JP2005093781A - ヒートシンク及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 腐食、エロージョン・コロージョン又は電解腐食が起こりにくく、かつ耐圧強度の高い水冷式ヒートシンク及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 板材又はブロック材からなる母材21、31、41の片面又は両面に流路60を形成し、これらの母材の表面にAuコーティング層53を形成し、これらの母材同士を、Au−Sn合金又はSnからなるハンダ層54を用いて接合することにより、ヒートシンク10を形成する。ハンダ層54による接合の際に、Auコーティング層53とハンダ層54とを拡散させて、Au91wt%以上、Sn9wt%以下のAu−Sn合金層55を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体レーザー素子や半導体デバイス等の発熱体の放熱に用いられるヒートシンク及びその製造方法に関する。
近年様々な分野で使用される半導体レーザー素子や半導体デバイス等は、大きな発熱量を持つため、その冷却のためにヒートシンクが一般的に使用される。
このヒートシンクは、近年の半導体デバイス等の高輝度化、高出力化に伴い、更に高い冷却性能が要求され、また、長期間安定して半導体デバイス等を冷却することができる耐久性等も要求されるため、様々なヒートシンクが考案されている。
上記ヒートシンクは、その性能をさらに高めるために、ヒートシンクの大型化、板厚が増加するなどの傾向が生じ、近年ますます小型化する半導体デバイス等に適応できないものもあった。
そこで、その問題点を解決するため、下記特許文献1には、図9に示すようなヒートシンク100の構造が開示されている。
このヒートシンク100は、主として銅製の板状素材からなる母材110、120、及び130を有し、母材110及び母材130の内面には液体を流動させる流路150が形成され、更に母材120には、接続孔160が形成されている。そして、母材110、母材120及び母材130を接着等の手段によって接合し、ヒートシンク100が形成されている。そして、形成されたヒートシンク100の内部に冷却液を流出入させることにより、半導体レーザー素子等の半導体デバイス170を冷却することができる。
特許協力条約に基づいて公開された国際出願 WO00/11922号公報
上記特許文献1記載のヒートシンクでは、冷却液を流出入させて、冷却液の循環を長期間行うと、冷却液に接している母材110〜130の内面において、腐食、エロージョン・コロージョンなどの現象が発生する。
ここで、エロージョン・コロージョンとは、機械的作用による侵食及び化学的作用による腐食を伴う腐食の形態で、ヒートシンク100の場合、冷却液の流出入による機械的な作用と、冷却液と母材110〜130との化学的な反応によるものである。
前述のように発生した腐食、又はエロージョン・コロージョンは、前記ヒートシンク100の液漏れや冷却液の流量の低下を引き起こす。また、母材110〜130には、一般的に熱伝導率が良く、比較的安価なCuが使用されるが、冷却液の循環により、緑青等の腐食生成物の発生を招く。この腐食生成物は、目詰まりの原因となり、ヒートシンク100の流量を低下させる。以上のような流量の低下は、ヒートシンク100の冷却性能を著しく低下させる。
また、ヒートシンク100を半導体レーザー素子の冷却に使用する場合、半導体レーザー素子を一方の電極(アノード又はカソード)とし、ヒートシンク100自体を他方の電極(カソード又はアノード)として機能し、半導体レーザー素子に流れる電流をヒートシンク100が同時に受けることにより電解腐食等を引き起こしやすい。その結果、流路の変形や目詰まりが発生し、更にはこれによる流量低下を補うために水圧を上昇させるなどをした場合、圧力に耐えられず液漏れ等が発生する原因となっている。
上記のような、冷却性能の低下の問題を防ぐために、母材110〜130を接合して、ヒートシンク100を形成した後、その内部に形成される流路150にコーティング処理を施す等の対策を行う場合もあるが、流路150の断面積を変化させないように、精度良く、適当な厚さで、流路150の接液表面にコーティング処理を施すことは困難であった。
