JP2005090580A - 回転ダンパー - Google Patents

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Abstract

【課題】 組立時に、ハウジング内に混入した空気が抵抗部を乗り越えないようにすることにより、ローターが双方向へ回転してもハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することのできる回転ダンパーを提供する。
【解決手段】 ハウジング(11,51)と、このハウジング内に収容されたシリコーンオイル21と、ハウジング内に収められ、ハウジングから突出する軸部32にハウジング内のシリコーンオイル中を移動する抵抗部36が設けられたローター31と、このローターの軸部とハウジングとの間からシリコーンオイルが漏れるのを防止するOリング61と、からなる回転ダンパーDにおいて、抵抗部36に、軸部32の中心を通って長手方向の全長に亘って放射状に、外周端まで延びる放射状突条壁37と、外周縁に円周方向へ両端まで延び、放射状突条壁37に連なる外周突条壁38とを設ける。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば、歯車やラックと噛み合う被駆動歯車の回転を制動する回転ダンパーに関するものである。
上記した回転ダンパーは、ハウジングと、このハウジング内に収容された粘性流体と、ハウジング内に収められ、ハウジングから一部が突出する軸部にハウジング内の粘性流体中を移動する抵抗部が設けられたローターと、このローターの軸部とハウジングとの間から粘性流体が漏れるのを防止するシール部材と、で構成されている。
なお、ハウジングから突出する軸部には、被駆動歯車が取り付けられる。
特公平4−34015号公報
従来の回転ダンパーは、組立時にハウジング内に混入した空気を、トルク発生部分であるローターの抵抗部とハウジングの底面あるいは天井面との間に位置させないように、抵抗部の形状を略小判型としている。
しかし、ローターは双方向へ回転するので、ハウジング内に混入した空気が抵抗部を乗り越えて抵抗部の反対側へ移動する際に異音が発生する。
このハウジング内に混入した空気が抵抗部を乗り越えるときに発生する異音は、ハウジング内に混入した空気が抵抗部へ乗り上げることによって圧縮された後、抵抗部を乗り越えたときに、急激に開放されることに起因する破裂音と考えられる。
なお、この異音は、粘性流体の粘度が高い程発生し易く、また、ローターとハウジングとの間隔が狭い程発生し易くなる。
この発明は、組立時に、ハウジング内に混入した空気が抵抗部を乗り越えないようにするとともに、ハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しないようにすることにより、ローターが双方向へ回転してもハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することのできる回転ダンパーを提供するものである。
この発明は、以下のような発明である。
(1)ハウジングと、このハウジング内に収容された粘性流体と、前記ハウジング内に収められ、前記ハウジングから一部が突出する軸部に前記ハウジング内の前記粘性流体内を移動する抵抗部が設けられたローターと、前記軸部と前記ハウジングとの間から前記粘性流体が漏れるのを防止するシール部材と、からなる回転ダンパーにおいて、前記抵抗部の外周端部に空気の移動を規制する空気移動規制部を設けたことを特徴とする。
(2)(1)の回転ダンパーにおいて、前記空気移動規制部は前記抵抗部の全長に亘って放射状に延びた突条壁で形成されていることを特徴とする。
(3)(1)または(2)の回転ダンパーにおいて、前記空気移動規制部は前記抵抗部の外周縁に円周方向へ延びた外周突条壁を含むことを特徴とする。
(4)(1)から(3)のいずれか1つの回転ダンパーにおいて、前記空気移動規制は前記抵抗部の上下面に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、抵抗部の外周端部に空気の移動を規制する空気移動規制部を設け、この空気移動規制部を抵抗部の全長に亘って放射状に延びた突条壁で形成したので、ローターが双方向へ回転しても、組立時に、ハウジング内に混入した空気を、抵抗部を乗り越えないようにさせることができるとともに、過度に圧縮しないようにすることができる。
したがって、ローターが双方向へ回転しても、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、空気移動規制部は抵抗部の外周縁に円周方向へ延びた外周突条壁を含むので、抵抗部および空気移動規制部で形成される凹部内へ空気を進入させることができ、ハウジングとの間にトルク発生部を充分に確保することができる。
