JP2020034688A - 再生産方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カートリッジの品質低下を抑止しつつ、トナーの漏出を抑止する。【解決手段】第一の現像装置から第二の現像装置を再生産する再生産方法であって、第一の現像装置は、現像剤を収容するための現像剤収容室が備えられた枠体であって、現像剤収容室と枠体の外部を連通する開口が備えられた枠体と、枠体の接着面に接着され、開口を封止する第一キャップ部材と、を備え、再生産方法は、接着面から第一キャップ部材を剥離する剥離工程と、現像剤収容室に現像剤を再充填する再充填工程と、弾性を有する弾性接着剤を介して、封止部材を接着面に接着して、開口を封止部材で封止する再封止工程と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に設けられる現像剤収容容器を備えた現像装置及びプロセスカートリッジの再生産に関する。
電子写真画像形成方式(電子写真プロセス)を用いた画像形成装置では、感光ドラムを一様に帯電させ、帯電した感光ドラムを選択的に露光することにより、感光ドラムの表面上に静電潜像を形成する。静電潜像は、現像剤としてのトナーによりトナー像として顕像化される。そして、トナー像を、記録用紙、プラスチックシート等の記録材に転写し、記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させて画像記録を行う。このような画像形成装置では、一般に、各種のプロセス手段のメンテナンスを必要とする。この各種のプロセス手段のメンテナンスを容易にするために、上述のような感光ドラム、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等を枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジ方式が実用化されている。カートリッジ方式によれば、ユーザビリティに優れた画像形成装置を提供することができる。
このようなカートリッジは、トナーを用いて記録媒体に画像を形成するため、画像形成を行うに従ってトナーを消費する。そして、カートリッジを購入した使用者にとって満足できる品質の画像を形成することができなくなる程度までトナーが消費された際に、カートリッジとしての商品価値を喪失する。近年、トナーが消費されて商品価値を喪失したカートリッジを再び商品化するようになってきた。このような再生産方法においては、カートリッジにおけるトナー収納容器の枠体に穴を開け、開けられた穴からトナーを再充填し、再充填後に穴を封止部材で封止する方法などが考案されてきた(特許文献1参照)。また、トナーをトナー収納容器のトナー充填口から充填し、トナーキャップをトナー充填口に圧入することで、トナー充填口を密閉するカートリッジがある。また、トナーを再充填する際に、カートリッジに取り付けたトナーキャップを取り外してトナーを充填し、カートリッジに新しいトナーキャップを圧入して取り付けることでカートリッジを再生産する方法も考案されてきた(特許文献2参照)。
特開2002−251119号公報 特開2002−221855号公報
トナーキャップをトナー収納容器に接着することで、トナー充填口を密閉するカートリッジがある。このようなカートリッジの場合、トナーキャップを接着面から取り除いてトナー充填口を露出すると、カートリッジ側の接着面が荒れる可能性がある。そのため、新しいトナーキャップ等で充填口を塞ぐ場合、接着面の荒れた箇所を通じてトナーが漏出する可能性がある。
そこで、本発明の目的は、上記の課題に対し、トナーの漏出を抑止する、現像装置、及び、プロセスカートリッジの再生産方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る現像装置の再生産方法は、
第一の現像装置から第二の現像装置を再生産する再生産方法であって、
前記第一の現像装置は、
現像剤を収容するための現像剤収容室が備えられた枠体であって、前記現像剤収容室と前記枠体の外部を連通する開口が備えられた枠体と、
前記枠体の接着面に接着され、前記開口を封止する第一キャップ部材と、
を備え、
前記再生産方法は、
前記接着面から前記第一キャップ部材を剥離する剥離工程と、
前記現像剤収容室に現像剤を再充填する再充填工程と、
弾性を有する弾性接着剤を介して、封止部材を前記接着面に接着して、前記開口を前記封止部材で封止する再封止工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、トナーの漏出を抑止する、現像装置、及び、プロセスカートリッジの再生産方法を提供することができる。
実施例1に係る現像剤収容容器の再生産方法を示す斜視図及び断面図 実施例1に係る画像形成装置の断面図 実施例1に係る画像形成装置本体にプロセスカートリッジを装着する斜視図 実施例1に係るプロセスカートリッジの断面図 実施例1に係る現像剤収容容器の構成を示す分解図及び斜視図 実施例1に係るトナーキャップの構成を示す正面図 実施例1に係る現像剤収容容器の構成を示す分解図及び斜視図 実施例1に係るプロセスカートリッジの構成を示す分解図 実施例1に係る現像剤収容容器の分解方法を示す斜視図及び断面図 実施例1に係る現像剤収容容器の再生産方法を示す斜視図 実施例2に係る現像剤収容容器の再生産方法を示す斜視図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を例示する。ただし、実施形態に記載されている構成部品の寸法や材質や形状やそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件などにより適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。
〈実施例1〉
本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ7及び画像形成装置100の実施例1の構成について、図2〜図4を用いて説明する。
<電子写真画像形成装置>
