JP2005110796A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技領域内に配置される装飾部の斬新性、装飾性が高められた遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ機1は、所定の枠(レール22等)により囲まれるようにして遊技盤7上に遊技領域90が構成されている。この遊技領域90内には、所定の装飾部55が配置孔7bに挿入されて配置されると共に、この装飾部55において遊技領域90の外部に延出する延出部60が設けられている。装飾部55は、例えば、表示装置5の周囲に配置される装飾部品として構成されるものであり、遊技領域90内に配置される部分と、遊技領域90外に配置される部分とを一体的に連続した部品として構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、遊技機の一種として例えばパチンコ機が広く知られている。このようなパチンコ機等の遊技機では、遊技領域に配置される遊技部品(例えば、風車、装飾ランプ、表示装置など)に様々なデザインを施し、装飾効果を上げて遊技者の興味をなるべく引くように構成されている。そして、従来技術において、より一層装飾効果を高めようとする技術として例えば特許文献1のようなものが提供されている。
特開2003−154070公報
上記特許文献1では、デザイン的に連続する装飾部を遊技領域内に配置し、斬新性を高めようとする技術が開示されている。そしてこの特許文献1の構成によれば、デザイン的に連続する装飾部において、遊技球が流下可能な部位と流下不可能な部位とが設けられているため、遊技領域内に大きな装飾部が設けられて斬新性が高められ、その一方で遊技球の流下がそれほど阻害されない構成となっている。
ところで、従来の遊技機では、装飾部の主たる配置スペースである遊技領域が広さ的に限られているため、装飾部の配置位置、形状、大きさ等の制約を受けることが多く、その結果、装飾部が画一的になりがちであった。例えば、遊技球の流下領域、表示装置の配置領域などを考慮すると、装飾部の配置スペースが限られてしまうため、従来の遊技機ではこの限られた配置スペースでいかに斬新性に富む装飾部を配置するか様々に工夫していた。上記特許文献1の技術はこの限られたスペースを有効に用いて大きな装飾部を配置しようとするものであり、配置的に工夫がなされて一応は装飾部全体が遊技領域内に収まっているが、大きな装飾部の全てを遊技領域内に配置しようとしているため、配置位置、形状、大きさ等の様々な制約を依然として受けてしまう。
一方、遊技領域外にランプ等の装飾部を配置して装飾を行う遊技機が提供されている。これによれば、遊技領域内における装飾とは独立して外部にて装飾が行えるため、遊技領域内に配置される部品に制約されることなく装飾効果を高めることができる。しかしながら、このように遊技領域の外部に独立して装飾部を設けるように構成すると、遊技領域内の装飾と外部の装飾の関連性が薄まり、或いは無くなり、装飾性に欠ける構成となりやすく、外部装飾部があまり注目を集めにくくなることも懸念される。
このような問題に対し、本発明者らは、装飾部を遊技領域の内部から外部にまで及ぶように配置するという今までにない構成を着想するに至った。このようにすれば、装飾部が斬新でインパクトのある構成となり、一層面白みのある遊技機を提供できることとなる。
しかしながら、このように遊技領域の内部から外部にまで及ぶように部品を配置するような構成は従来において考えられていなかったため、構成上問題が生じる虞があることが判明した。即ち、一般的に装飾部品(入賞装置や表示装置など)を配置する場合には、遊技盤を貫通する配置孔(ルータ加工)を形成し、装飾部品の一部をその孔内に挿入するようにして位置決めを行いつつ固定するやり方が一般的である。しかしながら、上記のように装飾部を遊技領域の内部から外部にまで及ぶように配置しようとすると、配置孔が大きくなりすぎる懸念があり、配置孔が大きすぎることに起因する不具合(例えば、遊技盤強度の低下や変形(反り等)、或いは、遊技盤面が利用できなくなる等)が生じやすくなる。また、従来の遊技機においては、遊技領域の外部に大掛かりな貫通孔を形成するような構成を採ってはおらず、遊技領域の外部において大きな部品を貫通するような構成は想定されていなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、遊技領域内に配置される装飾部を遊技領域の外部にまで及ぶように構成して斬新性、装飾性を高めつつ、その一方で、装飾部を配置する配置孔が大きくなりすぎず、広範囲に装飾部を配置することに起因する不具合の効果的な解消がなされた遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために有効な手段等を以下に示す。なお、必要に応じてその作用効果等についても説明する。
手段1.所定の枠によって囲まれることにより遊技盤上に遊技領域が構成された遊技機において、
前記遊技領域内に設けられた、1又は複数の部品からなる所定の装飾部の一部が、前記遊技領域の外部に及んで配置されており、
前記装飾部の本体部の一部を挿入可能とする取付け用の配置孔が前記遊技領域の内部にのみ形成されており、前記遊技領域の外部においては前記装飾部の本体部が貫通不能に構成されていることを特徴とする遊技機。
手段1(即ち、請求項1の構成)によれば、遊技領域内に配置される装飾部を遊技領域の外部にまで及ぶように構成して斬新性、装飾性を高めつつ、その一方で、遊技領域の外部に配置孔を設けないようにしているため(即ち、遊技領域内外に渡るようなルータ加工を施さないようにしているため)、配置孔が大きくなりすぎず、広範囲に装飾部を配置することに起因する不具合(遊技盤強度低下、反り等の変形など)が生じにくくなる。なお、手段1(請求項1)でいう「取付用の配置孔が前記遊技領域の内部にのみ形成されている」とは、遊技領域の内外のうちの内部にのみ設けられており、外部には設けられていないということを意味している。また、ここでいう「装飾部の本体部」は、「装飾部の主要部であるデザインが施された部品」を指しており、ねじ等の締結部品によって装飾部が遊技盤に固定される場合にはこのような締結部品は本体部に含まれない。また、電線等の付属部品も本体部に含まないものとする。なお、具体的には、手段1ないし手段35(手段2以降は後述)のいずれかの構成のものにおいて、遊技領域内に設けられた、1又は複数の部品からなる所定の装飾部の一部が、遊技領域の内部と外部とでデザイン的に連なるように遊技領域の外部に及んで配置される構成とすることができる。
手段2.前記装飾部は、前記遊技領域の内部において、前記配置孔を介して前記遊技盤の前後に渡って配置されるものであることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域内において遊技盤の前後に渡って装飾部を配置できるため、遊技領域内での装飾部の奥行きを大きくとることができる。特に、遊技盤の後方に配置される制御基板に接続される部品を装飾部に取り付ける場合などにおいて効果的な構成となる。一方、このように遊技盤前後に渡るように配置すべき装飾部を用いた場合であっても、遊技領域外では、装飾部本体が遊技盤前後に貫通していないようにしており、遊技盤後方を装飾部本体以外の部品を配置するスペースとすることができる。即ち、従来の遊技機では、遊技領域外に大掛かりなルータ加工を施して装飾部を遊技盤の前後に渡って配置しようとする構成はあまり提供されておらず、遊技領域の外部において遊技盤の後方には、ルータ加工を想定した部品が配置されていない。例えば、タンクレールや遊技球払出装置など、装飾部に直接関係しない装置が配置されるのが一般的であり、遊技領域外に配置孔を形成したとしても、スペース的にも、機能的にも従来の遊技機に適用しにくい。しかしながら、上記構成によれば、このように遊技盤の前後に渡って配置する部分を遊技領域内のみとしており、遊技領域外においては装飾部を貫通させないようにしているため、斬新な装飾部構成としつつも、遊技領域外の遊技盤裏側において装飾部配置スペースを割く必要が無く、従来の遊技盤裏側構成を適用しやすくなるのである。
手段3.前記装飾部は、前記遊技領域の内部に配置される遊技領域配置部と、この遊技領域配置部に接続されて前記遊技領域の外部に延出する延出部が設けられていることを特徴とする手段1又は手段2に記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域の外部に配置孔を形成せずとも、遊技領域配置部をベースにして遊技領域外にまで及ばせることのできる構成となり、装飾部を遊技領域の内部から外部に配置する上で好適な構成となる。
手段4.前記配置孔に取り付けられる装飾部は、前記遊技領域配置部と遊技領域外に配置される延出部とが一体的に形成されていることを特徴とする手段3に記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域内外にわたる装飾部において、部品点数を効果的に削減し、コスト低減に寄与する構成となる。
手段5.前記所定の枠は、レールを有してなり、
前記装飾部は、前記遊技領域配置部と前記延出部が前記レールを跨いで配置されており、当該装飾部を横切るようにレールが配設されていることを特徴とする手段3又は手段4に記載の遊技機。
このようにすれば、レールを安定的に配置でき、かつ、遊技領域内外に装飾部を設けることができる構成となる。
手段6.前記所定の枠は、前記遊技領域を囲むように配置されるレールを有する一方、前記遊技領域の周囲の一部において、前記レールが配置されない非配置領域が構成されており、この非配置領域を介して前記装飾部が前記遊技領域の外部に及ぶように配置されることを特徴とする手段1ないし手段4のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域の内外にわたるように装飾部を配置しやすい構成となる。即ち、遊技領域の内部に配置される部分および外部に配置される部分の間においてレールが介在しないため、レールを考慮した特別構成を用いずとも装飾部が遊技領域内外に跨る構成が実現する。
手段7.前記装飾部の一部において前記遊技領域を部分的に仕切る仕切り壁が設けられ、この仕切り壁が前記所定の枠の一部として機能することを特徴とする手段6に記載の遊技機。
このようにすれば、装飾部内にレールを配置せずに装飾部の一部によって遊技領域の仕切りを構成できることとなる。
手段8.前記装飾部における前記遊技領域の外部に配置される部分は、当該遊技領域の外部において前記遊技盤の盤面上に支持された状態で固定されることを特徴とする手段1ないし手段7のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域内部のみに配置孔を設けて外部の配置孔を省略しつつも、装飾部において外部に配置される部分を安定的に固定できる構成となる。
手段9.前記装飾部における前記遊技領域の外部に配置される部分は、当該遊技領域の外部において前記遊技盤に取り付けられない構成をなすことを特徴とする手段1ないし手段7のいずれかに記載の遊技機。
遊技球が流下する遊技領域においては、装飾部を内部配置孔に取り付けて強固な固定構造とし、一方、遊技球が流下しない遊技領域外においては装飾部を取付せずに取付用のスペースを省略できることとなる。
手段10.前記装飾部は、前記遊技領域の内部に取り付けられる部品と、前記遊技領域の外部に取り付けられる部品とが別体の部品として構成されており、前記遊技領域の内部に取り付けられる部品は前記配置孔に挿入された状態で固定される一方、前記遊技領域の外部に取り付けられる部品は、遊技盤に支持された状態で固定されることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域内外において別々の部品をそれぞれ安定的に配置することができる。
手段11.前記装飾部において、前記遊技領域の外部に配置される部分は、前記遊技盤に支持された状態で、ねじ等の締結部材により当該遊技盤に固定されることを特徴とする手段8又は手段10に記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域の外部に配置孔を設けない構成としつつも、装飾部を確実に固定できることとなる。
