JP2005086988A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 どのような場合でも速やかにエンジン始動が可能なハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】 制御部1は、モータM単独で内燃機関Eを始動できるか否かを判定する。モータM単独で内燃機関Eを始動できないと判定した場合、モータMが正常か否かを判定する。もし、モータMが正常ではない場合、スタータ8単独により内燃機関Eを始動するスタータ単独始動を選択し、電流量を充分確保するためにサブDC/DCコンバータ5bをONして内燃機関Eを始動する。一方、モータMは正常で、スタータ8による内燃機関EのクランキングをモータMによりアシストすることができると判定した場合、スタータ8をモータMによってアシストしながら内燃機関Eを始動するモータアシスト始動を選択し、同様に電流量を充分確保するためにサブDC/DCコンバータ5bをONして内燃機関Eを始動する。
【選択図】 図1
【解決手段】 制御部1は、モータM単独で内燃機関Eを始動できるか否かを判定する。モータM単独で内燃機関Eを始動できないと判定した場合、モータMが正常か否かを判定する。もし、モータMが正常ではない場合、スタータ8単独により内燃機関Eを始動するスタータ単独始動を選択し、電流量を充分確保するためにサブDC/DCコンバータ5bをONして内燃機関Eを始動する。一方、モータMは正常で、スタータ8による内燃機関EのクランキングをモータMによりアシストすることができると判定した場合、スタータ8をモータMによってアシストしながら内燃機関Eを始動するモータアシスト始動を選択し、同様に電流量を充分確保するためにサブDC/DCコンバータ5bをONして内燃機関Eを始動する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エンジンまたは走行用モータの少なくとも一方の動力により走行可能なハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、エンジンまたは走行用モータの少なくとも一方の動力により走行可能なハイブリッド車両では、極低温環境下等において走行用モータを駆動するための高電圧バッテリの出力が制限され、走行用モータを利用したエンジンの始動が不可能な場合、エンジンを始動するために専用に設けられたスタータ(セルモータ)によりエンジンの始動を行う(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−136508号公報
ところで、スタータを利用したエンジン始動時には、エンジンをクランキングする際にスタータに電力を供給するバッテリの電圧が通常の開放電圧より大きく低下する。通常、ハイブリッド車両はCPUを備えた制御部において、エンジンの始動を制御しているため、バッテリの電圧低下に伴ってCPUにリセットがかかると、スタータの回転指令を出力することができなくなり、エンジン始動動作を継続することができなくなる。従来は、制御部にバックアップ電源を備えることにより、CPUを動作させる電力を供給し、エンジンの始動性を確保していたが、車両に多数用意される制御部のそれぞれにバックアップ電源を備えたことにより、ハイブリッド車両の部品コストあるいは製造コストが上昇してしまうという問題があった。
また、走行用モータの駆動を制御する制御部にバックアップ電源を備えていない場合、エンジンが始動してバッテリの電圧が回復するまで、走行用モータによってスタータをアシストする等のハイブリッド機能を利用することができないという問題があった。
また、走行用モータの駆動を制御する制御部にバックアップ電源を備えていない場合、エンジンが始動してバッテリの電圧が回復するまで、走行用モータによってスタータをアシストする等のハイブリッド機能を利用することができないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、どのような場合でも速やかにエンジン始動が可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、エンジン(例えば後述する実施例の内燃機関E)または走行用モータ(例えば後述する実施例のモータM)の少なくとも一方の動力により走行可能なハイブリッド車両の制御装置であって、第1のバッテリ(例えば後述する実施例のバッテリ3)から電圧を降圧して第2のバッテリ(例えば後述する実施例の補助バッテリ4)へ供給する複数の電圧変換器(例えば後述する実施例のメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5b)を備え、前記エンジンまたは前記走行用モータの駆動を制御するECU制御装置(例えば後述する実施例のMOTECU33、HVECU35、FI/AT/MGECU36)に対して、前記複数の電圧変換器のそれぞれから独立した電力供給経路が接続されると共に、該電力供給経路により前記複数の電圧変換器のそれぞれから前記ECU制御装置に対して独立に電力が供給されることを特徴とする。