先ず、本発明に係る電子写真画像形成装置(以下「画像形成装置」という)の実施例1の全体構成について図2〜図4を用いて説明する。図2は、画像形成装置100の断面図である。図3は、画像形成装置本体にプロセスカートリッジ7を装着する斜視図である。図4は、プロセスカートリッジ7の断面図である。画像形成装置100は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための第1、第2、第3、第4の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。本実施例では、第1〜第4の画像形成部の構成及び動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、Y、M、C、Kは省略して、総括的に説明する。ここで画像形成装置100は、例えば電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成する装置であり、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンター(例えば、LEDプリンター、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置等が含まれる。
画像形成装置100は、4個の像担持体としての電子写真感光ドラム(以下「感光ドラム」という)1(1Y、1M、1C、1K)を有する。感光ドラム1は、図2の矢印A方向に回転する。感光ドラム1の周囲には帯電ローラ2及びスキャナユニット3が配置されている。ここで、帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面を均一に帯電する帯電手段である。スキャナユニット3は、画像情報に基づきレーザーを照射して感光ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段である。又、感光ドラム1の周囲には、現像装置(以下「現像ユニット」という)4(4Y、4M、4C、4K)及びクリーニング手段としてのクリーニングブレード6が配置されている。更に、4個の感光ドラム1に対向して、感光ドラム1が担持するトナー像(現像剤像)を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト5が配置されている。また、本実施例では、現像ユニット4には、非磁性一成分現像剤であるトナーT(TY、TM、TC、TK)が用いられる。本実施例では、現像ユニット4は、現像手段としての現像剤担持体(以下「現像ローラ」という)22を感光ドラム1に対して接触させて接触現像を行う。
感光体ユニット13(13Y、13M、13C、13K)は、感光ドラム1と、帯電ローラ2と、クリーニングブレード6と、感光ドラム1上に残留している一次転写残トナーを収容する廃トナー収容部14aとを有する。さらに本実施例では、現像ユニット4及び感光体ユニット13を、一体的にカートリッジ化することでプロセスカートリッジ7(7Y、7M、7C、7K)を構成している。プロセスカートリッジ7は、画像形成装置100に設けられた不図示の装着ガイド、位置決め部材などの装着手段を介して、画像形成装置100の本体に着脱可能である。本実施例では、プロセスカートリッジ7は、図3に示すように、感光ドラム1の回転軸線方向(矢印G方向)に沿って、画像形成装置100に対して着脱可能である。本実施例では、各色用のプロセスカートリッジ7は全て同一形状を有する。ただし、各色用のプロセスカートリッジ7は、これに限定されず、形状や大きさが異なっていてもよい。各色用のプロセスカートリッジ7内には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーT(TY、TM、TC、TK)がそれぞれ収容されている。なお、プロセスカートリッジ7は、単にカートリッジとも呼ばれる。
中間転写ベルト5は、全ての感光ドラム1に当接し、図2の矢印B方向に移動する。中間転写ベルト5は、複数の支持部材(駆動ローラ26、二次転写対向ローラ27、従動ローラ28)に掛け渡されている。中間転写ベルト5の内周面側には、各感光ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ8(8Y、8M、8C、8K)が並設されている。また、中間転写ベルト5の外周面側において二次転写対向ローラ27に対向する位置には、二次転写手段としての二次転写ローラ9が配置されている。
<画像形成プロセス>
画像形成時には、先ず、感光ドラム1の表面が帯電ローラ2によって一様に帯電される。次いで、スキャナユニット3から照射されたレーザー光によって感光ドラム1の表面が走査露光されることで、感光ドラム1上に画像情報に従った静電潜像が形成される。次いで、感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像ユニット4によってトナー像として現像される。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ8によって中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。例えば、フルカラー画像の形成時には、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて上述のプロセスが順次に行われ、中間転写ベルト5上に各色のトナー像が順次に重ね合わされて一次転写される。その後、中間転写ベルト5の移動と同期して記録材12が二次転写部へと搬送される。そして、記録材12を介して中間転写ベルト5に当接している二次転写ローラ9によって、中間転写ベルト5上の4色トナー像が、一括して記録材12上に二次転写される。
