JP2000341473A - 傷補正画像処理方法およびそのための装置 - Google Patents
傷補正画像処理方法およびそのための装置Info
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- JP2000341473A JP2000341473A JP11146327A JP14632799A JP2000341473A JP 2000341473 A JP2000341473 A JP 2000341473A JP 11146327 A JP11146327 A JP 11146327A JP 14632799 A JP14632799 A JP 14632799A JP 2000341473 A JP2000341473 A JP 2000341473A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】非可視光でフイルムの傷やフイルム上のゴミを
検知し、検知した傷,ゴミを画像処理で補正する際に、
傷やゴミの検出を確実に行う一方で、傷やゴミ以外のも
のを傷やゴミと誤検出することのない、傷補正画像処理
方法およびこの方法を適用した傷補正画像処理装置を提
供すること。 【解決手段】処理対象となるフィルム固有、例えば、ネ
ガ,ポジの別、磁気層の有無などの情報に基づいて前記
傷やゴミ検知の判定基準とする閾値を制御するようにし
た。さらに、最初の閾値を記憶しておく方法、モノクロ
フィルムについては別処理とする方法をも含む。
検知し、検知した傷,ゴミを画像処理で補正する際に、
傷やゴミの検出を確実に行う一方で、傷やゴミ以外のも
のを傷やゴミと誤検出することのない、傷補正画像処理
方法およびこの方法を適用した傷補正画像処理装置を提
供すること。 【解決手段】処理対象となるフィルム固有、例えば、ネ
ガ,ポジの別、磁気層の有無などの情報に基づいて前記
傷やゴミ検知の判定基準とする閾値を制御するようにし
た。さらに、最初の閾値を記憶しておく方法、モノクロ
フィルムについては別処理とする方法をも含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は傷補正画像処理方法
およびそのための装置に関し、より具体的には、赤外光
などの非可視光でフイルム上の傷やゴミを検知し、検知
した傷,ゴミを画像処理で補正する傷補正画像処理方法
およびこの方法を適用した傷補正画像処理装置に関する
ものである。
およびそのための装置に関し、より具体的には、赤外光
などの非可視光でフイルム上の傷やゴミを検知し、検知
した傷,ゴミを画像処理で補正する傷補正画像処理方法
およびこの方法を適用した傷補正画像処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ネガフィルム,ポジフィルム(リバーサ
ルフィルム)等の写真フィルム(以下、単にフィルムと
もいう)に撮影された画像の印画紙への焼き付けは、従
来は、フィルムの画像を印画紙に投影して印画紙を面露
光する、いわゆる直接露光(アナログ露光)が主流であ
ったが、近年では、デジタル露光を利用する焼付装置、
すなわちフィルムの画像を光電的に読み取り、読み取っ
た画像をデジタル信号に変換した後、種々の画像処理を
施して記録用の画像データとし、この画像データに応じ
て変調した記録光によって印画紙を走査露光して画像を
記録する、デジタルプリンタが実用化されている。
ルフィルム)等の写真フィルム(以下、単にフィルムと
もいう)に撮影された画像の印画紙への焼き付けは、従
来は、フィルムの画像を印画紙に投影して印画紙を面露
光する、いわゆる直接露光(アナログ露光)が主流であ
ったが、近年では、デジタル露光を利用する焼付装置、
すなわちフィルムの画像を光電的に読み取り、読み取っ
た画像をデジタル信号に変換した後、種々の画像処理を
施して記録用の画像データとし、この画像データに応じ
て変調した記録光によって印画紙を走査露光して画像を
記録する、デジタルプリンタが実用化されている。
【0003】デジタルプリンタでは、画像をデジタルの
画像データに変換して、画像データ処理によって焼き付
け時の露光条件を決定するので、逆光やストロボ撮影等
に起因する画像の飛びやツブレの補正,シャープネス
(鮮鋭化)処理,カラーあるいは濃度フェリアの補正等
を好適に行って、従来の直接露光では得られなかった高
品位なプリントを得ることが可能である。また、複数画
像の合成や画像分割さらには文字の合成等も、画像デー
タ処理によって行うことができ、用途に応じて自由に編
集/処理したプリントも出力可能である。
画像データに変換して、画像データ処理によって焼き付
け時の露光条件を決定するので、逆光やストロボ撮影等
に起因する画像の飛びやツブレの補正,シャープネス
(鮮鋭化)処理,カラーあるいは濃度フェリアの補正等
を好適に行って、従来の直接露光では得られなかった高
品位なプリントを得ることが可能である。また、複数画
像の合成や画像分割さらには文字の合成等も、画像デー
タ処理によって行うことができ、用途に応じて自由に編
集/処理したプリントも出力可能である。
【0004】このようなデジタルプリンタは、基本的
に、フィルムに記録された画像を光電的に読み取るスキ
ャナ(画像読取装置)と、このスキャナで読み取った画
像を画像処理して出力用の画像データ(露光条件)とす
る画像処理装置を有する画像入力装置と、この画像入力
装置から出力された画像データに応じて印画紙を走査露
光して画像(潜像)を記録するプリンタ、および、露光
済みの印画紙に現像処理を施してプリントとするプロセ
サを有する画像出力装置とから構成される。
に、フィルムに記録された画像を光電的に読み取るスキ
ャナ(画像読取装置)と、このスキャナで読み取った画
像を画像処理して出力用の画像データ(露光条件)とす
る画像処理装置を有する画像入力装置と、この画像入力
装置から出力された画像データに応じて印画紙を走査露
光して画像(潜像)を記録するプリンタ、および、露光
済みの印画紙に現像処理を施してプリントとするプロセ
サを有する画像出力装置とから構成される。
【0005】上述のスキャナでは、光源から出射された
読取光をフィルムに入射させ、フィルム上の画像を担持
する投影光を得て、この投影光を結像レンズによってC
CDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換する
ことにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像処
理を行った後、フィルムの画像データ(信号)として画
像処理装置に送る。画像処理装置は、スキャナによって
読み取られた画像データから画像処理条件を設定して、
設定した条件に応じた画像処理を施し、画像記録のため
の出力画像データとしてプリンタに送る。
読取光をフィルムに入射させ、フィルム上の画像を担持