以上の構成を備えたハイブリッド車両の制御装置は、複数の電圧変換器のそれぞれから、独立した電力供給経路によりECU制御装置へ独立して電力が供給されることにより、複数の電圧変換器を動作させてECU制御装置に対して充分な電力を供給することができる。
請求項2の発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置において、前記複数の電圧変換器が第1、第2の電圧変換器(例えば後述する実施例のメインDC/DCコンバータ5aが第1の電圧変換器、サブDC/DCコンバータ5bが第2の電圧変換器とする)からなり、前記ECU制御装置は、前記走行用モータを利用した前記エンジンの始動が不可能な場合、前記第1、第2の電圧変換器を動作させて、前記第1のバッテリから前記第2のバッテリへ電力を供給し、前記エンジンを始動するために専用に設けられたスタータと前記走行用モータとを利用して前記エンジンの始動を行うことを特徴とする。
以上の構成を備えたハイブリッド車両の制御装置は、走行用モータを利用したエンジンの始動が不可能な場合、第1、第2の電圧変換器を動作させて、第1のバッテリから第2のバッテリへ電力を供給することにより、エンジンまたは走行用モータの駆動を制御するECU制御装置への供給電力を確保し、ECU制御装置が制御するスタータと走行用モータとの同時使用によって効率良くエンジンを始動することができる。
請求項3の発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、前記ハイブリッド車両の走行時に、前記ECU制御装置は、前記第2のバッテリの電装負荷が所定値よりも大きい場合、前記第1、第2の電圧変換器を動作させて前記第1のバッテリから前記第2のバッテリへ電力を供給し、前記第2のバッテリの電装負荷が所定値以下の場合、前記第1の電圧変換器を停止すると共に、前記第2の電圧変換器のみを動作させて前記第1のバッテリから前記第2のバッテリへ電力を供給することを特徴とする。
以上の構成を備えたハイブリッド車両の制御装置は、ハイブリッド車両の走行時に、第2のバッテリの電装負荷の状態によって、第1、第2の電圧変換器の動作を制御することで、第2のバッテリの電装負荷の状態に応じた電圧変換器のみを効率良く動作させて、第2のバッテリの電装負荷に適切な電力を供給することができる。
本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、複数の電圧変換器を動作させてECU制御装置に対して充分な電力を供給することができる。従って、ECU制御装置には、いつでも充分な電力が供給されるので、車両に多数用意されるECU制御装置のぞれぞれに個別にバックアップ電源を備える必要がなくなり、ハイブリッド車両の部品コストあるいは製造コストを削減することができるという効果が得られる。
また、本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、ECU制御装置が制御するスタータと走行用モータとの同時使用によって効率良くエンジンを始動することができる。従って、スタータのみを利用したエンジン始動時よりも、エンジン始動までの時間を短縮することができるため、ハイブリッド車両の商品性を向上させることができるという効果が得られる。
更に、本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、第1、第2の電圧変換器の中で、第2のバッテリの電装負荷の状態に応じた電圧変換器のみを効率良く動作させて、第2のバッテリの電装負荷に適切な電力を供給することができる。従って、1つ1つの電圧変換器を予想される電装負荷に合わせて最適に設計、あるいは使用することができるので、装置全体における変換効率を改善することができるという効果が得られる。
更に、本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、第1、第2の電圧変換器の中で、第2のバッテリの電装負荷の状態に応じた電圧変換器のみを効率良く動作させて、第2のバッテリの電装負荷に適切な電力を供給することができる。従って、1つ1つの電圧変換器を予想される電装負荷に合わせて最適に設計、あるいは使用することができるので、装置全体における変換効率を改善することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の一実施例のハイブリッド車両の制御装置に係るパラレルハイブリッド車両の構成を示す図であって、パラレルハイブリッド車両は、内燃機関E、モータM、トランスミッションTを直列に直結した構造を備えている。図1において、内燃機関E及びモータMの両方の駆動力は、例えばオートマチックトランスミッション(AT)あるいはマニュアルトランスミッション(MT)等のトランスミッションTから、左右の駆動輪(前輪あるいは後輪)W,W間で駆動力を配分するディファレンシャルギア(図示略)を介して、車両の駆動輪W,Wに伝達される。また、ハイブリッド車両の減速時に駆動輪W側からモータM側に駆動力が伝達されると、モータMは発電機として機能し、いわゆる回生制動力を発生することで、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。
