JP2011214524A - 圧縮装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシング31内に、駆動軸(12)が挿通される軸穴27Aを有するロータ27を回転自在に備え、このロータ27に複数のベーン28を出没自在に収容する複数のベーンスリット(27C)を設けたベーン式の圧縮装置(1)において、ロータ27に、ベーンスリット(27C)と他のベーンスリット(27C)とを結ぶ溝101を設けるようにした。
【選択図】図3
Description
特に、ベーンスリットをロータの回転中心から離れた位置にオフセットしたレイアウトの場合、或いは、ベーンを軽量なカーボン製にした場合には、ベーンに作用する遠心力が小さくなるため、上記負圧の影響が大となり易い。
この負圧の影響を回避するために、公知のベーン飛び出し補助機構を使用すると、部品点数が多くなり、かつ、高価となってしまう。
また、この構成において、前記溝は、全ての前記ベーンスリットの最奥部を結ぶ環状の溝であるようにしてもよい。この構成によれば、ベーンの位置に関係なく、かつ、ロータの回転バランスへ影響を与えることなく、ベーンの飛び出しによる負圧の発生を抑制することが可能である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る真空ポンプ1の側部部分断面図である。図2は、図1の真空ポンプ1をその前側(同図中の右側)から見た図である。ただし、図2は、シリンダ室Sの構成を示すべく、ポンプカバー24,サイドプレート26等の部材を取り外した状態を図示している。また、図2では、取付部材40を取り外した状態を示している。なお、以下では、説明の便宜上、図1および図2の上部にそれぞれ矢印で示す方向が、真空ポンプ1の上下前後左右を示すものとして説明する。また、前後方向については軸方向、左右方向については幅方向ともいう。
取付部材40は、ポンプ本体20の幅方向に延びる矩形の突出溝41Aを設けた取付板41と、この取付板41の前端及び後端にそれぞれ固定される防振ゴム42,42とを備える。取付板41は、突出溝41Aに通されたボルト43によりポンプ本体20の下面に連結され、防振ゴム42,42は、車体50側に設けられた孔部に嵌入して保持される。
電動モータ10は、電源(図示略)の投入により、出力軸12が、図2中の矢印R方向(反時計回り)に回転し、これにより、ロータ27を回転中心X1を中心として同方向(矢印R方向)に回転させるようになっている。
この真空吸込ニップル30は、図1に示すように、略L字状に屈曲されたパイプであり、当該真空吸込ニップル30の一端30Aには、外部機器(例えば、真空タンク(図示略))から負圧空気を供給するための管またはチューブが接続される。本実施形態では、真空吸込ニップル30をケーシング本体22の連通孔22Aに圧入しているため、車両のように事前に外部機器の配置される位置が判明する場合には、この外部機器が配置される方向に一端30Aを向けて圧入すればよく、簡単な構成で、負圧空気を供給するための管またはチューブの引き出し方向を自由に設定することができる。
また、図1中、符号34は、ポンプカバー24をケーシング本体22に固定するためのボルトであり、符号35は、ケーシング本体22とポンプカバー24との間の隙間を閉塞するためのシール材であり、符号22Dは、このシール材35を入れるシール溝である。また、符号36は、ケーシング本体22とカバー体61との間の隙間を閉塞するためのシール材であり、符号22Eは、このシール材36を入れるシール溝である。
更に、ケーシング本体22はロータ27よりも熱伝導性の高い材料で形成されている。これによれば、ロータ27及びベーン28が回転駆動した際に発生した熱がケーシング本体22に速やかに伝達できることにより、ケーシング本体22から十分に放熱することができる。
また、ケーシング本体22及びシリンダ部23の下部には、これらケーシング本体22及びシリンダ部23を貫通し、シリンダ室Sで圧縮された空気が吐出される吐出孔22C,23Cが設けられている。
ロータ27は、電動モータ10の回転中心X1に沿って延びる円柱形状を有し、ポンプ本体20の駆動軸である出力軸12が挿通される軸穴27Aを有すると共に、この軸穴27Aから径方向に離れた位置に、複数のガイド溝27Cが軸穴27Aを中心とする等角度間隔で周方向に間隔を空けて設けられる。
上記軸穴27Aは、出力軸12の先端部12Aに設けられたスプライン軸に嵌合するスプライン穴に形成され、ロータ27と出力軸12とがスプライン結合されるようになっている。
