JP2005088628A - 作業車の変速操作構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 速度維持装置による維持速度を設定する際の操作性の向上を図れるようにする。
【解決手段】 中立復帰機構36の作用に抗して走行用の無段変速装置11を変速操作する変速レバー37と、変速レバー37を中立復帰機構36の作用に抗して所望の変速操作位置に保持する保持手段50とを備えて速度維持装置28を構成し、保持手段50を、変速レバー37に備えた被係止部46Aの、車体側の固定部材45に変速レバー37の変速操作方向に沿って並設した複数の係止部45aのうちのいずれかとの係止で、変速レバー37の変速操作方向への操作を不能にして、中立復帰機構36の作用による無段変速装置11の中立復帰操作を阻止し、かつ、被係止部46Aの係止部45aとの係止解除で、変速レバー37の変速操作方向への操作を可能にし、中立復帰機構36の作用による無段変速装置11の中立復帰操作を許容する有段式に構成してある。
【選択図】 図10

Description

本発明は、走行用の無段変速装置を零速状態に復帰保持する中立復帰機構の作用に抗した前記無段変速装置の変速操作を可能にする変速レバーと、この変速レバーを前記中立復帰機構の作用に抗して所望の変速操作位置に保持する保持手段とを備えて、前記無段変速装置を前記変速レバーによる変速操作状態に維持する速度維持装置を構成してある作業車の変速操作構造に関する。
上記の速度維持装置は、作業車を一定速度で走行させながら作業車に装備した作業装置で作業を行う定速作業走行時などにおける操縦者の労力を軽減させる上において有用なものである。
このような速度維持装置においては、従来、変速レバーに装備した摩擦板を、車体側の固定部材にコイルバネの付勢で圧接することで、変速レバーと固定部材との間に中立復帰機構の作用に抗する保持力を発生させる摩擦式の保持機構と、変速レバーに装備したボールやローラなどの係合部材が、車体側の固定部材に変速レバーの変速操作方向に沿って並設した複数の被係合部のいずれかにコイルバネの付勢で係合することで、変速レバーと固定部材との間に中立復帰機構の作用に抗する保持力を発生させる係合式の保持機構とを備え、これらの両保持機構によって、中立復帰機構の作用に抗して変速レバーを所望の変速操作位置に保持する保持手段を構成していた(例えば特許文献1及び2参照。)。
特開平5−58183号公報(段落番号0011〜0012、図1,2,4) 特開2001−171386号公報(段落番号0035,0040〜0048、図1〜6)
上記のように保持手段を構成した場合において、作業走行時における変速レバーの戻りを確実に防止して定速走行させるためには、両保持機構におけるいずれか一方又は双方のコイルバネの付勢力を大きくして、中立復帰機構の作用に抗する十分な保持力を得られるようにする必要がある。しかしながら、このようにして保持力を高めると、変速レバーを操作する際には、その保持力が操作抵抗となるために、その保持力に抗する大きい操作力を要するようになる。つまり、変速レバーで無段変速装置を変速操作することなどによる維持速度設定操作の際における操作性の低下を招くことになる。
本発明の目的は、速度維持装置による維持速度を設定する際の操作性の向上を図れるようにすることにある。
上記の課題を解決するための手段として、本発明では、走行用の無段変速装置を零速状態に復帰保持する中立復帰機構の作用に抗した前記無段変速装置の変速操作を可能にする変速レバーと、この変速レバーを前記中立復帰機構の作用に抗して所望の変速操作位置に保持する保持手段とを備えて、前記無段変速装置を前記変速レバーによる変速操作状態に維持する速度維持装置を構成してある作業車の変速操作構造において、前記保持手段を、前記変速レバーに備えた被係止部の、車体側の固定部材に前記変速レバーの変速操作方向に沿って並設した複数の係止部のうちのいずれかとの係止で、前記変速レバーの変速操作方向への操作を不能にして、前記中立復帰機構の作用による前記無段変速装置の中立復帰操作を阻止し、かつ、前記被係止部の前記係止部との係止解除で、前記変速レバーの変速操作方向への操作を可能にし、前記中立復帰機構の作用による前記無段変速装置の中立復帰操作を許容する有段式に構成してある。
