JP6482270B2 - ユニット及びカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に着脱可能なカートリッジ、及びユニットに関するものである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)においては、プロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式では、像担持体(電子写真感光体)の及び像担持体に作用するプロセス手段(例えば、帯電手段、現像手段、クリーニング手段など)を一体的にカートリッジ化して、プロセスカートリッジ(以下、カートリッジ)とする。これにより、このカートリッジを画像形成装置の本体に着脱可能とする。
プロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。このため、プロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
このカートリッジとして、感光体ドラム形状の像担持体を保護するための保護部を有するドラムシャッタを設けた構成が提案されている。ドラムシャッタは、像担持体をカバーする閉じた位置(保護位置)と、像担持体を露出させる開いた位置(退避位置)と、に移動可能に構成されている。通常、ドラムシャッタは、ばね等の付勢部材により閉じた位置に向かって付勢されている。
このドラムシャッタは、カートリッジを画像形成装置の本体に挿入すると徐々に開いて画像形成位置まで挿入したときには画像形成を行うことができる状態まで開いた状態となる。また、取り出す際には徐々に閉じていき、画像形成装置の本体から完全に取り出したときには、完全に閉じた状態となるという構成とされている。
さらに、カートリッジとして、カートリッジ内に収容されているトナーが外部へ漏れないように、カートリッジを構成するカートリッジ枠体間や部品間を複数のシール部材で封止するように構成としたものが提案されている。そしてこのシール部材を、樹脂で形成されたカートリッジ枠体と、カートリッジ枠体に当接した型とカートリッジ枠体との間の空間に、カートリッジ枠体とは異なる樹脂材料を射出し、カートリッジ枠体上に形成することが提案されている(特許文献1参照)。
このようなカートリッジの画像形成装置の本体への着脱方法としては、ユーザがカートリッジを手で持って取り出し位置と画像形成位置の間で出し入れする方法が広く行われている。
特開2013−122489号公報
枠体に樹脂を注入する注入口からシール部材を構成する樹脂が露出する他、シール部材を形成する場合において、十分な量の樹脂を注入し、所望の形状とするため、樹脂を枠体からはみ出させる構成とされる。
この結果、シール部材を構成する樹脂は、クリーニング枠体の外観に露出する場合があり、ユーザの取り扱い上、ユーザが触れたり、ぶつけたりして、外力が加わり変形し、例えばシール性などの機能を損なう可能性がある。
そこで本発明では、シール部材を構成する樹脂にユーザが触れることを防止し、枠体上に形成されたシール部材の機能を安定して保つことを目的とする。
本発明の第1の側面は、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、像担持体と、第1の樹脂で形成され、前記像担持体を回転可能に支持する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体に接触する接触部材と、
前記第1の樹脂と異なる第2の樹脂を前記枠体に注入して形成され、前記枠体と前記接触部材の隙間を埋めるシール部を含むシール部材と、
前記像担持体を保護する保護部と、前記枠体に支持される被支持部と、を有するシャッタであって、前記保護部が前記像担持体の一部を覆って前記像担持体を保護する保護位置と、前記像担持体の前記一部を露出させるように前記保護位置から退避した退避位置と、の間を移動可能になるように前記被支持部が前記枠体に支持されたシャッタと、を備え、前記シャッタが前記保護位置にある場合において、前記シャッタが前記シール部材の一部を覆うことを特徴とする。
本発明の第2の側面は、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、現像剤を担持し、像担持体に前記現像剤を供給する現像剤担持体と、第1の樹脂で形成され、前記現像剤担持体を回転可能に支持する枠体と、前記枠体に支持され、前記現像剤担持体に接触する接触部材と、前記第1の樹脂と異なる第2の樹脂を前記枠体に注入して形成され、前記枠体と前記接触部材の隙間を埋めるシール部を含むシール部材と、前記現像剤担持体を保護する保護部と、前記枠体に支持される被支持部と、を有するシャッタであって、前記保護部が前記現像剤担持体の一部を覆って前記現像剤担持体を保護する保護位置と、前記現像剤担持体の前記一部を露出させるように前記保護位置から退避した退避位置と、の間を移動可能になるように前記被支持部が前記枠体に支持されたシャッタと、を備え、前記シャッタが前記保護位置にある場合において、前記シャッタが前記シール部材の一部を覆うことを特徴とする。
以上説明したように、シール部材をユーザが触れることを防止し、枠体上に形成されたシール部材の機能を安定して保つことができる。
実施例1に係るクリーニングユニットの構成を説明する斜視図である。 画像形成装置の構成を説明する断面図である。 実施例1に係るカートリッジの構成を説明する断面図である。 実施例1に係るカートリッジの構成を説明する斜視図である。 実施例1に係るクリーニングユニットの構成を説明する斜視図である。 実施例1に係る現像ユニットの構成を説明する斜視図である。 画像形成装置の本体及び実施例1に係るカートリッジの構成を説明する斜視図である。 実施例1に係るクリーニングユニットの構成を説明する断面図である。 実施例1に係るクリーニング枠体ユニットの構成を説明する正面図である。 実施例1に係るクリーニング枠体の構成を説明する斜視図である。 実施例1に係るクリーニング枠体の構成を説明する断面図である。 実施例1に係るクリーニング枠体ユニットの構成を説明する斜視図である。 実施例1に係るクリーニングユニットの構成を説明する斜視図である。