また、ロータ27の半径は、図2に示すように、回転中心X1とシリンダ部23の内周面23Aとの間の最短距離に設定され、ロータ27の外周面27Bが、シリンダ部23の内周面23Aの一部(斜め下方に位置する部分)に略接触するように設定されている。これにより、図2に示すように、ロータ27の外周面27Bと、シリンダ部23の内周面23Aとの間には、三日月形状の空間が構成される。
また、これらベーン28は、摺動特性に優れた軽量摺動材であるカーボン製とされており、他の摺動材として用いられる金属複合体を使用する場合に比して軽量に形成されている。本実施形態では、ロータ27及び複数のベーン28が回転圧縮要素を構成している。
図2及び図3(A)に示すように、ガイド溝27Cは、その最奥部27Dがロータ27の回転中心X1から離れた位置にオフセットされ、ガイド溝27Cに沿って移動するベーン28とシリンダ部23の内周面23Aとの接触角度θA(図3(A)参照)が鋭角となるように径方向外側に延びている。このガイド溝27Cによれば、ベーン28の曲げ力F1(F1=「F0sinθA」に相当)を、小さくすることができる。このため、金属複合体よりも機械的強度が低くなるカーボン製のベーン28でも、このベーン28に作用する曲げ力F1を許容範囲内に容易に納めることができる。
電動モータ10の作動によりロータ27が回転駆動されると、各ベーン28は、ロータ27の回転に伴い、遠心力によってガイド溝27Cに沿って外側へ飛び出し、その先端がシリンダ部23の内周面23Aに当接する。このため、図2に示すように、シリンダ室Sの三日月形状の空間が、相互に隣接する2枚のベーン28,28と、ロータ27の外周面27Bと、シリンダ部23の内周面23Aとによって囲まれる5つの圧縮室Pに区画される。
この場合、ロータ27の回転中心X1と、シリンダ室Sの中心(=軸心X2)とが偏心するため、出力軸12の回転に伴うロータ27の矢印R方向の回転に伴い、各ベーン28の飛び出し量が変動し、圧縮室Pの容積を、開口23B近傍で最大とし、吐出口23Cで最小に変化させる。このため、ロータ27,ベーン28の回転により、開口23Bから1つの圧縮室Pに吸入された空気を、ロータ27の回転に伴って回転しつつ圧縮し、吐出口23Cから吐出させ、膨張室33を介して排気口24Aから排出することがでさせることができる。これによって、真空ポンプ1につなげられた真空タンク内から気体である空気を排出し、大気圧以下(真空)にすることができる。
そこで、本構成では、図3(A)(B)に示すように、ロータ27の側面に、複数のガイド溝27Cを結ぶ溝101を設けている。以下、この溝101について説明する。
より具体的には、この溝101は、ガイド溝27Cの幅よりも幅狭の一定幅で周方向に無端状に連続すると共に、全てのガイド溝27Cの最奥部27Dの最も内周側をつなぐように延在している。また、本構成の溝101では、その最内周101Aが、ガイド溝27Cの最奥部27Dの最内周端に位置し、その最外周101Bが、ガイド溝27Cの最奥部27Dの最内周端と最外周端の略中間に位置することによって、ロータ27への加工量が少なく、ロータ27の機械的強度等への影響が少ない溝形状に形成されている。
また、この溝101は、ロータ27の両側面に形成されている。これによって、ロータ27の両側面とサイドプレート25,26との間に、全てのガイド溝27Cを連通させる空間部を容易に設けることができる。
しかも、上記溝101が、ガイド溝27Cの最奥部27Dを互いに結ぶので、ガイド溝27C内でベーン28がいずれの位置にあっても、常に、ベーン28の飛び出しに伴う負圧発生領域を溝101を通じて他のガイド溝27Cに連通させることができる。従って、ベーン28の位置に依存することなく、ベーン28の飛び出しによる負圧の発生を抑制することが可能である。
さらに、この溝101は、ロータ27の側面に形成されるので、部品点数を増やすことなく、かつ、別途スペースを設けることなく溝101を容易に設けることができる。しかも、この溝101は、ロータ27の回転中心X1を中心とした環状の溝であるため、ロータ27の回転バランスへ悪影響を与えることもなく、溝加工も容易である。なお、この溝101の深さは、ガイド溝27C間で十分に空気を流通させることが可能な容積を確保できる深さにすればよく、この深さを適宜調整することによって最適な容積に調整することも可能である。
さらに、この溝101は、全てのガイド溝27Cの最奥部27Dを結ぶ環状の溝であるため、ベーン28の位置に関係なく、かつ、ロータ27の回転バランスへ影響を与えることなく、ベーン28の飛び出しによる負圧の発生を抑制することができる。なお、ロータ27の片面だけの溝101で、ベーン28を十分に飛び出し易くできる場合には、ロータ27の片面だけに溝101を設けてもよい。
