JP7075694B1 - アイリシンの生理作用増強剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、アイリシンのもつ健康維持作用を更に高めることが可能となる優れたアイリシンの生理作用増強剤を提供することである。【解決手段】マンゴージンジャーは、優れたアイリシンの生理作用増強効果、アイリシンの産生促進効果を示すことから、その作用を有する食品、医薬部外品、医薬品として利用できる。さらに、マンゴージンジャーとアセロラの組み合わせは、極めて優れたアイリシンの生理作用増強効果、アイリシンの産生促進効果を示すことから、その作用を有する食品、医薬部外品、医薬品として利用できる。【選択図】なし

Description

本発明は、マンゴージンジャーを含有することを特徴とするアイリシンの生理作用増強剤に関する。より詳しくは、アイリシンの生理作用を増強すること、及びアイリシンの産生を促進することにより、アイリシンのもつ健康維持作用を更に高めることが可能となるアイリシンの生理作用増強剤に関する。
運動は、エネルギー消費量を増加させることで脂肪を減少し、肥満等、脂肪の過剰蓄積を原因とする症状の改善に効果的である。さらに、大規模な疫学調査において、運動が全身性に多様な健康効果を有することが示されており、今日では、運動が肥満のみならず、各種代謝疾患、循環器疾患等の予防に寄与することはよく知られている(非特許文献1)。
運動の様々な健康効果がどのようなメカニズムでもたらされるかはまだ明らかになっていない部分も多いが、運動の中心的役割を担う骨格筋が、健康効果と深く関わることが示唆されている。そして近年、運動による生理機能の変化や運動の健康増進作用のメカニズムとして、骨格筋より分泌される生理活性タンパク質であるマイオカインの存在が注目されている。これまでに複数のマイオカインが報告されており、その一つ、アイリシンは、運動による全身性の代謝改善を説明するマイオカインとして特に注目されている(非特許文献2及び3)。アイリシンは、主に骨格筋において産生される膜タンパク質であるFibronectin Type III Domain Containing 5(FNDC5)が、筋肉細胞の細胞膜から切断されることによって血中に放出されるペプチドであり、血液循環によって全身に輸送される。アイリシンの生理作用に関する研究は、様々な研究機関において精力的に進められており、以下に示すように、健康維持における多様な有用性がわかってきている。
脂肪組織は白色脂肪組織と褐色脂肪組織に大別される。白色脂肪組織は、細胞内に単一の大きな脂肪滴(トリグリセリド)を有する白色脂肪細胞で構成され、余剰なエネルギーをトリグリセリドの形で蓄積する。一方、褐色脂肪組織は、比較的小さな複数の脂肪滴と多数のミトコンドリアを有する褐色脂肪細胞で構成され、ミトコンドリア内膜に存在するuncoupling protein-1(UCP1)の働きにより脂肪を熱として消費する。アイリシンは、白色脂肪細胞に作用してUCP1発現を増加させ、脂肪の褐色化を促すことで、白色脂肪細胞のエネルギー代謝を促進することが知られている。この特性により、アイリシンは、肥満や糖尿病の予防及び治療の選択肢になると期待されている(非特許文献3)。
アイリシンは主に骨格筋から分泌されるタンパク質であるが、白色脂肪組織など骨格筋周辺の組織に作用するだけでなく、骨格筋の筋肉細胞自身にもオートクライン的に作用する。これまでに、筋肉増強因子であるinsulin-like growth factor-1(IGF1)の発現増加、筋芽細胞の分化に必要となる因子であるmyogeninの発現増加、筋萎縮因子であるmyostatin、atrogin1、Murf1の発現低下、ミトコンドリア生合成因子であるNF-E2-related factor 1(Nrf1)の発現増加などが報告されており、アイリシンが筋肉細胞のエネルギー代謝の促進に寄与することが知られている(非特許文献4及び5)。筋肉細胞のエネルギー代謝促進は、高齢者におけるロコモティブシンドロームやフレイルの予防に有効である。
