JP2005085201A - 商品情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タッチパネルを扱う際の入力ミスを防止できる商品情報処理装置を提供する。
【解決手段】 商品情報処理装置は、押圧に応じて振動可能なタッチパネル21を備えている。タッチパネル21が押圧されたときには、まず、コマンドボタン特定部511により押圧されたコマンドボタンが特定される。続いて、液晶ディスプレイ22に表示される複数のコマンドボタンのそれぞれに振動パターンを関連付けた設定ファイル541が振動制御部513によって参照され、押圧されたコマンドボタンに対応する振動パターンが選択される。そして、当該振動パターンを示す振動指示信号がタッチパネル21に与えられる。その結果、押圧されたコマンドボタンに応じた振動パターンでタッチパネル21が振動される。これにより、ユーザは複数のコマンドボタンを触覚で区別することができ、入力ミスを防止できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、商品に係る情報を処理する商品情報処理装置に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店舗や、店舗に商品を供給するパックセンタなどにおいては、食品商品の計量、包装、値付及び精算等を行うための商品に係る情報を処理する各種の商品情報処理装置が使用されている。
近年、このような商品情報処理装置においては、操作を容易とするため、タッチパネルを有する表示部が採用されている。例えば、特許文献1には、タッチパネルを備えた商品情報処理装置であるラベルプリンタが開示されている。このラベルプリンタは、食肉などの商品の重量を計量し、予め定められた単価に基づいて重量に応じた価格を導出し、その導出結果をラベルに印字するものである。ラベルプリンタのユーザとなる販売員は、表示部の画面上に表示された複数のコマンドボタンを適宜押圧することにより、販売対象となる商品の選択やラベルの印刷指示などの各種操作を容易に行なうことが可能となっている。
その他、この出願に関連する先行技術文献情報として特許文献2がある。
特開2001−101529号公報 特開2003−122507号公報
近年の商品情報処理装置の多機能化に伴い、商品情報処理装置の表示部に表示すべき情報やコマンドボタンの数は増加しており、一のコマンドボタンの表示に割り当てられる画面上の領域は小さくなる傾向にある。このため、商品情報処理装置のタッチパネルを扱う際に、押圧するコマンドボタンを間違えるなどの入力ミスが生じる可能性が高くなってきている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、タッチパネルを扱う際の入力ミスを防止できる商品情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、商品に係る情報を処理する商品情報処理装置であって、画面の押圧に応答して前記画面上の押圧位置を検出するとともに、振動指示信号に応答して振動可能な表示手段と、前記表示手段の前記画面に表示される複数のコマンドボタンのそれぞれに、複数の振動パターンのうちのいずれかを関連付けて記憶する記憶手段と、前記画面の押圧に応答して前記押圧位置に対応するコマンドボタンに関連付けられた振動パターンを選択し、該振動パターンを示す振動指示信号を前記表示手段に与える制御手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の商品情報処理装置において、前記記憶手段は、前記複数のコマンドボタンのそれぞれに、前記複数の振動パターンのうちのいずれかを関連付ける複数の設定ファイルを記憶するものであり、所定の入力情報に応じて、前記複数の設定ファイルのうちから使用する一の設定ファイルを選択する選択手段、をさらに備え、前記制御手段は、前記選択手段に選択された前記一の設定ファイルを参照して、前記振動パターンを選択する。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の商品情報処理装置において、前記入力情報は、ユーザの識別情報を含む。
また、請求項4の発明は、請求項2に記載の商品情報処理装置において、前記入力情報は、前記商品の類型情報を含む。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の商品情報処理装置において、前記記憶手段は、前記コマンドボタンのコマンド系統ごとに固有の振動パターンを関連付ける。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の商品情報処理装置において、前記記憶手段は、前記コマンドボタンの押圧前の表示色ごとに固有の振動パターンを関連付ける。
請求項1ないし6の発明によれば、コマンドボタンを押圧すると、そのコマンドボタンに関連付けられた振動パターンで表示手段が振動する。このため、画面上の複数のコマンドボタンを触覚で区別することができ、入力ミスを防止できる。
また特に請求項2の発明によれば、入力情報に応じて使用する設定ファイルが選択される。このため、コマンドボタンにそれぞれ関連付けられる振動パターンを、入力情報に応じたものにまとめて変更できる。
また特に請求項3の発明によれば、ユーザの識別情報に応じて使用する設定ファイルを選択する。このため、コマンドボタンにそれぞれ関連付けられる振動パターンを、ユーザごとに変更することができ、効果的に入力ミスを防止できる。
また特に請求項4の発明によれば、商品の類型情報に応じて使用する設定ファイルを選択する。このため、コマンドボタンにそれぞれ関連付けられる振動パターンを、商品の類型ごとに変更することができ、効果的に入力ミスを防止できる。
また特に請求項5の発明によれば、コマンドボタンのコマンド系統ごとに固有の振動パターンが関連付けられるため、ユーザがコマンドボタンのコマンド系統と振動との関係を記憶しておくことにより、効果的に入力ミスを防止できる。
また特に請求項6の発明によれば、コマンドボタンの押圧前の表示色ごとに固有の振動パターンが関連付けられるため、ユーザがコマンドボタンの押圧前の表示色と振動パターンとの関係を記憶しておくことにより、効果的に入力ミスを防止できる。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.装置構成>
