JP2002066601A - 連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防止方法 - Google Patents

連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防止方法

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JP2002066601A JP2000258771A JP2000258771A JP2002066601A JP 2002066601 A JP2002066601 A JP 2002066601A JP 2000258771 A JP2000258771 A JP 2000258771A JP 2000258771 A JP2000258771 A JP 2000258771A JP 2002066601 A JP2002066601 A JP 2002066601A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、Al,Nを含有する連続鋳片の熱
間幅大圧下時の表面割れ防止方法を提供する。 【解決手段】 Al,Nを含有する溶鋼を連続鋳造し鋳
片となし、該鋳片を加熱して熱間幅圧下もしくは熱間幅
/厚圧下する方法において、鋳片のAl,Nの成分およ
び、目標とする加熱温度および目標とする幅圧下量/幅
圧下前の鋳片幅で定義される幅圧下率および目標とする
鋳片厚圧下前後の鋳片厚の比から、熱間幅圧下後の鋳片
表層の健全層厚が10mm以上確保するように、鋳片表
面からAr 1 点温度となる目標冷却深さを決定し、目標
冷却深さ以上に実績冷却深さが深くなるように鋳片を冷
却するかまたは、鋳片の加熱温度を制御するかまたは、
鋳片の幅圧下率を制御する連続鋳造鋳片の熱間幅圧下時
の表面割れ防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Al,Nを含有す
る連続鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防止方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳片を連続鋳造用鋳型によって鋳
造するに際し、鋳片幅を一定にして鋳造し、ガスカッタ
ーで所定の長さに分割した鋳片スラブを冷却することな
く、保温あるいは僅かに加熱した後、溝型を有する垂直
ロールと水平ロールから構成された圧延機を用いて、垂
直ロールで幅圧下を行い、それによって生じた鋳片短辺
近傍のドッグボーン形状を水平ロールを用いてならし圧
延することを繰り返し行い、鋳片幅を所定の寸法に調整
し、場合によっては圧延工程の生産性向上のために所定
の厚みまで厚み圧下を行うことで製造される圧延用鋳片
スラブは、幅中央部において圧延方向に引張歪を受ける
ことから、熱間圧延中に鋳片幅中央部の表面に割れ欠陥
が発生し易いことが知られていた。
【0003】特に、近年熱間圧延や冷間圧延して製造さ
れる製品の材質を制御するために、例えば、Al,N等
が添加される鋼が増加してきているが、これらの鋼から
鋳造した鋳片スラブを熱間で幅圧下圧延すると、圧延方
向に引張変形を受ける鋳片スラブ幅中央部表面の割れ欠
陥の発生が特に顕著である。このような工程を経て製造
した幅調整後の高温鋳片スラブをそのまま熱間圧延製品
サイズに熱間圧延する(一般に直送圧延と称する)と、
ヘゲ疵と称される表面欠陥が発生することが多い。この
ため幅調整後の高温鋳片スラブを一旦冷却し、疵検査を
実施し手入れを行う必要があり、直送圧延比率は極めて
低いものであった。
【0004】鋼の熱間加工性は、γ粒径と炭窒化物や硫
化物等の析出状態の影響を強く受け、γ粒径が微細なほ
ど、またγ粒界への析出が少ないほど、熱間加工性が向
上することは公知のことである。また、前記した合金を
添加した割れ感受性の高い鋼を連続鋳造によって製造
し、直送あるいは直接熱間圧延する場合に、割れ発生に
関与する因子を効果的に制御し得る技術の確立が強く望
まれていた。
【0005】このように、特に炭窒化物を析出し易い合
金を含有した鋼を連続鋳造した後、引き続いて溝付きロ
ールによって熱間で幅調整するために、幅圧下圧延を行
う場合に特有の課題である圧延方向に引張歪を受ける鋳
片幅中央部の割れ欠陥を有効に防止する抜本的な技術は
見出されていなかった。したがって、これらの鋼を熱間
圧延によって幅圧下し、欠陥発生を最小に抑えながら鋳
片幅を造り込むために、一パス当たりの圧下量を規制す
る方法が用いられていることから、所望の幅にするため
にはパス回数が増大し生産性を阻害したり、あるいは幅
圧下後の鋳片を直送圧延せず、一度冷間まで冷却して疵
検査や手入れ等を行う等の方法が用いられていることか
ら、工程障害となる等経済性の面で劣る製造方法であ
り、このような工程においても割れ欠陥が発生せず、直
送圧延可能な表面および内部性状の良好な鋳片の製造方
法が望まれていた。
【0006】このような要望に対し本発明者らは特開平
