JP2002271219A - Fmラジオ受信機 - Google Patents

Fmラジオ受信機

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JP2002271219A JP2001063709A JP2001063709A JP2002271219A JP 2002271219 A JP2002271219 A JP 2002271219A JP 2001063709 A JP2001063709 A JP 2001063709A JP 2001063709 A JP2001063709 A JP 2001063709A JP 2002271219 A JP2002271219 A JP 2002271219A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過変調時のマルチパス妨害を確実に検出し
て、聴感上のノイズを除去する。 【解決手段】 ゲート制御部21は、電界強度検出部1
8の検出レベルが所定レベル以上で、変調度検出部16
で検出した変調度レベルが所定レベル以下の場合に、電
界強度レベル変動検出部19からの電界強度レベル変動
検出信号に応じてゲートスイッチ15を制御してノイズ
除去動作を行い、変調度検出部16で検出した変調度レ
ベルが所定レベル以上の場合には、パイロット信号サイ
ドバンドレベル検出部20の検出レベルが所定レベル以
上のときにだけ電界強度レベル変動検出部19からの電
界強度レベル変動検出信号に応じてゲートスイッチ15
を制御してノイズ除去動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチパス妨害を受
けたときに受信機からノイズが発生することを防止する
FMラジオ受信機に係り、特に、過変調によるマルチパ
スノイズ除去動作の誤動作を改善するFMラジオ受信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FM受信機においては、マルチパ
ス妨害を検出し、ステレオ復調部で左右チャネルの分離
度を低下させてマルチパスによる雑音を低減させるもの
がある。また、マルチパス妨害を検出すると、マルチパ
ス妨害期間はスイッチ回路によって音声信号を遮断し、
その際の音声信号電圧を保持するようにしてノイズの低
減を行っているものもある。
【0003】マルチパス妨害を検出する手段としては、
電界強度検出部から出力される中間周波数信号を包絡線
検波したSメータ信号にマルチパスにより重畳された交
流成分(振幅変調成分)を検出したり、また、中間周波
数信号出力からマルチパス妨害によってFMステレオ放
送の19kHzパイロット信号に生じる振幅変調成分を
検出し、この検出結果に応じてマルチパスノイズ除去動
作を行うものが知られている。
【0004】図4は従来のFM受信機の構成を示す一例
である。アンテナ51により受信された電波はフロント
エンド(F/E)52に供給され、高周波増幅された
後、局部発振信号が混合されて中間周波数信号となる。
この中間周波数信号は中間周波数増幅器(IF AM
P)53により増幅された後、FM検波部54に供給さ
れ検波される。このFM検波部54の検波出力信号はゲ
ートスイッチ55に供給されると共に変調度検出部56
に供給される。この変調度検出部56は、検波出力信号
のレベルを検出し、変調度レベルが所定レベル以上であ
るときに過変調検出信号をゲート制御部60へ供給す
る。ゲートスイッチ55は、後述のゲート制御部60か
らの制御信号に応じてステレオ復調部57へ供給する検
波出力信号を通過させたり、遮断してその際の電圧を保
持したりする。ステレオ復調部57は、検波出力信号を
復調し、左信号Lと右信号Rとを含むステレオ信号を再
生する。
【0005】一方、前記中間信号増幅器53の出力信号
は、電界強度検出部(Sメータ)58に供給される。こ
の電界強度検出部58の出力信号は電界強度レベル変動
検出部59に供給されると共に、ゲート制御部60に供
給される。電界強度レベル変動検出部59では、電界強
度信号が比較器59bの一方に入力されると共に、ピー
クホールド回路59aに入力されてピークホールド回路
59aの出力信号が比較器59bの他方に入力される。
比較器59bで、電界強度検出信号レベルとピークホー
