JPH02159843A - Ｆｍステレオ受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＦＭステレオ受信装置に係り、より詳細には、
電波の受信状況が時々刻々変化する自動車等の走行体に
搭載され、受信状態が変化しても最適な受信が自動的に
行えるようにしたＦＭステレオ受信装置に関するもので
ある。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕−ｉに
、ＦＭｉ波は直進性が強いため地形・建物等の影響、送
信所との距離等による電界の変動が大きい。このような
電界変動の中で移動受信するＦＭステレオ受信装置は、
電波状況の変動に応じて、受信状態を変化させる自動受
信制御機能が必要になる。

この機能は強電界では本来のＨｉ−Ｈｉ受信を行い、ア
ンテナ入力レベルが低下するにつれて、連続的にステレ
オからモノラルに切換えるオートセパレーション機能、
高域ノイズを低減するオートハイカット機能、再生出力
を低減するソフトミュート機能で構成されている。この
３つのオート機能により高忠実度再生と雑音低減を実現
している。

第２図はこの種のＦＭステレオ受信装置の従来の一例を
示す。

同図において、１はＦＭ受信アンテナ、２はアンテナ１
で受信した電波中の希望の放送の受信信号を選択すると
共に、選択した受信信号を中間周波信号に周波数変換す
るフロントエンド、３はフロントエンド２により周波数
変換して得た中間周波（ＩＦ）信号を増幅するＩＦアン
プ、４はＩＦアンプ３により中間周波増幅されたＩＦ倍
信号ＦＭ検波する検波回路、５は検波回路４によりＦＭ
検波されて得られるコンポジット信号のレベルを調整す
るレベル調整手段としての電子ボリュームであり、ＩＦ
アンプ３、検波回路４及び電子ボリューム５はＩＦＩＣ
として一つの集積回路中に形成されている。また、６は
ＦＭ検波されて得られたコンポジット信号に含まれてい
る各種のパルス性のノイズを抑圧すると共にパイロット
信号を抑圧するノイズ及びパイロット抑圧回路、７はノ
イズ及びパイロット抑圧回路６によりノイズ及びパイロ
ット信号が除去されたコンポジット信号のセパレーショ
ンとハイカット周波数を制御するセパレーション及びハ
イカット制御部、８はセパレージジン制御及びハイカッ
ト制御されたコンポジット信号をステレオ復調して左右
（Ｌ　、　Ｒ）信号を出力するステレオ復調回路である
。

９はノイズ及びパイロット抑圧回路６から分岐されたパ
イロット信号の抑圧されていない信号からコンポジット
信号中に含まれているパイロット信号を例えば同期検波
し、該検波出力のレベルを所定レベルと比較し、その結
果によりステレオ復調のオン・オフを制御する制御信号
を発生し、これをステレオ復調回路８に供給するパイロ
ットレベル検出回路、１０はステレオ復調回路８内の図
示しない副搬送波発生回路が発生する１９ｋＨｚ信号に
基づいてパイロットキャンセル信号を発生すルハイロッ
トキャンセル信号発生回路である。

１１はＩＦアンプ３から分岐した信号により受信信号の
信号強度を検出し、信号強度信号を発生する信号強度検
出回路であり、該信号強度検出回路１１が発生する信号
強度信号は、該信号に基づいて電子ボリューム５をソフ
トミュート制御するボリューム制御回路１２と上記セパ
レーション及びハイカット制御部７とに供給される。な
お、１３はパイロットレベル検出回路９によるレベル検
出結果によりステレオインジケータをオン・オフ駆動す
るインジケータドライバである。

以上の構成において、受信状態が悪化して受信信号の信
号レベルが低下すると、信号強度検出回路１１が発生す
る信号強度信号に基づいてボリューム制御回路１２が電
子ポリニーム５を制御してソフトミューティングを行わ
せる。このように電子ボリューム５によるソフトミュー
トが行われると、ノイズ及びパルス抑圧回路６に人力さ
れる信号レベルが低下し、パイロットレベル検出回路９
におけるパイロット信号のレベル検出が影響を受ける。

よって、パイロットレベル検出回路９は正確にパイロッ
ト信号を検出することができなくなり、該ステレオ復調
回路８に供給されるステレオ復調のオン・オフ制御信号
が誤って発生され、ステレオ放送受信時にも拘す、オフ
制御信号が発生され、ステレオ復調回路８における復調
動作が乱されるようになる。

そこで、パイロットレベル検出回路９の感度を向上する
ことも考えられるが、このようにするとパイロット信号
を誤検出する可能性が高くなり、結局ステレオ復調動作
が乱されるようになる。

また、電子ボリューム５におけるミューティング動作の
時定数とパイロットレベル検出回路９のレベル検出の時
定数とが互いに影響しあい、パイロット信号を完全にキ
ャンセルするのに適したレベルのパイロット信号を発生
することが難しくなる。すなわちパイロットレベル検出
回路９で検出するパイロット信号のレベルがソフトミュ
ートの影響を受け、パイロットキャンセル信号のレベル
もソフトミュートの影響を受ける。このような状態が生
じると、パイロット信号を完全にキャンセルすることが
難しくなって、復調信号にキャンセル信号の不完全キャ
ンセルによるノイズが混入するようになり、良好なステ
レオ再生が得られないという問題が生起する。

