JP4361509B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、全ての気筒を稼働する全筒運転と一部の気筒を休止する部分気筒休止運転(休筒運転)とに切換可能な可変気筒内燃機関およびモータを駆動源として搭載し、少なくとも可変気筒内燃機関またはモータの何れか一方の駆動力を駆動輪に伝達して走行するハイブリッド車両において、可変気筒内燃機関およびモータからなるパワープラントに対する要求出力が、休筒運転状態の可変気筒内燃機関から出力可能な上限出力を超える場合に、モータの出力により可変気筒内燃機関の出力を補助することにより、要求出力に対する休筒運転の可能領域を拡大させるハイブリッド車両の制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、可変気筒内燃機関を駆動源として搭載した車両において、車両の速度(車速)と、運転者のアクセル操作に係るスロットル開度とに応じて、有段の自動変速機の変速動作を制御し、例えば、スロットル開度の増大に伴い可変気筒内燃機関の運転状態を休筒運転から全筒運転へと切り換える際に自動変速機のダウンシフト(つまり変速比の増大)を実行し、また、運転状態の変化に対して休筒運転を継続する際にダウンシフトを実行する制御装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−68759号公報 特許第3042322号公報
ところで、上記従来技術の一例に係るハイブリッド車両の制御装置に、上記従来技術の一例に係る自動変速機の制御を適用すると、休筒運転状態の可変気筒内燃機関に対して自動変速機のダウンシフトを実行することで、要求出力に対する休筒運転の可能領域を、より一層、拡大させることができる。しかしながら、有段の自動変速機のダウンシフトによって、単に、変速比を所定値まで増大させるだけでは、可変気筒内燃機関の回転数の増大に伴う燃料消費の増大量が休筒運転の継続に伴う燃料消費の低減量を相殺あるいは超えてしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、可変気筒内燃機関およびモータを駆動源として搭載するハイブリッド車両において燃費を向上させることが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のハイブリッド車両の制御装置は、全ての気筒を稼働する全筒運転と一部の気筒を休止して運転する休筒運転とに切換可能な可変気筒内燃機関(例えば、後述する実施の形態での内燃機関E)およびモータ(例えば、後述する実施の形態でのモータM)を駆動源として備え、前記モータと電気エネルギーの授受を行う蓄電装置(例えば、後述する実施の形態でのバッテリ3)を備え、少なくとも前記可変気筒内燃機関または前記モータの何れか一方を無段変速機(例えば、後述する実施の形態での無段変速機(CVT))を介して車両の駆動輪に連結して駆動力を前記駆動輪に伝達するハイブリッド車両の制御装置であって、運転者から入力される出力要求に応じた前記駆動源の出力である駆動源出力(例えば、後述する実施の形態でのパワープラント要求出力PPREQ)を設定する要求出力設定手段(例えば、後述する実施の形態でのステップS01)と、前記内燃機関の回転数(例えば、後述する実施の形態でのエンジン回転数NE)に基づき前記休筒運転時に前記可変気筒内燃機関から出力可能なトルクの上限値である気筒休止上限トルク(例えば、後述する実施の形態での休筒上限トルクTQECS)を設定する気筒休止上限トルク設定手段(例えば、後述する実施の形態でのステップS02)と、前記可変気筒内燃機関の出力を前記モータの出力により補助するアシスト動作時に前記モータから出力可能なトルクの上限値であるアシスト上限トルク(例えば、後述する実施の形態でのモータアシストトルクTQFMOT)を設定するアシスト上限トルク設定手段(例えば、後述する実施の形態でのステップS04、ステップS10)と、前記駆動源出力と前記気筒休止上限トルクと前記アシスト上限トルクに基づき、前記無段変速機の変速比を設定する変速比設定手段(例えば、後述する実施の形態でのステップS06、ステップS08、ステップS12、ステップS14)とを備えることを特徴としている。
