JP2005099252A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省エネモードまでの設定時間が短くても,感光体の部分劣化や回動部材のクリープを防止することのできる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の画像形成装置は,感光体ドラム11と,感光体ドラム11を回転駆動する駆動モータ25と,駆動モータ25に電力を供給する24V電源部34とを有し,所定の条件下で24V電源部34を低消費電力モードにする省エネモード制御部43と,非画像形成時に感光体ドラム11を所定のタイミングで微小回転させる微小回転制御部44と,24V電源部34が省エネモード制御部43により省エネモードとされているときに微小回転制御部44が感光体ドラム11を微小回転させようとすると,24V電源部34を電力供給が可能な状態にさせる制御部41とを有するものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は,コピー機,プリンタ等の画像形成装置に関する。さらに詳細には,画像形成休止期間がある程度連続した場合に装置に供給される電力を制限する省エネモードを有する画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置では,帯電器の稼働により感光体周辺にオゾンが発生するものがある。一般に,感光体の表面がこのオゾンに長時間曝されると,その部分の感度が劣化することが知られている。そのため従来より,発生したオゾンを吸着あるいは排出するためのファンを備え,画像形成中あるいは画像形成後等にこのファンを駆動して,感光体の劣化を防止するようにしている。
また,発生したオゾンが滞留している中で感光体が停止していると,オゾンの滞留濃度にムラがあるため,特定の部分がオゾンに曝されがちである。これによる感光体の部分劣化を防止するために,ウオーミングアップ終了後や画像形成終了後等のタイミングで,感光体を回転させる技術も提案されている(例えば,特許文献1参照。)。この文献に記載されている装置では,帯電器の駆動時間を基に算出した時間の間,画像形成時とは異なる速度で感光体を回転させている。
さらに近年では,画像形成装置のエネルギー消費量を節約するために省エネモードを有するものがある。省エネモードとは,画像形成休止期間が所定時間続くと,制御部分を残して各部の電源を自動的に遮断するモードのことである。例えば,帯電器用の高圧電源や感光体を回転駆動する駆動部の電源等が遮断され,次のコマンド入力等があるまで停止されるのである。この省エネモード開始までの画像形成休止期間の長さは,所定の範囲内でユーザが選択決定できるようにされているものが多い。
特開2002−189397号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置では,この省エネモード中は,感光体を回転駆動させるための電力が遮断されているので,感光体を回転させることはできない。その一方で,ユーザによってその時間を非常に短く設定されると,十分にオゾンの排出や拡散等が終了しないうちに省エネモードが開始される場合がある。すなわち,この場合には,省エネモードが開始された後はオゾンが残留している中に感光体が停止されていることとなる。これは,従来と同様に感光体が部分的にオゾンに曝される状態となり,感光体の部分劣化の原因となるおそれがあった。
さらに,画像形成装置は,転写ベルトや転写ローラ等の回動部材を有している。これらの中にはその柔軟性から,同じ姿勢で長期間保持されることは好ましくないものもある。クリープやゆがみの原因となりうるからである。これに対して,これらの回動部材を画像形成休止期間中に微小に回動させる技術もあるが,この場合も省エネモード中は実行できないという問題点があった。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,省エネモードまでの設定時間が短くても,感光体の部分劣化や回動部材のクリープを防止することのできる画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,回転要素と,回転要素を回転駆動する回転駆動手段と,回転駆動手段に電力を供給する電源部とを有し,電源部から回転駆動手段への電力供給により回転要素を回転させつつ画像形成を行う画像形成装置であって,所定の条件下で電源部を低消費電力モードにする低消費電力モード制御部と,非画像形成時に回転要素を所定のタイミングで微小回転させる微小回転制御部と,電源部が低消費電力モード制御部により低消費電力モードとされているときに微小回転制御部が回転要素を微小回転させようとすると,電源部を電力供給が可能な状態にさせる電源一時復帰制御部とを有するものである。