骨は、骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収により常に入れ替わっており、骨形成と骨吸収のバランスが保たれることで一定に維持される。このバランスが崩れ、骨吸収が優位の状態になると骨量の減少を招くことが知られており、閉経後の女性に骨粗鬆症が増えるのは、骨形成に必要な女性ホルモンの急激な低下によるものと考えられている。反対に、運動習慣は、骨形成を促進する刺激になると考えられている。運動により分泌されるアイリシンは、骨芽細胞に対する細胞増殖促進作用を有しており、この作用は骨形成促進のメカニズムの一つと考えられている(非特許文献6)。骨形成促進は骨量の増加に繋がるため、骨粗鬆症の予防や、寝たきり高齢者の減少に寄与すると考えられる。
上述した以外にも、アイリシンは、脳における神経新生作用、免疫細胞の活性化作用、抗酸化作用、癌細胞に対するアポトーシス誘導作用などが報告されており、脳機能、免疫機能など、健康維持に関わる様々な機能において重要な役割を果たしている(非特許文献3及び7)。つまり、アイリシンの生理作用を増強すること、及びアイリシンの産生を促進することは、アイリシンにより発揮される幅広い有効性を更に高めることに繋がり、健康維持において極めて有益と考えられる。
アイリシンはタンパク質性の生理活性物質であり、細胞表面の受容体を介して様々な生理機能を発揮する。アイリシンの受容体は長らく不明であったが、2018年に同定され、インテグリンαVとインテグリンβ5の二量体であることが判明した。この知見により、アイリシンは、アイリシン受容体を介して脂肪組織や骨組織等に作用することが明らかとなった(非特許文献8)。つまり、アイリシン受容体の発現を高めることは、アイリシンの生理作用を増強し、アイリシンのもつ健康維持作用を効果的に引き出すことにつながると考えられる。
このような情勢を鑑み、効果的なアイリシンの生理作用増強剤が強く望まれるが、安全性が高く、継続的に摂取可能な食品由来のアイリシンの生理作用増強剤は、現在まで知られていない。そこで、本発明者らは、様々な食品を用いてスクリーニング試験を行った結果、ショウガ科のマンゴージンジャーに、優れたアイリシンの生理作用増強効果、アイリシンの産生促進効果を見出した。さらに、マンゴージンジャーとキントラノオ科の植物であるアセロラを組み合わせると、極めて優れたアイリシンの生理作用増強効果、アイリシンの産生促進効果を示すことを見出した。
本発明に用いるマンゴージンジャーは、ショウガ科の香辛野菜であり、学名をCurcuma amada ROXB.といい、インドの野生に分布又は栽培される一年生草本である。根茎部分は太く円筒状で、生マンゴーのような芳香とショウガの風味を持つことがその名前の由来とされる。マンゴージンジャーの根茎部は、抗炎症作用、解熱作用、健胃作用等を有することが知られており、古くから伝統療法に利用されている。先行特許として、マンゴ-ジンジャーの抽出物を含有するコラーゲン合成促進剤(特許文献1)、tyrosine kinase with Ig and EGF homology domain-2(Tie2)活性化剤(特許文献2)、抗プラスミン剤(特許文献3)等が開示されている。
本発明に用いるアセロラは、キントラノオ科に属する常緑低木であり、学名をMalpighia emarginata DC.という。アセロラは、別名バルバドスチェリーと呼ばれ、西インド諸島が原産地と考えられており、ブラジル、カリブ海など、主に熱帯気候の地域で栽培されている。先行特許として、アセロラの抽出物を含有する血糖値上昇抑制剤(特許文献4)、脂質吸収抑制剤(特許文献5)、コラゲナーゼ活性阻害剤(特許文献6)等が開示されている。
上述のように、マンゴージンジャー、アセロラは、健康維持に関する様々な有効性が報告されている。しかしながら、マンゴージンジャー、マンゴージンジャー及びアセロラを含有することを特徴とするアイリシンの生理作用増強剤、より詳しくは、アイリシンのもつ健康維持作用を更に高めることが可能となるアイリシンの生理作用増強剤、及びアイリシンの産生促進剤やそれらを含有する食品組成物は、全く知られていない。
特許第4084726号公報 特開2012-236795号公報 特開2021-80173号公報 特許第4451627号公報 特開2007-55980号公報 特許第4701211号公報
体力科学、Vol.62、263-271(2013) YAKUGAKU ZASSHI、Vol.138、1285-1290(2018) Medicina、Vol.55 485(2019) Pflugers Archiv-Eur J Physiol、Vol.472、495-502(2020) ビタミン、Vol.93、444-447(2019) Scientific Reports、Jan 7、18732(2016) Int J Endocrinol、Oct 9、7816806(2018) Cell、Vol.175、1756-1768(2018)