手段12.前記装飾部において、前記遊技領域の外部に配置される部分は、前記遊技盤の設けられた被係合部と係合するための係合部を有してなり、これら係合部及び被係合部が互いに係合し合うことにより固定されることを特徴とする手段8又は手段10のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域の外部に配置孔を設けない構成としつつも、装飾部を確実に固定できることとなり、かつ固定用の部品を特別に設ける必要がなく、部品点数の削減をも図ることができる。
手段13.前記遊技盤の周縁部において、当該周縁部が切り欠かれてなる切欠部が前記被係合部として形成されており、この切欠部と前記係合部とが係合することにより固定されることを特徴とする手段12に記載の遊技機。
このようにすれば、遊技盤の内部に配置孔を形成せずとも、一部を切り欠く簡単な構成のみで装飾部を固定できることとなる。
手段14.前記遊技領域の外部において、前記装飾部を位置決めするための、当該遊技盤を貫通しない窪みが形成されており、前記装飾部の一部が前記窪みに嵌まることにより当該装飾部の移動が拘束されるようになっていることを特徴とする手段8又は手段10のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域の外部に配置孔を設けない構成としつつ、その一方で、窪みによって装飾部の移動を拘束しており、簡単な構成で装飾部を安定させることができることとなる。
手段15.前記装飾部は、その一部が前記窪みに対して圧入されることにより前記遊技領域の外部において固定されることを特徴とする手段14に記載の遊技機。
このようにすれば、簡単な構造をとりつつも安定性の高い好適構成が実現する。
手段16.前記遊技領域の外部において、当該装飾部の態様が変更可能に構成されており、この態様を変更する外部態様変更手段が、前記装飾部内において前記遊技盤の盤面前方に配置されている手段1ないし手段15のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域の外部に配置孔を設けないように構成しつつも、その一方で装飾部の態様を変更可能な構成が実現する。
手段17.遊技盤の前方において遊技球の流路を構成する流路構成透明板が設けられると共に、この流路構成透明板の板面の少なくとも一部が、前記遊技盤の盤面と対向して流路を構成する流路構成面とされると共に、
前記装飾部は、少なくとも前記遊技領域の外部において前記流路構成面より前方に突出する突出装飾部を備え、この突出装飾部の内部に前記外部態様変更手段が設けられたことを特徴とする手段16に記載の遊技機。
このようにすれば、遊技盤に孔を形成せずとも遊技盤前方で装飾部の態様を変更できる好適な構成となる。即ち、遊技領域外部において装飾部を流路構成面よりも前方に突出させているため、奥行き方向のスペースが増し、外部態様変更手段を極めて配置しやすい構成となる。
手段18.前記装飾部は、前記突出装飾部において流路構成面の前方で態様が変化するように構成されていることを特徴とする手段16又は手段17に記載の遊技機。
このようにすれば、流路構成面よりも前方に装飾部を突出させるという斬新な構成をとりつつ、さらに遊技者により近い位置で態様が変化することとなり、極めて面白みのある構成となる。
手段19.前記突出装飾部の一部において変位可能に構成された変位部が設けられる一方、前記外部態様変更手段は、前記変位部を変位させるための変位機構を有してなり、この変位機構が前記遊技盤の盤面前方に配置されることを特徴とする手段17又は手段18のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、斬新な装飾構成をなす突出装飾部において、さらに一部を変位させることができるため、より一層装飾性が高まる。
手段20.前記外部態様変更手段は、発光手段を有してなることを特徴とする手段16ないし手段18のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、斬新な装飾構成をなす突出装飾部を発光させて、装飾性を効果的に高めることができる。
手段21.前記外部態様変更手段は、前記遊技盤の後方に配置された、前記外部態様変更手段を制御するための外部態様制御手段と電気的に接続されており、前記遊技領域の外部には電線を挿通するための電線挿通孔が設けられている手段16ないし手段20のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、外部態様変更手段を遊技盤の前方に配置した場合において、遊技盤の後方に配置される制御手段と情報伝達が可能となる好適構成となる。即ち、装飾部本体を挿通せずに電線のみを挿通させ、遊技領域外部に大掛かりな配置孔を構成しなくとも、態様の制御が可能となる。
手段22.前記外部態様変更手段は、前記遊技盤の後方に配置された外部態様制御手段と電気的に接続されており、前記外部態様変更手段と前記外部態様制御手段とを接続するための電線が、前記遊技領域の内部において前記遊技盤を前後に挿通するように配置されることを特徴とする手段16ないし手段20のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技盤において遊技領域外に電線を挿通させる孔を設ける必要がなく、遊技領域外における遊技盤構成を一層簡素化でき、遊技盤において遊技領域の外部に施す加工を一層低減ないし無くすことができる。
手段23.前記装飾部は、所定の表示を行う表示装置と、この表示装置の周囲を装飾する表示装置周囲部品を有すると共に、前記表示装置が前記配置孔の後方、又は前記配置孔において遊技盤の前後に跨るように配置されており、前記表示装置周囲部品は、前記遊技領域の内部において前記表示装置に取り付けられると共に前記遊技領域の内部から外部にまで及ぶ構成をなすことを特徴とする手段1ないし手段22のいずれかに記載の遊技機。
この構成によれば、表示装置の周囲部品を今までになく斬新に構成でき、また、広い配置スペースを必要とする周囲部品を遊技領域内外にわたって配置できるため、配置の自由度が増すこととなる。
手段24.前記表示装置において表示画面が設けられており、この表示画面は、中心が前記遊技領域の中央付近より前記延出部寄りにずれた位置に配置されることを特徴とする手段23に記載の遊技機。
このようにすれば、表示装置の斬新な配置構成となり、かつ表示画面と延出部とが配置的により関連付けられたものとなる。具体的には例えば、表示画面が遊技領域の左側領域から右側領域にわたって配置され、かつその表示画面の中心が延出部寄りにずれた位置となるように前記表示装置を構成できる。また、遊技領域の左側領域と右側領域において、いずれか一方の領域に表示画面が全て収まるように表示装置を構成してもよい。なお、本明細書において、遊技領域を横方向において二等分した場合に遊技者から見て右側半分を右側領域、左側半分を左側領域としている。また、本明細書において、遊技盤の盤面に直交する方向に関し遊技者側を前方向、その逆(即ち、遊技機裏機構側)を後方向としている。
手段25.前記表示装置において、前記表示画面が傾斜した構成をなすことを特徴とする手段23又は手段24に記載の遊技機。
このようにすれば、表示画面を中心よりずれた構成として配置的に斬新な構成としつつ、その一方で遊技者に見やすい表示画面の配置となる。具体的には、表示画面が中心より延出部寄りにずれる構成とし、その表示画面が遊技者側に面するように傾斜させることができる。
手段26.前記装飾部は、所定のキャラクターを模してなるキャラクター部を有すると共に、そのキャラクター部の少なくとも一部が、前記遊技領域の内部から外部にまで及ぶ構成をなすことを特徴とする手段1ないし手段25のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技者の興味を引きやすいキャラクター部について、より斬新な配置構成を採ることができる。例えば、キャラクターの顔が遊技領域の内部から外部に跨るように配置したり、単一のキャラクターの体が遊技領域の内外に跨るように構成することができる。特に、遊技領域の内部に配置される部分と外部に配置される部分とが合わさってキャラクターの顔や体などが完成するように構成するとより一層斬新なものとなる。
なお、本発明でいうキャラクター部は、各種分野におけるキャラクターを平面的又は立体的に模した構成とすることができる。具体的には、小説・漫画・映画・演劇・テレビ・或いはその他の分野において登場する人、動植物、その他のもの、シンボル、またはそのイメージ等を、平面的又は立体的に模した部分として構成することができ、特に、遊技機利用者において、周知、ないし著名な、若しくは架空の人物、動植物、その他のものを模した構成としたり、意匠性に優れた構成とすると、装飾性、遊技性を効果的に高めうる構成となる。
手段27.前記装飾部は、所定のキャラクターを模してなるキャラクター部を有すると共に、そのキャラクター部の少なくとも一部が、前記遊技領域の内部から外部にまで及ぶ構成をなし、
前記キャラクター部は、動作態様、表示態様等の態様が変化可能に構成され、前記外部態様変更手段は、このキャラクター部の態様を変更させるキャラクター部態様変更手段からなることを特徴とする手段16ないし手段22のいずれか記載の遊技機。
このように、斬新な配置構成を採りつつ動作態様、表示態様等の態様が変化可能となるように構成すれば、相乗的に興趣を高めうる構成となる。なお、本手段でいうキャラクター部は手段26と同じ概念である。また、本手段でいう態様の変化は、キャラクター部自体が変化する構成のみならず、キャラクター部に関連する部位(たとえばキャラクター部の近傍等)の態様が変化することによりキャラクター部の態様が相対的に変化するような構成をも概念として含む。例えば、キャラクター部から所定距離離れた位置においてランプが光ることによりキャラクター部が照らされ、明るく見えるようになったり、所定の色あいをもつようになる構成をも包含する。また、態様の変化としては、キャラクター部自体、若しくはキャラクター部と関連する部位が変位するような動作による態様変化、或いは、キャラクター部内、若しくはキャラクター部と関連する所定の部位が発光するような発光による態様変化など、あらゆる態様変化が概念として含まれ、キャラクター部の様子が変化する構成であればこれら以外の態様変化手法を適用しても勿論よい。
手段28.遊技状態に応じて前記キャラクター部態様変更手段を制御するキャラクター部態様制御手段を備えたことを特徴とする手段27に記載の遊技機。
このように、キャラクター部の態様を制御により変更するようにすれば、タイミング良くキャラクター部の態様を変更することができる。例えば、前記キャラクター部態様制御手段により、キャラクター部の態様を遊技状態に応じたものに設定するように制御を行うように構成すれば、遊技状態に応じてキャラクター部が変化し、より面白みのある遊技が可能となる。
なお、本発明でいう態様の変化は、キャラクター部自体が変化する構成のみならず、キャラクター部に関連する部位(たとえばキャラクター部の近傍等)の態様が変化することによりキャラクター部の態様が相対的に変化するような構成をも概念として含む。例えば、キャラクター部から所定距離離れた位置においてランプが光ることによりキャラクター部が照らされ、明るく見えるようになったり、所定の色あいをもつようになる構成などをも包含する。また、態様の変化としては、キャラクター部自体、若しくはキャラクター部と関連する部位(関連する部位としては、例えば、キャラクター部の近傍の部位や、キャラクター部と連動機構により連動する部位等)が変位するような動作による態様変化、或いは、キャラクター部内、若しくはキャラクター部と関連する所定の部位が発光するような発光による態様変化など、あらゆる態様変化が概念として含まれ、キャラクター部の様子が変化する構成であればこれら以外の態様変化手法を適用しても勿論よい。
手段29.前記キャラクター部の少なくとも一部が、前記遊技領域の内部と外部に跨る位置において変位可能に構成されたことを特徴とする手段27又は手段28に記載の遊技機。
このようにすれば、キャラクター部の斬新な配置構成となり、かつ自由度の高い配置構成が可能となる。即ち、遊技領域の内部に配置するのではなく、内外に跨る位置に配置しているため、この変位する部分が遊技領域においてスペースをとりすぎることとならず、面白みのある駆動構成を用いつつ、その一方で遊技領域を有効に利用できる構成となる。
