JP2005220776A - 流体ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータ室とポンプ室との間のシール部分に対する鋳砂等の異物の侵入を抑制することができる流体ポンプを得る。
【解決手段】 ウォータポンプ10では、モータ20が設置されたモータ室18から回転軸孔24を通って突出した回転軸22がポンプ室30内でインペラ38に連結されると共に、モータ室18とポンプ室30とを連通する回転軸孔24が回転軸22廻りに設けられたオイルシール36によってシールされている。回転軸22におけるインペラ38とオイルシール36との間には螺旋溝が形成されており、螺旋溝42は、回転軸22の回転に伴ってオイルシール36側からインペラ38側への流れを生じさせるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータが作動することにより回転翼が回転して流体を圧送する流体ポンプに関する。
流体ポンプは、所定の流路に沿って流体を送給するための駆動源として種々の流体送給システムに利用されている。例えば、自動車のエンジン冷却システムでは、エンジン冷却水(LLC)を所定の流路に沿って循環させるためにウォータポンプが使用されている。以下、ウォータポンプを例にして、従来の技術を説明する。
エンジンが新しい時などには鋳造部品から鋳砂が発生し、鋳砂はエンジン冷却水に混入して(乗って)ウォータポンプにまで運ばれてくる。したがって、仮にウォータポンプのシールに弾性材料によって構成されたオイルシールを使うと、運ばれてきた鋳砂によってオイルシールが損傷を受けることが予想される。このため、従来のウォータポンプでは、オイルシール構造は採用せずに、キャン構造やマグネットカップリング、メカニカルシール等のシール構造を採用してきた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかしながら、これらのシール構造は、いずれもコストが高く、ウォータポンプの体格も大きくなってしまうという欠点がある。また、特許文献2記載の構成では、羽根車の端面とケーシングの内面に設けた螺旋溝との間で動圧軸受を構成し、軸受構造の簡素化によってポンプを小型化するようになっている。しかしながら、本構成は、マグネットカップリング構造の採用を前提としており、オイルシール構造の採用を可能とするものではない。
そこで、本出願人らによって、鋳砂によるシール部の損傷を抑制または防止することができる流体ポンプが考えられている(例えば、特許文献3参照)。この流体ポンプでは、回転翼の底面との間に径方向外側に開放する隙間を形成する板状の振切り部を設け、この振切り部を回転翼と一体に回転させることで鋳砂を径方向外側に振り切るようになっている。これにより、シール部側へ鋳砂が侵入することが防止されるので、シール部に安価なオイルシールを用いることが可能となる。
しかしながら、この特許文献3に記載された構成とは別の構成によって、鋳砂によるオイルシールの損傷を抑制または防止することも考えられる。
特開2002−257074号公報 特開2002−138990号公報 特願2003−222099号公報
本発明は上記事実を考慮して、モータ室とポンプ室との間のシール部分に対する鋳砂等の異物の侵入を抑制することができる流体ポンプを得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る流体ポンプは、モータを収容するモータ室から突出した前記モータの回転軸がポンプ室内で回転翼に連結され、前記モータ室とポンプ室との間が前記回転軸廻りに設けられたシール手段によってシールされている流体ポンプであって、前記回転軸における前記シール手段と回転翼との間に、該回転軸の回転に伴って前記シール部側から前記回転翼側に向かう流れを生じさせる螺旋溝を形成している。
請求項1記載の流体ポンプでは、モータが作動すると、ポンプ室内に収容された回転翼がモータの回転軸と一体に回転する。これにより、ポンプ室内へ流入した流体がポンプ室外へ送給される。
ところで、本発明の流体ポンプを例えば自動車のエンジン冷却システムに使用した場合、背景技術の欄で説明したように、エンジンが新しい時などに鋳砂等の異物がエンジン冷却水に混入して流体ポンプのポンプ室内にまで運ばれてくる。