そして、空気移動規制を抵抗部の上下面に設けたので、上記した効果を向上させることができる。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施例である回転ダンパーの断面図、図2は図1に示したローターの断面図、図3は図2に示したローターの平面図、図4は図2に示したローターの底面図である。
なお、図1および図2は、図3のX−X線に相当する断面図である。
図1において、Dは回転ダンパーを示し、合成樹脂製のケース11と、このケース11内に収容された粘性流体としてのシリコーンオイル21と、ケース11内に収められ、ケース11から外部へ一部が突出する軸部32にケース11内のシリコーンオイル21中を移動する抵抗部36が設けられた合成樹脂製のローター31と、このローター31の軸部32が貫通する貫通孔52が設けられ、ケース11の開口を閉塞する合成樹脂製のキャップ51と、このキャップ51とローター31の軸部32との間からシリコーンオイル21が漏れるのを防止するシール部材としてのOリング61と、キャップ51から突出するローター31の軸部32に取り付けられた合成樹脂製の被駆動歯車71とで構成されている。
なお、ハウジングは、ケース11と、キャップ51とで構成されている。
上記したケース11は、平面形状が円形の底部13の外縁に周回させて円筒壁部14が設けられたケース本体12と、底部13の底面の中心に設けられた円柱状の軸支部16と、ケース本体12の外周に、例えば、180度の間隔で放射方向へ設けられ、取付孔18を備えた取付フランジ17とで構成されている。
そして、円筒壁部14の上側には、円筒壁部14の内周面を延長した面を内周面とする、周回した薄肉突出円筒部分14aが設けられている。
なお、15はケース本体12内に形成された収容部を示し、シリコーンオイル21を収容する部分であり、薄肉突出円筒部分14aから下側の部分に相当する。
上記したローター31は、円柱状の軸部32と、この軸部32に180度の間隔で放射状に平板部を延出させた、平面形状が円をIカットした抵抗部36とで構成されている。
そして、軸部32には、底面にケース11の軸支部16が回転可能に係合する円筒形状の窪み33が設けられ、キャップ51から突出する部分に、IカットされたIカット段部34が設けられ、Iカットされた平面部分(垂直面)にそれぞれ水平方向の嵌合溝35が設けられている。
また、抵抗部36には、図3および図4に示すように、軸部32の中心を通って幅方向の中央を長手方向の全長に亘って放射状に、外周端(部)まで延びる放射状突条壁37が空気移動規制部として設けられるとともに、外周縁に円周方向へ両端まで延び、放射状突条壁37に連なる外周突条壁38が空気移動規制部として設けられている。
上記した外周突条壁38は、図3および図4に示すように、内周側両端部が内側へだれた形状に形成され、端部の幅(半径方向の長さ)が長くされている。
なお、放射状突条壁37および外周突条壁38は、抵抗部36の上下(表裏)に設けられている。
そして、抵抗部36、放射状突条壁37および外周突条壁38で囲まれ、周方向へ一端側が開放した部分が、空気進入凹部39(39a,39b)となる。
上記したキャップ51には、中心に、ローター31の軸部32が貫通する貫通孔52が設けられ、この貫通孔52の下側に、下端まで達するように円筒状に肉抜きされた、Oリング61を収容する拡径段部53が設けられ、さらに、下側の外縁に、ケース本体12の薄肉突出円筒部分14aが嵌合する周回した嵌合凹溝54が設けられている。
また、被駆動歯車71には、Iカット状の取付孔72が中心に設けられ、この取付孔72の平面部分に、ローター31の軸部32に設けた嵌合溝35に嵌合する嵌合突条73が設けられている。
次に、回転ダンパーDの組立の一例について説明する。
まず、ローター31の軸部32をOリング61に嵌め、窪み33および抵抗部36の部分にシリコーンオイル21を塗布した後、窪み33内へケース11の軸支部16を嵌合させるように、収容部15内へ軸部32の一部および抵抗部36を収容する。
そして、収容部15内へ適量のシリコーンオイル21を注入した後、貫通孔52内へ軸部32を挿入しながら薄肉突出円筒部分14aをキャップ51の嵌合凹溝54内に嵌合させ、ケース11の開口をキャップ51で閉塞する。
このようにしてケース11の開口をキャップ51で閉塞すると、薄肉突出円筒部分14a内の空気Aはほとんどケース11外へ排出され、薄肉突出円筒部分14aとキャップ51とは密着するとともに、拡径段部53内にOリング61が収容され、Oリング61が軸部32とキャップ51との間からシリコーンオイル21が漏れるのを防止する。