本発明は、以上の問題点を鑑みてなされたもので、腐食、エロージョン・コロージョン又は電解腐食が起こりにくいヒートシンク及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のヒートシンクは、板材又はブロック材からなる母材の片面又は両面に流路を形成し、この母材を複数枚接合して、その内部に冷却媒体の流路を形成してなる、半導体デバイスを装着して冷却するために用いられるヒートシンクにおいて、前記母材の表面にAuコーティング層が形成され、前記母材同士がAu91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層を介して接合されていることを特徴とする。
上記の発明によれば、ヒートシンクを形成する母材の接液部を含む表面に、耐食性に優れるAuやAuSn合金が、コーティング層や接合層として形成されているため、ヒートシンク内面に発生する腐食、エロージョン・コロージョン又は電解腐食が起こりにくいヒートシンクを得ることができる。
また、前記母材同士がAu91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層を介して接合されているため、通常のAu−20%Sn合金の溶融温度278℃よりも高くなる。そのため、Au―20%Sn合金を用いてヒートシンクの表層に、半導体デバイスを接合するような場合でも、加熱によって、再溶融することがなくなり、接合層の強度が低下することを防止することができる。
本発明のヒートシンクにおいては、前記母材がCu、Cu−W系合金、Mo、Fe−Ni−Co系合金、窒化アルミニウム、炭化珪素から選ばれた一種又は二種以上の材料からなることが好ましい。上記の母材材料は、熱伝導性が高いため、ヒートシンクの冷却性能を向上させることができる。
また、本発明のヒートシンクにおいては、前記半導体デバイスが単一のレーザー素子、アレイ状に複数の素子から構成されたレーザーバー、高消費電力の各種トランジスタ、及び集積回路から選ばれた一種であれば、効果が著しい。半導体デバイスの中でも、単一のレーザー素子、アレイ状に複数の素子から構成されたレーザーバー、高消費電力の各種トランジスタ、及び集積回路から選ばれた一種は、小型で単位面積当りの発熱量が大きいため、本発明のヒートシンクを使用することにより、効率的に冷却することができる。
一方、本発明のヒートシンクは、前記母材の表面に、Niコーティング層を介して、前記Auコーティング層が形成されていることが好ましい。Niは、各種の金属に対し密着性が高いため、前記Auコーティング層との密着性が向上し、耐食性も向上させることができる。また、本発明においてNiやAuのコーティング方法には、メッキ、蒸着、スパッタ等の一般的な成膜方法が適用できる。
本発明のヒートシンクの製造方法は、板材又はブロック材からなる母材の片面又は両面に流路を形成し、この母材を複数枚接合して、その内部に冷却媒体の流路を形成する、半導体デバイスを装着して冷却するために用いられるヒートシンクの製造方法において、前記母材の表面にAuコーティング層を形成し、前記母材の接合面同士を、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダを介して接合し、該接合時に前記Auコーティング層と前記Au−Sn合金ハンダ又は前記Snハンダとを互いに拡散させて、Au91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層を形成することを特徴とする。
上記ヒートシンクの製造方法によれば、母材の表面にAuコーティング層を形成し、母材の接合面同士を、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダを介して接合する際に、母材表面のAuコーティング層と、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダとを互いに拡散させることにより、Auコーティング層のAu成分が、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダ内部に拡散するので、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダ層のAu濃度が高くなる。
一方、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダのSn成分も、前記Auコーティング層に拡散する。しかし、Sn成分の一部は前記Auコーティング層のAu成分と拡散せずに、母材のCuコーティング層の表面に被覆されたNiコーティング層の成分であるNiに引き付けられて、Niと相互に拡散し、Ni−Sn合金層を形成する。このNi−Sn合金層は、Niコーティング層の表面に偏析する。そのため、前記Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダのSn成分は著しく減少し、Au91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層を形成することが容易に可能となる。
