JP2005092123A - プロセスカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたプロセスカートリッジ、並びに、トナーカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたトナーカートリッジ - Google Patents

プロセスカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたプロセスカートリッジ、並びに、トナーカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたトナーカートリッジ Download PDF

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雅夫 望月
Toshiaki Murofushi
利昭 室伏
Takashi Ogino
隆司 荻野
Fumitaka Nakajima
文隆 中島
Katsuhisa Arai
克久 荒井
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Abstract

【課題】トナー漏れが防止できると共に、蓋部材を開封し易く容易に再生可能なプロセスカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたプロセスカートリッジ、並びに、トナーカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたトナーカートリッジを提供すること。
【解決手段】例えば、プロセスカートリッジ10に、そのトナー充填口13からトナーを再充填して、トナー充填口13をキャップ部材14で覆うと共に、トナー充填口13とキャップ部材14との間をカートリッジ外側から熱可塑性樹脂材料からなる封止樹脂15により封止する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例えばLEDプリンター、レーザービームプリンターなど)、電子写真ファクシミリ装置などの電子写真装置本体に脱着可能に搭載されるカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたカートリッジ、詳しくは、例えば、帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段等と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化したプロセスカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたプロセスカートリッジ、並びに、トナー供給用のトナーカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたトナーカートリッジに関する。
電子写真プロセスを用いた複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置には、電子写真感光体(以下、単に「感光体」という。)にトナーを付着させる現像器、この現像器へ供給されるトナーを収容したトナーカートリッジ、感光体からのトナー像の転写完了後に残留トナーを回収するクリーニング器、感光体の像担持面を所定電位に帯電する帯電器等のプロセス部品の少なくとも1個が感光体と共に一体的に支持されたプロセスカートリッジを備えたものがある。
このようなプロセスカートリッジは、メンテナンスを容易にするため画像形成装置の装置本体に着脱可能に装着されており、構成部品のうち何れかの耐用期間が経過した場合には、ユーザ、サービスエンジニア等により新しいものに交換される。この画像形成装置から取り外されたプロセスカートリッジは、多くの場合、ユーザからメーカーへ返却され、メーカーにより分解、検査、清掃、耐用期間が経過した部品の交換、再組立等のリサイクル工程を経て、市場へ再出荷される。
リサイクル工程を経て、回収・再生を繰り返したプロセスカートリッジでは、トナー充填口やこれを塞ぐ封止キャップなどが劣化して、トナーの密封状態が悪化し、トナー漏れを起こし易くなるといった問題が生じており、改善が望まれている。
この問題を改善する目的で、特開2001−125472には、トナーシールの内側を封止材によりトナー漏れを防ぐことが提案されている。
特開2001−125472
一方で、リサイクル工程においては、プロセスカートリッジを清掃する際に、トナー充填口からキャップを取り除いているが、通常、このキャップの取り除き作業において、ドライバー等でこじ開けていることが多く、トナー充填口リブ部分を傷付けてしまうという不具合があった。
このトナー充填口のリブ部分が傷付いたプロセスカートリッジでは、トナー充填口の封止キャップを新しいものに交換しても、トナー漏れをおこす問題点があり、トナー充填口のリブ部分に傷のあるものは廃棄しているのが現状であり、改善が望まれている。