本発明は、上述した実情に鑑み、安全性が高く、継続して摂取することが可能なアイリシンの生理作用増強剤、より詳しくは、アイリシンの生理作用を増強すること、及びアイリシンの産生を促進することにより、アイリシンのもつ健康維持作用を更に高めることのできるアイリシンの生理作用増強剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ショウガ科のマンゴージンジャーに、優れたアイリシンの生理作用増強効果、アイリシンの産生促進効果を見出した。さらに、マンゴージンジャーとキントラノオ科のアセロラを組み合わせると、極めて優れたアイリシンの生理作用増強効果、アイリシンの産生促進効果を示すことを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明に用いるマンゴージンジャーは、ショウガ科のマンゴージンジャー(Curcuma amada ROXB.)を用いることができる。本発明に使用するマンゴージンジャーの部位は特に限定されないが、根茎、全草、葉、茎、花、種子などが挙げられ、特に根茎部を使用することが好ましい。
本発明に用いるアセロラは、キントラノオ科のアセロラ(学名:Malpighia emarginata DC.)を用いることができる。本発明に使用するアセロラの部位は特に限定されないが、果実、葉、種子、樹皮などが挙げられ、特に果実を使用することが好ましい。
本発明に用いるマンゴージンジャー、アセロラは、そのまま用いることができ、必要に応じて、搾汁、乾燥、粉砕、細切などの処理を行ったものを用いることもできる。また、マンゴージンジャー、アセロラをそのまま、あるいは以上の処理を行ったものを抽出した抽出物も用いることができる。抽出する溶媒としては、例えば、水、低級アルコール類(エタノール、メタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノールなど)、液状多価アルコール類(1、3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)、アセトニトリル、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、石油エーテルなど)、エーテル類(エチルエーテル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテルなど)が挙げられる。これらの溶媒は、1種または2種以上を混合して用いても良い。本発明のマンゴージンジャーは、抽出溶媒は水、低級アルコールなどの極性溶媒、特に含水エタノールが好ましい。また、本発明のアセロラは、果実を搾汁した果汁を用いるのが好ましい。
マンゴージンジャー、アセロラは、上記処理又は抽出後そのまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、ろ過、活性炭などによる脱色、脱臭、エタノール沈殿などの処理をして用いても良い。さらには、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥などの処理を行い、乾燥物として用いても良い。
本発明に用いるマンゴージンジャー、アセロラの摂取量は、投与形態、使用目的、年齢、体重などによって適宜調整することができる。成人1日当たりのマンゴージンジャーの摂取量は、マンゴージンジャーの根茎部の抽出物として0.05~500mg、好ましくは0.5~150mgの範囲で1日1回から数回、経口摂取できる。成人1日当たりのアセロラの摂取量は、アセロラの果実の果汁粉末又はアセロラの果実の抽出物として、0.05~1000mg、好ましくは1~300mgの範囲で1日1回から数回、経口摂取できる。上記摂取範囲より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて摂取する必要がある場合もある。また、製剤化における薬効成分の添加法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