図1は、本発明の一実施例のハイブリッド車両の制御装置に係るパラレルハイブリッド車両の構成を示す図であって、パラレルハイブリッド車両は、内燃機関E、モータM、トランスミッションTを直列に直結した構造を備えている。図1において、内燃機関E及びモータMの両方の駆動力は、例えばオートマチックトランスミッション(AT)あるいはマニュアルトランスミッション(MT)等のトランスミッションTから、左右の駆動輪(前輪あるいは後輪)W,W間で駆動力を配分するディファレンシャルギア(図示略)を介して、車両の駆動輪W,Wに伝達される。また、ハイブリッド車両の減速時に駆動輪W側からモータM側に駆動力が伝達されると、モータMは発電機として機能し、いわゆる回生制動力を発生することで、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。
例えば3相のDCブラシレスモータ等からなるモータMは、パワードライブユニット(PDU)2に接続されている。パワードライブユニット2は、例えばトランジスタのスイッチング素子を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備すると共に、パルス幅変調(PWM)によりモータMを駆動するPWMインバータを備え、モータMと電力(モータMの力行(駆動またはアシスト)動作時にモータMに供給される供給電力や、回生動作時にモータMから出力される回生電力)の授受を行う高電圧系(例えば144[V]系)のバッテリ(HV BATT)3が接続されている。また、モータMの駆動及び回生作動は、制御部1からの制御指令を受けてパワードライブユニット2により行われる。すなわち、パワードライブユニット2は、例えばモータMの駆動時には、制御部1から出力されるトルク指令に基づき、バッテリ3から出力される直流電力を3相交流電力に変換してモータMへ供給する。一方、モータMの回生動作時には、モータMから出力される3相交流電力を直流電力に変換してバッテリ3を充電する。
また、内燃機関Eは、いわゆるSOHCのV型6気筒エンジンであって、一方のバンクの3つの気筒は気筒休止運転可能な可変バルブタイミング機構VTを備えた構造で、他方のバンクの3つの気筒は気筒休止運転(休筒運転)を行わない通常の動弁機構(図示略)を備えた構造となっている。すなわち、内燃機関Eは、片側のバンクの3つの気筒が休止した状態の3気筒運転(休筒運転)と、両方のバンクの6気筒全部が駆動する6気筒運転(全筒運転)とが切り替えられることとなる。なお、内燃機関Eは制振装置(ACM:Active Control Engine Mount)19を介して車体に搭載され、制振装置19は、内燃機関Eの運転状態つまり3気筒運転(休筒運転)と6気筒運転(全筒運転)との切り替えに伴う車体振動の発生を抑制するようになっている。
また、この内燃機関Eには、スロットルバルブ(図示略)を電子制御する電子制御スロットル(ETCS:Electronic Throttle Control System)20が備えられている。
電子制御スロットル20は、例えば、運転者によるアクセルペダル(図示略)の操作量に係るアクセルペダル開度AP、及び、例えば車両の走行速度(車速)VPや内燃機関Eのエンジン回転数NE等の車両の運転状態、及び、例えば内燃機関EとモータMとの間のトルク配分等に基づいて制御部1にて算出されるスロットル開度に応じて、ETCSドライバを駆動し、スロットルバルブを直接的に制御する。
電子制御スロットル20は、例えば、運転者によるアクセルペダル(図示略)の操作量に係るアクセルペダル開度AP、及び、例えば車両の走行速度(車速)VPや内燃機関Eのエンジン回転数NE等の車両の運転状態、及び、例えば内燃機関EとモータMとの間のトルク配分等に基づいて制御部1にて算出されるスロットル開度に応じて、ETCSドライバを駆動し、スロットルバルブを直接的に制御する。
また、例えばオートマチックトランスミッション(AT)とされるトランスミッションTは、ロックアップクラッチ(LC)21を具備するトルクコンバータ22を備えて構成され、更に、トルクコンバータ22及びトランスミッションTの変速動作を駆動制御するための油圧を発生する電動オイルポンプ23が備えられている。なお、電動オイルポンプ23は、バッテリ3からの電力供給により制御部1により駆動制御される。
トルクコンバータ22は、内部に封入された作動油(ATF:Automatic Transmission Fluid)の螺旋流によってトルクの伝達を行うものであって、ロックアップクラッチ21の係合が解除されたLC_OFF状態では、作動油を介してモータMの回転軸からトランスミッションTの入力軸へとトルクが伝達(例えば、増幅伝達)される。一方、ロックアップクラッチ21が係合状態に設定されたLC_ON状態では、作動油を介さず直接にモータMの回転軸からトランスミッションTの入力軸へと回転駆動力が伝達される。
