JP2005103600A - 高Ni合金鋼連続鋳造スラブの熱間圧延方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高Ni合金鋼の連続鋳造スラブの熱間圧延を行う際に、被圧延材のエッジ部に割れが発生するのを防止できる熱間圧延方法を提供する。
【解決手段】 本発明の方法は、Niを25.0mass%以上85.0mass%以下含む高Ni合金鋼の連続鋳造スラブの熱間圧延方法であって、熱間圧延での最初の長手方向圧延を行う前に、幅方向の両端側から幅圧下を施すことを特徴とする。好ましくは、前記幅圧下の量を、下記の条件を満たす範囲で設定する:H<250mmのとき,ΔW≧15×H/250;H≧250mmのとき,ΔW≧15。但し、Hはスラブの厚さ(mm)、ΔWは幅圧下の量(mm)である。前記幅圧下は、エッジャーロールを用いて、あるいは、サイジングプレスを用いて行うことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明の方法は、Niを25.0mass%以上85.0mass%以下含む高Ni合金鋼の連続鋳造スラブの熱間圧延方法であって、熱間圧延での最初の長手方向圧延を行う前に、幅方向の両端側から幅圧下を施すことを特徴とする。好ましくは、前記幅圧下の量を、下記の条件を満たす範囲で設定する:H<250mmのとき,ΔW≧15×H/250;H≧250mmのとき,ΔW≧15。但し、Hはスラブの厚さ(mm)、ΔWは幅圧下の量(mm)である。前記幅圧下は、エッジャーロールを用いて、あるいは、サイジングプレスを用いて行うことができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、高Ni合金鋼薄板の製造に用いられる連続鋳造スラブの熱間圧延方法に係り、特に、圧延の際にエッジ部に発生する割れを防止するための熱間圧延方法に係る。
Niを25.0〜85.0mass%含む高Ni合金鋼は、室温から300℃までの温度域の熱膨張が小さい材料として、CRT用シャドウマスクやlCリードフレームなどに広く用いられている。高Ni合金鋼は、電気炉で溶解された後、インゴットの分塊圧延あるいは連続鋳造によりスラブにされ、熱間圧延及び冷間圧延を経て薄板に加工される。近年、生産性向上の観点から、連続鋳造スラブを用い、粗圧延機及び仕上圧延機が直列に配置された連続式の薄板用熱間圧延ミルを用いて熱間圧延を行う方法が指向されつつある。
高Ni合金鋼の連続鋳造スラブは、熱間加工性が極めて低く、熱間圧延の際に被圧延材の幅方向の端部(以下、エッジ部と呼ぶ)にしばしば、例えば延性エッジ割れが発生する。このようなエッジ割れが発生すると、その後の冷間圧延の際に被圧延材の破断を引き起こし易く、生産性を阻害するだけでなく、製品としても不良部分となるため、歩留まりが低下する原因となる。
高Ni合金鋼の熱間圧延の際のエッジ割れを軽減する方法として、従来より幾つかの方法が提案されている。
特開昭60−159157号公報(特許文献1)には、高Ni合金鋼の熱間加工性を向上させる目的でB(硼素)を添加した合金が開示されている。具体的には、Bを0.001〜0.03mass%添加し、または、Bを0.001〜0.03mass%添加し且つTiを0.005〜0.3%複合添加することによって、熱間加工性の向上を図っている。この方法は、Bの添加によって溶製コストの上昇を招くという問題がある。また、製品の用途によっては、BあるいはTiの添加が、要求されている特性に悪影響を及ぼす可能性がある。
特開平05−065607号公報(特許文献2)には、65〜85%Ni合金鋼スラブを熱間圧延するのに際し、長手方向の両端部を除く4面を金属板で包囲して1回目の熱間圧延を行い、次いで、この金属板を除去した後、2回目の熱間圧延を行うプロセスが開示されている。この方法は、生産能率が低下するとともに、製造コストの上昇をもたらすという問題がある。