上記構成のハイブリッド車両の制御装置によれば、気筒休止上限出力およびアシスト上限出力、つまり休筒運転状態での可変気筒内燃機関およびモータの駆動源出力に基づき無段変速機の変速比を設定することにより、要求出力に対する休筒運転の可能領域を適切に設定あるいは拡大させることができ、燃費を向上させることができる。
さらに、請求項2に記載の本発明のハイブリッド車両の制御装置は、前記休筒運転時に運転者から入力される出力要求に応じて前記駆動源出力が増大した場合に、前記モータの出力を増大させると共に前記無段変速機の前記変速比を変更して前記休筒運転が解除されることを禁止する休筒運転解除禁止手段(例えば、後述する実施の形態でのステップS06、ステップS12)を備えることを特徴としている。
上記構成のハイブリッド車両の制御装置によれば、要求出力に対する休筒運転の可能領域を適切に拡大させることができ、燃費を向上させることができる。
さらに、請求項3に記載の本発明のハイブリッド車両の制御装置は、前記休筒運転時に運転者から入力される出力要求に応じて前記駆動源出力が増大した場合に、前記モータの出力を増大させる、または、前記無段変速機の前記変速比を変更して、前記休筒運転が解除されることを禁止する休筒運転解除禁止手段(例えば、後述する実施の形態でのステップS06、ステップS09、ステップS12、ステップS15)を備えることを特徴としている。
上記構成のハイブリッド車両の制御装置によれば、要求出力に対する休筒運転の可能領域を適切に拡大させることができ、燃費を向上させることができる。
さらに、請求項4に記載の本発明のハイブリッド車両の制御装置では、前記アシスト上限トルク設定手段は、前記蓄電装置の残容量に基づき前記アシスト上限トルクを設定すると共に、前記残容量が所定値以下の場合には前記モータによる発電必要量(例えば、後述する実施の形態での発電必要トルクTQGEN)を設定し、前記休筒運転解除禁止手段は、前記気筒休止上限出力と、前記発電必要量と、前記駆動源出力とに基づき、前記無段変速機の変速比を変更して、前記休筒運転が解除されることを禁止することを特徴としている。
上記構成のハイブリッド車両の制御装置によれば、休筒運転を継続させつつ可変気筒内燃機関の出力によるモータの発電により蓄電装置を充電することができ、燃費を向上させつつ、蓄電装置を保護することができる。
以上説明したように、本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、要求出力に対する休筒運転の可能領域を適切に拡大させることができ、燃費を向上させることができる。
さらに、請求項4に記載の本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、燃費を向上させつつ、蓄電装置を保護し、所望の供給電力を確保することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置について添付図面を参照しながら説明する。
この発明の実施形態に係るパラレルハイブリッド車両は、例えば図1に示すように、内燃機関Eと、モータMと、トランスミッションTとを直列に直結した構造のものである。内燃機関EおよびモータMの両方の駆動力は、無段変速機(CVT)のトランスミッションTから左右の駆動輪(前輪あるいは後輪)W,W間で駆動力を配分するディファレンシャル(図示略)を介して車両の駆動輪W,Wに伝達される。また、ハイブリッド車両の減速時に駆動輪W側からモータM側に駆動力が伝達されると、モータMは発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。さらに、車両の運転状態に応じて、モータMは内燃機関Eの出力によって発電機として駆動され、発電エネルギーを発生するようになっている。
例えば3相のDCブラシレスモータ等からなるモータMは、パワードライブユニット(PDU)2に接続されている。パワードライブユニット2は、例えばトランジスタのスイッチング素子を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータを備え、モータMと電力(モータMの力行(駆動またはアシスト)動作時にモータMに供給される供給電力や回生動作時にモータMから出力される回生電力)の授受を行う高圧系のニッケル−水素バッテリ(バッテリ)3が接続されている。