また、トナー供給用のトナーカートリッジにおいても、プロセスカートリッジと同様に改善が望まれている。
従って、本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明の目的は、トナー漏れが防止できると共に、蓋部材を開封し易く容易に再生可能なプロセスカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたプロセスカートリッジ、並びに、トナーカートリッジの再生方法及びそれにより再生されたトナーカートリッジを提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
本発明のカートリッジ(プロセスカートリッジ及びトナーカートリッジを称して単に「カートリッジ」という。)の再生方法は、
カートリッジに、そのトナー充填口からトナーを再充填する工程と、
当該トナー充填口を蓋部材で覆うと共に、トナー充填口と蓋部材との間をカートリッジ外側から熱可塑性樹脂材料により封止する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明のカートリッジでは、トナー充填口やこれを塞ぐ蓋部材などが劣化や傷付いたりしても、トナー充填口と蓋部材との間をカートリッジ外側から熱可塑性樹脂材料により封止することで、確実にトナー漏れを防止できる一方で、再び、カートリッジを再生する際には蓋部材が開封し易くなる。
本発明のカートリッジにおいては、前記熱可塑性樹脂材料は、ホットメルトであるが好適である。また、前記熱可塑性樹脂材料は、溶融粘度が2000〜90000mPaS(200℃)であることが好適である。また、前記熱熱可塑性樹脂材料は、エチレン酢酸ビニル樹脂であることが好適である。
本発明のカートリッジにおいては、プロセスカートリッジの筐体は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂を含んで構成されていることが好適である。
一方、本発明のカートリッジは、上記本発明のカートリッジの再生方法により、再生されたことを特徴としている。本発明のカートリッジは、上述のように確実にトナー漏れを防止されている一方で蓋部材が開封し易く容易に再生可能ととなっている。
本発明によれば、トナー漏れが防止できると共に、蓋部材を開封し易く容易に再生可能である、といった効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、実質的に同様の機能を有するものには、全図面通して同じ符号を付して説明し、場合によってはその説明を省略することがある。
図1は、本発明の実施形態に係るカートリッジの再生方法を示すフロー図である。
本実施形態では、図1に示すように、まず、例えば、市場に出回った使用済みのカートリッジ(プロセスカートリッジ又はトナーカートリッジ)を回収する。
カートリッジとしてのプロセスカートリッジの構成として具体的には、例えば、電子写真感光体と帯電部材とクリーニング部材を一つの筐体でユニット化したカートリッジ、電子写真感光体、帯電部材及びクリーニング部材を一体とした筐体とトナー収納部及び現像ロールを一体とした現像筐体とをユニット化としたカートリッジ、電子写真感光体、帯電部材及びクリーニング部材を一体とした筐体とトナー収容部を含むトナー収納筐体(トナーボトル)と現像ロールを含む現像筐体とをユニット化としたカートリッジなどが挙げられ、また、トナー収納部及び現像ロールを一つの筐体でユニット化したカートリッジ、現像ロールを含まずトナーを内部に保持したトナーボトルも挙げられるが、これらに限定するものではない。
一方、カートリッジとしてのトナーカートリッジは、電子写真装置本体や現像ユニットに脱着可能であり、トナー供給用に単体で構成されたトナーカートリッジ(現像剤カートリッジ)である。
なお、カートリッジを構成するプラスチック部品(特に、トナー充填口が設けられている筐体)としては、特に制限ないが、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)の部材、スチレン樹脂の部材、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE樹脂)の部材が挙げられ、特に、ABS樹脂の部材は、高剛性で、耐衝撃性及び加工性のバランスが良好であるため好適である。
ここで、代表的なプロセスカートリッジの構成例として、図2に、像担持体(感光体)を含む像担持体ユニット11と、現像器(現像ロール)及びトナー収納部を含む現像ユニット12とが組み合わされたプロセスカートリッジ10を示す。このプロセスカートリッジ10における現像ユニット12の外周壁には、トナー収容部にトナーを充填するためのトナー充填口13が設けられている。