その後、トナー像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置10に搬送される。定着装置10において記録材12に熱及び圧力が加えられることで、記録材12にトナー像が定着する。一次転写工程後に感光ドラム1上に残留した一次転写残トナーは、クリーニングブレード6によって除去される。また、二次転写工程後に中間転写ベルト5上に残留した二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置11によって除去される。除去された二次転写残トナー(廃トナー)は、画像形成装置100の廃トナーボックス(不図示)に排出される。画像形成装置100は、所望の単独又はいくつか(全てではない)の画像形成部のみを用いて、単色又はマルチカラーの画像を形成することもできる。
<プロセスカートリッジ>
次に、本実施例の画像形成装置100に装着されるプロセスカートリッジ7の全体構成について、図4及び図7を用いて説明する。図7(a)は現像ユニット4の分解図、図7(b)は現像ユニット4の斜視図である。図4に示すように、感光体ユニット13は、感光体ユニット13内の各種構成要素を支持する枠体としてのクリーニング枠体14を有する。クリーニング枠体14には、軸受部材を介して感光ドラム1が矢印A方向に回転可能に取り付けられている。また、クリーニング枠体14には、帯電ローラ軸受15が、帯電ローラ2の回転中心を通る線に沿って、取り付けられている。ここで、帯電ローラ軸受15は、図4の矢印C方向に移動可能に取り付けられている。帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受15に回転可能に取り付けられている。そして、帯電ローラ軸受15は、付勢手段としての帯電ローラ加圧バネ16により感光ドラム1に向かって付勢される。
また、クリーニングブレード6は、一次転写後に感光ドラム1の表面に残った一次転写残トナーを除去するための弾性部材6aと、弾性部材を支持するための支持部材6bとを有する。弾性部材6aと支持部材6bとが一体に形成されている。クリーニングブレード6によって感光ドラム1の表面から除去された一次転写残トナーは、クリーニングブレード6とクリーニング枠体14により形成される空間内を重力方向に落下し、廃トナー収容部14a内に収容される。図4、図7(a)及び(b)に示すように、現像ユニット4は、現像ユニット4内の各種構成要素を支持する現像枠体18を有する。現像ユニット4には、感光ドラム1と接触して、図4の矢印D方向に回転する現像ローラ22が設けられている。現像ローラ22は、現像ローラ22の回転軸線方向の両端部において、第1現像軸受ユニット32及び第2現像軸受ユニット33を介して回転可能に現像枠体18に支持されている。
また、現像ユニット4は、トナーを収容する現像剤収容室18aと、現像ローラ22が配設された現像室18bと、現像剤収容室18aと現像室18bとを連通する内部開口18cを有する。内部開口18cは、現像剤収容室18aと現像室18bとを仕切る仕切り部18mに備えられている。本実施例では、現像室18bは現像剤収容室18aの鉛直方向上方に位置する。現像室18bには、現像ローラ22に接触して回転する供給ローラ(現像剤供給部材)20と現像ローラ22のトナー層を規制するための現像剤規制部材21が配置されている。
現像枠体18は、現像剤収容室18aを有する。現像枠体18の現像剤収容室18aには、収容されたトナーTを撹拌するとともに、内部開口18cを介して、供給ローラ20へトナーを搬送するための撹拌部材23が設けられている。撹拌部材23は、撹拌部材23の回転軸方向に延伸した回転軸23aと、一端が回転軸23aに取り付けられた撹拌シート23bを有する。撹拌シート23bは、可搬性を有し、トナーを撹拌搬送する。撹拌部材23は、撹拌シート23bが現像剤収容室18aの内壁面に当接して撓んだ状態で、図4の矢印F方向に回転する。現像剤収容室18aには、撹拌シート23bが撓み状態か
ら解放される解放位置18eを有している。撹拌シート23bは解放位置18eを通過する時に、撹拌シート23bが撓み状態から解放される力によって撹拌シート23b上に乗ったトナーを跳ね上げ、内部開口18cを介して現像室18b内の供給ローラ20へトナーを搬送する。
<現像剤収容容器の詳細構成>
次に、現像剤収容容器である現像枠体18の詳細構成について、図5〜図7を用いて説明する。図5(a)はトナーキャップ31(第一キャップ部材)を接着する前における現像ユニット4の斜視図、図5(b)はトナーキャップ31を接着した後における現像ユニット4の斜視図である。図6(a)は、トナーキャップ31を現像ユニット4における外側から見た正面図、図6(b)はトナーキャップ31を現像ユニット4における内側から見た背面図である。図5(a)に示すように、現像ローラ22が現像枠体18に取り付けられた状態において、現像ローラ22の回転中心の軸線方向をJ方向とする。本実施例では、図5(a)に示すように、現像枠体18には、J方向における一端側において、撹拌ギア30が設けられている。また、現像枠体18には、現像剤収容室18aにトナーを充填するためのトナー充填口(開口)18f、枠体側回転規制部18g、枠体側接着面18hがそれぞれ2か所ずつ設けられている。トナー充填口18fは貫通孔であり、現像剤収容室18aと現像枠体18の外部とを連通するように現像枠体18に設けられている。トナー充填口18fは、現像枠体18の長手方向(現像ローラ22の軸線方向と同じ方向)で、現像枠体18の端部に配置された側壁に設けられている。側壁は現像枠体18の長手方向に交差する方向に延びている。上述のようにトナー充填口18fが配置されることで、トナーの充填、および後述のトナーの再充填のいずれにおいても、現像剤収容室18aの端部近傍までトナーを充填できる。
