JP2000013340A - Fm受信装置 - Google Patents

Fm受信装置

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JP2000013340A
JP2000013340A JP10175966A JP17596698A JP2000013340A JP 2000013340 A JP2000013340 A JP 2000013340A JP 10175966 A JP10175966 A JP 10175966A JP 17596698 A JP17596698 A JP 17596698A JP 2000013340 A JP2000013340 A JP 2000013340A
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Masa Ito
雅 伊藤
Takashi Kurihara
隆志 栗原
Hisataka Koide
尚隆 小井手
Satoko Kiyama
聡子 木山
Toru Kato
亨 加藤
Mitsutoshi Mitani
充俊 三谷
Yasuhiro Shimizu
康弘 清水
Yasuyuki Imai
康之 今井
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FM受信装置の受信同調状態がずれたり隣接チ
ャネル妨害信号の干渉を受けても、変調周波数が高い信
号成分のS/Nの悪化を抑制し聴感を改善する。 【解決手段】FMフロントエンド回路11と、FMフロ
ントエンド回路から出力するFM−IF信号を増幅する
FM−IF増幅回路12と、FM−IF増幅回路の出力
信号からFM変調信号を検波して出力するFM検波回路
13と、FM検波回路の出力信号の音質を調整するトー
ンコントロール回路151、152と、FM−IF増幅
回路のFM−IF信号入力レベルに基づいて受信電界強
度を検出する検出回路16と、FM検波回路の入力信号
の離調の程度を検出する離調検出回路21と、受信電界
強度および受信同調状態がずれた場合の離調程度に応じ
てトーンコントロール回路を制御して雑音信号の高周波
成分を除去するトーンコントロール制御回路22を具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM受信装置に係
り、特にFM放送受信装置における音声出力のトーンコ
ントロール回路(音質調整回路)に関するもので、例え
ばカーラジオなどに使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のカーラジオ用のFMステ
レオ受信装置の一例のブロック構成の一部を示してい
る。図4において、10は受信アンテナ、11はFMフ
ロントエンド回路である。このFMフロントエンド回路
11は、受信信号(高周波信号;RF信号)を増幅する
利得可変型のRF増幅回路と、このRF増幅回路の受信
同調周波数より所定周波数(通常、10.7MHz)異
なる局部発振信号を出力する局部発振回路と、上記RF
増幅回路の出力信号と前記局部発振回路の出力信号とを
混合して中間周波信号(FM−IF信号)の成分を生成
して出力する混合回路、前記RF増幅制御の利得を自動
的に調整するための自動利得調整回路などを含む。
【0003】12は前記FMフロントエンド回路11か
ら出力するFM−IF信号を増幅するFM−IF増幅回
路、13は前記FM−IF増幅回路の出力信号からFM
変調信号(ステレオ・コンポジット信号)を検波して出
力するFM検波回路、14は前記FM検波回路13の出
力信号からステレオ音声信号である右成分(R)信号お
よび左成分(L)信号を復調して出力するFMステレオ
復調回路、151および152は対応して前記FMステ
レオ復調回路14から出力する復調信号であるL信号お
よびR信号の音質を調整するトーンコントロール回路で
ある。
【0004】16は前記FM−IF増幅回路12の出力
信号レベルに基づいて受信電界強度を検出するための受
信電界強度検出回路であり、弱電界入力時の検出出力に
より、前記トーンコントロール回路151および152
において復調信号の高周波成分(特に雑音信号成分)を
除去するように制御している。
【0005】なお、図4中のFM受信装置は、局部発振
回路に接続される発振子、RF同調用コイル、音声増幅
回路、スピーカなどは図示を省略している。図5は、図
4のFM受信装置の受信電界強度(レベル)と復調信号
のS成分出力レベル、N成分出力レベルの関係(S/N
特性)および受信電界強度検出回路16の受信電界レベ
ルと検出出力レベルとの関係(入出力特性)を示してい
る。ここでは、S/N特性は、変調信号の周波数(変調
周波数)fmが1KHz、10KHzをパラメータとし
て示している。
【0006】即ち、FM受信装置においては、一般に、
受信電界レベルが比較的弱い弱電界入力時に雑音信号の
抑制能力が低いことに起因して信号対雑音比(S/N)