そして、モータMの駆動及び回生作動は、制御部1からの制御指令を受けてパワードライブユニット2により行われる。すなわち、パワードライブユニット2は、例えばモータMの駆動時には、制御部1から出力されるトルク指令に基づき、バッテリ3から出力される直流電力を3相交流電力に変換してモータMへ供給する。一方、モータMの回生動作時には、モータMから出力される3相交流電力を直流電力に変換してバッテリ3を充電する。
そして、各種補機類を駆動するための12ボルトの補助バッテリ4は、DC−DCコンバータからなるダウンバータ5を介して、パワードライブユニット2およびバッテリ3に対して並列に接続されている。制御部1により制御されるダウンバータ5は、パワードライブユニット2またはバッテリ3の電圧を降圧して補助バッテリ4を充電する。
また、内燃機関Eのクランクシャフトには、例えばベルトおよびクラッチ等を介して、空調装置用のハイブリッドエアコンコンプレッサ(HBAC)6に具備される空調装置用モータ(図示略)の回転軸が接続され、この空調装置用モータは、空調装置用インバータ(HBAC INV)7に接続されている。空調装置用インバータ7は、パワードライブユニット2およびバッテリ3に対して並列に接続され、制御部1の制御により、パワードライブユニット2またはバッテリ3から出力される直流電力を3相交流電力に変換して空調装置用モータへ供給し、ハイブリッドエアコンコンプレッサ6を駆動制御する。
すなわち、ハイブリッドエアコンコンプレッサ6は、少なくとも内燃機関Eの駆動力または空調装置用モータの力行動作時の駆動力の何れか一方の駆動力により、駆動負荷量、例えば冷媒の吐出容量が可変制御される。つまり、ハイブリッドエアコンコンプレッサ6は、内燃機関Eまたは空調装置用モータの何れかにより駆動可能とされている。
なお、内燃機関Eと空調装置用モータとの間には、例えば内燃機関Eのクランクシャフトと一体に設けられたクランク軸プーリと、このクランク軸プーリと対をなし、クラッチを介して空調装置用モータの回転軸と接続可能な駆動軸と一体に設けられた駆動軸プーリと、クランク軸プーリおよび駆動軸プーリ間に掛け渡されたベルトとが備えられ、クランク軸プーリおよび駆動軸プーリ間においては、ベルトを介して駆動力が伝達される。
内燃機関Eは、いわゆるSOHCのV型6気筒エンジンであって、一方のバンクの3つの気筒は気筒休止運転可能な可変バルブタイミング機構VTを備えた構造で、他方のバンクの3つの気筒は気筒休止運転(休筒運転)を行わない通常の動弁機構(図示せず)を備えた構造となっている。そして、気筒休止可能な3気筒は各々2つの吸気弁と2つの排気弁が油圧ポンプ11と、スプールバルブ12と、気筒休止側通路13と、気筒休止解除側通路14とを介して可変バルブタイミング機構VTにより閉状態を維持できるような構造となっている。
これにより、内燃機関Eに対し、一方のバンクの3つの気筒が休止した状態の3気筒運転(休筒運転)と、一方および他方のバンクの6つの気筒(全気筒)が駆動する6気筒運転(全筒運転)とが切り換えられることとなる。
具体的には、油圧ポンプ11から潤滑系配管11aを介してエンジン潤滑系へ供給される作動油の一部が、制御部1により制御されるソレノイドを具備するスプールバルブ12を介して、気筒休止可能なバンクの気筒休止側通路13に供給されると、各々ロッカーシャフト15に支持され、一体となって駆動していたカムリフト用ロッカーアーム16a(16b)と弁駆動用ロッカーアーム17a,17a(17b,17b)とが分離して駆動可能となるため、カムシャフト18の回転により駆動するカムリフト用ロッカーアーム16a,16bの駆動力が弁駆動用ロッカーアーム17a,17bに伝達されず、吸気弁と排気弁とが閉状態で維持される。これにより3つの気筒の吸気弁と排気弁とが閉状態となる休筒運転を行うことができる。
そして、内燃機関Eは制振装置(ACM:Active Control Engine Mount)19を介して車体に搭載され、制振装置19は、内燃機関Eの運転状態つまり3気筒運転(休筒運転)状態で発生する車体振動を抑制するようになっている。
