JP2005084545A - 撮像装置及びその制御方法、並びに制御プログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、並びに制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 バリアの開閉駆動時にステッピングモータが脱調してレンズ位置に誤差が生じても正確に修正することができ、且つバリアの閉駆動時におけるステッピングモータの脱調を防ぐと共に、起動時間の高速化を実現した撮像装置を提供する。
【解決手段】 リセット信号(PI信号)の2箇所ある切り換り位置の一方を沈胴位置近辺に設定し、もう一方をバリアが開ききる位置近辺に設定する。沈胴状態からの起動時では、通常よりステッピングモータのパルスレートを上げて加速することにより、レンズの繰り出しを速くする。逆に、沈胴時のバリア駆動領域では、通常よりステッピングモータのパルスレートを下げて減速することにより、ステッピングモータの脱調を防ぐ。また、バッテリ残量が充分であるときは、バリア駆動領域でのステッピングモータのパルスレートを上げてレンズの繰り出しを速くする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、銀塩カメラや電子カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの撮像装置及びその制御方法、並びに制御方法を実現するための制御プログラムに関する。
従来、レンズが沈胴する沈胴式カメラでは、レンズが繰り出した時にはズーミングやフォーカシングをその繰り出し機構で行うものが一般的である。このようなカメラにおける繰り出し機構はカムを環状の駆動環に掘って、その駆動環の回転によりレンズを移動させるという方式がよく使われており、この駆動環を回転するアクチュエータにはDCモータを用いるものが一般的だった。しかし近年、小型でトルクの強いステッピングモータが登場したことにより、沈胴式レンズのカムを回転させる駆動環を、ステッピングモータを用いて駆動させることが可能になってきた。
DCモータでは、パルス発生機構を設けるなど、コンピュータ制御するのにフィードバック系を設ける必要があるのに対して、ステッピングモータは、DCモータのようにパルス発生機構を設ける必要がなく、またパルスを送った分だけ回転するためデジタル的に回転量のコンピュータ制御が簡単に行えるため、DCモータに比べて小型化やコスト面で優れた特長を有している。
しかし、発振するパレスでステッピングモータを制御することは、オープンループで制御することになり、パルスを送ってもモータが回転しない脱調という現象を検出することが困難になる。ステッピングモータが脱調した場合には、レンズのカムの位相がずれるためレンズの位置に誤差が生じ、ピントが合わなかったり、沈胴時に暴走したりする等の異常動作が発生する虞がある。
そこで、このような脱調を検出するために、従来は、駆動環の回転する位相に目印となるリセット位置を設けて、ある回転位相になったらリセットすることで脱調によるカムのずれがないかを検出し、ずれが検出された場合にはパルスのカウントを修正していた(例えば特許文献1,2を参照)。例えば、特許文献1では、異なるズーム仕様に対応するため、ワイド側(広角側)とテレ側(望遠側)の2箇所に銀シールを貼り、レンズの位置検出を銀シール両端のテレ位置2箇所とワイド位置2箇所で行っている。また、特許文献2では、レンズの第1位置(沈胴状態)と第2位置(スタンバイ状態)との間にレンズの基準位置を設けて位置制御を行っている。
一方、かかる沈胴式カメラでは、レンズを保護するためのレンズバリアを開閉可能に鏡筒の先端部に設け、沈胴動作と同時にバリアを閉じるという技術が使われている。バリアの開閉にはバネを用い、沈胴動作の時に、バリアを開けているバネをチャージしながらバリアの閉駆動を行うものが一般的である。また、沈胴式カメラはバッテリで駆動するものが一般的であり、バッテリの残量が少ないと判断された場合にはレンズを沈胴状態にする技術も開示されている(例えば特許文献3を参照)。
特開2002−214506号公報 特開平7−218809号公報 特開平9−211528号公報
しかしながら、上記従来例では次のような問題点があった。
(1)レンズバリアの開閉時は、レンズに加わる負荷の変動が大きく、特にレンズの沈胴動作時のバリア閉駆動中には、バリアを開くバネをチャージするために、駆動環を回転するアクチュエータには強いトルクが必要となる。このバリア駆動時に例えばレンズに外力が加わると、レンズに大きな負荷が加わり、前記アクチュエータにステッピングモータを用いた場合には脱調し易くなる。この脱調を回避するために、減速比を上げてトルクの足りない分を補うことも考えられるが、この方法ではレンズの繰り出しスピードが遅くなるため起動時間が長くなるという欠点があった。