また、特開昭62−224407号公報(特許文献3)には、板厚の厚い難加エ性金属材料を対象にして、鋳造後のスラブを熱間圧延する際、先ず、両長手側端面にエッジング加工を施し、次いで、幅出し圧延を行い、それから被圧延材を90度回転させた後、両幅側端面にエッジング加工を施し、次いで、長手方向圧延を行うプロセスが開示されている。
この方法は、いわゆる厚板と呼ばれる製品、即ち、熱間圧延終了後に製品をコイル状に巻き取らない製品を対象とするものであり、幅出しのために被圧延材を90度回転させながら往復させて長手方向圧延及び幅出し圧延を交互に行う厚板用の圧延機において採用されるプロセスである。従って、この方法を、高Ni合金鋼の薄板を製造する際に使用される連続式の薄板用熱間圧延ミルに適用することはできない。
特開昭60−159157号公報
特開平05−065607号公報
特開昭62−224407号公報
本発明は、以上のような従来の高Ni合金鋼の熱間圧延方法の問題点に鑑みて成されたもので、本発明の目的は、高Ni合金鋼の連続鋳造スラブの熱間圧延を行う際に、被圧延材のエッジ部に発生する割れを防止することができる熱間圧延方法を提供することにある。
本発明の高Ni合金鋼連続鋳造スラブの熱間圧延方法は、Niを25.0mass%以上85.0mass%以下含む高Ni合金鋼の連続鋳造スラブの熱間圧延方法であって、最初の長手方向圧延を行う前に、幅方向の両端側から幅圧下を施すことを特徴とする。
本発明の方法によれば、高温に加熱された高Ni合金鋼連続鋳造スラブに、最初の長手方向圧延を行う前に幅圧下を施すことによって、幅方向端部の鍛錬を行う。これにより、幅方向端部で金属組織の再結晶が誘発され、延性などの機械的性質が著しく向上する。その結果、それに続く長手方向圧延の際にエッジ部に発生する割れを抑制することができる。
本発明の熱間圧延方法において、好ましくは、前記幅圧下の量を、下記の条件を満たす範囲で設定する:
H<250mmのとき ΔW≧15×H/250
H≧250mmのとき ΔW≧15
但し、Hは連続鋳造スラブの厚さ(mm)、ΔWは幅圧下の量(mm)である。
H<250mmのとき ΔW≧15×H/250
H≧250mmのとき ΔW≧15
但し、Hは連続鋳造スラブの厚さ(mm)、ΔWは幅圧下の量(mm)である。
前記幅圧下は、好ましくは、エッジャーロールを用いて行う。その場合、好ましくは、前記幅圧下の量を100mm以下に抑える。
また、前記幅圧下を、サイジングプレスによって行うこともできる。その場合、好ましくは、前記幅圧下の量を400mm以下に抑える。
本発明によれば、高Ni合金鋼薄板を製造する際に、被圧延材のエッジ部に発生する割れを防止することができる。これによって、熱間圧延の生産能率が向上するとともに、製品の歩留りも向上する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
背景技術の項において述べた如く、高Ni合金鋼は、熱間加工性が劣るため、熱間圧延時に被圧延材のエッジ部に割れが発生し易い。これは、高Ni合金鋼を鋳造した後のスラブの金属組織(以下、鋳造組織と呼ぶ)は結晶粒界が著しく弱いため、応力が作用した際に粒界を起点とする亀裂が発生し易いことに起因している。鋳造時のスラブ冷却速度の速い連続鋳造スラブは、特にこの傾向が強い。即ち、このような延性の低い材料を熱間圧延した場合、被圧延材の幅方向への塑性流動が生じるエッジ部においては、被圧延材長手方向に引張応力が作用して割れが発生する。これに対して、外部からひずみを与えて高温下で再結晶させた組織(以下、加工組織と呼ぶ)は、熱間加工性が良好で、エッジ部に割れが発生しにくい。
