JP2005096523A - 車両用テーブル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 有効な利用が可能な車両用テーブル装置の提供。
【解決手段】 一側にテーブル面48が形成された揺動体22と、揺動体22を横方向に沿いかつテーブル面48を上面とする展開状態と縦方向に沿う格納状態との間で揺動可能に支持する支持体20とを有し、揺動体22の内側に収納空間56を設け、揺動体22のテーブル面48に対し反対側に収納空間56を開閉可能な蓋体61を設けてなる。テーブルとして機能する揺動体22の内側に収納空間56が設けられこの収納空間56を開閉可能な蓋体61が設けられているため、収納部としても機能する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、車両用テーブル装置に関し、特にその有効利用に関する。
車両用テーブル装置に関する技術として、テーブルを横方向に沿う展開状態と縦方向に沿う格納状態との間で折畳可能に設け、テーブルの展開状態における上面に開閉可能に蓋体を設け、この蓋体が開けられるとテーブルおよび蓋体にカップホルダが現れる構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−244862号公報
上記した車両用テーブル装置は、カップホルダを含むテーブルとしての機能しか備えていないが、近年、車室内空間に配置された各部の有効利用が求められており、このような観点から、上記した車両用テーブル装置は十分な機能を有しているとは言えなかった。
したがって、本発明は、有効な利用が可能な車両用テーブル装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、一側にテーブル面(例えば実施形態におけるテーブル面48)が形成された揺動体(例えば実施形態における上部収納体22)と、該揺動体を横方向に沿いかつ前記テーブル面を上面とする展開状態と縦方向に沿う格納状態との間で揺動可能に支持する支持体(例えば実施形態における支持体20)とを有し、前記揺動体の内側に収納空間(例えば実施形態における収納空間56)を設け、前記揺動体の前記テーブル面に対し反対側に前記収納空間を開閉可能な蓋体(例えば実施形態における上部蓋体61)を設けてなることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記蓋体は開閉角度が鋭角であり、前記揺動体が前記展開状態にあるとき前記蓋体の開閉中心に対し反対側の縁部(例えば実施形態における係止縁部63)が上側に屈曲していることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記支持体には、前記揺動体の前記格納状態における下部に設けられた摺動部(例えば実施形態における摺動ピン45)を上下移動可能に案内する案内溝(例えば実施形態における案内溝38)と、基端側が揺動可能に軸支されるとともに前記揺動体の前記格納状態における上部を回動可能に軸支する揺動アーム(例えば実施形態における揺動アーム43)とを有する揺動機構(例えば実施形態における揺動機構21)が設けられていることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記支持体には前記揺動体の下側に、内側に収納空間(例えば実施形態における収納空間27)が設けられるとともに該収納空間を開閉可能な蓋体(例えば実施形態における下部蓋体31)が設けられた下部収納部(例えば実施形態における下部収納部26)が設けられていることを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記格納状態にある前記揺動体の蓋体と、前記下部収納部の蓋体とが同側に並列して配置されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、揺動体を横方向に沿う展開状態にすると、その上面がテーブル面となってテーブルとして機能することになる。そして、このようにテーブルとして機能する揺動体の内側には収納空間が設けられこの収納空間を開閉可能な蓋体が設けられているため、収納部としても機能することになる。したがって、有効な利用が可能となる。
請求項2に係る発明によれば、テーブル面に対し反対側に設けられた蓋体は、揺動体が縦方向に沿う格納状態にあるとき側面にあり良好に開閉可能であるため、収納空間に対する物品の良好な出し入れが可能となる。また、蓋体は揺動体が横方向に沿う展開状態にあるとき下面にあるが、開閉角度が鋭角であり、しかも開閉中心に対し反対側の縁部が上側に屈曲していることから、開いたときに収納空間内の物品を落下させることなく、収納空間に対する物品の良好な出し入れが可能となる。したがって、揺動体が縦方向に沿う格納状態にあっても横方向に沿う展開状態にあっても収納空間に対し物品の出し入れが可能であることから使い勝手性が向上する。