図6(a)には、トナーキャップ31の第1面側から見たトナーキャップ31が示されている。トナーキャップ31の第1面は、トナーキャップ31を現像ユニット4に取り付けた状態において現像ユニット4の外側を向いた面である。図6(a)に示すように、トナーキャップ31には、キャップ側回転規制部31a、注入口31bが設けられている。図6(b)には、トナーキャップ31の第2面側から見たトナーキャップ31が示されている。トナーキャップ31の第2面は、トナーキャップ31の第1面の反対面であり、トナーキャップ31を現像ユニット4に取り付けた状態において現像ユニット4の内側を向いた面である。図6(b)に示すように、トナーキャップ31の第2面には、キャップ側接着面31cが設けられている。トナーキャップ31は、2つのトナー充填口18fにそれぞれ1つずつ装着される(図5(a)、(b)参照)。この場合、キャップ側回転規制部31aが枠体側回転規制部18gに装着されることで、トナーキャップ31と現像枠体18との位置ずれが規制される。例えば、一対の枠体側回転規制部18gの間にキャップ側回転規制部31aが挿入され、キャップ側回転規制部31aの水平方向の移動が規制されることで、現像枠体18に対するトナーキャップ31の水平方向の移動が規制される。
図5(b)に示すように、トナーキャップ31の位置が規制された状態で、トナーキャップ31が現像枠体18に装着される。本実施例では、トナーキャップ31及び現像枠体18にスチレン系樹脂組成物を用いている。注入口31bは、スチレン系樹脂組成物を溶かす性質を有するテルペン系溶剤(溶液)が注入される部分である。注入口31bは、トナーキャップ31を貫通している。トナーキャップ31が現像枠体18に位置決めされた状態で注入口31bにテルペン系溶剤(不図示)が注入されることで、枠体側接着面18hとキャップ側接着面31cとの間にテルペン系溶剤が流れ込む。そして、テルペン系溶剤がトナーキャップ31及び現像枠体18の一部を溶かし、溶けた部分がその後固まることでトナーキャップ31と現像枠体18が接合される。このように、トナーキャップ31は、現像枠体18の外面における枠体側接着面18hに接着され、トナー充填口18fを封止する。これにより、トナーキャップ31と現像枠体18の隙間からトナーが漏出する
ことを抑制することができる。トナーキャップ31は、トナー充填口18fを封止する封止部材である。
図7(a)に示すように、現像枠体18には現像ローラ22及び供給ローラ20が、第1現像軸受ユニット32及び第2現像軸受ユニット33を介して支持される。第1現像軸受ユニット32は、現像ローラ22及び供給ローラ20を支持するための現像軸受部材32aと、撹拌ギア30に駆動を伝達するためのギア列32bと、サイドカバー32cから構成される。また、本実施例においては図7(a)に示すように、サイドカバー32cでトナーキャップ31を覆っている。サイドカバー32cは3本のビス34で現像枠体18及び現像軸受部材32aに固定される。
<プロセスカートリッジの分解方法及び再生産方法>
次に、プロセスカートリッジ7の分解方法及び再生産方法について、図1、図5〜10を用いて詳細に説明する。図1(a)は現像枠体18に新しいトナーキャップ35を取り付ける前の現像枠体18の斜視図である。図1(b)及び図1(c)は新しいトナーキャップ35を取り付けた後のトナー充填口18fの断面図である。新しいトナーキャップ35は、トナーキャップ31と異なるキャップ部材(第二キャップ部材)である。また、新しいトナーキャップ35は、トナー充填口18fを封止する封止部材である。図8はプロセスカートリッジ7を感光体ユニット13と現像ユニット4に分離した工程における斜視図である。図9(a)は現像枠体18からトナーキャップ31を取り除く工程の一例における現像ユニット4の斜視図である。図9(b)は現像枠体18からトナーキャップ31を取り除く工程の一例におけるトナー充填口18fの断面図である。図10は、トナーを再充填する工程における現像ユニット4の斜視図である。本実施例に係る再生産方法では、トナー充填口18fからトナーを再充填する。したがって、現像枠体18に穴をあけて、新たなトナー充填口を形成する必要がない。そのため、現像枠体18に穴をあける場合と比較して、現像枠体18の削りカスの発生を抑制できる。また、撹拌部材23等の内部部品を傷つくことも防止できる。
本実施例に係る再生産方法は、下記の工程1〜工程7を含む。
・工程1:感光体ユニット13と現像ユニット4の分離工程
・工程2:サイドカバー32cの分離工程
・工程3:トナーキャップ31の除去工程
・工程4:トナー再充填工程
・工程5:新しいトナーキャップ35の取付け工程
・工程6:サイドカバー32cの再取付け工程
・工程7:感光体ユニット13と現像ユニット4の再合体工程
なお、本実施例に係る再生産方法は、上記の工程1〜工程7を行う前に、素材となる現像ユニット4(あるいはプロセスカートリッジ7)を準備する準備工程を含んでいる。素材となる現像ユニット4、プロセスカートリッジ7としては、例えば、画像形成動作を行ってトナーが消費された状態の使用済みの現像ユニット4、プロセスカートリッジ7が用いられる。換言すれば、本実施例に係る再生産方法は、素材となる現像ユニット4(第一の現像装置)から、新たな現像ユニット(第二の現像装置)を再生産する方法である。さらに換言すれば、本実施例に係る再生産方法は、素材となるプロセスカートリッジ7(第一のプロセスカートリッジ)から、新たなプロセスカートリッジ(第二のプロセスカートリッジ)を再生産する方法である。以下、上記の7工程について、順に説明を行う。
(工程1)
工程1は、感光体ユニット13と現像ユニット4の分離工程である。プロセスカートリッジ7の感光体ユニット13と現像ユニット4を分離する工程について、図8を用いて説明する。感光体ユニット13と現像ユニット4とを結合する結合ピン36を感光体ユニッ
ト13及び現像ユニット4にそれぞれ設けられた孔から引き抜き、感光体ユニット13と現像ユニット4を分離する。なお、感光体ユニット13及び現像ユニット4にそれぞれ設けられた孔に結合ピン36が挿入されることで、感光体ユニット13と現像ユニット4とが結合される。
(工程2)
工程2は、サイドカバー32cの分離工程である。図8に示す3本のビス34をドライバーなどで現像ユニット4から取り外して、サイドカバー32cを現像ユニット4から取り外す。
(工程3)