ルドレベルとを比較し、その差が所定レベル以上ある場
合に制御信号をゲート制御部60へ供給する。つまり、
電界強度レベル変動検出部59は電界強度レベルの短い
時間での変動を検出してゲート制御部60へ制御信号を
出力する。
【0006】ゲート制御部60は、電界強度検出部58
からの電界強度レベルが所定レベル以上で、変調度検出
部56からの変調度レベルが所定レベルより小さい場合
に、電界強度レベル変動検出部59から供給される制御
信号をゲートスイッチ55へ供給する。ゲートスイッチ
55は、ゲート制御部60からの制御信号に応じて、電
界強度レベルが所定レベル以上で、変調度レベルが所定
レベルより小さい場合には、電界強度レベル変動検出部
からの制御信号に応じて、電界強度レベルの変動が所定
レベル以上である期間はゲートスイッチをオフして検波
信号を遮断し、検波信号を遮断している間はサンプルホ
ールド部55aに保持したレベルをステレオ復調部57
へ供給してノイズを除去する。また、ゲート制御部60
は、電界強度レベルが所定レベルより小さい場合や変調
度が所定レベルより大きい場合には、ノイズ除去機能を
停止することによって、弱電界時や過変調時にマルチパ
ス妨害以外の電界強度レベル変動ではノイズ除去動作を
行わないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の受信
機では、隣接放送の混信妨害の排除や信号対雑音比の向
上を目的とした中間周波数フィルタの多段構成等によっ
て帯域幅が狭い場合には、受信電波の変調度が高いと電
界強度検出信号にレベル変動が発生することがある。こ
のレベル変動は、変調度が高いことに起因するレベル変
動であるにも関わらず、マルチパス妨害がない場合にも
電界強度信号のレベル変動に応じたノイズ除去動作を行
うこととなり、音声出力信号に歪みを生じてしまう問題
があった。このため、変調度検出手段を設け、変調度が
高いときには、ノイズ除去動作を停止する対策も考えら
れる。しかし、変調度が高いときにノイズ除去動作を停
止するようにすると変調度が高いことに起因するノイズ
除去動作の誤動作を防ぐことはできるが、変調度が高い
ときにマルチパス妨害を受けると、ノイズ除去動作が行
われずにマルチパス妨害によるノイズを出力してしまっ
ていた。
【0008】つまり、上述のようなマルチパスノイズ除
去装置では、変調度が高いときにマルチパス妨害があっ
た場合でも、電界強度検出信号の変動を変調度が高いこ
とに起因するものと判断してノイズ除去処理を行わない
ため、音声出力でマルチパスノイズを出力してしまうと
いう問題があった。
【0009】以上から本発明の目的は、変調度が高い場
合であってもマルチパス妨害を確実に検出し、また、ス
テレオ信号のままマルチパス雑音を除去することの可能
なFMラジオ受信機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、マルチパス妨害を検出し、スイッチ回路で受信信号
からマルチパスノイズを除去するFMラジオ受信機にお
いて、受信電波の電界強度を検出する電界強度検出手段
と、該電界強度検出手段で検出する電界強度検出レベル
の変動を検出する電界強度レベル変動検出手段と、変調
度を検出する変調度検出手段と、前記電界強度検出手段
で検出する電界強度検出レベルに重畳するパイロット信
号成分のサイドバンドレベルからマルチパス妨害を検出
するマルチパス検出手段と、前記各検出手段により検出
された電界強度と電界強度検出レベルの変動と変調度と
マルチパス妨害とに基づいて、前記スイッチ回路を遮断
して受信信号からノイズを除去するゲート信号作成手段
とを備えたFMラジオ受信機により達成される。
【0011】また、上記課題は本発明によれば、前記ゲ
ート信号作成手段は、前記電界強度検出手段の電界強度
レベルが所定レベル以上であって、前記変調度検出手段
の変調度レベルが所定レベル以下である場合に、前記電
界強度レベル変動検出手段の検出結果に応じてゲート信
号を出力し、前記電界強度検出手段の電界強度レベルが
所定レベル以上であって、前記変調度検出手段の変調度
レベルが所定レベル以上である場合には、前記マルチパ
ス検出手段でマルチパス検出が検出されたときにだけ、
前記電界強度レベル変動検出手段の検出結果に応じてゲ
