JP2003222099A - 流体ポンプ - Google Patents

流体ポンプ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性シール材を使うことによりコスト削減及
びポンプ全体の小型化を図ることができる流体ポンプを
得る。 【解決手段】 ウォータポンプ10のインペラ40に
は、振切り部52A及び延出部52Bから成る鋳砂侵入
防止部52が一体に形成されている。これにより、イン
ペラ40には、径方向外側が開放された隙間54が形成
されている。また、モータハウジング16側には、延出
部52Bが挿入されるラビリンス構造の溜込み部56が
形成されている。従って、鋳砂50がポンプ室36内に
流入してきても、遠心力によって隙間54から鋳砂50
を振切ることができる。また、鋳砂50の量が多く完全
に振切ることができない場合には溜込み部56に溜め込
むことができる。このような多重防護を成立させた結
果、ゴム製のオイルシール48の使用が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータが作動する
ことにより回転翼が回転して流体を圧送する流体ポンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】流体ポンプは、所定の流路に沿って流体
を送給するための駆動源として種々の流体送給システム
に利用されている。例えば、自動車のエンジン冷却シス
テムでは、エンジン冷却水(LLC)を所定の流路に沿
って循環させるためにウォータポンプが使用されてい
る。以下、ウォータポンプを例にして、従来の技術を説
明する。
【0003】エンジンが新しい時などには鋳造部品から
鋳砂が発生し、鋳砂はエンジン冷却水に乗ってウォータ
ポンプにまで運ばれてくる。従って、仮にウォータポン
プのシールに弾性材料によって構成されたオイルシール
を使うと、運ばれてきた鋳砂によってオイルシールが損
傷を受けることが予想される。このため、従来のウォー
タポンプでは、オイルシール構造は採用せずに、キャン
構造やマグネットカップリング、メカニカルシール等の
シール構造を採用してきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のシール構造は、いずれもコストが高く、ウォータポン
プの体格も大きくなってしまうという欠点がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、弾性シール材
を使うことによりコスト削減及びポンプ全体の小型化を
図ることができる流体ポンプを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る流体ポンプは、モータを収容するモータ室と、この
モータ室と一部において連通されかつ当該連通部位を通
るモータの出力軸に軸心が一致するように固定された回
転翼を収容するポンプ室と、を備えた流体ポンプであっ
て、弾性材料によって構成されると共に前記出力軸に嵌
着されて前記ポンプ室と前記モータ室との連通部位をシ
ールするシール部と、このシール部のポンプ室側に配置
されると共に前記回転翼と一体に回転し、かつ当該回転
翼の底面との間に径方向外側に開放する隙間を形成する
板状の振切り部と、を有することを特徴としている。
【0007】請求項1記載の本発明によれば、流体ポン
プのモータ室内に収容されたモータが作動すると、ポン
プ室内に収容された回転翼がモータの出力軸と一体に回
転する。これにより、ポンプ室内へ流入した流体がポン
プ室外へ送給される。
【0008】ところで、本発明の流体ポンプを例えば自
動車のエンジン冷却システムに使用した場合、従来技術
の欄で説明したように、エンジンが新しい時などに鋳砂
がエンジン冷却水に乗って流体ポンプのポンプ室内にま
で運ばれてくる。
【0009】しかし、本発明に係る流体ポンプでは、回
転翼と一体に回転する板状の振切り部を設けると共に、
この振切り部と回転翼の底面との間に径方向外側に開放
する隙間を形成したので、回転翼が回転すると、遠心力
によって当該隙間内の流体が径方向外側へ押出される。
従って、ポンプ室内に流入した鋳砂も回転翼の径方向外
側へ振切られ、ポンプ室とモータ室との連通部位をシー
ルするシール部側へ鋳砂が侵入するのを防止又は抑制す