[実施例1]
本明細書におけるプロセスカートリッジ(カートリッジ)とは、感光体ドラムと、この感光体ドラム(像担持体)に作用するプロセス手段とを一体的にカートリッジ化して、画像形成装置の本体に対して着脱可能とされるものである。また感光体ドラムカートリッジとは、少なくとも感光体ドラムをカートリッジ化して、画像形成装置の本体に対して着脱可能とされるものである。現像カートリッジとは、少なくとも現像ローラ(現像剤担持体)と現像剤としてのトナーを収容し、一体的にカートリッジ化して、画像形成装置の本体に対して着脱可能とされるものである。そして画像形成装置(電子写真画像形成装置)とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図2及び図3を用いて、全体構成及び画像形成プロセスについて説明する。図2は、本発明の一実施の形態である装置本体Aの断面図である。図3は、プロセスカートリッジ(以下、カートリッジB)の断面図である。ここで、装置本体Aとは、画像形成装置からカートリッジBを除いた画像形成装置部分である。
なお、以下の説明では、感光体ドラム(像担持体)の回転軸線方向を長手方向とし、説明を行う。また、長手方向において、画像形成装置の本体(以下、装置本体Aという)から感光体ドラムが駆動力を受ける側(後述する図4(b)における駆動力受け部63a側)を駆動側とし、その反対側を非駆動側とする。さらに、装置本体Aにおいて、装置本体Aからカートリッジを取り出す間口がある面(図2における開閉部材13側)を正面とし、その反対側を背面とする。また、設置状態での装置本体Aの上方(後述する図2における記録媒体P積載面)を上とし、その反対側を下とする。
[画像形成装置の全体構成]
本実施例では、図2に示す通り、画像形成装置としてカートリッジBを装置本体Aに着脱可能とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタの例を示し、説明を行う。カートリッジBは、カートリッジBの上に露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置されるようにして装置本体Aに装着されている。また、カートリッジBの下には、画像形成対象となる記録媒体(以下、シート材P)を収容したシートトレイ4が配置されている。
更に、装置本体Aには、シート材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。なお、定着装置9は、加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bにより構成されている。
[画像形成プロセス]
次に、画像形成プロセスの概略を説明する。プリントスタート信号に基づいて、感光体ドラム62は、矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。バイアス電圧が印加された帯電ローラ66は、感光体ドラム62の外周面に接触し、感光体ドラム62の外周面を一様均一に帯電する。
露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光LはカートリッジBの上面の露光窓部74を通り、感光体ドラム62の外周面を走査露光する。これにより、感光体ドラム62の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置としての現像ユニット20において、トナー室29内のトナーT(現像剤)は、搬送部材43の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室28に送り出される。トナーTは、マグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、現像ローラ32の表面に担持される。トナーTは、現像ブレード42(現像剤規制部材)によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ32周面の層厚が規制される。そのトナーTが静電潜像に応じて感光体ドラム62へ転移されるようにして現像ローラ32で感光体ドラム62を現像し、トナー像として可視像化する。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5cによって、装置本体Aの下部に収納されたシート材Pがシートトレイ4から矢印D方向に給送される。そしてシート材Pは、転写ガイド6を経由して、感光体ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置へ供給される。この転写位置において、トナー像は感光体ドラム62からシート材Pに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシート材Pは、感光体ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。そしてシート材Pは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。このニップ部で加圧・加熱し、定着処理が行われてトナー像はシート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写後の感光体ドラム62は、クリーニングブレード77により外周面上の残留トナーが除去されて、再び、画像形成プロセスに使用される。感光体ドラム62から除去された残留トナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
なお上記において、帯電ローラ66、現像ローラ32、クリーニングブレード77が感光体ドラム62に作用するプロセス手段である。
[カートリッジ全体の構成]