上記のAu91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層及びNi−Sn合金層からなる前記母材の接合面近傍での溶融温度は、半導体デバイス等の接合に通常用いられるAu−20wt%Sn共晶合金の溶融温度278℃よりも高くなる。そのため、ヒートシンクの表層に、半導体デバイスを接合する際の加熱によって、再溶融することがなくなり、接合層の強度の低下を防ぐことができる。また、前記母材のAuコーティング層と、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダとが、互いに拡散して接合するため、機械的強度に優れ、更にはAu主体の接合層は高い熱伝導率と電気伝導率を兼ね備えた高性能なヒートシンクを形成することができる。
また、前記母材の接合面付近に位置する流路内面には、溶融したハンダが流れ出す。その結果、接合面に隣接する、流路の方向が変化する角部や、流路の幅方向の角部には、前記の流れ出したハンダが角部を覆うように円弧状に付着してなるハンダフィレットが形成される。そのため、流路内を通過する流体の圧力が高い場合でも、接合面の角部への応力集中が緩和されて耐圧強度が高くなり、圧力を上げて冷却液の流量を増加して冷却性能を向上できる。
本発明のヒートシンクの製造方法においては、前記母材の接合面の間に、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダのシートを挟んで、前記ハンダの液相線以上の温度に加熱することにより、前記母材を接合することが好ましい。これによれば、シートの形状や厚さでハンダの量を調整でき、更に各層に形成される流路の形状に合わせて、予めシートを形成できるので、各層との密着性が向上する。
また、前記母材の接合面の少なくとも一方に、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダのコーティング層を形成し、接合面同士を圧接した状態で、前記ハンダの液相線以上の温度に加熱することにより、前記母材を接合してもよい。これによれば、予めハンダのコーティング層を形成し、前記母材同士の接合の際には、ハンダ層を使用しないので、工数及び材料の低減等によるコストダウンを図れる。このとき、コーティング方法としては、メッキ、蒸着、スパッタ等の一般的な成膜方法が適用できる。
更に、本発明のヒートシンクを形成する場合、前記母材の接合面同士をAu−Sn合金ハンダ又はSnハンダを介して接合する際、1〜10MPaで加圧しつつ、450〜800℃の温度で1〜60分間保持することが好ましい。
上記のような条件で、ハンダの接合を行うことによって、Auコーティング層と、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダとを十分に拡散させて接合することができる。また、過剰な温度や圧力等を加えることがないので、ヒートシンクの母材であるCuや、その上面に被覆されるNi層に、悪影響を与えることがなく、信頼性の高いヒートシンクを形成することができる。
本発明によれば、ヒートシンクを形成する母材には、耐食性に優れるAuが、コーティング層として形成されているため、ヒートシンク内面に発生する腐食、エロージョン・コロージョン又は電解腐食が起こりにくいヒートシンクを形成することができる。
また、本発明によれば、Auコーティング層のAu成分は、前記Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダ内部に拡散し、前記Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダ層のAu濃度が高くなる。一方、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダのSn成分も、前記Auコーティング層のAu成分と拡散するが、一部は前記Auコーティング層のAu成分と拡散せずに、母材のCuコーティング層の表面に被覆されたNiコーティング層の成分であるNiに引き付けられて、Niと相互に拡散し、Ni−Sn合金を形成する。