する投影光を得て、この投影光を結像レンズによってC
CDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換する
ことにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像処
理を行った後、フィルムの画像データ(信号)として画
像処理装置に送る。画像処理装置は、スキャナによって
読み取られた画像データから画像処理条件を設定して、
設定した条件に応じた画像処理を施し、画像記録のため
の出力画像データとしてプリンタに送る。
【0006】プリンタでは、例えば、光ビーム走査露光
を利用する装置であれば、画像処理装置から送られた画
像データに応じて光ビームを変調して、この光ビームを
主走査方向に偏向するとともに、主走査方向と直交する
副走査方向に印画紙を搬送することにより、画像を担持
する光ビームによって印画紙を露光(焼き付け)して潜
像を形成し、この潜像を、プロセサにおいて現像処理を
施して顕像化し、フィルム上の画像を再生したプリント
とする。
を利用する装置であれば、画像処理装置から送られた画
像データに応じて光ビームを変調して、この光ビームを
主走査方向に偏向するとともに、主走査方向と直交する
副走査方向に印画紙を搬送することにより、画像を担持
する光ビームによって印画紙を露光(焼き付け)して潜
像を形成し、この潜像を、プロセサにおいて現像処理を
施して顕像化し、フィルム上の画像を再生したプリント
とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高品質の画
像が再生された高品位のプリントを得るためには、プリ
ントの原画となるフィルムが良好な状態にあることが不
可欠である。このフィルムは、撮影や現像,読み取り
(焼き付け)等のためにカメラ,スキャナ内等で搬送さ
れるが、この際に、フィルム面が支持部材などと摺接し
て、この結果、フィルムの表裏面に傷がついてしまう場
合がある。また、フィルムは、特に空気清浄等を行わな
い通常の環境で扱われることも多いため、その表裏面に
塵や埃等の異物が付着してしまうことも少なくない。
像が再生された高品位のプリントを得るためには、プリ
ントの原画となるフィルムが良好な状態にあることが不
可欠である。このフィルムは、撮影や現像,読み取り
(焼き付け)等のためにカメラ,スキャナ内等で搬送さ
れるが、この際に、フィルム面が支持部材などと摺接し
て、この結果、フィルムの表裏面に傷がついてしまう場
合がある。また、フィルムは、特に空気清浄等を行わな
い通常の環境で扱われることも多いため、その表裏面に
塵や埃等の異物が付着してしまうことも少なくない。
【0008】前述のように、スキャナにおけるフィルム
画像の読み取りは、フィルムに読取光を入射させて投影
光を得、これをCCDセンサ等で光電的に読み取ること
によって行われる。この際、フィルム面に異物が付着し
ていたり、フィルム面が損傷していると、読取光(投影
光)が遮光あるいは拡散されて光量が減少したり、ま
た、傷が深い場合には、逆に読取光の透過光量が増加し
て、CCDセンサ等に入射する投影光の光強度が、フィ
ルムに撮影された画像に対応する適正なものではなくな
ってしまう。
画像の読み取りは、フィルムに読取光を入射させて投影
光を得、これをCCDセンサ等で光電的に読み取ること
によって行われる。この際、フィルム面に異物が付着し
ていたり、フィルム面が損傷していると、読取光(投影
光)が遮光あるいは拡散されて光量が減少したり、ま
た、傷が深い場合には、逆に読取光の透過光量が増加し
て、CCDセンサ等に入射する投影光の光強度が、フィ
ルムに撮影された画像に対応する適正なものではなくな
ってしまう。
【0009】この結果として、得られた画像に、異物や
傷が影のように再生されたり、傷の周辺の画像がボケた
感じになってしまったりして、高品質な画像を得ること
ができなくなってしまう。このような問題に関しては、
種々の対策案が提案されてきた。例えば、登録特許第2
559970号に開示されている技術が挙げられる。
傷が影のように再生されたり、傷の周辺の画像がボケた
感じになってしまったりして、高品質な画像を得ること
ができなくなってしまう。このような問題に関しては、
種々の対策案が提案されてきた。例えば、登録特許第2
559970号に開示されている技術が挙げられる。
【0010】上記技術は、記憶媒体(フィルム)に記憶
された画像に対するフィルムの欠陥の影響を補正する方
法または装置において、フィルムに赤外線エネルギーお
よび可視光線エネルギーを当て、これによリ生ずる前記
欠陥に対応する赤外線エネルギー分布をフィルム上の位
置に対応付けて検出し、一方、可視光線エネルギー分布
をフィルム上の位置に対応付けて検出して、から取り出
した画像データに対する記憶媒体の影響を補償するため
に使用される、フィルム上の各位置について、検出され
た赤外線エネルギー分布強度が所定の閾値より大きい場
合、当該位置の可視光線エネルギー分布強度を当該位置
の赤外線エネルギー分布強度を打ち消すレベルまで増強
し、検出された赤外線エネルギー分布強度が所定の閾値
以下の場合、当該位置の可視光線エネルギー分布強度を
補間法により補正することにより、フィルムの欠陥の影
響を補正するというものである。
された画像に対するフィルムの欠陥の影響を補正する方
法または装置において、フィルムに赤外線エネルギーお
よび可視光線エネルギーを当て、これによリ生ずる前記
欠陥に対応する赤外線エネルギー分布をフィルム上の位
置に対応付けて検出し、一方、可視光線エネルギー分布
をフィルム上の位置に対応付けて検出して、から取り出
した画像データに対する記憶媒体の影響を補償するため
に使用される、フィルム上の各位置について、検出され
た赤外線エネルギー分布強度が所定の閾値より大きい場
合、当該位置の可視光線エネルギー分布強度を当該位置
の赤外線エネルギー分布強度を打ち消すレベルまで増強
し、検出された赤外線エネルギー分布強度が所定の閾値
以下の場合、当該位置の可視光線エネルギー分布強度を
補間法により補正することにより、フィルムの欠陥の影
響を補正するというものである。
【0011】本発明は、上記技術をさらに確実で使いや
すいものとするためになされたもので、より具体的に
は、非可視光でフイルムの傷やフイルム上のゴミを検知
し、検知した傷,ゴミを画像処理で補正する際に、当該
フィルム固有の情報に基づいて前記傷やゴミ検知の閾値
を制御するようにして、傷やゴミの検出を確実に行う一
方で、傷やゴミ以外のものを傷やゴミと誤検出すること
のない、傷補正画像処理方法およびこの方法を適用した
傷補正画像処理装置を提供することにある。
すいものとするためになされたもので、より具体的に
は、非可視光でフイルムの傷やフイルム上のゴミを検知
し、検知した傷,ゴミを画像処理で補正する際に、当該
フィルム固有の情報に基づいて前記傷やゴミ検知の閾値