本発明の画像形成装置によれば,回転要素は回転駆動手段によって回転される。またその回転駆動手段は,電源部によって電力を供給されているときに駆動できる。従って,低消費電力モード制御部によって電源部が低消費電力モードにされているときは,そのままでは回転要素は回転されない。本発明では,電源一時復帰制御部を備えたので,低消費電力モード中に微小回転制御部が回転要素を微小回転させようとすると,電源部が電力供給が可能な状態とされる。これにより,回転駆動手段が駆動可能となり,回転要素を回転させることが可能となる。これにより,省エネモードまでの設定時間が短くても,感光体の部分劣化や回動部材のクリープを防止することのできる画像形成装置となっている。
さらに本発明では,電源一時復帰制御部は,微小回転制御部の制御による回転要素の微小回転が終了すると,電源部を,低消費電力モード制御部による低消費電力モードに戻すことが望ましい。
このようにすれば,微小回転が終了すれば再び電源部の消費電力が小さくされる。すなわち,必要最小限の電力を供給するのみであるので,電力を無駄使いすることはない。
さらに本発明では,回転要素は感光体であり,感光体の表面を帯電させる帯電部を有することが望ましい。
このようにすれば,感光体を同じ環境状態に放置することがないので,省エネモードまでの設定時間が短くても,感光体の部分劣化を防止することができる。
さらに本発明では,微小回転制御部は,帯電部の総放電時間,連続画像形成枚数,感光体の総駆動時間,単位時間当たりの画像形成枚数,および単位時間当たりの感光体の駆動時間の各パラメータの少なくとも一部について閾値を設定し,閾値を超えたパラメータの存在に関する条件により,感光体を微小回転させるか否かを決定することが望ましい。
このようにすれば,オゾンの滞留の程度や湿度ムラの発生程度等の機内環境の悪化状態が予測され,それによって必要と判断されたときにのみ感光体が微小回転される。
さらに本発明では,回転要素は,転写ベルト,転写ローラ,定着ベルト,定着ローラ,記録材搬送部材,および原稿搬送部材,から成る群に含まれる1以上の要素であることが望ましい。
このようにすれば,各回動部材を同じ姿勢で放置することがないので,省エネモードまでの設定時間が短くても,回動部材のクリープを防止することができる。
また本発明の画像形成装置は,回転要素と,回転要素を回転駆動する回転駆動手段と,回転駆動手段に電力を供給する電源部とを有し,電源部から回転駆動手段への電力供給により回転要素を回転させつつ画像形成を行う画像形成装置であって,所定の条件下で電源部を低消費電力モードにする低消費電力モード制御部と,非画像形成時に回転要素を所定のタイミングで微小回転させる微小回転制御部と,回転要素を回転駆動する,回転駆動手段とは別の第2回転駆動手段と,第2回転駆動手段に電力を供給する,電源部とは別の第2電源部と,電源部が低消費電力モード制御部により低消費電力モードとされているときに微小回転制御部が回転要素を微小回転させようとすると,第2電源部から第2回転駆動手段へ電力が供給される状態とする電源一時供給制御部とを有するものであってもよい。
本発明の画像形成装置によれば,第2回転駆動手段と第2電源部と電源一時供給制御部を備えたので,低消費電力モード中に微小回転制御部が回転要素を微小回転させようとすると,第2電源部によって電力供給された第2回転駆動手段が回転要素を回転させることができる。これにより,省エネモードまでの設定時間が短くても,感光体の部分劣化や回動部材のクリープを防止することのできる画像形成装置となっている。
本発明の画像形成装置によれば,省エネモードまでの設定時間が短くても,感光体の部分劣化や回動部材のクリープを防止することができる。
「第1の実施の形態」
以下,本発明を具体化した第1の実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は,図1に示す画像形成装置に本発明を適用したものである。
本実施の形態の画像形成装置1は,図1にその概略を示すように,タンデム構成のカラープリンタである。YMCK各色の画像形成用の構成が中間転写ベルト10に沿って並べられている。その各色の構成は,それぞれの感光体ドラム11の周囲に,帯電装置12,露光装置13,現像装置14,クリーナ装置15が配置されたものである。また,中間転写ベルト10を挟んで,各色の感光体ドラム11に対向して1次転写装置16が配置されている。さらに図中右方には,2次転写装置17及び定着装置18が,図中左方には,ベルトクリーナ装置19がそれぞれ設けられている。これらはいずれも一般的なものであるので,詳細については省略する。
