JP2001130468A - 燃料電池を搭載した自動二,三輪車 - Google Patents

燃料電池を搭載した自動二,三輪車

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JP2001130468A
JP2001130468A JP31348899A JP31348899A JP2001130468A JP 2001130468 A JP2001130468 A JP 2001130468A JP 31348899 A JP31348899 A JP 31348899A JP 31348899 A JP31348899 A JP 31348899A JP 2001130468 A JP2001130468 A JP 2001130468A
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JP
Japan
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frame
cell stack
fuel cell
motorcycle
vehicle
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JP31348899A
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English (en)
Inventor
Masahisa Kuranishi
雅久 倉西
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2001130468A publication Critical patent/JP2001130468A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2204/00Adaptations for driving cycles by electric motor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体フレームの剛性を十分に確保できるよう
にした燃料電池を搭載した自動二,三輪車を提供する。 【解決手段】 車体フレーム21を、フロントフレーム
22とリヤフレーム23とをセンタフレーム24で接続
した構造とし、燃料電池のセルスタック体7を、複数の
セル10を車体前後方向に積層結着した構成とし、車両
側方視で上記車体フレーム21の上記フロントフレーム
22,リヤフレーム23,及びセンタフレーム24によ
り形成された空間内に上記セルスタック体7を配置し、
該セルスタック体7の前端部を上記フロントフレーム2
2の後部に、後端部を上記リヤフレーム23の前部にそ
れぞれ連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池を搭載し
た自動二,三輪車に関し、特に車体フレームの剛性を向
上できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池として、例えば水素ボンベから
セルスタック体に水素を供給して電気を発生させるよう
にしたものがある。この種の燃料電池を自動二,三輪車
に搭載し、該燃料電池から発生し電気を電動モータに供
給し、該電動モータにより駆動輪を駆動するようにした
ものが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記燃料電池
を自動二,三輪車に搭載する場合、該燃料電池が相当の
大きさを有することから、車体フレーム内に燃料電池の
搭載スペースを確保しようとすると、その構造の如何に
よってはフレーム剛性を十分確保し難いという問題があ
る。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、車体フレームの剛性を十分に確保できるよ
うにした燃料電池を搭載した自動二,三輪車を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
フレームを、フロントフレームとリヤフレームとをセン
タフレームで接続した構造とし、燃料電池のセルスタッ
ク体を、複数のセルを車体前後方向に積層結着した構成
とし、車両側方視で上記車体フレームの上記フロントフ
レーム,リヤフレーム,及びセンタフレームにより形成
された空間内に上記セルスタック体を配置し、該セルス
タック体の前端部を上記フロントフレームの後部に、後
端部を上記リヤフレームの前部にそれぞれ連結したこと
を特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、上
記フロントフレームの後端面,及びリヤフレームの前端
面を、それぞれ略鉛直をなし車幅方向に拡がる平坦面と
するとともに互いに車両前後方向に対向するように形成
し、上記前端面,後端面及びセンタフレームにより形成
された空間は車幅方向又は下方の少なくとも一方に開放
されており、該空間内に上記セルスタック体が配置され
て車体フレームに着脱可能に固定されていることを特徴