この構成によると、変速レバーを所望の変速操作位置まで操作した後、変速レバーの被係止部を固定部材の係止部に係止すれば、中立復帰機構の作用に抗した変速レバーの所望の変速操作位置での保持を確実に行える。そして、被係止部の係止部との係止を解除すれば、中立復帰機構の作用に抗する程度の軽い操作力で変速レバーを増速方向に操作でき、又、中立復帰機構の作用による軽い操作力で変速レバーを減速方向に操作できる。
その結果、作業走行時における変速レバーの戻りを確実に防止して安定した定速走行を行えるようにしながら、速度維持装置による維持速度を設定する際の操作性の向上を図れる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記速度維持装置に、前記変速レバーに備えた係合部と、車体側の固定部材に前記変速レバーの変速操作方向に沿って並設した複数の被係合部とから、前記変速レバーの変速操作方向への操作に伴って、前記係合部が、前記変速レバーの変速操作位置に対応する前記被係合部に係合するように構成された係合手段を備えて、前記変速レバーの操作感を得られるようにしてある。
この構成によると、変速レバーを操作する際には、その操作によって、変速レバーがその係止保持が可能な各変速操作位置に到達するごとに、係合部が被係合部に係合して、変速レバーの各変速操作位置への到達を操縦者に認識させるようになり、これによって、操縦者は、変速レバーの変速操作位置を容易に感じ取れるようになり、その結果、変速レバーによる維持速度の設定が行い易くなる。
従って、速度維持装置による維持速度を設定する際の操作性の向上を更に図ることができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記係合手段を、前記中立復帰機構の作用による前記無段変速装置の中立復帰操作を許容する状態で、前記係合部が前記被係合部に係合するように構成してある。
この構成によると、変速レバーの係止保持が可能な各変速操作位置に変速レバーが到達するごとに、係合部が被係合部に係合するように構成しながらも、変速レバーの増速方向への操作は、中立復帰機構の作用に抗する程度の軽い操作力で、又、変速レバーの減速方向への操作は、中立復帰機構の作用による軽い操作力で行える。
つまり、変速レバーを操作する際には、係合部が被係合部に係合することによる操作感を得られるようにしながらも、係合部と被係合部との係合が変速レバーを操作する際の操作抵抗になることに起因した操作性の低下を回避できる。
従って、速度維持装置による維持速度を設定する際の操作性の向上をより効果的に図ることができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記係止部のそれぞれを前記被係合部に兼用してある。
この構成によると、変速レバーの操作感を得るための専用の被係合部を形成する必要がない。
従って、速度維持装置による維持速度を設定する際の操作性の向上を図れるようにする上での構成の簡素化を図れる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記被係止部を前記係止部に対する係止状態と非係止状態とに切り換える操作具を設けてある。
通常、変速レバーは、その操作性の面から操作し易い位置に操作し易い状態で配備される。そのため、例えば、その変速レバーの操作で、被係止部の係止部に対する係止状態と非係止状態との切り換えを行うように構成すると、その変速レバーへの不測の接触などによる変速レバーの誤操作によって、被係止部の係止部との係止が突然解除され、無段変速装置が所望の変速操作状態に維持されなくなる不都合が生じ易くなる。