次に、薄肉突出円筒部分14aとキャップ51との間を、例えば、高周波溶着で周回するように溶着して密閉する。
そして、キャップ51から突出した軸部32を被駆動歯車71の取付孔72内へ圧入させると、嵌合突条73が嵌合溝35に嵌合することにより、回転ダンパーDの組立が終了する。
次に、動作について説明する。
まず、ローター31が上側から見て、図3に実線矢印で示すように、時計方向へ回転すると、シリコーンオイル21中で抵抗部36が時計方向へ回転し、抵抗部36にシリコーンオイル21の粘性抵抗およびせん断抵抗が作用するので、ローター31の回転を制動する。
したがって、ローター31に取り付けられた被駆動歯車71が噛み合う歯車、ラックなどの回転または移動を制動してその回転または移動をゆっくりとさせる。
このようにローター31が時計方向へ回転するとき、外周突条壁38の部分の下流に負圧部が発生するので、この負圧部に、組立時にケース11内に混入した空気Aが実線で示すように追従して移動する。
そして、ローター31が上側から見て、図3に点線矢印で示すように、反時計方向へ回転すると、シリコーンオイル21中で抵抗部36が反時計方向へ回転し、抵抗部36にシリコーンオイル21の粘性抵抗およびせん断抵抗が作用するので、ローター31の回転を制動する。
したがって、ローター31に取り付けられた被駆動歯車71が噛み合う歯車、ラックなどの回転または移動を制動してその回転または移動をゆっくりとさせる。
このようにローター31が反時計方向へ回転すると、図3に実線で示した空気Aは、実線で示すように、空気進入凹部39(39a)内へ進入して放射状突条壁37で移動を規制(阻止)され、また、図3に点線で示すように、前回抵抗部36が時計方向へ回転したときに空気進入凹部39(39b)内へ進入して放射状突条壁37で移動を規制(阻止)されていた空気Aは、空気進入凹部39(39b)から出て外周突条壁凹溝38の部分の下流に発生する負圧部に追従して移動する。
このようにして外周突条壁凹溝38の部分の下流に発生する負圧部空気進入凹部39との間を移動する空気Aは、ほとんど圧縮されない状態で両者間を移動する。
上述したように、この発明の第1実施例によれば、抵抗部36に空気の移動を規制する放射状突条壁37および外周突条壁38を設けたので、ローター31が双方向へ回転しても、組立時に、ハウジング内に混入した空気Aを、抵抗部36を乗り越えないように空気進入凹部39内へ過度に圧縮しない状態で進入させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、ハウジング内に混入した空気Aに起因する異音の発生を防止することができる。
そして、外周突条壁38を抵抗部36の外周縁に円周方向へ設けたので、ハウジングとの間にトルク発生部を充分に確保することができる。
また、負圧部を発生させる部分の外周突条壁38の幅を長くしたので、反転時にトルク発生部へ空気Aが流入しにくくなり、安定したトルクを得ることができる。
さらに、放射状突条壁37および外周突条壁38を抵抗部36の上下面に設けたので、上記した効果を向上させることができる。
図5はこの発明の第2実施例である回転ダンパーを構成するローターの断面図、図6は図5に示したローターの平面図、図7は図5に示したローターの底面図であり、図1〜図4と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
これらの図において、合成樹脂製のローター31は、ケース11内に収められ、ケース11から外部へ一部が突出する軸部32と、この軸部32に180度の間隔で放射状に平板部を延出させた、平面形状が円をIカットした抵抗部36Aとで構成されている。
そして、抵抗部36Aには、上面(表側)に、抵抗部36Aの直径と平行に長手方向へ回転方向の両端部に沿って全長に亘る放射状突条壁40が空気移動規制部として設けられ、下面(裏面)に、抵抗部36Aの直径と平行に長手方向へ両端部から中心側へ向かって回転方向の両端部に沿って中央部分に所定の間隔をあけて突条壁41が空気移動規制部として設けられている。
次に、回転ダンパーDの組立は第1実施例と同様になるので、その説明を省略し、動作について説明する。
まず、ローター31が上側から見て、図6に実線矢印で示すように、時計方向へ回転すると、シリコーンオイル21中で抵抗部36Aが時計方向へ回転し、抵抗部36Aにシリコーンオイル21の粘性抵抗およびせん断抵抗が作用するので、ローター31の回転を制動する。
したがって、ローター31に取り付けられた被駆動歯車71が噛み合う歯車、ラックなどの回転または移動を制動してその回転または移動をゆっくりとさせる。
このようにローター31が時計方向へ回転するとき、抵抗部36Aの外周の下流に負圧部が発生するので、この負圧部に、組立時にケース11内に混入した空気Aが実線で示すように追従して移動する。