としている。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、上記セルスタック体の側面に沿わせて導水路又は通
風路の少なくとも一方が形成されていることを特徴とし
ている。
【0008】請求項4の発明は、請求項1ないし3の何
れにおいて、上記フロントフレーム内に通風路を形成
し、上記セルスタック体のセル間に空気通路を形成し、
外気を上記通風路を介して上記空気通路に供給すること
を特徴としている。
【0009】
【発明の作用効果】請求項1の発明に係る燃料電池を搭
載した自動二,三輪車によれば、車体フレームのフロン
トフレーム,リヤフレーム,及びセンタフレームにより
形成された空間内に上記セルスタック体を配置し、該セ
ルスタック体の前端部を上記フロントフレームの後部
に、後端部を上記リヤフレームの前部にそれぞれ連結し
たので、セルスタック体が車体フレームの上記空間を埋
めて車体フレームの補強部材として機能することから、
特にセンタフレーム部分の捩じり,曲げ剛性を向上でき
る。
【0010】請求項2の発明によれば、上記フロントフ
レームの後端面,及びリヤフレームの前端面を、略鉛直
で車幅方向に拡がる平坦面に、かつ互いに対向するよう
に形成し、上記前端面,後端面及びセンタフレームによ
り形成された空間を側方又は下方に開放された形状とし
たので、該空間内に上記セルスタック体を配置する場
合、上記開放部分を通して該セルスタック体を上記空間
内に配置でき、セルスタック体の着脱作業性を向上でき
る。
【0011】請求項3の発明によれば、セルスタック体
の側面に沿わせて導水路又は通風路の少なくとも一方を
形成したので、該導水路又は通風路の構成部材がセルス
タック体の保護部材として機能し、該セルスタック体を
外力から保護できる。
【0012】請求項4の発明によれば、上記フロントフ
レーム内に通風路を形成し、上記セルスタック体のセル
間に空気通路を形成し、外気を上記通風路を介して上記
空気通路に供給するようにしたので、導風のための特別
の部材を設ける必要がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図8は本発明の一
実施形態による燃料電池を搭載した自動二輪車を説明す
るための図であり、図1は駆動システム図、図2は駆動
システムを搭載した自動二輪車の模式側面図、図3,図
4は車体フレームの模式平面図,模式側面図、図5は図
3のV-V 線断面図、図6はセルスタック体の模式断面側
面図、図7,図8は図6のVII-VII 線断面図,VIII-VIII
線断面図である。
【0014】図において、1は燃料電池システム、2は
駆動システムであり、燃料電池システム1で発生した電
力を駆動システム2のモータ3に供給することにより自
動二輪車を走行させるようになっている。
【0015】上記燃料電池システム1は、水素を水素供
給系6によりセルスタック体7に供給するとともに、水
を水供給系8により上記セルスタック体7内に循環供給
し、さらに空気を空気供給系9により上記セルスタック
体7内に供給することで電気を発生するようになってい
る。なお、1aは該燃料電池システム1の各種制御を行
うFCコントローラである。
【0016】上記駆動システム2は、上記燃料電池シス
テム1から供給された電力を、車両コントローラ2aに
より操向ハンドル33のスロットルグリップからの入力
指令に応じて電力調整部2bを介してモータ3に供給
し、該自動二輪車20を走行させるとともに、上記電力
によりバッテリ28を充電するように構成されている。
なお、2cはヒューズである。
【0017】上記水素供給系6は、水素ボンベ17内の
水素を閉止バルブ18,流量調整バルブ19,バッファ
タンク40を介して上記セルスタック体7に供給し、こ
こを通過した水素を触媒燃焼器41で燃焼させ、外部に
排出するようになっている。なお、42aは開閉バル
ブ、Ta は収容箱内の温度を検出する温度センサ、Tc
はセルスタック7内の温度を検出する温度センサ、Aは
セルスタック体7から供給される電流値を検出する電流
センサ、Vはセルスタック体7の両端電圧を検出する電
圧センサ、5は逆流防止用ダイオードである。
【0018】上記水供給系8は、水タンク43内の水を
冷却加湿用の水ポンプ44により上記セルスタック体7
に供給し、ここを通過した水を水分回収用熱交換器25
を介して水タンク43内に戻すように構成されている。
【0019】上記空気供給系9は、後述の通風路22b
内に配置された送風ファン27によりバッテリ28の周
囲に外気を吸引導入し、該導入した空気を水分回収用の
熱交換器45を介してブロア46により上記セルスタッ
ク体7内に加圧供給し、ここを通過した空気を水分回収
用熱交換器45を通して外部に排出するようになってい
る。
【0020】20は上記燃料電池システム1及び駆動装
置2が搭載された自動二輪車であり以下の概略構造を有
している。車体フレーム21の前端のヘッドパイプ25
により前フォーク31が左右操向自在に枢支され、該前
フォーク31の下端で前輪32が軸支され、上端に操向
ハンドル33が固定されている。また車体フレーム21