11−290902号公報においてNとAlあるいはN
bを含有する鋼を連続鋳造によって製造した後、熱間で
幅圧下した際に発生する鋳片表面の割れ欠陥を防止する
技術を提案した。その概要は「連続鋳造鋳片の少なくと
も表層下10mm以内をAr1 以下に冷却し1000〜
1150℃に加熱した後、熱間幅圧下圧延をAr3 以上
で完了させるか、もしくは連続鋳造鋳片の表層下10m
m以内をAr1 −50℃以下に冷却し1000〜115
0℃に加熱した後、熱間幅圧下圧延することによって、
鋳片表層10mm以内におけるAlN析出物起因の割れ
とフィルム状α起因の割れを同時に防止でき、鋳片表面
に割れを発生することなく、幅圧下圧延を行うことがで
きる」というものであり、幾多の圧延試験の結果から、
表層の割れを生じていない領域の厚みが10mm以上あ
れば、内在する割れは熱間圧延時に圧着し、表面に露出
しないことが判った結果に基づくものである。このこと
により熱間で幅圧下圧延しても表面に割れの発生してい
ない鋳片を経済性を損なうことなく得ることができると
いうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、連続鋳造鋳片
の少なくとも表層下10mm以内をAr1 以下またはA
1 −50℃以下に冷却した段階において熱間幅圧下圧
延をAr3 以上で圧延を完了させても、冷却後の加熱温
度または、鋼成分中Al,Nの含有量によっては、表層
から10mm以内の割れを防止するために細粒化したγ
粒の粗大化が生じること、合わせて幅圧下に従い鋳片ド
ッグボーン形状内側部分の厚みが変化するに従って表層
から10mm以内の細粒化したγ粒の層の厚みも変化す
るため、鋳片表層10mm以内におけるAlN析出物起
因の割れを抑制できない場合があることが判明した。
【0008】すなわち、図1は横軸に連続鋳造鋳片の幅
圧下完了温度−Ar3 を表し、縦軸に鋼中のAlとNの
含有量の積を表し、両者の関係において鋳片表層10m
m以内における割れ発生の有無をプロットして示したも
ので、図から明らかなように同一領域内に存在する鋳片
であっても、割れの発生するものとしないものがあるこ
とが判った。そこで、同一領域内で割れの発生をみるこ
とのない鋳片に注目し、このような鋳片を得るために適
した手段の開発を図ることが大きな課題となっていた。
本発明は上記したような課題を有利に解決を図ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来方
法における問題点を解決するためになされたものであっ
て、その要旨とするところは、下記手段にある。 (1) 質量%で、C:0.005〜0.25%、M
n:0.1〜1.5%、Si:0.01〜0.4%、
P:0.001〜0.03%、S:0.001〜0.0
3%、N:0.002〜0.01%、Al:0.02〜
0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純物からなる
溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱して熱間幅
圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法において、予め鋳
片のAl,Nの目標成分および、目標加熱温度および目
標幅圧下量/幅圧下前の鋳片幅で定義される目標幅圧下
率および鋳片厚圧下前後の目標鋳片厚比から、熱間幅圧
下後の鋳片表層の健全層厚が10mm以上確保するよう
に、鋳片表面からAr1 点温度となる目標冷却深さを決
定し、連続鋳造中〜鋳片加熱開始前までに該目標冷却深
さよりも実績冷却深さが深くなるように鋳片を冷却する
連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防止方法。 (2) 質量%で、C:0.005〜0.25%、M
n:0.1〜1.5%、Si:0.01〜0.4%、
P:0.001〜0.03%、S:0.001〜0.0
3%、N:0.002〜0.01%、Al:0.02〜
0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純物からなる
溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱して熱間幅
圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法において、連続鋳
造中〜鋳片加熱開始前までの鋳片の表面からAr1 点温
度以下まで冷却した実績冷却深さおよび、鋳片のAl,
Nの実績成分および鋳片厚圧下前後の目標鋳片厚比か
ら、熱間幅圧下後の鋳片の健全層厚が10mm以上確保
するように鋳片加熱開始以降に鋳片加熱温度および/ま
たは幅圧下量/幅圧下前の鋳片幅で定義される鋳片の熱
間幅圧下率を制御する連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面
割れ防止方法。
【0010】(3) 質量%で、C:0.005〜0.
