶媒体に記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、燃料タンク内燃料量記憶手段内の過去の時点の燃料の量を加算し、燃料タンク内燃料量計測手段に計測された現時点の燃料の量を減算し、供給燃料量記憶手段内の過去の時点から現時点までに供給された燃料の量を減算することにより、燃料カートリッジ内の現時点の燃料の量を求めて記憶媒体に記憶させ、燃料タンク内燃料量計測手段に計測された現時点の燃料の量を燃料タンク内燃料量記憶手段に記憶させる制御手段とを備えたので、複雑な燃料配管等が不要でかつ供給所での燃料供給が不要となり、しかも燃料カートリッジの記憶媒体に燃料の量を記憶させることができるので、燃料カートリッジを回収する生産者側にとって利便性が高い。
また、燃料の量を記憶する記憶媒体を備えた燃料カートリッジを取り付けることが可能かつ取り外し可能であり、燃料カートリッジから供給される燃料の供給時間の長さと供給量とを予め対応づけたマップが記憶されるマップ記憶手段と、燃料カートリッジから供給された燃料の供給時間の長さに対し前記マップにおいて対応づけられた供給量を読み出すとともに記憶媒体に記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、読み出した供給量を減算することにより、燃料カートリッジの現時点の燃料の量を求めて記憶媒体に記憶させる制御手段とを備えたので、複雑な燃料配管等が不要でかつ供給所での燃料供給が不要となり、しかも燃料カートリッジの記憶媒体に燃料の量を記憶させることができるので、燃料カートリッジを回収する生産者側にとって利便性が高い。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る燃料電池搭載自動二輪車1の側面図である。
[燃料電池搭載自動二輪車1]
燃料電池搭載自動二輪車1において、図示しないステアリング軸の上端にハンドル3が取り付けられており、ステアリング軸の下部には左右一対のフロントフォーク5が取り付けられている。各フロントフォーク5の下端には前輪7が回転可能に軸支されている。ハンドル3の中央部にはメータ9が配置され、該メータ9の前方には、ヘッドランプ11が配置され、その両側にはフラッシャランプ13がそれぞれ設けられている。
燃料電池搭載自動二輪車1では、上方に開いた円弧状の図示しない車体フレームがハンドルの下方から後方に設けられ、その後端部上方にはシート(座席)15が配置されている。また、車体フレームにはリヤアーム17の前端部が支持されてその後端部が上下揺動自在になっている。この後端部には駆動輪である後輪19が回転自在に軸支されている。
さて、燃料電池搭載自動二輪車1では、上記した車体フレームの後ろ半分に沿って燃料電池システム100が円弧状に配置されている。一方、前記したリヤアーム17内には、電動モータ、モータコントローラ及び駆動機構(共に図示せず)が設けられ、モータコントローラが燃料電池システム100で発生した電気エネルギーを電動モータに供給して当該電動モータを回転させ、電動モータの回転力を駆動機構が後輪19に伝達することで、燃料電池搭載自動二輪車1が走行するようになっている。
この燃料電池システム100を上方からしかもハンドル近傍まで上カバー21が覆っている。上カバー21の前部には、乗員の足を保護するレッグシールド(泥よけ)23が取り付けられている。
上カバー21の両側端面にはそれぞれ左カバー25と右カバー27が連なっている。この左カバー25と右カバー27は共に透明な部材で構成されて、燃料電池システム100を視認できるようになっている。
このように透明にした左カバー25と右カバー27の双方に下カバー29が連なっている。この下カバー29は、リヤアーム17が突出するように切り欠かれている。
下カバー29の前端部は、前輪7の上方まで延びてフロントキャリア31を構成している。燃料電池搭載自動二輪車1は、燃料カートリッジ200により、燃料を供給する構成を有しており、フロントキャリア31には、予備の燃料カートリッジ200を保持する予備燃料カートリッジホルダー210が設けられている。また、下カバー29の後端部は、後輪19の上方まで延びてリアキャリア33を構成し、このリアキャリア33にも予備の燃料カートリッジ200を保持する予備燃料カートリッジホルダー210が設けられている。また、レッグシールド23の後面にも予備燃料カートリッジホルダー210が設けられている。
また、燃料電池搭載自動二輪車1にあっては、フロントキャリア31からヘッドランプ11へとフロントカバー35が設けられている。フロントカバー35は、左カバー25と右カバー27の双方に連なっている。
次に、燃料電池システム100の構成を説明する。
図2は、燃料電池システム100の構成図である。
燃料電池システム100は、ダイレクトメタノール型燃料電池システムであり、アノード電極とカソード電極とで電解質を挟んでなる単電池セルが積層された燃料電池セルスタック101を備えている。この燃料電池セルスタック101で発生した電気エネルギーが電気配線1010を介して二次電池102に伝達され蓄積される。