ここで、モータの回転軸におけるシール手段と回転翼との間に形成された螺旋溝が回転軸の回転に伴って回転することで、シール手段側から回転翼側に向かう流体の流れが生じるため、この流れによって混入異物がシール手段側に侵入することが防止される。
このように、請求項1記載の流体ポンプでは、モータ室とポンプ室との間のシール部分に対する鋳砂等の異物の侵入を抑制することができる。これにより、シール手段として、単に弾性材料によって構成されるオイルシールを使用することが可能となり、流体ポンプの低コスト化及び体格の小型化を図ることが可能となる。
請求項2記載の発明に係る流体ポンプは、請求項1記載の流体ポンプにおいて、前記モータ室と前記ポンプ室との間で前記シール手段を保持する保持部に同軸的に設けられ、該シール手段よりも前記回転翼側に位置する環状部を備え、前記螺旋溝を、一部が前記環状部の内側に位置するように形成した、ことを特徴としている。
請求項2記載の流体ポンプでは、モータ室とポンプ室とを仕切る部分に設けられた保持部に保持部にシール手段が保持されており、保持部に同軸的に設けられた環状部がシール手段よりも回転翼側(ポンプ室内側)に位置している。そして、螺旋溝は、その一部を環状部の内側に入り込ませてシール手段の近傍に位置している。これにより、螺旋溝が回転すると環状部内から流体が排出される流れがシール手段の近傍で生じ、混入異物がシール手段側に侵入することが効果的に防止される。
請求項3記載の発明に係る流体ポンプは、請求項2記載の流体ポンプにおいて、前記環状部の内径を前記保持部の内径よりも小とした、ことを特徴としている。
請求項3記載の流体ポンプでは、環状部の内径が保持部の内径(すなわちシール手段の外径)よりも小であるため、環状部がシール手段(の少なくとも一部)を覆うようにポンプ室と保持部との間に位置するしきい部となる。このため、上記した環状部内から流体を排出する方向の流れが生じることに伴って生じる回転翼側とシール手段側との圧力差が大きくなる。これにより、シール手段に作用する圧力が低減され、ポンプ室からモータ室へ流体の漏れ難い構造となる。また、環状部内から流体を排出する流れが強くなるため、混入異物がシール手段側に侵入することが一層効果的に防止される。
本発明の一実施形態に係る流体ポンプとしてのウォータポンプ10について、図1乃至図3に基づいて説明する。
図1には、ウォータポンプ10の一部拡大した断面図が示されている。この図に示される如く、ウォータポンプ10は、モータ部12とポンプ部14とによって構成されている。モータ部12は、略円筒状のモータハウジング16を備えている。
モータハウジング16は、その内部がモータ室18とされており、該モータ室18内にモータ20を固定的に保持した状態で収容している。このモータハウジング16の軸方向一端部に位置する隔壁部16Aには、モータ20の回転軸(出力軸)22を挿通させるための回転軸孔24が設けられている。回転軸22は、回転軸孔24に挿通されてモータ室18外に突出している。この回転軸22には螺旋溝42が形成されているが、これについては後述する。
一方、ポンプ部14は、図示しない部分でモータハウジング16と固定的に接続されたポンプハウジング26を備えている。ポンプハウジング26は、略円筒状に形成されており、モータハウジング16の少なくとも隔壁部16A側の一部を入り込ませて(覆って)いる。これにより、隔壁部16Aの回転軸孔24を貫通した回転軸22がポンプハウジング26内に位置している。
また、ポンプハウジング26は、軸線方向におけるモータ部12と反対側の端部から回転軸22と同軸となるように突設された流入部28を備えている。この流入部28は、配管等に接続されエンジン冷却水が流入するウォータポンプ10のサクション(吸い込み部)であり、該ウォータポンプ10におけるエンジン冷却水流路の最上流部である。本実施の形態では、流入部28はポンプハウジング26の軸心に対しオフセットして配置されている。
