JP2005094525A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 読み取った画像データのサイズを画像転送に先立ち、あらかじめ子機側に送ることにより、子機側でのメモリ状況に応じた連結動作を判定し、子機側のメモリリソースを効率よく使うことができる画像形成システムを提供する。
【解決手段】 複数台の画像形成装置が電気的に接続されて構成されており、前記複数台の画像形成装置のうちの任意の一台の画像形成装置が親機となり、読み取った画像データを、子機となる他の画像形成装置に対して転送し、親子が連結ジョブとして印刷を分担し並列に処理させる手段を備えた画像形成システムにおいて、前記画像データの転送に先立ち、転送する画像データのサイズを子機側に送ることによって、子機側メモリの余裕による連結動作が可能かどうか判定する構成となっている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電気的に接続可能な複数の画像形成装置であって、印刷機能を分担して連結印刷可能な画像形成装置に関し、特に、親子が連結ジョブとして印刷を分担し並列に処理させる手段を備えた画像形成システムに関するものである。
一般に、原稿を画像データとして読み取る読み取り手段と、読み取り手段により読み取られた画像データに画像処理を施す画像処理手段と、画像処理手段によって画像形成された画像データを印刷する手段を備えた複数台の画像形成装置が電気的に接続されて構成されており、前記複数台の画像形成装置のうちの任意の一台の画像形成装置が親機となり、読み取った画像データを、子機となる他の画像形成装置に対して転送し、親子が連結ジョブとして印刷を分担し並列に処理させる手段を備えた画像形成システムが知られている。
なお、先行技術としては、特開2001−13827公報(複数の画像形成装置を連結動作させる画像形成システムにおいて、メモリ共有資源を効率的に利用できるようにする)等が挙げられる。
特開2001−13827公報
しかしながら、上記従来技術には、以下のような問題点があった。
すなわち、従来の画像形成装置では、複数台のデジタル複写機を機能的に連結して使用する技術が知られており、親機側で連結モードを選択肢し、読み取った画像を連結されている子機とで分担し、印刷動作を並行して行わせることによってトータルのパフォーマンスを得ている。
たとえば、1枚の原稿を100枚コピーする際、連結状態にある画像形成装置が2台ある場合は1台あたり50枚ずつ印刷動作を行うなど、トータルの印刷時間を短縮する機能である。
また、コピーのみにかかわらず、プリンタ、FAX等の複数のアプリケーションが有効であるマルチファンクション機(以下MF機)ではメモリ共有資源を有効に使うための技術として、特開2001−13827公報では連結動作用のメモリ領域を確保し、連結動作を行わないときは単独動作で使用できるようにし、連結動作の指示があったときは、残りの領域を開放するようにしている。
しかしながら、上記従来の方法においては、連結動作開始時に画像転送を行ってしまうと、子機側でメモリフルが発生してしまう場合や、他のアプリによる動作にメモリ資源の制約が起こってしまうことがあった。
たとえば、子機側で印刷するための画像を転送開始したが、子機側のメモリが足りなくなって結局は画像転送が最後まで終了できなかった場合、それまでのメモリ資源を占有していた期間に、他のアプリケーションがメモリを確保できなくなってしまい、子機側で効率よく印刷動作できないという不具合があった。また、さらに子機側で次の非連結ジョブを登録しようとしたときも同様にメモリ資源の獲得ができなくなってしまう可能性も考えられる。
本発明は、上記問題に対して鑑みてなされたもので、その目的は、読み取った画像データのサイズを画像転送に先立ち、あらかじめ子機側に送ることにより、子機側でのメモリ状況に応じた連結動作を判定し、子機側のメモリリソースを効率よく使うことができる画像形成システムを提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、原稿を画像データとして読み取る読み取り手段と、読み取り手段により読み取られた画像データに画像処理を施す画像処理手段と、画像処理手段によって画像形成された画像データを印刷する手段を備えた複数台の画像形成装置が電気的に接続されて構成されており、前記複数台の画像形成装置のうちの任意の一台の画像形成装置が親機となり、読み取った画像データを、子機となる他の画像形成装置に対して転送し、親子が連結ジョブとして印刷を分担し並列に処理させる手段を備えた画像形成システムにおいて、前記画像データの転送に先立ち、転送する画像データのサイズを子機側に送ることによって、子機側メモリの余裕による連結動作が可能かどうか判定することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、連結モードセット時に子機側に対して画像データサイズを送ることによって、印刷動作開始前に連結モードが可能かどうか判定することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、連結モードと選択文書の組み合わせによって、連結動作可能かどうかの警告表示を出すことを特徴とする。
