JP2005090632A - ボルトナット機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステアリングメンバの車体フレーム取り付けにおいて、クリアランスの消化方法と左ねじボルト推力の安定化および構成部材コスト低減。
【解決手段】 ねじ部に金属接触によるロック機構7を設けた右ねじのボルト4、内径部に前記ボルトと勘合するめねじ8を有した左ねじの左ねじボルト5、前記の左ねじボルト5の左ねじ9と勘合する固着ナット6またはめねじ加工された部材14の3部材で構成する。
ボルト4のロック機構7により、インナーパネル2と左ねじボルト頭部頂面13間が狭まるよう左ねじボルト5が推進、着地し、車体フレームとステアリングメンバブラケット3間のクリアランスが消化される。さらに取り付け作業を行うと、左ねじボルト5に対しボルト4がねじ込まれ、ボルト座面11がアウターパネル1に着座し締付け力が発生する。締付け力は左ねじボルト5を介して伝達され、ステアリングメンバが取り付けられる。
溶接ナット6を用いず、ステアリングメンバブラケット14に左ねじボルトが勘合するめねじ15を設けても良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体フレームにステアリングメンバ等のモジュール化された組付体を取り付けるボルトナット機構に関する。
モジュール化された組付体としてのステアリングメンバを車体フレームへの取り付ける場合に、ステアリングメンバと車体フレームとの間に隙間(クリアランス)110があり、この隙間110を吸収するようにしてステアリングメンバを車体フレームへの取り付けることが行われている。
特許文献1においては、図11乃至図13に示すように、ボルトナット機構は、雌逆ねじ125と雌逆ねじ125より小径の雌正ねじ126を有しステアリングメンバ117に溶接されたナット120と、ナット120の雌逆ねじ125に螺合する雄逆ねじ124を外周に有するとともに内側に雌正ねじ123を有するスペーサ119と、スペーサ119の雌正ねじ123に螺合可能な雄正ねじ122を有し、車体フレーム116の挿入孔から挿入されスペーサ119の雌正ねじ124とナットの雌正ねじ126に螺合可能なボルト121とを備えている。ボルト121の雄正ねじ122はボルト121の先端部にのみ形成されており、雄正ねじ122には接着材が塗布されている。ボルト118の雄正ねじ122の形成されていない軸部121はスペーサ119の雌正ねじ123の内径より細く形成されている。
ボルト118を締付け方向に回転させたとき、スペーサ119はボルト118の雄正ねじ122に塗布された接着材によって結合され、接着剤の作用によってボルト118とスペーサ19とが供回りする。スペーサ119の雄逆ねじ124がナット120の雌逆ねじ125に螺合することによりスペーサ119が車体フレーム116側へ後退し、スペーサ119の頭部が車体フレーム116に接触し車体フレーム116を押圧する。これにより、ステアリングメンバ117と車体フレーム116との間の隙間110がスペーサ119によって吸収される。
さらに接着剤の抗力に対抗してボルト118を締付け方向に回転させると、回転させる力が接着力の抗力に打ち勝ち、ボルト118とスペーサ119との供回りが終了し、ボルト118のみが回転し始める。ボルト118の雄正ねじ122は、スペーサ119の雌正ねじ123との嵌合が解かれ、ナット120の雌正ねじ126にボルト118が嵌合する。ボルト118の座面127が車体フレーム116に着座し、ボルト118の座面127とナット120の雌正ねじ126との間で締付け力が発生する。
特開2002−347656号公報 特開平11−117927号公報
ボルト118の締付け作業において、ボルト118に押付け力を加える。この押し付け力の方向は、一般的にスペーサ119の推進方向と逆方向であり、ボルト118に作用する押付け力はスペーサ119の推進を妨げるように作用する。このため、スペーサ119をボルト118と供回りさせるためのロック力は大きくある必要がある。しかしながら、特許文献1では、接着剤による結合力に頼っていたので、ロック力が小さいという問題がある。
また、特許文献1では、ボルト118の雄正ねじ122に塗布された接着材の結合力によってスペーサ119を推進させる力を得ているため、結合力は接着材の塗布量や組付け時の温度環境によりばらつきが生じる可能性が大きいという問題がある。