図1は、本発明の実施形態に係る商品情報処理装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、商品情報処理装置1の機能構成を示すブロック図である。商品情報処理装置1は、食肉などの商品の重量を計量し、予め定められた単価に基づいて重量に応じた価格を導出し、導出した価格をラベルに印字する機能を有している。
図1に示すように、商品情報処理装置1は、商品の重量を計測する計量部10と、各種情報を表示する表示部20と、商品に係る情報をラベルに印字して発行するラベル発行部30と、複数のキーが配列されたキー入力部41と、音声を出力するスピーカ42とを備えている。
また、図2に示すように、商品情報処理装置1は、その内部に装置全体を制御するための制御部50を備えている。制御部50は、演算処理を行なうCPU51、読出専用メモリであるROM52、演算の作業領域としてのメモリであるRAM53、及び、不揮発性メモリであるバッテリーバックアップされたSRAM54を備えており、これらは、バスライン100を介して相互に電気的に接続されている。また、このバスライン100には、計量部10、表示部20、ラベル発行部30、キー入力部41及びスピーカ42等の商品情報処理装置1の各処理部も接続され、これらは制御部50の制御下にて動作する。
計量部10は、その上面に載置された商品の重量を計量する秤機能を有する。計量部10の計量結果は信号として、バスライン100を介して制御部50に伝達される。この計量結果と、予め設定された所定の重量(例えば100g)あたりの単価とに基づいて商品の価格が制御部50により導出される。
表示部20は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイ22(一般には、任意の画像を可変表示可能なフラットパネルディスプレイ)の表面に、押圧位置の検出が可能なタッチパネル21を貼付して構成されている(図2参照。)。商品情報処理装置1の動作時には、表示部20の画面に各種のコマンドボタンが表示される。ユーザは、画面上に表示されたコマンドボタンを押圧する(指などで触れる)ことにより、商品情報処理装置1に対して各種の情報入力や動作指示を行なうことができる。この表示部20については、さらに後述する。
ラベル発行部30は、図1に示す如く商品情報処理装置1の内部に組み込まれており、ラベル収納部34、搬送部33及び印字部32を備えている。ラベル収納部34は、複数のラベルが連続貼付されたラベル台紙をロール状に巻回して収納している。搬送部33は、電動モーターや複数の送給ローラなどで構成され、ラベル収納部34に収納されているラベル台紙を引き出してラベル発行口31まで搬送する。印字部32は、ラベル発行口31へ搬送されているラベル台紙上のラベルに、制御部50から転送された商品の価格などの印字内容を感熱方式などで印字する。このようにして印字されたラベルは、ラベル発行口31から装置外部へ送り出される。なお、本実施の形態では、ラベルを発行するラベル発行部30を採用しているが、この代わりに、印字内容をレシートに印字して発行するレシート発行部を採用してもよい。
キー入力部41は、数字キー及び印字キー等の複数のストロークキーで構成されている。ユーザーがいずれかのキーを押下すると、当該キーに対応する信号がバスライン100を介して制御部50に伝達される。スピーカ42は、制御部50から転送された信号に基づいて、動作確認や警告などのための音声を発する。
図2に示すROM52には、制御用プログラムが格納される。この制御用プログラムに従って、CPU51が演算処理を行なうことにより、商品情報処理装置1を制御するための各種機能が実現される。また、SRAMには、商品情報処理装置1が取り扱う種々の商品の「商品コード」と、その「商品名」、「風袋重量」及び「単価」等とを対応付けたデータである商品マスタが格納されている。商品の価格を導出するなどの商品情報処理装置1の動作時には、この商品マスタが参照される。
<1−2.表示部の表示例>
次に、表示部20の表示例を概説する。図3は、表示部20の画面の表示例を示す図である。図3に示す表示例は、商品情報処理装置1が食肉を販売する店舗の対面販売に使用される場合の例である。
図3に示すように、表示部20の画面上部は、計量対象となる商品についての各種情報を表示する領域となっており、商品名を表示する商品名エリア61、風袋重量を表示する風袋エリア62、単価を表示する単価エリア63、計量した重量を表示する重量エリア64、及び、価格を表示する価格エリア65が配置される。
これらのエリアのうち、商品名エリア61、風袋エリア62及び単価エリア63は、商品マスタの内容を変更するためのコマンドボタンとしても機能する。具体的には、ユーザが、商品名エリア61、風袋エリア62及び単価エリア63を押圧すると、商品マスタの内容を変更する画面が表示部20に表示され、当該画面においてそれぞれ商品名、風袋重量及び単価の内容を変更することができる。以下、商品名エリア61、風袋エリア62及び単価エリア63をそれぞれ、商品名ボタン61、風袋ボタン62及び単価ボタン63という。
表示部20の画面下部には、計量対象とする商品を選択するための複数の商品ボタン66が配置される。各商品ボタン66にはそれぞれ一の商品が対応付けられており、ユーザが商品ボタン66を押圧すると、該商品ボタン66に対応付けられた商品が計量対象の商品として設定される。
商品ボタン66の右方には、商品ボタン66に対応付けられる商品の類型を変更するための3つの類型ボタン67が配置される。これらの類型ボタン67はそれぞれ、商品の一の類型に対応付けられる。図3の例においては、3つ類型ボタン67はそれぞれ「牛肉」、「豚肉」及び「鶏肉」という類型に対応付けられている。商品の類型のそれぞれには固有の類型コード(類型情報)が予め割り当てられており、類型ボタン67を押圧すると当該類型ボタン67に対応付けられた類型の類型コードが制御部50に入力され、これに応答して表示される商品ボタン66がその類型に対応したものに変更される。より具体的には、「牛肉」を示す類型ボタン67を押圧した場合は牛肉の商品、「豚肉」を示す類型ボタン67を押圧した場合は豚肉の商品、「鶏肉」を示す類型ボタン67を押圧した場合は鶏肉の商品にそれぞれ対応した商品ボタン66が表示される。
類型ボタン67のさらに右方には、商品情報処理装置1のユーザたる販売員の選択に使用される3つのユーザボタン68が配置される。本実施の形態の商品情報処理装置1は、3人の販売員に共用されるようになっており、3つのユーザボタン68は、それぞれ一の販売員と対応付けられている。販売員のそれぞれには固有の識別情報としてのユーザコードが予め割り当てられており、ユーザボタン68を押圧すると当該ユーザボタン68に対応付けられた販売員のユーザコードが制御部50に入力され、販売員が特定される。