そこで、レンズの繰り出しスピードに支障を来すことなく、バリア駆動時におけるステッピングモータの脱調を防ぐ手法と、バリア駆動時にステッピングモータが脱調してレンズの位置に誤差が生じても、これを正確に修正することができる手法が望まれるが、従来技術ではこれを実現することができなかった。
例えば、特許文献1の技術では、レンズの位置検出を銀シール両端のテレ位置2箇所とワイド位置2箇所で行っているため、撮影状態やズームによる位置補正は可能であるものの、沈胴動作時のバリア駆動によりステッピングモータが脱調した場合には、沈胴位置付近でレンズの位置を修正できないため、カメラは、レンズが沈胴しきらない状態で沈胴したと誤判断する虞がある。
また、特許文献2の技術では、リセット位置が第1位置(沈胴位置)と第2位置(スタンバイ位置)の間に一箇所あるだけである。このため、この区間でバリア駆動を行う場合には、レンズが繰り出し方向/繰り込み方向のどちらかに移動するとき、第1または第2位置に移動する間において必ずリセット後にバリア駆動区間を通る場合が生ずることになり、バリア駆動区間で脱調が起こった時にはレンズの位置を修正することができない。
(2)バッテリ残量が少なくなった時の処理として、特許文献3の技術は、バッテリの残量が少ない場合にはレンズを沈胴状態にして撮影不可能な状態にするものであるが、この技術では、バッテリ残量がなくなるぎりぎりまで撮影を続けることはできないという欠点がある。そこで、バッテリ残量が少なくなったときでも撮影可能な状態を維持しようとすると、駆動環を回転するステッピングモータが脱調して回転しなくなる虞がある。これは、ステッピングモータでは、電源電圧が低下した時にも駆動速度はパルスレートで決まるため、電圧低下に伴って駆動速度が低下することはないためである。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、レンズバリアの開閉駆動時にステッピングモータが脱調してレンズの位置に誤差が生じても、これを正確に修正することができる撮像装置及びその制御方法、並び制御プログラムを提供することを目的とする。また、レンズバリアの閉駆動時におけるステッピングモータの脱調を防ぐと共に、レンズの繰り出しスピードを速くして起動時間を短縮することができる撮像装置を提供することを目的とする。さらに、バッテリ残量がなくなるぎりぎりまで撮影を続けることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像装置本体に沈胴する撮影レンズと、前記撮影レンズを保護するためのバリアとを有し、前記撮影レンズが撮像装置本体に沈胴した沈胴位置と撮影可能な撮影領域との間を移動可能に構成され、且つ前記撮影レンズが前記沈胴位置から前記撮影領域まで移動する間に前記バリアが開き、前記撮影領域から前記沈胴位置まで移動する間に前記バリアが閉じるように構成されたレンズ鏡筒の位置制御を行う位置制御手段を備えた撮像装置であって、前記位置制御手段は、前記撮影レンズの位置を検出する検出手段と、前記レンズ鏡筒に設定された基準位置に基づいて、前記検出手段で検出された前記撮影レンズの位置を補正する補正手段とを有し、前記基準位置は、前記バリアが開閉駆動する区間の両端側に設定されたことを特徴とする。
また、前記基準位置は、前記バリアが開き終わったバリア開位置と前記撮影領域との間の第1の区間と、前記バリアが閉じ終わったバリア閉位置と前記沈胴位置との間の第2の区間に設定されたことを特徴とする。
さらに、前記撮影レンズは、パルスにより駆動制御される駆動手段を用いて移動可能に構成され、前記バリアの閉駆動時には前記駆動手段のパルスレートを低下して前記駆動手段を減速制御し、前記バリアの開駆動時には前記駆動手段のパルスレートを上げて前記駆動手段を加速制御することを特徴とする。
また、バッテリの電圧を検出する電圧検出手段を備え、前記駆動手段は、前記バッテリの電力により動作するように構成され、前記電圧検出手段の検出結果に応じて、前記バリアの開駆動時における前記駆動手段のパルスレートを変更することを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、撮像装置本体に沈胴する撮影レンズと、前記撮影レンズを保護するためのバリアとを有し、前記撮影レンズが撮像装置本体に沈胴した沈胴位置と撮影可能な撮影領域との間を移動可能に構成され、且つ前記撮影レンズが前記沈胴位置から前記撮影領域まで移動する間に前記バリアが開き、前記撮影領域から前記沈胴位置まで移動する間に前記バリアが閉じるように構成されたレンズ鏡筒の位置制御を行う撮像装置の制御方法であって、前記バリアが開閉駆動する区間の両端側に基準位置を予め設定しておき、前記撮影レンズの位置を検出する検出工程と、前記基準位置に基づいて、前記検出工程で検出された前記撮影レンズの位置を補正する補正工程とを順次実行することを特徴とする。
