JP5554124B2 - 圧縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベーン式の圧縮装置に関する。
圧縮装置には、ベーン式の真空ポンプが知られている。この種の真空ポンプでは、回転圧縮要素を電動モータ等の駆動装置で駆動することによって真空を得ることができる。真空ポンプは、例えば、自動車のエンジンルームに搭載されて、ブレーキ倍力装置を作動させるための真空を発生させるために使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−222090号公報
しかし、この種のベーン式の圧縮装置は、ロータの回転による遠心力によってベーンが飛び出す構成であり、ベーンが飛び出すとベーンを収容するベーンスリット内に負圧が生じ、この負圧がベーンの飛び出しを妨げる力として作用してしまう。
特に、ベーンスリットをロータの回転中心から離れた位置にオフセットしたレイアウトの場合、或いは、ベーンを軽量なカーボン製にした場合には、ベーンに作用する遠心力が小さくなるため、上記負圧の影響が大となり易い。
この負圧の影響を回避するために、公知のベーン飛び出し補助機構を使用すると、部品点数が多くなり、かつ、高価となってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、部品点数を増やさずに、ベーンを飛び出し易くできる圧縮装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本第1発明は、ケーシング内に、駆動軸が挿通される軸穴を有するロータを回転自在に備え、このロータに複数のベーンを出没自在に収容する複数のベーンスリットを設けたベーン式の圧縮装置において、前記ロータに、前記ベーンスリットと、前記軸穴、又は、他の前記ベーンスリットの少なくともいずれかを結ぶ溝を設け、前記ロータの側面には、前記ベーンスリットと前記軸穴との間にラビリンス通路が設けられることを特徴とする。
この構成によれば、ロータに、ベーンスリットと、軸穴、又は、他のベーンスリットの少なくともいずれかを結ぶ溝を設けているため、ベーンの飛び出しに伴い、ベーンスリット内に負圧が生じそうになった際に、外から流体を流入させて負圧の発生を抑制でき、部品点数を増やさずに、ベーンを飛び出し易くできる。また、ベーンスリットと軸穴との間のラビリンス通路により、ベーン側で発生した摩耗粉が、ロータの中心側に流れ難くなり、この摩耗粉がロータの中心側に流れてしまうことを防止でき、ロータを支持する軸受に摩耗粉が付着することを防止することができる。
また、本第2発明は、ケーシング内に、駆動軸が挿通される軸穴を有するロータを回転自在に備え、このロータに複数のベーンを出没自在に収容する複数のベーンスリットを設けたベーン式の圧縮装置において、前記ロータに、前記ベーンスリットと、前記軸穴、又は、他の前記ベーンスリットの少なくともいずれかを結ぶ溝を設け、前記ベーンスリットは、前記軸穴から離れた位置にオフセットされ、前記ベーンスリットと前記軸穴とを結ぶ溝は、前記ロータの回転軸の放射方向に沿って直線状に延びて前記ベーンスリットの最奥部につながることを特徴とする。この構成によれば、ベーンスリットと軸穴とを結ぶ溝が、ロータの回転軸の放射方向に沿って直線状に延びてベーンスリットの最奥部につながるので、ベーンスリットが軸穴から離れた位置にオフセットされる構成で、ベーンスリットとロータの軸穴とを最短距離で結ぶことができると共に、ロータ中心側の高圧流体を円滑にベーンスリット内に導入させることができる。従って、ベーンを効率よく飛び出し易くできる。
また、第1発明において、前記溝は、全ての前記ベーンスリットの最奥部を結ぶ環状の溝であるようにしてもよい。この構成によれば、ベーンの位置に関係なく、かつ、ロータの回転バランスへ影響を与えることなく、ベーンの飛び出しによる負圧の発生を抑制することが可能である。
また、各構成において、前記溝は、前記ロータの側面に設けられるようにしてもよい。この構成によれば、溝加工等によりロータに容易に設けることができる。
本発明によれば、ロータに、ベーンスリットと軸穴、又は、他のベーンスリットの少なくともいずれかを結ぶ溝を設けているため、部品点数を増やさずに、ベーンを飛び出し易くできる。
