JP2005082809A - ラクタムのアニオン重合を行うための触媒及びその製造方法並びにポリアミド成形化合物 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】ラクタムアニオン重合用に改良した液体システムを当業者に改良した液体システムを利用させ、良好な貯蔵安定性に加えて、彫像期間中にも一定な変化のない固有の色を有する。さらに、該液体システムは容易に製造でき、環境に対して安全である。
【解決手段】
【化1】
Figure 2005082809


ラクトン及び/又はラクタムをアニオン重合するための触媒溶液であって、一般式Iの化合物の少なくとも一種類からなる非プロトン性溶媒化剤中に溶解した塩を含有する触媒溶液。
化1において、RはH、炭素原子が1−12の脂肪族基、脂環式基あるいは芳香族基で複数のヘテロ原子あるいはヘテロ基を有してもよく、基Rは同一あるいは異なっていてもよく、H、ハロゲン、C1−C5アルキル基、エトキシ基及びメトキシ基から選択され、n=1,2あるいは3である。
【選択図】なし

Description

本発明は、強塩基性で、透明で、貯蔵安定性がありかつ室温で液体のアニリンのアルカリ塩溶液に関し、該アニリンは非プロトン性溶媒化剤中でモノカルボン酸あるいはその誘導体によってアミド化されている。本発明は、さらに該溶液の製造方法および該溶液を用いて製造されたポリアミドに関する。
近年、ラクタムの加速アニオン重合について種々の発展があったことが知られており、ここではいわゆる液系を用いてラクタム重合を開始している。アミノラクタムのアニオン重合を行うためのこの種の液体多成分系がドイツ特許公報DE19603305C2に記載されている。このシステムは、ラクタムアシル化剤と溶媒化剤を含むナトリウムカプロラクタメートから実質的になる。
それによって、このタイプのシステムは貯蔵寿命がごく限られていることが示された。
同じく、液体システムもWO 01/46293A1に記載され、この液体システムもドイツ特許公報19603305C2の系と対照的に、ラクタムフリーとなっている。したがって、この液体システムは非プロトン性溶媒化剤中でプロトン性化合物と塩基とのイソシアネートの反応性生物を含む。実際この溶液は当該技術分野で知られている溶液と比較すると貯蔵安定性が改良されていることが示されているが、これらの液体システムは常に種々の程度で退色性を示すことがこれらの液体システムで確立されている。従って、これらの溶液を貯蔵する場合に、該退色性が強められ、該溶液を使用する場合、結果的には生成したポリアミドが退色する可能性があることは特に望ましくない。
従って、上記従来技術から始めて、本発明の目的は、ラクトン及びラクタムアニオン重合用に改良した液体システムを当業者に利用させることにある。この液体システムは良好な貯蔵安定性に加えて、貯蔵期間中にも一定な変化のない固有の色を有する。さらに、該液体システムは容易に製造でき、環境に対して安全であるべきである。本発明のさらに別の目的は、この種のシステムを製造する方法および該液体システムによって製造したポリアミドを提示することにある。
本発明は、液体システムに関して、本請求項1の特徴により、触媒溶液の製造方法に関しては該溶液を請求項7の特徴により、さらにポリアミド成形材料については請求項11の特徴により達成することができる。従属請求項は優位な改良点を立証するものである。
本発明の液体システムは、以下に触媒溶液と記すが、非プロトン性溶媒化剤中で、モノカルボン酸あるいはその誘導体によりアミド化したアニリンのアルカリ塩を含む。本発明で使用するアミド化したアニリンあるいはその誘導体も以下の一般式1によって記載できる。
Figure 2005082809

一般式1の化合物の場合、したがってRはH、あるいは炭素原子が1−12の脂肪族基、脂環式基あるいは芳香族基で複数のヘテロ原子あるいはヘテロ基を有してもよい。ラジカルR基の場合、特に、酢酸、蟻酸、プロピオン酸及びシクロヘキサンカルボン酸及び安息香酸の同族体によりアミドを形成する間に生成するラジカルが好ましい。ラジカルRは同一あるいは異なっていてもよく、H、ハロゲン、C1−C5のアルキル基、エトキシ基及びメトキシ基から選択され、n=1,2あるいは3である。ハロゲンの中では、特にフッ素、塩素あるいは臭素が可能である。アニリンの対応する誘導体も周知の化合物である。
溶媒化剤(S)として、特に5乃至7員環の環状カルボキシアミド型の非プロトン性化合物および環状とすることもできる尿素誘導体並びにそれらの混合物も用いることができる。従って、これらの両化合物のクラスの窒素原子はNにおいてそれぞれ完全にアルキル化されている。環状カルボキシアミドの場合、これらのものは、例えば炭素原子が1乃至12のアルキル基であり、ラジカルもヘテロ基を含むことができる。尿素誘導体の場合、これらのものはテトラエチルおよびテトラブチル尿素および環状尿素誘導体であり、これらの環状尿素誘導体は1つの−N−及び複数のN原子のそれぞれで1回メチル化され、エチレンあるいはプロピレン橋によって一体化され、互いに結合され、通常命名されるジメチルエチレン及びジメチルプロピレン尿素を持っている。合成を制御しかつ得られる物性から、これら生成物のクラスの化合物は沸点が約200℃より高く、特に約240℃より高く、さらに特に280℃より高く、そのため該化合物は特に好ましい。環状カルボキシアミドの場合、これらの生成物のクラスの代表的なものには、ピロリドンの場合は、N−メチル、−エチル、−イソプロピル、−ブチル、−t−ブチル、−ヘキシル、−オクチル、−ドデシル、−シクロヘキシル、2−メチルオキシエチル及びー3−メチルオキシプロピルピロリドンがある。さらに、特に良好に適合する化合物はN−オクチルカプロラクタムである。さらに、環状化合物の代表例に加えて、テトラエチル尿素およびテトラブチル尿素も好適な溶媒化剤である。これらの多くの化合物が、ルードヴィヒシャーフェン市の(Ludwigshafen)BASF社1996年版BASF中間体に記載されている。特に、好適なカチオンはナトリウムとカリウムである。