本発明の制御プログラムは、撮像装置本体に沈胴する撮影レンズと、前記撮影レンズを保護するためのバリアとを有し、前記撮影レンズが撮像装置本体に沈胴した沈胴位置から撮影可能な撮影領域まで移動可能に構成され、且つ前記撮影レンズが前記沈胴位置から前記撮影領域まで移動する間に前記バリアが開き、前記撮影領域から前記沈胴位置まで移動する間に前記バリアが閉じるように構成されたレンズ鏡筒の位置制御を行う撮像装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記撮影レンズの位置を検出する検出ステップと、前記バリアが開閉駆動する区間の両端側に設定された基準位置に基づいて、前記検出ステップで検出された前記撮影レンズの位置を補正する補正ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項1,5,6の発明によれば、バリアの開閉駆動時に撮影レンズの位置に誤差が生じても、基準位置に基づいて迅速に補正することが可能になる。
請求項2の発明によれば、撮影レンズは、第1の区間で位置が補正された後、負荷変動の大きい領域を通らずに撮影領域へ移動することができるので、レンズ位置に誤差がない状態で焦点調節を行うことができ、高精度な焦点調節が可能になる。
請求項3の発明によれば、バリアの閉駆動時には駆動手段のパルスレートを低下して駆動手段を減速制御するようにしたので、バリアの閉駆動時における駆動手段の脱調を防ぐことができ、またバリアの開駆動時には駆動手段のパルスレートを上げて駆動手段を加速制御するようにしたので、撮像レンズの繰り出し速度を速くして起動時間を短縮することが可能になる。
請求項4の発明によれば、バッテリ電圧の検出結果に応じて、バリアの開駆動時における駆動手段のパルスレートを変更するようにしたので、例えばバッテリ電圧が充分であるときは、パルスレートを上げて撮像レンズの繰り出し速度を速くし、起動時間を短縮することが可能になる。また、バッテリ電圧が充分でないときでも、パルスレートを下げて撮像レンズの駆動を低速で行うことにより撮影可能な状態にすることができ、バッテリ残量がなくなるぎりぎりまで撮影を続けることが可能になる。
本発明の撮像装置及びその制御方法、並びに制御プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の撮像装置は、デジタルカメラに適用される。
<デジタルカメラの構成>
図1は、本発明の実施の一形態に係る撮像装置であるデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラは、カメラ全体の動作を制御するCPU11を有し、CPU11には信号処理回路12が接続されている。信号処理回路12には、CCDなどの撮像素子13、音声を入力するマイク110、画像の表示装置であるLCD14、外部の機器に画像や音声を出力するための信号出力端子15、音声を出力するスピーカー16、及びメモリ18が接続されている。
撮像素子13では、レンズ部17により結像された像を光電変換して映像信号として出力し、信号処理回路12は、この出力された映像信号に対して、アンプ、A/D変換、γ処理、圧縮、D/A変換等の各種の処理を行う。また、マイク110は、音声を電気信号に変換して信号処理回路12へ出力する。そして、信号処理回路12によって信号処理された信号は、画像音声出力として、LCD14及びスピーカー16によりそれぞれ画像表示、音声再生がなされると共に、信号出力端子15からデジタルカメラ外部のモニター等の機器へ出力される。
また、CPU11には、操作部118、通信端子111、電源制御部112、及びストロボ117が接続されるほか、レンズ部17の各種回路(AFリセット回路113、AFモータ114、絞り駆動回路115、及びシャッター駆動回路116)が接続されている。
操作部118は、各種の操作ボタンやレリーズボタンなどのデジタルカメラを操作する操作スイッチなどで構成される。電源制御部112は、デジタルカメラ全体に電源の供給を行うバッテリと、各箇所に供給する電圧を作り出すDC/DCコンバータと、各箇所に供給される電圧電流の制御をする制御回路と、バッテリチェックのための電圧測定を行うバッテリチェック回路などにより構成されている。
動画を撮影する場合には、撮像素子13から出力された映像信号を信号処理回路12で信号処理し、その信号処理された信号に対して自動露出(AE)を行って露出量を決め、絞り駆動回路115を動かして絞り値を決定する。
また、静止画を撮影する場合には、操作部118に含まれる不図示のレリーズボタンを押すことにより、まずAFリセット回路113及びAFモータ114を働かせ、レンズ部17を通した像のピントが合うように制御する。そして、撮像素子13の出力から自動露出を行い、適正な露光量となる絞り値とシャッタースピードを決定し、絞り駆動回路115を駆動して適性な露光量になるように絞りを制御する。