を制御するようにして、傷やゴミの検出を確実に行う一
方で、傷やゴミ以外のものを傷やゴミと誤検出すること
のない、傷補正画像処理方法およびこの方法を適用した
傷補正画像処理装置を提供することにある。
【0012】本発明は、以下のような方法に適用するこ
とも可能である。すなわち、(1)赤外線エネルギー分
布強度が所定の閾値以下の場合には、当該位置の可視光
線エネルギー分布強度を周辺画素からの補間により補正
し、上記閾値以上の場合には、当該位置の可視光線エネ
ルギー分布強度を赤外線エネルギーの減衰分を打ち消す
ゲインを乗算することにより補正する方法に適用するこ
とが可能である。
とも可能である。すなわち、(1)赤外線エネルギー分
布強度が所定の閾値以下の場合には、当該位置の可視光
線エネルギー分布強度を周辺画素からの補間により補正
し、上記閾値以上の場合には、当該位置の可視光線エネ
ルギー分布強度を赤外線エネルギーの減衰分を打ち消す
ゲインを乗算することにより補正する方法に適用するこ
とが可能である。
【0013】また、(2)赤外線エネルギー分布強度が
所定の第1の閾値以下の場合には、当該位置の可視光線
エネルギー分布強度を周辺画素からの補間により補正
し、上記第1の閾値以上かつ第2の閾値以下の場合に
は、当該位置の可視光線エネルギー分布強度を赤外線エ
ネルギーの減衰分を打ち消すゲインを乗算することによ
り補正し、上記第2の閾値以上の場合には、補正しない
方法に適用することが可能である。
所定の第1の閾値以下の場合には、当該位置の可視光線
エネルギー分布強度を周辺画素からの補間により補正
し、上記第1の閾値以上かつ第2の閾値以下の場合に
は、当該位置の可視光線エネルギー分布強度を赤外線エ
ネルギーの減衰分を打ち消すゲインを乗算することによ
り補正し、上記第2の閾値以上の場合には、補正しない
方法に適用することが可能である。
【0014】以下に説明する本発明で示す閾値を制御す
るステップは、上述のような閾値に対しても適用可能で
あるが、以下の説明においては、説明を簡単にするた
め、赤外線エネルギー分布強度が所定の閾値以下の場合
には、当該位置の可視光線エネルギー分布強度を周辺画
素からの補間により補正する方法を例として、説明を行
うことにする。
るステップは、上述のような閾値に対しても適用可能で
あるが、以下の説明においては、説明を簡単にするた
め、赤外線エネルギー分布強度が所定の閾値以下の場合
には、当該位置の可視光線エネルギー分布強度を周辺画
素からの補間により補正する方法を例として、説明を行
うことにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る傷補正画像処理方法は、非可視光でフ
イルムの傷やフイルム上のゴミを検知し、検知した傷,
ゴミを画像処理により補正する傷補正画像処理方法であ
って、フィルム固有の情報に基づいて、前記傷やゴミの
検知を判別する際の閾値を制御するようにしたことを特
徴とする。
め、本発明に係る傷補正画像処理方法は、非可視光でフ
イルムの傷やフイルム上のゴミを検知し、検知した傷,
ゴミを画像処理により補正する傷補正画像処理方法であ
って、フィルム固有の情報に基づいて、前記傷やゴミの
検知を判別する際の閾値を制御するようにしたことを特
徴とする。
【0016】前記フィルム固有の情報としては、ネガフ
ィルム/ポジフィルムというフィルム種情報,磁気層有
り/無しという情報が好適に用い得る。また、前記フィ
ルム固有の情報としては、前記傷やゴミ検知に用いられ
る非可視光センサにおけるフィルム最高濃度に関連する
情報も好適に用い得る。この場合、フィルム最高濃度に
関連する情報は、当該フィルムに焼き込まれた所定部分
から得るようにすることが好ましい。
ィルム/ポジフィルムというフィルム種情報,磁気層有
り/無しという情報が好適に用い得る。また、前記フィ
ルム固有の情報としては、前記傷やゴミ検知に用いられ
る非可視光センサにおけるフィルム最高濃度に関連する
情報も好適に用い得る。この場合、フィルム最高濃度に
関連する情報は、当該フィルムに焼き込まれた所定部分
から得るようにすることが好ましい。
【0017】また、本発明に係る傷補正画像処理方法
は、上記処理に加えて、当該フィルムに関する第1の画
像読み取り時の前記非可視光による傷やゴミの検知結果
を記憶しておき、該記憶結果に基づいて前記第1の画像
読み取り以降に発生したフィルムの劣化を検知し、検知
したフィルムの劣化を画像処理で補正することを特徴と
する。
は、上記処理に加えて、当該フィルムに関する第1の画
像読み取り時の前記非可視光による傷やゴミの検知結果
を記憶しておき、該記憶結果に基づいて前記第1の画像
読み取り以降に発生したフィルムの劣化を検知し、検知
したフィルムの劣化を画像処理で補正することを特徴と
する。
【0018】また、本発明に係る傷補正画像処理方法
は、前記非可視光による傷やゴミ検知の結果、当該フィ
ルムが傷やゴミ検知不可能なフィルムであると判定され
た場合には、フィルム照明光の拡散度を上げて傷やゴミ
を目立たなくすることを特徴とする。
は、前記非可視光による傷やゴミ検知の結果、当該フィ
ルムが傷やゴミ検知不可能なフィルムであると判定され
た場合には、フィルム照明光の拡散度を上げて傷やゴミ
を目立たなくすることを特徴とする。
【0019】本発明は、上記方法を適用する傷補正画像
処理装置として具体化することが可能である。
処理装置として具体化することが可能である。
【0020】すなわち、本発明は、非可視光でフイルム
の傷やフイルム上のゴミを検知する手段と、該検知手段
により検知した傷,ゴミを画像処理で補正する手段とを
有する傷補正画像処理装置であって、フィルム固有の情
報を検知する手段と、該検知手段により検知したフィル
ム固有の情報に基づいて、前記傷やゴミの検知を判別す
る際の閾値を制御する処理手段とを有することを特徴と
する傷補正画像処理装置として具体化することができ
る。
の傷やフイルム上のゴミを検知する手段と、該検知手段
により検知した傷,ゴミを画像処理で補正する手段とを
有する傷補正画像処理装置であって、フィルム固有の情
報を検知する手段と、該検知手段により検知したフィル
ム固有の情報に基づいて、前記傷やゴミの検知を判別す
る際の閾値を制御する処理手段とを有することを特徴と
する傷補正画像処理装置として具体化することができ
る。
【0021】なお、本発明に係る傷補正画像処理装置に
おいては、前記フィルム固有の情報として、ネガフィル
ム/ポジフィルムというフィルム種情報,磁気層有り/
無しという情報が好適に用い得る。また、前記フィルム
固有の情報としては、前記傷やゴミ検知に用いられる非
可視光センサにおけるフィルム最高濃度に関連する情報
も好適に用い得る。この場合、フィルム最高濃度に関連
する情報は、当該フィルムに焼き込まれた所定部分から
得るようにしてもよい。
おいては、前記フィルム固有の情報として、ネガフィル
