JP2005079870A - Am受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信放送波電界強度が弱い場合にも適切な音質補正を行うAM受信回路を提供する。
【解決手段】IF部16は、所望の放送波の搬送周波数を、所定の中間周波数に変換し、増幅器によって増幅して出力する。IF−AGC回路18は、中間周波信号出力の一部を取り出し、IF部16の増幅器の利得を制御する。IF信号部16の出力信号は、AM検波部20に入力され、搬送波成分を取り除き、もとの変調信号である音声信号を得る。AM検波部20から出力された音声信号は音質補正部22に入力され、音声信号の周波数特性を変化させて、音質を補正する。IF強度検出部30は、IF部16から出力されたIF信号の搬送波周波数成分をBPF34で抽出し、そのIF信号搬送波の強度を積分器36で直流電圧信号に変換する。音質補正部22は、受信電界強度が弱い場合、IF信号搬送波強度信号に基づいて音質の補正を行う。
【選択図】図4

Description

本発明はAM受信回路、特に受信放送波の電界強度が弱い場合に、その電界強度に応じた音質補正を行うAM受信回路に関する。
AM(振幅変調)方式は、伝送したい信号(変調信号)を、放送局から放射可能な周波数(搬送波)の振幅に乗せて伝送する方法であって、主に中波ラジオ放送(526.5〜1606.5kHz)に用いられている。中波放送用周波数帯の電波は、地表波による伝播のほか、特に夜間には地上100km付近の電離層(E層)で反射する空間波による伝播も加わり、広いサービスエリアを確保することができるとともに、車などの移動体に対しても安定したサービスができるという特徴がある。
AM信号を受信する受信装置において、一般にスーパーヘテロダイン検波方式が用いられている。スーパーヘテロダイン検波方式とは、放送局からの信号と受信装置に内蔵した発振(局部発振)回路による信号とを合成し、このビートを検波して中間周波に置き換え増幅し、復調する方式をいい、高い増幅利得を得やすい、混信を防ぎやすいという特徴を有している。さらに、AM信号を受信する受信回路には希望する放送波の周波数のみ通過させるバンドパスフィルターが必要とされるが、フィルターの帯域特性を変えずにその中心周波数を連続的に変化させることは非常に難しいため、局部発振周波数を変化させ、一定の周波数に変換された中間周波数のみを通過させる方法が採用されている。
AM信号を受信する受信装置において、アンテナから入力される受信放送波電界強度に応じて、出力する音声信号である検波信号レベルが変動したり、混信が発生しやすくなったりする。
そこで、従来、受信RF信号を増幅するためのAGC(オートゲインコントロール)回路の感度を受信放送波電界強度により変更することによって、混信の発生を抑える方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
一般に、AM信号を受信する受信装置において、アンテナから入力される受信放送波の電界強度が変動した場合でも、出力する音声信号を一定に保つように、RF信号増幅器ないし中間周波数増幅器の増幅率を調整するためのAGC回路が設けられている。
しかし、アンテナから入力される受信放送波の電界強度が弱くなるにしたがって、AM受信機のスピーカー出力等には、音声信号に対して増幅器等から発生するノイズが増える。
そこで、弱電界入力時におけるSN比(Signal to Noise ratio:信号対雑音比)の低下による聴感上の耳障りを抑制するために、検波部以降の音声信号回路において、その音質を補正するための音質補正回路が設けられている。
例えば、FM受信装置において、受信放送波電界強度に基づいて、トーンコントロール回路を制御し、出力信号の音質を調整する方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平7−22975号公報 特開2000−13340号公報
AM信号を受信する受信装置において、受信放送波信号の電界強度情報として、AGC回路のAGC制御電圧(以下Sメータ信号出力という)が、一般に利用されている。