本発明の特徴によれば、読み取った画像データのサイズを画像転送に先立ち、あらかじめ子機側に送ることにより、子機側でのメモリ状況に応じた連結動作を判定するようにしたので、子機側のメモリリソースを効率よく使うことが可能となる。
本発明の他の特徴によれば、連結モードをセットしたときに画像データのサイズを子機側に送り、連結動作の判定を行うようにして、印刷開始前に連結動作判定させるようにしたので、操作性を向上させることができる。
本発明の他の特徴によれば、連結印刷する文書を選択する毎に、その画像データのサイズを送って連結動作判定するようにしたので、操作性を向上させることができる。
以下に添付の図を参照してこの発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明によるデジタル複写機(画像形成装置)の一実施形態の概略図であり、図2は、図1に示したデジタル複写機(画像形成装置)の操作部の概略図である。
図1、図2において、自動原稿送り装置(以後ADF)1にある、原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のスタートキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。一枚の原稿を給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。給送された原稿は読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ26によって駆動される。
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ローラ19によって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向へに導く事ができる。切り替え板101を上に切り替える事により、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙する事ができる。また、切り替え板101を下方向に切り替える事で、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に搬送する事ができる。
なお、上記通常排紙ローラ102の手前の用紙転写後の位置に、後述する本発明の要部である切断・ミシン目生成ユニット601および用紙支持部604が配置されている。ただし、この切断・ミシン目生成ユニット601および用紙支持部604は、この位置に限定されることなく、用紙転写前等の他の適当な位置に配置することもできる。
ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙去れるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットする事で、一旦両面給紙ユニット111にストックする。
その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
図2において、操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、予熱キー35、リセットキー36、割り込みキー37があり、液晶タッチパネル31には、機能キー41、部数、及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
割り込みキー37の押下により割込み押下モードに移行する。割り込みモードは、コピー動作実行中および操作中において一時的にコピー作業を割り込んでコピーをするときのモードである。このモードを設定することによりその前のコピーモード、およびコピー途中であればその途中経過情報を不揮発RAMに記憶し、割り込みモードに移行し、モードを初期化する。コピー動作実行後、割り込みモード解除すると、不揮発RAMに記憶したモードおよび情報を戻して割り込みモード設定前の状態を復帰させ、再スタートにて、割り込み前のモードを継続する事ができる。
初期設定キー38を押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のモードクリアキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等も選択するとか、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定する事が可能である。
予熱キー35を押すと、機械は待機状態から、電力低減状態に移行し、定着温度を低下させたり、操作部の表示を消灯する。予熱状態は、国際エネルギースター計画で言う、低電力状態を意味している。また、予熱状態、オフ状態/スリープ状態を解除し、待機状態に移行させるには、この予熱キーを再度押下する。