また、この内燃機関Eには、スロットルバルブ(図示略)を電子制御する電子制御スロットル(ETCS:Electronic Throttle Control System)20が備えられている。
電子制御スロットル20は、例えば、運転者によるアクセルペダル(図示略)の操作量に係るアクセルペダル開度、および、例えば車両の速度(車速)VPやエンジン回転数NE等の車両の運転状態、および、例えば内燃機関EとモータMとの間のトルク配分等に基づいて制御部1にて算出されるスロットル開度に応じて、ETCSドライバを駆動し、スロットルバルブを直接的に制御する。
また、ブレーキペダル(図示略)には倍力装置BSが連係され、この倍力装置BSにはブレーキマスターパワー内負圧を検出するマスターパワー内負圧センサS9が設けられている。
また、駆動輪Wにはブレーキデバイス24が備えられ、このブレーキデバイス24は制御部1の制御によって車両の急激な挙動変化の発生を抑制するものであって、例えば、滑りやすい路面等での駆動輪Wの空転を防止したり、オーバーステアやアンダーステア等の横すべリの発生を抑制したり、制動時に駆動輪Wがロック状態となることを防止して、車両の所望の駆動力および操舵能力を確保し、車両の姿勢を安定化させると共に、クリープ力による走行を補助し、例えば内燃機関Eの停止時における勾配路での後退防止等を行う。
制御部1には、例えば、車両の速度(車速)VPを検出する車速センサS1からの検出信号と、エンジン回転数NEを検出するエンジン回転数センサS2からの検出信号と、トランスミッションTのシフトポジションSHを検出するシフトポジションセンサS3からの検出信号と、ブレーキペダルの操作状態BRを検出するブレーキスイッチS4からの検出信号と、アクセルペダルの操作量に係るアクセルペダル開度APを検出するアクセルペダル開度センサS5からの検出信号と、スロットル開度THを検出するスロットル開度センサS6からの検出信号と、吸気管負圧PBを検出する吸気管負圧センサS7からの検出信号と、バッテリ3の温度TBATを検出するバッテリ温度センサS8からの検出信号と、マスターパワー内負圧センサS9からの検出信号と、気筒休止時において気筒休止解除側通路14の油圧を検出するPOILセンサS10からの検出信号と、パワードライブユニット2の温度TPDUを検出するPDU温度センサS11からの検出信号と、ダウンバータ5の温度TDVを検出するDV温度センサS12からの検出信号等とが入力されている。
そして、制御部1は、例えば、ブレーキデバイス24を駆動制御して車両の挙動を安定化させるVSA(VSA:Vehicle Stability Assist)ECU31と、制振装置19を駆動制御して内燃機関Eの運転状態に起因する車体振動の発生を抑制するACMECU32と、モータMの駆動および回生作動を制御するMOTECU33と、空調装置用のハイブリッドエアコンコンプレッサ6および空調装置用インバータ7を駆動制御するA/CECU34と、例えばパワードライブユニット2およびバッテリ3およびダウンバータ5およびモータM等からなる高圧電装系の監視および保護やパワードライブユニット2およびダウンバータ5の動作制御を行うHVECU35と、FI/CVT/MGECU36とを備えて構成され、各ECU31,…,36は相互に通信可能に接続されている。また、各ECU31,…,36は各種の状態量を表示する計器類からなるメータ37に接続されている。
そして、FI/CVT/MGECU36は、例えば内燃機関Eへの燃料供給や点火タイミング等を制御すると共に、トランスミッションTの変速動作を制御する。
また、FI/CVT/MGECU36は、運転者のアクセル操作に応じて要求されるトルク値、あるいは、車両の速度が目標車速となるように制御する定速走行制御時や先行車両に追従する追従走行制御時等のように、予め車両の運転者の入力操作に応じて設定された所定の走行条件を満たす走行制御時、つまりクルーズコントロール時に目標とされるトルク値に基づき、パワープラント(つまり内燃機関EおよびモータM)から出力されるトルクに対する目標トルクであるパワープラント(P/P)トルクを設定すると共に、内燃機関EおよびモータMの各トルク指令に対するパワープラント(P/P)トルクの配分を設定する。