N−オクチルピロリドン(NOP)及びテトラブチル尿素(TBH)中のアセトアニリドのナトリウム塩及びカリウム塩の約0.3から3.0モル/kgのモル濃度溶液が、特に好ましい。特に、該触媒溶液は、固有の色およびその活性が実質的に変化せずに約12ヶ月の優れた貯蔵安定性を有する。
本発明に係る触媒溶液は、予め固体物質として製造した一般式1の化合物のアルカリ塩を溶媒化剤中に直接溶解させることによって形成することができる。本目的のために必要となる例えばアセトアニリドの固体ナトリウム塩の製造法は、WO 00/58378に記載されている。
驚くことには、従来の知識とは対照的に、例えばアルカリメチレート溶液を用いて上記溶媒化剤(S)中溶液で温度を30℃から130℃、好ましくは50℃から70℃にして例えばアセトアニリドを直接脱プロトン化することが可能であることが示された。驚いたことに、かなり緩慢な条件下、好ましくは温度50℃においても、脱プロトン化をすることができる。故に、中間性生物を分離する必要がなく、良好な固有の色を備えた本発明の溶液が直接得られるという利点がある。脱プロトン化の塩基としては、強い塩基性態様で適しかつ作用する通常の化合物を使用することができる。これらの化合物としては、水素化ナトリウム、金属ナトリウム、ナトリウムアミドがあるが、特にナトリウムメチレートの、このような反応において当該技術分野で汎用される15から40%、特に30%のメタノール溶液あるいは対応するカリウムメチレートのメタノール溶液がある。
例えば、N−ドデシルアセテートおよびカプロラクタム等の通常の脂肪族カルボキシアミドを脱プロトン化するためには温度を少なくとも80℃、特に120℃から130℃とすることが必要とされるが、予想外にも上述したとおり50℃でかつ圧力が例えば10から30torrでNa,Kの通常のアルカリメチレート溶液によって容易にアセトアニリドの脱プロトン化を行うことができ、脂肪族カルボキシアミドを脱プロトン化するのとは対照的に沈殿は生じないということが示された。
本発明の溶液は、例えばラクトン、ラクタム及び2重結合含有モノマー等のアニオン重合用触媒として特に適合する。
それにより、従来技術と比較して、このものは室温で貯蔵安定性があり、かつ容易に取り扱える液体であり、従って該液体を容易かつ迅速にモノマー中に分散することができ、その結果非常に均一に重合を開始することができるという事実に本質的な利点がある。
脱プロトン化したカプロラクタムの既知の固体材料溶液に比較して、室温で液体の本発明の溶液は−追加の添加物を使用する必要もなく−数ヶ月間貯蔵安定性があり、偶発的に空気が入ってきたことによるその感応性、すなわち、沈降傾向も小さい。例えばカプロラクトン等の液体ラクトンあるいはまた2重結合含有モノマーに例えば0.3から3.0%のモル量で加える場合には、室温でアニオン重合反応が開始し急速に進行する。本発明の溶液は、ラクタム重合に特に非常に好適である。
促進剤を加えずに該溶液を単独で用いることができ、このことは例えばLC−12を重合する際には好適である。
本発明の溶液は、連続重合法および不連続重合法に好適である。本溶液を例えばLC−12をモノマーキャスティング法に用いる場合には、溶液をラクタムメルトに例えば220℃で加えることができ、その結果、溶融ラクタム中に溶液を均一に分散させるに要する時間が確保される。その後、温度を上昇させることができ、その結果反応を所望程度まで促進することができる。
さらに、該溶液は、例えばロービング布地を基材とした複合材料を製造するのに特に適合する。したがって、ロービングは常にサイジング剤を含み、その一成分は一般的にはシランであり、また例えばイソシアネートあるいは熱的にさらに安定なイソシアヌレート構造を含みマトリックスとの親和性を実現することもできるようになっている。溶融ラクトンは本発明の溶液によって塩基性とされるが、このように特にシラン化した構造を包含する場合には、これらの反応中心によってラクタムのアニオン重合は加速状態で開始する。該反応中心はラクタム−イソシアネート、イソシアヌレート−を直接アシル化するが、ポリラクタム鎖はフィラーの上に直接化学的に固定される。
もちろん、上記新規な概念は、またいかなるタイプにも対応してシラン化した充填剤及びそれらとガラス充填剤構造との組み合わせにも適している。
しかしながら、また、本発明の溶液は、特にLC−12の連続重合法、例えばスタットガルトのベルナール及びフェライデレール(Werner&Pfleiderer)のZSK等の双軸スクリュー押出機で連続重合させさせるのに非常に適している。
したがって、本発明の方法は、LCメルトから開始することもできるし、あるいは押出供給部に供給する粒状のラクタムから直接開始することもできる。ラクタムメルトを押出機に供給する間に、制限した一定のモル比で本発明の溶液を連続的に添加しかつ均一に混合して重合を開始し進行させなければならない。溶液は、押出機に計量する前に既に強力ミキサ中に存在させるか、あるいは押出機の供給部に直接ラクタムメルトの流れに添加することができる。無論、その場合には、適当な重合方法とするには、当該技術水準に対応した対策を採らねばならない。従って、例えば、メルトの温度及び滞留時間は対応して適合させなければならない。
純粋な、予め不活化していないあるいは変性してなく、添加物を含まないラクタムを直接使用でき、かつ該溶液を適当に添加して重合を直接開始することができることは、本発明の溶液を用いる場合の利点である。その結果、賦活剤および触媒含有ラクタムメルトを別々に準備しかつ貯蔵するために加熱して不活性としなければならないというようなラクタムメルト容器に対する制限がないので、装置に対する技術的対応も実質的に簡略化される。