本発明の第1実施形態に係る真空ポンプの側部部分断面図である。 真空ポンプをその前側から見た図である。 (A)は、ロータの側面を周辺構成と共に示す図であり、(B)は、(A)のB−B断面図である。 (A)は、第2実施形態に係るロータの側面を周辺構成と共に示す図であり、(B)は、(A)のB−B断面図である。 (A)は、第3実施形態に係るロータの側面を周辺構成と共に示す図であり、(B)は、(A)のB−B断面図である。 電動モータの出力軸を周辺構成と共に拡大して示した図である。 (A)は、第4実施形態に係るロータの側面を周辺構成と共に示す図であり、(B)は、(A)のB−B断面図である。 変形例の説明に供する図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る真空ポンプ1の側部部分断面図である。図2は、図1の真空ポンプ1をその前側(同図中の右側)から見た図である。ただし、図2は、シリンダ室Sの構成を示すべく、ポンプカバー24,サイドプレート26等の部材を取り外した状態を図示している。また、図2では、取付部材40を取り外した状態を示している。なお、以下では、説明の便宜上、図1および図2の上部にそれぞれ矢印で示す方向が、真空ポンプ1の上下前後左右を示すものとして説明する。また、前後方向については軸方向、左右方向については幅方向ともいう。
図1に示す真空ポンプ1は、回転式のベーン型真空ポンプであり、自動車等のブレーキ倍力装置(図示略)の負圧源として使用される。この場合、真空ポンプ1は、通常、エンジンルーム内に配置されて、真空タンク(図示略)を介してブレーキ倍力装置に配管接続される。なお、自動車等に用いる真空ポンプ1の使用範囲は、例えば、−60kPa〜−80kPaである。
図1に示すように、真空ポンプ1は、電動モータ10と、この電動モータ10を駆動源として作動するポンプ本体20とを備えており、これら電動モータ10及びポンプ本体20が一体に連結された状態で、取付部材40によって自動車等の車体50に固定支持されている。
取付部材40は、ポンプ本体20の幅方向に延びる矩形の突出溝41Aを設けた取付板41と、この取付板41の前端及び後端にそれぞれ固定される防振ゴム42,42とを備える。取付板41は、突出溝41Aに通されたボルト43によりポンプ本体20の下面に連結され、防振ゴム42,42は、車体50側に設けられた孔部に嵌入して保持される。
電動モータ10は、略円筒形状に形成されたケース11の一方の端部(前端)の略中心から前側に突出する出力軸12を有している。この出力軸12は、ポンプ本体20を駆動する駆動軸として機能するものであり、前後方向に延びる回転中心X1を基準として回転する。出力軸12の先端部12Aは、スプライン軸に形成されており、ポンプ本体20のロータ27の軸方向に貫通する軸穴27Aに嵌合し、出力軸12とロータ27とが一体に回転可能に連結される。なお、出力軸12とロータ27とをスプライン結合する構成に代えて、キーを介して結合してもよい。
電動モータ10は、電源(図示略)の投入により、出力軸12が、図2中の矢印R方向(反時計回り)に回転し、これにより、ロータ27を回転中心X1を中心として同方向(矢印R方向)に回転させるようになっている。
ケース11は、有底円筒形状に形成されたケース本体60と、このケース本体60の開口を塞ぐカバー体61とを備え、ケース本体60は、その周縁部60Aが外方に折り曲げて形成されている。カバー体61は、ケース本体60の開口と略同径に形成された円板部61Aと、この円板部61Aの周縁に連なり、ケース本体60の内周面に嵌まる円筒部61Bと、この円筒部61Bの周縁を外方に折り曲げて形成した屈曲部61Cとを備えて一体に形成され、円板部61A及び円筒部61Bがケース本体60内に進入し、屈曲部61Cが、ケース本体60の周縁部60Aに当接して固定されている。これにより、電動モータ10には、ケース11の一方の端部(前端)が内側に窪み、ポンプ本体20がインロー嵌合される嵌合穴部63が形成される。また、円板部61Aの略中央には、出力軸12が貫通する貫通孔61Dと、この出力軸12を軸支するベアリング(軸受)62の外輪を保持する凹部61Eが形成されている。