ることができる。このため、鋳砂によってシール部が損
傷を受けるのを防止又は抑制することができる。よっ
て、シール部として弾性材料によって構成されたものを
使用することが可能となる。その結果、キャン構造やマ
グネットカップリング、メカニカルシール等のシール構
造を採用した場合に比べて、コスト削減を図ることがで
きると共にコンパクト化を図ることができる。
【0010】以上により、本発明に係る流体ポンプによ
れば、弾性シール材を使うことによりコスト削減及びポ
ンプ全体の小型化を図ることができる。
【0011】請求項2記載の本発明に係る流体ポンプ
は、請求項1記載の発明において、前記振切り部には、
その周縁部から前記モータ室側へ延出する延出部が一体
に形成されており、前記モータ室には、前記延出部が回
転可能に収容される溝として構成されかつ溝幅が当該延
出部の板厚よりも厚い幅とされた溜込み部が形成されて
いる、ことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の本発明によれば、振切り部
の周縁部からモータ室側へ延出する延出部を一体に形成
すると共に、モータ室に当該延出部が回転可能に収容さ
れる溝として構成されかつ溝幅が当該延出部の板厚より
も厚い幅とされた溜込み部を形成したので、溜込み部に
は溝幅から延出部の板厚を差し引いた寸法の隙間が形成
されることになる。従って、鋳砂の量が比較的多く、前
述した振切り部で振切っても、尚も鋳砂が残ってしまう
ような場合(即ち、前述した振切り部だけではすべての
鋳砂を完全に振切ることができなかった場合)には、こ
の隙間を通って鋳砂が溜込み部に溜め込まれる。これに
より、シール部への鋳砂の侵入を多重的に防止又は抑制
することができる。その結果、本発明によれば、シール
部への鋳砂の侵入防止(又は抑制)効果を高めることが
できる。
【0013】請求項3記載の本発明に係る流体ポンプ
は、請求項2記載の発明において、前記溜込み部の溝深
さは、前記延出部の延出長さよりも長い深さとされてお
り、当該溜込み部内に当該延出部が収容された状態で
は、当該溜込み部の入口側よりも当該溜込み部の突き当
たり側の方が溝幅が広くなっている、ことを特徴として
いる。
【0014】請求項3記載の本発明によれば、溜込み部
の溝深さは延出部の延出長さよりも長い深さとされてお
り、当該溜込み部内に当該延出部が収容された状態で
は、溜込み部の入口側よりも突き当たり側の方が溝幅が
広くなっているため、溜込み部の構造が一種のラビリン
ス構造となる。よって、一旦、溜込み部内に入り込んだ
鋳砂が同じ経路を辿って(即ち、逆戻りして)、入口側
から出てしまうのを効果的に防止することができる。そ
の結果、本発明によれば、シール部への鋳砂の侵入防止
(又は抑制)効果をより一層高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4を用いて、本
発明の一実施形態に係る「流体ポンプ」としてのウォー
タポンプ10について説明する。なお、このウォータポ
ンプ10は、自動車のエンジン冷却システムに使用され
るものである。
【0016】図2には本実施形態に係るウォータポンプ
10の縦断面図が示されており、又図1には当該ウォー
タポンプ10の要部を拡大した縦断面図が示されてい
る。まず、これらの図を用いて、ウォータポンプ10の
全体構造について概説する。
【0017】これらの図に示されるように、ウォータポ
ンプ10は、モータ部12とポンプ部14とによって構
成されている。モータ部12は、側面視で略L字形に屈
曲されたモータハウジング16(図3にも図示)を備え
ている。モータハウジング16は、有底略円筒形状を成
すモータ室18と、このモータ室18に隣接して一体に
形成されかつ略L字形状を成す流路20と、を備えてい
る。なお、流路20の両端部は開放されている。
【0018】上記モータ室18内には、駆動源となるモ
ータ22が収容されている。モータ室18を構成するモ
ータハウジング16の底壁部16Aの軸心部には、モー
タ22の出力軸24を挿通させるための出力軸挿通孔2
6が形成されている。さらに、モータ室18の開放側の
端部には、モータ22を固定的に保持するためのエンド
プレート28が装着されている。
【0019】一方、ポンプ部14は、モータハウジング