ここで、従来のAM受信回路における音質補正方法について説明する。図1は、従来のAM受信回路の一実施形態であるAM受信回路100の構成の概略を示す図である。放送波は、アンテナ112で受け、FE(フロントエンド)部114に入力される。FE部114は、RF増幅器を備え、放送波信号を同期選択して増幅し出力する。IF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号部116は、搬送波周波数の変換を行う機能を有し、受信放送波周波数から所定の周波数(通常450kHz)異なる信号を出力する局部発信器と、前記放送波信号と局部発信信号とを混合する混合器とを備え、受信した放送波のうち所望の放送波の搬送波を、所定の中間周波数(通常450kHz)に変換する。さらに、その中間周波数を中心周波数とするバンドパスフィルター(BPF)によって所望の信号のみ抽出し、中間周波数信号(IF信号)として、増幅して出力する。ここで、AM受信回路100には、IF信号部116のIF出力信号強度を一定とするためにIF−AGC回路118を備えている。IF−AGC回路118は、IF信号部116の出力の一部を受け取り、AGC制御電圧(シグナルメータ信号)を発生させ、IF信号部116の入力にフィードバックさせることによりIF信号部116の増幅器の利得を制御する。
次に、IF信号部116の出力信号は、AM検波部120に入力される。AM検波部120は、IF信号から搬送波成分を取り除き、もとの変調信号である音声信号を得る。音質補正部122は、IF−AGC回路118が発生させたシグナルメータ(Sメータ)信号を、受信放送電界強度情報を反映するものとして利用し、それに応じて音質補正を行っている。
図2はアンテナ112で受けた受信電界強度に対する、IF信号部116の増幅器への入力信号強度(実線)と該増幅器の増幅度(破線)との関係を示した図である。原則として受信電界強度が大きくなるにしたがって、増幅器への入力信号強度は大きくなり、増幅器の増幅度はAGC回路118の働きにより、小さくなる。しかしながら、受信電界強度E1以下においては、IF信号部116の増幅器の増幅度(回路の増幅率)は、有限であるため、増幅器の増幅度は、受信電界強度によらず一定の値となる。
一方、図3にアンテナ112で受けた受信電界強度に対する、IF信号部116の増幅器の増幅度(破線)とSメータ信号出力(実線)との関係を示す。受信電界強度がE1以上では、増幅器の増幅度は、AGC回路118により出力信号強度一定とすべく制御されているので、AGC回路118は受信放送波信号の電界強度に応じたSメータ信号を出力する。しかしながら、受信電界強度がE1以下では、検波出力であるSメータ信号は、その検出感度が低いため、出力されず、AGC回路118が機能せず、IF部増幅器の増幅度は一定となる。
したがって、従来のSメータ信号出力を受信放送波の電界強度情報として利用する方法では、受信放送波信号の電界強度がE1より大きい場合では、その電界強度に応じた音質補正ができるが、受信放送波信号の電界強度がE1より小さいような弱電界強度環境下においては、電界強度情報を得ることができず、聴感上の耳障りを抑制するために、その音質を適正に補正することができなかった。
そこで本願発明は、弱電界強度環境において、その電界強度を検出し、その電界強度に応じた音質補正を行うAM受信回路を提供する。
本発明のAM受信回路は、受信放送波から生成された中間周波数信号を増幅し、出力する中間周波数信号部と、前記中間周波数信号出力からAM変調信号を検波し、出力するAM検波部と、前記AM検波部の出力信号の音質を補正する音質補正部と、を備えたAM受信回路であって、前記中間周波数信号出力から搬送波周波数成分を抽出するバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタからの出力を積分し、前記中間周波数信号の搬送波の強度を直流電圧に変換し、出力する積分器と、を有し、前記直流電圧に応じて前記音質の補正を行うことを特徴とする。
この構成によれば、受信放送波電界強度が弱い場合にも、受信放送波電界強度を検出することができ、耳障りを抑制する音質補正を適切に行うことができる。
