JP2005079843A - 画像処理装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 欠陥部内に複雑な境界や模様が存在する場合であってもそれらを反映した補間処理によって正確に欠陥を修正することが可能であるとともに、演算量を抑えて処理速度を高めることが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】 欠陥画素の輝度を調整する手段と、対象画素の周囲から複数の正常画素を選択する手段と、選択された各正常画素について、輝度調整後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最小値を用い、この最小値が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についての各色成分共通の重み係数として演算する手段と、演算された重み係数を用いて、前記複数の正常画素についての色成分毎の重み付き平均値を演算する手段と、演算された色成分毎の重み付き平均値を用いて前記対象画素の修正を行う手段と、を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の色成分を有するカラー画像データの欠陥部分を修正するための画像処理装置、方法、及びプログラムに関し、特に、画像データの欠陥部分に模様や境界等が存在する場合であってもそれらを反映して好適に修正することが可能な補間処理を行う画像処理装置、方法、及びプログラムに関する。
写真フィルムには、その表面に傷、埃、汚れ等の欠陥が存在する場合がある。そこで、そのような欠陥が存在する写真フィルムから画像を読み取って印画紙に記録し、或いはディスプレイに表示する等により出力する場合に、そのような欠陥部を輝度調整処理や補間処理等の画像処理により修正する技術が知られている。
このような技術として、例えば、赤外光は、可視光と異なり、写真フィルムに照射した場合にそこに写っている画像の影響をほとんど受けず、傷や埃等による影響のみを受けるという特性を利用して、輝度調整処理により修正を行う技術が知られている。これは、具体的には、写真フィルムに赤外光及び可視光を照射し、赤外光による画像データの画素値が一定の閾値以下である部分を欠陥部と認識し、当該欠陥部の各色成分(赤色(R)、緑色(G)、青色(B))の画素値に対して、正常部に対する欠陥部の赤外光の減衰量分を上乗せして輝度を高めることにより、欠陥部の各色成分の画素値を正常部に合せて輝度調整する技術である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような輝度調整処理は、欠陥部において各色成分の画素値が互いに同じ量だけ減衰していることを前提としているため、写真フィルムの乳剤面に傷が付いている場合のように、色成分毎の画素値の減衰の量が異なる場合には、適切に欠陥部を修正することができない。
そのような場合には、周囲の正常画素の画素値を用いて欠陥部の修正を行う補間処理の技術が用いられるが、単純に隣接する正常画素の画素値を欠陥部に適用するだけでは、欠陥部に模様や境界等が存在する場合に適切に修正することができない。そこで、例えば、画像の境界の方向を検出し、その境界の方向に沿って存在する正常画素の画素値を欠陥部に適用することにより、模様や境界等を反映した修正を行う技術が知られている。これは、具体的には、欠陥部から互いに異なる複数の方向に沿って、正常画素の画素値の差や正常画素間の距離等の画像特徴量を演算し、更に前記複数の方向に存在する正常画素の画素値から各方向毎の補間値を求め、前記画像特徴量を重みとして各方向毎の補間値の重み付き平均を演算することによって最終修正値を求めて補間する技術である(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−98370号公報(第15−16頁、第4図) 特開2001−78038号公報(第7−8頁、第4−5図、第8図)
しかしながら、上記の特許文献2に記載されたような従来の補間処理による修正では、以下のような問題点があった。すなわち、欠陥部を中心として互いに異なる複数の方向に沿って放射状に画像特徴量や補間値の演算を行うことから、欠陥部の周辺に画像の境界や模様が存在しない場合や欠陥部から放射状に延びる方向に画像の境界や模様が存在する場合には正確に修正することが可能であるが、欠陥部内に複雑な境界や模様が存在する場合には、このように放射状に延びる方向に沿って存在する正常画素の画素値を用いて補間する方法では正確に修正を行うことが困難であった。特に、欠陥部の領域が広い場合には、欠陥部内に複雑な境界や模様が存在する可能性が高く、正確に修正することが困難であった。
また、画像の境界や模様の方向を検出するために、欠陥部の周囲の全方向に沿って放射状に画像特徴量や補間値の演算を行う必要があり、更に画像の境界や模様の方向を正確に検出するためには、放射状の各方向の角度間隔を狭くする必要があることから、画像特徴量や補間値の演算を行う際の演算量が多くなり、処理速度を高くすることが困難であるという問題もあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、欠陥部内に複雑な境界や模様が存在する場合であってもそれらを反映した補間処理によって正確に欠陥を修正することが可能であるとともに、演算量を抑えて処理速度を高めることが可能な画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る画像処理装置の第1特徴構成は、欠陥画素の輝度を調整する処理を行う輝度調整手段と、欠陥画素から選択された対象画素の周囲から複数の正常画素を選択する正常画素選択手段と、前記正常画素選択手段により選択された各正常画素について、前記輝度調整手段による輝度調整後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最小値を用い、この最小値が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についての各色成分共通の重み係数として演算する重み係数演算手段と、前記重み係数演算手段により演算された重み係数を用いて、前記複数の正常画素についての色成分毎の重み付き平均値を演算する重み付き平均値演算手段と、前記重み付き平均値演算手段により演算された色成分毎の重み付き平均値を用いて前記対象画素の修正を行う修正手段と、を有する点にある。