本発明のアイリシンの生理作用増強剤は、食品、医薬部外品、医薬品として用いることができる。食品としては、錠剤、軟カプセル、硬カプセル、顆粒、タブレット、グミ、飲料、ゼリーなどとして用いることができる。また、医薬部外品や医薬品では、経口用のカプセル剤、散剤、顆粒剤、錠剤、糖衣錠剤、シロップ剤、丸剤、懸濁剤、液剤、乳剤など、非経口用の注射剤、座剤、皮膚外用剤などとして用いることができる。本発明の目的を達するためには、内服での摂取が好ましい。
本発明のアイリシンの生理作用増強剤は、効果を損なわない範囲内で、必要に応じて通常の食品、医薬部外品または医薬品に用いられる賦形剤、安定剤、滑沢剤、保存剤、結合剤、崩壊剤、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、pH調整剤、防腐剤、香料などの成分を含有することもできる。さらに、植物素材、ポリフェノール類、ビタミン類、糖類、タンパク質、油脂などの成分を含有することができる。
本発明のマンゴージンジャーを含有することを特徴とするアイリシンの生理作用増強剤は、優れたアイリシンの生理作用増強効果、アイリシンの産生促進効果を有するものである。さらに、マンゴージンジャー及びアセロラを含有することを特徴とするアイリシンの生理作用増強剤は、極めて優れたアイリシンの生理作用増強効果、アイリシンの産生促進効果を有するものである。
以下の実施例は例示のために説明するものであり、本発明の特許請求の範囲はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。実施例に示す含有量の%は重量%を示す。
製造例1 マンゴージンジャー50%エタノール抽出物
マンゴージンジャーの根茎部100gに、精製水1Lとエタノール1Lを加え、常温で5日間抽出した後、ろ過し、ろ液を濃縮乾固して、マンゴージンジャー50%エタノール抽出物7.6gを得た。
製造例2 マンゴージンジャー熱水抽出物
マンゴージンジャーの根茎部100gに、精製水2Lを加え、95~100℃で2時間抽出した後、ろ過し、ろ液を濃縮、凍結乾燥して、マンゴージンジャー熱水抽出物14.5gを得た。
製造例3 マンゴージンジャーエタノール抽出物
マンゴージンジャーの根茎部100gに、エタノール2Lを加え、常温で5日間抽出した後、ろ過し、ろ液を濃縮乾固して、マンゴージンジャーエタノール抽出物4.3gを得た。
製造例4 アセロラ果汁粉末
アセロラ果実1kgを搾汁し、果汁を700mL得た。果汁をろ過し、ろ液を濃縮、凍結乾燥して、アセロラ果汁粉末10gを得た。
製造例5 アセロラ果実熱水抽出物
アセロラ果実100gに、精製水2Lを加え、95~100℃で2時間抽出した後、ろ過し、ろ液を濃縮、凍結乾燥して、アセロラ果実熱水抽出物4.6gを得た。
製造例6 アセロラ果実50%エタノール抽出物
アセロラ果実100gに、精製水1Lとエタノール1Lを加え、常温で5日間抽出した後、ろ過し、ろ液を濃縮乾固して、アセロラ果実50%エタノール抽出物2.1gを得た。
次に、本発明のマンゴージンジャー、マンゴージンジャー及びアセロラを用いた処方例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。
処方例1 錠剤
<処方>
成分 含有量(%)
1.マンゴージンジャー50%エタノール抽出物(製造例1) 1.0
2.マルチトール 全量が100となるように加える
3.セルロース 5.0
4.ショ糖脂肪酸エステル 3.0
<製造方法>
成分1~3を混合し、10%の水を結合剤として加え、流動層造粒する。成形した顆粒に成分4を加えて混合し、打錠して1錠300mgの錠剤を得た。
<用法>
1日当たり3錠摂取する。
処方例2 錠剤
<処方>
成分 含有量(%)
1.マンゴージンジャー50%エタノール抽出物(製造例1) 1.0
2.アセロラ果汁粉末(製造例4) 1.0
3.マルチトール 全量が100となるように加える
4.セルロース 5.0
5.ショ糖脂肪酸エステル 3.0
<製造方法>
成分1~4を混合し、10%の水を結合剤として加え、流動層造粒する。成形した顆粒に成分5を加えて混合し、打錠して1錠300mgの錠剤を得た。
<用法>
1日当たり3錠摂取する。
処方例3 硬カプセル
<処方>
成分 含有量(%)
1.マンゴージンジャー50%エタノール抽出物(製造例1) 8.5
2.アセロラ果実熱水抽出物(製造例5) 8.5
3.コーンスターチ 全量が100となるように加える
4.ショ糖脂肪酸エステル 3.0
<製造方法>
成分1~4を混合し、2号硬カプセルに250mg充填して硬カプセル剤を得た。
<用法>
1日当たり2粒摂取する。