プロセスカートリッジ10(現像ユニット12)のトナー充填口13には、図3に示すように、トナー充填口13内壁に栓状のキャップ部材14(蓋部材)が嵌めこまれて、トナー充填口13が閉塞されている。
なお、像担持体(感光体)を含む像担持体ユニットと現像器(現像ロール)を含む現像ユニットが組み合わされたプロセスカートリッジについては、例えば、特開2001−242692等にその詳細が記載されている。
一方、代表的なトナーカートリッジの構成例として、図4に筒状の筐体で構成されたトナーカートリッジ20に示す。このトナーカートリッジ20の周壁部には、その先端側にトナー充填口21が設けられている。
トナーカートリッジ20のトナー充填口21の外周側には、図5に示すように、トナー充填口21の外周側からシート状のキャップ部材22(蓋部材)が固着されて、トナー充填口21が閉塞されている。
なお、図示しないが、トナーカートリッジ20を供給するためのトナー供給口が設けられており、トナー供給口の外周側には、周方向に沿ってスライド可能とされたシャッター部材が配置されている。シャッター部材は、トナー供給口を閉塞する閉塞位置とトナー供給口を開放する開放位置との間でスライド可能とされており、コイルスプリング等の付勢部材により常に閉塞位置に付勢されている。これにより、シャッター部材は、トナーカートリッジ20が画像形成装置本体のカートリッジホルダに装着されていない状態では、閉塞位置に保持される。
次に、回収された使用済みのカートリッジは、プロセスカートリッジから非洗浄物を取り除く分解工程が行われる。分解工程では、電子写真感光体を含む場合、少なくとも電子写真感光体はプロセスカートリッジから取り除かれる、カートリッジから各部材を一体とする筐体以外の部材を取り除くことが好適である。即ち、カートリッジのうち、洗浄対象となる部材は筐体であることがよい。これら筐体には、ユニット化したカートリッジのうち、電子写真感光体や、帯電部材、現像手段、クリーニング部材等を外した筐体部分や、トナー収納筐体(トナーボトル)、現像筐体等が含まれる。これらの筐体はプラスチックを主成分として構成されているが、これに一部スポンジ類や金属類が残っていても、洗浄効果が低下することはないので、これらスポンジ類や金属類は、分解工程において適宜残しておくこともできる。
次に、分解工程により非洗浄物が取り除かれたカートリッジに、洗浄工程を施す。この洗浄工程では、例えば、カートリッジに付着しているトナーを自然落下させたり、エアーブローやエアー吸引を行うことで、カートリッジ(筐体)に付着しているトナーを除去する。また、洗浄工程では、洗浄効果を高める観点から、例えば水道水、地下水、イオン交換水、純水、超純水などによる水洗浄や、アルコールなどの溶剤による溶剤洗浄を行ってもかまわない。特に、水洗浄を行うことで、エアーブロー/エアー吸引/溶剤洗浄を行った場合に比べ、トナーや溶剤による作業環境の悪化が大幅に低減される。
次に、洗浄工程を経て付着トナーが除去されたカートリッジは、再び、他の部材(非洗浄部材)と共に組み立てられる。
次に、組み上がったカートリッジに、トナー充填口からトナーを充填すると共に、蓋部材(栓状のキャップ部材14、シート状のキャップ部材22:図4及び図5参照)により再びトナー充填口を閉塞する。そして、この蓋部材によりトナー充填口を閉塞した後、カートリッジ外側から蓋部材の縁部に沿って、トナー充填口と蓋部材との間を熱可塑性樹脂材料により封止する。
このカートリッジにおけるトナー充填口と蓋部材との間を樹脂封止した様子を、図6及び図7に示す。プロセスカートリッジの場合、図6に示すように、プロセスカートリッジ10における現像ユニット12のトナー充填口13に、トナーをトナー充填口13から充填すると共に、栓状のキャップ部材14をトナー充填口13に嵌め込んで、トナー充填口13を閉塞した後、キャップ部材14の縁部に沿って、トナー充填口13とキャップ部材14との間を熱可塑性樹脂材料からなる封止樹脂15により封止する。
また、トナーカートリッジの場合、図7に示すように、トナーカートリッジ20のトナー充填口21に、トナーをから充填すると共に、シート状のキャップ部材22をトナー充填口21の外周側から固着して、トナー充填口21を閉塞した後、シート状のキャップ部材22の縁部に沿って、トナー充填口21とキャップ部材22との間を熱可塑性樹脂材料からなる封止樹脂23により封止する。
なお、カートリッジにおけるトナー充填口を蓋部部材により閉塞する機構は、特に制限はなく、例えば、ネジ方式の機構でもよいが、特に、トナー充填口を開封する際にそのリブ部が傷つき易い、栓状の蓋部材によりトナー充填口に嵌め込んでトナー充填口を閉塞する機構は、特にトナー漏れ防止効果が高い。
ここで、熱可塑性樹脂材料としては、トナー充填口と蓋部材との間を樹脂封止可能な材料であれば、特に制限はないが、ホットメルトが好適に挙げられる。ホットメルトは、熱可塑性樹脂を主成分とした固形の接着剤で、加熱により軟化し冷却すると固化する材料である。このため、ホットメルトを使用することで、樹脂封止し易いと共に剥れ易く開封も容易である一方で、環境面も適している。