また、駆動輪Wにはブレーキデバイス24が備えられ、このブレーキデバイス24は制御部1の制御によって車両の急激な挙動変化の発生を抑制するものであって、例えば、滑りやすい路面等での駆動輪Wの空転を防止したり、オーバーステアやアンダーステア等の横すべリの発生を抑制したり、制動時に駆動輪Wがロック状態となることを防止して、車両の所望の駆動力及び操舵能力を確保し、車両の姿勢を安定化させると共に、クリープ力による走行を補助し、例えば内燃機関Eの停止時における勾配路での後退防止等を行う。
更に、内燃機関EのクランクシャフトSには、内燃機関Eを始動する際に、低電圧系(例えば12[V]系)の補助バッテリ(12V BATT)4の電力を利用して駆動されるスタータ(セルモータ)8が接続されている。スタータ8は、モータM単独で内燃機関Eをクランキングして始動できない場合に、イグニッションスイッチがONされることにより、スタータ8単独、あるいはモータMによるアシストを受けながら内燃機関Eをクランキングして始動する。
また、内燃機関EのクランクシャフトSには、例えばベルト及びクラッチ等を介して、空調装置用のハイブリッドエアコンコンプレッサ(HBAC)6に具備される空調装置用モータ(図示略)の回転軸が接続され、この空調装置用モータは、空調装置用インバータ(HBAC INV)7に接続されている。空調装置用インバータ7は、パワードライブユニット2及びバッテリ3に対して並列に接続され、制御部1の制御により、パワードライブユニット2やバッテリ3から出力される直流電力を3相交流電力に変換して空調装置用モータへ供給し、ハイブリッドエアコンコンプレッサ6を駆動制御する。
すなわち、前記ハイブリッドエアコンコンプレッサ6は、少なくとも内燃機関Eの駆動力または空調装置用モータの力行動作時の駆動力のいずれか一方の駆動力により、駆動負荷量、例えば冷媒の吐出容量が可変制御される。ここで、ハイブリッドエアコンコンプレッサ6における、「ハイブリッド」とは、内燃機関EとモータMとのいずれでも駆動できることを意味する。
すなわち、前記ハイブリッドエアコンコンプレッサ6は、少なくとも内燃機関Eの駆動力または空調装置用モータの力行動作時の駆動力のいずれか一方の駆動力により、駆動負荷量、例えば冷媒の吐出容量が可変制御される。ここで、ハイブリッドエアコンコンプレッサ6における、「ハイブリッド」とは、内燃機関EとモータMとのいずれでも駆動できることを意味する。
なお、内燃機関Eと空調装置用モータとの間には、例えば内燃機関EのクランクシャフトSと一体に設けられたクランク軸プーリと、このクランク軸プーリと対をなし、クラッチを介して空調装置用モータの回転軸と接続可能な駆動軸と一体に設けられた駆動軸プーリと、クランク軸プーリ及び駆動軸プーリ間に掛け渡されたベルトとが備えられている。すなわち、クランク軸プーリ及び駆動軸プーリ間においては、ベルトを介して駆動力が伝達される。
一方、制御部1には、例えば、車両の走行速度VPを検出する車速センサS1からの検出信号と、内燃機関Eのエンジン回転数NEを検出するエンジン回転数センサS2からの検出信号と、トランスミッションTのシフトポジションSHを検出するシフトポジションセンサS3からの検出信号と、ブレーキ(Br)ペダルの操作状態BRを検出するブレーキスイッチS4からの検出信号と、アクセルペダルの操作量に係るアクセルペダル開度APを検出するアクセルペダル開度センサS5からの検出信号と、スロットル開度THを検出するスロットル開度センサS6からの検出信号と、吸気管負圧PBを検出する吸気管負圧センサS7からの検出信号と、バッテリ3の温度TBATを検出するバッテリ温度センサS8からの検出信号とが入力されている。
また、制御部1には、例えば内燃機関Eの冷却水の水温TWを検出する水温センサS9からの検出信号と、内燃機関Eのエンジンオイルの油温TOを検出する油温センサS10からの検出信号と、内燃機関Eの吸気温度TKを検出する吸気温センサS11からの検出信号と、車両周囲の外気温TAを検出する外気温センサS12からの検出信号と、バッテリ3の入出力電流ABATを検出するバッテリ電流センサS13の検出信号と、バッテリ3の入出力電圧VBATを検出するバッテリ電圧センサS14の検出信号と、補助バッテリ4の入出力電圧LVBATを検出する補助バッテリ電圧センサS15の検出信号とが入力されている。
更に、制御部1には、例えば、パワードライブユニット2の温度TPDUを検出するPDU温度センサS16からの検出信号と、後述するメインDC/DCコンバータ5a及びサブDC/DCコンバータ5bの温度TDVを検出するDV温度センサS17からの検出信号と、モータMの温度TMOTを検出するモータ温度センサS18からの検出信号と、モータMのロータ角度θMOTを検出するレゾルバを備えた回転角センサS19からの検出信号とが入力されている。
また、制御部1には、イグニッションスイッチのON/OFFを示すIG_SW信号が入力されている。
また、制御部1には、イグニッションスイッチのON/OFFを示すIG_SW信号が入力されている。