接着材の結合力が低い場合には、スペーサ119が推進しないことも考えられる。この場合、隙間110が吸収されず、ボルト118の締付け力によってステアリングメンバ117が車体フレーム116側に距離的に大きく引き込まれ、ステアリングメンバ17の変形を招いてしまうという問題がある。
また、ボルト118とスペーサ119との嵌合を解くため、ボルト118の軸部121の雄正ねじ122以外の部分はスペーサ119の雌逆ねじ123の内径より細くする必要があり、また、ナット120には、ボルト118と嵌合する雌正ねじ126を雌正ねじ125の他にさらに設ける必要がある。このため、ボルト118およびナッ1ト20の製造コストが高コストになるという問題がある。
また、スペーサ119は、予めナット120に組み込んでおくが、ナット120は、スペーサ119の雄逆ねじ124と嵌合する雌逆ねじ125とボルト118の雄正ねじ122と嵌合する雌正ねじ126とを有するため、雌逆ねじ125の下端と雌正ねじ126の上端との間で段差が生じる。このために、スペーサ119の雄正ねじ124とナッ1ト20との嵌合する長さが、ナット120の高さに制限されてしまう。これに対し、ナット120の高さを高くすることにより、嵌合長さを長くすることは可能であるが、これが可能であるのは、車体フレーム116とステアリングメンバ117との隙間110が大きい場合に限られ、隙間110が小さい場合には適応できない。
また、隙間110を吸収した後、スペーサ119の雄逆ねじ124とナット120との嵌合長さをある程度確保する必要がある。しかし、従来においては、嵌合長さをある程度確保できない場合があり、この場合、ボルト118の締付け時、スペーサ119の雄逆ねじ124またはスペーサ119の雄逆ねじ124と嵌合するナット120のねじ山が剪断破壊する恐れがある。
また、隙間110の大きさのばらつきが大きい場合は、図13に示すように、ナット120からスペーサ119が抜け出してしまうことも考えられる。
ステアリングメンバ117の軽量化のため、ブラケット材質にアルミニウム合金やマグネシウム合金の使用増加が見込まれる。しかし、アルミニウム合金やマグネシウム合金への溶接ナット120の固定が困難であるため、軽量化を図れないという問題がある。
また、ステアリングメンバ117等のモジュール化された組付体から車体フレームへ電気的アース接続する場合に、モジュール化された組付体に別途にアース端子を設け、車体フレームの塗装膜を剥がし、ボルトなどでアース端子と車体フレームとを電気的アース接続をする必要があり、アース接続に煩雑な作用が必要であるという問題があった。
そこで本発明の目的は、上記従来技術の有する問題を解消し、ボルトとスペーサとの間に大きなロック力を与えることが可能であり、組付体とフレームとの間にある隙間を確実に吸収させることが可能なボルトナット機構を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るボルトナット機構は、組付体とフレームとの間にある隙間を吸収して前記組付体を前記フレームに取り付けるためのボルトナット機構であって、前記組付体を軸線方向に単一径で貫通して形成された雌逆ねじと、前記ナットの前記雌逆ねじに螺合する雄逆ねじを外周に有するとともに、内周に雌正ねじを有するスペーサと、前記スペーサの前記雌正ねじに螺合可能な雄正ねじを有し、前記フレームの外側面側から挿入され前記スペーサの前記雌正ねじに前記雄正ねじを螺合可能なボルトと、前記ボルトに第1所定トルク以下のトルクを与える場合に前記ボルトの先端部のみを前記スペーサの前記雌正ねじに螺合させ前記先端部より後部部分を螺合させることを阻止し、前記ボルトに第2所定トルク以上のトルクを与える場合に前記ボルトの前記後部部分を前記スペーサの前記雌正ねじに螺合させることを許容するボルト螺入制限手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記ボルト螺入制限手段は、前記ボルトに前記第1所定トルク以下のトルクを与える場合に、前記ボルトの前記先端部が前記スペーサの前記雌正ねじに螺合した状態で、前記スペーサの頭部が前記フレームの内側面に当接するまで前記スペーサを前記ボルトと共に一体的に後退させ、前記ボルトに前記第1所定トルクより大きく前記第2所定トルクより小さいトルクを与える場合に、前記スペーサの前記頭部が前記フレームの前記内側面を外側に向かって押圧するように前記スペーサを後退させ、前記ボルトに前記第2所定トルク以上のトルクを与える場合に、前記スペーサの前記頭部が前記フレームの前記内側面を外側に向かって押圧した状態で、前記ボルトの前記後部部分を前記スペーサの前記雌正ねじに螺合させるように前記ボルトを前進させることを特徴とする。