工程3は、トナーキャップ31の除去工程(剥離工程)である。複数のトナーキャップ31のうちの少なくとも1つを取り外す。上記のように、トナーキャップ31は現像枠体18に接着されているため、容易に分離することができない。そこで、図9に示すように、トナーキャップ31を現像枠体18から除去するために、キャップ側接着面31c及び枠体側接着面18h(図5及び図6参照)の間にマイナスドライバー37などを入れ込む。そして、てこの原理などを用いてトナーキャップ31をキャップ側接着面31cから剥がす。若しくは、トナーキャップ31を、ペンチ(不図示)などを用いて引っ張ることで、キャップ側接着面31cから剥がしてもよい。或いは、超音波カッタ(不図示)やレーザー加工(不図示)などでトナーキャップ31を破壊して取り除いてもよい。トナーキャップ31の除去工程においては、トナーキャップ31の除去方法は限定されない。この工程により、キャップ側接着面31cと枠体側接着面18hが分離し、トナーキャップ31が現像枠体18の枠体側接着面18hから剥離される。このとき、枠体側接着面18hにはトナーキャップ31が剥離されることによって粗面が形成される。粗面が形成される原因としては、枠体側接着面18hについた傷、枠体側接着面18hに残った接着剤、枠体側接着面18hに残ったトナーキャップ31の一部などが挙げられる。
(工程4)
工程4は、現像枠体18に新たなトナーを充填するトナー再充填工程である。図10に示すように、工程3を行うことにより露出したトナー充填口18fが鉛直方向上側、現像剤収容室18aが鉛直方向下側になるように、現像枠体18を保持して工程4を行うことが好ましい。トナー充填口18fに漏斗38を差込み、トナーボトル(不図示)などから漏斗38にトナーを落とし込むことで、トナー充填口18fから現像剤収容室18a(図4参照)へのトナーの再充填を行う。
(工程5)
工程5は、新しいトナーキャップ35の取付け工程である。図1(a)に示すように、工程3を行うことにより露出したトナー充填口18fを、新しいトナーキャップ35で封止する。このように、工程5は、トナー充填口18fの再封止工程でもある。現像枠体18の枠体側接着面18hには溶着跡が残っており、枠体側接着面18hの表面が荒れているため、枠体側接着面18hに新しいトナーキャップ35を再び接着することは容易ではない。そこで、図1(b)に示すように、現像枠体18の外面における元の接着面(枠体側接着面18h)や新しいトナーキャップ35の接着面35aに弾性接着剤39を塗付する又は貼り付ける。弾性接着剤39は、硬化後もゴム弾性を有する接着剤である。弾性接着剤39が変形することにより、新しいトナーキャップ35が、枠体側接着面18hに対してわずかに移動することが許容される程度の弾性を有することが好ましい。また、新しいトナーキャップ35が、枠体側接着面18hに直接接触しないように、弾性接着剤39を塗布してもよい。弾性接着剤39は、例えば、シリコン系の接着剤であるシリコンボンドであってもよい。また、弾性接着剤39は、シリコン系の接着剤に限定されず、ゴム系、ビニル系又はウレタン系の接着剤であってもよい。次に、新しいトナーキャップ35を
現像枠体18に取り付ける。このように、新しいトナーキャップ35を、現像枠体18の外面における枠体側接着面18hに弾性接着剤39を介して接着して、トナー充填口18fを新しいトナーキャップ35で封止する。これにより、図1(b)に示すように、現像枠体18からトナーが漏れることなく、工程3を行うことにより露出したトナー充填口18fを新しいトナーキャップ35で封止することができる。枠体側接着面18hの表面が荒れている場合であっても、弾性接着剤39が枠体側接着面18hの表面粗さを吸収するため、現像枠体18に新しいトナーキャップ35を確実に取り付けることができる。
図1(b)に示すように、新しいトナーキャップ35は、新しいトナーキャップ35の外周部分に設けられた突出部35bと、新しいトナーキャップ35の中央部分に設けられた突出部35cとを有する。図1(b)に示す新しいトナーキャップ35の構成例では、トナーキャップ35の突出部35bと突出部35cとの間に溝(隙間)が設けられている。突出部35bは、第一突出部の一例である。新しいトナーキャップ35の突出部35bは、現像枠体18に向かって突出しており、弾性接着剤39を介して枠体側接着面18hに接着可能である。新しいトナーキャップ35の突出部35bは、現像枠体18に向かって突出しており、トナー充填口18f内に挿入可能である。現像枠体18は、外側に向かって突出する突出部18jを有する。突出部18jは、第二突出部の一例である。現像枠体18の突出部18jは、現像剤収容室18aの内側方向の反対方向に向かって突出している。工程5において、新しいトナーキャップ35の突出部35bの側面の一部(内側面)と現像枠体18の突出部18jの側面の一部(外側面)とが対向した状態で、新しいトナーキャップ35の突出部35bを枠体側接着面18hに接着する。これにより、現像枠体18の外面に対する新しいトナーキャップ35の水平方向の移動が規制され、現像枠体18と新しいトナーキャップ35との位置ずれが抑制される。この結果、新しいトナーキャップ35からの弾性接着剤39の剥離が抑制され、新しいトナーキャップ35と現像枠体18との隙間からトナーが漏出することが抑制される。更に、新しいトナーキャップ35の突出部35bの側面の一部(内側面)が現像枠体18の突出部18jの側面の一部(外側面)に当接した状態で、新しいトナーキャップ35の突出部35bを枠体側接着面18hに接着してもよい。図1(b)に示す例では、現像枠体18の突出部18jは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、トナー充填口18fを取り囲むように配置されている。また、図1(b)に示す例では、新しいトナーキャップ35の突出部35bは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、現像枠体18の突出部18jを取り囲むように配置されている。したがって、工程5において、新しいトナーキャップ35の突出部35bは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、現像枠体18の突出部18jよりもトナー充填口18fから離れる方向に配置される。