処方例4 軟カプセル
<処方>
成分 含有量(%)
1.マンゴージンジャーエタノール抽出物(製造例3) 0.2
2.アセロラ果実50%エタノール抽出物(製造例6) 0.2
3.中鎖脂肪酸油 全量が100となるように加える
4.ミツロウ 5.0
5.グリセリン脂肪酸エステル 5.0
6.ビタミンE 3.0
<製造方法>
成分1~6を混合し、デンプン、カラギナン、還元水あめ、グリセリンで構成された被膜に、250mg充填し、乾燥後、軟カプセル剤を得た。
<用法>
1日当たり3粒摂取する。
処方例5 飲料
<処方>
成分 含有量(%)
1.マンゴージンジャー熱水抽出物(製造例2) 0.25
2.アセロラ果汁粉末(製造例4) 0.25
3.クエン酸 6.0
4.ショ糖 10.0
5.香料 1.0
6.水 82.5
<製造方法>
成分1~5を成分6の一部の水に撹拌溶解する。次いで、成分6の残りの水を加えて混合し、殺菌したものを飲料とする。
<用法>
1日当り50mL摂取する。
試験例1 アイリシン受容体の発現促進作用
マウス脂肪前駆細胞を、10%牛胎児血清を含むDMEMで培養した。次いで、10%牛胎児血清、1μMデキサメタゾン、0.5mMイソブチルメチルキサンチン、10μg/mLインスリンを含むDMEMで培養し、白色脂肪細胞に分化させた。分化後、培地を10%牛胎児血清を含むDMEMに切り替えて3日間培養し、実施例1で製造したマンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)又はアセロラ果汁粉末(製造例4)を、終濃度が500μg/mLとなるように添加し、3日間培養した。また、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)とアセロラ果汁粉末(製造例4)を、それぞれの終濃度が500μg/mLとなるように組み合わせて添加し、3日間培養した。培養後、細胞を回収し、アイリシン受容体であるインテグリンαVとインテグリンβ5の遺伝子発現をリアルタイムPCR法にて評価した。内部標準にはGlyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase(GAPDH)を用いた。試料未添加の遺伝子発現量を1とし、遺伝子発現量比を算出した。
インテグリンαV用のプライマーセット
TGGTGTGGATCGAGCTGTCTT(配列1)
CACTTCAAGGCCAGCATTTACA(配列2)
インテグリンβ5用のプライマーセット
CGAATGCTTGCTACTTCACC(配列3)
CACTTCCACATTCTGGCTCC(配列4)
GAPDH用のプライマーセット
TGGAGAAACCTGCCAAGTATG(配列5)
CCCTCAGATGCCTGCTTCA(配列6)
試験例1の結果を表1に示す。アイリシンの生理作用増強に重要なインテグリンαVとインテグリンβ5の遺伝子発現はいずれも、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)の添加により効果的に促進した。アセロラ果汁粉末(製造例4)は、単独ではアイリシン受容体の遺伝子発現にほとんど影響を与えなかったものの、マンゴージンジャーの抽出物とアセロラ果汁粉末の組み合わせは、アイリシン受容体の遺伝子発現を顕著に促進した。
Figure 0007075694000001
試験例2 白色脂肪細胞におけるUCP1産生促進作用
試験例1と同様の方法にてマウス脂肪前駆細胞を白色脂肪細胞に分化させた。分化後、培地を10%牛胎児血清を含むDMEMに切り替えて3日間培養し、5nMアイリシン存在下、実施例1で製造したマンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)又はアセロラ果汁粉末(製造例4)を、終濃度が500μg/mLとなるように添加し、3日間培養した。また、5nMアイリシン存在下、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)とアセロラ果汁粉末(製造例4)を、それぞれの終濃度が500μg/mLとなるように組み合わせて添加し、3日間培養した。培養後、細胞を回収し、白色脂肪細胞におけるエネルギー代謝の指標としてUCP1の遺伝子発現をリアルタイムPCR法にて評価した。内部標準にはGAPDHを用いた。アイリシン非存在下における試料未添加の遺伝子発現量を1とし、遺伝子発現量比を算出した。