請求項3に係る発明によれば、揺動体が縦方向に沿う格納状態から横方向に沿う展開状態となるとき、その下部に設けられた摺動部が支持体の案内溝で案内されながら上昇しつつその上部が揺動アームをその基端側を中心に揺動させながら側方に移動する。このように、簡単な構造で揺動体を縦方向に沿う格納状態と横方向に沿う展開状態との間で揺動させることができる。また、揺動体を上側に移動させながら横方向に沿う展開状態とすることができるため、下面の蓋体と支持体との間に隙間を形成でき、その結果、蓋体を良好に開けることができる。さらに、揺動体が格納状態と展開状態との間で移動するときに、揺動体が支持体よりも一側に突出することがないように揺動軌跡を設定でき、座席に近接配置しても座席に干渉させずに揺動させることができる。
請求項4に係る発明によれば、支持体における揺動体の下側に、内側に収納空間が設けられるとともに開閉可能な蓋体を有する下部収納部が設けられているため、支持体をも収納部として機能させることができる。したがって、さらに有効な利用が可能となる。
請求項5に係る発明によれば、格納状態にある揺動体の蓋体と下部収納部の蓋体とが同側に並列して配置されているため、格納状態にあるときの揺動体および支持体の下部収納部の両方の使い勝手性が向上する。
本発明の一実施形態の車両用テーブル装置について図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の車両用テーブル装置11は、図1に示すように、車室内の例えば運転席シート12と助手席シート13との間の空間14に設けられるもので、運転席シート12側のフロア15に車両前後方向に沿いかつ鉛直方向に沿う状態で固定された支持体20と、この支持体20の上部の揺動機構21に揺動可能に支持された上部収納体(揺動体)22とを有している。ここで、各図において運転席シート12側を矢印Rで表し、助手席シート13側を矢印Lで表す。
支持体20は、図2に示すように、互いに車両前後方向に離間してフロア15に鉛直立設される一対の支柱部25と、これら支柱部25を結ぶようにこれら支柱部25の間の下部に車両前後方向に沿いかつ鉛直方向に沿う状態で設けられた下部収納部26とを有している。
下部収納部26は、略直方体状の箱型で、図3に示すように、内側に収納空間27が設けられるとともにその助手席シート13側の側面に収納空間27を外部に通じさせる開口部28が設けられた収納部本体29と、開口部28を閉塞させる状態と開放させる状態との間で揺動可能となるように収納部本体29に連結されることにより収納空間27を開閉可能な下部蓋体31とを有している。なお、一対の支柱部25および収納部本体29は、フロア15に対し位置固定とされている。
下部蓋体31はその下端部において車両前後方向に沿う連結軸32を介してこの連結軸32を中心に揺動回転するように収納部本体29に連結されており、車両前後方向に沿いかつ鉛直方向に沿う状態で収納部本体29の開口部28を閉塞させる。また、下部蓋体31は、この状態から連結軸32を中心に揺動し上部が助手席シート13側に近接するように所定角度倒れることで収納部本体29の開口部28を開放させる。
ここで、下部蓋体31は、収納部本体29の開口部28を閉塞させる状態と開放させる状態との間で鋭角の所定角度分のみ揺動可能となっており、この角度を超えての揺動が規制されるようになっている。
下部蓋体31および収納部本体29には、図示は略すが、下部蓋体31を開口部28を閉塞させた状態で収納部本体29に対しロックする下部蓋体ロック機構が設けられている。そして、図2に示すように、下部蓋体31の上部の車両前後方向の中央には取手部35が設けられており、この取手部35には、下部蓋体ロック機構のロックを解除するロック解除操作ボタン(ロック解除操作部)36が設けられている。つまり、閉状態にある下部蓋体31を開作動させる際に乗員はこの取手部35を掴みつつロック解除操作ボタン36を下方に押すことにより下部蓋体ロック機構によるロックを解除し下部蓋体31を開ける。また、開状態にある下部蓋体31を閉方向に揺動させ開口部28を閉塞させた状態にすると下部蓋体ロック機構が自動的に下部蓋体31を閉状態でロックする。
なお、この下部収納部26には、例えば、音楽記憶媒体やサングラス等の物品を収納することができる。
一対の支柱部25の間の下部収納部26より上側に、上部収納体22が揺動機構21を介して揺動可能に設けられている。