また、工程5において、新しいトナーキャップ35の突出部35cをトナー充填口18f内に挿し込む。新しいトナーキャップ35の突出部35cがトナー充填口18f内に挿し込まれることにより、新しいトナーキャップ35と現像枠体18との位置ずれが抑制される。したがって、現像枠体18の外面に対する新しいトナーキャップ35の水平方向の移動が規制され、新しいトナーキャップ35からの弾性接着剤39の剥離が抑制される。この結果、新しいトナーキャップ35と現像枠体18との隙間からトナーが漏出することが抑制される。
また、トナー充填口18f内に新しいトナーキャップ35の突出部35cを圧入してもよい。すなわち、新しいトナーキャップ35の突出部35cがトナー充填口18fの内壁18iに当接した状態で、トナーキャップ35に圧力を加え、トナー充填口18f内に新しいトナーキャップ35の突出部35cを挿し込んでもよい。新しいトナーキャップ35の突出部35cがトナー充填口18fの内壁18iに当接することで、トナー充填口18fの内壁18iと新しいトナーキャップ35の突出部35cとの間の隙間が無くなる。これにより、現像枠体18からのトナーの漏出が更に抑制される。
図1(a)及び(b)に示す例では、新しいトナーキャップ35の突出部35bの内側面と現像枠体18の突出部18jの外側面とが対向した状態で、新しいトナーキャップ35の突出部35bを枠体側接着面18hに接着する。図1(c)に示すように、工程5において、新しいトナーキャップ35の突出部35bの外側面と現像枠体18の突出部18jの内側面とが対向した状態で、新しいトナーキャップ35の突出部35bを枠体側接着面18hに接着してもよい。これにより、現像枠体18の外面に対する新しいトナーキャップ35の水平方向の移動が規制され、新しいトナーキャップ35と現像枠体18との位置ずれが抑制される。この結果、新しいトナーキャップ35からの弾性接着剤39の剥離が抑制され、新しいトナーキャップ35と現像枠体18との隙間からトナーが漏出することが抑制される。図1(c)に示す例では、新しいトナーキャップ35の突出部35bは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、トナー充填口18fを取り囲むように配置されている。また、図1(c)に示す例では、現像枠体18の突出部18jは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、新しいトナーキャップ35の突出部35bを取り囲むように配置されている。したがって、工程5において、新しいトナーキャップ35の突出部35bは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、現像枠体18の突出部18jよりもトナー充填口18fに近づく方向に配置される。なお、図1(c)に示す新しいトナーキャップ35の構成例では、新しいトナーキャップ35の突出部35bと突出部35cとの間に段差が設けられている。
(工程6)
工程6は、サイドカバー32cの再取付け工程である。工程2で現像ユニット4から取り外したサイドカバー32cを、工程2と逆の手順で現像ユニット4に再度取り付ける。例えば、現像枠体18とサイドカバー32cとの位置合わせを行い、ドライバーなどでビス34を現像ユニット4に取り付けることにより、サイドカバー32cを現像ユニット4に再度取り付ける。
(工程7)
工程7は、感光体ユニット13と現像ユニット4の再合体工程である。工程1で分離した感光体ユニット13と、トナーを再充填した現像ユニット4を、工程1と逆の手順で再度合体する。例えば、感光体ユニット13に設けられた孔と現像ユニット4に設けられた孔とが重なるように、感光体ユニット13と現像ユニット4との位置合わせを行う。その後、感光体ユニット13及び現像ユニット4にそれぞれ設けられた孔に結合ピン36を挿入することで、感光体ユニット13とトナーを再充填した現像ユニット4を再合体(再結合)する。上記の工程1〜工程7を行うことにより、現像枠体18からのトナーの漏出を抑止すると共に、プロセスカートリッジ7の品質低下を抑止しつつ、プロセスカートリッジ7の再生産を行うことができる。
なお、本実施例では、スチレン系樹脂組成物としてPS(ポリスチレン)が用いられている。ただし、PSに代えてHIPS(ハイインパクトポリスチレン)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)などをスチレン系樹脂組成物として用いてもよい。また、本実施例に用いられるテルペン系溶剤としては、例えば、d−リモネン、I−リモネン、dI−リモネン、d−α−ピネン、d−β−ピネン、α−テルピネン、β−テルピネン、γ−テルピネンが挙げられる。また、テルペン系溶剤としては、テルピノレン、2−カレン、d−3−カレン、I−3−カレン、フェランドレンについても用いることができる。テルペン系溶剤としては、d−リモネン、I−リモネン、dI−リモネンを用いることが好ましく、d−リモネンを用いることがさらに好ましい。
本実施例において、新しいトナーキャップ35の材質に低密度ポリエチレンを用いてもよい。新しいトナーキャップ35をトナー充填口18fに圧入して、トナー充填口18f
を封止する場合、シールの安定性及び白化防止の点で、新しいトナーキャップ35の材質は現像枠体18の材質より軟質のものが好ましい。また、本実施例に記載されている構成部品の機能、材質、形状その相対配置、工程などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〈実施例2〉
次に、図11を用いて本発明に係る実施例2について説明する。なお、実施例2においては、実施例1と異なる部分について詳細に説明する。特に改めて記載しない限りは、実施例2の各構成部品の材質、形状、実施例2の各工程などは実施例1と同様である。実施例2における実施例1と同様の構成要素については、同一の番号を付与し、詳細な説明は省略する。図11(a)は工程3において除去したトナーキャップ31を現像枠体18に再び取り付ける前の現像枠体18の斜視図である。図11(b)及び図11(c)は工程3において除去したトナーキャップ31を現像枠体18に再び取り付けた後のトナー充填口18fの断面図である。本実施例の工程5は、実施例1の工程5と異なっており、本実施例のその他の工程は、実施例1のその他の工程と同様である。