UCP1用のプライマーセット
CAGCCTACAGAGGTCGTGAA(配列7)
GGGTTTGATCCCATGCAGAT(配列8)
GAPDH用のプライマーセット
TGGAGAAACCTGCCAAGTATG(配列5)
CCCTCAGATGCCTGCTTCA(配列6)
試験例2の結果を表2に示す。アイリシンにより白色脂肪細胞におけるUCP1の遺伝子発現は促進したが、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)を加えるとUCP1の遺伝子発現はさらに促進し、アイリシンの生理作用増強効果が認められた。アセロラ果汁粉末(製造例4)は、単独ではアイリシンの生理作用増強効果を示さなかったものの、マンゴージンジャーの抽出物とアセロラ果汁粉末の組み合わせは、アイリシンによるUCP1の遺伝子発現を顕著に促進し、優れたアイリシンの生理作用増強効果が認められた。
Figure 0007075694000002
試験例3 筋肉細胞におけるIGF1産生促進作用
マウス筋芽細胞を、10%牛胎児血清を含むDMEMで培養した。次いで、2%馬血清を含むDMEMで培養し、筋管細胞に分化させた。分化後、5nMアイリシン存在下、実施例1で製造したマンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)又はアセロラ果汁粉末(製造例4)を、終濃度が100μg/mLとなるように添加し、1日間培養した。また、5nMアイリシン存在下、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)とアセロラ果汁粉末(製造例4)を、それぞれの終濃度が100μg/mLとなるように組み合わせて添加し、1日間培養した。培養後、細胞を回収し、筋肉細胞におけるエネルギー代謝の指標としてIGF1の遺伝子発現をリアルタイムPCR法にて評価した。内部標準にはGAPDHを用いた。アイリシン非存在下における試料未添加の遺伝子発現量を1とし、遺伝子発現量比を算出した。
IGF1用のプライマーセット
GTTGCTTCCGGACGTGTGAT(配列9)
GATAGAGCGGGCTGCTTTTG(配列10)
GAPDH用のプライマーセット
TGGAGAAACCTGCCAAGTATG(配列5)
CCCTCAGATGCCTGCTTCA(配列6)
試験例3の結果を表3に示す。アイリシンにより筋肉細胞におけるIGF1の遺伝子発現は促進したが、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)を加えるとIGF1の遺伝子発現はさらに促進し、アイリシンの生理作用増強効果が認められた。アセロラ果汁粉末(製造例4)は、単独ではアイリシンの生理作用増強効果を示さなかったものの、マンゴージンジャーの抽出物とアセロラ果汁粉末の組み合わせは、アイリシンによるIGF1の遺伝子発現を顕著に促進し、優れたアイリシンの生理作用増強効果が認められた。
Figure 0007075694000003
試験例4 骨芽細胞における細胞増殖促進作用
マウス骨芽細胞を、10%牛胎児血清を含むαMEMで培養し、50%コンフルエントとした。次いで、5nMアイリシン存在下、実施例1で製造したマンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)又はアセロラ果汁粉末(製造例4)を、終濃度が100μg/mLとなるように添加し、3日間培養した。また、5nMアイリシン存在下、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)とアセロラ果汁粉末(製造例4)を、それぞれの終濃度が100μg/mLとなるように組み合わせて添加し、3日間培養した。培養後、骨形成の指標として、骨芽細胞の細胞増殖をMTTアッセイにより評価した。アイリシン非存在下における試料未添加の培養後の細胞数を100とし、細胞数比を算出した。
試験例4の結果を表4に示す。アイリシンにより骨芽細胞の細胞増殖は促進したが、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)を加えると細胞増殖はさらに促進し、アイリシンの生理作用増強効果が認められた。アセロラ果汁粉末(製造例4)は、単独ではアイリシンの生理作用増強効果を示さなかったものの、マンゴージンジャーの抽出物とアセロラ果汁粉末の組み合わせは、アイリシンによる骨芽細胞の細胞増殖を顕著に促進し、優れたアイリシンの生理作用増強効果が認められた。