新規予約キー39は、予約コピーを行なうときに使用する。
ジョブ一覧キー40の押下により、動作中のコピージョブの一覧を表示する。
新規予約およびジョブ一覧の詳細は、後述する。
図3は、操作部30の液晶タッチパネル31の表示一例を示した図である。図3はコピーキー43を押した場合に表示される画面である。
オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチする事で、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチする事で、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
また、ユーザIDはこの画像処理装置に接続されたパーソナルコンピュータのプリンタドライバにおいて付けられるため、プリンタ機能によった画像蓄積の場合にのみ表示される。文書名は画像蓄積を行う毎に付けられる。ページ数は蓄積した原稿画像の枚数である。蓄積時刻は画像データが蓄積されたときの時刻であり、印刷順は蓄積されている複数の画像データを印刷するときに付けられる印刷の順番である。なお、表示されている画像管理情報は、不揮発メモリNV−RAMに保持されており、電源断時でもその画像管理情報は保持され続ける。
連結キー42は、1台以上の画像形成装置と電気的に接続されている場合に有効なキーである。このキーを押下すると、押下した機械がマスター機となり、接続されている画像形成装置がスレーブ機となり、選択されている機能がコピーであればマスター機の操作部のスタート指示により、マスター機で読み取った原稿画像をスレーブ機でも出力可能となる。
図4は、図1に示した画像形成装置におけるメインコントローラを中心にした制御部を示すブロック図である。
図4において、メインコントローラ20は画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置が接続されている。
また、メインコントローラ20には複数の画像形成装置に接続して装置の構成および機能情報、動作制御に関する情報の送受信を行うための連結I/F48が接続されている。メインコントローラ20は連結I/F48を介して接続された画像形成装置の情報を獲得し、動作を設定することにより連結動作の制御を行う、もしくは接続された他の画像形成装置からの要求を獲得し自機の動作の制御を行う(連結動作手段)。
できるだけ両機のジョブ終了が同時になるように、常時両機の状態(サプライエンドやジャムなど)を監視し、両機の分配率を見直すようにする。ソートモードの場合では、部数単位で分配する。
各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行っている。また紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。
次に、図1に戻り、画像形成装置の原稿読み取りから、画像の書き込みまでを説明する。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第1キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に操作される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。
書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
図5は、画像処理ユニット(IPU)49内部構成をブロック図である。
露光ランプ51から照射された光の反射を、CCDイメージセンサ54にて光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。変倍部72を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、セレクタ64に流れる。セレクタ64では、画像信号の送り先を、書き込みγ補正ユニット71または、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われる。書き込みγ補正ユニット71を経由した画像信号は作像条件に合わせて書き込みγが補正され、書き込みユニット57に送られる。
画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。また、画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取り部50書き込み部57の制御を行うCPU68、及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。更にCPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しが行える。