(工程5)
実施例2の工程5は、工程3において除去したトナーキャップ31(以下、除去したトナーキャップ31と表記する)の再取付け工程である。図11(a)に示すように、工程3を行うことにより露出したトナー充填口18fを、除去したトナーキャップ31で封止する。つまり、除去したトナーキャップ31を、トナー充填口18fを再封止するための封止部材として用いる。ここで、現像枠体18の枠体側接着面18hには溶着跡が残っており、枠体側接着面18hの表面が荒れているため、枠体側接着面18hに除去したトナーキャップ31を再び接着することは容易ではない。そこで、図11(b)に示すように、現像枠体18の外面における元の接着面(枠体側接着面18h)や除去したトナーキャップ31のキャップ側接着面31cに弾性接着剤39を塗付する又は貼り付ける。次に、除去したトナーキャップ31を現像枠体18に再び取り付ける。このように、除去したトナーキャップ31を、現像枠体18の外面における枠体側接着面18hに弾性接着剤39を介して接着して、トナー充填口18fを再取付けしたトナーキャップ31で封止する。これにより、図11(b)に示すように、現像枠体18からトナーが漏れることなく、工程3を行うことにより露出したトナー充填口18fを再取付けしたトナーキャップ31で封止することができる。枠体側接着面18hの表面が荒れている場合であっても、弾性接着剤39が枠体側接着面18hの表面粗さを吸収するため、現像枠体18に除去したトナーキャップ31を確実に取り付けることができる。上記の工程1〜工程7を行うことにより、現像枠体18からのトナーの漏出を抑止すると共に、プロセスカートリッジ7の品質低下を抑止しつつ、プロセスカートリッジ7の再生産を行うことができる。また、接着工程が不要であるため、プロセスカートリッジ7の再生産における工数の削減が可能である。
図11(b)に示すように、トナーキャップ31は、トナーキャップ31の外周部分に設けられた突出部31dと、トナーキャップ31の中央部分に設けられた突出部31eとを有する。図11(b)に示すトナーキャップ31の構成例では、トナーキャップ31の突出部31dと突出部31eとの間に溝(隙間)が設けられている。突出部31dは、第一突出部の一例である。トナーキャップ31の突出部31dは、現像枠体18に向かって突出しており、弾性接着剤39を介して枠体側接着面18hに接着可能である。トナーキャップ31の突出部31eは、現像枠体18に向かって突出しており、トナー充填口18f内に挿入可能である。工程5において、除去したトナーキャップ31の突出部31dの側面の一部(内側面)と現像枠体18の突出部18jの側面の一部(外側面)とが対向した状態で、除去したトナーキャップ31の突出部31dを枠体側接着面18hに接着する。これにより、現像枠体18の外面に対する再取付けしたトナーキャップ31の水平方向
の移動が規制され、再取付けしたトナーキャップ31と現像枠体18との位置ずれが抑制される。この結果、再取付けしたトナーキャップ31からの弾性接着剤39の剥離が抑制され、再取付けしたトナーキャップ31と現像枠体18との隙間からトナーが漏出することが抑制される。更に、除去したトナーキャップ31の突出部31dの側面の一部(内側面)が現像枠体18の突出部18jの側面の一部(外側面)に当接した状態で、トナーキャップ31の突出部31dを枠体側接着面18hに接着してもよい。図11(b)に示す例では、現像枠体18の突出部18jは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、トナー充填口18fを取り囲むように配置されている。また、図11(b)に示す例では、再取付けしたトナーキャップ31の突出部31dは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、現像枠体18の突出部18jを取り囲むように配置されている。したがって、工程5において、再取付けしたトナーキャップ31の突出部31dは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、現像枠体18の突出部18jよりもトナー充填口18fから離れる方向に配置される。
また、トナー充填口18f内に除去したトナーキャップ31の突出部31eを圧入してもよい。すなわち、除去したトナーキャップ31の突出部31eがトナー充填口18fの内壁18iに当接した状態で、除去したトナーキャップ31に圧力を加え、トナー充填口18f内に除去したトナーキャップ31の突出部31eを挿し込んでもよい。除去したトナーキャップ31の突出部31eがトナー充填口18fの内壁18iに当接することで、トナー充填口18fの内壁18iと除去したトナーキャップ31の突出部31eとの間の隙間が無くなる。これにより、現像枠体18からのトナーの漏出が更に抑制される。
図11(a)及び(b)に示す例では、除去したトナーキャップ31の突出部31dの内側面と現像枠体18の突出部18jの外側面とが対向した状態で、除去したトナーキャップ31の突出部31dを枠体側接着面18hに接着する。図11(c)に示すように、工程5において、除去したトナーキャップ31の突出部31dの外側面と現像枠体18の突出部18jの内側面とが対向した状態で、除去したトナーキャップ31の突出部31dを枠体側接着面18hに接着してもよい。これにより、現像枠体18の外面に対する再取付けしたトナーキャップ31の水平方向の移動が規制され、再取付けしたトナーキャップ31と現像枠体18との位置ずれが抑制される。この結果、再取付けしたトナーキャップ31からの弾性接着剤39の剥離が抑制され、再取付けしたトナーキャップ31と現像枠体18との隙間からトナーが漏出することが抑制される。図11(c)に示す例では、再取付けしたトナーキャップ31の突出部31dは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、トナー充填口18fを取り囲むように配置されている。また、図11(c)に示す例では、現像枠体18の突出部18jは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、再取付けしたトナーキャップ31の突出部31dを取り囲むように配置されている。したがって、工程5において、再取付けしたトナーキャップ31の突出部31dは、トナー充填口18fの開口面の法線方向から見て、現像枠体18の突出部18jよりもトナー充填口18fに近づく方向に配置される。なお、図11(c)に示すトナーキャップ31の構成例では、トナーキャップ31の突出部31dと突出部31eとの間に段差が設けられている。