そこで、その対処手段として、係止部に対する被係止部の状態を切り換える専用の操作具を設けるようにしているのであり、この操作具を、不測の接触などによる誤操作を招き難い位置あるいは状態で配備すれば、変速レバーの操作で係止部に対する被係止部の状態を切り換える構成のものに比較して、不測の接触などによる誤操作で、被係止部の係止部との係止が突然解除され、無段変速装置が所望の変速操作状態に維持されなくなる不都合を生じ難くすることができる。
つまり、無段変速装置を所望の変速操作状態に維持した定速走行状態が、不測の接触などによる誤操作によって突然解除される不都合の発生を効果的に抑制でき、より安定した定速走行を行えるようになる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記操作具を前記変速レバーの把持部に配備してある。
この構成によると、変速レバーを操作する際にその把持部を把持すると、その把持部を把持した手で操作具を操作でき、操作具による被係止部の非係止状態への切り換えを行うことができ、その非係止状態への切り換えにより、変速レバーの変速操作方向への操作を可能にできる。そして、変速レバーを所望の変速操作位置まで操作した後は、その把持部を把持した手で操作具を操作し、被係止部を係止状態に切り換えて対応する係止部に係止させることで、変速レバーを所望の変速操作位置に保持することができ、無段変速装置を変速レバーの変速操作位置に応じた変速操作状態に維持できる。
つまり、維持速度に変速するための変速レバーによる無段変速装置の変速操作と、変速レバーの所望の変速操作位置での保持及び保持解除を行うための操作具による被係止部の係止部に対する状態切り換え操作とを、変速レバーの把持部を把持する片手で簡単に行える。
従って、被係止部の状態を切り換える専用の操作具を備えるものでありながら、速度維持装置による維持速度を設定する際の操作性の向上を図れる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記被係止部と前記係止部との係止、及び、前記係合部と前記被係合部との係合を解除する解除操作具を設けてある。
この構成によると、解除操作具による解除状態を維持すれば、中立復帰機構の作用で、変速レバーが減速方向に操作され、無段変速装置が零速状態まで変速操作される。又、このとき、係合部と被係合部とが係合することによる係合音の発生が防止される。
従って、速度維持装置による速度維持を解除して無段変速装置を零速状態に戻す際の操作性の向上を図れるとともに、その操作時における係合音の発生を防止できる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、左右一対のサイドブレーキペダルを装備し、前記速度維持装置により前記無段変速装置を前記変速レバーによる変速操作状態に維持した状態で、前記サイドブレーキペダルの双方を制動操作した場合には、それらのサイドブレーキペダルが前記解除操作具として機能するように構成してある。
この構成によると、無段変速装置を所望の変速操作状態に維持した定速走行状態において、左右いずれか一方のサイドブレーキペダルを制動操作すると、操作側のサイドブレーキペダルに対応する車輪が制動されるとともに、無段変速装置を所望の変速操作状態に維持した定速走行状態が継続されることから、制動される車輪を旋回内側にした制動旋回を行える。又、左右の両サイドブレーキペダルを制動操作した場合には、左右の車輪が制動されるとともに、中立復帰機構の作用による変速レバーの減速方向への操作と無段変速装置の零速状態への復帰操作が行われることから、定速走行状態を解除するための特別な操作を要することなく制動操作による減速停止を良好に行える。
従って、無段変速装置を所望の変速操作状態に維持した定速走行状態においても、制動旋回及び制動減速を良好に行えるとともに、減速停止する際における操作性の向上を図れる。
図1には作業車の一例であるトラクタの全体左側面が示されており、このトラクタは、エンジン1に前部フレーム2やミッションケース3などを連結して主フレーム4を形成し、その主フレーム4にエンジン1からの動力で駆動される左右一対の前輪5と後輪6とを装備し、それら前後の車輪5,6間に前輪操向用のステアリングホイール7や運転座席8などを配備して搭乗運転部9を形成することによって構成されている。