25%、Mn:0.1〜1.5%、Si:0.01〜
0.4%、P:0.001〜0.03%、S:0.00
1〜0.03%、N:0.002〜0.01%、Al:
0.02〜0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純
物からなる溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱
して熱間幅圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法におい
て、連続鋳造前〜連続鋳造中に予め鋳片のAl,Nの目
標成分および、Ar1 点温度より求められるAlN析出
量と鋳片の目標加熱温度より(1)式で表される鋳片の
細粒γ粒層の減厚量Yを求めると共に、目標幅圧下量/
幅圧下前の鋳片幅で定義される目標幅圧下率および鋳片
厚圧下前後の鋳片厚の比から(2)式で表される鋳片の
細粒γ粒の変化率Zを求め、該Yと該Zから(3)式を
満足するように、鋳片表面からAr1点温度となる目標
冷却深さXを決定し、連続鋳造中〜鋳片加熱開始までに
目標冷却深さXより実績冷却深さが深くなるように鋳片
を冷却する連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防止方
法。 Y=a+b×鋳片加熱温度−c×AlN析出量 ・・・・(1) Z=(d+e×(幅圧下率)2 +f×幅圧下率) ×(鋳片厚圧下後の鋳片厚/鋳片厚圧下前の鋳片厚)・・・・(2) (X−Y)×Z≧10 ・・・・(3) a,b,c,d,e,fは定数 (4) 質量%で、C:0.005〜0.25%、M
n:0.1〜1.5%、Si:0.01〜0.4%、
P:0.001〜0.03%、S:0.001〜0.0
3%、N:0.002〜0.01%、Al:0.02〜
0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純物からなる
溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱して熱間幅
圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法において、鋳片表
層からAr1 点温度以下まで冷却した実績冷却深さX
と、目標幅圧下量/幅圧下前の鋳片幅で定義される目標
幅圧下率および鋳片厚圧下前後の目標鋳片厚比から
(2)式で表される鋳片の細粒γ粒層の変化率Zを求
め、該Xと該Zから(3)式が満足するように(3)式
から鋳片の細粒γ粒層の減厚量Yを決定し、該YとA
l,Nの実績成分およびAr1 点温度から求められるA
lN析出量から(1)式より求められる鋳片の目標加熱
温度を決定し、鋳片加熱開始以降の鋳片の加熱温度を該
目標加熱温度以下になるようにする連鋳鋳片の熱間幅大
圧下時の表面割れ防止方法。 Y=a+b×加熱温度−c×AlN析出量 ・・・・(1) Z=(d+e×(幅圧下率)2 +f×幅圧下率) ×(鋳片厚圧下後の鋳片厚/鋳片厚圧下前の鋳片厚)・・・・(2) (X−Y)×Z≧10 ・・・・(3) a,b,c,d,e,fは定数
【0011】(5) 質量%で、C:0.005〜0.
25%、Mn:0.1〜1.5%、Si:0.01〜
0.4%、P:0.001〜0.03%、S:0.00
1〜0.03%、N:0.002〜0.01%、Al:
0.02〜0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純
物からなる溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱
して熱間幅圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法におい
て、鋳片表層からAr1 点温度以下まで冷却した実績冷
却深さXと、鋳片の実績加熱温度およびAl,Nの実績
成分およびAr1 点温度から求められるAlN析出量か
ら(1)式で表される鋳片表層の細粒γ粒層の減厚量Y
を求めると共に、該Xと該Yから(3)式が成立するよ
うにZを決定し、さらに該Zと鋳片厚圧下前後の目標鋳
片厚比から(2)式より目標幅圧下量/幅圧下前の鋳片
幅で定義される目標鋳片幅圧下率を決定し、鋳片加熱終
了以降に鋳片の実績幅圧下率を該目標鋳片圧下率以下に