図4(A)(B)は第2実施形態を示しており、図4(A)は、ロータ27の側面を周辺構成と共に示す図であり、図4(B)は、図4(A)のB−B断面を示している。
第2実施形態では、「ざぐり穴タイプの溝」を示しており、つまり、ロータ27の側面に形成される溝101が、回転中心X1を中心としたざぐり穴形状の溝(環状溝に含まれる)に形成されている。この溝101は、回転中心X1を中心とする最外周101Bが、ガイド溝27Cの最奥部27Dの最内周端と最外周端の略中間に位置し、その内側全体が凹んだ真円形状の溝に形成され、全てのガイド溝27Cの最奥部27Dをつないでいる。
従って、この溝101を設けることによって、部品点数を増やさずに、ベーン28を飛び出し易くできる等の上記第1実施形態と同様の各種効果を得ることができる。
ここで、ロータ27の軸穴27Aには、出力軸12の先端部12Aが挿通されるが、この軸穴27Aと出力軸12との間には、スプライン結合或いはキー結合のいずれの場合でも若干の隙間が形成され、真空ポンプ1の作動時においては、ロータ27の中心側の気圧(圧力)が高く、本真空ポンプ1では該隙間が大気圧程度となる。
このため、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを連通させる構成にすれば、ガイド溝27C内に軸穴27A内或いは軸穴27A近傍の高圧流体である高圧空気を導入させることができ、この高圧空気を利用してベーン28を飛び出し易くすることができる。
図5(A)(B)は第3実施形態を示しており、図5(A)は、ロータ27の側面を周辺構成と共に示す図であり、図5(B)は、図5(A)のB−B断面を示している。
第3実施形態では、「ラビリンス付きの溝」を示しており、つまり、ロータ27の側面には、ガイド溝27Cを結ぶ溝101に加えて、ガイド溝27Cと軸穴27Aとの間にラビリンス通路111を備えている。
このラビリンス通路111は、複数(本実施形態では3本)の環状の溝111Aを間隔を空けて同軸配置することによって形成され、これら複数の環状の溝111Aは、軸穴27Aと同軸に設けられている。
この流れが生じた場合、ベーン28の摺動により生じた摩耗粉が、ベアリング62に付着してしまう可能性があり、この摩耗粉の付着を回避することが望まれる。
また、このラビリンス通路111を、ロータ27の側面に形成した多重の環状の溝としたので、部品点数を増やすことなく、かつ、別途スペースを設けることなく設けることができ、また、ロータ27の回転バランスへ悪影響を与えることなく設けることができる。しかも、このラビリンス通路111の溝加工と、ガイド溝27Cを結ぶ溝101の溝加工とを同時に行うことが可能である。
なお、このラビリンス通路111は、ロータ27の両側面に設けてもよいし、片面に設けてもよいが、少なくとも、ロータ27におけるベアリング62側の面に設けることが好ましい。
この図に示すように、電動モータ10の出力軸12には、出力軸12から拡径する円板状の鍔部115が設けられている。この鍔部115は、ベーン28側で発生した摩耗粉がベアリング62に流れるのを遮断する遮断用鍔部として機能する部材であり、ベアリング62とサイドプレート25との間に配置される。
この構成によれば、出力軸12に設けられた鍔部115によって、ベーン28側で発生した摩耗粉がベアリング62に流れるのをより確実に遮断することが可能になる。
なお、この鍔部115は、出力軸12と一体に形成してもよいし、出力軸12と別部品で構成し、出力軸12に取り付けるようにしてもよい。また、鍔部115の外径等の形状は、摩耗粉がベアリング62側に流れるのを遮断可能な範囲で任意に変更してもよい。
また、この実施形態のラビリンス通路111は、複数(本実施形態では3本)の環状の溝111Aを間隔を空けて同軸配置した形状としたが、これに限らず、渦巻き状の環状溝(渦巻き溝)にしてもよい。
図7(A)(B)は第4実施形態を示しており、図7(A)は、ロータ27の側面を周辺構成と共に示す図であり、図7(B)は、図7(A)のB−B断面を示している。
第4実施形態では、「星タイプの溝」を示しており、つまり、ロータ27の側面には、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを結ぶ溝105が設けられている。この溝105は、全て(本実施形態では5本)のガイド溝27Cと軸穴27Aとを各々結ぶ複数(本実施形態では5本)の溝で構成されている。
本構成では、ガイド溝27Cが軸穴27Aから離れた位置にオフセットされており、上記溝105は、ロータ27の回転軸(回転中心X1)の放射方向に沿って直線状に延びてガイド溝27Cの最奥部27Dにつながる溝に形成されている。