連結I/F48は画像情報の送受信のため、メモリメモリコントローラのデータバスに接続され、データの入出力が可能な構成になっている。画像形成装置間のデータ転送速度に応じて、画像情報は画像メモリ66を介して転送される。すなわち、画像出力時にはメモリコントローラ65から画素メモリ66に画像データを格納した後、画像形成装置間のデータ転送速度に応じて順次画像メモリ66からデータを読み出して、連結I/Fにデータを転送する。画像出力時には連結I/Fより転送される画像データを画像メモリ66に格納した後、画像メモリ66からメモリコントローラ65を介して装置内部で画像データの処理を行う。上述の構成により、画像形成装置の機能の制約を受けることなく連結動作の実現が可能となる。
原稿画像で画像メモリコントローラ65へ送られた画像は、画像メモリコントローラ内にある画像圧縮装置によって画像データを圧縮した後、画像メモリ66に送られる。ここで、画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込む事も可能であるが、1枚の原稿画像で画像メモリを大変多く使用する。画像圧縮を行う事で、画像限られた画像メモリを有効に利用できる。また、一度に多くの原稿画像データを記憶することが出来るため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力する事ができる。この場合画像を出力する際に画像メモリ66のデータをメモリコントローラ65内の伸長装置で順次伸長しながら出力を行う。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。
また画像メモリの機能を利用して、複数枚の原稿画像を、画像メモリの転写紙一枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込む事も可能となる。例えば4枚の原稿画像を、画像メモリの転写紙一枚分の4等分されたエリアに順次書き込む事で、4枚の原稿が一枚の転写紙イメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能となる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼ばれている。
画像メモリ66の画像はCPU68からアクセス可能な構成となっている。このため画像メモリの内容を加工することが可能であり、例えば画像の間引き処理、画像の切り出し処理等が行える。加工には、メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込む事で画像メモリの処理を行う事ができる。加工された画像は再度画像メモリに保持される。
画像メモリ66は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラとのインタフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
また、画像メモリ66の内容をCPU68が読みだし、I/Oポート67を経て、画像データ73として操作部30に転送することが可能な構成となっている。一般に、操作部30の画面表示解像度は低い為、画像メモリ66の原画像は画像間引きが行われ操作部30に送られる。
画像メモリ66は、多くの画像データを収納するためハードディスク(HDD)73が用いられる。ハードディスク73を用いる事により、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる特徴もある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このハードディスク73が用いられのが一般的である。
ここで、図6を用いて、セレクタ64における1ページ分の画像信号について説明する。図6は、セレクタ64における1ページ分の画像信号の説明図である。
/FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。本実施例では、転写紙への書込密度400dpi、最大画素数は、主走査4800画素、副走査6800画素である。転写紙に画像形成される画像と、/FGATE、/LGATEの信号の関係を第7図に示す。また本実施例では、画像データは255に近いほど白画像になるとする。
また、作業分担するために他のデジタル複写機と画像データやコマンドの送受信を行う必要があるが、これは、この実施例では画像データの送受信用にIEEE1394の連結インタフェース48を、コマンドの送受信用にシリアル通信ラインを用いている。図5のメモリコントローラ65が連結インタフェースドライバ80(図7参照)を介してそれを実現している。
次に、本発明の要旨である画像形成装置を用いた画像形成システムの動作例について説明する。
図7は、本発明を実施した画像形成装置内のソフトウェア制御モジュール構成を示す図である。