次に撮像素子13をリセットして光電変換により電荷の蓄積を開始し、シャッター駆動回路116により、自動露出で決定したシャッタースピードになるようにシャッターを閉じる動作をする。また露光量が足りない場合には、電荷蓄積開始からシャッターが開いている時間内にストロボ117を発光させる。撮影された映像信号は、信号処理回路12で処理し、処理された静止画データはメモリ18にバッファされ、交換可能なメモリメディアなどの記録部19に記録される。
図2及び図3は、本実施形態に係るデジタルカメラの鏡筒の分解斜視図である。
図中の201は、CCDホルダーユニットである。CCDホルダーユニット201は、CCDやローパスフィルタなどの光学及び撮像部を保持する枠であり、また直進キー201a及びバリアカム部201bが一体化して構成されている。202は非導電部材で構成された固定鏡筒であり、204は導電部材で構成された駆動環である。固定鏡筒202は、駆動環204を回転方向に自在に規制する。205は金属製の板バネから成る片寄せバネである。
CCDホルダーユニット201と固定鏡筒202で駆動環204を挟み込み、片寄せバネ205によりCCDホルダーユニット201方向に片寄せして駆動環204の光軸方向の位置を固定する。駆動環204と片寄せバネ205は直接接触しており、電気的には同電位につながっている。
206はバリアユニットであって、2枚のバリア羽根が開閉することにより、沈胴時にレンズを保護するように構成されている。
207はレンズ全群ユニット(図1のレンズ部17に相当)であって、レンズ全群を保持し、また内部に絞り及びシャッターを内蔵しており、鏡筒フレキ203を通した電気信号により内部の絞り及びシャッターを駆動する。レンズ全群ユニット207にある溝と直進キー201aが嵌合して、レンズ全群ユニット207が光軸方向前後に移動可能になっている。
<バリアユニット206の動作>
図4及び図5は、バリアユニット206の動作を説明するための図であり、図4がバリア開状態、図5がバリア閉状態を示している。
図中の41は、バリアユニット206を駆動する部材であるバリア駆動環であり、42はバリア羽根(1)、43がバリア羽根(2)である。44は、開き方向にバリア駆動環41に負荷をかける開きバネ、45は閉じバネである。閉じバネ45は、フック状のバネであり、バリア駆動環41上に形成された突起部41aに係止しており、閉じバネ45の力によりバリア羽根(1)42を閉じ方向に引っ張って片寄せしている。バリア羽根(1)42とバリア羽根(2)43は、各回転軸の部分に形成されたギアで噛み合っており、バリア羽根(1)42が回転すれば反対方向にバリア羽根(2)43が回転するようになっている。
図4に示す開状態では、開きバネ44によりバリア駆動環41が右回りに回転することで、バリア羽根(1)42は突起部41aに押されて左回りの回転をする。これによってバリア羽根(2)も反対の右回りに回転し、バリアが開くことになる。
次にバリアを閉じる場合について説明する。バリアユニット206内のバリア駆動環41がバリアカム部201bのカム面に押し付けられることにより、バリア駆動環41が開きバネ44に反して左回りに回転する。この時、突起部41aが回転により下がってくるため、閉じバネ45の働きにより同時にバリア羽根(1)42が右回りに回転する。そしてギアの噛み合いによりバリア羽根(2)43も左回りに回転して二つの羽根42,43が合わさるところで止まる。図5に示す状態のところまでバリア駆動環41は回転可能であり、突起部41aはバリア羽根(1)42が止まっても更に回転して閉じバネ45を引っ張ることにより、バリアの閉じ力を更にチャージする。
以上のようにして、バリアユニット206がレンズ全群ユニット207と結合して一体に光軸方向前後に動くことにより、バリアカム部201bのカム面にバリアユニット206内のバリア駆動環41が当たる作用と開きバネ44のバネ力とによって、バリア駆動環41を回転させ、その回転と閉じバネ45により二枚のバリア羽根42,43が開閉するような仕組みとなっている。
<バリア状態、レンズのリセット及び繰り出し状態の関係>
図6は、駆動環204の回転角度に対する、バリアの状態、フォーカスレンズのリセットタイミング及び繰り出し状態の関係を示す図である。
同図の横軸が駆動環204の回転角度であり、駆動環204の回転角によりフォーカスレンズが繰り出される。その繰り出し量を表すのが図中の321である。この時のバリアの状態を示すのが322であり、またリセット信号(PI信号:フォトインタラプタの出力)を示すのが323である。
図中の300及び311は、それぞれ沈端突当て300と至近突当て311であり、メカ的に駆動環204のストッパーが突き当たることにより、駆動環204の回転を止めてフォーカスレンズが移動し過ぎないようになっている。
沈端位置301からAFモータ114が回転を始めると、駆動環204の回転角度が位置302で示す一定角度まで、フォーカスレンズは停止し、位置302を境に繰り出しを始める。繰り出し開始直後の位置303でリセット信号323が“L”レベルから“H”レベルへ切り換わる。