しかしながら、本発明の溶液はラクタム、特にラクタム12を重合するのに非常に適合することが特に示された。さらに、興味ある変更および組み合わせ操作を行えることが示された。
したがって、例えば、本発明の溶液は、添加物を選択することによってその適用範囲は実質的に拡大することが可能となる。
例えば、本発明の溶液に安定化剤を添加することができる。ラクタムのアニオン重合を阻害しない、あるいは阻害しても実質的ではなく、かつ退色を引き起こさない安定化剤が好ましい。したがって、好ましくは例えばクラリアント(Clariant)社のいわゆるナイロスタブ(Nylostab)S−EED等のいわゆるHALS安定化剤あるいは例えばチヌヴィン(Tinuvin)765及びチヌヴィン(Tinuvin)770あるいはチヌヴィン(Tinuvin)312等のチバSC社の他のHALS安定化剤、または弱い安定化剤チヌヴィン312お呼び安定化剤と促進剤とを選択的に混合した混合物を用いること好ましいことが示された。また、ナイロスタブS−EED及びチヌヴィン312を脱プロトン塩形状で用い、それによって溶媒化剤中で直接アセトアニリドと一緒に脱プロトンを行うことができる。
重合工程に影響を与えるため、添加剤を選択し押出機にラクタムと一緒に該添加剤を供給することも可能であり、またラクタムメルト中での重合工程前にすでにそれらを溶解することも可能であり、添加剤としては例えばポリマーの促進剤及び安定化剤とする。
それにより、イソシアネート、カルボジイミドあるいは既にアシル化したラクタムを促進剤とすることも可能である。例としては、シクロヘキシルイソシアネート、フェニルイソシアネート、トリルイソシアネート、塩化フェニルイソシアネート、イソフォロンジイソシアネートあるいはジシクロヘキシルカルボジイミドがある。
本発明の溶液は、ラクタムの不連続重合法において種々の態様で使用することができる。したがって、本発明の溶液は、例えば、活性成分、特にアセトアニリドアルカリ塩のモル比を約0.2から3.0%でラクタムに加える。重合がゆっくりと開始するように溶液の調整および方法条件を選択する場合には、例えば溶液を所定の体積比で添加、混合することができ、このようにして活性化したラクタムメルトは、次に成形工程に供給される。これらの工程は、例えばモノマーキャスティング法、回転キャスティング法、遠心キャスティング法、浸漬法及びスプレイ法とすることができ、以後重合させることによって金型中でファイバ構造体を湿潤し被覆して複合材料部品とすることができ、また無機材料等の不活性な充填材と組み合わせることも可能である。その結果、当該技術水準で知られているように、剛性、耐破壊性および寸法安定性の向上等、成形部品で所望される性質を得ることができる。故に、このような成形部品は、例えば自動車構造体中の負荷支持部材等の高品質構造部品としてまさに適合させることが可能となる。したがって、特に興味のある可能性として、ポリラクタムマトリックスを充填材及び選択した繊維補強構造体に直接化学的に結合させて、それにより関連態様でこのような用途のコンポーネントの機械的挙動及び耐久性を付与することができる。このことは、次のように行うことが好ましい。例えば無機充填材での表面処理および既知技術のガラス繊維及びロービング製造の場合に、新しい概念ではあるが、例えばイソシアネート、−NCOあるいはさらに安定なイソシアヌレート形等のラクタムに対するアシル化基を含むシランを使用し、その結果、既に塩基性としたラクタムメルトに対して反応促進させたラクタムアニオン重合を充填材の表面で直接開始する。この方法の特別な例としては、反応促進剤を用いずに本発明の溶液をラクトンメルトに添加し、この場合、例えば重合体に対して安定化剤及び着色剤を一緒に含有させる。
ラクタムのアニオンキャスティング法に対して適当な充填剤としては、例えば水酸化マグネシウムがあり、水酸化マグネシウムは部品を炎処理する場合に耐火性を付与する。
本発明では触媒作用をする貯蔵安定性のある溶液を利用でき、該溶液に種々の態様で変更を加えることができ、かつ種々の方法に適合させることができるという事実により、新たな用途及び製品の物性に対し新たな可能性を開くものである。複合材料を製造するためのキャスティング方法の場合には、ラクタムメルトは最初に純粋な触媒活性溶液と混合し、該メルトをまず適当な温度に調整した状態でゆっくりとしてのみ重合し、その結果いずれのタイプの充填材および補強剤/補強構造であっても金型中で均一かつ完全に湿潤するのに充分な時間が利用でき、またその場合メルトを活性固体材料表面と接触させた後、加速重合を行うことによって、ポリラクタムマトリックスを構造体に直接結合することができる。
この方法は、スプレイ法及び浸漬法についても適用することができるが、それによって部品の表面をアシル化シランによって被覆しなければならない。この予備処理をおこなうためのシランは、本技術水準に属する。これらのシランとしては、例えば、重合を促進する、すなわちラクタムのアシル化を行う機能性基として−NCOを有するシルクエスト(Silquest)A1310及びイソシアヌレート基を有するY11597のタイプがある。これらのシランは、例えばCH1217のメイリン(Meyrin)のジェネラル・エレクトリック社によって製造されている。ラクタム6とシラン中のNCO基との反応生成物も、デグッサ(Degussa)シランSE254として既に記載されている。
故に、例えばラクタムメルトを触媒活性溶液と予め混合し、次に金型中で予備処理した充填材及び/または繊維構造体を含浸させることができ、その後で充填材表面からアニオン重合を加速し進行させ、重合を適当に温度調整を行って終了させることができるというように、種々の方法の態様が開かれる。