ポンプ本体20は、図1に示すように、電動モータ10のケース11の前側に形成された嵌合穴部63に嵌合されるケーシング本体22と、このケーシング本体22内に圧入されてシリンダ室Sを形成するシリンダ部23と、当該ケーシング本体22を前側から覆うポンプカバー24とを備えている。本実施形態ではケーシング本体22、シリンダ部23及びポンプカバー24が、真空ポンプ1のケーシング31を構成している。
ケーシング本体22は、アルミニウム等の熱伝導性の高い金属材料を用いて、図2に示すように、前側から見た形状が上記した回転中心X1を略中心とした上下方向に長い略矩形に形成されている。ケーシング本体22の上部には、このケーシング本体22に設けられたシリンダ室S内に連通する連通孔22Aが形成され、この連通孔22Aには真空吸込ニップル(吸込管)30が圧入されている。
この真空吸込ニップル30は、図1に示すように、略L字状に屈曲されたパイプであり、当該真空吸込ニップル30の一端30Aには、外部機器(例えば、真空タンク(図示略))から負圧空気を供給するための管またはチューブが接続される。本実施形態では、真空吸込ニップル30をケーシング本体22の連通孔22Aに圧入しているため、車両のように事前に外部機器の配置される位置が判明する場合には、この外部機器が配置される方向に一端30Aを向けて圧入すればよく、簡単な構成で、負圧空気を供給するための管またはチューブの引き出し方向を自由に設定することができる。
ケーシング本体22には、前後方向に延びる軸心X2を基準とした孔部22Bが形成され、この孔部22Bに円筒状に形成されたシリンダ部23が圧入されている。軸心X2は、上述の電動モータ10の出力軸12の回転中心X1に対して平行で、かつ、図2に示すように、回転中心X1に対して左側斜め上方に偏心している。本実施形態では、回転中心X1を中心とするロータ27の外周面27Bが、軸心X2を中心とする円周面に形成されたシリンダ部23の内周面23Aに微少なクリアランスを保つように軸心X2が偏心されている。
また、図1中、符号34は、ポンプカバー24をケーシング本体22に固定するためのボルトであり、符号35は、ケーシング本体22とポンプカバー24との間の隙間を閉塞するためのシール材であり、符号22Dは、このシール材35を入れるシール溝である。また、符号36は、ケーシング本体22とカバー体61との間の隙間を閉塞するためのシール材であり、符号22Eは、このシール材36を入れるシール溝である。
シリンダ部23は、ロータ27と同一の金属材料(本実施形態では、鉄材)で形成されている。この構成では、シリンダ部23とロータ27とは熱膨張係数が同じなので、シリンダ部23及びロータ27の温度変化にかかわらず、ロータ27が回転した際の当該ロータ27の外周面27Bとシリンダ部23の内周面23Aとの接触を防止することができる。なお、シリンダ部23及びロータ27は、略同じ程度の熱膨張係数を有する金属材料であれば、異なる材料を用いても構わない。
また、ケーシング本体22に形成された孔部22Bにシリンダ部23を圧入することにより、ケーシング本体22の前後方向の長さ範囲内でシリンダ部23を収容することができるため、このシリンダ部23がケーシング本体22から突出することが防止され、ケーシング本体22の小型化を図ることができる。
更に、ケーシング本体22はロータ27よりも熱伝導性の高い材料で形成されている。これによれば、ロータ27及びベーン28が回転駆動した際に発生した熱がケーシング本体22に速やかに伝達できることにより、ケーシング本体22から十分に放熱することができる。
また、一般に、アルミニウムの方が鉄よりも熱膨張係数が大きいため、ポンプ本体20が高温となった場合、シリンダ部23の圧入代が減少する傾向にある。このため、本構成では、シリンダ部23には、ケーシング本体22の連通孔22Aに連なる開口(連通孔)23Bが形成されており、この開口23Bに、真空吸込ニップル30の他端(先端)30Bが係合するように配置されている。これによれば、熱膨張によってシリンダ部23の圧入代が減少したとしても、真空吸込ニップル30の他端30Bがシリンダ部23の開口23Bに係合するため、当該シリンダ部23の回転防止や抜け防止を実現できる。
また、ケーシング本体22及びシリンダ部23の下部には、これらケーシング本体22及びシリンダ部23を貫通し、シリンダ室Sで圧縮された空気が吐出される吐出孔22C,23Cが設けられている。