の後下部でユニットスイング式のモータユニット34の
前端が枢支され、該モータユニット34の後端部で後輪
35が軸支されている。上記モータユニット34は車幅
方向に向けて配置されたモータ34aと車両側部を後方
に延びる伝動ケース34bとを一体化したものである。
また上記前フォーク31の周囲,車体フレーム21の左
右側部は樹脂製の車体カバー36で囲まれている。
【0021】上記車体フレーム21は、フロントフレー
ム22とリヤフレーム23とをセンタフレーム24で接
続するように一体的に鋳造成形されたアルミ合金製モノ
コックフレームである。詳細には、上記フロントフレー
ム22は平面視でヘッドパイプ25から後側ほど車幅方
向外側に拡がりその幅で後方に延び、側面視でヘッドパ
イプ25から車体後方斜め下方に延びるブロック状をな
している。上記リヤフレーム23は平面視で略長方形状
をなし、側面視でその底面が階段状に後側ほど薄くなっ
たブロック状をなしている。また上記センタフレーム2
4は平面視で略H状をなした厚板状のもので、上記フロ
ントフレーム22,リヤフレーム23の上縁同士を一体
的に接続している。
【0022】そして上記フロントフレーム22の後端面
22aと上記リヤフレーム23の前端面23aは、略鉛
直をなすとともに車幅方向に拡がる平坦面をなし、さら
に互いに車両前後方向に対向している。また上記センタ
フレーム24の下面24aは略水平面をなしており、該
下面24a,上記後端面22a,及び上記前端面23a
により車両側面視で下方及び左,右側方が開放されたコ
字状の空間Aが形成されている。
【0023】また上記フロントフレーム22には、左,
右一対の通風路22b,22bが上記ヘッドパイプ25
付近から上記空間A内に延びるように形成されている。
該左,右の通風路22bの後端開口22cは上記後端面
22aに開口し、前端開口22dは上記ヘッドパイプ2
5の左,右縁部に開口している。そしてこの前端開口2
2dには、上記車体カバー36の前部に形成された外気
導入通路36aの後端開口が連通しており、該外気導入
通路36aの前端開口36bはスリット状に形成され、
車両前方に向けて開口している。
【0024】また上記リヤフレーム23には換気通路2
3bが形成されており、該換気通路23bの前開口23
cは上記前端面23aに開口し、後開口23dはリヤフ
レーム23の上面に開口している。なお、23eは車幅
方向貫通穴である。
【0025】そして上記車体フレーム21の空間A内に
上記セルスタック体7が搭載されている。このセルスタ
ック体7は、以下の構造となっている。多数のセル10
が車両前後方向に積層され、その積層方向両端面に厚板
からなるエンドプレート11,11が当接され4本の締
結ロッド12で締結固定されて直方体状のスタック本体
7aが形成されている。なお、上記セル10は、カーボ
ン製で、間に高分子膜(例えばイオン交換樹脂膜)が介
在された平板状のものである。
【0026】上記締結ロッド12の両端部に固定された
ダンパ16と上記エンドプレート11との間には弾性ば
ね16aが介在され、これの弾性力により上記各セル1
0は互いに圧接するように締め付けられている。これに
より、経時劣化により上記各セル10が薄くなった場合
のガタを吸収できる。上記ダンパ16は、上記締結ロッ
ド12の前端部に固定されたプレート16bとボルト部
材16cとの間にゴム部材16dを焼き付けた構造のも
のである。
【0027】そして上記スタック本体7aの左右側面に
は、該左右側面に沿うように空気入口ダクト13a,出
口ダクト13bが配設されている。また該スタック本体
7aの上下面には、該上下面に沿うように水・水素上側
ダクト14,水・水素下側ダクト15が配置されてい
る。上記空気入口ダクト13aの前側端部には案内ダク
ト13cが接続形成されており、該案内ダクト13cは
後述する車体フレーム内に形成された通風路22bに連
通している。また上記セル10のうちの1枚飛び毎の表
面には空気凹溝10aが凹設されており、該凹溝10a
と隣接するセル10とで車幅方向に貫通する空気通路が
形成されている。
【0028】また、上記水・水素上側ダクト14,水・
水素下側ダクト15は、左,右水ダクト14a,15a
と右,左水素ダクト14b,15bに画成されている。
さらにまた、上記空気凹溝10aの形成されていないセ
ル10のうちの1枚飛び毎の表面には上側の左水ダクト
14aから下側の右水ダクト15aに延びる水凹溝10
bが形成され、該水凹溝10bと隣接するセル10とで
上側の左水ダクト14aから下側の右水ダクト15aに
連通する水通路が形成されている。さらにまた残りのセ
ル10の表面には下側の左水素ダクト15bから上側の
右水素ダクト14bに延びる水素凹溝10cが形成さ
れ、該水素凹溝10cと隣接するセル10とで下側の左
水素ダクト15bから上側の右水素ダクト14bに連通
する水素通路が形成されている。
【0029】上記セルスタック体7は、上記ダンパ16
のボルト部材16cを車体フレーム21側の取付穴21
aに挿入しナット16eを螺装することにより車体フレ
ーム21に固定支持されている。このとき、上記案内ダ
クト13cの左,右の空気入口13dが上記通風路22