手段30.前記キャラクター部は、遊技領域の内部での態様変化と、遊技領域外部又は遊技領域内外に跨る位置での態様変化とが連動、若しくは関連した動作をなすことを特徴とする手段27ないし手段29のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域の内外でより装飾の関連性が高められることとなる。例えば、所定部品が遊戯領域内外にわたって配置されるようにキャラクター部を構成し、この所定部品を変位可能とすることにより遊技領域内外にわたる部品が連動する構成となる。このようにせずに、遊技領域内外に別々に配置される部品をそれぞれ連動させるように構成してもよい。また、必ずしも動作によって関連付けなくても良い。例えば、キャラクター部において遊技領域の内部部位と外部部位の発光態様を関連付けるようにしてもよい。
手段31.前記装飾部は、所定の入賞装置からなり、当該入賞装置を構成する部品の一部が前記遊技領域の外部に及んで配置されることを特徴とする手段1ないし手段30のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、今までにない斬新な入賞装置となる。
手段32.前記装飾部は、前記遊技領域の右側上部領域において、外部に及ぶ構成をなすことを特徴とする手段1ないし手段31のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、一般的に遊技球の流下量が少ない部位を効率的に装飾に用いることが可能となる。
手段33.前記装飾部は、前記遊技領域の中央付近から遊技領域外部にわたって構成されることを特徴とする手段1ないし手段32のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、中央から遊技領域外部にわたって広い範囲に装飾部を配置でき、遊技者の興味を引きやすい構成となる。
手段34.前記装飾部は、一端が前記遊技領域における左側領域に配置されており、他端が前記遊技領域の右側領域外部に配置されることを特徴とする手段33に記載の遊技機。
このようにすれば、極めて大きな装飾部が配置されることとなり、インパクトの大きな構成となる。
手段35.前記装飾部において、発射されてきた遊技球の衝突を受ける緩衝部材が配置されていることを特徴とする手段1ないし手段34のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、遊技領域の内外に跨るように装飾部を配置するという斬新な構成をとりつつ、当該装飾部が発射されてきた遊技球を緩衝する機能をも兼ねることとなり、遊技球速度の抑制及び装飾部の破損防止の両方の効果が得られることとなる。
本発明によれば、遊技領域内に配置される装飾部を遊技領域の外部にまで及ぶように構成して斬新性、装飾性を高めつつ、その一方で、境界部分(具体的には装飾部配置領域における境界)に配置孔を設けないようにしているため(即ち、遊技領域内外に渡るようなルータ加工を施さないようにしているため)、配置孔が大きくなりすぎず、広範囲に装飾部を配置することに起因する不具合(遊技盤強度低下、反り等の変形など)が生じにくくなる。また、従来の遊技機では、遊技領域外に大掛かりなルータ加工を施して装飾部を遊技盤の前後に渡って配置しようとする構成はあまり提供されておらず、遊技領域の外部において遊技盤の後方には、ルータ加工を想定した部品が配置されていない。例えば、タンクレールや遊技球払出装置など、装飾部に直接関係しない装置が配置されるのが一般的であり、遊技領域外に配置孔を形成したとしても、スペース的にも、機能的にも従来の遊技機に適用しにくい。しかしながら、上記構成によれば、遊技領域内においてのみ装飾部を遊技盤に挿入させ、遊技領域外においては装飾部を挿入させないようにしているため、斬新な装飾部構成としつつも、従来の遊技盤裏側構成を適用しやすくなるのである。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る遊技機のガラス扉枠の裏側構成に関し、装飾部を取り外した状態を概念的に例示する概念図である。また、図2は、本実施形態における装飾部の配置構成を説明する説明図であり、図3のA−A断面付近を透明板と共に概念的に説明するものである。図3は、本実施形態に係る遊技機における遊技盤構成を概念的に例示する正面図であり、図4は、図3の遊技盤を用いた遊技機を概念的に例示する正面図を示している。また、図5はその斜視図である。さらに、図6は、図4のガラス扉枠の裏側構成を概念的に例示する概念図であり、図1のものに装飾部を取り付けた状態を示している。また、図7は、図4のガラス構成の変形例を概念的に例示する概念図である。
本実施形態に係る遊技機の一例たるパチンコ機1は、例えば遊技ホールに設置されたパチンコ島台のカウンタ台の上部にて複数横方向に並べられて設けられるものである。パチンコ機1は、図1、図4、図5、及び図6などに示すように、前部には前枠2が設けられ、さらにその前枠2に透明板保持部としてのガラス扉枠3が取付けられている。ガラス扉枠3は、縦軸の回動軸を有するヒンジ部81により前枠2に開閉可能に支持され、かつガラス(透明板に相当)が嵌め込まれた金属製の枠83(図1参照)を備えている。金属製の枠83に二枚のガラスが嵌め込まれてガラスユニット50が構成されている。
ガラス扉枠3の後方には、図1ないし図6に示す遊技盤7が配置されている。図3、図4に示すように、遊技盤7において略円形の遊技領域90が構成され、その遊技領域90には第1種始動口4、特別表示装置(以下、単に「表示装置」ともいう)5及び大入賞口6が設けられている。第1種始動口4は遊技球の通路を備え、その通路入口に羽根4aが開閉可能に支持されている。表示装置5は、例えば図柄を動的に表示する図柄表示装置として構成できる。
図4及び図5に示すように、ガラス扉枠3の下部には、賞球が払い出される上受け皿3aが装着されている。また、前枠2の窓孔より下方には下受け皿2aが装着されている。下受け皿2aは、前記上受け皿3aに入りきらない賞球や、上受け皿3aから球抜きした抜き球や、或いはファウル球等の余剰球を、余剰球出口から排出させて貯留させるものである。前枠2における下受け皿2aの右側方には遊技球を発射するための発射ハンドル17が回動操作可能に装着されている。発射ハンドル17に対応する前枠2の裏側には駆動手段としてのモータ(図示せず)が装着されており、発射ハンドル17の回動操作によってモータか回動され、これにより打球杆(図示せず)が間欠動作されるとともに、前記発射ハンドル17の回動角度に応じた弾発力に調節される。従って、前記モータ及び打球杆等によって球発射装置が構成されている。
図3、図4に示すように、表示装置5は第1種始動口4の上方に設けられており、液晶ディスプレイ(LCD)からなる画面5aを備えている。画面5aには多種類の画像が表示されるが、その1つとして、左図柄列8、中図柄列9及び右図柄列10が表示される。図柄列の数は前述したもの(3列)に限られず、1列、2列、4列以上であってもよい。各図柄列8乃至10は、数字、記号等からなる複数の図柄によって構成されている。
表示装置5では、図柄列8乃至10での図柄変動が、遊技球の第1種始動口4への入賞により開始される。図柄変動は左図柄列8、右図柄列10、中図柄列9の順に停止されるが、これは一例にすぎず、別の順序で停止されてもよい。全ての図柄列8乃至10での図柄変動が停止したとき、表示されている図柄(以下「停止図柄」という)の組合せが、予め定められた組合せ(特定表示結果、以下「大当りの組合せ」という)、すなわち、同一種類の図柄が大当りラインに沿って並んでいるときの同図柄の組合せ(例えば、777)、となる場合がある。この停止図柄の組合せを、以下「大当り図柄」という。本実施形態では、大当りラインとして、水平方向へ延びるもの(上・中・下の3種類)と、斜め方向へ延びるもの(右下がり・左下がりの2種類)の合計5種類存在するが、これに限られない。例えば、大当りラインの数が1つであり、通常、「1ライン」と呼ばれているものであってもよい。そして、大当りの組合せが成立すると特別電動役物が作動し、遊技者にとって有利な特別遊技状態としての大当り遊技状態が到来し、より多くの賞球を獲得することが可能となる。
さらに、パチンコ機1は大当り遊技状態の発生に先立ちリーチ遊技状態となる。ここで、リーチ遊技状態とは大当り遊技状態の直前の状態をいい、例えば、列10での図柄変動が、大当りライン上において左図柄列8での停止図柄と同一種類の図柄で停止し、かつ、その後に中図柄列9での図柄変動が左右両図柄列8,10での停止図柄と同一種類の図柄で停止されれば最終的に大当りの組合せとなる状態を含む。また、図柄変動が停止すると、大当り遊技状態となる組合せで変動し、その図柄で停止されれば最終的に大当り遊技状態となる場合において、その変動中の状態もリーチ遊技状態に含まれる。これは、通常、全回転(全図柄)リーチと呼ばれているものである。
図3に示すように、大入賞口6は第1種始動口4の下方に設けられており、1つのVゾーン11、2つの通路12,13及びシャッタ14を備えている。シャッタ14は大入賞口用ソレノイド15(以下、単に「ソレノイド15」ともいう)により作動させられ、Vゾーン11及び通路12,13の各入口を開閉する。
図3に示すように、遊技盤7には、始動口用スイッチ18、Vゾーン用スイッチ19及びカウントスイッチ20が取付けられている。始動口用スイッチ18は、遊技球Bの第1種始動口4への入賞を検出する。Vゾーン用スイッチ19は遊技球BのVゾーン11への入賞を検出し、カウントスイッチ20は遊技球Bの大入賞口6への入賞を検出する。また、各スイッチ18乃至20の検出結果に基づきソレノイド15及び表示装置5をそれぞれ駆動制御するために、制御装置21が設けられている。制御装置21は読出し專用メモリ(ROM)、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えている。ROMは所定の制御プログラムや初期データを予め記憶しており、CPUはROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実行する。RAMはCPUによる演算結果を一時的に記憶する。尚、より詳細には、制御装置21は、パチンコ機1の主制御を行うメイン基板と、当該メイン基板からの信号によって各部を制御するための表示制御基板、音量調整基板、LED基板、払出し制御基板等の各種のサブ基板とを備えて構成されており、不正信号がメイン基板へ入力されることを防止するために、信号の伝送方向は、メイン基板からサブ基板への一方向のみとなっている。
CPUによる制御の1つとして、大当り遊技状態の発生確率を条件に応じて変動させる、いわゆる確率変動がある。具体的には、1/300程度の低確率で大当り遊技状態を発生させる低確率モードと、その約5倍である1/60程度の高確率で大当り遊技状態を発生させる高確率モードとが用意されており、大当り図柄の種類に応じて確率モードが切替えられる。すなわち、大当り図柄が、予め定められた特別図柄(例えば奇数図柄)であると高確率モードに設定され、予め定められた通常図柄(例えば偶数図柄)であると低確率モードに設定される。なお、低確率モードでの発生確率に対する高確率モードでの発生確率の倍数は、前述した値(約5)以外の値であってもよい。
<装飾部>
次に装飾部について説明する。
図2、図3、図4、及び図6に示すように、本実施形態に係るパチンコ機1において、遊技領域90内に所定の装飾部55が配置されており、この装飾部55が遊技領域90(図3参照)の外部に及ぶように構成されている。装飾部55は遊技領域90の右側上部領域において、遊技領域の外部に延出する構成をなしており、装飾部55の全体が遊技領域90の中央付近から遊技領域90の右上の外部にわたって配置されている。具体的には、装飾部55の一端が遊技領域90における左側領域に配置されており、他端が遊技領域90の右側領域外部に配置され、極めて大きく、インパクトのある構成をなしている。