が低下する。
【0007】そこで、従来は、弱電界入力時におけるS
/Nの低下による聴感上の耳障りを抑制するために、前
記したような受信電界強度検出回路16によるトーンコ
ントロール回路151および152の制御によって雑音
信号の高周波成分を除去し、S/Nの低下による聴感上
の耳障りを抑制している。
【0008】また、FM受信装置によっては、受信電界
レベルがある受信電界レベル以下においてS/Nが極端
に悪化する領域では、音声出力経路を徐々に遮断して聴
感上の耳障りを抑制する場合もある。
【0009】しかし、上記したような従来のトーンコン
トロール回路151および152による制御では、聴感
改善対策としては必ずしも十分ではなかった。以下、こ
の点について簡単に説明する。
【0010】図6は、図4のFM受信装置におけるある
受信電界レベル以下の領域における受信電界レベルとS
信号出力レベルの関係について、変調周波数fmをパラ
メータとして示す。
【0011】即ち、図5から分かるように、FM受信装
置においては、一般に、変調周波数fmが高くなると、
信号エネルギーの分布とFM検波特性との関係でN信号
出力レベルが増加する(三角雑音)ので、聴感上の耳障
りを抑制するため、高域出力に対し出力レベルを低下さ
せる。
【0012】図7は、図4のFM受信装置のFM検波回
路における入力周波数偏移と検波出力レベル(S信号レ
ベル)との関係(FM検波特性、いわゆるS字特性)を
示す。
【0013】図7から分かるように、マニュアル同調調
整時のように受信同調状態がずれた時には、FM検波特
性の中心周波数(10.7MHz)の直流電位からずれ
た電位を中心に入力周波数が偏移するので、S信号の出
力波形が歪んで高調波成分が発生してN成分出力レベル
が大きくなる。
【0014】また、受信同調状態がずれた時には、雑音
抑制能力が低下してN成分出力レベルが大きくなる。ま
た、隣接チャネルの妨害信号の干渉によりFM検波入力
信号がFM検波特性の中心周波数(10.7MHz)か
らずれることによってS信号の出力波形が歪んで高調波
成分が発生してN成分出力レベルが大きくなる。
【0015】したがって、受信同調状態がずれた場合と
か隣接チャネルの妨害信号の干渉を受けた場合には、変
調周波数fmが高い信号成分のS/Nは、そうでない場
合に比べてさらに悪化し、聴感上の耳障りが発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
FM受信装置は、受信同調状態がずれた場合とか隣接チ
ャネルの妨害信号の干渉を受けた場合に、変調周波数f
mが高い信号成分のS/Nが悪化し、聴感上の耳障りが
発生するという問題があった。
【0017】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、受信同調状態がずれた場合とか隣接チャネル
の妨害信号の干渉を受けた場合でも、変調周波数fmが
高い信号成分のS/Nが悪化することを抑制することが
でき、聴感を改善し得るFM受信装置を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のFM受信装置
は、FMフロントエンド回路と、前記FMフロントエン
ド回路から出力するFM−IF信号を増幅するFM−I
F増幅回路と、前記FM−IF増幅回路の出力信号から
FM変調信号を検波して出力するFM検波回路と、前記
FM検波回路の出力信号の音質を調整するトーンコント
ロール回路と、前記FM−IF増幅回路のFM−IF信
号入力レベルに基づいて受信電界強度を検出するための
受信電界強度検出回路と、前記FM検波回路の入力信号
の離調の程度を検出し、離調の程度に応じたレベルを有
する離調検出信号を出力するための離調検出回路と、前
記受信電界強度検出回路の出力および前記離調量検出回
路の出力に基づいて受信電界強度および受信同調状態が
ずれた場合の離調程度に応じて前記トーンコントロール
回路を制御して雑音信号の高周波成分を除去するための
トーンコントロール制御回路を具備することを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施
例に係るカーラジオ用のFM受信装置を示している。
【0020】このFM受信装置は、図4を参照して前述
した従来例のFM受信装置と比べて、離調検出回路2
1、トーンコントロール制御回路22が追加されている
点が異なり、その他は同じである。
【0021】即ち、図1において、10は受信アンテ
ナ、11はFMフロントエンド回路である。このFMフ
ロントエンド回路11は、受信信号を増幅する利得可変
型のRF増幅回路と、このRF増幅回路の受信同調周波
数より所定周波数(通常、10.7MHz)異なる局部
発振信号を出力する局部発振回路と、上記RF増幅回路
の出力信号と前記局部発振回路の出力信号とを混合して
中間周波信号(FM−IF信号)の成分を生成して出力
する混合回路、前記RF増幅制御の利得を自動的に調整
するための自動利得調整回路などを含む。