ここで、リセット信号323が切り換わる仕組みについて図7(a),(b),(c)を用いて説明する。図7(a),(b),(c)は、駆動環204とリセット部材であるフォトインタラプタ(PI)61との関係を示す図である。図6の沈端位置301に対応する状態が図7(a)に示され、図6のバリア開位置305に対応する状態が図7(b)に示され、図6の至近端位置310に対応する状態が図7(c)に示されている。同図中の204aは駆動環204と一体に形成された衝立部であり、フォトインタラプタ61内にはLEDとその受光センサーが配置されている。衝立部204aがそのLEDの発光を遮ったら“H”レベルを出力し、それ以外は“L”レベルを出力するといった仕組みになっている。
上述したように位置303でリセット信号323が“H”レベルへと切り換わり、続いて更に繰り出していくと、バリアユニット206は、バリアカム部201bの働きにより、バリア閉位置304からバリア開位置305へ駆動環204が回転する位相で徐々にバリアを開く。バリア開位置305では完全にバリアが開き、またこの位置305を境にバリアカム部201bのカム面とバリア駆動環41の接触が離れる。
駆動環204が逆転する場合も同様に、バリア開位置305からバリアカム部201bとバリア駆動環41が接し始め、バリア駆動環41が回転して開きバネ44のチャージを開始し、バリア駆動環41がバリア開位置305からバリア閉位置304に向かって動く時に徐々に閉じ動作を行う。この304から305の区間は開きバネ44のチャージ量が変化するため、どちらの方向に動く場合でも駆動環204の回転に必要なトルクがこの区間内で変化することになる。そしてこのトルク変化の大きい区間は、リセット信号323が“H”レベルになっている区間内にある。また、バリア開位置305から繰り出し側では、開きバネ44のバネ力は駆動環204の回転に影響を与えなくなる。
バリアが開いた位置305から更に駆動環204をフォーカスレンズが繰り出す方向に回転させると、位置306の位相から、衝立部204aが通過してフォトインタラプタ61を遮らなくなるため、リセット信号323が“L”レベルに切り換わる。この位置306をAFリセット位置とする。
これより更に駆動環204を回転させて繰り出した位置307の位相をAFスキャン開始点に設定する。通常電源を入れた時や撮影後は、この位置307でフォーカスレンズを停止させておく。そこから少し駆動環204を回転させてフォーカスレンズを繰り出した位置308に無限遠のピント位置がある。さらに繰り出した位置309を定点位置としており、定点位置309とは、パンフォーカス撮影の時に無限遠からできるだけ長い範囲の近距離までピントが合うようにFナンバーと最小錯乱円により決められる位置である。パンフォーカス撮影やAFにより合焦位置が検出不可能な場合等のとき、この定点位置309で撮影を行う。さらに繰り出していくと段々焦点調節が近距離になっていき、至近端位置310に達する。
<鏡筒の動作シーケンス>
I.電源オン時のシーケンス
次に、鏡筒を動かす時のシーケンスについて説明する。図8は、バッテリの残量が充分あると判断された場合の電源オン時のシーケンス図であり、図9は、バッテリの残量が少ないと判断された時の電源オン時のシーケンス図である。
電源オン時に電源制御部112中のバッテリチェック回路がバッテリの電圧をチェックし、所定の閾値と比較して閾値以上ならばバッテリの残量が充分あると判断して図8のシーケンスを実行し、閾値以下であったら残量が少ないと判断して図9のシーケンスを実行する。
バッテリ残量が充分ある場合(図8のシーケンス)には、ステッピングモータから成るAFモータ114に供給する電圧を3.0Vと高めに設定する。AFモータ114に供給するパルスの周波数は、それに使える割り込みの周期で決まっており、割り込みを300μsに設定する。
そして、図8に示すように、まず沈端位置301から駆動周波数883PPSで8パルス分回転させ、次のパルスからは1111PPSに駆動周波数を変更して8パルス分回転させる。さらに駆動周波数を1667PPSに変更して回転を続ける。AFモータ114にステッピングモータを使っているため、このように段階的に加速制御することにより、プルイントルクでは回らない速度まで回転数を上げることができる。またこの場合、ステッピングモータの駆動周波数を上げることでトルクは下がってしまうため、これを補うためにステッピングモータに供給する電圧を3.0Vに上げることでトルクアップを図っている。
AFモータ114の回転により駆動環204を回転させフォーカスレンズを繰り出していき、リセット信号(PI)323が“L”レベルから“H”レベルに切り換わる位置303を過ぎた位置901でPI判定シーケンス(リセット信号の判定処理)に入るため、ここで最初の速度である周波数883PPSに減速する。この時点で再びバッテリチェックを行い、電圧が閾値より下がって残量が少ないと判断された場合には、ここから割り込み周波数を切り換えて図9のシーケンスに入る。電圧が充分である場合には再び883PPSから1111PPSへと8パルスずつ同じように2段階加速した後、1667PPSでAFモータ114を回転させる。そして、AFリセット位置306まで駆動させ、リセット後にまた2段階減速させ、1111PPSと883PPSで8パルスずつ駆動させる。