なるよ うにする連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防止方法。 Y=a+b×加熱温度−c×AlN析出量 ・・・・(1) Z=(d+e×(幅圧下率)2 +f×幅圧下率) ×(鋳片厚圧下後の鋳片厚/鋳片厚圧下前の鋳片厚)・・・・(2) (X−Y)×Z≧10 ・・・・(3) a,b,c,d,e,fは定数 (6) 前記(1)ないし(5)のいずれかに記載の連
続鋳造鋳片の熱間幅圧下時の表面割れ防止方法におい
て、前記(1)ないし(5)に記載の溶鋼成分に加えて
選択成分として重量%で、Nb:0.001〜0.1
%、V:0.001〜0.05%、Ti:0.001〜
0.02%、Mo:0.001〜0.025%、Cr:
0.001〜0.8%、Cu:0.001〜0.4%、
Ni:0.001〜0.4%、Ca:0.0001〜
0.006%のうち1種または2種以上を含有せしめた
鋳片を用いる連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防止
方法。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明者らは、前記したような対
策を採っても鋳片表層10mm以内に割れが発生する原
因を追求すべく、多くの実験を繰り返し行い、割れ発生
のメカニズム解明を試みた。連続鋳造鋳片は加熱温度ま
たは成分によって表層から10mm以内の細粒化したγ
粒の粗大化が生じること、合わせて幅圧下率によって表
層から10mm以内の細粒化したγの層が薄く延ばされ
ることが判り、このことを考慮すると、連続鋳造中ある
いは鋳造後Ar1 点温度以下まで冷却する鋳片表層から
の深さを決定することにより、鋳片表層からの深さを抑
制することが可能であることに気付いた。さらに、Ar
1 点温度まで冷却する連続鋳造鋳片の表層からの深さお
よび成分から加熱温度または幅圧下率を制御すること
で、鋳片表層10mm以内におけるAlN析出物起因に
よる割れを抑制できることが可能であることにも思い至
った。
【0013】そこで本発明者らは、まず熱間幅圧下時の
表面割れを予測するために、連続鋳造中および鋳造後の
強冷却、加熱、および幅圧下に至るまでの過程における
細粒γの層の形成機構を模式的に図2に示すように仮定
した。まず、連続鋳造機下部冷却ゾーンの強冷却時にお
いて、鋳片表層の組織のうちAr1 点温度まで冷却され
た深さ(図2a中のX)までは100%α変態するが、
その領域が鋳片の復熱またはその後の加熱によってαか
らγに逆変態する。このときα粒界を基に新たにγ粒界
が形成されるため、強冷却前のγ粒に対して細粒化した
γ粒の層が形成される(図2a)。
【0014】次に加熱段階において鋳片の温度上昇に伴
い、粗粒γ層においてもAlN析出量の少ない内部か
ら、AlNの再固溶が生じ粒界の移動がしやすくなるた
め、γ粒の粗粒化が生じる。そのため、細粒化したγ粒
の層は減厚する(図2b)。このとき、この減厚量(図
2b中のY)は、加熱温度が高くなるに従い大きくな
り、AlN析出量が多くなるに従い小さくなることか
ら、 減厚量(=Y)=a+b×加熱温度−c×AlN析出量 ・・・・(1) a,b,cは定数 で表される。ここで、AlN析出量は鋼中のAlとNの
含有量およびAr1 点点温度よりDarkenの式(l
og(Al×N)=7400/T+1.94)を用いて
計算した。最終的に加熱後の細粒γの層は 加熱後の細粒γの層=Ar1 点温度まで冷却された深さ
−減厚量=X−Y となる(図2c)。
【0015】さらに、熱間幅圧下時に溝型の垂直ロール
により圧延方向にうける幅中央部分の引張変形および厚
み圧下により鋳片厚みが薄くなることで細粒γ層の厚み
も減厚する。そこで、鋳片の幅中央部に圧延方向に引張
変形による細粒γ層の変化は幅圧下率に依存し、厚み圧
下による細粒γ層の変化は、厚み圧下後の鋳片厚み/厚
み圧下前の鋳片厚みに比例すると考ええると、幅圧下後
の細粒γ層の変化率(:Z)は、 幅圧下後の細粒γ層の変化率(=Z)=(d+e×(幅圧下率)2 +f ×幅圧下率)×(厚み圧下後の鋳片厚み/厚み圧下前の鋳片厚み) ・・・・(2) d,e,fは定数 幅圧下率=幅圧下量/幅圧下前の鋳片幅 で表すことができる。よって、幅圧下後の細粒γ層は 幅圧下後の細粒γ層=加熱後の細粒γ層×幅圧下後の細粒γ層の変化率 =(X−Y)×Z ・・・・(3) となる(図2d)。
【0016】最終的に幅圧下後の細粒γ層がAlN析出