燃料電池システム100では、燃料タンク103に対しパイプを介して燃料ポンプ107が連通され、燃料ポンプ107は図示しないパイプを介して水溶液タンク109に連通されている。
燃料タンク103は、高濃度(約50%程度)の液体メタノール(以下、燃料という)を収容する燃料カートリッジ200から燃料が供給されるようにこの燃料カートリッジ200を取り付け可能でかつ取り外し可能になっている。具体的には、燃料タンク103に燃料カートリッジホルダー220が設けられ、この燃料カートリッジホルダー220が燃料カートリッジ200を着脱可能に保持する。
なお、燃料カートリッジ200以外からも燃料供給が可能なように、燃料タンク103に燃料供給口を設けてもよい。
水溶液タンク109は、図示しない水供給口を備えている。また水溶液タンク109は、パイプ111を介して、電動ファン113を備えたラジエター115に連通されている。ラジエター115は、パイプ117を介してラジエター119に連通されている。ラジエター119は、パイプ121を介して水溶液ポンプ123に連通されている。水溶液ポンプ123は、パイプ125及びパイプ127を介して、フィルタ129に連通されている。フィルタ129は、パイプ131を介して燃料電池セルスタック101のアノード側に連通されている。
一方、エアフィルタ141とエアポンプ143とがパイプで連通され、エアポンプ143がパイプ145を介して燃料電池セルスタック101のカソード側に連通されている。
また、燃料電池セルスタック101は、図ではパイプ145に隠れているパイプを介して水溶液タンク109に連通されている。
燃料電池セルスタック101は、パイプ151を介してラジエター153に連通されている。ラジエター153は、パイプ155を介して、ドレイン157を備えた水タンク159に連通されている。水タンク159は、パイプ161を介して、水ポンプ163に連通され、水ポンプ163は、パイプ105を介して、水溶液タンク109に連通されている。水溶液タンク109と水タンク159とはパイプ167を介して連通されている。
次に、燃料電池システム100の動作を説明する。
燃料カートリッジ200を燃料カートリッジホルダー220に装着して燃料タンク103に燃料を供給する。また、水溶液タンク109に水を供給する。そして、燃料ポンプ107、水溶液ポンプ123及び水ポンプ163を駆動する。
燃料ポンプ107が燃料タンク103から水溶液タンク109に燃料を供給し、水溶液タンク109に約3%のメタノール水溶液が生成される。
そして水溶液ポンプ123の駆動により、水溶液タンク109のメタノール水溶液がフィルタ129で浄化されて燃料電池セルスタック101のアノード側に供給される。このとき、ラジエター115と119がメタノール水溶液を冷却するが、電動ファン113の回転数調整により、その温度は摂氏60度〜70度になる。
一方、エアポンプ143を駆動することで、エアフィルタ141が周囲のエアを浄化し、浄化されたエアが燃料電池セルスタック101のカソード側に供給される。
燃料電池セルスタック101のアノード側では、メタノール水溶液のメタノールと水とが電気化学反応して二酸化炭素と水素イオンが生成され、生成された水素イオンは、単電池セルのカソード側に流入する。この水素イオンは、カソード側に供給されたエア中の酸素と電気化学反応し、水蒸気と電気エネルギーが生成され、生成された電気エネルギーは、二次電池102に供給されて蓄積される。
燃料電池セルスタック101のアノード側で生成された二酸化炭素は水溶液タンク109からパイプ167、水タンク159を通り、ドレイン157から排出される。
一方、燃料電池セルスタック101のカソード側で生成された水蒸気はラジエター153で気液分離される。この気液分離で生成された乾いた空気は水タンク159を通り、ドレイン157から排出される。また、気液分離で生成された水は、水タンク159に回収され、水ポンプ163の駆動力により、水溶液タンク109に供給される。
前述したように燃料電池搭載自動二輪車1にあっては、予備の燃料カートリッジ200を保持する予備燃料カートリッジホルダー210を備えている。
図3は、予備燃料カートリッジホルダー210の斜視図である。
図3(a)に示すように、予備燃料カートリッジホルダー210の1つは、後輪上方に(座席5の後部に隣接して)配置されている。また、図3(b)に示すように、前輪上方に(フロントカバー35の前部に接して)も配置されている。また、図4に示すように、乗員の足を保護するレッグシールドの後面に予備燃料カートリッジホルダー210が配置されている。
予備燃料カートリッジホルダー210は、1本の燃料カートリッジ200を挿入するための凹部が複数個形成されているので、走行距離に応じた本数の燃料カートリッジ200を持ち運べる。
ところで、燃料タンク103の燃料収容量は、ある程度の長距離走行が可能なように3乃至4リットルになっている。一方、燃料カートリッジ200の燃料収容量は、可搬容易なように500ミリリットルまたは1リットルになっている。