また、本発明のAM受信回路は、アンテナから入力された受信放送波信号を増幅して出力するフロントエンド部と、前記受信放送波信号出力から中間周波数信号を生成し、増幅して出力する中間周波数信号部と、前記中間周波数信号出力からAM変調信号を検波し、出力するAM検波部と、前記AM検波部の出力信号の音質を補正する音質補正部と、前記中間周波数信号出力から搬送波成分を抽出するバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタからの出力を積分し、前記中間周波数信号の搬送波の強度を直流電圧に変換し、出力する積分器と、を備えたAM受信回路であって、前記フロントエンド部、または、中間周波数信号部の少なくとも一方に、それぞれ前記受信放送波信号出力強度、または、中間周波数信号出力強度を制御するAGC回路が接続され、前記音質補正部は、前記AGC回路が出力するシグナルメータ信号の強度に応じて音質の補正を行い、前記シグナルメータ信号が所定の強度より小さいとき、前記積分器が出力する前記直流電圧に応じて音質の補正を行うことを特徴とする。
この構成によれば、シグナルメータ信号が所定の強度より小さい場合にも、受信放送波電界強度を検出することができ、耳障りを抑制する音質補正を適切に行うことができる。
以上のように本発明では、中間周波数信号出力から搬送波周波数成分をバンドパスフィルタにより抽出し、前記バンドパスフィルタからの出力を積分して、前記中間周波数信号の搬送波周波数成分の強度を直流電圧に変換する。そして、前記直流電圧に応じて前記音質の補正を行う。従って、受信放送波電界強度が弱い場合にも、受信電界強度を検出することができ、耳障りを抑制する音質補正を適切に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図4は、本発明の実施形態1に係るAM受信回路10の構成を示す図である。
放送波は、アンテナ12で受け、FE(フロントエンド)部14に入力される。FE部14は、放送波(RF)信号を同期選択して出力する。ここで、FE部14は、RF信号を増幅するためのRF増幅器を備えてもよい。
IF(Intermediate Frequency:中間周波数)部16は、搬送波周波数の変換を行う機能を有し、所望の放送波周波数より所定の周波数(通常450kHz)異なる信号を出力する局部発信器と、前記放送波信号と局部発信信号とを混合する混合器とを備え、受信した放送波のうち所望の放送波の搬送波を、所定の中間周波数(通常450kHz)に変換する。さらに、その中間周波数を、中心周波数とするバンドパスフィルター(BPF)によって抽出し、放送波と同じ情報の振幅変調信号であるIF信号とし、増幅器によって増幅して出力する。ここで、IF部16は、450KHzを搬送波とするIF信号を生成する1段構成としたが、一旦10.7MHzにアップコンバートするファーストIF段とそのファーストIF信号を450kHzにダウンコンバートするセカンドIF段との2段構成としてもよい。10.7MHzのIF信号はFM受信回路において用いられる周波数であり、この構成によれば、AM放送波とFM放送波とを受信する受信機において、IF部以降の回路を共有することができる。
IF部16への入力信号強度は、アンテナ12に入力される放送波信号強度、すなわち、放送波電界強度に比例し、受信場所や受信局によってその電界強度が変化した場合に、その出力信号レベルも変動し、出力される音声信号のレベルも変動してしまう。そこで、IF部16の出力信号レベルを一定に保つためのIF−AGC(Automatic Gain Control;自動利得制御)回路18を備える。IF−AGC回路18は、中間周波信号出力の一部を取り出し、ダイオードで振幅に比例した直流電圧(AGC電圧:シグナルメータ信号)を作り、そのシグナルメータ信号に基づいて、IF部16の増幅器の利得を制御する。すなわち、IF−AGC回路18は入力される受信電界強度が弱いときにIF部16の増幅器の利得を上げ、受信電界強度が強いときにIF部16の増幅器の利得を下げ、入力される受信電界強度の変動が音声出力に現れないようにする。
シグナルメータ信号は、2段構成を成すIF部においては、ファーストIF段の出力から作っても良いし、セカンドIF段の出力から作っても良い。また、IF信号をデジタル信号化して復調するDSP(デジタルシグナルプロセッサ)構成の受信回路においては、デジタルIF信号から演算により作っても良い。