ここで、一般的に、写真フィルムのベース面に傷が付いている場合や、写真フィルムの表面に埃又は汚れが付いている場合等には、読み取った画像データに含まれる欠陥画素の各色成分の画素値は互いに同じ量だけ減衰するので、輝度調整処理により適切に欠陥を修正することができる。一方、写真フィルムの乳剤面に傷が付いている場合には、色成分の特定の層だけが損傷することにより色成分毎の画素値の減衰の量が異なるので、各色成分の画素値を一律に変更する輝度調整処理のみによっては欠陥を適切に修正することができず、補間処理により欠陥を修正する必要がある。ところで、写真フィルムの乳剤面に傷が付いている場合であっても、色成分のすべての層が損傷するような深い傷が付くことは非常に稀である。したがって、このように乳剤面に傷が付いた写真フィルムから読み取った画像データに含まれる欠陥画素に対して輝度調整処理を行った後は、損傷していない1色又は2色の色成分の画素値については、正常画素とほぼ同じ状態にまで修正されることになる。すなわち、乳剤面の傷により生じた画像データの欠陥画素であっても、当該傷により損傷していない1色又は2色の色成分の層の画素値は、輝度調整によって本来の欠陥が無い状態とほぼ同じ状態にまで修正することができる。そして、通常は、欠陥画素の周囲の正常画素の中には、当該欠陥画素の欠陥が無い状態に類似する画素が存在すると考えられる。したがって、輝度調整後の欠陥画素の各色成分の画素値とその周囲のいくつかの正常画素の各色成分の画素値との間には、1色又は2色について類似度が高くなる傾向が現れる。
前記第1特徴構成によれば、輝度調整後の対象画素の各色成分の画素値を、その周囲の正常画素の各色成分の画素値と比較し、1色又は2色の色成分の画素値について類似する正常画素の影響が大きくなるようにして対象画素の修正値を演算するので、対象画素の欠陥が無い状態に近い正常画素の画素値を大きな割合で修正画素値に用いて補間することになり、欠陥が無い状態を正確に再現して修正することができる。したがって、欠陥部内に複雑な境界や模様等が存在する場合であってもそれらを反映して正確に欠陥を修正することができる。また、対象画素の修正には、正常画素選択手段により選択された正常画素の中に対象画素の欠陥が無い状態に近い正常画素が1〜3個程度入っていれば修正が可能であるため、正常画素選択手段により選択して演算対象となる正常画素の数が5〜10個程度でも正確な修正を行うことが可能である。したがって、演算量を少なくすることが可能であり、演算処理速度を高めることができる。なお、処理速度に余裕がある場合には、対象画素の欠陥が無い状態に近い正常画素を確実に、或いは多数探索して修正精度を高めるために、正常画素選択手段により選択する正常画素の数を更に増やすことも可能である。
本発明に係る画像処理装置の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記正常画素選択手段は、前記対象画素の近傍から順に外側へ探索領域を広げながら、予め設定された一定量を検出するまで正常画素の探索を行い、検出された正常画素を選択する点にある。ここで、正常画素を検出する「一定量」は、単純に正常画素の個数で設定する(10個等)ものに限定されず、例えば、重み係数演算手段により演算される重み係数の和が一定の値となる正常画素の量(この場合は、検出される正常画素の画素値によって探索する正常画素の個数は変動する。)等で設定することも可能である。
この第2特徴構成によれば、対象画素に近い正常画素が選択されることになるので、対象画素から離れた正常画素の画素値が対象画素の修正に用いられることがなくなり、修正精度をより高めることができる。また、予め設定された一定量の正常画素を検出した時点で探索を止めるので、演算対象となる画素数を限定して演算処理速度を高めることが可能となる。
本発明に係る画像処理装置の第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、前記正常画素選択手段により選択された各正常画素について、前記輝度調整手段による輝度調整後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最大値と最小値とを求め、これらの最大値と最小値との差分を用いて調整係数を演算する調整係数演算手段を有し、前記修正手段は、前記重み付き平均値演算手段により演算された色成分毎の重み付き平均値を、前記調整係数演算手段により演算された調整係数に応じた割合で前記輝度調整後の対象画素の画素値に適用して、前記対象画素の修正を行う点にある。
この第3特徴構成によれば、対象画素の周囲の複数の正常画素と輝度調整後の対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最大値と最小値との差分の大小によって対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものである可能性を判断して調整係数に表し、乳剤面の傷によるものである可能性が高ければ対象画素に対する補間処理の適用割合を高くして輝度調整処理の適用割合を低くし、乳剤面の傷によるものである可能性が低ければ対象画素に対する輝度調整処理の適用割合を高くして補間処理の適用割合を低くするような修正とすることができる。これにより、対象画素の各色成分の画素値の状態に応じて輝度調整処理と補間処理の適用割合を調節して最適な欠陥の修正を行うことができる。また、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものであるか否かの判断の境界線付近の画素値である場合であっても、その可能性に応じて補間処理と輝度調整処理の適用割合を調節するので、補間処理又は輝度調整処理のいずれか一方のみを選択的に適用する場合のように、異なる修正処理が適用された部分同士の境界が明確に現れることがなく、修正後の画像に違和感がないようにすることができる。