つまり、空の燃料タンク103を満たすには3乃至8本の燃料カートリッジ200が必要になる。そこで、燃料電池搭載自動二輪車1に配置された全ての予備燃料カートリッジホルダー210により保持されうる燃料カートリッジ200の総燃料収容量は燃料タンク103の燃料収容量以上であることが望ましい。
以上説明したように、燃料電池搭載自動二輪車1は、燃料電池セルスタック101に燃料が希釈されて供給されるように燃料を収容するとともに、燃料電池搭載自動二輪車1に対して着脱可能に配設された燃料カートリッジ200を含むので、燃料タンク103を小型化でき、そのため、燃料タンク103を複数設けた場合の複雑な燃料配管等が不要となる。また、燃料カートリッジ200は店舗などで販売することができるので、供給所での燃料供給が不要になる。
また、燃料カートリッジ220に取り付けられた燃料カートリッジ200とは別の、1以上の燃料カートリッジ200を保持する予備燃料カートリッジホルダー210を備えたので、走行時に燃料カートリッジ200を携行することができる。そして、燃料タンク103の燃料が少なくなった際または無くなった際には、予備燃料カートリッジホルダー210に保持された燃料カートリッジ200を燃料電池搭載自動二輪車1に取り付けて、燃料を補充することができる。そのため、航続距離を長くすることができる。
ところで、燃料カートリッジ200に記憶媒体として半導体メモリを搭載し、燃料電池搭載自動二輪車が燃料カートリッジ内の燃料の量を計測して当該半導体メモリに記憶させることができれば、その燃料の量のデータは、燃料カートリッジを回収する生産者側にとって有用なものとなる。
そこで、燃料カートリッジ内の燃料の量を計測して記憶させるための第1の方式の構成と動作について説明する。なお、かかる構成を有する自動二輪車を燃料電池搭載自動二輪車1Aとし、燃料電池搭載自動二輪車1の構成要素と同じものについては同一符号を用いて説明する。
[燃料電池搭載自動二輪車1A]
燃料電池搭載自動二輪車1Aは、半導体メモリ201に記憶された燃料カートリッジ200内の過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、燃料タンク103における過去の時点の燃料の量を加算し、燃料タンク103における現時点の燃料の量を減算し、過去の時点から現時点までに燃料タンク103から供給された燃料の量を減算することにより、燃料カートリッジ200内の現時点の燃料の量を求めて半導体メモリ201に記憶させるものである。
図5に示すように、半導体メモリ201としてはEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いることができ、燃料カートリッジ200が燃料電池搭載自動二輪車1Aに取り付けられたときに燃料電池搭載自動二輪車1AがEEPROMに電源を供給することで、燃料電池搭載自動二輪車1AとEEPROMとはEEPROMの送信端子及び受信を介してデータの送受信できるようになる。
図6は、燃料電池搭載自動二輪車1Aの要部を示す図である。
図6(a)に示すように、燃料カートリッジ200は半導体メモリ201を備え、図示しない燃料カートリッジホルダー220を介して、燃料電池搭載自動二輪車1Aの燃料タンク103に取り付けられている。燃料カートリッジ200は、オリフィス1000を構成された燃料路1001を介して、燃料タンク103に連通している。また、エア経路1002を介しても燃料タンク103に連通している。
燃料電池搭載自動二輪車1Aの燃料タンク103には、該タンク内の燃料に浮遊するフロート1031と、フロート1031の位置に応じて燃料路1001を開閉する弁1032と、該タンク内の燃料の液面の高さを検出する液面センサ1033が設けられている。
なお、図6(b)に示すように、燃料路1001におけるオリフィス1000の下方に電磁ソレノイドバルブ1003を設け、フロート1031の位置に応じて電磁ソレノイドバルブ1003の開閉を制御してもよい。
図6(a)に戻ると、燃料タンク103に燃料ポンプ107が連通し、燃料ポンプ107は水溶液タンク109に連通している。
燃料電池搭載自動二輪車1Aは、コンピュータと半導体メモリにより構成された制御装置300を備え、制御装置300は、液面センサ1033で検出された液面の高さを基に燃料タンク103内の燃料の量を計算する燃料タンク内燃料量計算部301と、燃料タンク内燃料量計算部301で計算された燃料タンク103内の燃料の量が記憶される燃料タンク内燃料量記憶部302と、燃料ポンプ107を開閉させる信号を基に、燃料タンク103から水溶液タンク109へと供給された燃料の量を逐次計算する供給燃料量計算部303と、供給燃料量計算部303で計算された燃料の量が逐次記憶される供給燃料量記憶部304と、半導体メモリ201に対しデータを読み書きする通信部305と、通信部305が半導体メモリ201から読み出した燃料カートリッジ200内の燃料の量を記憶する燃料カートリッジ内燃料量記憶部306と、燃料カートリッジ200内の現時点の燃料の量を求める燃料カートリッジ内燃料量計算部307とを備える。