また、表示部20の画面右端には、「メニュー」、「ゼロ」、「加算」、「ページ」、「機能」、「手動」、「空送り」及び「小計」とそれぞれ表記された8つの機能ボタン69が縦方向に配置されている。これらの機能ボタンを押圧すると、その機能ボタンに予め対応付けられた所定の機能(動作や処理)が実行される。
このように表示部20には多数のコマンドボタンが表示されるが、これらのコマンドボタンは「商品マスタ変更系」、「商品選択系」、「類型選択系」、「ユーザ選択系」及び「機能実行系」の5つのコマンド系統に分類することができる。すなわち、商品名ボタン61、風袋ボタン62及び単価ボタン63は商品マスタを変更するための「商品マスタ変更系」、複数の商品ボタン66は商品を選択するための「商品選択系」、3つの類型ボタン67は商品の類型を選択するための「類型選択系」、3つのユーザボタン68はユーザを選択するための「ユーザ選択系」、8つの機能ボタン69は所定の機能を実行するための「機能実行系」にそれぞれ分類される。
<1−3.処理例>
次に、図3を参照しつつ商品販売時における商品情報処理装置1の処理の例を概説する。
商品販売時においては、まず、商品情報処理装置1のユーザたる販売員が、表示部20の自身に対応付けられたユーザボタン68を押圧する。これにより、販売員のユーザコードが制御部50に入力され、操作する販売員(ユーザ)が特定される。
続いて、販売員は、顧客が購入を希望する商品(以下、「購入商品」という。)に対応付けられた商品ボタン66を押圧する。このとき、購入商品の類型と表示中の商品ボタン66が示す商品の類型とが相違する場合は、販売員は、購入商品の類型を示す類型ボタン67を押圧することによって、購入商品に対応付けられた商品ボタン66を表示させた後、当該商品ボタン66を押圧する。
商品ボタン66が押圧されると、商品ボタン66に対応付けられた商品、すなわち、購入商品の情報が商品マスタから取得され、その「商品名」、「風袋重量」及び「単価」がそれぞれ商品名ボタン61、風袋ボタン62及び単価ボタン63に表示される。
続いて、販売員は、購入商品を計量部10の上面に載置する。これにより、購入商品の重量が計量部10によって計量され、その重量から風袋重量(トレーなどの重量)を差し引いた結果が、計量結果として制御部50に入力される。そして、当該計量結果と、商品マスタから得られた単価とから、購入商品の価格が制御部50により導出される。計量結果と購入商品の価格とは、表示部20の重量エリア64及び価格エリア65にそれぞれ表示される。
続いて、販売員は、キー入力部41の印字キーを押下する。これに応答して、購入商品の商品情報(購入日時、商品名、単価、重量、価格、販売員名など)が、ラベル発行部30によりラベルに印字され、ラベル発行口31から当該ラベルが発行される。そして、ラベルの印字内容に基づいて商品の精算がなされる。
上記の処理は、一の種類の商品を一の顧客に販売するときの処理であるが、商品情報処理装置1は、複数の種類の商品を一の顧客に販売するときに精算が一度で可能なように各商品の価格を加算し、その加算結果を印字する加算処理が可能となっている。例えば「牛タン焼肉用」と「骨付きカルビ」とを一の顧客が購入を希望する際には、商品情報処理装置1は、「牛タン焼肉用」の価格と「骨付きカルビ」の価格とを加算した結果を、一のラベルに印字することができる。
商品情報処理装置1に加算処理を行なわせる場合は、販売員は、まず、上記と同様に自身に対応付けられたユーザボタン68を押圧する。そして、商品ボタン66により一の購入商品を選択し、当該購入商品を計量部10の上面に載置して、当該購入商品についての価格を導出させる。その後、販売員は、キー入力部41の印字キーではなく、機能ボタン69のうちの「加算」と表記された加算ボタンを押圧する。これにより、当該購入商品の価格がSRAM54に記憶される。
以降、販売員は、このような「ユーザボタン68の押圧」から「加算ボタンの押圧」までの操作を、全購入商品に関してそれぞれ行なう。これにより、全購入商品の価格がSRAM54に記憶される。その後、キー入力部41の印字キーを押下すると、SRAM54に記憶された全購入商品の価格が加算され、加算結果と全購入商品の商品情報とがラベルに印字され、当該ラベルが発行される。
このような加算処理を行なわせる際に、その加算処理に係る顧客への商品の販売が完了するまでの間、商品情報処理装置1を当該顧客を担当する一の販売員のみに占用させると、他の販売員が商品情報処理装置1を使用できず販売効率が低下する。このため、商品情報処理装置1では加算処理において加算ボタンが一旦押圧された後(すなわち、加算処理に係る一の購入商品の価格がSRAM54に記憶された後)は、他の販売員が他の顧客に対する処理を割り込みで行なうことができるようになっている。そして、加算処理に係る元の販売員が処理を再開するときには、販売員は自身に対応付けられたユーザボタン68を押圧する。このユーザボタン68の押圧により、既に導出されてSRAM54に記憶された商品の価格が呼び出される。つまり、加算処理においては、商品の価格が販売員のユーザコードと関連付けられてSRAM54に記憶され、ユーザボタン68が押圧されたときは、当該ユーザボタン68により特定されるユーザコードに関連付けられた商品の価格が呼び出されることとなる。これにより、加算処理において、他の販売員が割り込みで処理を行なった場合であっても、その後、加算処理が継続できるようになっている。また、複数の販売員が、平行して加算処理を行なうことも可能となっている。
<1−4.表示部の構成及び動作>
このように商品情報処理装置1においては、表示部20がタッチパネル21を有しており、各種の操作に使用される。この表示部20のタッチパネル21は、押圧された画面上の座標位置(押圧位置)を検出する機能のみならず、押圧したユーザに対して押圧感(クリック感)を与えるように、押圧されたときに振動するフォースフィードバック機能を有している。
図4は、タッチパネル21の主要構成を示す分解斜視図であり、図5は、タッチパネル21に係る商品情報処理装置1の機能構成を示すブロック図である。なお、図5において、コマンドボタン特定部511、コマンド実行部512、振動制御部513、表示制御部514及び音声制御部515は、制御部50のCPU51が制御用プログラムに従って演算処理を行なうことにより実現される機能を模式的に示している。