【0022】12は前記FMフロントエンド回路11か
ら出力するFM−IF信号を増幅するFM−IF増幅回
路、13は前記FM−IF増幅回路の出力信号からFM
変調信号(ステレオ音声信号)を検波して出力するFM
検波回路、14は前記FM検波回路13の出力信号から
ステレオ音声信号である右成分(R)信号および左成分
(L)信号を復調して出力するFMステレオ復調回路、
151および152は対応して前記FMステレオ復調回
路14から出力する復調信号であるR信号およびL信号
の音質を調整するトーンコントロール回路である。
【0023】16は前記FM−IF増幅回路12の出力
信号レベルに基づいて受信電界強度を検出するための受
信電界強度検出回路であり、弱電界入力時の検出出力に
より、前記トーンコントロール回路151および152
において復調信号の高周波成分(特に雑音信号成分)を
除去するように制御している。
【0024】なお、図1中のFM受信装置は、局部発振
回路に接続される発振子、RF同調用コイル、音声増幅
回路、スピーカなどは図示を省略している。さらに、本
実施例では、(1)FM検波回路13の入力信号の離調
の程度(FM−IF信号の中心周波数が10.7MHz
からずれている量)を検出し、離調の程度に応じたレベ
ルを有する離調検出信号を出力するための離調検出回路
21と、(2)前記受信電界強度検出回路16の出力お
よび前記離調量検出回路21の出力に基づいて受信電界
強度および受信同調状態がずれた場合の離調程度に応じ
て前記トーンコントロール回路151、152を制御し
て雑音信号の高周波成分を除去することによってトーン
コントロール特性を制御するためのトーンコントロール
制御回路22が付加されている。
【0025】このトーンコントロール制御回路22は、
受信電界強度検出回路16の電界強度検出信号レベルが
所定値より低い時にトーンコントロール回路151、1
52における復調信号の高周波成分(特に雑音信号成
分)の除去量を増大させるように制御し、かつ、離調検
出回路21の離調検出信号に応じてトーンコントロール
回路151、152における復調信号の高周波成分(特
に雑音信号成分)の除去量を増大させるように構成され
ている。
【0026】なお、図1のFM受信装置において、受信
電界強度(レベル)と復調信号のS成分出力レベル、N
成分出力レベルの関係は、図5に示したような従来例と
同様である。
【0027】また、図1のFM受信装置において、ある
受信電界レベル以下の領域における受信電界レベルとS
信号出力レベルの関係は、図6に示したような従来例と
同様である。
【0028】また、図1のFM受信装置において、FM
検波回路における入力周波数偏移と検波出力レベル(S
信号レベル)との関係(FM検波特性、いわゆるS字特
性)は、図7に示したような従来例と同様である。
【0029】図2は、図1のFM受信装置の受信同調状
態がずれた場合とか隣接チャネルの妨害信号の干渉を受
けた場合に、図1中の離調検出回路21とトーンコント
ロール制御回路22により得られるトーンコントロール
回路151、152のトーンコントロール特性(離調の
程度と出力レベルとの関係)の一例を示す。
【0030】図3は、図1中の離調検出回路21、トー
ンコントロール制御回路22およびL信号トーンコント
ロール回路151(またはR信号トーンコントロール回
路152)の一具体例を示している。
【0031】図示のように、離調検出回路21は、コン
デンサC1、トランジスタQ1〜Q5、抵抗R1〜R3
および電流源I1、I2などで構成されている。トーン
コントロール制御回路22は、トランジスタQ6〜Q1
2、抵抗R4〜R10および電流源I3〜I5などで構
成されている。L信号トーンコントロール回路151
(またはR信号トーンコントロール回路152)は、コ
ンデンサC2、トランジスタQ13〜Q20、抵抗R1
1〜R14および電流源I6、I7などで構成されてい
る。
【0032】FMステレオ復調回路14の出力は、L信
号トーンコントロール回路151(またはR信号トーン
コントロール回路152)内のトランジスタQ16、Q
19のベースに入力され、電圧/電流変換される。トラ
ンジスタQ16には周波数特性がフラットな電流が流
れ、トランジスタQ19の出力電流は抵抗R12とコン
デンサC2により交流成分が除去される。
【0033】一方、FM検波回路13からのFM検波出
力電流は、離調の度合いにより平均直流電位が変位して
おり、その電流は離調検波回路21に入力される。この
入力電流は、離調検波回路21内のコンデンサC1と抵
抗R2により交流電流成分が除去され、離調の度合いに
応じた直流電位が図中のA点とB点との間に電位差とな
って生じる。このため、離調時においては、トランジス
タQ2あるいはQ4がオンし、トランジスタQ3および
トーンコントロール制御回路22内のトランジスタQ6
を介して、トーンコントロール制御回路22内のトラン
ジスタQ8のベース電位であるC点の電位を下げる。