シリンダ部23の後端および前端には、それぞれサイドプレート25,26が配設されている。これらサイドプレート25,26は、その直径がシリンダ部23の内周面23Aの内径よりも大きく設定されており、ガスケット25A,26Aにより付勢されて、シリンダ部23の前端及び後端にそれぞれ押し付けられている。これにより、シリンダ部23の内側は、真空吸込ニップル30に連なる開口23B及び吐出口23C,22Cを除いて、密閉されたシリンダ室Sが形成される。
シリンダ室Sには、ロータ27が配設されている。本実施形態の真空ポンプ1は、ベーン式のポンプであるため、ロータ27が、複数(本実施形態では5枚)のベーン28を略径方向に出没自在に収容する複数(5枚)のベーンスリットであるガイド溝27Cを有するベーンロータに構成されている。
ロータ27は、電動モータ10の回転中心X1に沿って延びる円柱形状を有し、ポンプ本体20の駆動軸である出力軸12が挿通される軸穴27Aを有すると共に、この軸穴27Aから径方向に離れた位置に、複数のガイド溝27Cが軸穴27Aを中心とする等角度間隔で周方向に間隔を空けて設けられる。
上記軸穴27Aは、出力軸12の先端部12Aに設けられたスプライン軸に嵌合するスプライン穴に形成され、ロータ27と出力軸12とがスプライン結合されるようになっている。
ロータ27の前後方向の長さは、シリンダ部23のシリンダ室Sの長さ、すなわち、上述の2枚にサイドプレート25,26の相互に対向する内面間の距離と略等しく設定され、ロータ27とサイドプレート25,26との間は略閉塞されている。
また、ロータ27の半径は、図2に示すように、回転中心X1とシリンダ部23の内周面23Aとの間の最短距離に設定され、ロータ27の外周面27Bが、シリンダ部23の内周面23Aの一部(斜め下方に位置する部分)に略接触するように設定されている。これにより、図2に示すように、ロータ27の外周面27Bと、シリンダ部23の内周面23Aとの間には、三日月形状の空間が構成される。
複数のベーン28は、三日月形状の空間を区画する区画部材であり、各ベーン28は、同形状に形成されている。ベーン28は、ロータ27の前後方向に延在し、シリンダ部23のシリンダ室Sの長さ、すなわち、上述の2枚にサイドプレート25,26相互に対向する内面間の距離と略等しく設定され、ベーン28とサイドプレート25,26との間は略閉塞され、シリンダ室Sとロータ27との間の上記三日月形状の空間を、各ベーン28で複数(本実施形態では5個)の室に区画する。
また、これらベーン28は、摺動特性に優れた軽量摺動材であるカーボン製とされており、他の摺動材として用いられる金属複合体を使用する場合に比して軽量に形成されている。本実施形態では、ロータ27及び複数のベーン28が回転圧縮要素を構成している。
図3(A)は、ロータ27の側面を周辺構成と共に示す図であり、図3(B)は、図3(A)のB−B断面を示している。
図2及び図3(A)に示すように、ガイド溝27Cは、その最奥部27Dがロータ27の回転中心X1から離れた位置にオフセットされ、ガイド溝27Cに沿って移動するベーン28とシリンダ部23の内周面23Aとの接触角度θA(図3(A)参照)が鋭角となるように径方向外側に延びている。このガイド溝27Cによれば、ベーン28の曲げ力F1(F1=「F0sinθA」に相当)を、小さくすることができる。このため、金属複合体よりも機械的強度が低くなるカーボン製のベーン28でも、このベーン28に作用する曲げ力F1を許容範囲内に容易に納めることができる。
また、ポンプカバー24は、前側のサイドプレート26にガスケット26Aを介して配置され、ケーシング本体22にボルト34で固定されている。ケーシング本体22の前面には、図2に示すように、シリンダ部23や膨張室33を囲んでシール溝22Dが形成され、このシール溝22Dには環状のシール材35が配置されている。ポンプカバー24には、膨張室33に対応する位置に排気口24Aが設けてある。この排気口24Aは、膨張室33に流入した空気を機外(真空ポンプ1の外部)に排出するためのものであり、この排気口24Aは、機外からポンプ内への空気の逆流を防止するためのチェックバルブ29が取り付けられている。
次に真空ポンプ1の動作を説明する。