つまり、一対の支柱部25の相互対向側の内面には、図3に示すように、揺動機構21を構成する上下方向に延在する一対の案内溝38が運転席シート12側に形成されている。これら案内溝38は、上部が鉛直方向に沿うとともに下部が下端側ほど助手席シート13側に近接するように若干湾曲する移動案内溝部39と、この移動案内溝部39の上端部から屈曲して助手席シート13側に若干延びる係止溝部40とを有している。
また、一対の支柱部25の下部収納部26より若干上側の助手席シート13側には、車両前後方向に沿う支持軸42がそれぞれ設けられており、これら支持軸42には、それぞれ揺動機構21を構成する揺動アーム43の基端側が軸支されている。
そして、上部収納体22は、一側に設けられた一対の摺動ピン(摺動部)45が一対の支柱部25の案内溝38に摺動可能かつ回転可能に挿入されるとともに、逆側が車両前後方向に沿う支持軸46を介して揺動アーム43の先端側に回転可能に軸支されている。
ここで、上部収納体22は、略直方体状の箱型をなしており、一側の摺動ピン45を案内溝38の下端部に位置させた状態では、逆側の支持軸46が揺動アーム43を鉛直に沿わせつつ最も運転席シート12側に位置している。この状態が格納状態であり、この格納状態で、上部収納体22は、全体として車両前後方向に沿いかつ鉛直方向に沿って(つまり縦方向に沿って)、支持体20と同一平面状に配置される。また、この格納状態にあるとき、上部収納体22を含む車両用テーブル装置11の全体が運転席シート12側に寄っていて、運転席シート12と助手席シート13との間の空間14を通路として確保することになり、いわゆるウォークスルーが可能な状態となる。さらに、格納状態にあるとき、上部収納体22は下部収納部26の上側に隣接している。
この格納状態から一側の摺動ピン45を案内溝38の移動案内溝部39に沿って上昇させた後、助手席シート13側に若干移動させ案内溝38の上端部の係止溝部40に位置させた状態では、図6に示すように、逆側の支持軸46側が揺動アーム43を助手席シート13側に倒しつつ最も助手席シート13側に位置している。この状態が展開状態であり、この展開状態で、上部収納体22は、全体として車両前後方向に沿いかつ水平方向に沿って(つまり横方向に沿って)、支持体20と直交する。ここで、この展開状態では、摺動ピン45が車幅方向に沿う係止溝部40内に位置しているため、上部収納体22を上から押しても上部収納体22が揺動してしまうことはない。なお、上部収納体22は、格納状態にあるときの運転席シート12側の側面が展開状態における上面となり、格納状態にあるときの助手席シート13側の側面が展開状態における下面となる。そして、上部収納体22は、図5に示すように、展開状態における上面がテーブル面48とされており、このテーブル面48にドリンク類を載置させるためのドリンクホルダ部49および物品を載置させるためのテーブル部50が設けられている。なお、テーブル面48には周縁部の全周から一段突出する突出縁部51が設けられている。
ここで、支持体20および上部収納体22には、図示は略すが、上部収納体22を格納状態でロックおよびロック解除可能であり、かつ展開状態でもロックおよびロック解除可能な揺動ロック機構が設けられている。この揺動ロック機構は、上部収納体22が格納状態にあるときの上端部かつ運転席シート12側であって上部収納体22が展開状態にあるときの上端部かつ助手席シート13側となる角部に設けられた揺動ロック解除操作ボタン(揺動ロック解除部)54が押圧操作されるとロックを解除することになり、上部収納体22が揺動して格納状態になると自動的に格納状態でロックし、また上部収納体22が揺動して展開状態になると自動的に展開状態でロックする。
また、格納状態と展開状態との間で移動するときに、上部収納体22が支持体20よりも助手席シート13側に突出することがないように揺動機構21が設定されている。
上部収納体22は、内側に収納空間56が設けられるとともに格納状態にあるときの助手席シート13側の側面に収納空間56を外部に通じさせる開口部57が設けられた収納体本体58を有している。ここで、上部収納体22が格納状態にあるとき、収納体本体58の下部に上記した摺動ピン45が設けられるとともに収納体本体58の上部に上記した揺動アーム43の先端側が支持軸46を介して連結されており、収納体本体58の上面の運転席シート12側かつ車両前後方向中央に上記した揺動ロック解除操作ボタン54が設けられている。また、収納体本体58の開口部57に対し反対側の面、つまり格納状態にあるときの運転席シート12側の側面かつ展開状態における上面が、上記したドリンクホルダ部49およびテーブル部50を有するテーブル面48とされている。
上部収納体22は、収納体本体58の開口部57を閉塞させる状態と開放させる状態との間で揺動可能となるように収納体本体58に連結されることにより収納空間56を開閉可能な上部蓋体61を、格納状態にあるときの助手席シート13側の側面(展開状態にあるときの下面)に有している。