また、前記ボルト螺入制限手段は、前記ボルトの前記雄正ねじと前記スペーサの前記雌正ねじとの間の螺合の円滑度を金属接触により調整する円滑度調整手段を有することを特徴とする。
また、前記ボルト螺入制限手段は、前記ボルトの前記雄正ねじの周面に形成された突起部を有することを特徴とする。
また、前記ボルト螺入制限手段は、前記スペーサの前記雌正ねじの周面に形成された突起部を有することを特徴とする。
また、前記第1所定トルクの大きさと前記第2所定トルクの大きさは、前記突起部の突起の高さあるいは前記突出部の形成された長さ範囲の大きさによって調節して設定可能であることを特徴とする。
また、前記突起部は、軸線方向に対しねじれて形成された複数列の切り溝からなることを特徴とする。
また、前記組付体に固着されるナットを備え、前記雌逆ねじは前記ナットに形成されていることを特徴とする。
また、前記雌逆ねじは前記組付体自体に形成されていることを特徴とする。
また、前記スペーサの先端が前記雌逆ねじから突出して前記スペーサの前記雄逆ねじが前記雌逆ねじに螺合可能であることを特徴とする。
前記スペーサの前記頭部の表面に、前記フレームの前記内側面との接触摩擦度を上げるための突起体が形成されていることを特徴とする。
また、前記突起体は、前記スペーサの回転に伴い前記フレームの前記内側面の外表面の塗装膜を剥がし前記フレームを構成する金属材と接触可能であり、前記フレームと前記組付体とは前記スペーサを介して電気的導通可能であることを特徴とする。
また、前記ボルトの軸部は単一径を有し、前記ボルトの前記雄正ねじは前記軸部の全体に渡って形成されていることを特徴とする。
上述の発明において、ボルトに与えるトルクが第1所定トルク以下の場合に、スペーサの頭部がフレームの内側面に当接するまでスペーサとボルトとは共に一体的に後退し、ボルトに第1所定トルクより大きく第2所定トルクより小さいトルクを与える場合に、スペーサの頭部がフレームの内側面を外側に向かって押圧するようにスペーサは後退し、ボルトに第2所定トルク以上のトルクを与える場合に、スペーサの頭部がフレームの内側面を外側に向かって押圧した状態でスペーサが静止し、ボルトの雄正ねじの後部部分がスペーサの雌正ねじに螺合してボルトは前進し、ボルトの座面がフレームの外側面に接触し押し付ける。これによって、ボルトとスペーサとの間に大きなロック力を与えることが可能であり、隙間を確実に吸収できボルトとスペーサとによって組付体をフレームに確実に取り付けることができる。
また、組付体を軸線方向に単一径で貫通して形成された雌逆ねじは、組付体に固着されるナットに形成されていてもよく、あるいは組付体自体に貫通孔を開けその内壁に形成されていてもよい。
雌逆ねじは組付体を軸線方向に単一径で貫通して形成されているので、スペーサの先端が雌逆ねじから突出した状態でスペーサの雄逆ねじが雌逆ねじに螺合可能になり、スペーサは広い作動範囲を確保することができる。
ボルト螺入制限手段は、例えば、ボルトの雄正ねじの周面に形成された突起部を有するので、突起部の突起の高さあるいは突出部の形成された長さ範囲の大きさによって、ボルトの雄正ねじとスペーサの雌正ねじとの間の螺合の円滑度を金属接触により調整するを容易に確実に行うことができる。また、第1所定トルクの大きさと第2所定トルクの大きさとを容易に確実に設定することが可能になる。
以上説明したように、本発明の構成によれば、第1所定トルクの大きさと第2所定トルクの大きさとを容易に確実に設定可能なボルト螺入制限手段を備えているので、ボルトとスペーサとの間に大きなロック力を与えることが可能であり、組付体とフレームとの間にある隙間を確実に吸収させることが可能なボルトナット機構を提供することができる。
また、組付体を軸線方向に単一径で貫通して形成された雌逆ねじを備えているので、スペーサは、ナットの長さや雌逆ねじの長さによって制限されることなく、大きい作動範囲を確保することができる。