その後、割り込み周波数を800μsに、駆動電圧を2.7Vに切り換える。800μsの割り込み周波数で決まる駆動速度625PPSで4パルス駆動した後、1250PPSでスキャン開始点307の手前4パルスまで送り、また625PPSに減速してからスキャン開始点307で停止させる。
AFリセット位置306までを1667PPSで動かすのは、脱調してパルスのカウントとレンズの位置がずれてしまった場合でも、AFリセット位置306でリセットするためにレンズの位置に合わせてパルスのカウントを修正できるからである。また、バリア開の位置305まではバリアの開きバネ44のチャージを開放する力が加わるため、トルクに余裕が生じて高速で駆動することができる。また、位置305と位置306はできるだけ近い位置に配置している。リセット後は、レンズ位置のずれは許されないので、トルクに余裕がある1250PPSで動かすためにAFリセット位置306までの速度よりは低速で駆動することになる。
また、バッテリチェックで電圧が閾値以下の時は、図9に示すような駆動シーケンスとなる。
図8と比較すれば分かるように、沈端位置301からAFリセット位置306後に減速するまでのAFモータ114に加える電圧と割り込み周波数、及び駆動周波数と加減速の段数を変更したものである。電圧は通常の2.7Vを加え、割り込み周波数を375μsに設定し、まずこの割り込み周波数で決まる889PPSで8パルス分駆動した後、1333PPSで駆動する。図8と同じ位置901でPI判定を行う。
この後の動作は、図8のPI判定時でバッテリ不十分のときと同じものになる。すなわち、1段889PPSで8パルス分駆動した後、AFリセット位置306まで1333PPSで駆動し、リセット後に8パルス分だけ889PPSに減速した後、割り込みを800μsに設定し、以下は同様に4パルス分だけ625PPSの後で1250PPSとなる。この場合も電圧は下げているが、AFリセットまではカウントの修正ができるのと、バネのチャージ力で負荷が減ることから、駆動周波数は、沈端位置301からAFリセット位置306までに使う1333PPSがリセット後に使う1250PPSより速くなるように設定している。
以上、電源オン時のシーケンスについては、バッテリの残量が充分ある場合でも、少ない場合でも、AFリセット後に使う通常の駆動周波数よりAFリセットまでの駆動周波数を高くして速くAFモータ114を動かしているため、レンズの繰り出しが速くなり、起動時間を縮めることができる。このように高速化が可能なのは、AFモータ114に加わる負荷がバリア開位置305までは開きバネ44のバネ力により軽くなっているのでトルクに余裕があることと、リセットした後は通常の低い速度に落とすため、リセットする前までは脱調してレンズ位置がずれる恐れのある速度にしてもリセット時に修正ができるためである。
AFリセット後は、このAFリセット位置306を基準にして、そこから何パルス分の位置までレンズを駆動させているかをカウントすることで、スキャン開始点や各被写体距離に対応した位置にレンズを繰り出すことができる。
また、バッテリチェックにより残量が充分ある場合には、少ない場合に比べて多段階の加速制御をして高速にAFモータ114を駆動しているため、レンズの繰り出しを速くすることができ、沈胴時から電源オンして撮影可能となるまでの起動時間がより速くなる。
II.電源オフ時のシーケンス
次に、電源オフ時のシーケンスについて説明する。図10は、電源オフ時のシーケンス図である。
電源オン後または撮影後などのフォーカスレンズが停止している位置は、常にスキャン開始点307となるようになっている。このため、電源オフ時のシーケンスは、図10に示すように、スキャン開始点307から始まり、通常の割り込み800μs、電圧2.7V、625PPSで8パルス分繰り込み方向に駆動した後、1250PPSに加速する。そして、バリアが閉じ始まるバリア開位置305の直前の位置902で625PPSに減速する。この減速位置902は、バリア開位置305とAFリセット位置306の間にある。バリア開位置305より繰り込み側は、開きバネ44をチャージするために強い駆動トルクが必要となり、625PPSに減速したままで沈端位置301に停止するまで、この駆動速度で動かす。低速時のステッピングモータは電圧を変えなくてもトルクが強くなり脱調しにくくなる。
バリア閉位置304を過ぎた後は、閉じバネ45のチャージも加わり更にAFモータ114の負荷は沈端位置301に近づくほど高くなる。このため、沈端付近で脱調する可能性が高くなるため、沈端付近にリセット位置303を設けている。位置303で沈端位置リセットを行った後は、そこから所定パルス分駆動した位置を沈端位置301としてそこまで駆動する。