起因の割れのない層(=健全層)を形成する。そして割
れのない層の厚みを10mm以上確保できた場合、内在
する割れは熱間圧延時に圧着し表面に露出することはな
いことから(3)式で求められる値が10mm以上であ
る必要がある。上記計算より予測した細粒γ層の厚みと
実際の鋳片における健全層の関係を示したのが図3であ
り、計算より予測した細粒γ層の厚みと実際の健全層が
ほぼ一致していることが判る。
【0017】上記検討を基に幅圧下後の細粒γ層を10
mm以上確保するためのAr1 点温度までの冷却深さ、
幅圧下率、加熱温度の関係を示したのが図4である。こ
こでは目標となる加熱温度、成分、幅圧下率よりAr1
点温度まで冷却すべき深さを決定すべき場合としては、
例えば目標となる加熱温度が1040℃であり、目標と
なる幅圧下率が40%である場合は、Ar1 点温度まで
冷却すべき深さは12mm以上となる。同様に、Ar1
点温度まで冷却する深さが12mmであり、実績の加熱
温度が1050℃である場合は、実際の幅圧下率を20
%以下にする必要がある。また、Ar1 点温度まで冷却
する深さが15mmであり、目標となる幅圧下率が20
%である場合は実際の加熱温度は1095℃以下にする
必要がある。
【0018】なお、本発明で用いられる鋼の成分組成に
ついては、格別新しい組成を有するものではなく、通常
用いられている組成に過ぎないので、成分組成について
の説明は省略する。さらに、鋳片幅圧下方法も溝型を有
する垂直ロールから構成される圧延機に限定されるもの
ではない。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例と比較例に基づいて具
体的に説明する。表1に供試鋼の成分とAr1 点温度お
よびAr3 点温度を示す。これらの成分の溶鋼を垂直・
曲げ型連続鋳造機にて気水スプレー冷却により厚み28
0mm×幅1200〜2100mmの連続鋳造鋳片を鋳
造した後、ウォーキングビーム式連続加熱炉により加熱
を行い、幅圧下用の垂直ロール(V)2対と厚み圧下用
の水平ロール(H)1対から構成されるV−H−V構造
の熱間幅圧下圧延機により幅圧下を行った。
【0020】
【表1】
【0021】また、連続鋳造および熱間幅圧下圧延した
後、表層から10mmの深さまでの割れの有無を調査
し、表層から10mmまでの間で割れのなかったものを
○印、割れのあったものを×印で表した。その結果を表
2および表3,4に製造条件と併せて示した。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】表2に請求項1、3および6の実施例およ
びその比較例を示す。No.1および2は請求項目1お
よび3の実施例、No.3〜4は請求項6の実施例であ
る。それぞれ目標となるAr1 点温度まで冷却すべき深
さは(X)以上であり、実績のAr1 点温度まで冷却し
た深さは(x)であったのでその結果、表層から10m
mの深さまでの割れは発生しなかった。
【0026】これに対して比較例であるNo.5〜8に
おいては、表層から10mmの深さまでの割れを回避す
るための目標のAr1 点温度までの冷却すべき深さは
(X)であったが、実績のAr1 点温度までの冷却した
深さ(x)は目標値に達していなかったため、表層から
10mmの深さよりも表層側に割れが発生し健全層を1
0mm確保することはできなかった。
【0027】表3,4に請求項2,4,5および6の実
施例およびその比較例を示す。No.9〜12は請求項
目2,4,および5の実施例、No.13〜16は請求
項6の実施例である。それぞれ実績のAr1 点温度まで
の冷却した深さ:xに対して目標となる減厚量:Yおよ
び細粒γ層の変化率:Zに対して実績の減厚量:yおよ
び細粒γ層の変化率:zを満足させるように加熱温度お
よび幅圧下率を制御した結果、表層から10mmの深さ
までの割れは発生しなかった。
【0028】これに対しNo.17〜24はその比較例
であり、No.17、18、22は実績の加熱温度が高
く目標となる減厚量:Yに対して実績の減厚量:yが高
い値となったため、表層から10mmの深さよりも表層
側に割れが発生し健全層を10mm確保することはでき
なかった。No.19〜20および23は実績の幅減圧
下率が高く目標となる細粒γ層の変化率:Zに対して実
績の細粒γ層の変化率:zが低い値となったため、表層
から10mmの深さまでの間で割れが発生した。No.