もちろん、キャスティング法を活性化することができることと組み合わせることも可能である。従って、さらに好適に活性化したラクタムメルトを使用することもでき、シランによってしたシラン化した充填材及び/又はガラス繊維構造体を使用して、アシル化基を含有さすこともできる。その結果、全体のPA12マトリックス部を完全にポリラクタムとして充填材に結合することができる。
本発明の溶液は、例えばラクトン、特にまたラクタムを押出機、例えば双軸スクリュー型押出機、種々の方法を可能とするドイツのスタットガルトのヴェルナールおよびフェライデレール社の例えばZSKタイプ中で連続重合する方法に特に適合している。
従って、LC−12の重合の場合、LC−12を粒状体として押出機に連続的に供給し、触媒を第1の押出機の複数のハウジングの一つのハウジングに連続的に供給して、ラクタムを既にメルトとしてあるいは依然固体材料として存在させることができる。しかしながら、押出機に直接ラクタムメルトを供給することもでき、該メルトは第1の押出機の複数のハウジングの一方のハウジングで触媒によって活性化することが好ましい。しかしながら、触媒溶液をラクタムメルトに加えることができる種々の方法がある。したがって、均一な混合が要求される場合には、溶液を前プロセス工程で既にLCメルトに加えて置くことができる。この目的にあっては、例えば、シュルツェル、ウインテルスル(Winterthur)によって提供されるいわゆるスタティック混合機あるいは例えばバルツェルス、FLのドジプラスト社によって製造されるロータを備えた混合ヘッドが好適である。本発明により純粋な触媒溶液を使用し、230℃以下のメルト温度を選択した場合、重合ははじめはゆっくりと進むので、混合システム中で既に本質的な重合が生じる危険性がある。その場合、温度を上昇させてラクタムの重合を加速し、それによって押出機の重合領域中での重合に必要とされる滞留時間を短縮することができる。
しかしながら、既に活性化剤を含む触媒溶液を混合することも可能であり必要であれば、前の方法の工程でラクタムメルトとともに、例えば安定化剤等の添加剤を加えることもできる。しかし、均一に混合すること及び押出機の充填量がより多くなるまでの滞留時間並びに特に本溶液のラクタムメルトに対するパーセントの計量等の方法パラメータの選択および温度制御に対する要件をより高くかつより厳密に維持しなければならない。
しかしながら、例えば、第1の押出機の複数のハウジングに粘度の低いメルトが存在することが方法上必要かつ好ましい方法の実施態様もある。この方法は、例えば、グラファイト粒子等の充填材あるいはガラス繊維ストランド切断片あるいはガラス繊維ロービングの切断片あるいは微粒子状無機物あるいはそれらを組み合わせたもの等の充填材を湿潤性が良好なポリラクタムマトリックス中に均一に分散させなければならない場合である。このような方法の実施態様では、例えば、押出機に触媒含有ラクタムメルトと添加剤とを同時に供給し、温度を制御することによって、まずラクタムメルトで完全に充填物を湿潤させることができ、次に温度を上昇させることによって、要求される度合いまで重合を加速する。しかしながら、充填材は第1の押出機の複数のハウジングのうち1つのハウジングで計量して依然低粘度で既に触媒を含有し湿潤活性ラクタムメルト中に加えることもできる。
ひとつの実施態様として、充填物を完全に湿潤した後に、例えば溶解状態の賦活剤をメルトに別に供給することもでき、その結果重合を所望の程度まで促進することもでき、あるいは、充填材を湿潤したのち触媒だけあるいは触媒を賦活剤とともに加えることもできる。
これら方法の全ての態様において、アニオン重合法が可能となるように充填物を適宜選択すること及び特に乾燥したものとしなければならないことは当然として、可能ならば、例えば窒素雰囲気中等の保護ガス下で本プロセス工程を行う。
例えば、ZSKにおいて、連続重合を行う方法でも、本目的に適合しかつイソシアネート及びイソシアヌレートのようなラクタムアシル化官能基を有する反応性シランによって予め処理した充填材を使用することが好適である。それにより、触媒を含有し、あるいはさらに賦活剤を含有するメルトを用いて重合を行う場合には、さらにマトリックスに充填材を確実に化学的に結合させる。
そして、以下のLCメルトを用いて、例えば押出機中に強制的に移送しながら連続重合をすることができる。このLCメルトとしては、触媒溶液をもっぱら含有するが溶液の一部としてさらに賦活剤を含有するLCメルト、あるいは例えば湿潤工程を行った後に、重合工程をあとから促進させるために後で別に賦活剤を添加するLCメルトを用いる。無論、本方法のこのような全ての態様は、必要条件に従って好適に組み合わせることができる。
例えば、特異的に触媒の活性及び塩基性を消失させその結果以後のプロセス工程でのメルトの安定化する化合物を加え、さらに可塑剤、難燃剤、充填材及び補強剤等の特定の適当な添加剤も加えることによって、あるいはこれらの全ての添加剤を組み合わせることによって、得られたポリラクタムメルトをさらなるプロセス工程で直接処理することもできる。加工性及び安定性(熱、光、加水分解)および表面品質を改良するさらに別の添加剤、染料、顔料、および無論上述のものを組み合わせたものも加えてもよい。次に、このメルトを他のポリマーと組み合わせて、パイプ、プロフィールあるいはカバーを連続的に製造する等の成形工程に直接供給し、複合及び多重層系とすることもできる。
本発明の触媒溶液を使用して製造したポリラクタムは、従来知られていなかった性質が組み合わさったことにより識別される。このことは、ポリラクタムは官能性(官能端末基)−COOHがないという事実によって得られるが、この官能基は他の場合ポリアミドに存在し、特に実際の使用の際に加水分解安定性を低減する。同時に、ポリラクタムは特に1つの鎖端部にのみ官能基−NHを有する。重合を行った後直接、加えた触媒溶液の当量比に応じてそのメルトは強い塩基性となっている。ここで好ましくは触媒に対して当量比で1:1の適当な中和剤で触媒を中和しても、該メルトは依然塩基性となっており、このことがさらに安定化添加剤を使用する際に加水分解に対して安定な配合を容易に得ることを可能とする。