AFモータ114は多くのギアを用いて減速させているので、ギアのバックラッシュなどがあり、その結果、レンズの駆動にはモータの回転方向による往復差がある。このため、沈端位置301ではそのまま停止せずに、次の起動時の時間を短縮するため、この往復差を除去するのに必要な分のパルス数をAFモータ114に与えて逆転させて停止させる。
撮影時は、撮影時の機能に割り込みを多く使うことと、前述したようにトルクの余裕があることから、割り込み800μsのみを使用し、速度は625PPSと1250PPSで電圧も2.7Vで使用する。撮影待機時には、常にフォーカスレンズはスキャン開始点307で停止している。ここからAFスキャンを開始する。
<撮影領域でのAFシーケンス>
図11は、撮影領域におけるAFシーケンスを示す図である。
同図において、スキャン開始点307でAFスキャンが開始され、AFスキャン中は625PPSの低速でフォーカスレンズを駆動する。このAFスキャンは、山登り方式のAFであり、フォーカスレンズを移動しながら各位置での画像の高周波成分を読み取り、その高周波成分の量を焦点評価値としてサンプリングして、そのピークを求める。そのため、フォーカスレンズは、スキャン開始点307から至近端位置310まで、またはマクロモードでない場合はその手前の決められた位置までを、画像をサンプリングしながら移動するため、低速で移動する必要がある。
その後、至近端位置310でAFモータ114を反転させ(図11中の401)、ピークのある位置903を合焦点として、フォーカスレンズをその位置に向かって移動させる。まずモータ反転後は625PPSで4パルス分駆動し1250PPSに加速する加速制御で、合焦点903よりも所定のパルス数先まで行って反転する(402)。このとき、反転前の4パルスは625PPSで減速して停止し、反転後再び4パルス625PPSで始めて、1250PPSに加速し、停止直前4パルスを625PPSに減速駆動して、合焦点903で停止する。
この後、シャッターを動作させ撮影動作を行う(403)。撮影終了後にレリーズボタンを離すとAFリセット306の動作に入る。レンズは同じ625PPSを4パルス駆動した後1250PPSで繰り込み方向に駆動し、AFリセット位置306を過ぎてバリア開位置305の手前でAFモータ114を反転し(404)、繰り出し方向に駆動して再リセットした後、スキャン開始点307に戻る(405)。
このように図11で説明した撮影領域においては、起動時の駆動周波数(図8:最高1667PPS、図9:最高1333PPS)に比べて、低い駆動周波数(最高1250PPS)で低速にフォーカスレンズを駆動するため、AFモータ114が脱調する恐れが少ない。また、AF動作中のスキャン開始点307から後はバリアの駆動領域を通らないので、AFモータ114に必要な駆動トルクは一定で低くなり、モータ114が脱調する恐れが少ない。また脱調が起こっていた場合でも、再リセットを行っているため、次の撮影ではレンズの位置が正しく修正されるため、レンズがずれた状態で撮影されることを回避することができる。
以上述べてきたように、本実施形態では、リセット信号(PI信号)の2箇所ある切り換り位置の一方(“L”から“H”)を沈胴位置近辺でバリアが完全に閉じきる位相と沈胴位置の間に設定し、もう一方(“H”から“L”)をバリアが開ききる位置とスキャン開始点の間に設定したので、バリアの開閉の行われる負荷変動の大きい領域の両端にリセット位置をおくことになり、ステッピングモータが負荷の変動により脱調してレンズの位置がずれた場合でも、直ちにリセットしてレンズの位置を正しい位置に復帰させることができる。さらに、リセットした後は負荷変動の大きい領域を通らないでオートフォーカスを行うことができる。
また、沈胴状態からの起動時では、バリアのバネ力によりレンズの負荷が小さくなるので、通常よりステッピングモータのパルスレートを上げて加速することにより、レンズの繰り出しが速くなり、沈胴時から電源オンして撮影可能となるまでの起動時間を縮めることができる。また逆に、沈胴時のバリア駆動領域では、バリアのバネ力をチャージするためレンズの負荷が大きくなるので、通常よりステッピングモータのパルスレートを下げて減速することにより、駆動トルクが高まり脱調を防止することができる。
さらに、バッテリの残量によってバリア駆動領域でのステッピングモータのパルスレートを変えるようにしたので、例えばバッテリ残量が充分であるときは、パルスレートを上げて撮像レンズの繰り出し速度を速くし起動時間を短縮することが可能になる。また、バッテリ残量が充分でないときでも、パルスレートを下げて撮像レンズの駆動を低速で行うことにより撮影可能な状態にすることができ、バッテリ残量がなくなるぎりぎりまで撮影を続けることが可能になる。
