JP2005100570A - 車両用電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開口部を樹脂カバーで閉鎖した金属ブラケットを使用しながら、電磁ノイズによる悪影響を低減することができる車両用電子機器を提供する。
【解決手段】 DVDプレーヤは、DVDプレーヤ本体を金属ブラケットで囲繞して構成されている。金属ブラケットを構成する第1の金属ブラケット4には重量軽減のための開口部9が形成され、その開口部9に防塵用の樹脂カバー11が貼着されている。この樹脂カバー11の表面に形成された金属薄膜部12が導電性テープ14により第1の金属ブラケット4に導通しており、金属蒸着部12が電磁シールドとして機能するので、DVDプレーヤ本体から電磁ノイズが放射されるにしても、金属ブラケットに近接して設けられるプリント配線基板に悪影響を与えることを防止できる。又、プリント基板に実装されたコネクタにノイズが伝導し、次にそのコネクタに取りつけられたケーブルにノイズが伝導して、ノイズがECU外部に漏洩し、外部機器に対して悪影響を与えるのを防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属ブラケットで囲繞された車両用電子機器に関する。
例えば車両用DVDプレーヤでは、軽量化を図るために、DVDプレーヤ本体を囲繞する金属ブラケットの上面(下面)に比較的大きな開口部を形成すると共に、その開口部をカバーで閉鎖するようにしている。これは、DVDプレーヤ内に金属ブラケットの開口部から埃、砂塵などが進入することを防ぎ、DVDの読取り誤作動を防ぐ目的で行われる。通常、このカバーとしては、軽量化のため、薄く且つ軽い樹脂カバーを用いるようにしている。
特開平9−153276号公報
近年、車載製品も電子機器化が進み、電子機器が放射する電磁ノイズに対する要求も高くなってきている。このため、電磁シールドなどを施して、外部に電磁ノイズが漏れないように工夫している。特に、電磁ノイズを放射しやすい電子機器に対しては、強固な電磁シールドを施す必要がある。
ところで、車室内に設置されるナビゲーション用ECUは、小型化を図る必要があることから、その筐体構造は、DVDプレーヤの上部にプリント配線基板を近接して配置するようにしている。このため、上述したようにDVDプレーヤを囲繞する金属ブラケットの開口部を樹脂カバーで閉鎖した場合には、電磁ノイズが樹脂カバーを通過してプリント配線基板に到達し、プリント配線基板の電子回路に悪影響を与えることがある。又、プリント基板に実装されたコネクタにノイズが伝導し、次にそのコネクタに取りつけられたケーブルにノイズが伝導して、ノイズがECU外部に漏洩し、外部機器に対して影響を与える場合もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、開口部を樹脂カバーで閉鎖した金属ブラケットを使用しながら、電磁ノイズによる悪影響を低減することができる車両用電子機器を提供することにある。
請求項1の発明によれば、電子機器本体を囲繞する金属ブラケットには開口部が形成されていると共に、その開口部は樹脂カバーで閉鎖されているので、全体重量の軽減を図りながら防塵対策を施すことができる。
ここで、電子機器本体から電磁ノイズが放射されるにしても、樹脂カバーには金属薄膜部が形成されていると共に、その金属薄膜部は導電手段により金属ブラケットに導通して電磁シールドして機能しているので、電磁ノイズが樹脂カバーを通過してしまうことはない。これにより、金属ブラケットに近接してプリント配線基板が設けられているにしても、電磁ノイズによる悪影響を防止することができる。
請求項2の発明によれば、金属蒸着により大量生産することができるので、金属薄膜部を低コストで実施することができる。
請求項3の発明によれば、導電性テープは低コストであるので、導電手段を低コストで実施することができる。
以下、本発明をナビゲーション用ECUに搭載されるDVDプレーヤに適用した一実施の形態について図面を参照して説明する。
図2はDVDプレーヤの分解斜視図である。この図2において、DVDプレーヤ(車両用電子機器に相当)1は、DVDプレーヤ本体(電子機器本体に相当)2を金属ブラケット3で囲繞して構成されている。
金属ブラケット3は、第1の金属ブラケット4と第2の金属ブラケット5とから構成されており、第2の金属ブラケット5内にDVDプレーヤ本体2を収納した状態で第1の金属ブラケット4を被せ、両方の金属ブラケット4,5の重ね合わせの部分を介してDVDプレーヤ本体2にネジ止めすることにより、DVDプレーヤ本体2と金属ブラケット3とが一体化されてDVDプレーヤ1が組み立てられている。この場合、第1の金属ブラケット4には窓部7が形成されており、DVDプレーヤ本体2と金属ブラケット3とが一体化された状態では、その窓部7がDVDプレーヤ本体2のDVD挿入口8に対向する。
第2の金属ブラケット5の外周には後述するようにナビゲーション用ECUに固定するための複数の突起部6が形成されている。
第1の金属ブラケット4においてDVDプレーヤ本体2の上面に位置する面には比較的大きな開口部9が形成されていると共に、第2の金属ブラケット5においてDVDプレーヤ本体2の下面に位置する面にも比較的大きな開口部10が形成されている。これは、金属ブラケット3の重量の軽減を図ることにより、DVDプレーヤ1全体の重量の軽減を図るためである。これらの開口部9,10は、PP(ポリプロピレン)製の樹脂カバー11で閉鎖されている。これは、樹脂カバー11の重量が増大してしまうことを防止しながら、開口部9,10からDVDプレーヤ1内への埃、砂塵などの進入を防止するためである。
ここで、上記樹脂カバー11の表面にはアルミニウムが真空蒸着されて金属薄膜部12が形成されている。