電動モータ10の作動によりロータ27が回転駆動されると、各ベーン28は、ロータ27の回転に伴い、遠心力によってガイド溝27Cに沿って外側へ飛び出し、その先端がシリンダ部23の内周面23Aに当接する。このため、図2に示すように、シリンダ室Sの三日月形状の空間が、相互に隣接する2枚のベーン28,28と、ロータ27の外周面27Bと、シリンダ部23の内周面23Aとによって囲まれる5つの圧縮室Pに区画される。
この場合、ロータ27の回転中心X1と、シリンダ室Sの中心(=軸心X2)とが偏心するため、出力軸12の回転に伴うロータ27の矢印R方向の回転に伴い、各ベーン28の飛び出し量が変動し、圧縮室Pの容積を、開口23B近傍で最大とし、吐出口23Cで最小に変化させる。このため、ロータ27,ベーン28の回転により、開口23Bから1つの圧縮室Pに吸入された空気を、ロータ27の回転に伴って回転しつつ圧縮し、吐出口23Cから吐出させ、膨張室33を介して排気口24Aから排出することがでさせることができる。これによって、真空ポンプ1につなげられた真空タンク内から気体である空気を排出し、大気圧以下(真空)にすることができる。
ところで、ベーン28の飛び出しに起因してガイド溝27C内に負圧が生じると、この負圧が、ベーン28の飛び出しを妨げてしまうおそれが生じる。特に、本実施形態では、ベーン28が軽量なカーボン製であり、かつ、ガイド溝27Cがロータ27の回転中心X1から径方向外側にオフセットされたレイアウトであるため、ベーン28に作用する遠心力が比較的小さく、上記負圧の影響が大となり易い。
そこで、本構成では、図3(A)(B)に示すように、ロータ27の側面に、複数のガイド溝27Cを結ぶ溝101を設けている。以下、この溝101について説明する。
この溝101は、全てのガイド溝27Cの最奥部27Dを結ぶ溝であり、回転中心X1を中心とした環状の溝である「丸穴タイプの溝」に形成されている。
より具体的には、この溝101は、ガイド溝27Cの幅よりも幅狭の一定幅で周方向に無端状に連続すると共に、全てのガイド溝27Cの最奥部27Dの最も内周側をつなぐように延在している。また、本構成の溝101では、その最内周101Aが、ガイド溝27Cの最奥部27Dの最内周端に位置し、その最外周101Bが、ガイド溝27Cの最奥部27Dの最内周端と最外周端の略中間に位置することによって、ロータ27への加工量が少なく、ロータ27の機械的強度等への影響が少ない溝形状に形成されている。
また、この溝101は、ロータ27の両側面に形成されている。これによって、ロータ27の両側面とサイドプレート25,26との間に、全てのガイド溝27Cを連通させる空間部を容易に設けることができる。
このように、ガイド溝27Cを結ぶ溝101を形成することで、いずれかのガイド溝27C内にベーン28の飛び出しに伴い、負圧が生じそうになった際、上記溝101を通じて他のガイド溝27C内の空気を直ちに流入させることができ、ガイド溝27Cでの負圧の発生を抑制することができる。
しかも、上記溝101が、ガイド溝27Cの最奥部27Dを互いに結ぶので、ガイド溝27C内でベーン28がいずれの位置にあっても、常に、ベーン28の飛び出しに伴う負圧発生領域を溝101を通じて他のガイド溝27Cに連通させることができる。従って、ベーン28の位置に依存することなく、ベーン28の飛び出しによる負圧の発生を抑制することが可能である。
さらに、ベーン式のロータ27では、ガイド溝27Cから遠心方向に飛び出すベーン28と、遠心方向と反対側に移動してガイド溝27C内に戻るベーン28とが同時に存在するため、全てのガイド溝27Cを結ぶ溝101を設ける構成にすることで、遠心方向に飛び出すベーン28のガイド溝27Cと、反対側に移動するベーン28のガイド溝27Cとの間で、上記溝101を通じて空気を行き来させることができる。これによって、全てのベーン28のいわゆるポンピングロスを回避することができ、ベーン28をいずれの方向にも移動し易くすることができる。
さらに、この溝101は、ロータ27の側面に形成されるので、部品点数を増やすことなく、かつ、別途スペースを設けることなく溝101を容易に設けることができる。しかも、この溝101は、ロータ27の回転中心X1を中心とした環状の溝であるため、ロータ27の回転バランスへ悪影響を与えることもなく、溝加工も容易である。なお、この溝101の深さは、ガイド溝27C間で十分に空気を流通させることが可能な容積を確保できる深さにすればよく、この深さを適宜調整することによって最適な容積に調整することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロータ27にガイド溝27Cを結ぶ溝101を設けたので、部品点数を増やさずに、ベーン28を飛び出し易くできる。また、この溝101は、ロータ27の側面に設けられるので、溝加工等によりロータ27に容易に設けることができる。