次にカートリッジBの全体構成について図3及び図4を用いて説明する。図4は、カートリッジBの構成を説明する斜視図である。カートリッジBは、クリーニングユニット60と現像ユニット20を合体して構成される。クリーニングユニット60は、クリーニング枠体71、感光体ドラム62、帯電ローラ66及びクリーニングブレード77等からなる。一方、現像ユニット20は、現像枠体21、現像ブレード42、現像ローラ32、マグネットローラ34、搬送部材43、トナーT、また図4に示すように、第1サイド部材26L、第2サイド部材26R、付勢部材46等からなる。
これらクリーニングユニット60と現像ユニット20を、結合部材75によって互いに回動可能に結合することによって、カートリッジBを構成する。具体的には、現像ユニット20の長手方向(現像ローラ32の軸線方向)両端部にある第1サイド部材26L及び第2サイド部材26Rに形成された、アーム部26aL、26aRの先端に、現像ローラ32と平行な回動穴26bL、26bRが設けられている。一方、クリーニング枠体71の長手両端部には、結合部材75を嵌入するための嵌入穴71a(非駆動側不図示)が形成されている。そして、アーム部26aL、26aRをクリーニング枠体71の所定の位置に合わせて、結合部材75を回動穴26bLと図示しない非駆動側の嵌入穴に、また回動穴26bRと嵌入穴71aに挿入する。これにより、クリーニングユニット60と現像ユニット20が、結合部材75を中心に回動可能に結合される。
このとき、アーム部26aL、26aRの根元に取り付けられた付勢部材46がクリーニング枠体71に当たり、結合部材75を回動中心として、現像ユニット20をクリーニングユニット60へ付勢させている。これにより、現像ローラ32は感光体ドラム62の方向へ確実に押し付けられる。
そして、現像ローラ32の両端部に取り付けられた間隔保持部材38(図7で後述)によって、現像ローラ32は感光体ドラム62から所定の間隔をもって保持される。
[クリーニングユニットの構成]
次にクリーニングユニット60の構成について、図3及び図5を用いて説明する。図5は、クリーニングユニット60の構成を説明する斜視図である。クリーニングブレード77は、板金からなる支持部材77aと、ウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材77bから構成される。クリーニングブレード77は、支持部材77aの長手方向の両端をビス91で固定することで、クリーニング枠体71に対して所定の位置に配置される。弾性部材77bが感光体ドラム62と当接するように配置され、弾性部材77bは感光体ドラム62の外周面上から残留トナーを除去する。除去された残留トナーは、クリーニングユニット60の廃トナー室71b(図3)に貯蔵される。
クリーニングユニット60には、図3に示すように、クリーニングブレード下シール82がクリーニング枠体71に設けられている。また図6に示すように、縦シール84、端部シール83及び、スクイシート86は、クリーニング枠体71に設けられている。クリーニングブレード下シール82は、長手方向に渡って設けられ、クリーニングブレード77の支持部材77aとクリーニング枠体71の間から、廃トナーが漏出するのを防ぐためのものである。縦シール84は、クリーニングブレード77の弾性部材77b長手両端から廃トナーが漏出するのを防ぐためのものである。端部シール83は、クリーニングブレード77の弾性部材77b長手両端からの廃トナーが漏出するのを防止しつつ、感光体ドラム62上のトナー等の付着物を拭き取るためのものである。そして、スクイシート86は、長手方向に渡って感光体ドラム62に接して設けられ、クリーニングブレード77に対して感光体ドラム62回転方向上流側から廃トナーが漏出するのを防ぐためのものである。このようにクリーニングユニット60は、クリーニング枠体71にクリーニングブレード下シール82、縦シール84、端部シール83及び、スクイシート86が設けられ、廃トナー室71bの廃トナーが漏出するのを防止している。
またクリーニングユニット60では、電極部材81、付勢部材68、帯電ローラ軸受67L、67Rがクリーニング枠体71に取り付けられる。帯電ローラ66の軸部66aは、帯電ローラ軸受67L、67Rにはめ込まれる。帯電ローラ66は、付勢部材68によって、感光体ドラム62に対して付勢されるとともに、帯電ローラ軸受67L、67Rによって回転可能に支持される。このようにして帯電ローラ66は、感光体ドラム62の回転に伴って、従動回転可能とされている。なお、電極部材81、付勢部材68、帯電ローラ軸受67L、軸部66aは導電性を有する。電極部材81は、カートリッジが装置本体に装着された状態において、装置本体Aの給電部(不図示)に接触している。これらを給電経路として、帯電ローラ66に給電する。
そして感光体ドラム62は、非駆動側フランジ64、駆動側フランジ63と一体的に結合され、感光体ユニット61とされている。この結合方法には、カシメ、接着、溶着等を用いられる。非駆動側フランジ64には、アース接点等(不図示)が結合されている。また、駆動側フランジ63には、装置本体Aから駆動力を受ける駆動力受け部63aと、現像ローラ32に駆動を伝えるフランジギア部63bを有している。
駆動側においては、ビス90によりクリーニング枠体71の軸受部材76が一体的に固定される。一方、非駆動側においては、感光体ドラム軸78がクリーニング枠体71に圧入され、固定される。これにより軸受部材76は、駆動側フランジ63と嵌合し、感光体ドラム軸78は、非駆動側フランジ64の穴64aと嵌合し、感光体ユニット61はクリーニング枠体71に回転可能に支持される。
ドラムシャッタ79の構成に関しては、後ほど後述する。
[現像ユニット]
次に現像ユニット20の構成について、図3及び図6を用いて説明する。図6は現像ユニット20の構成を説明する斜視図である。現像容器23と底部材22からなる現像枠体21は、トナーTを収納するトナー室29やトナー供給室28を形成する。底部材22及び現像容器23は、溶着等の手段により、一体的に結合されている。