図3は、樹脂カバー11の断面を模式的に示している。この図3において、金属薄膜部12の表面の大部分には樹脂皮膜13がコーティングされており、金属薄膜部12は、樹脂カバー11と樹脂皮膜13で挟まれた構造となっている。これは、金属薄膜部12が樹脂カバー11から剥がれ落ちて回路ショートの原因とならないようにしているためである。また、金属薄膜部12の周縁部には樹脂皮膜13が施されておらず、その周縁部が外部に露出している。
図1は、第1の金属ブラケット4の裏側を示している。この図1において、樹脂カバー11は、第1の金属ブラケット4の開口部9を裏側から閉鎖するように貼着されている。この場合、樹脂カバー11は、金属薄膜部12が開口部9と反対側に位置するように第1の金属ブラケット4に貼着されていると共に、金属薄膜部12の周縁部には導電性テープ(導電手段に相当)14が貼着されている。この導電性テープ14において金属薄膜部12から外方に突出した部位は第1の金属ブラケット4に貼着されており、これにより、金属薄膜部12は導電性テープ14を介して第1の金属ブラケット4と導通している。
同様に、第2の金属ブラケット5の開口部10も樹脂カバー11で閉鎖されており、その樹脂カバー11の表面に形成された金属薄膜部12が導電性テープ14により第1の金属ブラケット4に導通している。
以上のように構成されたDVDプレーヤ1はナビゲーション用ECUの筐体内に収納されている。
図3は、ナビゲーション用ECUの斜視図である。この図3において、上述したDVDプレーヤ1は、ナビゲーション用ECUの筐体15内に図2に示す上下方向が逆となるように防振状態で固定されている。
DVDプレーヤ1の上面には、当該DVDプレーヤ1を制御するための電子回路が搭載されたプリント配線基板16が近接して固定される(図4参照)。
ナビゲーション用ECUは、筐体15内にナビゲーション用ECUを制御するための電子回路が搭載されたプリント配線基板が固定されると共にカバー(何れも図示せず)により閉鎖されて完成されている。このナビゲーション用ECUは、車両のインストルメントパネルに設置された操作パネルに対する操作に応じてDVDプレーヤ1の動作を制御したり、表示器の表示内容を制御したりする。
さて、DVDプレーヤ1が動作すると、DVDプレーヤ1から電磁ノイズが発生して周囲に放射される。
ところで、本実施の形態では、DVDプレーヤ1の上面に近接してプリント配線基板16が配置されていることから、DVDプレーヤ1から放射された電磁ノイズが第1の金属ブラケット4に形成された開口部9を閉鎖する樹脂カバー11を通過した場合は、プリント配線基板16に電磁ノイズが到達し、プリント配線基板16に搭載された電子回路に異常を生じる虞がある。又、プリント基板に実装されたコネクタにノイズが伝導し、次にそのコネクタに取りつけられたケーブルにノイズが伝導して、ノイズがECU外部に漏洩し、外部機器に対して影響を与える場合もある。
しかしながら、本実施の形態では、樹脂カバー11の表面に金属薄膜部12を形成すると共に、その金属薄膜部12を導電性テープ14により金属ブラケット3に導通するようにしたので、金属薄膜部12は電磁シールドとして機能し、樹脂カバー11を通過しようとする電磁ノイズを遮断する。これにより、金属ブラケット3の開口部9,10を閉鎖する手段として軽量な樹脂カバー11を用いながら、DVDプレーヤ1から放射された電磁ノイズが樹脂カバー11を通過してしまうことを防止することができるので、電磁ノイズによるプリント配線基板16に対する悪影響を防止することができる。
しかも、金属薄膜部12の重量は極めて小さいので、DVDプレーヤ1の重量が増加することがないと共に、大量生産により低コストで実施することができる。
(その他の実施の形態)
本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
金属薄膜部12を樹脂カバー11全体に施すのに代えて、格子状としてもよい。この場合、DVDプレーヤ1が発するノイズの波長と格子間隔を考慮して、電磁ノイズが通過しないような格子間隔に設定する必要がある。
金属薄膜部12を金属蒸着に代えて、金属ペーストを印刷、塗布或いは吹き付けにより形成するようにしてもよい。
本発明をDVDプレーヤに限らず、車両に搭載する各種電子機器に適用するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態における金属ブラケットの裏側を示す図 DVDプレーヤの分解斜視図 金属ブラケットの断面を示す模式図 組立中のナビゲーション用ECUの斜視図 組立中のナビゲーション用ECUの斜視図
符号の説明
1はDVDプレーヤ(車両用電子機器)、2はDVDプレーヤ本体(電子機器本体)、3は金属ブラケット、9,10は開口部、11は樹脂カバー、12は金属薄膜部、14は導電性テープ(導電手段)である。

Claims (3)

  1. 電子機器本体を囲繞すると共に当該電子機器本体に対向する開口部を有した金属ブラケットと、
    この金属ブラケットの開口部を閉鎖する樹脂カバーとを備えた車両用電子機器において、
    前記樹脂カバーは、
    その表面に金属薄膜部が形成されていると共に、
    前記金属薄膜部を前記金属ブラケットに導通させる導電手段を備えて構成されていることを特徴とする車両用電子機器。
  2. 前記金属薄膜部は、金属蒸着により形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用電子機器。
  3. 前記導電手段は、導電性テープであることを特徴とする請求項1または2記載の車両用電子機器。

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