熱可塑性樹脂材料として具体的には、例えば、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂が挙げられるが、特に、エチレン酢酸ビニル樹脂が、トナー充填口とキャップとを封止するうえで、例えばカートリッジ筐体の構成材料であるABS樹脂とキャップの構成材料であるポリエチレンとの密着、封止が可能であり、一般的に安価であるため好適である。
熱可塑性樹脂材料の200℃における溶融粘度としては、2000〜90000mPaS(200℃)がより樹脂封止し易いと共に剥れ易く開封も容易となることから好ましく、より好ましくは、2000〜50000mPaS(200℃)、さらに好ましくは2200〜30000(200℃)である。
同様な観点から、熱可塑性樹脂材料の軟化点としては、95〜165℃が好ましく、より好ましくは95〜120℃であり、さらに好ましくは95〜110℃である。
このような観点から、熱可塑性樹脂材料としては、特に、溶融粘度2200〜30000mPaS(200℃)で、軟化点が95〜110℃のエチレン酢酸ビニル樹脂であることが最も好適である。
そして、蓋部材によりトナー充填口を閉塞した後、カートリッジ外側から樹脂封止した後、カートリッジは再生され、再び包装されて市場へ供給される。
このように、本実施形態では、カートリッジ(プロセスカートリッジ及びトナーカートリッジ)は、蓋部材によりトナー充填口を閉塞した後、カートリッジ外側から蓋部材の縁部に沿って、トナー充填口と蓋部材との間を熱可塑性樹脂材料により封止することで、トナー充填口やこれを塞ぐ蓋部材などが劣化や傷付いたりしても、確実にトナー漏れを防止している。また、テープなどで封止する場合に比べ、剥がす操作を必要とせず、再びカートリッジを再生する際には蓋部材が開封し易くなっている。
以下、本発明を、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。ただし、これら各実施例は、本発明を制限するものではない。
(実施例1)
複写機機能とプリンター機能を有する富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に使用したプロセスカートリッジを回収した。このプロセスカートリッジは、感光体ドラムと帯電用ロールとクリーニングブレードとをプラスチック筐体(ABS樹脂で構成)でカートリッジ化したものである。そして、感光体ドラム/帯電用ロール/クリーニングブレードなどの一部の金属部品を分解し、フィルムシール、スポンジ及び金属部品が付いた状態でのプラスチック筐体の内部に残ったトナーを清掃した。
その後、プロセスカートリッジの組み立てをおこなったが、トナー充填口のリブ部分に、キャップを外した際に付いたと思われる深さ0.3mmの傷が残っていた。プロセスカートリッジに、トナー充填口からトナーを1000g充填した後、新品部品であるキャップ(ポリエチレン樹脂)にて栓をして、キャップとトナー充填口リブ部との周囲をホットメルト(エチレン酢酸ビニル樹脂;粘度30000mPaS(200℃)、軟化点95℃)で樹脂封止(接着)した(図6参照)。
そして、プロセスカートリッジを包材に包み、梱包したものを落下試験機(Lansmont社製ドロップテスターPDT−56E)により、高さ91cmから落下させて衝撃を与えたところ、トナー充填口周りからのトナー漏れはなかった。
また、再び、富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に装着して問題なく使用できたと共に、再生処理を施す際にはキャップが容易に外せ、トナー充填口周りに封止樹脂(接着剤)残りがなかった。
また、プラスチック筐体がABS樹脂で構成されているため、高剛性で、耐衝撃性があるため、割れ、欠け、ひび割れ等の問題はまったくないレベルであった。
封止樹脂材料として、エチレン酢酸ビニル樹脂を使用したため、トナー充填口とキャップとを封止するうえで、ABS樹脂とポリエチレンとの密着、封止が可能で、安価であった。
(実施例2)
複写機機能とプリンター機能を有する富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に使用したプロセスカートリッジを回収した。このプロセスカートリッジは、感光体ドラムと帯電用ロールとクリーニングブレードとをプラスチック筐体(スチレン樹脂で構成)でカートリッジ化したものである。そして、感光体ドラム/帯電用ロール/クリーニングブレードなどの一部の金属部品を分解し、フィルムシール、スポンジ及び金属部品が付いた状態でのプラスチック筐体の内部に残ったトナーを清掃した。