タッチパネル21は、図4に示すように、ユーザにより押圧される表面側の可撓板71と、可撓板71を背面側から支持する支持基板72と、振動体となる圧電基板73とを備え、さらに、図5に示すように、押圧された座標位置を検出する押圧位置検出回路74と、圧電基板73を駆動する圧電基板駆動回路75とを備えている。
可撓板71は、可撓性のある合成樹脂などで構成された矩形の透明板であり、人間の押圧により僅かに撓む程度の剛性を有している。また、支持基板72は、ガラス板やアクリル基板など比較的高い剛性を有する矩形の透明板で構成される。タッチパネル21の組み上げ時には、可撓板71と支持基板72とは、互いに僅かな間隔を隔てて積層配置される。
また、可撓板71及び支持基板72の互いに対向する面には、ITO(インジウム・スズ酸化物)で構成された均一膜厚の導体膜711,721がそれぞれ形成される。押圧位置検出回路74は、これらの導体膜711,721に電気的に接続される。タッチパネル21が押圧されたときには、これらの導体膜711,721が互いに接触する。押圧位置検出回路74は、このような導体膜711,721の接触に基づいて押圧を検知し、さらにそれらの接触点の電位に基づいて押圧された座標位置を検出する。
具体的には、画面縦方向の座標位置を検出する際は、縦方向に電気勾配ができるように表面側の導体膜711に電圧が印加される。そして、接触点における裏面側の導体膜721の電位を検出することにより、縦方向の座標位置が検出される。一方、画面横方向の座標位置を検出する際は、横方向に電気勾配ができるように裏面側の導体膜721に電圧が印加される。そして、接触点における表面側の導体膜711の電位を検出することにより、横方向の座標位置が検出される。
圧電基板73は、圧電セラミックなどの圧電(ピエゾ)材料で構成された長尺状の薄板であり、印加される駆動電圧に応じて伸縮する性質を有している。タッチパネル21の組み上げ時には、圧電基板73は、可撓板71と支持基板72との間に挟み込まれ、かつ、導体膜711,721に接触しないように、双方の板に固着される。また、圧電基板73には、圧電基板駆動回路75が電気的に接続されている。圧電基板駆動回路75から圧電基板73に対して所定の波形の駆動電圧が印加されると、圧電基板73はこれに応答して振動する。そしてこれに伴い、圧電基板73に固着された可撓板71及び支持基板72も振動するようになっている。
次に、図5を参照して、表示部20のタッチパネル21が押圧されたときの、その押圧に応答した商品情報処理装置1の動作について説明する。
タッチパネル21が押圧されると、まず、可撓板71と支持基板72とが接触し、これにより押圧されたことが押圧位置検出回路74に検出される。この押圧の検出に応答して、押圧位置検出回路74はさらに、押圧された画面上の座標位置を検出する。
次に、検出された座標位置が、コマンドボタン特定部511に入力される。コマンドボタン特定部511は、表示部20(液晶ディスプレイ22)の画面に表示された複数のコマンドボタンそれぞれの座標範囲を表示制御部514から取得し、押圧位置検出回路74からの座標位置と照合する。そして、押圧位置検出回路74からの座標位置が、いずれかのコマンドボタンの座標範囲に含まれるときは、当該コマンドボタンを押圧されたコマンドボタンとして特定する。なお、押圧位置検出回路74からの座標位置が、複数のコマンドボタンの座標範囲のいずれにも含まれないときは、いずれのコマンドボタンも押圧されていないため、そのまま動作が終了される。
押圧されたコマンドボタンが特定されると、次に、特定されたコマンドボタンを示す情報がコマンドボタン特定部511からコマンド実行部512に入力される。これにより、コマンド実行部512により、当該コマンドボタンに定義された機能(動作や処理)が実行される。
これとともに、特定されたコマンドボタンを示す情報は、コマンドボタン特定部511から振動制御部513、表示制御部514及び音声制御部515にもそれぞれ入力される。これに応答して、表示制御部514は当該コマンドボタンの表示色を反転表示するように液晶ディスプレイ22の動作を制御し、また、音声制御部515はスピーカ42から操作確認音を発生させる。
さらに、振動制御部513は、圧電基板の振動を指示する振動指示信号を圧電基板駆動回路75に与える。これにより、圧電基板駆動回路75から駆動電圧が圧電基板73に印加され、圧電基板73並びにそれに固着された可撓板71及び支持基板72が振動される。この振動により、タッチパネル21を押圧したユーザに対して押圧感(クリック感)、あるいは、振動感が与えられることとなる。
タッチパネル21を押圧したユーザは、このような液晶ディスプレイ22におけるコマンドボタンの反転表示、スピーカ42からの操作確認音及びタッチパネル21の振動を確認することで、タッチパネル21を介した指示が商品情報処理装置1に受け付けられたことを把握できる。
また、商品情報処理装置1においては、タッチパネル21の振動の態様(以下、「振動パターン」という。)が変更できるようになっている。振動パターンの変更は、圧電基板73に与える駆動電圧の波形の変更により実現される。このような振動パターンを示す情報(すなわち、駆動電圧の波形を示す情報)は、図5に示すように振動パターンファイル542としてSRAM54に予め複数記憶されている。
タッチパネル21をある振動パターンで振動させる際には、振動制御部513により、その振動パターンに対応する振動パターンファイル542が読み出され、当該振動パターンを示す振動指示信号として圧電基板駆動回路75に与えられる。これにより、圧電基板駆動回路75から、当該振動パターンに応じた波形の駆動電圧が発生され、当該振動パターンでタッチパネル21が振動される。
本実施の形態では、表示部20の画面に表示される複数のコマンドボタンのそれぞれに対して、複数の振動パターンのうちのいずれか一の振動パターンが、SRAM54に格納される設定ファイル541により関連付けられている。そして、あるコマンドボタンが押圧されたときには、まず、当該コマンドボタンがコマンドボタン特定部511により特定され、次に、振動制御部513により設定ファイル541が参照されて、当該コマンドボタンに関連付けられた振動パターンが選択される。そして、振動制御部513により、その振動パターンを示す振動指示信号が圧電基板駆動回路75に与えられる。これにより、タッチパネル21がその振動パターンで振動されるようになっている。