本発明に係る画像処理方法の特徴構成は、欠陥画素の輝度を調整する輝度調整処理を行い、欠陥画素から選択された対象画素の周囲から複数の正常画素を選択し、前記選択された各正常画素について、前記輝度調整処理後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最小値を用い、この最小値が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についての各色成分共通の重み係数として演算し、この重み係数を用いて、前記複数の正常画素についての色成分毎の重み付き平均値を演算し、この色成分毎の重み付き平均値を用いて前記対象画素の修正を行う点にある。
この特徴構成によれば、前記第1特徴構成による効果と同じく、欠陥部内に複雑な境界や模様等が存在する場合であってもそれらを反映して正確に欠陥を修正することができ、また、演算量を少なくして演算処理速度を高めることができる。
本発明に係る画像処理プログラムの特徴構成は、欠陥画素の輝度を調整する輝度調整処理を行い、欠陥画素から選択された対象画素の周囲から複数の正常画素を選択し、前記選択された各正常画素について、前記輝度調整処理後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最小値を用い、この最小値が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についての各色成分共通の重み係数として演算し、この重み係数を用いて、前記複数の正常画素についての色成分毎の重み付き平均値を演算し、この色成分毎の重み付き平均値を用いて前記対象画素の修正を行う処理をコンピュータに実行させる点にある。
この特徴構成によれば、前記第1特徴構成による効果と同じく、欠陥部内に複雑な境界や模様等が存在する場合であってもそれらを反映して正確に欠陥を修正することができ、また、演算量を少なくして演算処理速度を高めることができる。
以下、本発明の実施形態として、本発明に係る画像処理装置1を、写真フィルム2から画像を読み取って印画紙3に記録する画像プリントシステム4に適用した場合について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る画像プリントシステム4の外観を示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係る画像プリントシステム4の概略構成を示す模式図であり、図3は、本実施形態に係る画像処理装置1の機能を示すブロック図である。
これらの図に示すように、この画像プリントシステム4は、図示しないフィルム現像機によって現像処理された写真フィルム2の撮影画像コマをデジタル画像データとして読み取る画像読取装置5、取得された画像データに画像処理を施してプリントデータを作成する画像処理装置1、及び画像処理装置1からのプリントデータに基づいて露光処理と現像処理とを行って印画紙3に画像を記録する画像記録装置6を備えて構成されている。
画像読取装置5は、いわゆるフィルムスキャナであり、主な構成要素としては、図2に示すように、照明光学系7、ズームレンズ等の撮像光学系8、入射してきた光を可視光と赤外光に分けるダイクロイックミラー9、可視光用センサユニット10、赤外光用センサユニット11を備えている。照明光学系7は、光源としてのハロゲンランプ又は発光ダイオードと、その光源からの光を調光するミラートンネルや拡散板などから構成されている。可視光用センサユニット10は、写真フィルム2の3つの基本色成分、本実施形態においてはR(赤色)光、G(緑色)光、B(青色)光からなる可視光画像を検出するためにそれぞれ適合するカラーフィルタを装着した3つのCCDアレイ10aと、これらのCCDアレイ10aによって検出された可視光信号を処理して基本色成分で構成されたR光、G光、及びB光のそれぞれの画像データを生成して画像処理装置1へ転送する可視光用信号処理回路10bを備えている。また、赤外光用センサユニット11は、写真フィルム2に付いている傷の状態を赤外光画像として検出するために、ダイクロイックミラー9から分岐された赤外光のみを受けるように配置されたCCDアレイ11aと、このCCDアレイ11aによって検出された赤外光信号を処理して赤外光画像データを生成して画像処理装置1へ転送する赤外光用信号処理回路11bを備えている。
このように構成された画像読取装置5では、写真フィルム2の撮影画像コマが所定の読取位置に位置決めされると、撮影画像コマの読取処理が開始されるが、その際撮影画像コマの投影光像は、フィルム搬送機構12による写真フィルム2の副走査方向への送り操作により、複数のスリット画像に分割された形で順次可視光用センサユニット10及び赤外光用センサユニット11によって読み取られ、R、G、Bの各色成分の画像信号並びに赤外成分の画像信号に光電変換され、デジタル画像データとして画像処理装置1に送られる。このような、照明光学系7、撮像光学系8、可視光用センサユニット10及び赤外光用センサユニット11の各制御は画像処理装置1によって行われており、本実施形態では、画像処理装置1の一部の機能部分が画像読取装置5の構成要素となっている。
画像処理装置1は、ここでは基本的には汎用パソコンから構成されており、更に、この画像プリントシステム4の操作画面を表示するモニタ13、デジタルカメラ等のメモリカード等から画像を読み込むメディアリーダ14、オペレータによる操作入力に用いられるキーボード15及びマウス16等が付属して構成されている。
