JP2005104886A - コラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックampホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤、並びに化粧料及び飲食品。 - Google Patents

コラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックampホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤、並びに化粧料及び飲食品。 Download PDF

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【課題】 優れたコラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用及び血小板凝集抑制作用から選択される少なくともいずれかを有する製剤、並びに該製剤を配合した皮膚疾患や肌荒れ改善効果の高い化粧料及び飲食品の提供。
【解決手段】 ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含むことを特徴とする各種製剤。該製剤は、コラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用及び血小板凝集抑制作用のいずれかから選択される作用を有することが好ましい。該製剤を配合した化粧料である。該製剤を配合した飲食品である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、安全性、及び生産性に優れ日常的に摂取可能であり、かつ安価であるコラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤、並びにこれらの製剤を用いた化粧料及び飲食品に関する。
肌年齢の若い皮膚においては、線維芽細胞の増殖は活発であり、線維芽細胞、コラーゲン等の皮膚組織の相互作用により水分保持性、柔軟性、弾力性等が確保され、皮膚は外見的にも張りや艶があり、みずみずしい状態に維持されている。
しかし、紫外線の照射、空気の乾燥、過度の皮膚洗浄等の外的要因や加齢により、線維芽細胞の増殖が遅くなり、皮膚の保湿性や弾力性等が低下する。その結果、皮膚は張りや艶を失い、肌荒れ、シワ等の老化症状を呈するようになる。
そこで、コラーゲンの合成を促進することや、線維芽細胞の増殖を促進することが前記老化症状への効果的な方法であると考えられ、例えば、コラーゲン合成促進作用や線維芽細胞増殖促進作用を有する物質を天然物から抽出することが試みられている(特許文献1、特許文献2、非特許文献1参照)。
また、シミやそばかす等に代表される紫外線による皮膚への色素の沈着は、皮膚内に存在する色素細胞(メラノサイト)の活性化により、メラニン合成が著しく亢進した結果として生ずるものであり、中高年齢層における肌の悩みの一つになっている。一般に、メラニンは、色素細胞の中で生合成される酵素チロシナーゼの働きによって、チロシンからドーパ、ドーパからドーパキノンに変化し、次いで、5,6−ジヒドロキシインドフェノール等の中間体を経て形成されるものとされている。
そこで、この酵素チロシナーゼの作用を阻害することが、シミやそばかす等の防止に有効であると考えられ、チロシナーゼ阻害作用を有する物質を天然物から抽出することが試みられており、例えば、藤茶抽出物(特許文献3参照)、Saussurea属植物の抽出物(特許文献4参照)などが報告されている。
また、近年、健康増進が注目され、特に、中高年齢層においては、動脈硬化症や肥満等の予防につながる健康食品や美容食品等に関心が集められている。動脈硬化症等の発生には、血小板が関与していると考えられている。即ち、血小板は、凝集して活性化することにより、生理的には止血、病理的には血栓形成を生じる他、血小板の凝集は、動脈硬化症の進展、ガン転移、炎症等を引き起こすことが知られている。
そこで、血小板凝集抑制作用を有する物質を天然物から抽出することが試みられており、例えば、藤茶枝葉部抽出物(特許文献5参照)などが提案されている。
また、肥満防止には、脂肪の代謝促進に関与しているサイクリックAMPを分解する酵素、サイクリックAMPホスホジエステラーゼの作用を抑制するのが有効であると考えられている。即ち、サイクリックAMPホスホジエステラーゼの作用を抑えると、細胞内サイクリックAMPの濃度が上昇して脂質代謝が活発になり、肥満が解消されることが知られている。
そこで、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を有する物質を天然物から抽出することが試みられており、例えば、藤茶抽出物(特許文献6参照)、カエデ属植物の抽出物(特許文献7参照)、などが報告されている。
しかしながら、安全性、及び生産性に優れ日常的に摂取可能であり、かつ安価でありながら、高いコラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用、血小板凝集抑制作用のいずれかを有する天然系の各種製剤に対する需要者の要望は極めて強く、未だ十分満足し得るものが提供されていないのが現状である。
特開2002−226323号公報 特開2003−137801号公報 特開2002−370962号公報 特開2002−201122号公報 特開2001−97873号公報 特開2003−12532号公報 特開2003−113068号公報 フレグランスジャーナル 1992年、No.11,p43
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、マンゴージンジャーの抽出物を含み、コラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用、及び血小板凝集抑制作用の少なくともいずれかを有する各種製剤、並びに該製剤を有効成分として含有する化粧料及び飲食品を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題に鑑み鋭意検討を重ねた結果、以下の知見を得た。即ち、マンゴージンジャーの抽出物が、優れたコラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用、及び血小板凝集抑制作用を有し、特に、肌荒れ、シワ等の老化防止、シミ、そばかす等の防止、肥満防止、動脈硬化症等の防止に、それぞれ有用であるという知見である。