この画像形成装置1の全体の動作を簡単に説明する。この画像形成装置1は,プリント信号を受信すると印刷動作を開始する。感光体ドラム11が回転され,帯電装置12によって一様に帯電される。次に,露光装置13によって感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成され,その静電潜像が現像装置14によって各色のトナーで現像される。その各色のトナー像は1次転写装置16によって中間転写ベルト10に順次転写され,中間転写ベルト10上で重ね合わされる。さらに,その重ね合わされたトナー像は,2次転写装置17によって用紙に転写され,定着装置18によって定着される。このようにしてカラー画像が形成された用紙は,機外へ排出される。中間転写ベルト10にトナー像が転写された後の感光体ドラム11はさらに回転され,クリーナ装置15によって転写残りトナーが回収される。また,2次転写後も中間転写ベルト10上に残った転写残りトナーは,ベルトクリーナ装置19によって回収される。
次に,感光体ドラム11の1つに注目してその駆動部分について説明する。感光体ドラム11は,図2に示すように,その軸の両端部をそれぞれ軸受け22,23によって回転可能に保持されている。さらに,軸受け22によって保持されている端部には,カップリング24を介して駆動モータ25が連結されている。また,画像形成装置1には,図2に示すように,各部に電力を供給するための電源部31と,各部の動作を制御するための制御部41が設けられている。
電源部31は,交流100Vの商用電源32の入力を受けて,装置内の各部にそれぞれ必要な電圧に変換し,各部に電力を供給している。電源部31には,帯電装置12等に高電圧電力を供給するためのHV(高圧電源部)33,駆動モータ25等に24V電力を供給するための24V電源部34,制御部41に5V電力を供給するための5V電源部35等が設けられている。また,これらの各電源部は,それぞれ独立に稼働あるいは停止できるものである。
制御部41は,画像形成装置1の全体の制御を司るものであり,駆動制御部42,省エネモード制御部43,微小回転制御部44等を有している。駆動制御部42は,感光体ドラム11に連結された駆動モータ25等の駆動制御を行う部分である。省エネモード制御部43は,画像形成休止時間をカウントして省エネモードの開始を決定するとともに,省エネモード中における電源部31の制御を行う部分である。また,微小回転制御部44は,感光体ドラム11の部分劣化を防止するために,画像形成休止中に感光体ドラム11を微小回転させるための制御を行う部分である。
画像形成装置1が,省エネモードでない通常の状態では,図2に示すように,各部に電力が供給されている。例えば,制御部41には電源部31の5V電源部35によって電力が供給されている。また,駆動モータ25には24V電源部34によって,帯電装置12にはHV33によってそれぞれ必要な電力が供給されている。この状態で,画像形成装置1が画像形成を指示する信号を受信すると,制御部41は画像形成のための手順に従って,各部を駆動させる。例えば,駆動制御部42によって,駆動モータ25に対して感光体ドラム11の回転を開始するよう駆動信号が送出される。このとき,駆動モータ25には24V電源部34から電力が供給されているので,駆動信号に応じて回転を開始し,感光体ドラム11を回転させる。ここで,感光体ドラム11が回転要素に,駆動モータ25が回転駆動手段に,24V電源部34が電源部に相当する。
そして,ある程度の枚数の画像形成が行われると感光体ドラム11の周囲には,帯電装置12のコロナ放電により発生したオゾンが滞留し始める。さらには,現像装置14やクリーナ装置15内のトナーから蒸発した水分によって,感光体ドラム11の周辺に湿度差が生じる。すなわち,図3に示すように,現像装置14の周辺やクリーナ装置15内部では湿度が高い状態となり,現像装置14からクリーナ装置15までの間の中間転写ベルト10近辺は中程度の湿度となる。また,帯電装置12や露光装置13の周辺では湿度が低く,帯電装置12の直上ではオゾン濃度が高い状態となる。
このようにムラのある状態中に放置されると,感光体ドラム11に感度差が生じる。例えば,オゾンに曝された部分ではオゾン劣化が発生し,感度が低下して画像不良(白抜け)が発生するおそれがある。あるいは,感光体ドラム11は湿度によって感度差が発生し,高湿状態の部分では他の部分より感度が上昇する。これにより,露光時に正常な静電潜像が形成されず,画像不良(黒帯)が発生するおそれがある。
これらの画像不良の発生を防止するために,この画像形成装置1では,画像形成休止中に感光体ドラム11を少しずつ回転させる。すなわち,所定枚数以上の画像形成を行った後には,微小回転制御部44によって,所定のタイミングで感光体ドラム11を微小角ずつ回転させている。例えば,約300ms間だけ感光体ドラム11を回転させることを,30秒あるいは60秒などの間隔で10回〜15回程度繰り返す。この約300msの回転駆動によって,感光体ドラム11は約4分の1(約90度)回転する。このように間をおいて少しずつ回転させることで,感光体ドラム11の同じ位置が同じ環境に曝され続けることを防ぎ,感度ムラの発生を防止するのである。