従って、さらにNHが特に種々のマトリックスの挙動に利用され得る。故に、例えばMAグラフトコオレフィン等の反応性衝撃調整剤はマトリックスのアミン官能基と反応するが、例えばヘキサン ジアミン等の通常のジアミンにより鎖の長さが調整されており、それにより、斑点(specks)が形成される。上記反応では、通常の加水分解性のポリアミドでは容易に架橋するが、この場合には架橋をすることはない。
例えば、別のポリマーと組み合わせて多重層推進システムにおけるように、複合的に接着することが必要な技術的用途の場合にも、本新規のポリアミドマトリックスは非常に適している。その理由は、アミノ基によって必要な接着性が得られるが、1つの鎖端部は反応性がないので、架橋効果が同時に阻止されるからである。
上述したように、選択に応じて広い範囲で一緒に賦活剤を使用することができるので、マトリクスの物性を実際の要求に応じて特異的に適合させることができる。
それにより、例えば、モノイソシアネートを触媒に対して当量比で促進剤として使用する場合に、官能性端末基のないポリアミド鎖が実際生成し、このポリアミド鎖はメルトフローが良好でマトリックスの物性に実質的な影響を与える可能性のある副反応を起こさない。例えばジあるいはさらにトリイソシアネート等のように賦活剤が多官能性の場合に、高分子量あるいは分枝したポリラクタム鎖が簡単にかつ高い再現性で生成することができる。したがって、さらに選択をした添加剤と組み合わせて本発明の触媒を用いる場合には、加水分解安定性及び気候安定性等の特に良好なマトリックスの物性を得ることができる。
(実施例)
実施例に言及しつつ、本発明を記載する。
実施例中、略語は以下のものを意味する。
略語 説明
Na ナトリウム
AA アセトアニリド
NaAA ナトリウム アセトアニリド
S 溶媒化剤
NOP n−オクチルピロリドン
NMP n−メチルピロリドン
DMEU ジメチルエチレン尿素(環状)
TBH テトラブチル尿素
NaOMe ナトリウムメチレートの30%メタノール溶液
MeOH メタノール
Cyl シクロヘキシルイソシアネート
DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド
S7000 安定化剤7000(ラッシヒ(Raschig)
社、ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)カ
ルボジイミド
ID イソフォロン ジイソシアネート
Clo−6 カプロラクトン
CLa−6 カプロラクタム
LC−12 ラウリンラクタム
濃度 溶媒化剤中の触媒の計算濃度モル/kg
モル比 使用した抽出物のモル比
t 重合時間(分)
T 重合温度(℃)
Pn 計算した重合度
抽出物 非反応ラクタムの残留量(重量%)、沸騰メタノー
ルで抽出ができるもの
η[rel] 0.5%m−クレゾール溶液として測定したポリラクタムの溶液相対粘度
Tu 磁気攪拌器が停止するまで活性化したラクタムメルトの粘度が上昇するまでの時間。粘度上昇は鎖伸長の尺度
イルガコアL190 分子中に6個のN原子を有する三官能性環状カル
(Irgacore) ボン酸(チバSC)
(比較例) NOP中でのナトリウム−N−ドデシルアセトアミドの合成
N−オクチルピロリドン866.32gを室温、窒素で不活性化したよく乾燥した装置に入れ、次に数度に分けてN−ドデシルアセトアミド247.87gを加えた。圧力を60ミリバールに下げた後、30%のNaOMe溶液186.26gを60分間内で滴下し、乖離したメタノールを連続的に蒸留除去した。添加する間に、溶液の粘度は上昇し、沈殿が出始めた。NaOMeを完全に添加した後、圧力を10ミリバールに下げ、この圧力下で1時間反応生成物を攪拌した。それでも、薄い橙茶色の沈殿は溶解しなかった。反応混合物を130−137℃に加熱したところ、沈殿は完全に溶解した。真空状態を破壊し、バッチ物を冷却したが、沈殿は生じなかった。60分間室温で貯蔵したが、沈殿が再度形成され始めたが、温度を50℃まで上げることによって完全に溶解した。
(実施例1−10) ナトリウムアセトアニリドNaAAの合成
表1(図1)の実施例1−10は溶媒化剤NOP中で直接液体触媒NaAAを生成した例を示す。
これら全ての実施例において、アセトアニリドAAを溶媒NOPに溶解し、ナトリウムメチラートNaOMeによって定量的に脱プロトン化した。AA:NaOMeとの比は、1.05:1に選択し、AAは若干過剰とした。AA/Sの比は、1:4.0以下1:1.0の範囲で選択し、溶媒の量をより少なくして粘度を大幅に上げた。それに対応して濃度cを0.94から2.77モル/kgまで上げた。本願では、触媒の粘度はこのようにして制御することが可能となる。
NaAAの合成試験例を表1にまとめる。合成前に、反応システム及び抽出物から水および微量の酸素を除去した。不活性ガス下に、まずアセトアニリドを60℃の温度で攪拌しながら溶媒NOPに溶解した。次に、ナトリウムメチラート(30%のメタノール溶液)を滴下し、同時に連続してメタノールを160ミリバールで蒸留除去した。その後、2時間で真空引きして60ミリバールまで減圧した。バッチサイズに応じて、残留メタノールを完全に除去するよう真空時間を調整しなければならなかった。室温に冷却した後、NOP中の脱プロトン化した生成物であるナトリウムアセトアニリドは透明で、無色から多少黄色味を帯びた溶液であった。
特別な対策を採らずに、NOP中でNaAAを40,50,100kgのより大きなバッチで合成することができた。反応容器がより大きくなると表面/体積比が小さくなるので反応時間を長くしなければならなかった。