本実施の形態によるハイブリッド車両の制御装置は上記構成を備えており、次に、このハイブリッド車両の制御装置の動作、特に、休筒運転を実行あるいは実行中の休筒運転の解除を禁止する処理について説明する。
先ず、図2に示すステップS01においては、パワープラント(つまり内燃機関EおよびモータM)の出力に対する要求値であるパワープラント要求出力PPREQを算出する。
次に、ステップS02においては、エンジン回転数NEに基づき、休筒運転の実行を許可するための内燃機関Eのトルク(エンジントルク)の上限値である休筒上限トルクTQECSを算出する。
次に、ステップS03においては、バッテリ3の残容量SOCが所定値以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS10に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS04に進む。
そして、ステップS04においては、例えば高圧電装系のエネルギー状態や車両の運転状態等に応じて設定されるモータMのアシスト動作に対するモータトルクの上限値であるモータアシスト可能トルクTQMOTを算出する。
そして、ステップS05においては、エンジン回転数センサS2により検出されたエンジン回転数NEに基づき、休筒上限トルクTQECSおよびモータアシスト可能トルクTQMOTを加算して得た値に対応するパワープラントの出力((TQECS+TQMOT)×NE)が、パワープラント要求出力PPREQ未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS08に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS06に進む。
そして、ステップS06においては、パワープラント要求出力PPREQを、休筒上限トルクTQECSおよびモータアシスト可能トルクTQMOTを加算して得た値により除算して得た値を、無段変速機(CVT)での変速比に係る目標エンジン回転数TARNEとして設定する。これにより、無段変速機(CVT)での変速比が増大させられ、エンジン回転数NEが目標エンジン回転数TARNEまで増大させられることで、エンジン回転数NEに応じた休筒上限トルクTQECSが増大し、パワープラント要求出力PPREQに対して休筒運転の実行が可能となる。
そして、ステップS07においては、モータアシスト可能トルクTQMOTをモータアシストトルクTQFMOTとして設定し、一連の処理を終了する。
また、ステップS08においては、エンジン回転数センサS2により検出されたエンジン回転数NEを、無段変速機(CVT)での変速比に係る目標エンジン回転数TARNEとして設定する。これにより、無段変速機(CVT)での変速比は不変とされた状態でパワープラント要求出力PPREQに対して休筒運転の実行が可能となる。
そして、ステップS09においては、パワープラント要求出力PPREQに対応するパワープラントのトルク(PPREQ/NE)から休筒上限トルクTQECSを減算して得た値を、モータアシストトルクTQFMOTとして設定し、一連の処理を終了する。
また、ステップS10においては、モータMの発電によりバッテリ3を充電する動作に対するモータトルクの要求値である発電必要トルクTQGENを算出する。
そして、ステップS11においては、エンジン回転数センサS2により検出されたエンジン回転数NEに基づき、休筒上限トルクTQECSから発電必要トルクTQGENを減算して得た値に対応するパワープラントの出力((TQECS−TQGEN)×NE)が、パワープラント要求出力PPREQ未満か否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS14に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS12においては、パワープラント要求出力PPREQを、休筒上限トルクTQECSから発電必要トルクTQGENを減算して得た値により除算して得た値を、無段変速機(CVT)での変速比に係る目標エンジン回転数TARNEとして設定する。これにより、無段変速機(CVT)での変速比が増大させられ、エンジン回転数NEが目標エンジン回転数TARNEまで増大させられることで、エンジン回転数NEに応じた休筒上限トルクTQECSが増大し、内燃機関Eの出力によるモータMの発電によりバッテリ3が充電される状態で、パワープラント要求出力PPREQに対して休筒運転の実行が可能となる。