このNi−Sn合金は、Niコーティング層の表面に偏析するので、前記Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダのSn成分を著しく減少させ、Au91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層を形成する。そのため、ヒートシンクの表層に、半導体デバイスやサブマウント(半導体デバイスとヒートシンクの間に挟まれる部品をいう。例えば、CuW10又はCuW系合金等)を接合する際の加熱によって、再溶融することがなくなり、接合層の強度の低下を防ぐことができる。
以下に本発明のヒートシンクの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、このヒートシンクは、板状をなす3枚の母材21,31,41を有している。母材21,31,41としては、熱伝導性に優れる材料であるCuが、好ましく使用されるが、Cu−W系合金、Mo、Fe−Ni−Co系合金、窒化アルミニウム等であってもよい。これらは、いずれも熱伝導性に優れるため、ヒートシンクの母材としては好適である。Cuを使用する場合には、熱伝導性が高い、99.75〜99.999%の組成のCuが好ましく使用される。更には、導電性単結晶炭化珪素は、純銅を超える熱伝導率(400W/mK以上)と半導体レーザー素子の熱膨張率(約6ppm)に近い値(約4〜5ppm)を有するため、実施形態の一つとして有効である。尚、導電性を得るには基板に窒素をドープし、Ni等を電極層として使用する方法がある。
上記各母材21,31,41の内面には、冷却液が循環するための流路60や、貫通孔63が形成される。この流路60、貫通孔63は、各母材21,31,41を接合したときに、連続した流路を形成する。流路60、貫通孔63の形成方法としては、切削等の加工方法、鋳造、鍛造等の成型方法、又はエッチング等の表面処理方法等の方法を用いて形成される。
各母材21,31,41の表面には、Niコーティング層52が被覆される。Niは、各種の金属に対し、密着性を向上させる。そのため、本発明の実施形態では、母材21と後述するAuコーティング層23との間に被覆される接着層として使用される。また、Niは耐食性にも優れるので、母材21のCu等の耐食性を向上させる。このNiコーティング層22は、メッキ、溶射、蒸着等の表面処理法で被覆される。コーティング厚さとしては、数十nm〜5μm程度が好適である。
前記のNiコーティング層52の上層には、Auコーティング層53が被覆される。Auは、イオン化傾向が最小の安定した金属であるので、耐食性が高く、ヒートシンク10に発生する腐食、エロージョン・コロージョン、又は電解腐食等を効果的に防止することができる。また、熱伝導性も高いので、効率的に熱交換ができる。このAuコーティング層53は、メッキ、溶射、蒸着等の表面処理法で被覆される。コーティング厚さとしては、0.1〜5μm程度が好適である。
上記のようにして、Niコーティング層52及びAuコーティング層53を施された母材21,31,41は、次のような手段で接合される。
まず、接合前の処理として、真空中で不活性ガス等を励起させ、反応性の高いプラズマ状態にしてコーティング層に接触させるプラズマ処理により、各層の接合面を清浄することが好ましい。これにより、拡散接合を阻害する、汚染物質を除去することができるため、未接合、空隙等の欠陥が少ない接合面を得ることができる。
そして、プラズマ処理により清浄された各母材21,31,41の接合面に、Au−Sn合金ハンダ又は純Snハンダの層(以下「ハンダ層」とする)を介在させ、このハンダ層を加熱溶融して接合を行う。なお、Au−Sn合金ハンダとしては、Au−11.3〜38.1wt%Snの組成のものが好ましく使用される。ハンダ層による接合の際に、各母材21,31,41のAuコーティング層53が、ハンダ層中に拡散してAu−Sn合金が形成されるようにする。
すなわち、図2(a)は、加熱する前の状態で、母材21の表面にNiコーティング層52を介して形成されたAuコーティング層53と、母材31の表面にNiコーティング層52を介して形成されたAuコーティング層53とが、Au−Sn合金又は純Snからなるハンダ層54を介して当接している。
この状態で、ハンダ層54の融点以上に加熱すると、図2(b)に示すように、Auコーティング層53のAu成分が、ハンダ層54内に拡散し、ハンダ層54のSn成分も、Auコーティング層53内に拡散して、Au−Sn合金層55が形成される。