よって本発明は、パイロットレベルの検出がミューティ
ングの影響を受けなくして良好なステレオ再生を行える
ようにしたＦＭステレオ受信装置を提供することを課題
としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため本発明により成されたＦＭステ
レオ受信装置は、アンテナで受信した電波中の希望の放
送の受信信号を選択し、該選択した受信信号を中間周波
信号に周波数変換し、周波数変換して得た中間周波信号
を増幅した後ＦＭ検波し、該ＦＭ検波して得たコンポジ
ット信号中に含まれているパイロット信号を抑圧した後
ステレオ復調するようにしたものにおいて、前記ＦＭ検
波して得たコンポジット信号中に含まれているパイロッ
ト信号を抑圧するパイロット抑圧回路と、該パイロット
抑圧回路によりパイロット信号が除去された後のコンポ
ジット信号のレベルを受信信号の強度に応じて調整する
レベル調整手段と、前記パイロット抑圧回路によりパイ
ロット信号が抑圧される前のコンポジット信号中のパイ
ロット信号のレベルを検出するパイロットレベル検出回
路とを備え、該パイロットレベル検出回路で検出したパ
イロット信号のレベルによ、す、前記ステレオ復調のオ
ン・オフを制御するようにしたことを特徴とする。

〔作　用〕

上記構成において、ＦＭ検波して得たコンポジット信号
中に含まれているパイロット信号を抑圧するパイロット
抑圧回路の後段に、該パイロット抑圧回路によりパイロ
ット信号が除去された後のコンポジット信号のレベルを
受信信号の強度に応じて調整するレベル調整手段を設け
、前記パイロット抑圧回路によりパイロット信号が抑圧
される前のコンポジット信号中のパイロット信号のレベ
ルを検出するパイロットレベル検出回路が検出したパイ
ロット信号のレベルとにより、ステレオ復調のオン・オ
フ信号を発生するようにしているので、パイロットレベ
ルの検出がミューティングの影響を受けることがなく、
良好なステレオ再生を行えるようになる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明によるＦＭステレオ受信装置の一実施例
を示すブロック図であり、同図において第２図について
上述したものと同等の部分には同一の符号を付し、詳細
な説明を省略する。

第１図において、ソフトミューティングを行うためのレ
ベル調整手段としての電子ボリューム５をノイズ及びパ
イロット抑圧回路６とセパレーション及びハイカット制
御回路７との間に設けている。

この構成により、パイロットレベル検出回路９において
レベル検出されるパイロット信号は、ノイズ及びパイロ
ット抑圧回路６からレベル調整されない状態で入力され
る。よって、ミューティングによってコンポジット信号
と共にレベルが抑えられることによるパイロット信号の
検出不可や誤検出がなくなり、誤ったステレオ復調のオ
ン・オフ制御信号が発生されることがなくなり、常にス
テレオ復調回路８を正常に動作させることができる。

また、パイロットレベル検出回路９におけるパイロット
レベルの検出は放送局の送出レベルのバラツキのみを考
慮すればよく、パイロットキャンセル信号発生回路１０
が発生する信号のレベルを略一定に保持しておくことが
でき、パイロットキャンセル信号発生をレベル追随型で
行うことが必ずしも必要なくなった。

更に、ミューティングのための電子ボリュームがノイズ
及びパイロット抑圧回路６の後段に設けられているので
、パイロットレベル検出回路９及びパイロットキャンセ
ル信号を発生する回路の時、定数が、ミューティングの
ための回路の時定数の影響を受けなくなり、パイロット
キャンセル信号のレベルがキャンセルすべきパイロット
信号のレベルから大きくずれることによる、ステレオ再
生の品位低下がなくなっている。

〔効　果〕

以上説明したように本発明によれば、ＦＭ検波して得た
コンポジット信号中に含まれているパイロット信号を抑
圧するパイロット抑圧回路の後段に、受信信号の強度に
基づいて、該パイロット抑圧回路によりパイロット信号
が除去された後のコンポジット信号のレベルを調整する
、所謂ミューティングを行うレベル調整手段を設けてい
るので、パイロットレベルの検出がミューティングの影
響を受けることがなく、良好なステレオ再生を行えるよ
うになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるＦＭステレオ受信装置の一実施例
を示すブロック図、 第２図は従来のＦＭステレオ受信装置の一例を示すブロ
ック図である。 １・・・アンテナ、２・・・フロントエンド、３・・・
ＩＦアンプ、４・・・検波回路、５・・・電子ボリュー
ム（レベル調整手段）、６・・・ノイズ及びパイロット
抑圧回路、８・・・ステレオ復調回路、９・・・パイロ
ットレベル検出回路、１０・・・パイロットキャンセル
信号発生回路、１１・・・信号強度検出回路。 特許出願人　　パイオニア株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 アンテナで受信した電波中の希望の放送の受信信号を選
   択し、該選択した受信信号を中間周波信号に周波数変換
   し、周波数変換して得た中間周波信号を増幅した後ＦＭ
   検波し、該ＦＭ検波して得たコンポジット信号中に含ま
   れているパイロット信号を抑圧した後ステレオ復調する
   ようにしたＦＭステレオ受信装置において、 前記ＦＭ検波して得たコンポジット信号中に含まれてい
   るパイロット信号を抑圧するパイロット抑圧回路と、 該パイロット抑圧回路によりパイロット信号が除去され
   た後のコンポジット信号のレベルを受信信号の強度に応
   じて調整するレベル調整手段と、前記パイロット抑圧回
   路によりパイロット信号が抑圧される前のコンポジット
   信号中のパイロット信号のレベルを検出するパイロット
   レベル検出回路とを備え、 該パイロットレベル検出回路で検出したパイロット信号
   のレベルにより、前記ステレオ復調のオン・オフを制御
   するようにした、 ことを特徴とするＦＭステレオ受信装置。