図1及び図2に示すように、エンジン1からの動力は、主クラッチ10などを介して走行用の主変速装置である静油圧式の無段変速装置11に伝達され、その無段変速装置11のポンプ軸12から出力された動力が作業用動力として作業クラッチ13などを介して動力取出軸14に伝達され、無段変速装置11のモータ軸15から出力された動力が走行用動力として、副変速装置であるギヤ式の変速装置16や、前輪用の差動装置17又は後輪用の差動装置18などを介して、左右の前輪5及び後輪6に伝達される。
図3〜8に示すように、ミッションケース3には、その上部に連結された支持部材19に回動可能に支持される左右向きの中継軸20が装備され、その中継軸20の右端部には、搭乗運転部9の右前下部に配置された変速ペダル21に第1ロッド22を介して連係される第1アーム23が一体装備され、中継軸20の左端部には、長さ調節可能な第2ロッド24や連係板25などを介して無段変速装置11の操作部26に連係され、かつ、長さ調節可能な第3ロッド27などを介して速度維持装置28の操作アーム29に連係される第2アーム30が一体装備されている。変速ペダル21には、前進変速用の第1操作部31と後進変速用の第2操作部32とが備えられている。
図3及び図8に示すように、連係板25は、無段変速装置11の操作部26に一体装備されるとともにV字状のカム部25Aが凹入形成されている。そして、その連係板25と、そのカム部25Aに係入されるローラ33を備えた揺動アーム34と、ローラ33がカム部25Aに係入する方向に揺動アーム34を揺動付勢する引きバネ35などによって、その引きバネ35の付勢力で無段変速装置11を零速状態に復帰保持する中立復帰機構36が構成されている。
図3、図6及び図9〜12に示すように、速度維持装置28には、中立復帰機構36の作用に抗した無段変速装置11の変速操作を可能にする変速レバー37が装備され、この変速レバー37は、ミッションケース3の左側方に配備された左右向きの回動軸38に、操作アーム29とともに相対回動可能に外嵌装備される揺動アーム39と、この揺動アーム39の遊端にコの字状のブラケット40を介して連結される操作杆41などによって、その前方への揺動操作に伴って、揺動アーム39が操作アーム29に一体装備された被操作片42に接当し、その被操作片42を介して、操作アーム29を無段変速装置11の前進増速操作方向となる後方側に揺動操作するように構成され、又、その基端部に外嵌装備したねじりバネ43によって後方向きに揺動付勢されている。
変速レバー37のブラケット40には前後向きの支軸44が装備され、この支軸44には、操作杆41を操作案内するガイド溝45Aとともにガイド板45に形成された補助溝45Bに揺動部46A,47Aが挿通される第1回動体46と第2回動体47とが、前後に並んだ状態で相対回動可能に外嵌装備されている。ガイド板45は、後部フェンダ48にボルト連結された車体側の固定部材であり、その補助溝45Bにおける前進変速領域の一側辺には、複数の凹部45aが、変速レバー37の変速操作方向に沿って、変速操作方向に所定間隔を隔てて並ぶ状態に形成されている。
第1回動体46は、その揺動部46Aが各凹部45aの幅よりも薄厚の板材で形成され、その基端部には、揺動部46Aを変速レバー37の変速操作位置に対応する凹部45aに向けて係入付勢する第1ねじりバネ49が外嵌装備され、この第1ねじりバネ49の付勢で揺動部46Aがいずれかの凹部45aに係入するのに伴って、変速レバー37の変速操作方向への操作を不能にして、中立復帰機構36の作用による無段変速装置11の零速状態への中立復帰操作を阻止し、かつ、その第1ねじりバネ49の付勢に抗して揺動部46Aの凹部45aへの係入が解除されるのに伴って、変速レバー37の変速操作方向への操作を可能にし、中立復帰機構36の作用による無段変速装置11の零速状態への中立復帰操作を許容する。