ート信号を出力するFMラジオ受信機により達成され
る。
【0012】すなわち、以上のように構成すれば、電界
強度レベル変動に基づいてマルチパスノイズを除去する
際に、変調度が高いためにおこる電界強度レベル変動で
はノイズ除去処理を行わず、変調度が高い場合にマルチ
パス妨害が発生した場合には確実に検出して電界強度レ
ベル変動に基づいてマルチパスノイズを除去することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明のFMラジオ受信機
の構成を示す図である。アンテナ11により受信された
電波はフロントエンド12に供給され、高周波増幅され
た後、局部発振信号が混合されて中間周波数信号にな
る。この中間周波数信号は中間信号増幅器(IF AM
P)13により増幅された後、FM検波部14に供給さ
れる。このFM検波部14の検波出力信号はゲートスイ
ッチ15、及び変調度検出部16に供給される。この変
調度検出部16は検波出力信号のレベルを検出し、検波
出録信号レベルが所定レベル以上である場合に後述のゲ
ート制御部21へ過変調検出信号を出力する。ゲートス
イッチ15は、後述のゲート制御部21から入力される
制御信号に応じてFM検波部14の検波出力信号をステ
レオ復調部17へ供給したり、遮断してその際のレベル
をサンプルホールド部15aで保持したりする。ステレ
オ復調部17は、検波信号をステレオ復調し左信号Lと
右信号Rとを含むステレオ信号を再生する。
【0014】一方、中間信号増幅器13の出力信号は、
電界強度検出部(Sメータ)18に供給される。この電
界強度検出部18の出力信号は電界強度レベル変動検出
部19に供給されると共に、ゲート制御部21、パイロ
ット信号サイドバンドレベル検出部20に供給される。
【0015】電界強度レベル変動検出部19では、電界
強度検出部18の出力信号が比較器19bの一方に供給
されると共にピークホールド回路19aに供給され、ピ
ークホールドされた電界強度信号が比較器19bの他方
に入力される。比較器19bで、電界強度検出電圧のピ
ークホールド値と電界強度検出電圧値とを比較し、その
差が所定レベル以上であるときにゲート制御部21へ制
御信号を出力する。
【0016】パイロット信号サイドバンドレベル検出部
20は、電界強度検出信号に含まれるパイロット信号成
分(19kHz)のサイドバンドである18kHz帯の
信号を抽出し、この信号をAM検波することによりレベ
ルを検出して所定レベル以上になったときにゲート制御
部21へ検出信号を出力する。マルチパス妨害が発生す
ると、ステレオパイロット信号成分に振幅変調成分が重
畳されるため、パイロット信号のサイドバンドである1
8kHz帯のレベルも増加する。このサイドバンドのレ
ベルが所定レベル以上になったときに、マルチパス妨害
であると判断してゲート制御部21へマルチパス検出信
号を出力する。
【0017】ゲート制御部21は、電界強度検出部18
から入力される電界強度レベルと、電界強度レベル変動
検出部19からの電界強度変動時の制御信号と、変調度
検出部16からの過変調検出信号と、パイロット信号サ
イドバンドレベル検出部20からのマルチパス検出信号
とに基づいてゲートスイッチ15を制御するものであ
る。
【0018】ゲート制御部21は以下の4つの条件に応
じてゲートスイッチ15に制御信号を出力しスイッチの
開閉を制御する。 電界強度検出部18から入力される電界強度レベルが
所定レベルより小さい場合には、ゲートスイッチ15を
閉じてFM検波部14からの検波出力信号をステレオ復
調部17へ供給する。 電界強度検出部18から入力される電界強度レベルが
所定レベル以上であり、かつ、変調度検出部で検出した
変調度レベルが所定レベル以下の変調度である場合に
は、電界強度レベル変動検出部19からの制御信号に応
じてゲートスイッチを開閉する。ゲートスイッチが開け
られて検波信号が遮断されている際には、コンデンサ1
5aによりレベルが保持されてステレオ復調部17へ供
給される。 電界強度検出部18から入力される電界強度レベルが
所定レベル以上であり、かつ、変調度検出部で検出した
変調度レベルが所定レベル以上、さらに、パイロット信
号サイドバンド検出部20で18kHz成分が所定レベ
ル以下である場合には、ゲートスイッチ15を閉じてF