図7に示すように、アプリケーション層200で設定されたジョブ情報は、スタートキー34などをトリガーにコントロールサービス層201に受け渡される。コントロールサービス層201は、アプリからのジョブ情報を解釈し、ハンドラ層203を動作させるためのプロセス情報をハンドラマネージャに要求する。ハンドラ層203のハンドラマネージャは、プロセス情報に従って個々のハンドラを動作させる。
ここで、ハンドラには、読み取りユニットを制御するスキャナハンドラ、画像メモリへの画像データの入出力を制御する画像メモリハンドラ、書き込みユニットと用紙搬送、後処理周辺機を制御するプロッタハンドラ、が有り、これらのソフトウェアモジュールが連携して、読み取りから画像メモリへの蓄積と画像形成の処理が行われる。
さらに、本画像形成装置には、他の画像形成装置と連結するための、連結I/Fドライバ80を備え、このI/Fを介して画像データとコマンド情報の受け渡しが可能になっている。
単体コピージョブでは、画像の読み取りと蓄積、蓄積画像の印刷という手順で行われるが、連結コピージョブでは、前記手順に加え以下の制御が加わる。
親機側で発生した連結コピージョブは、親機のコントロールサービス内でジョブ情報が解釈された後、スキャナで読み取った画像を画像メモリ66に蓄積するプロセスと、その画像を子機の画像メモリに転送するプロセスに分けてそれぞれ実行される。
必要な画像の転送が完了すると、子機のコントロールサービスは、親機のコントロールサービスから受け取った情報に従って、予め転送されている画像データを参照する印刷プロセスを生成し、子機のハンドラマネージャに印刷を要求する。
そして、子機のコントロールサービスは、親機に対して自機で処理した印刷ジョブを親機に逐次通知する。この情報に従って親機のコントロールサービスは、自機の印刷ジョブと子機側の印刷ジョブの経過を監視し、必要分の印刷を行う。
図8は、本発明の第1実施形態(請求項1)に関わる画像形成システムの動作フローチャートである。
ここでは、スキャナで読み取った画像がすでに文書化されており、その文書を選択して印刷する場合を例に説明する。
まず、図8のSTEP1にて文書を選択する。ここで、文書は、図11で示すように文書の一覧から選択できる。次に、STEP2で、連結キー42(図3参照)を押下すると、STEP3で、連結モードになる。
その後、STEP4のスタートキー34の押下で動作が開始され、STEP5で、選択文書のデータサイズを子機側に送信し、STEP6で、その応答を待つ。
一方、子機側では、STEP11で、親機から送信されてきた文書サイズと自機のメモリ残量を比較し、親機側文書の容量分のメモリ確保が出来るかどうか判定し、その結果をSTEP12で、親機側へ返す。
親機側はその結果をもって、STEP7で、子機側メモリフルの判定を行う。ここで、子機メモリフルでない場合は、連結印刷のための画像データをSTEP8にて子機側へ転送し、STEP9で連結印刷動作を行う。
子機側も同様に、STEP13で、親機から画像データを受信し、STEP14で、連結印刷動作を行う。なお、子機メモリフルと判定した場合は、STEP10にて通常の単体動作に切り替え印刷を行う。
図9は、本発明の第2実施形態(請求項2)に関わる画像形成システムの動作フローチャートである。
この第2実施形態では、連結モードセット時に子機側に対して画像データサイズを送ることによって、印刷動作開始前に連結モードが可能かどうか判定するようにしている。
ここでは、スキャナで読み取った画像がすでに文書化されており、その文書を選択して印刷する場合を例に説明する。
まず、図9のSTEP1にて文書を選択する。ここで、文書は、図11で示すように文書の一覧から選択できる。次に、STEP2で、連結キー42を押下すると、STEP3で、連結モードになる。その後、STEP4で、選択文書のデータサイズを子機側に送信し、STEP5で、その応答を待つ。
一方、子機側では、STEP13で、親機から送信されてきた文書サイズと自機のメモリ残量を比較し、親機側文書の容量分のメモリ確保が出来るかどうか判定し、その結果を、STEP14で、親機側へ返す。
親機側は、その結果をもって、STEP6で、子機側メモリフルの判定を行う。ここで、子機側メモリフルと判定した場合は、STEP7で、その旨を表示する。図12は、その時の子機側メモリフルの表示例を示している。
そして、STEP8で、親機側のスタートキー34を押下すると動作が開始され、STEP9で、子機メモリフルでない場合は、連結印刷のための画像データを、STEP10にて、子機側へ転送し、STEP11で連結印刷動作を行う。
子機側も同様に、STEP15で、画像データを受信し、STEP16で連結印刷動作を行う。なお、STEP9で子機メモリフルと判定した場合は、STEP12にて通常の単体動作に切り替え印刷を行う。
図10は、本発明の第3実施形態(請求項3)に関わる画像形成システムの動作フローチャートである。
この第3実施形態では、連結モードと選択文書の組み合わせによって、連結動作可能かどうかの警告表示を出すようにしている。
ここでは、スキャナで読み取った画像がすでに文書化されており、その文書を選択して印刷する場合を例に説明する。