つまり、第1回動体46の揺動部46Aは各凹部45aによって係止される被係止部であり、又、ガイド板45の各凹部45aは揺動部46Aを係止する係止部であり、これらの被係止部46Aと各係止部45aによって、変速レバー37を中立復帰機構36の作用に抗して所望の変速操作位置に係止保持する有段式の保持手段50が構成されており、この保持手段50の作用で、変速レバー37が所望の変速操作位置に保持されることで、無段変速装置11を変速レバー37の操作に基づく変速操作状態に維持できる。
第2回動体47は、その揺動部47Aが各凹部45aの幅よりも大径の丸棒材で形成され、その基端部には、揺動部47Aを変速レバー37の変速操作位置に対応する凹部45aに向けて係合付勢する第2ねじりバネ51が外嵌装備されており、保持手段50による係止保持が解除された変速レバー37を前進変速領域で操作する際に、その第2ねじりバネ51の付勢で、揺動部47Aが、変速レバー37の変速操作位置に対応する凹部45aに係合して衝撃や係合音を発生させることで、変速レバー37の各変速操作位置への到達を操縦者に伝える。
つまり、第2回動体47の揺動部47Aは各凹部45aに係合する係合部であり、又、各凹部45aは揺動部47Aが係合される被係合部でもあり、これらの係合部47Aと各被係合部45aによって、変速レバー37を前進変速領域で操作する際に変速レバー37の操作感を得られるようにする係合手段52が構成され、この係合手段52は、中立復帰機構36の作用による無段変速装置11の零速状態への中立復帰操作を許容する状態で、揺動部47Aが各凹部45aに係合するように係合設定されている。
変速レバー37の操作杆41は、その上端部に上方からの鷲掴みが可能な把持部53が装備されており、その把持部53には、把持部53に内蔵した第1押しバネ54によって、把持部53から右端部が突出する状態に摺動付勢される左右向きの操作具55が装備されている。この操作具55は、第1押しバネ54の付勢に抗する方向に押圧操作されると、その中間部に凹入形成されたカム部55Aが、把持部53に内蔵した第2押しバネ56の付勢に抗して、把持部53に内蔵したカム57を押し下げるとともに、そのカム57から操作杆41を挿通する状態で下方に向けて延設された操作ロッド58を介して、第1回動体46に一体装備された被操作部46Bを第1ねじりバネ49の付勢に抗して押し下げ、第1回動体46の揺動部46Aを、凹部45aから離間する方向に揺動変位させた非係止状態に切り換える〔図12の(ロ)参照〕。又、その押圧操作が解除されると、第1押しバネ55の付勢によって、その右端部を把持部53から突出させる方向に摺動して、そのカム部55Aへのカム57の係入を許容し、これに伴って、第2押しバネ56の付勢によるカム57及び操作ロッド58の押し上げを許容するとともに、第1ねじりバネ49の付勢による第1回動体46における被操作部46Bの押し上げを許容し、第1回動体46の揺動部46Aを、凹部45aに係入する方向に揺動変位させた係止状態に切り換える〔図12の(イ)参照〕。
図3〜5及び図9〜16に示すように、第2回動体47には、ミッションケース3の右側部に配備された天秤アーム59の後端部に連係ワイヤ60を介して連係される第1連係部47Bと、第1回動体46の被操作部46Bに対して上方から接当する第2連係部47Cとが一体装備されている。天秤アーム59は、ミッションケース3の右側部にボルト連結される支持部材61に前後揺動可能に支持され、その前部側にV字状のカム溝59Aが形成され、そのカム溝59Aには、変速ペダル21の右外側方に配備された左右の両サイドブレーキペダル62,63に連係される連係ピン64が挿通されている。