ム/ポジフィルムというフィルム種情報,磁気層有り/
無しという情報が好適に用い得る。また、前記フィルム
固有の情報としては、前記傷やゴミ検知に用いられる非
可視光センサにおけるフィルム最高濃度に関連する情報
も好適に用い得る。この場合、フィルム最高濃度に関連
する情報は、当該フィルムに焼き込まれた所定部分から
得るようにしてもよい。
【0022】また、本発明に係る傷補正画像処理装置に
おいては、前記各手段に加えて、当該フィルムに関する
第1の画像読み取り時の前記非可視光による傷やゴミの
検知結果を記憶する手段と、該記憶手段に記憶した結果
に基づいて前記第1の画像読み取り以降に発生したフィ
ルム劣化を検知し、検知したフィルム劣化を画像処理で
補正する処理手段を有するように構成してもよい。
おいては、前記各手段に加えて、当該フィルムに関する
第1の画像読み取り時の前記非可視光による傷やゴミの
検知結果を記憶する手段と、該記憶手段に記憶した結果
に基づいて前記第1の画像読み取り以降に発生したフィ
ルム劣化を検知し、検知したフィルム劣化を画像処理で
補正する処理手段を有するように構成してもよい。
【0023】さらに、本発明に係る傷補正画像処理装置
においては、前記各手段に加えて、前記非可視光による
傷やゴミ検知の結果、当該フィルムが傷やゴミ検知不可
能なフィルムであると判定された場合に、フィルム照明
光の拡散度を上げる制御手段を有するように構成しても
よい。
においては、前記各手段に加えて、前記非可視光による
傷やゴミ検知の結果、当該フィルムが傷やゴミ検知不可
能なフィルムであると判定された場合に、フィルム照明
光の拡散度を上げる制御手段を有するように構成しても
よい。
【0024】
【発明の作用】周知のように、フィルムにはその構造,
特性などに種々のタイプがあり、これらの多様なフィル
ムを扱う際には、各タイプのフィルムに適した取り扱い
をすることが必要である。例えば、カラーフィルムとモ
ノクロフィルム,ネガフィルムとポジフィルム,135
タイプのフィルムとAPSタイプのフィルムなどでは、
これらに、本発明に係る傷補正画像処理を適用する際
に、それぞれの特性を考慮して適用する必要がある。
特性などに種々のタイプがあり、これらの多様なフィル
ムを扱う際には、各タイプのフィルムに適した取り扱い
をすることが必要である。例えば、カラーフィルムとモ
ノクロフィルム,ネガフィルムとポジフィルム,135
タイプのフィルムとAPSタイプのフィルムなどでは、
これらに、本発明に係る傷補正画像処理を適用する際
に、それぞれの特性を考慮して適用する必要がある。
【0025】具体的には、各種タイプのフィルムに本発
明に係る傷補正画像処理を適用する際には、非可視光
(赤外光)によりフィルム上の傷、ゴミを検知する、す
なわち、非可視光によるフィルム読み取りの結果から、
対象とするフィルム上に傷、ゴミが存在するか否かを判
断する場合の基準となる閾値を、対象とするフィルムの
タイプ、つまりその特性に基づいて決定することが不可
欠である。
明に係る傷補正画像処理を適用する際には、非可視光
(赤外光)によりフィルム上の傷、ゴミを検知する、す
なわち、非可視光によるフィルム読み取りの結果から、
対象とするフィルム上に傷、ゴミが存在するか否かを判
断する場合の基準となる閾値を、対象とするフィルムの
タイプ、つまりその特性に基づいて決定することが不可
欠である。
【0026】例えば、前記登録特許第2559970号
明細書中の図5に示されているように、現在用いられて
いるネガフィルムとポジフィルムとでは、シアン色素の
長波側の吸収特性がかなり異なっているため、赤外線
(以下、IRという)センサの感度の波長依存性を考慮
すると、処理対象となるフィルムがネガフィルムの場合
とポジフィルムの場合とでは、上述の閾値を変えること
が好ましい。
明細書中の図5に示されているように、現在用いられて
いるネガフィルムとポジフィルムとでは、シアン色素の
長波側の吸収特性がかなり異なっているため、赤外線
(以下、IRという)センサの感度の波長依存性を考慮
すると、処理対象となるフィルムがネガフィルムの場合
とポジフィルムの場合とでは、上述の閾値を変えること
が好ましい。
【0027】すなわち、図4に示すように、IRセンサ
の感度の中心がネガフィルムとポジフィルムとのシアン
色素の長波側の吸収の間にある場合には、ネガフィルム
をIRでスキャンした場合に、シアン画像の情報を一緒
に読み込んでしまうことになるので、ネガフィルムを対
象とする場合には、ポジフィルムを対象とする場合に比
べて、上述の閾値を高めに設定することが好ましい。こ
れが、本発明に係る傷補正画像処理における閾値制御の
一例である。
の感度の中心がネガフィルムとポジフィルムとのシアン
色素の長波側の吸収の間にある場合には、ネガフィルム
をIRでスキャンした場合に、シアン画像の情報を一緒
に読み込んでしまうことになるので、ネガフィルムを対
象とする場合には、ポジフィルムを対象とする場合に比
べて、上述の閾値を高めに設定することが好ましい。こ
れが、本発明に係る傷補正画像処理における閾値制御の
一例である。
【0028】なお、実際には、各メーカーの間で使用し
ている色素が異なっており、また、フィルムのタイプに
よっても異なる可能性があるので、市場のネガフィル
ム,ポジフィルムのIR吸収特性などを詳細に調査・検
討して、上述の閾値の設定時に反映させることが好まし
い。
ている色素が異なっており、また、フィルムのタイプに
よっても異なる可能性があるので、市場のネガフィル
ム,ポジフィルムのIR吸収特性などを詳細に調査・検
討して、上述の閾値の設定時に反映させることが好まし
い。
【0029】上述の、ネガフィルムを対象とする場合に
おける閾値設定の際には、ネガフィルムの最高濃度(ま
たは、これに準ずる値)の情報を得ることが好ましい。
すなわち、IRセンサの出力中に含まれるシアン画像の
情報の大きさは、シアン画像の最高濃度に依存するもの
であることから、上述の閾値の決定に際して、シアン画
像の最高濃度に対応するネガフィルムの最高濃度の情報
を得ることが好ましいわけである。
おける閾値設定の際には、ネガフィルムの最高濃度(ま
たは、これに準ずる値)の情報を得ることが好ましい。
すなわち、IRセンサの出力中に含まれるシアン画像の
情報の大きさは、シアン画像の最高濃度に依存するもの
であることから、上述の閾値の決定に際して、シアン画
像の最高濃度に対応するネガフィルムの最高濃度の情報
を得ることが好ましいわけである。
【0030】上述のネガフィルムの最高濃度の情報は、
実際の画像をスキャンして求めてもよいが、例えば、図
5に示すように、フィルムストリップ50の先端部など
に、所定の大きさで、略一定の濃度が得られるようなグ
レイパッチ51,51,…を予め露光しておくという方
法を用いることにより、極めて安定した情報として得ら
れるようになる。グレイパッチ51の形成位置は、図に
示す位置に限定されるものではない。