ここで,微小回転を繰り返す間隔及び回数は,微小回転制御部44の内部に記憶されている制御テーブル45に従って制御される。制御テーブル45は,図4にその一例を示すように,画像形成装置1の機内環境によって区分されて記憶されている。画像形成装置1では,機内の温湿状態を検出し,その検出結果によって,どの制御テーブル45を使用するかを決定する。図4(A)は,機内が低温低湿の場合であり,図4(B)は中温中室の場合,図4(C)は高温高湿の場合に使用されるテーブルである。この図で,画像形成休止時間の欄は微小回転の実行を決定した後,画像形成を休止してからの時間を示し,丸印を付けた時間タイミングにおいて,それぞれ1回の微小回転が行われる。
一方,画像形成信号の受信やコマンドの入力等がない状態で所定の時間が経過すると,画像形成装置1は,省エネモード制御部43によって省エネモード状態となる。この状態では,図5に示すように,電源部31は5V電源部35のみを残して,それ以外の部分を停止する。すなわち,感光体ドラム11を回転駆動させるための駆動モータ25の電源である24V電源部34は停止されている。図5において破線で示しているのは,回線は接続されているが電力は供給されていないことを表している。そのため,この状態では,駆動制御部42から駆動モータ25に駆動信号が出されたとしても,それだけでは駆動モータ25は駆動されない。
そこで,微小回転制御部44は,微小回転を行うタイミングが省エネモード中であった場合には,駆動制御部42に対して駆動モータ25に駆動信号を送出する指示を送るとともに,省エネモード制御部43に対して一時的に24V電源部34を稼働させる指示を送る。この指示を受けて省エネモード制御部43は,電源部31に対して24V電源部34を一時的に稼働させるための信号を送出する。これにより,駆動モータ25に電力が供給されるので,駆動信号を受信すれば感光体ドラム11を微小回転させることができる。さらに,微小回転制御部44は,1回の微小回転が終了すると,省エネモード制御部43を介して再び24V電源部34を停止させる。このとき,省エネモード制御部43は,電源一時復帰制御部として機能する。
次に,微小回転制御部44の制御のタイミングを,図6のタイムテーブルを参照して説明する。図6では,上段から順に「感光体ドラム11の駆動状態」,「感光体ドラム11の駆動時間の累積(Tpc)」,「画像形成休止時間の累積(Tstop)」,「微小回転制御」を示している。「感光体ドラム11の駆動状態」では,画像形成装置1が画像形成動作中であるかまたは画像安定化動作中である場合が「駆動」,その他の場合が「休止」と示される。そしてこの「感光体ドラム11の駆動状態」が「駆動」である時間を累積したものがTpcである。また,「感光体ドラム11の駆動状態」が「休止」である時間を累積したものがTstopである。
微小回転制御部44は,Tpcが所定のしきい値(Tpc−max)を超えたら,微小回転の実行を決定する。しかしそのときが,画像形成動作中等の感光体ドラム11の駆動中であれば,画像形成動作が優先され,微小回転はすぐには実行されない。「感光体ドラム11の駆動状態」が「休止」となるのを待ち,そこから図4の制御テーブル45のうち機内環境に応じて選択されたものに沿って実行タイミングが決定される。さらに,制御テーブル45で丸印の付いた各タイミングにおいて,画像形成動作中でなければ微小回転が実行される。いったん微小回転の実行が決定されたら,制御テーブル45によってあらかじめ設定されている回数だけ繰り返される。
微小回転の実行回数は,制御テーブル45からも分かるように,機内環境によって大きく異なり,低温低湿では15分程度継続される。一方で省エネモード開始までの画像形成休止時間は,ユーザによって設定されるものであり,最短で10分程度に設定することが可能である。このため,条件によっては,微小回転が設定回数まで終了しないうちに省エネモードが開始される場合がある。省エネモードが開始されると,図5に示すように,HV33,24V電源部34等は停止される。この状態で微小回転の実行タイミングとなると,微小回転制御部44は24V電源部を一時的に稼働させ,微小回転を1回実行後再び停止させる。
ところで,図6のタイムテーブルでは,Tstopが所定のしきい値(Tstop−max)を超えたとき,それまで累積保持されていたTpcがクリアされている。これは,画像形成を休止していると,それまでに滞留したオゾンがある程度拡散あるいは排出され,また,湿度分布のムラもある程度解消されるからである。また,Tstopが,ユーザによって設定された省エネモード開始時間に達し,省エネモードが開始されたら,Tstopはクリアされる。さらに,省エネモードの間はTstopの累積は行わない。