左右の各サイドブレーキペダル62,63は、第1操作部62A,63Aと第2操作部62B,63Bとが一体装備され、各第1操作部62A,63Aには、ミッションケース3に内蔵された図外の対応する左右のサイドブレーキが連係ロッド65,66などを介して連係され、各第2操作部62B,63Bの遊端には、連係ピン64を相対回動可能に支持する揺動アーム67,68が相対揺動可能にピン連結され、各第2操作部62B,63Bの長さが、左右いずれか一方のサイドブレーキペダル62,63が対応する引きバネ69,70の付勢に抗して踏み込み操作された場合には、連係ピン64が天秤アーム59のカム溝59Aに沿って移動し〔図14及び図15参照〕、左右の両サイドブレーキペダル62,63が対応する引きバネ69,70の付勢に抗して踏み込み操作された場合には、連係ピン64が天秤アーム59におけるカム溝59Aの底部に位置して、天秤アーム59の前部側を押し上げる方向に移動する〔図16参照〕ように、長短の異なる長さに設定されている。
天秤アーム59は、左右の両サイドブレーキペダル62,63が対応する引きバネ69,70の付勢に抗して踏み込み操作されて、その前部側が連係ピン64で押し上げられた場合には、連係ワイヤ60を介して、第2回動体47の揺動部47Aを第2ねじりバネ51の付勢に抗して凹部45aから離間する方向に揺動変位させるとともに、第2回動体47の第2連係部47Cを介して、第1回動体46の被操作部46Bを第1ねじりバネ49の付勢に抗して押し下げて、第1回動体46の揺動部46Aを、凹部45aから離間する方向に揺動変位させた非係止状態に切り換える〔図12の(ハ)参照〕。
つまり、速度維持装置28により無段変速装置11を変速レバー37による変速操作状態に維持した状態で、左右の両サイドブレーキペダル62,63を踏み込んで制動操作した場合には、それらのサイドブレーキペダル62,63が、第1回動体46の揺動部46Aと凹部45aとの係止、及び、第2回動体47の揺動部47Aと凹部45aとの係合を解除する解除操作具71として機能するように構成されている。
以上の構成から、変速レバー37を把持する左手の親指で操作具55を押圧操作して、第1回動体46の揺動部46Aを非係止状態に切り換えることで、その左手による変速レバー37の前進変速領域での操作が可能となり、変速レバー37を前進変速領域での所望の変速操作位置まで操作した段階で、親指による操作具55の押圧操作を解除して、第1回動体46の揺動部46Aを係止状態に切り換えれば、その揺動部46Aが、そのときの変速レバー37の変速操作位置に対応する凹部45aに係入し、変速レバー37が、所望の変速操作位置に中立復帰機構36の作用に抗して確実に係止保持される。
これによって、変速ペダル21を所望の速度が得られる一定の踏み込み操作量で踏み続けなくても、作業車を所望の速度で定速前進させることができ、作業車を所望の速度で定速前進させながら、作業車に連結装備した図外のモーアなどの作業装置を駆動させる定速作業走行時などにおける操縦者の労力を軽減できる。
又、操作具55の操作で第1回動体46の揺動部46Aを係止状態と非係止状態とに切り換えることから、例えば、変速レバー37の変速操作方向とは異なる方向への操作で第1回動体46の揺動部46Aを係止状態と非係止状態とに切り換える場合に比較して、不測の接触などによる誤操作で、第1回動体46の揺動部46Aが、係止状態から非係止状態に切り換わり、凹部45aとの係止が突然解除されることで、無段変速装置11が所望の変速操作状態に維持されなくなる不都合が生じ難くなる。
その上、前進変速領域において、変速レバー37を増速方向に操作する際には、中立復帰機構36の作用に抗する程度の軽い操作力で変速レバー37を操作することができ、逆に、変速レバー37を減速方向に操作する際には、中立復帰機構36の作用による軽い操作力で変速レバー37を操作することができ、結果、変速レバー37で、速度維持装置28による維持速度を設定する際の操作性の向上を図れる。
しかも、前進変速領域で変速レバー37を操作する際には、その操作によって、変速レバー37がその係止保持が可能な各変速操作位置に到達するごとに、第2回動体47の揺動部47Aが、対応する凹部45aに係合して係合音や振動などを発生させて、変速レバー37の各変速操作位置への到達を操縦者に認識させるようになり、これによって、操縦者は変速レバー37の操作状態を容易に感じ取れるようになり、結果、変速レバー37による維持速度の設定が行い易くなる。