bの後端開口22cに連通する。また空気出口ダクト1
3bが上記空間Aを側方から覆うこととなり、該ダクト
13bはボルト13eにより上記車体フレーム21の左
側面に締め付け固定される。
【0030】そして上記車体カバー36内に形成された
外気導入通路36a内にはバッテリ28aが配設され、
また上記左右の通風路22b内には上記バッテリ28が
配設されている。さらにまた該通風路22b内の該バッ
テリ28より下流側に上記送風ファン27が配設されて
いる。なお、38は左右の通風路22bに配設された通
風路開閉用シャッタである。
【0031】また上記車体フレーム21の後部上面に上
記水素ボンベ17,閉止バルブ18,圧力計19a,1
9bを有する流量調整バルブ19等が搭載されており、
該バルブ19はフレキシブルチューブ39a,リヤフレ
ーム23内に鋳込まれたステンレス管39bを介して上
記セルスタック体7に接続されている。
【0032】本実施形態装置では、送風ファン27,ブ
ロア46によって空気が昇圧されて上記空気入口ダクト
13aに供給されると、該供給された空気は、該空気入
口ダクト13aから上記セル10内の空気凹溝10aと
隣接するセル10とで形成された空気通路内を通って空
気出口ダクト13b側に流れ、該出口ダクト13bに形
成されたスリット13fから外部に排出される。また冷
却,加湿用の水は水ポンプ44により上記上側の左水ダ
クト14aに供給され、ここから上記水凹溝10bと隣
接するセル10で形成される水通路内を通って下側の右
水ダクト15aに向かって斜下方に流れ、水分回収用熱
交換器45を介して水タンク43に戻る。さらにまた、
水素は上記下側の左水素ダクト15bから上記水素凹溝
10cと隣接するセル10とで形成される水素通路内を
通って上側の右水素ダクト14bに向かって斜め上方に
流れ、触媒燃焼器41にて燃焼し外部に排出される。
【0033】本実施形態では、車体フレーム21のフロ
ントフレーム22の後端面22a,リヤフレーム23の
前端面23a,及びセンタフレーム24の下面24aに
より左右側方及び下方が開放された側面視コ字状の空間
Aを形成し、該空間A内に上記セルスタック体7を配置
し、該セルスタック体7の前端部,後端部をそれぞれ上
記後端面22a,前端面23aに固定し、さらに空気出
口ダクト13bを車体フレーム21にボルト13eで固
定したので、セルスタック体7が車体フレーム21の上
記空間Aを埋めて車体フレーム21の補強部材として機
能することから、特にセンタフレーム24部分の捩じ
り,曲げ剛性を向上できる。
【0034】また上記空間Aを左右側方及び下方に開放
された形状としたので、該空間A内に上記セルスタック
体7を搭載する場合、上記開放部分を通して該セルスタ
ック体7を上記空間A内に容易に挿入配置でき、該セル
スタック体7の着脱作業性を向上できる。
【0035】またスタック本体7aの左右側面に沿わせ
て空気入口ダクト13a,出口ダクト13bを配置固定
したので、該両ダクト13a,13bがスタック本体7
aの保護部材として機能し、該スタック本体7aを外力
から保護できる。
【0036】さらにまた上記フロントフレーム22内に
通風路22bを形成し、上記セルスタック体7のセル間
に空気凹溝10aからなる空気通路を形成し、外気を上
記通風路22bから空気入口ダクト13aを介して上記
セル間の空気通路に供給するようにしたので、導風のた
めの特別の部材を設ける必要がない。
【0037】また上述のように、スタック本体7aの左
右側面を空気入口ダクト13a,出口ダクト13bで覆
い、上下面を水・水素上側ダクト14,水・水素下側ダ
クト15で覆い、さらに前後端面をエンドプレート1
1,11で覆ったので、スタック本体7aの防水,防塵
効果が得られる。
【0038】図9は水素貯蔵方法に関する他の実施形態
を示す。本実施形態では車体フレーム21の少なくとも
リヤフレーム23部分は水素貯蔵機能を有するカーボン
材で構成されており、さらに該リヤフレーム23内に水
素貯蔵容器となるタンク空間23fが形成されている。
またこのタンク空間23fはリヤフレーム23内に鋳込
まれたステンレス管39cにより圧力調整バルブ19c
を介して上記セルスタック体7に接続されている。
【0039】本実施形態では、車体フレーム21のリヤ
フレーム23内にタンク空間23fを形成したので、別
体の水素貯蔵容器が不要となり、部品点数の削減及び軽
量化を図ることができる。また上記リヤフレーム23を
水素貯蔵機能を有するカーボン材で構成したので、この
点から水素タンクを大型化することなく水素貯蔵量を増
加できる。
【0040】なお、上記各実施形態では水素ガスをボン
ベ等に充填して車両に搭載し、該水素ガスを利用して発
電するようにした場合を説明したが、原料を改質して水
素を製造し、得られた水素を燃料電池に供給して発電す
るようにしてもよい。
【0041】図10〜12は燃料電池システム内で水素
ガスを製造し、これを利用して発電するようにした場合
の実施形態を説明するための図であり、図1〜図9と同
一符号は同一又は相当部分を示す。
【0042】図10において、燃料電池システム1′