本発明は、本発明者らの前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含むコラーゲン合成促進剤である。
<2> ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含む線維芽細胞増殖促進剤である。
<3> ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含むサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤である。
<4> ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含むチロシナーゼ阻害剤である。
<5> ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含む血小板凝集抑制剤である。
<6> 前記<1>から<5>のいずれかに記載のマンゴージンジャーの抽出物を有効成分として含有する化粧料である。
<7> 前記<1>から<5>のいずれかに記載のマンゴージンジャーの抽出物を有効成分として含有する飲食品
本発明によると、従来における問題を解決することができ、安全性、及び生産性に優れ日常的に摂取可能であり、かつ安価でありながら、高いコラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用、及び血小板凝集抑制作用の少なくともいずれかを有する各種製剤、並びに該製剤を用い、皮膚の老化予防、改善等を図ることができる化粧料及び飲食品を提供することができる。
(コラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤)
本発明の各種製剤、即ち、コラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ作用抑制剤、チロシナーゼ阻害剤及び血小板凝集抑制剤は、マンゴージンジャーの抽出物を含み、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記マンゴージンジャー(Mango ginger)は、ショウガ科に属する植物で、学名:Curcuma amada ROXB.といい、インドの野生に分布又は栽培される一年生草本であり、高さ60〜90cm、根茎は太く円筒状、淡桃色で生のマンゴーの香がするものである。
ここで、前記マンゴージンジャーの根茎部は、古くから胆汁症、皮膚病、気管支炎、損傷による炎症に効果があるとされ、インドでは調味料として利用されており、その他の効果としては、解熱作用、健胃作用、駆風作用等が確認されている。しかし、前記マンゴージンジャーの抽出物が、高いコラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用、及び血小板凝集抑制作用を有し、肌荒れ、シワ等の老化、肥満、シミ、そばかすの発生動脈硬化症などを防止し得る製剤として有用であることについては全く知られておらず、これらのことは本発明者らの鋭意研究に基づく新知見である。
前記マンゴージンジャーの抽出物の抽出原料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、全草、葉、塊根、茎、花、種子を用いることができ、これらの中でも、塊根部が特に好適である。
前記マンゴージンジャーの抽出物に含まれていて、コラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用、及び血小板凝集抑制作用を示すものがいかなる物質であるのかは未だ確認されていないが、前記マンゴージンジャーの塊根部を、水、親水性有機溶媒、及びこれらの混合溶媒から選択されるいずれかの溶媒に投入し、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で任意の装置を用いて抽出することにより容易に抽出することができる。
前記抽出原料であるマンゴージンジャーは、採取後、直ちに乾燥し、粉砕したものを用いることが好ましい。ここで、乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を使用して行ってもよい。また、前記マンゴージンジャーは、ヘキサン、ベンゼン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。この場合には、後述するマンゴージンジャーの極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
前記抽出溶媒として使用し得る水としては、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上併用してもよい。
前記水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、滅菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が挙げられる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
前記親水性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール、ヘキサンなどが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上併用して使用してもよい。これらの中でも、メタノール、エタノール、プロパノール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ヘキサン、等が好適である。
なお、水と親水性有機溶媒との混合溶媒を使用する場合には、前記親水性有機溶媒として低級アルコールを用いる場合には、前記水と前記低級脂肪族アルコールとの質量比が70:30〜20:80になるように混合することが好ましい。前記親水性有機溶媒として低級脂肪族ケトンを用いる場合には、前記水と前記低級脂肪族ケトンとの質量比が10:1〜10:40になるように混合することが好ましい。前記親水性有機溶媒として多価アルコールを用いる場合には、前記水と前記多価アルコールの質量比が10:1〜10:90が好ましい。