16の底壁部16A側の開放端部16B(出力軸24の
先端側の端部)に嵌合可能なポンプハウジング30を備
えている。ポンプハウジング30は、概ね円筒形状を成
している。形状をより具体的に説明すれば、ポンプハウ
ジング30は、エンジン冷却水(LLC)が流入する小
径円筒状の流入部30Aと、この流入部30Aから拡径
されて扁平な有底円筒形状を成す大径の本体部30B
と、この本体部30Bから更に拡径されてモータハウジ
ング16の開放端部16Bに嵌合される円筒状の組付部
30Cと、によって構成されている。
【0020】ポンプハウジング30の組付部30Cがモ
ータハウジング16の開放端部16Bに組付けられた状
態では、モータハウジング16の開放端部16Bの外周
面に嵌着されたOリング32によって、当該開放端部1
6Bの外周面とポンプハウジング30の組付部30Cの
内周面との間がシールされている。また、ポンプハウジ
ング30の本体部30Bの底壁部には、モータ室18を
構成するモータハウジング16の周壁部16Cと連接す
る隔壁34が形成されている。かかる隔壁34によっ
て、本体部30Bの内部空間は、流入部30Aの内部空
間と連通されたポンプ室36と、当該ポンプ室36と前
述した流路20の入口側とを相互に連通する接続路38
と、に隔成されている。
【0021】上述したポンプ室36内には、インペラ
(回転翼)40が回転可能に収容されている。図4
(A)〜図4(C)に示されるように、インペラ40
は、軸心部40Aと、当該軸心部40Aの基端側に一体
に形成された円板状の底部40Bと、軸心部40A及び
底部40Bの双方に跨って形成されかつ放射状に配置さ
れた複数枚の翼部40Cと、を備えている。インペラ4
0の軸心部40Aには出力軸挿入孔42が形成されてお
り、かかる出力軸挿入孔42内にモータ22の出力軸2
4の先端異形部が圧入されている。従って、モータ22
が作動して出力軸24がその軸線回りに回転すると、イ
ンペラ40も同軸的に一体に回転する構成である。
【0022】ここで、図1及び図2に示されるように、
上述したモータ室18とポンプ室36との間には、両者
を接続する接続室44が形成されている。より具体的に
は、接続室44はモータハウジング16の開放端部16
B側に形成されており、底壁部16Aと周壁部16Dと
で隔成された空間として構成されている。従って、接続
室44とポンプ室36とは軸方向に相互に連通されてお
り、見方を変えれば、接続室44はポンプ室36の一部
(延長された部分)でもある。
【0023】上記接続室44を構成するモータハウジン
グ16の底壁部16Aには、比較的短い円筒状のシール
保持部46が一体に形成されている。このシール保持部
46は、底壁部16Aの出力軸挿通孔26と周壁部16
Dとの中間に形成されている。そして、このシール保持
部46に、弾性材料(ゴム等)によって構成された「シ
ール部」としてのオイルシール48の基部48Aが嵌着
されている。オイルシール48の基部48Aの外周部は
シール保持部46の内周面に圧接されており、又基部4
8Aの内周部は出力軸24の外周面に圧接されている。
さらに、オイルシール48の基部48Aの外周端部から
は、すり鉢状のリップ部48Bが延出されている。
【0024】一方、このオイルシール48に対応して、
インペラ40の軸心部40Aの底部40B側には、鋳砂
50(図1参照)のオイルシール48側への侵入を防止
するための鋳砂(異物)侵入防止部52が一体に形成さ
れている。この鋳砂侵入防止部52は、インペラ40の
底部40Bと略同一径寸法に設定されかつ当該底部40
Bに対して軸方向に所定の距離だけ離間して配置された
円板状の振切り部52Aと、この振切り部52Aの外周
縁からモータ室18側へ環状に延出された延出部52B
と、によって構成されている。この振切り部52Aが形
成されたことにより、振切り部52Aとインペラ40の
底部40Bとの間には、径方向外側が開放された隙間5
4が形成されている。
【0025】さらに、延出部52Bの板厚は周壁部16
Dの内周面とシール保持部46の外周面との間に形成さ
れた溝の溝幅よりも小さく設定されており、又延出部5
2Bの延出長さは周壁部16Dの軸方向寸法よりも短く
設定されている。これにより、延出部52Bは、シール
保持部46の外周面側に一部オーバーラップするかたち
で挿入され、オイルシール48のリップ部48Bを覆っ