そして、ステップS13においては、発電必要トルクTQGENの符号を反転させた値をモータアシストトルクTQFMOTとして設定し、一連の処理を終了する。
また、ステップS14においては、エンジン回転数センサS2により検出されたエンジン回転数NEを、無段変速機(CVT)での変速比に係る目標エンジン回転数TARNEとして設定する。これにより、無段変速機(CVT)での変速比は不変とされ、内燃機関Eの出力によるモータMの発電によりバッテリ3が充電される状態で、パワープラント要求出力PPREQに対して休筒運転の実行が可能となる。
そして、ステップS15においては、休筒上限トルクTQECSからパワープラント要求出力PPREQに対応するパワープラントのトルク(PPREQ/NE)を減算して得た値を、モータアシストトルクTQFMOTとして設定し、一連の処理を終了する。
すなわち、休筒運転を実行あるいは実行中の休筒運転の解除を禁止する際には、例えば図3に示すように、適宜のエンジン回転数NE1を保持した状態でモータMのアシスト動作を実行することで、内燃機関Eのトルク指令を低下させ、このエンジン回転数NE1でのパワープラント要求出力PPREQに対応するパワープラントのトルク(PPREQ/NE1)からモータアシストトルクTQFMOTを減算して得た値(PPREQ/NE1−TQFMOT)が、休筒上限トルクTQECS以下の値となるように設定する。
また、例えば図4に示すように、モータMのアシスト動作は実行せずに、無段変速機(CVT)での変速比を増大させ、エンジン回転数NEを適宜のエンジン回転数NE1からエンジン回転数NE2まで増大させることで、エンジン回転数NEに応じた休筒上限トルクTQECSを増大させ、エンジン回転数NE2でのパワープラント要求出力PPREQに対応するパワープラントのトルク(PPREQ/NE2)が、休筒上限トルクTQECS以下の値となるように設定する。
また、例えば図5に示すように、エンジン回転数NEを増大させると共に、モータMのアシスト動作を実行することで、エンジン回転数NEに応じた休筒上限トルクTQECSを増大させると共に、内燃機関Eのトルク指令を低下させ、パワープラント要求出力PPREQに対応するパワープラントのトルク(PPREQ/NE3)からモータアシストトルクTQFMOTを減算して得た値(PPREQ/NE3−TQFMOT)が、休筒上限トルクTQECS以下の値となるように設定する。
また、例えば図6に示すように、休筒運転の実行中にバッテリ3の充電が必要な場合には、エンジン回転数NEを増大させて、エンジン回転数NEに応じた休筒上限トルクTQECSを増大させると共に、内燃機関Eの出力によるモータMの発電を実行し、パワープラント要求出力PPREQに対応するパワープラントのトルク(PPREQ/NE2)からモータアシストトルクTQFMOT(=−TQGEN)を減算して得た値(PPREQ/NE3−TQFMOT)が、休筒上限トルクTQECS以下の値となるように設定する。
上述したように、本実施の形態によるハイブリッド車両の制御装置によれば、休筒上限トルクTQECSおよびモータアシストトルクTQFMOTに基づき、目標エンジン回転数TARNEつまり無段変速機(CVT)の変速比を設定することにより、パワープラント要求出力PPREQに対する休筒運転の可能領域を適切に設定あるいは拡大させることができ、燃費を向上させることができる。
しかも、休筒運転を継続させつつ、内燃機関Eの出力によるモータMの発電によりバッテリ3を充電することができ、燃費を向上させつつ、バッテリ3を保護し、所望の供給電力を確保することができる。