図6は、設定ファイル541の例を示す図である。図に示すように、設定ファイル541は、レコードのそれぞれが一のコマンドボタンに係る各種情報を示すテーブル形式となっており、コマンドボタンを識別する「ボタンコード」及び「コマンドボタン名」に対して、「振動パターン」が関連付けられている。コマンドボタンが押圧されたときには、この設定ファイル541が振動制御部513により参照されて、選択すべき振動パターンが特定される。
また、図に示すように、設定ファイル541においては、コマンドボタンを識別する「ボタンコード」及び「コマンドボタン名」に対して、上述した「コマンド系統」も関連付けられている。本実施の形態においては、この「コマンド系統」ごとに固有の振動パターンが関連付けられるようになっている。各コマンド系統に、いずれの振動パターンを関連付けるかは、ユーザにより設定される。
図7は、コマンド系統のそれぞれに振動パターンを関連付けるための設定画面の例を示す図である。この設定画面は、所定の操作により表示部20に表示される。図に示すように、設定画面においては、画面上部に5つのコマンド系統のそれぞれに対応する5つのコマンドボタン81が表示され、画面下部にこれらのコマンド系統に対応付ける候補となる複数の振動パターンにそれぞれ対応する複数のコマンドボタン82が表示される。
あるコマンド系統に一の振動パターンを対応付ける際には、まず、対応付け対象となるコマンド系統を示すコマンドボタン81を押圧する。すると、当該コマンドボタン81が反転表示される。次に、当該コマンドボタン81に対応付けすべき振動パターンを示すコマンドボタン82を押圧する。すると、当該コマンドボタン82も反転表示される。これにより、当該コマンド系統と、当該振動パターンとが関連付けられる。このような、操作を各コマンド系統ごとに繰り返すことで、全コマンド系統に対して振動パターンが関連付けられる。その後、登録ボタン83を押圧することで、関連付けの内容が設定ファイル541に反映される。
振動パターンを示すコマンドボタン82を選択する際には、他のコマンド系統に既に関連けがなされている振動パターンに対応するコマンドボタン82は暗表示されて選択できないようにされる(図7においては、パターンB,E,G,Kが暗表示されている。)。これにより、複数のコマンド系統に同一の振動パターンを関連付けできなくなり、コマンド系統ごとに固有の振動パターンが関連付けられることとなる。
このように、商品情報処理装置1では、コマンドボタンのコマンド系統ごとに固有の振動パターンが関連付けられる。これにより、コマンドボタンのコマンド系統が同一であれば押圧時に同一の振動パターンでタッチパネル21が振動され、コマンドボタンのコマンド系統が別であれば押圧時に別の振動パターンでタッチパネル21が振動される。
このため、商品情報処理装置1を取り扱う販売員(ユーザ)は、コマンド系統と、それに関連付けられた振動パターンの振動から受ける実際の感覚とを関連付けて覚えておけば、コマンド系統を間違う操作ミスを行なった場合に即座にその操作ミスに気づくことができる。例えば、「ユーザ選択系」のユーザボタン68を押圧しようとして、誤って「類型選択系」の類型ボタン67を押圧した場合は、販売員は予想している感覚(「ユーザ選択系」に対応する感覚)とは、別の感覚(「類型選択系」に対応する感覚)を受けることとなる。このため、直感的に操作ミスを行なったことを把握することができることとなる。その結果、入力ミスを防止できる。
以上、第1の実施の形態について説明を行なったように、商品情報処理装置1では、複数のコマンドボタンのそれぞれに、複数の振動パターンのうちのいずれかが関連付けされている。そして、表示部20の画面が押圧されたときは、その押圧に応答して押圧されたコマンドボタンに関連付けられた振動パターンが選択され、該振動パターンを示す振動指示信号が表示部20に与えられる。これにより、押圧されたコマンドボタンに関連付けられた振動パターンで表示部20のタッチパネル21が振動する。このため、画面上の複数のコマンドボタンを触覚で区別することができ、入力ミスを防止できる。
また、コマンドボタンのコマンド系統ごとに固有の振動パターンが関連付けられるため、ユーザがコマンドボタンのコマンド系統と実際の振動との関係を記憶しておくことにより、入力ミスを効果的に防止できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、コマンドボタンのコマンド系統ごとに固有の振動パターンが関連付けられていたが、本実施の形態では、コマンドボタンの押圧前の表示色ごとに固有の振動パターンが関連付けられるようになっている。本実施の形態の商品情報処理装置1の構成は図1及び図2に示すものと同様であり、また、タッチパネル21の構成及びそれに係る機能構成もそれぞれ図4及び図5に示すものと同様である。このため以下では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図8は、本実施の形態の表示部20の画面の表示例を示す図である。図8に示すように、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、商品名ボタン61、風袋ボタン62、単価ボタン63、商品ボタン66、類型ボタン67、ユーザボタン68及び機能ボタン69が表示部20に表示される。これらのコマンドボタンに定義された商品情報処理装置1の機能(動作や処理)は、第1の実施の形態と同様である。ただし、本実施の形態では、各コマンドボタンは押圧前の時点において、「赤色」「緑色」「青色」の3つの表示色のいずれかで表示されるようになっている。図8では、表示色をハッチングによって表現している。そして、図8に示すように、隣接するコマンドボタンの表示色は必ず別の色とされている。
図9は、本実施の形態における設定ファイル541の例を示す図である。図に示すように、本実施の形態の設定ファイル541においては、「ボタンコード」及び「コマンドボタン名」に対して、「振動パターン」とともに、「表示色」が関連付けられている。本実施の形態では、押圧前の時点においてこの「表示色」に従った色で各コマンドボタンが表示されるとともに、この「表示色」ごとに、固有の振動パターンが関連付けられるようになっている。
図10は、表示色のそれぞれに振動パターンを関連付けるための、表示部20に表示される設定画面の例を示す図である。図に示すように、設定画面においては、画面上部に3つの表示色(「赤色」「緑色」「青色」)のそれぞれに対応する3つのコマンドボタン84が表示される。そして、第1の実施の形態と同様に、画面下部にこれらの表示色に対応付ける候補となる複数の振動パターンにそれぞれ対応する複数のコマンドボタン82が表示される。