この速度維持装置28による定速前進状態において、左右いずれか一方のサイドブレーキペダル62,63を踏み込んで制動操作すると、その定速前進状態を継続しながら、操作側のサイドブレーキペダル62,63に対応する後輪6が制動されることから、制動される後輪6を旋回内側にした制動旋回を行える。又、左右の両サイドブレーキペダル62,63を踏み込んで制動操作すると、その制動操作が行われている間、左右の後輪6が制動される一方で、第1回動体46の揺動部46Aが非係止状態に切り換えられて凹部45aとの係止が解除され、中立復帰機構36の作用による無段変速装置11の零速状態への復帰操作と、ねじりバネ43の付勢による変速レバー37の前進減速方向への操作とが行われることから、定速前進状態を解除するための特別な操作を要することなく制動操作による減速停止を良好に行える。又、このとき、第1回動体46の揺動部46Aが凹部45aとの係止が解除されている間、第2回動体47の揺動部47Aも凹部45aから離間して凹部45aとの係合が解除されることから、ねじりバネ43の付勢で変速レバー37が前進減速方向に操作される際に、第2回動体47の揺動部47Aが各凹部45aに係合することに起因した係合音の発生を防止できる。
又、変速レバー37は、前進変速領域から外れると、ねじりバネ43の付勢で後進変速領域を越えて変速領域の後方側に外れるようになっており、これによって、変速ペダル21の操作で無段変速装置11を変速操作する際に、変速ペダル21に連動する被操作片42が変速レバー37に接当して、変速ペダル21による無段変速装置11の変速操作に支障を来す虞を未然に回避できる。
そして、変速レバー37による維持速度の設定を行っていない通常状態では、変速ペダル21の第1操作部31を踏み込み操作すると、その踏み込み操作量に応じた無段変速装置11の前進変速操作を行うことができ、その変速操作量に応じた走行速度で車体を前進させることができる。又、変速ペダル21の第2操作部32を踏み込み操作すると、その踏み込み操作量に応じた無段変速装置11の後進変速操作を行うことができ、その変速操作量に応じた走行速度で車体を後進させることができる。
図3、図6及び図9に示すように、変速レバー37が外嵌装備される回動軸38は、変速レバー37の左側方に並設される副変速レバー72の支点軸であり、ミッションケース3の左側部にボルト連結される支持部材73に相対回動可能に支持されるとともに、図外の連係ロッドなどを介して変速装置16に連係されている。
〔別実施例〕
以下、本発明の別実施例を列記する。
〔1〕作業車としては田植機やコンバインなどであってもよい。
〔2〕無段変速装置11としては、静油圧式以外の例えばベルト式などであってもよい。
〔3〕保持手段50を、変速レバー37の操作杆41に突出形成した被係止部46Aと、操作杆41を操作案内するガイド溝45Aにおける前進変速領域の一側辺に、変速レバー37の変速操作方向に沿って、変速操作方向に所定間隔を隔てて並ぶ状態に形成した複数の係止部45aとから構成し、変速レバー37が、被係止部46Aを係止部45aに対する係止状態と非係止状態とに切り換える操作具55として機能するように構成してもよい。
〔4〕変速レバー37の操作杆41を係合部47Aに兼用し、操作杆41が係合される複数の被係合部45aが、変速レバー37の変速操作方向に沿って、変速操作方向に所定間隔を隔てて並ぶ状態に形成された固定部材45を配備して、係合手段52を構成するようにしてもよい。
〔5〕凹部45aを係止部と被係合部とに兼用せずに、それら係止部及び被係合部のいずれか一方の専用とし、他方の専用のものを別途形成するようにしてもよい。
〔6〕変速レバー37の把持部53を、その後方から握り操作される縦長形状に形成する場合には、その把持部53に、第1押しバネ54によって把持部53から上端部が突出するように摺動付勢された上下向きの操作具55を装備するようにしてもよい。
〔7〕制動操作用の単一のブレーキペダルを装備し、速度維持装置28により無段変速装置11を変速レバー37による変速操作状態に維持した状態で、このブレーキペダルを踏み込んで制動操作した場合には、このブレーキペダルが、被係止部46Aと係止部45aとの係止、及び、係合部47Aと被係合部45aとの係合を解除する解除操作具71として機能するように構成してもよい。