は、図1の燃料電池システム1にメタノールタンク50
と、加熱器51a,蒸発器51b及び触媒層51cを備
えた改質装置(リフォーマ)51と、選択酸化反応器5
2を付加した構成となっている。
【0043】上記改質装置51は、加熱器51aでメタ
ノールタンク50から供給されたメタノールとバーナフ
ァン51dから供給された空気との燃焼により蒸発器5
1bを加熱し、該蒸発器51bに供給されたメタノール
と水との混合燃料を気化させて水素を製造する。
【0044】そして上記製造された水素は、選択酸化反
応器52に連通する配管経路の途中で反応用空気ポンプ
52aからの空気が混合され、また冷却用空気ファン5
2bからの空気により冷却され、その後に上記セルスタ
ック体7に供給される。
【0045】図11,12において、車体フレーム21
のリヤフレーム23の後部上面に上記メタノールタンク
50が搭載され、該タンク50はステンレス管39bに
より上記改質装置51,選択酸化反応器52を介して上
記セルスタック体7に接続されている。
【0046】本実施形態においても上記各実施形態と同
様の作用効果が得られる。そして本実施形態では、メタ
ノール原料を改質して水素を製造し、該水素により燃料
電池で発電するようにしたので、航続距離を長くするこ
とができる。
【0047】なお、上記実施形態では、燃料電池を自動
二輪車に適用した場合を説明したが、本発明は、前一
輪,後二輪の自動三輪車にも勿論適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による燃料電池システム及
び駆動システムのブロック構成図である。
【図2】上記実施形態の燃料電池システム及ぶ駆動シス
テムを備えた自動二輪車の左側面図である。
【図3】上記自動二輪車の車体フレームの平面図であ
る。
【図4】上記車体フレームの側面図である。
【図5】上記車体フレームの断面図である。
【図6】上記燃料電池システムのセルスタック体の断面
側面模式図である。
【図7】上記セルスタック体の断面平面模式図である。
【図8】上記セルスタック体の断面正面模式図である。
【図9】上記燃料電池システムの変形実施形態を備えた
自動二輪車の左側面図である。
【図10】上記第2実施形態に係る燃料電池システム,
駆動寿司システムのブロック構成図である。
【図11】上記第2実施形態を備えた自動二輪車の平面
模式図である。
【図12】上記第2実施形態を備えた自動二輪車の側面
模式図である。
【符号の説明】
7 セルスタック体(燃料電池) 10 セル 10a 空気凹溝(空気通路) 13a 空気入口ダクト 13b 空気出口ダクト 20 自動二輪車 21 車体フレーム 22 フロントフレーム 22a 後端面 22b 通風路 23 リヤフレーム 23a 前端面 24 ンタフレーム A 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/04 H01M 8/04 J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームを、フロントフレームとリ
    ヤフレームとをセンタフレームで接続した構造とし、燃
    料電池のセルスタック体を、複数のセルを車体前後方向
    に積層結着した構成とし、車両側方視で上記車体フレー
    ムの上記フロントフレーム,リヤフレーム,及びセンタ
    フレームにより形成された空間内に上記セルスタック体
    を配置し、該セルスタック体の前端部を上記フロントフ
    レームの後部に、後端部を上記リヤフレームの前部にそ
    れぞれ連結したことを特徴とする燃料電池を搭載した自
    動二,三輪車。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記フロントフレー
    ムの後端面,及びリヤフレームの前端面を、それぞれ略
    鉛直をなし車幅方向に拡がる平坦面とするとともに互い
    に車両前後方向に対向するように形成し、上記前端面,
    後端面及びセンタフレームにより形成された空間は車幅
    方向又は下方の少なくとも一方に開放されており、該空
    間内に上記セルスタック体が配置されて車体フレームに
    着脱可能に固定されていることを特徴とする燃料電池を
    搭載した自動二,三輪車。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記セルスタ
    ック体の側面に沿わせて導水路又は通風路の少なくとも
    一方が形成されていることを特徴とする燃料電池を搭載
    した自動二,三輪車。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れにおいて、上記
    フロントフレーム内に通風路を形成し、上記セルスタッ
    ク体のセル間に空気通路を形成し、外気を上記通風路を
    介して上記空気通路に供給することを特徴とする燃料電
    池を搭載した自動二,三輪車。
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