燃料タンク内燃料量計算部301は、燃料タンク内燃料量計測手段に相当する。また、燃料タンク内燃料量記憶部302は、燃料タンク内燃料量記憶手段に相当する。また、供給燃料量記憶部304は、供給燃料量記憶手段に相当する。また、燃料カートリッジ内燃料量計算部307と通信部305は制御手段を構成する。
図7は、燃料電池搭載自動二輪車1Aの状態遷移図である。
燃料電池搭載自動二輪車1Aを起動させる起動スイッチ(SW)をオンにすると停止動作モードから通常運転モードへと遷移する。そして、通常運転モードのときに燃料電池システム100の出力が低下すると出力回復モードへ遷移する。そして、出力回復モードのときに燃料電池システム100の出力が回復すると通常運転モードへ遷移する。また、停止動作モードのときに燃料電池搭載自動二輪車1Aが所定の状態になると低消費モードへ遷移する。そして、低消費モードのときに所定時間が経過すると定期チェックモードへ遷移する。そして、定期チェックモードにおけるチェックが終了すると低消費モードへ遷移する。
図8は、通常運転モードから停止動作モードへ遷移したときと、停止動作モードから低消費モードへ遷移したときに行われる処理のフローチャートである。
ここでは、燃料タンク103内の過去の時点の燃料の量が燃料タンク内燃料量記憶部302に記憶され、当該過去の時点から現時点までに燃料タンク103から供給された燃料の量が供給燃料量記憶部304に記憶され、そして、燃料カートリッジ200内の過去の時点の燃料の量が燃料カートリッジ内燃料量記憶部306に記憶されていることとする。
過去の時点とは、燃料カートリッジ200の生産者が製造時などに半導体メモリ201に燃料の量を記憶させた時点や、燃料電池搭載自動二輪車1Aが以下に説明する処理により半導体メモリ201に燃料の量を記憶させた時点である。
先ず、燃料カートリッジ内燃料量計算部307は、燃料カートリッジ200内の現時点の燃料の量を求める。
具体的には、燃料タンク内燃料量記憶部302、供給燃料量記憶部304及び燃料カートリッジ内燃料量記憶部306のそれぞれに記憶された燃料の量を読み出す(ステップS1)。そして、燃料カートリッジ内燃料量記憶部306から読み出した燃料の量に、燃料タンク内燃料量記憶部302から読み出した燃料の量を加算し、加算結果から燃料タンク内燃料量計算部301が計算した燃料タンク103内の現時点の燃料の量を減算し、さらに、供給燃料量記憶部304から読み出した燃料の量を減算し、そして、この結果として得られた燃料の量を燃料カートリッジ200内の現時点の燃料の量として燃料カートリッジ内燃料量記憶部306に記憶させる(ステップS3)。なお、ステップS3で燃料カートリッジ内燃料量計算部307は、燃料タンク内燃料量計算部301が計算した燃料タンク103内の現時点の燃料の量を燃料タンク内燃料量記憶部302に記憶させる。
次に、通信部305が、半導体メモリ201を認識できるか否かにより、燃料カートリッジ200が取り付けられているか否かを判定し(ステップS5)、半導体メモリ201を認識できて燃料カートリッジ200が取り付けられていると判定したならば、通信部305が燃料カートリッジ内燃料量記憶部306から燃料の量を読み出して半導体メモリ201に記憶させる(ステップS7)。一方、半導体メモリ201を認識できなくて燃料カートリッジ200が取り付けられていないと判定したとき、またはステップS7を終えたときは処理を終える。なお、通信部305が半導体メモリ201に燃料の量を記憶させた場合はそのベリファイを行うが、以降、その処理についての記載は略する。
図9は、通常運転モードのときに行われる処理のフローチャートである。
ここでも、前述のような過去の時点における燃料タンク103内の燃料の量が燃料タンク内燃料量記憶部302に記憶され、当該過去の時点から現時点までに燃料タンク103から供給された燃料の量が供給燃料量記憶部304に記憶され、そして、燃料カートリッジ200内の過去の時点の燃料の量が燃料カートリッジ内燃料量記憶部306に記憶されていることとし、さらに半導体メモリ201にも燃料カートリッジ内燃料量記憶部306に記憶された過去の時点の燃料の量が記憶されていることとする。
先ず、通信部305が、半導体メモリ201を認識できるか否かにより、燃料カートリッジ200が取り付けられているか否かを判定し(ステップS11)、半導体メモリ201を認識できて燃料カートリッジ200が取り付けられていると判定したならば、半導体メモリ201に記憶された燃料の量を読み出し燃料カートリッジ内燃料量記憶部306に記憶させる(ステップS13)。
一方、半導体メモリ201を認識できなくて燃料カートリッジ200が取り付けられていないと判定したとき、またはステップS13を終えたときは、燃料カートリッジ内燃料量計算部307は、燃料カートリッジ200内の現時点の燃料の量を求める。具体的には、ステップS1と同じ処理をステップS15で行い、そしてステップS3と同じ処理をステップS17で行う。