そして、ローター31が上側から見て、図6に点線矢印で示すように、反時計方向へ回転すると、シリコーンオイル21中で抵抗部36Aが反時計方向へ回転し、抵抗部36Aにシリコーンオイル21の粘性抵抗およびせん断抵抗が作用するので、ローター31の回転を制動する。
したがって、ローター31に取り付けられた被駆動歯車71が噛み合う歯車、ラックなどの回転または移動を制動してその回転または移動をゆっくりとさせる。
このようにローター31が反時計方向へ回転すると、図6に実線で示した空気Aは、抵抗部36Aを乗り越えて反対側に発生する負圧部へ向かおうとするが、放射状突条壁40および突条壁41を乗り越えることができず、点線の矢印で示すように、抵抗部36Aを乗り越えない直径方向の反対側に発生する負圧部へと移動し、負圧部に追従して移動する。
上述したように、この発明の第2実施例によれば、第1実施例と同様な効果を得ることができる。
上記した実施例では、ケース11に軸支部16を設け、軸部32に窪み33を設けてローター31を回転可能に支持する例を示したが、ケースに窪みを設け、軸部に軸支部を設ける構成としてもよい。
また、粘性流体としてシリコーンオイル21を用いた例を示したが、同様に機能する他の粘性流体、例えば、グリースなどを用いることもできる。
そして、軸部32に抵抗部36,36Aを一体成形した例を示したが、軸部と抵抗部とを別々に成形し、例えば、角軸と角孔との関係で一体的に回転するように構成したもよい。
なお、ハウジングをケース11およびキャップ51で構成し、ケース11にシリコーンオイル21の収容部15を設け、ローター31の軸部32が貫通する貫通孔52をキャップ51に設け、キャップ51と軸部32との間からシリコーンオイル21が漏れるのをOリング61で防止する構成とした例を示したが、キャップにシリコーンオイルの収容部を設け、ローターの軸部が貫通する貫通孔をケースに設け、ケースと軸部との間からシリコーンオイルが漏れるのをOリングで防止する構成としてもよい。
この発明の第1実施例である回転ダンパーの断面図である。 図1に示したローターの断面図である。 図2に示したローターの平面図である。 図2に示したローターの底面図である。 この発明の第2実施例である回転ダンパーを構成するローターの断面図である。 図5に示したローターの平面図である。 図5に示したローターの底面図である。
符号の説明
D 回転ダンパー
11 ケース(ハウジング)
12 ケース本体
13 底部
14 円筒壁部
14a 薄肉突出円筒部分
15 収容部
16 軸支部
17 取付フランジ
18 取付孔
21 シリコーンオイル(粘性流体)
31 ローター
32 軸部
33 窪み
34 Iカット段部
35 嵌合溝
36 抵抗部
36A 抵抗部
37 放射状突条壁(空気移動規制部)
38 外周突条壁(空気移動規制部)
39 空気進入凹部
40 放射状突条壁(空気移動規制部)
41 突条壁(空気移動規制部)
51 キャップ(ハウジング)
52 貫通孔
53 拡径段部
54 嵌合凹溝
61 Oリング(シール部材)
71 被駆動歯車
72 取付孔
73 嵌合突条
A 空気

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    このハウジング内に収容された粘性流体と、
    前記ハウジング内に収められ、前記ハウジングから一部が突出する軸部に前記ハウジング内の前記粘性流体内を移動する抵抗部が設けられたローターと、
    前記軸部と前記ハウジングとの間から前記粘性流体が漏れるのを防止するシール部材と、
    からなる回転ダンパーにおいて、
    前記抵抗部の外周端部に空気の移動を規制する空気移動規制部を設けた、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  2. 請求項1に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記空気移動規制部は前記抵抗部の全長に亘って放射状に延びた突条壁で形成されている、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記空気移動規制部は前記抵抗部の外周縁に円周方向へ延びた外周突条壁を含む、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記空気移動規制は前記抵抗部の上下面に設けられている、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
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