21および24は実績の加熱温度が高く目標となる減厚
量:Yに対して実績の減厚量:yが高い値となったこ
と、および実績の幅圧下率が高く目標となる細粒γ層の
変化率:Zに対して実績の細粒γ層の変化率:zが低い
値となったため、表層から10mmの深さよりも表層側
に割れが発生し健全層を10mm確保することはできな
かった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
連続鋳造鋳片を予測式に基づいて、最初に冷却する深さ
(Ar1 点温度)を加熱温度とAl,N量と幅圧下率か
ら求めて実施し、冷却した後は最後まで鋳片表面健全層
を10mm以上確保できるように、加熱温度と幅圧下率
を制御するもので、幅圧下圧延する際に鋳片表面の割れ
発生を確実に且つ経済的に防止することができ、無手入
れ化、直行化を可能とするものであり、得られる経済的
効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造鋳片の幅圧下完了温度−Ar3 点温度
と鋼中のAlとNの含有量の積の関係において、鋳片表
層10mm以内における割れ発生の有無を示した図
【図2】鋳片表面健全層の形成機構を模式的に示した図
【図3】鋳片表面健全層の厚みの計算値と実測値との関
係を示した図
【図4】鋳片幅圧下比と加熱温度の関係から、Ar1
温度まで冷却すべき鋳片表面からの深さを示した図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C21D 8/02 C21D 8/02 A C22C 38/00 301 C22C 38/00 301A 38/06 38/06 38/50 38/50 (72)発明者 柳 英樹 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 飯星 弘昭 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 若生 昌光 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 Fターム(参考) 4E002 AA07 AB03 AB04 AB05 BC05 BC07 BD02 BD07 BD08 BD09 CB03 CB04 4K032 AA01 AA04 AA05 AA08 AA11 AA14 AA16 AA19 AA21 AA22 AA23 AA27 AA29 AA31 AA35 AA36 BA01 CA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量%で、C:0.005〜0.25
    %、Mn:0.1〜1.5%、Si:0.01〜0.4
    %、P:0.001〜0.03%、S:0.001〜
    0.03%、N:0.002〜0.01%、Al:0.
    02〜0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱して
    熱間幅圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法において、
    予め鋳片のAl,Nの目標成分および、目標加熱温度お
    よび目標幅圧下量/幅圧下前の鋳片幅で定義される目標
    幅圧下率および鋳片厚圧下前後の目標鋳片厚比から、熱
    間幅圧下後の鋳片表層の健全層厚が10mm以上確保す
    るように、鋳片表面からAr 1 点温度となる目標冷却深
    さを決定し、連続鋳造中〜鋳片加熱開始前までに該目標
    冷却深さよりも実績冷却深さが深くなるように鋳片を冷
    却することを特徴とする連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表
    面割れ防止方法。
  2. 【請求項2】 質量%で、C:0.005〜0.25
    %、Mn:0.1〜1.5%、Si:0.01〜0.4
    %、P:0.001〜0.03%、S:0.001〜
    0.03%、N:0.002〜0.01%、Al:0.
    02〜0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱して
    熱間幅圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法において、
    連続鋳造中〜鋳片加熱開始前までの鋳片の表面からAr
    1 点温度以下まで冷却した実績冷却深さおよび、鋳片の
    Al,Nの実績成分および鋳片厚圧下前後の目標鋳片厚
    比から、熱間幅圧下後の鋳片の健全層厚が10mm以上
    確保するように鋳片加熱開始以降に鋳片加熱温度および
    /または幅圧下量/幅圧下前の鋳片幅で定義される鋳片
    の熱間幅圧下率を制御することを特徴とする連鋳鋳片の
    熱間幅大圧下時の表面割れ防止方法。
  3. 【請求項3】 質量%で、C:0.005〜0.25
    %、Mn:0.1〜1.5%、Si:0.01〜0.4
    %、P:0.001〜0.03%、S:0.001〜
    0.03%、N:0.002〜0.01%、Al:0.