触媒の色は、脱プロトン化を行う反応温度に主に依存することが示された。より高い温度を選択した場合、生成物の固有の色はより濃くなった(実施例8と9)。最適な反応温度は約60℃で、一方では生成物はガードナーによるカラーインデックスが約5の良好な色を有し、他方ではメタノールの蒸留は依然容易にできる。60℃以下の温度では、脱プロトン化はゆっくりと進行し、より長い時間を要する。実施例10に室温での反応を示すが、脱プロトン化は進まず、活性化エネルギーは明らかに不足していた。
(実施例11−17) 異なった溶媒中のナトリウムアセトアニリド
図2(表2)の実施例11−17は、異なった溶媒化剤中、実際はピロリドンNMP,n−シクロヘキシルピロリドン、n−ドデシルピロリドン、n−へキシルピロリドン及びt−ブチルピロリドン及びウレアDMEU及びTBH中でのNaAAの合成を記載する。合成工程は、実施例1と同様に行った。AAを該当する溶媒化剤中に溶解し、真空下にナトリウムメチレートを滴下し、メタノールを蒸留除去した。AAを再度若干過剰に使用した。触媒はすべて透明で、無色から茶色の溶液として得られた。
(実施例18−21)異なる賦活剤によるNaAAの重合
実施例18−21を図3a(表3)に示すが、同実施例は異なった賦活剤で活性化したNOP中NaAAによりラクタムー12を重合したことを記載するもので、触媒/賦活剤の比は常に1:1とした。全ての重合を同一条件化に実施した。
全ての触媒−賦活剤の混合物について無色から茶色の多少の退色が見られ、該退色はS7000の場合に非常に顕著でかつ早かった。該当する混合物を重合するまさに直前に形成すれば、最適な色を有するポリマーを得ることができることが示された。
Cylで活性化したシステムに比較した場合に、NOP中でNaAAを貯蔵した場合の安定性の試験により、非常により良好な安定性が示された。2ヵ月後に、暗所で不活性ガス下に貯蔵した間にも通常の酸素に接触させ明所で貯蔵させた間でも、Tu時間は変わらなかった。ガードナーによるカラーインデックスは5.4で一定に維持された。
一方、同じ時間後に、Cylで活性化した触媒は当初の値の2から3倍のTu時間を有していた。このように活性化したシステムはより迅速に色が暗くなり、ガードナーのカラーインデックスは賦活剤がなくとも同じ時間で5.4から6.2単位、賦活剤がある場合には5.6から8.7単位に上昇した。
Tu時間を決定するため、LC−12を乾燥不活性ガス雰囲気下に三角フラスコ中で溶解し、磁気攪拌器で攪拌した。触媒を添加後に、攪拌駆動装置の駆動力によってもはや攪拌ロッドを回転維持できなくなるまでの時間を計測した。
η[rel]およびLC−12の抽出物を決定するため、Tu試験に対するのと同一の開始条件下加熱ガラス管中でLC−12の重合を行い、完結させた。ポリマーから穿孔スパン(boring spans)のサンプルを取り出し、分析した。
モノマー/触媒比率によって重合度Pnを200に設定し、温度を200℃とした。実施例18と19の触媒/賦活剤混合物はTu時間が8秒あるいは4秒であり、従って高い重合速度で活性化するが、一方チルトが168秒及び133秒の実施例20と21とでは重合は非常によりゆっくりと開始した。触媒の開始活性を特徴付けるこれらの時間から、100%に近い重合を行うための条件が判明する。従って、実施例20と21の速度の小さいシステムの重合時間はより長い時間としなければならず、実施例18と19におけるポリマーは比較的大きい粘度2.12と3.06とを有し、実施例20と21とでは、1.87と1.90が得られた。全てのポリマーは、LC−12の抽出値が約0.14重量%と低かった。特に、二官能性賦活剤IDを用いることにより、高い分子量すなわち比較粘度が大きいものが可能となる。
活性化した触媒、特にNaAA/S7000は、モノマーキャスティングに非常に好適である(実施例22から実施例24)。この目的のために、高さが300mmで直径が84mmの容器の還流型エアオーブン中180分210℃で予熱し、次にLC−12、NaAAおよびS7000(モル比NaAA/S7000=1:0.875)、体積1100ccm、を計測ユニットにより兆部から充填し動的混合ヘッド、移送動力600ccm/分によるモノマーキャスティング(ドジプラスト社(Dosiplast Co.))操作を行った。器具温度212℃、得られた生成物の温度を207−210℃として120から135分間の間で重合を行った。図3(表3b)。
(実施例25乃至30)賦活剤を使用せず触媒システムNaAA/NOPに
よるLC−12の重合
図4、(表4)における実施例25乃至30において、NOP中純粋なNaAAを触媒として用いた。従って、より高い活性化エネルギーが必要であるので、280℃で重合を行った。モノマー/触媒比によって重合度Pn=100から400と設定し、η[rel]の値が1.711から3.041の無色から黄色味を帯びたポリマーが得られ、LC−12の抽出物は0.18から0.22%であった。
(実施例31乃至34)CLaー6の重合
図5(表5)の実施例31乃至34において、NOP中触媒NaAAによりCLa−6を重合した。触媒対モノマー比によって、それぞれ重合度Pnを調整した。表5から分かるように、重合はPnが200から500、温度230から280℃として行い、重合混合物の形成が最大280℃とした。重合が平衡転移までとなるよう、重合時間を選択した。実施例34の1.79と実施例32の3.34の相対粘度が得られた。CLa−6の量は、7.1と9.4重量%の間で変動した。
(実施例31’)カプロラクトンCLo−6の重合
NOP中NaAAによりCLo−6を重合することにより、より高温で異常なほど速く反応が生じてラクトンメルトと触媒の混合を充分に行えないということが示された。従って、重合を室温で行うことにより、速く、強力な発熱反応が観察された。黄色味を帯びた固有の色を有するポリマーが得られた。
(実施例35)NOP中KAAの合成