遊技領域90は、「所定の枠」(例えば、レール(例えば板状に形成された金属製のレール)、或いはレール及びレールと連続する部品)によって囲まれる領域であり、本実施形態では遊技盤7上の所定領域をレール22によってほぼ全体が囲まれるようにして遊技領域90が構成されている。さらに図2、図3及び図4に示すように、装飾部55の内部において、遊技領域90の周縁を構成するレール22が、装飾部55を盤面方向(遊技盤の盤面に沿った方向)に貫通するように配設されている。即ち、そのレール22を跨ぐようにして装飾部55が配置されており、レール22の位置を基端として、装飾部55の一部分たる延出部60が遊技領域90の外側に延出している。
本実施形態の特徴を述べると、図1ないし図4に示すように、装飾部55は、遊技領域90の内部及び外部のうちの少なくとも遊技領域90内において遊技盤7に取り付けられる構成をなし、遊技領域90内には装飾部55の一部を挿入可能とする取付け用の内部配置孔7b(以下、単に配置孔7bともいう)が形成され、かつ、装飾部55の配置領域における遊技領域90の境界及び遊技領域90の外部には、この配置孔が構成されずに遊技盤7が設けられるようになっている。即ち、遊技領域の内部に装飾部配置用のルータ加工が施されており、外部にはルータ加工が施されていないのである。具体的には、図1及び図2に示すように、遊技領域90の内部領域に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7bが遊技盤7を前後に貫通して形成されており、この内部配置孔7bに一部を挿入し、かつ遊技盤7を前後に貫く形態にて装飾部55が遊技盤7に取り付けられている。そして、装飾部55の配置領域における内部配置孔7bの外側位置において、遊技盤7上にレール22が配設されている。さらに、図2ないし図4に示すように、装飾部55の内部領域において、内部配置孔7bの外側の遊技盤面を流路底面とする構成にて遊技球の流路54が構成されている。
なお、本発明でいう「遊技領域」は、レールなどの「所定の枠」によって完全に囲まれていなくてもよく、一部に隙間があってもよい。図3を参照して説明すると、2本のレールの端部に構成される遊技球の進入口(進入位置P3付近)以外の部分において、このように隙間が設けられる場合には、その隙間の周囲に構成される「所定の枠」に沿うように仮想的に遊技領域の境界を設定するものとする。また、進入口(進入位置P3付近)においては、2本のレールが並ぶ端部において仮想的に遊技領域の境界を設定するものとする。この場合、球戻り防止部材がある場合には、この球戻り防止部材を「所定の枠」の一部として構成してこの球戻り防止部材の側面を遊技領域の境界として設定でき、図3のように球戻り防止部材が無い場合には、内側のレール22Aの端部(即ち進入位置P3)と外側のレール22Bとを最短距離で結ぶ線を遊技領域の仮想的な境界として設定する。
図2に示すように、装飾部55は、遊技領域90の内部において、配置孔7bを介して遊技盤7の前後に渡って配置されるものである。また、この装飾部55においては、遊技領域90の内側に配置される遊技領域配置部59と、この遊技領域配置部59に接続されて遊技領域の外側に延出する延出部60が設けられており。本実施形態ではこれら遊技領域配置部59と延出部60とが一体的に形成された一体部品(即ち分離不能な部品)として接続され、図3、図4等に示すようにこれら遊技領域配置部59と延出部60において互いに連続するデザインが施されている。
本実施形態に係るパチンコ機(遊技機)1では、「所定の枠」の大部分若しくは全部をレール22によって構成することができるが、装飾部55は、図2、図3に示すように遊技領域配置部59と延出部60がレール22を跨いで配置されており、この装飾部55を横切るようにレール22が配設されている。また、装飾部55において、遊技領域90の外部に配置される延出部60は、遊技盤7の盤面7d上(即ち板面上)に支持された状態で、ねじ等の締結部材により遊技盤7に固定されている。図2の例では、装飾部55に形成された、遊技盤7に支持される鍔状の支持部55aを貫通して遊技盤7に挿入されるようにねじ63が設けられており、このねじ63により、延出部60が、遊技盤7を貫通しない形態にて遊技盤7上に載置された状態で固定されている。なお、以降の実施形態において、とくに断らない限り延出部60と遊技盤7をこのようにねじ等の締結部材によって固定できるが、以降において延出部60と遊技盤7とを固定する締結部材の図示は省略するものとする。また、本実施形態及び他の実施形態において、遊技領域内においても遊技領域配置部59と遊技盤7とをねじ等の締結部材によって固定できる(締結部材の図示は省略)。
さらに、本実施形態では、図3及び図4に示すように、表示装置5の周囲に設けられ、この表示装置5が取り付けられる部品である表示装置周囲部品を備えた構成にて装飾部55として構成されており、この表示装置周囲部品が後述する亀の形状をなし、遊技領域90外に延出する形態をなしている。なお、本実施形態でいう「表示装置周囲部品」は、表示装置5が取り付けられる部品であればよく、ここでは、表示装置5とそれを取り囲む樹脂製の表示装置周囲枠を主体として装飾部55が構成されている。また、本実施形態に係るパチンコ機1において、表示装置5の画面5aは、中心が遊技領域90の中央付近より延出部60(即ち、装飾部55において遊技領域外に配置される部分)寄りにずれた位置に配置される構成をなしている。ここでは、表示画面5aが遊技領域90の左側領域から右側領域にわたって配置され、かつその表示画面5aの中心が延出部60寄りにずれた位置となるように構成されている。
さらに、ここでの装飾部55は、所定のキャラクターを立体的、或いは平面的に模してなるキャラクター部を有してなるものであり、このキャラクター部の少なくとも一部が遊技領域90の外部に配置される構成をなしている。ここでのキャラクター部は亀の形状をなすものであり、この亀のキャラクター全体が遊技領域90の内部から外部にわたって配置されている。
なお、本実施形態でいうキャラクター部は、各種分野におけるキャラクターを平面的又は立体的に模した構成とすることができる。具体的には、小説・漫画・映画・演劇・テレビ・或いはその他の分野において登場する人、動植物、その他のもの、シンボル、またはそのイメージ等を、平面的又は立体的に模した部分として構成することができ、特に、遊技機利用者において、周知、ないし著名な、若しくは架空の人物、動植物、その他のものを模した構成としたり、意匠性に優れた構成とすると、装飾性、遊技性を効果的に高めうる構成となる。
さらに、図2、図5及び図6にて模式的に示すように、遊技盤7の前方において遊技球の流路を構成する後方ガラス51(後方ガラス51が流路構成透明板に相当する)が設けられると共に、この透明ガラス51の板面51B(図2)の少なくとも一部(ここでは板面ほぼ全体)が流路構成面とされており、位置的に装飾部55の全体がこの流路構成面(板面51B)より後方に配置されて後方ガラス51に全体がカバーされる構成をなしている。なお、図2は、図3におけるA−A断面付近の構成をガラス板と共に概念的に示すものであり、遊技領域90の境界を破線Lにて概念的に示している(他の実施形態においても遊技領域の境界を破線Lにて仮想的に示すものとする)。図2の例では、流路54の一方側の側面(即ちレール22の側面)が遊技領域の境界をなしている。
さらに、流路構成透明板たる後方ガラス51の前方位置において、この後方ガラス51とほぼ同形状に形成され(ここでは、双方のガラスがほぼ同形の矩形形状とされている)、かつほぼ平行に配置される前方ガラス52(前方ガラス52が前方透明板に相当する)が設けられており、装飾部55の全体が、これら前方ガラス52及び後方ガラス51によりカバーされる構成をなしている。
図6の例では、流路構成透明板たる後方ガラス51及び前方透明板たる前方ガラス52が、ほぼ矩形形状をなしており、装飾部55の一部がそれら後方ガラス51及び前方ガラス52の角部付近に及ぶように配置され、かつそれら双方のガラスの角部付近によってカバーされる構成をなしている。本実施形態では、図4ないし図6に示すように、透明板を保持する透明板保持枠としてのガラス扉枠3に形成された窓部3c(図4及び図5も参照)が遊技領域90(図3)及び延出部60に対応する形状をなしている。
一方、図6の構成に換えて、図7のようにしてもよい。図7の例では、図6の構成と同様の窓部3cを有する一方、前方ガラス52及び後方ガラス51が、遊技領域90の前方に配置されて円弧状の周縁部を有する遊技領域カバー部と、この遊技領域カバー部より板面方向外側に延び、装飾部55における遊技領域の外部に配置される部分(即ち延出部60)をカバーする外部カバー部とを有する構成をなしている。なお、図7の例では、ガラスユニット50において、一点鎖線部Xに対応する部分が、外部カバー部として構成されており、それ以外の部分が遊技領域カバー部として構成されている。
なお、ガラスを枠83に嵌め込む構成は様々なものが考えられるが、図7のような形状をなす二枚のガラスの周縁を固定し、ガラス扉枠3に取りつけ可能な構成であれば別の構成を用いてもよい。なおここでは、枠83をガラス扉枠3に取りつける構成については省略しているが、例えば、図34のように、締結部材により取りつけ可能となるように、枠83に取付部を設けるようにしてもよく、(例えば、枠83においてねじが貫通可能となる部分を形成して枠83とガラス扉枠3の本体とをねじ止めする等)、接着剤等により取りつけてもよい。
本実施形態では、遊技領域90の境界部分において、装飾部55の側面がほぼ面一に連続する形態をなしており、図2の例では、装飾部55の前面もほぼ面一に連続する形態をなしている。なお、本実施形態では、平坦に形成される2枚のガラス板が、板面を互いに平行とする構成にて装飾部55の前方に配置されているが、1枚のガラス板のみを装飾部55の前方に配置してもよく、3枚以上のガラス板を配置してもよい。また、図2の例では、装飾部55内に配された流路54の前方に、この装飾部55内の流路54を部分的にあるいは全体としてカバーする部分が形成されている。なお、後述するように、流路54の一部、全体またはほぼ全体を視認可能とすることもできる。
<実施形態2>
次に、図8及び図9を参照して実施形態2について説明する。図8及び図9は図2を変形した構成を示している。実施形態2の構成では、実施形態1(図2参照)と同様に遊技領域90の内部に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7bが形成される一方、遊技領域の外部には配置孔が形成されず、遊技盤7に支持された状態で取り付けられる構成をなしており、さらに実施形態1と同様に、「所定の枠」は、遊技領域90を囲むように配置されるレール22を有している。一方、本実施形態では、遊技領域90の周囲の一部において、レール22が配置されない非配置領域が構成されており、この非配置領域を介して装飾部55が遊技領域90の外部に及ぶように配置される点が実施形態1と異なっている。即ち、図8及び図9に示すように、装飾部55内においてはレール22が配置されない構成をなしている。図8に示す遊技機について正面からみた図は、図4と略同様であるので詳細な説明は省略するが、図8の構成では、図4において装飾部55の周縁部がレール22と交差する位置P1、P2の間を非配置領域とすることができる。即ち、図4の構成では、P1、P2の間を貫通するようにレール22が配置されているが、実施形態2では、このP1、P2の間にレールを配置しないように構成している。そして、図8では、装飾部55の一部において遊技領域90を部分的に仕切る仕切り壁60Eが設けられ、この仕切り壁が「所定の枠」の一部として機能する。図4を代用して説明すると、図4等に示す実施形態1では装飾部55の配置領域であるP1、P2の間においてレール22が遊技領域90を仕切るように構成されていたが、本実施形態では、このP1、P2の間の領域において、仕切り壁60Eが周囲のレール22に沿うように、周囲のレール22と略同じ曲率によって構成される円弧状に形成され、装飾部55の配置領域における「所定の枠」として機能して遊技領域90を仕切るのである(具体的には、例えば図4に示すP1、P2の間におけるレール22の側面とほぼ同様の曲率によって壁面60Fが構成されるように仕切り壁60Eが配置される)。図8では装飾部55の内部において仕切り壁60Eが流路54とされる孔の側壁を構成しており、壁面60Fが流路側面とされている。一方、図9では、図8の構成と同様に装飾部55内にレールが配置されない構成(即ち、上述したように非配置領域を介して装飾部55が遊技領域内外に跨る構成)を示しており、さらに本図においては、装飾部55の内部領域において溝状に構成される流路54の底部で遊技領域配置部59と延出部60が一体的に接続されており、仕切り壁60Eが溝の側壁を構成している。図9の構成では、装飾部55において遊技領域配置部59と延出部60とが一体部品として構成され、かつ、装飾部55内を通る流路54が露出して構成されている。さらに、本実施形態では、装飾部55を通る流路54の底面と、遊技領域配置部59においてこの流路54の周囲に配置される部分と、延出部60とが連続したデザインにて装飾が施されている。太線部Fは装飾が施される部分を概念的に示しており、前方から見た場合(遊技者側から見た場合)、流路によってデザインが寸断されることなく連続して見えるようになっており、なおかつ装飾部55内の流路54を通過する遊技球をも視認できるようになっているのである。また、図9の構成においても、装飾部55に設けられた仕切り壁60Eが「所定の枠」の一部をなすようにレール22に沿ってこのレール22と連続する円弧状に形成されている。また、本実施形態では、延出部60と遊技盤7とを固定する構成については図示を省略しているが、図1と同様にねじ等の締結部材によって固定してもよく、後述する係合によって固定してもよい。