前記マンゴージンジャーの抽出処理としては、前記マンゴージンジャーに含まれる可溶性成分を前記抽出溶媒に溶出させることが可能であれば、特に限定されるものではなく、常法に従って行うことができる。また、抽出処理の際には、特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温乃至還流加熱下において任意の装置を使用することができる。
具体的には、前記マンゴージンジャーの抽出方法としては、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に、前記抽出原料を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら、可溶性成分を溶出した後、濾過し、抽出残渣を除くことによって、抽出液を得ることができる。この際、抽出条件は、前記抽出原料等に応じて適宜調整し得るが、前記抽出溶媒量は、前記抽出原料としてのマンゴージンジャーに対して通常5〜15倍量(質量比)であり、抽出時間は通常1〜3時間であり、抽出温度は通常、常温〜95℃であることが好ましい。
なお、得られた前記抽出液は、前記抽出液の希釈液若しくは濃縮液、前記抽出液の乾燥物又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。
また、得られた前記抽出液は、そのままでもコラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤のいずれかとして使用することができるが、前記濃縮液又はその乾燥物としたものの方が、利用しやすい点で好ましい。乾燥物を得るに当たって、吸湿性を改善するためにデキストリン、シクロデキストリン等のキャリアーを加えても良い。
上述のようにして得られるマンゴージンジャーの抽出液又は抽出物は、特有の匂いと味を有しているため、必要に応じて、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とした精製を行うことも可能であるが、前記抽出液又は抽出物を化粧料又は飲食品に用いる場合には、大量に使用するものでないことから、未精製のまま使用しても実用上差し支えない。なお、前記精製としては、本発明の目的及び作用効果を妨げない限り特に制限はなく、例えば、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂、液−液向流分配などの方法を採用することができる。
このようにして得られるマンゴージンジャーの抽出物は、各種製剤、例えばコラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤として配合するのに好適である。
また、本発明の各種製剤は、高いコラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用、血小板凝集抑制作用を有すると共に、高い安全性を有し、以下の本発明の化粧料又は飲食品に好適に使用することができる。
(化粧料)
本発明の化粧料は、本発明のコラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤のいずれかを配合してなり、更に必要に応じてその他の成分を配合してなる。
前記化粧料としては、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、リップ、入浴剤、ヘアートニック、ヘアーローション、石鹸、ボディシャンプー等が挙げられ、特に、皮膚に対して使用するものが好ましい。本発明の各種製剤を前記化粧料に配合して、皮膚、頭皮等に吸収させることにより、各種作用、即ち、コラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用及び血小板凝集抑制作用を高めるのに役立たせることができる。
前記化粧料に対する本発明のコラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤及び血小板凝集抑制剤の配合量は、化粧料の種類や抽出物の生理活性等に適宜調製することができるが、好適配合率としては、標準的なマンゴージンジャーの抽出物に換算して約0.0001〜10質量%である。
前記化粧料は、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、その化粧料の製造に通常使用される各種主剤及び助剤、その他成分を使用することができる。
前記その他の成分としては、コラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用及び血小板凝集抑制作用の妨げとならない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択した成分が挙げられ、例えば、美白剤、収斂剤、殺菌・抗菌剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素除去剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料、などが挙げられる。これらの成分は、前記マンゴージンジャーの抽出物と共に併用した場合、相乗的に作用して、通常期待される以上の優れた使用効果をもたらすことがある。
前記美白剤としては、例えば、アスコルビン酸又はその誘導体、イオウ、胎盤加水分解物、エラグ酸又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、グルコサミン又はその誘導体、アルブチン又はその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸又はその誘導体、グルタチオン、アルニカエキス、オウゴンエキス、ソウハクヒエキス、サイコエキス、ボウフウエキス、マンネンタケ菌糸体培養物又はその抽出物、シナノキエキス、モモ葉エキス、エイジツエキス、クジンエキス、ジユエキス、トウキエキス、ヨクイニンエキス、カキ葉エキス、ダイオウエキス、ボタンピエキス、ハマメリスエキス、マロニエエキス、オトギリソウエキス、油溶性カンゾウエキス(例えば、カンゾウ疎水性フラボン、グラブリジン、グラブレン、リコカルコンA等)、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、美白効果を向上させる観点から、アスコルビン酸又はその誘導体、プラセンタエキス、カミツレエキス、アルブチン、エラグ酸、ルシノール及びコウジ酸から選ばれる少なくとも1種以上を用いることが好ましい。