IF信号部16の出力信号は、AM検波部20に入力される。AM検波部20は、搬送波成分を取り除き、もとの変調信号である音声信号を得る。
AM検波部20から出力された音声信号は音質補正部22に入力される。音質補正部22は、音声信号の周波数特性を変化させ、音質を補正する。このような音質補正は、受信放送波電界強度に応じて行われることが望ましい。例えば、受信放送波電界強度が十分大きい場合、音質補正は必要とはならないが、受信放送波電界強度が小さいとき、IF−AGC回路18によりIF部16の有する増幅回路の増幅率が大きくなるため、増幅回路から発生する広い帯域の及ぶノイズの割合が音声信号に対して大きくなる。このような場合、音声信号の中心周波数から外れた帯域を減衰させて、音声信号に対するノイズの割合を減少させ、聴感上の耳障りを抑制したり、全体に出力レベルを上げて、音声信号を聞き取りやすくしたり、さらにこれらを組み合わせたりする。これらの補正は、受信放送波電界強度に応じて切り替えることとしても良いし、受信放送波電界強度に比例させて補正の程度を変更しても良い。音質補正部22はアナログ回路から構成しても良いし、デジタル信号で処理を行うDSP(デジタルシグナルプロセッサ)で構成しても良い。
音質補正部22の出力は、増幅回路に送られ、増幅された後、スピーカー等から出力される。
本発明において特徴的なことは、受信放送波電界強度の検出を、IF信号の搬送波強度に基づいて行い、音質補正部22は、受信放送波電界強度が弱い場合、そのIF信号搬送波強度に応じて音質の補正を行うことである。ここで、IF信号搬送波強度は、IF部16から出力されたIF信号の搬送波周波数成分をBPF34で抽出し、そのIF信号の搬送波を積分器36で直流電圧信号に変換した信号として得られる。したがって、この方法によれば、IF信号の搬送波周波数成分の強度を検出するため、受信電界強度が小さい場合でも、受信電界強度を反映した受信電界強度情報を得ることができる。BPF34は、搬送波周波数成分だけを鋭く選択するほど、他の周波数のノイズの影響を排除することができる。IF信号強度検出部30では、IF搬送波周波数成分のみ通過させればよいため、音声信号用のIF信号セラミックフィルタより狭帯域のBPFを用いることが望ましい。また、IF信号をデジタル信号化した場合には、デジタル信号処理により狭帯域なBPF処理を行うことが好ましい。
図5に受信放送波電界強度に対する、IF信号搬送波強度信号およびシグナルメータ信号強度を示す。受信放送波電界強度がE1以下では、増幅器の増幅率の限界によりAGC回路が機能しないため、シグナルメータ信号は出力されないが、受信放送波電界強度に応じてIF信号搬送波強度信号は出力される。
したがって、受信放送波電界強度がE1以下では、IF信号搬送波強度が受信放送電界強度を反映する情報となる。ここで、シグナルメータ信号が出力され始める電界強度(E1)は、受信回路のFE部、IF部の回路構成等によっても異なるが20μV程度である。
本実施形態によれば、シグナルメータ信号が出力されないような弱電界強度(約20μV以下)においても、IF信号搬送波強度に基づいて、正確な放送波電界強度情報を得ることができ、その受信電界強度に応じて音質の補正を最適に行うことができる。
この放送波電界強度情報の検出構成は、FM受信回路に比較して、AM受信回路において特に有用である。FM受信回路においては、IF信号周波数である450kHzの搬送波強度は電界強度によらず、ほぼ一定になるのに対し、AM受信回路においては、受信放送波電界強度が弱い場合、IF信号波は受信放送波電界強度を反映したものになるためである。
ここで、音質補正部22は、図5における受信放送波電界強度がE1以上の場合、シグナルメータ信号に基づいて音質補正を行うことが好ましい。受信放送波電界強度がE1以上の場合、IF−AGC回路18によりIF部16から出力されるIF信号の搬送波強度は一定となり、IF信号の搬送波周波数成分の強度は、受信放送波電界強度の情報とはならない。この場合、シグナルメータ信号が受信放送波電界強度を反映する情報となり、音質補正部22は、シグナルメータ信号に基づいて音質補正を行うことにより、受信放送波電界強度に応じ、適切な音質補正を行うことができる。
音質補正部22において、その音質補正を、受信放送波電界強度が弱い場合にIF信号搬送波強度に基づいて行い、受信放送波電界強度が強い場合にシグナルメータ信号に基づいて行うことは、両者の信号を加算することにより、実現することができる。これは、図5に示すように、受信放送波電界強度が弱い場合(E1以下)では、シグナルメータ信号は出力されず、受信放送波電界強度が強い場合(E1以上)では、IF信号搬送波強度が一定となるため、両者の加算信号は、受信放送波電界強度が弱い場合(E1以下)でも、強い場合(E1以上)でも、受信放送波電界強度を反映したものとなるためである。また、加算せず、両者をIF信号搬送波強度が所定の強度となる場合、もしくはシグナルメータ信号強度が所定の強度となる場合に切り替えることとしてもよい。
さらに、実施形態1に係るAM受信回路10において、RF−AGC回路を備え、FE部14の出力信号強度に応じてFE部14に備えられたRFアンプの増幅率を制御してもよい。この場合、RF−AGC回路は、RF−AGC制御電圧(RF−シグナルメータ信号)を出力し、これを前記説明した、IF−AGC回路18が出力するシグナルメータ信号に代えてもよし、両者を選択、加算、組み合わせ等した信号をシグナルメータ信号とすることもできる。
従来のAM受信回路の一実施形態であるAM受信回路100の構成の概略を示す図である。 受信電界強度に対する、IF信号部の増幅器への入力信号強度(実線)と増幅器の増幅度(破線)との関係を示した図である。 受信電界強度に対する、増幅器の増幅度(破線)とSメータ信号出力(実線)との関係を示す図である。 本発明の実施形態1に係るAM受信回路10の構成を示す図である。 受信放送波電界強度に対する、IF信号搬送波強度およびシグナルメータ信号強度を示す図である。
符号の説明
10,100 AM受信回路、12,112 アンテナ、14,114 FE(フロントエンド)部、16,116 IF信号部、18,118 IF−AGC回路、20,120 検波部、22,122 音質補正部、34 BPF、36 積分器。

Claims (2)

  1. 受信放送波から生成された中間周波数信号を増幅し、出力する中間周波数信号部と、
    前記中間周波数信号出力からAM変調信号を検波し、出力するAM検波部と、
    前記AM検波部の出力信号の音質を補正する音質補正部と、
    を備えたAM受信回路であって、
    前記中間周波数信号出力から搬送波周波数成分を抽出するバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタからの出力を積分し、前記中間周波数信号の搬送波の強度を直流電圧に変換し、出力する積分器と、
    を有し、
    前記積分器から出力された直流電圧に応じて前記音質の補正を行うことを特徴とするAM受信回路。
  2. アンテナから入力された受信放送波信号を増幅して出力するフロントエンド部と、
    前記受信放送波信号出力から中間周波数信号を生成し、増幅して出力する中間周波数信号部と、
    前記中間周波数信号出力からAM変調信号を検波し、出力するAM検波部と、
    前記AM検波部の出力信号の音質を補正する音質補正部と、
    前記中間周波数信号出力から搬送波成分を抽出するバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタからの出力を積分し、前記中間周波数信号の搬送波の強度を直流電圧に変換し、出力する積分器と、
    を備えたAM受信回路であって、
    前記フロントエンド部、または、中間周波数信号部の少なくとも一方に、それぞれ前記受信放送波信号出力強度、または、中間周波数信号出力強度を制御するAGC回路が接続され、
    前記音質補正部は、前記AGC回路が出力するシグナルメータ信号の強度に応じて音質の補正を行い、前記シグナルメータ信号が所定の強度より小さいとき、前記積分器が出力する前記積分器から出力された直流電圧に応じて音質の補正を行うことを特徴とするAM受信回路。
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