画像処理装置1は、CPU17を中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部がハードウエア又はソフトウエア或いはその両方で実装されているが、本発明に特に関係する機能部としては、図3に示すように、可視光画像データ及び赤外光画像データを各種処理のために一時的に格納するメモリ18、メモリ18に格納されている可視光画像データ及び赤外光画像データを用いて欠陥画素の修正を行う欠陥画素修正部19と、メモリ18に展開されている可視光画像データに対して色調補正やフィルタリング(ぼかしやシャープネスなど)やトリミング等の欠陥画素修正以外の各種画像処理を施す画像調整部20、画像データやその他の表示アイテムをビデオメモリに取り込むとともにこのビデオメモリに展開されたイメージをビデオコントローラによってビデオ信号に変換してモニタ13に送るビデオ制御部21、欠陥画素修正部19及び画像調整部20で処理された最終的な画像データをプリントデータに変換して画像記録装置6の露光プリント部22に転送するプリントデータ生成部23、グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を用いて作り出された操作画面の下でキーボード15及びマウス16等を通じて入力された操作指令や予めプログラム化された操作指令に基づいて各機能部を制御するプリント管理部24が挙げられる。
欠陥画素修正部19は、メモリ18に格納された赤外光画像データを用いて、可視光画像データに含まれる各画素が欠陥画素であるか否かの判定を行い、欠陥画素マップを作成する欠陥画素判定部25と、欠陥画素判定部25において欠陥画素と判定された画素の輝度を調整する処理を行う輝度調整部26と、欠陥画素の中から選択された対象画素の周囲から一定量の正常画素を選択する正常画素選択部27と、正常画素選択部27により選択された各正常画素について、輝度調整部26による輝度調整後の対象画素との間の画素値の差分を色成分(本実施形態においてはRGB、以下単にRGBという。)毎に求め、このRGB毎の差分の各正常画素についての最小値を用い、この最小値が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についてのRGB共通の重み係数(Wgtx+i,y+j)として演算する重み係数演算部28と、重み係数演算部28により演算された重み係数(Wgtx+i,y+j)を用いて、複数の正常画素についてのRGB毎の重み付き平均値を演算する重み付き平均値演算部29と、正常画素選択部27により選択された各正常画素について、輝度調整後の対象画素との間の画素値の差分をRGB毎に求め、このRGB毎の差分の各正常画素についての最大値と最小値とを求め、これらの最大値と最小値との差分を用いて調整係数(Wgt2x,y)を演算する調整係数演算部30と、重み付き平均値演算部29により演算されたRGB毎の重み付き平均値を、調整係数演算部30により演算された調整係数(Wgt2x,y)に応じた割合で輝度調整後の対象画素の画素値に適用して、対象画素の修正を行う修正部31とを備えている。ここで、本実施形態における輝度調整部26、正常画素選択部27、重み係数演算部28、重み付き平均値演算部29、調整係数演算部30、及び修正部31は、それぞれ特許請求の範囲における輝度調整手段、正常画素選択手段、重み係数演算手段、重み付き平均値演算手段、調整係数演算手段、及び修正手段に相当する。なお、この欠陥画素修正部19における対象画素の欠陥の修正処理については、後に詳細に説明する。
画像記録装置6は、図2に示されているように、2つの印画紙マガジン32に納められたロール状の印画紙3を引き出してシートカッター33でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙3に対し、バックプリント部34で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙3の裏面に印字するとともに、露光プリント部22で印画紙3の表面に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙3を複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット35に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア36からソータ37に送られた印画紙3は、このソータ37の複数のトレイ38にオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。
また、画像記録装置6には、印画紙3に対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙3を搬送するために印画紙搬送機構39が敷設されている。印画紙搬送機構39は、印画紙搬送方向に関して露光プリント部22の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット39aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。露光プリント部22には、副走査方向に搬送される印画紙3に対して、主走査方向に沿って画像記録装置6からのプリントデータに基づいてR、G、Bの3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット35は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽35aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽35bと、安定処理液を貯留する安定槽35cとを備えている。
次に、本実施形態における欠陥画素の修正処理について、図4に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
まず、画像読取装置5の可視光用センサユニット10及び赤外光用センサユニット11によって取得された可視光画像データ及び赤外光画像データをメモリ18に取り込む(#01)。そして、欠陥画素判定部25において、#01の処理でメモリ18に格納された赤外光画像データを用いて、可視光画像データに含まれる各画素が欠陥画素であるか否かの判定を行い、欠陥画素マップを作成する(#02)。この処理は、赤外光画像データに含まれる各画素の画素値が、予め設定した一定の閾値以下である場合に欠陥画素と判定して、欠陥画素マップにその位置を登録することにより行うことができる。ここで用いる一定の閾値は、赤外光画像データに含まれる全画素の画素値の平均値に基づいて設定すると好適である。