現像ブレード42は、板金からなる支持部材42aとウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材42bで構成され、清掃部材47と共に支持部材42aの両端をビス93で現像容器23に対して所定の位置に固定される。弾性部材42bは、現像ローラ32と当接し、現像ローラ32の周面のトナー量を規制すると共に、摩擦帯電電荷を付与する。清掃部材47は、現像ローラ32の端部表面と当接して、トナー等の付着物を清掃する。
現像ユニット20には、図6に示すように、縦シール部材55、端部シール56、現像ブレード下シール57、及びトナー漏れ防止シール59が現像容器23に設けられている。加えて、現像容器23と底部材22が結合された後に、吹き出し防止シート58が底部材22に設けられている。縦シール部材55は、現像ブレード42の弾性部材42bの長手両端からトナーTが漏出するのを防ぐためのものである。端部シール56は、現像ローラ32の長手両端からトナーTが漏出するのを防ぐためのものである。現像ブレード下シール57は、長手方向に渡って設けられ、現像ブレード42の支持部材42aと現像容器23の間からトナーTが漏出するのを防ぐためのものである。吹き出し防止シート58は、長手方向に渡って現像ローラ32に接して設けられ、現像ローラ32下側からトナーTが漏出するのを防ぐためのものである。そして、トナー漏れ防止シール59は、トナーシール部材45が開封され現像ユニット20の外に取り出される際に、トナーシール部材45の表面に付着したトナーTを拭き取ると同時に、取り出し開口と密着してトナーTが漏出するのを防ぐためのものである。このように現像ユニット20は、現像枠体21に縦シール部材55、端部シール56、現像ブレード下シール57、トナー漏れ防止シール59及び、吹き出し防止シート58が設けられ、トナー室29やトナー供給室28のトナーTが漏出するのを防止している。
また図6に示すように、現像ユニット20は、現像容器23に熱溶着されたトナーシール部材45を有する。トナーシール部材45は、図3に示すトナー室29とトナー供給室28を仕切っている。これにより、カートリッジBの輸送中にトナー室29からトナーTが漏出するのを防止することができる。なお、ユーザがトナーシール部材45を開封することによって、トナーTがトナー供給室28へ供給され、画像形成可能とされる。
さらに現像ユニット20は、現像ローラユニット31を有する。現像ローラユニット31は、現像ローラ32、マグネットローラ34、フランジ35、間隔保持部材38、軸受部材37及び現像ローラギア39等によって構成される。現像ローラ32の非駆動側端部からマグネットローラ34が挿入され、端部にはフランジ35が圧入固定されている。フランジ35には導電性の電極部材(不図示)が組み込まれており、電極部材は現像ローラ32及び電極部材27に当接している。
導電性の電極部材27は、第1サイド部材26Lに固定される。電極部材27は、カートリッジが装置本体Aに装着された状態において、装置本体Aの給電部(不図示)に接触しており、電極部材27、導電性の電極部材(不図示)を給電経路として現像ローラ32に給電する。
間隔保持部材38は、現像ローラ32の両端部に取り付けられる。その外側に軸受部材37が配置され、駆動側においては、その外側に現像ローラギア39が組み込まれる。両端に配置された、軸受部材37によって現像ローラ32は回転可能に支持される。さらに駆動伝達部材である第1ギア48と第2ギア49は、現像枠体21に回転可能に取り付けられている。これにより、装置本体Aから受けた駆動力は、フランジギア部63b(図6)、現像ローラギア39、第1ギア48、第2ギア49及び、搬送ギア50が順次噛み合い、回転することにより、現像ローラ32、搬送部材43へ伝達される。
第1サイド部材26L、第2サイド部材26Rは、長手方向の両端にビス92を用いて現像枠体21に固定される。その際、現像ローラユニット31の軸受部材37は、第1サイド部材26L、第2サイド部材26Rによって保持される。
搬送部材43は、回転軸の非駆動側が現像容器23に支持され、図6に示すように、回転軸の駆動側が現像容器23に取り付けられた搬送ギア50によって支持される。これにより、搬送部材43はトナー室29内で搬送ギア50に従い回転可能とされている。
[カートリッジ着脱と位置決め]
次に、装置本体Aに対するカートリッジBの着脱と位置決めについて、図2及び図7を用いて説明する。図2は、開閉部材13が閉じた状態の装置本体A断面詳細を示している。図7は、カートリッジBを着脱するために開閉部材13を開いた装置本体Aと、カートリッジBとを示す斜視図である。図7(a)は装置本体Aを非駆動側上方から見た斜視図、図7(b)は装置本体Aを駆動側上方から見た斜視図である。
図7に示すように、装置本体Aには、開閉部材13が、回動軸13aを回動中心として、回動可能に取り付けられている。図2矢印T方向に開閉部材13を開くと、図4に示すように、装置本体A内部には、カートリッジBが画像形成を行う画像形成位置の状態に導く、駆動側ガイド12aR及び非駆動側ガイド12aLが備えてある。一方、カートリッジBには、図5及び図7に示すように、クリーニング枠体71の長手両側面に駆動側ボス71dR、71eRと、非駆動側ボス71dL、71eLとが設けられている。図7(a)に示すように、駆動側ボス71dR、71eRを、駆動側ガイド12aRに沿わせて、非駆動側ボス71dL、71eLを、非駆動側ガイド12aLに沿わせて、装置本体A内部にカートリッジBを矢印S1方向へ挿入していく。その結果、カートリッジBの円筒部71fが、図7(b)に示すように、下ガイド12bLに沿って入っていく。円筒部71fが、位置決め部12cLに突き当たると、カートリッジBが装置本体Aに装着完了となり、画像形成可能な画像形成位置(図2に示すカートリッジBの位置)に装着することができる。