このポンプハウジング26は、その内部における隔壁部16Aと流入部28との間の部分(回転軸22が突出している部分を含む部分)がポンプ室30とされている。また、ポンプハウジング26内におけるモータハウジング16の円筒部16Bとの間(隔壁部16Aよりも下流側である図1の紙面下側)の空間は、図示しない吐出(ディスチャージ)部に連通する流路32とされている。流路32は、モータハウジング16の円筒部16Bの一部を周方向に覆うように連通すると共に、さらに下流おいてポンプハウジング26とモータハウジング16との隙間が大きい方の部分を通じて吐出部に連通している。
また、ポンプハウジング26のポンプ室30内では、モータハウジング16の隔壁部16Aから保持部としてのシール保持部34が突設されている。シール保持部34は、内径が回転軸孔24の内径よりも大である筒状に形成されており、該回転軸孔24と同軸的に配置されて回転軸22を挿通させている。このシール保持部34の内部には、シール手段としてのオイルシール36が配設されている。
オイルシール36は、弾性材料(ゴム等)によって構成されており、その外周部がシール保持部34の内周面に圧接されると共に、その内周部が回転軸22の外周面に圧接されている。この状態で、オイルシール36は、シール保持部34の底部を構成する隔壁部16Aにおける回転軸孔24廻りの部分であるシール座34Aによって、軸線方向の脱落が阻止されている。
また、シール保持部34のポンプ室30側の端部には、環状部としてのしきい部40が径方向内側に張り出して設けられている。しきい部40は、その軸心部に回転軸22を挿通させる環状に形成されており、その内径がオイルシール36の外径(シール保持部34の内径)よりも十分に小さい。したがって、しきい部40は、ポンプ室30側からオイルシール36に接触しつつ該オイルシール36を覆うように位置し、ポンプ室30とシール保持部34内とを仕切っている。このしきい部40は、例えばシール座34Aを別体とする等してシール保持部34に一体に設けられても良く、また例えばシール保持部34に円環状の別部材を取り付けて構成されても良い。
そして、ポンプ室30内には回転翼としてのインペラ38が収容されており、このインペラ38はポンプ室30内でシール保持部34よりも突出した回転軸22の先端部22Aに接続されている。インペラ38は、軸心部38Aと、該軸心部38Aの基端側に一体に形成された円板状の底部38Bと、軸心部38A及び底部38Bの双方に跨って形成されかつ放射状に配置された複数枚の翼部38Cと、を備えている。
インペラ38の軸心部38Aには軸嵌合孔38Dが形成されている。軸嵌合孔38Dは、回転軸22における外周部の一部が切り欠かれて軸方向視で非円形状である略D字状(回り止め形状)に形成された先端部22Aに対応して、軸方向視で略D字状に形成されている。この軸嵌合孔38Dには、底部38B側から回転軸22の先端部22Aが圧入されて嵌合している。
これにより、インペラ38は、回転軸22に接続(連結)されており、モータ20が作動すると回転軸22と同軸的かつ一体に回転する構成である。インペラ38の翼部38Cは、回転軸22と共に所定方向に回転することで、流入部28から流体を吸い込み、該流体を吐出部から吐出するように形成されている。この回転軸22に接続されたインペラ38の底部38Bと上記しきい部40との間には、隙間Gが形成されている。
そして、ウォータポンプ10では、回転軸22におけるオイルシール36の圧接部位とインペラ38(に嵌合する先端部22A)との間に、螺旋溝42が設けられている。図2に示される如く、螺旋溝42は、回転軸22におけるオイルシール36の圧接部位の近傍を基端42Aとし、しきい部40と底部38Bとの略中間部を終端42Bとして、回転軸22の外周面に開口するように形成されている。すなわち、螺旋溝42は、その一部がしきい部40の内側に位置している。本実施の形態では、螺旋溝42の深さは各部において略一定とされている。
この螺旋溝42は、回転軸22が上記所定の方向に回転することで、オイルシール36側からインペラ38側への流体の流れを生じさせるようになっている。具体的には、径方向外向きに開口する螺旋溝42内では、回転に伴って溝間の部分よりも流体の流速が小さくなることに基づいて、螺旋溝42(の溝間)に沿って基端42Aから終端42Bへ向けた流れが生じる構成である。