実際の画像をスキャンして求めてもよいが、例えば、図
5に示すように、フィルムストリップ50の先端部など
に、所定の大きさで、略一定の濃度が得られるようなグ
レイパッチ51,51,…を予め露光しておくという方
法を用いることにより、極めて安定した情報として得ら
れるようになる。グレイパッチ51の形成位置は、図に
示す位置に限定されるものではない。
【0031】また、図5にも示すように、近年、磁気記
録層を備えたフィルム(いわゆる、APSタイプのフィ
ルム)も市場に出回っている。このような磁気記録層を
有するフィルムにおいては、磁気記録層の屈折率がフィ
ルムベースの屈折率とは異なるので、その影響を回避す
るため、磁気記録層を備えたフィルム(APSタイプの
フィルム)と磁気記録層を持たない一般のフィルムとで
は、前述の閾値を変えることが好ましい。
録層を備えたフィルム(いわゆる、APSタイプのフィ
ルム)も市場に出回っている。このような磁気記録層を
有するフィルムにおいては、磁気記録層の屈折率がフィ
ルムベースの屈折率とは異なるので、その影響を回避す
るため、磁気記録層を備えたフィルム(APSタイプの
フィルム)と磁気記録層を持たない一般のフィルムとで
は、前述の閾値を変えることが好ましい。
【0032】また、上述のAPSタイプフィルムの持つ
磁気記録層による記録機能を積極的に活用すれば、フィ
ルムのIR検査の結果を記憶させることができる。例え
ば、あるフィルムについて最初のプリント(同時プリン
ト)時に行ったIR検査の結果を記憶しておけば、再プ
リントの依頼があった時点で、再度IRセンサで読み取
ったデータを上記データと比較することにより、当該フ
ィルムに変化があったか否かを知ることができる。
磁気記録層による記録機能を積極的に活用すれば、フィ
ルムのIR検査の結果を記憶させることができる。例え
ば、あるフィルムについて最初のプリント(同時プリン
ト)時に行ったIR検査の結果を記憶しておけば、再プ
リントの依頼があった時点で、再度IRセンサで読み取
ったデータを上記データと比較することにより、当該フ
ィルムに変化があったか否かを知ることができる。
【0033】つまり、フィルムには、最初はゴミや傷が
無くても、何度もネガキャリアに出し入れするうちに傷
がつくとか、保存状態が悪い場合にゴミやシミがついた
りして劣化していくという問題がある。そこで、最初に
スキャンしたときの値、すなわち、第1スキャン時のI
Rセンサの最大濃度(または、これに準ずる値)を閾値
として記憶しておき、それ以降にスキャンした場合に
は、上記閾値を越えた場合に、ゴミ,傷があると判定す
るわけである。
無くても、何度もネガキャリアに出し入れするうちに傷
がつくとか、保存状態が悪い場合にゴミやシミがついた
りして劣化していくという問題がある。そこで、最初に
スキャンしたときの値、すなわち、第1スキャン時のI
Rセンサの最大濃度(または、これに準ずる値)を閾値
として記憶しておき、それ以降にスキャンした場合に
は、上記閾値を越えた場合に、ゴミ,傷があると判定す
るわけである。
【0034】通常、上記第1スキャン時としては同時プ
リントが該当するので、このときのデータを、図5中の
磁気トラック52に記録しておくようにする。再プリン
ト依頼があったときに、上記記憶データを読み出して、
両者間に差があれば、この差は同時プリントを行った後
にフィルムに発生した劣化であると判断して、これに対
する補正を行う。
リントが該当するので、このときのデータを、図5中の
磁気トラック52に記録しておくようにする。再プリン
ト依頼があったときに、上記記憶データを読み出して、
両者間に差があれば、この差は同時プリントを行った後
にフィルムに発生した劣化であると判断して、これに対
する補正を行う。
【0035】また、対象フィルムがモノクロ(いわゆ
る、白黒)フィルムである場合は、フィルム上の銀像が
IRを吸収することから、上述のような傷,ゴミの検出
は不可能である。従って、フィルム種として、モノクロ
フィルムであることを検知できるようにしておき、モノ
クロフィルムであることを検知した場合には、画像処理
による傷補正以外の、他の方法、例えば、フィルム照明
光の拡散度を上げて、傷やゴミを目立たなくするという
処理に移行することが好ましい。
る、白黒)フィルムである場合は、フィルム上の銀像が
IRを吸収することから、上述のような傷,ゴミの検出
は不可能である。従って、フィルム種として、モノクロ
フィルムであることを検知できるようにしておき、モノ
クロフィルムであることを検知した場合には、画像処理
による傷補正以外の、他の方法、例えば、フィルム照明
光の拡散度を上げて、傷やゴミを目立たなくするという
処理に移行することが好ましい。
【0036】図6に、その一例として、拡散度の異なる
拡散板を用意しておき、これを必要に応じて切り換える
例を示す。なお、拡散板を拡散度の大きなものに変更す
ると、照明光源の光量が大幅に低下するので、これを考
慮する必要がある。例えば、読み取り速度を落として、
ゆっくり読み取る必要がある。
拡散板を用意しておき、これを必要に応じて切り換える
例を示す。なお、拡散板を拡散度の大きなものに変更す
ると、照明光源の光量が大幅に低下するので、これを考
慮する必要がある。例えば、読み取り速度を落として、
ゆっくり読み取る必要がある。
【0037】なお、上述のような、IRによる傷,ゴミ
の検出が不可能なフィルムとしては、一般のモノクロフ
ィルムの他にも、例えば、ドライ熱現像方式と呼ばれ
る、脱銀プロセスを省いた系(この系では、色素像に対
して約20%程度の銀像が存在する)があり、このよう
な系に対しても、上述の処理が有効である。
の検出が不可能なフィルムとしては、一般のモノクロフ
ィルムの他にも、例えば、ドライ熱現像方式と呼ばれ
る、脱銀プロセスを省いた系(この系では、色素像に対
して約20%程度の銀像が存在する)があり、このよう
な系に対しても、上述の処理が有効である。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に示す好適実施
例に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
例に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0039】図1は、本発明の第1の実施例に係る傷補
正画像処理装置の概念を示すブロック図である。図1に
示す傷補正画像処理装置10は、フィルム原稿を光電的
に読み取るフィルムスキャナ11と、このフィルムスキ
ャナ11で読み取った画像に必要な画像処理を施す画像
処理部12と、この画像処理部12で処理した画像デー
タ(露光条件)に応じて印画紙(感光材料)を走査露光
するプリンタ21と露光済みの印画紙に現像処理を施す
プロセサ22からなる画像出力装置13から構成されて
いる。なお、画像処理部12には、検定用のCRTモニ