M検波部14からの検波出力信号をステレオ復調部17
へ供給する。 電界強度検出部18から入力される電界強度レベルが
所定レベル以上であり、かつ、変調度検出部で検出した
変調度レベルが所定レベル以上、さらに、パイロット信
号サイドバンド検出部20で18kHz成分が所定レベ
ル以上である場合には、電界強度レベル変動検出部19
からの制御信号に応じてゲートスイッチを開閉する。
【0019】つまり、弱電界である場合及び過変調でパ
イロット信号のサイドバンド(18kHz)レベルが所
定レベル以下である場合にはマルチパスノイズ除去動作
を行わず、過変調ではない場合及び過変調でパイロット
信号のサイドバンドが所定レベル以上である場合には、
電界強度変動レベルに応じてマルチパスノイズ除去動作
を行う。
【0020】以上のようにすれば、マルチパス妨害が発
生したときにだけノイズ除去動作を行うことができ、過
変調時のマルチパス妨害を確実に検出し、聴感上のノイ
ズを除去する事ができる。また、過変調に起因する電界
強度レベル変動によるノイズ除去動作の誤動作を防ぐこ
とができる。
【0021】図2は、マルチパス妨害が発生した際のノ
イズ除去処理の説明図である。図2(a)は、電界強度
レベル変動検出部19における電界強度検出レベルを示
すものであり、実線で示すものが電界強度検出部18か
ら入力される電界強度信号であり、点線で示すものがピ
ークホールド回路19aによりピークホールドされて入
力される信号である。比較器19bにおいて、この二つ
の信号を比較し、予め設定された電圧変動レベル以上の
レベル差があったときに、図2(b)に示すような制御
信号を出力する。
【0022】図2(c)は、FM検波部14の出力信号
の波形を示すものであるが、同図に示すようにマルチパ
ス妨害が発生したときに、音声出力波形にマルチパス妨
害によるノイズが生じる。図2(b)で示す電界強度レ
ベル変動検出部19の制御信号に合わせて、ゲート制御
部21はゲートスイッチ15を開き、その際の音声信号
レベルを保持することで、図2(d)に示すようにマル
チパスノイズを除去する。
【0023】図3はゲート制御部21の構成を示す図で
ある。同図に示すように、SW21aは、電界強度検出
部18から入力される信号に基づいて、電界強度レベル
が所定レベル以上のときに電界強度レベル変動検出部1
9から入力される制御信号を通過させ、所定レベル以下
の時にはアース側に切り替える。SW21bは変調度検
出部16から入力される変調度レベルが所定レベル以下
のときに端子a側に切り替え、変調度レベルが所定レベ
ル以上のときに端子b側に切り替える。SW21cは、
パイロット信号サイドバンドレベル検出部20から入力
される18kHz帯のレベルが所定レベル以上である場
合に端子c側に切り替え、所定レベル以下の場合にアー
ス側に切り替える。そして、SW21bの出力とSW2
1cの出力はオア回路21dに入力されてゲートススイ
ッチ15に制御信号が供給される構成となっている。
【0024】つまり、電界強度が所定レベル以上で、か
つ、変調度が所定レベル以下である場合、あるいは、電
界強度が所定レベル以上かつ変調度が所定レベル以上
で、かつ、パイロット信号サイドバンドレベルが所定レ
ベル以上である場合に、電界強度レベル変動検出部19
から入力される制御信号をゲートスイッチ15に供給す
る構成となっている。
【0025】ゲートスイッチ15は、ゲート制御部21
から入力される制御信号に応じて、マルチパス妨害が発
生している期間は検波信号レベルを保持してノイズ出力
を防止する。変調度レベルが所定レベル以上の場合に
は、パイロット信号のサイドバンドレベルが所定レベル
以上である場合にだけ、電界強度レベル変動検出部のレ
ベル変動検出結果に応じてマルチパスノイズ除去動作を
行うことになる。過変調に起因する電界強度検出レベル
信号の変動ではマルチパスノイズ除去動作を行わない
で、過変調時にはパイロット信号のサイドバンドレベル
によるマルチパス妨害を検出したときにだけ、電界強度
レベル変動検出結果に応じたマルチパスノイズ除去動作
を行う。
【0026】以上のようにすれば、過変調時のマルチパ
ス妨害の発生を確実に検出してノイズ除去動作を行うこ
とが可能となる。また、過変調時に電界強度検出レベル
信号の変動があったとしても、パイロット信号のサイド