図2に示すように、装置本体Aには、感光体ドラム62を転写ローラ7に対向させて、当接させるため、図7(b)に示すようにカートリッジBを引き込む引き込みバネ19が設けられている。引き込みバネ19は、回動軸19cに回動可能に支持されており、係止部19dで位置が固定されている。ユーザがカートリッジBを矢印S1方向に挿入すると、引き込みバネ19はカートリッジBの円筒部71f(図4(a)参照)と引き込みバネ19の作用部19bが当たり矢印H方向に移動する。そして、カートリッジBの円筒部71fが、引き込みバネ19の角部19eを乗り越え、付勢部19aに当接することで、カートリッジBの円筒部71fは付勢力を受け、装置本体位置決め部12cLに突き当たり正規位置に位置決めされる。ここで言う、装置本体A内でのカートリッジBの画像形成可能な画像形成位置とは、感光体ドラム62が転写ローラ7と対向した位置である。
そして画像形成位置にカートリッジBが位置することにより、図7(a)に示す、装置本体Aのモータ(不図示)により駆動される駆動出力部14が、カートリッジBの円筒部71fの内部に設けられた駆動力受け部63a(図4(b))と係合する。これにより、駆動力受け部63aと結合している感光体ドラム62が装置本体Aから駆動力を受けて回転する。また、図5に示す電極部材81は、装置本体Aの給電部(不図示)に接触し、クリーニングユニットの構成で前述した、給電経路を介して帯電ローラ66に給電可能となる。さらに、図6に示す電極部材27は、装置本体Aの給電部(不図示)に接触し、現像ユニットの構成で前述した、給電経路を介して現像ローラ32に給電可能となる。
[クリーニングユニットのシール構成]
次に、本実施例に係るクリーニングユニットのシール構成について図8、図9を用いて詳細に説明する。図8は本実施例に係るクリーニングユニットの概略断面図、図9は本実施例に係るクリーニング枠体ユニットの概略正面図である。
図8に示すように、クリーニング枠体ユニット12には、廃トナー室71bを有するクリーニング枠体71と、クリーニングブレード77と、クリーニングブレード下シール82、縦シール83、84が設けられている。ここで、クリーニングブレード下シール82及び縦シール83、84は、廃トナーの漏出を防止するシール部材として、クリーニングブレード77とクリーニング枠体71との隙間をシールするためのものである。
クリーニングブレード下シール82は、図9に示すように、クリーニング枠体71の長手方向両端部に設けられたブレード取付座面94、95の間に渡って設けられている。そして、図8に示すように、クリーニングブレード下シール82は、支持部材77aに接触し、支持部材77aとクリーニング枠体71との隙間を封止する。なお、本実施形態ではクリーニングブレード下シール82は、支持部材77aの面に当接し、屈曲するように、支持部材77aの当接する面に対し交差する方向に伸びた形状とした。さらには、クリーニングブレード77との接触状態安定化のために、先端は曲率形状を有する形状のクリーニングブレード下シール82とした。
縦シール83、84は、図9に示すように、クリーニング枠体71の長手方向両端部のブレード取付座面94、95の近傍に設けられている。図8に示すように、縦シール83、84は、弾性部77bと支持部材77aの両方に接触し、クリーニングブレード77とクリーニング枠体71との隙間をクリーニングブレード77の長手方向の両端部において封止する。
クリーニングブレード下シール82及び縦シール83、84は、弾性シール材を用いてクリーニング枠体71(カートリッジ枠体上)に一体的に射出成形されるものである。
本実施例では、弾性シール材の材質としてエラストマー樹脂を用いている。弾性シール材の材質として用いられるエラストマー樹脂は、クリーニング枠体71と樹脂材料は異なるが同系の材質からなり弾性を有するスチレン系エラストマー樹脂を用いることが好ましい。これにより、弾性シール材とクリーニング枠体71の分離を行う必要がなくなり、カートリッジBのリサイクル時の分解作業性を向上させることができる。
しかし、上記材質の他のエラストマー樹脂でも同様の機械的特性を持つものであれば良く、また、シリコン系ゴムや軟質ゴムなどを用いても良い。本実施例では、弾性シール材としての上記種々のエラストマー樹脂及びゴム等を含めて「エラストマー樹脂」と呼ぶ。
また、本実施例では、スクイシート86をクリーニング枠体71に固定するための固定部材87もクリーニング枠体71に一体的に射出成形している。クリーニング枠体71に形成された固定部材87には、スクイシート86が重畳するように配置され、固定部材87をレーザで溶融することによりクリーニング枠体71とスクイシート86とが溶着され、固定される。本実施例では、固定部材87の材質として、クリーニング枠体71及びクリーニングブレード下シール82及び縦シール83、84として用いているエラストマー樹脂とは異なる。具体的には、固定部材87としては、レーザ光を吸収し、溶融するものであればよく、熱溶融する樹脂に光を吸収するレーザ反応剤、例えばカーボンを添加したものを使用することができる。本実施例においては、固定部材87としは、クリーニングブレード下シール82及び縦シール83、84として用いたエラストマー樹脂にカーボンを0.5〜12質量部含有させたものを用いている。
固定部材87は、スクイシート86をクリーニング枠体71に固定する機能の他、スクイシート86とクリーニング枠体71との間からトナーが漏れないようシールする機能を有している。
[クリーニング枠体へのシール部材の成形工程]
次に、クリーニング枠体71へクリーニングブレード下シール82、縦シール83、84、及び固定部材87を同一工程で成形する成形工程について、図9〜図11を用いて説明する。
図10は、本実施例に係るクリーニング枠体の概略斜視図である。図10は、クリーニング枠体71上に各シール部材を射出成形するための樹脂注入口と、樹脂注入装置の樹脂を射出するゲートを示している。図11は、本実施例に係るクリーニング枠体の断面図で、図9におけるC−C断面図であり、縦シール83成形時の枠体構成と型構成を示している。
ここで、縦シール83、84(図9参照)はクリーニング枠体ユニット12の長手方向で対称に配置されており、縦シール83、84に近傍する構成も対称である。したがって、縦シール83、84の構成として、一端側の縦シール83やその近傍の構成について示す場合があるが、他端側の縦シール84も同様となる。