また、モジュール化された組付体と車体フレームとの間を簡易にアース接続を行うことが可能になる。
以下に図面を参照して、本願発明のボルトナット機構に実施形態について説明する。
図1において、組付体としてのステアリングメンバ1と車体フレーム2との間にある隙間(クリアランス)3を吸収してステアリングメンバ1を車体フレーム2に取り付けるボルトナット機構4が示されている。車体フレーム2はアウターパネル2aとインナーパネル2bとからなり、車体フレーム2には挿入孔2cが形成されている。
ボルトナット機構4は、ステアリングメンバ1に予め溶接によって固着されたナット11と、隙間3を吸収するためのスペーサ13と、挿入孔2cに挿入されるボルト15とを備えている。
ステアリングメンバ1が車体フレーム2に取り付ける前に、予めスペーサ12をナット11に組み込んでおく。ボルト15はアウターパネル2a側から挿入され、アウターパネル2aとインナーパネル2bおよびステアリングメンバ3を同時に取り付けする。車体フレーム2とステアリングメンバ1には、取り付け作業上から隙間3が設けられており、取り付けの際にはスペーサ12で隙間3を吸収あるいは消化させる。
ナット11は雌逆ねじ11aを有する。ナット11には軸線方向に同一径で貫通した貫通孔11bが形成されており、雌逆ねじ11aは貫通孔11bの内壁に形成されている
スペーサ12は、外周にナット11の雌逆ねじ11aに螺合する雄逆ねじ12aを有する。また、スペーサ12には軸線方向に貫通孔12cが形成されており、スペーサ12は貫通孔12cの周壁に雌正ねじ12bを有する。ナット11に貫通孔11bが形成されているので、図6(b)に示すようにスペーサ12の雄逆ねじ12aの先端部は、貫通孔11bを貫通することが可能である。
ボルト15は、スペーサ12の雌正ねじ12aに螺合可能な雄正ねじ15aを有し、雄正ねじ15aはスペーサ12の雌正ねじ12bに螺合可能である。
ボルト15の軸部15dの全体に雄正ねじ15aが形成されており、軸部15dは雄正ねじ15aが形成された先端部15bと、中間部の後述のボルト螺入制限手段17が形成された部分と、雄正ねじ15aの形成された後部15cとから構成されている。
また、スペーサ12には軸線方向に貫通孔12cが形成されているので、例えば図1においてボルト15が十分に長い場合にボルト15の先端部15bがスペーサ12の貫通孔12c及びナット11の貫通孔11bから突出することも可能である。このため、ボルト15の長さの設定に余裕を持たせることができる。
ボルトナット機構4は、ボルト15に第1所定トルク以下のトルクを与える場合にボルト15の先端部15bの雄正ねじ15aのみをスペーサ12の雌正ねじ11bに螺合させ雄正ねじ15aの後部15cを螺合させることを阻止し、ボルト15に第1所定トルクよりも大きい第2所定トルク以上のトルクを与える場合にボルト15の雄正ねじ15aの後部15cをスペーサ12の雌正ねじ12bに螺合させることを許容するボルト螺入制限手段17を備えている。
ボルト螺入制限手段17は、ボルト15の雄正ねじ15aとスペーサ12の雌正ねじ12bとの間の螺合の円滑度を金属接触により調整するように構成されている。このため、ボルト15とスペーサ12との間のロック力を大きくすることができる。また、ボルト15の雄正ねじ15aとスペーサ12の雌正ねじ12bとの間の螺合の円滑度は、ボルト15に第1所定トルク以下のトルクを与える場合にはボルト15の先端部15bのみがスペーサ12の雌正ねじ11bに螺合し、ボルト15に第2所定トルク以上のトルクを与える場合にボルト15の雄正ねじ15aの全体がスペーサ12の雌正ねじ12bに螺合可能にするように調節されている。
ボルト15の雄正ねじ15aとスペーサ12の雌正ねじ12bとの間の螺合の円滑度を金属接触によって調整するために、例えば、図5に示すように、ボルト螺入制限手段17は、ボルト15の雄正ねじ15aの周面に形成された突起部21を有する。突起部21は、雄正ねじ15aの周面に切り溝22を形成し切り溝22の両端を盛り上がらせることによって形成される。突起部21は、ねじ山の頂きに部分的に圧力を加え加工したもので、ねじ山の頂き部の体積をねじフランク面側に移動させ、この突出した体積部分からなる突起部21が雌正ねじ12cのフランク面に接触し、ボルト15とスペーサ12との間のロック力が発生する。ここで、ロック力とは、ボルト15に第2所定トルクより小さいトルクを加えて押し付け力を作用した場合にこの押し付け力に抗してボルト15とスペーサ12とを一体的に後退させる力に相当する。