表示色と振動パターンとの関連付けは第1の実施の形態と同様に行なうことができる。すなわち、ある表示色に一の振動パターンを対応付ける際には、まず、対応付け対象となる表示色を示すコマンドボタン81を押圧する。すると、当該コマンドボタン81が反転表示される。次に、当該コマンドボタン81に対応付けすべき振動パターンを示すコマンドボタン82を押圧する。すると、当該コマンドボタン82も反転表示される。これにより、当該表示色と、当該振動パターンとが関連付けられる。このような、操作を各表示色ごとに繰り返すことで、全表示色に対して振動パターンが関連付けられる。その後、登録ボタン83を押圧することで、関連付けの内容が設定ファイル541に反映される。
本実施の形態においても、振動パターンを示すコマンドボタン82を選択する際には、他の表示色に既に関連けがなされている振動パターンに対応するコマンドボタン82は暗表示されて選択できないようにされる(図10においては、パターンB,Hが暗表示されている。)。これにより、複数の表示色に同一の振動パターンを関連付けできなくなり、表示色ごとに固有の振動パターンが関連付けられることとなる。
このように、本実施の形態の商品情報処理装置1では、コマンドボタンの押圧前の表示色ごとに固有の振動パターンが関連付けられる。これにより、コマンドボタンの表示色が同一であれば押圧時に同一の振動パターンでタッチパネル21が振動され、コマンドボタンの表示色が別であれば押圧時に別の振動パターンでタッチパネル21が振動される。
このため、商品情報処理装置1を取り扱う販売員(ユーザ)は、押圧前の表示色と、それに関連付けられた振動パターンの振動から受ける実際の感覚とを関連付けて覚えておけば、表示色の相違するコマンドボタンを押圧するという操作ミスを行なった場合に、即座にその操作ミスに気づくことができる。例えば、「赤色」のコマンドボタンを押圧しようとして、誤って「青色」のコマンドボタンを押圧した場合は、販売員は予想している感覚(「赤色」に対応する感覚)とは、別の感覚(「青色」に対応する感覚)を受けることとなる。このため、直感的に操作ミスを行なったことを把握することができることとなる。その結果、入力ミスを防止できる。
また、隣接するコマンドボタンの表示色が一致しないようにされているため、押圧すべきコマンドボタンに隣接するコマンドボタンを誤って押圧した場合に、即座に操作ミスを把握することができる。誤操作は、隣接するコマンドボタンの押圧の場合が多いため、このように隣接するコマンドボタンの表示色を不一致とすることで、効果的に入力ミスを防止できる。
<3.第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。上記実施の形態においては、一つの設定ファイルのみが使用されていたが、本実施の形態では、入力情報に応じて複数の設定ファイルから一の設定ファイルが選択されて使用されるようになっている。本実施の形態の商品情報処理装置1の構成は図1及び図2に示すものと同様であり、また、タッチパネル21の主要構成は、図4に示すものと同様である。このため以下では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図11は、タッチパネル21に係る商品情報処理装置1の機能構成を示すブロック図である。図に示すように、本実施の形態の制御部50は、CPU51が制御用プログラムに従って演算処理を行なうことにより実現される機能として、第1の実施の形態と同様のコマンドボタン特定部511、コマンド実行部512、振動制御部513、表示制御部514及び音声制御部515の他に、設定ファイル選択部516を備えている。
また、SRAM54には、3つの設定ファイル541が記憶されている。これらの設定ファイル541のそれぞれは、第1の実施の形態と同様のものである(図6参照。)。すなわち、設定ファイル541では、コマンドボタンを識別する「ボタンコード」及び「コマンドボタン名」に対して、「振動パターン」が関連付けられている。そして、コマンドボタンの「コマンド系統」ごとに固有の振動パターンが関連付けられる。
また、コマンド系統のそれぞれに振動パターンを関連付けるための設定画面は、図7に示すものと同様である。ユーザは、各設定ファイル541ごとに、このような設定画面を表示させて、コマンド系統のそれぞれに振動パターンを関連付けることとなる。ただし、一の設定ファイル541において関連付けられた振動パターンは、他の設定ファイル541に係る設定画面において暗表示されて選択できないようにされる。したがって、3つの設定ファイル541間で重複する振動パターンは存在しないようになっている。
これらの設定ファイル541のいずれを使用するかは、類型ボタン67を介してユーザに選択される商品の類型に応じて、設定ファイル選択部516により選択される。本実施の形態では、タッチパネル21が押圧されて、コマンドボタン特定部511により押圧されたコマンドボタンが特定されると、特定されたコマンドボタンを示す情報が、コマンド実行部512、振動制御部513、表示制御部514及び音声制御部515の他、設定ファイル選択部516にも入力される。設定ファイル選択部516は、これに応答して、設定ファイル541を選択する処理を行なう。
図12は、設定ファイル選択部516が、設定ファイル541を選択する処理の流れを示す図である。まず、押圧されたコマンドボタンが、類型選択系であるか否かが判定される(ステップS11)。類型選択系でなければ、そのまま処理が終了される。
一方、類型選択系であれば、続いて、設定補助ファイル543がSRAM54から読み出される(ステップS12)。図13は、設定補助ファイル543の例を示す図である。図13に示すように、設定補助ファイル543はテーブル形式となっており、類型を識別するための「類型コード」及び「類型名」に対して、固有の設定ファイル541(正確には、設定ファイル541の識別情報)が関連付けられている。
次に、設定ファイル選択部516により、設定補助ファイル543が参照され、押圧されたコマンドボタンにより特定される類型コードに関連付けられた一の設定ファイル541が選択される(ステップS13)。このようにして選択された設定ファイル541は、以降、振動制御部513が振動パターンを選択する際に参照されることとなる。