ている。その結果、周壁部16Dの内周面と延出部52
Bの外周面並びにシール保持部46の外周面との間に
は、環状の溝でかつ断面形状がL字形状(鉤状)とされ
た(即ち、図1に図示したように、「入口側の溝幅B1
<突き当たり側の溝幅B2」の関係が成り立つように各
部の寸法が設定された)溜込み部56が形成されてい
る。
【0026】以上が本実施形態に係るウォータポンプ1
0の要部であるが、周辺構成について補足すると、上述
したポンプハウジング30の流入部30A並びに流路2
0の出口側は、エンジン冷却水(LLC)を循環させる
ための循環経路と接続されている。
【0027】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0028】ウォータポンプ10のモータ22が作動す
ると、出力軸24がその軸線回りに回転し、これに伴っ
てインペラ40も同一方向へ一体に回転する。これによ
り、流入部30Aからエンジン冷却水が流入され、ポン
プ室36及び接続路38を通って、流路20の出口側か
ら吐出される。その結果、エンジン冷却システムの循環
経路内をエンジン冷却水が循環し、エンジンを冷却す
る。
【0029】ところで、エンジンが新しい時などに、鋳
砂50(図1参照)がエンジン冷却水に乗ってウォータ
ポンプ10のポンプ室36内にまで運ばれてくることが
ある。
【0030】しかし、本実施形態に係るウォータポンプ
10では、インペラ40と一体に回転する円板状の振切
り部52Aを設け、この振切り部52Aとインペラ40
の底部40Bとの間に径方向外側に開放する隙間54を
形成したので、インペラ40が回転すると、遠心力によ
って当該隙間54内のエンジン冷却水が径方向外側へ押
出される。従って、ポンプ室36内に流入した鋳砂50
もインペラ40の径方向外側へ振切られ、図示しない元
の循環経路へ戻される。このため、ポンプ室36とモー
タ室18との連通部位をシールするオイルシール48側
へ鋳砂50が侵入するのを防止又は抑制することができ
る。よって、鋳砂50によってオイルシール48が損傷
を受けるのを防止又は抑制することができるため、シー
ル部として弾性材料によって構成されたオイルシール4
8を使用することが可能となる。その結果、キャン構造
やマグネットカップリング、メカニカルシール等のシー
ル構造を採用した場合に比べて、コスト削減を図ること
ができると共にコンパクト化を図ることができる。すな
わち、本実施形態に係るウォータポンプ10によれば、
オイルシール48を使うことによりコスト削減及びポン
プ全体の小型化を図ることができる。
【0031】また、本実施形態に係るウォータポンプ1
0では、振切り部52Aの周縁部からモータ室18側へ
延出する延出部52Bを一体に形成すると共に、モータ
室18側に当該延出部52Bが回転可能に収容される溝
として構成されかつ溝幅が当該延出部52Bの板厚より
も厚い幅とされた溜込み部56を形成したので、溜込み
部56には溝幅から延出部52Bの板厚を差し引いた寸
法の隙間が形成されることになる。従って、鋳砂50の
量が比較的多く、前述した振切り部52Aで振切って
も、尚も鋳砂50が残ってしまうような場合(即ち、前
述した振切り部52Aだけではすべての鋳砂50を完全
に振切ることができなかった場合)には、この隙間を通
って鋳砂50が溜込み部56に溜め込まれる。これによ
り、オイルシール48への鋳砂50の侵入を多重的に防
止又は抑制することができる。その結果、本実施形態に
よれば、オイルシール48への鋳砂50の侵入防止(又
は抑制)効果を高めることができる。なお、溜込み部5
6内に溜め込まれた鋳砂50は、図示しない循環経路に
戻されるようになっている。
【0032】さらに、本実施形態に係るウォータポンプ
10では、溜込み部56の溝深さが延出部52Bの延出
長さよりも長い深さとされており、当該溜込み部56に
延出部52Bが収容された状態では、溜込み部56の入
口側よりも突き当たり側の方が溝幅が広く設定されてい
るため、溜込み部56の構造が一種のラビリンス構造と
なる。よって、一旦、溜込み部56内に入り込んだ鋳砂
50が同じ経路を辿って(即ち、逆戻りして)、入口側
から出てしまうのを効果的に防止することができる。そ
の結果、本実施形態によれば、オイルシール48への鋳