また、制御部1は、例えば、ブレーキデバイス24を駆動制御して車両の挙動を安定化させるVSA(VSA:Vehicle Stability Assist)ECU31と、制振装置19を駆動制御して内燃機関Eの運転状態に起因する車体振動の発生を抑制するACMECU32と、モータMの駆動及び回生作動を制御するMOTECU33と、空調装置用のハイブリッドエアコンコンプレッサ6及び空調装置用インバータ7を駆動制御するA/CECU34と、例えばパワードライブユニット2及びバッテリ3及びモータM、及び後述するメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5b等からなる高圧電装系の監視及び保護や、パワードライブユニット2及び後述するメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作制御を行うHVECU35とを備えて構成されている。
更に、制御部1は、例えば内燃機関Eへの燃料供給や点火タイミング等を制御したり、例えばアクセルペダル開度APと、内燃機関Eのエンジン回転数NEと、車両の走行速度VPと、シフトポジションSHと、ブレーキペダルの操作状態BR等の各検出信号に基づき、車両の運転者により要求されるトルク値(ドライバ要求トルク)を算出し、車両の走行速度VPが目標車速となるように制御する定速走行制御時や先行車両に対して所定車間距離を維持した状態で追従する追従走行制御時等に要求されるトルク値、あるいはバッテリ3及び補助バッテリ4の充電状態に応じて設定される制限量や要求量及びモータ巻線を保護するための制限トルクを考慮しながら、内燃機関EとモータMとのトルク配分の算出や内燃機関Eの休筒運転を制御し、更に算出されたトルク配分に従ってモータMへの要求トルクをMOTECU33に対して通知すると共に内燃機関Eに備えられた電子制御スロットル20のスロットル開度を制御するFI/AT/MGECU36を備えている。なお、上述のVSAECU31と、ACMECU32と、MOTECU33と、A/CECU34と、HVECU35と、FI/AT/MGECU36とは相互に通信可能に接続されている。
また、各種補機類を駆動するための低電圧系(例えば12[V]系)の補助バッテリ4は、メインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bを介して、パワードライブユニット2及びバッテリ3に対して並列に接続されている。メインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bは、パワードライブユニット2やバッテリ3の電圧を降圧する電圧変換器であって、パワードライブユニット2やバッテリ3の電圧を降圧して補助バッテリ4を充電したり、補助バッテリ4に接続された12V系電装負荷(制御部1や補機類等)を動作させる。
ここで、具体的にメインDC/DCコンバータ5aとサブDC/DCコンバータ5bとの関係について説明すると、メインDC/DCコンバータ5aがパワードライブユニット2やバッテリ3の電圧を降圧する際に常時利用されるメインのコンバータとすると、サブDC/DCコンバータ5bは、メインDC/DCコンバータ5aだけではその変換能力が充分でない時にONされて、パワードライブユニット2やバッテリ3の電圧を降圧して電力を供給するサブのコンバータである。
従って、図1に示すように、メインDC/DCコンバータ5a及びサブDC/DCコンバータ5bの出力は、上述のVSAECU31、ACMECU32、MOTECU33、A/CECU34、HVECU35、及びFI/AT/MGECU36の各制御ユニットや制振装置19を含む車両の補機類、あるいは補助バッテリ4、更にはスタータ(セルモータ)8等の12V系電装負荷に独立に接続されており、これらの各装置類に12V系電力が供給される。なお、メインDC/DCコンバータ5aとサブDC/DCコンバータ5bの出力が両方接続された各装置類は、少なくともいずれか一方からの電力供給により動作することができる。
また、メインDC/DCコンバータ5aとサブDC/DCコンバータ5bとでは、図2に示す特性図にあるように、出力電流によって変換効率が異なる。具体的には、図2に示すように、横軸をDC/DCコンバータの出力電流[A]、縦軸をDC/DCコンバータの変換効率[%]とした特性図において、メインDC/DCコンバータ5aは出力電流が小さい場合変換効率が悪く、出力電流が大きくなると変換効率が高くなる特性を持つ。一方、同様に図2の特性図において、サブDC/DCコンバータ5bは、出力電流が小さくメインDC/DCコンバータ5aの変換効率が悪い領域で、出力電流が大きい場合のメインDC/DCコンバータ5aの変換効率と同等の変換効率で動作する。従って、12V系電装負荷を動作させるために要求される電流量が小さい時には、サブDC/DCコンバータ5bのみを利用して効率良く電圧を変換することが望ましい。
(始動時のDC/DCコンバータ制御)
次に、制御部1による内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作について、図面を参照して説明する。図3は、制御部1による内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を示すフローチャートである。
図3において、まず制御部1は、イグニッションスイッチがONであるか否かを判定する(ステップST1)。