しかも、この溝105が、ロータ27の回転軸(回転中心X1)の放射方向に沿って直線状に延びるので、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを最短距離で結ぶことができると共に、ロータ27の遠心力を利用して高圧空気をガイド溝27C側に送ることができ、高圧空気を円滑にガイド溝27C内に導入させることが可能になる。従って、ベーン28を効率よく飛び出し易くできる。
また、この溝105は、ロータ27への側面加工で容易に設けることができるので、部品点数を増やすことなく、かつ、別途スペースを設けることなく設けることができ、また、ロータ27の回転バランスへ悪影響を与えることな設けることができる。
また、この実施形態では、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを結ぶ溝105を、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを最短距離で結ぶ溝にする場合を説明したが、これに限らず、この溝105を、ロータ27の外周側に向かって凸状に湾曲する湾曲溝形状にしてもよい。この湾曲溝形状にすれば、溝105の傾きがロータ27の径方向にいくに従って変化し、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとの間の最短距離よりも長い溝を設けることができ、ベーン28側で発生した摩耗粉をロータ27の中心側に流れ難くするラビリンス通路としても機能させることができる。
例えば、上記実施形態において、ベーン28の一辺を削ることでベーン28とガイド溝27Cとの間に流体(空気)の抜け道121を形成するように構成してもよい。図8は、この場合の構成例を示す図である。
図8では、ベーン28の側面を削ることで、ベーン28の幅28Wを、ロータ27の幅27Wよりも小さくしている。この構成によれば、ベーン28とサイドプレート25,26(本例では、サイドプレート25)との間に、抜け道121となる隙間が形成される。従って、ベーン28の飛び出しに伴い、ガイド溝27C内に負圧が生じそうになった際に、図8に空気の流れを矢印で示すように、上記抜け道121を通ってガイド溝27C内に空気を流入させることができる。これにより、ガイド溝27Cでの負圧の発生を抑制することができ、ベーン28を飛び出し易くすることができる。なお、ベーン28の側面以外を削って、ベーン28とガイド溝27Cとの間に流体の抜け道を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ベーン式の真空ポンプに本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、真空ポンプ以外のベーン式の圧縮装置に適用してもよい。
10 電動モータ
20 ポンプ本体
22 ケーシング本体
27 ロータ
27C ガイド溝(ベーンスリット)
27D 最奥部
28 ベーン
31 ケーシング
101,105 溝
111 ラビリンス通路
P 圧縮室
S シリンダ室
X1 回転中心
X2 軸心
Claims (5)
- ケーシング内に、駆動軸が挿通される軸穴を有するロータを回転自在に備え、このロータに複数のベーンを出没自在に収容する複数のベーンスリットを設けたベーン式の圧縮装置において、
前記ロータに、前記ベーンスリットと、前記軸穴、又は、他の前記ベーンスリットの少なくともいずれかを結ぶ溝を設けたことを特徴とする圧縮装置。 - 前記溝は、前記ロータの側面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の圧縮装置。
- 前記溝は、全ての前記ベーンスリットの最奥部を結ぶ環状の溝であることを特徴とする請求項2に記載の圧縮装置。
- 前記ロータの側面には、前記ベーンスリットと前記軸穴との間にラビリンス通路が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の圧縮装置。
- 前記ベーンスリットは、前記軸穴から離れた位置にオフセットされ、
前記ベーンスリットと前記軸穴とを結ぶ溝は、前記ロータの回転軸の放射方向に沿って直線状に延びて前記ベーンスリットの最奥部につながることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の圧縮装置。
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