これにより、回転軸22が所定の方向に回転することで、巨視的には、隙間Gに、図2に矢印Aにて示す方向の流れが生じるようになっている。また、螺旋溝42を有する回転軸22の所定方向への回転によって、すなわち、上記螺旋溝42に沿った基端42Aから終端42Bへ向かう流れによって、図3に示される如く、インペラ38側よりもオイルシール36側が相対的に低圧になるようになっている。
以上説明したウォータポンプ10は、例えば、自動車のエンジン冷却系に配設され、アイドリングストップ時(エンジン停止時)の空調維持用に用いられる。この場合、ポンプハウジング26の流入部28並びに流路32と連通した図示しない吐出部は、それぞれエンジン冷却水(LLC)を循環させるためのエンジン冷却システムの循環経路と接続される。したがって、ウォータポンプ10は、流入部28から流体であるエンジン冷却水を吸い込み、該エンジン冷却水を吐出部から吐出するようになっている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成のウォータポンプ10では、例えばアイドリングストップ時にモータ部12のモータ20が作動すると、回転軸22がその軸線回りに回転し、これに伴ってポンプ部14のインペラ38も同一方向へ一体に回転する。これにより、流入部28からエンジン冷却水が流入し、該エンジン冷却水がポンプ室30及び流路32を通って図示しない吐出部から吐出される。その結果、エンジン冷却システムの循環経路内をエンジン冷却水が循環し、アイドリングストップ時において空調機能が維持される。
ところで、エンジンが新しい時などに、混入異物としての鋳砂S(図2参照)がエンジン冷却水に混入して(乗って)ウォータポンプ10のポンプ室30内にまで運ばれてくることがある。
ここで、回転軸22におけるインペラ38とオイルシール36との間に形成された螺旋溝42が、該回転軸22の所定方向への回転に伴ってオイルシール36側からインペラ38側に向かう冷却水の流れを生じさせるため、隙間Gには図2に矢印Aにて示す流れが生じ、鋳砂Sがオイルシール36によるシール部(シール保持部34内)に侵入することが防止される。特に、螺旋溝42の基端42Aが回転軸22におけるオイルシール36の圧接部位の近傍であるため、鋳砂Sの上記シール部への侵入が確実に防止される。
また、螺旋溝42の基端42A側の一部がしきい部40の内側に入り込んでいるため、しきい部40内から冷却水を排出する(上記した基端42Aから終端42Bに向かう)比較的強い流れが生じる。特に、しきい部40の内径がオイルシール36の内径よりも十分に小さく、回転軸22の螺旋溝42としきい部40の内面との隙間C(図2参照)が小さいため、しきい部40内から冷却水を排出する流れが一層強くなり、鋳砂Sの上記シール部への侵入が効果的に防止される。しかも、隙間Cが小さいことにより、すなわち、しきい部40がオイルシール36をポンプ室30側から覆っているため、鋳砂Sの上記シール部への侵入が一層効果的に防止される。
このように、本実施の形態に係るウォータポンプ10では、モータ室18とポンプ室30との間をシールするオイルシール36に対する鋳砂Sの侵入を抑制することができる。これにより、オイルシール36が鋳砂Sによってダメージを受けることがないので、ウォータポンプ10は、安価かつ小型軽量なオイルシール36を使用して、低コスト化及び体格の小型化が図られている。
また、ウォータポンプ10では、回転軸22の回転に伴う螺旋溝42の回転によって基端42Aから終端42Bに向かう流れが生じることにより、隙間Gにおける回転軸心の近傍では、インペラ38側よりもオイルシール36側で圧力が低くなる。特に、しきい部40がポンプ室30とシール保持部34内とを仕切っているため、該しきい部40を挟んでインペラ38側とオイルシール36側との圧力差が大となる。これにより、図3に矢印Bにて示すオイルシール36に作用する圧力が、矢印Cにて示すしきい部40に作用する圧力に対し低減される。これにより、冷却水がモータ室18に漏れ出し難い構成が実現されている。なお、上記矢印Cにて示す圧力は、仮にしきい部40の内径がシール保持部34の内径と同等であるとした場合、またはしきい部40を設けない場合にオイルシール36に作用する圧力に相当する。