次に、輝度調整部26において、#02の処理で欠陥画素と判定されて欠陥画素マップに登録された画素の輝度を欠陥の無い状態に合せて調整する輝度調整処理を行う(#03)。この処理において用いる輝度調整方法としては、例えば、赤外光画像データに含まれる全ての正常画素の画素値の平均値と各欠陥画素の画素値との差分を各欠陥画素の傷による画素値の減衰量とし、可視光画像データに含まれる各欠陥画素の色成分(RGB)毎の画素値にそれぞれ加算することにより、可視光画像データに含まれる全ての欠陥画素の輝度を調整する方法を用いることができる。なお、この輝度調整処理において用いる輝度調整の方法はこれに限定されるものではなく、背景技術の欄において説明した方法等、任意の輝度調整方法を適用することが可能である。
その後、#02の処理で欠陥画素と判定されて欠陥画素マップに登録された欠陥画素の中から補間による修正処理を行う対象画素を選択する(#04)。対象画素としては、欠陥画素マップに登録された欠陥画素であって未だ補間による修正処理を行っていない画素の中から任意の画素を選択することができる。
次に、正常画素選択部27において、対象画素の周囲から一定量の正常画素を選択する(#05)。ここで、正常画素の選択方法としては、対象画素の近傍から順に外側へ探索領域を広げながら、予め設定された一定量を検出するまで正常画素の探索を行い、検出された正常画素を選択する方法とすると好適である。このような選択方法としては、例えば、図5に示すように、対象画素を中心として、まず3×3画素の正方形領域を設定して各辺に沿って4方向同時に正常画素を探索し、次に5×5画素の正方形領域を設定して同様に各辺に沿って4方向に正常画素を探索し、予め設定された一定量の正常画素を検出するまで順にm×m画素の正方形領域の外形を外側に広げながら探索する方法を用いることができる。なお、正常画素を探索する方法は、これに限定されるものではなく、対象画素から外側に向かってらせん状に正方形領域を広げながら探索する方法等を用いることも可能である。
正常画素を検出する「一定量」は、単純に正常画素の個数で設定することができる。ここで、選択した正常画素の画素値が欠陥画素の修正値として用いられるので、正常画素を選択する数は多いほど精度の高い修正結果を得ることができる。しかし、実際には後述するように複数の正常画素の画素値の重み付き平均値を演算するので、選択された正常画素の中に対象画素の欠陥が無い状態に近い正常画素が1〜3個程度入っていれば十分に正確な修正をすることが可能であり、かつ通常は対象画素の周囲の正常画素には対象画素の欠陥が無い状態に近い画素が含まれている可能性が高い。したがって、例えば2000×3000画素程度の大きさの画像データの場合であれば、選択する正常画素の数は5〜10個程度であれば十分に正確な修正を行うことが可能である。ただし、対象画素から離れた位置にある正常画素の画素値を修正値の演算に用いると、正確な修正結果が得られない可能性が高くなることから、例えば15×15画素の正方形領域を上限として設定し、その領域内で予め設定された一定量の正常画素が検出できない場合には、当該一定量に満たなくても正常画素の探索を中止し、それまでに検出された正常画素の画素値のみを修正値の演算に用いるような処理とすると好適である。なお、正常画素を検出する「一定量」の設定は、正常画素の個数による設定に限定されるものではなく、例えば、重み係数演算部28により演算される重み係数(Wgtx+i,y+j)の和が一定の値となる正常画素の数量として設定することも可能である。この場合、検出される正常画素の画素値によって探索する正常画素の個数は変動する。
次に、#05の処理で選択された各正常画素について、輝度調整部26による輝度調整後の対象画素との間の画素値の差分をRGB毎に演算する(#06)。具体的には、以下の式(1)、(2)、及び(3)に従って演算する。
Figure 2005079843
ここで、(x,y)は対象画素の座標であり、(i,j)は対象画素からのx方向及びy方向のそれぞれについての画素数で表される距離であり、対象画素の周囲の画素の座標は(x+i,y+j)という座標で表される。また、r1、g1、b1は、それぞれ輝度調整後の欠陥画素のRGB毎の画素値であり、r2、g2、b2は、それぞれ正常画素のRGB毎の画素値である。そして、Rdefx+i,y+j、Gdefx+i,y+j、Bdefx+i,y+jは、それぞれ、(x+i,y+j)座標に位置する正常画素と輝度調整後の対象画素との間の画素値の差分の絶対値であり、#05の処理で選択された全ての正常画素(探索したm×m画素の正方形領域に含まれる全ての正常画素)について演算される。
次に、#06の処理で求めたRGB毎の差分(Rdefx+i,y+j、Gdefx+i,y+j、Bdefx+i,y+j)の各正常画素についての最小値を演算する(#07)。具体的には、以下の式(4)に従って演算する。
Figure 2005079843
この最小値(Simx+i,y+j)は、その値が小さいほど、対象画素と当該(x+i,y+j)座標に位置する正常画素との画素値がRGBのいずれか1色について近い(類似度が高い)ことを表している。ここで、minは最小値演算関数である。そして、Simx+i,y+jは#06の処理で求めたRGB毎の差分の各正常画素についての最小値であり、#05の処理で選択された全ての正常画素について演算される。本実施形態においては、最小値(Simx+i,y+j)の上限を「α」として設定しており、RGBのそれぞれの差分に加えて「α」をmin(最小値演算関数)による比較対象として演算している。最小値(Simx+i,y+j)の上限の「α」は、輝度調整後の対象画素の画素値と正常画素の画素値とが類似している可能性があり、当該正常画素の画素値を補間による修正値の演算に用いることができる限界の値として設定する。したがって、#06の処理で求めたRGB毎の差分(Rdefx+i,y+j、Gdefx+i,y+j、Bdefx+i,y+j)が全て「α」以上である場合には、後述するように、その(x+i,y+j)座標に位置する正常画素についての重み係数(Wgtx+i,y+j)は「0」となって、補間による修正値の演算には用いられないことになる。なお、このような「α」の値としては、例えば、各画素がRGB毎に12bitのデータ量を有して画素値が0〜4095までの値をとり、各画素値の自然対数を用いて演算する場合であれば、「α=1」程度とすると好適である。