上部蓋体61は、上部収納体22が格納状態にあるときに、その下端部において車両前後方向に沿う連結軸62を中心に揺動回転するように収納体本体58に連結されており、車両前後方向に沿いかつ鉛直方向に沿う状態で収納体本体58の開口部57を閉塞させる。また、上部蓋体61は、この状態から連結軸62を中心に揺動し上部が助手席シート13側に近接するように所定角度倒れることで収納体本体58の開口部57を開放させる。
ここで、上部蓋体61は、収納体本体58の開口部57を閉塞させる状態と開放させる状態との間で鋭角の所定角度分のみ揺動可能となっており、この角度を超えての揺動が規制されるようになっている。また、上部蓋体61の開閉中心である連結軸62に対し反対側、つまり上部収納体22が格納状態にあるときの上部蓋体61の上端の縁部は、運転席シート12側に屈曲する形状の係止縁部63とされている。言い換えれば、係止縁部63は、上部収納体22が展開状態にあるときに上側に屈曲する形状をなしている。
上部蓋体61および収納体本体58には、図示は略すが、上部蓋体61を開口部57を閉塞させた状態で収納体本体58に対しロックする上部蓋体ロック機構が設けられている。そして、収納体本体58における上部蓋体61の開閉中心に対し反対側、つまり上部収納体22が格納状態にあるときの収納体本体58の上面に、上記した揺動ロック解除操作ボタン54の助手席シート13側に隣り合って、上部蓋体ロック機構のロックを解除するスライド式のロック解除操作レバー(ロック解除操作部)65が設けられている。つまり、閉状態にある上部蓋体61を開作動させる際に乗員はこのロック解除操作レバー65をスライドさせることにより上部蓋体ロック機構によるロックを解除し上部蓋体61を開ける。また、開状態にある上部蓋体61を閉方向に揺動させ開口部57を閉塞させた状態にすると上部蓋体ロック機構が自動的に上部蓋体61を閉状態でロックする。
なお、この上部収納体22にも、例えば、音楽記憶媒体やサングラス等の物品を収納することができる。
本実施形態の車両用テーブル装置11は、上部収納体22を格納状態としたとき、図1に示すように、上部収納体22を含むその全体が運転席シート12側に寄っていて、運転席シート12と助手席シート13との間の空間14をウォークスルーのための通路として確保する状態となる。また、このとき、車両用テーブル装置11は、図2および図3に示すように同側である助手席シート13側に上部収納体22の上部蓋体61および支持体20の下部収納部26の下部蓋体31を上下に並列して配置している。
このように、上部収納体22を格納状態とした状態で、例えば、上部蓋体61の図2に示すロック解除操作レバー65をスライドさせると、上部蓋体ロック機構が上部蓋体61の収納体本体58に対するロックを解除し、図4に示すように、上部蓋体61が鋭角の所定角度のみ助手席シート13側に揺動して収納体本体58の開口部57を開口させる。これにより、上部収納体22の収納空間56に対する物品の出し入れが可能となる。そして、物品の出し入れが完了すると上部蓋体61を運転席シート12側に揺動させて収納体本体58の開口部57を閉塞させると、上部蓋体ロック機構が上部蓋体61を収納体本体58に対し自動的にロックする。また、上部収納体22が格納状態にあるとき、下部蓋体31の図2に示すロック解除操作ボタン36を押圧すると、下部蓋体ロック機構が下部蓋体31の収納部本体29に対するロックを解除し、図4に示すように、下部蓋体31が鋭角の所定角度のみ助手席シート13側に揺動して収納部本体29の開口部28を開口させる。これにより、下部収納部26の収納空間27に対する物品の出し入れが可能となる。そして、物品の出し入れが完了すると下部蓋体31を運転席シート12側に揺動させて収納部本体29の開口部28を閉塞させると、下部蓋体ロック機構が下部蓋体31を収納部本体29に対し自動的にロックする。なお、上部収納体22が格納状態にあるとき、テーブル面48は、運転席シート12側に向いている。また、上部収納体22が格納状態にあるとき、上部収納体22と下部収納部26とがともに車両前後方向に沿いかつ鉛直方向に沿って互いに鉛直方向に並んでいるため、上部蓋体61および下部蓋体31の開閉と収納空間27,56への物品の出し入れが運転席シート12側の乗員からも容易に可能となる。