なお、上記の実施の形態では、ウォータポンプ10がしきい部40を備えた好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、しきい部40に代えてシール保持部34の内面に沿ってポンプ室30側に延設された環状部を設けても良く、環状部に相当する部材を設けなくても良く、オイルシール36に非接触のしきい部40を設けても良い。
また、上記の実施の形態では、1条の螺旋溝42を設けた構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、複数条の螺旋溝42を回転軸22の外面に形成しても良い。さらに、本発明は、螺旋溝42が略全長に亘り一定の深さを有する構成に限定されることもなく、例えば、基端42Aから終端42Bにかけて連続的に深くなるように螺旋溝42を形成しても良い。また、本発明は、螺旋溝42が回転軸22に凹溝として形成される構成には限定されず、例えば、回転軸の外周面から突設した螺旋凸部の条間として螺旋溝として構成することもできる。さらに、本発明は、螺旋溝42が回転軸22に直接的に形成される好ましい構成には限定されず、例えば、螺旋溝42を有する中間部材を回転軸22及びインペラ38の双方に連結しても良い。この場合、中間部材を含む回転軸22が本発明における「回転軸」に相当する。また、本発明は、螺旋溝42の終端42Bが隙間Gの中間部である構成に限定されることはなく、例えば、インペラ38の底部38Bの近傍まで螺旋溝42を形成しても良い。
さらに、上記の実施の形態では、シール手段としてオイルシール36を採用した好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、ウォータポンプ10が如何なる種類のシール手段を備えて構成されても良いことは言うまでもない。
さらにまた、上記の実施の形態では、モータハウジング16の隔壁部16A側の一部(少なくとも一部)がポンプハウジング26内に入り込んで流路32を形成した構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、モータハウジング16とポンプハウジング26とが互いに嵌合やビス止め等によって接合されると共に隔壁部16A等によって仕切られている構成としても良い。
また、上記の実施形態では、本発明に係る流体ポンプをエンジン冷却システムのウォータポンプに適用したが、これに限らず、本発明の流体ポンプは種々の用途に適用可能である。
本発明の実施の形態に係るウォータポンプ10の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るウォータポンプ10の要部を拡大して混入異物の侵入を阻止する状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るウォータポンプ10の要部を拡大しておりシールに作用する圧力が緩和される状態を示す断面図である。
符号の説明
10…ウォータポンプ(流体ポンプ)、18…モータ室、20…モータ、22…回転軸、30…ポンプ室、34…シール保持部(保持部)、36…オイルシール(シール手段)、38…インペラ(回転翼)、40…しきい部(環状部)、42…螺旋溝、S…鋳砂(混入異物)

Claims (3)

  1. モータを収容するモータ室から突出した前記モータの回転軸がポンプ室内で回転翼に連結され、前記モータ室とポンプ室との間が前記回転軸廻りに設けられたシール手段によってシールされている流体ポンプであって、
    前記回転軸における前記シール手段と回転翼との間に、該回転軸の回転に伴って前記シール部側から前記回転翼側に向かう流れを生じさせる螺旋溝を形成した流体ポンプ。
  2. 前記モータ室と前記ポンプ室との間で前記シール手段を保持する保持部に同軸的に設けられ、該シール手段よりも前記回転翼側に位置する環状部を備え、
    前記螺旋溝を、一部が前記環状部の内側に位置するように形成した、
    ことを特徴とする請求項1記載の流体ポンプ。
  3. 前記環状部の内径を前記保持部の内径よりも小とした、ことを特徴とする請求項2記載の流体ポンプ。
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