タ12a,キーボード12bが接続されている。
正画像処理装置の概念を示すブロック図である。図1に
示す傷補正画像処理装置10は、フィルム原稿を光電的
に読み取るフィルムスキャナ11と、このフィルムスキ
ャナ11で読み取った画像に必要な画像処理を施す画像
処理部12と、この画像処理部12で処理した画像デー
タ(露光条件)に応じて印画紙(感光材料)を走査露光
するプリンタ21と露光済みの印画紙に現像処理を施す
プロセサ22からなる画像出力装置13から構成されて
いる。なお、画像処理部12には、検定用のCRTモニ
タ12a,キーボード12bが接続されている。
【0040】画像処理部12は、後に詳述するように、
原稿種,フィルムの磁気情報,DXコード等の情報に基
づいて、傷,ゴミか否かを判定する際に用いる閾値を設
定したり、検知された傷,ゴミの修正可/不可を判別し
たりする機能を有する処理部分である。
原稿種,フィルムの磁気情報,DXコード等の情報に基
づいて、傷,ゴミか否かを判定する際に用いる閾値を設
定したり、検知された傷,ゴミの修正可/不可を判別し
たりする機能を有する処理部分である。
【0041】図2に、上述のフィルムスキャナ(以下、
単にスキャナという)11の詳細な構成例を示す。図2
中、111は光源ランプ、112は絞り、113はミラ
ーボックス,114は拡散板、115は読取対象となる
フィルム、116は撮像レンズ、117はダイクロイッ
クプリズム、118はRGB3ラインCCD、119は
IR(赤外線)用1ラインCCDを示している。また、
120aはアンプ、120bはA/D(アナログ/デジ
タル)変換器を示している。
単にスキャナという)11の詳細な構成例を示す。図2
中、111は光源ランプ、112は絞り、113はミラ
ーボックス,114は拡散板、115は読取対象となる
フィルム、116は撮像レンズ、117はダイクロイッ
クプリズム、118はRGB3ラインCCD、119は
IR(赤外線)用1ラインCCDを示している。また、
120aはアンプ、120bはA/D(アナログ/デジ
タル)変換器を示している。
【0042】図2に示すように、RGB3ラインCCD
118からは、RGBの画像情報が読み取られてデジタ
ルデータとして次段(画像処理部12)に送り出され、
また、IR用1ラインCCD119からは、赤外線によ
り検知されたゴミ傷情報が次段(画像処理部12)に送
り出される。また、図示されてはいないが、スキャナ1
1には、処理対象となるフィルムの種類(ネガフィルム
/ポジフィルム,磁気層あり/無し,カラー/モノクロ
の別等)を読み取る検知手段、あるいは、フィルムの種
類を指示する指示手段が備えられている。
118からは、RGBの画像情報が読み取られてデジタ
ルデータとして次段(画像処理部12)に送り出され、
また、IR用1ラインCCD119からは、赤外線によ
り検知されたゴミ傷情報が次段(画像処理部12)に送
り出される。また、図示されてはいないが、スキャナ1
1には、処理対象となるフィルムの種類(ネガフィルム
/ポジフィルム,磁気層あり/無し,カラー/モノクロ
の別等)を読み取る検知手段、あるいは、フィルムの種
類を指示する指示手段が備えられている。
【0043】図3に、上述の画像処理部12の詳細な構
成例を、その動作とともに示す。図3中、121は閾値
設定,ゴミ傷修正可/不可判別部、122はゴミ傷検知
部、123はゴミ傷補正部、124は拡大縮小部、12
5は色変換処理部、126はシャープネス処理部を、そ
れぞれ示している。なお、後に詳述するように、閾値設
定,ゴミ傷修正可/不可判別部121における判別結果
に応じて、処理が振り分けられる。
成例を、その動作とともに示す。図3中、121は閾値
設定,ゴミ傷修正可/不可判別部、122はゴミ傷検知
部、123はゴミ傷補正部、124は拡大縮小部、12
5は色変換処理部、126はシャープネス処理部を、そ
れぞれ示している。なお、後に詳述するように、閾値設
定,ゴミ傷修正可/不可判別部121における判別結果
に応じて、処理が振り分けられる。
【0044】以下上述のように構成された、本実施例に
係る傷補正画像処理装置10の動作について説明する。
処理対象となるフィルムがスキャナ11にセットされる
と、スキャナ11においてまず、フィルムの種類が検知
あるいは指示される。ここでは、フィルムが、135サ
イズ(磁気層がない、APSでない)、カラーネガフィ
ルムであると、認識されたものとする。
係る傷補正画像処理装置10の動作について説明する。
処理対象となるフィルムがスキャナ11にセットされる
と、スキャナ11においてまず、フィルムの種類が検知
あるいは指示される。ここでは、フィルムが、135サ
イズ(磁気層がない、APSでない)、カラーネガフィ
ルムであると、認識されたものとする。
【0045】スキャナ11は、次いで、RGBおよびI
R光によるフィルムの読み取りを行う。この結果、図2
に示すような、R,G,B3色の画像データ(以下、R
GB画像情報という)、および、IR光による傷,ゴミ
検知結果(以下、ゴミ傷情報という)が得られる。これ
らのデータは、次段の画像処理部12に送られる。
R光によるフィルムの読み取りを行う。この結果、図2
に示すような、R,G,B3色の画像データ(以下、R
GB画像情報という)、および、IR光による傷,ゴミ
検知結果(以下、ゴミ傷情報という)が得られる。これ
らのデータは、次段の画像処理部12に送られる。
【0046】画像処理部12では、スキャナ11から送
られた上述のデータを基に、上述の処理対象フィルム
が、ゴミ傷修正可の場合には、画像処理による傷,ゴミ
補正を行う方向に進む。なお、前述のように、処理対象
フィルムがモノクロフィルムであって、ゴミ傷修正不可
の場合には、照明光の拡散度を上げて対処する方向に進
むことになる。ここでは、以下、画像処理による傷,ゴ
ミ補正を行う方向で説明を続ける。
られた上述のデータを基に、上述の処理対象フィルム
が、ゴミ傷修正可の場合には、画像処理による傷,ゴミ
補正を行う方向に進む。なお、前述のように、処理対象
フィルムがモノクロフィルムであって、ゴミ傷修正不可
の場合には、照明光の拡散度を上げて対処する方向に進
むことになる。ここでは、以下、画像処理による傷,ゴ
ミ補正を行う方向で説明を続ける。
【0047】具体的には、閾値設定・ゴミ傷修正可/不
可判別部121において、スキャナ11から送られた上
述のデータ(ゴミ傷情報)に基づいて、閾値を設定す
る。この閾値の設定に際しては、前述のように、処理対
象フィルムの先端部に配置されているグレイパッチ51
(図5参照)の最大濃度に基づいて決定する方法、ある
いは、対象フィルムがネガフィルムであることによる補
正係数を導入する方法などを用いることができる。
可判別部121において、スキャナ11から送られた上
述のデータ(ゴミ傷情報)に基づいて、閾値を設定す
る。この閾値の設定に際しては、前述のように、処理対
象フィルムの先端部に配置されているグレイパッチ51