このように、本実施の形態では、複数の設定ファイル541が予め記憶されており、類型ボタン67によって特定される類型コードに応じて、使用される設定ファイル541が選択される。また、複数の設定ファイル541間において重複する振動パターンは存在しないようになっている。このため、商品の類型を変更すると、各コマンドボタンに対応付けられる振動パターンの全てがまとめて変更されることとなる。これにより、タッチパネル21が押圧されたときに発生される振動の振動パターンは、商品の類型とコマンド系統との双方に固有のものとなる。
このため、商品情報処理装置1を取り扱う販売員(ユーザ)は、商品の類型と、コマンド系統と、振動パターンの振動から受ける実際の感覚とを関連付けて覚えておけば、商品の類型を間違う操作ミスを行なった場合に即座にその操作ミスに気づくことができる。例えば「牛肉」の商品に対応した商品ボタン66が表示されている場合に、「豚肉」に係る商品を選択しようとして、類型ボタン67を押圧せずに商品ボタン66を押圧した場合は、販売員は予想している感覚(「豚肉」かつ商品選択系の感覚)とは、別の感覚(「牛肉」かつ商品選択系の感覚)を受けることとなる。このため、直感的に類型ボタン67の押圧を忘れたことを把握することができる。その結果、入力ミスを防止できることとなる。
一般に、販売員は、コマンドボタン(代表的には、商品ボタン66)の画面上の位置を覚えているため、画面の表示内容を確認せずにコマンドボタンを押圧することが多い。画面の表示内容を確認せずに商品ボタン66を押圧した場合は、選択すべき商品とは類型が相違する別の商品が選択されて誤った価格が導出され、誤った価格で商品が精算される可能性がある。本実施の形態では、類型間違いを防止できるため、このような誤った価格での商品の精算を効果的に防止できることとなる。
<4.第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態の商品情報処理装置1の構成及び動作は第3の実施の形態とほぼ同様であるため、以下では第3の実施の形態との相違点を中心に説明する。第3の実施の形態では、商品の類型に応じて設定ファイル541が選択されるようになっていたが、本実施の形態では、使用する販売員(ユーザ)に応じて設定ファイル541が選択されるようになっている。
図14は、本実施の形態の設定ファイル選択部516が、設定ファイル541を選択する処理の流れを示す図である。この処理も、特定されたコマンドボタンを示す情報が、コマンドボタン特定部511から入力されたことに応答して行なわれる。
まず、押圧されたコマンドボタンが、ユーザ選択系であるか否かが判定される(ステップS21)。ユーザ選択系でなければ、そのまま処理が終了される。
一方、ユーザ選択系であれば、続いて、設定補助ファイル543がSRAM54から読み出される(ステップS22)。図15は、本実施の形態の設定補助ファイル543の例を示す図である。図15に示すように、本実施の形態の設定補助ファイル543においては、販売員(ユーザ)を識別するための「ユーザコード」及び「ユーザ名」に対して、固有の設定ファイル541(正確には、設定ファイル541の識別情報)が関連付けられている。
次に、設定ファイル選択部516により、設定補助ファイル543が参照され、押圧されたコマンドボタンにより特定されるユーザコードに関連付けられた一の設定ファイル541が選択される(ステップS23)。このようにして選択された設定ファイル541は、以降、振動制御部513が振動パターンを選択する際に参照されることとなる。
このように本実施の形態では、複数の設定ファイル541が予め記憶されている。そして、上述したように販売員は操作の開始時に自身に対応付けられたユーザボタン68を押圧するが、このユーザボタン68によって特定されるユーザコードに応じて、使用される設定ファイル541が選択される。また、複数の設定ファイル541間において重複する振動パターンは存在しないようになっている。このため、使用する販売員が変更されると、各コマンドボタンに対応付けられる振動パターンの全てがまとめて変更されることとなる。これにより、タッチパネル21が押圧されたときに発生される振動の振動パターンは、操作する販売員とコマンド系統との双方に固有のものとなる。
このため、商品情報処理装置1を取り扱う販売員(ユーザ)は、コマンド系統と、振動パターンの振動から受ける自身に固有の実際の感覚とを関連付けて覚えておけば、ユーザボタン68の押圧を忘れるという操作ミスを行なった場合に即座にその操作ミスに気づくことができる。
例えば、販売員が自身に対応付けられたユーザボタン68の押圧をせずに、一の商品ボタン66を押圧した場合は、販売員は予想している感覚(自身に固有の商品選択系の感覚)とは、別の感覚(他者の商品選択系の感覚)を受けることとなる。このため、直感的にユーザボタン68の押圧を忘れたことを把握することができる。その結果、入力ミスを防止できることとなる。
上述したように、加算処理においては、ユーザボタン68の押圧に応答して当該ユーザコードに関連付けられた商品の価格が呼び出されるようになっている。このため、ユーザボタン68の押圧を忘れると、他の販売員に係る商品の価格に基づいて処理がなされ、加算処理が正常に継続できなくなり、誤った価格で商品が精算される可能性がある。本実施の形態では、ユーザボタン68の押圧忘れを防止できるため、このような誤った価格での商品の精算を効果的に防止できることとなる。
なお、ユーザボタン68に販売員のみならず、商品情報処理装置1のデータを管理する管理者などを対応付けるようにすれば、販売員と管理者とで振動パターンを相違させることもできる。すなわち、商品情報処理装置1に、ユーザの職制に応じた振動パターンを発生させることができる。これによれば、例えば、販売員のための設定ファイルにおいて、管理者は頻繁に使用するが販売員は使用しないコマンドボタンに対して警告的な振動パターンを関連付けることで、誤って当該コマンドボタンが販売員に押圧されたときに、当該販売員に警告を与えることもできる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記第1の実施の形態では、コマンド系統ごとに固有の表示色を割り当て、押圧前の時点において、同一コマンド系統は同一の表示色で表示するようにしてもよい。この場合は、振動パターンとしては、コマンド系統ごとに固有のものが関連付けられるとともに、表示色ごとに固有のものが関連付けられることとなる。
また、第2の実施の形態においては、コマンドボタンの押圧前の表示色は3色であったが、2色あるいは4色以上であってもよい。