なお、上述した実施の形態においては、全筒運転と休筒運転とを切換可能な内燃機関Eに対して、無段変速機(CVT)での変速比とモータMの運転状態とを制御することにより、休筒運転を実行あるいは実行中の休筒運転の解除を禁止するとしたが、これに限定されず、通常の運転状態と燃費を向上させる燃費型運転状態とを切換可能な内燃機関Eに対して、無段変速機(CVT)での変速比とモータMの運転状態とを制御することにより、例えばリーンバーン、直噴、動弁系可変、排気量可変等の燃費型運転状態を実行あるいは実行中の燃費型運転状態の解除を禁止してもよい。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の構成図である。 本発明の一実施形態のハイブリッド車両の制御装置の動作を示すフローチャートである。 休筒運転状態の内燃機関Eのエンジン回転数NEおよびエンジントルクの一例を示す図である。 休筒運転状態の内燃機関Eのエンジン回転数NEおよびエンジントルクの一例を示す図である。 休筒運転状態の内燃機関Eのエンジン回転数NEおよびエンジントルクの一例を示す図である。 休筒運転状態の内燃機関Eのエンジン回転数NEおよびエンジントルクの一例を示す図である。
符号の説明
3 バッテリ(蓄電装置)
ステップS01 要求出力設定手段
ステップS02 気筒休止上限トルク設定手段
ステップS04 アシスト上限トルク設定手段
ステップS06 変速比設定手段、休筒運転解除禁止手段
ステップS08 変速比設定手段
ステップS09 休筒運転解除禁止手段
ステップS10 アシスト上限トルク設定手段
ステップS12 変速比設定手段、休筒運転解除禁止手段
ステップS14 変速比設定手段
ステップS15 休筒運転解除禁止手段

Claims (4)

  1. 全ての気筒を稼働する全筒運転と一部の気筒を休止して運転する休筒運転とに切換可能な可変気筒内燃機関およびモータを駆動源として備え、前記モータと電気エネルギーの授受を行う蓄電装置を備え、
    少なくとも前記可変気筒内燃機関または前記モータの何れか一方を無段変速機を介して車両の駆動輪に連結して駆動力を前記駆動輪に伝達するハイブリッド車両の制御装置であって、
    運転者から入力される出力要求に応じた前記駆動源の出力である駆動源出力を設定する要求出力設定手段と、
    前記内燃機関の回転数に基づき前記休筒運転時に前記可変気筒内燃機関から出力可能なトルクの上限値である気筒休止上限トルクを設定する気筒休止上限トルク設定手段と、
    前記可変気筒内燃機関の出力を前記モータの出力により補助するアシスト動作時に前記モータから出力可能なトルクの上限値であるアシスト上限トルクを設定するアシスト上限トルク設定手段と、
    前記駆動源出力と前記気筒休止上限トルクと前記アシスト上限トルクに基づき、前記無段変速機の変速比を設定する変速比設定手段と
    を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記休筒運転時に運転者から入力される出力要求に応じて前記駆動源出力が増大した場合に、前記モータの出力を増大させると共に前記無段変速機の前記変速比を変更して前記休筒運転が解除されることを禁止する休筒運転解除禁止手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記休筒運転時に運転者から入力される出力要求に応じて前記駆動源出力が増大した場合に、前記モータの出力を増大させる、または、前記無段変速機の前記変速比を変更して、前記休筒運転が解除されることを禁止する休筒運転解除禁止手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記アシスト上限トルク設定手段は、前記蓄電装置の残容量に基づき前記アシスト上限トルクを設定すると共に、前記残容量が所定値以下の場合には前記モータによる発電必要量を設定し、
    前記休筒運転解除禁止手段は、前記気筒休止上限出力と、前記発電必要量と、前記駆動源出力とに基づき、前記無段変速機の変速比を変更して、前記休筒運転が解除されることを禁止することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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