その後、プロセスカートリッジの組み立てをおこなったが、トナー充填口のリブ部分に、キャップを外した際に付いたと思われる深さ0.2mmの傷が残っていた。0.2mmであった。トナーを1000g充填した後、新品部品であるキャップにて栓をおこない、キャップとトナー充填口リブ部との周囲をホットメルト(ポリアミド樹脂;粘度10000mPaS(200℃)、軟化点90℃)で樹脂封止(接着)した(図6参照)。
そして、プロセスカートリッジを包材に包み、実施例1と同様に落下試験を行ったところ、トナー充填口周りからのトナー漏れはなかった。
また、再び、富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に装着して問題なく使用できたと共に、再生処理を施す際にはキャップが容易に外せ、トナー充填口周りに封止樹脂(接着剤)残りがなかった。
(実施例3)
複写機機能とプリンター機能を有する富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に使用したプロセスカートリッジを回収した。このプロセスカートリッジは、感光体ドラムと帯電用ロールとクリーニングブレードとをプラスチック筐体(HDPE樹脂で構成)でカートリッジ化したものである。そして、感光体ドラム/帯電用ロール/クリーニングブレードなどの一部の金属部品を分解し、フィルムシール、スポンジ及び金属部品が付いた状態でのプラスチック筐体の内部に残ったトナーを清掃した。
その後、プロセスカートリッジの組み立てをおこなったが、トナー充填口のリブ部分に、キャップを外した際に付いたと思われる深さ0.4mmの傷が残った。トナーを1000g充填した後、新品部品であるキャップ(ポリエチレン樹脂)にて栓をおこない、キャップとトナー充填口リブ部との周囲をホットメルト(ポリオレフィン樹脂;溶融粘度2200mPaS(200℃)、軟化点120℃)で樹脂封止(接着)した(図6参照)。
そして、プロセスカートリッジを包材に包み、実施例1と同様に落下試験を行ったところ、トナー充填口周りからのトナー漏れはなかった。
また、再び、富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に装着して問題なく使用できたと共に、再生処理を施す際にはキャップが容易に外せ、トナー充填口周りに封止樹脂(接着剤)残りがなかった。
(実施例4)
複写機機能とプリンター機能を有する富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に使用したプロセスカートリッジを回収した。このプロセスカートリッジは、感光体ドラムと帯電用ロールとクリーニングブレードとをプラスチック筐体(ABS樹脂で構成)でカートリッジ化したものである。そして、感光体ドラム/帯電用ロール/クリーニングブレードなどの一部の金属部品を分解し、フィルムシール、スポンジ及び金属部品が付いた状態でのプラスチック筐体の内部に残ったトナーを清掃した。
その後、プロセスカートリッジの組み立てをおこなったが、トナー充填口のリブ部分に、キャップを外した際に付いたと思われる深さ0.3mmの傷が残っていた。プロセスカートリッジに、トナー充填口からトナーを1000g充填した後、新品部品であるキャップ(ポリエチレン樹脂)にて栓をして、キャップとトナー充填口リブ部との周囲をホットメルト(エチレン酢酸ビニル樹脂;粘度100000mPaS(200℃)、軟化点110℃)で樹脂封止(接着)した(図6参照)。封止作業は可能であったが、作業時間が長引いた。
そして、プロセスカートリッジを包材に包み、実施例1と同様に落下試験を行ったところ、トナー充填口周りからのトナー漏れはなかった。
また、再び、富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に装着して問題なく使用できたと共に、再生処理を施す際にはキャップが容易に外せ、トナー充填口周りに封止樹脂(接着剤)残りがなかった。
(実施例5)
複写機機能とプリンター機能を有する富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に使用したプロセスカートリッジを回収した。このプロセスカートリッジは、感光体ドラムと帯電用ロールとクリーニングブレードとをプラスチック筐体(スチレン樹脂で構成)でカートリッジ化したものである。そして、感光体ドラム/帯電用ロール/クリーニングブレードなどの一部の金属部品を分解し、フィルムシール、スポンジ及び金属部品が付いた状態でのプラスチック筐体の内部に残ったトナーを清掃した。
その後、プロセスカートリッジの組み立てをおこなったが、トナー充填口のリブ部分に、キャップを外した際に付いたと思われる深さ0.2mmの傷が残っていた。0.2mmであった。トナーを1000g充填した後、新品部品であるキャップにて栓をおこない、キャップとトナー充填口リブ部との周囲をホットメルト(ポリアミド樹脂;粘度1500mPaS(200℃)、軟化点165℃)で樹脂封止(接着)した(図6参照)。封止作業は可能であったが、作業時に樹脂の糸引きが気になった。