トラクタの全体左側面図 伝動構成を示す要部の縦断側面図 速度維持装置の構成を示す要部の縦断左側面図 変速操作構造を示す要部の縦断右側面図 変速操作構造を示す要部の横断平面図 変速操作構造を示す要部の縦断正面図 変速ペダルに対する連係を示す要部の縦断右側面図 中立復帰機構の構成を示す要部の左側面図 速度維持装置の構成を示す要部の縦断左面図 保持手段及び係合手段の構成を示す要部の縦断正面図 保持手段及び係合手段の構成を示す要部の横断平面図 保持手段及び係合手段の各状態を示す要部の縦断正面図 左右の両サイドブレーキペダルの非操作状態を示す要部の右側面図 右側のサイドブレーキペダルのみを操作した状態を示す要部の右側面図 左側のサイドブレーキペダルのみを操作した状態を示す要部の右側面図 左右の両サイドブレーキペダルを操作した状態を示す要部の右側面図
符号の説明
11 無段変速装置
28 速度維持装置
36 中立復帰機構
37 変速レバー
45 固定部材
45a 係止部、被係合部
46A 被係止部
47A 係合部
50 保持手段
52 係合手段
53 把持部
55 操作具
62 サイドブレーキペダル(左)
63 サイドブレーキペダル(右)
71 解除操作具

Claims (8)

  1. 走行用の無段変速装置を零速状態に復帰保持する中立復帰機構の作用に抗した前記無段変速装置の変速操作を可能にする変速レバーと、この変速レバーを前記中立復帰機構の作用に抗して所望の変速操作位置に保持する保持手段とを備えて、前記無段変速装置を前記変速レバーによる変速操作状態に維持する速度維持装置を構成してある作業車の変速操作構造であって、
    前記保持手段を、前記変速レバーに備えた被係止部の、車体側の固定部材に前記変速レバーの変速操作方向に沿って並設した複数の係止部のうちのいずれかとの係止で、前記変速レバーの変速操作方向への操作を不能にして、前記中立復帰機構の作用による前記無段変速装置の中立復帰操作を阻止し、かつ、前記被係止部の前記係止部との係止解除で、前記変速レバーの変速操作方向への操作を可能にし、前記中立復帰機構の作用による前記無段変速装置の中立復帰操作を許容する有段式に構成してある作業車の変速操作構造。
  2. 前記速度維持装置に、前記変速レバーに備えた係合部と、車体側の固定部材に前記変速レバーの変速操作方向に沿って並設した複数の被係合部とから、前記変速レバーの変速操作方向への操作に伴って、前記係合部が、前記変速レバーの変速操作位置に対応する前記被係合部に係合するように構成された係合手段を備えて、前記変速レバーの操作感を得られるようにしてある請求項1に記載の作業車の変速操作構造。
  3. 前記係合手段を、前記中立復帰機構の作用による前記無段変速装置の中立復帰操作を許容する状態で、前記係合部が前記被係合部に係合するように構成してある請求項2に記載の作業車の変速操作構造。
  4. 前記係止部のそれぞれを前記被係合部に兼用してある請求項2又は3に記載の作業車の変速操作構造。
  5. 前記被係止部を前記係止部に対する係止状態と非係止状態とに切り換える操作具を設けてある請求項1〜4のいずれか一つに記載の作業車の変速操作構造。
  6. 前記操作具を前記変速レバーの把持部に配備してある請求項5に記載の作業車の変速操作構造。
  7. 前記被係止部と前記係止部との係止、及び、前記係合部と前記被係合部との係合を解除する解除操作具を設けてある請求項2〜6のいずれか一つに記載の作業車の変速操作構造。
  8. 左右一対のサイドブレーキペダルを装備し、前記速度維持装置により前記無段変速装置を前記変速レバーによる変速操作状態に維持した状態で、前記サイドブレーキペダルの双方を制動操作した場合には、それらのサイドブレーキペダルが前記解除操作具として機能するように構成してある請求項7に記載の作業車の変速操作構造。
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