突起部21は、ボルト15の先端より、例えば、3山目から始まり6〜8山にかけて加工されており、この場合、3〜4山の軸線方向の長さ範囲で突起部21が形成されている。
切り溝22は、軸線方向に対しねじれて形成された複数列に渡って形成されている。第1所定トルクの大きさと第2所定トルクの大きさは、突起部21の突起の高さあるいは突起部21の形成された長さ範囲の大きさによって調節設定される。突起部21の突起の高さは、ねじ山の頂きに加圧する圧力の大きさによって調整でき、また、突起部21の形成された長さ範囲の大きさは加圧対象とするねじ山の個数によって調整できる。例えば、突起部21の突起の高さをある大きさにすることによって第1所定トルクの大きさが設定され、先端部15bが雌正ねじ12bに螺合した後、先端部15bに続く最初の1個または数個の突起部21によって雄正ねじ15aと雌正ねじ12bとの間の螺合が妨げられる。
また、突起部21の形成される長さ範囲をある大きさにすることにより、第2所定トルクの大きさが設定され、これによって、第1所定トルクよりも大きなトルクをボルト15に与えたとしてもボルト15に与えたトルクが第2所定トルクの大きさよりも大きくない限り、雄正ねじ15aと雌正ねじ12bとの間の螺合を完全に自由にはできないようにすることができる。
なお、ボルト15の雄正ねじ15aの周面に突起部21を形成する代わりに、図10に示すように、スペーサ12の雌正ねじ12bの周面に切り溝23を形成し突起部24を設けるようにしてもよい。
次に、ボルトナット機構4の作用について説明する。
ボルト15に第1所定トルク以下のトルクを与える場合にボルト15は、雄正ねじ15aの周面に突起部21があるのでボルト15の先端部15bのみがスペーサ12の雌正ねじ12bに螺合する。ボルト15にトルクを加えると、ボルト15はそれ以上スペーサ12内へ挿入できないので、ボルト15に加えるトルクによってスペーサ12の雄逆ねじ12aがナット11の雌逆ねじ11aに螺合しこの状態でスペーサ12はボルト15と共に一体的に後退(車体フレーム側に向かって移動)する。スペーサ12は、スペーサ12の頭部12dが車体フレーム2のインナーパネル2bに当接するまでナット11に対して後退し、スペーサ12の頭部12dがインナーパネル2bに当接した状態になる。
さらにボルト15にトルクを加え、ボルト15に第1所定トルクより大きく第2所定トルクより小さいトルクを与える場合に、スペーサ12はボルト15と共に一体的に後退しようとする。この結果、スペーサ12の頭部12dがインナーパネル2bに単に当接した状態に比べて、より強い力でスペーサ12の頭部12dがインナーパネル2bに向かって押圧する。
ボルト15に加えるトルクを第2所定トルクより小さい範囲内でさらに大きくすると、スペーサ12の頭部12dがインナーパネル2bをより強い力で押圧する。この場合、ボルト15に加えるトルクは第2所定トルクより小さいので、スペーサ12はボルト15と共に一体的に後退しようとし、インナーパネル2bとステアリングメンバ1の間がより強い力でさらに押し広げられる。
ボルト15に第2所定トルク以上のトルクを与える場合に、スペーサ12とボルト15との一体的の移動が解除される。スペーサ12の頭部12dが車体フレーム2のインナーパネル2bを強く押圧した状態にあり、ボルト15のみが移動する。この場合、ボルト15は第2所定トルク以上の強いトルクを与えられるので、突起部21による金属接触に基づく抵抗力を乗り越えて雄正ねじ15aの後部15cがスペーサ12の雌正ねじ12bに螺合可能になる。ボルト15の雄正ねじ15aがスペーサ12の雌正ねじ12bに螺合しボルト15が前進すると、ボルト15のボルト座面15eがアウターパネル2aに着座する。さらにボルト15にトルクを与えると、さらに強い力でステアリングメンバ1は車体フレーム2に取り付けられる。
次に、図6を参照して、ボルトナット機構4におけるスペーサ12の作動範囲G2について説明する。