上部収納体22が格納状態にある状態から図2に示す揺動ロック解除操作ボタン54を押圧すると、揺動ロック機構による上部収納体22の支持体20に対するロックが解除されることになり、この状態で上部収納体22をその上部が助手席シート13側に位置するように手動により倒す。すると、上部収納体22は、図3の状態から図6の状態に示すように、下部にあった摺動ピン45を案内溝38の移動案内溝部39で案内しながら上側に移動させつつ支持軸46を介して上部に連結状態にある揺動アーム43を支持軸42を中心に助手席シート13側に倒すことで、決められた揺動軌跡を描きながら下部を上側に移動させつつ倒れるように揺動する。そして、上部収納体22の摺動ピン45が移動案内溝部39の上端部に位置しそれ以上の上昇が規制された状態から、さらに、上部収納体22の摺動ピン45を係止溝部40で助手席シート13側に移動させると、上部収納体22が水平方向に沿う展開状態となりこの展開状態で揺動ロック機構が上部収納体22を支持体20にロックする。この展開状態で、図5に示すように、テーブル面48は上側に向いており、ドリンクホルダ部49へのドリンク類の載置およびテーブル部50への物品の載置が可能となる。また、テーブル面48の周縁部の全周から上側に突出する突出縁部51によってテーブル部50に載置された物品の落下を防止するようになっている。なお、テーブル部50に滑り止めのゴムシート等を貼付しても良い。
このように、上部収納体22を展開状態とした状態で、例えば、上部蓋体61のロック解除操作レバー65をスライドさせると、上部蓋体ロック機構が上部蓋体61の収納体本体58に対するロックを解除し、図7に示すように、上部蓋体61が鋭角の所定角度のみ下側に揺動して収納体本体58の開口部57を開口させる。このとき、上部収納体22は、下部収納部26から上側に離間した状態にあり、上部蓋体61の揺動に対し下部収納部26が干渉することがない。また、このとき、上部蓋体61は、揺動角度が鋭角であり、揺動中心に対し反対側が上側に屈曲する係止縁部63とされているため、上部蓋体61の傾斜によって収納空間56内の物品を落下させてしまうことがない。そして、この状態で、上部収納体22の収納空間56に対する物品の出し入れが可能となる。そして、物品の出し入れが完了し上部蓋体61を上側に揺動させて収納体本体58の開口部57を閉塞させると、上部蓋体ロック機構が上部蓋体61を収納体本体58に対し自動的にロックする。上部収納体22が、運転席シート12に沿って上昇して展開状態になるため、上部収納体22が運転席シート12から離れることがなく、よって、上部収納体22が展開状態になっても、運転席シート12の乗員が上部収納体22を上側から越えて下部収納部26にアクセスすることができる。なお、上部収納体22が展開状態になるとき、下部収納部26から離間するように上側に移動することから、運転席シート12の乗員が下部収納部26と上部収納体22との隙間を介して下部収納部26にアクセスするように構成しても良い。
上部収納体22が展開状態にある状態から図5に示す揺動ロック解除操作ボタン54を押圧すると、揺動ロック機構による上部収納体22の支持体20に対するロックが解除されることになり、この状態で上部収納体22を若干運転席シート12側に移動させた後、その運転席シート12側の側部が下方に位置するように手動により起こす。すると、上部収納体22は、案内溝38の係止溝部40にあった摺動ピン45を案内溝38の移動案内溝部39に位置させ移動案内溝部39で案内しながら下側に移動させつつ支持軸46において連結状態にある揺動アーム43を支持軸42を中心に運転席シート12側に起こすことで、決められた揺動軌跡を描きながら運転席シート12側の側部を下側に移動させつつ起立するように揺動する。そして、摺動ピン45が移動案内溝部39の下端部に位置しそれ以上の下降が規制された状態になると、上部収納体22が鉛直方向に沿う格納状態となりこの格納状態で揺動ロック機構が上部収納体22を支持体20にロックする。
以上に述べた本実施形態の車両用テーブル装置11によれば、上部収納体22を横方向に沿う展開状態にすると、その上面がテーブル面48となってテーブルとして機能することになる。そして、このようにテーブルとして機能する上部収納体22の内側には収納空間56が設けられこの収納空間56を開閉可能な上部蓋体61が設けられているため、収納部としても機能することになる。したがって、有効な利用が可能となる。
また、テーブル面48に対し反対側に設けられた上部蓋体61は、上部収納体22が縦方向に沿う格納状態にあるとき助手席シート13側の側面にあり良好に開閉可能であるため、上部収納体22の収納空間56に対する物品の良好な出し入れが可能となる。また、上部蓋体61は上部収納体22が横方向に沿う展開状態にあるとき下面にあるが、開閉角度が鋭角であり、しかも開閉中心に対し反対側の係止縁部63が上側に屈曲していることから、開いたときに収納空間56内の物品を落下させることなく収納空間56に対する物品の良好な出し入れが可能となる。したがって、上部収納体22が縦方向に沿う格納状態にあっても横方向に沿う展開状態にあっても収納空間56に対し物品の出し入れが可能であることから使い勝手性が向上する。