そして、通信部305が、ステップS7と同じ処理をステップS19で行う。そして、ステップS19を終えるとステップS15へ移行する。なお、通常運転モードが他のモードに遷移するまでステップS15からステップS19が順次行われる。
図10は、定期チェックモードのときに行われる処理のフローチャートである。
定期チェックモードでは、燃料電池セルスタック101が停止するために、燃料タンク103からは燃料が供給されなくなり、供給燃料量記憶部304に記憶される燃料の量はゼロとなる。そのため、供給燃料量記憶部304に記憶される燃料の量を用いない処理が行われる。
先ず、燃料カートリッジ内燃料量計算部307は、燃料カートリッジ200内の現時点の燃料の量を求める。
具体的には、燃料タンク内燃料量記憶部302及び燃料カートリッジ内燃料量記憶部306のそれぞれに記憶された燃料の量を読み出す(ステップS21)。そして、燃料カートリッジ内燃料量記憶部306から読み出した燃料の量に、燃料タンク内燃料量記憶部302から読み出した燃料の量を加算し、加算結果から燃料タンク内燃料量計算部301が計算した燃料タンク103内の現時点の燃料の量を減算し、この結果として得られた燃料の量を燃料カートリッジ200内の現時点の燃料の量として燃料カートリッジ内燃料量記憶部306に記憶させる(ステップS23)。なお、ステップS23では、燃料タンク内燃料量計算部301が計算した燃料タンク103内の現時点の燃料の量が燃料タンク内燃料量記憶部302に記憶される。
ステップS23を終えたときは、ステップS5と同じ判定処理がステップS25で行われ、ステップS25で燃料カートリッジ200が取り付けられていると判定されたときは、ステップS7と同じ処理がステップS27で行われる。一方、燃料カートリッジ200が取り付けられていないと判定したとき、またはステップS27を終えたときは処理を終える。
次に、燃料カートリッジ内の燃料の量を計測して記憶させるための第2の方式の構成と動作について説明する。第2の方式では、燃料タンク103における燃料の量を計測しないでも燃料カートリッジ内の燃料の量を計測できるので、燃料タンク103から水溶液タンク109に燃料を直接供給する構成を有する燃料電池搭載自動二輪車1に適用できる。なお、かかる構成を有する自動二輪車を燃料電池搭載自動二輪車1Bとし、燃料電池搭載自動二輪車1の構成要素と同じものについては同一符号を用いて説明する。
[燃料電池搭載自動二輪車1B]
燃料電池搭載自動二輪車1Bは、燃料カートリッジから供給される燃料の供給時間の長さと当該燃料の量とを予め対応づけたマップを用意し、燃料カートリッジから供給された燃料の供給時間の長さに対しマップにおいて対応づけられた燃料の量を読み出すとともに半導体メモリに記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、読み出した燃料の量を減算することにより、燃料カートリッジの現時点の燃料量を求めて半導体メモリに記憶させるものである。
なお、半導体メモリ201としては図5に示したEEPROMを用いることができる。
図11は、燃料電池搭載自動二輪車1Bの要部を示す図である。
燃料カートリッジ200は半導体メモリ201を備え、図示しない燃料カートリッジホルダー220を介して、燃料電池搭載自動二輪車1Bの水溶液タンク109に取り付けられている。燃料カートリッジ200は、オリフィス1000を構成された燃料路1001を介して、水溶液タンク109に連通している。また、燃料カートリッジ200は、エア経路1002を介して外部に連通している。
また、燃料路1001におけるオリフィス1000の上方には電磁ソレノイドバルブ1003が設けられ、水溶液タンク109内の水溶液の量や濃度に応じて電磁ソレノイドバルブ1003の開閉を制御するバルブ開閉制御部1004が設けられている。また、オリフィス1000には温度センサー1005が設けられている。
燃料電池搭載自動二輪車1Bは、コンピュータと半導体メモリにより構成された制御装置400を備え、制御装置400は、後述するマップ4010を記憶したマップ記憶部401と、半導体メモリ201に対しデータを読み書きする通信部402と、バルブ開閉制御部1004から電磁ソレノイドバルブ1003に与えられる開閉信号から燃料の供給時間の長さを求める燃料供給時間計算部403と、この燃料の供給時間の長さと、温度センサー1005が検出した温度とに対応する燃料の量を、マップ4010から読み出す燃料量取得部404と、燃料量取得部404が読み出した燃料の量を、通信部402が半導体メモリ201から読み出した燃料の量から減算して燃料カートリッジ200の現時点の燃料の量を求める燃料カートリッジ内燃料量計算部405を備える。
マップ記憶部401はマップ記憶手段に相当する。また、通信部402と燃料カートリッジ内燃料量計算部405とが制御手段を構成する。
図12は、マップ4010の構成を示す図である。