そして、プロセスカートリッジを包材に包み、実施例1と同様に落下試験を行ったところ、トナー充填口周りからのトナー漏れはなかった。
また、再び、富士ゼロックス製「DocuCentre400FS」に装着して問題なく使用できたと共に、再生処理を施す際にはキャップが容易に外せ、トナー充填口周りに封止樹脂(接着剤)残りがなかった。
(比較例1)
ホットメルトにより樹脂封止を行わなかった以外は、実施例1と同様にプロセスカートリッジを再生し、落下試験を行ったところ、トナー充填口周りからのトナー漏れが生じていた。
本発明の実施形態に係るカートリッジの再生方法を示すフロー図である プロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。 プロセスカートリッジの一例を示す部分構成図である。 トナーカートリッジの一例を示す概略構成図である。 トナーカートリッジの一例を示す部分構成図である。 プロセスカートリッジのトナー充填口周辺を樹脂封止した様子を示す説明図である。 トナーカートリッジのトナー充填口周辺を樹脂封止した様子を示す説明図である。
符号の説明
10 プロセスカートリッジ
11 像担持体ユニット
12 現像ユニット
13 トナー充填口
14 栓状のキャップ部材
14 現像ユニット
15 封止樹脂
20 トナーカートリッジ
21 トナー充填口
22 キャップ部材
23 封止樹脂

Claims (12)

  1. 電子写真装置本体に脱着可能なプロセスカートリッジの再生方法において、
    プロセスカートリッジに、そのトナー充填口からトナーを再充填する工程と、
    当該トナー充填口を蓋部材で覆うと共に、トナー充填口と蓋部材との間をカートリッジ外側から熱可塑性樹脂材料により封止する工程と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生方法。
  2. 熱可塑性樹脂材料は、ホットメルトであることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの再生方法。
  3. 前記熱可塑性樹脂材料は、溶融粘度が2000〜90000mPaS(200℃)であることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの再生方法。
  4. 前記熱熱可塑性樹脂材料が、エチレン酢酸ビニル樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの再生方法。
  5. プロセスカートリッジの筐体が、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂を含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの再生方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジの再生方法により再生されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 電子写真装置本体に脱着可能なトナーカートリッジの再生方法において、
    トナーカートリッジに、そのトナー充填口からトナーを再充填する工程と、
    当該トナー充填口を蓋部材で覆うと共に、トナー充填口と蓋部材との間を外側から熱可塑性樹脂材料により封止する工程と、
    を有することを特徴とするトナーカートリッジの再生方法。
  8. 前記熱可塑性樹脂材料は、ホットメルトであることを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリッジの再生方法。
  9. 前記熱可塑性樹脂材料は、溶融粘度が2000〜90000mPaS(200℃)であることを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリッジの再生方法。
  10. 前記熱可塑性樹脂材料が、エチレン酢酸ビニル樹脂であることを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリッジの再生方法。
  11. プロセスカートリッジの筐体が、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂を含んで構成されていることを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリッジの再生方法。
  12. 請求項7〜11のいずれか1項に記載のトナーカートリッジの再生方法により再生されたことを特徴とするトナーカートリッジ。
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