前述したように、ナット11には軸線方向に同一径で貫通した貫通孔11bが形成されており、雌逆ねじ11aは貫通孔11bの内壁に形成されている。スペーサ12の雄逆ねじ12aの先端部は、図6(b)に示すように貫通孔11bを貫通することが可能である。図6(b)は、隙間3が未だ吸収されておらず、スペーサ12の頭部12dがインナーパネル2bに当接していない状態に相当する。図7(a)は、隙間3が吸収されスペーサ12の頭部12dがインナーパネル2bを押圧している状態に相当する。図6(a)において、スペーサ12の雄逆ねじ12aとナット11の雌逆ねじ11aとが、必要な螺合強度を確保するために必要最低限の長さ範囲で螺合していればよい。すなわち、図6(a)に示すように、スペーサ12の雄逆ねじ12aとナット11の雌逆ねじ11aとが螺合していれば、ねじ山の剪断強度が確保される。従って、スペーサ12は、図6(b)に示す状態から図6(a)に示す状態との間で、スペーサ12の作動範囲G2を確保できる。このように、ナット11には同一径で貫通した貫通孔11bが形成されているので、スペーサ12は、ナット11の長さによって制限されることなく、大きい作動範囲G2を確保することができる。また、ボルト15の雄正ねじ15aをボルト15の軸部の全体に渡って形成することによって、ボルト15は大きい作動範囲G2に対応することができる。また、ナット11には一種類の雌逆ねじ11aを形成すればすむので、製造コストを低コストにできるのである。
これに対して従来においては、図13(a)、(b)に示すように、ナット120は、雌逆ねじ125の下端と雌正ねじ126の上端との間で段差が生じるために、スペーサ1の雄正ねじ124とナッ1ト20との嵌合する動作範囲G1がナット120の高さに制限されてしまうのである。また、従来においては、ナット120には雌正ねじ126を雌正ねじ125の他にさらに設けなくてはならないため製造コストが高コストになる問題があったのである。
以上のように、本発明の実施形態によれば、ボルト螺入制限手段17をボルト15の雄正ねじ15aとスペーサ12の雌正ねじ12bとの間の螺合の金属接触の円滑度を調整するように構成したので、ボルト15に大きいボルト軸力を持たせることができ、スペーサ12によって隙間3を吸収させボルト15とスペーサ12とによってステアリングメンバ1を車体フレーム2に取り付けることができる。
また、ボルト螺入制限手段17はボルト15の雄正ねじ15aの周面に形成された突起部21を有するので、突起部21の突起の高さあるいは突起部21の形成された長さ範囲の大きさによって、第1所定トルクの大きさと第2所定トルクの大きさとを所望な値に容易にかつ確実に調節して設定することができる。
ナット11には同一径で貫通した貫通孔11bが形成されているので、スペーサ12は、ナット11の長さあるいは雌逆ねじ11aの長さによって制限されることなく、大きい作動範囲G2を確保することができる。
次に図9を参照して他の実施形態を示す。
図9に示すように、スペーサ12の頭部12dの表面に、インナーパネル2bとの接触摩擦度を上げるための突起体29が設けられている。突起体29は、例えば等角度間隔で3個設けられている。突起体29の形状は、例えば上部に角部を有する三角錐の形状を有する。これによって、ボルト座面15eをアウターパネル2aの着座させてボルト15にさらにトルクを付与した場合において、スペーサ12の頭部12dとインナーパネル2bとの間で十分な摩擦力を確保でき、スペーサ12の頭部12dがインナーパネル2bに着座した時点でスペーサ12の回転が終了し、ボルト15の引っ張り力によってステアリングメンバ1を強い力で車体フレーム2に取り付けることができる。
次に、突起体29の他の効用について説明する。
ステアリングメンバ1等のモジュール化された組付体を車体フレーム2に組み付ける際に、スペーサ12を回転させて突起体29の先鋭な端部によってインナーパネル2bの表面の塗装膜を剥がすことができる。そして、金属材からなるインナーパネル2bの表面を露出させ、金属材からなる突起体29とインナーパネル2bとを電気的に導通させることができる。この場合、突起体29によってインナーパネル2bの表面の塗装膜を剥がすことにより、金属材からなる車体フレーム1と金属材からなるナット11の座面との間の電気的接触、ナット11と金属材からなるスペーサ12の周壁との電気的接触、及びスペーサ12の突起部29と塗装膜の剥がされたインナーパネル2bの表面との電気的接触を介し、ステアリングメンバ1と車体フレーム2との間の電気的導通性が得られる。