【0034】一方、トーンコントロール制御回路22内
では、トランジスタQ9のベースには受信電界強度検出
回路16の出力が入力されているため、トランジスタQ
9のエミッタと抵抗R5を介して隔てられたD点の電位
は、トランジスタQ8、Q9のベース電位のうちいずれ
か低い方の電位で制御される。すなわち、D点の電位
は、離調の度合い、あるいは受信電界強度により制御さ
れ、離調の度合いが大きい程、また受信電界強度が小さ
い程、その電位は低下する。D点の電位が低下すると、
D点からトランジスタQ10のベース・コレクタ間を隔
てたE点の電位が上昇し、L信号トーンコントロール回
路151(またはR信号トーンコントロール回路15
2)内のトランジスタQ15、Q20がオンするため、
周波数特性を持たないトランジスタQ16の電流はトラ
ンジスタQ15を介して電源電圧Vcc側に流れ、高域
成分が除去された抵抗R12を流れる電流はトランジス
タQ20を介して出力される。このため、トーンコント
ロール出力には高域成分が除去された信号が得られる。
【0035】一方、離調状態にない場合は、A点、B点
間には電位差が生じないため、トランジスタQ2、Q4
はオンせず、C点の電位は上昇する。また、受信電界強
度の強い場合はトランジスタQ9のベース電位も高いた
め、D点の電位は上昇する。D点の電位が上昇すると、
E点の電位が低下するため、トランジスタQ17、Q1
8がオンし、高域成分が除去された抵抗R12を流れる
電流がトランジスタQ18を介して電源電圧Vcc側に
流れ、周波数特性を持たないトランジスタQ16の電流
がトランジスタQ17を介して出力される。このため、
トーンコントロール出力には周波数特性がフラットな信
号が得られる。
【0036】また、離調の度合い、あるいは受信電界強
度の状態によっては、上記した状態の中間の状態、すな
わちトランジスタQ15、Q17、Q18、Q20が全
てオンしている状態をとり、この場合は、周波数特性が
フラットな電流と高域成分が除去された電流の合成とな
り、離調の度合い、あるいは受信電界強度の状態により
連続的にトーンコントロール出力は、その周波数特性が
制御される。
【0037】このようにして、トーンコントロール回路
の出力は、離調の度合い、あるいは受信電界強度の状態
により、その周波数特性が制御される。図1のFM受信
装置によれば、離調検出回路21およびトーンコントロ
ール制御回路22が付加されたことによって、従来例の
受信電界強度に基づいたトーンコントロール特性を保ち
つつ、さらに、受信同調状態がずれた場合とか隣接チャ
ネルの妨害信号の干渉を受けた場合にも離調の程度に基
づいてトーンコントロールをかけることができる。
【0038】即ち、トーンコントロール制御回路22
は、受信電界強度検出回路16の電界強度検出信号レベ
ルが所定値より低い時にトーンコントロール回路15
1、152における復調信号の高周波成分(特に雑音信
号成分)の除去量を増大させるように制御するので、従
来例と同様に、受信電界強度に基づいたトーンコントロ
ール特性が得られる。
【0039】しかも、トーンコントロール制御回路22
は、受信同調状態がずれた場合とか隣接チャネルの妨害
信号の干渉を受けた場合には、離調検出回路21の離調
検出信号に応じてトーンコントロール回路151、15
2における復調信号の高周波成分(特に雑音信号成分)
の除去量を増大させるように制御する。
【0040】これにより、受信同調状態がずれた場合に
おける雑音抑制能力の低下によるN成分出力レベルの増
大あるいはS信号の出力波形が歪んで高調波成分が発生
することによるN成分出力レベルの増大により特に変調
周波数fmが高い信号成分のS/Nが悪化することを抑
制することができ、聴感を改善することが可能になる。
【0041】したがって、受信同調状態がずれた場合に
おける雑音抑制能力の低下によるN成分出力レベルの増
大、あるいは、受信同調状態がずれた場合とか隣接チャ
ネルの妨害信号の干渉を受けた場合にS信号の出力波形
が歪んで高調波成分が発生することによるN成分出力レ
ベルの増大により、特に変調周波数fmが高い信号成分
のS/Nが悪化することを抑制することができ、聴感を
改善することが可能になる。なお、上記実施例は、カー
ラジオ用のFM受信装置を示したが、本発明はその他の
業務用の各種のFM受信装置にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】上述したように本発明のFM受信装置に
よれば、受信同調状態がずれた場合とか隣接チャネルの
妨害信号の干渉を受けた場合でも、変調周波数高い信号
成分のS/Nが悪化することを抑制することができ、聴
感を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るカーラジオ用FM受
信装置の一部を示すブロック図。
【図2】図1中の図1のFM受信装置の受信同調状態が
ずれた場合とか隣接チャネルの妨害信号の干渉を受けた