また、上記の式(4)では、RGBの全ての色成分についての最小値を求めることとしているが、乳剤面の傷の場合に最初に損傷する層の色成分の値を無視する演算式とすること可能である。すなわち、例えば、写真フィルム2の乳剤面の各色成分の層が表面からB、G、Rの順に配置されている場合には、B成分についての差分(Bdefx+i,y+j)の値を最小値(Simx+i,y+j)の演算に用いないことも可能である。このように、損傷して正確に輝度調整を行えていない可能性の高い対象画素の色成分の画素値を演算に用いないことにより、演算の正確性をより高めることが可能である。
また、#07の処理と同時か或いは連続して、#06の処理で求めたRGB毎の差分(Rdefx+i,y+j、Gdefx+i,y+j、Bdefx+i,y+j)の各正常画素についての最大値を演算する(#08)。具体的には、以下の式(5)に従って演算する。
Figure 2005079843
この最大値(Adjx+i,y+j)は、後の調整係数(Wgt2x,y)を求めるための演算(#11の処理)で用いられる。ここで、maxは最大値演算関数である。そして、Adjx+i,y+jは#06の処理で求めたRGB毎の差分の(x+i,y+j)座標に位置する正常画素についての最大値であり、#05の処理で選択された全ての正常画素について演算される。
なお、#06及び#07の処理は重み係数演算手段により行われる処理であり、#06〜#08の処理は調整係数演算手段により行われる処理である。したがって、これらの処理については、重み係数演算部28及び調整係数演算部30のいずれか又は双方において行う。
次に、重み係数演算部28において、#07の処理で求めた最小値(Simx+i,y+j)が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についてのRGB共通の重み係数(Wgtx+i,y+j)として演算する(#09)。具体的には、以下の式(6)に従って演算する。
Figure 2005079843
この重み係数(Wgtx+i,y+j)は、各正常画素について演算され、それが大きい値をとる正常画素ほど、その画素値が対象画素の修正値に与える影響が大きくなるようにするための係数である。ここで、Wgtx+i,y+jは#07の処理で求めた(x+i,y+j)座標に位置する正常画素に対応する重み係数(Wgtx+i,y+j)であって、#05の処理で選択された全ての正常画素について演算される。本実施形態においては、Simx+i,y+jの上限を「α」として設定していることから、上記(6)式に従って演算することにより、重み係数(Wgtx+i,y+j)は、0≦Wgtx+i,y+j≦1の範囲内の値をとることになる。そして、最小値(Simx+i,y+j)が「0」である場合、すなわち輝度調整後の対象画素の画素値と正常画素の画素値とがいずれかの色成分(RGB)において同じ値をとる場合には、重み係数(Wgtx+i,y+j)は最大の「1」となり、逆に、最小値(Simx+i,y+j)が「α」である場合、すなわち輝度調整後の対象画素の画素値と正常画素の画素値とがいずれの色成分(RGB)についても「α」以上の差で離れている場合には、重み係数(Wgtx+i,y+j)は最小の「0」となる。
その後、重み付き平均値演算部29において、#09の処理で求めた重み係数(Wgtx+i,y+j)を用いて、#05の処理で選択された全ての正常画素についてのRGB毎の重み付き平均値を演算する(#10)。具体的には、以下の式(7)、(8)、及び(9)に従って演算する。
Figure 2005079843
この重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)が、対象画素の補間処理によるRGB毎の修正値となる。ここで、nは、#05の処理において正常画素を探索した範囲であるm×m画素の正方形領域において、(i,j)がとり得る最大の値を表し、前記正方形領域が3×3画素の領域であれば、nは−1〜1の間の整数値をとり、前記正方形領域が5×5画素の領域であれば、nは−2〜2の間の整数値をとる。また、上記のとおり、r2、g2、b2は、それぞれ正常画素のRGB毎の画素値であるので、欠陥画素(対象画素を含む)は演算の対象とはならない。そして、上記の式(7)、(8)、及び(9)により、#05の処理で選択された各正常画素の画素値にその正常画素についての重み係数(Wgtx+i,y+j)を乗じた値の、全ての正常画素についての和を、重み係数(Wgtx+i,y+j)の和で除算した重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)をRGB毎に演算することができる。
次に、調整係数演算部30において、#08の処理で求めた最大値(Adjx+i,y+j)と、#07の処理で求めた最小値(Simx+i,y+j)との差分を演算する(#11)。具体的には、以下の式(10)に従って演算する。
Figure 2005079843