なお、本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施の一形態に係る撮像装置であるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 実施形態に係るデジタルカメラの鏡筒の分解斜視図である。 図2の続きの図である。 バリアユニットの動作を説明するための図である(バリア開)。 バリアユニットの動作を説明するための図である(バリア閉)。 駆動環の回転角度に対する、バリアの状態、レンズのリセットタイミング及び繰り出し状態の関係を示す図である。 駆動環とフォトインタラプタ(PI)との関係を示す図である。 バッテリの残量が充分あると判断された場合の電源オン時のシーケンス図である。 バッテリの残量が少ないと判断された時の電源オン時のシーケンス図である。 電源オフ時のシーケンス図である。 AFシーケンスを示す図である。
符号の説明
11 CPU
12 信号処理回路
13 撮像素子
17 レンズ部
41 バリア駆動環
42 バリア羽根(1)
43 バリア羽根(2)
44 開きバネ
45 閉じバネ
113 AFリセット回路
114 AFモータ
204 駆動環
206 バリアユニット
207 レンズ全群ユニット

Claims (6)

  1. 撮像装置本体に沈胴する撮影レンズと、前記撮影レンズを保護するためのバリアとを有し、前記撮影レンズが撮像装置本体に沈胴した沈胴位置と撮影可能な撮影領域との間を移動可能に構成され、且つ前記撮影レンズが前記沈胴位置から前記撮影領域まで移動する間に前記バリアが開き、前記撮影領域から前記沈胴位置まで移動する間に前記バリアが閉じるように構成されたレンズ鏡筒の位置制御を行う位置制御手段を備えた撮像装置であって、
    前記位置制御手段は、
    前記撮影レンズの位置を検出する検出手段と、
    前記レンズ鏡筒に設定された基準位置に基づいて、前記検出手段で検出された前記撮影レンズの位置を補正する補正手段とを有し、
    前記基準位置は、前記バリアが開閉駆動する区間の両端側に設定されたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記基準位置は、
    前記バリアが開き終わったバリア開位置と前記撮影領域との間の第1の区間と、前記バリアが閉じ終わったバリア閉位置と前記沈胴位置との間の第2の区間に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮影レンズは、パルスにより駆動制御される駆動手段を用いて移動可能に構成され、
    前記バリアの閉駆動時には前記駆動手段のパルスレートを低下して前記駆動手段を減速制御し、前記バリアの開駆動時には前記駆動手段のパルスレートを上げて前記駆動手段を加速制御することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. バッテリの電圧を検出する電圧検出手段を備え、前記駆動手段は、前記バッテリの電力により動作するように構成され、
    前記電圧検出手段の検出結果に応じて、前記バリアの開駆動時における前記駆動手段のパルスレートを変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 撮像装置本体に沈胴する撮影レンズと、前記撮影レンズを保護するためのバリアとを有し、前記撮影レンズが撮像装置本体に沈胴した沈胴位置と撮影可能な撮影領域との間を移動可能に構成され、且つ前記撮影レンズが前記沈胴位置から前記撮影領域まで移動する間に前記バリアが開き、前記撮影領域から前記沈胴位置まで移動する間に前記バリアが閉じるように構成されたレンズ鏡筒の位置制御を行う撮像装置の制御方法であって、
    前記バリアが開閉駆動する区間の両端側に基準位置を予め設定しておき、
    前記撮影レンズの位置を検出する検出工程と、
    前記基準位置に基づいて、前記検出工程で検出された前記撮影レンズの位置を補正する補正工程とを
    順次実行することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 撮像装置本体に沈胴する撮影レンズと、前記撮影レンズを保護するためのバリアとを有し、前記撮影レンズが撮像装置本体に沈胴した沈胴位置から撮影可能な撮影領域まで移動可能に構成され、且つ前記撮影レンズが前記沈胴位置から前記撮影領域まで移動する間に前記バリアが開き、前記撮影領域から前記沈胴位置まで移動する間に前記バリアが閉じるように構成されたレンズ鏡筒の位置制御を行う撮像装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
    前記撮影レンズの位置を検出する検出ステップと、
    前記バリアが開閉駆動する区間の両端側に設定された基準位置に基づいて、前記検出ステップで検出された前記撮影レンズの位置を補正する補正ステップとを
    備えたことを特徴とする制御プログラム。
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