<実施形態3>
次に図10ないし図13を参照して実施形態3について説明する。なお、図10ないし図13は本実施形態の要部構成を概念的に示しており、図2(実施形態1)を変形した構成を示すものである。実施形態3においても、上記実施形態と同様に遊技領域90の内部に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7bが形成される一方、遊技領域の外部には配置孔が形成されず、遊技盤に支持された状態で取り付けられる構成をなしているが、本実施形態では、図10ないし図13に示すように、装飾部55において、遊技領域90の内部に取り付けられる部品と、前記遊技領域の外部に取り付けられる部品とが別体の部品として構成されており、遊技領域90の内部に取り付けられる部品は配置孔7bに挿入された状態で固定される一方、遊技領域90の外部に取り付けられる部品は、遊技盤7に支持された状態で固定されている。
図10ないし図13において、装飾部55は複数の部品が連なる装飾をなすように構成されており、配置孔7bに取り付けられる内部取付部品(遊技領域配置部59)と外部に取り付けられる部品(延出部60)とが別々の部品によって構成されている。なお、本実施形態では、「連なる装飾」とは、複数の部品によりデザイン的に連続性のある装飾がなされる構成であればよく、例えば、複数の部品が連携して平面的或いは立体的な意匠を構成するようにできる。一例としては、あるキャラクター部の顔や体の一部を1つの部品により構成し、その顔や体の残りの部分の全体或いは一部を、その1つの部品とは異なる別の部品により構成し、それらを並べることにより顔や体が構成されるようにすることができる。ここでは図3及び図4と同様のキャラクター部(亀)を設けることができ、このキャラクター部の体の一部が遊技領域内配置部59により構成され、残りの部分が延出部60により構成され、前方から見た場合、これらがデザイン的に並ぶことにより単一のキャラクターが完成するようになっている。図10ないし図13には装飾が施される部分を太線Fにて概念的に示しているが、このように横方向に連続して装飾が施されることにより、複数の部品であっても、装飾が途切れることなくキャラクター部が完成している。なお、キャラクターでなくてもよく、例えば模様などでもよい。この場合、1つの部品により模様の一部を構成し、別の部品により残りの模様の少なくとも一部を構成し、これらを並べて配置することにより模様が完成するように構成してもよい。
図10では、レール22と遊技領域配置部59の間に遊技球の流路54がレール22に沿って溝状に形成されている。そして、内部配置孔7bに取り付けられる遊技領域配置部59と、遊技領域の外部に取り付けられる延出部60は、互いの端縁部の位置が盤面方向において近接若しくは重なる構成をなすように構成でき、ここでは、図10に示すように、互いの端縁部が当接しており、隙間なく連続した装飾がなされるようになっている。
また、内部取付部品及び外部取付部品の少なくともいずれか一方の取付部品は、その取付部品が取り付けられる位置よりも一部が他方の取付部品側に延びる形態をなすように構成することができ、ここでは、内部取付部品たる遊技領域配置部59の一部がレール22を跨いで外部取付部品たる延出部60側に延び、遊技領域配置部59と延出部60の一部が当接し、かつ互いの端部が前後に重なる構成をなしている。また、図11は、図10の構成に対し、装飾部55内にレール22を配さない構成(即ち、実施形態2と同様に非配置領域を介して装飾部55が遊技領域内外に跨る構成)を示しており、図10と同様に、遊技領域配置部59の一部が延出部60側に延び、遊技領域配置部59と延出部60の一部が当接し、かつ互いの端部が前後に重なる構成をなしている。
図12では、内部配置孔7bに取り付けられる遊技領域配置部59(内部取付部品)の端部と、遊技領域90の外部に取り付けられる延出部60(外部取付部品)の端部が盤面方向において所定距離を隔てて配置される構成を例示している。図12の例では、遊技領域配置部59と延出部60との間に流路54が形成されており、流路54の大部分、或いは全体を露出させる構成となっている。さらに、図12では、内部取付部品たる遊技領域配置部59と外部取付部品たる延出部60との間にレール22が配置され、遊技領域配置部59(内部取付部品)の一部は、遊技盤7の盤面に沿って板状にレール側に延出するレール側延出部59aを有し、この遊技領域配置部59(内部取付部品)とレール22との間において、レール側延出部59aの外面を少なくとも底面の一部とする構成にて遊技球の流路54が前方に露出(透明板側に露出)して設けられている(レール側延出部は流路底面の一部を構成するものであってもよく、流路底面全部を構成しするものであってもよい)。ここでは、そのレール側延出部59aの外面において、周囲(即ち、装飾部55においてレール側延出部59aの両側に位置する部分)とデザイン的に連なる装飾が施されており、装飾が施される部分を太線部Fにて例示している。なお、図13は図12をさらに変形した構成であり、レール22を配さずに延出部60の一部を仕切り壁60Eとして遊技領域を囲む「所定の枠」の一部を構成し、延出部の側面60Fを流路壁面として構成している。仕切り壁60Eは、実施形態2と同様に、図4のようなレール22に沿って(即ち、周囲に配されるレール22の側面と同様の曲率をなす壁面60Fが構成されるように)円弧状に配置される。また、本実施形態では、延出部60と遊技盤7とを固定する構成については図示を省略しているが、実施形態1と同様にねじ等の締結部材によって固定してもよく、後述する係合によって固定してもよい。
<実施形態4>
次に、図14及び図15を参照して実施形態4について説明する。実施形態4では、図14及び図15にて示すように、透明板保持枠(ガラス扉枠3)に構成された窓部3cがほぼ矩形形状をなす例について示しており、それ以外の構成については、上記又は下記のいずれの実施形態の構成とほぼ同様である。図14は、本実施形態に係る遊技機を概念的に示す斜視図であり、図15は、ガラス扉枠3における窓部3cを構成する窓枠と、遊技盤7の構成について概念的に示している。特に遊技盤7の構成については図3と同様であり、装飾部55とガラスの位置関係等については図2と同様である。ここでは、窓部3cの内周縁形状が、流路構成透明板(即ち後方ガラス51)及び前方透明板(前方ガラス52)の視認部(前方から視認可能となる部分)の周縁形状となっており、これらの視認部が共に汎用的な矩形形状をなしている。
そして、このような窓部構成、ガラス構成(透明板構成)をなす遊技機において、上記実施形態と同様に、遊技領域90の内部領域に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7b(図2等参照)が形成される一方、この内部配置孔7bに一部を挿入する形態にて装飾部55が遊技盤7に取り付けられ、遊技領域の外部においては、配置孔が形成されずに遊技盤7に載置された状態で固定されている。
<実施形態5>
次に実施形態5について図16ないし図23を参照しつつ説明する。
本実施形態では、キャラクター部(装飾部55)において、動作態様、表示態様等の態様が変化するように構成されている点が実施形態1と異なり、それ以外の構成については上記実施形態とほぼ同様の構成(即ち、遊技領域90の内部に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7bが形成される一方、遊技領域の外部には配置孔が形成されず、遊技盤に支持された状態で取り付けられる構成等)をなす。以下、相違点について重点的に説明する。なお、本実施形態の要部構成は、上記又は下記のいずれの実施形態にも付加することができる。また、以下の説明では、延出部60と遊技盤7とを固定する構成については図示を省略しているが、実施形態1と同様にねじ等の締結部材によって固定してもよく、後述する係合によって固定してもよいということを先に述べておく。
ここでは、キャラクター部の態様を変更するように制御するキャラクター部態様制御手段(制御装置21がキャラクター部態様制御手段に相当(具体的にはCPUが主体となって機能する))を備えており、キャラクター部は、遊技領域90の内部での態様変化と外部若しくは内外に跨る部分での態様変化が連動、若しくは関連した動作をなすこととなる。具体的な機構等については後述する。
なお、本発明でいう態様の変化は、キャラクター部自体が変化する構成のみならず、キャラクター部に関連する部位(たとえばキャラクター部の近傍等)の態様が変化することによりキャラクター部の態様が相対的に変化するような構成をも概念として含む。例えば、キャラクター部から所定距離離れた位置においてランプが光ることによりキャラクター部が照らされ、明るく見えるようになったり、所定の色あいをもつようになる構成をも包含する。また、態様の変化としては、キャラクター部自体、若しくはキャラクター部と関連する部位が変位するような動作による態様変化、或いは、キャラクター部内、若しくはキャラクター部と関連する所定の部位が発光するような発光による態様変化など、あらゆる態様変化が概念として含まれ、キャラクター部の様子が変化する構成であればこれら以外の態様変化手法を適用しても勿論よい。
具体的には、図16に示すように、装飾部55において、遊技領域内に配置される第1変位部101と、遊技領域内外に跨って配置される第2変位部140、と、変位しない固定部120が設けられており、これら第1変位部101及び第2変位部140が変位可能に構成されている。第1変位部101は、図17(第1変位部付近の駆動構成を概念的に示す図)、図18(図17の断面を概念的に示す図)にて示すように、回動軸103まわりに回動可能に構成されており、ソレノイド部105の駆動により変位するように構成されている。ここでは、第1変位部101から後方に延びる2本の軸部113が設けられており、この軸部113を余裕(クリアランス)をもって挟むようにしてフランジ部110及び111が駆動軸107に取りつけられている。駆動軸107にはフランジ部108が設けられており、このフランジ部108とソレノイド部105の間には付勢手段としてのコイルばね106が配置されている。そして、所定の遊技状態に至った場合(後述)に、キャラクター部態様制御手段(具体的には制御装置21)によりソレノイド部105が通電され、亀の顔部分(変位部101)が反時計回りに回動し、一方、通電が解除されると再びコイルばね106の付勢により初期状態に復帰することとなる。第1変位部101の周囲には、この第1変位部101に対する遊技球の衝突を防止するための、リブ状の防護壁55bが設けられている。