前記収斂剤としては、例えば、クエン酸又はその塩類、酒石酸又はその塩類、乳酸又はその塩類、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ジユエキス、エイジツエキス、ハマメリスエキス、ゲンノショウコエキス、チャカテキン類、オドリコソウエキス、オトギリソウエキス、ダイオウエキス、ヤグルマソウエキス、キズタエキス、キューカンバーエキス、マロニエエキス、サルビアエキス、メリッサエキス、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記殺菌・抗菌剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ジステアリルメチルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、感光素101号、感光素201号、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ハロカルバン、レゾルシン、パラクロロフェノール、フェノキシエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、メントール、キトサン、キトサン分解物、ジユエキス、クジンエキス、エンメイソウエキス、ビワエキス、ユッカエキス、アロエエキス、ケイヒエキス、ガジュツエキス、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記紫外線吸収剤としては、例えば、β−イソプロピルフラノン誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、シノキサート、ジイソプロピルケイヒ酸メチル、メトキシケイヒ酸オクチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチル安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、酸化チタン、β−カロチン、γ−オリザノール、コメヌカエキス、アロエエキス、カバノキエキス、シラカンバエキス、カミツレエキス、ヘンナエキス、チョウチグルミエキス、イチョウ葉エキス、カミツレエキス、セイヨウサンザシエキス、油溶性カンゾウエキス、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記保湿剤としては、例えば、セリン、グリシン、スレオニン、アラニン、コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒドロネクチン、フィブロネクチン、ケラチン、エラスチン、ローヤルゼリー、コンドロイチン硫酸ヘパリン、グリセロリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴリン脂質、スフィンゴ糖脂質、リノール酸又はそのエステル類、エイコサペンタエン酸又はそのエステル類、ペクチン、ビフィズス菌発酵物、乳酸発酵物、酵母抽出物、レイシ菌糸体培養物又はその抽出物、小麦胚芽油、アボガド油、米胚芽油、ホホバ油、ダイズリン脂質、γ-オリザノール、ビロウドアオイエキス、ヨクイニンエキス、ジオウエキス、タイソウエキス、カイソウエキス、キダチアロエエキス、ゴボウエキス、マンネンロウエキス、アルニカエキス、小麦フスマ、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記細胞賦活剤としては、例えば、リボフラビン又はその誘導体、ピリドキシン又はその誘導体、ニコチン酸又はその誘導体、パントテン酸又はその誘導体、α−トコフェロール又はその誘導体、アルニカエキス、ニンジンエキス、ナタネニンジンエキス、ヘチマエキス(サポニン)、シコンエキス、オウバクエキス、ボタンピエキス、シャクヤクエキス、ムクロジエキス、ベニバナエキス、アシタバエキス、ビワ葉エキス、ヒキオコシエキス、ユキノシタエキス、黄杞エキス、サルビアエキス、ニンニクエキス、マンネンロウエキス、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記消炎・抗アレルギー剤としては、例えば、アズレン、アラントイン、アミノカプロン酸、インドメタシン、塩化リゾチーム、イプシロンアミノカプロン酸、オキシベンゾン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、感光素301号、感光素401号、塩酸ジフェンヒドラミン、トラネキサム酸又はその誘導体、アデノシンリン酸、エストラジオール、エスロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン、プロゲステロン、コルチコステロン、アルニカエキス、インチンコウエキス、サンシシエキス、ジュウヤクエキス、カンゾウエキス、トウキエキス、ヨモギエキス、ワレモコウエキス、リンドウエキス、サイコエキス、センキュウエキス、セイヨウノコギリソウエキス、オウレンエキス、シソエキス、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記抗酸化・活性酸素消去剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没子食酸プロピル、バイカリン、バイカレイン、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、ローズマリーエキス、メリッサエキス、オウゴンエキス、エイジツエキス、ビワ葉エキス、ホップエキス、ハマメリスエキス、シャクヤクエキス、セージエキス、キナエキス、カミツレエキス、ユーカリエキス、シソエキス、イチョウ葉エキス、タイムエキス、カルダモンエキス、キャラウェイエキス、ナツメグエキス、メースエキス、ローレルエキス、クローブエキス、ターメリックエキス、ヤナギタデエキス、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記油脂類としては、例えば、大豆油、アマニ油、ゴマ油、ヌカ油、綿実油、ナタネ油、サフラワー油、トウモロコシ油、オリーブ油、ツバキ油、アーモンド油、ヒマシ油、落花生油、カカオ油、パーム核油、牛脂、ミンク油、ホホバ油、月見草油、馬油、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ロウ類としては、例えば、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、蜜ロウ、サラシ蜜ロウ、鯨ロウ、セラックス、ラノリン類、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記炭化水素類としては、例えば、流動パラフィン、ワセリン、マイクロスリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、ポリエチレン末、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記脂肪酸類としては、例えば、ステアリン酸、リノール酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ヘベニン酸、ラノリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、イソステアリン酸、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アルコール類としては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、2−オクチルドデカノール、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール又はその重合体、ブドウ糖、白糖、コレステロール、フィトステロール、セトステアリルアルコール、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記エステル類としては、例えば、オレイン酸デシル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジオレイン酸プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸グリセリン、トリミリスチン酸グリセリン、乳酸セチル、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記界面活性剤としては、例えば、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などを使用することができるが、これらの中でも皮膚疾患の発生のない、又は軽微な化粧品原料基準に収載された界面活性剤が好ましく、例えば、大豆レシチン、卵黄レシチン、サポニン、オリゴ配糖体、リン脂質系バイオサーファクタント、アシルペプチド系バイオサーファクタント、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリリン酸ナトリウム、モノオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記香料としては、例えば、メントール、カルボン、オイゲノール、アネトール、ハッカ油、スペアミント油、ペパーミント油、ユーカリ油、アニス油、などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の化粧料は、優れたコラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、チロシナーゼ阻害作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用及び血小板凝集抑制作用を有し、特に皮膚に使用した場合に高い安全性を示し、肌荒れ、シワ等の老化、シミ、そばかす等の皮膚への色素沈着、肥満、動脈硬化症等の防止など、に有効なものである。
(飲食品)
本発明の飲食品は、本発明のコラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤の少なくともいずれかを配合してなり、更に必要に応じてその他の成分を配合してなる。
前記飲食品とは、人の健康に危害を加える恐れが少なく、通常の社会生活において、経口又は消化管投与により摂取されるものをいい、行政区分上の食品、医薬品、医薬部外品、などの区分に制限されるものではなく、例えば、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品、美容食品、医薬部外品、医薬品などを幅広く含むものを意味する。
また、本発明の飲食品は飲料、ハードカプセル、ソフトカプセル、顆粒などの形状に形態に加工することにより簡便に飲食でき、広範囲に利用することが可能である。
前記飲食品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料(これら飲料の濃縮液及び調整用粉末を含む。);アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、パン等の菓子類;カニ、サケ、アサリ、マグロ、イワシ、エビ、カツオ、サバ、クジラ、カキ、サンマ、イカ、アカガイ、ホタテ、アワビ、ウニ、イクラ、トコブシ等の水産物;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;カレー、シチュー、親子丼、お粥、雑炊、中華丼、かつ丼、天丼、うな丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、牛丼、ミートソース、玉子スープ、オムライス、餃子、シューマイ、ハンバーグ、ミートボール等のレトルトパウチ食品;サラダ、漬物等の惣菜;種々の形態の健康・美容・栄養補助食品;錠剤、顆粒剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチ等の医薬品、医薬部外品などが挙げられる。なお、前記飲食品は上記例示に限定されるものではない。
本発明のコラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤の前記飲食品に対する添加量としては、添加する飲食品に応じて異なり一概には規定できないが、錠剤やカプセル剤等の場合は1〜90質量%が好ましく、その他の飲食品では0.001〜50質量%が好ましい。また、添加対象飲食品の一般的摂取量を考慮して、成人一日当たりマンゴージンジャー抽出物の摂取量が約1〜1,000mg程度になるように調製することが好ましい。