なお,ここでは微小回転制御部44が微小回転の実行決定する判断基準として,Tpcすなわち,感光体ドラム11の駆動時間の累積を用いている。この判断基準はこれに限らず,例えば印刷枚数,帯電装置12の放電時間の累積等を用いてもよい。あるいは,連続印刷の場合と,単位時間あたりの総計とに対してそれぞれ別にしきい値を設定し,それらの組合せによって判断することもできる。
以上詳細に説明したように,本実施の形態の画像形成装置1によれば,感光体ドラム11の駆動時間の累積が所定時間となったとき,微小回転制御部44によって微小回転の実行が決定される。微小回転の回数やタイミングは,微小回転制御部44に記憶されている制御テーブル45によって設定されている。さらに,微小回転を実行しようとした時に省エネモード中であれば,微小回転制御部44は省エネモード制御部43に指示して24V電源部34を一時的に稼働させる。従って,省エネモード中でも微小回転のために駆動モータ25を駆動させることが可能となる。これにより,この画像形成装置1によれば,省エネモードまでの設定時間が短くても,感光体ドラム11の部分劣化を防止することができる。
「第2の実施の形態」
以下,本発明を具体化した第2の実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は,第1の実施の形態の画像形成装置に,感光体ドラム11を微小回転させるための第2駆動部をさらに備えたものである。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるので,同じ符号を付し,説明を省略する。
この実施の形態の画像形成装置は,図7に示すように,感光体ドラム11の軸受け23によって保持されている側に第2の駆動モータ51が設けられている。さらに,軸受け23側の端部は軸受け23から突出して長く形成され,その先端部にはギアが設けられている。また,駆動モータ51の回転軸にもその端部のギアとかみ合うギアが形成されている。つまり,これらのギアをかみ合わせれば駆動モータ51の駆動力によって感光体ドラム11が回転されることとなる。ここで,この駆動モータ51は,第1の駆動モータ25と比較して,駆動力や制御の精密性においてやや劣るものでよい。また,この駆動モータ51は直流5Vの電力によって駆動可能なものを使用する。さらに,本実施の形態では,制御部41にこの駆動モータ51を制御するための第2の駆動制御部52を備える。ここで,駆動モータ51が第2回転駆動手段に相当する。
この実施の形態では,第1の実施の形態の画像形成装置と比較して,省エネモード中に微小回転の実行が指示された場合の制御方法が異なる。この実施の形態では,微小回転の実行が指示されたときに省エネモード中であれば,カップリング24を感光体ドラム11の端部から離間させ,駆動モータ25と感光体ドラム11とを離す。さらに,駆動モータ51を軸受け23側の端部に当接させ,互いのギアをかみ合わせる。その上で,微小回転制御部44は第2の駆動制御部52に指示して,駆動モータ51を駆動させる。駆動モータ51の駆動電力は5V電源部35から取られており,5V電源部35は停止されないので,省エネモード中でも微小回転を実行可能である。ここで,5V電源部35が第2電源部に相当し,第2の駆動制御部52が電源一時供給制御部として機能する。
以上詳細に説明したように,本実施の形態の画像形成装置においても,第1の実施の形態と同様に,省エネモードまでの設定時間が短くても,感光体の部分劣化を防止することができる。
「第3の実施の形態」
以下,本発明を具体化した第3の実施の形態について説明する。本実施の形態の構成は第1の実施の形態と同様であるので,同じ符号を付し,説明を省略する。
感光体ドラム11以外にも,例えば,中間転写ベルト10,1次転写装置16や2次転写装置17に含まれる転写ローラ,定着装置18の定着ベルトまたは定着ローラ,記録材や原稿の搬送部材等には回動部分が含まれている。これらの回動部分には,長時間同じ位置に保持されると,クリープの原因となるものがある。そこで,これらの回動部分に関しても,感光体ドラム11と同様に所定のタイミングで微小に回動させるとよい。この場合においても,回動させるタイミングが省エネモード中であれば,微小回転制御部44が省エネモード制御部43に指示して24V電源部34を一時的に稼働させる。
以上説明したように,本実施の形態の画像形成装置では,省エネモードまでの設定時間が短くても,回動部材のクリープを防止することができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,上記の各実施の形態では,感光体ドラム11は,その端部がカップリング24と連結されて駆動モータ25の回転が伝達されるとしたが,これに限らず,駆動モータ25の回転が感光体ドラム11の回転として伝達される構成であればよい。例えば,感光体ドラム11の軸の端部にギアを設けるギア駆動方式でもよい。