この結果、ステアリングメンバ1等のモジュール化された組付体から発生した余分の電気は、スペーサ12を経由してインナーパネル2bにアースすることが可能になる。従来において、ステアリングメンバ1等のモジュール化された組付体に別途にアース端子を設け車体フレームの塗装膜を剥がしボルトなどでアース端子と車体フレームとを電気的アース接続をすることを行っていたが、このように、スペーサ12に突起体29を設けることによって、従来の煩雑な作業が不要になり、ステアリングメンバ1等のモジュール化された組付体と車体フレームとの間で簡易にアース接続を行うことができる。
次に図4及び図8を参照して他の実施形態を示す。
図1等に示すものは、ステアリングメンバ1に予め溶接によって固着されたナット11が設けられてたいた。本実施形態ではナット11に相当するものは設けられたおらず、ステアリングメンバ1のブラケット1a自体に雌逆ねじ11aが形成されている。このように、ブラケット1a自体に雌逆ねじ11aを形成することにより、ナット11を車体フレーム1に溶接して固定することが困難な場合においても、ブラケット1a自体に形成した雌逆ねじ11aによってナット1の機能を行わせることができる。
ステアリングメンバ1の軽量化を図るためにブラケット1aの材質にアルミニウム合金やマグネシウム合金を使用している場合は、ナット11を溶接することが難しい。このような場合に、本実施形態は、ナット11をステアリングメンバ1に溶接することをせずにステアリングメンバ1のブラケット1aに雌逆ねじ11aを形成することが可能になるので、特に有用である。
本発明のボルトナット機構を構成するボルト、スペーサ及びナットを示し、ボルトに第1所定トルク以下のトルクを与える場合を示す図。 本発明のボルトナット機構を構成するボルト、スペーサ及びナットを示し、ボルトに第1所定トルク以下のトルクを与え続け、スペーサの頭部が車体フレームのインナーパネルに当接した場合を示す図。 ボルトに第2所定トルク以上のトルクを与え、スペーサによって隙間を吸収し車体フレームにステアリングメンバを取り付けた状態を示す図。 本発明のボルトナット機構を構成するボルト(a)、スペーサ(b)及びナット(c)を互いに分離して示す図。 図4におけるA−Aにおける断面図。 スペーサの雄逆ねじと螺合する雌逆ねじが組付体を軸線方向に単一径で貫通して形成されていることを示す図であって、(a)に示す状態と(b)に示す状態とにおけるスペーサの作動範囲をG2で示す。 本発明のボルトナット機構の他の実施形態を示し、ナットをステアリングメンバに溶接することをせず、ステアリングメンバのブラケットに直接的にスペーサの雄逆ねじに螺合する雌逆ねじを形成した例を示す図。 ステアリングメンバのブラケットに直接的にスペーサの雄逆ねじに螺合する雌逆ねじを形成したことを示す図。 本発明のボルトナット機構の他の実施形態におけるスペーサを示す図。 本発明のボルトナット機構の他の実施形態を構成するボルト(a)、スペーサ(b)及びナット(c)を互いに分離して示す図。 従来のボルトナット機構の構成を示す図。 従来のボルトナット機構を構成するボルト(a)、スペーサ(b)及びナット(c)を互いに分離して示す図。 従来のスペーサとナットの関係を示す図であって、(a)に示す状態と(b)に示す状態とにおけるスペーサの作動範囲をG1で示す。
符号の説明
1 ステアリングメンバ
1a ブラケット
2 車体フレーム
2a アウターパネル
2b インナーパネル
3 隙間
11 ナット
11a 雌逆ねじ
12 スペーサ
12a 雄逆ねじ
12b 雌正ねじ
12c 貫通孔
12d 頭部
15 ボルト
15a 雄正ねじ
15b ボルトの先端部
15c ボルトの後部
15d 軸部
15e 座面
17 ボルト螺入制限手段
21 突起部
22 切り溝
G2 スペーサの作動範囲
29 突起体

Claims (13)

  1. 組付体とフレームとの間にある隙間を吸収して前記組付体を前記フレームに取り付けるためのボルトナット機構であって、
    前記組付体を軸線方向に単一径で貫通して形成された雌逆ねじと、
    前記雌逆ねじに螺合する雄逆ねじを外周に有するとともに、内周に雌正ねじを有するスペーサと、
    前記スペーサの前記雌正ねじに螺合可能な雄正ねじを有し、前記フレームの外側面側から挿入され前記スペーサの前記雌正ねじに前記雄正ねじを螺合可能なボルトと、