次に、制御部1による内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作について、図面を参照して説明する。図3は、制御部1による内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を示すフローチャートである。
図3において、まず制御部1は、イグニッションスイッチがONであるか否かを判定する(ステップST1)。
ステップST1において、イグニッションスイッチがONであった場合(ステップST1のYES)、制御部1は、水温センサS9が検出する内燃機関Eの冷却水の水温TWと、バッテリ温度センサS8が検出するバッテリ3の温度TBATの条件に従って、モータM単独で内燃機関Eをクランキングして始動できるか否かを判定する(ステップST2)。具体的には、内燃機関Eの水温TWが設定水温より高く、かつバッテリ3の温度TBATが設定バッテリ温度より高い場合には、「モータM単独で始動可能」と判定する。一方、内燃機関Eの水温TWが設定水温以下、またはバッテリ3の温度TBATが設定バッテリ温度以下、またはバッテリ容量が設定量より少ない場合には、「モータM単独で始動不可能」と判定し、スタータを用いた始動とする。
もし、ステップST2において、モータM単独による内燃機関Eの始動が不可能であった場合(ステップST2のNO)、次に制御部1は、モータ温度センサS18が検出するモータMの温度TMOTや回転角センサS19が検出するモータMのロータ角度θMOTにより直接的に判定すると共に、PDU温度センサS16が検出するパワードライブユニット2の温度TPDUやDV温度センサS17が検出するメインDC/DCコンバータ5a及びサブDC/DCコンバータ5bの温度TDVを参考にして、モータMが正常か否かを判定する(ステップST3)。
ステップST3において、モータMが正常ではなく、スタータ8単独で内燃機関Eを始動するべきであると判定した場合(ステップST3のNO)、制御部1は、スタータ8単独により内燃機関Eをクランキングして始動するスタータ単独始動を選択し(ステップST4)、電流量を充分確保するためにサブDC/DCコンバータ5bをONする(ステップST5)。
ステップST3において、モータMが正常ではなく、スタータ8単独で内燃機関Eを始動するべきであると判定した場合(ステップST3のNO)、制御部1は、スタータ8単独により内燃機関Eをクランキングして始動するスタータ単独始動を選択し(ステップST4)、電流量を充分確保するためにサブDC/DCコンバータ5bをONする(ステップST5)。
一方、ステップST3において、モータMは正常で、スタータ8による内燃機関EのクランキングをモータMによってアシストすることができると判定した場合(ステップST3のYES)、制御部1は、スタータ8による内燃機関EのクランキングをモータMによってアシストしながら始動するモータアシスト始動を選択し(ステップST6)、同様に電流量を充分確保するためにサブDC/DCコンバータ5bをONする(ステップST5)。
そして、制御部1は、内燃機関Eのエンジン回転数NEが所定値以上になったか否かを判定することにより、内燃機関Eがクランキングされて始動完了したか否かを判定し(ステップST7)、内燃機関Eの始動が完了していない場合(ステップST7のNO)、ステップST7へ戻り、内燃機関Eがクランキングされて始動完了するまで待つ。
一方、ステップST7において、内燃機関Eの始動が完了している場合(ステップST7のYES)、サブDC/DCコンバータ5bをOFFして(ステップST8)、制御部1は、内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を終了する。
一方、ステップST7において、内燃機関Eの始動が完了している場合(ステップST7のYES)、サブDC/DCコンバータ5bをOFFして(ステップST8)、制御部1は、内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を終了する。
一方、ステップST1において、イグニッションスイッチがOFFであった場合(ステップST1のNO)、制御部1は何もせず、内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を終了する。
また、ステップST2において、モータM単独による内燃機関Eの始動が可能であった場合(ステップST2のYES)、制御部1は、モータM単独により内燃機関Eをクランキングして始動するモータ単独始動を選択し(ステップST9)、内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を終了する。
また、ステップST2において、モータM単独による内燃機関Eの始動が可能であった場合(ステップST2のYES)、制御部1は、モータM単独により内燃機関Eをクランキングして始動するモータ単独始動を選択し(ステップST9)、内燃機関Eの始動時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を終了する。