さらに、上部収納体22が縦方向に沿う格納状態から横方向に沿う展開状態となるとき、その下部に設けられた摺動ピン45が支持体20の案内溝38で案内されながら上昇しつつその上部が揺動アーム43をその基端側を中心に揺動させながら側方に移動する。このように、簡単な構造で上部収納体22を縦方向に沿う格納状態と横方向に沿う展開状態との間で揺動させることができる。また、上部収納体22が横方向に沿う展開状態となったとき、上側に移動するため、下面の上部蓋体61と支持体20の下部収納部26との間に隙間を形成でき、その結果、上部蓋体61を良好に開けることができる。さらに、上部収納体22が格納状態と展開状態との間で移動するときに、上部収納体22が支持体20よりも一側に突出することがないように揺動軌跡を設定でき、運転席シート12に近接配置しても運転席シート12に干渉させずに揺動させることができる。
加えて、支持体20の上部収納体22の下側に、内側に収納空間27が設けられるとともに開閉可能な下部蓋体31が設けられた下部収納部26が設けられているため、支持体20をも収納部として機能させることができる。したがって、さらに有効な利用が可能となる。
さらに、格納状態にある上部収納体22の上部蓋体61と、下部収納部26の下部蓋体31とが同側である助手席シート13側に並列して上下に配置されているため、上部収納体22が格納状態にあるときの上部収納体22および支持体20の下部収納部26の両方の使い勝手性が向上する。
本発明の一実施形態の車両用テーブル装置の車室内における配置を示す車両前方から見た正面図である。 本発明の一実施形態の車両用テーブル装置の格納状態であって上部蓋体および下部蓋体が共に閉じられた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の車両用テーブル装置の格納状態であって上部蓋体および下部蓋体が共に閉じられた状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態の車両用テーブル装置の格納状態であって上部蓋体および下部蓋体が共に開かれた状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態の車両用テーブル装置の展開状態であって上部蓋体および下部蓋体が共に閉じられた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の車両用テーブル装置の展開状態であって上部蓋体および下部蓋体が共に閉じられた状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態の車両用テーブル装置の展開状態であって上部蓋体および下部蓋体が共に開かれた状態を示す正面図である。
符号の説明
11 車両用テーブル装置
20 支持体
21 揺動機構
22 上部収納体(揺動体)
26 下部収納部
27,56 収納空間
31 下部蓋体(蓋体)
38 案内溝
43 揺動アーム
45 摺動ピン(摺動部)
48 テーブル面
61 上部蓋体(蓋体)
63 係止縁部(縁部)

Claims (5)

  1. 一側にテーブル面が形成された揺動体と、該揺動体を横方向に沿いかつ前記テーブル面を上面とする展開状態と縦方向に沿う格納状態との間で揺動可能に支持する支持体とを有し、
    前記揺動体の内側に収納空間を設け、前記揺動体の前記テーブル面に対し反対側に前記収納空間を開閉可能な蓋体を設けてなることを特徴とする車両用テーブル装置。
  2. 前記蓋体は開閉角度が鋭角であり、前記揺動体が前記展開状態にあるとき前記蓋体の開閉中心に対し反対側の縁部が上側に屈曲していることを特徴とする請求項1記載の車両用テーブル装置。
  3. 前記支持体には、前記揺動体の前記格納状態における下部に設けられた摺動部を上下移動可能に案内する案内溝と、基端側が揺動可能に軸支されるとともに前記揺動体の前記格納状態における上部を回動可能に軸支する揺動アームとを有する揺動機構が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用テーブル装置。
  4. 前記支持体には前記揺動体の下側に、内側に収納空間が設けられるとともに該収納空間を開閉可能な蓋体が設けられた下部収納部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の車両用テーブル装置。
  5. 前記格納状態にある前記揺動体の蓋体と、前記下部収納部の蓋体とが同側に並列して配置されていることを特徴とする請求項4記載の車両用テーブル装置。
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