第2変位部140は、図19(A)(B)にて示すように、遊技領域90の内外にわたって配置されるものであり、ソレノイド部150の駆動により変位するように構成されている。ここでは、第2変位部140(即ちプレート141)から後方に延びる後方延出部142が設けられており、この後方延出部142から遊技盤面に沿って延びる2本の軸部144が設けられている。プレート141に設けられた後方延出部142は、固定部120に形成されたスリット120aを介して固定部120の内部に突出している。そして、この軸部144を余裕をもって挟むようにしてフランジ部154及び155が駆動軸152に取りつけられている。駆動軸152にはフランジ部153が設けられており、このフランジ部153とソレノイド部150の間には付勢手段としてのコイルばね151が配置されている。そして、所定の遊技状態に至った場合(後述)に、キャラクター部態様制御手段としての制御装置21によりソレノイド部150が通電され、子がめ形状をなすプレート141が横方向に移動し、一方、通電が解除されると再びコイルばね151の付勢により初期状態に復帰することとなる。このような第1変位部101及び第2変位部140は、例えば所定の遊技状態(リーチ状態発生、大当り発生、或いは確変発生)の成立に基づき、制御手段21によって駆動されるようになっている。
以下において、これらの遊技状態の発生制御について説明する。図20乃至図23のフローチャートは、制御装置21によって実行される各種ルーチンを示している。これらのルーチンの各処理は、カウンタ群及びフラグFに基づいて実行される。
カウンタ群は、ラウンドカウンタR、入賞カウンタP及び確変カウンタCを含む。ラウンドカウンタRはラウンド回数をカウントするためのものであり、入賞カウンタPはカウントスイッチ20の検出結果に基づき大入賞口6への遊技球Bの入賞個数をカウントするためのものである。確変カウンタCは高確率モードの終了を判断するためのものであり、「2」,「1」,「0」の値を採る。なお、カウンタR,P,Cの初期値はいずれも「0」である。
そのほかにもカウンタ群は、大当り遊技状態発生を決定するための内部乱数カウンタと、外れリーチ等を決定するための外れリーチ乱数カウンタと、停止図柄等を決定するためのそれぞれの図柄カウンタと、リーチ動作の種類を決定するためのリーチ種別カウンタとを含む。ここで、外れリーチ乱数カウンタによる外れリーチとは、前述したリーチ遊技状態の後に最終的に大当りの組合せとならない状態をいう。フラグFは、Vゾーン11への遊技球Bの入賞の有無を判定するためのものであり、Vゾーン用スイッチ19によって入賞が検出されない場合に「0」に設定され、入賞が検出されると「1」に設定される。なお、確率モードには低確率モードと高確率モードの2種類類あることは既に説明したが、初期値には低確率モードが設定されている。
さて、遊技者による遊技が開始されると、制御装置21は、まず図20の特別電動役物制御ルーチンのステップS10において、始動口用スイッチ18の検出結果に基づき、遊技球Bの第1種始動口4への入賞があったか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと特別電動役物制御ルーチンを終了し、満たされているとステップS20において、内部乱数カウンタ、外れリーチ乱数カウンタの各値を取得するとともに、各図柄カウンタの値に基づき図柄列8乃至10毎に外れ図柄を取得する。ここでの取得とは、各カウンタの値を読取り、その値をメモリに記憶する処理を指す。
次に、ステップS30で図柄変動開始処理を実行する。詳しくは、図22のステップS31において、図柄列8乃至10の各図柄をそれぞれ表示装置5で変動表示させる。この表示により、遊技者には左・中・右の3つのリールがあたかも回転しているように見える。ステップS32において、内部乱数カウンタの値が大当り値と同一であるか否かを判定する。大当り値としては、2種類の値(低確率用大当り値、高確率用大当り値)が用意されている。前者は大当り遊技状態を前述した低確率で発生させるための値であり、後者は高確率で発生させるための値である。例えば、内部乱数カウンタが、「0」乃至「299」の範囲で所定時間毎に値を更新するものである場合、そのうちの「7」を低確率用大当り値とし、「7」,「17」,「27」,「37」,「47」を高確率用大当り値とする。すると、大当り遊技状態が発生する確率は、低確率用大当り値を大当り値として用いた場合には1/300となり、高確率用大当り値を大当り値として用いた場合には1/60となる。そして、前回の制御周期で低確率モードが設定されている場合には、低確率用大当り値が大当り値として選択される。高確率モードが設定されている場合には、高確率用大当り値が大当り値として選択される。
ステップS32の判定条件が満たされていると、ステップS33において、大当り値に対応する大当り図柄を停止図柄としてメモリに記憶する。一方、ステップS32の判定条件が満たされていないと、ステップS34において、外れリーチ乱数カウンタの値が予め定められた外れリーチ値と同一である否かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップS35において、外れリーチ値に対応する図柄(以下「外れリーチ図柄」という)を停止図柄としてメモリに記憶する。なお、ステップS34の判定条件が満たされていないと、ステップS36において、前記ステップS20での外れ図柄を停止図柄としてメモリに記憶する。そして、上記ステップS33,S35,S36で停止図柄を記憶した後、図柄変動開始処理ルーチンを終了する。
前記のようにステップS30の処理(図柄変動開始処理)を実行した後、図20のステップS40において左右両図柄列8,10における図柄を、前記ステップS33,S35,S36のいずれかの処理で記憶した停止図柄に差替える。差替え後の図柄によって左右両図柄列8,10での図柄変動を停止させる。
ステップS50では、中図柄列9での図柄変動を停止させる。続いて、ステップS60において、図柄の組合せが大当りの組合せであるか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと特別電動役物制御ルーチンを終了し、満たされていると、ステップS70において、大当り信号ONを出力端子16B及び16bに出力する。さらに、ステップS80において、大当り図柄が特別図柄(この場合、奇数図柄)であるか否かを判定し、特別図柄である場合は(ステップS80:Yes)、ステップS90において確変大当り信号ONを出力端子16C及び16cに出力する。続いて、ステップS100において、ラウンドカウンタRをリセットする。そして、ステップS110において入賞カウンタPをリセットするとともに、フラグFを「0」に設定する。
続いて、図21のステップS120においてソレノイド15を励磁する。すると、シャッタ14が倒れ、大入賞口6の通路入口が開放される。この開放により、遊技球BのVゾーン11及び通路12,13への入賞が可能となる。ステップS130でラウンドカウンタRを「1」インクリメントする。
次に、ステップS140において、入賞カウンタPの値が所定値Pmax以下であるか否かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップS150において、大入賞口6の閉鎖予定時期がまだか否かを判定する。この判定条件が満たされていると(ステップS150:Yes)、ステップS140へ戻る。その結果、大入賞口6の開放開始後にPmax個よりも多くの遊技球Bが入賞するか、閉鎖予定時期が到来するかしない限りは、大入賞口6が開放され続ける。これに対し、ステップS140,S150の判定条件のいずれか一方が満たされていないと、ステップS160においてソレノイド15を消磁する。すると、シャッタ14が起こされ、大入賞口6の通路入口が閉鎖される。
そして、ステップS170において、ラウンドカウンタRの値が所定値がRmax以下であるか否かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップS180においてフラグFが「1」であるか否かを判定する。ステップS180の判定条件が満たされていると(ステップS180:Yes)、図20のステップS110へ戻る。従って、一旦大当り遊技状態が発生すると、遊技球BがVゾーン11に最大Rmax回入賞するまでは、大入賞口6が開閉のサイクルを繰返す。例えば、所定値Pmaxが「10」に設定され、大入賞口6の開放時間が「約29.5」秒に設定され、所定値Rmaxが「16」に設定されている場合には、大入賞口6の開放後、(1)遊技球Bが大入賞口6へ10個入賞すること、(2)約29.5秒が経過すること、のいずれか一方の条件が満たされた時点で大入賞口6が閉鎖される。この大入賞口6の開放・閉鎖のサイクルが、遊技球BのVゾーン11への入賞を条件に最大で16回繰返されることとなる。ステップS170,S180の判定条件のいずれか一方が満たされていないと、ステップS190で「大当り信号OFF」を出力端子16B及び16bに出力する。さらに、ステップS200において、大当り図柄が特別図柄(この場合、奇数図柄)であるか否かを判定し、特別図柄である場合は(ステップS200:Yes)、ステップS210において確変大当り信号OFFを出力端子16C及び16cに出力する。続いて、ステップS220で確率変動処理を実行し、その後、特別電動役物制御ルーチンを終了する。
図23の確率変動処理ルーチンでは、ステップS221において、大当り図柄が通常図柄(この場合偶数図柄)であるか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと(ステップS221:No)、すなわち、大当り図柄が特別図柄(奇数図柄)であると、ステップS227において確変カウンタCが「0」であるか否か(高確率モード中であるか否か)が判定され、確変カウンタCが「0」である(高確率モード中である)場合は(S227:Yes)、ステップS228において、確変中信号ONを出力端子16A及び16aに出力する。続いて、ステップS229において高確率モードを設定し、確変カウンタCに「2」を設定する。ステップS229の処理を実行した後、確率変動処理ルーチンを終了する。このように、高確率中に特別図柄(奇数図柄)で大当り遊技状態が連続して発生した場合には、高確率モードが継続することとなる。
一方、前記ステップS221の判定条件が満たされていると、すなわち、大当り図柄が通常図柄(偶数図柄)であると、ステップS222において確変カウンタCが「0」でないか否かを判定する。この判定条件が満たされていない(C=0)と確率変動処理ルーチンを終了し、満たされている(C=2,1)とステップS223において確変カウンタCを「1」デクリメントする。ステップS224において確変カウンタCが「0」であるか否かを判定する。この判定条件が満たされていない(C=1)と確率変動処理ルーチンを終了し、満たされている(C=0)とステップS225において、確変中信号OFFを出力端子16A及び16aに出力し、ステップS226において、低確率モードを設定する。このように一旦高確率モードが設定されると、確変カウンタCが「0」となるまで、すなわち、高確率モード設定後、連続して偶数図柄で2回大当り遊技状態が発生するまでは高確率モードが継続する。そして、偶数図柄での大当り遊技状態が2回連続すると、高確率モードが終了し低確率モードに切替えられる。
なお、本実施形態での処理手順は一例であり、適宜変更可能である。例えば、図柄変動処理(ステップS31)を停止図柄の記憶処理(ステップS33,S35,S36)の後に行うようにしてもよい。
上述したように、本実施形態では、遊技球Bが第1種始動口4へ入賞したことが検出されると、各カウンタの値が取得されるとともに図柄列8乃至10が変動表示される。各カウンタの値に基づき停止図柄が記憶され、その停止図柄によって図柄変動が停止される。停止されたときに表示されている図柄の組合せが大当りの組合せであると、遊技者に有利な大当り遊技状態が発生し、遊技球BがVゾーン11に最大Rmax回入賞するまで、大入賞口6の開閉のサイクルが繰返される。
一方、大当り図柄が特別図柄(奇数図柄)であると高確率モードが設定され、次回と、その次の回の2回にわたり大当り遊技状態の発生確率が高められる。すなわち、一旦高確率モードが設定されると、次回以降2回の大当り遊技状態の発生確率が高められるが、その期間中に再び奇数図柄で大当り遊技状態が発生すれば高確率モードが設定される。これに対し、前記期間経過後に通常図柄(偶数図柄)で大当り遊技状態が発生すれば高確率モードが終了する(低確率モードに切替えられる)。このような制御過程において、所定のタイミング(例えば、大当り発生時、確率変動発生時、リーチ発生時等)でキャラクター部が駆動制御されることとなる。なお、駆動制御するタイミングは様々とすることができる。また、第1変位部101と第2変位部140の変位を関連付けて制御するようにしてもよい。例えば、リーチ発生時には第1変位部101のみを変位させ、大当り発生時には第2変位部140のみを変位させ、確率変動発生時には第1変位部101及び第2変位部140を両方変位させるようにすれば、これら第1変位部101及び第2変位部140がより関連性が深くなり、遊技者は双方の変位部の動向を注意深く見ることとなり、装飾性及び興趣の向上を効果的に図ることができる。