KAAの合成を、NaAAと同様に行った。不活性ガス下に、温度を60℃として攪拌を行い溶媒NOP中にアセトアニリドを溶解した。次に、カリウムメチラートKOMe(25%メタノール溶液)を滴下し、メタノールを同時に160ミリバールで連続的に蒸留除去した。その後で、2時間で真空引きして60ミリバールまで減圧した。バッチサイズに応じて、残留メタノールを完全に除去するよう真空時間を調整しなければならなかった。室温に冷却した後、NOP中の脱プロトン化した生成物であるカリウムアセトアニリドKAAが、透明で、多少黄色味を帯びた溶液として得られた。合成条件を図6a(表6)にまとめてある。AA:NOP:KOMe比は、1.05:3.6:1となるよう選択した。濃度1.029モル/kgの触媒混合物を得た。
(実施例36及び37)カリウムアセトアニリドによるLC−12の重合
実施例36と37において、ラウリンラクタムLC−12をNOP中触媒KAAで重合した。触媒対モノマー比により重合度Pnは200と300に設定した。実施例25乃至30と同様に重合を行った。η[rel] = 2.071と2.483のポリマーが得られ、LC−12の抽出物は0.25%あるいは0.26%であった。
(実施例38乃至42)ナトリウムアセトアニリドNaAAによるLC−1
2の連続重合
本発明の触媒が双軸スクリュー型押出機でラクタム−12を連続重合するのに適しているかどうかについて試験を行った。この目的のために、シュタットガルト市のヴェルナー&フェライデーレル社のパイロットプラント押出機タイプZSK−25に通常の混合スクリューを装着し、液体触媒を連続的に計量するためにハウジング2に開口を設けた。その後で、混合及び重合ゾーンにさらにスクリューの主に移送エレメントを備えた。重合する過程の間に、連続移送ポンプにより、触媒を押出ゾーン2の中へ計量した。
処理量12kg/hに対応させ、粒状形態の乾燥ラクタム−12を押出機の入口に計量し、ゾーン1と2において温度設定を10から100℃の間とした。その後、設定温度を310℃に一定に維持した。それぞれの押出機のスクリューの回転速度は、120回転/分とした。
図7(表7)に示す結果は、本発明に係るNaAA触媒はラクタムの連続重合に対して非常に良好に適合することを示す。約0.2から0.3%の低い残留ラクタム値が得られたが、この値は加水分解性ラクタムの重合によって得られる数値より非常に低い。Pn=150から220に対する相対粘度は、1.908と2.196との間である。
さらに、塩基性PA12は処理中にメルト状態を介して粘度がかなり大きく変わり、特に鎖の長さが短くなるので、アニオン的に製造したPA12を不活性化剤によって中和することが有利であることが立証された。この目的のため、さらに不活性化剤、例えばバーゼル市のチバSC社のイルガコアー(Irgacore)と混合する間にポリマーを反応させて、触媒によって付与された塩基性を中和する。
ポリマー鎖の1つの塩基性アミノ基がイルガコアーL190の1つのプロトンと反応するように、不活性化剤の比率の量を等量的に計算した。同時に、例えば、熱安定化剤、可塑剤及び衝撃性調整剤等の添加剤を加えた後、得られたPA12をパイプとする。パイプも、加水分解的重合した比較材料と同様に良好な機械的試験結果を示した。
活性化した触媒NaAA/Cylにより同様に非常に容易に押出機中で重合を行うことができた。この目的のために、Cylで重合する前に1:1の比でNaAAを混合し、混合物を計量して押出機に導入した。押出ゾーンの温度を240から260℃に設定し、処理量を12kg/時とした。触媒/モノマーの比により重合度Pnを180−220の間に設定し、残留ラクタム濃度は0.3未満であった。相対粘度は1.97から2.08と2.13であり、Pnと良好に符合した。
このようにして製造したアニオン性PA12ポリマーはイルガコアーL190によって良好に中和することができ、安定化剤、可塑剤及び衝撃性調整剤等の添加剤と混合することができ、それによって熱可塑性により容易に例えばパイプに成形できる粒状物がえられ、該パイプは物性が加水分解的に製造したPA12によるパイプの物性と良好に対応している。
(液体触媒の劣化に関する実施例と比較例)
新たに開発した触媒の感度と従来のものと比較するために、EP0872508B1に記載されているように、試験及び比較試験を下記の通り行った。
モル比が1.05:1:4.15に対応するモル比で成分:ナトリウムカプロラクタメートとDCCとジメチルプロピル尿素(DMPU)を含有する従来技術(EP0872508B1の触媒LA4)を合成する間に直接活性化された液体触媒並びに実施例2に従う液体触媒について、空気に接触した際の感応性を試験し、比較を行った。この目的のため、それぞれ30gの触媒を計量して250mlの三角フラスコに入れ、23℃、55%の相対湿度で貯蔵した。時間的に評価をしたところ、以下の結果がえられた。
従来技術による触媒は、1時間貯蔵したところで既に薄い膜が形成されることを示しているが、この膜自体は三角フラスコを攪拌することによって残留溶液中に良好に混合できた。時間がたつと表面にクレストの形成が増えて、得られた固体状物質部分はもはやすぐには溶解しなくなった。全てのサンプルについて、遅くとも5から6時間後にこの現象が生じた。
一方、本発明の触媒は5時間経過するまで、皮の形成の兆候は見られなかったが、23時間経過後に初めてまだ小さいがもはや溶解せず溶液を若干濁った状態とする固体状物質部分が、視覚で確認できた。
24時間貯蔵後に、バッチ式重合法で反応性試験を行った。
触媒LA4の場合は、固体状物質区画が大きくかつ粘度が上昇したので、サンプルを残余の液体部分から取り出すことが困難であった。200℃に加熱した溶融ラクトン−12にLA−4を2.2重量%加えて重合を開始した。Tu時間は、150秒であった。