(図5参照)の最大濃度に基づいて決定する方法、ある
いは、対象フィルムがネガフィルムであることによる補
正係数を導入する方法などを用いることができる。
【0048】次に、ゴミ傷検知部122において、上で
設定された閾値を基にして、これとの比較により、上述
のデータ(ゴミ傷情報)から対象フィルム上のゴミ,傷
の有無をチェックする。つまり、対象フィルムのゴミ傷
情報の中に、上で設定された閾値より小さな値を示す部
分があれば、これをゴミまたは傷と判定して、次段のゴ
ミ傷補正部123における補正の対象とする。
設定された閾値を基にして、これとの比較により、上述
のデータ(ゴミ傷情報)から対象フィルム上のゴミ,傷
の有無をチェックする。つまり、対象フィルムのゴミ傷
情報の中に、上で設定された閾値より小さな値を示す部
分があれば、これをゴミまたは傷と判定して、次段のゴ
ミ傷補正部123における補正の対象とする。
【0049】次に、ゴミ傷補正部123においては、ゴ
ミ傷検知部122における判定でゴミまたは傷と判定さ
れた部分に該当する、前記RGB画像情報について、画
像処理によるゴミ傷の補正処理を行う。具体的には、例
えば、周辺画素の値を用いた補間処理のような方法で、
ゴミ,傷に該当する画素を補間する。もちろん、この補
正処理の方法としては、他の種々の方法を用いても構わ
ない。
ミ傷検知部122における判定でゴミまたは傷と判定さ
れた部分に該当する、前記RGB画像情報について、画
像処理によるゴミ傷の補正処理を行う。具体的には、例
えば、周辺画素の値を用いた補間処理のような方法で、
ゴミ,傷に該当する画素を補間する。もちろん、この補
正処理の方法としては、他の種々の方法を用いても構わ
ない。
【0050】上記実施例によれば、非可視光でフイルム
の傷やフイルム上のゴミを検知し、検知した傷,ゴミを
画像処理で補正する際に、当該フィルム固有の情報に基
づいて前記傷やゴミ検知の閾値を制御するようにしたこ
とにより、傷やゴミの検出を確実に行う一方で、傷やゴ
ミ以外のものを傷やゴミと誤検出することのない、傷補
正画像処理装置を実現することができる。
の傷やフイルム上のゴミを検知し、検知した傷,ゴミを
画像処理で補正する際に、当該フィルム固有の情報に基
づいて前記傷やゴミ検知の閾値を制御するようにしたこ
とにより、傷やゴミの検出を確実に行う一方で、傷やゴ
ミ以外のものを傷やゴミと誤検出することのない、傷補
正画像処理装置を実現することができる。
【0051】図7は、本発明の第2の実施例に係る傷補
正画像処理装置に用いるスキャナの概略構成を示すブロ
ック図である。図1に示した実施例に係る傷補正画像処
理装置10に用いたスキャナ11との相違点は、図1に
示した実施例に係る傷補正画像処理装置10に用いたス
キャナ11が、光をダイクロイックプリズムを用いてい
わば空間的に分割しているのに対して、本実施例に係る
傷補正画像処理装置におけるスキャナ71は、照明光源
111からの光を、時分割でセンサに読み込むように構
成したものであり、時分割用の色分解フィルタターレッ
ト711(図8参照)を備えており、また、センサとし
て、エリアCCD712を備えているものである。
正画像処理装置に用いるスキャナの概略構成を示すブロ
ック図である。図1に示した実施例に係る傷補正画像処
理装置10に用いたスキャナ11との相違点は、図1に
示した実施例に係る傷補正画像処理装置10に用いたス
キャナ11が、光をダイクロイックプリズムを用いてい
わば空間的に分割しているのに対して、本実施例に係る
傷補正画像処理装置におけるスキャナ71は、照明光源
111からの光を、時分割でセンサに読み込むように構
成したものであり、時分割用の色分解フィルタターレッ
ト711(図8参照)を備えており、また、センサとし
て、エリアCCD712を備えているものである。
【0052】他の構成要素、すなわち、スキャナ71で
読み取った画像に必要な画像処理を施す画像処理部1
2,この画像処理部12で処理した画像データ(露光条
件)に応じて印画紙(感光材料)を走査露光するプリン
タ21と露光済みの印画紙に現像処理を施すプロセサ2
2からなる画像出力装置13,画像処理部12に接続さ
れている検定用のCRTモニタ12a,キーボード12
b等は、前述の実施例と同様のものである。
読み取った画像に必要な画像処理を施す画像処理部1
2,この画像処理部12で処理した画像データ(露光条
件)に応じて印画紙(感光材料)を走査露光するプリン
タ21と露光済みの印画紙に現像処理を施すプロセサ2
2からなる画像出力装置13,画像処理部12に接続さ
れている検定用のCRTモニタ12a,キーボード12
b等は、前述の実施例と同様のものである。
【0053】本実施例に係る傷補正画像処理装置におい
ては、対象フィルムからのデータ取得の方式が異なる
が、以後の処理に関しては先に説明した実施例と同様で
あるので、ここでは詳細な動作説明は省略する。効果に
関しても、先に説明した実施例と同様である。
ては、対象フィルムからのデータ取得の方式が異なる
が、以後の処理に関しては先に説明した実施例と同様で
あるので、ここでは詳細な動作説明は省略する。効果に
関しても、先に説明した実施例と同様である。
【0054】なお、上記各実施例はいずれも本発明の一
例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべ
きものではないことはいうまでもない。
例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべ
きものではないことはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、非可視光でフィルムの傷やフィルム上のゴミを
検知し、検知した傷,ゴミを画像処理で補正する際に、
当該フィルム固有の情報に基づいて前記傷やゴミの検知
を判別する閾値を制御するようにして、前記傷やゴミの
検出を確実に行う一方で、傷やゴミ以外のものを傷やゴ
ミと誤検出することのない、傷補正画像処理方法および
この方法を適用した傷補正画像処理装置を実現すること
が可能である。
よれば、非可視光でフィルムの傷やフィルム上のゴミを
検知し、検知した傷,ゴミを画像処理で補正する際に、
当該フィルム固有の情報に基づいて前記傷やゴミの検知
を判別する閾値を制御するようにして、前記傷やゴミの
検出を確実に行う一方で、傷やゴミ以外のものを傷やゴ
ミと誤検出することのない、傷補正画像処理方法および
この方法を適用した傷補正画像処理装置を実現すること
が可能である。
【図1】 本発明の第1の実施例に係る傷補正画像処理
装置の概念を示すブロック図である。
装置の概念を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した傷補正画像処理装置中のフィル
ムスキャナ11の構成例を示す図である。
ムスキャナ11の構成例を示す図である。