また例えば,タンデム方式のカラープリンタとしたが,これに限らず、コピー機,ファクス等の画像形成装置でもよいし,またモノクロ機でもよい。
本実施の形態の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 感光体ドラムの回転駆動のための構成を示す説明図である。 感光体ドラムの周辺の状態を示す説明図である。 微小回転駆動のタイミングを制御する制御テーブルの例を示す説明図である。 感光体ドラムの回転駆動のための構成の省エネモードでの状態を示す説明図である。 画像形成装置の動作タイミングを示すタイムテーブルである。 第2の実施の形態の感光体ドラムの回転駆動のための構成を示す説明図である。 第2の実施の形態の感光体ドラムの回転駆動のための構成の省エネモードでの状態を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11 感光体ドラム(感光体,回転要素)
12 帯電装置(帯電部)
25 駆動モータ(回転駆動手段)
34 24V電源部(電源部)
35 5V電源部(第2電源部)
43 省エネモード制御部(低消費電力モード制御部,電源一時復帰制御部)
44 微小回転制御部
51 駆動モータ(第2回転駆動手段)
52 第2の駆動制御部(電源一時供給制御部)

Claims (6)

  1. 回転要素と,前記回転要素を回転駆動する回転駆動手段と,前記回転駆動手段に電力を供給する電源部とを有し,前記電源部から前記回転駆動手段への電力供給により前記回転要素を回転させつつ画像形成を行う画像形成装置において,
    所定の条件下で前記電源部を低消費電力モードにする低消費電力モード制御部と,
    非画像形成時に前記回転要素を所定のタイミングで微小回転させる微小回転制御部と,
    前記電源部が前記低消費電力モード制御部により低消費電力モードとされているときに前記微小回転制御部が前記回転要素を微小回転させようとすると,前記電源部を電力供給が可能な状態にさせる電源一時復帰制御部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記電源一時復帰制御部は,前記微小回転制御部の制御による前記回転要素の微小回転が終了すると,前記電源部を,前記低消費電力モード制御部による低消費電力モードに戻すことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記回転要素は感光体であり,
    前記感光体の表面を帯電させる帯電部を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載する画像形成装置において,
    前記微小回転制御部は,前記帯電部の総放電時間,連続画像形成枚数,前記感光体の総駆動時間,単位時間当たりの画像形成枚数,および単位時間当たりの感光体の駆動時間の各パラメータの少なくとも一部について閾値を設定し,閾値を超えたパラメータの存在に関する条件により,前記感光体を微小回転させるか否かを決定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記回転要素は,転写ベルト,転写ローラ,定着ベルト,定着ローラ,記録材搬送部材,および原稿搬送部材,から成る群に含まれる1以上の要素であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 回転要素と,前記回転要素を回転駆動する回転駆動手段と,前記回転駆動手段に電力を供給する電源部とを有し,前記電源部から前記回転駆動手段への電力供給により前記回転要素を回転させつつ画像形成を行う画像形成装置において,
    所定の条件下で前記電源部を低消費電力モードにする低消費電力モード制御部と,
    非画像形成時に前記回転要素を所定のタイミングで微小回転させる微小回転制御部と,
    前記回転要素を回転駆動する,前記回転駆動手段とは別の第2回転駆動手段と,
    前記第2回転駆動手段に電力を供給する,前記電源部とは別の第2電源部と,
    前記電源部が前記低消費電力モード制御部により低消費電力モードとされているときに前記微小回転制御部が前記回転要素を微小回転させようとすると,前記第2電源部から前記第2回転駆動手段へ電力が供給される状態とする電源一時供給制御部とを有することを特徴とする画像形成装置。
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