上述の動作を、図4に示す内燃機関Eの始動時における各部の状態変化を示す図と照らし合わせながら説明すると、まず図4(1)に示すように、時刻t1において、イグニッションスイッチのON/OFFを示すIG_SW信号がONする。イグニッションスイッチがONすると、モータM単独で内燃機関Eをクランキングすることができない場合、図4(3)に示すように、最初に時刻t2においてメインDC/DCコンバータ5aがONし、図4(4)に示すように、続いて時刻t3においてサブDC/DCコンバータ5bがONする。これにより、図4(6)に示すように、補助バッテリ4の電圧は例えば12[V]から多少低下する。また図4(2)に示すように、実際時刻t4においてスタータ8がONされると、図4(6)に示すように、補助バッテリ4の電圧が更に急激に低下する。しかし、サブDC/DCコンバータ5bの働きにより、内燃機関Eの始動が継続されるため、図4(7)に示すように、内燃機関Eが始動し、回転数NEが上昇する。これにより、図4(5)に示すように、時刻t5において内燃機関Eのエンジン回転数NEが所定値以上となり始動が完了したと判定されると、図4(4)に示すように、サブDC/DCコンバータ5bはOFFされて、通常の制御が開始される。
(走行時のDC/DCコンバータ制御)
次に、制御部1による走行時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作について、図面を参照して説明する。図5は、制御部1による走行時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を示すフローチャートである。
図5において、まず制御部1は、12V系電装負荷を動作させるために要求される電流量が、規定値より大きいか否かを判定する(ステップST11)。なお、規定値は、図2に示す特性図に基づいて、メインDC/DCコンバータ5aの変換効率よりサブDC/DCコンバータ5bの変換効率の方が良くなるP点の電流値として規定される。
ステップST11において、12V系電装負荷の電流量が規定値より大きい場合(ステップST11のYES)、出力電流が小さい時に変換効率が良いサブDC/DCコンバータ5bをONする(ステップST12)と共に、出力電流が大きい時に変換効率が良いメインDC/DCコンバータ5aもONして(ステップST13)必要な電流量を確保する。そして、走行時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を終了する。
次に、制御部1による走行時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作について、図面を参照して説明する。図5は、制御部1による走行時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を示すフローチャートである。
図5において、まず制御部1は、12V系電装負荷を動作させるために要求される電流量が、規定値より大きいか否かを判定する(ステップST11)。なお、規定値は、図2に示す特性図に基づいて、メインDC/DCコンバータ5aの変換効率よりサブDC/DCコンバータ5bの変換効率の方が良くなるP点の電流値として規定される。
ステップST11において、12V系電装負荷の電流量が規定値より大きい場合(ステップST11のYES)、出力電流が小さい時に変換効率が良いサブDC/DCコンバータ5bをONする(ステップST12)と共に、出力電流が大きい時に変換効率が良いメインDC/DCコンバータ5aもONして(ステップST13)必要な電流量を確保する。そして、走行時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を終了する。
一方、ステップST11において、12V系電装負荷の電流量が規定値以下の場合(ステップST11のNO)、出力電流が小さい時に変換効率が良いサブDC/DCコンバータ5bのみをONする(ステップST14)と共に、出力電流が大きい時に変換効率が良いメインDC/DCコンバータ5aはOFFして(ステップST15)電圧の変換効率の悪化を防止する。そして、走行時におけるメインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作/非動作に関する制御動作を終了する。
以上説明したように、本実施例のハイブリッド車両の制御装置によれば、制御部1は、モータM単独で内燃機関Eを始動できるか否かを判定し、モータM単独で内燃機関Eを始動できないと判定した場合、モータMが正常か否かを判定する。もし、モータMが正常ではなく、スタータ8単独で内燃機関Eを始動するべきであると判定した場合、スタータ8単独により内燃機関Eをクランキングして始動するスタータ単独始動を選択し、サブDC/DCコンバータ5bをONする。一方、モータMは正常で、スタータ8による内燃機関EのクランキングをモータMによりアシストすることができると判定した場合、スタータ8による内燃機関EのクランキングをモータMによってアシストしながら始動するモータアシスト始動を選択して、サブDC/DCコンバータ5bをONする。