本発明者らは、高Ni合金鋼の連続鋳造スラブの熱間圧延において、エッジ割れを防止するためには、最初の長手方向圧延の前に、幅圧下を施し、スラブのエッジ部の金属組織を鋳造組織から加工組織に変化させてから、長手方向圧延を行うことが極めて有効であることを見出し、本発明を完成させた。
図1に、36mass%のNiを含む高Ni合金鋼において、厚さ250mmの連続鋳造スラブを用いて、熱間圧延(多くの場合、粗圧延)での最初の長手方向圧延の前に幅圧下を施したときの圧下量と、熱間圧延終了後の熱間圧延コイルのエッジ部に発生した割れ(以下、エッジ割れと呼ぶ)との関係を示す。
ここで、幅圧下は、図3に示すようなスラブに幅方向の圧延を施すための竪ロール(以降、エッジャーロールと呼ぶ)を用いて行った。図3において、1はスラブ、2はエッジャーロールを表わし、Wはスラブの幅、Hは厚さ、Lは長さを表わしている。幅圧下量(ΔW)は、エッジャーロールによる幅方向の圧延の前後での幅変化量(W−W’)で定義した。また、エッジ割れの評価に関しては、熱間圧延コイルの長手方向全長に渡ってエッジ割れを観察し、その最大深さ(熱間圧延コイルを平面状に展開して幅方向端部からエッジ割れの先端までの距離)を用いて定量化した。
エッジ割れ深さ(E)が5mmを超えると、次工程の冷間圧延の際に破断が発生し易くなるので、エッジ不良と見なされるレベルである。図1の中で、エッジ割れ深さ(E)が5mm以上となった場合を×印、5mm未満の場合を○印で示している。
図1によると、幅圧下量が小さくなるとエッジ割れ深さ(E)が増大し、一方、幅圧下量が15mm以上になるとエッジ割れが抑制されることが分かる。従って、厚さ250mmの連続鋳造スラブの場合には、熱間圧延での最初の長手方向圧延の前に、少なくとも15mmの幅圧下を施すことにより、エッジ割れを防止することができることが分かる。
図1によると、幅圧下量が小さくなるとエッジ割れ深さ(E)が増大し、一方、幅圧下量が15mm以上になるとエッジ割れが抑制されることが分かる。従って、厚さ250mmの連続鋳造スラブの場合には、熱間圧延での最初の長手方向圧延の前に、少なくとも15mmの幅圧下を施すことにより、エッジ割れを防止することができることが分かる。
更に、厚さが異なる連続鋳造スラブについて、同様な方法を用いて、エッジ割れを防止するための幅圧下量の下限値について調べた結果、図2のような関係にあることが分かった。即ち、連続鋳造スラブの厚さ(H)が250mm以上の場合には、エッジ割れを防止するための幅圧下量(ΔW)の下限値は15mmであるが、厚さ(H)が250mm未満の場合には、エッジ割れを防止するための幅圧下量の下限値が厚さ(H)に比例して小さくなる。その関係は次の式で表される:
H<250mmのとき ΔW≧15×H/250…(1)
H≧250mmのとき ΔW≧15 …(2)
このように、熱間圧延での最初の長手方向圧延の前の幅圧下量の下限値は、上記の式(1)(2)で与えられるが、エッジ割れ防止の観点からは幅圧下量が大きい方が望ましい。しかしながら、幅圧下量を大きくした場合には、被圧延材のエッジ部に長手方向に筋状に現れる表面欠陥(エッジシーム傷と呼ばれている)が発生し易くなる。このエッジシーム傷は、エッジャーロールで幅圧下を施した場合には、幅圧下量が100mmを超えると現れ始める。従って、幅圧下量は100mm以下に抑えることが望ましい。
H<250mmのとき ΔW≧15×H/250…(1)
H≧250mmのとき ΔW≧15 …(2)
このように、熱間圧延での最初の長手方向圧延の前の幅圧下量の下限値は、上記の式(1)(2)で与えられるが、エッジ割れ防止の観点からは幅圧下量が大きい方が望ましい。しかしながら、幅圧下量を大きくした場合には、被圧延材のエッジ部に長手方向に筋状に現れる表面欠陥(エッジシーム傷と呼ばれている)が発生し易くなる。このエッジシーム傷は、エッジャーロールで幅圧下を施した場合には、幅圧下量が100mmを超えると現れ始める。従って、幅圧下量は100mm以下に抑えることが望ましい。