このとき、Sn成分の一部は前記Auコーティング層53のAu成分と拡散せずに、母材の表面に被覆されたNiコーティング層52の成分であるNiに引き付けられて、Niと相互に拡散し、Ni−Sn合金層52aを形成する。このNi−Sn合金層52aは、Niコーティング層52の表面に偏析する。
その結果、加熱前のAu−Sn合金層54のSn成分は著しく減少し、Au成分の含量の高いAu−Sn合金層55が形成される。そして、本発明では、接合後のハンダの組成が、Auが91wt%以上、Snが9wt%以下となるように、予めハンダ層及びSnハンダの組成、又は被覆量を調整しておく。この場合、以下の数式(1)を用いて、必要なハンダ量を求めることができる。
Au:Sn=(A+B):C=91:9(wt%)…(1)
上記数式(1)のAは、Auコーティング層53中のAuの質量、Bはハンダ層54中のAuの質量、Cはハンダ層54中のSnの質量である。そして、ハンダ層54中のSnの質量が、上記数式(1)で求められるCの質量よりも少なくなるように、Auコーティング層53の厚さ、ハンダ層54の使用量などを定めればよい。
なお、各母材21,31,41のハンダ層54を介した接合は、少なくともハンダ層54の液相線以上の温度、より好ましくは300〜600℃の温度で、1〜120分加熱することにより行うことが好ましい。こうして、Auコーティング層53とハンダ層54とが均一に拡散することにより、Auが91wt%以上、Snが9wt%以下のAu−Sn合金層55が形成される。
このAu−Sn合金層55は、図4のAu−Sn系の平衡状態図に示すように、固液共存領域Aが480℃から始まる。その結果、Au−Sn合金層55は、480℃を越える温度にならない限り再溶融することがない。
なお、ハンダ層54による上記接合は、還元性雰囲気、又は窒素ガスやアルゴンガス等の非酸化性雰囲気、若しくは真空中で接合を行うのが好適である。真空中で接合を行う場合には、0.001Torr以下の真空度で行うことが望ましい。
ハンダ層54としては、種々の形態のものが、使用される。
その一つとして、粉末状のハンダのペーストを使用でき、スクリーン印刷法等により、各母材21,31,41に塗布してハンダ層を形成することができる。塗布する層は、母材21,41の片側の接合面か、母材31の両面の接合面のどちらでも良い。この場合、ペーストの塗布形状や厚さで、ハンダ量を調整できる。
また、ハンダとして、薄片状のシートを使用してもよい。この場合も、シートの形状や、厚さでハンダの量を調整できる。特に、各層に形成される流路60の形状に合わせて、予めシートを形成できるので、各層との密着性が向上する。
更に、Au−Sn合金ハンダは、母材の接合面に蒸着等の表面処理方法によりコーティングするか、AuとSnを交互に蒸着等の表面処理方法によりコーティングしてもよい。このようにすれば、コーティング層の組成比や総量を管理しやすくなり、均一なコーティング層を得ることができる。また、マスキング等の手法を併用すれば、高い寸法精度で必要な部分にのみコーティングできるので、コストが低減する。
なお、母材21,31,41同士を、ハンダ層54を介して接合すると、図3に示すように、各母材21,31,41の内部にそれぞれ形成される流路60には、溶融したハンダが流れ込む。その際に、流路の方向が変化する角部や、流路の幅方向の両面には、前記ハンダによる円弧状のコーティング層である、ハンダフィレット51が形成される。そのため、流路内での圧力が高い場合でも、ハンダフィレット51により接合面の隅部における応力の集中が緩和され、耐圧強度が向上する。これにより、圧力を上げて冷却液の流量を増加しても、ヒートシンクの破損を招くことなく、冷却性能を向上できる。
こうして形成されたヒートシンク10には、半導体デバイス70が、ハンダ層71を介して接合される。この場合、ハンダ層71としては、前記と同様なAu−Snハンダ、又はSnハンダを用いることができる。そして、半導体デバイス70をハンダ付けする際には、例えばAu−Snハンダの場合、その液相線温度である278℃以上に加熱する必要があるが、前述したように、母材21,31,41は、Au91wt%以上、Sn9wt%以下のAu−Sn合金層を介して接合されているので、その融点が480℃であり、半導体デバイス70をハンダ付けによって再溶融することはない。したがって、半導体デバイス等の接合時におけるハンダ選定の幅が広がり、その実装時における母材21,31,41の接合面強度低下も防止できる。
<実施例1>