さらに、この溝101は、全てのガイド溝27Cの最奥部27Dを結ぶ環状の溝であるため、ベーン28の位置に関係なく、かつ、ロータ27の回転バランスへ影響を与えることなく、ベーン28の飛び出しによる負圧の発生を抑制することができる。なお、ロータ27の片面だけの溝101で、ベーン28を十分に飛び出し易くできる場合には、ロータ27の片面だけに溝101を設けてもよい。
<第2実施形態>
図4(A)(B)は第2実施形態を示しており、図4(A)は、ロータ27の側面を周辺構成と共に示す図であり、図4(B)は、図4(A)のB−B断面を示している。
第2実施形態では、「ざぐり穴タイプの溝」を示しており、つまり、ロータ27の側面に形成される溝101が、回転中心X1を中心としたざぐり穴形状の溝(環状溝に含まれる)に形成されている。この溝101は、回転中心X1を中心とする最外周101Bが、ガイド溝27Cの最奥部27Dの最内周端と最外周端の略中間に位置し、その内側全体が凹んだ真円形状の溝に形成され、全てのガイド溝27Cの最奥部27Dをつないでいる。
従って、この溝101を設けることによって、部品点数を増やさずに、ベーン28を飛び出し易くできる等の上記第1実施形態と同様の各種効果を得ることができる。
しかも、この溝101の場合、全てのガイド溝27Cと、ロータ27の軸穴27Aとを連通させることが可能になる。
ここで、ロータ27の軸穴27Aには、出力軸12の先端部12Aが挿通されるが、この軸穴27Aと出力軸12との間には、スプライン結合或いはキー結合のいずれの場合でも若干の隙間が形成され、真空ポンプ1の作動時においては、ロータ27の中心側の気圧(圧力)が高く、本真空ポンプ1では該隙間が大気圧程度となる。
このため、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを連通させる構成にすれば、ガイド溝27C内に軸穴27A内或いは軸穴27A近傍の高圧流体である高圧空気を導入させることができ、この高圧空気を利用してベーン28を飛び出し易くすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロータ27に、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを結ぶ溝101を設けたので、遠心力と軸穴27A側の高圧流体とを利用してベーン28をより一層飛び出し易くすることが可能になる。なお、この溝101についても、ロータ27の両側面に設けてもよいし、片面に設けてもよい。
<第3実施形態>
図5(A)(B)は第3実施形態を示しており、図5(A)は、ロータ27の側面を周辺構成と共に示す図であり、図5(B)は、図5(A)のB−B断面を示している。
第3実施形態では、「ラビリンス付きの溝」を示しており、つまり、ロータ27の側面には、ガイド溝27Cを結ぶ溝101に加えて、ガイド溝27Cと軸穴27Aとの間にラビリンス通路111を備えている。
このラビリンス通路111は、複数(本実施形態では3本)の環状の溝111Aを間隔を空けて同軸配置することによって形成され、これら複数の環状の溝111Aは、軸穴27Aと同軸に設けられている。
ここで、真空ポンプ1のシリンダ室Sは、基本的に開口23B及び吐出口23C,22Cを除いて、密閉されている構成であるが、真空ポンプ1の電動モータ等の電気部品から延びる配線を外部に引き出すための開口部が必要であるため、この開口部等の隙間を通じて空気が出入りするおそれがある。例えば、シリンダ室S内では、真空ポンプ1の運転時、ロータ27の中心側の気圧(圧力)が高くなるため、この中心側の空気が、ベアリング(軸受)62近傍の孔部である貫通孔61Dを通って排出される流れが生じる可能性がある。
この流れが生じた場合、ベーン28の摺動により生じた摩耗粉が、ベアリング62に付着してしまう可能性があり、この摩耗粉の付着を回避することが望まれる。