<実施形態6>
次に実施形態6について図24ないし図31を参照しつつ説明する。
本実施形態においても、上記実施形態と同様に遊技領域90の内部に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7bが形成される一方、遊技領域の外部には配置孔が形成されず、遊技盤に支持された状態で取り付けられる構成がなされており、本実施形態は、このような構成をなす上記若しくは下記のいずれの実施形態にも付加することができるものである。
まず、図24ないし図27を参照し、本実施形態の一例を説明する。図24は、本実施形態に係る遊技機を模式的に示す正面図であり、図25はその遊技盤構成を説明する説明図、図26は図24のB−B断面付近を概念的に示す概念図、図27は図26についてガラス扉枠3が開いた状態を示す図である。
上記実施形態にて説明したように、パチンコ機1には遊技盤7の前方において遊技球の流路を構成する流路構成透明板として後方ガラス51が設けられており、この後方ガラス51の板面の少なくとも一部が、遊技盤7の盤面と対向して流路を構成する流路構成面とされているが、本実施形態では、図26に示すように装飾部55の一部が流路構成面(即ち板面51B)より前方位置に突出する構成をなしている。なお、ここでは、上記実施形態とほぼ同様の亀のキャラクター部を有する装飾部55を例示しているが、別の構成のキャラクター部を用いて本実施形態の構成をとっても勿論よい。
本実施形態では、図26に示すように、装飾部55において、遊技領域90外に配置される延出部60が、流路構成面(板面51B)よりも前方に突出するように構成されている。図26では、板面51Bを延長した仮想的な延長面を破線51Fで示しており、この延長面51よりも前方に延出部60の先端が位置することとなる。ここでは、流路構成透明板(後方ガラス51)とこの流路構成透明板の前方に配置される前方透明板(前方ガラス52)が異なる板面形状をなしており、流路構成透明板を貫通する形態にて、或いは流路構成透明板の周縁部外側位置において前方に突出する形態にて(図26、後方ガラス51の周縁部外側位置において前方に突出する形態をなす)突出装飾部55dが設けられており、さらにこの突出装飾部55dの前方が、前方透明板たる前方ガラス52によってカバーされた構成をなしている。
前方ガラス52は、遊技領域90に対応した形状をなすと共にこの遊技領域90をカバーする領域(遊技領域対応部52C)と、延出部60に対応した形状をなしこの延出部60をカバーする領域(延出部対応部52D)が設けられており、遊技領域対応部52Cから板面方向外側に向けて延出部対応部52Dが延出した構成をなしている。遊技領域対応部52Cは、図24に示すように、周縁が円形に構成される円形周縁部からなり、一方、延出部対応部52Dは、この円形周縁部から外側に延出するように構成されている。なお、図24では、これら遊技領域対応部52Cと延出部対応部52Dの領域を1点鎖線にて概念的に示している。
図26、図27に示すように、後方ガラス51は、前方ガラス52の形状に対し、周縁の一部が切り欠かれた切欠部51Aが設けられており、この切欠部51Aを介して延出部60が前方に突出している。さらに、前方ガラス52における突出装飾部55dの前方には、この突出装飾部55d(即ち延出部60)をカバーする突出カバー部(延出部対応部52Dが突出カバー部として機能する)が設けられている。なお、ガラス構成(枠83、前方ガラス52、後方ガラス51、ガラス扉枠3の構成)については後述する図34とほぼ同様にできるが、図34では前方ガラス52の一部を突出して構成しているのに対し、図26等では、前方ガラス52を平坦な1枚板により構成しており、この相違点以外は図34と同様の構成とすることができる。
なお、ここでは前方透明板及び流路構成透明板を両方ともガラス部材により構成したが、これに限られない。例えば、前方透明板を樹脂部材により構成し、一方、流路構成透明板をガラス部材によって構成することができる。このようにすれば、流路構成透明板については傷等が生じにくいガラス部材によって構成され、前方透明板については加工し易い樹脂部材によって構成されることとなる。
さらに、図26に示すように、装飾部55において、流路構成透明板(後方ガラス51)の縁部の前方を覆う縁部カバー60C(図25ないし図28も参照)が設けられており、流路構成透明板(後方ガラス51)の縁部の露出を低減又は防止するように構成されている。ここでの縁部カバー60Cは揺動可能に構成されており、自然状態では図26のように位置保持されるようになっている。そして、ガラス扉枠3の開閉に伴って後方ガラス51の周縁部が当たると、先端が後方側(遊技盤側)或いは前方側に倒れるようになっており、力がかからない状態では弾性復帰により、図26のような初期状態に復帰するようになっている。ここでは、突出装飾部55dの前方をカバーする前方透明板(即ち前方ガラス52)は、全体が平坦に構成されている。
図28は、図24とは異なる突出装飾部形状(具体的には図24とは異なる突出装飾部55dの装飾態様)をなす遊技機について例示している。ここでは、突出装飾部55dのみに配置されるキャラクター部(図28では3つの小亀部)が設けられており、このキャラクター部が突出することにより装飾性や面白みを増すようにしている。
また、図29及び図30のように構成してもよい。図29及び図30では、突出装飾部55dに駆動する部分を設けた構成を例示しており、図29は正面図を模式的に示し、図30は図29のC−C断面付近を概念的に示している。なお、駆動する部分(第2変位部140)の駆動構成は実施形態5にて説明した第2変位部140とほぼ同様であるが、本実施形態では、突出装飾部55dにおいて変位する点が実施形態5と異なっている。図29、図30の構成では、遊技領域の外部において、装飾部55の態様が変更可能に構成されており、この態様を変更する外部態様変更手段が、装飾部55内において遊技盤7の盤面前方に配置されている。具体的には、遊技領域の外部において流路構成面より前方に突出する突出装飾部55dの内部において外部態様変更手段が設けられている。さらに、装飾部55は、突出装飾部55dにおいて流路構成面の前方で態様が変化するように構成されている。ここでは、突出装飾部55dの一部において変位可能に構成された変位部(第2変位部140)が設けられる一方、外部態様変更手段は、この変位部140を変位させるための変位機構を有してなり、この変位機構の一部が遊技盤7の盤面前方に配置されている。ここでの変位機構は、ソレノイド部150、後方延出部142、軸部144、フランジ部154及び155、駆動軸152、フランジ部153、コイルばね151を備えた構成をなしている。なお、これらの作用については図19と同様であるので詳細な説明は省略する。ここでは、変位機構として構成される外部態様変更手段を例示したが、LED等の発光手段を有するように外部態様変更手段を構成してもよい。また、外部態様変更手段の要部たるソレノイド部150は、遊技盤7の後方に配置された、外部態様変更手段を制御するための外部態様制御手段(図19と同様の制御装置21)と図示しない電線によって電気的に接続されているが、このような電気的接続を構成するために、遊技領域の外部において遊技盤7に、電線を挿通するための電線挿通孔を設けるようにしてもよい。このように本体部ではなく、付属部品である電線のみを挿通するようにすれば、強度低下を招くことが少ない。或いはこのようにせずに、外部態様変更手段の要部たるソレノイド部150を、遊技盤7の後方に配置された外部態様制御手段(図19と同様の制御装置21)と電気的に接続するために、ソレノイド部150と外部態様制御手段(制御装置(具体的には制御基板))とを接続するための電線を、遊技領域内において遊技盤を前後に挿通(例えば、貫通孔7bを介して挿通)するようにしてもよい。
また、図31のようにしてもよい。上記の例では、後方ガラス51において、周縁の一部が切り欠かれた切欠部51Aが設けられ、この切欠部51Aを介して延出部60が前方に突出する構成を示したが、図31では、後方ガラス51において、突出装飾部55dの前方位置に、この突出装飾部55dをカバーする突出カバー部51Cが流路構成面(板面51B)よりも前方に凸となる凸状に設けられた構成(より具体的には、突出カバー部51Cが曲板状に突出する構成)を示しており、このような構成をなす後方ガラス51の前方に平坦な1枚板からなる前方ガラス52が配置されている。また、本実施形態では、延出部60と遊技盤7とを固定する構成については図示を省略しているが、実施形態1と同様にねじ等の締結部材によって固定してもよく、後述する係合によって固定してもよい。
<実施形態7>
次に実施形態7について図32ないし図39を参照しつつ説明する。
図32は本実施形態に係る遊技機を概念的に例示する斜視図であり、図33はこの正面図、図34はガラス扉枠の裏側構成を例示する説明図である。また、図35では、本実施形態の要部構成(突出装飾部55d付近の構成)を説明する説明図であり、図33のD−D断面付近を概念的に示すものである。また、図36は、図35において扉が開いた状態を示す説明図である。実施形態7では、前方透明板たる前方ガラス52において、突出装飾部55dの前方位置に、この突出装飾部55dをカバーする突出カバー部52Bが凸状に設けられた構成について説明する。なお、この特徴部分の構成以外の構成は上記実施形態と同様に、遊技領域90の内部に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7bが形成される一方、遊技領域の外部には配置孔が形成されず、遊技領域の外部において遊技盤に支持された状態で取り付けられる構成をなしている。なお、ここでは突出装飾部55dが、前方ガラス52の平坦部52Aよりも前方に突出する構成を例示している。
また、図35及び図36では、突出装飾部55dが駆動しない構成について例示したが、図37及び図38に示すように、キャラクター部が駆動する構成として、その駆動する部分の一部又は全部を前方ガラス52における平坦部52Aの前方に突出させるようにしてもよい。図37及び図38では、図31に示すものと同様の第2変位部140が設けられているということを破線にて概念的に例示している。なお、駆動機構等の構成については図31と同様であるので詳細な説明は省略するが、図31と同様ののものを突出装飾部55dの内部に配置することができる。
なお、図37はこの構成において、ガラス扉枠3が閉じた状態を示し、図38は開いた状態を示している。また、図39は、上記形態とは形状の前方ガラス52を例示しており、ここでは、突出装飾部55d付近において、遊技領域側から外部側につれて徐々に前方ガラス52が前側に位置する構成をなしている。このような透明板構成は様々な突出装飾部構成(例えば図24、図28、図29などのような突出装飾部構成)に適用できる。
なお、上記のように前方透明板が突出する構成において、前方透明板を樹脂部材により構成し、一方、流路構成透明板をガラス部材によって構成するようにしてもよい。このようにすれば、流路構成透明板については傷等が生じにくいガラス部材によって構成され、前方透明板については加工し易い樹脂部材によって構成されることとなる。また、ここでの説明では、前方透明板において、遊技領域の外部に対応する部分のみが凸状に形成される構成を例示したが、本実施形態に関し、遊技領域の内部に対応する部分のみを凸状に形成してもよく、遊技領域の内外に跨る部分を凸状に形成してもよい。また、本実施形態では、延出部60と遊技盤7とを固定する構成については図示を省略しているが、実施形態1と同様にねじ等の締結部材によって固定してもよく、後述する係合によって固定してもよい。
<実施形態8>