場合にトーンコントロール特性(離調の程度とトーンコ
ントロール回路の出力レベルとの関係)の一例を示す
図。
【図3】図1中の離調検出回路、トーンコントロール制
御回路およびトーンコントロール回路の一具体例を示す
回路図。
【図4】FM受信装置の従来例の一部を示すブロック
図。
【図5】図4のFM受信装置における受信電界強度(レ
ベル)と復調信号のS成分出力レベル、N成分出力レベ
ルの関係について示すとともに、受信電界強度検出回路
の受信電界レベルと検出出力レベルとの関係(入出力特
性)を示す図。
【図6】図4のFM受信装置におけるある受信電界レベ
ル以上の領域における受信電界レベルとS信号出力レベ
ルの関係について、変調周波数fmをパラメータとして
示すず。
【図7】図4のFM受信装置のFM検波回路における入
力周波数偏移と検波出力レベル(S信号レベル)との関
係(FM検波特性、いわゆるS字特性)を示す図。
【符号の説明】
10…受信アンテナ、 11…FMフロントエンド回路、 12…FM−IF増幅回路、 13…FM検波回路、 14…FMステレオ復調回路、 151、152…トーンコントロール回路、 16…受信電界強度検出回路、 21…離調検出回路、 22…トーンコントロール制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 隆志 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 小井手 尚隆 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 木山 聡子 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 加藤 亨 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 三谷 充俊 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 清水 康弘 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 今井 康之 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 Fターム(参考) 5K052 AA01 BB02 BB05 BB35 CC04 DD04 DD17 EE19 EE22 FF18 5K061 AA10 BB04 CC40 CD05 JJ01 JJ09 JJ11 5K068 AA00 AA23 BA01 BB01 BC01 BC04 CC00 DA02 DA04 DC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FMフロントエンド回路と、 前記FMフロントエンド回路から出力するFM−IF信
    号を増幅するFM−IF増幅回路と、 前記FM−IF増幅回路の出力信号からFM変調信号を
    検波して出力するFM検波回路と、 前記FM検波回路の出力信号の音質を調整するトーンコ
    ントロール回路と、 前記FM−IF増幅回路のFM−IF信号入力レベルに
    基づいて受信電界強度を検出するための受信電界強度検
    出回路と、 前記FM検波回路の入力信号の離調の程度を検出し、離
    調の程度に応じたレベルを有する離調検出信号を出力す
    るための離調検出回路と、 前記受信電界強度検出回路の出力および前記離調検出回
    路の出力に基づいて受信電界強度および受信同調状態が
    ずれた場合の離調程度に応じて前記トーンコントロール
    回路を制御して雑音信号の高周波成分を除去するための
    トーンコントロール制御回路とを具備することを特徴と
    するFM受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のFM受信装置において、 前記トーンコントロール制御回路は、 前記受信電界強度検出回路の電界強度検出信号レベルが
    所定値より低い時に前記トーンコントロール回路におけ
    る復調信号の高周波成分の除去量を増大させるように制
    御し、かつ、前記離調検出回路の離調検出信号に応じて
    前記トーンコントロール回路における復調信号の高周波
    成分の除去量を増大させるように制御することを特徴と
    するFM受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7171180B2 (en) 2003-08-29 2007-01-30 Sanyo Electric Co., Ltd. AM receiver circuit performing sound quality compensation of AM detection output signal

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