Figure 0007075694000004
試験例5 アイリシン産生促進作用
マウス筋芽細胞を、10%牛胎児血清を含むDMEMで培養した。次いで、2%馬血清を含むDMEMで培養し、筋管細胞に分化させた。分化後、実施例1で製造したマンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)又はアセロラ果汁粉末(製造例4)を、終濃度が100μg/mLとなるように添加し、1日間培養した。また、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)とアセロラ果汁粉末(製造例4)を、それぞれの終濃度が100μg/mLとなるように組み合わせて添加し、1日間培養した。培養後、細胞を回収し、アイリシンの前駆体であるFNDC5の遺伝子発現をリアルタイムPCR法にて評価した。内部標準にはGAPDHを用いた。試料未添加の遺伝子発現量を1とし、遺伝子発現量比を算出した。
FNDC5用のプライマーセット
CAAAGAACAAAGATGAGGTGACCA(配列11)
TTCTCCTTGTTGTTATTGGGCT(配列12)
GAPDH用のプライマーセット
TGGAGAAACCTGCCAAGTATG(配列5)
CCCTCAGATGCCTGCTTCA(配列6)
試験例5の結果を表5に示す。FNDC5の遺伝子発現は、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)、アセロラ果汁粉末(製造例4)の添加により促進した。さらに、マンゴージンジャーの抽出物とアセロラ果汁粉末の組み合わせにより、FNDC5の遺伝子発現は顕著に促進した。
Figure 0007075694000005
試験例6 白色脂肪細胞における運動との併用によるUCP1産生促進作用
コラーゲンコート処理を行ったシリコン製の伸展チャンバーにマウス脂肪前駆細胞を播種し、試験例1と同様の方法にて白色脂肪細胞に分化させた。分化後、培地を10%牛胎児血清を含むDMEMに切り替えて3日間培養し、5nMアイリシン存在下、実施例1で製造したマンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)又はアセロラ果汁粉末(製造例4)を、終濃度が500μg/mLとなるように添加し、3日間培養した。また、5nMアイリシン存在下、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)とアセロラ果汁粉末(製造例4)を、それぞれの終濃度が500μg/mLとなるように組み合わせて添加し、3日間培養した。試料添加後3日間の培養期間中、生化学用伸展装置ST-140(ストレックス株式会社)を用い、チャンバーに対して1軸方向に伸展率10%、伸展速度0.5Hz(10%の伸展幅を、2秒かけて1往復する速度)の伸展刺激を毎日1時間、3日続けて行うことで、運動負荷を培養系で再現した。培養後、細胞を回収し、白色脂肪細胞におけるエネルギー代謝の指標としてUCP1の遺伝子発現をリアルタイムPCR法にて評価した。内部標準にはGAPDHを用いた。アイリシン非存在下において、伸展刺激を負荷しない試料未添加の遺伝子発現量を1とし、遺伝子発現量比を算出した。
UCP1用のプライマーセット
CAGCCTACAGAGGTCGTGAA(配列7)
GGGTTTGATCCCATGCAGAT(配列8)
GAPDH用のプライマーセット
TGGAGAAACCTGCCAAGTATG(配列5)
CCCTCAGATGCCTGCTTCA(配列6)
試験例6の結果を表6に示す。伸展刺激の条件下において、アイリシンによりUCP1の遺伝子発現は促進したが、マンゴージンジャーの抽出物(製造例1~3)を加えると、UCP1の遺伝子発現は、アイリシン単独と比較してさらに促進し、アイリシンの生理作用増強効果が認められた。また、アセロラ果汁粉末(製造例4)との組み合わせにおいても優れたアイリシンの生理作用増強効果が認められた。マンゴージンジャーの抽出物、マンゴージンジャーの抽出物とアセロラ果汁粉末の組み合わせによるアイリシンの生理作用増強効果は、運動との併用においても確認された。なお、試料未添加で伸展刺激のみを負荷することでも、白色脂肪におけるUCP1の遺伝子発現は促進することがわかった。
Figure 0007075694000006