上記したように、本構成では、ガイド溝27Cと軸穴27Aとの間にラビリンス通路111を設けているため、ベーン28側で発生した摩耗粉が、ロータ27の中心側に流れ難くすることができる。従って、摩耗粉がロータ27の中心側に流れてベアリング62に流れてしまうことを防止することが可能になる。
また、このラビリンス通路111を、ロータ27の側面に形成した多重の環状の溝としたので、部品点数を増やすことなく、かつ、別途スペースを設けることなく設けることができ、また、ロータ27の回転バランスへ悪影響を与えることなく設けることができる。しかも、このラビリンス通路111の溝加工と、ガイド溝27Cを結ぶ溝101の溝加工とを同時に行うことが可能である。
なお、このラビリンス通路111は、ロータ27の両側面に設けてもよいし、片面に設けてもよいが、少なくとも、ロータ27におけるベアリング62側の面に設けることが好ましい。
図6は、電動モータ10の出力軸12を周辺構成と共に拡大して示した図である。
この図に示すように、電動モータ10の出力軸12には、出力軸12から拡径する円板状の鍔部115が設けられている。この鍔部115は、ベーン28側で発生した摩耗粉がベアリング62に流れるのを遮断する遮断用鍔部として機能する部材であり、ベアリング62とサイドプレート25との間に配置される。
この構成によれば、出力軸12に設けられた鍔部115によって、ベーン28側で発生した摩耗粉がベアリング62に流れるのをより確実に遮断することが可能になる。
なお、この鍔部115は、出力軸12と一体に形成してもよいし、出力軸12と別部品で構成し、出力軸12に取り付けるようにしてもよい。また、鍔部115の外径等の形状は、摩耗粉がベアリング62側に流れるのを遮断可能な範囲で任意に変更してもよい。
また、この実施形態のラビリンス通路111は、複数(本実施形態では3本)の環状の溝111Aを間隔を空けて同軸配置した形状としたが、これに限らず、渦巻き状の環状溝(渦巻き溝)にしてもよい。
<第4実施形態>
図7(A)(B)は第4実施形態を示しており、図7(A)は、ロータ27の側面を周辺構成と共に示す図であり、図7(B)は、図7(A)のB−B断面を示している。
第4実施形態では、「星タイプの溝」を示しており、つまり、ロータ27の側面には、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを結ぶ溝105が設けられている。この溝105は、全て(本実施形態では5本)のガイド溝27Cと軸穴27Aとを各々結ぶ複数(本実施形態では5本)の溝で構成されている。
本構成では、ガイド溝27Cが軸穴27Aから離れた位置にオフセットされており、上記溝105は、ロータ27の回転軸(回転中心X1)の放射方向に沿って直線状に延びてガイド溝27Cの最奥部27Dにつながる溝に形成されている。
このように、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを結ぶ溝105を設ければ、真空ポンプ1の作動時において、ロータ27中心側の高圧流体である高圧空気を、ガイド溝27C内に導入させることができ、ベーン28を飛び出し易くできる。
しかも、この溝105が、ロータ27の回転軸(回転中心X1)の放射方向に沿って直線状に延びるので、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを最短距離で結ぶことができると共に、ロータ27の遠心力を利用して高圧空気をガイド溝27C側に送ることができ、高圧空気を円滑にガイド溝27C内に導入させることが可能になる。従って、ベーン28を効率よく飛び出し易くできる。
また、この溝105は、ロータ27への側面加工で容易に設けることができるので、部品点数を増やすことなく、かつ、別途スペースを設けることなく設けることができ、また、ロータ27の回転バランスへ悪影響を与えることな設けることができる。
また、この溝105は、ロータ27の軸穴27Aを介して全てのガイド溝27Cをつなぐ溝としても機能することができる。このため、この溝105を通じて、遠心方向に飛び出すベーン28のガイド溝27Cと、反対側に移動するベーン28のガイド溝27Cとの間で空気を行き来させることもでき、これによっても、ベーン28を移動し易くすることができる。