クリーニング枠体71にシール部材を成形するための枠体構成と型構成を、縦シール83(84)を例にとり説明する。
縦シール83(84)(図9参照)を成形するため、図10に示すように、クリーニング枠体71にはクリーニング枠体71の長手方向両端部に注入口83a(84a)が設けられている。注入口83a(84a)は、クリーニング枠体71を連通した貫通穴である。図11に示すように、縦シール83の成形は、シール形状88aが彫り込まれた縦シール型88をクリーニング枠体71の型当接面83bに当接させた後、ゲート83c(84c)を図10の破線矢印方向に移動させ、注入口83aより溶融樹脂を注入し、射出成形する。
図11に示すように、クリーニング枠体71には、注入口83aより射出された溶融樹脂が、流出する流出穴83aH、83bHが設けられている。流出穴83aH、83bHは、注入口83aを挟んで上下方向に2箇所、クリーニング枠体71に設けられており、型当接面83b側からクリーニング枠体71を連通している。図9に縦シール83(84)成形後の流出穴83aH、83bH(84aH、84bH)の位置を×印で示す。
図11に示すように、注入口83aより溶融樹脂を射出すると、クリーニング枠体71と縦シール型88の間に形成された空間に、溶融樹脂が充填される。射出された溶融樹脂は、クリーニング枠体71と縦シール型88の間に形成された空間に十分充填された後、流出穴83aH、83bHより樹脂83d、83eが流出する。これにより、縦シール83は、当接させた型通りに形状のばらつきなく成形することができる。
また、図10に示すように本実施例では、流出穴83aH、83bH(84aH、84bH)の周りには、流出穴83aH、83bHより流出した樹脂83d、83eを留めておくためのバッファ83B(84B)を設けた。バッファ83B(84B)は、クリーニング枠体71のうち、クリーニングユニット60の外面となる部分に設けられた凹部である。バッファ83B(84B)は、クリーニング枠体71と縦シール型88の間に形成された空間からなる縦シール83(84)の形成部に流出穴83aH、83bHを介してつながるようにして形成されている。
この結果、図12に示すようにクリーニング枠体71の外部に流出した樹脂83d、83e(84d、84e)は、時間と共に硬化し、縦シール83(84)の一部となる。そして、クリーニング枠体71の外部に流出した樹脂83d、83e(84d、84e)は、クリーニング枠体71のバッファ83B(84B)内において、外部に露出した状態となる。
クリーニングブレード下シール82、固定部材87に関しても、シール形状の違いはあるものの、同様の型構成による成形方法であるため、型の説明は省略する。
同様にクリーニングブレード下シール82(図9参照)を成形するため、図10に示すように、クリーニング枠体71には溶融樹脂が流入する樹脂注入部である注入口82aが設けられている。
また、注入口82aより射出された溶融樹脂が流出する流出穴82aH、82bHがクリーニング枠体71の長手方向両端に設けられている。図9にクリーニングブレード下シール82成形後の流出穴82aH、82bHの位置を×印で示す。
また、図10に示すように本実施例では、流出穴82aH、82bHの周りには流出穴82aH、82bHより流出した樹脂を留めておくためのバッファ82aB、82bBを構成している。
同様に、固定部材87(図9参照)を成形するため、図10に示すように、クリーニング枠体71には、クリーニング枠体71には溶融樹脂が流入する樹脂注入部である注入口87a、87bが設けられている。また、ゲート87c1、87c2から注入口87a、87bより射出された溶融樹脂が、流出する流出穴87aH、87bH、87cHがクリーニング枠体71の長手方向3箇所に設けられている。図9に固定部材87成形後の流出穴87aH、87bH、87cHの位置を×印で示す。
また、図10に示すように、流出穴87aH、87bH、87cHの周りには、流出穴87aH、87bH、87cHより流出した樹脂を留めておくためのバッファ87aB、87bB、87cBを構成している。
上述のように、樹脂を溜めるためのバッファ82aB、82bB、87aB、87bB、87cBを設けることにより、クリーニング枠体71に当接させた型とクリーニング枠体71との間の空間に、十分な量の樹脂を充填することができる。結果、クリーニングブレード下シール82、固定部材87を当接させた型通りに形状のばらつきなく形成することができる。
図12に示すように、クリーニング枠体71の外部に流出した樹脂82d、82e、87d、87e、87fは、時間と共に硬化し、クリーニングブレード下シール82あるいは固定部材87の一部となる。そして、クリーニング枠体71の外部に流出した樹脂82d、82e、87d、87e、87fは、クリーニング枠体71のバッファ82aB、82bB、87aB、87bB、87cB内において、外部に露出した状態となる。
[ドラムシャッタの構成]
図1及び図13を用いてドラムシャッタの構成に関して詳細に説明する。図1は本実施例に係るクリーニングユニットの概略斜視図である。図13は本実施例に係るクリーニングユニットの分解斜視図である。
図13に示すように、クリーニングユニット60は、感光体ドラム62を保護するための保護部79bを有する開閉可能なドラムシャッタ79を有する。ドラムシャッタ79は、長手両端部に駆動側の軸部79aR、非駆動側の軸部79aLを有しており、両軸部79aR、79aLは支持軸79sにより連結されている。またドラムシャッタ79は、保護部79bと支持軸79sとの連結部として、駆動側のアーム79bRと非駆動側のアーム79bLを長手方向両端に有している。
クリーニング枠体71には、長手両端部に軸部79aR、79aLを嵌合させるための軸受部71cR、71cLを有している。そして、ドラムシャッタ79の駆動側の軸部79aRと非駆動側の軸部79aLを、図中破線矢印の方向に向けて、クリーニング枠体71の軸受部71cR、71cLに嵌合させることにより、ドラムシャッタ79のクリーニング枠体71への組み付けが完了する。