図5に示す部材を用いて、本発明のヒートシンク90を製造した。このヒートシンク90は、W20mm×H11mm×t0.5mmの銅の板材からなる、第1母材91と、第2母材92と、第3母材93とを接合して構成され、各母材の内部には冷却液を流すための流路が設けられている。
すなわち、第1母材91は、流路としてハーフエッチング部91a、及び冷却液の流れをガイドするリブ91cが設けられ、更に穴部91bが形成されている。第2母材92は、流路として角穴部92a及び穴部92cが設けられ、更に穴部92bが形成されている。第3層93は、流路としてハーフエッチング部93a、穴部93d及び93cが設けられ、更に冷却液の流れをガイドするリブ93eが形成されている。また、穴部93bが形成されている
以上のように流路が形成された各母材91,92,93の表面に、5μmの厚さのNiコーティング層と、更にその上層に3μmの厚さのAuコーティング層とをメッキによって形成した。
そして、Au−20wt%Sn合金のハンダ箔(厚さ:20μm)を、上記各母材91,92,93の間に挟み込み、還元炉又は真空炉に入れて、上記ハンダ箔の溶融点278℃以上で、18分間保持した。このときの加熱ピーク温度375℃であった。
こうしてヒートシンク90を製造した。このヒートシンク90における冷却液の流れとしては、第3母材93の穴部93d、ハーフエッチング部93a、第2母材92の角穴部92a、第1母材91のハーフエッチング部91a、第2母材92の穴部92c、第3母材93の穴部93cの順に、冷却液が流れるようになっている。また各層の穴部91b、92b、93bは接合時に連通するようになっている。この穴部は、ヒートシンクと給排水装置とをパッキンを介してネジ等で位置決めもしくは固定する機能を有する。
<試験例1>
実施例1で得られたヒートシンク90の耐圧試験を行った。図6に、本試験に使用した装置の概略構造が示されている。この耐圧試験装置80は、流路81aが形成されたマニホールド81上に、上記で得られたヒートシンク90が、Au−Sn合金ハンダよりなる接合層82を介して接合される。
今回の耐圧試験では、5つのヒートシンク90の試験片1〜5を作製した。このヒートシンクの試験片1〜5の上部には、圧力が付加された場合に、その圧力に対抗するために押え板83を設置した。次いで、マニホールド81に、配管継手84を接合し、これを経由して図示しない油圧ジャッキにより油圧力を付加した。そして、マニホールド81内に、予め封入していた液体が、マニホールド内の流路81aを経由して、ヒートシンク90内の流路に流入させ、どのくらいの圧力で、どの部分で破壊するかを試験した。
その結果、破壊は全てAu−Sn合金の接合層82で発生し、ヒートシンク90の母材91,92,93間の接合層は破壊しなかった。こうして測定した各試験片1〜5の破壊圧力を図7に示す。なお、試験片2は、マニホールド81との接合層82において、破壊する前に、リークが生じたため、その時点の圧力を破壊圧力とした。
図7の結果より、ヒートシンク90の各母材91,92,93を接合するAu−Sn合金層は、強固に接合していると言える。
<試験例2>
次に、上記ヒートシンク90の試験片を4個作製して、それらのヒートシンク90の各母材91,92,93を接合するAu−Sn合金層の元素を定量分析した。その結果を、表1に示す。
Figure 2005093781
上記表1の結果から、母材91,92,93を接合するAu−Sn合金層は、Auが平均で94.59wt%、Snが3.31wt%となり、Au91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層となっていることがわかる。
<試験例3>
次に、本発明のヒートシンクの耐食性を確認するために、以下のような耐アルカリ性試験を行った。
まず、試験片1として、母材をCuとし、その表層にNi層を電解メッキにより厚さ5μmでコーティングし、更に、このNi層上にAu層を電解メッキにより厚さ3μmでコーティングした後、このAu層上に厚さ20μmのAu−Sn合金ハンダ箔を載せて還元炉で融着したものを作成した。
また、試験片2として、母材をCuとし、その表層にNi層を電解メッキにより厚さ5μmでコーティングし、更に、このNi層上にAu層を電解メッキにより厚さ3μmでコーティングしたものを作成した。
更に、試験片3として、母材をCuとし、その表層にNi層を電解メッキにより厚さ5μmでコーティングしたものを作成した。
そして、Cuからなる母材だけからなるものを試験片4とした。以上の試験片1〜4の寸法は、W50mm×H20mm×t1mmである。