また、第3及び第4の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様の「コマンド系統」ごとに固有の振動パターンが関連付けられた設定ファイルが採用されていたが、第2の実施の形態と同様の「表示色」ごとに固有の振動パターンが関連付けられた設定ファイルが採用されてもよい。
また、上記第3の実施の形態では商品の類型情報に応じて設定ファイルが選択され、第4の実施の形態ではユーザの識別情報に応じて設定ファイルが選択されていたが、日付や販売部門などの他の入力情報に応じて設定ファイルが選択されてもよい。
また、上記第1ないし第4の実施の形態の機能を全て一の商品情報処理装置1に備えさせ、ユーザの設定に応じていずれかの機能が能動化できるようになっていてもよい。
また、上記実施の形態のタッチパネル21は非音声振動を発生するものとして説明を行なったが、音声振動を発生可能なものであってもよい。この場合は、タッチパネル21が音声発生手段(スピーカ)としても動作可能であるため、商品情報処理装置1は音声発生手段としての専用部品を備える必要が無くなり、商品情報処理装置1を小型化できる。
また、上記実施の形態においては、商品を計量した結果に応じて価格を導出し、導出した価格をラベルに印字する商品情報処理装置1を例として説明を行なったが、本発明に係る技術を適用可能な商品情報処理装置は、これに限定されるものではない。例えば、商品の計量機能のみを有する計量装置や、商品に係るラベルの印字機能のみを有するラベルプリンタなど、商品に係る情報を処理する商品情報処理装置であれば、どのようなものであっても本発明に係る技術を適用することが可能である。
図16は、商品情報処理装置の他の例の外観構成を示す図である。図16に示す商品情報処理装置9は、トレーに載置された商品を取り込みつつ計量する計量部92、張設状態とされたフィルムに対して下部から商品を上昇させることで商品をフィルムで包装する包装部93、計量結果に応じた価格が表示されたラベルを印字する印字部94、包装された商品に対してエアの噴出によりラベルを貼付する貼付部95、及び、商品を搬出する搬出部96を備えている。これにより、商品情報処理装置9は、商品の計量、包装及び値付を行なうことができるようにされている。
また、この商品情報処理装置9は、タッチパネル91aを有する表示部91を備えており、ユーザは表示部91のタッチパネル91aを介して各種操作を行なうことが可能となっている。このタッチパネル91aの構造や動作については、上記実施の形態と同様の構造及び動作を採用することができる。
本発明の実施形態に係る商品情報処理装置の外観を示す斜視図である。 商品情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の表示部の画面の表示例を示す図である。 タッチパネルの主要構成を示す分解斜視図である。 第1の実施の形態のタッチパネルに係る商品情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の設定ファイルの例を示す図である。 第1の実施の形態の設定画面の例を示す図である。 第2の実施の形態の表示部の画面の表示例を示す図である。 第2の実施の形態の設定ファイルの例を示す図である。 第2の実施の形態の設定画面の例を示す図である。 第2の実施の形態のタッチパネルに係る商品情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態の設定ファイルを選択する処理の流れを示す図である。 第3の実施の形態の設定補助ファイルの例を示す図である。 第4の実施の形態の設定ファイルを選択する処理の流れを示す図である。 第4の実施の形態の設定補助ファイルの例を示す図である。 商品情報処理装置の他の例の外観構成を示す図である。
符号の説明
1 商品情報処理装置
20 表示部
50 制御部
67 類型ボタン
68 ユーザボタン
71 可撓板
72 支持基板
73 圧電基板

Claims (6)

  1. 商品に係る情報を処理する商品情報処理装置であって、
    画面の押圧に応答して前記画面上の押圧位置を検出するとともに、振動指示信号に応答して振動可能な表示手段と、
    前記表示手段の前記画面に表示される複数のコマンドボタンのそれぞれに、複数の振動パターンのうちのいずれかを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記画面の押圧に応答して前記押圧位置に対応するコマンドボタンに関連付けられた振動パターンを選択し、該振動パターンを示す振動指示信号を前記表示手段に与える制御手段と、
    を備えることを特徴とする商品情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の商品情報処理装置において、
    前記記憶手段は、前記複数のコマンドボタンのそれぞれに、前記複数の振動パターンのうちのいずれかを関連付ける複数の設定ファイルを記憶するものであり、
    所定の入力情報に応じて、前記複数の設定ファイルのうちから使用する一の設定ファイルを選択する選択手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記選択手段に選択された前記一の設定ファイルを参照して、前記振動パターンを選択することを特徴とする商品情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の商品情報処理装置において、
    前記入力情報は、ユーザの識別情報を含むことを特徴とする商品情報処理装置。
  4. 請求項2に記載の商品情報処理装置において、
    前記入力情報は、前記商品の類型情報を含むことを特徴とする商品情報処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の商品情報処理装置において、
    前記記憶手段は、前記コマンドボタンのコマンド系統ごとに固有の振動パターンを関連付けることを特徴とする商品情報処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の商品情報処理装置において、
    前記記憶手段は、前記コマンドボタンの押圧前の表示色ごとに固有の振動パターンを関連付けることを特徴とする商品情報処理装置。
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