モル比を1:1でシクロヘキシルイソシアネートによって予め活性化した本発明の触媒を同一モル量で加えることによって、温度170℃のみで76秒(Tu時間)後にラクタム−12の重合が開始された。湿った環境で24時間貯蔵して本発明の触媒溶液を取り出すことに問題はなかった。さらに、反応性もほとんど全く変化なかった。
触媒の貯蔵及び使用するためには、触媒が容易に貯蔵可能であり、かつ空気及び湿気に対してほんの少しだけ感応することがきわめて重要であり、このことは本発明に係る触媒においては顕著である。
溶媒化剤NOP中で精製して得た直接液体NaAAについての実施例1乃至10の結果を示す。 実施例11乃至17は、異なった溶媒化剤中、実際はピロリドンNMP,n−シクロヘキシルピロリドン、n−ドデシルピロリドン、n−へきしるピロリドン及びt−ブチルピロリドン及びウレアDMEU及びTBH中でのNaAAの合成結果を示す。 NOP中NaAAと異なった賦活剤でLC−12を重合した結果(実施例18乃至21)及び試験結果(実施例22乃至24)を示す。 NOP中純粋なNaAAを触媒として用いた実施例25乃至30の結果を示す。 NOP中触媒NaAAによりCLa−6を重合した実施例31乃至34においての結果を示す。 KAAの合成条件を示す。 KAAによるLC12の合成結果を示す。 実施例38乃至42においてNaAA触媒はラクタムの連続重合に対して非常に良好に適合することを示す。

Claims (21)

  1. ラクトン及び/又はラクタムをアニオン重合するための触媒溶液であって、非プロトン性溶媒化剤中に溶解した化1(一般式1)の少なくとも1種類の化合物の塩を含有する触媒溶液。
    Figure 2005082809

    一般式Iにおいて、RはH、炭素原子が1−12の脂肪族基、環状脂肪族基あるいは芳香族基で複数のヘテロ原子あるいはヘテロ基を有してもよく、ラジカルRは同一あるいは異なっていてもよく、H、ハロゲン、C1−C5のアルキル基、エトキシ基及びメトキシ基から選択され、n=1,2あるいは3である。
  2. 溶媒化剤Sは5員環乃至7員環の環状N−アルキル化カルボキシアミド及び/またはN−アルキル化尿素誘導体から選択される、請求項1に記載の触媒溶液。
  3. 溶媒化剤SはN−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−シクロヘキシルピロリドン、N−オクチルカプロラクタム、テトラブチル尿素あるいはそれらの混合物から選択される、請求項2に記載の触媒溶液。
  4. 前記一般式1においてR=CHでR=Hである、請求項1乃至3のいずれかに記載の触媒溶液。
  5. 前記塩はナトリウム塩あるいはカリウム塩である、請求項1乃至4のいずれかに記載の触媒溶液。
  6. 溶液が0.3から3.0mol/kgのモル濃度で存在する、請求項1乃至5のいずれかに記載の触媒溶液。
  7. 塩基(B)を加えることによって前記溶媒化剤中で一般式1の化合物を脱水素化する、請求項1乃至6のいずれかに記載の触媒溶液の製造方法。
  8. 前記塩基がナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアルコレート、特にメチレート、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム及び/または炭酸ナトリウムから選択される、請求項7に記載の方法。
  9. 塩基として、ナトリウムメチレートの15から40%、好ましくは30%のメタノール溶液を用い、脱水素化を30から130℃、好ましくは50から70℃において行う、請求項8に記載の方法。
  10. 一般式1の化合物の固体塩を溶媒化剤S中に溶解することによって前記溶液を形成する、請求項7に記載の方法。
  11. 請求項1乃至6のいずれかに記載の触媒溶液をメルトに均一に分布させ、適当な温度制御を行って重合を行い、ラクトン及び/またはラクタムを連続的にあるいは不連続的にアニオン重合させることによって製造するポリアミド成形用化合物。
  12. PA鎖が酸性端末基(−COOH)を有さない、請求項11に記載のポリアミド成形用化合物。
  13. 少なくとも1つの鎖状端部が−NH官能基を有する、請求項12に記載のポリアミド成形化合物。
  14. 前記触媒溶液はアニオン重合促進剤及び/または安定化剤等の添加物を含み、及び/または前記促進剤及び添加剤は触媒溶液とは別にモノマーのメルトに加えてある、請求項1乃至11に記載のポリアミド成形化合物。
  15. ラクタムとしてラクタム−6及び/またはラクタム−12を用いた、請求項11乃至14のいずれかに記載のポリアミド成形化合物。
  16. 前記触媒溶液を0.3から10重量%の濃度で加えた、請求項11乃至15のいずれかに記載のポリアミド成形化合物。
  17. 重合を行った後、不活性化剤をメルトに加えた、請求項11乃至16のいずれかに記載のポリアミド成形化合物。
  18. 不活性剤がプロトン供与物あるいはアミンである、請求項17に記載のポリアミド成形化合物。
  19. ポリアミド成形化合物は双軸押出機で連続的に製造したものである、請求項11乃至18のいずれかに記載のポリアミド成形化合物。
  20. 粒状形態で存在する、請求項11乃至19のいずれかに記載のポリアミド成形化合物。
  21. 前記触媒溶液をラクタムメルトに別個に添加し、不連続式あるいは連続式工程で、モノマーキャスティング法、押出法、遠心キャスティング法、射出成形法、回転キャスティング法、引抜成形法、浸漬法あるいはスプレイ法によってポリラクトンを用いて日常品を直接形成する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の触媒溶液の使用方法。
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