前記その他の成分としては、前記飲食品を製造するに当り通常用いられる補助的原料又は添加物、などが挙げられる。
前記原料又は添加物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カカルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤、などが挙げられる。
本発明の飲食品は、日常的に経口摂取することが可能であり、有効成分であるマンゴージンジャーの抽出物の働きによって、コラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、チロシナーゼ阻害作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、及び血小板凝集抑制作用の少なくともいずれかを極めて効果的に達成することができる。
なお、本発明の、コラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤及び血小板凝集抑制剤、並びに化粧料及び飲食品は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこの実施例に何ら限定されるものではない。
(製造例1)
−マンゴージンジャー50質量%エタノール抽出物の製造−
マンゴージンジャー(インド産)の根茎部及び塊根部の乾燥粉末5kgを50質量%エタノール35リットルに加え、還流抽出器で95℃にて1時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣についてさらに同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下で濃縮し、ペースト状のマンゴージンジャー抽出物を得た。抽出物の収率は表1に示すとおりであった。
(製造例2)
−マンゴージンジャーエタノール抽出物の製造−
マンゴージンジャー(インド産)の根茎部及び塊根部の乾燥粉末5kgをエタノール35リットルに加え、還流抽出器で95℃にて1時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣についてさらに同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下で濃縮し、ペースト状のマンゴージンジャー抽出物を得た。抽出物の収率は表1に示すとおりであった。
(製造例3)
−マンゴージンジャーヘキサン抽出物の製造−
マンゴージンジャー(インド産)の根茎部及び塊根部の乾燥粉末5kgをヘキサン35リットルに加え、還流抽出器で60℃にて1時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣についてさらに同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下で濃縮し、ペースト状のマンゴージンジャー抽出物を得た。抽出物の収率は表1に示すとおりであった。
Figure 2005104886
(実施例1)
−コラーゲン合成促進作用試験−
製造例1から3で得られたマンゴージンジャー抽出物について、以下のようにしてコラーゲン合成促進作用を試験した。
Websterらの方法(Anal.Biochem.,Vol.96,220,1979)に準拠して試験を行った。
ヒトの線維芽細胞を24穴プレートに播種し、37℃、5%CO−95%airの下にて、製造例1〜3で得られた各試料(試料濃度:25ppm及び100ppm)を溶解した添加培地で数日間培養した後、β−アミノプロピオニトリルと、[H]−プロリンとを添加し、24時間培養した。該培養液全体にペプシン/酢酸溶液を加えて4℃以下で16時間消化し、この消化液にキャリアーを加えて0.7mol/L食塩水溶液で沈殿させ、更に中性条件下で再溶解させて、4.2mol/L食塩水溶液で再沈殿させた。
得られた沈殿物を20質量%エタノールで洗浄した後、その沈殿物の放射活性を測定した。そして、試料無添加時の放射活性を100%として、コラーゲン合成促進率(%)を算出した。結果を表2に示す。
Figure 2005104886
表2の結果から、マンゴージンジャーの抽出物が優れたコラーゲン合成促進作用を有することが確認できた。
(実施例2)
−線維芽細胞増殖作用試験−
製造例1から3で得られたマンゴージンジャー抽出物について、以下のようにして線維芽細胞増殖作用を試験した。
線維芽細胞増殖作用は、MTT法(J.Immunol.Method,93,157,1986)に準拠して行った。
25cmの培養フラスコに入れた10v/v%FBS含有培地(α−MEM培地:GIBCO BLR社製,pH7.2)にヒト正常新生児皮膚繊維芽細胞(NBIRGB)1×10個を播種し、37℃、5%CO−95%airの下で、4日間培養した。次いで、トリプシン処理をし、遠心分離して細胞を集めた。
沈殿として得られた細胞を5v/v%FBS含有培地(α−MEM培地:GIBCO BLR社製、pH7.2)に懸濁し、96穴プレートの1穴につき7×10個ずつ分注した。24時間培養後、製造例1〜3で得られた各試料(試料濃度:200ppm,100ppm)を溶解した5v/v%FBS含有培地を1穴につき100μLずつ加え、37℃、5%CO−95%airの下で、3日間培養した。培養後、培地を1穴につき100μLずつ除去し、MTT試薬(3−(4,5−dimethy−2−thiazolyl)−2,5−diphenyl−2Htetrazolium bromide,5mg/mL PBS(−)溶液)20μLを添加し、4.5時間インキュベーションした(増殖した細胞中のミトコンドリア由来の活性酸素がMTT試薬と反応し、黄色であった試薬の色が570nmに吸収のピークを有する青黄色に変わる。)。その後、各穴に10質量%ドデシル硫酸ナトリウム−0.02mol/L硫酸溶液を100μLずつ分注し、18時間インキュベーションした。インキュベーション終了後、マイクロプレートリーダーを用いて570nmの吸光度を測定した。また、別途、製造例1〜3の試料だけでもブランクをとり、同様の操作を行い、吸光度の測定を行った。