実施形態8では、図40に示すように、装飾部55における突出装飾部に対応する位置において、流路構成透明板(後方ガラス51)と前方透明板(前方ガラス52)の両方に突出カバー部51C、52Bが凸状に設けられた構成を例示している。なお、ここでの説明では、前方透明板及び流路構成透明板において、遊技領域の外部に対応する部分のみを凸状に形成する構成を例示したが、本実施形態に関し、遊技領域の内部に対応する部分のみにおいて前方透明板及び流路構成透明板の双方を凸状に突出させてもよく、遊技領域の内外に跨る部分において前方透明板及び流路構成透明板の双方を凸状に形成してもよい。
<実施形態9>
上記実施形態6ないし8では、遊技領域90の内部に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7bが形成される一方、遊技領域の外部には配置孔が形成されず、遊技盤7に支持された状態で取り付けられる構成であって、装飾部の一部が流路構成面より突出する構成を例示したが、このような構成のものにおいても、実施形態1と同様に一体的に形成される部品が遊技領域の内外に跨るようにしてもよい。具体的には、例えば、遊技領域内に配置される部分と遊技領域外に配置される部分とを樹脂部品として一体的に形成し、この樹脂部品を遊技領域の内外にそれぞれ取り付けるようにしてもよい。
例えば、装飾部55の一部を流路構成面(板面51B)の前方に突出させる構成をなすものにおいて、上述の実施形態6及び7では、装飾部における遊技領域内に配置される遊技領域配置部59と延出部60とが別部品として構成される例を示したが、これらの実施形態においても、遊技領域の内部に配置される部分と、外部に配置される部分とが一体的に形成されるように装飾部55を構成してもよい。実施形態9では、図41に示すように、装飾部55の一部が流路構成面の前方に突出する構成において、遊技領域の内部に配置される部分と、外部に配置される部分とが一体的に形成される構成を例示している。
ここでは、遊技領域配置部59と延出部60が一体的に成形された樹脂部品として構成されており、延出部60が上記実施形態と同様に遊技盤上に載置された状態で位置決めされており、一方、遊技領域配置部59は、下部が遊技領域内に配置された配置孔7bに嵌まるようにして位置決めされている。装飾部55は、内部配置孔7bの外側において遊技盤7上に配置されたレール22を跨いで配置されており、内部配置孔7bの外側において遊技盤7の盤面を底面とする遊技球の流路54が構成されている。
一方、装飾部55は、その流路54を部分的に覆う構成にて遊技領域90内に配置される遊技領域配置部59と遊技領域外に配置される延出部60とを連結する連結部55Eが設けられている(図41の例では、装飾部55において流路54の前方に設けられる部分が連結部に相当する)。この連結部55Eの構成としては、流路全体を視認不可となるようにカバーしてもよく、流路54を部分的に視認可能とするように、例えば図41に示すような窓部Wを形成するようにしてもよい。なお、図35ないし図40に示すように、遊技領域配置部59と延出部60のうちいずれか一方の部品のみで連結部を構成してもよく、双方の部品で連結部を構成してもよい。なお、図35ないし図40の例では遊技領域配置部59の一部分のみで連結部を構成している。この場合においても、流路内が視認できるように、溝、孔等の窓部を形成することができる。また、本実施形態では、延出部60と遊技盤7とを固定する構成については図示を省略しているが、実施形態1と同様にねじ等の締結部材によって固定してもよく、後述する係合によって固定してもよい。
<実施形態10>
次に実施形態10について図42を参照して説明する。
上記実施形態では、装飾部55における遊技領域の外部に配置される部分が遊技盤7に固定される構成を例示したが、実施形態10では、装飾部55における遊技領域90の外部に配置される部分(延出部60)が、遊技領域90の外部において遊技盤7に取り付けられない構成を示している。図41では、装飾部55において遊技領域配置部59から一部が外側に延びており、この延びる部分が遊技盤7に固定されずに片持ち梁状に構成されている。このような概念は、上記いずれの実施形態の概念にも付加できるものである。
<実施形態11>
次に実施形態11について図43及び図44を参照しつつ説明する。
実施形態1ないし実施形態9では、装飾部55における遊技領域の外部に配置される部分がねじ等の締結部材により固定されていたが、本実施形態では別の方法を用いて固定している。図43、44の例では、装飾部55において、遊技領域90の外部に配置される部分は、遊技盤7に設けられた被係合部と係合するための係合部を有しており、これら係合部及び被係合部が互いに係合し合うことにより固定されるようになっている。
図43の例では、遊技領域90の外部において、装飾部55を位置決めするための、遊技盤7を貫通しない窪み7f(ここでは、窪み7fが被係合部に相当)が形成されており、装飾部55の一部(凸部55e)が窪み7fに嵌まることにより装飾部55の移動が拘束されるようになっている。具体的には、装飾部55の一部に形成された凸部55e(ここでは凸部55eが係合部に相当)が窪み7fに対して圧入されることにより固定されている。図44の例では、遊技盤7の周縁部において、周縁部が切り欠かれてなる切欠部7gが被係合部として形成されており、この切欠部7gと係合部として装飾部55に形成された係合爪55fとが係合することにより固定されている。ここでは、遊技盤後方と前方で段差形状をなしており、後方側に深く切欠かれた部分7hが形成されている。このような段差部分と係合爪が係合するようにして固定されている。なお、このような固定構成は、実施形態10を除くいずれの実施形態にも適用できる。
<実施形態12>
次に、図45を参照して実施形態12について説明する。
本実施形態に係るパチンコ機(遊技機)1においては、図45に示すように、装飾部55において、発射されてきた遊技球の衝突を受ける緩衝部材61が配置されている。ここでは、装飾部55の一部としてレール22に沿って延びる緩衝用延出部55cが配置されており、この緩衝用延出部55cの先端部に、例えばゴム、樹脂部材等からなる緩衝部材61が配置される。緩衝部材61は遊技領域の内部に配置されて遊技球の衝撃を受けることとなるが、本実施形態においても、上記実施形態と同様に、遊技領域90の内部に装飾部55を取り付けるための内部配置孔7bが形成される一方、遊技領域の外部には配置孔が形成されず、遊技盤に支持された状態で取り付けられる構成がなされており、配置孔7bが装飾部55と嵌まり合うことにより、装飾部55における遊技領域内での固定が強化されているため、安定的に遊技球の衝撃を吸収でき、かつ破損や劣化が生じにくい構成となっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、表示画面が遊技盤の盤面とほぼ平行に配置される構成を例示したが、表示画面が遊技盤の盤面に対して傾斜した構成をなすようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、表示装置の周囲に配置される表示装置周囲部品が装飾部として構成されるものを例示したが、これ以外の装飾部を遊技領域の内部から外部へ延出させてもよい。例えば、装飾部は役物を構成する役物構成部品としてもよく、この役物構成部品の一部が延出される形態にて延出部が構成されるようにしてもよい。また、遊技盤に配置される入賞装置において、当該入賞装置を構成する部品の一部分を遊技領域外部へ延出させてもよい。
(3)上記実施形態では、延出部が少なくとも前方ガラスにカバーされる構成を例示したが、延出部の一部が、外部に露出するように構成してもよい。
(4)上記実施形態では、遊技領域の右上部に延出部が設けられた構成を示したが、延出部の位置はこれに限定されない。例えば、左上部や右下部、左下部などであってもよい。或いは、遊技領域の側部や上部、下部などであってもよい。
(5)上記実施形態では、表示画面の中心が、遊技領域のほぼ中心位置よりも延出部寄りにずれた位置となるように構成されるものを例示したが、これ以外であってもよい。
(6)上記実施形態では、いずれも装飾部55の内部に流路が構成されるものを例示したが、内部に流路が構成されないものであってもよい。
(7)上記実施形態では、「装飾部の本体部」が遊技領域外において遊技盤を貫通しない構成を例示したが、上記手段1ないし手段35のいずれにおいても、或いは上記いずれの実施形態においても、遊技領域外において装飾部及び装飾部の付属部品(ねじ等の締結部品等)が一切遊技盤を貫通しないように構成することができる。
本発明の実施形態1に係る遊技機についてのガラス扉枠の裏側構成を示し、遊技盤から装飾部を取り外した状態を説明する説明図 本発明の要部構成を概念的に示し、図3のA−A断面付近を概念的に例示する説明図 本発明の実施形態1に係る遊技機の遊技盤構成を正面より概念的に説明する説明図 本発明の実施形態1に係る遊技機を概念的に例示する正面図 図4の斜視図 図4の遊技機についてガラス扉枠の裏側構成を示すものであり、図1に対し装飾部を取り付けた状態を示す説明図 図4とは異なるガラス構成を例示する説明図 実施形態2に係る遊技機における要部を概念的に示す説明図 実施形態2について図8とは異なる例を示す説明図 実施形態3の要部構成を例示する説明図 実施形態3について図10とは異なる例を示す説明図 実施形態3について図10、図11とは異なる例を示す説明図 実施形態3について図10ないし図12とは異なる例を示す説明図 実施形態4に係る遊技機の一例を概念的に示す斜視図 図14の要部を示す図であり、窓枠、透明板、及び遊技盤について説明する説明図 実施形態5に係る遊技機の一例を正面より概念的に示す概念図 キャラクター部の要部を正面から見た概念図 図17の裏側機構を例示する概念図 第2変位部の駆動機構を概念的に説明する説明図 特別電動役物制御ルーチンの流れの一例を示すフローチャート 図20に続く図 図柄変動開始処理ルーチンの流れの一例を示すフローチャート 確率変動処理ルーチンの流れの一例を示すフローチャート 本発明の実施形態6に係る遊技機を概念的に例示する概念図 図24の遊技盤の構成を概念的に例示する概念図 図24の延出部近傍の構成を概念的に説明する説明図 図26のガラス扉枠を開いた状態を説明する説明図 実施形態6に関し、図24とは異なる例を示す図 実施形態6に関し、図24とは異なる例を示す図 図29の要部構成を説明する説明図 図30の変形例を示す図 実施形態7に係る遊技機を概念的に例示する斜視図 図32の正面図 図32においてガラス扉枠の裏側構成を例示する説明図 図32の要部構成を概念的に例示する説明図 図35において扉が開いた状態を示す説明図 図35の変形例を示す説明図 図37において扉が開いた状態を示す説明図 図35に関し、図37とは異なる変形例を示す説明図 実施形態8の要部構成を概念的に例示する説明図 実施形態9の要部構成を概念的に例示する説明図 実施形態10の要部構成を概念的に例示する説明図 実施形態11の要部構成を概念的に例示する説明図 実施形態11の図43とは異なる構成を例示する説明図 実施形態12に係る遊技機を例示する正面図
符号の説明
1…パチンコ機(遊技機)
5…表示装置
5a…表示画面
7…遊技盤
7b…内部配置孔(配置孔)
7f…窪み(被係合部)
7g…切欠部(被係合部)
21…制御装置(キャラクター部態様制御手段、外部態様制御手段)
22…レール(所定の枠)
51…後方ガラス(流路構成透明板)
51b…後方ガラスの板面(流路構成面)
52…前方ガラス(前方透明板)
54…流路
55…装飾部(表示装置周囲部品、キャラクター部)
55d…突出装飾部
55e…凸部(係合部)
55f…係合爪(係合部)
59…遊技領域配置部(装飾部の本体部)
60…延出部(装飾部の本体部)
60E…仕切り壁
90…遊技領域
105…ソレノイド部(キャラクター部態様変更手段)
150…ソレノイド部(キャラクター部態様変更手段、外部態様変更手段)
L…遊技領域の境界
F…装飾が施される部分

Claims (1)

  1. 所定の枠によって囲まれることにより遊技盤上に遊技領域が構成された遊技機において、
    前記遊技領域内に設けられた、1又は複数の部品からなる所定の装飾部の一部が、前記遊技領域の外部に及んで配置されており、
    前記装飾部の本体部の一部を挿入可能とする取付け用の配置孔が前記遊技領域の内部にのみ形成されており、前記遊技領域の外部においては前記装飾部の本体部が貫通不能に構成されていることを特徴とする遊技機。
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