なお、本実施例において、トナーキャップ31の材質に低密度ポリエチレンを用いてもよい。トナーキャップ31をトナー充填口18fに圧入して、トナー充填口18fを封止する場合、シールの安定性及び白化防止の点で、トナーキャップ31の材質は現像枠体18の材質より軟質のものが好ましい。また、本実施例に記載されている構成部品の機能、材質、形状その相対配置、工程などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
4…現像ユニット、18…現像枠体、18a…現像剤収容室、18f…トナー充填口、18h…枠体側接着面、31、35…トナーキャップ、39…弾性接着剤

Claims (12)

  1. 第一の現像装置から第二の現像装置を再生産する再生産方法であって、
    前記第一の現像装置は、
    現像剤を収容するための現像剤収容室が備えられた枠体であって、前記現像剤収容室と前記枠体の外部を連通する開口が備えられた枠体と、
    前記枠体の接着面に接着され、前記開口を封止する第一キャップ部材と、
    を備え、
    前記再生産方法は、
    前記接着面から前記第一キャップ部材を剥離する剥離工程と、
    前記現像剤収容室に現像剤を再充填する再充填工程と、
    弾性を有する弾性接着剤を介して、封止部材を前記接着面に接着して、前記開口を前記封止部材で封止する再封止工程と、
    を備えることを特徴とする再生産方法。
  2. 前記封止部材は、前記弾性接着剤を介して前記接着面に接着可能な第一突出部を有し、
    前記枠体は、前記枠体の外側に向かって突出する第二突出部を有し、
    前記再封止工程において、前記第一突出部の側面の一部と前記第二突出部の側面の一部とが対向した状態で前記第一突出部を前記接着面に接着する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生産方法。
  3. 前記再封止工程において、前記第一突出部は、前記開口の開口面の法線方向から見て、前記第二突出部よりも前記開口から離れる方向に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の再生産方法。
  4. 前記再封止工程において、前記第一突出部は、前記開口の開口面の法線方向から見て、前記第二突出部よりも前記開口に近づく方向に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の再生産方法。
  5. 前記封止部材は、前記第一キャップ部材と異なる第二キャップ部材である、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の再生産方法。
  6. 前記封止部材は、前記第一キャップ部材である、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の再生産方法。
  7. 第一のプロセスカートリッジから第二のプロセスカートリッジを再生産する再生産方法であって、
    前記第一のプロセスカートリッジは、
    現像剤を収容するための現像剤収容室が備えられた枠体であって、前記現像剤収容室と前記枠体の外部を連通する開口が備えられた枠体と、前記枠体の接着面に接着され、前記開口を封止する第一キャップ部材と、を備える現像装置と、
    現像剤像を担持する像担持体と、
    を備え、
    前記再生産方法は、
    前記接着面からから前記第一キャップ部材を剥離する剥離工程と、
    前記現像剤収容室に現像剤を再充填する再充填工程と、
    弾性を有する弾性接着剤を介して、封止部材を前記接着面に接着して、前記開口を前記封止部材で封止する再封止工程と、
    を備えることを特徴とする再生産方法。
  8. 前記封止部材は、前記弾性接着剤を介して前記接着面に接着可能な第一突出部を有し、
    前記枠体は、前記枠体の外側に向かって突出する第二突出部を有し、
    前記再封止工程において、前記第一突出部の側面の一部と前記第二突出部の側面の一部とが対向した状態で前記第一突出部を前記接着面に接着する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の再生産方法。
  9. 前記再封止工程において、前記第一突出部は、前記開口の開口面の法線方向から見て、前記第二突出部よりも前記開口から離れる方向に配置される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の再生産方法。
  10. 前記再封止工程において、前記第一突出部は、前記開口の開口面の法線方向から見て、前記第二突出部よりも前記開口に近づく方向に配置される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の再生産方法。
  11. 前記封止部材は、前記第一キャップ部材と異なる第二キャップ部材である、
    ことを特徴とする請求項7から10の何れか一項に記載の再生産方法。
  12. 前記封止部材は、前記第一キャップ部材である、
    ことを特徴とする請求項7から10の何れか一項に記載の再生産方法。
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