マップ4010は、図12(a)に示すように、燃料カートリッジ200内の燃料の量(残量)とオリフィス周囲の温度の組を、当該燃料の量または温度を異ならせて複数組記憶し、それぞれの組に対しデータ4011を対応づけたものである。なお、データ4011の内容は互いに異なっている。すなわち、図12(b)に示すように、各データ4011は、該データ4011に対応づけられた組における残量と温度のときに、燃料カートリッジ200から供給される燃料の供給時間の長さに対し当該供給された燃料の量(供給量)を対応づけたサンプリングデータとなっている。したがって、燃料カートリッジ200内の燃料の量(残量)と、燃料の供給時間の長さと、温度が与えられれば、マップ4010を用いることにより、供給された燃料の量を求めることができる。
ここで、マップ4010を用いる根拠を説明する。
オリフィス1000を1秒間に通過する流量Qは、式(1)で与えられる。
[数1]
Q=αa√(2gh) ・・・(1)
ただし、Q=流量[m/s]
α=流量係数
a=オリフィスの断面積[m]
g=重力係数
h=燃料カートリッジ200内外の圧力差
また、図13に示すように、累積の使用時間が長くなると燃料カートリッジ200内の燃料が減少するので圧力差hも減少する。
したがって、図14に示すように、オリフィス1000を1秒間に通過する流量Qは使用時間が長くなると減少する。
すなわち、Qは、圧力差hの関数であり、言い換えれば、式(2)に示すような使用時間の長さtの関数である。
[数2]
Q=αa√(2gh(t)) ・・・(2)
流量Qが、式(2)のような関数であるから、図14に示す時間の長さT[s]の期間における総流量は、式(3)のように近似される。
[数3]
総流量=T×Q=T×αa√(2gh(t)) ・・・(3)
なお前述のように、使用時間tが長くなると燃料カートリッジ200内の燃料の量が減少するので、オリフィス1000を1秒間に通過する流量Qは、燃料カートリッジ200内の燃料の量(残量)の関数として表すことができる。
また、燃料の粘性が温度により変化するので、オリフィス1000を1秒間に通過する流量Qは温度の関数でもあり、そして、燃料の温度はオリフィス周囲の温度で代用できる。
したがって、燃料カートリッジ200内の燃料の量(残量)と、オリフィス周囲の温度の組を、当該燃料の量または温度を異ならせて複数組記憶し、それぞれの組に対し、燃料カートリッジ200から流出する、すなわち燃料タンク103に供給される燃料の供給時間の長さと供給量を対応づけたデータ4011を対応づけることで構成されたマップ4010を用いることにより、計算処理が不要になり、迅速に供給量を求めることができる。また、燃料カートリッジ200内外の圧力差の測定も不要である。
次に、燃料電池搭載自動二輪車1Bの処理を説明する。
ここでは、燃料カートリッジ200内の過去の時点の燃料の量(残量)が半導体メモリ201に記憶されていることとする。過去の時点とは、燃料カートリッジ200の生産者が製造時などに半導体メモリ201に燃料の量を記憶させた時点や、燃料電池搭載自動二輪車1Bが以下に説明する処理により半導体メモリ201に燃料の量を記憶させた時点である。
燃料供給時間計算部403は、開閉信号において開制御期間を累積するなどして、過去の時点から現時点までの燃料の供給時間の長さを求める。また、通信部402は半導体メモリ201から過去の時点の燃料の量を読み出す。燃料量取得部404は、通信部402が読み出した燃料の量(残量)と、温度センサー1005が検出した温度の組に対応するデータ4011をマップ4010から選択し、このデータ4011において燃料供給時間計算部403が求めた燃料の供給時間の長さに対して対応する燃料の量(供給量)を読み出す。そして、燃料カートリッジ内燃料量計算部405が、燃料量取得部404が読み出した燃料の量を、通信部402が半導体メモリ201から読み出した燃料の量から減算して燃料カートリッジ200の現時点の燃料の量を求める。そして、通信部402が、燃料カートリッジ200の現時点の燃料の量(残量)を半導体メモリ201に記憶させる。
なお、燃料電池搭載自動二輪車1Bにあっては、(1)燃料の供給時間の長さと、(2)温度と、(3)燃料カートリッジ内の燃料の量という、3つのパラメータに対し燃料の供給量を対応づけたマップを用い、この3つのパラメータに対応づけられた燃料の供給量を求めたが、(1)燃料の供給時間の長さに対し供給量を対応づけたマップを用いて、燃料の供給時間の長さという1つのパラメータから供給量を求めてもよい。また、(1)燃料の供給時間の長さと(2)温度に対し供給量を対応づけたマップを用いて、燃料の供給時間の長さと温度という2つのパラメータから供給量を求めてもよい。また、(1)燃料の供給時間の長さと(3)燃料カートリッジ内の燃料の量に対し供給量を対応づけたマップを用いて、燃料の供給時間の長さと燃料カートリッジ内の燃料の量という2つのパラメータから供給量を求めてもよい。
ところで、燃料カートリッジ200に半導体メモリ201を設けることにより、燃料電池搭載自動二輪車とその利用環境においては様々なメリットが得られる。かかるメリットをもたらす燃料電池搭載自動二輪車を燃料電池搭載自動二輪車1Cとし、燃料電池搭載自動二輪車1の構成要素と同じものについては同一符号を用いて説明する。