なお、連続鋳造スラブの幅圧下を、図4に示すようなサイジングプレスを用いて施すことも可能である。図4において、1はスラブ、3はプレス用金型を表わす。サイジングプレスでは、プレス用金型3をスラブ1の幅方向に垂直に往復運動させながら幅圧下を施す。このようなサイジングプレスを用いて幅圧下を施した場合にも、先に示した図1及び図2と同様な幅圧下量(ΔW)とエッジ割れ深さ(E)の関係が得られることが確認された。
但し、サイジングプレスを用いて幅圧下を施す場合には、エッジャーロールを用いた場合と比べてエッジシーム傷が発生しにくい。即ち、幅圧下量が400mmを超えるまではエッジシーム傷は発生せず、400mmを超えると現れ始める。従って、サンジングプレスを用いて幅圧下を施す場合には、幅圧下量は400mm以下に抑えることが望ましい。
また、図1および図2の関係は、36mass%のNiを含む高Ni合金鋼に限らず、Niを25.0〜85.0mass%含む次に述べるような高Ni合金鋼について成り立つことが、ここに示さない別途の実験により確認されている。
それらの高合金鋼は、表1に示すような主にICリードフレームに用いられる42mass%のNiを含む高Ni合金鋼、表2に示すような主にバイメタルに用いられる20mass%のNiを含む高Ni合金鋼、及び表3に示すような主に磁気シールドなどの電子材料に用いられる85mass%のNiを含む高Ni合金鋼などである。
高Ni合金鋼として、表4に示す化学組成(mass%)を有する連続鋳造スラブを使用した。表5に、実施例および比較例について、スラブ寸法、圧延の条件及びエッジ割れの評価結果を示す。実施例及び比較例とも、スラブの長さを共通にし、スラブの幅については後述の幅圧下量に相当する分を予め上乗せした寸法とした。加熱温度は、いずれも1230℃で同一とした。
実施例1〜3では、厚さ250mmの連続鋳造スラブを用い、熱間圧延の前にエッジャーロールでそれぞれ15mm、20mm、30mmの幅圧下を施し、その後、粗圧延での総圧下率を86%、仕上圧延での総圧下率を90%として長手方向圧延をし、3.5mmの厚さまで圧下して熱間圧延コイルとして巻き取った。実施例4では、厚さ200mmの連続鋳造スラブを用い、熱間圧延の前にエッジャーロールで12mmの幅圧下を施し、その後、実施例1〜3と同様の総圧下率で粗圧延及び仕上圧延をし、2.8mmの厚さまで圧下して熱間圧延コイルとして巻き取った。実施例5では、厚さ150mmの連続鋳造スラブを用い、熱間圧延の前にエッジャーロールで9mmの幅圧下を施し、その後、実施例1〜3と同様の総圧下率で粗圧延及び仕上圧延をし、2.1mmの厚さまで圧下して熱間圧延コイルとして巻き取った。
一方、比較例1では、厚さ250mmの連続鋳造スラブを用い、熱間圧延の前にエッジャーロールで10mmの幅圧下を施し、その他の条件は実施例1〜3と同一とした。比較例2では、エッジャーロールでの幅圧下を施さず、その他の条件は実施例1〜3と同一とした。
仕上圧延後、熱間圧延コイルとして巻き取った高Ni合金鋼帯のエッジ割れの評価は、長手方向全長に渡ってエッジ割れを観察し、エッジ割れが最も顕著であった部分について、熱間圧延コイルの幅方向端部からエッジ割れの先端までの距離(E)を測定することによって行った。表2の中には、エッジ割れ深さ(E)の測定結果も示されている。ここで、エッジ割れの評価として、エッジ割れ深さ(E)が5mm未満の場合を良好(○印)、5mm以上の場合を不良(×印)とした。実施例1〜5では、いずれでもエッジ割れの評価は良好(○印)であったが、比較例1、2では不良(×印)であった。