砂50の侵入防止(又は抑制)効果をより一層高めるこ
とができる。
【0033】なお、本実施形態に係るウォータポンプ1
0では、溜込み部56をラビリンス形状にしたが、請求
項1、請求項2に係る本発明には、ラビリンス形状等に
はなっておらず、ストレート形状等になっている溜込み
部も含まれる。
【0034】また、本実施形態に係るウォータポンプ1
0では、振切り部52Aの他に延出部52Bが形成され
た構成を採用したが、請求項1に係る本発明には、振切
り部52Aだけが形成されており、延出部52Bが形成
されていない構成も含まれる。なお、この場合には、溜
込み部56に鋳砂50を溜め込む(ひいては、溜め込ん
だ鋳砂50を元の循環経路に戻す)ことによる鋳砂50
の侵入防止という効果は得られないが、遠心力による鋳
砂50の振切り効果は得られるので、一定の効果は期待
できる。
【0035】さらに、本実施形態では、本発明に係る流
体ポンプをエンジン冷却システムのウォータポンプに適
用したが、これに限らず、本発明の流体ポンプは種々の
用途に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るウォータポンプの要部構成を
拡大して示す断面図である。
【図2】本実施形態に係るウォータポンプの全体構成を
示す縦断面図である。
【図3】図2に示されるモータハウジングの単品形状を
示す縦断面図である。
【図4】(A)はインペラの平面図、(B)はインペラ
の縦断面図、(C)はインペラの底面図である。
【符号の説明】
10 ウォータポンプ(流体ポンプ) 18 モータ室 22 モータ 24 出力軸 36 ポンプ室 40 インペラ(回転翼) 48 オイルシール(シール部) 50 鋳砂 52A 振切り部 52B 延出部 54 隙間 56 溜込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 克彦 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 宮田 喜夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 越智 育雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H033 AA03 AA15 BB01 BB06 BB11 BB16 CC01 CC03 DD01 DD06 DD30 EE04 3H034 AA03 AA15 BB01 BB06 BB11 BB16 CC01 CC03 DD01 DD30 EE04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを収容するモータ室と、このモー
    タ室と一部において連通されかつ当該連通部位を通るモ
    ータの出力軸に軸心が一致するように固定された回転翼
    を収容するポンプ室と、を備えた流体ポンプであって、 弾性材料によって構成されると共に前記出力軸に嵌着さ
    れて前記ポンプ室と前記モータ室との連通部位をシール
    するシール部と、 このシール部のポンプ室側に配置されると共に前記回転
    翼と一体に回転し、かつ当該回転翼の底面との間に径方
    向外側に開放する隙間を形成する板状の振切り部と、 を有することを特徴とする流体ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記振切り部には、その周縁部から前記
    モータ室側へ延出する延出部が一体に形成されており、 前記モータ室には、前記延出部が回転可能に収容される
    溝として構成されかつ溝幅が当該延出部の板厚よりも厚
    い幅とされた溜込み部が形成されている、 ことを特徴とする請求項1記載の流体ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記溜込み部の溝深さは、前記延出部の
    延出長さよりも長い深さとされており、 当該溜込み部内に当該延出部が収容された状態では、当
    該溜込み部の入口側よりも当該溜込み部の突き当たり側
    の方が溝幅が広くなっている、 ことを特徴とする請求項2記載の流体ポンプ。
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