[燃料電池搭載自動二輪車1C]
図15は、燃料電池搭載自動二輪車1Cを用いた処理を示す図である。
図15に示すように、燃料カートリッジ200の半導体メモリ201に記憶されるデータは、例えば、製造時を示す製造年月日などのデータ、製造者を示す製造者名などのデータ、内容物(燃料)を示す内容量や濃度などの、製造者により書き込まれたものであり、かかるデータを記憶した燃料カートリッジ200は販売店により販売される。なお、内容量に代えて、その燃料カートリッジ200が500ミリリットルのものか1リットルのものかを示す識別情報を記憶してもよい。
燃料カートリッジ200が、燃料カートリッジホルダー220(図示せず)に取り付けられると半導体メモリ201内のデータが制御装置500に読み込まれる。
制御装置500は、読み込んだデータを利用して制御を行う。例えば、粗悪な燃料のデータを読み込んだ場合には、意図的に燃料電池搭載自動二輪車1Cを走行不能にでき、そのため不測の事態を回避できる。また、純正品を識別できるようにしておき、燃料カートリッジが純正品でない場合に走行不能としてもよい。
なお、データにより走行不能にする代わりに、適切な燃料カートリッジ200のみが物理的(構造的)に燃料カートリッジホルダー220に取り付け可能なように構成する、即ちいわゆるキー(KEY)を施しても良い。
制御装置500は、さらに内容量により航続距離を推定し、その航続距離により、例えば走行モードを変えることができる。また、燃料の濃度によっても走行モードを変えることができる。また、燃料電池搭載自動二輪車1に設けられた表示装置(図示せず)に対し読み込んだデータや推定した航続距離を表示させることができる。
一方、制御装置500は、燃料タンク103と燃料カートリッジホルダー220を介して半導体メモリ201に例えば、燃費や累積の走行時間や走行距離、または車両履歴(経過時間に対する燃費や車速やモータ回転数の変化のグラフ)などのデータを書き込むことができる。
こうしてデータを書き込まれた燃料カートリッジ200は使用後に販売店に回収される。そして、書き込まれたデータが読み出されて、生産者側に提供される。そのため、フィードバックされたデータをマーケティングや改善に利用できる。
なお、この実施形態では、二輪車について説明したが、本発明は、3輪及び4輪を含むあらゆるタイプの車両に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る燃料電池搭載自動二輪車1の側面図である。 燃料電池システム100の構成図である。 予備燃料カートリッジホルダー210の斜視図である。 予備燃料カートリッジホルダー210の位置を示す図である。 半導体メモリ201として使用可能なEEPROMとその周辺回路を示す図である。 燃料電池搭載自動二輪車1Aの要部を示す図である。 燃料電池搭載自動二輪車1Aの状態遷移図である。 通常運転モードから停止動作モードへ遷移したときと、停止動作モードから低消費モードへ遷移したときに行われる処理のフローチャートである。 通常運転モードのときに行われる処理のフローチャートである。 定期チェックモードのときに行われる処理のフローチャートである。 燃料電池搭載自動二輪車1Bの要部を示す図である。 マップ4010の構成を示す図である。 燃料カートリッジの累積の使用時間と燃料カートリッジ内外の圧力差の関係を示す図である。 燃料カートリッジの累積の使用時間と1秒あたりの流量の関係を示す図である。 燃料電池搭載自動二輪車1Cを用いた処理を示す図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C…燃料電池搭載自動二輪車
3…ハンドル
5…フロントフォーク
5…座席
7…前輪
9…メータ
11…ヘッドランプ
13…フラッシャランプ
15…シート
17…リヤアーム
19…後輪
21…上カバー
23…レッグシールド
25…左カバー
27…右カバー
29…下カバー
31…フロントキャリア
33…リアキャリア
35…フロントカバー
100…燃料電池システム
101…燃料電池セルスタック
102…二次電池
103…燃料タンク
107…燃料ポンプ
109…水溶液タンク
113…電動ファン
115,119,153…ラジエター
123…水溶液ポンプ
129…フィルタ
141…エアフィルタ
143…エアポンプ
157…ドレイン
159…水タンク
163…水ポンプ
200…燃料カートリッジ
201…半導体メモリ
210…予備燃料カートリッジホルダー
220…燃料カートリッジホルダー
300…制御装置
301…燃料タンク内燃料量計算部
302…燃料タンク内燃料量記憶部
303…供給燃料量計算部
304…供給燃料量記憶部
304…燃料カートリッジ内燃料量記憶部
305…通信部
307…燃料カートリッジ内燃料量計算部
400…制御装置
401…マップ記憶部
402…通信部
403…燃料供給時間計算部
404…燃料量取得部
405…燃料カートリッジ内燃料量計算部(制御手段)