高Ni合金鋼として、先に表1に示した化学組成を有する連続鋳造スラブを使用した。表6に、実施例および比較例について、スラブ寸法、圧延の条件及びエッジ割れの評価結果を示す。実施例及び比較例とも、スラブの長さを共通にし、スラブの幅については後述の幅圧下量に相当する分を予め上乗せした寸法とした。加熱温度は、いずれも1230℃で同一にした。
実施例11〜13では、厚さ250mmの連続鋳造スラブを用い、熱間圧延の前にサイジングプレスでそれぞれ15mm、100mm、200mmの幅圧下を施し、その後、粗圧延での総圧下率を87%、仕上圧延での総圧下率を92%として長手方向圧延をし、2.6mmの厚さまで圧下して熱間圧延コイルとして巻き取った。実施例14では、厚さ200mmの連続鋳造スラブを用い、熱間圧延の前にサイジングプレスで12mmの幅圧下を施し、その後、実施例11〜13と同様の総圧下率で粗圧延及び仕上圧延をし、2.1mmの厚さまで圧下して熱間圧延コイルとして巻き取った。実施例15では、厚さ150mmの連続鋳造スラブを用い、熱間圧延の前にサイジングプレスで9mmの幅圧下を施し、その後、実施例11〜13と同様の総圧下率で粗圧延及び仕上圧延をし、1.6mmの厚さまで圧下して熱間圧延コイルとして巻き取った。
一方、比較例11では、厚さ250mmの連続鋳造スラブを用い、サイジングプレスでの幅圧下を施さず、その他の条件は実施例11〜13と同一とした。
仕上圧延後の高Ni合金鋼帯のエッジ割れの評価は、先の例1と同様な方法によって行った。表6の中には、エッジ割れ深さ(E)の測定結果も示されている。実施例11〜15では、いずれもエッジ割れ評価は良好(○印)であったが、比較例11では不良(×印)であった。
1…スラブ、2…エッジャーロール、3…サイジングプレス。
Claims (4)
- Niを25.0mass%以上85.0mass%以下含む高Ni合金鋼の連続鋳造スラブの熱間圧延方法であって、最初の長手方向圧延を行う前に、幅方向の両端側から幅圧下を施すことを特徴とする高Ni合金鋼連続鋳造スラブの熱間圧延方法。
- 前記幅圧下の量を、下記の条件を満たす範囲で設定することを特徴とする請求項1に記載の高Ni合金鋼連続鋳造スラブの熱間圧延方法:
H<250mmのとき ΔW≧15×H/250
H≧250mmのとき ΔW≧15
但し、Hは連続鋳造スラブの厚さ(mm)、ΔWは幅圧下の量(mm)である。 - 前記幅圧下をエッジャーロールを用いて行うことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の高Ni合金鋼連続鋳造スラブの熱間圧延方法。
- 前記幅圧下をサイジングプレスによって行うことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の高Ni合金鋼連続鋳造スラブの熱間圧延方法。
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JP2003340151A JP2005103600A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 高Ni合金鋼連続鋳造スラブの熱間圧延方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017013107A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | Jfeスチール株式会社 | サイジングプレスにおける鋼片の曲がり制御方法および曲がり制御装置 |
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2003
- 2003-09-30 JP JP2003340151A patent/JP2005103600A/ja active Pending
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