この最大値と最小値との差分(MaxMinx+i,y+j)は、#05の処理で選択された全ての正常画素について演算される。この最大値と最小値との差分(MaxMinx+i,y+j)により、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものである可能性を図ることができる。すなわち、この最大値と最小値との差分(MaxMinx+i,y+j)が小さい場合には、対象画素と(x+i,y+j)座標に位置する正常画素と画素値の差分が、RGB間で近い値となっていることを示しており、RGB毎の画素値の減衰量が同じ程度であると推測することができるので、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものである可能性は低いと判断され、逆に、この最大値と最小値との差分(MaxMinx+i,y+j)が大きい場合には、対象画素と(x+i,y+j)座標に位置する正常画素と画素値の差分が、RGB間で大きく異なる値となっていることを示しており、RGB毎の画素値の減衰量が互いに異なると推測することができるので、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものである可能性は高いと判断される。
そして、調整係数演算部30において、#11の処理で求めた最大値と最小値との差分(MaxMinx+i,y+j)に基づいて、調整係数(Wgt2x,y)を演算する(#12)。具体的には、以下の式(11)に従って演算する。
Figure 2005079843
この調整係数(Wgt2x,y)は、補間処理の適用割合、すなわち#10の処理で求めた重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)対象画素の最終修正値に対する適用割合を調整するための係数である。ここで、countは、#11の処理で求めた最大値と最小値との差分(MaxMinx+i,y+j)の数であって、#05の処理で選択された正常画素の数に等しい値となる。また、「β」は、#11の処理で求めた最大値と最小値との差分(MaxMinx+i,y+j)の平均値(MaxMinx+i,y+j/count)が、対象画素の欠陥が完全に乳剤面の傷によるものであると判断する限界のときにとる値として設定する。したがって、最大値と最小値との差分の平均値(MaxMinx+i,y+j/count)が「β」に近い大きい値をとるほど調整係数(Wgt2x,y)は「1」に近い値となって、重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)の最終修正値に対する適用割合が高くなり、逆に、最大値と最小値との差分の平均値(MaxMinx+i,y+j/count)が「0」に近い小さい値をとるほど調整係数(Wgt2x,y)は「0」に近い値となって、輝度調整処理の適用割合が高くなり、重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)の最終修正値に対する適用割合が低くなる。また、最大値と最小値との差分の平均値(MaxMinx+i,y+j/count)が「β」より大きい値をとる場合には、対象画素の欠陥が完全に乳剤面の傷によるものであると判断できるので、調整係数(Wgt2x,y)を「1」とし、輝度調整処理の適用割合を「0」として、#10の処理で求めた重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)を最終修正値とする。なお、式(11)の演算結果が「1」より大きい値となる場合に調整係数(Wgt2x,y)を「1」とするのは計算上の都合から、調整係数(Wgt2x,y)の上限を「1」としているためである。
次に、#03の処理で求めた輝度調整後の対象画素の画素値(r1x,y、g1x,y、b1x,y)と、#10の処理で求めた重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)と、#12の処理で求めた調整係数(Wgt2x,y)とに基づいて、対象画素の最終修正値を演算する(#13)。すなわち、重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)を、調整係数(Wgt2x,y)に応じた割合で輝度調整後の対象画素の画素値(r1x,y、g1x,y、b1x,y)に適用することにより、対象画素の最終修正値(Ransx,y、Gansx,y、Bansx,y)をRGB毎に演算する。具体的には、以下の式(12)、(13)、及び(14)に従って演算する。
Figure 2005079843
これらの式(12)、(13)、及び(14)によれば、調整係数(Wgt2x,y)が大きい値、すなわち「1」に近い値をとるほど、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものである可能性が高いと判断して、最終修正値に対して重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)が与える影響を大きくし、調整係数(Wgt2x,y)が小さい値、すなわち「0」に近い値をとるほど、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものである可能性が低いと判断して、最終修正値に対して輝度調整後の対象画素の画素値(r1x,y、g1x,y、b1x,y)が与える影響を大きくする。これにより、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものである可能性に応じた割合で補間処理と輝度調整処理を適用し、対象画素の最終修正値を演算することができる。
そして、#13の処理で求めた最終修正値により、対象画素の画素値を修正する(#14)。具体的には、対象画素の画素値(r1x,y、g1x,y、b1x,y)を、RGB毎に、#13の処理で求めた最終修正値(Ransx,y、Gansx,y、Bansx,y)に置き換えることにより行う。
次に、#02の処理により欠陥画素と判定された全ての画素について、#04から#14までの修正処理が終了したか否かについて判断する(#15)。全ての欠陥画素について修正処理が終了していない場合には(#15:NO)、処理は#04へ戻り、次の対象画素について上記と同様の修正処理を行う。そして、全ての欠陥画素についての修正処理が終了した場合には(#15:YES)、対象画素の修正処理を終了する。
〔その他の実施形態〕