【図3】 図1に示した傷補正画像処理装置中の画像処
理部12の構成例をその動作とともに示す図である。
理部12の構成例をその動作とともに示す図である。
【図4】 ネガフィルムとポジフィルムにおけるシアン
色素の長波側の吸収の違いを示す図である。
色素の長波側の吸収の違いを示す図である。
【図5】 APSタイプのフィルムにグレイパッチを形
成した状況を示す図である。
成した状況を示す図である。
【図6】 拡散度の異なる拡散板を用いてゴミ,傷に対
処する際に有効な構成を示す図である。
処する際に有効な構成を示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施例に係る傷補正画像処理
装置に用いるスキャナの概略構成を示す図である。
装置に用いるスキャナの概略構成を示す図である。
【図8】 図7に示した実施例に用いるフィルタターレ
ットの構成を示す図である。
ットの構成を示す図である。
10 傷補正画像処理装置 11 フィルムスキャナ 111 光源ランプ 112 絞り 113 ミラーボックス 114 拡散板 115 読み取り対象のフィルム 116 撮像レンズ 117 ダイクロイックプリズム 118 RGB3ラインCCD 119 IR用1ラインCCD 120a アンプ 120b A/D変換器 12 画像処理部 121 閾値設定,ゴミ傷修正可/不可判別部 122 ゴミ傷検知部 123 ゴミ傷補正部 124 拡大縮小部 125 色変換処理部 126 シャープネス処理部 13 画像出力装置 50 フィルムストリップ 51 グレイパッチ 52 磁気トラック 71 フィルムスキャナ 711 フィルタターレット 712 エリアCCD
Claims (14)
- 【請求項1】非可視光でフイルムの傷やフイルム上のゴ
ミを検知し、検知した傷,ゴミを画像処理で補正する傷
補正画像処理方法であって、 フィルム固有の情報に基づいて、前記傷やゴミの検知を
判別する際の閾値を制御する処理ステップを有すること
を特徴とする傷補正画像処理方法。 - 【請求項2】前記フィルム固有の情報は、ネガフィルム
/ポジフィルムというフィルム種情報である請求項1に
記載の傷補正画像処理方法。 - 【請求項3】前記フィルム固有の情報は、磁気層有り/
無しという情報である請求項1に記載の傷補正画像処理
方法。 - 【請求項4】前記フィルム固有の情報は、前記傷やゴミ
検知に用いられる非可視光センサにおけるフィルム最高
濃度に関連する情報である請求項1に記載の傷補正画像
処理方法。 - 【請求項5】前記フィルム最高濃度に関連する情報を、
当該フィルムに焼き込まれた所定部分から得る請求項4
に記載の傷補正画像処理方法。 - 【請求項6】前記処理ステップに加えて、当該フィルム
に関する第1の画像読み取り時の前記非可視光による傷
やゴミの検知結果を記憶しておき、該記憶結果に基づい
て前記第1の画像読み取り以降に発生したフィルム劣化
を検知し、検知したフィルム劣化を画像処理で補正する
処理ステップを有する、請求項1〜5のいずれかに記載
の傷補正画像処理方法。 - 【請求項7】前記処理ステップに加えて、前記非可視光
による傷やゴミ検知の結果、当該フィルムが傷やゴミ検
知不可能なフィルムであると判定された場合には、フィ
ルム照明光の拡散度を上げる処理ステップを有する、請
求項1に記載の傷補正画像処理方法。 - 【請求項8】非可視光でフイルムの傷やフイルム上のゴ
ミを検知する手段と、該検知手段により検知した傷,ゴ
ミを画像処理で補正する手段とを有する傷補正画像処理
装置であって、 フィルム固有の情報を検知する手段と、該検知手段によ
り検知したフィルム固有の情報に基づいて、前記傷やゴ
ミの検知を判別する際の閾値を制御する処理手段とを有
することを特徴とする傷補正画像処理装置。 - 【請求項9】前記フィルム固有の情報は、ネガフィルム
/ポジフィルムというフィルム種情報である請求項8に
記載の傷補正画像処理装置。 - 【請求項10】前記フィルム固有の情報は、磁気層有り
/無しという情報である請求項8に記載の傷補正画像処
理装置。 - 【請求項11】前記フィルム固有の情報は、前記傷やゴ
ミ検知に用いられる非可視光センサにおけるフィルム最
高濃度に関連する情報である請求項8に記載の傷補正画
像処理装置。 - 【請求項12】前記各手段に加えて、前記フィルム最高
濃度に関連する情報を、当該フィルムに焼き込まれた所
定部分から得る手段を有する請求項11に記載の傷補正
画像処理装置。 - 【請求項13】前記各手段に加えて、当該フィルムに関
する第1の画像読み取り時の前記非可視光による傷やゴ
ミの検知結果を記憶する手段と、該記憶手段に記憶した
結果に基づいて前記第1の画像読み取り以降に発生した
フィルム劣化を検知し、検知したフィルム劣化を画像処
理で補正する処理手段を有する、請求項8〜12のいず
れかに記載の傷補正画像処理装置。 - 【請求項14】前記各手段に加えて、前記非可視光によ
る傷やゴミ検知の結果、当該フィルムが傷やゴミ検知不
可能なフィルムであると判定された場合に、フィルム照
明光の拡散度を上げるように制御する手段を有する、請
求項8に記載の傷補正画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146327A JP2000341473A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 傷補正画像処理方法およびそのための装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146327A JP2000341473A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 傷補正画像処理方法およびそのための装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000341473A true JP2000341473A (ja) | 2000-12-08 |
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ID=15405180
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---|---|---|---|
JP11146327A Withdrawn JP2000341473A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 傷補正画像処理方法およびそのための装置 |
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JP (1) | JP2000341473A (ja) |
Cited By (6)
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