組み付けられたドラムシャッタ79は、感光体ドラム62をカバーする閉じた位置(保護位置)と感光体ドラム62を露出させる開いた位置(退避位置)とに、クリーニング枠体71に移動可能に支持される。
付勢部材80は、ドラムシャッタ79の非駆動側の軸部79aLに取り付けられる。これにより通常は、図1に示すように、ドラムシャッタ79は、感光体ドラム62をカバーする閉じた位置に向かって、付勢部材80により付勢される。
駆動側の軸部79aR近傍には、前述した開閉動作を行うための凸部79tを有している。ドラムシャッタ79は、カートリッジBを装置本体Aに挿入すると、凸部79tが本体の当接部200(図4(b)参照)と当接し、図3におけるK方向に回動し、徐々に開いていく。そして、画像形成位置まで挿入したときには画像形成を行うことができる状態まで開いた状態となる(図2参照)。また、取り出す際には、凸部79tと本体の当接部200(図4(b)参照)と当接量が減少していき、ドラムシャッタ79は図3におけるK方向とは逆方向に、付勢部材80による付勢力を受け、徐々に閉じていく。この結果、装置本体Aから完全に取り出したときには、ドラムシャッタ79は完全に閉じた状態となる(図3参照)。
このように閉じた状態のドラムシャッタ79は、図1に示すように、流出した樹脂材料82d、82e、83d、83e、84d、84e、87d、87e、87f(図12参照)を覆うように構成、配置している。具体的には、樹脂82d、82eは支持軸79sでユーザが触れないように覆われている。樹脂83d、83eはアーム79bLで、樹脂84d、84eはアーム79bRで、ユーザが触れないように覆われている。また、樹脂87dはアーム79bRで、87eはアーム79bLでユーザが触れないように覆われている。さらに、樹脂87fは、保護部79bの延長部79cで、ユーザの指がクリーニング枠体71とドラムシャッタ79の隙間から入らないよう覆われている。これにより、装置本体AからカートリッジBを完全に取り出したときに、ドラムシャッタ79の形状の一部で、流出した樹脂82d、82e、83d、83e、84d、84e、87d、87e、87fを覆うことができる。
以上の通り、装置本体AからカートリッジBを完全に取り出したときには、バッファに溜った樹脂にユーザが触れないようにし、枠体上に形成されたシール部材のシール性能を安定して保つことができる。
また、前述した樹脂を溜める為のバッファを設けることで、樹脂を溜める範囲を限定でき、的確に覆うことができる。これにより、ドラムシャッタ79によって覆う範囲を小さくすることが可能で、部品を小型にすることができる。
[実施例2]
実施例1では、クリーニングユニット60における、クリーニングブレード下シール82、縦シール84、端部シール83及び、固定部材87の一部となる樹脂をドラムシャッタ79で覆う形態について説明したが、これに限らない。例えば、現像手段である現像ローラ32をカバーする閉じた位置(保護位置)と、現像ローラ32を露出させる開いた位置(退避位置)と、に移動可能に構成されているシャッタを有する現像ユニット20に適用してもよい。具体的には、現像ユニット20における、縦シール部材55、端部シール56、現像ブレード下シール57の一部となる樹脂をシャッタで覆う構成としてもよい。この場合、クリーニング枠体71(枠体)は現像枠体21に、クリーニングブレード77は現像ブレード42に、クリーニングブレード下シール82(シール部材)は現像ブレード下シール57に対応する。また、感光体ドラム62(像担持体)は現像ローラ32(現像手段)に、縦シール84(シール部材)は縦シール部材55に、端部シール83(シール部材)は端部シール56に対応する。
なお、実施例1ではスクイシート86をクリーニング枠体71に固定し、クリーニング枠体71とスクイシート86の間をシールするために固定部材87を用いた。同様に、現像ユニット20においても、吹き出し防止シート58を現像枠体21に固定し、現像枠体21と吹き出し防止シート58の間をシールするための固定部材を用いてもよい。この固定部材についても現像枠体21に一体的に射出成形し、現像枠体21に形成された固定部材に吹き出し防止シート58を重畳するように配置し、固定部材をレーザで溶融することにより現像枠体21と吹き出し防止シート58とを溶着し、固定してもよい。さらには現像枠体21に、樹脂注入部である注入口から射出された溶融樹脂が流出する流出穴を設け、形状のばらつきなく形成してもよく、流出穴より流出した樹脂を留めておくためのバッファを設け、流出穴より流出した樹脂をシャッタで覆う構成としてもよい。
なお、この他、クリーニング枠体71、もしくは現像枠体21に設けられた注入口をドラムシャッタ79もしくは現像手段を覆うシャッタで覆う構成としもよい。これにより、注入口から露出した樹脂にユーザが触れないようにし、枠体上に形成されたシール部材のシール性能を安定して保つことができる。
13 開閉部材
20 現像ユニット
21 現像枠体
26L 第1サイド部材
26R 第2サイド部材
27 電極部材
31 現像ローラユニット
32 現像ローラ(現像剤担持体)
34 マグネットローラ
42 現像ブレード(現像剤規制部材)
55 縦シール
56 端部シール
57 現像ブレード下シール
58 吹き出し防止シート58
60 クリーニングユニット
61 感光体ユニット
62 感光体ドラム(像担持体)
66 帯電ローラ
71 クリーニング枠体
75 結合部材
76 軸受部材
77 クリーニングブレード
79 ドラムシャッタ
80 付勢部材
82 クリーニングブレード下シール
83、84 縦シール
85 端部シール
86 スクイシート
87 固定部材
88 縦シール型
88a シール形状
82a、83a、84a、87a、87b 注入口
83b、84b 型当接面
82aH、82bH、83aH、83bH、84aH、84bH、87aH、87bH、87cH 流出穴