これにより、メインDC/DCコンバータ5a及びサブDC/DCコンバータ5bから、独立した電力供給経路によりMOTECU33、HVECU35、及びFI/AT/MGECU36等の各制御ユニットや補助バッテリ4、更にはスタータ8へ独立して電力が供給されることで、速やかに内燃機関Eを始動することができる。
また、走行時には補助バッテリ4の12V系電装負荷(補機類)の状態によって、メインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bの動作を制御することで、補助バッテリ4の電装負荷の状態に応じたDC/DCコンバータのみを効率良く動作させて、補助バッテリ4の電装負荷に適切な電力を供給することができる。特に、12V系電装負荷の電流量が規定値以下の場合には、出力電流が小さい時に効率の良いサブDC/DCコンバータ5bのみを駆動し、12V系電装負荷の電流量が規定値より大きい場合には、出力電流が大きい時に効率の良いメインDC/DCコンバータ5aも駆動することで、DC/DCコンバータを効率良く動作させることができる。
従って、スタータ8の駆動時に補助バッテリ4の電圧が低下することで発生する制御部1のCPUリセットを防止し、どのような場合でも速やかにエンジン始動が可能なハイブリッド車両の制御装置を実現することができるという効果が得られる。また、モータM単独で内燃機関Eを始動できない場合は、スタータ8による内燃機関EのクランキングをモータMによってアシストしながら始動することで、内燃機関Eの始動時間を短縮することができるという効果が得られる。
更に、補助バッテリ4の出力電力をメインDC/DCコンバータ5a及びサブDC/DCコンバータ5bの出力電力により補助することができるので、補助バッテリ4を小型化することができるという効果が得られる。また、メインDC/DCコンバータ5a、サブDC/DCコンバータ5bを予想される電装負荷に合わせて最適に設計、あるいは使用することができるので、装置全体における電圧の変換効率を改善することができるという効果が得られる。
E 内燃機関(エンジン)
M モータ(走行用モータ)
3 バッテリ(第1のバッテリ)
4 補助バッテリ(第2のバッテリ)
5a メインDC/DCコンバータ(第1の電圧変換器)
5b サブDC/DCコンバータ(第2の電圧変換器)
33 MOTECU(制御装置)
35 HVECU(制御装置)
36 FI/AT/MGECU(制御装置)
M モータ(走行用モータ)
3 バッテリ(第1のバッテリ)
4 補助バッテリ(第2のバッテリ)
5a メインDC/DCコンバータ(第1の電圧変換器)
5b サブDC/DCコンバータ(第2の電圧変換器)
33 MOTECU(制御装置)
35 HVECU(制御装置)
36 FI/AT/MGECU(制御装置)
Claims (3)
- エンジンまたは走行用モータの少なくとも一方の動力により走行可能なハイブリッド車両の制御装置であって、
第1のバッテリから電圧を降圧して第2のバッテリへ供給する複数の電圧変換器を備え、
前記エンジンまたは前記走行用モータの駆動を制御するECU制御装置に対して、前記複数の電圧変換器のそれぞれから独立した電力供給経路が接続されると共に、該電力供給経路により前記複数の電圧変換器のそれぞれから前記ECU制御装置に対して独立に電力が供給される
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 前記複数の電圧変換器が第1、第2の電圧変換器からなり、
前記ECU制御装置は、前記走行用モータを利用した前記エンジンの始動が不可能な場合、前記第1、第2の電圧変換器を動作させて、前記第1のバッテリから前記第2のバッテリへ電力を供給し、前記エンジンを始動するために専用に設けられたスタータと前記走行用モータとを利用して前記エンジンの始動を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。 - 前記ハイブリッド車両の走行時に、前記ECU制御装置は、前記第2のバッテリの電装負荷が所定値よりも大きい場合、前記第1、第2の電圧変換器を動作させて前記第1のバッテリから前記第2のバッテリへ電力を供給し、前記第2のバッテリの電装負荷が所定値以下の場合、前記第1の電圧変換器を停止すると共に、前記第2の電圧変換器のみを動作させて前記第1のバッテリから前記第2のバッテリへ電力を供給する
ことを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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JP2003320088A JP2005086988A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2003-09-11 JP JP2003320088A patent/JP2005086988A/ja active Pending
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