500…制御装置
1000…オリフィス
1001…燃料路
1002…エア経路
1003…電磁ソレノイドバルブ
1004…バルブ開閉制御部
1005…温度センサー
1010…電気配線
1031…フロート
1032…弁
1033…液面センサ
1034…フロート
4010…マップ
4011…データ

Claims (8)

  1. 液体の燃料を水で希釈して燃料電池セルスタックに供給し、当該燃料電池セルスタックにおける電気化学反応により発生する電気エネルギーで走行する燃料電池搭載車両において、
    前記燃料電池セルスタックに前記燃料が希釈されて供給されるように当該燃料を収容するとともに、前記燃料電池搭載車両に対して着脱可能に配設された燃料カートリッジを含むことを特徴とする燃料電池搭載車両。
  2. 請求項1記載の燃料電池搭載車両において、前記燃料カートリッジとは別の、1以上の燃料カートリッジを保持する予備燃料カートリッジホルダーを備えたことを特徴とする燃料電池搭載車両。
  3. 請求項2記載の燃料電池搭載車両において、前記予備燃料カートリッジホルダーは、当該燃料電池搭載車両の後輪上方、当該燃料電池搭載車両の前輪上方、並びに当該燃料電池搭載車両の乗員の足を保護するレッグシールドの後面の内のいずれか1以上の箇所に配置されたことを特徴とする燃料電池搭載車両。
  4. 請求項2または3記載の燃料電池搭載車両において、前記燃料カートリッジから供給される燃料を収容する燃料タンクを備え、前記燃料カートリッジの燃料収容量が当該燃料タンクの燃料収容量よりも少ないときに、当該燃料電池搭載車両に配置された全ての前記予備燃料カートリッジホルダーにより保持されうる燃料カートリッジの総燃料収容量は前記燃料タンクの燃料収容量以上であることを特徴とする燃料電池搭載車両。
  5. 液体の燃料を収容する燃料タンクの燃料を水で希釈して燃料電池セルスタックに供給し、当該燃料電池セルスタックにおける電気化学反応により発生する電気エネルギーで走行する燃料電池搭載車両において、
    前記燃料を収容する燃料カートリッジであって該燃料カートリッジ内の燃料の量を記憶する記憶媒体を備えた燃料カートリッジを取り付けることが可能かつ取り外し可能であり、
    前記燃料タンク内の燃料の量を計測する燃料タンク内燃料量計測手段と、
    前記燃料タンク内の燃料の量が記憶される燃料タンク内燃料量記憶手段と、
    前記燃料タンクから供給された燃料の量が記憶される供給燃料量記憶手段と、
    前記記憶媒体に記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、前記燃料タンク内燃料量記憶手段内の前記過去の時点の燃料の量を加算し、前記燃料タンク内燃料量計測手段に計測された現時点の燃料の量を減算し、前記供給燃料量記憶手段内の前記過去の時点から現時点までに供給された燃料の量を減算することにより、前記燃料カートリッジ内の現時点の燃料の量を求めて前記記憶媒体に記憶させ、前記燃料タンク内燃料量計測手段に計測された前記現時点の燃料の量を前記燃料タンク内燃料量記憶手段に記憶させる制御手段
    とを備えたことを特徴とする燃料電池搭載車両。
  6. 液体の燃料を収容する燃料タンクの燃料を水で希釈して燃料電池セルスタックに供給し、当該燃料電池セルスタックにおける電気化学反応により発生する電気エネルギーで走行する燃料電池搭載車両において、
    前記燃料を収容する燃料カートリッジであって該燃料カートリッジ内の燃料の量を記憶する記憶媒体を備えた燃料カートリッジを取り付けることが可能かつ取り外し可能であり、
    前記燃料カートリッジから供給される燃料の供給時間の長さと供給量とを予め対応づけたマップが記憶されるマップ記憶手段と、
    前記燃料カートリッジから供給された燃料の供給時間の長さに対し前記マップにおいて対応づけられた供給量を読み出すとともに前記記憶媒体に記憶された過去の時点の燃料の量を取得し、該取得した燃料の量から、前記読み出した供給量を減算することにより、前記燃料カートリッジの現時点の燃料の量を求めて前記記憶媒体に記憶させる制御手段
    とを備えたことを特徴とする燃料電池搭載車両。
  7. 請求項6記載の燃料電池搭載車両において、前記マップは、燃料の供給時間の長さと供給量とを、燃料についての温度である複数の温度のそれぞれについて予め対応づけたものであり、前記制御手段が読み出す前記供給量は、前記複数の温度の中の実際の温度に対応づけられた供給量であることを特徴とする燃料電池搭載車両。
  8. 請求項6または7記載の燃料電池搭載車両において、前記マップは、燃料の供給時間の長さと供給量とを、燃料カートリッジ内の燃料の量である複数の燃料の量のそれぞれについて予め対応づけたものであり、前記制御手段が読み出す前記供給量は、前記複数の燃料の量の中の実際の量に対応づけられた供給量であることを特徴とする燃料電池搭載車両。
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