    02〜0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱して
    熱間幅圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法において、
    連続鋳造前〜連続鋳造中に予め鋳片のAl,Nの目標成
    分および、Ar1 点温度より求められるAlN析出量と
    鋳片の目標加熱温度より(1)式で表される鋳片の細粒
    γ粒層の減厚量Yを求めると共に、目標幅圧下量/幅圧
    下前の鋳片幅で定義される目標幅圧下率および鋳片厚圧
    下前後の鋳片厚の比から(2)式で表される鋳片の細粒
    γ粒の変化率Zを求め、該Yと該Zから(3)式を満足
    するように、鋳片表面からAr1 点温度となる目標冷却
    深さXを決定し、連続鋳造中〜鋳片加熱開始までに目標
    冷却深さXより実績冷却深さが深くなるように鋳片を冷
    却することを特徴とする連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表
    面割れ防止方法。 Y=a+b×鋳片加熱温度−c×AlN析出量 ・・・・(1) Z=(d+e×(幅圧下率)2 +f×幅圧下率) ×(鋳片厚圧下後の鋳片厚/鋳片厚圧下前の鋳片厚)・・・・(2) (X−Y)×Z≧10 ・・・・(3) a,b,c,d,e,fは定数
  4. 【請求項4】 質量%で、C:0.005〜0.25
    %、Mn:0.1〜1.5%、Si:0.01〜0.4
    %、P:0.001〜0.03%、S:0.001〜
    0.03%、N:0.002〜0.01%、Al:0.
    02〜0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱して
    熱間幅圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法において、
    鋳片表層からAr1 点温度以下まで冷却した実績冷却深
    さXと、目標幅圧下量/幅圧下前の鋳片幅で定義される
    目標幅圧下率および鋳片厚圧下前後の目標鋳片厚比から
    (2)式で表される鋳片の細粒γ粒層の変化率Zを求
    め、該Xと該Zから(3)式が満足するように(3)式
    から鋳片の細粒γ粒層の減厚量Yを決定し、該YとA
    l,Nの実績成分およびAr1 点温度から求められるA
    lN析出量から(1)式より求められる鋳片の目標加熱
    温度を決定し、鋳片加熱開始以降の鋳片の加熱温度を該
    目標加熱温度以下になるようにすることを特徴とする連
    鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防止方法。 Y=a+b×加熱温度−c×AlN析出量 ・・・・(1) Z=(d+e×(幅圧下率)2 +f×幅圧下率) ×(鋳片厚圧下後の鋳片厚/鋳片厚圧下前の鋳片厚)・・・・(2) (X−Y)×Z≧10 ・・・・(3) a,b,c,d,e,fは定数
  5. 【請求項5】 質量%で、C:0.005〜0.25
    %、Mn:0.1〜1.5%、Si:0.01〜0.4
    %、P:0.001〜0.03%、S:0.001〜
    0.03%、N:0.002〜0.01%、Al:0.
    02〜0.1%を含み残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる溶鋼を連続鋳造し鋳片となし、該鋳片を加熱して
    熱間幅圧下もしくは熱間幅と厚圧下する方法において、
    鋳片表層からAr1 点温度以下まで冷却した実績冷却深
    さXと、鋳片の実績加熱温度およびAl,Nの実績成分
    およびAr1 点温度から求められるAlN析出量から
    (1)式で表される鋳片表層の細粒γ粒層の減厚量Yを
    求めると共に、該Xと該Yから(3)式が成立するよう
    にZを決定し、さらに該Zと鋳片厚圧下前後の目標鋳片
    厚比から(2)式より目標幅圧下量/幅圧下前の鋳片幅
    で定義される目標鋳片幅圧下率を決定し、鋳片加熱終了
    以降に鋳片の実績幅圧下率を該目標鋳片圧下率以下にな
    るようにすることを特徴とする連鋳鋳片の熱間幅大圧下
    時の表面割れ防止方法。 Y=a+b×加熱温度−c×AlN析出量 ・・・・(1) Z=(d+e×(幅圧下率)2 +f×幅圧下率) ×(鋳片厚圧下後の鋳片厚/鋳片厚圧下前の鋳片厚)・・・・(2) (X−Y)×Z≧10 ・・・・(3) a,b,c,d,e,fは定数
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の連続鋳造鋳片の熱間幅圧下時の表面割れ防止方法にお
    いて、前記請求項に記載の溶鋼成分に加えて選択成分と
    して重量%で、Nb:0.001〜0.1%、V:0.
    001〜0.05%、Ti:0.001〜0.02%、
    Mo:0.001〜0.025%、Cr:0.001〜
    0.8%、Cu:0.001〜0.4%、Ni:0.0
    01〜0.4%、Ca:0.0001〜0.006%の
    うち1種または2種以上を含有せしめた鋳片を用いるこ
    とを特徴とする連鋳鋳片の熱間幅大圧下時の表面割れ防
    止方法。
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