82aR、82bR、83aR、83bR、84aR、84bR、87aR、87bR、87cR リブ
82aB、82bB、83B、84B、87aB、87bB、87cB バッファ
82d、82e、83d、83e、84d、84e、87d、87e、87f 樹脂
200 当接部
A 装置本体(画像形成装置の本体)
B カートリッジ
L レーザ光
S1 装着方向

Claims (14)

  1. 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
    像担持体と、
    第1の樹脂で形成され、前記像担持体を回転可能に支持する枠体と、
    前記枠体に支持され、前記像担持体に接触する接触部材と、
    前記第1の樹脂と異なる第2の樹脂を前記枠体に注入して形成され、前記枠体と前記接触部材の隙間を埋めるシール部を含むシール部材と、
    前記像担持体を保護する保護部と、前記枠体に支持される被支持部と、を有するシャッタであって、前記保護部が前記像担持体の一部を覆って前記像担持体を保護する保護位置と、前記像担持体の前記一部を露出させるように前記保護位置から退避した退避位置と、の間を移動可能になるように前記被支持部が前記枠体に支持されたシャッタと、
    を備え、
    前記シャッタが前記保護位置にある場合において、前記シャッタが前記シール部材の一部を覆うことを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記シール部材は、射出成形により成形されたものであることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ
  3. 前記枠体は、前記第2の樹脂を前記枠体に注入して前記シール部材を形成した時に前記第2の樹脂が食み出るように構成されたバッファ部を有し、
    前記シール部材の前記一部は、前記シール部材のうち前記バッファ部に食み出た部分を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のカートリッジ。
  4. 前記枠体は、前記第2の樹脂を注入するための注入口を有し、前記シール部材の前記一部は、前記注入口から露出した前記シール部材の部分を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  5. 前記接触部材は、前記像担持体の回転軸線方向に長く、前記像担持体の外周面をクリーニングするクリーニングブレードを含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項のカートリッジ。
  6. 前記シール部材の前記シール部は、前記クリーニングブレードの長手端部と、前記枠体と、の隙間をシールし、前記回転軸線方向に交差する方向に延びている部分を含むことを特徴とする請求項5に記載のカートリッジ。
  7. 前記クリーニングブレードは、前記像担持体の表面に接触するブレード部と、前記ブレード部を支持し前記枠体に固定される支持部と、を有し、
    前記シール部材の前記シール部は、前記支持部と前記枠体との隙間を前記クリーニングブレードの長手方向に亘ってシールしている部分を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載のカートリッジ。
  8. 前記接触部材は、前記像担持体の表面と接触するシート部材を含み、
    前記シール部材の前記シール部は、前記シート部材を前記枠体に固定しつつ前記シート部材と前記枠体の間をシールする部分を含むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  9. 前記シャッタは、前記像担持体の回転軸線方向の端部に前記被支持部と前記保護部とを繋ぐ連結部を有し、前記連結部によって前記シール部材の前記一部が覆われていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  10. 前記シャッタは、前記保護部の前記像担持体の回転軸線方向における中央部から前記回転軸線方向と交差する方向に延びる延長部を有し、前記延長部によって前記シール部材の前記一部が覆われていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  11. 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
    現像剤を担持し、像担持体に前記現像剤を供給する現像剤担持体と、
    第1の樹脂で形成され、前記現像剤担持体を回転可能に支持する枠体と、前記枠体に支持され、前記現像剤担持体に接触する接触部材と、
    前記第1の樹脂と異なる第2の樹脂を前記枠体に注入して形成され、前記枠体と前記接触部材の隙間を埋めるシール部を含むシール部材と、
    前記現像剤担持体を保護する保護部と、前記枠体に支持される被支持部と、を有するシャッタであって、前記保護部が前記現像剤担持体の一部を覆って前記現像剤担持体を保護する保護位置と、前記現像剤担持体の前記一部を露出させるように前記保護位置から退避した退避位置と、の間を移動可能になるように前記被支持部が前記枠体に支持されたシャッタと、を備え、
    前記シャッタが前記保護位置にある場合において、前記シャッタが前記シール部材の一部を覆うことを特徴とするカートリッジ。
  12. 前記シール部材は、射出成形により成形されたものであることを特徴とする請求項11に記載のカートリッジ。
  13. 前記接触部材は、前記現像剤担持体の周面の現像剤の層厚を規制する現像ブレードであることを特徴とする請求項11又は12に記載のカートリッジ。
  14. 前記シール部材の前記一部は、前記シール部が形成された前記枠体の面と反対側の面に形成されていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載のカートリッジ。
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