バンドのレベルが所定レベル以下であればノイズ除去動
作を行わなず、過変調によるノイズ除去動作の誤動作を
防ぐことができる。
【0027】尚、上記実施例の説明においては、FM検
波部とステレオ復調部の間にゲートスイッチを設けて、
ゲート制御部からの制御信号に応じて検波信号を遮断し
てノイズ除去動作を行うようにしたが、ステレオ復調部
で左信号L、右信号R出力にゲートスイッチをそれぞれ
設けておき、ゲート制御部から制御信号に応じて左信号
L、右信号R出力を遮断することによってノイズ除去動
作を行うようにすることも可能である。
【0028】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0029】
【発明の効果】以上本発明によれば、過変調でないとき
には電界強度レベル変動検出部のレベル変動に応じてマ
ルチパスノイズ除去動作を行い、過変調時にはパイロッ
ト信号サイドバンドレベルが所定レベル以上である場合
にだけ電界強度レベル変動検出部のレベル変動に応じて
マルチパスノイズ除去動作を行うようにしたから、過変
調に起因する電界強度レベル変動によるノイズ除去動作
の誤動作を防止することができ、また、過変調時にはパ
イロット信号のサイドバンドレベルからマルチパス妨害
を検出し、過変調であっても確実にマルチパスノイズを
除去する事ができる。
【0030】また、本発明によれば、電界強度レベルの
変動に応じて音声レベルを保持することにより聴感上の
マルチパスノイズを除去するようにしたから、マルチパ
ス妨害が発生した際にステレオ音声のままで聴感上のノ
イズを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFMラジオ受信機の構成を示す図であ
る。
【図2】マルチパス妨害発生時のノイズ除去処理の説明
図である。
【図3】ゲート制御部21の構成を示す図である。
【図4】従来のFMラジオ受信機の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
11・・・アンテナ 12・・・フロントエンド 13・・・中間信号増幅器 14・・・FM検波部 15・・・ゲートスイッチ 16・・・変調度検出部 17・・・ステレオ復調部 18・・・電界強度検出部 19・・・電界強度レベル変動検出部 20・・・パイロット信号サイドバンドレベル検出部 21・・・ゲート制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチパス妨害を検出し、スイッチ回路
    で受信信号からマルチパスノイズを除去するFMラジオ
    受信機において、 受信電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、 該電界強度検出手段で検出する電界強度検出レベルの変
    動を検出する電界強度レベル変動検出手段と、 変調度を検出する変調度検出手段と、 前記電界強度検出手段で検出する電界強度検出レベルに
    重畳するパイロット信号成分のサイドバンドレベルから
    マルチパス妨害を検出するマルチパス検出手段と、 前記各検出手段により検出された電界強度と電界強度検
    出レベルの変動と変調度とマルチパス妨害とに基づい
    て、前記スイッチ回路を遮断して受信信号からノイズを
    除去するゲート信号作成手段とを備えたことを特徴とす
    るFMラジオ受信機。
  2. 【請求項2】 前記ゲート信号作成手段は、 前記電界強度検出手段の電界強度レベルが所定レベル以
    上であって、前記変調度検出手段の変調度レベルが所定
    レベル以下である場合に、前記電界強度レベル変動検出
    手段の検出結果に応じてゲート信号を出力し、 前記電界強度検出手段の電界強度レベルが所定レベル以
    上であって、前記変調度検出手段の変調度レベルが所定
    レベル以上である場合には、前記マルチパス検出手段で
    マルチパス検出が検出されたときにだけ、前記電界強度
    レベル変動検出手段の検出結果に応じてゲート信号を出
    力することを特徴とする請求項1記載のFMラジオ受信
    機。
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