試験例7 マウス皮下脂肪におけるUCP1産生促進作用
1週間の予備飼育を行った7週齢のICRマウス(雄性)24匹を、6匹ずつ4群(試験群1~4)に分け、マンゴージンジャーの抽出物、アセロラ果汁粉末の経口投与試験を行った。対照群として、試験群1のマウスに対し、生理食塩水を7日間腹腔投与し、水を7日間経口投与した。試験群2のマウスに対しては、生理食塩水に溶解したアイリシン0.8μg/kgを7日間腹腔投与し、水を7日間経口投与した。試験群3のマウスに対しては、アイリシン0.8μg/kgを7日間腹腔投与し、マンゴージンジャー50%エタノール抽出物(製造例1)0.5g/kgを7日間経口投与した。試験群4のマウスに対しては、アイリシン0.8μg/kgを7日間腹腔投与し、マンゴージンジャー50%エタノール抽出物(製造例1)0.5g/kg及びアセロラ果汁粉末(製造例4)0.5g/kgを7日間経口投与した。7日目の試料投与から1時間後、右側鼠径部皮下脂肪を採取し、UCP1の遺伝子発現をリアルタイムPCR法にて測定した。内部標準にはGAPDHを用いた。試験群1における遺伝子発現量を1とし、遺伝子発現量比を算出した。
試験の結果、鼠径部皮下脂肪のUCP1遺伝子発現は、試験群4>試験群3>試験群2>試験群1の順であった。この試験結果により、マウスを用いた試験においても、マンゴージンジャーの抽出物によるアイリシンの生理作用増強効果と、マンゴージンジャーの抽出物とアセロラ果汁粉末の組み合わせによる優れたアイリシンの生理作用増強効果が確認された。なお、同様の方法で、マンゴージンジャーの抽出物としてマンゴージンジャーの熱水抽出物(製造例2)、マンゴージンジャーのエタノール抽出物(製造例3)を用いた場合も、同様の結果であった。
UCP1用のプライマーセット
CAGCCTACAGAGGTCGTGAA(配列7)
GGGTTTGATCCCATGCAGAT(配列8)
GAPDH用のプライマーセット
TGGAGAAACCTGCCAAGTATG(配列5)
CCCTCAGATGCCTGCTTCA(配列6)
以上から、本発明は、マンゴージンジャーを含有するアイリシンの生理作用増強剤、及びアイリシンの産生促進剤、マンゴージンジャー及びアセロラを含有するアイリシンの生理作用増強剤、及びアイリシンの産生促進剤として利用できるため、アイリシンのもつ健康維持作用を更に高めることが可能となる。また、これらを含有する食品、医薬部外品、医薬品に利用できる。

Claims (10)

  1. マンゴージンジャーを含有することを特徴とするアイリシンの生理作用増強剤であって、増強する生理作用が筋肉細胞のエネルギー代謝促進作用である、アイリシンの生理作用増強剤。
  2. マンゴージンジャーを含有することを特徴とするアイリシンの生理作用増強剤であって、増強する生理作用が骨形成促進作用である、アイリシンの生理作用増強剤。
  3. マンゴージンジャーを含有することを特徴とするアイリシン受容体の発現促進剤(脂肪燃焼促進剤および脂肪蓄積抑制剤を除く)
  4. マンゴージンジャーを含有することを特徴とするアイリシンの産生促進剤(脂肪燃焼促進剤および脂肪蓄積抑制剤を除く)
  5. マンゴージンジャーおよびアセロラを含有することを特徴とするアイリシンの生理作用増強剤。
  6. マンゴージンジャーおよびアセロラを含有することを特徴とするアイリシンの生理作用増強剤であって、増強する生理作用が白色脂肪細胞のエネルギー代謝促進作用、筋肉細胞のエネルギー代謝促進作用、骨形成促進作用である、アイリシンの生理作用増強剤
  7. マンゴージンジャーおよびアセロラを含有することを特徴とするアイリシン受容体の発現促進剤。
  8. マンゴージンジャーおよびアセロラを含有することを特徴とするアイリシンの産生促進剤。
  9. 請求項1~4のいずれか1項記載のマンゴージンジャーを含有することを特徴とする、アイリシンの生理作用増強用、アイリシン受容体の発現促進用(脂肪燃焼促進用および脂肪蓄積抑制用の用途を除く)、アイリシンの産生促進用(脂肪燃焼促進用および脂肪蓄積抑制用の用途を除く)の食品組成物。
  10. 請求項5~8のいずれか1項記載のマンゴージンジャーおよびアセロラを含有することを特徴とする、アイリシンの生理作用増強用、アイリシン受容体の発現促進用、アイリシンの産生促進用、肥満改善用の食品組成物。

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