    前記ボルトに第1所定トルク以下のトルクを与える場合に前記ボルトの先端部のみを前記スペーサの前記雌正ねじに螺合させ前記先端部より後部部分を螺合させることを阻止し、前記ボルトに第2所定トルク以上のトルクを与える場合に前記ボルトの前記後部部分を前記スペーサの前記雌正ねじに螺合させることを許容するボルト螺入制限手段と、
    を備えることを特徴とするボルトナット機構。
  2. 前記ボルト螺入制限手段は、
    前記ボルトに前記第1所定トルク以下のトルクを与える場合に、前記ボルトの前記先端部が前記スペーサの前記雌正ねじに螺合した状態で、前記スペーサの頭部が前記フレームの内側面に当接するまで前記スペーサを前記ボルトと共に一体的に後退させ、
    前記ボルトに前記第1所定トルクより大きく前記第2所定トルクより小さいトルクを与える場合に、前記スペーサの前記頭部が前記フレームの前記内側面を外側に向かって押圧するように前記スペーサを後退させ、
    前記ボルトに前記第2所定トルク以上のトルクを与える場合に、前記スペーサの前記頭部が前記フレームの前記内側面を外側に向かって押圧した状態で、前記ボルトの前記後部部分を前記スペーサの前記雌正ねじに螺合させるように前記ボルトを前進させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
  3. 前記ボルト螺入制限手段は、前記ボルトの前記雄正ねじと前記スペーサの前記雌正ねじとの間の螺合の円滑度を金属接触により調整する円滑度調整手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
  4. 前記ボルト螺入制限手段は、前記ボルトの前記雄正ねじの周面に形成された突起部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
  5. 前記ボルト螺入制限手段は、前記スペーサの前記雌正ねじの周面に形成された突起部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
  6. 前記第1所定トルクの大きさと前記第2所定トルクの大きさは、前記突起部の突起の高さあるいは前記突出部の形成された長さ範囲の大きさによって調節して設定可能である
    ことを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載のボルトナット機構。
  7. 前記突起部は、軸線方向に対しねじれて形成された複数列の切り溝からなる
    ことを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載のボルトナット機構。
  8. 前記組付体に固着されるナットを備え、前記雌逆ねじは前記ナットに形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
  9. 前記雌逆ねじは前記組付体自体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
  10. 前記スペーサの先端が前記雌逆ねじから突出して前記スペーサの前記雄逆ねじが前記雌逆ねじに螺合可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
  11. 前記スペーサの前記頭部の表面に、前記フレームの前記内側面との接触摩擦度を上げるための突起体が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
  12. 前記突起体は、前記スペーサの回転に伴い前記フレームの前記内側面の外表面の塗装膜を剥がし前記フレームを構成する金属材と接触可能であり、
    前記フレームと前記組付体とは前記スペーサを介して電気的導通可能である
    ことを特徴とする請求項12に記載のボルトナット機構。
  13. 前記ボルトの軸部は単一径を有し、前記ボルトの前記雄正ねじは前記軸部の全体に渡って形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルトナット機構。
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