また、この実施形態では、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを結ぶ溝105を、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとを最短距離で結ぶ溝にする場合を説明したが、これに限らず、この溝105を、ロータ27の外周側に向かって凸状に湾曲する湾曲溝形状にしてもよい。この湾曲溝形状にすれば、溝105の傾きがロータ27の径方向にいくに従って変化し、ガイド溝27Cとロータ27の軸穴27Aとの間の最短距離よりも長い溝を設けることができ、ベーン28側で発生した摩耗粉をロータ27の中心側に流れ難くするラビリンス通路としても機能させることができる。
以上、本発明を実施するための最良の実施の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、上記実施形態において、ベーン28の一辺を削ることでベーン28とガイド溝27Cとの間に流体(空気)の抜け道121を形成するように構成してもよい。図8は、この場合の構成例を示す図である。
図8では、ベーン28の側面を削ることで、ベーン28の幅28Wを、ロータ27の幅27Wよりも小さくしている。この構成によれば、ベーン28とサイドプレート25,26(本例では、サイドプレート25)との間に、抜け道121となる隙間が形成される。従って、ベーン28の飛び出しに伴い、ガイド溝27C内に負圧が生じそうになった際に、図8に空気の流れを矢印で示すように、上記抜け道121を通ってガイド溝27C内に空気を流入させることができる。これにより、ガイド溝27Cでの負圧の発生を抑制することができ、ベーン28を飛び出し易くすることができる。なお、ベーン28の側面以外を削って、ベーン28とガイド溝27Cとの間に流体の抜け道を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、全てのガイド溝27Cを結ぶ環状の溝101を設ける場合を説明したが、これに限らず、ベーンを飛び出し易くできる範囲で、溝形状は適宜変更してもよい。
また、上記実施形態では、ベーン式の真空ポンプに本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、真空ポンプ以外のベーン式の圧縮装置に適用してもよい。
1 真空ポンプ
10 電動モータ
20 ポンプ本体
22 ケーシング本体
27 ロータ
27C ガイド溝(ベーンスリット)
27D 最奥部
28 ベーン
31 ケーシング
101,105 溝
111 ラビリンス通路
P 圧縮室
S シリンダ室
X1 回転中心
X2 軸心

Claims (4)

  1. ケーシング内に、駆動軸が挿通される軸穴を有するロータを回転自在に備え、このロータに複数のベーンを出没自在に収容する複数のベーンスリットを設けたベーン式の圧縮装置において、
    前記ロータに、前記ベーンスリットと、前記軸穴、又は、他の前記ベーンスリットの少なくともいずれかを結ぶ溝を設け、前記ロータの側面には、前記ベーンスリットと前記軸穴との間にラビリンス通路が設けられることを特徴とする圧縮装置。
  2. ケーシング内に、駆動軸が挿通される軸穴を有するロータを回転自在に備え、このロータに複数のベーンを出没自在に収容する複数のベーンスリットを設けたベーン式の圧縮装置において、
    前記ロータに、前記ベーンスリットと、前記軸穴、又は、他の前記ベーンスリットの少なくともいずれかを結ぶ溝を設け、前記ベーンスリットは、前記軸穴から離れた位置にオフセットされ、前記ベーンスリットと前記軸穴とを結ぶ溝は、前記ロータの回転軸の放射方向に沿って直線状に延びて前記ベーンスリットの最奥部につながることを特徴とする圧縮装置。
  3. 前記溝は、全ての前記ベーンスリットの最奥部を結ぶ環状の溝であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮装置。
  4. 前記溝は、前記ロータの側面に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の圧縮装置。
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