また、各吸光度測定値は、同時に測定した650nmの吸光度を差し引いて、増殖した細胞による濁度の影響を補正した。そして、補正後の各吸光度により、下記の計算式に基づいて線維芽細胞増殖促進率(%)を求めた。結果を表3に示す。
<数式1>
線維芽細胞増殖促進率(%)=〔(A−C)−(B−D)〕/(B−D)×100
但し、前記数式中、Aは、試料添加時の吸光度を意味する。Bは、試料無添加時の吸光度を意味する。Cは、試料添加,細胞無添加時の吸光度を意味する。Dは、試料無添加,細胞無添加時の吸光度を意味する。
Figure 2005104886
表3の結果から、マンゴージンジャーの抽出物が優れた線維芽細胞増殖促進作用を有することが確認できた。
(実施例3)
−サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用試験−
製造例1〜3で得られたマンゴージンジャー抽出物について、以下のようにしてサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を試験した。
5mLの塩化マグネシウムを含有するトリス塩酸緩衝液(pH7.5)0.2mLに胎児血清アルブミン溶液0.1mL及びサイクリックAMPホスホジエステラーゼ溶液0.1mLを加え、更に製造例1〜3で得られた各試料溶液0.05mLを加え、37℃で5分間インキュベーションした。
次いで、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ溶液0.05mLを加え、37℃で60分間インキュベーションした。沸騰浴中で3分間煮沸して反応を停止させ、4℃、3500rpmで遠心分離し、上清中の反応基質である5’−AMPを高速液体クロマトグラフィーにより定量した。
また、試料溶液を添加せずに同様の酵素反応と反応基質の分析を行い、試料無添加時の反応基質量に対する試料添加時の反応基質量の比率より、試料のサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害率(%)を求めた。
そして、試料溶液の試料濃度を段階的に減少させて上記の測定を繰り返し、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ活性の抑制率が50%になる濃度IC50(ppm)を内挿法により求めた(このIC50値が小さいほどサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用が強い)。結果を表4に示す。
Figure 2005104886
表4の結果から、マンゴージンジャー抽出物が高いサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を有することが確認できた。
(実施例5)
−チロシナーゼ阻害作用試験−
製造例1〜3で得られたマンゴージンジャー抽出物について、以下のようにしてチロシナーゼ阻害作用を試験した。
試験管にマックルパイン緩衝液(pH6.8)1mL、チロシン溶液(0.3mg/mL)0.3mL、製造例1〜3で得られた各試料溶液5mgを50v/v%DMSO溶液5mLに溶解して得た試料溶液0.9mLを加え、37℃で10分間プレインキュベーションした。
その後、チロシナーゼ溶液(シグマ製、50,000unit、マッシュルーム由来、1mg/mL)0.1mLを加え、37℃で15分間インキュベーションを行った。
反応終了後、波長475nmにおける吸光度を測定した。また、同様の操作及び吸光度測定を、酵素を添加せずにマックルパイン緩衝液(pH6.8)を用いて行った。更に、試料溶液を添加せずに試料を溶かす溶媒に同様の測定を行い、下記の計算式によりチロシナーゼ活性阻害率(%)を求めた。
<数式2>
チロシナーゼ活性阻害率(%)=〔1−(A−B)/(C−D)〕×100
但し、前記数式中、Aは、酵素溶液添加,試料溶液添加時の吸光度を意味する。Bは、酵素溶液無添加,試料溶液添加時の吸光度を意味する。Cは、酵素溶液添加,試料溶液無添加時の吸光度を意味する。Dは、酵素溶液無添加,試料溶液無添加時の吸光度を意味する。
そして、試料溶液の濃度を段階的に減少させて前記チロシナーゼ活性阻害率を測定し、阻害率が50%になる試料濃度IC50を内挿法により求めた(このIC50値が小さいほどチロシナーゼ阻害作用が強い)。結果を表5に示す。
Figure 2005104886
表5の結果から、マンゴージンジャー抽出物が高いチロシナーゼ活性阻害作用を有することが確認できた。
(実施例6)
−血小板凝集抑制作用試験−
製造例1〜3で得られたマンゴージンジャー抽出物について、以下のようにして血小板凝集抑制作用を試験した。
日本種白色家兎の血液に77mM EDTAを血液量の1/10容量添加し、1000rpmで10分間遠心分離して沈殿物を除いた。上清を2100rpmで10分間遠心分離し、沈殿した血小板を採取した。得られた血小板を血小板洗浄液に浮遊させ、2100rpmで10分間遠心分離した。沈殿した血小板を採取し、血小板数が30万個/μLになるように血小板浮遊液に浮遊させた。
次に、調製した洗浄血小板浮遊液223μLに塩化カルシウム溶液1μLを加え、37℃にて1分間保持した。そこに製造例1〜3の各試料溶液1μLを加えて、更に2分間同温度に保持した後、1分間撹拌した。
次いで、凝集惹起剤として10ppmコラーゲン溶液25μLを添加し、37℃にて10分間インキュベーションした後、血小板凝集測定装置 PAM12CL(メバニクス株式会社製)を用いて血小板凝集率Aを測定した。別に、試料溶液の代わりに試料溶液の溶媒を添加しない以外は、上記と同様に操作して血小板凝集率Bを測定し、これらの結果から、次式により血小板凝集抑制率(%)を求めた。
<数式3>
血小板凝集抑制率(%)=〔(B−A)/B〕×100
ただし、前記数式中、Aは、凝集惹起剤添加、試料溶液添加時の血小板凝集率を意味する。Bは、凝集惹起剤添加、試料溶液無添加時の血小板凝集率を意味する。
そして、試料溶液の濃度を段階的に減少させて上記血小板凝集抑制率を測定し、抑制率が50%になる濃度IC50を内挿法により求めた(このIC50値が小さいほど血小板凝集抑制作用が強い)。結果を表6に示す。
Figure 2005104886
表6の結果から、マンゴージンジャー抽出物が優れた血小板凝集抑制作用を有することが確認できた。