そして、試験片1〜4を、水1L当たり炭酸ナトリウム(NaCO)50gを溶解させた水溶液200mL中にそれぞれ浸漬し、40±1℃で、144時間保持した後、水溶液中に溶出した元素を分析した。
元素分析は、ICP発光分光分析装置(商品名「JY−138ULTRACE」、理学電機株式会社製)を使用した。なお、分析装置の検出精度は0.03ppmで行った。その結果を表3示す。
これによると、表面がAu層からなる試験片1及び表面がAu−Sn合金層からなる試験片2は、Cuの溶出量が他の試験片3,4に比べて著しく少なく、耐食性が向上しているのが分かる。
本発明のヒートシンクは、半導体レーザー素子等の半導体デバイスの放熱手段として工業的に利用することができる。
本発明によるヒートシンクの概略構造を示す模式断面図である。 同ヒートシンクの接合面を示す模式断面図である。 本発明によるヒートシンクに形成されるハンダフィレットを示す模式断面図である。 Au−Sn系合金の平衡状態図である。 本発明によるヒートシンクの一実施例を示す分解斜視図である。 ヒートシンクの耐圧試験方法を示す説明図である。 本発明によるヒートシンクの耐圧試験の結果を示す図表である。 本発明によるヒートシンクの耐アルカリ性試験の結果を示す図表である。 従来のヒートシンクの一例を示す模式断面図である。
符号の説明
10、90 ヒートシンク
21、91 第1母材
31、92 第2母材
41、93 第3母材
51 ハンダフィレット
52 Niコーティング層
53 Auコーティング層
54 ハンダ層
55 Au−Sn合金層
52a Ni−Sn合金層
60 流路
61 流入孔
62 流出孔
63 接続孔
70 半導体デバイス

Claims (8)

  1. 板材又はブロック材からなる母材の片面又は両面に流路を形成し、この母材を複数枚接合して、その内部に冷却媒体の流路を形成してなる、半導体デバイスを装着して冷却するために用いられるヒートシンクにおいて、前記母材の表面にAuコーティング層が形成され、前記母材同士がAu91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層を介して接合されていることを特徴とするヒートシンク。
  2. 前記母材がCu、Cu−W系合金、Mo、Fe−Ni−Co系合金、窒化アルミニウム、炭化珪素から選ばれた一種又は二種以上の材料からなる請求項1記載のヒートシンク。
  3. 前記半導体デバイスが単一のレーザー素子、アレイ状に複数の素子から構成されたレーザーバー、高消費電力の各種トランジスタ、及び集積回路から選ばれた一種である請求項1又は2記載のヒートシンク。
  4. 前記母材の表面に、Niコーティング層を介して、前記Auコーティング層が形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のヒートシンク。
  5. 板材又はブロック材からなる母材の片面又は両面に流路を形成し、この母材を複数枚接合して、その内部に冷却媒体の流路を形成する、半導体デバイスを装着して冷却するために用いられるヒートシンクの製造方法において、前記母材の表面にAuコーティング層を形成し、前記母材の接合面同士を、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダを介して接合し、該接合時に前記Auコーティング層と前記Au−Sn合金ハンダ又は前記Snハンダとを互いに拡散させて、Au91wt%以上、Sn9wt%以下の合金層を形成することを特徴とするヒートシンクの製造方法。
  6. 前記母材の接合面の間に、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダのシートを挟ませて、前記ハンダの液相線以上の温度に加熱することにより、前記母材を接合する請求項5記載のヒートシンクの製造方法。
  7. 前記母材の接合面の少なくとも一方に、Au−Sn合金ハンダ又はSnハンダのコーティング層を形成し、接合面同士を圧接した状態で、前記ハンダの液相線以上の温度に加熱することにより、前記母材を接合する請求項5記載のヒートシンクの製造方法。
  8. 前記母材の接合面同士をAu−Sn合金ハンダ又はSnハンダを介して接合する際、0.1〜10MPaで加圧しつつ、280〜600℃の温度で1〜120分間保持する請求項5〜7のいずれか1つに記載のヒートシンクの製造方法。
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