まず、STEP1にて連結キーを押下し、連結モードに移行する。次に、STEP2で、文書を選択する。ここで、文書は、図11で示すように文書の一覧から選択できる。その後、STEP3で、選択文書のデータサイズを子機側に送信し、STEP4で、その応答を待つ。
一方、子機側ではSTEP10で、親機から送信されてきた文書サイズと自機のメモリ残量を比較し、親機側文書の容量分のメモリ確保が出来るかどうか判定し、その結果を、STEP11で、親機側へ返す。
親機側はその結果をもって、STEP5で、子機側メモリフルの判定を行う。ここで、子機側メモリフルと判定した場合は、STEP6で、その旨を表示し、STEP2の文書選択に戻る。図12は、その時の子機側メモリフルの表示例を示している。
STEP5の結果がメモリフルでなかった場合は、STEP7で、スタートキー34を押下すると動作が開始される。連結印刷のための画像データをSTEP8にて子機側へ転送し、STEP9で連結印刷動作を行う。子機側も同様にSTEP12で画像データを受信し、STEP13で連結印刷動作を行う。
本発明によるデジタル複写機(画像形成装置)の一実施形態の概略図である。 図1に示したデジタル複写機(画像形成装置)の操作部の概略図である。 操作部30の液晶タッチパネル31の表示一例を示す図である。 図1に示した画像形成装置におけるメインコントローラを中心にした制御部を示すブロック図である。 画像処理ユニット(IPU)49内部構成を示すブロック図である。 セレクタ64における1ページ分の画像信号の説明図である。 本発明を実施した画像形成装置内のソフトウェア制御モジュール構成を示す図である。 本発明の第1実施形態(請求項1)に関わる画像形成システムの動作フローチャートである。 本発明の第2実施形態(請求項2)に関わる画像形成システムの動作フローチャートである。 本発明の第3実施形態(請求項3)に関わる画像形成システムの動作フローチャートである。 選択される文書の一覧を示す図である。 子機側メモリフルの表示例を示す図である。
符号の説明
2…原稿台、3…給送ローラ、4…給送ベルト、5…排送ローラ、6…コンタクトガラス、7…原稿セット検知、8〜10…給紙トレイ、11〜13…給紙装置、14…縦搬送ユニット、15…感光体、16…搬送ベルト、17…定着ユニット、18…排紙ユニット、19…排紙ローラ、20…メインコントローラ、21…中間クラッチ、22〜24…給紙クラッチ、25…メインモータ、26…搬送モータ、27…現像ユニット、30…操作部、31…液晶タッチパネル、32…テンキー、33…クリア/ストップキー、34…スタートキー、35…予熱キー、36…リセットキー、38…初期設定キー、39…新規予約キー、40…ジョブ一覧キー、41…機能キー、42…連結キー、43…コピーキー、51…露光ランプ、52…第1ミラー、53…レンズ、54…CCDイメージセンサ、55…第2ミラー、56…第3ミラー、57…ユニット、58…レーザ出力ユニット、59…結像レンズ、60…ミラー、61…コンバータ、62…シェーディング補正、63…画像処理部、64…セレクタ、65…メモリコントローラ、66…画素メモリ、67…ポート、68…CPU、69…ROM、70…RAM、71…書込みγ補正、72…変倍部、73…HDD、100…フィニシャ、102…通常排紙ローラ、103…搬送ローラ、104…排紙トレイ部、105…搬送ローラ、106…ステープラ、108…ステープル台、109…ジョガー、110…ステープル完了排紙トレイ、111…両面給紙ユニット、112…分岐爪、80…連結インタフェースドライバ、200…アプリケーション層、201…コントロールサービス層、203…ハンドラ層

Claims (3)

  1. 原稿を画像データとして読み取る読み取り手段と、読み取り手段により読み取られた画像データに画像処理を施す画像処理手段と、画像処理手段によって画像形成された画像データを印刷する手段を備えた複数台の画像形成装置が電気的に接続されて構成されており、
    前記複数台の画像形成装置のうちの任意の一台の画像形成装置が親機となり、読み取った画像データを、子機となる他の画像形成装置に対して転送し、親子が連結ジョブとして印刷を分担し並列に処理させる手段を備えた画像形成システムにおいて、
    前記画像データの転送に先立ち、転送する画像データのサイズを子機側に送ることによって、子機側メモリの余裕による連結動作が可能かどうか判定することを特徴とする画像形成システム。
  2. 連結モードセット時に子機側に対して画像データサイズを送ることによって、印刷動作開始前に連結モードが可能かどうか判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 連結モードと選択文書の組み合わせによって、連結動作可能かどうかの警告表示を出すことを特徴とする請求項1あるいは2に記載の画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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