次に、製造例1〜3で得られたマンゴージンジャー抽出物を用いて、以下の化粧料及び飲食品を製造したところ、いずれの場合においても、良好な製剤を得ることができた。
(実施例7)
−錠剤(健康食品)−
下記の原料を均一に混合し、常法により顆粒状にした後、打錠し、錠剤を製造した。
マンゴージンジャーヘキサン抽出物(製造例3) 32g
糖類 50g
結晶セルロース 10g
ショ糖脂肪酸エステル 8g
計 100g
(実施例8)
−清涼飲料−
下記組成の清涼飲料を常法により製造した。なお、マンゴージンジャー抽出物(製造例2)のサイクロデキストリン包接物は、サイクロデキストリン水飴セルデックスSL−20(日本食品加工製)0.998gにマンゴージンジャー抽出物(製造例2)0.002gを加え、混合して製造したものである。
マンゴージンジャーエタノール抽出物(製造例2)の
サイクロデキストリン包接物 3g
液糖 10g
水 87g
計 100g
(実施例9)
−カプセル剤−
下記の原料を混合し、打ち抜き法によりソフトカプセル状の健康食品を製造した。
マンゴージンジャー50質量%エタノール抽出物(製造例1) 90g
ウコンオレンジオレジンターメリック 25g
植物油 113g
グリセリン脂肪酸エステル 12g
ミツロウ 60g
計 300g
(実施例10)
−乳液−
下記組成の乳液を常法により製造した。
ホホバオイル 4.0g
プラセンタエキス 0.1g
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.1g
プルーン抽出物 1.0g
トウニン抽出物 1.0g
キョウニン抽出物 1.0g
タイオウ抽出物 0.5g
クジン抽出物 0.5g
オリーブオイル 2.0g
スクワラン 2.0g
セタノール 2.0g
モノステアリン酸グリセリル 2.0g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 2.0g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
ヒノキチオール 0.15g
香料 0.15g
マンゴージンジャーヘキサン抽出物(製造例3) 1.0g
精製水 残部
計 100g
(実施例11)
−クリーム−
下記組成のクリームを常法により製造した。
流動パラフィン 5.0g
サラシミツロウ 4.0g
セタノール 3.0g
スクワラン 10.0g
ラノリン 2.0g
アルブチン 0.1g
ルシノール 0.1g
黄杞エキス 0.1g
イチョウ葉エキス 0.1g
コンキオリン 0.1g
オウバクエキス 0.1g
ステアリン酸 1.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3.0g
1,3−ブチレングリコール 6.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.05g
香料 0.1g
マンゴージンジャー50質量%エタノール抽出物(製造例1) 0.5g
精製水 残部
計 100g
(実施例12)
−パック−
下記組成のパックを常法により製造した。
ポリビニルアルコール 15g
ポリエチレングリコール 3g
プロピレングリコール 7g
エタノール 10g
カミツレ抽出物 10g
エラグ酸 0.1g
油溶性甘草エキス 0.1g
海藻エキス 0.1g
酵母抽出液 0.1g
シソ抽出液 0.1g
チユ抽出液 0.1g
シナノキ抽出液 0.1g
パラオキシ安息香酸エチル 0.05g
香料 0.05g
セイロンベンケイエタノール抽出物 0.1g
マンゴージンジャー50質量%エタノール抽出物(製造例1) 0.05g
精製水 残部
計 100g
実施例7〜12の化粧料及び飲食品は、マンゴージンジャー抽出物を含有しており、いずれも優れたコラーゲン合成促進作用、線維芽細胞増殖促進作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、チロシナーゼ阻害作用、及び血小板凝集抑制作用から選択される少なくともいずれかを有していることが確認できている。
本発明の各種製剤、即ち、コラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、血小板凝集抑制剤によれば、マンゴージンジャーの抽出物が有する高いコラーゲン合成促進作用及び線維芽細胞増殖促進作用は肌荒れ、シワ等の老化を、チロシナーゼ阻害作用はシミ、そばかす等を、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用は肥満を、血小板凝集抑制作用は動脈硬化症等を、それぞれ効果的に予防・改善することができる。また、本発明の化粧料は、皮膚に適用した場合の使用感と安全性に優れているので皮膚疾患や肌荒れ防止効果を有する皮膚化粧料として好適に用いられる。また、本発明の飲食品は、日常的な経口投与によって皮膚疾患や肌荒れ等を防止する美容飲食品に好適に使用される。

Claims (7)

  1. ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含むコラーゲン合成促進剤。
  2. ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含む線維芽細胞増殖促進剤。
  3. ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含むサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤。
  4. ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含むチロシナーゼ阻害剤。
  5. ショウガ科マンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)の抽出物を含む血小板凝集抑制剤。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のマンゴージンジャーの抽出物を有効成分として含有する化粧料。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載のマンゴージンジャーの抽出物を有効成分として含有する飲食品。
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