(1)上記実施形態においては、欠陥画素修正部19に調整係数演算手段を構成する調整係数演算部30を備え、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものである可能性を判断して調整係数に表し、その可能性に応じて輝度調整処理と補間処理の適用割合を調節する構成とした場合について説明したが、本発明に係る画像処理装置1は、このような調整係数演算手段を備えない構成とすることも可能である。ただし、その場合には、対象画素の欠陥が乳剤面の傷によるものであるか否かに関わらず、対象画素の最終修正値は、重み付き平均値(Ravex,y、Gavex,y、Bavex,y)となってしまうことから、#04の対象画素の選択の処理の際に、欠陥画素の欠陥が乳剤面の傷によるものであるか否かを判定する処理を加え、乳剤面の傷によると判定された画素のみを対象画素として選択するようにする方が望ましい。
(2)上記実施形態においては、写真フィルム2から画像を読み取って印画紙3に記録する画像プリントシステム4に適用した場合について説明したが、本発明を適用する対象はこれに限定されるものではなく、何らかの欠陥により色成分毎の減衰量のバランスが崩れた欠陥画素を修正するものであれば、他の画像処理装置等に適用することも可能である。
本発明は、複数の色成分を有するカラー画像データの欠陥部分の修正の際に、欠陥部内に複雑な境界や模様が存在する場合であってもそれらを反映した正確な補間処理を可能にするものであって、各種の画像処理装置やプログラム等に用いることが可能である。
本発明の実施形態に係る画像プリントシステムの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像プリントシステムの概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る欠陥画素の修正処理のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る欠陥画素の修正処理において、対象画素の周囲の複数の正常画素を選択する際の選択方法の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 画像処理装置
4 画像プリントシステム
5 画像読取装置
6 画像記録装置
17 CPU
18 メモリ
19 欠陥画素修正部
25 欠陥画素判定部
26 輝度調整部
27 正常画素選択部
28 重み係数演算部
29 重み付き平均値演算部
30 調整係数演算部
31 修正部
Wgtx+i,y+j 重み係数
Wgt2x,y 調整係数

Claims (5)

  1. 欠陥画素の輝度を調整する処理を行う輝度調整手段と、
    欠陥画素から選択された対象画素の周囲から複数の正常画素を選択する正常画素選択手段と、
    前記正常画素選択手段により選択された各正常画素について、前記輝度調整手段による輝度調整後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最小値を用い、この最小値が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についての各色成分共通の重み係数として演算する重み係数演算手段と、
    前記重み係数演算手段により演算された重み係数を用いて、前記複数の正常画素についての色成分毎の重み付き平均値を演算する重み付き平均値演算手段と、
    前記重み付き平均値演算手段により演算された色成分毎の重み付き平均値を用いて前記対象画素の修正を行う修正手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記正常画素選択手段は、前記対象画素の近傍から順に外側へ探索領域を広げながら、予め設定された一定量を検出するまで正常画素の探索を行い、検出された正常画素を選択する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記正常画素選択手段により選択された各正常画素について、前記輝度調整手段による輝度調整後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最大値と最小値とを求め、これらの最大値と最小値との差分を用いて調整係数を演算する調整係数演算手段を有し、
    前記修正手段は、前記重み付き平均値演算手段により演算された色成分毎の重み付き平均値を、前記調整係数演算手段により演算された調整係数に応じた割合で前記輝度調整後の対象画素の画素値に適用して、前記対象画素の修正を行う請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 欠陥画素の輝度を調整する輝度調整処理を行い、欠陥画素から選択された対象画素の周囲から複数の正常画素を選択し、前記選択された各正常画素について、前記輝度調整処理後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最小値を用い、この最小値が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についての各色成分共通の重み係数として演算し、この重み係数を用いて、前記複数の正常画素についての色成分毎の重み付き平均値を演算し、この色成分毎の重み付き平均値を用いて前記対象画素の修正を行う画像処理方法。
  5. 欠陥画素の輝度を調整する輝度調整処理を行い、欠陥画素から選択された対象画素の周囲から複数の正常画素を選択し、前記選択された各正常画素について、前記輝度調整処理後の前記対象画素との間の画素値の差分を色成分毎に求め、この色成分毎の差分の各正常画素についての最小値を用い、この最小値が小さいほど重みが重くなる係数を各正常画素についての各色成分共通の重み係数として演算し、この重み係数を用いて、前記複数の正常画素についての色成分毎の重み付き平均値を演算し、この色成分毎の重み付き平均値を用いて前記対象画素の修正を行う処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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